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特許6206463情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理システム、その制御方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6206463
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理システム、その制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/24 20060101AFI20170925BHJP
【FI】
   G06F17/24 630
【請求項の数】9
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2015-212482(P2015-212482)
(22)【出願日】2015年10月29日
(62)【分割の表示】特願2014-33375(P2014-33375)の分割
【原出願日】2009年12月28日
(65)【公開番号】特開2016-35773(P2016-35773A)
(43)【公開日】2016年3月17日
【審査請求日】2015年11月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100208904
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 秀起
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 竜一
(72)【発明者】
【氏名】北原 嘉明
【審査官】 成瀬 博之
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−134389(JP,A)
【文献】 特開2010−020698(JP,A)
【文献】 特開平11−306171(JP,A)
【文献】 特開平11−306177(JP,A)
【文献】 特開平02−069858(JP,A)
【文献】 特開2001−022750(JP,A)
【文献】 特開平11−328193(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/20−17/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶手段を備える情報処理装置であって、
項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御手段と、
記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付手段で入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存手段と、
前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付手段と
を備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存手段で保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存手段で保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記保存手段で保存された前記項目名に一致する前記第2の画面の項目名に関連づけられる入力フォームが前記第2の画面に存在しない場合には、前記保存手段で保存された前記項目名との対である前記データが入力されていない状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、更に、前記保存手段で保存された前記項目名と、当該項目名との対である前記データとを前記第1の画面及び前記第2の画面に表示するよう制御することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1の画面と前記第2の画面とは、Webページであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
記憶手段を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置の表示制御手段が、項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御ステップと、
前記情報処理装置の入力受付手段が、前記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付ステップと、
前記情報処理装置の保存手段が、前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付ステップで入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存ステップと、
前記情報処理装置の表示指示受付手段が、前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付ステップと
を備え、
前記表示制御ステップは、前表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存ステップで保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存ステップで保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項6】
記憶手段を備える情報処理装置の制御方法を実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御手段と、
記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付手段で入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存手段と、
前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付手段
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存手段で保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存手段で保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とするプログラム。
【請求項7】
記憶手段を備える情報処理システムであって、
項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御手段と、
記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付手段で入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存手段と、
前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付手段と
を備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存手段で保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存手段で保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
記憶手段を備える情報処理システムの制御方法であって、
前記情報処理システムの表示制御手段が、項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御ステップと、
前記情報処理システムの入力受付手段が、前記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付ステップと、
前記情報処理システムの保存手段が、前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付ステップで入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存ステップと、
前記情報処理システムの表示指示受付手段が、前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付ステップと
を備え、
前記表示制御ステップは、前記表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存ステップで保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存ステップで保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とする情報処理システムの制御方法。
【請求項9】
記憶手段を備える情報処理システムの制御方法を実行可能なプログラムであって、
前記情報処理システムを、
項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御手段と、
記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付手段で入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存手段と、
前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付手段
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存手段で保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存手段で保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1の画面で入力フォームに入力されたデータが、第1の画面とは異なる第2の画面で入力された状態で表示可能な情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理システム、その制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、定型的なフォーム入力を繰り返し行う場合において、ユーザはキーボードから同じ文字列を繰り返し入力していた。
【0003】
このような場合の回避策としては、例えば繰り返し入力する必要のある文字列をテキストエディタに記述して、用意しておき、OS(Operating System)の持つコピー&ペースト機能を利用して文字列をコピーし、テキストボックスといった入力フォームに貼り付ける、という手順を踏んでいた。
【0004】
このように、同じ文字列を繰り返し入力することに、非効率な手順の繰り返しを経なければならず、ユーザの操作効率の向上を妨げていた。
【0005】
更に、上記手順を行う際には文字列をコピーする時にユーザが誤った操作を行い、正しく文字列がコピーされない可能性があるため、操作の正確性低下を招く可能性もある。
【0006】
そこで、画面上に表示される画像情報をコピーし、メモリ上の記憶領域に一時的に記憶する仕組みとして、例えば特許文献1が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−328193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の画像情報の記憶方法においては、画像情報をメモリ上の記憶領域に記憶するため、ユーザがどのような画像情報を記憶したのかを視覚的に確認することができない。
【0009】
本発明は、第1の画面で入力フォームに入力されたデータが、第1の画面とは異なる第2の画面で入力された状態で表示可能な仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の情報処理装置は、記憶手段を備える情報処理装置であって、項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた画面定義情報に基づいて項目名と当該項目名に対応して入力する入力フォームとを関連づけた第1の画面を表示するよう制御する表示制御手段と、前記表示された前記第1の画面の項目名に対応して入力する入力フォームにデータの入力を受け付ける入力受付手段と、前記第1の画面においてユーザにより選択された項目名と、前記選択された項目名と前記第1の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに前記入力受付手段で入力されたデータの対を前記記憶手段に保存する保存手段と、前記第1の画面とは異なる第2の画面の表示指示を受け付ける表示指示受付手段とを備え、前記表示制御手段は、前記表示指示を受け付けた前記第2の画面中にある前記保存手段で保存された前記項目名に一致する項目名と前記第2の画面の画面定義情報によって関連づけられる入力フォームに、前記保存手段で保存された前記項目名との対である前記データが入力された状態で当該第2の画面を表示するよう制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
発明によれば、第1の画面で入力フォームに入力されたデータが、第1の画面とは異なる第2の画面で入力された状態で表示可能となる。

【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の文字列可視化システムの一例を示すシステム構成図である。
図2】サーバ及びクライアント端末のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
図3】サーバ及びクライアント端末のモジュール構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4】本発明における文字列可視化システムの事前動作と画面表示中の動作の全体的な流れを示すフローチャートである。
図5】本発明における文字列を属性ワークエリアに表示する流れの一例を示すフローチャートである。
図6】本発明における座標位置情報テーブルの構成の一例を示す構成図である。
図7】本発明における画面構成の一例を示す構成図である。
図8】本発明におけるプルダウンの初期表示を対構造属性の属性値に変更する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9】本発明における選択フォームの初期表示を対構造属性の属性値に変更する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10】ラジオボタンを示すHTMLの構成の一例を示す構成図である。
図11】チェックボックスを示すHTMLの構成の一例を示す構成図である。
図12】本発明における選択された文字列を記憶し、属性ワークエリアに表示させる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13】本発明における対となる属性を含むHTMLの構成の一例を示す構成図である。
図14】本発明における対構造属性を属性ワークエリアに可視化して表示する流れの一例を示すフローチャートである。
図15】本発明における単構造属性を属性ワークエリアに可視化して表示する流れの一例を示すフローチャートである。
図16】本発明における単構造属性又は対構造属性を属性ワークエリアに配置するために、座標位置を決定する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図17】本発明における単構造属性をプルダウンにドラッグ&ドロップしたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図18】本発明における単構造属性をテキストボックスにドラッグ&ドロップしたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図19】本発明におけるマウスジェスチャの発生に伴って、定義した処理が実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る文字列可視化システムの構成の一例を示す構成図である。文字列可視化システム103は、サーバ100及びクライアント端末101から構成されており、サーバ100とクライアント端末101は、ネットワーク102を介してアクセス可能に接続されている。尚、文字列可視化システム103は、サーバ100の機能をクライアント端末101が含み、クライアント端末101のみで構成されてもよい。
【0022】
クライアント端末101で文字列が単構造属性又は対構造属性として記憶されると、クライアント端末101は、サーバ100に対し後述する座標位置情報をHTTP(HyperText Transfer Protocol)によって送信する。サーバ100は、送信された座標位置情報を受信し、後述する座標位置情報テーブルに受信した座標位置情報を記憶する。
【0023】
次に、図2を用いてサーバ100、クライアント端末101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例について説明する。
【0024】
図2は、本発明の実施形態における各種端末のハードウェア構成を示す図である。
【0025】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0026】
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0027】
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0028】
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
【0029】
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【0030】
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0031】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0032】
尚、CPU201は、例えばRAM203の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0033】
本発明を実現するためのプログラム212は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてROM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0034】
次に、サーバ100とクライアント端末101のモジュール構成を示す機能ブロック図について、図3を用いて説明する。尚、サーバ100の機能をクライアント端末101が含んでもよい。
【0035】
座標位置情報送信部301は、クライアント端末101の属性表示画面(図7参照)の属性ワークエリア701に新たに追加された単構造属性又は対構造属性の座標位置と文字列を示す座標位置情報をサーバ100の座標位置情報受信部302へ送信する。
【0036】
座標位置情報受信部302は、クライアント端末101の座標位置情報送信部301から送信された座標位置情報を受信する。
【0037】
座標位置情報テーブル記憶部303は、座標位置情報受信部302が受信した座標位置情報を新たに座標位置情報テーブル(図6参照)に記憶する。
【0038】
座標位置情報送信部304は、座標位置情報テーブル(図6参照)に記憶された座標位置情報を、クライアント端末101の座標位置情報受信部305へ送信する。
【0039】
座標位置情報受信部305は、座標位置情報送信部304から送信された、座標位置情報テーブルに記憶された座標位置情報を受信する。
【0040】
画面構成情報記憶部306は、文字列、画像及びHTMLといった属性表示画面を構成するために必要な画面構成情報(不図示)を記憶する。また、マウスジェスチャの種類及びマウスジェスチャの種類に対応するマウスジェスチャの実行内容が格納された、マウスジェスチャ処理(図19参照)において使用する定義済みマウスジェスチャ情報(不図示)を記憶する。
【0041】
画面表示部307は、座標位置情報受信部305が受信した座標位置情報と画面構成情報記憶部306に記憶された画面構成情報(不図示)を元に作成された属性表示画面をCRT210等の表示器へ送信し、表示を行う。
【0042】
ここで以下の説明で用いる用語について説明する。
【0043】
属性名とは、画面上で表示される情報の項目名を表す文字列とする。例えば、属性表示画面(図7参照)において、契約管理担当者711、契約管理No713・・・・・担当支社717等を示し、「契約管理担当者=申請 次郎」707については「契約管理担当者」を示す。
【0044】
属性値とは、属性名に対応する具体的な値を示す文字列とする。例えば、属性表示画面において、属性名が契約管理担当者711に対応する属性値は、申請 次郎(712)であり、属性名が契約管理No713に対応する属性値は、123456であり、「契約管理担当者=申請 次郎」707については「申請 次郎」を属性値としている。
【0045】
単構造属性とは、属性名又は属性値のみで構成される文字列とする。例えば、属性表示画面のプルダウン変更属性709は単構造属性である。
【0046】
対構造属性とは、属性名と属性値とを「=」で連結した文字列とする。例えば、属性表示画面の対構造属性「契約管理担当者=申請 次郎」707である。
【0047】
属性とは、単構造属性又は対構造属性とする。
【0048】
次に、本実施形態においてクライアント端末101を用いた、属性表示画面の作成、属性表示画面の初期表示変更、単構造属性及び対構造属性の記憶方法、及び単構造属性及び対構造属性の利用方法の一連の動作に関する処理について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、契約書管理システムを元に説明するが、HTMLの構造を用いているため、他のシステムやWebブラウザに応用することも可能である。
【0049】
尚、S101乃至S118の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。また、クライアント端末101はユーザからの操作によって契約書管理システムを起動させ、画面表示要求を受け付けた状態とする。
【0050】
ステップS101では、クライアント端末101は、CRT210に表示する属性表示画面(図7参照)の作成処理を行う。画面作成処理の詳細は後述する図5に示す。
【0051】
ステップS102では、クライアント端末101は、ステップS101において作成された属性表示画面に存在する属性ワークエリア701(図7参照)のHTMLから対構造属性の構造を検索して、属性ワークエリア701に対構造属性が存在するか否かを判定する。属性ワークエリアに対構造属性が存在する場合はステップS103へ処理を進め、存在しない場合はステップS107へ処理を進める。
【0052】
ステップS103では、クライアント端末101は、ステップS101において作成された属性表示画面のHTMLの構造を検索して、プルダウンメニュー(プルダウン)が存在するか否かを判定する。プルダウンが存在する場合はステップS104へ処理を進め、存在しない場合はステップS105へ処理を進める。
【0053】
ステップS104では、クライアント端末101は、ステップS101において作成された属性表示画面に存在するプルダウンの初期表示を、属性ワークエリア701に存在する対構造属性の属性値に変更する処理を行う。プルダウン初期表示処理の詳細は後述する図8に示す。
【0054】
ステップS105では、クライアント端末101は、ステップS101において作成された属性表示画面のHTMLの構造を検索して、ラジオボタンやチェックボックスといった選択式の入力領域を示す選択フォームが存在するか否かを判定する。選択フォームが存在する場合はステップS106へ処理を進め、存在しない場合はステップS107へ処理を進める。
【0055】
ステップS106では、クライアント端末101は、ステップS101において作成された属性表示画面の選択フォームの初期表示を属性ワークエリア701に存在する対構造属性の属性値に変更する処理を行う。選択フォーム初期表示処理の詳細は後述する図9に示す。
【0056】
ステップS107では、クライアント端末101は、ステップS101、ステップS104またはステップS106で作成された属性表示画面をCRT210に表示させ、ユーザからの操作を受け付ける。
【0057】
ステップS108では、クライアント端末101は、ユーザからの操作によって属性表示画面に存在する文字列を記憶ボタン702(図7参照)が押下されたか否かを判定する。文字列を記憶ボタン702が押下されたと判定した場合は、ステップS109へ処理を進め、押下されたと判定できない場合は、ステップS110へ処理を進める。
【0058】
ステップS109では、クライアント端末101は、文字列を属性ワークエリア701に単構造属性又は対構造属性として表示する処理を行う。属性表示処理の詳細は後述する図12に示す。
【0059】
ステップS110では、クライアント端末101は、ユーザからの操作によって属性ワークエリア701に存在する単構造属性又は対構造属性が属性ワークエリア701以外の場所にドラッグ&ドロップされたか否かを判定する。
【0060】
ドラッグ&ドロップとは、マウス等のポインティングデバイスを使用して、属性表示画面に存在する文字や画像といったデータをクリックし、クリックしたまま別の場所に移動させ、目的の場所で離す行為である。属性ワークエリア701以外の場所にドラッグ&ドロップされたと判定した場合はステップS111へ処理を進め、ドラッグ&ドロップされたと判定できない場合はステップS115へ処理を進める。
【0061】
ステップS111では、クライアント端末101は、ステップS110においてドラッグ&ドロップされた先にプルダウンが存在するか否かを判定する。プルダウンが存在すると判定した場合はステップS112へ処理を進め、存在すると判定できない場合はステップS113へ処理を進める。
【0062】
ステップS112では、クライアント端末101は、ステップS110においてドラッグ&ドロップされた単構造属性と一致するプルダウンの値を選択状態に変更する処理を行う。プルダウン変更処理の詳細は後述する図17に示す。
【0063】
ステップS113では、クライアント端末101は、ステップS110においてドラッグ&ドロップされた先に、文字列を入力可能な領域を示すテキストボックスが存在するか否かを判定する。テキストボックスが存在すると判定した場合はステップS114へ処理を進め、存在すると判定できない場合はステップS115へ処理を進める。
【0064】
ステップS114では、クライアント端末101は、ステップS110においてドラッグ&ドロップされた単構造属性をテキストボックスに入力する処理を行う。テキストボックス入力処理の詳細は後述する図18に示す。
【0065】
ステップS115では、クライアント端末101は、ユーザからの操作によって画面上でマウスジェスチャが発生したか否かを判定する。画面上でマウスジェスチャが発生したと判定した場合はステップS116へ処理を進め、発生したと判定できない場合はステップS117へ処理を進める。
【0066】
マウスジェスチャとは、マウス等のポインティングデバイスの動作を組み合わせることによって、特定の機能を実現することである。例えば、Webブラウザを閉じる機能をマウスジェスチャとして「右クリックを押しながら下に動かす」と定義する。これにより、当該Webブラウザで「右クリックを押しながら下に動かす」操作を行うとWebブラウザを閉じることができるため、ユーザの操作の利便性を向上することができる。
【0067】
本発明の実施形態では、属性ワークエリア701に表示されている単構造属性及び対構造属性を使用する際の入力補助として、マウスジェスチャで動作をおこなうものである。
【0068】
ステップS116では、クライアント端末101は、マウスジェスチャの種類を判定し、当該マウスジェスチャに応じた単構造属性又は対構造属性の操作処理を行う。マウスジェスチャ処理の詳細は後述する図19に示す。
【0069】
ステップS117では、クライアント端末101は、ユーザからの操作によって画面に存在する完了ボタン721(図7参照)が押下されたか否かを判定する。完了ボタン721が押下されたと判定した場合はステップS118へ処理を進め、押下されたと判定できない場合はステップS108へ処理を進める。これにより、完了ボタンが押下されたと判定するまで、ステップS108乃至ステップS117の処理を繰り返す。
【0070】
ステップS118では、クライアント端末101は、ユーザからの操作によって画面に存在する画面切り替えのための前へボタン722又は次へボタン724又は更新ボタン723(図7参照)が押下されたか否かを判定する。前へボタン722又は次へボタン724又は更新ボタン723が押下されたと判定した場合はステップS101へ処理を進め、押下されたと判定できない場合は本一連の動作に関する処理を終了する。
【0071】
前へボタン722及び次へボタン724は別の画面を表示させるためのボタンであり、更新ボタン723は表示されている画面を更新するボタンである。これにより、記憶された単構造属性及び対構造属性を他の画面の属性ワークエリア701に表示させることができ、更に当該単構造属性及び対構造属性を利用することができる。
【0072】
次に、クライアント端末101がCRT210に表示する属性表示画面(図7参照)の作成に関する処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S201、及びS203乃至S206の各ステップについては、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われ、S202のステップについては、サーバ100におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0073】
ステップS201では、クライアント端末101は、属性ワークエリア701に表示する単構造属性及び対構造属性と座標位置を取得するため、サーバ100に対して座標位置情報テーブル(図6参照)に記憶された全ての座標位置情報取得要求を送信する。
【0074】
座標位置情報テーブル(図6参照)は、単構造属性又は対構造属性の文字列を示す表示文字列601、属性ワークエリア701に表示する表示順序を示す表示順序602、単構造属性又は対構造属性を表示した時の横幅を示す属性横幅(width)603、単構造属性又は対構造属性を表示した時の高さを示す属性高さ(height)604、属性ワークエリア701の矩形の左上頂点の座標を(0, 0)とした時の単構造属性又は対構造属性のX座標及びY座標の表示位置を示す、属性表示X座標位置(left)605及び属性表示Y座標位置(top)606を格納する。
【0075】
ステップS202では、サーバ100は、ステップS201の全ての座標位置情報取得要求に応じて、座標位置情報テーブル(図6参照)に記憶された全ての座標位置情報を座標位置情報送信部304でクライアント端末101に送信する。
【0076】
ステップS203では、クライアント端末101は、ステップS202においてサーバ100から送信された全ての座標位置情報を座標位置情報受信部305で受信し、RAM203に記憶する。
【0077】
ステップS204では、クライアント端末101は、文字列、画像及びHTMLといった属性表示画面を構成するために必要な画面構成情報(不図示)を画面構成情報記憶部306から読み取り、RAM203に記憶する。
【0078】
ステップS205では、クライアント端末101は、ステップS203においてRAM203に記憶された座標位置情報テーブル(図6参照)と、ステップS204においてRAM203に記憶された画面構成情報(不図示)からCRT210に表示する属性表示画面(図7参照)を作成する。
【0079】
ステップS206では、クライアント端末101は、ステップS205において作成された属性表示画面をRAM203に記憶し、画面作成処理を終了する。
【0080】
次に、属性ワークエリア701に対構造属性が存在する属性表示画面(図7参照)のプルダウンの初期表示を変更する処理について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S301乃至S308の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0081】
ステップS301では、クライアント端末101は、ステップS206においてRAM203に記憶された属性表示画面を読み取り、属性ワークエリア701に存在する対構造属性を1つ取得し、RAM203に記憶する。尚、取得する対構造属性の順番は座標位置情報テーブル(図6参照)に格納された表示順序602を使用してもよいし、無作為に抽出してもよい。
【0082】
ステップS302では、クライアント端末101は、ステップS301においてRAM203に記憶された対構造属性の属性名と、画面に存在する項目名グループ710(図7参照)の各項目名を順次比較し、当該属性名と一致する項目名に対応する項目内容がプルダウンか否かを判定する。当該属性名と項目名が一致するプルダウンであると判定した場合はステップS303へ処理を進め、一致すると判定できない場合はステップS308へ処理を進める。
【0083】
例えば、属性表示画面(図7参照)において、プルダウン初期表示属性705の属性名「担当支社」と、項目名グループ710の各項目名を順次比較する。その結果、プルダウン初期表示属性705の属性名「担当支社」と項目名「担当支社」717が一致すると判定する。更に項目名「担当支社」717に対応する項目内容はプルダウン718であるので、処理をステップS303へ進める。
【0084】
ステップS303では、クライアント端末101は、ステップS302において判定されたプルダウンを初期化対象として確定する。例えば、属性表示画面(図7参照)において、ステップS302の処理結果として一致すると判定された項目名「担当支社」717に対応する項目内容であるプルダウン718が初期化対象として確定する。
【0085】
ステップS304では、クライアント端末101は、ステップS301においてRAM203に記憶された対構造属性の属性値との比較対象として、ステップS303において初期化対象として確定されたプルダウンを構成するプルダウン項目を1つ取得し、RAM203に記憶する。尚、取得するプルダウン項目の順番はプルダウンを構成する順に取得してもよいし、無作為に抽出してもよい。
【0086】
ステップS305では、クライアント端末101は、ステップS304においてRAM203に記憶されたプルダウン項目と、ステップS301においてRAM203に記憶された対構造属性の属性値が一致するか否かを判定する。プルダウン項目と対構造属性の属性値が一致すると判定した場合はステップS307へ処理を進め、一致すると判定できない場合はステップS306へ処理を進める。
【0087】
ステップS306では、クライアント端末101は、ステップS303で確定されたプルダウンにステップS304及びステップS305の各処理を行っていないプルダウン項目が存在するか否かを判定する。未処理のプルダウン項目が存在すると判定した場合はステップS304へ処理を進め、存在すると判定できない場合はステップS308へ処理を進める。これにより、すべてのプルダウン項目が処理されるか、対構造属性の属性値が一致すると判定するまで、ステップS304乃至ステップS306を繰り返す。
【0088】
ステップS307では、クライアント端末101は、ステップS305において一致すると判定されたプルダウン項目を当該プルダウンの先頭に並び替える。例えば、プルダウン初期表示属性705の属性値である「福岡支社」と、項目名「担当支社」717に対応するプルダウン718のプルダウン項目名「福岡支社」は、ステップS305において一致すると判定されるので、プルダウン項目名「福岡支社」をプルダウン718の先頭に並び替える処理を行う。
【0089】
ステップS308では、クライアント端末101は、ステップS301及びステップS302の各処理を行っていない対構造属性が属性ワークエリア701に存在するか否かを判定する。未処理の対構造属性が存在すると判定した場合はステップS301へ処理を進め、存在すると判定できない場合はプルダウン初期表示処理を終了する。これにより、すべての対構造属性が処理されるまで、ステップS301乃至ステップS308を繰り返す。
【0090】
次に、属性ワークエリア701に対構造属性が存在する属性表示画面(図7参照)の選択フォームの初期表示を変更する処理について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S401乃至S408の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0091】
ステップS401乃至ステップS406は、図8のステップS301乃至ステップS306と同様であるので説明を省略する。尚、ステップS405のvalue属性は、ステップS404において取得された選択フォーム項目を構成するvalue属性である。例えば、選択フォーム項目「低」714のvalue属性「Low」1001(図10参照)や選択フォーム項目「Excel」716のvalue属性「xls」1101(図11参照)である。
【0092】
ステップS401では、クライアント端末101は、ステップS206においてRAM203に記憶された属性表示画面を読み取り、属性ワークエリア701に存在する対構造属性を1つ取得し、RAM203に記憶する。尚、取得する対構造属性の順番は座標位置情報テーブル(図6参照)に格納された表示順序602を使用してもよいし、無作為に抽出してもよい。
【0093】
ステップS402では、クライアント端末101は、ステップS401においてRAM203に記憶された対構造属性の属性名と、画面に存在する項目名グループ710(図7参照)の各項目名を順次比較し、当該属性名と一致する項目名に対応する項目内容が選択フォームか否かを判定する。当該属性名と項目名が一致する選択フォームであると判定した場合はステップS403へ処理を進め、一致すると判定できない場合はステップS408へ処理を進める。
【0094】
ステップS403では、クライアント端末101は、ステップS402において判定された選択フォームを初期化対象として確定する。
【0095】
ステップS404では、クライアント端末101は、ステップS401においてRAM203に記憶された対構造属性の属性値との比較対象として、ステップS403において初期化対象として確定された選択フォームを構成する選択フォーム項目を構成するHTMLを1つ取得し、RAM203に記憶する。尚、取得する選択フォーム項目の順番は選択フォームを構成する順に取得してもよいし、無作為に抽出してもよい。
【0096】
ステップS405では、クライアント端末101は、ステップS404においてRAM203に記憶された選択フォーム項目を構成するvalue属性と、ステップS401においてRAM203に記憶された対構造属性の属性値が一致するか否かを判定する。選択フォーム項目を構成するvalue属性と対構造属性の属性値が一致すると判定した場合はステップS407へ処理を進め、一致すると判定できない場合はステップS406へ処理を進める。
【0097】
value属性とは、ラジオボタン構造図(図10参照)とチェックボックス構造図(図11参照)に示すように、選択フォームを構成するHTMLの一部である。ラジオボタン構造図とチェックボックス構造図は属性表示画面(図7参照)のラジオボタン及びチェックボックスを構成するHTMLのソースである。
【0098】
例えば、ステップS402においてラジオボタン初期表示属性703の属性名である「優先度」と項目名「優先度」715が一致すると判定され、項目名「優先度」715に対応する項目内容が選択フォームであるので、ステップS403において選択フォームを初期化対象として確定される。
【0099】
ステップS403において確定された選択フォームを構成する、選択フォーム項目のHTMLを1つ取得し、ラジオボタン初期表示属性703の属性値である「Low」と、取得した選択フォーム項目のHTMLを構成するvalue属性とを順次比較する。ステップS405においてラジオボタン初期表示属性703の属性値である「Low」と、選択フォーム項目「低」714のvalue属性「Low」1001は一致すると判定される。
【0100】
また、チェックボックスにおいては、例えば、ステップS402においてチェックボックス初期表示属性704の属性名である「添付ファイル種別」と項目名「添付ファイル種別」719が一致すると判定され、項目名「添付ファイル種別」719に対応する項目内容が選択フォームであるので、ステップS403において選択フォームを初期化対象として確定される。
【0101】
ステップS403において確定された選択フォームを構成する、選択フォーム項目のHTMLを1つ取得し、チェックボックス初期表示属性704の属性値である「xls」と、取得した選択フォーム項目のHTMLを構成するvalue属性とを順次比較する。ステップS405においてチェックボックス初期表示属性704の属性値である「xls」と、選択フォーム項目「Excel」716のvalue属性「xls」1101は一致すると判定される。
【0102】
ステップS406では、クライアント端末101は、ステップS403で確定された選択フォームにステップS404及びステップS405の各処理を行っていない選択フォーム項目が存在するか否かを判定する。未処理の選択フォーム項目が存在すると判定した場合はステップS404へ処理を進め、存在すると判定できない場合はステップS408へ処理を進める。これにより、すべての選択フォーム項目が処理されるか、対構造属性の属性値が一致すると判定するまで、ステップS404乃至ステップS406を繰り返す。
【0103】
ステップS407では、クライアント端末101は、ステップS405において一致したvalue属性が構成する選択フォーム項目を選択状態とする。例えば、選択フォームがラジオボタンの場合は、ラジオボタン初期表示属性703の属性値である「Low」とvalue属性「Low」1001は、ステップS405において一致すると判定されるので、value属性「Low」1001を含む選択フォーム項目「低」714を選択状態とする処理を行う。
【0104】
また、選択フォームがチェックボックスの場合は、チェックボックス初期表示属性704の属性値である「xls」とvalue属性「xls」1101は、ステップS405において一致すると判定されるので、value属性「xls」1101を含む選択フォーム項目「Excel」716を選択状態とする処理を行う。
【0105】
ステップS408では、クライアント端末101は、ステップS401及びステップS402の各処理を行っていない対構造属性が属性ワークエリア701に存在するか否かを判定する。未処理の対構造属性が存在すると判定した場合はステップS401へ処理を進め、存在すると判定できない場合は選択フォーム初期表示処理を終了する。これにより、すべての対構造属性が処理されるまで、ステップS401乃至ステップS408を繰り返す。
【0106】
次に、属性ワークエリア701に存在する文字列を記憶ボタン702が押下された場合の属性を記憶し、表示する処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S501乃至S508の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0107】
ステップS501では、クライアント端末101は、属性表示画面(図7参照)に表示されている文字列がユーザからの操作によって選択されているか否かを判定する。選択されていると判定した場合はステップS502へ処理を進め、選択されていると判定できない場合はステップS508へ処理を進める。尚、選択されている文字列は複数存在してもよい。例えば、項目名「契約管理担当者」711及び項目内容「申請次郎」712の両方が選択されてもよいし、項目名「契約管理担当者」711と項目内容「申請次郎」712及び項目名「契約管理No」713といった複数が選択されてもよい。
【0108】
ステップS502では、クライアント端末101は、ステップS501において選択されていると判定された文字列と、当該文字列を含む属性表示画面のHTML部分をRAM203に記憶する。
【0109】
当該文字列を含む属性表示画面のHTML部分とは、当該文字列が含まれるHTMLの開始タグから終了タグまでを示す。例えば、属性表示画面(図7参照)において、項目名「登録日」725がステップS501において選択されていると判定された場合、属性表示画面のHTMLのソースを表す属性表示画面構成図(図13参照)における、TDタグ登録日1301の<td>から</td>までをRAM203に記憶する。
【0110】
ステップS503では、クライアント端末101は、ステップS502においてRAM203に記憶された文字列のHTML部分に、対となる属性が含まれるか否かを判定する。対となる属性が含まれると判定した場合はステップS504へ処理を進め、含まれると判定できない場合はステップS505へ処理を進める。
【0111】
対となる属性とは、同一の行に存在する2つの文字列の組である。例えば、属性表示画面構成図(図13参照)において、TDタグ登録日1301とTDタグ日付1302は同一の行であることを示すTRタグ1303の子要素であるので、TDタグ登録日1301とTDタグ日付1302の組は対となる属性である。
【0112】
ステップS504では、クライアント端末101は、ステップS502においてRAM203に記憶された文字列を単構造属性又は対構造属性として記憶する処理を行う。対構造属性記憶処理の詳細は後述する図14に示す。
【0113】
ステップS505では、クライアント端末101は、ステップS502においてRAM203に記憶された文字列を単構造属性として記憶する処理を行う。単構造属性記憶処理の詳細は後述する図15に示す。
【0114】
ステップS506では、クライアント端末101は、ステップS504及びステップS505において記憶された単構造属性又は対構造属性を含む属性表示画面(図7参照)の作成処理を行う。画面作成処理の詳細は前述した図5に示す。
【0115】
ステップS507では、クライアント端末101は、ステップS506において作成された属性表示画面(図7参照)をCRT210に表示させ、ユーザからの操作を受け付ける状態にし、属性表示処理を終了する。
【0116】
ステップS508では、クライアント端末101は、文字列が選択されていない旨を通知するエラーメッセージ画面(不図示)をCRT210に表示し、属性表示処理を終了する。
【0117】
次に、RAM203に記憶された文字列を単構造属性又は対構造属性として記憶する処理について、図14に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S601乃至S610の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0118】
ステップS601では、クライアント端末101は、RAM203に記憶された対となる属性を1組取得し、RAM203に記憶する。尚、取得する対となる属性の順番は属性表示画面(図7参照)を構成する順番でもよいし、無作為に抽出してもよい。
【0119】
ステップS602では、クライアント端末101は、ステップS601において取得された対となる属性の各文字列を構成するidの値が一致するか否かを判定する。一致すると判定した場合はステップS603へ処理を進め、一致すると判定できない場合はステップS605へ処理を進める。
【0120】
尚、属性名を示す項目名にidの値key[]を予め埋め込んでおき、また属性値を示す項目内容にidの値value[]を予め埋め込んでおく。更に2つの文字列を関連づけるために[]に任意の共通の文字列を予め入力しておく。
【0121】
例えば、属性表示画面構成図(図13参照)において、TDタグ契約管理担当者1304とTDタグ申請次郎1305はそれぞれidの値にkey[ContractManager]1306とvalue[ContractManager]1307を含み、各値に共通の文字列を含むため、対となる属性の各文字列を構成するidの値が一致すると判定する。
【0122】
ステップS603では、クライアント端末101は、ステップS602においてidの値が一致すると判定された対となる属性同士を「=」で結び、対構造属性としてRAM203に記憶する。例えば、属性表示画面構成図(図13参照)において、TDタグ契約管理担当者1304とTDタグ申請次郎1305はidの値が一致するので、対構造属性「契約管理担当者=申請 次郎」707という形式で記憶する。
【0123】
ステップS604では、クライアント端末101は、ステップS603において記憶された対構造属性を属性ワークエリア701に表示するために、座標位置を決定する処理を行う。座標位置決定処理の詳細は後述する図16に示す。
【0124】
ステップS605では、クライアント端末101は、ステップS602においてidの値が一致しないと判定された対となる属性を、それぞれ単構造属性として記憶する処理を行う。単構造属性記憶処理の詳細は後述する図15に示す。
【0125】
ステップS606では、クライアント端末101は、後述するステップS808において属性ワークエリア701に対構造属性が追加できなかったことを示す追加不可フラグ(不図示)が属性ワークエリア701に存在するか否かを判定する。追加不可フラグがあると判定した場合はステップS610へ処理を進め、あると判定できない場合はステップS607へ処理を進める。
【0126】
ステップS607では、クライアント端末101は、ステップS601及びステップS602の各処理を行っていない対となる属性がRAM203に存在するか否かを判定する。未処理の対となる属性が存在すると判定した場合はステップS601へ処理を進め、存在すると判定できない場合はステップS608へ処理を進める。これにより、すべての対となる属性が処理されるか、又は追加不可フラグが立つまで、ステップS601乃至ステップS607を繰り返す。
【0127】
ステップS608では、クライアント端末101は、RAM203に対となる属性以外に文字列が存在するか否かを判定する。文字列が存在すると判定した場合はステップS609へ処理を進め、存在すると判定できない場合は対構造属性記憶処理を終了する。
【0128】
ステップS609では、クライアント端末101は、対となる属性以外でRAM203に存在する文字列を単構造属性として記憶する処理を行い、対構造属性記憶処理を終了する。単構造属性記憶処理の詳細は後述する図15に示す。
【0129】
ステップS610では、クライアント端末101は、RAM203に記憶された文字列を属性ワークエリア701にこれ以上表示できない旨を通知するエラーメッセージ画面(不図示)をCRT210に表示し、対構造属性記憶処理を終了する。
【0130】
次に、RAM203に記憶された文字列を単構造属性として記憶する処理について、図15に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S701乃至S705の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0131】
ステップS601では、クライアント端末101は、RAM203に記憶された単構造属性を1つ取得し、RAM203に記憶する。尚、取得する単構造属性の順番は属性表示画面(図7参照)を構成する順番でもよいし、無作為に抽出してもよい。
【0132】
ステップS702乃至ステップS703は、図14のステップS604乃至ステップS606と同様であるので説明を省略する。
【0133】
ステップS704では、クライアント端末101は、ステップS701及びステップS702の各処理を行っていない単構造属性がRAM203に存在するか否かを判定する。未処理の単構造属性が存在すると判定した場合はステップS701へ処理を進め、存在すると判定できない場合は単構造属性記憶処理を終了する。これにより、すべての単構造属性が処理されるか、又は追加不可フラグが立つまで、ステップS701乃至ステップS704を繰り返す。
【0134】
ステップS705では、クライアント端末101は、RAM203に記憶された文字列を属性ワークエリア701にこれ以上表示できない旨を通知するエラーメッセージ画面(不図示)をCRT210に表示し、単構造属性記憶処理を終了する。
【0135】
次に、属性ワークエリア701に表示する単構造属性及び対構造属性の座標位置を決定する処理について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S801乃至S802、及びS804乃至S808の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われ、S803、及びS809のステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0136】
ステップS801では、クライアント端末101は、属性ワークエリア701における座標位置を決定するために、単構造属性又は対構造属性の横幅及び高さを取得し、RAM203に記憶する。横幅と高さの単位はピクセル単位でもよいし、その他の単位でもよい。
【0137】
ステップS802乃至ステップS805は、図5のステップS201乃至ステップS204と同様であるので説明を省略する。
【0138】
ステップS806では、クライアント端末101は、ステップS801においてRAM203に記憶された単構造属性又は対構造属性の横幅及び高さと、ステップS804においてRAM203に記憶された座標位置情報テーブルの属性横幅(width)603、属性高さ(height)604、属性表示X座標位置(left)605及び属性表示Y座標位置(top)606と、ステップS805においてRAM203に記憶された画面構成情報(不図示)を基にして、属性ワークエリア701の空き領域に新たな単構造属性又は対構造属性を追加できるか否かを判定する。
【0139】
追加できると判定した場合はステップS807へ処理を進め、追加できると判定できない場合はステップS808へ処理を進める。尚、属性ワークエリア701の空き領域に新たな単構造属性又は対構造属性を追加できるか否かを判定する方法は、空き領域に追加できるか否かを逐一確認する方法でもよいし、他の方法でもよい。
【0140】
ステップS807では、クライアント端末101は、新たに追加する単構造属性又は対構造属性の表示文字列601と、座標位置情報テーブルの属性横幅(width)603と、属性高さ(height)604と、ステップS807において新たな単構造属性又は対構造属性を追加できると判定した属性表示X座標位置(left)605及び属性表示Y座標位置(top)606とからなる座標位置情報をサーバ100へ送信する。
【0141】
ステップS808では、クライアント端末101は、属性ワークエリア701にこれ以上単構造属性及び対構造属性を追加できないことを示す追加不可フラグ(不図示)を立てて、座標位置決定処理を終了する。
【0142】
ステップS809では、サーバ100は、ステップS807においてクライアント端末101から送信された座標位置情報を、サーバ100に記憶された座標位置情報テーブル(図6参照)に新たに追加し、座標位置決定処理を終了する。尚、表示順序602は属性ワークエリア701における表示順に番号を新たに振り直す。
【0143】
次に、属性ワークエリア701に存在する単構造属性をプルダウンにドラッグ&ドロップし、表示を変更させる処理について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S901乃至S906の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0144】
ステップS901では、クライアント端末101は、ステップS110においてドラッグ&ドロップされたと判定された単構造属性又は対構造属性を取得し、RAM203に記憶する。
【0145】
ステップS902では、クライアント端末101は、ステップS901においてRAM203に記憶されたものが単構造属性であるか否かを判定する。単構造属性であると判定した場合はステップS903へ処理を進め、単構造属性であると判定できない場合はプルダウン変更処理を終了する。
【0146】
ステップS903乃至ステップS906は、図8のステップS304乃至ステップS307と同様であるので説明を省略する。但し、ステップS904は、プルダウン項目と単構造属性が等しいか否かを判定する。
【0147】
例えば、属性ワークエリア701に存在するプルダウン変更属性709をプルダウン718にドラッグ&ドロップすることで、プルダウン718の表示がプルダウン変更属性709と一致するプルダウン項目に変更される。
【0148】
次に、属性ワークエリア701に存在する単構造属性をテキストボックスにドラッグ&ドロップし、入力させる処理について、図18に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S1001乃至S1003の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0149】
ステップS1001及びステップS1002は、図17のステップS901及びステップS902と同様であるので説明を省略する。
【0150】
ステップS1003では、クライアント端末101は、ステップS1001においてRAM203に記憶された単構造属性をテキストボックスの入力領域に入力し、テキストボックス入力処理を終了する。例えば、属性ワークエリア701に存在するテキストボックス入力属性706をテキストボックス720にドラッグ&ドロップすることで、テキストボックス720の入力領域にテキストボックス入力属性706が入力される。
【0151】
次に、ユーザからの操作によって画面上でマウスジェスチャが発生した時に、属性ワークエリア701に存在する単構造属性及び対構造属性を様々な処理に使用するための処理について、図19に示すフローチャートを用いて説明する。尚、S1101乃至S1103の各ステップは、クライアント端末101におけるCPU201の制御下の元、処理が行われる。
【0152】
ステップS1101では、クライアント端末101は、発生したマウスジェスチャの種類をRAM203に記憶する。例えば「右クリックを押しながら下に動かす」といったマウスジェスチャの動作を記憶する。
【0153】
ステップS1102では、クライアント端末101は、画面構成情報記憶部306に記憶された定義済みマウスジェスチャ情報(不図示)の中に、ステップS1101においてRAM203に記憶されたマウスジェスチャと一致するマウスジェスチャが存在するか否かを判定する。マウスジェスチャが存在すると判定した場合はステップS1103へ処理を進め、存在すると判定できない場合はマウスジェスチャ処理を終了する。
【0154】
ステップS1103では、クライアント端末101は、ステップS1102において一致すると判定された定義済みマウスジェスチャに対応するマウスジェスチャの実行内容を実行し、マウスジェスチャ処理を終了する。例えば、事前に実行内容として前述のプルダウン変更処理(図17参照)を定義してもよい。
【0155】
また、マウスジェスチャの対象とする属性ワークエリア701に存在する単構造属性及び対構造属性を検索条件とし、当該検索条件に該当するサーバ100の外部メモリ211等の記憶媒体へ記憶したデータをマウスジェスチャの発生タイミングで取得することで、属性ワークエリア701を備えた画面を構成する各項目へデータをセットすることも可能である。
【0156】
この場合、検索条件に対するサーバからデータを取得するロジックは予め定義しておくことが前提となるが、属性ワークエリア701に表示されているデータに対してマウスジェスチャを発生するのみで、画面に表示すべくデータの検索をサーバ100に対して行うことが可能となるので、ユーザにとっての利便性が向上する効果を奏する。
【0157】
以上、本発明によれば、コピーした文字列の表示形式を決定して可視化することにより、ユーザに対して当該文字列が表示され、ユーザに確認させることができる。また、可視化された文字列を入力フォームに適用させることで、ユーザによる入力補助、誤入力防止及び操作性の向上を図ることが可能となる。
【0158】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0159】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
【0160】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0161】
尚、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0162】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0163】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0164】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0165】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0166】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0167】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0168】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0169】
尚、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0170】
100 サーバ
101 クライアント端末
102 LAN
103 文字列可視化システム
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 キーボード
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ
図1
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