特許第6206884号(P6206884)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司の特許一覧

特許6206884サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム
<>
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000002
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000003
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000004
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000005
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000006
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000007
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000008
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000009
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000010
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000011
  • 特許6206884-サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6206884
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】サービス指示メッセージ報告方法、装置、およびシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/24 20090101AFI20170925BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20170925BHJP
   H04W 8/18 20090101ALI20170925BHJP
   H04W 36/06 20090101ALI20170925BHJP
【FI】
   H04W36/24
   H04W4/06 150
   H04W8/18
   H04W36/06
【請求項の数】8
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2015-511886(P2015-511886)
(86)(22)【出願日】2012年5月14日
(65)【公表番号】特表2015-520568(P2015-520568A)
(43)【公表日】2015年7月16日
(86)【国際出願番号】CN2012075463
(87)【国際公開番号】WO2013170425
(87)【国際公開日】20131121
【審査請求日】2014年12月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲曾▼ 清海
(72)【発明者】
【氏名】戴 明▲増▼
【審査官】 東 昌秋
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/023784(WO,A1)
【文献】 国際公開第2012/150498(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/049301(WO,A2)
【文献】 MediaTek,MBMS UE Capability,3GPP TSG-RAN2 #77bis Meeting, R2-121112 ,2012年 3月,pp. 1-3,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_77bis/Docs/R2-121112.zip
【文献】 ITRI,Discussion on UE behaviour if the Interested MBMS is not provided,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting#77bis, R2-121532 ,2012年 3月,pp. 1-3,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_77bis/Docs/R2-121532.zip
【文献】 Huawei,Support of MBMS Service Continuity,3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #75bis, R3-120544,2012年 3月,pp. 1-3,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg3_iu/TSGR3_75bis/Docs/R3-120544.zip
【文献】 Alcatel-Lucent, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Requirement on MBMSInterestIndication message transmission instance w.r.t. UE capability,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #77, R2-120490,2012年 2月,pp. 1-3,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_77/Docs/R2-120490.zip
【文献】 Huawei,MBMS Service Continuity Status Report,3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #75, R3-120054,2012年 2月,pp. 1-2,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg3_iu/TSGR3_75/Docs/R3-120054.zip
【文献】 Samsung,Handling of congested MBMS frequecy,3GPP TSG-RAN2#77 bis meeting, R2-121676,2012年 3月,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_77bis/Docs/R2-121676.zip
【文献】 Ericsson, ST-Ericsson,MBMS interest indication and RRC signaling details,3GPP TSG-RAN WG2 #77bis, R2-121560,2012年 3月,pp. 1-9,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_77bis/Docs/R2-121560.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
H04B 7/24− 7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス、MBMS、関心指示を報告するための方法であって、
ユーザ機器のキャリア構成が変更されたときに、前記ユーザ機器により、基地局に前記MBMS関心指示を報告するステップと
を含み、
前記MBMS関心指示が、前記ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、または前記ユーザ機器によって選択された前記MBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含み、
前記方法は、さらに、
前記基地局がユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅、ユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅、または、前記ユーザ機器のMBMSキャリア帯域幅を修正したとき、前記ユーザ機器により、前記基地局の修正された補助情報、前記キャリア帯域幅が修正された後の前記ユーザ機器の受信能力、および前記ユーザ機器の関心に従って、前記基地局に前記MBMS関心指示を報告するステップ
を含み、
前記ユーザ機器が前記基地局から前記修正されたMBMS補助情報を受信したとき、前記修正されたMBMS補助情報は、前記基地局によってサポートされる変更されたMBMS周波数を含む、サービス指示メッセージを報告するための方法。
【請求項2】
前記ユーザ機器により、前記基地局にMBMS関心指示を報告する前記ステップが、
前記ユーザ機器により、前記基地局によって送られたMBMS関心指示要求メッセージを受信するステップと、
前記ユーザ機器により、前記MBMS関心指示要求メッセージに従って、前記基地局に前記MBMS関心指示を報告するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ機器の関心を引く前記MBMSサービスが終了するとき、前記ユーザ機器により、前記基地局にMBMS関心指示を報告する前記ステップが、
前記ユーザ機器により、前記ユーザ機器の関心を引く別のMBMSサービスが、将来削除されるMBMS周波数上で搬送されるかどうかを判定するステップであって、前記将来削除されるMBMS周波数が、終了する前記MBMSサービスが搬送されたMBMS周波数である、ステップと、
前記ユーザ機器の関心を引く他のMBMSサービスが、前記将来削除されるMBMS周波数上で搬送されないとき、前記ユーザ機器により、前記MBMS関心指示を形成するために、元のMBMS関心指示から前記将来削除されるMBMS周波数、または前記将来削除されるMBMS周波数および前記MBMSサービス識別子を削除するステップであって、前記MBMSサービスが終了することが、前記MBMSサービスのサービス持続時間がユーザサービス記述USD内の前記MBMSサービスのサービス持続時間を超えることを意味する、ステップと、
前記ユーザ機器により、前記基地局に前記MBMS関心指示を報告するステップと
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
ユーザ機器のキャリア構成が変更されたときに、基地局にMBMS関心指示を報告するように構成された送信機
を備えるユーザ機器であって、
前記MBMS関心指示が、前記ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、または前記ユーザ機器によって選択された前記MBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含み、
前記基地局がユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅、ユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅、または、前記ユーザ機器のMBMSキャリア帯域幅を修正したとき、前記基地局の修正された補助情報、前記キャリア帯域幅が修正された後の前記ユーザ機器の受信能力、および前記ユーザ機器の関心に従って、前記基地局に前記MBMS関心指示を報告するように、前記送信機がさらに構成されており、
前記ユーザ機器が前記基地局から前記修正されたMBMS補助情報を受信したとき、前記修正されたMBMS補助情報は、前記基地局によってサポートされる変更されたMBMS周波数を含む、ユーザ機器。
【請求項5】
前記送信機が具体的に、
前記基地局によって送られたMBMS関心指示要求メッセージを受信することと、
前記MBMS関心指示要求メッセージに従って前記基地局に前記MBMS関心指示を報告することと
を行うように構成された、請求項4に記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記ユーザ機器の関心を引く前記MBMSサービスが終了するとき、前記ユーザ機器がさらに、
前記ユーザ機器の関心を引く別のMBMSサービスが、将来削除されるMBMS周波数上で搬送されるかどうかを判定することであって、前記将来削除されるMBMS周波数が、終了する前記MBMSサービスが搬送されたMBMS周波数である、判定することと、
前記ユーザ機器の関心を引く他のMBMSサービスが、前記将来削除されるMBMS周波数上で搬送されないとき、前記MBMS関心指示を形成するために、元のMBMS関心指示から前記将来削除されるMBMS周波数、または前記将来削除されるMBMS周波数および前記MBMSサービス識別子を削除することであって、前記MBMSサービスが終了することが、前記MBMSサービスのサービス持続時間がユーザサービス記述USD内の前記MBMSサービスのサービス持続時間を超えることを意味する、削除することと、
を行うように構成され、
前記送信機がさらに、
前記基地局に前記MBMS関心指示を報告すること
を行うように構成された、請求項4または5に記載のユーザ機器。
【請求項7】
マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス、MBMS、関心指示を報告するための方法であって、
ユーザ機器のキャリア構成が変更されたときに、前記ユーザ機器によって報告された前記MBMS関心指示を、基地局によって、取得するステップであって、前記MBMS関心指示は、前記ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、または前記ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む、ステップと、
前記基地局によって、前記MBMS関心指示に従って前記ユーザ機器においてMBMSハンドオーバを実行するステップであって、前記MBMSハンドオーバは、前記MBMS周波数が位置するセルに前記ユーザ機器をハンドオーバすることである、ステップと、
を含み、
前記方法は、さらに、
前記基地局がユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅、ユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅、または、前記ユーザ機器のMBMSキャリア帯域幅を修正したとき、前記基地局によって、前記基地局の補助情報と、前記キャリア帯域幅が修正された後の前記ユーザ機器の受信能力と、前記ユーザ機器の関心と、に従って前記ユーザ機器によって報告された前記MBMS関心指示を取得するステップ
を含み、
前記ユーザ機器が前記基地局から前記修正されたMBMS補助情報を受信したとき、前記修正されたMBMS補助情報は、前記基地局によってサポートされる変更されたMBMS周波数を含む、方法。
【請求項8】
ユーザ機器のキャリア構成が変更されたときに、前記ユーザ機器によって報知されたマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス、MBMS、関心指示を取得するように構成された受信機であって、前記MBMS関心指示が、前記ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、または前記ユーザ機器によって選択された前記MBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む、受信機と、
前記MBMS関心指示に従って前記ユーザ機器においてMBMSハンドオーバを実行するように構成されたプロセッサであって、前記MBMSハンドオーバは、前記MBMS周波数が位置するセルに前記ユーザ機器をハンドオーバすることである、プロセッサと、
を備える基地局であって、
前記受信機は、
前記基地局がユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅、ユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅、または、前記ユーザ機器のMBMSキャリア帯域幅を修正したとき、前記基地局の修正された補助情報と、前記キャリア帯域幅が修正された後の前記ユーザ機器の受信能力と、前記ユーザ機器の関心と、に従って前記ユーザ機器によって報告された前記MBMS関心指示を取得する、
ようにさらに構成されており、
前記ユーザ機器が前記基地局から前記修正されたMBMS補助情報を受信したとき、前記修正されたMBMS補助情報は、前記基地局によってサポートされる変更されたMBMS周波数を含む、基地局。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、サービス指示メッセージを報告するための方法、装置、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、マルチメディアブロードキャスト/マルチキャスト(Multimedia Broadcast Multicast Service、略してMBMS)サービスは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)システムに広く適用されている。ブロードキャスト/マルチキャストサービスの同じサービスデータは、ブロードキャストすることによって1つまたは複数のセル内のすべてのユーザに送ることができ、それによってシグナリングのオーバーヘッドをなくす。ユーザは、ブロードキャスト/マルチキャストサービスセンタ(Broadcast Multicast Service Center、略してBM-SC)を使用することによって、ユーザサービス記述(User Service Description、略してUSD)を取得し、USDは、ユーザによって選択することができる、MBMSサービスの開始時刻(start time)、サービス持続時間(duration)、およびMBMSサービスエリア識別子リスト(MBMS SAI list)、ならびにMBMSサービスがブロードキャストされる1つまたは複数の周波数を含む。MBMSサービスエリア識別子リストは、MBMSサービスのブロードキャスト範囲を示すために使用される。
【0003】
現在、ユーザ機器によるMBMSサービスの受入れの継続性および正確性を実現するために、MBMSサービスの継続性を保証するための解決策が当業界で緊急に必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、MBMSサービスの継続性を保証し、MBMSハンドオーバの確度を向上することができる、サービス指示メッセージを報告するための方法、装置、およびシステムを提供する。
【0005】
一態様によれば、本発明の一実施形態は、
基地局により、以下の5つのシナリオのうちの少なくとも1つのシナリオにおいて、ユーザ機器によって報告されたブロードキャスト/マルチキャストサービスのMBMS関心指示を取得するステップであって、MBMS関心指示が、ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、またはユーザ機器によって選択されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む、ステップと、
基地局により、MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行するステップであって、MBMSハンドオーバが、MBMS周波数が位置するセルにユーザ機器をハンドオーバすることである、ステップと
を含む、サービス指示メッセージを報告するための方法を提供し、
5つのシナリオは、ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するときと、ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中およびハンドオーバが完了した後と、ユーザ機器の無線リソース制御プロトコルRRCが基地局に対して再確立されるときと、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するときと、ユーザ機器のキャリア構成が修正されるときとを含み、
MBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含む。
【0006】
別の態様によれば、本発明の一実施形態は、
ユーザ機器により、以下の5つのシナリオのうちの少なくとも1つのシナリオにおいて、基地局にMBMS関心指示を報告するステップ
を含む、サービス指示メッセージを報告するための方法をさらに提供し、
5つのシナリオは、ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するときと、ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中およびハンドオーバが完了した後と、ユーザ機器の無線リソース制御プロトコルRRCが基地局に対して再確立されるときと、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するときと、ユーザ機器のキャリア構成が修正されるときとを含み、
MBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含み、MBMS関心指示は、ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、またはユーザ機器によって選択されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0007】
別の態様によれば、本発明の一実施形態は、
以下の5つのシナリオのうちの少なくとも1つのシナリオにおいて、ユーザ機器によって報告されたブロードキャスト/マルチキャストサービスのMBMS関心指示を取得するように構成された受信機であって、MBMS関心指示が、ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、またはユーザ機器によって選択されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む、受信機と、
MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行するように構成されたプロセッサであって、MBMSハンドオーバが、MBMS周波数が位置するセルにユーザ機器をハンドオーバすることである、プロセッサと
を含む基地局をさらに提供し、
5つのシナリオは、ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するときと、ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中およびハンドオーバが完了した後と、ユーザ機器の無線リソース制御プロトコルRRCが基地局に対して再確立されるときと、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するときと、ユーザ機器のキャリア構成が修正されるときとを含み、
MBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含む。
【0008】
別の態様によれば、本発明の一実施形態は、
以下の5つのシナリオのうちの少なくとも1つのシナリオにおいて、基地局にMBMS関心指示を報告するように構成された送信機
を含むユーザ機器をさらに提供し、
5つのシナリオは、ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するときと、ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中およびハンドオーバが完了した後と、ユーザ機器の無線リソース制御プロトコルRRCが基地局に対して再確立されるときと、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するときと、ユーザ機器のキャリア構成が修正されるときとを含み、
MBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含み、MBMS関心指示は、ユーザ機器によって選択されたMBMS周波数、またはユーザ機器によって選択されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0009】
別の態様によれば、本発明の一実施形態は、
上述された基地局とユーザ機器と
を含む、サービス指示メッセージを報告するためのシステムをさらに提供する。
【0010】
本発明の実施形態によって提供される、サービス指示メッセージを報告するための方法、装置、およびシステムによれば、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0011】
本発明の実施形態または従来技術における技術的解決策をより明確に記載するために、実施形態または従来技術を記載するために必要な添付図面が以下で簡単に紹介される。見掛け上、以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎず、当業者は、創造的な努力なしに、これらの添付図面から他の図面をさらに引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態による、サービス指示メッセージを報告するための方法のフローチャートである。
図2】本発明の別の実施形態による、サービス指示メッセージを報告するための方法のフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態による、サービス指示メッセージを報告するための別の方法のフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態による、サービス指示メッセージを報告するためのさらに別の方法のフローチャートである。
図5】本発明のさらに別の実施形態による、サービス指示メッセージを報告するための方法のフローチャートである。
図6】本発明のさらに別の実施形態による、サービス指示メッセージを報告するための方法のフローチャートである。
図7】本発明の一実施形態による、サービス指示メッセージを報告するための別の方法のフローチャートである。
図8】本発明の一実施形態による、サービス指示メッセージを報告するためのさらに別の方法のフローチャートである。
図9】本発明の一実施形態による、基地局の概略構造図である。
図10】本発明の一実施形態による、ユーザ機器の概略構造図である。
図11】本発明の一実施形態による、サービス指示メッセージを報告するためのシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態における添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決策が以下で明確かつ完全に記載される。見掛け上、記載される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、実施形態の一部であるにすぎない。本発明の実施形態に基づいて、創造的な努力なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るものとする。
【0014】
MBMSサービスをサポートする基地局とMBMSサービスをサポートするユーザ機器とを含むMBMSネットワークでは、USDは、ユーザによって選択することができる、MBMSサービスのサービス開始時刻(start time)、サービス持続時間(duration)、およびMBMSサービスエリア識別子リスト(MBMS SAI list)、ならびにMBMSサービスがブロードキャストされるMBMS周波数を含む。ユーザ機器は、USDから、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスのMBMSサービス識別子およびMBMS周波数を取得し、次いで、それらをユーザ機器が属する基地局のMBMS補助情報と比較し、MBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含む。場合によっては、MBMSサービスが以下の3つの条件を同時に満たすとき、ユーザ機器はMBMSサービスを受信することができる:ユーザ機器の関心を引き、ユーザ機器がMBMSサービスのMBMS周波数を受信することが可能であり、基地局がMBMSサービスのMBMS周波数をサポートする。
【0015】
本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するための方法を開示する。図1に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0016】
101:基地局は、以下の5つのシナリオのうちの任意のシナリオにおいて、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を取得する。
【0017】
MBMS関心指示(MBMS Interest Indication)は、ユーザ機器によって報告されたMBMS周波数を含むか、またはMBMS関心指示(MBMS Interest Indication)は、ユーザ機器によって報告されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0018】
5つのシナリオは以下を含む。
(1)基地局のMBMS補助情報が修正されるとき。
たとえば、基地局は、操業、運営および保守(Operation, Administration and Maintenance、略してOAM)システムまたは隣接セルによって修正されたMBMS補助情報を受信することができる。
(2)ユーザ機器が新しい基地局にハンドオーバされるプロセス中。
(3)ユーザ機器の無線リソース制御プロトコル(Radio Resource Control、略してRRC)が基地局に対して再確立されるとき。
(4)ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するとき。
(5)ユーザ機器のキャリア構成が修正されるとき。
たとえば、基地局は、ユーザ機器の受信無線周波チェーン(RF chain)とユーザ機器の1次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、ユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器の2次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、およびユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器のMBMSキャリアとの間の接続関係を修正する。
【0019】
基地局のMBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含む。上述されたように、MBMSサービスが以下の3つの条件を同時に満たすとき、ユーザ機器はMBMSサービスを受信することができる。(A)ユーザ機器の関心を引き、(B)ユーザ機器がMBMSサービスのMBMS周波数を受信することが可能であり、(C)基地局がMBMSサービスのMBMS周波数をサポートする。すなわち、MBMS関心指示内でユーザ機器によって報告されたMBMS周波数は、同時に、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMS周波数、ユーザ機器が受信することが可能なMBMS周波数、および基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数でなければならない。ユーザ機器の関心を引く(または、以下でユーザ機器の関心を引くMBMS周波数として表される)MBMSサービスは、ユーザ機器向けにカスタマイズされたMBMSサービスであるか、またはユーザによって設定され、ユーザが受けると予想されるMBMSサービスである。ユーザ機器向けにカスタマイズされたMBMSサービスは、ユーザ機器向けに事業者によって事前にカスタマイズされたMBMSサービスであり得る。たとえば、事業者Aのユーザ機器の場合、事業者AのMBMSサービスは、事業者Aのユーザ機器の関心を引くMBMSサービスであり、事業者BのMBMSサービスは、事業者Aのユーザ機器の関心を引かないMBMSサービスである。ユーザによって設定され、ユーザが受けると予想されるMBMSサービスは、ユーザ機器によって受信され、個人的な好みに従ってユーザによって選択されたMBMSサービスであり得る。ユーザ機器の受信能力に影響を及ぼす要因には、限定はしないが、ユーザ機器によって受信することができるMBMS周波数の範囲、電力増幅機能、電力増幅均等化機能、およびベースバンド処理機能が含まれる。本発明の次の実施形態における、ユーザの関心を引くMBMSサービスおよびユーザ機器によって受信することができるMBMSサービスの定義については、以下で繰り返し記載されない上記の対応する定義を参照されたい。
【0020】
上記の5つのシナリオのうちの任意のシナリオが発生したとき、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲は、変更される場合がある。具体的には、シナリオ(1)では、MBMS補助情報が修正された後、MBMS補助情報内の基地局によってサポートされるMBMS周波数の範囲は変更され、このことは、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における対応する変更につながる。シナリオ(2)およびシナリオ(3)では、ユーザ機器がハンドオーバされたか、もしくはRRCが再確立された新しい基地局によってサポートされるMBMS周波数の範囲(すなわち、MBMS補助情報)は、ハンドオーバもしくはRRC再確立の前にユーザ機器が属していた(以下ではソース基地局と呼ばれる)基地局によってサポートされるMBMS周波数の範囲(すなわち、MBMS補助情報)とは異なる場合があるか、またはソース基地局がMBMSサービスをサポートせず、このことは、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における対応する変更につながる場合がある。加えて、新しい基地局にユーザ機器がハンドオーバされたか、またはRRCが再確立された後、ユーザ機器が新しい基地局のセルに接続される周波数も変更される場合があり、このことは、ユーザ機器によって受信することができるMBMS周波数の範囲(すなわち、ユーザ機器の受信能力)における対応する変更につながる場合があり、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における対応する変更につながる場合もある。シナリオ(4)およびシナリオ(5)では、ユーザ機器のキャリア設定が修正されるか、または、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了したのでユーザ機器の関心を引くMBMS周波数が削除される必要があるとき、ユーザ機器によって受信することができるMBMS周波数の範囲(すなわち、ユーザ機器の受信能力)が変更され、このことは、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における対応する変更につながる。
【0021】
ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における変更には、MBMS補助情報内の基地局によってサポートされるMBMS周波数の数における増加または減少、およびユーザ機器によって受信することができるMBMS周波数の数における増加または減少が含まれる。基地局によってサポートされる(またはユーザ機器によって受信することができる)MBMS周波数が追加されたとき、MBMSハンドオーバが元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対して実行された場合、ユーザ機器は、新しく追加されたMBMS周波数上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない。基地局によってサポートされる(またはユーザ機器によって受信することができる)いくつかのMBMS周波数が削除されたとき、削除されたMBMS周波数が元のMBMS関心指示に含まれている場合、MBMSハンドオーバが元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対して実行され、このことは、MBMSハンドオーバエラーにつながる(すなわち、削除されたMBMS周波数が位置するセルへのMBMSハンドオーバはユーザ機器に対して実行することができないか、または削除されたMBMS周波数に従って無関係のセルへのMBMSハンドオーバがユーザ機器に対して実行される)。したがって、上記の5つのシナリオでは、元のMBMS関心指示は無効であり、ユーザ機器は、再びMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0022】
上記の5つのシナリオの発生は、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における変更のための十分条件ではないことに留意されたい。たとえば、シナリオ(2)またはシナリオ(3)では、ソース基地局のMBMS補助情報が新しい基地局のMBMS補助情報と同じであり、ユーザ機器の受信能力がハンドオーバまたはRRC再確立の後変更されないままである場合、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲は、変更されないままである。しかしながら、このことは、上記の5つのシナリオにおいて、ユーザ機器によって再びMBMS関心指示を報告することには影響を及ぼさない。すなわち、上記の5つのシナリオにおいて、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されないままであるとき、ステップ101が実行される場合もある。
【0023】
102:基地局は、MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行する。
【0024】
シナリオ(2)におけるハンドオーバとは異なり、このステップでは、MBMSハンドオーバは、MBMS関心指示内のMBMS周波数が位置するセルにユーザ機器をハンドオーバすることであり、その結果、ユーザ機器は、対応するセル内でユーザ機器の関心を引くMBMSサービスを受信する。
【0025】
ユーザ機器がユニキャストサービスおよびMBMSサービスを受信するとき、ユーザ機器がMBMSサービスを優先的に受信することを保証するために、基地局は、ユーザ機器の関心を引くMBMS周波数が位置するセルへのMBMSハンドオーバをユーザ機器に対して優先的に実行する。
【0026】
本発明の実施形態では、基地局は、MBMSサービスをサポートする基地局であり、様々なシナリオでは、基地局は、ユーザ機器によってアクセスされる基地局であり、ユーザ機器がハンドオーバされるか、またはRRCが再確立される新しい基地局でもある。
【0027】
LTEシステムでは、基地局がMBMSサービスの継続性をサポートする場合、MBMS補助情報は、ユーザ機器が位置するセルのシステム情報内でブロードキャストされ、MBMS補助情報は、MBMSサービスの継続性をサポートするセルおよびすべての隣接セル内でブロードキャストすることができる、MBMSサービスのMBMSサービスエリア識別子および周波数を含む。RRC接続状態にあるユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子およびサービス使用周波数を求めてUSDを検索し、見出されたMBMSサービス識別子およびサービス使用周波数をMBMS補助情報と比較して、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスをローカルセルまたは隣接セルの中で受信することができるかどうかを判定する。ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスをローカルセルまたは隣接セルの中で受信することができる場合、ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスの周波数を基地局に報告し、その結果、基地局は、ユーザ機器がユーザ機器の関心を引くMBMSサービスを継続して受信することを保証するために、ハンドオーバ判定の間、MBMS周波数が位置するセルへのユーザ機器のMBMSハンドオーバを優先する。一般に、ユーザ機器がRRC接続状態に入ったか、またはユーザがユーザ機器の関心を引くMBMSサービスを修正したとき、ユーザ機器は、基地局にMBMS関心指示を送り、ユーザの関心を引き、受信することができるMBMSサービスの周波数は、MBMS関心指示内で搬送される。
【0028】
MBMS補助情報内のMBMSサービス周波数のタイプまたは数における変更が、ユーザによって選択することができる周波数の数における変更につながるとき、またはユーザ機器の受信能力における変更が、ユーザ機器によって受信することができるMBMSサービス周波数における変更につながるとき、ユーザ機器は、新しいMBMS関心指示を修正せず、報告もしない。基地局はまだ、元のMBMS関心指示内のMBMSサービス周波数に従って、ユーザ機器向けのMBMSハンドオーバポリシーを選択し、このことは、MBMSハンドオーバエラーにつながる。
【0029】
本発明の実施形態によって提供される、サービス指示メッセージを報告するための方法によれば、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0030】
さらに、本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するための方法をさらに提供する。方法は、図1における方法実施形態のさらなる拡張である。上記のシナリオ(1)からシナリオ(5)について、本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するための5つの方法を提供する。
【0031】
(1)ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するシナリオでは、図2に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0032】
201:基地局は、ユーザ機器にシステム情報修正通知および修正されたMBMS補助情報を送る。
【0033】
基地局は、ページング(paging)メッセージを使用することによって、ユーザ機器にシステム情報修正通知を送り、システム情報修正通知は、基地局のMBMS補助情報が修正されたことをユーザ機器に知らせるために使用される。
【0034】
OAMシステムまたは隣接セルは、基地局のシステム情報内のMBMS補助情報を修正し、基地局によってサポートされるいくつかのMBMS周波数をMBMS補助情報に追加するか、またはMBMS補助情報から削除することができる。基地局のMBMS補助情報が修正された後、基地局は、ページング(paging)メッセージを使用することによって、ユーザ機器にシステム情報修正通知を送る。
【0035】
202:修正されたMBMS補助情報がユーザ機器によって報告されていないMBMS周波数を含むとき、基地局は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送る。
【0036】
基地局は、記憶されたユーザ機器の元のMBMS関心指示および修正されたMBMS補助情報に従って、修正されたMBMS補助情報がユーザ機器によって報告されていないMBMS周波数を含むかどうかを判定する。元のMBMS関心指示は、基地局のMBMS補助情報が修正される前にユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示であり、報告されたMBMS周波数は、1回または複数回ユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示に含まれる元のMBMS周波数すべてを指す。
【0037】
MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用される。
【0038】
203:基地局は、修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信する。
【0039】
ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、修正されたMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0040】
204:基地局は、MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行する。
【0041】
(2)ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中、図3に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0042】
301:ハンドオーバの準備中、基地局は、ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求を受信する。
【0043】
基地局は、ソース基地局を除く新しい基地局である。
【0044】
302:ユーザ機器が基地局にハンドオーバされた後、基地局は、ユーザ機器に基地局のMBMS補助情報を送る。
【0045】
303:基地局は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送る。
【0046】
MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用される。
【0047】
ソース基地局がMBMSサービスをサポートしない基地局であるとき、ステップ303が実行される。
【0048】
ソース基地局がMBMSサービスをサポートする基地局であるとき、具体的には、
(1)ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求がユーザ機器の元のMBMS関心指示を搬送しないとき、ステップ303が実行され、元のMBMS関心指示は、ソース基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従ってハンドオーバ前にユーザ機器によってソース基地局に報告されたMBMS関心指示であり、ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求は、少なくとも2つの条件でユーザ機器の元のMBMS関心指示を搬送しない:(a)ソース基地局はユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示を受信していない、
(b)ソース基地局は、ユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示を受信したが、ハンドオーバ要求に元のMBMS関心指示を追加しない、
(2)ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求がユーザ機器の元のMBMS関心指示を搬送し、新しい基地局のMBMS補助情報内の少なくとも1つのMBMS周波数が元のMBMS関心指示から除外されたとき、ステップ303が実行される。
【0049】
たとえば、新しい基地局のMBMS補助情報が3つの周波数f1、f2、およびf3を含み、元のMBMS関心指示が2つの周波数f1およびf2を含む。元のMBMS関心指示からf3が除外されているので、新しい基地局はステップ303を実行する。
【0050】
元のMBMS関心指示に含まれ、新しい基地局のMBMS補助情報から除外されたMBMS周波数は、条件(2)において考慮されないことに留意されたい。たとえば、元のMBMS関心指示は、4つのMBMS周波数f1、f2、f3、およびf4を含む。f4が新しい基地局のMBMS補助情報から除外されても、元のMBMS関心指示はf1、f2、およびf3を含み、新しい基地局はステップ303を実行しない。
【0051】
304:基地局は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信する。
【0052】
ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、新しい基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0053】
305:基地局は、MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行する。
【0054】
(3)ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるシナリオでは、図4に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0055】
401:ユーザ機器がRRC再確立を完了した後、基地局は、ユーザ機器に基地局のMBMS補助情報を送る。
【0056】
基地局は、ソース基地局を除く新しい基地局である。
【0057】
402:基地局は、検索を用いて、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示が記憶されているかどうかを判定する。
【0058】
ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示は、ソース基地局内のユーザ機器によって報告され、ソース基地局によって送られたMBMS関心指示である。
【0059】
403:基地局がユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を記憶していないとき、基地局は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送る。
【0060】
MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用される。
【0061】
404:基地局は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信する。
【0062】
ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、新しい基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0063】
405:基地局は、MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行する。
【0064】
(4)ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するシナリオでは、基地局は、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信し、MBMS関心指示は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示である。
【0065】
ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するセッションがMBMS制御チャネル(MBMS Control Channel、略してMCCH)から削除され、MBMSサービスのサービス持続時間がUSDに記述されたMBMSサービスのサービス持続時間を超えたことをユーザ機器が見出したとき、ユーザ機器はMBMSサービスが終了したと判断する。ユーザ機器はさらに、ユーザ機器の関心を引く別のMBMSサービスが、MBMSサービスが搬送されたMBMS周波数(将来削除されるMBMS周波数)上で搬送されるかどうかを判定する。ユーザ機器の関心を引く他のMBMSサービスがMBMS周波数上で搬送されない場合、ユーザ機器は、新しいMBMS関心指示を形成するために、元のMBMS関心指示から将来削除されるMBMS周波数を削除するか、または元のMBMS関心指示から将来削除されるMBMS周波数および終了するMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子を削除し、次いで、ユーザ機器は基地局に新しいMBMS関心指示を報告し、基地局は新しいMBMS関心指示を受信する。
【0066】
(5)ユーザ機器のキャリア構成が修正されるシナリオでは、キャリア構成を修正する3つの方式に関して、本発明の実施形態は、基地局がMBMS関心指示を取得する以下の3つの方式を個別に提供する。
【0067】
(A)基地局がユーザ機器の2次コンポーネントキャリアを削除したとき、2次コンポーネントキャリアに接続された受信無線周波チェーンはMBMSキャリアに接続することができ、その結果、ユーザ機器の受信能力は改善され、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができる。たとえば、ユーザ機器は、2つの受信無線周波チェーンc1およびc2を有し、c1は、セルのユニキャスト1次コンポーネントキャリアに接続するために使用され、c2は、セルのユニキャスト2次コンポーネントキャリアに接続するために使用される。ユーザ機器がc2からユニキャスト2次コンポーネントキャリアを削除したとき、c2はMBMSキャリアに接続するために使用することができ、ユーザ機器は、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができる。この場合、ユーザ機器は、基地局のMBMS補助情報、2次コンポーネントキャリアが削除された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0068】
(B)基地局がユーザ機器の2次コンポーネントキャリアを追加したとき、MBMSキャリアに接続された受信無線周波チェーンは、2次コンポーネントキャリアに接続する必要がある。したがって、ユーザ機器の受信能力が減退し、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない。たとえば、ユーザ機器は、2つの受信無線周波チェーンc1およびc2を有し、c1は、セルのユニキャスト1次コンポーネントキャリアに接続するために使用され、c2は、MBMSキャリアに接続するために使用される。ユーザ機器がc2にユニキャスト2次コンポーネントキャリアを追加した後、c2はMBMSキャリアに接続するために使用することができず、ユーザ機器は、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない。この場合、ユーザ機器は、基地局のMBMS補助情報、2次コンポーネントキャリアが追加された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0069】
(C)基地局がユーザ機器のキャリア帯域幅を修正(増大または減少)したとき、MBMSキャリア上で搬送することができるMBMS周波数の範囲が変更され、このことは、MBMS周波数を受信するユーザ機器の受信能力における変更につながる。この場合、ユーザ機器は、基地局のMBMS補助情報、キャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0070】
ユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅を修正することと、ユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅を修正することと、MBMSキャリア帯域幅を修正することとを含む、基地局がユーザ機器のキャリア帯域幅を修正する3つの修正方式が存在する。ユーザ機器の合計帯域幅は変更されないままであるので、ユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅およびユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅の修正は、MBMSキャリア帯域幅における変更にもつながり、それによってユーザ機器の受信能力を変更する。
【0071】
ユーザ機器が基地局のMBMS補助情報に従って基地局にMBMS関心指示を報告する、キャリア構成を修正する上記の3つの方式(A)、(B)および(C)では、2次コンポーネントキャリアが削除された、2次コンポーネントキャリアが追加された、またはキャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心は、具体的に、ユーザ機器が、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、2次コンポーネントキャリアが削除された、2次コンポーネントキャリアが追加された、またはキャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索することである。
【0072】
本発明の実施形態の応用シナリオでは、ユーザ機器の受信能力に従って4つのMBMS周波数f1、f2、f3、およびf4を受信することができ、基地局の元のMBMS補助情報は、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3を含み、ユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示は、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3を含む。基地局のMBMS補助情報が3つのMBMS周波数f2、f3、およびf4を含むように修正されたとき、ユーザ機器によって報告された新しいMBMS関心指示は、3つのMBMS周波数f2、f3、およびf4のみを含み、(修正されたMBMS補助情報がf1をサポートしないので)f1が新しいMBMS関心指示から削除され、(修正されたMBMS補助情報がf4をサポートすることができるので)f4が新しいMBMS関心指示に追加される。基地局は、元のMBMS関心指示内のf1に従って誤ったセルへのMBMSハンドオーバをユーザ機器に対して実行することはせず、ユーザ機器はさらに、f4上で搬送されるMBMSサービスを選択することができる。
【0073】
本発明の実施形態の別の応用シナリオでは、ユーザ機器は、MBMSサービスをサポートしないソース基地局からMBMSサービスをサポートする新しい基地局にハンドオーバされ、新しい基地局のMBMS補助情報は、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3を含み、ユーザ機器の受信能力は、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3を受信することを含み、このように、ハンドオーバ前のケースと比較して、ユーザ機器は3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3上のMBMSサービスを選択することができる。
【0074】
本発明の実施形態のさらに別の応用シナリオでは、基地局のMBMS補助情報は、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3を含み、ユーザ機器の受信能力は、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3を受信する元の能力から、2つのMBMS周波数f2およびf3のみを受信する能力に変更される。この場合、新しく報告されたMBMS関心指示はf1を除外し、このことは、基地局が元のMBMS関心指示に従ってf1が位置するセルへのMBMSハンドオーバをユーザ機器に対して実行し、結果としてユーザ機器がf1上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない問題を回避することができる。
【0075】
本発明の実施形態のさらに別の応用シナリオでは、ユーザ機器のRRCが再確立される前後に、ソース基地局と新しい基地局の両方がMBMSサービスをサポートし、ソース基地局のMBMS補助情報と新しい基地局のMBMS補助情報の両方が3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3をサポートし、3つのMBMS周波数f1、f2、およびf3は、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができ、ユーザ機器の受信能力は、RRCの再確立の前後で変更されないままである。ユーザ機器のRRCが新しい基地局に対して再確立された後、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲は変更されないままであるが、ユーザ機器はまた、MBMS関心指示を新しい基地局に再び報告し、新しく報告されたMBMS関心指示に含まれるMBMS周波数が変更されるかどうかは、応用シナリオでは限定されない。
【0076】
本発明の実施形態では、上記の5つのシナリオでユーザ機器が基地局にMBMS関心指示を報告する実装方式が、個別に記載されている。さらに、上記の5つのシナリオのうちの少なくとも2つのシナリオが発生したとき、実装形態は、上記の実装方式に従って、かつ少なくとも2つのシナリオの一連の発生と組み合わせて実行される場合がある。たとえば、ユーザ機器のRRCが新しい基地局に対して再確立された後、ユーザ機器は、新しい基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、MBMS関心指示を報告する。MBMS関心指示が報告された後、新しい基地局のMBMS補助情報が修正され、次いで、ユーザ機器は、新しい基地局の修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、新しい基地局にMBMS関心指示を再び報告する。代替として、RRCが新しい基地局に対して再確立された後、ユーザ機器は一時的にMBMS関心指示を報告せず、新しい基地局のMBMS補助情報が修正された後、ユーザ機器は、新しい基地局の修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、新しい基地局にMBMS関心指示を直接報告する。本発明の実施形態では、上記の5つのシナリオの中の複数のシナリオの並べ替えおよび組合せに基づく実装方式は、1つずつ詳細には記載されない。
【0077】
本発明の実施形態では、基地局は、MBMSサービスをサポートする基地局であり、様々なシナリオでは、基地局は、ユーザ機器によってアクセスされる基地局であり、ユーザ機器がハンドオーバされるか、またはRRCが再確立される新しい基地局でもある。
【0078】
本発明の実施形態によって提供される、サービス指示メッセージを報告するための方法によれば、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0079】
本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するための方法を提供する。図5に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0080】
501:以下の5つのシナリオのうちの任意のシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0081】
MBMS関心指示は、ユーザ機器によって報告されたMBMS周波数を含むか、またはユーザ機器によって報告されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0082】
5つのシナリオは以下を含む。
(1)基地局のMBMS補助情報が修正されるとき。
たとえば、基地局は、OAMシステムまたは隣接セルによって修正されたMBMS補助情報を受信することができる。
(2)ユーザ機器が新しい基地局にハンドオーバされるプロセス中。
(3)ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるとき。
(4)ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するとき。
(5)ユーザ機器のキャリア構成が修正されるとき。
たとえば、基地局は、ユーザ機器の受信無線周波チェーン(RF chain)とユーザ機器の1次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、ユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器の2次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、およびユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器のMBMSキャリアとの間の接続関係を修正する。
【0083】
基地局のMBMS補助情報は、基地局によってサポートされるMBMS周波数を含む。上記の5つのシナリオのうちの任意のシナリオが発生したとき、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲は、変更される場合がある。ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における変更には、MBMS補助情報内の基地局によってサポートされるMBMS周波数の数における増加または減少、およびユーザ機器によって受信することができるMBMS周波数の数における増加または減少が含まれる。基地局によってサポートされる(またはユーザ機器によって受信することができる)MBMS周波数が追加されたとき、MBMSハンドオーバが元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対して実行された場合、ユーザ機器は、新しく追加されたMBMS周波数上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない。基地局によってサポートされる(またはユーザ機器によって受信することができる)いくつかのMBMS周波数が削除されたとき、削除されたMBMS周波数が元のMBMS関心指示に含まれている場合、MBMSハンドオーバが元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対して実行され、このことは、MBMSハンドオーバエラーにつながる(すなわち、削除されたMBMS周波数が位置するセルへのMBMSハンドオーバはユーザ機器に対して実行することができないか、または削除されたMBMS周波数に従って無関係のセルへのMBMSハンドオーバがユーザ機器に対して実行される)。したがって、上記の5つのシナリオでは、元のMBMS関心指示は無効であり、ユーザ機器は、MBMS関心指示を再び報告する必要がある。
【0084】
上記の5つのシナリオの発生は、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲における変更のための十分条件ではないことに留意されたい。たとえば、シナリオ(2)またはシナリオ(3)では、ソース基地局のMBMS補助情報が新しい基地局のMBMS補助情報と同じであり、ユーザ機器の受信能力がハンドオーバまたはRRC再確立の後変更されないままである場合、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲は、変更されないままである。しかしながら、このことは、上記の5つのシナリオにおいて、ユーザ機器によってMBMS関心指示を再び報告することには影響を及ぼさない。すなわち、上記の5つのシナリオにおいて、ユーザ機器によって選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されないままであるとき、ステップ501が実行される場合もある。
【0085】
ユーザ機器が基地局にMBMS関心指示を報告した後、基地局は、MBMS関心指示に従ってユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行する。
【0086】
シナリオ(2)におけるハンドオーバとは異なり、このステップでは、MBMSハンドオーバは、MBMS関心指示内のMBMS周波数が位置するセルにユーザ機器をハンドオーバすることであり、その結果、ユーザ機器は、対応するセル内でユーザ機器の関心を引くMBMSサービスを受信する。ユーザ機器がユニキャストサービスおよびMBMSサービスを受信するとき、ユーザ機器がMBMSサービスを優先的に受信することができるように、ユーザ機器の関心を引くMBMS周波数が位置するセルへのMBMSハンドオーバが、ユーザ機器に対して優先的に実行される。
【0087】
本発明の実施形態によって提供される、サービス指示メッセージを報告するための方法によれば、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0088】
さらに、本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するための方法をさらに提供する。方法は、図5における方法のさらなる拡張である。上記のシナリオ(1)からシナリオ(5)について、本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するための5つの方法を提供する。
【0089】
(1)ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するシナリオでは、図6に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0090】
601:ユーザ機器は、基地局によって送られたシステム情報修正通知および修正されたMBMS補助情報を受信する。
【0091】
ユーザ機器は、ページングメッセージを使用することによって、システム情報修正通知を受信し、システム情報修正通知は、基地局のMBMS補助情報が修正されたことをユーザ機器に知らせるために使用される。
【0092】
602:ユーザ機器は、修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0093】
ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、修正されたMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0094】
(2)ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるシナリオでは、図7に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0095】
701:ユーザ機器が基地局にハンドオーバされた後、ユーザ機器は、基地局によって送られたMBMS補助情報を受信する。
【0096】
MBMS補助情報は、ユーザ機器がハンドオーバされた基地局のMBMS補助情報であり、基地局は、ソース基地局を除く基地局である。ソース基地局は、ハンドオーバの前にユーザ機器によってアクセスされた基地局である。
【0097】
702:ユーザ機器は、基地局によって送られたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0098】
ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、新しい基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0099】
(3)ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるシナリオでは、図8に示されるように、方法は以下のステップを含む。
【0100】
801:ユーザ機器がRRC再確立を完了した後、ユーザ機器は、基地局によって送られたMBMS補助情報を受信する。
【0101】
MBMS補助情報は、RRC再確立の後ユーザ機器によってアクセスされた基地局のMBMS補助情報であり、基地局は、ソース基地局を除く基地局である。ソース基地局は、RRC再確立の前にユーザ機器によってアクセスされた基地局である。
【0102】
802:ユーザ機器は、基地局によって送られたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0103】
ユーザ機器は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、新しい基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0104】
場合によっては、図6から図8に示されたシナリオでは、ステップ602、ステップ702、およびステップ802の置き換えとして、ユーザ機器はさらに、基地局によって送られたMBMS関心指示要求メッセージを受信する場合があり、MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用され、ユーザ機器は、MBMS関心指示要求メッセージに従って基地局にMBMS関心指示を送る。
【0105】
(4)ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するシナリオでは、ユーザ機器は、基地局にMBMS関心指示を報告し、MBMS関心指示は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示である。
【0106】
具体的には、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するセッションがMCCHから削除され、MBMSサービスのサービス持続時間がUSDに記述されたMBMSサービスのサービス持続時間を超えたことをユーザ機器が見出したとき、ユーザ機器はMBMSサービスが終了したと判断する。ユーザ機器はさらに、ユーザ機器の関心を引く別のMBMSサービスが、MBMSサービスが搬送されたMBMS周波数(将来削除されるMBMS周波数)上で搬送されるかどうかを判定する。ユーザ機器の関心を引く他のMBMSサービスがMBMS周波数上で搬送されない場合、ユーザ機器は、新しいMBMS関心指示を形成するために、元のMBMS関心指示から将来削除されるMBMS周波数を削除するか、または元のMBMS関心指示から将来削除されるMBMS周波数および終了するMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子を削除し、次いで、ユーザ機器は基地局に新しいMBMS関心指示を報告し、基地局は新しいMBMS関心指示を受信する。
【0107】
(5)ユーザ機器のキャリア構成が修正されるシナリオでは、キャリア構成を修正する3つの方式に関して、本発明の実施形態は、基地局がMBMS関心指示を取得する以下の3つの方式を個別に提供する。
【0108】
(A)基地局がユーザ機器の2次コンポーネントキャリアを削除したとき、2次コンポーネントキャリアに接続された受信無線周波チェーンはMBMSキャリアに接続することができ、その結果、ユーザ機器の受信能力は改善され、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができる。たとえば、ユーザ機器は、2つの受信無線周波チェーンc1およびc2を有し、c1は、セルのユニキャスト1次コンポーネントキャリアに接続するために使用され、c2は、セルのユニキャスト2次コンポーネントキャリアに接続するために使用される。ユーザ機器がc2からユニキャスト2次コンポーネントキャリアを削除したとき、c2はMBMSキャリアに接続するために使用することができ、ユーザ機器は、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができる。この場合、ユーザ機器は、基地局のMBMS補助情報、2次コンポーネントキャリアが削除された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0109】
(B)基地局がユーザ機器の2次コンポーネントキャリアを追加したとき、MBMSキャリアに接続された受信無線周波チェーンは、2次コンポーネントキャリアに接続する必要がある。したがって、ユーザ機器の受信能力が減退し、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない。たとえば、ユーザ機器は、2つの受信無線周波チェーンc1およびc2を有し、c1は、セルのユニキャスト1次コンポーネントキャリアに接続するために使用され、c2は、MBMSキャリアに接続するために使用される。ユーザ機器がc2にユニキャスト2次コンポーネントキャリアを追加したとき、c2はMBMSキャリアに接続するために使用することができず、ユーザ機器は、MBMSキャリア上で搬送されるMBMSサービスを受信することができない。この場合、ユーザ機器は、基地局のMBMS補助情報、2次コンポーネントキャリアが追加された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0110】
(C)基地局がユーザ機器のキャリア帯域幅を修正(増大または減少)したとき、MBMSキャリア上で搬送することができるMBMS周波数の範囲は変更され、このことは、MBMS周波数を受信するユーザ機器の受信能力における変更につながる。この場合、ユーザ機器は、基地局のMBMS補助情報、キャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する必要がある。
【0111】
ユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅を修正することと、ユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅を修正することと、MBMSキャリア帯域幅を修正することとを含む、基地局がユーザ機器のキャリア帯域幅を修正する3つの修正方式が存在する。ユーザ機器の合計帯域幅は変更されないままであるので、ユニキャスト1次コンポーネントキャリア帯域幅およびユニキャスト2次コンポーネントキャリア帯域幅の修正は、MBMSキャリア帯域幅における変更にもつながり、それによってユーザ機器の受信能力を変更する。
【0112】
ユーザ機器が基地局のMBMS補助情報に従って基地局にMBMS関心指示を報告する、キャリア構成を修正する上記の3つの方式(A)、(B)および(C)では、2次コンポーネントキャリアが削除された、2次コンポーネントキャリアが追加された、またはキャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心は、具体的に、ユーザ機器が、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数を求めてUSDを検索し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、2次コンポーネントキャリアが削除された、2次コンポーネントキャリアが追加された、またはキャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索することである。
【0113】
上記の実施形態が適用可能な応用シナリオは、本発明のこの実施形態にも適用可能である。詳細は、本明細書では再び記載されない上記の応用シナリオを参照されたい。
【0114】
さらに、上記の5つのシナリオのうちの少なくとも2つのシナリオが発生したとき、実装形態は、上記の実装方式に従って、かつ少なくとも2つのシナリオの一連の発生と組み合わせて実行される場合がある。たとえば、ユーザ機器のRRCが新しい基地局に対して再確立された後、ユーザ機器は、新しい基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、MBMS関心指示を報告する。MBMS関心指示が報告された後、新しい基地局のMBMS補助情報が修正され、次いで、ユーザ機器は、新しい基地局の修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、新しい基地局にMBMS関心指示を再び報告する。代替として、RRCが新しい基地局に対して再確立された後、ユーザ機器は一時的にMBMS関心指示を報告せず、新しい基地局のMBMS補助情報が修正された後、ユーザ機器は、新しい基地局の修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、新しい基地局にMBMS関心指示を直接報告する。本発明の実施形態では、上記の5つのシナリオの中の複数のシナリオの並べ替えおよび組合せに基づく実装方式は、1つずつ詳細には記載されない。
【0115】
本発明の実施形態によって提供される、サービス指示メッセージを報告するための方法によれば、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0116】
本発明の一実施形態は基地局を提供し、基地局はMBMSサービスの継続性をサポートする。図9に示されるように、基地局は受信機91とプロセッサ92とを含む。
【0117】
受信機91は、以下の5つのシナリオのうちの任意のシナリオにおいて、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を取得するように構成される
【0118】
MBMS関心指示は、ユーザ機器によって報告されたMBMS周波数を含むか、またはユーザ機器によって報告されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0119】
5つのシナリオは以下を含む。
(1)基地局のMBMS補助情報が修正されるとき。
たとえば、基地局は、OAMシステムまたは隣接セルによって修正されたMBMS補助情報を受信することができる。
(2)ユーザ機器が新しい基地局にハンドオーバされるプロセス中。
(3)ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるとき。
(4)ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するとき。
(5)ユーザ機器のキャリア構成が修正されるとき。
たとえば、基地局は、ユーザ機器の受信無線周波チェーン(RF chain)とユーザ機器の1次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、ユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器の2次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、およびユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器のMBMSキャリアとの間の接続関係を修正する。
【0120】
プロセッサ92は、MBMS関心指示に従って、ユーザ機器に対するMBMSハンドオーバを実行するように構成される。
【0121】
シナリオ(2)におけるハンドオーバとは異なり、本発明の実施形態では、MBMSハンドオーバは、MBMS関心指示内のMBMS周波数が位置するセルにユーザ機器をハンドオーバすることであり、その結果、ユーザ機器は、対応するセル内でユーザ機器の関心を引くMBMSサービスを受信する。
【0122】
ユーザ機器がユニキャストサービスおよびMBMSサービスを受信するとき、ユーザ機器がMBMSサービスを優先的に受信することができることを保証するために、プロセッサ92は、ユーザ機器の関心を引くMBMS周波数が位置するセルへのMBMSハンドオーバをユーザ機器に対して優先的に実行する。
【0123】
さらに、ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するシナリオでは、受信機91は具体的に、
ユーザ機器にシステム情報修正通知および修正されたMBMS補助情報を送るように構成される。
【0124】
受信機91は、ページングメッセージを使用することによって、ユーザ機器にシステム情報修正通知を送り、システム情報修正通知は、基地局のMBMS補助情報が修正されたことをユーザ機器に知らせるために使用される。
【0125】
OAMシステムまたは隣接セルは、基地局のシステム情報内のMBMS補助情報を修正し、基地局によってサポートされるいくつかのMBMS周波数をMBMS補助情報に追加するか、またはMBMS補助情報から削除することができる。基地局のMBMS補助情報が修正された後、基地局は、ページングメッセージを使用することによって、ユーザ機器にシステム情報修正通知を送る。
【0126】
修正されたMBMS補助情報がユーザ機器によって報告されていないMBMS周波数を含むとき、受信機91は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送る。
【0127】
受信機91は、記憶されたユーザ機器の元のMBMS関心指示および修正されたMBMS補助情報に従って、修正されたMBMS補助情報がユーザ機器によって報告されていないMBMS周波数を含むかどうかを判定する。元のMBMS関心指示は、基地局のMBMS補助情報が修正される前にユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示であり、報告されたMBMS周波数は、1回または複数回ユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示に含まれる元のMBMS周波数すべてを指す。
【0128】
MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用される。
【0129】
受信機91は、修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信する。
【0130】
さらに、ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中、受信機91は具体的に以下のように構成される。
ハンドオーバの準備中、受信機91は、ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求を受信し、基地局は、ソース基地局を除く新しい基地局である。
【0131】
ユーザ機器が基地局にハンドオーバされた後、受信機91は、ユーザ機器に基地局のMBMS補助情報を送る。
【0132】
受信機91は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送り、MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用される。
【0133】
ソース基地局がMBMSサービスをサポートしない基地局であるとき、受信機91は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送る。
【0134】
ソース基地局がMBMSサービスをサポートする基地局であるとき、具体的には、
(1)ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求がユーザ機器の元のMBMS関心指示を搬送しないとき、受信機91はユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送り、元のMBMS関心指示は、ソース基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従ってハンドオーバ前にユーザ機器によってソース基地局に報告されたMBMS関心指示であり、ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求は、少なくとも2つの条件でユーザ機器の元のMBMS関心指示を搬送しない。
(a)ソース基地局は、ユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示を受信していない。
(b)ソース基地局は、ユーザ機器によって報告された元のMBMS関心指示を受信しているが、ハンドオーバ要求に元のMBMS関心指示を追加しない。
(2)ソース基地局によって送られたハンドオーバ要求がユーザ機器の元のMBMS関心指示を搬送し、新しい基地局のMBMS補助情報内の少なくとも1つのMBMS周波数が元のMBMS関心指示から除外されたとき、受信機91は、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送る。
【0135】
受信機91は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信する。
【0136】
さらに、ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるシナリオでは、受信機91は具体的に以下のように構成される。
ユーザ機器がRRC再確立を完了した後、受信機91は、ユーザ機器に基地局のMBMS補助情報を送る。
【0137】
受信機91は、検索を用いて、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示が記憶されているかどうかを判定する。受信機91は、基地局がユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を記憶していないとき、ユーザ機器にMBMS関心指示要求メッセージを送り、MBMS関心指示要求メッセージは、MBMS関心指示を報告するようにユーザ機器に要求するために使用される。
【0138】
受信機91は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信する。
【0139】
さらに、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了する、かつ/またはユーザ機器のキャリア構成が修正されるシナリオでは、受信機91は具体的に以下のように構成される。
受信機91は、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示を受信し、MBMS関心指示は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、ユーザ機器によって報告されたMBMS関心指示である。
【0140】
本発明の実施形態では、基地局は、MBMSサービスをサポートする基地局であり、様々なシナリオでは、基地局は、ユーザ機器によってアクセスされる基地局であり、ユーザ機器がハンドオーバされるか、またはRRCが再確立される新しい基地局でもある。
【0141】
本発明の実施形態によって提供される基地局は、上記の方法実施形態における基地局のアクションを実行することができ、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0142】
本発明の実施形態はユーザ記器を提供する。図10に示されるように、ユーザ機器は、以下の5つのシナリオのうちの任意のシナリオにおいて、基地局にMBMS関心指示を報告するように構成された送信機1001を含む。
【0143】
MBMS関心指示は、ユーザ機器によって報告されたMBMS周波数を含むか、またはユーザ機器によって報告されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0144】
5つのシナリオは以下を含む。
(1)基地局のMBMS補助情報が修正されるとき。
たとえば、基地局は、OAMシステムまたは隣接セルによって修正されたMBMS補助情報を受信することができる。
(2)ユーザ機器が新しい基地局にハンドオーバされるプロセス中。
(3)ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるとき。
(4)ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するとき。
(5)ユーザ機器のキャリア構成が修正されるとき。
たとえば、基地局は、ユーザ機器の受信無線周波チェーン(RF chain)とユーザ機器の1次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、ユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器の2次コンポーネントキャリアとの間の接続関係、およびユーザ機器の受信RFチェーンとユーザ機器のMBMSキャリアとの間の接続関係を修正する。
【0145】
さらに、ユーザ機器が修正されたMBMS補助情報を受信するシナリオでは、送信機1001は具体的に以下のように構成される。
送信機1001は、ページングメッセージを使用することによって、システム情報修正通知を受信し、システム情報修正通知は、基地局のMBMS補助情報が修正されたことをユーザ機器に知らせるために使用される。
【0146】
送信機1001は、修正されたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0147】
送信機1001は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数をUSDから選択し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、修正されたMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0148】
さらに、ユーザ機器がソース基地局から基地局にハンドオーバされるプロセス中、送信機1001は具体的に以下のように構成される。
ユーザ機器が基地局にハンドオーバされた後、送信機1001は、基地局によって送られたMBMS補助情報を受信し、MBMS補助情報は、ユーザ機器がハンドオーバされた基地局のMBMS補助情報であり、基地局は、ソース基地局を除く基地局であり、ソース基地局は、ハンドオーバの前にユーザ機器によってアクセスされた基地局である。
【0149】
送信機1001は、基地局によって送られたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0150】
送信機1001は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数をUSDから選択し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、新しい基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0151】
さらに、ユーザ機器のRRCが基地局に対して再確立されるシナリオでは、送信機1001は具体的に以下のように構成される。
ユーザ機器がRRC再確立を完了した後、送信機1001は、基地局によって送られたMBMS補助情報を受信し、MBMS補助情報は、RRC再確立の後にユーザ機器によってアクセスされる基地局のMBMS補助情報であり、基地局は、ソース基地局を除く基地局であり、ソース基地局は、RRC再確立の前にユーザ機器によってアクセスされた基地局である。
【0152】
送信機1001は、基地局によって送られたMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0153】
送信機1001は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数をUSDから選択し、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、新しい基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0154】
さらに、送信機1001は、
基地局によって送られたMBMS関心指示要求メッセージを受信することと、
MBMS関心指示要求メッセージに従って基地局にMBMS関心指示を報告することと
を行うようにさらに構成される。
【0155】
さらに、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了するシナリオでは、送信機1001は具体的に以下のように構成される。
送信機1001は、基地局にMBMS関心指示を報告し、MBMS関心指示は、基地局のMBMS補助情報、ユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、送信機1001によって報告されたMBMS関心指示である。
【0156】
具体的には、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するセッションがMCCHから削除され、MBMSサービスのサービス持続時間がUSDに記述されたMBMSサービスのサービス持続時間を超えたことを送信機1001が見出したとき、送信機1001はMBMSサービスが終了したと判断する。送信機1001はさらに、ユーザ機器の関心を引く別のMBMSサービスが、MBMSサービスが搬送されたMBMS周波数(将来削除されるMBMS周波数)上で搬送されるかどうかを判定する。ユーザ機器の関心を引く他のMBMSサービスがMBMS周波数上で搬送されない場合、送信機1001は、新しいMBMS関心指示を形成するために、元のMBMS関心指示から将来削除されるMBMS周波数を削除するか、または元のMBMS関心指示から将来削除されるMBMS周波数および終了するMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子を削除し、次いで、送信機1001は基地局に新しいMBMS関心指示を報告し、基地局は新しいMBMS関心指示を受信する。
【0157】
さらに、ユーザ機器のキャリア構成が修正されるシナリオでは、送信機1001は具体的に以下のように構成される。
基地局がユーザ機器の2次コンポーネントキャリアを削除または追加したとき、送信機1001は、基地局のMBMS補助情報、2次コンポーネントキャリアが削除または追加された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0158】
基地局がユーザ機器のキャリア帯域幅を修正したとき、送信機1001は、基地局のMBMS補助情報、キャリア帯域幅が修正された後のユーザ機器の受信能力、およびユーザ機器の関心に従って、基地局にMBMS関心指示を報告する。
【0159】
MBMS関心指示を報告するプロセス中、送信機1001は、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスに対応するMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数をUSDから選択し、2次コンポーネントキャリアが削除された、2次コンポーネントキャリアが追加された、またはキャリア帯域幅が修正された後、選択されたMBMSサービス識別子および/またはMBMS周波数から、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに選択し、次いで、MBMS関心指示を取得するために、基地局のMBMS補助情報に含まれるMBMS周波数を求めて、ユーザ機器の受信能力に従って受信することができるMBMS周波数をさらに検索する。
【0160】
本発明の実施形態によって提供されるユーザ機器は、上記の方法実施形態におけるユーザ機器のアクションを実行することができ、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、関心を引かれたMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0161】
本発明の一実施形態は、サービス指示メッセージを報告するためのシステムを提供する。図11に示されるように、システムは基地局1101とユーザ機器1102とを含み、
基地局1101は、以下の5つのシナリオのうちの少なくとも1つのシナリオにおいて、ユーザ機器1102によって報告されたMBMS関心指示を取得するように構成され、
基地局1101は、MBMS関心指示に従ってユーザ機器1102に対するMBMSハンドオーバを実行し、MBMSハンドオーバは、MBMS周波数が位置するセルにユーザ機器1102をハンドオーバすることである。
【0162】
ユーザ機器1102は、以下の5つのシナリオのうちの少なくとも1つのシナリオにおいて、基地局1101にMBMS関心指示を報告するように構成され、5つのシナリオは、ユーザ機器1102が修正されたMBMS補助情報を受信するときと、ユーザ機器1102がソース基地局から基地局1101にハンドオーバされるプロセス中と、ユーザ機器1102の無線リソース制御プロトコルRRCが基地局1101に対して再確立されるときと、ユーザ機器1102の関心を引くMBMSサービスが終了するときと、ユーザ機器1102のキャリア構成が修正されるときとを含む。
【0163】
MBMS補助情報は、基地局1101によってサポートされるMBMS周波数を含み、MBMS関心指示は、ユーザ機器1102によって選択されたMBMS周波数、またはユーザ機器1102によって選択されたMBMS周波数およびMBMSサービス識別子を含む。
【0164】
本発明の実施形態では、基地局1101はMBMSサービスをサポートする基地局であり、ユーザ機器1102はMBMSサービスをサポートするユーザ機器である。様々なシナリオでは、基地局1101は、ユーザ機器によってアクセスされた基地局であり、ユーザ機器1102がハンドオーバされるか、またはRRCが再確立される新しい基地局でもある。
【0165】
本発明の実施形態によって提供される、サービス指示メッセージを報告するためのシステムによれば、MBMS補助情報が修正され、ハンドオーバが実行され、RRC再確立が実行され、ユーザ機器の関心を引くMBMSサービスが終了し、かつキャリア構成が修正されるシナリオにおいて、ユーザ機器は基地局にMBMS関心指示を報告することができ、したがって、上記のシナリオにおいて、選択することができるMBMS周波数の範囲が変更されたとき、基地局が元のMBMS関心指示に従ってユーザ機器に対する不正なMBMSハンドオーバを実行することを回避することができ、MBMSサービスの継続性を保証することができる。
【0166】
便利かつ短い説明のために、上記の機能モジュールが説明の例として分割されることは、当業者には明確に理解されよう。実際の適用例では、上記の機能は、様々な機能モジュールに割り振り、要件に従って実装することができ、すなわち、装置の内部構造は、上述された機能の全部または一部を実装するために、様々な機能モジュールに分割される。上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについて、上記の方法実施形態における対応するプロセスを参照することができ、詳細は本明細書で再び記載されない。
【0167】
本出願によって提供されたいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方式で実装できることを理解されたい。たとえば、記載された装置実施形態は例にすぎない。たとえば、モジュール分割またはユニット分割は、論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であり得る。たとえば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムと組み合わされるか、または統合される場合があり、いくつかの特徴は、無視されるか、または実行されない場合がある。加えて、表示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装される場合がある。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装される場合がある。
【0168】
別々の部品として記載されたユニットは、物理的に分かれていてもいなくてもよく、ユニットとして表示された部品は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの場所に位置していてもよいし、または複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成する実際の必要性に従って選択される場合がある。
【0169】
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されていてもよく、またはユニットの各々は、物理的に単独で存在していてもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェアの機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0170】
統合されたユニットがソフトウェアの機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される場合がある。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する一部、または技術的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装される場合がある。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスまたはプロセッサ(processor)に、本発明の実施形態に記載された方法のステップの全部または一部を実行するように命令するための、いくつかの命令を含む。上記の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体が含まれる。
【0171】
上記の説明は本発明の特定の実装方式にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明で開示された技術的範囲内で当業者によって容易に考え出される任意の変形または交換は、本発明の保護範囲に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0172】
91 受信機
92 プロセッサ
1001 送信機
1101 基地局
1102 ユーザ機器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11