特許第6205536号(P6205536)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 佐原 十郎の特許一覧

<>
  • 特許6205536-消火栓装置を具備する小水力発電機 図000002
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6205536
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】消火栓装置を具備する小水力発電機
(51)【国際特許分類】
   F03B 17/06 20060101AFI20170914BHJP
   E02B 9/00 20060101ALI20170914BHJP
   A62C 35/20 20060101ALN20170914BHJP
【FI】
   F03B17/06
   E02B9/00
   !A62C35/20
【請求項の数】1
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2013-160982(P2013-160982)
(22)【出願日】2013年8月2日
(65)【公開番号】特開2015-31199(P2015-31199A)
(43)【公開日】2015年2月16日
【審査請求日】2016年6月1日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成25年3月31日に徳島県勝浦郡上勝町正木字平間83−2において消火栓装置を具備する小水力発電機の実証実験を行った。平成25年4月19日に徳島県勝浦郡上勝町正木字平間83−2において徳島新聞社の取材を受けて消火栓装置を具備する小水力発電機を公開した。
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】309009199
【氏名又は名称】佐原 十郎
(72)【発明者】
【氏名】伊井 重夫
(72)【発明者】
【氏名】佐原 十郎
【審査官】 新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−343957(JP,A)
【文献】 特開昭58−073611(JP,A)
【文献】 特開2006−170179(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03B 17/06
E02B 9/00
A62C 35/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部水槽と、小水力発電機と、該上部水槽と該小水力発電機接続する高低差のある導水管と導水管の途中に消火栓バルブとゲートバルブを設けることで、小水力発電機に流入する水を出火災害時には住民による初期消火放水用の消火栓として利用する消火栓装置を具備し、
前記消火栓バルブは、前記ゲートバルブよりも高い位置に設けられ、
前記ゲートバルブは、前記上部水槽よりも前記水力発電機に近い位置に設けられ、
前記ゲートバルブを閉じて前記消火栓バルブを開放することで前記消火栓装置を前記初期消火放水用の消火栓として利用する、小水力発電システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は小水力発電用の水力による消火栓装置に関する。
【背景技術】
【0002】
小水力発電は水の落差と水量による水力によって水車を回して発電するが、小水力
発電には有効な水力が必要である為に、小水力発電機の設置場所の多くは中山間地域
であり、これらの地域では出火災害時には消火施設の不整備や消防車の侵入道路の細い
ところも多く消火活動には厳しい環境である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-22337
【発明の概要】
【0004】
一般家庭用や個人商店等でも簡単に設置できる小容量消火栓は提供されている。(例
えば、特開2013-22337)この場合、貯水タンクや加圧ポンプとポンプ運転をする制御装 置が必要であり、しかも水量も少なく初期消火においても一定時間しか放水出来ないな ど十分な機能が果たせない。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、小水力発電に利用する豊富な水力を、通常の消火活動には厳しい環境の
中山間地近郊地域の出火災害時には初期消火放水用水として利用するために消火栓装
置を具備した小水力発電機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る消火栓装置は、小水力発電機に連結した導水管の途中に消火栓バルブを
設けることで、出火災害時には住民の手によって消火栓バルブ口に消火ホースを接続し
てバルブを開きゲートバルブを閉じることで消火ホースノズルから勢いよく放水し初
期消火活動に速やかに活用できる。
【0007】
小水力発電に利用する水力は一般的には水の落差が大きく水量も豊富なので貯水槽
や加圧ポンプも不要で管理面も手間や費用がかからない。
【発明の効果】
【0008】
本発明による消火栓装置を具備した小水力発電機は、水力によって平時には地域防
犯灯電源として利用し、出火災害時には住民の手による初期消火栓装置として活用し
地域の自主防災に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の水力による消火栓装置の一実施例のシステム図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0010】
図1は本発明の一実施例による、小水力発電機の水力による消火栓装置を示すシステ
ム構成図である。
【0011】
図1による上部水槽1に付設された導水管2の他方の出口は小水力発電機5に接続
され、該小水力発電機近くの導水管2の途中に消火栓バルブ3とゲートバルブ4を設け、
該消火栓バルブ3に消火ホースを装着し該消火栓バルブ3を開放しゲートバルブ4を
閉じることで消火ホースから水が噴出し初期消火に寄与する。
【符号の説明】
【0012】
1 上部水槽
2 導水管
3 消火栓バルブ
4 ゲートバルブ
5 小水力発電機
6 排水管
図1