(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6204928
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】時間管理される電子メール・メッセージ
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20170914BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20170914BHJP
G06F 12/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
G06F13/00 620
H04M11/00 301
G06F12/00 520E
【請求項の数】11
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-558760(P2014-558760)
(86)(22)【出願日】2013年2月12日
(65)【公表番号】特表2015-510647(P2015-510647A)
(43)【公表日】2015年4月9日
(86)【国際出願番号】US2013025653
(87)【国際公開番号】WO2013126236
(87)【国際公開日】20130829
【審査請求日】2016年2月5日
(31)【優先権主張番号】13/400,242
(32)【優先日】2012年2月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500046438
【氏名又は名称】マイクロソフト コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】MICROSOFT CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100153028
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 忠
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】ソバニ,ドリー
【審査官】
木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−169866(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0287249(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2002/0025487(US,A1)
【文献】
特開2002−354042(JP,A)
【文献】
米国特許第6721784(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06F 12/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Eメールを処理する方法であって、
サーバーにおいて、有効期限に関する値を有するEメールを受信し、前記サーバーの第1のフォルダーに格納するステップであって、前記有効期限に関する値は、前記サーバーの第1のフォルダーにおいてEメールが、自動的に削除される迄維持される期間を表す、ステップと、
前記サーバーの第1のフォルダーに格納されたEメールのコピーを、前記サーバーと通信しているユーザー機器の第2のフォルダーに送信するステップと、
前記有効期限に関する値に対応する期間が満了したか否かを判定するために、前記サーバーの第1のフォルダーに格納されたEメールを監視するステップと、
前記Eメールのコピーが、前記ユーザー機器の第2のフォルダーに依然として存在するか否かを判定するステップと、
(i)前記有効期限に関する値に対応する期間が満了し、且つ、(ii)前記Eメールのコピーが、前記ユーザー機器の第2のフォルダーに依然として存在すると判定されたときに、前記サーバーの第1のフォルダーに格納されたEメールを削除するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、更に、前記Eメールの受信者からの前記有効期限に関する値の変更についての入力を受け付け、前記有効期限に関する値を前記変更についての入力に基づいて変更するステップを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記有効期限に関する値は、前記Eメールの受信者にはリード・オンリーである、方法。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法であって、前記サーバーの第1のフォルダーに格納されたEメールを監視するステップは、前記Eメールを受信した時間を、前記有効期限に関する値に対応する期間が満了したときを判定するための基準点として用いるステップを含む、方法。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法であって、前記有効期限に関する値は、日数を表す整数、時間を表す整数、分を表す整数、特定の日付を表す文字列、特定の時刻を表す文字列、ないし、規定値、のすくなくともいずれか一つを含むことを特徴とする、方法。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法であって、更に、(i)前記有効期限に関する値に対応する期間が満了し、且つ、(ii)前記Eメールのコピーが、前記ユーザー機器の第2のフォルダーに存在しないと判定されたときに、前記サーバーの第1のフォルダーに格納されたEメールを維持するステップとを含む、方法。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法であって、前記サーバーの第1のフォルダーからEメールを削除するステップは、前記有効期限に関する値に対応する期間が満了し、且つ、前記ユーザー機器の第2のフォルダーが前記サーバーと同期されたときに、前記ユーザー機器の第2のフォルダーから前記Eメールのコピーを削除するステップを含む、方法。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法であって、更に、前記Eメールのコピーが、前記ユーザー機器の第2のフォルダーとは異なり、且つ、前記サーバーと同期していない前記ユーザー機器の第3のフォルダーへ移動させられていた場合、前記サーバーで前記Eメールを無期限に保持するステップを含む方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、更に、
前記ユーザー機器の第3のフォルダーに格納されたEメールのコピーが、前記サーバーと同期する前記ユーザー機器の第2のフォルダーへ戻された場合、前記有効期限に関する値に対応する期間が満了したかどうかを判定することを再びアクティブにするステップと、
前記有効期限に関する値に対応する期間が満了していたときに、前記ユーザー機器の第2のフォルダーから前記Eメールのコピーを削除するステップと、
を含む方法。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラム。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本発明は、一般に、データ通信と関連し、より特定的には、電子メールを送信および受信するためのシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品と関連する。
【背景技術】
【0002】
[0002] 現在の技術環境では、人々は、ポータブルの計算および通信のデバイス、ラップトップ・コンピューター、デスクトップ・コンピューター、および他の通信デバイスを用いて、電子メール(「Eメール」)を介して互いに通信することがよくある。Eメールを介しての通信は一般的になっており、一人の個人が幾つかのEメール・アドレスを有することもある。ビジネスおよび一般的な商業の組織、非営利組織、および実質的に全ての他のタイプの組織は、Eメールを、それらの製品および/またはサービスの販売促進の手段として、及びそれらの製品、サービス、または組織の目標を社会へ又は社会の選択された集団へ知らせる手段として、用いる。その結果として、個人に対して、日常的にEメールが殺到する。受け取ったEメールの殆どのもの、又は少なくとも受け取ったEメールのうちの多くのものは、特定の人口統計をターゲットとする広告であり、そのようなEメールは、本質的に、特定の期間に特定の製品/サービスの販売を促進させる広告であり、その特定の期間の後には、製品/サービスが入手可能ではなくなっていることや、販売促進が有効ではなくなっていることがある。
【0003】
[0003] Eメールのユーザーは、典型的には、コンピューターまたは携帯電話にインストールされるEメール・ソフトウェアを有し、これは、既知であり受け入れられているEメール通信の標準およびプロトコルに従ってユーザーがEメールを作成することを、可能にする。そのようなEメール・ソフトウェアは、少なくとも受信トレイ(Inbox)を有し、その中に、受信したEメールは格納され、それをユーザーが見るためにアクセス可能である。多くのユーザーに関して、典型的な平日に受け取るEメールの数は、数十になり得る。何らかの時点で、ユーザーは、ユーザーの乱雑になっている受信トレイから、多数の古い、望まない、無関係のEメールを除去するために、受信トレイのコンテンツを検討する必要がある。また、Eメールの送信者は、そのEメールが意図した受信者に受け取られた後には、特定の期間内に削除されることを望み得る場合がある。そのようなEメールは、機密扱いの特権および/または機密の情報を含む場合があり、それらのEメールの送信者にとっては、それらのEメールが受信側サーバー又は意図された受信者の受信トレイに存在する時間の長さを制限することが、望ましい。更に、大量のEメールの送信を行う商業組織は、おそらく、商業組織からの以前のEメールの幾つかが受信者の受信トレイにあるであろうこと、および、何らかの時点で、それらのEメールの全てが、それらのうちのまだ関連のあり得る最近のEメールに関しての検査もされずに、受信者により削除されるであろうことを、認識している。そのような大量Eメール差出人にとっては、それらの差出人からの古いEメールが何らかの時点で削除されて、それにより、最新の販売/販売促進の広告を提供する最近のEメールに対して消費者が焦点を合わせられることが、望ましいであろう。
【発明の概要】
【0004】
[0004] この概要は、概念のうちの選択したものを紹介するために提供される。それらの概念は、以下の詳細な説明の部分で更に説明する。この概要は、特許請求される主題事項の鍵となる特徴や本質的な特徴を特定することを意図しておらず、また、特許請求される主題事項の範囲を決定する際の支援として用いることを意図していない。
【0005】
[0005] 本開示は、受信したEメールを、ユーザーの選択可能な期間が満了した後に、自動的に(即ち、ユーザー・インタラクション無しに)削除することを容易にするためのシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品を提供することで、上記で示した必要性に応じる。ユーザーの選択可能な期間は、Eメールの送信者により設定することができ、また、Eメールの受信者により変更またはリセットすることができる。「有効期限(Expiration Time)」と呼ばれるEメールの入力フィールドが、Eメールのヘッダー・セクションに提供され、また、Eメール送信通りの対応するメタデータ情報およびコマンドと、Eメール取得(retrieval)通信プロトコルとが、作成されたEメールに含まれて、Eメールの自動削除を実現する。有効期限ヘッダーの値は、意図された最終的な宛先のサーバーが、受信したEメールを自動的に削除するまでに、そのEメールがそのサーバーに存在することを許可される時間の長さを示す。
【0006】
[0006] 1つの実施形態では、本開示は、作成されているEメールの特定のヘッダー・フィールドにおいて有効期限値を選択的に設定することを含めての、ユーザーがEメール・メッセージを作成することを可能にするシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品を提供する。特に、ユーザーの機器またはサーバーを用いて、本開示のシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品は、ユーザーのアクセス可能な有効期限と呼ばれるヘッダー・フィールドを含むように構成されたEメール・フォーマットを提供する。ユーザーは、有効期限ヘッダー・フィールドに対して数値を入力することを可能とされる。プログラムされた命令と連動または組み合わされるユーザーのプロセッサーへインストールされたEメール・ソフトウェア(商業的に入手可能、またはカスタム・ソフトウェア・パッケージ)を用いて、ユーザーは、Eメールを作成することができ、これは、有効期限ヘッダー・フィールドに対して値を入力することを含む。作成されたEメール(即ち、Eメール・メッセージ)は、Eメール・ヘッダー・セクションと、Eメール本体と、Eメール送信通りのメタデータ情報およびコマンドと、取得プロトコルとを含む。
【0007】
[0007] Eメールは、Eメール送信プロトコル通りに送信され、従って、様々なコマンド、メタデータ情報、ハンドシェーキング・プロシージャー、および様々な通信ノード間でEメールを送る方法についての他のプロシージャーは、Eメール・メッセージの一部として含まれる。Eメールは、最終的に、意図された受信者のサーバーにより受信され、そのようなEメールは、その有効期限が切れるまで受信側サーバーに存在し、それが切れた時点で、受信側サーバーはそのEメールを自動的に削除する。有効期限に関する入力が無いときには、その値はデフォルト値とみなされる。デフォルト値は、送信側ユーザーにより設定すること、又は予め設定された値とすることができる。
【0008】
[0008] 本開示の更なる特徴および利点と、本開示のシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品とは、添付の図面を参照して後に詳細に説明する。
[0009] 本開示の特徴および利点は、後に記載する詳細な説明を図面と関連させると更に明らかになり、図面では、同じ参照番号は、同一または機能的に類似のエレメントを示す。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本開示をインプリメントするための環境およびコンテキストを提供する例示のコンピューター・システムのブロック図である。
【
図2】
図2は、本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品通りの、Eメール・メッセージを送信するためのステップを示すフロー・チャートである。
【
図3】
図3は、本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品通りの、Eメール・メッセージを受信および処理するためのステップを示すフロー・チャートである。
【
図4】
図4は、本開示の1以上の実施形態をインプリメントするように構成できる例示の計算デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0014] 本開示は、受信したEメールを、ユーザーの選択可能な期間が満了した後に、自動的に削除することを容易にするためのシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品を提供することで、上記で示した必要性に応じる。送信端(transmit end)で、ユーザー選択可能な期間を、Eメールの送信者により設定することができ、また、Eメールの受信者により変更またはリセットすることができる。有効期限と呼ばれるEメールの入力ヘッダー・フィールドが、Eメールのヘッダー・セクションに提供され、また、遵守しているプロトコルに従って、対応するメタデータ情報、コマンド、およびプロトコルの送信プロシージャーが、作成されたEメールに含まれて、Eメールの適切な送信および適切な時間での自動削除を実現する。有効期限ヘッダーの値は、Eメールが意図された最終的な宛先のサーバーに存在することを許可される時間の長さを示し、その後にサーバーはそのEメールを自動的に削除する。本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品は、サーバーに存在することも、サーバーと通信する別の場所に存在することもできる。
【0011】
[0015]
図1を参照すると、2つのユーザー(ユーザーAおよびユーザーB)とEメール・メッセージを交換するための通信インフラストラクチャーとを示す例示の通信環境100が示されている。説明を簡素化および明瞭化するために、本開示は
図1のコンテキストにおいて説明し、その場合において、ユーザーAがユーザーBへ、それぞれユーザー機器102および124を用いて、Eメール・メッセージを送信する。ユーザーにより用いられるユーザー機器102および124の一例は、モデムなどのような通信回路を持つラップトップ・コンピューターである。
図1に示すユーザーとユーザー機器との特定の構成は、単に説明を目的とするものであること、および
図1は、機器および/または環境における機器の構成、および本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品が動作できるコンテキストを全く限定しないことに、留意されたい。
【0012】
[0016] ここでの説明を読んだ後に当業者には明らかになるように、
図1に示すユーザー機器102および124は、ゲーム・コンソール、ポータブル・メディア・プレーヤー、デスクトップ、ノートブック・コンピューター、タブレット・コンピューター、PDA、モバイル・コンピューター、スマートフォン、携帯電話、インテリジェント通信デバイスなどのような、任意の数の計算デバイスとして構成することができる。
【0013】
[0017]
図1について続けると、ユーザーAのラップトップ102は、通信リンク104および106を含むローカル通信ループを介して、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)・サーバー108と結合される。即ち、ラップトップ102からの情報は、通信リンク104を介してISPサーバー108へ送られ、情報は、通信リンク106を介してISPサーバー108からラップトップ102により受け取られる。同様に、ユーザーBのラップトップ124は、通信リンク120および122を含むローカル通信ループを介して、ISPサーバー118と結合される。即ち、ラップトップ124からの情報は、通信リンク120を介してISPサーバー118へ送られ、情報は、通信リンク122を介してISPサーバー118からラップトップ102により受け取られる。それらそれぞれの地理的位置と、それらが互いに通信するために用いるデバイスのタイプとに応じて、ユーザーAおよびユーザーBは、同じISPに対してサブスクライブを行う場合も行わない場合もある。
【0014】
[0018] ISPサーバー108および118の双方は、それぞれ、通信リンク112および116を介して、インターネット114と接続される。インターネット114は、既知であり公共的に使用可能なワールド・ワイド・ウェブ・コンピューター・ネットワーク(即ち、インターネット)を表し得るだけではなく、完全に専用のコンピューター・ネットワークを表し得、また、一部にワールド・ワイド・ウェブを含む部分的に専用のコンピューター・ネットワークを表し得る。しかし、説明を簡単にするために、通信ネットワーク114は、インターネットとラベル付けされ、そのように呼ばれる。ISPサーバー108および118は、Eメールを送信するためのプロトコル(即ち、SMTP、即ち、シンプル・メール・トランスファー・プロトコル)およびEメールを受信するためのプロトコル(IMAP:インターネット・メッセージ・アクセス・プロトコル、またはPOP:ポスト・オフィス・プロトコル)といった1以上のプロトコルに従って、Eメール・メッセージを運ぶ(即ち、送信および/または受信する)ことができる。説明している例では、本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品は、SMTPおよびIMAPのコンテキストで説明する。しかし、本開示が、これら2つのプロトコルのコンテキストにおいてインプリメントされること及び実施されることに限定されないことは、容易に理解できるであろう。本開示のシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品では、他のプロトコルを用いることもできる。また、本開示は、先に述べたプロトコルの何れのバージョン(例えば、SMTP3、IMAP4、POP3など)でも使用できる。
【0015】
[0019] ユーザーA(ラップトップ102を使用)からISP(「送信側」)サーバー108へ、そしてインターネット114を通じて(1以上のメール交換サーバーを介して)ISP(「受信側」)サーバー118へ、そして最終的にユーザーB(ラップトップ124で受信)へのEメール・メッセージの送信は、説明を明瞭化するためのみの目的で、SMTPおよびIMAPそれぞれのコンテキストで説明する。
【0016】
[0020] 実施形態では、本開示のシステム、サーバー108、118には、Eメールがインターネットを介して送信されることを可能にし且つEメールがユーザーにより受信されることを可能にするシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品が存在する。ユーザーAからユーザーBへのEメール・メッセージは、インターネット114を通り、様々なインターネット・プロトコル通りに且つSMTP又は他の適切なプロトコルに従って、Eメールを送る1以上のメール交換サーバーを介して伝わることが、理解されるであろう。更に、Eメールは、様々なローカル通信ループ・プロトコル、インターネット・プロトコル、およびIMAPなどのようなEメール取得プロトコル通りに、サーバーから取得される。ラップトップ102および124は、その中に、既知の公共的に使用可能な商用のEメール・リーダー・ソフトウェアまたはコンピューター・プログラム(例えば、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト(登録商標)・コーポレーションから入手可能なMicrosoft(登録商標) Outlook(登録商標))がインストールされており、これは、Eメールを送信するために遵守している適切なプロトコル(例えば、SMTP)通りに、また、サーバーからEメールを取得するために遵守しているプロトコル(例えば、IMAP)に従って、ユーザーがEメール・メッセージを作成することを、可能にする。
【0017】
[0021] 本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品は、ラップトップ102(およびラップトップ124)に存在する商業的に入手可能なソフトウェアと連動することができ、ユーザーAがSMTPに従ったEメールを作成することを可能にし、且つユーザーAが本開示を実施することを可能にする。特に、SMTPに従ったEメール・メッセージのフォーマットは、Eメールのヘッダーおよび本体を特定のフォーマットに配置することを含み、これはまた、Eメール・メッセージへ付けられるメタデータ情報とコマンドとを含み、これらの全てはSMTPに準拠する。本開示のシステム、方法、またはコンピューター・プログラム製品は、特定の命令をプログラムされたラップトップ102として、および/または商用のEメール・ソフトウェアとインタラクションまたは連動するソフトウェアとして、インプリメントすることができ、それにより、有効期限フィールドは、Eメールの組み立て中にユーザーAに対して使用可能とされる。
【0018】
[0022] 代替的には、本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品をインプリメントするためにラップトップ102へプログラムされた命令は、インストールされた商用のEメール・ソフトウェアとマージされて一体的になることができ、ユーザーAによるEメールの組み立て中に、ラップトップ102が適正にフォーマットされた「有効期限(Expiration Time)」ヘッダー・フィールドを生成することを可能にする。また、本開示のシステム、方法、および/またはコンピューター・プログラム製品は、発信元および宛先のサーバー(108、118)に存在することができ、サーバーが、プロトコル(例えば、SMTPおよびIMAP)通りに動作し、有効期限ヘッダーおよび付随するメタデータ情報を含むEメール・メッセージを、適切なメール交換サーバーへ送信し、最終的に正しい宛先サーバーへ送ることを、可能にする。本開示のシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品はまた、Eメール・メッセージを発信元サーバーから宛先サーバーへ送る様々なメール交換サーバーに存在することもできる。
【0019】
[0023] ユーザーAがEメールを作成してそれをユーザーBへ送信する例を継続し、ここで
図2を参照すると、実施形態に従ったEメール・メッセージ送信プロセス200が示されている。そのような実施形態では、プロセス200は、ラップトップ102で実行されるプログラムされたソフトウェアにより行われる。ステップ202において、Eメールを送信する方法をインプリメントするための命令を含むコンピューター・プログラムのもとで動作するラップトップ102は、ユーザーAに対して、ユーザーAによるEメールの組み立て中に、ユーザーによりアクセス可能な有効期限と呼ばれるヘッダー・フィールドを提供する。Eメール・メッセージのフォーマットは、SMTPなどのようなEメール送信プロトコル通りに実行される。Eメールは、本体セクションとヘッダー・セクションとを有する。ヘッダー・セクションは、1以上のヘッダー・フィールドを有する。本開示に従うと、ヘッダー・フィールドの少なくとも1つが、有効期限ヘッダーである。有効期限ヘッダー・フィールドは、ユーザーAによるアクセスが可能であり、ユーザーAが有効期限フィールドの値を入力することを可能にし、実施形態では、その値は、1以上の整数Nで表される。そのような実施形態では、Nは、有効期限の日数を表す。
【0020】
[0024] 有効期限ヘッダー・フィールドを、更に精緻化した時間期間を表すように使用できることは、容易に理解できる。例えば、有効期限値のフォーマットをN、J、Kとして、N、J、Kは1以上の整数とし、Nは日の数を表し、Jは時の数を表し、Kは分の数を表すようにできる。有効期限に関しては、様々な他のフォーマットおよび精度を用いることもできる(例えば、「YYYY−MM−DDThh:mmTZD」の形のキャラクター・ストリングとすることができ、その場合において、YYYYは4桁での年、MMは2桁での月(01=1月なと)、DDは月における2桁での日(01から31)、hhは2桁での時(00から23)、mmは2桁での分(00から59)、TZDは協定世界時(UTC)の時間帯の指定子(Zまたは+hh:mmまたは−hh:mm)とすることができ、これは、W3Cの日付および時間フォーマット標準、W3Cの標準時フォーマット・ストリングのサブセットなどに従ったものである)。
【0021】
[0025] 実施形態では、ユーザーAは、有効期限ヘッダー・フィールドを、読み出し可能のみとする能力を有することができ、これは、Eメールの受信者は有効期限を見ることはできるが有効期限の値を変更できない、ということを意味する。更に、ユーザーAは、作成したEメールが何れかのフォルダーへ転送されることを妨げて、Eメールを受信した受信トレイ・フォルダー内のみに存在できるように、することができる。
【0022】
[0026] ステップ204において、ユーザー機器(例えば、ラップトップ102)は、ユーザーの入力した値を検査して、そのユーザーの入力した値が適正なフォーマットを有することと、遵守しているプロトコルにそれが準拠していることとを、確認する。不適切な値や、適正なフォーマットを遵守していない値は、ユーザー機器(例えば、ラップトップ102)に、入力された値を正しいフォーマットへと修正するように、ユーザーAへ知らせさせることになる。本開示の方法は、有効期限フィールドが、ブランクにされているか又はユーザーAにより適正なフォーマットの適正な値が入力されていないかぎり、Eメールの送信を許可しない。ユーザー・アクセス可能なヘッダー・フィールドがブランクとなっているとき、本開示の方法は、有効期限ヘッダー・フィールドに対してデフォルト値を入力する。デフォルト値の例はN年(Nは自由分に大きい)や「NEVER(決してしない)」であり、「NEVER」は、意図された宛先サーバーによりEメールが自動的に削除されないことを意味する(受信側ユーザーが、有効期限ヘッダー・フィールドを変更またはリセットする能力を有さない場合、または従来の様式でEメールを単に手動で削除しない場合)。
【0023】
[0027] ステップ206において、有効期限ヘッダー・フィールドを含む適正にフォーマットされたEメールは、ユーザーAからのコマンド(例えば、「送信」ボタンをクリック/選択/タップする)により、様々な適切なプロトコル通りに送信される。即ち、プログラムされたラップトップ102でインプリメントされる、Eメールを送信するための本開示の方法は、有効期限ヘッダー・フィールドのフォーマットを含めてのEメールのフォーマットを確認し、次に、送信コマンドを待つ。送信コマンドは、例えば、Eメール送信コマンドを作動させるユーザーAから発せられる。Eメール送信コマンドは、作成されたEメールの一部であり得、これは、例えば、ラップトップ102のディスプレイにおいてグラフィックで呈示することができる。ラップトップ102は、Eメール送信コマンドを受け取ると、SMTPを含む様々な適用可能なプロトコルに従って、そのEメールを送信する。
【0024】
[0028] ここで、Eメールはラップトップ102からISPサーバー108へ送信され、ISPサーバー108は、それを、通信リンク112を介してインターネットへ送信し、そこで、SMTPおよび他のプロトコルに従って様々なメール交換サーバーを通して送られる。先に述べたように、ラップトップ102ではなく、サーバー108(または何らかの他のプロセッサー)に本開示の方法をプログラムして、サーバー108(または何らかの他のプロセッサー)が、上記の有効期限ヘッダー・フィールドを含むEメールを送信できるように、することができる。
【0025】
[0029] ユーザーAがEメールをユーザーBへ送信する例を更に継続し、ここで
図3を参照すると、実施形態に従ったEメール受信プロセス300が示されている。インターネット114を通じて送信されたEメール・メッセージは、ここでその宛先に到着し、ISPサーバー118に存在する。説明を容易にするために、プロセス300は、IMAPのコンテキストで説明され、Eメールの送信および受信のための商用のEメール・ソフトウェア・プログラムをインストールしたラップトップ124により行われ得るものとする。即ち、受信したEメールを処理する方法は、インストールされた商用のソフトウェアとインタラクションする別のプログラム、又はインストールされた商用のソフトウェアとマージされて一体的になり得る別のプログラムとすることができる。代替的には、プロセス300は、受信したEメールの有効期限ヘッダー・フィールドを認識するように、且つEメールを受信した時間を有効期限の基準点として用いるようにプログラムされるサーバー118により、行うことができる。即ち、有効期限クロックは、Eメールがサーバー118により受信された時間に始動する。サーバー118は、受信したEメールをフォルダー(即ち、「受信トレイ」フォルダー)に置く。このフォルダーは、ラップトップ124において、商用のEメール・ソフトウェア・パッケージを用いて複製され、そのようなフォルダーは、サーバー118における対応するフォルダーと同期させられる。サーバー118と同期しているラップトップ124に現れるEメール・フォルダーは、サーバー118により制御される。サーバーにおけるフォルダーに対して行われた何れのアクション、変更、または改変も、ラップトップ124により表示されている対応するフォルダーにおいて反映される。逆に、ラップトップ124におけるフォルダーに対して行われた何れのアクション、変更、または改変も、サーバー118の対応するフォルダーにおいて反映される。
【0026】
[0030] ステップ302において、サーバー118は、IMAPに従ってEメールを取得する。サーバー118によりEメールが取得されると、ユーザーBはそれへアクセス可能であり、ユーザーBは、ラップトップ124で実行されるユーザーBのEメール・リーダー・ソフトウェア・アプリケーションの受信トレイから、Eメールを取得することができる。即ち、IMAP通りに受信したEメールは、ラップトップ124で複製された受信トレイ・フォルダーへダウンロードされ、それにより、ラップトップ124で表示されている受信トレイ(ラップトップ124にインストールされているEメール・ソフトウェアを起動した後)は、サーバー118と同期される。次に、ユーザーBは、Eメールを開いて、Eメール・メッセージのヘッダー・セクションおよび本体セクションの内容を見ることができる。ラップトップ124により表示されるEメールは、以下のヘッダー・フィールド、即ち、送信者のEメール・アドレスのためのFrom、受信者のEメール・アドレスのためのTo、Eメールが送信された日時のためのDate、Eメールの主題事項のためのSubject、および追加の受信者のEメール・アドレスのためのCCを含む典型的なヘッダー・セクションを有する。上記のEメール・ヘッダー・フィールドに加えて、「有効期限(Expiration Time)」と表示されるフィールド(例えば、N日、J時、K分や、他の任意の日/時間フォーマット)も、表示される。即ち、有効期限ヘッダー・フィールドは、(i)自動削除を行うまでの、Eメールがサーバー118に存在する時間の長さを、ユーザーBに通知するように、(ii)送信者(即ち、ユーザーA)により許可される場合には、有効期限フィールドの値を変更するオプションをユーザーBに与えるように、および(iii)受信したEメールを、ISPサーバー118と同期していないフォルダーへ移動させるオプションをユーザーBに与えるように、機能する。
【0027】
[0031] 実施形態では、ユーザーが、受信したEメールを、ISPサーバー118と同期していないフォルダーへ移動させた場合、またはユーザーが、有効期限ヘッダー・フィールドの値を、「NEVER」というデフォルト値へと変更した場合、受信したEメールは、サーバー118により自動的に削除されず、サーバーに無期限にとどまる。しかし、受信したEメールが、サーバー118と同期するフォルダーにとどまる場合、それは最終的には自動的に削除される。同期しているフォルダーにEメールがとどまっているとき、その有効期限は等しい増分段(例えば、秒、分、時、または日)で減少し、残り時間が継続的に表示され、ユーザーBがEメールを見るときに利用できるようにされる。即ち、サーバー118は、有効期限の連続的に変化する値を追跡する。
【0028】
[0032] 本開示の別の例では、Eメールの送信者は、Eメール内の機密情報と関係し得るので、有効期限フォルダーをリード・オンリーとすることができ、受信側ユーザーは、有効期限の値の変更をできなくされ、また、ユーザーは、受信したEメールを、サーバー118と同期していないフォルダーへ移動できなくされる。更に別の実施形態では、送信者は、Eメールをプライベート・フォルダーへ移動でき得るが、なおも、有効期限フィールドの値の改変や変更を何れの形でも行うことができないようにされ得る。この場合において、Eメールが何らかのことでプライベート・フォルダーから除去されて、サーバーと同期しているフォルダーへ戻されて格納された場合、有効期限フィールドは再びアクティブにされ、最終的な削除へ向けてのカウントダウンが本開示により再開される。
【0029】
[0033] ステップ304において、サーバー118は、Eメール(および同期しているフォルダー内の全ての他のEメール)を、システムの指定した任意の間隔で有効期限の状態を判定するために、周期的に監視(またはスキャン)する。有効期限の値は、有効期限が切れる前の任意の時に、ユーザーBにより変更および/または修正することができる。サーバー118は、有効期限の値の監視を継続し、Eメールの有効期限が満了したときに、そのEメールを自動的に削除する。
【0030】
[0034] 特に、ステップ306において、サーバー118は、有効期限満了のイベントの検出を試みている。ステップ308において、有効期限の満了を検出すると、サーバー118は、受信したEメールを自動的に削除する。サーバー118は、上述のように、
図3で説明する方法を実現するソフトウェアおよび/またはコンピューター・プログラム製品をサーバー118へインストールすることにより、受信したEメールを処理する方法を行うことができる。同じソフトウェアをラップトップ124へインストールして、ラップトップ124がプロセス300を行うことを可能にすることもできる。代替的には、プログラムをサーバー118とラップトップ124との双方へインストールして、何れのデバイスも受信したEメールを処理する方法を行えるようにすることもできる。更に、ラップトップ102および124の双方とも、
図1および
図2に示した本開示のシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品を行えることは、容易に理解できる。また、ISPサーバー108および118の双方とも、
図1および
図2に示した本開示のシステム、方法、およびコンピューター・プログラム製品を行える。
【0031】
[0035]
図4を参照すると、本開示の1以上の実施形態に従った、時間管理されるEメールの様々な構成をインプリメントするように構成できる例示の計算デバイス400のブロック図が、示されている。計算デバイス400は、ラップトップ102、124および/またはサーバー108、118内で、プロセス200および/またはプロセス300をインプリメントすることができる。
【0032】
[0036] 計算デバイス400は、1以上のプロセッサーまたは処理ユニット402と、1以上のメモリおよび/またはストレージ・コンポーネント406を含むことができる1以上のコンピューター可読媒体404と、1以上の入力/出力(I/O)デバイス408と、様々なコンポーネントおよびデバイスが互いに通信することを可能にするバス410とを含む。コンピューター可読媒体404および/または1以上のI/Oデバイス408は、計算デバイス400の一部として含まれること、また、代替的には、計算デバイス400と結合されることができる。バス410は、幾つかのタイプのバス構造のうちの1以上のものを表し、バス構造は、様々な異なるバス構造を用いるメモリー・バスまたはメモリー・コントローラー、周辺バス、アクセラレーテッド・グラフィックス・ポート(accelerated graphics port)、プロセッサー・バスまたはローカル・バスなどを含む。バス410は、有線バスおよび/またはワイヤレス・バスを含むことができる。
【0033】
[0037] メモリ/ストレージ・コンポーネント406は、1以上のコンピューター・ストレージ媒体を表す。コンポーネント406は、揮発性媒体(ランダム・アクセス・メモリ(RAM)など)、および/または不揮発性媒体(リード・オンリー・メモリ(ROM)、フラッシュ・メモリ、光ディスク、磁気ディスクなど)を含むことができる。コンポーネント406は、固定媒体(例えば、RAM、ROM、固定ハード・ドライブなと)、および取り外し可能媒体(例えば、フラッシュ・メモリ・ドライブ、取り外し可能ハード・ドライブ、光ディスクなど)を含むことができる。
【0034】
[0038] ここで説明した技術は、1以上の処理ユニット402で命令が実行されるソフトウェアにより、インプリメントすることができる。異なる命令を、計算デバイス400の異なるコンポーネント、例えば、処理ユニット402内、処理ユニット402の様々なキャッシュ・メモリ内、デバイス400の他のキャッシュ・メモリ(示さず)内、他のコンピューター可読媒体上などへ格納できることは、理解される。更に、計算デバイス400における命令が格納される場所は、時間とともに変化し得ることは、理解される。
【0035】
[0039] 1以上の入力/出力デバイス408は、ユーザーが計算デバイス400へコマンドおよび情報を入力することを可能にし、また、ユーザーおよび/または他のコンポーネントやデバイスへ情報が呈示されることを可能にする。入力デバイスの例は、キーボード、カーソル制御デバイス(例えば、マウス)、マイクロフォン、スキャナーなどを含む。出力デバイスの例は、ディスプレイ・デバイス(例えば、モニターやプロジェクター)、スピーカー、プリンター、ネットワーク・カードなどを含む。
【0036】
[0040] ここでは、様々な技術を、ソフトウェアやプログラム・モジュールの一般的なコンテキストで説明することができる。一般に、ソフトウェアは、特定のタスクを行ったり特定の抽象データ型をインプリメントするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。これらのモジュールおよび技術のインプリメンテーションは、何らかの形のコンピューター可読媒体に格納すること又はそれを通じて送ることができる。コンピューター可読媒体は、計算デバイスによりアクセスできる任意の使用可能な1または複数の媒体とすることができる。限定ではなく例として、コンピューター可読媒体は、「コンピューター・ストレージ媒体」および「通信媒体」を含むことができる。
【0037】
[0041] 「コンピューター・ストレージ媒体」は、揮発性および不揮発性、および取り外し可能および取り外し不可能である媒体を含み、その媒体は、コンピューター可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、または他のデータなどのような情報を記憶するための任意の方法や技術で実現される。コンピューター・ストレージ媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、または他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、または望まれる情報を記憶するために使用でき且つコンピューターによりアクセスできる他の媒体を含むが、これらには限定されない。
【0038】
[0042] 「通信媒体」は、典型的には、搬送波や他のトランスポート機構などのような変調されたデータ信号において、コンピューター可読命令、データ構造、プログラム・モジュール、または他のデータを実現する。通信媒体はまた、任意の情報配信媒体を含む。「変調されたデータ信号」という用語は、信号内において情報をエンコードするように、その信号の特性のうちの1以上の特性が設定または変更された信号を意味する。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワークや直接有線接続などのような有線媒体と、音響、RF、赤外線、および他のワイヤレス媒体などのようなワイヤレス媒体とを含む。上記のものの任意の組み合わせも、コンピューター可読媒体の範囲内に含まれる。
【0039】
[0043] 一般に、ここで説明した何れの機能や技術も、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア(例えば、固定の論理回路、システム・オン・チップ)、手動処理、またはこれらのインプリメンテーションの組み合わせを用いて、インプリメントすることができる。ここで用いられる「モジュール」および「コンポーネント」という用語は、一般に、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせを表す。ソフトウェアによるインプリメンテーションの場合、モジュールやコンポーネントは、プロセッサー(例えば、1または複数のCPU)で実行されたときに特定のタスクを行わせるプログラム・コードを表す。プログラム・コードは、1以上のコンピューター可読メモリ・デバイスに格納することができる。ここで説明された本開示の特徴はプラットフォームから独立しており、これは、その技術を、様々なプロセッサーを有する様々な商用の計算プラットフォームでインプリメントできることを、意味する。
【0040】
[0044] 当業者であれば、ここでの説明を読んだ後には明らかなように、受信したEメールをユーザー選択可能な期間の後に自動的に削除することを容易にするプロセス200およびプロセス300をインプリメントするコードは、計算デバイス400に積まれた「標準」のEメール・リーダー・アプリケーションの一部とすること、またはアップデート(またはパッチ)の一部として後に付加することができる。
【0041】
[0045] 本開示の様々な構成を説明したが、それらは例として呈示されており限定ではないことを、理解すべきである。本開示の精神および範囲から離れることなく、形態および詳細の様々な変更を行えることが、当業者には明らかである。従って、本開示は、上記の何れの例示の構成によっても限定すべきではなく、特許請求の範囲およびその等価物にのみ従って定めるべきである。
【0042】
[0046] 更に、本開示の構造、メソドロジー、機能、および利点を強調する添付の図面は、例示のみを目的として呈示されていることを、理解すべきである。本開示は、十分に柔軟であり且つ構成可能であり、添付の図面に示す形以外の形でインプリメントすることもできる。
【0043】
[0047] 更に、要約の目的は、米国特許商標庁と、公衆、一般に及び特には、特許や法律用語や語法に慣れていない関連技術の科学者、エンジニア、および実務家とが、大雑把に閲覧することでこの技術的開示の特徴および本質を迅速に判断できるようにすることである。要約は、本開示の範囲に関して如何様にも限定することを意図していない。