【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 掲載年月日/平成29年1月14日 掲載アドレス/ https://itunes.apple.com/jp/app/finc/id965626396?mt=8 https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.fincapp&hl=ja
【文献】
“へぇボタン - Google Play の Android アプリ”,[online],2009年11月23日,[平成29年 2月24日検索],インターネット<URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.objectgraph.heebutton&hl=ja>,URL,https://play.google.com/store/apps/details?id=com.objectgraph.heebutton&hl=ja
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
タッチパネルを備えるコンピュータに実行させるコンピュータ実装方法であって、前記タッチパネルの表示領域が、コンテンツを表示するコンテンツ領域とタッチ操作を受ける操作領域とを有し、当該方法が、
前記操作領域において前記コンテンツに関する第1タッチ操作を受けるステップと、
前記第1タッチ操作に応じて、前記操作領域を、前記コンテンツに関する第2タッチ操作を受付可能な状態に遷移させるステップと、
前記第2タッチ操作を1またはそれ以上受けるステップと、
前記第2タッチ操作を受けるごとにトライ数を決定し、該トライ数を前記操作領域に表示するステップであって、前記トライ数は、前記操作領域が前記第2タッチ操作を受付可能な状態に遷移された後に、前記コンテンツ領域に表示された前記コンテンツに従い、前記コンテンツに関するタスクがユーザにより実施された回数である、ステップと、
を含み、
少なくとも1つのタグ情報が前記コンテンツに関連付けられており、
前記第1タッチ操作に応じて、前記コンテンツがユーザに関連付けられ、
前記トライ数に応じて、前記タグ情報が前記ユーザに重み付けられて関連付けられる、
方法。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に、本開示の例示的な実施形態の構成を列記して説明する。本開示の実施形態による、タッチパネルを備えるコンピュータに実行させるコンピュータ実装方法は、以下のような構成を備えてもよい。
【0010】
〔形態1〕形態1によれば、タッチパネルを備えるコンピュータに実行させるコンピュータ実装方法が提供される。かかる方法において、タッチパネルの表示領域が、コンテンツを表示するコンテンツ領域とタッチ操作を受ける操作領域とを有し、当該方法が、操作領域においてコンテンツに関する第1タッチ操作を受けるステップと、第1タッチ操作に応じて、操作領域を、コンテンツに関する第2タッチ操作を受付可能な状態にするステップと、第2タッチ操作を1またはそれ以上の回数受けるステップと、第2タッチ操作を受けた回数に少なくとも基づいてトライ数を決定し、該トライ数を操作領域に表示するステップと、を含む。
【0011】
これにより、ユーザに提供されるコンテンツに関し、ユーザの行動を促し、ユーザの実際の行動の情報を効果的に取得できると共に、ユーザに提示可能なユーザ・インタフェース技術を提供することができる。当該ユーザ・インタフェース技術はユーザフレンドリであり、ユーザにとって操作が容易なものとなる。
【0012】
〔形態2〕形態2によれば、形態1の方法であって、更に、操作領域においてコンテンツに関する第3タッチ操作を受けるステップを含み、第3タッチ操作に応じて、第2タッチ操作を受付可能な状態が解除される。これにより、ユーザ状態をより柔軟かつダイナミックにユーザ提示することができる。
【0013】
〔形態3〕形態3によれば、形態1または2記載の方法において、トライ数が、第2タッチ操作を受ける都度インクリメントされる。これにより、ユーザ状態をより柔軟かつダイナミックにユーザ提示することができる。
【0014】
〔形態4〕
形態4によれば、形態1から3の何れかの方法であって、更に、操作領域においてコンテンツに関する第4タッチ操作を受けるステップを含み、第4タッチ操作に応じて、トライ数がデクリメントされる。これにより、ユーザ状態をより柔軟かつダイナミックにユーザ提示することができる。
【0015】
〔形態5〕形態5によれば、形態1から4の何れかの方法において、第1タッチ操作を受けるステップにおいて、第1タッチ操作を操作領域内の第1アイコンの表示位置で受け、第2タッチ操作を受けるステップにおいて、第2タッチ操作を操作領域内の第2アイコンの表示位置で受ける。これにより、アイコン表示を通じて第2タッチ操作を案内すると共に、ユーザにとって操作が容易なものとなる。
【0016】
〔形態6〕形態6によれば、形態1から5の何れかの方法において、少なくとも1つのタグ情報がコンテンツに関連付けられており、第1タッチ操作に応じて、コンテンツがユーザに関連付けられ、第2タッチ操作の回数に応じて、タグがユーザに重み付けられて関連付けられる。これにより、携帯端末上のアプリケーションにおいて、取得したユーザの行動情報を用いることを通じて、パーソナライズした、ユーザの嗜好に沿った様々なコンテンツをユーザに提供することができる。
【0017】
〔形態7〕形態7によれば、形態1から6の何れかの方法において、第2タッチ操作を受けるステップが、更に、第2タッチ操作を受けた時刻をユーザおよびコンテンツに関連付けて格納するステップを含む。これにより、より正確なユーザの行動情報に基づいてユーザへのコンテンツ提供を可能とする。
【0018】
〔形態8〕形態8によれば、形態1から7の何れかの方法において、操作領域がタッチパネルの表示領域の下部に設けられる。これにより、ユーザの行動情報の取得に関するユーザ操作性を、ユーザにとってより直感的なものにすることができる。
【0019】
〔形態9〕形態6によれば、タッチパネルを備えるコンピュータが提供される。かかるコンピュータにおいて、タッチパネルの表示領域が、コンテンツを表示するコンテンツ領域とタッチ操作を受ける操作領域とを有し、当該コンピュータが、操作領域においてコンテンツに関する第1タッチ操作を第1アイコンの表示位置で受ける第1受付部と、第1タッチ操作に応じて、操作領域に第2アイコンを表示するアイコン表示部と、第2タッチ操作を、第2アイコンの表示位置で1またはそれ以上の回数受ける第2受付部と、第2タッチ操作を受けた回数に少なくとも基づいてトライ数を決定し、該トライ数を操作領域に表示する表示部と、を備える。
【0020】
これにより、ユーザに提供されるコンテンツに関し、ユーザの行動を促し、ユーザの実際の行動の情報を効果的に取得できると共に、ユーザに提示可能なユーザ・インタフェース技術を提供することができる。当該ユーザ・インタフェース技術はユーザフレンドリであり、ユーザにとって操作が容易なものとなる。
【0021】
以下に、本開示に係るコンピュータ実装方法およびコンピュータの実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
【0022】
図1は、一実施形態によるコンピュータ10の基本構成図である。コンピュータ10は、スマートフォンやタブレット型コンピュータ等、タッチパネルを備えるデバイスとするのがよい。なお、本明細書において「タッチパネル」という用語は、「タッチ・ディスプレイ」および「タッチ・スクリーン」と置き換え可能である。
【0023】
図示されるように、コンピュータ10は、タッチパネル11、処理部15、記憶部17、および通信部19を備え、バスを通じて電気的に接続される。タッチパネル11は、記憶部17に格納された各種データ、並びに処理部15により生成された各種画像および画面を表示するための表示部(ディスプレイ)12を備える。タッチパネル11はまた、ユーザの指またはスタイラス等の物体によるタッチ操作を検知する接触検知部13を備える。なお、タッチパネル11の構造上、接触検知部13は、液晶パネル、有機EL、プラズマディスプレイ等の表示部12上層に配置されてもよい。
【0024】
接触検知部13は、圧力検出方式、抵抗膜方式、静電容量方式、または電磁誘導方式等を採用することができる。接触検知部13の任意の位置上でタッチ操作による入力を受けると、その接触位置における押圧、電気抵抗、電気容量や弾性波のエネルギー等の変化量が検知され、対応する接触位置座標が特定される。
【0025】
処理部15は、CPUおよび/またはGPUのような処理ユニット(プロセッサ)として構成されるのがよい。特に、処理部15によって、一実施形態によるコンピュータ実装方法の各ステップが実行される。
【0026】
記憶部17は、実行されるコンピュータ・プログラム、並びにユーザおよびアプリケーションに関連する各種データ等を一時的または永続的に格納することができる。そして、処理部15からの命令に応答して、記憶部17内の情報の登録、更新または削除等を実行する。記憶部17は、ROMおよびRAM等の主記憶、並びに、ハードディスク、フラッシュメモリおよび光ディスク等の補助記憶を含むが、これらに限定されない。
【0027】
通信部19は、インターネット等の通信ネットワークを介して、プログラム配信元のサーバ、並びにウェアラブル端末および体重計のようなユーザ保有の外部ユーザ機器等との間でデータの送受信を行う。
【0028】
前述のコンピュータ10の各要素は一例に過ぎず、一実施形態によるコンピュータ実装方法において用いられるコンピュータはこれら要素に限定されない。図示されたタッチパネル11、処理部15、記憶部17、および通信部19以外にも、例えば、物理ボタン、音声入出力部、カメラ、外部機器接続端子、温度センサおよびジャイロセンサ等の各種センサ、および他の任意の要素を含むことができる(いずれも非図示)。
【0029】
図2は、一実施形態によるコンピュータに関し、
図1に示されるコンピュータ10に対応する機能ブロック図である。
図2に示される各機能ブロックが相互作用することを通じて、
図3〜
図6に示される各種情報処理が行われる。各機能ブロックはハードウェアの一部として実装されても、および/またはソフトウェアの一部として実装されてもよい。なお、
図2に示す機能ブロック図は一例に過ぎず、これらに限定されない。
【0030】
タッチパネル11に関連して、入力部112(例えば、画像入力部、およびテキスト情報の入力を可能にするソフトウェア・キーボード等)、並びに出力部114(例えば、画面および音声の出力部)が実装される。処理部15に関連して、受付部151、コンテンツ領域表示部154、操作領域表示部155、およびアプリケーション管理部159が実装される。記憶部17に関連して、アプリケーション関連テーブル171、ユーザ関連テーブル172、ライフログ関連テーブル173、コンテンツ関連テーブル174、およびメッセージ関連テーブル175が実装される。通信部19に関連して、プログラムおよびデータを送受信するためのサーバ通信部192、および外部機器通信部194(例えば、ウェアラブル端末や体重計等の機器との通信部)が実装される。
【0031】
処理部15において、受付部151は、入力部112からのタッチ操作による入力を受け付ける。タッチ操作とは、タッチパネル11への物理的接触操作であり、例えば、スワイプ操作、スライド操作、フリック操作、ドラッグ操作、シングルタップ操作、ダブルタップ操作、および長押し操作等が含まれる。受付部151では、更に、第1タッチ操作受付部152および第2タッチ操作受付部152が実装される。第1タッチ操作受付部152は、タッチパネル11の表示領域中に規定される操作領域においてコンテンツに関する第1タッチ操作を第1アイコン表示位置で受ける。第2タッチ操作受付部153は、コンテンツに関する第2タッチ操作を第2アイコンの表示位置で1またはそれ以上の回数受ける。コンテンツ領域表示部154は、タッチパネル11の表記領域上に規定されるコンテンツ表示領域においてコンテンツを表示してユーザに提示する。
【0032】
操作領域表示部155は、タッチパネル11の表示領域中に規定される操作領域において、一実施形態によるコンピュータ実装方法に関連する情報を表示する。操作領域表示部155では、更に、第1アイコン表示部156、第2アイコン表示部157、および回数表示部158が実装される。第1アイコン表示部156は、第1タッチ操作に応じて、操作領域に第1アイコンを表示する。第2アイコン表示部157は、第2タッチ操作に応じて操作領域に第2アイコンを表示する。回数表示部158は、第2タッチ操作を受けた回数に少なくとも基づいてトライ数を決定し、該トライ数を操作領域に表示する。なお、上記構成は一例にすぎず、例えばコンテンツ表示領域154において各種アイコンを表示してもよい。
【0033】
アプリケーション管理部159は、ユーザのタッチ操作を通じたアプリケーションの進行を管理する。一実施形態では、コンピュータ10上で起動するアプリケーションは、ユーザの健康管理アプリケーションとするのがよい。具体的には、ユーザの健康管理に関する各種コンテンツ(例えば、腹式呼吸法のやり方に関するコンテンツ等、ヘルスケアに関連するコンテンツ)が提供される。また、オンラインでのチャットによる健康相談の提供等がされてもよい。つまり、一実施形態による健康管理アプリケーションは、その一部にチャット機能を有し、健康管理アプリケーション内でチャット機能を呼び出し可能としてもよい。
【0034】
記憶部17において、アプリケーション管理テーブル171は、サーバ通信部192から受信したアプリケーション・プログラム、およびアプリケーションの進行に関する情報等を格納する。ユーザ関連テーブル172は、アプリケーションにユーザ登録されたユーザに関する情報を格納する。ユーザに関する情報は、アイコン画像、ニックネーム、連絡先、年齢および性別等の基本情報、および日常生活における趣味や行動に関する嗜好情報を含むのがよい。通常は、アプリケーションのインストール時にユーザによって登録される初期情報である。また、ユーザに関する情報は、ユーザ登録後に、例えばチャットによるメッセージの内容、閲覧コンテンツの内容、およびタスク情報等のライフログ情報からダイナミックに取得される、ユーザに関する情報を含んでもよい。
【0035】
ライフログ関連テーブル173も、ユーザ関連テーブル172と同様に、ユーザに関する情報を管理する。特に、ライフログ関連テーブル173は、ユーザのアプリケーション利用によって取得され、および/または外部機器通信部194から受信されたライフログ情報、並びに、入力部112による入力情報等を格納する。
【0036】
具体的には、ライフログ情報は、睡眠時間、歩数、心拍数、消費カロリー、体重、並びに、位置情報およびチェックインした施設情報、閲覧したコンテンツに関する行動履歴のようなユーザの行動情報を含むのがよい。ユーザの行動情報はビーコン等、施設に設置されたデバイスを通じて検知されてもよい。また、入力情報は、食事や水分摂取に関する情報、予め設定された健康管理上のタスク(ストレッチや腹式呼吸といったフィットネス・タスク、および水分を摂取するといった習慣タスク等)、および閲覧したコンテンツに関連した行動履歴の情報を含むのがよい。当該タスクは、ユーザが実際にタスクを遂行した際に、自動でまたはユーザの手動入力で進捗情報が更新されるのがよい。例えば、ユーザが水分を摂取する毎に、具体的な摂取量および時刻と共に進捗情報を登録または更新するのがよい。また、ユーザが腹式呼吸タスクに対して実際に腹式呼吸を行う都度、登録により回数を更新するのがよい。
【0037】
コンテンツ管理テーブル174は、アプリケーション起動中にユーザ画面に表示するコンテンツを管理する。例えば、サーバからダウンロードしたダイエットや睡眠に関するニュース記事、および/またはニュース記事の配信元URLをコンテンツとして格納するのがよい。また、コンテンツはアプリケーションを利用する各ユーザによって投稿されてもよい。
【0038】
メッセージ関連テーブル175は、チャット機能の実行中に、アイコンと共に表示されるメッセージに関する情報を格納する。例えば「ダイエット」等、予め決められた種別の項目に関するメッセージのテンプレートが格納される。また、チャット画面においてユーザがエキスパートシステム等の自動応対サービス(仮想ユーザ)におけるメッセージ送受信の情報の履歴、および他のユーザとのメッセージ送受信の情報の履歴を格納する。仮想ユーザに関連し、メッセージ内容の構文解析、自然言語処理、および画像解析等の人工知能に関する情報処理技術に関するプログラムも格納される。
【0039】
上記記憶部17のテーブル構成は一例に過ぎず、これらに限定されない。また、上記テーブル171〜175の少なくとも一部はサーバ側に構成されてもよい。即ち、ネットワークを通じてコンピュータ10によってデータの参照、追加、更新および削除等がされてもよい。
【0040】
これより
図3から
図6の画面遷移図およびフローチャートを参照して、一実施形態によるコンピュータ実装方法における情報処理について説明する。
図3、
図5および
図6の画面遷移例では、タッチパネル11上に表示される画面イメージ例が示される。また、
図4のフローチャートでは、ユーザの「トライ」回数(トライ数)を画面に表示するための処理フロー例が示される。
【0041】
図3に示す基本態様の画面遷移では、最初に、タッチパネルの表示領域にユーザ画面D11が表示される。ユーザ画面D11は、例えば、アプリケーションを起動した際のトップ画面とするのがよい。ユーザ画面D11は、コンテンツ関連テーブル174に格納された複数のコンテンツC1,C2が表示される。表示されるコンテンツC1,C2は、ユーザ関連テーブル172に格納されたユーザ情報(特に、ユーザの基本情報および嗜好情報)と、ライフログ関連テーブル173およびメッセージ関連情報に格納されたユーザ関連情報とに基づいて、随時パーソナライズされて配置が決定される。
【0042】
例えば、ユーザの嗜好情報として「ダイエット」が予め登録されていた場合に、ダイエットに関するコンテンツを優先的に表示するのがよい。上記ユーザ関連情報は、ユーザ登録後に、例えばチャットによるメッセージの内容、タスク情報等のライフログ情報からダイナミックに取得される、ユーザに関する情報、および過去に閲覧したコンテンツに関する行動履歴のような行動情報を含んでもよい。なお、表示されるコンテンツはC1およびC2の2つに限定されず、3つ以上としてもよく、画面がスクロールされるにつれて順次コンテンツが表示される表示態様としてもよい。
【0043】
ユーザによるタッチ操作を受け、接触位置P11が決定されると、接触位置P11に対応するコンテンツが特定される。図示されるように、例えばタップによるタッチ操作が行われた位置P11にコンテンツC2が配置されている場合、タッチパネルの表示領域の大部分にコンテンツC2が表示されるコンテンツ画面D12に遷移される。コンテンツ画面D12は、コンテンツC2を表示するコンテンツ領域AR1、およびユーザのタッチ操作を受ける操作領域AR2を有する。なお、コンテンツ画面D12では、ユーザによるタッチ操作性の点で、操作領域AR2をタッチパネル11の表示領域の下部、特に、コンテンツ領域AR1の下部に設けるのがよい。ユーザがコンピュータ10(例えば、スマートフォン)を縦持ちしても横持ちしても、また、ユーザがコンピュータ10を片手持ちしても両手持ちしても、コンテンツ領域AR1の下部に操作領域AR2を配置することにより、ユーザによる直感的なタッチ操作が可能となる。
【0044】
図4のフローチャートおよび
図5の画面遷移図を参照して、一実施形態によるコンピュータ実装方法において実行される情報処理、特にユーザの「トライ」回数を画面に表示する情報処理の一例を示す。
図5のコンテンツ画面D12aは、上記
図3のコンテンツ画面D12に相当する。つまり、コンテンツ領域AR1には、コンテンツ領域表示部154によってコンテンツC2が表示される。ここでは、コンテンツC2は「腹式呼吸に挑戦しよう!」とのタイトルが付けられたコンテンツであり、その内容として「目標回数」および「やり方」がテキストで示される。なお、コンテンツはテキスト形式に限定されず、画像や動画形式のコンテンツとしてもよい。操作領域AR2には、第1アイコン表示部156によってハートマークのアイコンIC1が中央に表示され、一例では「お気に入り」ボタンとして機能する。つまり、ユーザがコンテンツに興味を有する場合に、ユーザの「お気に入り」として記録し、ユーザとコンテンツを関連付けるためのボタンである。
【0045】
図4の処理フローS50は、このようなコンテンツ画面D12aが表示されることにより開始される(S100)。第1タッチ操作受付部152は、操作領域AR2においてコンテンツC2に関する第1タッチ操作を受ける(S110)。例えば、タップ操作をアイコンIC1の表示位置で受ける。第1タッチ操作をアイコンIC1の表示位置で受けた場合(S120)、第2アイコン表示部157は、当該第1タッチ操作に応じて、操作領域AR2を、コンテンツC2に関する第2タッチ操作を受付可能な状態に遷移させる(S130)。
【0046】
つまり、コンテンツ画面D12bのように、第2アイコン表示部157によってチェックマークのアイコンIC3が中央に表示される。アイコンIC3は、一例では「トライ」ボタンとして機能する。つまり、ユーザが「お気に入り」のコンテンツを実際に行動(「トライ」)した場合に、ユーザの行動情報として時刻と共に記録するためのボタンである。なお、コンテンツ画面D12aで第1タッチ操作を受けた指標として、コンテンツ画面
図12bのように、対応するハートマークのアイコンIC2を操作領域AR2の左側に配置するのがよい。一例では、アイコンIC1の色の濃淡を変えたアイコンIC2を表示するのがよい。コンテンツ画面D12bにおいてアイコンIC2の表示位置で第3アイコン操作を受けた場合には、コンテンツC2に関する第2タッチ操作を受付可能な状態を解除して、画面表示をコンテンツ画面D12aに戻すよう遷移するのがよい。このことは、ユーザによってコンテンツC2を「お気に入り」から解除したという結果となる。
【0047】
次いで、第2タッチ操作を受け付け可能な状態で、第2タッチ操作受付部153は、操作領域AR2において第2タッチ操作を受ける(S140)。例えば、タップ操作をアイコンIC3の表示位置で受ける。第2タッチ操作は複数回にわたり受付可能である。第2タッチ操作をアイコンIC3の表示位置で受けた場合(S150)、回数表示部158は、第2タッチ操作を受けた回数をその都度インクリメントし、当該回数の指標をトライ数として決定し操作領域AR1に表示する(S160)。また、S150で第2タッチ操作を受けた時刻は、ライフログとして、ユーザおよびコンテンツに関連付けてライフログ関連テーブル173に格納される。
【0048】
コンテンツ画面D12bの「腹式呼吸に挑戦しよう!」コンテンツの内容にしたがいユーザが第1回目に腹式呼吸を実際に実施した場合、ユーザは実施毎にアイコンIC3へのタッチ操作を行う。それに応じて、コンテンツ画面D12cでは、アイコンIC3を受けた指標として、対応するチェックマークのアイコンIC4を、アイコンIC3の色の濃淡を変えて、操作領域AR2の画面左側のアイコンIC2の隣に配置するのがよい。その際、実施の回数を示す指標(「×2」)(即ち、2回)の表示を行うことにより、ユーザにトライ数を提示するのがよい。つまり、アイコンIC3へのタッチ操作がなされる都度「トライ」が実施されたものとして、トライ数がインクリメントされて(+1)表示されるのがよい。
【0049】
逆に、コンテンツ画面D12cにおいてアイコンIC4の表示位置で第4アイコン操作を受けた場合には、その都度「トライ」がキャンセルされてもよい。即ち、コンテンツC2に関するトライ回数がデクリメントされて(−1)表示するのがよい。その結果、トライ回数が「0」になった場合には、画面表示をコンテンツ画面D12bに戻すように遷移するのがよい。このことは、ユーザによってコンテンツC2を実施(「トライ」)対象のコンテンツから解除したという結果となる。このように、アイコンIC2,IC3,IC4に対してユーザのタッチ操作が行われるものとすることにより、ユーザにとって操作がわかりやすく直感的、且つ容易なものとなる。
【0050】
なお、アイコンIC1〜IC4の形状、大きさ、位置等は図示されたものに限定されない。また、ユーザのタッチ操作をアイコンに対するものとせずに、例えば、操作領域AR2の形状に沿ったスライド操作(
図5では、例えば、操作領域AR2内の任意の位置におけるスライド操作)としてもよい。スライド操作を採用した場合、ユーザは操作領域AR2内の任意の位置でスライド操作の開始および終了を決定することができ、ユーザにとって更に操作が容易なものとなる。一例として、スライド方向(例えば、右または左)を、「お気に入り」への追加若しくは解除、または「トライ」の実施若しくはキャンセルの各動作に割り当ててもよい。
【0051】
このように、ユーザへのコンテンツ表示に際して様々なアイコンを配置した操作領域AR2を設けることにより、ユーザの実際の行動を促し、ユーザの行動情報を効果的に取得可能なユーザ・インタフェース技術を提供することができる。当該ユーザ・インタフェース技術は非常にユーザフレンドリであり、ユーザにとって操作が容易なものとなる。そして、このようなユーザの行動は、行動情報として取得および利用可能であり、ユーザに対しても分かりやすく提示可能とする。
【0052】
図6を参照して、このように取得されたユーザ行動情報を、アプリケーション内のチャット機能に適用する例を説明する。
図6は、タッチパネル11上に表示される仮想ユーザとのチャット画面への遷移例を示す。ユーザ画面D21は、
図3に示したユーザ画面D11に相当する。ユーザ画面D21において位置P12でタッチ操作(例えば、ダブルタップ操作や長押し操作)を受けると、チャット誘導画面D22がユーザ画面D21の上にオーバーレイされる。チャット誘導画面D22では、キャラクタのアイコンCHARが表示されており、ユーザが位置P12からアイコンCHARの位置P21までスライド操作を行うことにより、チャット画面D23に遷移される。
【0053】
チャット画面D23は、ユーザと、アイコンCHARに関連づけられる他のユーザとの間でチャットを可能にする。即ち、ユーザと他のユーザとの間でリアルタイムのメッセージングを可能にする。他のユーザは、ネットワークを通じて実在する任意のユーザであってもよいし、或いは、アプリケーション関連テーブル171およびメッセージ関連テーブル175に格納された仮想ユーザ・プログラムによる仮想ユーザであってもよい。
【0054】
仮想ユーザ・プログラムによる仮想ユーザの場合は、エージェントを常駐させることによりエキスパートシステムによる自動応対が可能となる。エージェントは更に人工知能(AI)を搭載することにより、よりダイナミック且つインタラクティブなチャットを可能とする。チャット画面D23では、例えば、画面左側からの吹き出しにより、仮想ユーザからのメッセージが表示される。ユーザにより入力されたメッセージは、画面右側からの吹き出しにより表示される。メッセージの送受信がされると、画面下方向に新規メッセージが都度吹き出し形式で追加される。なお、チャット画面D23は一例に過ぎず、これに限定されない。
【0055】
上述したように、腹式呼吸をユーザが実施というユーザの行動情報はライフログ関連テーブル173に格納され、チャット機能でも利用可能である。チャット画面D23の例では、『太郎さん、「腹式呼吸は順調ですか!?」』『腹式呼吸は1日20を目標にしてくださいネ』のように、仮想ユーザは、当該行動情報を反映したメッセージを送信し、チャット内容に反映させることができる。
【0056】
取得されたユーザの行動情報は、アプリケーション内のチャット機能に適用される以外にも、ユーザ画面D21に表示されるコンテンツC1,C2の配置に適用されてもよい。例えば、“呼吸”タグに関連付けられたコンテンツC1(例えば、瞑想およびヨガ等)を優先的に表示してもよい。これは、「腹式呼吸」コンテンツを実際に実施したという行動情報を有するユーザは、関連するコンテンツにも興味があると想定されることに基づく。このように、取得したユーザの行動情報を効果的に使用することを通じて、パーソナライズされた、即ちユーザの嗜好に沿った様々なコンテンツをユーザに提供することができる。
【0057】
具体的には、コンテンツ関連テーブル174に格納されたコンテンツには少なくとも1つのタグが関連付けられる。一例では、「腹式呼吸」コンテンツ、「瞑想」に関連するコンテンツ、および「ヨガ」に関連するコンテンツ等には、共に予め「呼吸」タグが関連付けられている。
図4のS110での第1タッチ操作により、「腹式呼吸」コンテンツをユーザが「お気に入り」に記録したのに応じて、ユーザには「腹式呼吸」コンテンツが関連付けられる。そして、上記S140での第2タッチ操作により、トライ数がインクリメントされたのに応じて、「腹式呼吸」コンテンツが関連付けられた“呼吸”タグが更に重み付けられてユーザに関連付けられる。即ち、トライ数が多いほど、ユーザには“呼吸”タグが(他のタグに比べて)より強く関連付けられるのがよい。ユーザの“呼吸”タグとの関連付けが強くなると、上述したように、ユーザ画面D21において“呼吸”タグに関連付けられたコンテンツC1が優先的に表示されることになる。
【0058】
上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。
【課題】ユーザの行動を促し、ユーザの実際の行動を記録することを通じて、ユーザの行動に関する情報を効果的に取得し、ユーザに提示可能なユーザ・インタフェース技術を提供すること。
【解決手段】一実施形態によれば、タッチパネルを備えるコンピュータに実行させるコンピュータ実装方法が提供される。かかる方法において、タッチパネルの表示領域が、コンテンツを表示するコンテンツ領域とタッチ操作を受ける操作領域とを有し、操作領域において上記コンテンツに関する第1タッチ操作を受けるステップと、第1タッチ操作に応じて、操作領域を、上記コンテンツに関する第2タッチ操作を受付可能な状態にするステップと、第2タッチ操作を1またはそれ以上の回数受けるステップと、第2タッチ操作を受けた回数に少なくとも基づいてトライ数を決定し、該トライ数を操作領域に表示するステップと、を含む。