【実施例】
【0038】
7. 実施例
化合物の塩形を特定していない場合、化合物は、適用する合成条件並びに仕上げ及び精製プロセスに応じて遊離塩基又は塩として存在し得る、当業者には、化合物が遊離塩基又は特定の塩形に限定されないことが分かるであろう。化合物の塩形を特定してある場合、一般的に対イオンの化学量論を省略してある。当業者には、化合物が単塩形に限定されず、二塩、三塩又は他の化合物:対イオンの化学量論として存在し得ることが分かるであろう。さらに、当業者には、適用する合成条件並びに仕上げ及び精製プロセスに応じて、該化合物が予想外に遊離塩基として又は異なる対イオンとの塩として存在し得ることが分かるであろう。単に収率決定の目的で、化合物:対イオン化学量論の対イオンの性質を評価する(与えた式によって示すように)。
【0039】
7.1 中間体の合成
中間体A
3,5-ジアミノ-6-クロロピラジン-2-カルボン酸
【0040】
【化11】
A
【0041】
3,5-ジアミノ-6-クロロピラジン-2-カルボン酸メチル(100g;494mmol)、メタノール(1リットル)及びNaOH(水中6mol/l;240mL;1.44mol)の混合物を3時間還流させる。混合物をr.t.に冷ましてから塩酸(水中6mol/l;約240mL)を添加して中和する。水(200mL)を加える。生成沈殿物を吸引によりろ別し、水で洗浄し、60℃で乾燥させる。
収量:99.6g(理論の107%)
C
5H
5ClN
4O
2
ESI質量スペクトル:m/z=189[M+H]
+;m/z=187[M-H]
-
中間体B
3,5-ジアミノ-6-クロロピラジン-2-カルボン酸1-(tert-ブチルカルバモイル)プロパ-1-エン-2-イル
【0042】
【化12】
B
【0043】
段階1:
tert-ブタノール(21.0mL;226mmol)と5-メチルイソオキサゾール(18.0mL;221mmol)の混合物を氷浴で冷却する。冷却を続けながらトリフルオロメタンスルホン酸(20.0mL;221mmol)を滴加する。結果として生じる混合物をさらに冷却せずに1時間撹拌する。
段階2:
DMF(100mL)中の3,5-ジアミノ-6-クロロピラジン-2-カルボン酸(中間体A;14.0g;74.2mmol)とトリエチルアミン(31.0mL;222mmol)の溶液又は懸濁液に段階1で調製される混合物を加える。結果として生じる混合物を4時間r.t.で撹拌する。撹拌しながら氷水を加える。生成沈殿物を吸引によりろ別し、水で洗浄し、65℃で乾燥させて表題化合物を得る。
収量:18.2g(理論の75%)
C
13H
18ClN
5O
3
TLC(シリカ;DCM/MeOH 9:1):R
f=0.4
ESI質量スペクトル:m/z=328[M+H]
+;m/z=326[M-H]
-
中間体C
3,5-ジアミノ-6-クロロ-N-[(メチルスルファニル)メタンイミドイル]ピラジン-2-カルボキサミド
【0044】
【化13】
C
【0045】
NaOH(水中1mol/l;9.2mL;9.2mmol)にS-メチルイソチオ尿素硫酸塩(1.78g;6.1mmol)を加える。完全溶液が得られるまで混合物を撹拌する。TBME/THF(1:1;30mL)、次に3,5-ジアミノ-6-クロロピラジン-2-カルボン酸1-(tert-ブチルカルバモイル)プロパ-1-エン-2-イル(中間体B;2.00g;6.10mmol)を加えて混合物をr.t.で一晩撹拌してから水(6mL)を加える。生成沈殿物を吸引によりろ別し、水、メタノール、次にジエチルエーテルで連続的に洗浄してから50℃で乾燥させて表題化合物を得る。
収量:1.33g(理論の84%)
C
7H
9ClN
6OS
ESI質量スペクトル:m/z=261[M+H]
+;m/z=259 [M-H]
-
中間体I.1
【0046】
【化14】
I.1
【0047】
段階1:
DMF(5mL)中の(4-tert-ブトキシカルボニルアミノピペリジン-1-イル)酢酸(0.50g;1.94mmol)、フェニルアミン(0.18mL;1.94mmol)、カップリング試薬TBTU(0.62g;1.94mmol)及びDIPEA(0.35mL;2.0mmol)の混合物をr.t.で一晩撹拌する。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=40:1)で精製してN-[1-(2-アニリノ-2-オキソ-エチル)-4-ピペリジル]カルバミン酸tert-ブチルを得る。
収量:0.28g(理論の43%)
C
18H
27N
3O
3 ESI質量スペクトル:m/z=334[M+H]
+
段階2:
段階1の生成物(0.28g;0.84mmol)をr.t.で10mLの10%TFA(DCM中)と一晩撹拌する。溶媒を除去して2-(4-アミノ-1-ピペリジル)-N-フェニル-アセトアミドをTFA塩(I.1)として得る。
収量:0.29g(理論の99%)
C
13H
19N
3O×C
2HF
3O
2 ESI質量スペクトル:m/z=234[M+H]
+
一般式I.Aの下記化合物は、示した出発物質からそれに合うように調製される。適用条件により、合成は、後述する実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0048】
【化15】
【0049】
表1
【0050】
中間体II.1
【0051】
【化16】
II.1
【0052】
段階1:
ACN(30mL)中の4-(2-クロロアセトアミド)ベンズアミド(0.57g;2.68mmol)、ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(0.55g;2.68mmol)及びDBU(0.40mL;2.68mmol)の混合物を一晩r.t.で撹拌する。次に溶媒を蒸発させて残渣をDCMに溶かす。溶液を水で1回洗浄してからブラインで洗浄する。有機層を乾燥させ、溶媒を蒸発させる。残渣をエーテルに懸濁させ、吸引によりろ別し、乾燥させて1-(2-(4-カルバモイルフェニルアミノ)-2-オキソエチル)ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチルを得る。
収量:0.54g(理論の54%)
C
19H
28N
4O
4 ESI質量スペクトル:m/z=377[M+H]
+
HPLC分析:RT=0.80分(HPLC方法1)
段階2:
段階1の中間体(0.54g;1.43mmol)を20mLのTFA/DCM(1:4)とr.t.で1時間撹拌する。溶媒を除去し、残渣にメタノールHClを加える、揮発物を蒸発させ、残渣をエーテルに懸濁液させ、吸引によりろ別し、乾燥させて4-(2-(4-アミノピペリジン-1-イル)アセトアミド)ベンズアミドをHCl塩として得る(II.1)。
収量:0.50g(理論の99.8%)
C
14H
20N
4O
2×2HCl ESI質量スペクトル:m/z=277[M+H]
+
下記化合物は、示した出発物質からそれに合うように調製される。特に指定のない限り、適用するアミン成分はN-(ピペリジン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチルである。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0053】
表2
【0054】
【化17】
III.1
【0055】
段階1:
N-[1-(カルバモイルメチル)ピペリジン-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(0.12g;0.47mmol)、(4-ヨード-2-オキソ-2H-ピリジン-1-イル)-アセトニトリル(0.13g;0.50mmol)、炭酸セシウム(0.45g;1.38mmol)及びジオキサン(10mL)を混合して脱気する。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.07g;0.08mmol)とキサントホス(0.05g;0.09mmol)を加えて再び脱気する。反応混合物を90℃で一晩撹拌する。不溶性物質を吸引によりろ別し、ろ液を蒸発乾固させる。生成物をRP HPLC(モディファイヤー:NH
3)で精製する。
段階2:
段階1の中間体をDCM/TFAに溶かして一晩撹拌する。溶媒を除去して{4-[2-(4-アミノ-ピペリジン-1-イル)アセチルアミノ]-2-オキソ-2H-ピリジン-1-イル}-酢酸メチルエステルをTFA塩として得る。
収量:0.12g(理論の83%)
C
15H
22N
4O
4×C
2HF
3O
2 ESI質量スペクトル:m/z=323[M+H]
+
下記化合物は、示した出発物質からそれに合うように調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0056】
表3
【0057】
中間体IV.1
【0058】
【化18】
IV.1
【0059】
段階1:
ACN(300mL)中のブロモ酢酸ベンジル(13.73g;59.92mmol)、ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(10.00g;49.93mmol)及び炭酸カリウム(6.89g;49.93mmol)の混合物をr.t.で一晩撹拌する。不溶性物質をろ別し、ろ液をエバポレートする。残渣をDCMで溶かす。溶液をブラインで1回洗浄する。有機層を乾燥させ、溶媒を除去する。
収量:14.00g(理論の81%)
C
19H
28N
2O
4 ESI質量スペクトル:m/z=349[M+H]
+
段階2:
Parr装置内でr.t.にて3atmの水素圧下でPd-C(10%;0.34g;3.17mmol)を用いてエタノール(250mL)中で段階1の中間体(14.00g;40.18mmol)を一晩水素化する。ろ過で触媒を除去し、エタノールで抽出し、ろ液をエバポレートする。残渣をジエチルエーテルに懸濁させ、吸引によりろ別して乾燥させる。
収量:10.00g(理論の92%)
C
12H
22N
2O
4
段階3:
段階2の中間体(0.50g;1.84mmol)、2-アミノ-N-エチルアセトアミド (0.19g;1.84mmol)、TBTU(0.68g;2.11mmol)及びトリエチルアミン(0.77mL;5.52mmol)のDMF中の混合物をr.t.で一晩撹拌する。溶媒を蒸発させ、残渣をDCMに溶かす。溶液を水及びNaHCO
3水溶液で洗浄する。有機相を乾燥させ、溶媒を除去する。
残渣をジオキサン(5mL)とジエチルエーテル(10mL)に溶かして塩酸(ジオキサン中4M;7.00mL;28.00mmol)を加える。混合物をr.t.で一晩撹拌する。溶媒を除去し、粗生成物を酢酸エチルに懸濁させてろ別する。
収量:0.19g(理論の14%)
C
11H
22N
4O
2×2HCl ESI質量スペクトル:m/z=243[M+H]
+
下記化合物は、示した出発物質からそれに合うように調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0060】
表4
【0061】
中間体V.1
【0062】
【化19】
V.1
【0063】
段階1:
ACN(25mL)中のピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(1.50g;7.49mmol)と1,3-プロパンスルトン(1.83g;14.98mmol)の混合物を48時間還流させる。溶媒を蒸発させて残渣を水(10mL)に溶かす。ガス発生が止むまでK
2CO
3(約1g)を少しずつ加える。混合物を60℃に15分間加熱してからr.t.に冷まし、ACN(15mL)で希釈し、最後に4℃で48時間保持する。沈殿物をろ別し、ジエチルエーテルで洗浄して乾燥させる。
収量:0.95g(理論の75%)
C
13H
26N
2O
5 ESI質量スペクトル:m/z=322[M+H]
+
段階2:
段階1の中間体をDCM(25mL)に溶かし、TFA(2.5mL)を加える。結果として生じる溶液をr.t.で数時間撹拌してからジエチルエーテル(30mL)を加える。生成沈殿物をろ過で収集して乾燥させる。表題化合物をTFA塩として得る。
収量:1.10g(理論の78%)
C
8H
18N
2O
5S×2C
2HF
3O
2 ESI質量スペクトル:m/z=223[M+H]
+
中間体VI.1:
【0064】
【化20】
VI.1
【0065】
段階1:
DCM(20mL)中のピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(0.25g;1.25mmol)と1-メチルピペリジン-4-カルボアルデヒド
*HCl(0.20g;1.25mmol)の混合物をr.t.で1.5時間撹拌する。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.36g;1.62mmol)を加える。r.t.で一晩撹拌した後、混合物をさらなるDCM(20mL)で希釈し、塩酸(1M)で2回洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発乾固させる。
収量:200mg(理論の51%)
C
17H
33N
3O
2
段階2:
段階1の生成物をDCMに溶かしてTFAを加える。結果として生じる溶液をr.t.で2時間撹拌する。溶媒を除去して表題化合物をTFA塩として得る。
収量:300mg(理論の55%)
C
12H
25N
3*2C
2HF
3O
2
中間体VII.1
【0066】
【化21】
VII.1
【0067】
段階1:
ACN(100mL)中ピペリジン-4-イルカルバミン酸ベンジルエステル
*HCl(5.00g;18.47mmol)、ブロモ酢酸tert-ブチル(4.14g;21.24mmol)及び炭酸カリウム(6.37g;46.17mmol)の混合物をr.t.で1日撹拌する。不溶性物質をろ別し、ろ液をエバポレートする。
収量:6.50g(理論の96%)
C
19H
28N
2O
4 ESI質量スペクトル:m/z=349[M+H]
+
段階2:
Parr装置内でr.t.にて2atmの水素圧下でPd-C(10%;0.60g)を用いてエタノール(100mL)中で段階1の中間体(6.50g;17.72mmol)を5時間水素化する。触媒をろ過で除去し、ろ液を蒸発乾固させる。
収量:4.2g(理論の83%)
C
11H
22N
2O
2 ESI質量スペクトル:m/z=215[M+H]
+
中間体VIII.1
【0068】
【化22】
VIII.1
【0069】
段階1:
ACN(150mL)中ピペリジン-4-イルカルバミン酸tert-ブチル(5.00g;20.91mmol)、ブロモマロン酸ジエチル(4.19g;20.91mmol)及び炭酸カリウム(4.34g;31.37mmol)の混合物をr.t.で1日撹拌する。不溶性物質をろ別し、ろ液をエバポレートする。残渣をDCMに溶かし、水及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ、溶媒を蒸発させる。
収量:7.10g(理論の78%)
C
17H
30N
2O
6
段階2:
段階1の中間体(0.50g;1.39mmol)をジエチルエーテル(15mL)と塩化水素(4M;ジオキサン中;3.49mL;13.95mmol)に溶かす。r.t.で一晩撹拌した後、生成沈殿物をろ別し、少量のジエチルエーテルで洗浄して乾燥させる。
収量:320mg(理論の65%)
C
12H
22N
2O
4×HCl ESI質量スペクトル:m/z=259[M+H]
+
中間体IX.1
【0070】
【化23】
IX.1
【0071】
段階1:
中間体VIII.1について記載したように段階1を行なう。
段階2:
段階1の生成物(0.50g;1.39mmol)とベンジルアミン(0.76mL;6.97mmol)をマイクロ波内で140℃にて1時間撹拌する。混合物をジエチルエーテルで希釈し、水で洗浄する。有機層を分離し、溶媒を除去する。
収量:0.39g(理論の50%)
C
27H
36N
4O
4 ESI質量スペクトル:m/z=481[M+H]
+
段階3:
段階2の中間体(0.39g;0.70mmol)をメタノール(4mL)と塩酸(2M;6.98mL;13.96mmol)に溶かす。r.t.で一晩撹拌した後、生成沈殿物をろ別し、少量のジエチルエーテルで洗浄して乾燥させる。
収量:350mg(理論の94%)
C
22H
28N
2O
4×2HCl ESI質量スペクトル:m/z=381[M+H]
+
中間体X.1
【0072】
【化24】
X.1
【0073】
段階1:
DCM(30mL)中3-(2-アミノ-エチル)安息香酸エチルエステル塩酸塩(3.00g;13.06mmol)、クロロアセチルクロリド(1.09mL;13.71mmol)及びTEA(3.72mL;26.77mmol)の混合物をr.t.で4時間撹拌する。有機層を水及びNaHCO
3飽和水溶液で抽出する。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発乾固させる。
収量:1.20g(理論の29%)
C
13H
16ClNO
3 ESI質量スペクトル:m/z=270[M+H]
+
段階2:
ACN(20mL)中の段階1の中間体(0.80g;2.52mmol)、N-(ピペリジン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル(0.50g;2.52mmol)及び炭酸カリウム(0.35g;2.52mmol)をr.t.で2日間撹拌する。不溶性物質をろ別して酢酸エチル/ヘキサン(v/v=1:1)で洗浄する。ろ液をエバポレートする。
収量:1.15g(理論の63%)
C
23H
35N
3O
5 ESI質量スペクトル:m/z=434 [M+H]+
段階3:
段階2の中間体(1.15g;1.59mmol)とHCl(ジエチルエーテル中2M;15.92mL;31.83mmol)を一晩撹拌する。生成沈殿物を吸引によりろ別し、ジエチルエーテルで洗浄して表題化合物をHCl塩として得る。
収量:0.63g(理論の93%)
C
18H
27N
3O
3×2HCl ESI質量スペクトル:m/z=334[M+H]
+
中間体XI.1
【0074】
【化25】
XI.1
【0075】
段階1:
N-(ピペリジン-4-イル)カルバミン酸tert-ブチル塩酸塩(2.50g;11.28mmol)、クロロアセチルクロリド(0.99mL;12.40mmol)及びTEA(3.29mL;23.68mmol)のDCM(50mL)中の混合物をr.t.で5時間撹拌する。有機層を水及び塩酸(0.1M)で抽出する。有機層を分離し、乾燥させ、蒸発乾固させる。
収量:2.70g(理論の82%)
C
12H
20ClNO
3 ESI質量スペクトル:m/z=262[M+H]
+
段階2:
ACN(40mL)中の段階1の中間体(1.60g;6.83mmol)、4-ベンジルオキシカルボニルアミノ-ピペリジン(2.18g;7.51mmol)及び炭酸カリウム(1.42g;10.24mmol)をr.t.で撹拌する。一晩撹拌した後、不溶性物質をろ別し、ろ液を蒸発乾固させる。
収量:3.10g(理論の84%)
C
25H
37N
3O
5 ESI質量スペクトル:m/z=460[M+H]
+
段階3:
エタノール(50mL)と塩酸(37%;1mL)中の段階2の中間体(3.00g;5.55mmol)をParr装置内でr.t.にてPd-C(10%;0.59g;0.55mmol)を用いて3atmの水素圧下で3日間水素化する。セライトを通してろ過により触媒を除去し、減圧下で揮発物を除去して表題化合物をHCl塩として得る。
収量:1.90g(理論の82%)
C
17H
31N
3O
3×2HCl ESI質量スペクトル:m/z=326[M+H]
+
【0076】
7.2 実施例の合成
実施例1.1
【0077】
【化26】
1.1
【0078】
THF(2mL)中の3,5-ジアミノ-6-クロロ-N-[(メチルスルファニル)メタンイミドイル]ピラジン-2-カルボキサミド(中間体C;0.08g;0.31mmol)、TFA塩としての一級アミン2-(4-アミノピペリジン-1-イル)-N-フェニルアセトアミド(中間体I.1;0.11g;0.31mmol)及びTEA(0.17mL;1.23mmol)の混合物を70℃で3時間撹拌する。r.t.で一晩撹拌した後、揮発物を蒸発させ、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/メタノール 6:1)で精製する。生成物をメタノールHClで処理し、蒸発乾固させ、エーテルに懸濁させ、吸引によりろ別し、乾燥させて表題化合物をHCl塩として得る。
収量:83mg(理論の56%)
C
19H
24ClN
9O
2×HCl ESI質量スペクトル:m/z=446[M+H]
+
HPLC分析:RT=0,81分(HPLC方法2)
一般式1.Aの下記化合物は、示したそれぞれの一級アミンを用いてそれに応じて調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0079】
【化27】
【0080】
表5
a: ACN、DIPEA、DMSO、マイクロ波 130℃ 10分、HPLC、H
2O/MeOH、モディファイヤーTFA、固定相Sunfire C18によって精製
b: RP-HPLC(モディファイヤー TFA)によって精製
c: RP-HPLC(モディファイヤー NH
3)によって精製
d: シリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/メタノール/NH
3)によって精製
e: (3R)-配置
f: RP-HPLC(モディファイヤー ギ酸アンモニウム)によって精製
【0081】
実施例2.1
【0082】
【化28】
2.1
【0083】
メタノール(6mL)中の実施例1.3(0.13g;0.24mmol)と水酸化ナトリウム水溶液(4M;1.50mL;6.00mmol)の混合物を80℃で2時間撹拌する。
混合物を等モル量のHCl水溶液で中和する。溶媒を除去する。残渣をDMFに懸濁させ、ろ別し、さらにRP HPLC(モディファイヤー:TFA)で精製する。生成物をエーテルに懸濁させ、吸引によりろ別して乾燥させる。
収量:9mg(理論の8%)
C
20H
24ClN
9O
4 ESI質量スペクトル:m/z=490[M+H]
+
HPLC分析:RT=1.1分(HPLC方法5)
一般式2.Aの下記化合物は、示したそれぞれの安息香酸メチルエステルを用いてそれに応じて調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0084】
【化29】
【0085】
表6
a: 1M 水酸化ナトリウム水溶液の使用;r.t.で3日間撹拌
b: 塩酸(4M)の使用;70℃で一晩撹拌;溶媒蒸発;残渣をACNと練る;ろ別及び乾燥
c: 精製:溶媒蒸発;残渣を水と練る;ろ別及び乾燥
【0086】
実施例3.1
【0087】
【化30】
3.1
【0088】
DMF(3mL)中の実施例2.3(0.13g;0.27mmol)、N,N-ジメチル-エタン-1,2-ジアミン(0.03mL;0.27mmol)、DIPEA(0.09mL;0.54mmol)及びHATU(0.10g;0.27mmol)の混合物をr.t.で1週間撹拌する。混合物をRP HPLC(モディファイヤー:TFA)で精製する。生成物を塩酸(4M;メタノール中)に溶かしてからエバポレートして表題化合物をHCl塩として得る。
収量:50mg(理論の32%)
C
24H
34ClN
11O
4×HCl ESI質量スペクトル:m/z=560[M+H]
+
HPLC分析:RT=0.73分(HPLC方法3)
【0089】
実施例4.1
【0090】
【化31】
4.1
【0091】
THF(20mL)中の3,5-ジアミノ-6-クロロ-N-[(メチルスルファニル)メタンイミドイル]ピラジン-2-カルボキサミド(中間体C;0.20g;0.71mmol)、一級アミン3-(4-アミノ-ピペリジン-1-イル)プロピオン酸メチルエステル(0.25g;0.87mmol)及びTEA(0.51mL;3.64mmol)の混合物を80℃で1週間撹拌する。溶媒を除去し、残渣をアセトニトリル/メタノールに取ってろ過する。粗生成物をRP-HPLC(モディファイヤー:NH
4COOH)で精製する。
収量:55mg(理論の20%)
C
15H
23ClN
8O
3 ESI質量スペクトル:m/z=399[M+H]
+
HPLC分析:RT=6.77分(HPLC方法7)
一般式4.Aの下記化合物は、示したそれぞれの一級アミンを用いてそれに応じて調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0092】
【化32】
【0093】
表7
a: 一級アミンは、実施例4.2で用いたアミンのMCPBAで酸化によって合成
b: 2-クロロ-N,N-ジエチルアセトアミドから類似して調製
c: N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩から類似して調製
d: RP-HPLC(モディファイヤー TFA)によって精製
e: RP-HPLC(モディファイヤー NH
3)によって精製
【0094】
実施例5.1
【0095】
【化33】
5.1
【0096】
塩酸(6M,4mL)中の実施例4.6(0.40g;0.10mmol)の混合物を70℃で16時間加熱する。冷却後、結果として生じる混合物を凍結乾燥させる。残渣をACN/H
2O(1:1v/v)混合物に溶かし、アルミナ(Alox B)のパッドを通してろ過する。揮発物を除去し、残渣をエーテルに懸濁させ、吸引によりろ別して乾燥させる。
収量:23mg(理論の52%)
C
13H
19ClN
8O
3*×HCl ESI質量スペクトル:m/z=371[M+H]
+
HPLC分析:RT=2.37分(HPLC方法7)
一般式5.Aの下記化合物は、示したそれぞれの安息香酸メチルエステルを用いてそれに応じて調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0097】
【化34】
【0098】
表8
a:精製:生成沈殿物をろ別し、アセトンで洗浄して乾燥させる
【0099】
実施例6.1
【0100】
【化35】
6.1
【0101】
DMF(2mL)中の実施例5.1(0.15g;0.28mmol)、4-メトキシ-ベンジルアミン(0.04g;0.31mmol)、O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N′,N′-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(0.10g;0.32mmol)及びDIPEA(0.15mL;0.84mmol)の混合物を窒素雰囲気下r.t.で一晩撹拌する。H
2O(1mL)を加える。反応混合物をRP HPLC(モディファイヤー NH
4COOH)によって精製する。
収量:105mg(理論の76%)
C
21H
28ClN
9O
3 ESI質量スペクトル:m/z=490[M+H]
+
HPLC分析:RT=7.62分(HPLC方法7)
一般式6.Aの下記化合物は、示したそれぞれの一級アミンを用いてそれに応じて調製される。適用条件により、合成は、上述したように実施例化合物の合成に等しく適用できる遊離塩基、塩酸塩又は二塩酸塩、双性イオン又は他の塩形をもたらし得る。
【0102】
【化36】
【0103】
表9
a:一級アミンは、それぞれのニトリル化合物からラネーニッケルを用いて接触水素化によって調製
【0104】
実施例7.1
【0105】
【化37】
7.1
【0106】
DMF(5mL)中の3,5-ジアミノ-6-クロロ-N-[(メチルスルファニル)メタンイミドイル]ピラジン-2-カルボキサミド(中間体C;0.25g;0.88mmol)、一級アミン(4-アミノ-ピペリジン-1-イル)アセトニトリル(0.65g;1.06mmol)及び炭酸カリウム(0.39g;2.82mmol)の混合物を窒素雰囲気下70℃で12時間撹拌する。水(1mL)を反応混合物に加える。RP HPLC(モディファイヤー:ギ酸アンモニウム)によって精製。表題化合物をギ酸塩として得る。
収量:85mg(理論の24%)
C
13H
18ClN
9O×CH
2O
2 ESI質量スペクトル:m/z=352[M+H]
+
HPLC分析:RT=6.08分(HPLC方法7)
【0107】
8. 分析方法及び分取クロマトグラフィー
原則として、調製した化合物について
1H-NMR及び質量スペクトルを得た。与えた質量ピーク(例えば(M+H)
+、(M+HCOO)
-)はモノアイソトピック分子量を表す。TLCからのR
f値は、既成のシリカゲル60 TLCプレートF
254(E.Merck, Darmstadt, Item no. 1.05714)を用いてチャンバー飽和なしで又は既成の酸化アルミニウム60 F
254 TLCプレート(E.Merck, Darmstadt, Item no. 1.05713)を用いてチャンバー飽和なしで決定する。溶出剤について与えた比は、問題になっている溶媒の体積による単位に関する。NH
3の体積による単位は、NH
3の水中の濃縮溶液に関するものである。シリカゲルクロマトグラフ精製では、Millipore製のシリカゲル(MATREX
TM,35-70 my)を使用する。
分析HPLC/MS方法
与えたHPLC保持時間は下記パラメーターに従って測定される。特に温度値を与えていない限り、系はr.t.で行なわる。
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【0116】
HPLC方法9
カラム: Symmetry Shield RP8,5μm,4.6×150mm
移動相:A=H
2O 90%+CH
3CN 10%+HCOOH 0.1%
B=CH
3CN 90%+H
2O 10%+HCOOH 0.1%
【0117】
【0118】
HPLC方法10
カラム: Synergi Hydro RP100A ,5μm,3.0×50mm
移動相:A=H
2O 90%+CH
3CN 10%+NH
4COOH 10mM
B= CH
3CN 90%+H
2O 10%+NH
4COOH 10mM
【0119】
【0120】
【0121】
【0122】
分取HPLC/MS方法
特に指定のない限り、化合物をRP-HPLCにより精製する。
使用するカラムは、WatersからのSunfire C18又はXbridge C18である。適用するモディファイヤーは、示したとおりのTFA、NH
3又はギ酸アンモニウムである。
本明細書では上記及び後記で下記略語を使用する。
ACN アセトニトリル
Alox B 酸化アルミニウム、塩基性
BOC tert-ブトキシカルボニル
CDI 1,1’-カルボニルジイミダゾール
DCM 塩化メチレン
DIPEA ジイソプロピル-エチルアミン
DMAP 4-ジメチルアミノピリジン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
ESI エレクトロスプレーイオン化
Fmoc 9H-フルオレン-9-イル-メトキシカルボニル
HATU O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート
1M 1mol/Lの濃度
MCPBA 3-クロロペルオキシ安息香酸
MeOH メタノール
Ph フェニル
r.t. 周囲温度(約20℃)
TBME tert-ブチルメチルエーテル
TBS tert-ブチル-ジメチルシリル
TBTU 2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウム-テトラフルオロボラート
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
Tr トリフェニルメチル
キサントホス 4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン
【0123】
【化38】
【0124】
矢印及びアスタリスクは、化学実体(ここでは基「A-R」によって例示)内の結合部位、すなわち付着点(ここでは原子「A」)を示す。
【0125】
9. 薬理学的試験方法
ウッシングチャンバー:マウス腎臓M-1細胞を5%FCSと5μMデキサメタゾンとを含有するDMEM内で10〜12日間ポリエステルトランスウェルフィルター上で培養した。フィルターをテフロンコートウェルプレートに挿入し、これを社内ウッシングチャンバーシステムに装着した。測定前にM-1細胞の培地をCaco-2輸送緩衝液(Invitrogen,Germany)と交換した。測定中、ウッシングチャンバー温度を37℃で維持した。データ収集と解析用のソフトウェアパッケージLab Viewを備えた社内構築増幅器(Boehringer Ingelheim,Biberach)を用いて電圧固定モードで短絡回路電流(I_sc)を測定した。5秒毎に±5mVの電圧ステップを加えて経上皮電気抵抗(TEER)を決定した。アピカル側(apical)溶液に3μMの最終濃度又は増加性濃度(例えば1-3-10μM)で化合物を投与した。各実験の最後に3μMのアミロライドをアピカルコンパートメントに添加することによってアミロライド感受性I_SCを測定した。アミロライド効果のパーセントで阻害として又はIC
50として結果を表した。
上記実施例化合物を用いて、ウッシングチャンバーアッセイで下記IC
50値を決定した。
【0126】
【0127】
【0128】
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【0133】
【0134】
10. 適応症
分かっているように、式(I)の化合物は治療分野におけるそれらの広範な用途を特徴とする。特に式(I)の本発明の化合物はENaC阻害薬としての医薬的効力のために好ましく適合される当該用途に言及すべきである。例としては呼吸器の疾患若しくは愁訴、又は気道のアレルギー性疾患が挙げられる。
特に、粘液産生増加を伴う気道及び肺の疾患、気道の炎症及び/又は閉塞性疾患の予防及び治療に言及すべきである。例としては急性、アレルギー性若しくは慢性気管支炎、慢性閉塞性気管支炎(COPD)、咳嗽、肺気腫、アレルギー性若しくは非アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎、慢性鼻炎又は副鼻腔炎、喘息、肺胞炎、農夫疾患、反応性亢進気道、感染性気管支炎又は間質性肺炎、小児喘息、気管支拡張症、肺線維症、ARDS(急性成人呼吸促迫症候群)、気管支浮腫、肺水腫、毒ガスの吸引、吸入等の種々の原因によって引き起こされる気管支炎、肺炎又は間質性肺炎、或いは心不全、放射線、化学療法の結果としての気管支炎、肺炎又は間質性肺炎、嚢胞性線維症若しくはミューコビサドーシス、又はα1-アンチトリプシン欠乏症が挙げられる。
特に好ましくは本発明は、上気道及び下気道(肺を含めて)の炎症性又は閉塞性疾患、例えばアレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、気管支拡張症、嚢胞性線維症、COPD、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎及び喘息等、特にCOPD、慢性気管支炎及び喘息の治療用医薬組成物を調製するための式(I)の化合物の使用に関する。
COPD、慢性気管支炎、慢性副鼻腔炎、喘息及び嚢胞性線維症等の炎症性及び閉塞性疾患、特にCOPD、慢性気管支炎及び喘息及び嚢胞性線維症の治療のため式(I)の化合物を使用することが最も好ましい。
当然に、実際の医薬的に有効な量又は治療用量は患者の年齢と体重、投与経路及び疾患の重症度等の当業者に既知の因子によって決まるであろう。いずれの場合も患者特有の条件に基づいて医薬的に有効な量を送達できる用量及び態様で組み合わせを投与するであろう。
【0135】
11. 併用
式(I)の化合物は単独で又は本発明の式(I)の他の活性物質と共に使用してよい。所望により式(I)の化合物を他の医薬的に活性な物質と併用してもよい。
従って本発明はさらに、好ましくは式(I)の1種以上の化合物に加えて、さらなる活性物質として、さらなるENaC阻害薬、β刺激薬、抗コリン作用薬、コルチコステロイド、PDE4阻害薬、LTD4拮抗薬、EGFR阻害薬、ドパミン作用薬、H1抗ヒスタミン薬、PAF拮抗薬、MAPキナーゼ阻害薬、MPR4阻害薬、iNOS阻害薬、SYK阻害薬、嚢胞性線維症膜制御因子(CFTR)及びCFTR増強物質の修正薬の分類の中から選択される1種以上の化合物、又はその2若しくは3種の組み合わせを含有する薬物組み合わせに関する。
【0136】
言及し得る好ましいβ刺激薬の例としてはアルブテロール、アルホルモテロール、バンブテロール、ビトルテロール、ブロキサテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、ホルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、イソエタリン、イソプレナリン、レボサルブタモール、マブテロール、メルアドリン、メタプロテレノール、ミルベテロール、オルシプレナリン、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、サルメファモール、サルメテロール、ソテレノール、スルホンテロール、テルブタリン、チアラミド、トルブテロール、ジンテロール、ノロミロール、並びに
・1-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)-t-ブチルアミノエタノール,
・(-)-2-[7(S)-[2(R)-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-エチルアミノ]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフチルオキシ]-N,N-ジメチルアセトアミド塩酸塩一水和物,
・3-(4-{6-[2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3-ヒドロキシメチル-フェニル)-エチルアミノ]-ヘキシルオキシ}-ブチル)-ベンジル-スルホンアミド
・5-[2-(5,6-ジエチル-インダン-2-イルアミノ)-1-ヒドロキシ-エチル]-8-ヒドロキシ-1H-キノリン-2-オン
・4-ヒドロキシ-7-[2-{[2-{[3-(2-フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]-アミノ}エチル]-2(3H)-ベンゾチアゾロン
・1-(2-フルオロ-4-ヒドロキシフェニル)-2-[4-(1-ベンゾイミダゾリル)-2-メチル-2-ブチルアミノ]エタノール
・1-[3-(4-メトキシベンジル-アミノ)-4-ヒドロキシフェニル]-2-[4-(1-ベンゾイミダゾリル)-2-メチル-2-ブチルアミノ]エタノール
・1-[2H-5-ヒドロキシ-3-オキソ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-8-イル]-2-[3-(4-N,N-ジメチルアミノフェニル)-2-メチル-2-プロピルアミノ]エタノール
・1-[2H-5-ヒドロキシ-3-オキソ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-8-イル]-2-[3-(4-メトキシフェニル)-2-メチル-2-プロピルアミノ]エタノール
・1-[2H-5-ヒドロキシ-3-オキソ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-8-イル]-2-[3-(4-n-ブチルオキシフェニル)-2-メチル-2-プロピルアミノ]エタノール
・1-[2H-5-ヒドロキシ-3-オキソ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-8-イル]-2-{4-[3-(4-メトキシフェニル)-1,2,4-トリアゾール-3-イル]-2-メチル-2-ブチルアミノ}エタノール
・5-ヒドロキシ-8-(1-ヒドロキシ-2-イソプロピルアミノブチル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3-(4H)-オン
・1-(4-アミノ-3-クロロ-5-トリフルオロメチルフェニル)-2-tert.-ブチルアミノ)エタノール
・6-ヒドロキシ-8-{1-ヒドロキシ-2-[2-(4-メトキシ-フェニル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-エチル}-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・6-ヒドロキシ-8-{1-ヒドロキシ-2-[2-(4-フェノキシ-酢酸エチルエステル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-エチル}-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・6-ヒドロキシ-8-{1-ヒドロキシ-2-[2-(4-フェノキシ-酢酸)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-エチル}-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・8-{2-[1,1-ジメチル-2-(2,4,6-トリメチルフェニル)-エチルアミノ]-1-ヒドロキシ-エチル}-6-ヒドロキシ-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・6-ヒドロキシ-8-{1-ヒドロキシ-2-[2-(4-ヒドロキシ-フェニル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-エチル}-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・6-ヒドロキシ-8-{1-ヒドロキシ-2-[2-(4-イソプロピル-フェニル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-エチル}-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・8-{2-[2-(4-エチル-フェニル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-1-ヒドロキシ-エチル}-6-ヒドロキシ-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・8-{2-[2-(4-エトキシ-フェニル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-1-ヒドロキシ-エチル}-6-ヒドロキシ-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・4-(4-{2-[2-ヒドロキシ-2-(6-ヒドロキシ-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-8-イル)-エチルアミノ]-2-メチル-プロピル}-フェノキシ)-酪酸
・8-{2-[2-(3,4-ジフルオル-フェニル)-1,1-ジメチル-エチルアミノ]-1-ヒドロキシ-エチル}-6-ヒドロキシ-4H-ベンゾ[1,4]オキサジン-3-オン
・1-(4-エトキシ-カルボニルアミノ-3-シアノ-5-フルオロフェニル)-2-(tert.-ブチルアミノ)エタノール
・N-[2-ヒドロキシ-5-(1-ヒドロキシ-2-{2-[4-(2-ヒドロキシ-2-フェニル-エチルアミノ)-フェニル]-エチルアミノ}-エチル)-フェニル]-ホルムアミド
・8-ヒドロキシ-5-(1-ヒドロキシ-2-{2-[4-(6-メトキシ-ビフェニル-3-イルアミノ)-フェニル]-エチルアミノ}-エチル)-1H-キノリン-2-オン
・8-ヒドロキシ-5-[1-ヒドロキシ-2-(6-フェネチルアミノ-ヘキシルアミノ)-エチル]-1H-キノリン-2-オン
・5-[2-(2-{4-[4-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)-フェニルアミノ]-フェニル}-エチルアミノ)-1-ヒドロキシ-エチル]-8-ヒドロキシ-1H-キノリン-2-オン
・[3-(4-{6-[2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3-ヒドロキシメチル-フェニル)-エチルアミノ]-ヘキシルオキシ}-ブチル)-5-メチル-フェニル]-尿素
・4-(2-{6-[2-(2,6-ジクロロ-ベンジルオキシ)-エトキシ]-ヘキシルアミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-ヒドロキシメチル-フェノール
・3-(4-{6-[2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3-ヒドロキシメチル-フェニル)-エチルアミノ]-ヘキシルオキシ}-ブチル)-ベンゼンスルホンアミド
・3-(3-{7-[2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3-ヒドロキシメチル-フェニル)-エチルアミノ]-ヘプチルオキシ}-プロピル)-ベンゼンスルホンアミド
・4-(2-{6-[4-(3-シクロペンタンスルホニル-フェニル)-ブトキシ]-ヘキシルアミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-ヒドロキシメチル-フェノール
・N-アダマンタン-2-イル-2-(3-{2-[2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシ-3-ヒドロキシメチル-フェニル)-エチルアミノ]-プロピル}-フェニル)-アセトアミド
・(R,S)-4-(2-{[6-(2,2-ジフルオロ-4-フェニルブトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-4-(2-{[6-(2,2-ジフルオロ-2-フェニルエトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-4-(2-{[4,4-ジフルオロ-6-(4-フェニルブトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-4-(2-{[6-(4,4-ジフルオロ-4-フェニルブトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-5-(2-{[6-(2,2-ジフルオロ-2-フェニルエトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-8-ヒドロキシキノリン-2(1H)-オン
・(R,S)-[2-({6-[2,2-ジフルオロ-2-(3-メチルフェニル)エトキシ]ヘキシル}アミノ)-1- ヒドロキシエチル]-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・4-(1R)-2-{[6-(2,2-ジフルオロ-2-フェニルエトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシエチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-2-(ヒドロキシメチル)-4-(1-ヒドロキシ-2-{[4,4,5,5-テトラフルオロ-6-(3-フェニルプロポキシ)ヘキシル]アミノ}エチル)フェノール
・(R,S)-[5-(2-{[6-(2,2-ジフルオロ-2-フェニルエトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-ヒドロキシフェニル]ホルムアミド
・(R,S)-4-[2-({6-[2-(3-ブロモフェニル)-2,2-ジフルオロエトキシ]ヘキシル}アミノ)-1-ヒドロキシエチル]-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-N-[3-(1,1-ジフルオロ-2-{[6-({2-ヒドロキシ-2-[4-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)フェニル]エチル}アミノ)ヘキシル]オキシ}エチル)フェニル]尿素
・3-[3-(1,1-ジフルオロ-2-{[6-({2-ヒドロキシ-2-[4-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)フェニル]エチル}アミノ)ヘキシル]オキシ}エチル)フェニル]イミダゾリジン-2,4-ジオン
・(R,S)-4-[2-({6-[2,2-ジフルオロ-2-(3-メトキシフェニル)エトキシ]ヘキシル}アミノ)-1-ヒドロキシエチル]-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・5-((1R)-2-{[6-(2,2-ジフルオロ-2-フェニルエトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシエチル)-8-ヒドロキシキノリン-2(1H)-オン
・4-((1R)-2-{[4,4-ジフルオロ-6-(4-フェニルブトキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-4-(2-{[6-(3,3-ジフルオロ-3-フェニルプロポキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシ-エチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-(2-{[6-(2,2-ジフルオロ-2-フェニルエトキシ)-4,4-ジフルオロヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシエチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・(R,S)-4-(2-{[6-(2,2-ジフルオロ-3-フェニルプロポキシ)ヘキシル]アミノ}-1-ヒドロキシエチル)-2-(ヒドロキシメチル)フェノール
・3-[2-(3-クロロ-フェニル)-エトキシ]-N-(2-ジエチルアミノ-エチル)-N-{2-[2-(4-ヒドロキシ-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンゾチアゾール-7-イル)-エチルアミノ]-エチル}-プロピオンアミド
・N-(2-ジエチルアミノ-エチル)-N-{2-[2-(4-ヒドロキシ-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンゾチアゾール-7-イル)-エチルアミノ]-エチル}-3-(2-ナフタレン-1-イル-エトキシ)-プロピオンアミド
・7-[2-(2-{3-[2-(2-クロロ-フェニル)-エチルアミノ]-プロピルスルファニル}-エチルアミノ)-1-ヒドロキシ-エチル]-4-ヒドロキシ-3H-ベンゾチアゾール-2-オン及び
・7-[(1R)-2-(2-{3-[2-(2-クロロ-フェニル)-エチルアミノ]-プロピルスルファニル}-エチルアミノ)-1-ヒドロキシ-エチル]-4-ヒドロキシ-3H-ベンゾチアゾール-2-オン
(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物としてであってよい)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート(hydrosulfate)、ヒドロホスファート(hydrophosphate)、ヒドロメタンスルホナート(hydromethansulfonate)、ヒドロニトラート(hydronitrate)、ヒドロマレアート(hydromaleate)、ヒドロアセタート(hydroacetate)、ヒドロシトラート(hydrocitrate)、ヒドロフマラート(hydrofumarate)、ヒドロタルトラート(hydrotartrate)、ヒドロオキサラート(hydrooxalate)、ヒドロスクシナート(hydrosuccinate)、ヒドロベンゾアート(hydroebnzoate)及びヒドロ-p-トルエンスルホナート(hydro-p-toluenesulfonate)から成る群より選択される塩が好ましい。
【0137】
言及し得る好ましい抗コリン作用薬の例としては、チオトロピウム塩、好ましくは臭化物塩、オキシトロピウム塩、好ましくは臭化物塩、フルトロピウム塩、好ましくは臭化物塩、イプラトロピウム塩、好ましくは臭化物塩、アクリジニウム塩、好ましくは臭化物塩、グリコピロニウム塩、好ましくは臭化物塩、トロスピウム塩、好ましくは塩化物塩、トルテロジンが挙げられる。上記塩から医薬的に活性な部分はカチオンであり、可能なアニオンは塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、硝酸、マレイン酸、酢酸、クエン酸、フマル酸、酒石酸、シュウ酸、コハク酸、安息香酸又はp-トルエンスルホン酸イオンである。好ましい抗コリン作用薬のさらなる例は下記の中から選択される。
・2,2-ジフェニルプロピオン酸トロペノールエステル-メトブロミド
・2,2-ジフェニルプロピオン酸スコピンエステル-メトブロミド
・2-フルオル-2,2-ジフェニル酢酸スコピンエステル-メトブロミド
・2-フルオル-2,2-ジフェニル酢酸トロペノールエステル-メトブロミド
・3,3',4,4'-テトラフルオロベンジル酸トロペノールエステル-メトブロミド
・3,3',4,4'-テトラフルオロベンジル酸スコピンエステル-メトブロミド
・4,4'-ジフルオロベンジル酸トロペノールエステル-メトブロミド
・4,4'-ジフルオロベンジル酸スコピンエステル-メトブロミド
・3,3'-ジフルオロベンジル酸トロペノールエステル-メトブロミド
・3,3'-ジフルオロベンジル酸スコピンエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシ-フルオレン-9-炭素酸トロペノールエステル-メトブロミド
・9-フルオロ-フルオレン-9-炭素酸トロペノールエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシ-フルオレン-9-炭素酸スコピンエステル-メトブロミド
・9-フルオロ-フルオレン-9-炭素酸スコピンエステルメトブロミド
・9-メチル-フルオレン-9-炭素酸トロペノールエステルメトブロミド
・9-メチル-フルオレン-9-炭素酸スコピンエステルメトブロミド
・ベンジル酸シクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・2,2-ジフェニルプロピオン酸シクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシ-キサンテン-9-炭素酸シクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・9-メチル-フルオレン-9-炭素酸シクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・9-メチル-キサンテン-9-炭素酸シクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシ-フルオレン-9-炭素酸シクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・4,4'-ジフルオロベンジル酸メチルエステルシクロプロピルトロピンエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシ-キサンテン-9-炭素酸トロペノールエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシ-キサンテン-9-炭素酸スコピンエステルメトブロミド
・9-メチル-キサンテン-9-炭素酸トロペノールエステル-メトブロミド
・9-メチル-キサンテン-9-炭素酸スコピンエステルメトブロミド
・9-エチル-キサンテン-9-炭素酸トロペノールエステルメトブロミド
・9-ジフルオロメチル-キサンテン-9-炭素酸トロペノールエステル-メトブロミド
・9-ヒドロキシメチル-キサンテン-9-炭素酸スコピンエステル-メトブロミド。
【0138】
言及し得る好ましいコルチコステロイドの例としては、ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、ブチキソコルテ、シクレソニド、デフラザコルテ、デキサメタゾン、エチプレドノル、フルニソリド、フルチカゾン、ロテプレドノル、モメタゾン、プレドニゾロン、プレドニゾン、ロフレポニド、トリアムシノロン、チプレダン、並びに
・{20R-16α,17α-[ブチリデンビス(オキシ)]-6α,9α-ジフルオロ-11β-ヒドロキシ-17β-(メチルチオ)アンドロスタ-4-エン-3-オン},
・9-フルオロ-11β,17,21-トリヒドロキシ-16α-メチルプレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン21-シクロヘキサンカルボキシラート17-シクロプロパンカルボキシラート,
・16,17-ブチリデンジオキシ-6,9-ジフルオロ-11-ヒドロキシ-17-(メチルチオ)アンドロスタ-4-エン-3-オン
・フルニソリド-21-[4′-(ニトロオキシメチル)ベンゾアート]
・6,9-ジフルオロ-17-[(2-フラニルカルボニル)オキシ]-11-ヒドロキシ-16-メチル-3-オキソ-アンドロスタ-1,4-ジエン-17-カルボチオン酸(carbothion acid)(S)-フルオロメチルエステル,
・6,9-ジフルオロ-11-ヒドロキシ-16-メチル-3-オキソ-17-プロピオニルオキシ-アンドロスタ-1,4-ジエン-17-カルボチオン酸(S)-(2-オキソ-テトラヒドロ-フラン-3S-イル)エステル、及び
・6α,9α-ジフルオロ-11β-ヒドロキシ-16α-メチル-3-オキソ-17α-(2,2,3,3-テトラメチルシクロプロピルカルボニル)オキシ-アンドロスタ-1,4-ジエン-17β-カルボン酸シアノメチルエステル
(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物としてであってよい)が挙げられる。好ましい塩及び誘導体の例はアルカリ塩、すなわちナトリウム若しくはカリウム塩、スルホベンゾアート、ホスファート、イソニコチナート、アセタート、ジクロロアセタート、プロピオナート、二水素ホスファート、パルミタート、ピバラート又はフロアートである。
【0139】
言及し得る好ましいPDE4阻害薬の例としてはエンプロフィリン、テオフィリン、ロフルミラスト、アリフロ(Ariflo)(シロミラスト)、トフィミラスト、プマフェントリン(Pumafentrine)、リリミラステ(Lirimilaste)、アプレミラスト(Apremilaste)、アロフィリン、アチゾラム(Atizorame)、オグレミラスツム(Oglemilastum)、テトミラスト(Tetomilaste)並びに
・5-[(N-(2,5-ジクロロ-3-ピリジニル)-カルボキサミド]-8-メトキシ-キノリン
・5-[N-(3,5-ジクロロ-1-オキシド-4-ピリジニル)-カルボキサミド]-8-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)-キノリン
・N-(3,5-ジクロロピリダ-4-イル)-[1-(4-フルオロベンジル)-5-ヒドロキシ-インドール-3-イル]グリオキシル酸アミド),9-[(2-フルオロフェニル)メチル]-N-メチル-2-(トリフルオロメチル)-9H-プリン-6-アミン 4-[(2R)-2-[3-(シクロペンチルオキシ)-4-メトキシフェニル]-2-フェニルエチル]-ピリジン,
・N-[(3R)-3,4,6,7-テトラヒドロ-9-メチル-4-オキソ-1-フェニルピロロ[3,2,1-jk][1,4]ベンゾジアゼピン-3-イル]-4-ピリジンカルボキサミド,
・4-[6,7-ジエトキシ-2,3-ビス(ヒドロキシメチル)-1-ナフタレニル]-1-(2-メトキシエチル)-2(1H)-ピリジノン,
・2-[4-[6,7-ジエトキシ-2,3-ビス(ヒドロキシメチル)-1-ナフタレニル]-2-ピリジニル]-4-(3-ピリジニル)-1(2H)-フタラジノン,
・(3-(3-シクロペニル(penyl)オキシ-4-メトキシベンジル)-6-エチルアミノ-8-イソプロピル-3H-プリン,
・β-[3-(シクロペンチルオキシ)-4-メトキシフェニル]-1,3-ジヒドロ-1,3-ジオキソ-2H-イソインドール-2-プロパンアミド,
・9-エチル-2-メトキシ-7-メチル-5-プロピル-イミダゾ[1,5-a]ピリド[3,2-e]ピラジン-6(5H)-オン
・5-[3-(シクロペンチルオキシ)-4-メトキシフェニル]-3-[(3-メチルフェニル)メチル](3S,5S)-2-ピペリジノン,
・4-[1-[3,4-ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル]-2-(3-メチル-1-オキシド-4-ピリジニル)エチル]-α,α-ビス(トリフルオロメチル)-ベンゼンメタノール
・N-(3,5-ジクロロ-1-オキソ-ピリジン-4-イル)-4-ジフルオロメトキシ-3-シクロプロピルメトキシベンズアミド
・(-)p-[(4aR
*,10bS
*)-9-エトキシ-1,2,3,4,4a,10b-ヘキサヒドロ-8-メトキシ-2-メチルベンゾ[s][1,6]ナフチリジン-6-イル]-N,N-ジイソプロピルベンズアミド
・(R)-(+)-1-(4-ブロモベンジル)-4-[(3-シクロペンチルオキシ)-4-メトキシフェニル]-2-ピロリドン
・3-(シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)-1-(4-N'-[N-2-シアノ-S-メチル-イソチオウレイド]ベンジル)-2-ピロリドン
・cis[4-シアノ-4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)シクロヘキサン-1-炭素酸]
・2-カルボメトキシ-4-シアノ-4-(3-シクロプロピルメトキシ-4-ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン-1-オン
・cis[4-シアノ-4-(3-シクロプロピルメトキシ-4-ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン-1-オール]
・(R)-(+)-エチル[4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-2-イリデン]アセタート
・(S)-(-)-エチル[4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-2-イリデン]アセタート
・9-シクロペンチル-5,6-ジヒドロ-7-エチル-3-(2-チエニル)-9H-ピラゾロ[3,4-c]-1,2,4-トリアゾロ[4,3-a]ピリジン
・9-シクロペンチル-5,6-ジヒドロ-7-エチル-3-(tert-ブチル)-9H-ピラゾロ[3,4-c]-1,2,4-トリアゾロ[4,3-a]ピリジン
(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
【0140】
言及し得る好ましいLTD4拮抗薬の例としては、モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、マシクラスト(Masikulast)、L-733321(D.Guay et al, Bioorg. Med. Chem. Lett. 8 (1998) 453-458の化合物2ab参照)並びに
・(E)-8-[2-[4-[4-(4-フルオロフェニル)ブトキシ]フェニル]エテニル]-2-(1H-テトラゾール-5-イル)-4H-1-ベンゾピラン-4-オン(MEN-91507)
・4-[6-アセチル-3-[3-(4-アセチル-3-ヒドロキシ-2-プロピルフェニルチオ)プロポキシ]-2-プロピルフェノキシ]-酪酸(MN-001)
・1-(((R)-(3-(2-(6,7-ジフルオロ-2-キノリニル)エテニル)フェニル)-3-(2-(2-ヒドロキシ-2-プロピル)フェニル)チオ)メチルシクロプロパン-酢酸,
・1-(((1(R)-3(3-(2-(2,3-ジクロロチエノ[3,2-b]ピリジン-5-イル)-(E)-エテニル)フェニル)-3-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)フェニル)プロピル)チオ)メチル)シクロプロパン酢酸
・[2-[[2-(4-tert-ブチル-2-チアゾリル)-5-ベンゾフラニル]オキシメチル]フェニル]酢酸
(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。任意に好ましい塩及び誘導体のさらなる例は、アルカリ塩、すなわちナトリウム若しくはカリウム塩、スルホベンゾアート、ホスファート、イソニコチナート、アセタート、プロピオナート、二水素ホスファート、パルミタート、ピバラート又はフロアートである。
【0141】
言及し得る好ましいEGFR阻害薬の例としては、セツキシマブ、トラスツズマブ、パニツムマブ、ゲフィチニブ、カネルチニブ、エルロチニブ、Mab ICR-62、並びに
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジエチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-{[4-(モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-((R)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-((R)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(S)-(テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ]-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-((R)-2-メトキシメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[2-((S)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ビス-(2-メトキシ-エチル)-アミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-エチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-({4-[N-(テトラヒドロピラン-4-イル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-((R)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-((S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N-シクロプロピル-N-メチル-アミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(R)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(S)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6,7-ビス-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-7-[3-(モルホリン-4-イル)-プロピルオキシ]-6-[(ビニルカルボニル)アミノ]-キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-(4-ヒドロキシ-フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン
・3-シアノ-4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-エトキシ-キノリン
・4-{[3-クロル-4-(3-フルオロ-ベンジルオキシ)-フェニル]アミノ}-6-(5-{[(2-メタンスルホニル-エチル)アミノ]メチル}-フラン-2-イル)キナゾリン
・4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-{[4-((R)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-({4-[N,N-ビス-(2-メトキシ-エチル)-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-[(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-{[4-(5,5-ジメチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-[(R)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-7-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-6-[(S)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{2-[4-(2-オキソ-モルホリン-4-イル)-ピペリジン-1-イル]-エトキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[1-(tert.-ブチルオキシカルボニル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(trans-4-アミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(trans-4-メタンスルホニルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-3-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-メチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(メトキシメチル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(ピペリジン-3-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[1-(2-アセチルアミノ-エチル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-エトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-((S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-7-ヒドロキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{trans-4-[(ジメチルアミノ)スルホニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{trans-4-[(モルホリン-4-イル)カルボニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{trans-4-[(モルホリン-4-イル)スルホニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-(2-アセチルアミノ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-(2-メタンスルホニルアミノ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(ピペリジン-1-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-アミノカルボニルメチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-{N-[(テトラヒドロピラン-4-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-{N-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-{N-[(モルホリン-4-イル)スルホニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(trans-4-エタンスルホニルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-エトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[1-(2-メトキシ-アセチル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-アセチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-[1-(tert-ブチルオキシカルボニル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-{N-[(ピペリジン-1-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-{N-[(4-メチル-ピペラジン-1-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{cis-4-[(モルホリン-4-イル)カルボニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エチル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(1-アセチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(1-メチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-メチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルオキシカルボニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(cis-4-メチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン(chinazoline)
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{cis-4-[N-(2-メトキシ-アセチル)-N-メチル-アミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-[1-(2-メトキシ-アセチル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-{1-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(cis-2,6-ジメチル-モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(2-メチル-モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(S,S)-(2-オキサ-5-アザ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(N-メチル-N-2-メトキシエチル-アミノ)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-エチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(2-メトキシエチル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{1-[(3-メトキシプロピル-アミノ)-カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[cis-4-(N-メタンスルホニル-N-メチル-アミノ)-シクロヘキサン-1-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[cis-4-(N-アセチル-N-メチル-アミノ)-シクロヘキサン-1-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(trans-4-メチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[trans-4-(N-メタンスルホニル-N-メチル-アミノ)-シクロヘキサン-1-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(trans-4-ジメチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(trans-4-{N-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-[(S)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
・4-[(3-クロル-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-(1-シアノ-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン
(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
【0142】
言及し得る好ましいドパミン拮抗薬の例としてはブロモクリプチン、カベルゴリン、α-ジヒドロエルゴクリプチン、リスリド、ペルゴリド、プラミペキソール、ロキシンドール(Roxインドール)、ロピニロール、タリペキソール、テルグリド及びビオザン(Viozane)(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。
塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
言及し得る好ましい抗アレルギー薬の例としてはエピナスチン、セチリジン、アゼラスチン、フェキソフェナジン、レボカバスチン、ロラタジン、ミゾラスチン、ケトチフェン(Ketotifene)、エメダスチン、ジメチンデン、クレマスチン、バミピン、セキスクロルフェニラミン(Cexchlorpheniramine)、フェニラミン、ドキシラミン、クロルフェノキサミン、ジメンヒドリナート、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、エバスチン、オロパタジン、デスロラチジン(Desloratidine)及びメクロジン(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。
塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
【0143】
言及し得る好ましいPAF拮抗薬の例としてはレキシパファント(Lexipafante)及び
・4-(2-クロルフェニル)-9-メチル-2-[3(4-モルホリニル)-3-プロパノン-1-イル]-6H-チエノ-[3,2-f]-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン
・6-(2-クロルフェニル)-8,9-ジヒドロ-1-メチル-8-[(4-モルホリニル)カルボニル]-4H,7H-シクロ-ペンタ-[4,5]チエノ-[3,2-f][1,2,4]トリアゾロ[4,3-a][1,4]ジアゼピン(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
言及し得る好ましいMAPキナーゼ阻害薬の例として、
・ベンタマピモド(Bentamapimod)(AS-602801)
・ドラマピモド(Doramapimod)(BIRB-796)
・5-カルバモイルインドール(SD-169)
・6-[(アミノカルボニル)(2,6-ジフルオロフェニル)アミノ]-2-(2,4-ジフルオロフェニル)-3-ピリジンカルボキサミド(VX-702)
・α-[2-[[2-(3-ピリジニル)エチル]アミノ]-4-ピリミジニル]-2-ベンゾチアゾールアセトニトリル(AS-601245)
・9,12-エポキシ-1H-ジインドロ[1,2,3-fg:3',2',1'-kl]ピロロ[3,4-i][1,6]ベンゾジアゾシン-10-カルボン酸(CEP-1347)
・4-[3-(4-クロロフェニル)-5-(1-メチル-4-ピペリジニル)-1H-ピラゾール-4-イル]-ピリミジン(SC-409)(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
【0144】
言及し得る好ましいMRP4阻害薬の例としては、N-アセチル-ジニトロフェニル-システイン、cGMP、コラート、ジクロフェナク、デヒドロエピアンドロステロン3-グルクロニド、デヒドロエピアンドロステロン3-スルファート、ジラゼプ、ジニトロフェニル-S-グルタチオン、エストラジオール17-β-グルクロニド、エストラジオール3,17-ジスルファート、エストラジオール3-グルクロニド、エストラジオール3-スルファート、エストロン3-スルファート、フルルビプロフェン、ホラート、N5-ホルミル-テトラヒドロホラート、グリココラート、グリコリトコール酸スルファート、イブプロフェン、インドメタシン、インドプロフェン、ケトプロフェン、リトコール酸スルファート、メトトレキサート、(E)-3-[[[3-[2-(7-クロロ-2-キノリニル)エテニル]フェニル]-[[3-ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル]チオ]メチル]チオ]-プロパン酸α-ナフチル-β-D-グルクロニド、ニトロベンジルメルカプトプリンリボシド、プロベネシド、バルスポダル(Valspodar)、シルデナフィル、スルフィンピラゾン、タウロケノデオキシコラート、タウロコラート、タウロデオキシコラート、タウロリトコラート、タウロリトコール酸スルファート、トポテカン、トレキンシン(Trequinsin)、ザプリナスト及びジピリダモール(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。
塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
【0145】
言及し得る好ましいiNOS阻害薬の例としては、S-(2-アミノエチル)イソチオ-尿素、アミノグアニジン、2-アミノメチルピリジン、5,6-ジヒドロ-6-メチル-4H-1,3-チアジン-2-アミン(AMT)、L-カナバニン、2-イミノピペリジン、S-イソプロピルイソチオ尿素、S-メチルイソチオ尿素、S-エチルイソチオ尿素、S-メチルチオシトルリン、S-エチルチオシトルリン、L-NA(N
ω-ニトロ-L-アルギニン)、L-NAME(N
ω-ニトロ-L-アルギニンメチルエステル)、L-NMMA(N
ω-モノメチル-L-アルギニン)、L-NIO(N
ω-イミノエチル-L-オルニチン)、L-NIL(N
ω-イミノエチル-リジン)、(S)-6-アセトイミドイルアミノ-2-アミノ-ヘキサン酸(1H-テトラゾール-5-イル)-アミド N-[[3-(アミノメチル)フェニル]メチル]-エタンイミドアミド、(S)-4-(2-アセトイミドイルアミノ-エチルスルファニル)-2-アミノ-酪酸(buturic acid)、2-[2-(4-メトキシ-ピリジン-2-イル)-エチル]-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン、2-((R)-3-アミノ-1-フェニル-プロポキシ)-4-クロル-5-フルオルベンゾニトリル、2-((1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-チアゾール-5-イル-ブチルスルファニル)-6-トリフルオロメチル-ニコチノニトリル、2-((1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-チアゾール-5-イル-ブチルスルファニル)-4-クロル-ベンゾニトリル、2-((1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-チアゾール-5-イル-ブチルスルファニル)-5-クロル-ベンゾニトリル、(2S,4R)-2-アミノ-4-(2-クロル-5-トリフルオロメチル-フェニルスルファニル)-4-チアゾール-5-イル-ブタン-1-オール、2-((1R,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-チアゾール-5-イル-ブチルスルファニル)-5-クロル-ニコチノニトリル、4-((S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-フェニル-ブチルスルファニル)-6-メトキシ-ニコチノニトリル及び置換3-フェニル-3,4-ジヒドロ-1-イソキノリンアミン(例えば(1S,5S,6R)-7-クロル-5-メチル-2-アザ-ビシクロ[4.1.0]ヘプタ-2-エン-3-イルアミン、(4R,5R)-5-エチル-4-メチル-チアゾリジン-2-イリデンアミン、(1S,5S,6R)-7-クロル-5-メチル-2-アザ-ビシクロ[4.1.0]ヘプタ-2-エン-3-イルアミン、(4R,5R)-5-エチル-4-メチル-チアゾリジン-2-イリデンアミン、(4R,5R)-5-エチル-4-メチル-セレナゾリジン-2-イリデンアミンのような)、4-アミノテトラヒドロビオプテリン(biopterine)、(E)-3-(4-クロル-フェニル)-N-(1-{2-オキソ-2-[4-(6-トリフルオロメチル-ピリミジン-4-イルオキシ)-ピペリジン-1-イル]-エチルカルバモイル}-2-ピリジン-2-イル-エチル)-アクリルアミド、3-(2,4-ジフルオロ-フェニル)-6-[2-(4-イミダゾール-1-イルメチル-フェノキシ)-エトキシ]-2-フェニル-ピリジン、3-{[(ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イルメチル)-カルバモイル]-メチル}-4-(2-イミダゾール-1-イル-ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-炭素酸メチルエステル、(R)-1-(2-イミダゾール-1-イル-6-メチル-ピリミジン-4-イル)-ピロリジン-2-炭素酸(2-ベンゾ[1,3]ジオキソール-5-イル-エチル)-アミド(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
言及し得る好ましいiNOS阻害薬のさらなる例には
アンチセンスオリゴヌクレオチド、特にiNOSコーディング核酸に結合する当該アンチセンスオリゴヌクレオチドがあり、その例がWO 01/52902に開示されている。
【0146】
言及し得る好ましいSYK阻害薬の例としては、
・2-[(2-アミノエチル)アミノ]-4-[(3-ブロモフェニル)アミノ]-5-ピリミジンカルボキサミド;
・2-[[7-(3,4-ジメトキシフェニル)イミダゾ[1,2-c]ピリミジン-5-イル]アミノ]-3-ピリジンカルボキサミド;
・6-[[5-フルオロ-2-[3,4,5-トリメトキシフェニル)アミノ]-4-ピリミジニル]アミノ]-2,2-ジメチル-2H-ピリド[3,2-b]-1,4-オキサジン-3(4H)-オン;
・N-[3-ブロモ-7-(4-メトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・7-(4-メトキシフェニル)-N-メチル-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[7-(4-メトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(2-チエニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,2-エタンジアミン;
・N-[7-(4-メトキシフェニル)-2-(トリフルオロメチル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4-メトキシフェニル)-3-フェニル-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-(7-フェニル-1,6-ナフチリジン-5-イル)-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3-フルオロフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3-クロロフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4-フルオロフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4-フルオロフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4-クロロフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4'-メチル[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジエチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(4-モルホリニル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-[[2-(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4-ブロモフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(4-メチルフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(メチルチオ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(1-メチルエチル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-メチル-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N,N-ジメチル-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-ブタンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,5-ペンタンジアミン;
・3-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]オキシ]-1-プロパノール;
・4-[5-(4-アミノブトキシ)-1,6-ナフチリジン-7-イル]-N,N-ジメチル-ベンゼンアミン;
・4-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-1-ブタノール;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-N-メチル-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-N'-メチル-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-N,N'-ジメチル-1,3-プロパンジアミン;
・1-アミノ-3-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-2,2-ジメチル-1,3-プロパンジアミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-(3-ピリジニルメチル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[(2-アミノフェニル)メチル]-7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[7-[6-(ジメチルアミノ)[1,1'-ビフェニル]-3-イル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[3-クロロ-4-(ジエチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)-3-メトキシフェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(ジエチルアミノ)フェニル]-3-メチル-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,2-エタンジアミン;
・N-[7-(4-メトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,6-ナフチリジン-1,3-プロパンジアミン;
・N,N'-ビス(3-アミノプロピル)-7-(4-メトキシフェニル)-2,5-ジアミン;
・N-[7-(4-メトキシフェニル)-2-(フェニルメトキシ)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,6-ナフチリジン-1,3-プロパンジアミン;
・N5-(3-アミノプロピル)-7-(4-メトキシフェニル)-N2-(フェニルメチル)-2,5-ジアミン;
・N-[7-(2-ナフタレニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3,4-ジメチルフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・1-アミノ-3-[[7-(2-ナフタレニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・1-アミノ-3-[[7-(2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・1-アミノ-3-[[7-(4'-メトキシ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・1-アミノ-3-[[7-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・1-アミノ-3-[[7-(4-ブロモフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・N-[7-(4'-メトキシ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-2,2-ジメチル-1,3-プロパンジアミン;
・1-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]-2-プロパノール;
・2-[[2-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]エチル]チオ]-エタノール;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-(3-メチル-5-イソオキサゾリル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-4-ピリミジニル-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-シクロヘキサンジアミン;
・N,N-ジメチル-4-[5-(1-ピペラジニル)-1,6-ナフチリジン-7-イル]-ベンゼンアミン;
・4-[5-(2-メトキシエトキシ)-1,6-ナフチリジン-7-イル]-N,N-ジメチル-ベンゼンアミン;
・1-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-4-ピペリジノール;
・1-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-3-ピロリジノール;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-(2-フラニルメチル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-[3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピル]-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・1-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-4-ピペリジン カルボキサミド;
・1-[3-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]アミノ]プロピル]-2-ピロリジノン;
・N-[3'-[5-[(3-アミノプロピル)アミノ]-1,6-ナフチリジン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-3-イル]-アセトアミド;
・N-[7-(4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[4'-[5-[(3-アミノプロピル)アミノ]-1,6-ナフチリジン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-3-イル]-アセトアミド;
・N-[7-[4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(2-チエニル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(3-ピリジニル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(6-メトキシ-2-ナフタレニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-(4-ピリジニルメチル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・3-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]メチルアミノ]-プロパンニトリル;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-[1-(フェニルメチル)-4-ピペリジニル]-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,2-シクロヘキサンジアミン,
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,2-シクロヘキサンジアミン,(1R,2S)-rel-.
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,2-ベンゼンジメタンアミン;
・N-[7-[4-(ジエチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-ブタンジアミン;
・N-[7-[3',5'-ビス(トリフルオロメチル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3'-メトキシ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・4-[[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]オキシ]-1-ブタノール;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]- 1,4-シクロヘキサンジアミン;
・7-[4-(ジメチルアミノ)フェニル]-N-(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジニル)-1,6-ナフチリジン-5-アミン;
・N-[7-[3-ブロモ-4-(ジメチルアミノ)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(1-メチル-1H-インドール-5-イル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-(3-ブロモ-4-メトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N-[7-[4-[[3-(ジメチルアミノ)プロピル]メチルアミノ]フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-シクロヘキサンジアミン;
・N-[7-[4-[[2-(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-シクロヘキサンジアミン;
・N-[7-[4-(ジメチルアミノ)-3-メトキシフェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-シクロヘキサンジアミン;
・N-[7-[4-(4-モルホリニル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-シクロヘキサンジアミン;
・N-[7-[3-ブロモ-4-(4-モルホリニル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-シクロヘキサンジアミン;
・4-[[7-[4-[[2-(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]オキシ]-シクロヘキサノール;
・N-[7-[3-ブロモ-4-(4-モルホリニル)フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,3-プロパンジアミン;
・N,N-ジメチル-4-[5-(4-メチル-1-ピペラジニル)-1,6-ナフチリジン-7-イル]-ベンゼンアミン;
・4-[[7-[4-[[3-(ジメチルアミノ)プロピル]メチルアミノ]フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]オキシ]-シクロヘキサノール;
・N-[7-[4-[[2-(ジメチルアミノ)エチル]メチルアミノ]フェニル]-1,6-ナフチリジン-5-イル]-1,4-ブタンジアミン;
・[3-[[5-[(3-アミノプロピル)アミノ]-7-(4-メトキシフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル]アミノ]プロピル]-カルバミン酸-1,1-ジメチルエチルエステル
(任意にラセミ形で、エナンチオマー、ジアステレオマーとして又は医薬的に許容できる塩、溶媒和物若しくは水和物として)が挙げられる。塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヒドロスルファート、ヒドロホスファート、ヒドロメタンスルホナート、ヒドロニトラート、ヒドロマレアート、ヒドロアセタート、ヒドロシトラート、ヒドロフマラート、ヒドロタルトラート、ヒドロオキサラート、ヒドロスクシナート、ヒドロベンゾアート及びヒドロ-p-トルエンスルホナートから成る群より選択される塩が好ましい。
嚢胞性線維症膜制御因子(CFTR)及びCFTR増強物質の言及し得る好ましい修正薬の例として、好ましくはVX-770及びVX-809が挙げられる。
【0147】
12. 製剤
投与に適した形態は、例えば吸入可能散剤又はエアロゾルである。いずれの場合も医薬的に有効な化合物の含量は、総組成の0.2〜50wt%、好ましくは5〜25wt.%、すなわち以下に特定する用量範囲を達成するのに十分な量の範囲内であるべきである。
吸入により投与する場合、活性物質の組み合わせを散剤、水溶液若しくは水-エタノール溶液として又は噴霧ガス製剤を用いて与えてよい。
従って、好ましくは、医薬製剤は、上記好ましい実施形態の式(I)の1種以上の化合物を含有することを特徴とする。
式(I)の化合物を吸入によって投与する場合も好ましく、1日1又は2回投与の場合特に好ましい。このために、式(I)の化合物は吸入に適した形態で利用できなければならない。吸入可能製剤としては、吸入可能散剤、噴霧剤含有定量エアロゾル又は無噴霧剤吸入可能溶液が挙げられ、これらは任意に生理学的に許容できる通常の賦形剤との混合物で存在してよい。
本発明の範囲内では、無噴霧剤吸入可能溶液という用語には、濃縮製剤又は無菌のすぐに使える吸入可能溶液をも含まれる。本発明により使用し得る製剤について本明細書の次のパートでさらに詳細に記載する。
【0148】
吸入可能散剤
式(I)の活性物質が生理学的に許容できる賦形剤との混合物で存在する場合、以下の生理学的に許容できる賦形剤を用いて本発明の吸入可能散剤を調製することができる:単糖(例えばグルコース又はアラビノース)、二糖(例えばラクトース、サッカロースマルトース)、オリゴ糖及び多糖(例えばデキストラン)、ポリアルコール(例えばソルビトール、マンニトール、キシリトール)、塩(例えば塩化ナトリウム、炭酸カルシウム)又はこれらの賦形剤の相互の混合物。好ましくは、単糖又は二糖を使用し、さらにラクトース又はグルコースの使用が好ましく、特に、排他的ではないが、それらの水和物の形で使用するのが好ましい。本発明の目的では、ラクトースが特に好ましい賦形剤であり、さらにラクトース一水和物が最も特に好ましい。成分を粉砕及び微粒子化し、最後に一緒に混合することによって本発明の吸入可能散剤を調製する方法は従来知られている。
【0149】
噴霧剤含有吸入可能エアロゾル
本発明により使用し得る噴霧剤含有吸入可能エアロゾルは、噴霧ガスに溶解しているか又は分散形態で式(I)の化合物を含有し得る。本発明の吸入可能エアロゾルの調製に使用し得る噴霧ガスは従来知られている。適切な噴霧ガスは、n-プロパン、n-ブタン又はイソブタン等の炭化水素及び好ましくはメタン、エタン、プロパン、ブタン、シクロプロパン又はシクロブタンのフッ素化誘導体等のハロ炭化水素である。上記噴霧ガスは単独又はその混合物で使用してよい。特に好ましい噴霧ガスは、TG134a(1,1,1,2-テトラフルオロエタン)、TG227(1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン)及びその混合物から選択されるフッ素化アルカン誘導体である。本発明の使用の範囲内で用いる噴霧剤駆動型吸入エアロゾルは、共溶媒、安定剤、界面活性剤、抗酸化剤、潤沢剤及びpH調整剤等の他の成分を含有してもよい。これらの全ての成分は従来知られている。
【0150】
無噴霧剤吸入可能溶液
好ましくは本発明の式(I)の化合物を用いて無噴霧剤吸入可能溶液及び吸入可能懸濁液を調製する。このために使用する溶媒としては、水溶液又はアルコール溶液、好ましくはエタノール溶液が挙げられる。溶媒は水単独又は水とエタノールの混合物であってよい。溶液又は懸濁液は、適切な酸を用いて2〜7、好ましくは2〜5のpHに調整される。無機酸又は有機酸から選択される酸を用いてpHを調整することができる。特に好適な無機酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸及び/又はリン酸が挙げられる。特に好適な有機酸の例としては、アスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、コハク酸、フマル酸、酢酸、ギ酸及び/又はプロピオン酸等が挙げられる。好ましい無機酸は塩酸及び硫酸である。既に1種の活性物質と酸付加塩を形成した酸を使用することもできる。有機酸のうち、アスコルビン酸、フマル酸及びクエン酸が好ましい。所望により、特に例えばクエン酸又はアスコルビン酸等の例えば香味料、抗酸化剤又は錯化剤のような、それらの酸性にする性質に加えて他の特性を有する酸の場合、上記酸の混合物を使用してもよい。本発明によれば、塩酸を用いてpHを調整するのが特に好ましい。
【0151】
本発明の目的で使用する無噴霧剤吸入可能溶液に共溶媒及び/又は他の賦形剤を添加してよい。好ましい共溶媒は、ヒドロキシル基又は他の極性基を含有するもの、例えばアルコール−特にイソプロピルアルコール、グリコール−特にプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリコールエーテル、グリセロール、ポリオキシエチレンアルコール及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルである。この文脈の賦形剤及び添加剤という用語は、活性物質ではないが、活性物質製剤の品質特性を改善するために医薬的に適切な溶媒中で活性物質と配合することができるいずれの医薬的に許容できる物質をも意味する。好ましくは、これらの物質は、薬理作用を持たないか、或いは所望の療法と関連して、はっきりと認識できる薬理作用又は少なくとも望ましくな薬理作用を持たない。賦形剤及び添加剤には、例えば、大豆レシチン、オレイン酸、ソルビタンエステル(例えばポリソルベート)等の界面活性剤、ポリビニルピロリドン、他の安定剤、錯化剤、完成医薬製剤の有効期間を保証又は延長する抗酸化剤及び/又は保存剤、香味料、ビタミン及び/又は技術上周知の他の添加剤が含まれる。添加剤には、等張剤としての塩化ナトリウム等の医薬的に許容できる塩も含まれる。好ましい賦形剤としては、例えば、pHを調整するために既に用いられていないという条件で、アスコルビン酸等の抗酸化剤、ビタミンA、ビタミンE、トコフェロール及び同様のビタミン又は人体内に存在するプロビタミンが挙げられる。保存剤を用いて病原体による汚染から製剤を保護することができる。適切な保存剤は、技術上周知のもの、特に従来知られている濃度のセチルピリジニウムクロリド、塩化ベンザルコニウム又は安息香酸若しくは安息香酸塩、例えば安息香酸ナトリウムである。
上記治療形態のため、例えば呼吸器疾患、COPD又は喘息という語を含めた同封説明書と、本発明の化合物と、上記併用相手から選択される1種以上の併用相手とを含有する呼吸器愁訴の治療用薬物のすぐに使えるパックを提供する。
【0152】
下記例は、本発明をその範囲に限定することなく本発明を例証する。
散剤吸入用カプセル剤
1カプセル剤は下記成分を含有する。
活性物質 0.5mg
吸入用ラクトース
5.0mg
5.5mg
調製:
活性物質を吸入用ラクトースと混合する。カプセル剤製造機で混合物をカプセルに詰める(空のカプセルの重量は約50mg)。
カプセル剤の重量:55.5mg
カプセルのサイズ=3