特許第6205305号(P6205305)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6205305メンテナンスサーバ、テーブル更新プログラム及びテーブル更新方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6205305
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】メンテナンスサーバ、テーブル更新プログラム及びテーブル更新方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170914BHJP
   G06Q 40/02 20120101ALI20170914BHJP
【FI】
   G06F13/00 351N
   G06Q40/02
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-89421(P2014-89421)
(22)【出願日】2014年4月23日
(65)【公開番号】特開2015-210534(P2015-210534A)
(43)【公開日】2015年11月24日
【審査請求日】2016年5月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】内山 貴史
(72)【発明者】
【氏名】野澤 悟
【審査官】 寺谷 大亮
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−110508(JP,A)
【文献】 特開2000−341331(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/035719(WO,A1)
【文献】 特開平11−298516(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06Q 40/02
G07G 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモートメンテナンスの対象である端装置の情報が登録されるテーブルと、
複数の端末装置のそれぞれをフラグの第一状態と第二状態とに対応付けて前記テーブルに登録し、毎日定刻に各端末装置のフラグの状態を確認し、前記フラグが前記第一状態にある端末装置を前記テーブルから削除した後に、前記テーブルに残った端末装置のフラグを前記第二状態から前記第一状態に変更し、端末装置から送信される情報に基づいて、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在するか否かを判断し、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在するときは、その端末装置のフラグを前記第二状態に更新し、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在しないときは、その端末装置を前記テーブルに追加した上でその端末装置のフラグを前記第二状態にセットし、前記テーブルに登録されている端末装置をリモートメンテナンスの対象とする更新部と、
を具備するメンテナンスサーバ。
【請求項2】
前記更新部は、前記定刻に稼働していない端末装置が前記定刻以降に起動したときに、その起動時点でその端末装置を前記テーブルに追加する、
請求項1に記載のメンテナンスサーバ。
【請求項3】
リモートメンテナンスの対象である端装置の情報が登録されるテーブルに複数の端末装置のそれぞれをフラグの第一状態と第二状態とに対応付けて登録し、
毎日定刻に各端末装置のフラグの状態を確認し、前記フラグが前記第一状態にある端末装置を前記テーブルから削除した後に、前記テーブルに残った端末装置のフラグを前記第二状態から前記第一状態に変更し、
端末装置から送信される情報に基づいて、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在するか否かを判断し、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在するときは、その端末装置のフラグを前記第二状態に更新し、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在しないときは、その端末装置を前記テーブルに追加した上でその端末装置のフラグを前記第二状態にセットし、
前記テーブルに登録されている端末装置をリモートメンテナンスの対象とする、
処理をメンテナンスサーバに実行させるテーブル更新プログラム。
【請求項4】
リモートメンテナンスの対象である端装置の情報が登録されるテーブルに複数の端末装置のそれぞれをフラグの第一状態と第二状態とに対応付けて登録し、
毎日定刻に各端末装置のフラグの状態を確認し、前記フラグが前記第一状態にある端末装置を前記テーブルから削除した後に、前記テーブルに残った端末装置のフラグを前記第二状態から前記第一状態に変更し、
端末装置から送信される情報に基づいて、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在するか否かを判断し、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在するときは、その端末装置のフラグを前記第二状態に更新し、前記情報の送信元の端末装置が前記テーブルに存在しないときは、その端末装置を前記テーブルに追加した上でその端末装置のフラグを前記第二状態にセットし、
前記テーブルに登録されている端末装置をリモートメンテナンスの対象とする、
テーブル更新方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メンテナンスサーバ、テーブル更新プログラム及びテーブル更新方法に関する。
【背景技術】
【0002】
メンテナンス作業者と離れた場所にある端末装置をメンテナンスする技術として「リモートメンテナンス」がある。リモートメンテナンスでは、メンテナンス作業者は、端末装置とネットワークを介して接続されたメンテナンスサーバを用いて、端末装置の設定変更、トラブル対処等のメンテナンスを行う。リモートメンテナンスの対象となる端末装置の情報は、メンテナンステーブルに登録されている。端末装置の情報としては、端末ID、IPアドレス等がある。メンテナンスサーバは、メンテナンステーブルに登録されている端末装置を対象としてリモートメンテナンスを行う。従来、メンテナンス作業者は、端末装置の新設の都度、端末装置の情報を手作業にてメンテナンステーブルに登録し、端末装置の撤去の都度、該当する端末装置の情報を手作業にてメンテナンステーブルから削除していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−293258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リモートメンテナンスの対象となる端末装置として、銀行オンラインシステムにおける「ATM(Automated Teller Machine)端末」がある。近年、銀行の店舗以外に、コンビニエンスストアや、駅のコンコース等にもATM端末が設置されており、新設されるATM端末の台数は、ますます増加する状況にある。また、近年、銀行店舗の統廃合、コンビニエンスストアの新規出店または閉店、顧客ニーズに合わせた店舗改築等に伴って、ATM端末の新設や撤去が頻繁に行われている状況にある。このような状況の下、従来は、ATM端末の情報のメンテナンステーブルへの登録、及び、メンテナンステーブルからの削除は、メンテナンス作業者の手作業によって行われていた。登録・削除が手作業によるため、新設や撤去の対象となるATM端末の台数が多くなるほど、または、ATM端末の新設や撤去の頻度が高くなるほど、メンテナンス作業者の作業負担が大きくなるとともに、登録ミスや削除ミスが発生しやすくなっていた。
【0005】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、メンテナンス作業者の作業負担を軽減できるとともに、端末情報の登録ミス及び削除ミスを防ぐことができるメンテナンスサーバ、テーブル更新プログラム及びテーブル更新方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
メンテナンスサーバは、リモートメンテナンスの対象である対象端末の情報が登録されるテーブルと、前記テーブルを更新する更新部とを備える。前記更新部は、端末装置の起動時に前記端末装置から送信される情報に基づいて毎日定刻に前記テーブルを更新して、前記定刻に稼働している第1の端末装置を前記対象端末として前記テーブルに含める一方で、前記定刻に稼働していない第2の端末装置を前記テーブルに含めない。
【発明の効果】
【0007】
開示の態様によれば、メンテナンス作業者の作業負担を軽減できるとともに、端末情報の登録ミス及び削除ミスを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施例1のリモートメンテナンスシステムの構成例を示す図である。
図2図2は、実施例1のATM端末の一例を示す機能ブロック図である。
図3図3は、実施例1の端末情報の一例を示す図である。
図4図4は、実施例1のメンテナンスサーバの一例を示す機能ブロック図である。
図5図5は、実施例1のメンテナンステーブルの一例を示す図である。
図6図6は、実施例1のリモートメンテナンスシステムの動作の説明に供する図である。
図7図7は、実施例1のメンテナンスサーバの処理の説明に供するフローチャートである。
図8図8は、実施例2のメンテナンスサーバの一例を示す機能ブロック図である。
図9図9は、実施例2のリモートメンテナンスシステムの動作の説明に供する図である。
図10図10は、実施例2のメンテナンスサーバの処理の説明に供するフローチャートである。
図11図11は、メンテナンスサーバのハードウェア構成例を示す図である。
図12図12は、ATM端末のハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するメンテナンスサーバ、テーブル更新プログラム及びテーブル更新方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示するメンテナンスサーバ、テーブル更新プログラム及びテーブル更新方法が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
また、以下の実施例では、リモートメンテナンスの対象となる端末装置として、ATM端末を一例に挙げて説明する。しかし、開示の技術が適用可能な端末装置は、ATM端末に限定されない。開示の技術は、通信機能を有するあらゆる端末装置に適用可能である。
【0011】
[実施例1]
<リモートメンテナンスシステムの構成>
図1は、実施例1のリモートメンテナンスシステムの構成例を示す図である。図1に示すリモートメンテナンスシステム1は、メンテナンスサーバ10と、ATM端末20−1〜20−3とを有する。メンテナンスサーバ10と、ATM端末20−1〜20−3とは、ネットワーク30を介して接続されている。
【0012】
以下では、ATM端末20−1〜20−3を区別しない場合には、ATM端末20と総称することがある。また、図1では3台のATM端末を一例として挙げているが、メンテナンスサーバ10に接続可能なATM端末の台数は3台に限定されない。
【0013】
<ATM端末の構成>
図2は、実施例1のATM端末の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すATM端末20は、端末情報記憶部21と、端末情報取得部22と、ネットワーク30に接続された通信部23と、メンテナンス実行部24とを有する。
【0014】
端末情報記憶部21は、ATM端末20の端末情報を記憶する。図3は、実施例1の端末情報の一例を示す図である。図3に示すように、端末情報は、端末IDと、IPアドレスと、銀行コードと、店番号と、機番と、機種コードとを有する。端末IDは、ATM端末20−1〜20−3のそれぞれを一意に特定するIDである。IPアドレスは、ATM端末20−1〜20−3毎に異なるものであり、メンテナンスサーバ10から送信される制御コマンドの宛先を示す。銀行コードは、金融機関毎に異なるコードである。店番号は、ATM端末20−1〜20−3が設置されている店舗や場所を特定するものである。機番は、同一店舗内の複数のATM端末20に対してそれぞれ付与される互いに異なる番号である。機種コードは、ATM端末20−1〜20−3のそれぞれの機種を特定するコードである。端末情報は、ATM端末20−1〜20−3のそれぞれが設置されるときに各ATM端末に個別に設定されて、端末情報記憶部21に記憶される。
【0015】
端末情報取得部22は、ATM端末20の起動時に、端末情報記憶部21から端末情報を取得して、取得した端末情報を通信部23に出力する。
【0016】
通信部23は、端末情報取得部22から入力された端末情報をネットワーク30を介してメンテナンスサーバ10へ送信する。また、通信部23は、メンテナンスサーバ10から送信された制御コマンドをネットワーク30を介して受信し、受信した制御コマンドをメンテナンス実行部24に出力する。
【0017】
メンテナンス実行部24は、通信部23から入力された制御コマンドに従って、ATM端末20の各種のメンテナンスを行う。例えば、メンテナンス実行部24は、ATM端末20に記憶されているソフトウェアを、制御コマンドに従って修正する。
【0018】
<メンテナンスサーバの構成>
図4は、実施例1のメンテナンスサーバの一例を示す機能ブロック図である。図4に示すメンテナンスサーバ10は、ネットワーク30に接続された通信部11と、テーブル更新部12と、メンテナンステーブル記憶部13と、コマンド発行部14とを有する。
【0019】
通信部11は、ATM端末20−1〜20−3からそれぞれ送信された端末情報をネットワーク30を介して受信し、受信した端末情報をテーブル更新部12に出力する。また、通信部11は、コマンド発行部14から入力される制御コマンドをIPアドレスに従ってATM端末20−1〜20−3のそれぞれへネットワーク30を介して送信する。
【0020】
メンテナンステーブル記憶部13は、メンテナンステーブルを記憶する。図5は、実施例1のメンテナンステーブルの一例を示す図である。ここでは、ATM20−1の端末IDを「ATM1」、ATM20−2の端末IDを「ATM2」、ATM20−3の端末IDを「ATM3」とする。メンテナンステーブルに登録されているATM端末20が、リモートメンテナンスの対象となる。図5に示すメンテナンステーブルにおいて、「稼働フラグ」は、「1」または「0」の値を採り、毎日定刻でのATM端末20の稼働状況を示す。すなわち、ある日の定刻において、電源がオンになっていて稼働しているATM端末20の稼働フラグは「1」となり、電源がオフになっているか、または、撤去されていて稼働していないATM端末20の稼働フラグは「0」となる。
【0021】
テーブル更新部12は、通信部11から入力された端末情報に基づいて、メンテナンステーブル記憶部13に記憶されているメンテナンステーブルを更新する。
【0022】
コマンド発行部14は、リモートメンテナンスのための制御コマンドを発行する。コマンド発行部14は、制御コマンドを発行する際に、メンテナンステーブル記憶部13に記憶されているメンテナンステーブルを参照し、メンテナンステーブルからATM端末20−1〜20−3の各IPアドレスを取得する。コマンド発行部14は、制御コマンドに各IPアドレスをヘッダとして付加し、IPアドレス付加後の制御コマンドを通信部11に出力する。
【0023】
<リモートメンテナンスシステムの動作>
図6は、実施例1のリモートメンテナンスシステムの動作の説明に供する図である。図6では、メンテナンステーブルの更新状況が時系列に示されている。なお、図6におけるメンテナンステーブルでは、説明を簡潔にするために、メンテナンステーブルの各項目のうち、端末IDと、稼働フラグだけが示されている。また、ATM1はATM端末20−1に相当し、ATM2はATM端末20−2に相当し、ATM3はATM端末20−3に相当する。また、図6における各時刻は24時間表示されている。
【0024】
3月1日16時に、ATM1、ATM2、ATM3が新設された。ATM1、ATM2は、銀行の店舗に設置されたものであり、ATM1、ATM2の稼働時間は8時〜22時である。このため、ATM1、ATM2の電源は、毎日8時に自動的にオンになり、毎日22時に自動的にオフになるように設定されている。一方で、ATM3は、24時間営業のコンビニエンスストアに設置されたものであり、24時間稼働のATMである。このため、ATM3は、毎日2時に再起動するように設定されている。
【0025】
3月2日2時に電源がオンになったATM3は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM3の端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12が、メンテナンステーブルにATM3の端末情報を登録する。また、テーブル更新部12は、ATM3の稼働フラグを「1」にセットする。
【0026】
3月2日8時に電源がオンになったATM1、ATM2は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM1、ATM2の各端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12が、メンテナンステーブルにATM1の端末情報とATM2の端末情報とを追加する。また、テーブル更新部12は、ATM1、ATM2の稼働フラグを「1」にセットする。
【0027】
テーブル更新部12は、毎日の定刻10時に、稼働フラグが「0」の端末情報をメンテナンステーブルから削除した後に、残りの端末情報の稼働フラグを「0」にリセットする。3月2日10時の時点では、ATM1、ATM2、ATM3の稼働フラグがすべて「1」であるため、メンテナンステーブルから削除される端末情報はない。そこで、テーブル更新部12は、3月2日10時に、ATM1、ATM2、ATM3の稼働フラグを「0」にリセットする。
【0028】
3月2日22時には、ATM1、ATM2の電源がオフになる。
【0029】
3月3日2時に再起動されたATM3は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM3の端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12は、メンテナンステーブルに稼働フラグ「0」のATM3の端末情報が存在するので、ATM3の稼働フラグを「0」から「1」に更新する。
【0030】
ここで、特別なスケジュールの発生により、3月3日のATM2の起動時刻が8時から14時に変更された。
【0031】
よって、3月3日8時には、ATM1、ATM2のうち、ATM1の電源だけがオンになる。電源がオンになったATM1は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM1の端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12は、メンテナンステーブルに稼働フラグ「0」のATM1の端末情報が存在するので、ATM1の稼働フラグを「0」から「1」に更新する。
【0032】
よって、3月3日10時の時点では、ATM1、ATM3の稼働フラグは「1」であるのに対し、ATM2の稼働フラグは「0」である。そこで、テーブル更新部12は、3月3日10時に、メンテナンステーブルからATM2の端末情報を削除する。また、テーブル更新部12は、ATM2の端末情報を削除後、ATM1、ATM3の稼働フラグを「0」にリセットする。
【0033】
3月3日14時には、ATM2の電源がオンになる。電源がオンになったATM2は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM2の端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12が、メンテナンステーブルにATM2の端末情報が存在するか否かを確認する。ここでは、メンテナンステーブルにATM2の端末情報が存在しないので、テーブル更新部12は、ATM2の端末情報をメンテナンステーブルに追加する。また、テーブル更新部12は、ATM2の稼働フラグを「1」にセットする。
【0034】
3月3日22時には、ATM1、ATM2の電源がオフになる。
【0035】
3月4日2時に再起動されたATM3は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM3の端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12は、メンテナンステーブルに稼働フラグ「0」のATM3の端末情報が存在するので、ATM3の稼働フラグを「0」から「1」に更新する。
【0036】
3月4日8時にはATM1、ATM2の電源がオンになる。電源がオンになったATM1、ATM2は、起動後、メンテナンスサーバ10との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ10へ送信する。ATM1、ATM2の各端末情報を受信したメンテナンスサーバ10では、テーブル更新部12は、メンテナンステーブルに稼働フラグ「0」のATM1の端末情報が存在するので、ATM1の稼働フラグを「0」から「1」に更新する。また、テーブル更新部12は、メンテナンステーブルに稼働フラグ「1」のATM2の端末情報が存在するので、ATM2の稼働フラグを「1」のまま維持する。
【0037】
そして、3月4日10時の時点では、ATM1、ATM2、ATM3の稼働フラグがすべて「1」であるため、メンテナンステーブルから削除される端末情報はない。そこで、テーブル更新部12は、3月4日10時に、ATM1、ATM2、ATM3の稼働フラグを「0」にリセットする。
【0038】
よって、3月2日10時から3月3日10時までは、3月2日10時の時点で稼働しているATM1、ATM2、ATM3がメンテナンステーブルに含まれるため、ATM1、ATM2、ATM3がリモートメンテナンスの対象となる。また、3月3日10時から3月3日14時までは、3月3日10時の時点で稼働しているATM1、ATM3がメンテナンステーブルに含まれるため、ATM1、ATM3がリモートメンテナンスの対象となる。そして、3月3日14時にATM2がメンテナンステーブルに追加されるため、3月3日14時から3月4日10時まではATM1、ATM2、ATM3がリモートメンテナンスの対象となる。
【0039】
<メンテナンスサーバの処理>
図7は、実施例1のメンテナンスサーバの処理の説明に供するフローチャートである。図7に示すフローチャートは、メンテナンスサーバ10の電源がオンになったときに開始され、オフになったときに終了する。
【0040】
テーブル更新部12は、現在時刻が定刻か否かを判断する(ステップS01)。現在時刻が定刻でないときは(ステップS01:No)、処理はステップS05に進む。
【0041】
現在時刻が定刻であるときは(ステップS01:Yes)、テーブル更新部12は、メンテナンステーブルに登録されている各端末情報の稼働フラグを確認する(ステップS02)。そして、テーブル更新部12は、稼働フラグが「0」の端末情報をメンテナンステーブルから削除した後(ステップS03)、メンテナンステーブルに残った端末情報の稼働フラグを「1」から「0」にリセットする(ステップS04)。
【0042】
次いで、テーブル更新部12は、端末情報が受信されたか否か、つまり、通信部11から端末情報が入力されたか否かを判断する(ステップS05)。端末情報が受信されていないときは(ステップS05:No)、処理はステップS01に戻る。
【0043】
端末情報が受信されると(ステップS05:Yes)、テーブル更新部12は、受信された端末情報の端末IDがメンテナンステーブルに存在するか否かを判断する(ステップS06)。
【0044】
受信された端末情報の端末IDがメンテナンステーブルに存在するときは(ステップS06:Yes)、テーブル更新部12は、その端末IDに対応する稼働フラグを「1」に更新する(ステップS07)。稼働フラグの更新後、処理はステップS01に戻る。
【0045】
受信された端末情報の端末IDがメンテナンステーブルに存在しないときは(ステップS06:No)、テーブル更新部12は、その端末情報をメンテナンステーブルに追加するとともに、その端末情報に対応する稼働フラグを「1」にセットする(ステップS08)。端末情報のメンテナンステーブルへの追加後、処理はステップS01に戻る。
【0046】
[実施例2]
実施例2では、リモートメンテナンスシステムの構成及びATM端末の構成は実施例1と同様であるため、説明を省略する。但し、実施例2のメンテナンステーブルは、図5に示したメンテナンステーブルから「稼働フラグ」の項目を削除したものになる。以下、実施例2では、メンテナンスサーバの構成と、リモートメンテナンスシステムの動作と、メンテナンスサーバの処理とについて説明する。
【0047】
<メンテナンスサーバの構成>
図8は、実施例1のメンテナンスサーバの一例を示す機能ブロック図である。図8に示すメンテナンスサーバ40は、ネットワーク30に接続された通信部11と、テーブル更新部41と、テンポラリテーブル記憶部42と、メンテナンステーブル記憶部13と、コマンド発行部14とを有する。
【0048】
テーブル更新部41は、通信部11から入力された端末情報に基づいて、テンポラリテーブル記憶部42に記憶されているテンポラリテーブル、及び、メンテナンステーブル記憶部13に記憶されているメンテナンステーブルを更新する。テンポラリテーブルは、メンテナンステーブルと同一の項目を有する。
【0049】
<リモートメンテナンスシステムの動作>
図9は、実施例2のリモートメンテナンスシステムの動作の説明に供する図である。図9では、テンポラリテーブル及びメンテナンステーブルの更新状況が時系列に示されている。なお、図9におけるテンポラリテーブル及びメンテナンステーブルでは、説明を簡潔にするために、各項目のうち端末IDだけが示されている。また、テンポラリテーブル及びメンテナンステーブルは、図5に示した各項目のうち「稼働フラグ」以外の項目を有する。つまり、本実施例では、「稼働フラグ」は不要である。また、ATM1はATM端末20−1に相当し、ATM2はATM端末20−2に相当し、ATM3はATM端末20−3に相当する。また、図9における各時刻は24時間表示されている。
【0050】
3月1日16時に、ATM1、ATM2、ATM3が新設された。ATM1、ATM2は、銀行の店舗に設置されたものであり、ATM1、ATM2の稼働時間は8時〜22時である。このため、ATM1、ATM2の電源は、毎日8時に自動的にオンになり、毎日22時に自動的にオフになるように設定されている。一方で、ATM3は、24時間営業のコンビニエンスストアに設置されたものであり、24時間稼働のATMである。このため、ATM3は、毎日2時に再起動するように設定されている。
【0051】
3月2日2時に電源がオンになったATM3は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM3の端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、テンポラリテーブルにATM3の端末情報を登録する。
【0052】
3月2日8時に電源がオンになったATM1、ATM2は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM1、ATM2の各端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、テンポラリステーブルにATM1の端末情報とATM2の端末情報とを追加する。
【0053】
テーブル更新部41は、毎日の定刻10時に、メンテナンステーブル記憶部13に記憶されているメンテナンステーブルを、テンポラリテーブル記憶部42に記憶されているテンポラリテーブルによって全更新する。よって、3月2日10時に、テーブル更新部41は、ATM1、ATM2、ATM3の各端末情報が登録されているテンポラリテーブルによってメンテナンステーブルを全更新する。全更新後、テーブル更新部41は、テンポラリテーブルをクリアする。
【0054】
3月2日22時には、ATM1、ATM2の電源がオフになる。
【0055】
3月3日2時に再起動されたATM3は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM3の端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、テンポラリテーブルにATM3の端末情報を登録する。
【0056】
ここで、特別なスケジュールの発生により、3月3日のATM2の起動時刻が8時から14時に変更された。
【0057】
よって、3月3日8時には、ATM1、ATM2のうち、ATM1の電源だけがオンになる。電源がオンになったATM1は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM1の端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、テンポラリテーブルにATM1の端末情報を追加する。
【0058】
よって、3月3日10時の時点では、テンポラリテーブルには、ATM1の端末情報とATM3の端末情報とが存在するが、ATM2の端末情報は存在しない。よって、テーブル更新部41は、3月3日10時に、ATM1、ATM3の各端末情報が登録されているテンポラリテーブルによってメンテナンステーブルを全更新する。全更新後、テーブル更新部41は、テンポラリテーブルをクリアする。
【0059】
3月3日14時には、ATM2の電源がオンになる。電源がオンになったATM2は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM2の端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、メンテナンステーブルにATM2の端末情報が存在するか否かを確認する。ここでは、メンテナンステーブルにATM2の端末情報が存在しないので、テーブル更新部41は、ATM2の端末情報をメンテナンステーブルに追加する。
【0060】
3月3日22時には、ATM1、ATM2の電源がオフになる。
【0061】
3月4日2時に再起動されたATM3は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM3の端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、テンポラリテーブルにATM3の端末情報を登録する。
【0062】
3月4日8時にはATM1、ATM2の電源がオンになる。電源がオンになったATM1、ATM2は、起動後、メンテナンスサーバ40との通信が確立すると、自端末の端末情報をメンテナンスサーバ40へ送信する。ATM1、ATM2の各端末情報を受信したメンテナンスサーバ40では、テーブル更新部41が、テンポラリテーブルにATM1の端末情報とATM2の端末情報とを追加する。
【0063】
よって、3月4日10時の時点では、テンポラリテーブルには、ATM1、ATM2、ATM3の各端末情報が存在する。テーブル更新部41は、3月4日10時に、ATM1、ATM2、ATM3の各端末情報が登録されているテンポラリテーブルによってメンテナンステーブルを全更新する。全更新後、テーブル更新部41は、一時記憶テーブルをクリアする。
【0064】
よって、実施例1と同様に、3月2日10時から3月3日10時までは、3月2日10時の時点で稼働しているATM1、ATM2、ATM3がメンテナンステーブルに含まれるため、ATM1、ATM2、ATM3がリモートメンテナンスの対象となる。また、3月3日10時から3月3日14時までは、3月3日10時の時点で稼働しているATM1、ATM3がメンテナンステーブルに含まれるため、ATM1、ATM3がリモートメンテナンスの対象となる。そして、3月3日14時にATM2がメンテナンステーブルに追加されるため、3月3日14時から3月4日10時まではATM1、ATM2、ATM3がリモートメンテナンスの対象となる。
【0065】
<メンテナンスサーバの処理>
図10は、実施例2のメンテナンスサーバの処理の説明に供するフローチャートである。図10に示すフローチャートは、メンテナンスサーバ40の電源がオンになったときに開始され、オフになったときに終了する。
【0066】
テーブル更新部41は、現在時刻が定刻か否かを判断する(ステップS01)。現在時刻が定刻でないときは(ステップS01:No)、処理はステップS05に進む。
【0067】
現在時刻が定刻であるときは(ステップS01:Yes)、テーブル更新部41は、メンテナンステーブル記憶部13に記憶されているメンテナンステーブルを、テンポラリテーブル記憶部42に記憶されているテンポラリテーブルによって全更新し、全更新後、テンポラリテーブルをクリアする(ステップS71)。
【0068】
次いで、テーブル更新部41は、端末情報が受信されたか否か、つまり、通信部11から端末情報が入力されたか否かを判断する(ステップS05)。端末情報が受信されていないときは(ステップS05:No)、処理はステップS01に戻る。
【0069】
端末情報が受信されると(ステップS05:Yes)、テーブル更新部41は、受信された端末情報の端末IDがメンテナンステーブルに存在するか否かを判断する(ステップS06)。
【0070】
受信された端末情報の端末IDがメンテナンステーブルに存在するときは(ステップS06:Yes)、テーブル更新部41は、その端末情報をテンポラリテーブルに追加する(ステップS72)。端末情報のテンポラリテーブルへの追加後、処理はステップS01に戻る。
【0071】
受信された端末情報の端末IDがメンテナンステーブルに存在しないときは(ステップS06:No)、テーブル更新部41は、その端末情報をメンテナンステーブルに追加する(ステップS08)。端末情報のメンテナンステーブルへの追加後、処理はステップS01に戻る。
【0072】
以上、実施例1、2の各実施例について説明した。
【0073】
以上のように、上記の各実施例では、メンテナンステーブルには、リモートメンテナンスの対象であるATM端末20の情報が登録される。テーブル更新部12,41は、ATM端末20の起動時にATM端末20から送信される情報に基づいて毎日定刻(例えば、毎日10時)にメンテナンステーブルを更新して、定刻に稼働しているATM端末20をリモートメンテナンス対象としてメンテナンステーブルに含める一方で、定刻に稼働していないATM端末20をメンテナンステーブルに含めない。
【0074】
こうすることで、メンテナンスサーバ10,40では、各ATM端末20の起動時に自動的に各ATM端末20から端末情報が収集されてメンテナンステーブルが更新されるため、メンテナンス作業者の作業負担を軽減できるとともに、端末情報の登録ミス及び削除ミスを防ぐことができる。
【0075】
また、上記の各実施例では、テーブル更新部12,41は、定刻に稼働していないATM端末20が定刻以降に起動したときに、その起動時点でそのATM端末20をリモートメンテナンス対象としてメンテナンステーブルに含める。
【0076】
こうすることで、定刻以外の時刻でもリモートメンテナンス対象のATM端末20をメンテナンステーブルに追加することができるため、メンテナンステーブルへの登録漏れを防ぐことができる。
【0077】
[他の実施例]
[1]メンテナンスサーバ10,40は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図11は、メンテナンスサーバのハードウェア構成例を示す図である。図11に示すように、メンテナンスサーバ10,40は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ10aと、メモリ10bと、ネットワークインタフェースモジュール10cとを有する。プロセッサ10aの一例として、CPU(Central Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メンテナンスサーバ10は、プロセッサ10aと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有してもよい。メモリ10bの一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。通信部11は、ネットワークインタフェースモジュール10cによって実現される。テーブル更新部12,41と、コマンド発行部14とは、プロセッサ10aによって実現される。メンテナンステーブル記憶部13と、テンポラリテーブル記憶部42とは、メモリ10bによって実現される。
【0078】
そして、メンテナンスサーバ10,40での上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサ10aに実行させることによって実現してもよい。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ10bまたはHDD(Hard Disk Drive)等の記憶部に記憶され、プログラムがプロセッサ10aによって記憶部から読み出されて実行されてもよい。
【0079】
[2]ATM端末20は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図12は、ATM端末のハードウェア構成例を示す図である。図12に示すように、ATM端末20は、ハードウェアの構成要素として、プロセッサ20aと、メモリ20bと、入出金機構20cと、ネットワークインタフェースモジュール20dとを有する。プロセッサ20aの一例として、CPU,DSP,FPGA等が挙げられる。また、ATM端末20は、プロセッサ20aと周辺回路とを含むLSIを有してもよい。メモリ20bの一例として、SDRAM等のRAM,ROM,フラッシュメモリ等が挙げられる。通信部23は、ネットワークインタフェースモジュール20dによって実現される。端末情報取得部22と、メンテナンス実行部24とは、プロセッサ20aによって実現される。端末情報記憶部21は、メモリ20bによって実現される。
【0080】
そして、ATM端末20での上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサ20aに実行させることによって実現してもよい。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ20bに記憶され、プログラムがプロセッサ20aによってメモリ20bから読み出されて実行されてもよい。
【符号の説明】
【0081】
1 リモートメンテナンスシステム
10 メンテナンスサーバ
20−1〜20−3 ATM端末
30 ネットワーク
11,23 通信部
12,41 テーブル更新部
13 メンテナンステーブル記憶部
14 コマンド発行部
42 テンポラリテーブル記憶部
21 端末情報記憶部
22 端末情報取得部
24 メンテナンス実行部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12