【実施例1】
【0014】
本発明のバックドア開閉用補助グリップユニットを
図1ないし
図7に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例のバックドア開閉用補助グリップユニット1は、バックドア50の底面50aにドアロック51と共に固定されるバックドア開閉用補助グリップユニットであって、ドアロック配置口2とドアロック51の取り付け孔52に対応する位置に設けられた取り付け孔3とを備えた取り付け面部4と、取り付け面部4に連設された正面部5と、正面部5の下方に連設されたグリップ取り付け面部6と、グリップ取り付け面部6に取り付けられ下方または斜め下方に向かって突出するように取り付けられるグリップ7とを有している。以下、各構成について順次詳述する。
【0015】
バックドア開閉用補助グリップユニット1は、
図4、
図6または
図7に示すように、バックドア50の底面50aにドアロック51と共に、バックドア50の底面50aに固定することができるものである。これにより、バックドア50を閉める際にもバックドア50に直接触れることなく、小柄の者でも容易かつ安全にバックドア50を閉めることができると共に、既に所有している車両にも容易に取り付けることができる。なお、この実施例のバックドア開閉用補助グリップユニット1は、
図7に示すように、ステーションワゴン60の背面に設けられた車内搭乗用ステップ(タラップ)65により構成された凹状空間66内に位置するものであり、ステーションワゴン60の背面より、さらに背面側に突出するものではない。
【0016】
具体的には、バックドア50の底面50aに取り付けられたドアロック51は、この実施例では、
図6に示すように、ロック部53の両側に設けられた3つの堅結ボルト54が、ドアロック51の3つの取り付け孔52およびバックドア50の底面50aに設けられた3つのボルト挿通孔(図示しない)を挿通し、ナット(図示しない)により堅結されることでバックドア50の底面50aに取り付けられる。なお、ドアロック51の3つの取り付け孔52は、
図6中、一端側固定板部55に2つ設けられ、他端側固定板部56に1つ設けられている。
【0017】
バックドア開閉用補助グリップユニット1は、上記の3つの堅結ボルト54を取り外した後、改めて、これら堅結ボルト54により取り付け面部4をドアロック51と共にバックドア50の底面50aに固定することにより、既に所有している車両にも容易に取り付けることができるように構成されている。この取り付け方法については、後述する取り付け面部4の説明と共に詳述する。
【0018】
取り付け面部4は、バックドア開閉用補助グリップユニット1をバックドア50の底面50aに取り付けるための部位であり、
図1または
図4に示すように、正面部5の上方において背面側に向かって連設されると共に、正面部5に対して直交する方向に延在するように構成されている。
【0019】
取り付け面部4は、
図1に示すように、中央付近にドアロック51を配置するためのドアロック配置口(切欠き部)2を有し、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット1を取り付ける際に、ドアロック51をこの位置に配することができるように構成されている。
【0020】
また、取り付け面部4は、
図1に示すように、ドアロック51の取り付け孔52に対応する位置(バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット1を取り付ける際に、ドアロック51の取り付け孔52と照合する位置)に、3つの取り付け孔3を有している。
【0021】
そして、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット1を取り付ける際には、まず、バックドア50の底面50aにおいてドアロック51を固定している3つの堅結ボルト54を取り外す。つぎに、ドアロック51を保護しているドアロックカバー(図示しない)を取り外す。さらに、取り付け面部4のドアロック配置口(切欠き部)2内にドアロック51を配すると共に、取り付け面部4の3つの取り付け孔3とドアロック51の3つの取り付け孔52とをそれぞれ合わせた状態で堅結ボルト54により取り付け面部4をドアロック51と共にバックドア50の底面50aに固定する。これにより、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット1を容易に取り付けることができるよう構成されている。
【0022】
正面部(垂直面部)5は、取り付け面部4の正面側に連設された部位であると共に、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット1が取り付けられると、
図7に示すように、車両の背面において垂直方向に延在するように現れる部位である。
【0023】
グリップ取り付け面部6は、グリップ7を取り付けるための部位であり、この実施例のグリップ取り付け面部6は、
図2または
図4に示すように、正面部5に連設され背面側斜め下方に向かって延在するように設けられた傾斜面部8と、傾斜面部8の下方に連設され背面側に向かって水平方向に延在するように設けられた水平面部9とから構成されている。
【0024】
また、グリップ取り付け面部6は、
図3に示すように、グリップ位置を選択可能とする複数のグリップ取り付け孔10,11,12を有している。これにより、グリップ7の位置を選択できることができ、バックドア50の開閉に際して使用者がより開閉し易い位置にグリップ7を選択的に取り付けることができる。
【0025】
具体的には、この実施例では、傾斜面部8に1つのグリップ取り付け孔10が設けられ、水平面部9に2つのグリップ取り付け孔11,12がそれぞれ設けられている。
【0026】
グリップ取り付け面部6の複数のグリップ取り付け孔10,11,12には複数のグリップ7がそれぞれ固定されている。具体的には、この実施例では、グリップ取り付け孔10とグリップ取り付け孔12に2つのグリップ7が取り付けられている。このように、複数のグリップ7が設けられていることで、使用者が片方把持する、或いは複数把持するなどして選択的に把持することができ、グリップ7がより利用し易くなる。特に、バックドア50を開く際には、
図4に示すように、正面側のグリップ7(傾斜面部8に取り付けられたグリップ7)を使用し、閉じる際には、
図5に示すように、最も低い位置にある背面側のグリップ7(水平面部9に取り付けられたグリップ7)を使用することができ、グリップがより利用し易くなる。
【0027】
なお、グリップ取り付け面部6として、正面部5に連設され背面側斜め下方に向かって延出した傾斜面部8が設けられ、この傾斜面部8に設けられたグリップ取り付け孔10にグリップ7が取り付けられることにより、
図4に示すように、傾斜面部8に取り付けられたグリップ7は、バックドア開閉用補助グリップユニット1の正面側(車両の背面側)に向かって斜め方向に突出するため、バックドア50を開く際により把持し易く構成されている。
【0028】
この実施例のグリップ7は、
図2または
図3に示すように、水平方向に延在するように取り付けられる弓状長尺体であり、両端がそれぞれ湾曲してグリップ取り付け面部6に取り付けられるように構成されている。具体的には、グリップ7は、両端にそれぞれボルト13が固定されており、グリップ取り付け面部6に取り付ける際には、ボルト13をグリップ取り付け面部6のグリップ取り付け孔10,11,12に挿通して、
図4または
図5に示すように、ナット14で堅結することで、グリップ取り付け面部6に取り付けられるように構成されている。これにより、グリップ7は、傾斜面8に取り付けられることで、
図4に示すように、正面側斜め下方に向かって突出するように取り付けられ、水平面部9に取り付けられることで下方に向かって突出するように取り付けられる。
【0029】
なお、この実施例の取り付け面部4、正面部5およびグリップ取り付け面部6は、
図1ないし
図3に示すように、水平方向に延在する長尺状の板材(ステンレス)を屈曲させることにより一体に成形されており、グリップ7の本体部は樹脂材料にて形成されている。ただし、バックドア開閉用補助グリップユニットの構成材料は、これらに限定されるものではなく、強度性および耐久性を保持可能なものであれば、どのような材料にて形成されたものも本発明の範疇に包含される。
【0030】
また、この実施例のグリップ7の本体部は一体成形されたものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、使用者が把持する部位が筒状体にて形成され、その筒状体を軸支する軸部を備え、筒状体が回転可能に構成されたものなどでもよく、これにより、把持した筒状体が適宜回転することで、グリップ使用に際して把持し直す必要もなく、より安全に使用することができる。
【0031】
つぎに、バックドア50の底面50aに取り付けられたバックドア開閉用補助グリップユニット1の使用方法について説明する。
バックドア50を開く場合は、バックドア開閉用補助グリップユニット1は、
図4に示すように、略垂直方向に延在するバックドア50の下方に位置する状態にあり、この状態で、まず、ロック解除部(図示しない)を上げドアロック51を解除してバックドア50を持ち上げることができる状態とする。そして、傾斜面部8に取り付けられたグリップ7を把持してバックドア50を徐々に持ち上げる。この時、傾斜面部8に取り付けられたグリップ7は、
図4に示すように、バックドア開閉用補助グリップユニット1の正面側(車両の背面側)に向かって斜め下方に突出しているため、バックドア50を開く際により把持し易く、より容易にバックドア50を開くことができる。
【0032】
他方、バックドア50を閉じる場合は、バックドア開閉用補助グリップユニット1は、
図5に示すように、略水平方向に延在するバックドア50の横(
図5中左横)に位置する状態にある。この状態で、水平面部9に取り付けられたグリップ7を把持して徐々にバックドア50を下げて閉めることができる。これにより、バックドア50に直接触れることなく、小柄の者でもより容易かつ安全にバックドア50を閉めることができ、雨天時にバックドア50の上面に溜まった雨水をかぶる事態も軽減できる。
【0033】
さらに、
図8ないし
図12に示したバックドア開閉用補助グリップユニット30について説明する。
この実施例のバックドア開閉用補助グリップユニット30は、バックドア50の底面50aにドアロック51と共に固定されるバックドア開閉用補助グリップユニットであって、ドアロック配置口32とドアロック51の取り付け孔52に対応する位置に設けられた取り付け孔33とを備えた取り付け面部34と、取り付け面部4に連設された正面部35と、正面部35の下方に連設されたグリップ取り付け面部36と、グリップ取り付け面部36に取り付けられ下方または斜め下方に向かって突出するように取り付けられるグリップ37と、正面部35の背面側に蝶番45を介して取り付けられた背面部46と、取り付け面部34に連設された第2グリップ取り付け面部47と、第2グリップ取り付け面部47に固定された垂下グリップ48とを有している。以下、各構成について順次詳述する。
【0034】
バックドア開閉用補助グリップユニット30は、バックドア開閉用補助グリップユニット1と同様、
図10に示すように、バックドア50の底面50aにドアロック51と共にバックドア50の底面50aに固定することができるものである。これにより、バックドア50を閉める際にもバックドア50に直接触れることなく、小柄の者でも容易かつ安全にバックドア50を閉めることができると共に、既に所有している車両にも容易に取り付けることができる。
【0035】
なお、この実施例のバックドア開閉用補助グリップユニット30も、バックドア開閉用補助グリップユニット1と同様、ステーションワゴン60の背面に設けられた車内搭乗用ステップ(タラップ)65により構成された凹状空間66内に位置するものであり、ステーションワゴン60の背面より、さらに背面側に突出するものではない。
【0036】
具体的には、バックドア50の底面50aに取り付けられたドアロック51は、
図6に示すように、ロック部53の両側に設けられた3つの堅結ボルト54が、ドアロック51の3つの取り付け孔52およびバックドア50の底面50aに設けられた3つのボルト挿通孔(図示しない)を挿通し、ナット(図示しない)により堅結されることでバックドア50の底面50aに取り付けられる。なお、ドアロック51の3つの取り付け孔52は、
図6中、一端側固定板部55に2つ設けられ、他端側固定板部56に1つ設けられている。
【0037】
バックドア開閉用補助グリップユニット30は、上記の3つの堅結ボルト54を取り外した後、改めて、これら堅結ボルト54により取り付け面部34をドアロック51と共にバックドア50の底面50aに固定することにより、既に所有している車両にも容易に取り付けることができるように構成されている。この取り付け方法については、後述する取り付け面部34の説明と共に詳述する。
【0038】
取り付け面部34は、バックドア開閉用補助グリップユニット1をバックドア50の底面50aに取り付けるための部位であり、
図8または
図10に示すように、正面部35の上方において背面側に向かって連設されると共に、正面部35に対して直交する方向に延在するように構成されている。
【0039】
取り付け面部34は、
図8に示すように、中央付近にドアロック51を配置するためのドアロック配置口(切欠き部)32を有し、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット30を取り付ける際に、ドアロック51をこの位置に配することができるように構成されている。
【0040】
また、取り付け面部34は、
図8に示すように、ドアロック51の取り付け孔52に対応する位置(バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット30を取り付ける際に、ドアロック51の取り付け孔52と照合する位置)に、3つの取り付け孔33を有している。
【0041】
そして、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット30を取り付ける際には、まず、バックドア50の底面50aにおいてドアロック51を固定している3つの堅結ボルト54を取り外す。つぎに、ドアロック51を保護しているドアロックカバー(図示しない)を取り外す。さらに、取り付け面部4のドアロック配置口(切欠き部)32内にドアロック51を配すると共に、取り付け面部34の3つの取り付け孔33とドアロック51の3つの取り付け孔52とをそれぞれ合わせた状態で堅結ボルト54により取り付け面部34をドアロック51と共にバックドア50の底面50aに固定する。これにより、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット30を容易に取り付けることができるよう構成されている。
【0042】
正面部(垂直面部)35は、取り付け面部34の正面側に連設された部位であると共に、バックドア50の底面50aにバックドア開閉用補助グリップユニット30が取り付けられると、
図7に示すように、車両の背面において垂直方向に延在するように現れる部位である。
【0043】
グリップ取り付け面部36は、グリップ37を取り付けるための部位であり、この実施例のグリップ取り付け面部36は、
図9または
図10に示すように、正面部5に連設され背面側斜め下方に向かって延在するように設けられた傾斜面部にて構成されている。このように、傾斜面部であるグリップ取り付け面部36に設けられたグリップ取り付け孔(図示しない)にグリップ37が取り付けられることにより、
図10に示すように、傾斜面部に取り付けられたグリップ37は、バックドア開閉用補助グリップユニット30の正面側(車両の背面側)に向かって斜め方向に突出するため、バックドア50を開く際により把持し易く構成されている。
【0044】
この実施例のグリップ37または後述する垂下グリップ48は、
図9に示すように、水平方向に延在するように取り付けられる弓状長尺体であり、両端がそれぞれ湾曲してグリップ取り付け面部36または第2グリップ取り付け面部47に取り付けられるように構成されている。
【0045】
具体的には、グリップ37または垂下グリップ48は、両端にそれぞれボルト43が固定されており、グリップ取り付け面部36または第2グリップ取り付け面部47に取り付ける際には、ボルト43をグリップ取り付け面部36または第2グリップ取り付け面部47のグリップ取り付け孔(図示しない)に挿通して、
図10に示すように、ナット44で堅結することで、グリップ取り付け面部36または第2グリップ取り付け面部47にそれぞれ取り付けられるように構成されている。これにより、グリップ37は、傾斜面部であるグリップ取り付け面部36に取り付けられることで、
図10に示すように、正面側斜め下方に向かって突出するように取り付けられる。他方、垂下グリップ48は、水平面部9である第2グリップ取り付け面部47に取り付けられることで下方に向かって突出するように取り付けられる。
【0046】
背面部46は、バックドア50を開いて上方に持ち上げた際に、
図11または
図12に示すように、蝶番45を介して回動し垂直方向に垂れ下がる部位である。
【0047】
第2グリップ取り付け面部47は背面部46に連設され、バックドア50を開いて上方に持ち上げた際に、
図11または
図12に示すように、水平方向に延在する部位であり、この第2グリップ取り付け面部47には垂下グリップ48が固定されている。
【0048】
このように、バックドア開閉用補助グリップユニット30は、取り付け面部34の背面側に蝶番45を介して取り付けられた背面部46と、背面部46に連設された第2グリップ取り付け面部47と、第2グリップ取り付け面部47に固定された垂下グリップ48とを有していることで、バックドア50を開いて上方に持ち上げた状態で、
図11または
図12に示すように、背面部46および第2グリップ取り付け面部47が垂れ下がり、それに伴って垂下グリップ48も最下方で垂れ下がるため、バックドア50を閉める際に、小柄な人でもより容易に垂下グリップ48を把持できるように構成されている。
【0049】
なお、第2グリップ取り付け面部47の内側面(
図10では第2グリップ取り付け面部47の上面)には、取り付け面部34と第2グリップ取り付け面部47との間の間隔を保持する間隔保持具(スペーサー)49が立設されている。この間隔保持具49は、蝶番45により取り付け面部34に回動可能に取り付けられた背面部46および第2グリップ取り付け面部47が、
図10の状態(バックドア50を閉めた状態)で不必要に回動しないようにするためのものであり、間隔保持具49の先端部49aが取り付け面部34の下面に面当接するように構成されている。
【0050】
なお、この実施例の取り付け面部34、正面部35、グリップ取り付け面部36、背面部46および第2グリップ取り付け面部47は、水平方向に延在する長尺状の板材(ステンレス)により成形されており、グリップ37および垂下グリップ48の本体部は樹脂材料にて形成されている。ただし、バックドア開閉用補助グリップユニットの構成材料は、これらに限定されるものではなく、強度性および耐久性を保持可能なものであれば、どのような材料にて形成されたものも本発明の範疇に包含される。
【0051】
また、この実施例のグリップ37または垂下グリップ48の本体部は一体成形されたものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、使用者が把持する部位が筒状体にて形成され、その筒状体を軸支する軸部を備え、筒状体が回転可能に構成されたものなどでもよく、これにより、把持した筒状体が適宜回転することで、グリップ使用に際して把持し直す必要もなく、より安全に使用することができる。
【0052】
つぎに、バックドア50の底面50aに取り付けられたバックドア開閉用補助グリップユニット30の使用方法について説明する。
バックドア50を開く場合は、バックドア開閉用補助グリップユニット30は、
図10に示すように、略垂直方向に延在するバックドア50の下方に位置する状態にあり、この状態で、まず、ロック解除部(図示しない)を上げドアロック51を解除してバックドア50を持ち上げることができる状態とする。そして、グリップ取り付け面部36に取り付けられたグリップ37を把持してバックドア50を徐々に持ち上げる。この時、グリップ取り付け面部36に取り付けられたグリップ37は、
図10に示すように、バックドア開閉用補助グリップユニット30の正面側(車両の背面側)に向かって斜め下方に突出しているため、バックドア50を開く際により把持し易く、より容易にバックドア50を開くことができる。
【0053】
他方、バックドア50を閉じる場合は、バックドア開閉用補助グリップユニット30は、
図11に示すように、略水平方向に延在するバックドア50の横(
図5中左横)に位置する状態にある。この状態で、第2グリップ取り付け面部47に取り付けられた垂下グリップ48を把持して徐々にバックドア50を下げて閉めることができる。この垂下グリップ48は、背面部46および第2グリップ取り付け面部47が蝶番45を介して垂れ下がり、それに伴って垂下グリップ48も最下方で垂れ下がっているため、バックドア50を閉める際に、小柄な人でもより容易に垂下グリップ48を把持してバックドア50を閉めることができる。