【実施例1】
【0020】
図1〜5は、実施例1の連結機構により相互に連結された天井板用吊持杆1a,1bであり、かかる連結機構では、一方の天井板用吊持杆1a(以下、第一吊持杆1aという)の側面に、他方の天井板用吊持杆1b(以下、第二吊持杆1bという)の一端を当接して、天井板用吊持杆相互をT字状に連結している。
【0021】
スチール製の第一吊持杆1aは、
図5に示されるように、断面が略逆T字状をなしており、垂直に起立した主板部4aの下端に形成された水平部を設置縁部3a,3aとしている。この設置縁部3aは、天井板p(
図15参照)の端部を乗載して支持するものである。また、両設置縁部3a,3aは、第一吊持杆1aを構成する金属製板材の端部をそれぞれ上側に折り返すよう折曲加工されている。
【0022】
一方、第一吊持杆1aは、主板部4a上端にある幅広部を係止隆部2aとしている。この係止隆部2aには、ハンガーj(
図15参照)が固着される。
【0023】
さらに、
図1〜5に示されるように、第一吊持杆1aの主板部4aの略中央位置には、板面に沿った長手方向の嵌挿溝11が形成されている。具体的には、主板部4aを部分的に一側に切起こし加工して膨隆部10を形成し、その裏面側の空間部を嵌挿溝11としている。このとき、膨隆部10の膨隆形状は、嵌挿溝11に所定厚の連結挿入部21を挿入できるようなものとしている。この連結挿入部21については、後述する。なお、このように膨隆部10を主板部4aと一体的に形成することにより、製造効率を向上させることができる。さらに、かかる嵌挿溝11にあって、第一吊持杆1aの中央位置側の溝開口を嵌挿溝11の入口12とし、他側の溝開口を出口13としている。なお、嵌挿溝11としては、別途、溝壁を溶接加工してなる構成も提案され得る。
【0024】
また、嵌挿溝11の出口13側近傍には、主板部4aの板面を切起こして突成させた係合突起14が形成されている。かかる係合突起14は、後述の係合溝孔23と嵌合するものである。
【0025】
また、主板部4aには、後述する連結挿入部21の位置決め溝孔24と嵌合する位置決め突部15が上下に並成される。この位置決め突部15は、水平方向の一横辺を残すように、主板部4aにコ字状の切込み加工を施し、この切込み縁に囲まれる領域を、嵌挿溝11が形成される側に押し込んで主板部4aの板面と垂直になる位置まで立ち上げて、翼状に板面から隆起するように形成されたものである。
【0026】
なお、上記嵌挿溝11や係合突起14は、第一吊持杆1aの中央位置を挟んで、主板部4aの他側(裏面側)にも対称に設けられている。
【0027】
次に、第二吊持杆1bについて説明する。
図1〜5に示されるように、第二吊持杆1bも、第一吊持杆1aと同様に、断面がほぼ逆T字状をなしており、主板部4b、設置縁部3b,3b、及び係止隆部2bを備えている。
【0028】
さらに、
図1〜5に示されるように、第二吊持杆1bの一側の端部には、主板部4bの端縁から延出する連結部20が配設される。この連結部20は、主板部4bを構成する二枚重ねの板材を端部方向に延出してなるものである。連結部20は、L字状に折曲加工されており、主板部4bに対して直角状に突出する先端側の辺部を、前記嵌挿溝11に挿入する連結挿入部21としている。
【0029】
連結挿入部21は、上述の嵌挿溝11に挿入可能なように、かつ、挿入後にガタつくことがないように、その断面形状が、嵌挿溝11の形状と略等しくなるよう設計されている。また、連結挿入部21は、両吊持杆1a,1bの連結状態にあって、嵌挿溝11を貫通した先端部22が、嵌挿溝11の出口13から突出するよう設計されている。
【0030】
連結挿入部21の先端部22には、高さ方向の略中央位置に、矩形状の係合溝孔23が形成されている。この係合溝孔23は、連結挿入部21を構成する板材を孔抜き加工してなるものであり、両吊持杆1a,1bの連結状態で上述の第一吊持杆1aの係合突起14と嵌合するものである。
【0031】
また、連結挿入部21の先端部22には、高さ方向の略中央位置にあって、係合溝孔23の先端側に、タッピンねじ締結用の下穴26が形成される。この下穴26は、連結挿入部21を構成する板材を円形に孔抜き加工してなるものであり、この下穴26にタッピンねじをねじ入れて、第一吊持杆1aの主板部4aを貫通させることにより、連結挿入部21を第一吊持杆1aの主板部4aに螺着し得るよう構成されている。
【0032】
また、連結挿入部21の先端には、切込み状の位置決め溝孔24が、上部と下部に1本ずつ形成される。この位置決め溝孔24は、吊持杆1a,1bの連結状態で、第一吊持杆1aの位置決め突部15と嵌合することで、連結挿入部21の先端位置を規定するものである。
【0033】
また、第二吊持杆1bの主板部4bの端部には、長手方向に沿った三本の補強リブ25が形成されている。この補強リブ25は、主板部4bの板面を膨隆加工することにより形成される。そして、この補強リブ25の一本は、その先端が、主板部4bの先端に連成された連結部20まで続いており、かかる補強リブ25により、連結部20の剛性が向上されている。
【0034】
上記構成にあって、第一吊持杆1aと第二吊持杆1bとをT字状に連結するためには、
図2,4に示すように、第二吊持杆1bの連結挿入部21を、第一吊持杆1aの嵌挿溝11の入口12から挿入すればよい。挿入時は、連結挿入部21の先端部22が係合突起14に押圧されて、主板部4aの板面から離間する方向に弾性変形する。そして、連結挿入部21の弾性力に抗して、位置決め溝孔24が位置決め突部15と嵌合するまで連結挿入部21を挿入すると、連結挿入部21が位置決め突部15に突き当たることにより、連結挿入部21をそれ以上挿入不能となる。この時、連結挿入部21の係合溝孔23が係合突起14と重なることによって、連結挿入部21は係合突起6による押圧から解放され、先端部22を主板部4aに被着させる。そして、これにより、係合溝孔23と係合突起14とが係合し、連結挿入部21が嵌挿溝11から引き抜き不能に係止される。
【0035】
このように、本実施例の連結機構によれば、第二吊持杆1bの連結挿入部21を、第一吊持杆1aの嵌挿溝11に挿入するだけで、両吊持杆1a,1bをT字状に連結できる。ここで、両吊持杆1a,1bをより強固に連結する必要がある場合には、
図6,7に示すように、連結挿入部21に形成された下穴26に、タッピンねじsをねじ込んで、連結挿入部21を第一吊持杆1aの主板部4aに螺着する。このように、連結挿入部21を主板部4aに螺着すれば、係合突起14と係合溝孔23の係合による係止力を上回る力が連結機構に加わった場合でも、連結挿入部21が嵌挿溝11から脱落しなくなる。なお、連結挿入部21に下穴26がない場合でも、タッピンねじsで、連結挿入部21と主板部4aにねじ孔を形成して双方を締結することが可能ではある。しかしながら、下穴26がないとタッピンねじsをねじ込む位置が一定とならず、連結挿入部21の先端に近い位置や、係合溝孔23に近い位置にタッピンねじsをねじ込んでしまうと、連結挿入部21の強度が低下したり、主板部4aとの螺着が強度不足になるため、実用的でない。
【0036】
本実施例の連結機構では、第一吊持杆1aと第二吊持杆1bとをT字状に連結した状態で、さらに、第一吊持杆1aのもう一方の嵌挿溝11に、第二吊持杆1bと同じ端部構造を有する天井板用吊持杆1b’を連結することで、
図8に示すように、三本の吊持杆1a,1b,1b’を十字状に連結できる。そして、かかる連結機構によって、多数の天井板用吊持杆をT字状や十字状に相互連結することで、天井板を支持する天井格子を形成できる。この天井格子には、天井板だけでなく、空調設備や照明器具なども設置される。空調設備や照明器具が設置される箇所には、地震時に加わる負荷が高くなるため、かかる箇所の連結機構について、タッピンねじsで連結挿入部21と主板部4aを螺着して連結強度を高めておけば、天井格子の耐震性を適切に向上させることができる。
【0037】
このように、本実施例の天井板用吊持杆1a,1bの連結機構では、第二吊持杆1bの連結挿入部21を第一吊持杆1aの嵌挿溝11に挿入して、連結挿入部21の先端部22の係合溝孔23を係合突起14と係合させることにより、両吊持杆1a,1bをT字状に連結することができる。
【0038】
また、かかる連結機構では、連結挿入部21の先端部22に形成された下穴26にタッピンねじsをねじ込んで、連結挿入部21を第一吊持杆1aに螺着することで、吊持杆1a,1bをより強固に連結できる。かかる構成は、連結挿入部21にタッピンねじsをねじ込むスペースを確保して、そこに下穴26を打ち抜くだけでよいため、加工が容易であり、補強金具r(
図16参照)を装着する場合に比べて、極めて低廉に吊持杆1a,1bの連結強度を高められるという利点がある。特に、本実施例では、位置決め溝孔24を先端部22の上部と下部とに形成して、下穴26が形成される先端部22の中央部から離間させているため、連結挿入部21を長大にすることなくタッピンねじsをねじ込むスペースを確保できるという利点がある。
【0039】
また、かかる連結機構では、下穴26は、連結挿入部21の先端部に形成されて、第二吊持杆1bの主板部4bから離間しているから、ドライバーを第二吊持杆1bの主板部4bと干渉させることなく、タッピンねじsを下穴26にねじ込む作業を行うことができるという利点がある。補強金具r(
図16参照)を天井板用吊持杆に装着する作業に比べて、かかる作業は極めて簡単である。
【実施例2】
【0040】
図9〜11は、実施例2の連結機構により相互に連結された天井板用吊持杆1c,1dである。かかる連結機構は、一方の天井板用吊持杆1c(以下、第三吊持杆1cという)の側面に、他方の天井板用吊持杆1d(以下、第四吊持杆1dという)の一端を当接して、天井板用吊持杆相互をT字状に連結するものである。この連結機構は、実施例1の連結機構を一部変更したものであるため、以下の説明では、実施例1と構成の異なる部分のみを説明し、実施例1と構成の共通する部分は、本文及び図中で同一符号を付して説明を省略する。
【0041】
第三吊持杆1cは、実施例1の第一吊持杆1a(
図5参照)と同様に、断面がほぼ逆T字状をしており、主板部4c、設置縁部3c,3c、及び係止隆部2cを備えている。ここで、第一吊持杆1aでは、主板部4a、設置縁部3a,3a、及び係止隆部2aが単一のスチール板材より構成されているのに対して、第三吊持杆1cでは、主板部4c及び係止隆部2cを形成する上部のスチール板材30aと、該スチール板材30aの下端に組み付けられて設置縁部3c,3cを形成する下部のスチール板材31aとの二片のスチール板材30a,31aによって構成される。
【0042】
また、第三吊持杆1cには、実施例1の第一吊持杆1a(
図5参照)と同様に、主板部4cの略中央位置に膨隆部10aが形成されており、該膨隆部10aの裏面側に、板面に沿った長手方向の嵌挿溝11aを形成している。また、実施例1と同様に、嵌挿溝11aの出口13側近傍には係合突起14aが形成される。ここで、本実施例に係る係合突起14aは、主板部4cの板面を切り起こさずに、膨隆部10aと同じ側にボス状に形成されたものである。さらに、主板部4cには、第四吊持杆1dの連結挿入部21aと嵌合する位置決め突部15aが形成される。本実施例では、位置決め突部15aは一か所にのみ形成され、その位置は、嵌挿溝11aの高さ方向の略中央位置となっている。
【0043】
なお、実施例1の第一吊持杆1aには、上記嵌挿溝11や係合突起14が、第一吊持杆1aの表裏に設けられていたが、第三吊持杆1cでは、嵌挿溝11aや係合突起14aは片面にしか配設されない。
【0044】
第四吊持杆1dは、実施例1の第二吊持杆1b(
図2参照)と同様に、断面がほぼ逆T字状をしており、主板部4d、設置縁部3d,3d、及び係止隆部2dを備えている。また、第四吊持杆1dは、第三吊持杆1cと同様に、主板部4d及び係止隆部2dを形成する上部のスチール板材30bと、該スチール板材30bの下端に組み付けられて設置縁部3d,3dを形成する下部のスチール板材31bとの二片のスチール板材30b,31bによって構成される。
【0045】
さらに、第四吊持杆1dには、実施例1の第二吊持杆1b(
図2参照)と同様に、一側の端部に、主板部4dの端縁から延出するL字状の連結部20aが配設されており、該主板部4dに対して直角状に突出する先端側の辺部を、嵌挿溝11aに挿入する連結挿入部21aとしている。ここで、本実施例に係る連結部20aは、主板部4dとは別のスチール板片によって構成され、主板部4dの端部側面にかしめ構造32を介して一体的に接合されている。
【0046】
本実施例では、連結挿入部21aの先端部22aには、高さ方向の略中央位置に、第三吊持杆1cの係合突起14aと嵌合する係合溝孔23aが形成され、該係合溝孔23aのすぐ先端側に、第三吊持杆1cの位置決め突部15aと嵌合する切込み状の位置決め溝孔24aが形成され、さらに、該位置決め溝孔24aの直上方にタッピンねじ用の下穴26aが形成される。
【0047】
本実施例の連結機構にあっても、実施例1と同様に、第四吊持杆1dの連結挿入部21aを、第三吊持杆1cの嵌挿溝11aの入口12から挿入して、連結挿入部21aの係合溝孔23aを係合突起14aと係合させることで、両吊持杆1c,1dをT字状に連結できる。また、かかる連結状態で、下穴26aにタッピンねじをねじ込んで連結挿入部21aを主板部4cに螺着すれば、吊持杆1c,1dをより強固に連結することが可能となる。
【0048】
また、本実施例では、位置決め溝孔24aの上方に下穴26aが形成されて、位置決め溝孔24aと下穴26とが上下方向に重なるよう配置されているため、連結挿入部21aを長大にすることなくタッピンねじをねじ込むスペースを確保できるという利点がある。
【実施例3】
【0049】
図12〜14は、実施例3の連結機構により相互に連結された天井板用吊持杆1e,1fである。かかる連結機構は、一方の天井板用吊持杆1e(以下、第五吊持杆1eという)の側面に、他方の天井板用吊持杆1f(以下、第六吊持杆1fという)の一端を当接して、天井板用吊持杆相互をT字状に連結するものである。この連結機構は、実施例1の連結機構を一部変更したものであるため、以下の説明では、実施例1と構成の異なる部分のみを説明し、実施例1と構成の共通する部分は、本文及び図中で同一符号を付して説明を省略する。
【0050】
第五吊持杆1eは、実施例1の第一吊持杆1a(
図5参照)と同様に、断面がほぼ逆T字状をしており、主板部4e、設置縁部3e,3e、及び係止隆部2eを備えている。ここで、第一吊持杆1aが、天井板p(
図15参照)の端部を設置縁部3aに乗載して支持するものであるのに対し、第五吊持杆1eは、ねじや釘等によって設置縁部3eの下底面に天井板を固定することにより、天井板を吊持するよう構成されたものである。このため、第五吊持杆1eの設置縁部3eは、第一吊持杆1aの設置縁部3aに比べて、主板部4eの下端から水平方向に幅広に突出し、その先端は上側に折り返されている。
【0051】
また、第五吊持杆1eでは、実施例1の第一吊持杆1a(
図5参照)と同様に、嵌挿溝11の出口13側近傍に係合突起14b,14bが形成される。ここで、本実施例に係る係合突起14bは、嵌挿溝11の上部の高さと下部の高さとに、1つずつ形成される。さらに、主板部4eには、第六吊持杆1fの連結挿入部21bと嵌合する位置決め突部15bが形成される。本実施例では、位置決め突部15bは一か所にのみ形成され、その位置は、嵌挿溝11の高さ方向の略中央位置となっている。この位置決め突部15bは、垂直方向の一縦辺を残すようにコ字状の切込み加工を施して、主板部4eの板面と垂直になる位置まで切り起こしたものである。
【0052】
第六吊持杆1fは、実施例1の第二吊持杆1b(
図2参照)と同様に、断面がほぼ逆T字状をしており、主板部4f、設置縁部3f,3f、及び係止隆部2fを備えている。また、第六吊持杆1fは、第五吊持杆1eと同様に、ねじや釘等によって設置縁部3fの下底面に天井板を固定することにより、天井板を吊持するよう構成されたものであり、その設置縁部3eは、第五吊持杆1eと同様に、主板部4fの下端から水平方向に幅広に突出した形状をなしている。
【0053】
第六吊持杆1fには、実施例1の第二吊持杆1b(
図2参照)と同様に、一側の端部に、主板部4fの端縁から延出するL字状の連結部20bが配設されており、該主板部4fに対して直角状に突出する先端側の辺部を、嵌挿溝11に挿入する連結挿入部21bとしている。そして、本実施例では、連結挿入部21bの先端部22bには、上部と下部とに第五吊持杆1eの係合突起14bと嵌合する切欠状の係合溝孔23bが1つずつ形成される。また、先端部22の先端には、第五吊持杆1eの位置決め突部15bと嵌合する位置決め溝孔24aが形成される。そして、本実施例では、タッピンねじの下穴26bは、上下の係合溝孔23bに挟まれるようにして、連結挿入部21bの高さ方向の略中央位置に形成される。
【0054】
本実施例の連結機構にあっても、実施例1と同様に、第六吊持杆1fの連結挿入部21bを、第五吊持杆1eの嵌挿溝11の入口12から挿入して、連結挿入部21bの係合溝孔23bを係合突起14bと係合させることで、両吊持杆1e,1fをT字状に連結できる。また、かかる連結状態で、下穴26bにタッピンねじをねじ込んで連結挿入部21bを主板部4eに螺着すれば、吊持杆1e,1fをより強固に連結することが可能となる。
【0055】
また、本実施例では、連結挿入部21の上部と下部とに係合溝孔23b,23bが形成され、係合溝孔23bに上下に挟まれた中央部にタッピンねじ用の下穴26bが形成されるため、連結挿入部21bを長大にすることなくタッピンねじsをねじ込むスペースを確保できるという利点がある。
【0056】
以上のように、本発明の実施例を説明したが、本発明の天井板用吊持杆の連結機構は、上記実施例1〜3の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、本発明は、連結挿入部に、タッピンねじ用の下穴を二か所以上形成する構成を除外するものではない。また、本発明の天井板用吊持杆の連結機構は、補強金具の併用を除外するものでない。すなわち、タッピンねじで天井板用吊持杆相互を螺着した後に、当該連結機構に補強金具を装着して連結強度をさらに高めるようにしてもよい。