(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1記載の真空バルブにおいて、一またはそれぞれの前記バルブプレート(10)(11)が、少なくとも2つの連結装置によって前記支持機構(9)に対して連結され、これにより前記受容部材(46’)が、前記導入位置と前記停止位置との間で回動軸線(80)の回りに回動可能であり、前記回動軸線(80)が相互に平行に配置されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項1または2記載の真空バルブにおいて、前記連結装置が、前記少なくとも1つのバルブプレート(10)(11)の長手方向について相互に離間して配置されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の真空バルブにおいて、一またはそれぞれの前記バルブプレート(10)(11)が、少なくとも3つの前記連結装置によって前記支持機構(9)に対して接続されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項4記載の真空バルブにおいて、前記少なくとも1つのバルブプレート(10)(11)の長手方向に関して両外側に配置されている前記連結装置の前記受容部材(46’)が、前記導入位置と前記停止位置との間で前記回動軸線(80)の回りに回動可能であることを特徴とする真空バルブ。
請求項6記載の真空バルブにおいて、前記支持機構(9)が、前記少なくとも1つのバルブプレート(10)(11)を前記中間位置および前記閉位置の間で変位させる駆動要素(22)を備え、
前記駆動要素(22)が、少なくとも1つのシリンダ空間(25)(26)を有するシリンダ(24)と、前記シリンダ空間(25)(26)に配置され、少なくとも1本のピストンロッド(34)(35)を有する少なくとも1つのピストン(27)(28)と、を備え、前記ピストンロッド(34)(35)が前記連結装置のうちの1つにより一またはそれぞれの前記バルブプレート(10)(11)に対して連結されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の真空バルブにおいて、前記バルブハウジング(1)が、平行な軸線(4)(5)を有し、かつ、それぞれが第1バルブシート(6)および第2バルブシート(7)のそれぞれにより囲まれている第1バルブ開口部(2)および第2バルブ開口部(3)を備え、
第1バルブプレート(10)および第2バルブプレート(11)が、前記支持機構(9)により支持され、
前記第1バルブプレート(10)および前記第2バルブプレート(11)のそれぞれが、前記第1バルブ開口部(2)および前記第2バルブ開口部(3)のそれぞれを開放する開位置と、前記第1バルブシート(6)および前記第2バルブシート(7)のそれぞれに当接する閉位置との間で変位可能であり、かつ、少なくとも2つの前記連結装置によって前記支持機構(9)に対して連結されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項7または8記載の真空バルブにおいて、前記支持機構(9)が、駆動要素(22)のシリンダ(24)に対して前記支持機構(9)を固定する少なくとも第1支持ロッド(19)および第2支持ロッド(20)を備え、前記駆動要素(22)の前記ピストンロッド(34)(35)の近傍で対向する側に配置されている前記第1支持ロッド(19)および第2支持ロッド(20)の間に配置されている空間に、前記シリンダ(24)が懸架されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項9記載の真空バルブにおいて、前記第1支持ロッド(19)および前記第2支持ロッド(20)が、前記第1バルブ開口部(2)の軸線(4)および前記第2バルブ開口部(3)の軸線(5)に対して垂直に延在していることを特徴とする真空バルブ。
請求項9または10記載の真空バルブにおいて、前記支持機構(9)が駆動用の少なくとも1つのバルブロッド(12)に取り付けられ、前記第1バルブプレート(10)および前記第2バルブプレート(11)がバルブロッド駆動装置(13)により前記バルブロッド(12)の縦軸線方向に変位可能であることを特徴とする真空バルブ。
請求項11記載の真空バルブにおいて、前記第1支持ロッド(19)および前記第2支持ロッド(20)が前記少なくとも1つのバルブロッド(12)の長手方向に対して垂直に延在していることを特徴とする真空バルブ。
請求項7〜12のうちのいずれか1つに記載の真空バルブにおいて、前記連結装置による前記バルブプレート(10)(11)に対して前記ピストンロッド(34)(35)を連結するため、それぞれの前記連結装置の前記連結部材(45)がそれぞれの前記ピストンロッド(34)(35)に対して固定されまたは一体に形成され、かつ、それぞれの前記連結装置に付属する前記受容部材(46)(46’)がそれぞれの前記バルブプレート(10)(11)に対して取り付けられまたは一体的に形成されていることを特徴とする真空バルブ。
請求項6〜13のうちのいずれか1つに記載の真空バルブにおいて、前記支持機構(9)が少なくとも1つの案内要素(23)を備え、前記案内要素(23)がハウジング(65)に対して可動であり、かつ、前記バルブプレートに対して連結されている少なくとも1つの案内ロッド(73)を備え、
前記案内要素(23)が、前記ハウジング(65)と、前記少なくとも1つのバルブ開口部(2)(3)の前記軸線(4)(5)について対向する側において柔軟性の膜部材(67)(68)と、により画定され、前記少なくとも1つの案内ロッド(73)が変位可能に配置され、かつ、連絡通路(78)を通じて大気に対して連通している又は真空吸引される密封空間(66)を有することを特徴とする真空バルブ。
請求項14記載の真空バルブにおいて、前記ハウジング(65)が前記第1支持ロッド(19)および前記第2支持ロッド(20)に対して固定され、かつ、前記第1支持ロッド(19)および前記第2支持ロッド(20)の間に存在する中間空間(21)に懸架されていることを特徴とする真空バルブ。
【背景技術】
【0002】
閉状態においてバルブハウジングの第1バルブ開口部および第2バルブ開口部を閉塞する第1バルブプレートおよび第2バルブプレートを有する真空バルブが知られている(特許文献1〜3参照)。当該真空バルブによれば、バルブプレートを支持する支持機構が、縦軸線方向に変位可能な少なくとも1つのバルブロッドに取り付けられている。バルブロッドが変位することにより、バルブプレートがそれぞれのバルブ開口部を開放する開位置と、それぞれのバルブ開口部を覆う一方でバルブシートから離れている中間位置との間で動かされる。平板状または立方体状の支持機構がピストンシリンダ機構に統合され、そのピストンロッドにバルブプレートが取り付けられている。ピストンシリンダ機構により、バルブプレートが中間位置と、それぞれのバルブ開口部を閉塞する閉位置との間で動かされる。
【0003】
単一のバルブプレートが支持機構により支持されている構成の真空バルブが知られている(特許文献4参照)。立方体状の支持機構にバルブプレート用の駆動要素としてピストンシリンダ機構が統合され、そのピストンロッドにバルブプレートに取り付けられている。支持機構は、縦軸線方向に変位可能なバルブロッドに取り付けられている。同様の真空バルブは技術常識として知られている。当該構成によれば、バルブプレート用の駆動要素がピストンシリンダ機構に設けられ、板状の支持機構の外部に対して固定されている。当該ピストンシリンダ機構のピストンロッドには端部において拡大されたヘッドが形成されている。ピストンロッドの当該ヘッドは、その下部にバルブプレートを設けるための溝部が設けられている。各溝部がバルブプレートの表面において画定する周縁部は、ピストンロッドのヘッド部分に隣接するネック部分において各ピストンロッドを案内するための受容スリットを構成する。溝部のヘッド部分を保護するため、バルブプレートを通じてピストンロッドに螺着される固定用ボルトが用いられる。同様の方法によりバルブプレートが支持機構の駆動要素に対して連結される(特許文献2参照)。
【0004】
バルブプレートおよびこれに対向する当接プレートが支持機構により支持され、ピストンシリンダ機構によって支持機構に対して変位可能に構成されている真空バルブが提案されている(特許文献5および6参照)。閉状態において、バルブプレートをバルブシートに押しつけるため、当接プレートがバルブプレートに当接する。
【0005】
第1および第2バルブプレートが反対側に取り付けられている支持機構が、第1バルブプレートまたは第2バルブプレートをバルブシートに押しつけるために押圧ロッドによって動かされるように構成されている真空バルブが知られている(特許文献7参照)。バルブハウジングに配置されているピストンシリンダ機構により押圧ロッドが動かされる。
【0006】
第1および第2バルブプレートが動かないように支持機構に固定されている真空バルブが提案されている(特許文献8参照)。バルブシートのうちの1つにバルブプレートのそれぞれを交互に押し付けるため、支持機構がバルブロッドによって順番に駆動される。
バルブプレートは案内要素により支持機構に押しつけられ、これにより各バルブプレートの下部溝部に支持機構の突出部分が挿入される。
【0007】
そのほかにも本発明に関連する真空バルブが提案されている(特許文献9〜11参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、少なくとも1つのバルブプレートの取り外しの簡易化を図りうる真空バルブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、軸線を有し、かつ、バルブシートによって囲まれている少なくとも1つのバルブ開口部を有するバルブハウジングと、前記バルブ開口部を開放する開位置と、前記バルブシートに当接する閉位置との間で変位可能な少なくとも1つのバルブプレートと、前記少なくとも1つのバルブプレートを支持する支持機構と、を備えている真空バルブに関する。
【0011】
本発明の真空バルブは、前記少なくとも1つのバルブプレートが少なくとも2つの連結装置により連結され、前記2つの連結装置のそれぞれがネック部分と、前記ネック部分から突出している拡張されたヘッド部分と、受容部材とを有する連結部材を備え、前記受容部材には、前記連結部材の前記ネック部分が、前記連結部材の終端位置まで案内されるところの受容スリットであって、少なくとも前記連結部材が終端位置に存在する領域で、スリット幅方向について前記連結部材の前記ヘッド部分の直径よりも小さいスリット幅を有する受容スリットが形成され、前記連結部材が、受容スリットから外れることを防止するため、前記連結装置の少なくとも1つの受容部材が、所属する前記連結部材が前記ネック部分とともに前記受容スリットにおいて終端位置まで案内可能な導入位置から停止位置まで回動軸線の回りに回動可能に構成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の真空バルブによれば、一のまたはそれぞれのバルブプレートを支持機構に連結するため、それぞれが連結部材と受容部材とを備えている少なくとも2つの連結装置が設けられている。連結部材は、ネック部分と、ネック部分に対して突出している拡大されたヘッド部分とを有する。それぞれの受容部材には、連結部材のネック部分が案内される受容スリットが形成されている。受容スリットのスリット幅は、少なくとも連結部材が終端位置となる領域において、好ましくは受容スリットの延在領域の全部において、当該スリット幅方向についてヘッド部分の直径よりも小さい。このため、終端位置における連結部材が、受容スリットの延在方向に対して直角の方向に、受容スリットから外れることが防止される。受容スリットに終端位置まで案内された連結部材が当該受容スリットから外れることができなくなるように、少なくとも1つの受容部材が導入位置と停止位置との間で回動可能とされている。導入位置において、該当する連結部材のネック部分が、受容スリットにおいて連結部材の終端位置まで案内されうる。連結部材の終端位置では、受容部材は停止位置まで、好ましくは90°回動される。
【0013】
一またはそれぞれのバルブプレートを支持機構に対して連結させる、少なくとも2つの連結装置の受容部材が、導入位置と停止位置との間で回動軸線の回りに回動することができ、当該回動軸線は相互に平行に配置されている。
【0014】
受容スリットの延在方向に沿った導入方向について、受容スリットにおいて連結部材が延在する位置から連結部材の終端位置まで各連結部材が受容スリットに案内される。導入方向について各受容部材が各受容スリットの開放端部を通じて受容スリットに案内される。
各受容スリットが、該当する連結部材のヘッド部分が受容スリットの延在方向に対して垂直に案内され、受容スリットの延在方向(すなわち導入方向)について終端位置まで変位を可能にするような幅広領域を有していてもよい。
【0015】
回動可能な少なくとも1つの受容部材の回動軸線は、導入方向に対して垂直であり、かつ、一またはそれぞれのバルブプレートが存在する平面に対して垂直に配置されている。
【0016】
少なくとも1つのバルブプレートと支持機構とが前記のように連結されることにより、支持機構に対する簡易かつ確実な取り付けが可能になる。バルブプレートは簡易に修理点検される、すなわち、支持機構から簡易な方法で取り外される。
【0017】
少なくとも1つのバルブプレートに連結装置の受容部材が取り付けられ、少なくとも1つの受容部材が、バルブプレートに対して直接的にまたは少なくとも1つの部材を経て間接的に取り付けられ、導入位置と停止位置との間の回動軸線の回りに回動可能である。当該形態で回動可能な少なくとも2つの受容部材が、一またはそれぞれのバルブプレートに取り付けられていることが好ましい。回動不可能な受容部材が基本的にバルブプレートと一体的に形成されていてもよい。連結装置の連結部材は、支持機構、好ましくはその駆動要素または案内要素に対して連結もしくは堅固に連結され、または一体的に形成されている。さらに、逆の配置(連結部材が少なくとも1つのバルブプレートに連結され、かつ、受容部材が支持機構に連結されている。)も可能である。
【0018】
少なくとも1つのバルブプレートが、開位置から中間位置を経て閉位置まで変位可能であり、一のバルブプレートまたは複数のバルブプレートのうち1つが、中間位置において、一またはそれぞれのバルブ開口部を覆う一方で、一またはそれぞれのバルブシートから離れている。少なくとも1つのバルブプレートを中間位置と閉位置との間で変位させるために、支持機構が当該目的のために適した駆動要素を備えていることが好ましい。当該駆動要素は、中間位置と閉位置との間の変位に際して少なくとも1つのバルブプレートを案内する案内機能を担うことができます。さらに、支持機構が少なくとも1つのバルブプレートの案内機構としてのみ役立つ少なくとも1つの別個の案内要素を備えていてもよい。駆動要素および少なくとも1つの案内要素を有する場合はこれも、連結装置によって一またはそれぞれのバルブプレートに対して連結される。
【0019】
駆動要素がそれぞれ少なくとも1つのシリンダ空間を有するシリンダと、ピストンロッドを有し、シリンダ空間に配置されている少なくとも1つのピストンとを備え、当該ピストンロッドが連結装置によって(直接的または間接的に)一のバルブプレートまたは複数のバルブプレートのうち1つに対して連結されていることが好ましい。
【0020】
少なくとも1つの案内要素は、ハウジングと、ハウジングに対して変位可能であり、かつ、バルブプレートに対して(直接的または間接的に)連結される少なくとも1つの案内ロッドとを備えている。案内要素は、ハウジングと、少なくとも1つのバルブ開口部の軸線歩行について相対する側でハウジングに対して密着している柔軟性のある膜部材とにより画定され、かつ、少なくとも1つの案内要素が変位可能に配置されている密封された内部空間を有することが好ましい。当該密封された内部空間はその内部に連通する通路を経て大気に連通し、または、真空吸引される(ポンプで空気が吸引される)。
【0021】
本発明の好適な態様において、支持機構が少なくとも第1支持ロッドおよび第2支持ロッドを備え、第1支持ロッドおよび第2支持ロッドによりシリンダの駆動要素が固定される。シリンダは第1支持ロッドおよび第2支持ロッドの間に存在する中間空間のそれぞれに延在し、第1支持ロッドおよび第2支持ロッドは駆動要素のピストンロッドの近傍において相互に反対側に配置されている。
【0022】
優位性があり、かつ、材料資源を節約しうる構造によってさまざまなサイズの真空バルブを簡易な方法で製造することができるような設計が可能になる。
【0023】
支持機構は2つの支持ロッドを備え、第1支持ロッドが、駆動要素のピストンロッドの近傍の一方側に配置されている一方、第2支持ロッドが駆動要素のピストンロッドの近傍において他方側または反対側に配置されている。
【0024】
支持機構が駆動要素に加えて、少なくとも1つのバルブプレート用の少なくとも1つの案内要素を備えている場合、案内要素のハウジングは第1および第の支持ロッドに対して固定され、かつ、第1および第2支持ロッドの間の中間空間に配置されている。
【0025】
少なくとも1つの案内要素は、少なくとも1つのバルブプレートを案内駆動し、または、当該案内に際して少なくとも駆動要素を補助し、また、少なくとも1つのバルブプレートの重量由来の力の少なくとも一部を軽減し、少なくとも1つのバルブプレートを支持するまたはその際に駆動要素を補助する役割を果たす。
【0026】
支持機構のため、支持ロッドと、駆動要素と、少なくとも1つの案内要素とを備えている全体的なフレーム構造が構成される。異なるサイズの真空バルブのための異なるサイズの支持機構を形成するために同一の駆動要素が用いられても軛部材、同一の案内要素が用いられても軛部材、所定数の支持機構のサイズに依存して、対応する長さの支持ロッドが用いられてもよい。支持ロッドが押し出し成形品によって構成される場合、前記のように当該押し出し成形品が単に所望長さに切断されてもよい。押し出し成形品は、その製造時に支持ロッドを貫通する経路が形成されるので、生産効率の向上が図られる。全体的に、簡易な手法により異なる広がりサイズを有するバルブ開口部を備えている異なるサイズの真空バルブ用の支持機構が実現される。
【0027】
第1支持ロッドおよび第2支持ロッドが、一または複数のバルブプレートが存在する平面に対して平行な同一平面上に配置されていることが好ましい。
【0028】
真空バルブは支持機構によって支持されている単一のバルブプレートにより構成されていてもよい。バルブハウジングが、並列の軸線を有する、それぞれがバルブシートにより囲まれている第1バルブ開口部および第2バルブ開口部を有し、閉位置においてそれぞれのバルブシートに対して当接する一方、開位置においてそれぞれのバルブ開口部を開放する第1バルブプレートおよび第2バルブプレートが反対側で支持機構により支持されていてもよい。支持機構のそれぞれの駆動要素のシリンダにおいて、好ましくはそのシリンダ空間に第1ピストンおよび第2ピストンが配置され、第1ピストンのピストンロッドは第1バルブプレートに接続され、第2ピストンは第2バルブプレートに接続される。各駆動要素は、両方のバルブプレートを変位させる役割を果たす。第1および第2バルブプレートのため、単一のピストンのみを備え、そのピストンロッドがそれに関連するバルブプレートに接続される等、さまざまな構成の駆動要素が採用されうる。
【0029】
少なくとも1つのバルブプレートは、長辺の長さが短辺の長さの2倍以上、好ましくは3倍以上である長方形状に形成されている。支持機構に対して少なくとも1つのバルブプレートを接続するための連結装置は、バルブプレートの長手方向について離間して配置されている。
【0030】
本発明のバルブの様々な特徴および詳細は、次の図面に基づいて説明される。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の真空バルブの実施形態が図に示されている。真空バルブは第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3を有するバルブハウジング1を備えている。第1バルブ開口部2の軸線である第1軸線4および第2バルブ開口部3の軸線である第2軸線5は平行である。第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3は、バルブハウジング1の相対する壁部に配置され、かつ、相互に連通する。第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3が設けられている壁部には、相対する内側面において第1バルブ開口部2を囲んでいる第1バルブシート6および第2バルブ開口部3を囲んでいる第2バルブシート7が設けられている。
【0033】
バルブハウジング1の内側にある受容空間8には支持機構9が配置され、支持機構9により第1バルブプレート10および第2バルブプレート11が支持されている。第1バルブプレート10および第2バルブプレート11は、第1軸線4および第2軸線5に対して垂直かつ相互に平行な平面に存在する。第1バルブプレート10および第2バルブプレート11のそれぞれは、真空バルブの完全閉状態において第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3のそれぞれを閉塞する役割を果たす。
【0034】
支持機構9はバルブロッド12に対して取り付けられている。本実施形態では、受容空間8に位置するバルブロッド12の端部は連結部材64に対して固定され(
図16参照)、当該連結部材64には支持機構9、具体的にはその第1支持ロッド19(後述)が固定されている。バルブロッド12は、バルブロッド駆動装置13によってその縦軸線の方向に駆動される。本実施形態ではバルブロッド駆動装置13は2つのピストンシリンダ機構14および15により構成されている。ピストンシリンダ機構14および15において、シリンダまたはピストンロッドがバルブハウジング1に対して連結され、ピストンロッドまたはシリンダは軛部材16に対して連結され、軛部材16はバルブハウジング1の外側にあるバルブロッド12の所定箇所、好ましくは端部に対して連結されている。バルブロッド12は、密封された直線状の貫通路を通じて受容空間8に案内される。
【0035】
他の構成を採用することも可能であるが、本実施形態では単一のピストンシリンダ機構を備えているバルブロッド駆動装置13により、第1バルブプレート10および第2バルブプレート11が、第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3のそれぞれを好ましくは完全に開放する開位置(
図12および
図13参照)、および、第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3のそれぞれを覆う一方で第1バルブシート6および第2バルブシート7のそれぞれから離れている中間位置(
図8〜
図11参照)の間で動かされる。
【0036】
第1バルブプレート10および第2バルブプレート11が開位置と中間位置との間で動かされる際にバルブハウジング1において中心軸線が位置合わせされるように、バルブハウジング1に対して支持機構9を案内するため、支持機構9に対して回動可能に設けられているローラ17が用いられる。ローラ17は、バルブハウジング1の受容空間8の両側において、バルブロッド12に対して平行に延在する溝状の案内経路18に沿って移動する。これとは逆の構成、すなわち、ローラがバルブハウジング1に対して回動可能に設けられ、溝状の案内経路が支持機構9に設けられる構成が基本的に採用されてもよい。
【0037】
支持機構9が取り付けられる、平行に配置されている複数のバルブロッド12が設けられていてもよい。
【0038】
少なくとも1つのバルブロッド12が第1軸線4および第2軸線5に対して好ましくは垂直に延在している。
【0039】
第1バルブプレート10および第2バルブプレート11、ならびに、第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3は、長辺の長さが短辺の長さの2倍以上である長方形状に形成されている。第1バルブプレート10および第2バルブプレート11、ならびに、第1バルブ開口部2および第2バルブ開口部3のそれぞれの長手方向は、バルブロッド12に対して垂直であり、かつ、第1軸線4および第2軸線5に対して垂直である。
【0040】
支持機構9は相互に平行に配置されている第1支持ロッド19および第2支持ロッド20を備えている。第1支持ロッド19および第2支持ロッド20ならびにこれらの延在方向は、第1軸線4および第2軸線5に対して垂直であり、かつ、バルブロッド12に対して垂直である。第1支持ロッド19および第2支持ロッド20はバルブロッド12の方向について相互に離間し、かつ、これらの間に中間空間21を有する。
【0041】
中間空間21に駆動要素22および案内要素23が懸架されている。駆動要素22および案内要素23のそれぞれは、第1支持ロッド19および第2の支持ロッド20のそれぞれに対して(本実施形態では直接的に)固定されている。これにより、支持機構9のための自己保持的な枠組構造が形成されている。駆動要素22および案内要素23が第1支持ロッド19および第2支持ロッド20に対して直接的に固定される代わりに、中間に配置されている部材を介して間接的に固定されてもよい。
【0042】
駆動要素22は、第1支持ロッド19および第2支持ロッド20に対して平行な共通の直線上に配置され、かつ、当該直線に沿って相互に離間して配置されている。案内要素23も同様に当該直線上に配置されている。後述するように、変形実施形態において、案内要素23が省略されてもよく、あるいはより多数の案内要素23が設けられていてもよい。
【0043】
支持機構9は、隣り合う駆動要素22の間に支持機構9を貫通する自由空間を有する。後述するように少なくとも1つの案内要素23が存在する場合、支持機構9を貫通する自由空間は、一またはそれぞれの案内要素23とこれに隣り合う駆動要素22との間に存在している。
【0044】
駆動要素22はそれぞれ第1シリンダ空間25および第2シリンダ空間26を有するシリンダ24を備えている。第1シリンダ空間25には、第1バルブプレート10に対して連結されている第1ピストン27が配置されている。第2シリンダ空間26には、第2バルブプレート11に対して連結されている第2ピストン28が配置されている。シリンダ24の穴により構成されている第1圧縮空気通路29および第2圧縮空気通路30のそれぞれを通じて供給される圧縮空気により、第1ピストン27が第1シリンダ空間25に動かされ、かつ、第2ピストン28が第2シリンダ空間26に動かされる。
【0045】
シリンダ24はそれぞれシリンダボディ31を備えている。シリンダボディ31は、支持機構9により支持されている第1バルブプレート10および第2バルブプレート11の両方に対して向いている、相対する側が開放されている。シリンダボディ31は、同一の直線上に存在する第1シリンダ空間25および第2シリンダ空間26のそれぞれの縦軸線を囲んでいる。2つのシリンダカバー32、33がシリンダボディ31に対して密接に連結され、かつ、第1ピストン27から延在している第1ピストンロッド34および第2ピストン28から延在している第2ピストンロッド35を、密封性を維持しながら貫通させて案内する開口部から離れている箇所において当該シリンダボディを相対する側で閉塞している。第1ピストンロッド34および第2ピストンロッド35は、第1軸線4および第2軸線5に対して平行に配置されている。シリンダボディ31の中間壁部36は、第1シリンダ空間25および第2シリンダ空間26の境界を設定する。案内ピン37、38が中間壁部36からその両側に突出し、シリンダ空間25、26の縦軸線の方向に、ピストン27、28が変位可能な方向に、かつ、ピストン27、28の中央溝部39、40およびピストンロッド34、35が延在する方向に延在している。このように、ピストン27、28およびピストンロッド34、35のための案内機構が構成されている。
【0046】
シリンダ空間25、26を囲んでいるシリンダボディ31の外周面41は、支持ロッド19、20が貫通している凹部42、43に対向して設けられている。凹部42、43の領域において支持ロッド19、20とシリンダボディ31が螺着されている。
【0047】
駆動要素22によって、バルブプレート10および11はバルブ開口部2、3の軸線4、5に対して平行に、中間位置(
図8〜
図11参照)から、バルブプレート10および11がバルブシート6、7に押し付けられ、真空バルブが閉塞される閉位置(
図2〜
図7参照)まで動かされる。バルブプレート10、11の閉位置において、バルブプレート10、11の弾性のシールリング10a、11aがバルブシート6、7およびバルブプレート10、11のシール面に対して押し付けられる。シールリング10a、11aがバルブシート6、7に設けられ、バルブプレート10、11にシール面が設けられていてもよい。
【0048】
バルブプレート10、11を中間位置から閉位置に変位させるため、圧縮空気通路30に圧縮空気が供給される(圧縮空気通路29から空気が排出される)。バルブプレート10,11を閉位置から中間位置に変位させるため、圧縮空気通路29に圧縮空気が供給される(圧縮空気通路30から空気が排出される)。共通の圧縮空気通路29、30に代えて、両方のピストン27、28に対して別個の圧縮空気通路29、30が設けられ、ピストン27、28が独立して動かされてもよい。
【0049】
ピストンロッド34、35は連結装置によりバルブプレート10、11に連結される。各連結装置はピストンロッド34、35に堅固に連結されている連結部材45と、バルブプレート10、11に取り付けられている受容部材46、46’とを備えている。各連結部材45は、マッシュルーム形状に構成され、ネック部分47と、連結部材45の縦軸線に関してネック部分47に対して外側に拡張されているヘッド部分48とを備えている。
各受容部材46、46’には受容スリット49が形成されている。各連結装置の連結部材45のネック部分47は、連結装置の受容部材46、46’の受容スリット49により導入方向50に終端位置まで案内される。受容スリット49のスリット幅は、連結部材45のヘッド部分48の直径より小さいため、ヘッド部分48は連結部材45の縦軸線方向に受容スリット49から外れない。
【0050】
各受容部材46、46’は各バルブプレート10、11に相対する側に取り付けられ、受容スリット49の階段状の幅広部分を形成する凹部を有する。受容スリット49の階段状の幅広部分には、当該受容スリット49に案内されたネック部分47に対する連結部材のヘッド部分48が存在する。各受容部材46、46’は、それが取り付けられているバルブプレート10、11とともに、全体として各連結部材45のための下部受容溝部分を構成する。下部受容溝部分に挿入されている連結部材45のヘッド部分48は、受容溝部分の下部領域において連結部材45の終端位置にある。受容溝部分はたとえばT字形状溝部分の形態で設計される。
【0051】
前記実施形態に代えて、受容部材それ自体に下部受容溝部分が設けられていてもよい。各受容部材の表面により画定される受容溝部分の外縁部は、連結部材のネック部分の外しを可能にする受容スリットを形成する。
【0052】
本実施形態では、受容部材46、46’は(支持ロッド19、20の長手方向に関して)外側において、導入位置と停止位置との間で回動軸線80の回りに回動することができる。回動軸線80は、導入方向50に対して垂直であり、かつ、受容部材46に連結されている連結部材45縦軸線に対してと平行に配置されている。回動軸線80は、連結装置によって支持機構9に連結されているバルブプレート10、11が配置されている平面に対して垂直に配置されている。本実施形態では、受容部材’46の回動能は、スリット51、52によって実現される。スリット51、52は、受容部材’46に連結されている連結部材45の縦軸線回りの円弧形状に延在し、スリット、51、52を通じてバルブプレート10、11に対して螺着されているボルト53、54が通されている(
図27および
図28参照)。各バルブプレート10、11における直接的な回動可能な構成要素に代えて、受容部材’46が各バルブプレート10、11に対して固定されている各支持部材により支持されてもよい。
【0053】
その他の受容部材46は各バルブプレート10、11に対して堅固に連結され、受容スリット49は相互に平行に、かつ、その導入位置にある受容部材46’の受容スリット49に対して平行に配置されている。回動可能な受容部材46’が導入位置にある場合、すべての受容スリット49が同一の側に開いている(
図27および
図28参照)。導入方向50は、受容部材46の受容スリット49に対して平行に、かつ、導入位置にある受容部材46’の受容スリット49に対して平行に配置されている。各バルブプレート10、11が支持機構9に対して連結されている場合、受容スリット49の開放端部を通じて、ネック部分47が受容スリット49により連結部材45の終端位置まで案内される(
図29および
図30参照)。ヘッド部分48が受容スリット49の長手方向に終端位置まで案内されるように、受容スリット49が、連結部材45の縦軸線方向(受容スリット49の長手方向に対して垂直な方向)についてヘッド部分48を案内する幅広領域を有していてもよい。
【0054】
連結部材45の終端位置において、回動可能な受容部材46’は導入位置から停止位置まで回動する(
図31〜
図33参照)。各受容部材46’を回動させるため、それに相応する回動器具との係合用の係合要素56を有する拡張部55が用いられる。各受容部材46’は摩擦力により停止位置に保持されうる。この目的のため、付加的な保護部材(たとえばスクリュー)が設けられてもよい。本実施形態において、回動可能な受容部材46’は導入位置と停止位置との間で90°にわたり回動する。当該回動角度は90°より大きくてもよく、小さくてもよい。
【0055】
すべての受容部材が、相互に平行に配置されている回動軸線80の回りに回動可能に構成されてもよい。
【0056】
回動不可能な受容部材46が、各バルブプレート10、11と一体的に形成されていてもよい。
【0057】
柔軟性の膜部材57、58が、弾性のシールリング63によって相対する側面において、膜部材57、58の外周領域において密封性が維持されるようにシリンダボディ31に対して連結される。膜部材57、58は、それぞれ密封性が維持されるように各ピストンロッド34、35に対して連結される領域において中央開口部を有している。当該目的のため、本実施形態では、ピストンロッド34、35に対して連結されている連結部材45により、各膜部材57、58が、膜部材57、58とピストンロッド34、35との間に配置されている弾性のシールリング59に対して押し付けられる(
図22参照)。膜部材57、58はこのように密封された中間空間60および61を区切る。中間空間60、61は通路62を通じて大気に連通する(
図21参照)。中間空間60、61から通路62を通じて真空吸引されてもよい(ポンプで吸気されてもよい)。中間空間60、61のため、圧縮空気が供給されているシリンダ空間25、26が、バルブハウジング1の受容空間8における真空バルブの真空地域対して直接的に密封される必要はない。
【0058】
さらに支持機構9は、支持ロッド19、20の長手方向について中央領域に配置されている案内要素23を備えている。案内要素23は、支持ロッド19、20の間の中間空間21に懸架され、第1支持ロッド19および第2の支持ロッド20に対して固定されている。案内要素23は、支持機構9の枠組構造に寄与し、支持機構9の全体的な構造安定性を向上させる。
【0059】
案内要素23は、2つのバルブプレート10、11が取り付けられている支持機構9における相対する側面において開口しているハウジング65を備えている。ハウジング65の内部空間66を当該側面において密封するため、柔軟性の膜部材67、68が設けられ、当該膜部材67、68は、外周領域において密封性が維持されるように弾性のシールリング69によってハウジング65に対して連結される。膜部材67、68は、接続部材70、71が貫通する中央開口部を有している。膜部材67、68は、中央開口部の周辺領域において、膜部材67、68と、接続部材70、71との間に配置されているシールリング72によって密封性が維持されるように連結されている。
【0060】
接続部材70、71は連結装置によってバルブプレート10、11に対して連結されている。この目的のため、本実施形態では、連結部材45は接続部材70、71に対して固定され、膜部材67、68は連結部材45によってシールリング72に対して押し付けられている。接続部材70、71に対して固定されている連結部材45は、バルブプレート10、11に取り付けられている受容部材46に配置されている。バルブプレート10、11が支持機構9に対して連結されている場合、接続部材70、71に対して固定されている連結部材45のネック部分47が、受容部材46の受容スリット49に案内される。
【0061】
本実施形態において、当該連結装置には、各バルブプレート10、11に対して堅固に取り付けられている受容部材46が設けられている。他の実施形態において、導入位置と停止位置との間で回動可能な受容部材’46を有する連結装置により、一または複数の案内要素23が各バルブプレート10、11に対して連結されてもよい。
【0062】
各接続部材70、71は、ハウジング65の内部空間66に変位可能に配置されている2つの案内ロッド73に対して堅固に連結されている。ハウジング65の外周面は内部に突出する突出部分74を備え、突出部分74には案内ロッド73を構成する案内ブッシュ75が設けられている。案内ロッド73および案内ブッシュ75は、駆動要素22のピストンロッド34、35に対して平行に配置されている。前記実施形態とは異なる形態にしたがって案内ロッド73が案内駆動されてもよい。
【0063】
本実施形態で採用されている4つ(バルブプレート10、11のそれぞれについて2つ)の案内ロッド73は、ハウジング65の周方向について離間した位置において案内駆動される。
【0064】
ハウジング65は、内部空間66の縦軸線を囲んでいる外周面において相対する側に凹部76、77を有している。支持ロッド19、20は凹部76、77を貫通し、当該凹部領域において支持ロッド19、20がハウジング65に対して螺着されている。
【0065】
支持機構9に連結されているバルブプレート10、11が案内要素23によって、それぞれの中間位置とそれぞれの終端位置との間での移動方向に案内駆動される。案内要素23によりバルブプレート10、11の重量の少なくとも一部が支持されうる。
【0066】
ハウジング65を貫通する穴により構成されて、内部空間66に対して連通している通路78を通じて密封された内部空間66から空気が排出される。これに代えて、通路78を通じて内部空間66が真空吸引される(ポンプで吸引される)。内部空間66において生じるパーティクルは、案内ロッド73の動作によって真空バルブの真空領域に進入しない。
【0067】
支持ロッド19、20の長手方向について中央に配置されている案内要素23に加えてまたは代えて、支持ロッド19、20の長手方向について外側中央領域に配置されている、前記のように構成されている一または複数の案内要素23が設けられていてもよい。各案内要素23は、内部空間66において変位可能に設けられているより少数または多数の案内ロッド73を有していてもよい。2つのバルブプレート10、11のために個別の案内要素が設けられ、バルブプレート10、11のうち一方のみが案内駆動されてもよい。接続部材70、71が省略され、案内ロッド73が連結部材45に対して直接的に連結または一体的に形成されてもよい。
【0068】
ピストン27、28および駆動要素22のピストンロッド34、35のうち一方または両方によってバルブプレート10、11が十分に案内駆動かつ支持されうる場合、十分に案内駆動かつ搬送される場合、付加的な案内要素23が省略されてもよい。
【0069】
連結装置による支持機構9とバルブプレート10、11との接続により、バルブプレート10、11の熱膨張の影響が十分に軽減される。真空生産プロセスに際して、支持機構9との温度差発生を伴うバルブプレート10、11の加熱に対する耐性の向上が図られる。バルブプレート10、11の熱膨張の影響を軽減するために、連結装置は支持ロッド19、20の長手方向に十分な間隙を有している。一の連結装置(たとえば支持ロッド19、20の長手方向の中央に配置されている連結装置)は、支持ロッド19、20の長手方向について実質的に間隙が存在しない(たとえば間隙が0.5[mm]未満、好ましくは0.3[mm]未満である。)ように構成されている。これに対して、他の連結装置は、支持ロッド19、20の長手方向両方に、実質的に間隙がない連結装置の膨張を吸収する(たとえば2[mm]以上の)間隙を有している。支持ロッド19、20の長手方向について異なる位置に配置されている、間隙が比較的小さい連結装置と間隙が比較的大きい連結装置との間の間隙の変化は、20倍を包含する、5倍以上の範囲であることが好ましい。
【0070】
シールリング10a、11aの交換等のため、バルブプレート10、11のうち一方が点検・修理される際、バルブプレート10、11のうち他方が閉位置に置かれて真空状態の真空チャンバが密封される。受容空間8および別のバルブプレートによって閉塞可能な真空チャンバに空気が供給されるとともに、この状態で圧縮空気通路29に空気が供給された場合、残存する差圧が当該バルブプレートを閉位置に保持することができる。支持機構9がローラ17により案内されるように、ローラ17の弾性等により、支持機構9がその中央位置から動かされる。2つのピストン27、28のために個別の圧縮空気通路29が設けられ、ピストン27、28は別個に作動しるようにされてもよい。
【0071】
圧縮空気通路29、30は圧縮空気が流通する支持ロッド19の内部経路に連結され、支持ロッド19の内部経路は連結部材64の内部経路を通じてバルブロッド12のなお部経路に対して連結されている(バルブハウジングの外部に存在するバルブロッド12の領域における接続は図示略)。
【0072】
通路78は第1支持ロッド19の内部経路に連結され、当該経路は連結部材64の内部の経路を通じてバルブロッド12の内部経路に連結されている。バルブロッド12の内部経路は、バルブハウジングの外側に存在するバルブロッドの領域において外部空間に連通し、または、ポンプに接続された吸引通路に対して連結されている。
【0073】
ハウジング65の内部空間66は、ハウジング65の穴部により構成されるライン79を通じて第2支持ロッド20の内部経路に連通している。これにより、2つの空間60、61への空気供給または真空吸引が実現される。
【0074】
バルブハウジング1を通じて受容空間8に連通する穴部によって形成される図示されていない通路を通じて、バルブハウジング1の受容空間8は吸気(真空吸引)され、かつ、給気される。これにより、バルブプレート10、11が、大気圧のオーダーの差圧に抗して閉位置から中間位置に動かされる必要がなくなる。
【0075】
前記実施形態において、駆動要素22のピストンロッドの近傍の相対する側のそれぞれに1つの支持ロッド19、20が配置れ、2つの支持ロッド19、20が配置されている。ピストンロッドの近傍の片側または両側に複数の支持ロッド19、20が配置され、各支持ロッドがすべての駆動要素22および案内要素23に対して堅固に連結されていてもよい。
【0076】
本発明の技術的思想から逸脱することなく、前記実施形態がさまざまな形態に変更されてもよい。たとえば、バルブプレート10、11に対して連結部材45が固定されるとともにピストンロッド34、35に対して受容部材46、46’が連結され、または、少なくとも回動不可能な受容部材46が当該ピストンロッドと一体的に形成されている等、連結装置が逆の形態に変更されてもよい。連結装置の一部のみが当該逆の実施形態にしたがって構成されていてもよい。当該逆の実施形態と同様の形態にしたがって、少なくとも1つの案内要素23が設けられてもよい。
【0077】
すべてのピストンロッドおよび案内ロッドをバルブプレート10、11に対して(直接的または接続部材70を介して間接的に)連結するため、駆動要素22および案内要素23の数に応じて連結装置の数が増減されてもよい。本実施形態では、外部にある2つの連結装置は回動可能な受容部材46’を有する。代替的または付加的に、駆動要素22および案内要素23のうち少なくとも一方が、受容部材46’が回動可能な連結装置によりバルブプレート10、11に対して連結されていてもよい。たとえば、中央の案内要素23または固定されている中央の駆動要素22に単一の回動可能な受容部材46’が設けられ、他の全ての受容部材46が回動不可能とされていてもよい。少なくとも2つの回動可能な受容部材46’が設けられていることが好ましい。
【0078】
膜部材57、58(67,68)の代わりに、たとえば該当技術分野において公知のシールリングまたはべロウズにより、ピストンロッド34、35または接続部材70、71が密封性を維持しながら案内されてもよい。
【0079】
本発明の真空バルブは、連結装置により支持機構に対して連結されている単一のバルブプレートのみを備えていてもよい。前記実施形態とは別の形態により、少なくとも1つのバルブプレートが開位置から閉位置まで動かされてもよい。たとえば、支持機構が駆動要素なしで設計されていてもよい。バルブハウジングに配置されているピストンシリンダ機構により駆動される押圧ロッドによって、少なくとも1つのバルブプレートが中間位置と閉位置との間で動かされてもよい。他の実施形態において、支持機構および支持機構に取り付けられている少なくとも1つのバルブプレートを変位させるため、支持機構が取り付けられている少なくとも1つのバルブロッドが平行移動しまたは回動軸線回りに回動されてもよい。