特許第6204957号(P6204957)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6204957情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6204957
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20170914BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   G06F17/30 310A
   G06F17/30 170B
   G06T1/00 200E
【請求項の数】14
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2015-203979(P2015-203979)
(22)【出願日】2015年10月15日
(65)【公開番号】特開2017-76282(P2017-76282A)
(43)【公開日】2017年4月20日
【審査請求日】2015年12月11日
【審判番号】不服2016-16091(P2016-16091/J1)
【審判請求日】2016年10月27日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】瀬々 恵理
(72)【発明者】
【氏名】朴 重鎬
(72)【発明者】
【氏名】市原 歌織
(72)【発明者】
【氏名】森本 浩介
(72)【発明者】
【氏名】石橋 崇司
【合議体】
【審判長】 金子 幸一
【審判官】 渡邊 聡
【審判官】 貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−218247(JP,A)
【文献】 特開2008−129884(JP,A)
【文献】 特開2008−282267(JP,A)
【文献】 特開2014−10485(JP,A)
【文献】 特表2013−535733(JP,A)
【文献】 特表2013−501975(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/152765(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F17/30
G06T1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する抽出部と、
前記受付部によって前記画像が受け付けられる時点より以前のウェブサービスの利用履歴又はアプリケーションの利用履歴に基づいて、前記抽出部によって抽出された検索クエリの候補の中からクエリを出力する出力部と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記抽出部は、
前記画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記出力部は、
前記画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいた順序で前記検索クエリの候補が表示されるリストを出力する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記受付部は、
前記画像として、検索対象が撮影された撮影画像を受け付ける
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記受付部は、
前記画像として、ユーザが有する端末装置の画面に表示中の画像を受け付ける
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記抽出部は、
前記画像のうち所定の割合以上の面積を占める被写体の検索クエリの候補を抽出する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記抽出部は、
前記画像が撮影された位置を示す位置情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記抽出部は、
前記画像が撮影された時間を示す時間情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記出力部は、
前記検索クエリの候補として、テキストデータ、画像データまたは音声データに関する情報を並べたリストを出力する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記抽出部は、
前記画像に描出された被写体に関連する特徴から推定される検索クエリの候補を抽出する
ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記出力部は、
前記検索クエリの候補を前記画像上に表示した画像を出力する
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記出力部は、
前記画像上のうち、前記検索クエリの候補に対応する被写体に基づく位置に当該検索クエリの候補を表示した画像を出力する
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項13】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
画像を受け付ける受付工程と、
前記受付工程によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する抽出工程と、
前記受付工程によって前記画像が受け付けられる時点より以前のウェブサービスの利用履歴又はアプリケーションの利用履歴に基づいて、前記抽出工程によって抽出された検索クエリの候補の中からクエリを出力する出力工程と
を含んだことを特徴とする情報処理方法。
【請求項14】
画像を受け付ける受付手順と、
前記受付手順によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する抽出手順と、
前記受付手順によって前記画像が受け付けられる時点より以前のウェブサービスの利用履歴又はアプリケーションの利用履歴に基づいて、前記抽出手順によって抽出された検索クエリの候補の中からクエリを出力する出力手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、データの集合の中から目的とするデータを探し出す検索技術が知られている。このような検索に関する技術として、画像コンテンツを用いて、画像に描出された対象物の検索を行なう技術が知られている。例えば、このような技術では、ユーザ端末から入力された位置情報付きの検索クエリ画像内のランドマークの名称を検索クエリとした検索結果を受信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−224745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、ユーザが所望する検索結果を得ることができるとは限らなかった。例えば、上記の従来技術では、ユーザ端末から入力された位置情報付きの検索クエリ画像内の特徴情報に基づいて検索クエリ画像内のランドマークを推測し、推測したランドマークの名称を検索クエリとして検索を行なう。このため、検索クエリがユーザの所望するものではない場合がある。このようなことから、上記の従来技術では、ユーザが所望する検索結果を得ることができるとは限らなかった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが所望する検索を可能にすることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、画像を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された検索クエリの候補を出力する出力部とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザが所望する検索を可能にすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理装置による提示処理の一例を示す説明図である。
図2図2は、実施形態に係る提示システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る検索クエリ情報記憶部の一例を示す図である。
図5図5は、提示システムによる提示処理手順を示すシーケンスである。
図6図6は、被写体が複数の場合の表示画面の一例を示す図である。
図7図7は、検索クエリが画像の場合の表示画面の一例を示す図である。
図8図8は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.実施形態〕
〔1−1.実施形態に係る提示処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る提示処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置100による提示処理の一例を示す説明図である。図1の例では、ユーザが有する端末装置10から入力された画像に基づいて検索クエリの候補を提示する提示処理が行われる。
【0011】
まず、端末装置10を有するユーザは、被写体Ob1の撮影を行なう。具体的には、ユーザは、検索クエリの候補を望む被写体Ob1の方向にカメラを向ける。そして、ユーザは、図1の(a)に示すように、端末装置10の表示画面Wiに表示されるAF(Auto Focus)枠Frの内側に被写体Ob1を収めることで被写体Ob1にピントを合わせる。そして、ユーザは、被写体Ob1にピントを合わせた状態で撮影ボタンBt1を押下する。これにより、端末装置10は、被写体Ob1が描出された画像P1を生成する。
【0012】
続いて、ユーザは、図1の(b)に示すように、端末装置10の表示画面Wiに表示される画像P1のうち被写体Ob1の顔を含む部分の範囲を指定して画像TPを選択する。そして、ユーザは、画像TPを選択した状態で検索ボタンBt2を押下する。これにより、端末装置10は、情報処理装置100に画像TPを送信する。
【0013】
そして、情報処理装置100は、画像TPを端末装置10から受け付ける。続いて、情報処理装置100は、受け付けられた画像TPに基づいて、検索クエリの候補を抽出する。具体的には、情報処理装置100は、画像TPの特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、画像TPに描出された被写体Ob1の顔の特徴量と、参照画像に描出された人物の顔の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。一例としては、情報処理装置100は、画像TPとの間の類似度が所定の閾値以上である参照画像に対応する名称などのキーワードを検索クエリの候補として抽出する。
【0014】
続いて、情報処理装置100は、抽出された検索クエリの候補を出力する。具体的には、情報処理装置100は、類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する。例えば、情報処理装置100は、類似度が高い順に検索クエリの候補を上から表示したリストを端末装置10に出力する。これにより、端末装置10は、図1の(c)に示すように、類似度が高い順に検索クエリの候補SQ1〜SQ5が掲載されたリストLiを表示画面Wiに表示する。この結果、情報処理装置100は、ユーザが所望する検索クエリの候補を端末装置10に提示することができる。
【0015】
その後、端末装置10は、例えば、ユーザによって検索クエリの候補SQ1が選択された場合に、選択された検索クエリの候補SQ1に対応する「A男」について検索を行なった検索結果の要求を検索サーバ50に送信する。続いて、端末装置10は、検索結果の要求の応答として、「A男」について検索を行なった検索結果SRを受信する。そして、端末装置10は、図1の(d)に示すように、受信した「A男」についての検索結果SRを表示画面Wiに表示する。
【0016】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、画像を受け付ける。また、情報処理装置100は、受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。また、情報処理装置100は、抽出された検索クエリの候補を出力する。
【0017】
これにより、情報処理装置100は、画像に基づいて検索クエリの候補を提示することができるので、ユーザが所望する検索を可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、ユーザが検索を所望するキーワードを抽出することができるので、ユーザの意思を言語化することができる。一例としては、情報処理装置100は、画像に描出された被写体の名称などをユーザに提示することができる。
【0018】
また、情報処理装置100は、検索クエリの候補が表示されたリストをユーザに提示することができるので、検索クエリをユーザに容易に把握させることができる。例えば、情報処理装置100は、被写体の名称などといった被写体に関する各種の情報を提示することができるので、被写体について深く知りたいユーザなどにとって有益な情報を提供することができる。
【0019】
〔1−2.実施形態に係る提示システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る提示システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る提示システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、提示システム1には、端末装置10と、情報処理装置100と、検索サーバ50とが含まれる。端末装置10と、情報処理装置100と、検索サーバ50とは、それぞれネットワークNと有線または無線により通信可能に接続される。
【0020】
端末装置10は、スマートフォンや、携帯電話機、タブレット型端末や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ノート型PC(Personal Computer)等の情報処理装置である。端末装置10は、各種の機能(例えば、検索クエリの提示機能)を利用するユーザによって所有される。具体的には、端末装置10は、ユーザによって選択された画像を情報処理装置100に送信する。
【0021】
情報処理装置100は、検索クエリの候補を出力するサーバ装置である。具体的には、情報処理装置100は、端末装置10から受け付けた画像に基づいて検索クエリの候補を抽出し、抽出した検索クエリの候補を端末装置10に出力する。
【0022】
検索サーバ50は、検索クエリについて検索を行なった検索結果を出力するサーバ装置である。具体的には、検索サーバ50は、検索クエリの検索結果の要求を端末装置10から受信する。そして、検索サーバ50は、受信した要求の応答として検索クエリの検索結果を端末装置10に送信する。
【0023】
なお、図2では、提示システム1に、1台の端末装置10と、1台の情報処理装置100と、1台の検索サーバ50とが含まれる例を示したが、提示システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100や、複数台の検索サーバ50が含まれてもよい。
【0024】
〔1−3.実施形態に係る情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0025】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、ネットワークを介して、端末装置10との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部110は、ネットワークを介して、端末装置10との間で画像や検索クエリの候補の送受信を行う。
【0026】
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、検索クエリ情報記憶部121を有する。
【0027】
(検索クエリ情報記憶部121について)
検索クエリ情報記憶部121は、検索クエリに関する情報を記憶する。具体的には、検索クエリ情報記憶部121は、検索クエリ毎に、検索クエリに対応するキーワードや画像を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る検索クエリ情報記憶部121の一例を示す。図4に示すように、検索クエリ情報記憶部121は、「検索クエリID」、「キーワード」および「画像」といった項目を有する。
【0028】
「検索クエリID」は、検索クエリを識別するための識別情報を示す。例えば、「検索クエリID」には、検索クエリごとに割り当てられる固有の英数字等の識別子が記憶される。「キーワード」は、検索クエリに対応するキーワードを示す。例えば、「キーワード」には、検索クエリを表現する文字列等が記憶される。「画像」は、検索クエリに対応する画像を示す。例えば、「画像」には、検索クエリに対応するものが描出された参照画像が記憶される。一例としては、「画像」には、検索クエリに対応するものが様々な角度から撮影された複数の参照画像が記憶される。なお、「画像」には、図に示す複数の参照画像に限らず、任意の数の参照画像が記憶される。また、図4では「画像」に「RP11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や画像の格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0029】
すなわち、図4では、検索クエリID「Q1」によって識別される検索クエリに対応するキーワードは、「A男」である例を示している。また、検索クエリID「Q1」によって識別される検索クエリに対応する画像は、「RP11」、「RP12」、「RP13」などである例を示している。
【0030】
(制御部130について)
図3に戻り、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0031】
制御部130は、図3に示すように、受付部131と、抽出部132と、出力部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する提示処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0032】
(受付部131について)
受付部131は、画像を受け付ける。具体的には、受付部131は、ユーザが検索クエリを所望する対象が描出された画像を端末装置10から受け付ける。より具体的には、受付部131は、ユーザによって選択された画像を端末装置10から受信することで画像を受け付ける。例えば、受付部131は、画像として、ユーザが検索クエリを所望する対象が撮影された撮影画像を受け付ける。一例としては、受付部131は、ユーザによって撮影ボタンが押下されたタイミングでモニタに表示されている画像を撮影画像として受け付ける。
【0033】
(抽出部132について)
抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。具体的には、抽出部132は、画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。例えば、抽出部132は、まず、検索クエリ情報記憶部121を参照し、受付部131によって受け付けられた画像と各参照画像とを照合することで類似度を算出する。そして、抽出部132は、類似度が高い参照画像に対応するキーワードを検索クエリの候補として優先して抽出する。一例としては、抽出部132は、画像との間の類似度が所定の閾値以上である参照画像に対応するキーワードを検索クエリの候補として抽出する。一態様としては、抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像に人物の顔が描出されている場合には、人物の顔が描出された参照画像が人物ごとに記憶された記憶部を参照し、画像に描出された被写体の顔の特徴量と、参照画像に描出された人物の顔の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。
【0034】
(出力部133について)
出力部133は、抽出部132によって抽出された検索クエリの候補を出力する。具体的には、出力部133は、検索クエリの候補が表示されたリストを端末装置10に対して出力する。例えば、出力部133は、受け付けた画像の特徴量と検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する。一例としては、出力部133は、抽出部132によって抽出された参照画像に対応するキーワードを類似度が高い順に上から表示したリストを端末装置10に出力する。これにより、端末装置10は、出力部133によって出力されたリストを表示画面に表示する。
【0035】
〔1−4.実施形態に係る提示処理手順〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る提示システム1による処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る提示システム1による提示処理手順を示すシーケンスである。
【0036】
図5に示すように、端末装置10は、画像を選択する(ステップS101)。例えば、端末装置10は、ユーザが検索クエリを所望する被写体を撮影した画像を選択する。そして、情報処理装置100は、画像を受け付ける(ステップS102)。例えば、情報処理装置100は、ユーザによって選択された画像を端末装置10から受信することで画像を受け付ける。
【0037】
その後、情報処理装置100は、受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する(ステップS103)。具体的には、情報処理装置100は、受け付けられた画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。一例としては、情報処理装置100は、画像との間の類似度が所定の閾値以上である参照画像に対応する検索クエリを候補として抽出する。
【0038】
続いて、情報処理装置100は、抽出された検索クエリの候補を出力する(ステップS104)。具体的には、情報処理装置100は、類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する。例えば、情報処理装置100は、類似度が高い順に検索クエリの候補を上から表示したリストを端末装置10に出力する。
【0039】
これにより、端末装置10は、検索クエリの候補を情報処理装置100から受信する。そして、端末装置10は、情報処理装置100から出力された検索クエリの候補を表示する(ステップS105)。例えば、端末装置10は、類似度が高い順に検索クエリの候補を上から表示したリストを表示する。
【0040】
その後、端末装置10は、ユーザによって検索クエリの候補が選択された場合に(ステップS106)、選択された検索クエリの候補についての検索結果の要求を検索サーバ50に送信する(ステップS107)。これにより、検索サーバ50は、検索クエリの検索結果の要求を端末装置10から受信する。
【0041】
続いて、検索サーバ50は、受信した要求が示す検索クエリについて検索を行なう。そして、検索サーバ50は、端末装置10からの要求の応答として、検索クエリについての検索結果を端末装置10に送信する(ステップS108)。これにより、端末装置10は、検索クエリについての検索結果を検索サーバ50から受信する。そして、端末装置10は、受信した検索結果を表示する(ステップS109)。
【0042】
〔1−5.実施形態の効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、受付部131と、抽出部132と、出力部133とを有する。受付部131は、画像を受け付ける。抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。出力部133は、抽出部132によって抽出された検索クエリの候補を出力する。
【0043】
これにより、情報処理装置100は、画像に基づいて検索クエリの候補を提示することができるので、ユーザが所望する検索を可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、ユーザが検索を所望するキーワードを抽出することができるので、ユーザの意思を言語化することができる。一例としては、情報処理装置100は、画像に描出された被写体の名称などをユーザに提示することができる。
【0044】
また、情報処理装置100は、検索クエリの候補が表示されたリストをユーザに提示することができるので、検索クエリをユーザに容易に把握させることができる。例えば、情報処理装置100は、被写体の名称など被写体に関する各種の情報を提示することができるので、被写体について深く知りたいユーザなどに有益な情報を提供することができる。
【0045】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、抽出部132は、画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、受け付けた画像と類似する参照画像に対応する検索クエリを抽出することができるので、ユーザが所望する検索を高い精度で可能にすることができる。
【0046】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、出力部133は、類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザが所望する検索である可能性が高い検索クエリの候補をユーザに見易く提示することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0047】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、受付部131は、画像として、検索対象が撮影された撮影画像を受け付ける。これにより、情報処理装置100は、ユーザが対象を撮影するだけで容易に画像を受け付けることができるので、ユーザが検索を所望する対象の検索クエリを迅速かつ容易にユーザに提示することができる。
【0048】
〔2.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
【0049】
〔2−1.行動履歴に基づく検索クエリ〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、各種の情報に基づいて検索クエリの候補を出力してもよい。
【0050】
具体的には、情報処理装置100の出力部133は、ユーザの行動履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。例えば、情報処理装置100は、ユーザの行動履歴として、ユーザの検索履歴またはユーザに関するメッセージの履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。一例としては、情報処理装置100は、ユーザが直近に検索したキーワードに関連する検索クエリほど優先して出力する。他の例では、情報処理装置100は、ユーザが直近に送受信したメッセージに含まれるキーワードに関連する検索クエリほど優先して出力する。他の例では、情報処理装置100は、ユーザの行動履歴として、ウェブサービスの利用履歴やアプリケーションの利用履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。例えば、情報処理装置100は、ユーザが直近に利用したオンラインショッピングやオークション、動画配信サービス、音楽配信サービス、地図情報提供サービス、予約サービスなどといった各種のウェブサービスやアプリケーションに関連する検索クエリほど優先して出力する。一態様としては、情報処理装置100は、ユーザの行動履歴に基づく優先度が高い検索クエリほど上から表示されるリストを出力する。なお、情報処理装置100は、ユーザの趣味や嗜好を示すユーザ属性に基づいて検索クエリの候補を出力してもよい。
【0051】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、ユーザの行動履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザの行動に関わる検索クエリを出力することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリを提示することができる。
【0052】
また、変形例に係る情報処理装置100は、ユーザの行動履歴として、ユーザの検索履歴またはユーザに関するメッセージの履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザが検索やメッセージで用いたキーワードに関わる検索クエリを出力することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリを高い精度で提示することができる。
【0053】
〔2−2.入力画像〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が画像として、検索対象が撮影された撮影画像を受け付ける例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、ユーザによって撮影された撮影画像に限らず、各種の画像を受け付けてもよい。
【0054】
具体的には、情報処理装置100の受付部131は、画像として、ユーザが有する端末装置10の画面に表示中の画像を受け付ける。より具体的には、情報処理装置100は、ユーザが撮影ボタンを押す前のタイミングで画面に表示されている画像を端末装置10から受け付ける。他の例では、情報処理装置100は、撮影画像や撮影前のタイミングで画面に表示中の画像に限らず、インターネットを介してダウンロードされた画像やキャプチャされた画像などを端末装置10から受け付けてもよい。
【0055】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、画像として、ユーザが有する端末装置の画面に表示中の画像を受け付ける。これにより、情報処理装置100は、画面に表示中の画像を受け付けることができるので、ユーザが検索クエリを求める対象の撮影を行なう手間を削減することができる。
【0056】
〔2−3.被写体の面積に応じて検索クエリの候補を抽出〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が受付部131によって受け付けられた画像に基づいて検索クエリの候補を抽出する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、各種の条件に基づいて検索クエリの候補を抽出してもよい。
【0057】
具体的には、情報処理装置100の抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像のうち所定の割合以上の面積を占める被写体の検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像のうち30%以上の面積を占める被写体をユーザが検索クエリを所望する対象として検索クエリの候補を抽出する。一態様としては、情報処理装置100は、所定の割合以上の面積を占める被写体が複数ある場合には、被写体ごとに検索クエリの候補を抽出する。他の態様としては、情報処理装置100は、被写体が人物である場合には、画像に描出されている全ての人物の検索クエリの候補を抽出する。
【0058】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、画像のうち所定の割合以上の面積を占める被写体の検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、画像の中で一定水準を満たす被写体の検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補を高い精度で抽出することができる。
【0059】
〔2−4.位置情報に基づいて検索クエリの候補を抽出〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が受付部131によって受け付けられた画像の特徴量と検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、類似度に限らず、各種の情報に基づいて検索クエリの候補を抽出してもよい。
【0060】
具体的には、情報処理装置100の抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像が撮影された位置を示す位置情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、画像が撮影された場所と関わりが深い検索クエリを優先して抽出する。一例としては、情報処理装置100は、画像に建物が描出されている場合に、かかる画像が撮影された場所から推定される建物に関する情報を検索クエリの候補として抽出する。
【0061】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、画像が撮影された位置を示す位置情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、位置情報を活用して検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補を高い精度で抽出することができる。
【0062】
〔2−5.時間情報に基づいて検索クエリの候補を抽出〕
上記の変形例では、情報処理装置100が受付部131によって受け付けられた画像が撮影された位置を示す位置情報に基づいて検索クエリの候補を抽出する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、位置情報に限らず、各種の情報に基づいて検索クエリの候補を抽出してもよい。
【0063】
具体的には、情報処理装置100の抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像が撮影された時間を示す時間情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、画像が撮影された時間と関わりが深い検索クエリを優先して抽出する。一例としては、情報処理装置100は、11時から14時の昼食時や17時から22時の夕食時の時間帯などに繁華街が描出された画像が撮影された場合に、かかる繁華街に存在する飲食店に関する情報を検索クエリの候補として抽出する。
【0064】
他の例では、情報処理装置100は、季節に応じて検索クエリの候補を抽出する。一例としては、情報処理装置100は、7月〜8月など夏に山が描出された画像が撮影された場合に、かかる山の登山に関する情報を検索クエリの候補として抽出する。一方、情報処理装置100は、12月〜2月など冬に山が描出された画像が撮影された場合に、かかる山のウィンタースポーツに関する情報を検索クエリの候補として抽出する。
【0065】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、画像が撮影された時間を示す時間情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、場所情報を活用して検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補を高い精度で抽出することができる。
【0066】
〔2−6.リスト〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が受付部131によって受け付けられた画像の特徴量と検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、各種のデータ形式の検索クエリの候補が表示されるリストを出力してもよい。
【0067】
具体的には、情報処理装置100の出力部133は、検索クエリの候補として、テキストデータ、画像データまたは音声データに関する情報を並べたリストを出力する。例えば、情報処理装置100は、検索クエリの候補として、キーワード、画像、音声が並べられたリストを端末装置10に出力する。
【0068】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、検索クエリの候補として、テキストデータ、画像データまたは音声データに関する情報を並べたリストを出力する。これにより、情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像に基づく検索クエリの候補をデータ形式に関わらず出力することができるので、バラエティに富んだデータが表示されるリストをユーザに提示することができる。
【0069】
〔2−7.被写体に関連する特徴に基づいて検索クエリの候補を抽出〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が受付部131によって受け付けられた画像に描出された被写体の顔の特徴量と参照画像に描出された被写体の顔の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、被写体の顔に限らず、各種の情報に基づいて検索クエリの候補を抽出してもよい。
【0070】
具体的には、情報処理装置100の抽出部133は、受付部131によって受け付けられた画像に描出された被写体に関連する特徴から推定される検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、画像に描出された被写体の顔と、被写体が着用している服装とに基づいて検索クエリの候補を抽出する。一例としては、情報処理装置100は、被写体の顔から推定される被写体の名称と、被写体が着用している服装から推定される被写体が出演する映画などの出演作品に関する情報とを検索クエリの候補として抽出する。
【0071】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像に描出された被写体に関連する特徴から推定される検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、被写体の各種の特徴に基づいて検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索クエリの候補をより高い精度で抽出することができる。
【0072】
〔2−8.検索クエリの表示〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が受付部131によって受け付けられた画像の特徴量と検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、各種の態様で検索クエリの候補を出力してもよい。
【0073】
具体的には、情報処理装置100の出力部133は、検索クエリの候補を受付部131によって受け付けられた画像上に表示した画像を出力する。例えば、情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像上のうち、検索クエリの候補に対応する被写体に基づく位置に検索クエリの候補を表示した画像を出力する。この点について、図6を用いて説明する。
【0074】
図6は、被写体が複数の場合の表示画面の一例を示す図である。まず、ユーザは、図6に示すように、被写体Ob21〜Ob24が描出された画像P2を、検索クエリの候補を所望する画像として選択したものとする。この場合、端末装置10は、画像P2を情報処理装置100に送信する。これにより、情報処理装置100は、画像P2を端末装置10から受け付ける。
【0075】
続いて、情報処理装置100は、画像P2に描出された被写体Ob21〜Ob24ごとに検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、被写体Ob21〜Ob24の顔の特徴量と参照画像に描出された顔の特徴量との間の類似度が最も高い参照画像に対応する検索クエリの候補SQ21〜SQ24をそれぞれ抽出する。
【0076】
その後、情報処理装置100は、検索クエリの候補SQ21〜SQ24を受付部131によって受け付けられた画像P2上に表示した画像P3を出力する。具体的には、情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像P2上のうち、検索クエリの候補SQ21〜SQ24に対応する被写体Ob21〜Ob24を示す位置に検索クエリの候補SQ21〜SQ24をそれぞれ表示した画像P3を出力する。例えば、情報処理装置100は、被写体に近い前後左右の位置に検索クエリの候補を表示した画像を出力する。一例としては、情報処理装置100は、図6に示すように、被写体Ob21の上の位置に検索クエリの候補SQ21を表示した画像P3を出力する。他の例では、情報処理装置100は、図6に示すように、被写体Ob23の下の位置に検索クエリの候補SQ23を表示した画像P3を出力する。
【0077】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、検索クエリの候補を受付部131によって受け付けられた画像上に表示した画像を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザから受け付けた画像上に検索クエリの候補を表示することができるので、被写体に対応する検索クエリの候補をユーザに容易に把握させることができる。
【0078】
また、変形例に係る情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像上のうち、検索クエリの候補に対応する被写体に基づく位置に検索クエリの候補を表示した画像を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザから受け付けた画像上のうち被写体に対応する位置に検索クエリの候補を表示することができるので、被写体に対応する検索クエリの候補をユーザにより容易に把握させることができる。
【0079】
〔2−9.付帯情報を表示〕
上記の変形例では、情報処理装置100が検索クエリの候補を受付部131によって受け付けられた画像上に表示した画像を出力する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、類似度に関する付帯情報を検索クエリの候補とともに表示してもよい。例えば、情報処理装置100は、図1に示すように、検索クエリの候補とともに検索クエリに対応する類似度が表示されるリストを端末装置10に出力する。
【0080】
また、情報処理装置100は、類似度に応じた付帯情報を検索クエリの候補とともに出力してもよい。具体的には、情報処理装置100は、類似度の高低を表現する文字列を検索クエリの候補とともに出力する。例えば、情報処理装置100は、図6に示すように、類似度が相対的に高い場合には「おそらく」といった文字列を表示し、類似度が相対的に低い場合には「もしかして」といった文字列を表示する画像を出力する。他の例では、情報処理装置100は、図6に示すように、類似度が相対的に高い場合には「!」を検索クエリの候補の語尾に表示し、類似度が相対的に低い場合には「?」を検索クエリの候補の語尾に表示する画像を出力する。
【0081】
他の例では、情報処理装置100は、類似度に応じて検索クエリ候補の濃淡や形状を変更した画像を出力する。例えば、情報処理装置100は、類似度が相対的に高い場合には検索クエリの候補を相対的に濃く表示し、類似度が相対的に低い場合には検索クエリの候補を相対的に薄く表示する画像を出力する。他の例では、情報処理装置100は、類似度が相対的に高い場合には検索クエリの候補を相対的に大きいサイズで表示し、類似度が相対的に低い場合には検索クエリの候補を相対的に小さいサイズで表示する画像を出力する。
【0082】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像の特徴量と検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に関する付帯情報を検索クエリの候補とともに表示する。これにより、情報処理装置100は、検索クエリの候補とともに類似度に応じた指標を表示することができるので、検索クエリの候補の信頼性をユーザに把握させることができる。
【0083】
〔2−10.検索クエリの表示形式〕
上記の変形例では、情報処理装置100が被写体に対応する名称を検索クエリの候補として表示した画像を出力する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、名称などのキーワードに限らず、各種の形式の検索クエリの候補を表示した画像を出力してもよい。この点について、図7を用いて説明する。図7は、検索クエリが画像の場合の表示画面の一例を示す図である。図7に示すように、まず、情報処理装置100は、被写体Ob21〜Ob24が描出された画像P2を端末装置10から受け付ける。
【0084】
続いて、情報処理装置100は、被写体Ob21の顔の特徴量と参照画像に描出された顔の特徴量との間の類似度が最も高い参照画像PSQ21を検索クエリの候補として抽出する。同様に、情報処理装置100は、被写体Ob22〜Ob24の顔の特徴量と参照画像に描出された顔の特徴量との間の類似度が最も高い参照画像PSQ22〜PSQ24を検索クエリの候補としてそれぞれ抽出する。
【0085】
その後、情報処理装置100は、参照画像PSQ21〜PSQ24を受付部131によって受け付けられた画像P2上に表示した画像P4を出力する。具体的には、情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像P2上のうち、参照画像PSQ21〜PSQ24に対応する被写体Ob21〜Ob24を示す位置に参照画像PSQ21〜PSQ24をそれぞれ表示した画像P4を出力する。
【0086】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、各種の形式の検索クエリの候補を表示した画像を出力する。これにより、情報処理装置100は、データの形式に関わらず検索クエリの候補を表示することができるので、バラエティに富んだ態様で検索クエリの候補をユーザに把握させることができる。例えば、情報処理装置100は、類似度が最も高い参照画像を検索クエリの候補として画像上に表示して出力することができるので、検索クエリの候補をユーザに容易に把握させることができる。
【0087】
〔2−11.適用対象〕
上記の実施形態では、情報処理装置100が検索クエリの候補として被写体の名称を抽出する例を挙げて説明した。ここで、情報処理装置100は、被写体の名称に限らず、被写体に関する各種の情報を出力してもよい。
【0088】
例えば、情報処理装置100は、野菜や魚などの食物が描出された画像を受け付けた場合に、かかる食物の食べ方や調理方法、入手可能な場所などに関する情報を検索クエリの候補として抽出する。
【0089】
他の例では、情報処理装置100は、空が描出された画像を受け付けた場合に、天候に関する情報を検索クエリの候補として抽出する。一例としては、情報処理装置100は、空が描出された画像が撮影された場所の天気や気温、湿度などを検索クエリの候補として抽出する。
【0090】
他の例では、情報処理装置100は、飲食店が描出された画像を受け付けた場合に、かかる飲食店が提供するメニューやWebサイトやクーポンなどを検索クエリの候補として抽出する。
【0091】
他の例では、情報処理装置100は、レストラン街が描出された画像を受け付けた場合に、かかるレストラン街に存在する飲食店に関する情報を検索クエリの候補として抽出する。一例としては、情報処理装置100は、かかるレストラン街に存在する飲食店の口コミの一覧や評価ランキングなどを検索クエリの候補として抽出する。
【0092】
他の例では、情報処理装置100は、商品が描出された画像を受け付けた場合に、かかる商品の価格や販売場所、類似商品、口コミ、販売メーカなどを検索クエリの候補として抽出する。
【0093】
このように、変形例に係る情報処理装置100は、被写体に関する各種の情報を出力する。これにより、情報処理装置100は、被写体に関するバラエティに富んだ情報を出力することができるので、ユーザが所望する検索を可能にすることができる。
【0094】
〔2−12.変形例の効果〕
上述してきたように、変形例に係る情報処理装置100において、出力部133は、ユーザの行動履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザの行動に関わる検索クエリを出力することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリを提示することができる。
【0095】
また、変形例に係る情報処理装置100において、出力部133は、ユーザの行動履歴として、ユーザの検索履歴またはユーザに関するメッセージの履歴に基づいて検索クエリの候補を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザが検索やメッセージで用いたキーワードに関わる検索クエリを出力することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリを高い精度で提示することができる。
【0096】
また、変形例に係る情報処理装置100において、受付部131は、画像として、ユーザが有する端末装置の画面に表示中の画像を受け付ける。これにより、情報処理装置100は、画面に表示中の画像を受け付けることができるので、ユーザが検索クエリを求める対象の撮影を行なう手間を削減することができる。
【0097】
また、変形例に係る情報処理装置100において、抽出部132は、画像のうち所定の割合以上の面積を占める被写体の検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、画像の中で一定水準を満たす被写体の検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補を高い精度で抽出することができる。
【0098】
また、変形例に係る情報処理装置100において、抽出部132は、画像が撮影された位置を示す位置情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、位置情報を活用して検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補を高い精度で抽出することができる。
【0099】
また、変形例に係る情報処理装置100において、抽出部132は、画像が撮影された時間を示す時間情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、場所情報を活用して検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補を高い精度で抽出することができる。
【0100】
また、変形例に係る情報処理装置100において、出力部133は、検索クエリの候補として、テキストデータ、画像データまたは音声データに関する情報を並べたリストを出力する。これにより、情報処理装置100は、受付部131によって受け付けられた画像に基づく検索クエリの候補をデータ形式に関わらず出力することができるので、バラエティに富んだデータが表示されるリストをユーザに提示することができる。
【0101】
また、変形例に係る情報処理装置100において、抽出部132は、受付部131によって受け付けられた画像に描出された被写体に関連する特徴から推定される検索クエリの候補を抽出する。これにより、情報処理装置100は、被写体の各種の特徴に基づいて検索クエリの候補を抽出することができるので、ユーザが所望する検索を可能にする検索クエリの候補をより高い精度で抽出することができる。
【0102】
また、変形例に係る情報処理装置100において、出力部133は、検索クエリの候補を受付部131によって受け付けられた画像上に表示した画像を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザから受け付けた画像上に検索クエリの候補を表示することができるので、被写体に対応する検索クエリの候補をユーザに容易に把握させることができる。
【0103】
また、変形例に係る情報処理装置100において、出力部133は、受付部131によって受け付けられた画像上のうち、検索クエリの候補に対応する被写体に基づく位置に検索クエリの候補を表示した画像を出力する。これにより、情報処理装置100は、ユーザから受け付けた画像上のうち被写体に対応する位置に検索クエリの候補を表示することができるので、被写体に対応する検索クエリの候補をユーザにより容易に把握させることができる。
【0104】
〔3.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0105】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0106】
例えば、上記実施形態において説明した情報処理装置100が有する受付部131、抽出部132、出力部133によって行われる処理は、端末装置10によって行われてもよい。一例としては、かかる処理は、端末装置10にインストールされるアプリケーションによって実行される。この場合、端末装置10は、画像を受け付ける受付部と、受付部によって受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出された検索クエリの候補を出力する出力部とを備える。
【0107】
具体的には、端末装置10は、まず、ユーザによって選択操作がなされることで画像を受け付ける。続いて、端末装置10は、受け付けられた画像に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。例えば、端末装置10は、受け付けられた画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。一例としては、端末装置10は、画像との間の類似度が所定の閾値以上である参照画像に対応する検索クエリを候補として抽出する。その後、端末装置10は、抽出された検索クエリの候補を出力する。例えば、端末装置10は、類似度に基づいた順序で検索クエリの候補が表示されるリストを出力する。一例としては、端末装置10は、類似度が高い順に検索クエリの候補を上から表示したリストを端末装置10が備える表示画面に出力する。これにより、端末装置10は、サーバとの通信を行なわなくても画像に基づく検索クエリの候補を抽出して表示することができる。言い換えると、端末装置10内で画像に基づく検索クエリの候補を出力する処理を実現することができる。
【0108】
他の例では、上記実施形態において説明した受付部131、出力部133によって行われる処理は端末装置10によって実行され、抽出部132によって行われる処理は情報処理装置100によって行われてもよい。この場合、情報処理装置100は、受付部131および出力部133を備えずに抽出部132を備える。端末装置10は、画像を受け付ける受付部と、情報処理装置100の抽出部132によって抽出された検索クエリの候補を出力する出力部とを備える。
【0109】
具体的には、端末装置10は、まず、ユーザによって選択操作がなされることで画像を受け付ける。続いて、端末装置10は、受け付けた画像に関する情報を情報処理装置100に送信する。例えば、端末装置10は、画像に関する情報として、画像の特徴量など画像そのものなどを情報処理装置100に送信する。これにより、情報処理装置100は、画像に関する情報を端末装置10から受信する。そして、情報処理装置100は、受信した画像に関する情報に基づいて、検索クエリの候補を抽出する。例えば、情報処理装置100は、受信した画像の特徴量と、検索クエリと対応付けられて記憶部に記憶された参照画像の特徴量との間の類似度に基づいて検索クエリの候補を抽出する。その後、情報処理装置100は、抽出された検索クエリの候補に関する情報を端末装置10に送信する。これにより、端末装置10は、検索クエリの候補に関する情報を情報処理装置100から受信する。そして、端末装置10は、情報処理装置100によって抽出された検索クエリの候補を端末装置10が備える表示画面に出力する。これにより、情報処理装置100は、サーバ側で検索クエリの候補を抽出することができるので、端末装置10側の処理負荷を軽減することができる。
【0110】
また、他の例では、図3に示した検索クエリ情報記憶部121は、情報処理装置100が保持せずに、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、情報処理装置100は、ストレージサーバにアクセスすることで、検索クエリに関する情報を取得する。
【0111】
また、情報処理装置100は、出力処理は行わず、抽出処理のみを行う情報処理装置であってもよい。この場合、情報処理装置100は、出力部133を有しない。そして、出力部133を有する出力装置が情報処理装置100によって抽出された検索クエリの候補を出力する。
【0112】
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図8は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0113】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0114】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0115】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0116】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0117】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0118】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の概要の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0119】
また、上述した情報処理装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0120】
また、特許請求の範囲に記載した「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0121】
1 提示システム
10 端末装置
50 検索サーバ
100 情報処理装置
121 検索クエリ情報記憶部
131 受付部
132 抽出部
133 出力部
図1
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