(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第一選択トランジスタは、さらに、前記第一選択トランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域と、前記第一選択トランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域と、を含み、前記第一選択トランジスタの該第一ソース/ドレイン拡張領域及び該第二ソース/ドレイン拡張領域は、前記第一選択トランジスタのゲート端子の下方に配置されており、
前記第一フォローイングゲートトランジスタは、さらに、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第一フォローイングゲートトランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記第二フォローイングゲートトランジスタは、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第二フォローイングゲートトランジスタの第二端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記第二選択トランジスタは、前記第二選択トランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域と、前記第二選択トランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域と、を含み、前記第二選択トランジスタの該第一ソース/ドレイン拡張領域及び該第二ソース/ドレイン領域は、前記第二選択トランジスタのゲート端子の下方に配置されている、請求項1に記載のメモリセル。
前記第一フォローイングゲートトランジスタは、さらに、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記アンチヒューズトランジスタは、さらに、前記アンチヒューズトランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域と、前記アンチヒューズトランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域と、を含み、前記アンチヒューズトランジスタの該第一ソース/ドレイン拡張領域及び該第二ソース/ドレイン領域は、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子の下方に配置されており、
前記第二フォローイングゲートトランジスタは、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域を含む、請求項2に記載のメモリセル。
前記第一フォローイングゲートトランジスタは、さらに、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記アンチヒューズトランジスタは、さらに、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子の下方に、前記アンチヒューズトランジスタの第一端子及び第二端子に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記第二フォローイングゲートトランジスタは、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域を含む、請求項2に記載のメモリセル。
前記第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子、前記アンチヒューズトランジスタの第一端子及び第二端子並びに前記第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子は、ウェル内に配置されている、請求項2に記載のメモリセル。
前記第一選択トランジスタ、前記第一フォローイングゲートトランジスタ、前記第二選択トランジスタ及び前記第二フォローイングゲートトランジスタは、N型金属酸化物半導体電界効果トランジスタであり、
前記ウェルは、Nウェルである、請求項8に記載のメモリセル。
前記第一選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ及び前記第二選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さは、実質的に同一である、請求項1に記載のメモリセル。
前記第一選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ及び前記第二選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さは、実質的に同一であり、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さよりも大きい、請求項1に記載のメモリセル。
前記第一選択トランジスタは、さらに、前記第一選択トランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域と、前記第一選択トランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域と、を含み、前記第一選択トランジスタの該第一ソース/ドレイン拡張領域及び該第二ソース/ドレイン拡張領域は、前記第一選択トランジスタのゲート端子の下方に配置されており、
前記第一フォローイングゲートトランジスタは、さらに、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第一フォローイングゲートトランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記第二フォローイングゲートトランジスタは、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第二フォローイングゲートトランジスタの第二端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記第二選択トランジスタは、前記第二選択トランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域と、前記第二選択トランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域と、を含み、前記第二選択トランジスタの該第一ソース/ドレイン拡張領域及び該第二ソース/ドレイン領域は、前記第二選択トランジスタのゲート端子の下方に配置されている、請求項13に記載のメモリアレイ。
前記第一フォローイングゲートトランジスタは、さらに、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記アンチヒューズトランジスタは、さらに、前記アンチヒューズトランジスタの第一端子に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域と、前記アンチヒューズトランジスタの第二端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域と、を含み、前記アンチヒューズトランジスタの該第一ソース/ドレイン拡張領域及び該第二ソース/ドレイン領域は、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子の下方に配置されており、
前記第二フォローイングゲートトランジスタは、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域を含む、請求項14に記載のメモリアレイ。
前記第一フォローイングゲートトランジスタは、さらに、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記アンチヒューズトランジスタは、さらに、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子の下方に、前記アンチヒューズトランジスタの第一端子及び第二端子に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域を含み、
前記第二フォローイングゲートトランジスタは、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子の下方に、前記第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域を含む、請求項14に記載のメモリアレイ。
前記第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子、前記アンチヒューズトランジスタの第一端子及び第二端子並びに前記第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子は、ウェル内に配置されている、請求項14に記載のメモリアレイ。
前記第一選択トランジスタ、前記第一フォローイングゲートトランジスタ、前記第二選択トランジスタ及び前記第二フォローイングゲートトランジスタは、N型金属酸化物半導体電界効果トランジスタであり、
前記ウェルは、Nウェルである、請求項20に記載のメモリアレイ。
前記第一選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ及び前記第二選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さは、実質的に同一である、請求項13に記載のメモリアレイ。
前記第一選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第一フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ、前記第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さ及び前記第二選択トランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さは、実質的に同一であり、前記アンチヒューズトランジスタのゲート端子のゲート酸化物の厚さよりも大きい、請求項13に記載のメモリアレイ。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図3は、本発明の一つの実施形態に従う、メモリアレイ20を示す。メモリアレイ20は、M×Nのメモリセル200
1,1〜200
M,Nを含む。ここで、M及びNは、正の整数である。メモリセル200
1,1〜200
M,Nの各々は、第一選択トランジスタ210と、第一フォローイングゲートトランジスタ220と、アンチヒューズトランジスタ230と、第二フォローイングゲートトランジスタ240と、第二選択トランジスタ250と、を含む。
【0012】
メモリセル200
1,1〜200
M,Nは、同様の構成と動作原理を有する。例えば、メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210は、ビット線BL
1に結合されている第一端子と、第二端子と、ワード線WL
1に結合されているゲート端子と、を有する。メモリセル200
1,1の第一フォローイングゲートトランジスタ220は、メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210の第二端子に結合されている第一端子と、フォローイング制御線FLに結合されているゲート端子と、第二端子と、を有する。メモリセル200
1,1のアンチヒューズトランジスタ230は、メモリセル200
1,1の第一フォローイングゲートトランジスタ220の第二端子に結合されている第一端子と、アンチヒューズ制御線AF
1に結合されているゲート端子と、第二端子と、を有する。メモリセル200
1,1の第二フォローイングゲートトランジスタ240は、メモリセル200
1,1のアンチヒューズトランジスタ230の第二端子に結合されている第一端子と、フォローイング制御線に結合されているゲート端子と、第二端子と、を有する。メモリセル200
1,1の第二選択トランジスタ250は、メモリセル200
1,1の第二フォローイングゲートトランジスタ240の第二端子に結合されている第一端子と、ビット線BL
1に結合されている第二端子と、ワード線WL
1に結合されているゲート端子と、を有する。
【0013】
メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210及び第二選択トランジスタ250は、同一のワード線WL
1に結合されているので、メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210及び第二選択トランジスタ250は、同期的に動作する。また、メモリセル200
1,1の第一フォローイングゲートトランジスタ220及び第二フォローイングゲートトランジスタ240は、同一のフォローイング制御線FLに結合されているので、メモリセル200
1,1の第一フォローイングゲートトランジスタ220及び第二フォローイングゲートトランジスタ240は、同期的に動作する。
【0014】
追加的に、
図3において、同一の行に配置されているメモリセルは、同一のアンチヒューズ制御線、同一のフォローイング制御線、同一のワード線及び異なるビット線に結合されている。例えば、メモリセル200
1,1〜200
1,Nは、同一の行に配置されており、メモリセル200
1,1〜200
1,Nは、同一のアンチヒューズ制御線AF
1、同一のフォローイング制御線FL及び同一のワード線WL
1に結合されている。また、メモリセル200
1,1は、ビット線BL
1に結合されている一方で、メモリセル200
1,Nは、ビット線BL
Nに結合されている。同様に、メモリセル200
M,1〜200
M,Nは、同一の行に配置されており、メモリセル200
M,1〜200
M,Nは、同一のアンチヒューズ制御線AF
M、同一のフォローイング制御線FL及び同一のワード線WL
Mに結合されている。また、メモリセル200
M,1は、ビット線BL
1に結合されている一方で、メモリセル200
M,Nは、ビット線BL
Nに結合されている。
【0015】
さらに、同一の列に配置されているメモリセルは、異なるアンチヒューズ制御線、異なるワード線、同一のフォローイング制御線及び同一のビット線に結合されている。例えば、メモリセル200
1,1〜200
M,1は、同一の列に配置されており、メモリセル200
1,1は、アンチヒューズ制御線AF
1及びワード線WL
1に結合されている一方で、メモリセル200
M,1は、アンチヒューズ制御線AF
M及びワード線WL
Mに結合されている。また、メモリセル200
1,1及びメモリセル200
M,1は、同一のフォローイング制御線FL及び同一のビット線BL
1に結合されている。メモリセル200
1,N〜200
M,Nは、同一の列に配置されており、メモリセル200
1,Nは、アンチヒューズ制御線AF
1及びワード線WL
1に結合されている一方で、メモリセル200
M,Nは、アンチヒューズ制御線AF
M及びワード線WL
Mに結合されている。また、メモリセル200
1,N及びメモリセル200
M,Nは、同一のフォローイング制御線FL及び同一のビット線BL
Nに結合されている。本実施形態において、メモリセル200
1,1〜200
M,Nは、同一のフォローイング制御線FLに結合されているが、メモリセル200
1,1〜200
M,Nは、それでも、他の制御線によって独立して動作することができる。
図3に示すように、異なる行に配置されたメモリセルは、異なるアンチヒューズ制御線に結合されることができるが、本発明のいくつかの実施形態においては、アンチヒューズ制御線AF
1〜AF
Mは、まとめて結合され、同期的に動作してもよい。
図4は、メモリセル200
1,1のプログラム動作時の、メモリセル200
1,1〜200
M,Nに結合されている制御線の電圧を示す。メモリセル200
1,1のプログラム動作時、ワード線WL
1は、第一電圧V1から第二電圧V2の範囲内にすることができ、フォローイング制御線FLは、第二電圧V2から第三電圧V3の範囲内にすることができ、アンチヒューズ制御線AF
1は、第三電圧V3にすることができ、ビット線BL
1は、第四電圧V4にすることができる。
【0016】
第三電圧V3は、第二電圧V2よりも大きい。第二電圧V2は、第一電圧V1よりも大きい。第一電圧V1は、第四電圧よりも大きい。いくつかの実施形態において、16nmプロセスで製造されたメモリアレイについては、第三電圧V3は5Vであることができ、第二電圧V2は、1.8Vであることができ、第一電圧V1は、0.8Vであることができ、第四電圧V4は、グラウンド電圧であることができる。しかし、他の実施形態において、メモリアレイが他のプロセスで製造された場合は、第三電圧V3、第二電圧V2、第一電圧V1及び第四電圧V4は、要件に応じて異なる値でよい。
【0017】
メモリセル200
1,1のプログラム動作時に、メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240、第二選択トランジスタ250はオンにされる。ゆえに、メモリセル200
1,1のアンチヒューズトランジスタ230は、アンチヒューズ制御線AF
1とビット線BL
1との間の大きい電圧差、つまり、第三電圧V3と第四電圧V4との間の電圧差により破壊される。
【0018】
また、メモリセル200
1,1のプログラム動作時に、メモリセル200
1,1と同一の行に配置されているメモリセル200
1,Nはプログラムされるべきではない。このため、非選択メモリセル200
1,Nに結合しているビット線BL
Nは第一電圧V1にすることができる。この場合、メモリセル200
1,Nのアンチヒューズトランジスタ230に印加される電圧差は、メモリセル200
1,Nのアンチヒューズトランジスタ230を破壊するほどには大きくなく、メモリセル200
1,Nはプログラムされない。
【0019】
さらに、メモリセル200
1,1のプログラム動作時に、メモリセル200
1,1と同一の列に配置されているメモリセル200
M,1はプログラムされるべきではない。このため、非選択メモリセル200
M,1に結合されているワード線WL
Mを第四電圧V4にすることができ、非選択メモリセル200
M,1に結合されているアンチヒューズ制御線AF
Mを第四電圧V4にすることができる。この場合、アンチヒューズ制御線AF
Mが低い電圧であるので、メモリセル200
M,1は、プログラムされない。
【0020】
また、メモリセル200
1,1のプログラム動作時、
図4に示されるように、アンチヒューズ制御線AF
1の電圧は、アンチヒューズ制御線AF
M等の残りのアンチヒューズ制御線の電圧とは異なっていてもよいが、本発明のいくつかの実施形態において、アンチヒューズ制御線AF
1〜AF
Mは、同一の電圧に設定してもよい。つまり、アンチヒューズ制御線AF
1〜AF
Mは、まとめて結合され、同期的に動作してもよい。この場合、ワード線WL
Mは、第四電圧V4のままであるので、非選択メモリセル200
M,1は、プログラムされない。さらに、この場合、メモリセル200
1,1とは異なる列に配置されている、メモリセル200
M,N等の他の非選択メモリセルには、メモリセル200
1,Nと同じ動作を適用することができる。
【0021】
図5は、メモリセル200
1,1の読出動作時の、メモリセル200
1,1〜200
M,Nに結合されている制御線の電圧を示す。メモリセル200
1,1の読出動作時は、ワード線WL
1は、第一電圧V1にすることができ、フォローイング制御線FLは、第一電圧V1にすることができ、アンチヒューズ制御線AF
1は、第一電圧V1から第二電圧V2の範囲内にすることができ、ビット線BL
1は、第四電圧V4にすることができる。この場合、メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240及び第二選択トランジスタ250はオンにされ、メモリセル200
1,1のアンチヒューズトランジスタ230に記憶されたデータをビット線BL
1から読み出すことができる。
【0022】
また、メモリセル200
1,1の読出動作時に、メモリセル200
1,1と同一の行に配置されているメモリセル200
1,Nは読み出されるべきではない。このため、メモリセル200
1,1の読出動作時は、非選択メモリセル200
1,Nに結合されているビット線BL
Nは第一電圧V1にすることができる。この場合、メモリセル200
1,Nの第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240及び第二選択トランジスタ250はオフにされ、メモリセル200
1,Nのアンチヒューズトランジスタ230に記憶されたデータは、ビット線BL
Nから読み出されない。
【0023】
さらに、メモリセル200
1,1の読出動作時に、メモリセル200
1,1と同一の列に配置されているメモリセル200
M,1は読み出されるべきではない。このため、メモリセル200
1,1の読出動作時に、非選択メモリセル200
M,1に結合されているワード線WL
Mは、第四電圧V4にすることができ、非選択メモリセル200
M,1に結合されているアンチヒューズ制御線AF
Mは、第四電圧V4にすることができる。この場合、メモリセル200
M,1の第一選択トランジスタ210及び第二選択トランジスタ250はオフにされ、メモリセル200
M,1のアンチヒューズトランジスタ230に記憶されたデータは、ビット線BL
1から読み出されない。
【0024】
また、メモリセル200
1,1の読出動作時、
図5に示されるように、アンチヒューズ制御線AF
1の電圧は、アンチヒューズ制御線AF
M等の残りのアンチヒューズ制御線の電圧とは異なっていてもよいが、本発明のいくつかの実施形態において、アンチヒューズ制御線AF
1〜AF
Mは、同一の電圧に設定してもよい。つまり、アンチヒューズ制御線AF
1〜AF
Mは、まとめて結合され、同期的に動作してもよい。この場合、ワード線WL
Mは、第四電圧V4のままであるので、非選択メモリセル200
M,1は、読み出されない。さらに、この場合、メモリセル200
1,1とは異なる列に配置されている、メモリセル200
M,N等の他の非選択メモリセルには、メモリセル200
1,Nと同じ動作を適用することができる。
【0025】
いくつかの実施形態においては、メモリアレイは、メモリセル内のデータを読み出す逆読出動作をサポートしてもよい。
図6は、メモリセル200
1,1の逆読出動作時の、メモリセル200
1,1〜200
M,Nに結合されている制御線の電圧を示す。メモリセル200
1,1の逆読出動作時、ワード線WL
1は、第一電圧V1から第二電圧V2の範囲内にすることができ、フォローイング制御線FLは、第二電圧V1から第二電圧V2の範囲内にすることができ、アンチヒューズ制御線AF
1は、第四電圧V4にすることができ、ビット線BL
1は、第一電圧V1から第二電圧V2の範囲内にすることができる。この場合、メモリセル200
1,1の第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240、第二選択トランジスタ250はオンにされ、メモリセル200
1,1のアンチヒューズトランジスタ230に記憶されたデータをビット線BL
1から読み出すことができる。
【0026】
また、メモリセル200
1,1の逆読出動作時に、メモリセル200
1,1と同一の行に配置されているメモリセル200
1,Nは読み出されるべきではない。このため、メモリセル200
1,1の逆読出動作時は、非選択メモリセル200
1,Nに結合されているビット線BL
Nは第一電圧V4にすることができる。この場合、メモリセル200
1,Nの第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240及び第二選択トランジスタ250はオフにされ、メモリセル200
1,Nのアンチヒューズトランジスタ230に記憶されたデータは、ビット線BL
Nから読み出されない。
【0027】
さらに、メモリセル200
1,1の逆読出動作時に、メモリセル200
1,1と同一の列に配置されているメモリセル200
M,1は読み出されるべきではない。このため、メモリセル200
1,1の逆読出動作時は、非選択メモリセル200
M,1に結合されているワード線WL
Mは、第四電圧V4にすることができ、非選択メモリセル200
M,1に結合されているアンチヒューズ制御線AF
Mは、第四電圧V4にすることができる。この場合、メモリセル200
M,1の第一選択トランジスタ210及び第二選択トランジスタ250はオフにされ、メモリセル200
M,1のアンチヒューズトランジスタ230に記憶されたデータは、ビット線BL
1から読み出されない。
【0028】
また、いくつかの実施形態において、メモリセル200
1,1の逆読出動作時に、アンチヒューズ制御線AF
1〜AF
Mは、まとめて結合され、同期的に動作してもよい。この場合、ワード線WL
Mは、第四電圧V4のままであるので、非選択メモリセル200
M,1は、読み出されない。さらに、この場合、メモリセル200
1,1とは異なる列に配置されている、メモリセル200
M,N等の他の非選択メモリセルには、メモリセル200
1,Nと同じ動作を適用することができる。
【0029】
第一選択トランジスタ210及び第一フォローイングゲートトランジスタ220は、第二選択トランジスタ250及び第二フォローイングゲートトランジスタ240と同期的に動作するので、メモリアレイ20のメモリセル200
1,1〜メモリセル200
M,Nの各々によって生成された読出電流は、2つの異なる経路を通じて、対応するビット線に出力することができる。このため、第一選択トランジスタ210のゲート幅、第二選択トランジスタ250のゲート幅、第一フォローイングゲートトランジスタ220のゲート幅及び第二フォローイングゲートトランジスタ240のゲート幅は、駆動能力に影響を与えることなく、先行技術の選択トランジスタ110のゲート幅よりも小さくすることができる。例えば、第一選択トランジスタ210、第二選択トランジスタ250、第一フォローイングゲートトランジスタ220及び第二フォローイングゲートトランジスタ240のゲート幅を50%小さくすることによって、第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240及び第二選択トランジスタ250により形成される2つの電流経路は元の駆動能力を維持することができる。
【0030】
図7は、本発明の一つの実施形態に従う、メモリアレイ20のメモリセル200
1,1〜200
M,Nの構造を示す。メモリセル200
1,1及び200
2,1は、同じ構造を有する。
図8は、メモリアレイ20のメモリセル200
1,1及び200
2,1のレイアウトを示す。
【0031】
図7において、第一選択トランジスタ210は、さらに、第一選択トランジスタ210の第一端子212に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域214と、第一選択トランジスタ210の第二端子218に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域216と、を含む。第一選択トランジスタ210の第一ソース/ドレイン拡張領域214及び第二ソース/ドレイン拡張領域216は、第一選択トランジスタ210のゲート端子210Gの下方に配置されている。
【0032】
第一フォローイングゲートトランジスタ220は、さらに、第一フォローイングゲートトランジスタ220の第一端子222に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域224と、第一フォローイングゲートトランジスタ220の第二端子228に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域226と、を含む。第一ソース/ドレイン拡張領域224及び第二ソース/ドレイン拡張領域226は、第一フォローイングゲートトランジスタ220のゲート端子220Gの下方に配置されている。
【0033】
アンチヒューズトランジスタ230は、さらに、アンチヒューズトランジスタ230の第一端子232に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域234と、アンチヒューズトランジスタ230の第二端子238に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域236と、を含む。アンチヒューズトランジスタ230の第一ソース/ドレイン拡張領域234及び第二ソース/ドレイン拡張領域236は、アンチヒューズトランジスタ230のゲート端子230Gの下方に配置されている。
【0034】
第二フォローイングゲートトランジスタ240は、さらに、第二フォローイングゲートトランジスタ240の第二端子248に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域246と、第二フォローイングゲートトランジスタ240の第一端子242に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域244と、を含む。第一ソース/ドレイン拡張領域246及び第二ソース/ドレイン拡張領域244は、第二フォローイングゲートトランジスタ240のゲート端子240Gの下方に配置されている。
【0035】
第二選択トランジスタ250は、さらに、第二選択トランジスタ250の第一端子252に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域254と、第二選択トランジスタ250の第二端子258に結合されている第二ソース/ドレイン拡張領域256と、を含む。第二選択トランジスタ250の第一ソース/ドレイン拡張領域254及び第二ソース/ドレイン拡張領域256は、第二選択トランジスタ250のゲート端子250Gの下方に配置されている。
【0036】
メモリセル
1,1の第一選択トランジスタ210の第一端子212及び第二選択トランジスタ250の第二端子258は、いずれも、ビット線BL
1に結合されているので、メモリセル
1,1は、同一のビット線BL
1に結合されている他のメモリセルと同一のアクティブ領域AAに配置することができる。つまり、同一の列に配置されているメモリセルは、全て、同一のアクティブ領域に配置することができる。例えば、メモリセル
2,1〜メモリセル
M,1もビット線BL
1に結合されているので、メモリセル
2,1〜メモリセル
M,1もメモリセル
1,1と同一のアクティブ領域AAに配置することができる。
【0037】
同一のアクティブ領域を共有することによって、先行技術で用いられたダミーポリ又はポリオーバ拡散エッジ等の多くは、節約することができ、メモリアレイ20はその領域を効率的に用いることができる。メモリセル200
1,1〜200
M,Nの各々がメモリセル100よりもより多くのトランジスタを含む可能性があるが、第一選択トランジスタ210、第二選択トランジスタ250、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240のゲート幅は、先行技術の選択トランジスタ110及びフォローイングゲートトランジスタ120のゲート幅よりも小さくすることができる。これゆえ、メモリアレイ20のチップ領域全体は、依然として、実質的に小さくなる。例えば、
図8に示すように、第一選択トランジスタ210、第二選択トランジスタ250、第一フォローイングゲートトランジスタ220及び第二フォローイングゲートトランジスタ240のゲート幅W
200は、
図2に示した選択トランジスタ110及びフォローイングゲートトランジスタ120のゲート幅W
100よりも50%小さい。この場合、メモリアレイ20の領域は、駆動能力を低下させることなく、先行技術のメモリアレイのものよりも、30%小さい。
【0038】
本発明のいくつかの実施形態においては、第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240、第二選択トランジスタ250は、N型金属酸化物半導体トランジスタであり、アンチヒューズトランジスタ230は、金属酸化物半導体キャパシタとして形成される。この場合、第一選択トランジスタ210の第一端子212及び第二端子218、第一フォローイングゲートトランジスタ220の第一端子222及び第二端子228、アンチヒューズトランジスタ230の第一端子232及び第二端子238、第二フォローイングゲートトランジスタの第一端子242及び第二端子248並びに第二選択トランジスタ250の第一端子252及び第二端子258は、N型ドープソース又はドレインであることができる。また、ソース/ドレイン拡張領域214、216、224、226、234、236、244、246、254、256は、ソース及びドレインよりも低いドープ濃度を有するN型ドープ領域であることができる。
【0039】
ソース/ドレイン拡張領域は、パンチスルー効果を低下させるのに役立てることができる。しかし、第一選択トランジスタ210、第二選択トランジスタ250、第一フォローイングゲートトランジスタ220、第二フォローイングゲートトランジスタ240により、メモリセル200
1,1〜200
M,Nの各々の2つの電流経路が制御されるので、第一ソース/ドレイン拡張領域234及び第二ソース/ドレイン拡張領域236を追加せずとも、アンチヒューズトランジスタ230でのパンチスルー効果は、選択トランジスタ及びフォローイングゲートトランジスタによって回避することができる。
【0040】
図9は、本発明の一つの実施形態に従う、メモリセル300の構造を示す。メモリセル300及び200
1,1は、類似した構造を有する。2つのメモリの主な違いは、メモリセル300が、第一選択トランジスタ210と、第一フォローイングゲートトランジスタ320と、アンチヒューズトランジスタ330と、第二フォローイングゲートトランジスタ340と、第二選択トランジスタ250と、を含む点である。
【0041】
第一フォローイングゲートトランジスタ320は、第一フォローイングゲートトランジスタ320の第一端子222に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域224を含むが、第一フォローイングゲートトランジスタ220のような第二ソース/ドレイン拡張領域226を含まない。アンチヒューズトランジスタ330は、第一ソース/ドレイン拡張領域234及び第二ソース/ドレイン拡張領域236を含まない。また、第二フォローイングゲートトランジスタ340は、第二フォローイングゲートトランジスタ340の第二端子248に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域246を含むが、第二フォローイングゲートトランジスタ240のような第二ソース/ドレイン拡張領域244を含まない。
【0042】
アンチヒューズトランジスタ330近くのソース/ドレイン拡張領域を除去することによって、メモリセル300のアンチヒューズトランジスタ330により生成される接合リーク電流を小さくすることができ、メモリセル300の電力消費を小さくする。
【0043】
メモリセル300の第一選択ゲート210の第一端子212及び第二選択ゲート250の第二端子258のいずれも、依然として、ビット線BL
1に結合されているので、メモリセル300は、同一のビット線BL
1に結合されている他のメモリセルと同一のアクティブ領域AAに配置することができる。つまり、同一の列に配置されているメモリセルは、依然として、同一のアクティブ領域に配置することができる。このため、メモリセル300を用いて、メモリアレイ20のメモリセル200
1,1〜200
M,Nを置換しても、チップ領域全体は、依然として、先行技術のメモリアレイよりも小さくすることができる。
【0044】
さらに、いくつかの実施形態においては、ソース/ドレイン拡張領域のいくつかを、ソース/ドレイン拡張領域よりも低いドープ濃度を有する修正ソース/ドレイン拡張領域に置換することができる。
図10は、本発明の一つの実施形態に従う、メモリセル400の構造を示す。メモリセル400及び200
1,1は、類似した構造を有する。2つのメモリセルの主な違いは、メモリセル400が第一選択トランジスタ210と、第一フォローイングゲートトランジスタ420と、アンチヒューズトランジスタ430と、第二フォローイングゲートトランジスタ440と、第二選択トランジスタ250と、を含む点である。
【0045】
第一フォローイングゲートトランジスタ420は、第一フォローイングゲートトランジスタ420の第一端子222に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域224と、第一フォローイングゲートトランジスタの第二端子228に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域426と、を含む。第一ソース/ドレイン拡張領域224及び修正ソース/ドレイン拡張領域426は、第一フォローイングゲートトランジスタ420のゲート端子220Gの下方に配置されている。
【0046】
アンチヒューズトランジスタ430は、アンチヒューズトランジスタ430の第一端子232及び第二端子238に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域434を含む。修正ソース/ドレイン拡張領域434は、アンチヒューズトランジスタ430のゲート端子230Gの下方に配置されている。
【0047】
第二フォローイングゲートトランジスタ440は、第二フォローイングゲートトランジスタ440の第二端子248に結合されている第一ソース/ドレイン拡張領域246と、第二フォローイングゲートトランジスタ440の第一端子242に結合されている修正ソース/ドレイン拡張領域444と、を含む。第一ソース/ドレイン拡張領域246及び修正ソース/ドレイン拡張領域444は、第二フォローイングゲートトランジスタ440のゲート端子240Gの下方に配置されている。
【0048】
この場合、アンチヒューズトランジスタ430は、アンチヒューズバラクタとして形成される。また、メモリセル400の第一選択ゲート210の第一端子212及び第二選択ゲート250の第二端子258のいずれも、依然として、ビット線BL
1に結合されているので、メモリセル400は、同一のビット線BL
1に結合されている他のメモリセルと同一のアクティブ領域AAに配置することができる。つまり、同一の列に配置されているメモリセルは、依然として、同一のアクティブ領域に配置することができる。このため、メモリセル400を用いて、メモリアレイ20のメモリセル200
1,1〜200
M,Nを置換しても、チップ領域全体は、依然として、先行技術のメモリアレイよりも小さくすることができる。
【0049】
図11は、本発明の一つの実施形態に従う、メモリセル500の構造を示す。メモリセル500及び200
1,1は、類似した構造を有する。2つのメモリセルの主な違いは、メモリセル500が第一選択トランジスタ210と、第一フォローイングゲートトランジスタ520と、アンチヒューズトランジスタ530と、第二フォローイングゲートトランジスタ540と、第二選択トランジスタ550と、を含む点である。
【0050】
図11において、第一フォローイングゲートトランジスタ520の第二端子228、アンチヒューズトランジスタ530の第一端子232及び第二端子238並びに第二フォローイングゲートトランジスタ540の第一端子242は、ウェルW1内に配置されている。いくつかの実施形態においては、第一選択トランジスタ210、第一フォローイングゲートトランジスタ520、第二選択トランジスタ250及び第二フォローイングゲートトランジスタ540は、N型金属酸化物半導体電界効果トランジスタにより形成され、ウェルW1はNウェルであることができる。
【0051】
この場合、アンチヒューズトランジスタ530はアンチヒューズバラクタとして形成される。また、メモリセル500の第一選択ゲート210の第一端子212及び第二選択ゲート250の第二端子258のいずれも、依然として、ビット線BL
1に結合されているので、メモリセル500は、同一のビット線BL
1に結合されている他のメモリセルと同一のアクティブ領域AAに配置することができる。つまり、同一の列に配置されているメモリセルは、依然として、同一のアクティブ領域に配置することができる。このため、メモリセル500を用いて、メモリアレイ20のメモリセル200
1,1〜200
M,Nを置換しても、チップ領域全体は、依然として、先行技術のメモリアレイよりも小さくすることができる。
【0052】
追加的に、メモリアレイ20において、第一選択トランジスタ210のゲート端子210Gのゲート酸化物の厚さ、第一フォローイングゲートトランジスタ220のゲート端子220Gのゲート酸化物の厚さ、アンチヒューズトランジスタ230のゲート端子230Gのゲート酸化物の厚さ、第二フォローイングゲートトランジスタ240のゲート端子240Gのゲート酸化物の厚さ、第二選択トランジスタ250のゲート端子250Gのゲート酸化物の厚さは、実質的に同一である。
【0053】
しかし、いくつかの実施形態においては、選択トランジスタ及びフォローイングゲートトランジスタは外部信号を受信してもよいので、選択トランジスタ及びフォローイングゲートトランジスタは、より高い電圧耐性の入出力デバイスとして形成されてもよい。一方、アンチヒューズトランジスタは、より低い電圧耐性のコアデバイスとして形成されてよい。この場合、選択トランジスタのゲート酸化物の厚さ及びフォローイングゲートトランジスタのゲート酸化物の厚さは、アンチヒューズトランジスタのゲート酸化物の厚さより大きくてよい。
【0054】
図11は、本発明の一つの実施形態に従う、メモリセル600の構造を示す。メモリセル600及び200
1,1は、類似した構造を有する。2つのメモリセルの主な違いは、メモリセル600が第一選択トランジスタ610と、第一フォローイングゲートトランジスタ620と、アンチヒューズトランジスタ630と、第二フォローイングゲートトランジスタ640と、第二選択トランジスタ650と、を含み、第一選択トランジスタ610のゲート端子のゲート酸化物の厚さ、第一フォローイングゲートトランジスタ620のゲート端子のゲート酸化物の厚さ、第二フォローイングゲートトランジスタ640のゲート端子のゲート酸化物の厚さ及び第二選択トランジスタ650のゲート端子のゲート酸化物の厚さが、実質的に同一であり、アンチヒューズトランジスタ630のゲート端子のゲート酸化物の厚さよりも大きい点である。この場合、メモリセル600は、メモリセル200
1,1よりも高い電圧の信号で動作することができる。
【0055】
まとめると、本発明の実施形態によって提供されたメモリセルの各々は、2つの異なる経路を通じて対応するビット線に結合することができるので、各メモリセルのトランジスタのゲート幅を小さくすることができ、同一のビット線に結合されているメモリセルは、同一のアクティブ領域内に配置することができる。このため、本発明の実施形態によって提供されたメモリセルを用いたメモリアレイの領域全体を、駆動能力に影響を与えることなく、実質的に小さくすることができる。
【0056】
当業者は、本発明の教示を保持しつつ、装置及び方法の多くの修正及び変更がなされてもよいことを容易に理解するものである。従って、上記の開示は、添付の特許請求の範囲の境界によってのみ制限されると解釈すべきである。
【解決手段】メモリセル200は、第一選択トランジスタ210と、第一フォローイングゲートトランジスタ220と、アンチヒューズトランジスタ230と、第二フォローイングゲートトランジスタ240と、第二選択トランジスタ250と、を含む。第一選択トランジスタと第二選択トランジスタのゲート端子はワード線WLに結合され、第一フォローイングゲートトランジスタと第二フォローイングゲートトランジスタのゲート端子はフォローイング制御線FLに結合され、アンチヒューズトランジスタのゲート端子はアンチヒューズ制御線AFに結合される。第二フォローイングゲートトランジスタと第二選択トランジスタは、アンチヒューズトランジスタに対して、第一フォローイングゲートトランジスタと第一選択トランジスタに対して対称的に配置される。