(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の特定手段は、電子チラシから読み取られたレイアウト、カラーイメージ、販売業者もしくは販売業者の店舗の名称、又は販売業者のロゴマークの少なくとも一つを、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている電子チラシのレイアウト、カラーイメージ、電子チラシに表記される販売業者もしくは販売業者の店舗の名称、又は販売業者のロゴマークの少なくとも一つと対比して、販売業者又は販売業者の店舗を特定すること
を特徴とする請求項1記載のチラシ特売情報収集サーバ。
前記第2の特定手段は、電子チラシから読み取られた特売商品に関する販売情報と販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている取扱商品の販売情報における、商品画像、商品名及び商品規格、販売価格の少なくともいずれかが一致すると判断される所定の条件に合致することを条件として、特売商品として扱われている商品を識別する商品コードを特定すること
を特徴とする請求項1又は2記載のチラシ特売情報収集サーバ。
前記格納手段には、前記第1の特定手段により特定された販売業者を識別する業者コード及び販売業者の店舗を識別する店舗コードと、電子チラシから読み取られた特売商品の販売価格及び前記販売価格が適用される期間を少なくとも含む特売情報が、各々の商品コードと関連づけて格納されること
を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のチラシ特売情報収集サーバ。
前記格納手段に格納された特売情報を、前記特売情報に対応する特売商品を販売する販売業者の店舗の位置情報が、特売情報の配信を要求するユーザに関連する位置情報と所定の条件に合致するユーザに配信する配信手段を備えること
を特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のチラシ特売情報収集サーバ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうした発明において利用される電子チラシに掲載される特売商品に関する情報は、商品の販売業者等が各々の情報を登録する(特許文献1の段落0041−0043等)、あるいは、商品の販売業者等のサーバから受信する(特許文献2の段落0042等)といった方法で収集することとすればよいが、実際の運用においては次のような課題が生じる。
【0006】
電子チラシに掲載されている各々の特売商品に関する情報を、販売業者等のオペレータが目視で確認しながら、電子チラシに関する情報を蓄積するサーバにテキストデータとして入力する方法によるならば、正確な情報を収集することは期待できるものの、オペレータによる入力作業には限界があり、収集対象となる電子チラシの範囲が制限されてしまいやすい。
【0007】
こうしたデータの入力作業を効率化するために、電子チラシを対象に画像認識処理を実行して、電子チラシに掲載された特売商品に関する情報を自動的に識別する方法が考えられるが、電子チラシにおける様々な情報のレイアウト、各々の商品名や商品規格の表記方法、税込・税別等の販売価格の表記方法は、電子チラシを発行している販売業者や店舗によって様々であり、正確な情報の特定を行うことは、画像認識処理の精度を向上させても極めて困難な状況となっている。
【0008】
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、電子チラシ等に掲載されている特売情報を、効率的かつ正確に収集することが可能な、チラシ特売情報収集サーバ、チラシ特売情報収集装置及びチラシ特売情報の収集方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の課題を解決するチラシ特売情報収集サーバは、電子チラシに掲載されている特売情報を収集するチラシ特売情報収集サーバであって、インターネットに接続されたWebサーバから、特売商品に関する販売情報が掲載された電子チラシを収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された電子チラシを発行している販売業者及び販売業者の店舗を特定する第1の特定手段と、前記第1の特定手段により販売業者及び販売業者の店舗が特定された電子チラシから読み取られた特売商品毎の特売商品に関する販売情報を、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている取扱商品の販売情報と対比して、各々の特売商品として扱われている商品を識別する一又は二以上の商品コードを特定する第2の特定手段と、前記第2の特定手段により商品コードが特定された特売商品について、前記第1の特定手段により特定された販売業者及び販売業者の店舗に関する情報と、前記電子チラシから読み取られた前記特売商品の販売価格を含む特売情報を、前記商品コードと関連づけて格納する格納手段と、を備えることを特徴とするチラシ特売情報収集サーバである。
【0010】
以上のように構成される本発明では、特売商品の商品名と商品規格、販売価格や商品画像等の特売商品に関する販売情報が掲載された電子チラシをインターネット上で収集し、各々の電子チラシを発行している販売業者と販売業者の店舗を特定した上で、電子チラシから読み取られた情報を販売業者又は販売業者の店舗毎に登録された情報と対比することによって、販売業者や販売業者の店舗によって商品名の表記方法や販売価格の表記方法等が異なる場合にも、特売の対象商品を正確に特定することが可能となっている。尚、本発明における販売業者とは、厳密に法人単位で特定されるものではなく、例えば、同一の法人が異なるブランドで複数の店舗を展開している場合には、店舗のブランド単位で販売業者を識別することとしてもよい。
【0011】
また、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバは、前記第1の特定手段は、電子チラシから読み取られたレイアウト、カラーイメージ、販売業者もしくは販売業者の店舗の名称、又は販売業者のロゴマークの少なくとも一つを、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている電子チラシのレイアウト、カラーイメージ、電子チラシに表記される販売業者もしくは販売業者の店舗の名称、又は販売業者のロゴマークの少なくとも一つと対比して、販売業者又は販売業者の店舗を特定することを特徴とすることもできる。
【0012】
このように、本発明では、電子チラシに掲載されている様々な情報のレイアウトや、電子チラシ全体の色調やレイアウトにおける各部の配色等のカラーイメージ、電子チラシに表記されている販売業者の名称やロゴマークによって、販売業者や販売業者の店舗を特定することが可能である。
【0013】
また、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバは、前記第2の特定手段は、電子チラシから読み取られた特売商品に関する販売情報と販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている取扱商品の販売情報における、商品画像、商品名及び商品規格、販売価格の少なくともいずれかが一致すると判断される所定の条件に合致することを条件として、特売商品として扱われている商品を識別する商品コードを特定することを特徴とすることもできる。
【0014】
このように、本発明では、電子チラシから読み取られた特売商品に関する販売情報のうち、特売商品の商品画像や商品名及び商品規格が、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている情報と一致する、あるいは、特売商品の販売価格が、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている商品の販売価格帯等の販売価格に関する情報に一致すると判断される所定の条件に合致することによって、特売商品として扱われている商品を識別する商品コードを特定することが可能である。
【0015】
また、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバは、前記格納手段には、前記第1の特定手段により特定された販売業者を識別する業者コード及び販売業者の店舗を識別する店舗コードと、電子チラシから読み取られた特売商品の販売価格及び前記販売価格が適用される期間を少なくとも含む特売情報が、各々の商品コードと関連づけて格納されることを特徴とすることもできる。
【0016】
このように、特売商品を販売している販売業者とその店舗を識別する情報とあわせて、特売情報として特売商品の販売価格及び前記販売価格が適用される期間を格納しておけば、特売商品に関する情報を求めている顧客のニーズに合致した、有益な情報を提供することができる。尚、販売価格が適用される期間については、電子チラシに掲載されている特売商品共通で適用される情報を電子チラシから読み取って格納することとしてもよいし、電子チラシに掲載されている各々の特売商品に適用される情報を電子チラシの各々の特売商品に関する販売情報から読み取って格納することとしてもよい。
【0017】
また、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバは、前記格納手段に格納された特売情報を、前記特売情報に対応する特売商品を販売する販売業者の店舗の位置情報が、特売情報の配信を要求するユーザに関連する位置情報と所定の条件に合致するユーザに配信する配信手段を備えることを特徴とすることもできる。
【0018】
このように構成すると、販売業者にとっては、特売商品を販売する店舗の近隣に居住している顧客や現在店舗の近くにいる顧客に対して特売情報を配信できるとともに、顧客にとっては、居住地や現在地等の近隣にある店舗に対象を絞り込んで、特売情報の配信を受けることが可能になる。
【0019】
本発明の課題を解決するチラシ特売情報収集装置は、チラシに掲載されている特売情報を電子化して収集するチラシ特売情報収集装置であって、特売商品に関する販売情報が掲載された紙媒体のチラシをスキャンした画像ファイルを、電子チラシとして受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた電子チラシを発行している販売業者及び販売業者の店舗を特定する第1の特定手段と、前記第1の特定手段により販売業者及び販売業者の店舗が特定された電子チラシから読み取られた特売商品毎の特売商品に関する販売情報を、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている取扱商品の販売情報と対比して、各々の特売商品として扱われている商品を識別する一又は二以上の商品コードを特定する第2の特定手段と、前記第2の特定手段により商品コードが特定された特売商品について、前記第1の特定手段により特定された販売業者及び販売業者の店舗に関する情報と、前記電子チラシから読み取られた前記特売商品の販売価格を含む特売情報を、前記商品コードと関連づけて格納する格納手段と、を備えることを特徴とするチラシ特売情報収集装置である。
【0020】
先に説明した本発明に係るチラシ特売情報収集サーバは、特売商品に関する販売情報が掲載された電子チラシをインターネット上で収集するが、本発明に係るチラシ特売情報収集装置では、紙媒体のチラシをスキャンした画像ファイルを電子チラシとして受け付けて、同様の処理を実行する。紙媒体のチラシをスキャンした画像ファイルを、インターネット等のネットワークを介して複数の端末から受け付ける構成としてもよいし、本発明に係るチラシ特売情報収集装置に直接接続されたスキャナから受け付ける構成としてもよい。
【0021】
また、本発明に係るチラシ特売情報収集装置は、先に説明した本発明に係るチラシ特売情報収集サーバの各々の構成に対応する特徴を備えたチラシ特売情報収集装置として特定することもできる。
【0022】
本発明は、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバによって実行されるチラシ特売情報の収集方法として特定することもできる。
【0023】
本発明に係るチラシ特売情報の収集方法は、電子チラシに掲載されている特売情報を収集するサーバによって実行されるチラシ特売情報の収集方法であって、前記サーバが、インターネットに接続されたWebサーバから、特売商品に関する販売情報が掲載された電子チラシを収集する収集ステップと、前記サーバが、前記収集ステップで収集された電子チラシを発行している販売業者及び販売業者の店舗を特定する第1の特定ステップと、前記サーバが、前記第1の特定ステップで販売業者及び販売業者の店舗が特定された電子チラシから読み取られた特売商品毎の特売商品に関する販売情報を、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている取扱商品の販売情報と対比して、各々の特売商品として扱われている商品を識別する一又は二以上の商品コードを特定する第2の特定ステップと、前記サーバが、前記第2の特定ステップで商品コードが特定された特売商品について、前記第1の特定ステップで特定された販売業者及び販売業者の店舗に関する情報と、前記電子チラシから読み取られた前記特売商品の販売価格を含む特売情報を、前記商品コードと関連づけて格納する格納手段に登録する登録ステップと、を有することを特徴とするチラシ特売情報の収集方法である。
【0024】
また、本発明に係るチラシ特売情報の収集方法は、先に説明した本発明に係るチラシ特売情報収集サーバの各々の構成によって実行されるチラシ特売情報の収集方法として特定することもできる。
【0025】
本発明は、本発明に係るチラシ特売情報収集装置によって実行される、チラシ特売情報の収集方法として特定することもできる。
【0026】
本発明に係るチラシ特売情報の収集方法は、チラシに掲載されている特売情報を電子化して収集する装置によって実行されるチラシ特売情報の収集方法であって、前記装置が、特売商品に関する販売情報が掲載された紙媒体のチラシをスキャンした画像ファイルを、電子チラシとして受け付ける受付ステップと、前記装置が、前記受付ステップで受け付けられた電子チラシを発行している販売業者及び販売業者の店舗を特定する第1の特定ステップと、前記装置が、前記第1の特定ステップで販売業者及び販売業者の店舗が特定された電子チラシから読み取られた特売商品毎の特売商品に関する販売情報を、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録されている取扱商品の販売情報と対比して、各々の特売商品として扱われている商品を識別する一又は二以上の商品コードを特定する第2の特定ステップと、前記装置が、前記第2の特定ステップで商品コードが特定された特売商品について、前記第1の特定ステップで特定された販売業者及び販売業者の店舗に関する情報と、前記電子チラシから読み取られた前記特売商品の販売価格を含む特売情報を、前記商品コードと関連づけて格納する格納手段に登録する登録ステップと、を有することを特徴とするチラシ特売情報の収集方法である。
【0027】
また、本発明に係るチラシ特売情報の収集方法は、先に説明した本発明に係るチラシ特売情報収集サーバの各々の構成に対応する特徴を備えたチラシ特売情報収集装置よって実行される、チラシ特売情報の収集方法として特定することもできる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によると、電子チラシにおける様々な情報のレイアウト、電子チラシに掲載されている商品名と商品規格の表記方法や、税込・税別等の販売価格の表記方法が販売業者毎に多様となっている現状においても、電子チラシ等に掲載されている特売商品に関する販売情報を効率的かつ正確に収集して、顧客に提供することが可能になる。
【0029】
これによって、多くの小売業者の店舗等で扱われている特売商品に関する販売情報の顧客への周知が促進されるので、小売店等を運営する販売業者の販売力強化に資するとともに、顧客は特売情報の収集力が強化されて、商取引の活性化に貢献することが期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は、本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明はここに示した実施形態に限定されるものではない。
【0032】
図1は、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバの実施形態の一例を示している。本発明に係るチラシ特売情報収集サーバはインターネットに接続されたコンピュータで、一日に一度といった所定のタイミングでチラシ掲載サイトや小売業者のWebサーバにアクセスして、インターネット上に公開されている特売商品に関する販売情報が掲載された電子チラシを収集する。
【0033】
電子チラシを収集したチラシ特売情報収集サーバでは、各々の電子チラシの画像認識処理を実行して、電子チラシから読み取られた情報を、電子チラシを発行している小売業者等の販売業者又は販売業者の店舗毎に、あらかじめ登録されている電子チラシのテンプレートのレイアウトやカラーイメージ、販売業者の名称、ロゴマーク等と照合して、各々の電子チラシを発行している販売業者を特定するとともに、これらの情報の照合や、電子チラシの所定の位置に記載されている店舗の名称等を読み取ることによって、販売業者の店舗を特定する。
【0034】
チラシ特売情報収集サーバには、販売業者又は販売業者の店舗毎に、各々の取扱商品が電子チラシに掲載される際に表記される商品名と商品規格、特売時を含めた商品の販売価格帯等の販売情報が商品情報としてあらかじめ登録されていて、電子チラシから読み取られた各々の特売商品に関する販売情報(特売商品情報)のうち、読み取られた商品名及び商品規格が、特定された販売業者等について登録されている商品情報と一致する、あるいは、読み取られた販売価格が、特定された販売業者等について登録されている商品の販売価格帯等の販売価格に関する商品情報に一致する等の所定の条件に合致する商品を、特売の対象商品と判断して、その商品を識別する商品コードを特定する。
【0035】
尚、電子チラシから読み取られた各々の特売商品情報に商品画像が含まれていれば、商品画像も照合の対象とすることができるので、例えば、販売業者又は販売業者の店舗毎に、各々の取扱商品が電子チラシに掲載される際に用いられる商品画像を登録しておくこととすればよいが、商品画像は販売業者や販売業者の店舗によって大きく相違するものが用いられることは比較的少ないので、販売業者や販売業者の店舗に関わらず、商品コード毎に共通の商品画像を登録しておき、照合に用いることとしてもよい。
【0036】
電子チラシから読み取られた特売商品情報がそれぞれどの商品に関するものか、その商品を識別する商品コードが特定されると、販売業者を識別する業者コードと販売業者の店舗を識別する店舗コード、販売価格とその販売価格が適用される期間を含む特売情報を、特定された商品コードと関連付けて、特売情報を格納するデータベースに登録する。販売価格が適用される期間も電子チラシから読み取られるが、電子チラシに掲載された特売商品全体に適用される期間を読み取って、各々の特売情報に関連付けることとしてもよいし、商品毎、あるいは一部の商品のグループ毎に適用される期間を電子チラシから読み取って、対応する各々の商品の特売情報に関連付けることとしてもよい。
【0037】
データベースに登録された特売情報は、ユーザ端末からチラシ特売情報収集サーバにアクセスして検索することが可能となる他、ユーザの位置情報(居住地等のユーザに関連する位置情報をあらかじめチラシ特売情報収集サーバに登録しておいてもよいし、携帯端末のGPS機能でユーザの現在地に関する情報を取得してもよい)と、業者コード及び店舗コードから特定される位置情報からユーザの近隣の店舗に対象を絞り込んで、絞り込まれた店舗の特売情報を配信することとしてもよい。
【0038】
図2は、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバの構成の一例を示している。
図2においては、チラシ特売情報収集サーバ10が、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバに対応する。
【0039】
チラシ特売情報収集サーバ10は、インターネットに接続された通信機能を有するコンピュータであって、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられ、補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。
【0040】
チラシ特売情報収集サーバ10を構成するコンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではなく、本発明における電子チラシの収集と、電子チラシに掲載された特売情報のデータベースへの登録や配信等の機能の他に、例えば、広告配信等の他の機能が同一のコンピュータに備えられるものであってもよい。本発明に必要な各々の機能は、物理的に一台のコンピュータによって実現されるものであってもよいし、複数のコンピュータを用いて実現されるものであってもよい。
【0041】
チラシ特売情報収集サーバ10の電子チラシ収集部11、電子チラシ画像認識部12、販売業者特定部131、店舗・適用期間特定部132、特売商品情報画像認識部15、特売情報特定部161、特売情報登録部162、特売情報配信部19は、いずれも機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に格納された各部の機能に対応するプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各部に対応する機能が実現される。
【0042】
チラシ特売情報収集サーバ10のチラシテンプレート格納部14、商品情報格納部17、特売情報格納部18には、それぞれHDD等の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は物理的に一台のコンピュータに設けられることを要件とするものではなく、データベースサーバを構成するコンピュータ等を含む複数のコンピュータに設けられるものであってもよい。
【0043】
チラシ掲載サイトサーバ20、小売業者サーバ21、22は、いずれもインターネット上で小売業者等の店舗における特売商品に関する情報が掲載された電子チラシを提供するWebサーバであるが、その物理的な構成は特に限定されるものではない。本発明において電子チラシの収集対象となるWebサーバは、図示したチラシ掲載サイトサーバ20、小売業者サーバ21、22の他にも多数存在することになる。
【0044】
管理者端末30は、チラシ特売情報収集サーバ10の管理者が操作する、チラシ特売情報収集サーバ10へのデータの入出力が可能なコンピュータであるが、その物理的な構成は特に限定されるものではなく、例えば、パーソナルコンピュータを用いることとすればよい。管理者端末30とチラシ特売情報収集サーバ10は、社内LAN等のクローズドネットワークの他、インターネットを介して接続されるものであってもよい。
【0045】
ユーザ端末40−42には、小売業者の店舗の顧客等のユーザが、チラシ特売情報収集サーバ10から特売情報の配信を受けることが可能な、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータ等のネットワーク端末が用いられる。本発明において特売情報が配信されるネットワーク端末は、図示したユーザ端末40−42の他にも多数存在することになる。
【0046】
尚、
図2は、インターネット上で電子チラシを収集する、本発明の第1の実施形態の例を示したものであるが、本発明の第2の実施形態として、紙媒体のチラシをスキャンして電子チラシとして処理するよう構成することも可能である。第2の実施形態では、電子チラシの収集対象となるチラシ掲載サイトサーバ20、小売業者サーバ21、22が、紙媒体のチラシをスキャンして電子チラシとして読み込むスキャナに置換されることになるが、これらのスキャナは、チラシ特売情報収集サーバ10に直接、あるいは、社内LAN等のクローズドネットワークを介して接続されてもよいし、スキャナ機能を備えたネットワーク端末がインターネットを介してチラシ特売情報収集サーバ10に接続されるものであってもよい。
【0047】
以上の構成を前提にして、
図3−10を用いて、本発明に係るチラシ特売情報収集サーバによる処理の流れについて説明する。
【0048】
チラシ特売情報収集サーバ10では、一日に一度といった所定のタイミングで電子チラシ収集部11が起動されて、チラシ掲載サイトサーバ20、小売業者サーバ21、22等から、特売商品に関する販売情報が掲載された最新の電子チラシを収集する。電子チラシ収集部11が電子チラシを収集するタイミングや方法は特に限定されるものではないが、例えば、毎日定時にWebクローラが起動され、所定のURLにアクセスして、所定の期間内に作成又は更新された電子チラシのファイルをダウンロードすることとすればよい。
【0049】
尚、第2の実施形態では、第2の実施形態で電子チラシ収集部11が、インターネット上のWebサーバから電子チラシを定期的に収集する構成に替えて、紙媒体のチラシからスキャナが読み取った画像ファイルを、電子チラシとして受け付ける構成となる。
【0050】
電子チラシ収集部11が収集した電子チラシは、
図3、4のフローチャートに示したフローによって処理されるので、以下、
図3、4のフローチャートに沿って説明する。
【0051】
まず、
図3のフローチャートに示したように、電子チラシ画像認識部12が起動され、電子チラシ収集部11が収集した電子チラシから一の電子チラシを選択して、画像認識処理を実行する(S01)。次に、販売業者特定部131が起動されて、電子チラシを画像認識した情報を、あらかじめ販売業者毎にチラシテンプレート格納部14に格納された電子チラシのテンプレート等の情報と対比して、一致すると判断されたテンプレート等の情報から(S03がYes)、電子チラシを発行している販売業者を特定する(S04)。
【0052】
図5は、電子チラシを発行している販売業者等を特定する方法の具体例を示したものであるが、各々の販売業者についてチラシテンプレート格納部14に格納されている電子チラシのテンプレートには、ロゴマークやセール名、日替りの目玉商品やその他の特売商品等の標準的なレイアウトが指定されているので、画像認識処理により読み取った電子チラシのレイアウトと一致するテンプレートから、販売業者を特定することができる。あるいは、こうしたレイアウトの他に、読み取った電子チラシのカラーイメージ(電子チラシ全体の色調やレイアウトにおける各部の配色等)の、テンプレートとして登録された情報との一致や、画像認識処理により電子チラシから読み取った販売業者の名称やロゴマークの、販売業者毎にチラシテンプレート格納部14等にあらかじめ登録されている販売業者の名称やロゴマークとの一致から、販売業者を特定することとしてもよい。
【0053】
尚、ここでいうテンプレートやカラーイメージ、販売業者の名称やロゴマークの一致とは、厳密なデータの一致までを要求するものではなく、一致すると判断できる所定の条件に合致するものであればよい。
【0054】
次に、店舗・適用期間特定部132が起動されて、特定された販売事業者のチラシテンプレート格納部14に格納された電子チラシのテンプレートを参照しながら、電子チラシを発行している販売業者の店舗と、電子チラシに掲載されている特売商品の販売価格の適用期間を特定する(S05がYes、S06)。
【0055】
図5の例であれば、特定された販売事業者の電子チラシのテンプレートには、電子チラシの標準的なレイアウトにおいて、店舗の名称(店名)が掲載される位置や、特売商品の販売価格の適用期間が掲載される位置が指定されているので、画像認識処理を行った電子チラシにおいてこれらの位置から、文字認識によって読み取られた情報から、販売事業者の店舗の名称や特売商品の販売価格の適用期間を特定することができる。
【0056】
ところで、S03において一致すると判断されるテンプレート等が存在しない場合や(S03がNo)、S05において販売事業者の店舗の名称や特売商品の販売価格の適用期間を特定することができない場合には(S05がNo)、エラー処理として管理者端末30にその旨が通知されることになる。通知を受けた管理者は、対象となる電子チラシを管理者端末30に表示し、目視で確認して、販売業者の特定や、販売事業者の店舗の名称と特売商品の販売価格の適用期間の特定を行い、特定した結果を販売業者特定部131や店舗・適用期間特定部132に入力することとしてもよい。
【0057】
尚、以上は、チラシテンプレート格納部14に販売業者毎の電子チラシのテンプレートが格納されている例を前提にして説明したが、同じ販売業者でも店舗によって電子チラシのレイアウトが相違する場合等には、販売業者の店舗毎に異なる電子チラシのテンプレートをチラシテンプレート格納部14に格納することとしてもよい。その場合は、いずれかのテンプレートとの一致によって、販売業者だけでなく店舗もあわせて特定できることになる。
【0058】
図4のフローチャートに進むと、特売商品情報画像認識部15が起動されて、電子チラシに掲載されている特売商品に関する販売情報(特売商品情報)のうち、一の特売商品情報を対象にして、画像認識処理を実行する(S07)。
図5に示した例であれば、298円で販売される「・・・シャンプー(中)」、78円で販売される「・・・チョコ(各種)」、198円で販売される「*****」等が、一の特売商品情報に該当する。
【0059】
尚、電子チラシのどの位置にある情報を特売商品情報と認識するか、特売商品情報が掲載されている位置の特定については、先に特定された電子チラシのテンプレートを用いることによって、効率的に特定することが可能である。
【0060】
次に、特売情報特定部161が起動されて、特売商品情報を画像認識した情報を、あらかじめ販売業者毎に商品情報格納部17に格納されている取扱商品の商品情報と対比して(S08)、これらの情報が一致すると判断される所定の条件に合致するものがあれば(S09がYes)、特売商品として扱われている商品を識別する商品コード(通常はJANコード)を特定する(S10)。商品コードを特定する処理は、次のように行われる。
【0061】
商品情報格納部17には、販売業者毎に、取扱商品の商品コードに対して、各々の商品コードに対応する商品の商品名と商品規格の他に、商品の画像や、各々の商品を電子チラシに特売商品として掲載する際に表記される商品名と商品規格、各々の商品が特売商品として販売される際を含めた商品の販売価格帯に関する情報を関連づけた商品情報が格納されている。特売情報特定部161では、特売商品情報の画像認識処理を実行して、特売商品情報に含まれる文字認識により、商品名や商品規格の表記と、商品の販売価格を特定し、これらを商品情報格納部17に格納された販売業者の商品情報と対比することによって、特売商品として扱われている商品を識別する商品コードを特定する。
【0062】
図6の右側の表は、商品情報格納部17に格納された販売業者の商品情報の例を示したものであるが、商品コード毎に設けられたレコードに、正式な商品名と商品規格の他に、商品画像(通常はファイルパスやファイル名が登録される)、電子チラシに表記される際の商品名(表記名)と商品規格(表記規格)、特売商品として販売される際を含めた商品の販売価格帯に関する情報が記録されている。尚、正式な商品名と商品規格、商品画像については、販売業者毎ではなく、商品コードに対して共通の情報を登録して用いることとしてもよい。また、販売価格帯に関する情報における販売価格は、販売業者が電子チラシに税込・税別のいずれで販売価格を表記しているかに応じて、税込・税別のいずれであるかを、商品情報格納部17に販売業者毎に登録しておく。
【0063】
尚、商品情報格納部17に格納される販売業者の商品情報は、各々の販売業者の販売実態に合わせて、随時更新するよう構成することが好ましい。例えば、月次で1回といった定期的なタイミングで、それまでに収集した電子チラシから特定した特売情報の解析や、その他にも管理者が対象商品の販売状況を調査することによって、対象商品の追加や削除(例えば、販売が終了した商品や、一定期間内の出現率が閾値を下回った商品を削除の対象とすればよい)、表記名や表記規格、販売価格帯の更新を行うこととすればよい。
【0064】
特売商品の商品コードを特定する方法の具体例として、
図7は、298円で販売される「・・・シャンプー(中)」の特売商品情報から商品コードを特定する例を示しているが、特売商品情報から文字認識によって読み取られた、電子チラシに表記されている「・・・シャンプー」の商品名と「中」の商品規格は、商品コード「45*******0019」のレコードの表記名及び表記規格と一致している。また、特売商品情報から文字認識によって読み取られた、電子チラシに表記されている「298円」という販売価格は、商品コード「45*******0019」のレコードの価格帯「280−350(円)」の範囲に含まれている。
【0065】
以上のように、これらの情報が一致すると判断される条件に合致する商品コード「45*******0019」を、特売商品「・・・シャンプー(中)」の商品を識別する商品コードと特定できることになるが、販売業者によって電子チラシに表記する商品名や商品規格、特売時の販売価格帯は異なることが通常なので、あらかじめこのような情報を販売業者毎に登録して対比する構成としないと、正式な商品名と商品規格や商品の定価等の商品に関する一般的な情報のみからでは、電子チラシに掲載されている特売商品情報がどの商品に関するものかを特定することはできない。
【0066】
図8は、78円で販売される「・・・チョコ(各種)」の特売商品情報から商品コードを特定する例を示しているが、特売商品情報から文字認識によって読み取られた、電子チラシに表記されている「・・・チョコ」の商品名と「各種」の商品規格は、商品コード「45*******1013」「45*******1022」「45*******1031」の3つのレコードの表記名及び表記規格と一致している。また、特売商品情報から文字認識によって読み取られた、電子チラシに表記されている「78円」という販売価格は、商品コード「45*******1013」「45*******1022」「45*******1031」の3つのレコードの価格帯「70−110(円)」の範囲に含まれている。
【0067】
以上のように、これらの情報が一致すると判断される条件に合致する商品コード「45*******1013」「45*******1022」「45*******1031」を、特売商品「・・・チョコ(各種)」の商品を識別する商品コードと特定できることになる。この例では、この販売業者は「・・・チョコ」の「マイルド」「ビター」「ミルク」という、商品コードが異なる3つの商品を、まとめて「各種」と表記することとしているため、あらかじめこのような情報を登録して対比する構成としないと、正式な商品名と商品規格のみからでは、商品コードを正確に特定することができない。
【0068】
尚、ここまでに説明した例では、商品情報格納部17には販売業者毎に商品情報が格納される構成を前提としているが、同じ販売業者でも店舗によって商品名と商品規格の表記や、販売価格帯が異なる場合には、販売業者の店舗毎に商品情報を格納することとしてもよい。この場合、特売商品情報から文字認識によって読み取られた商品名や商品規格の表記と商品の販売価格を、先に特定された販売業者の店舗に対応する商品情報格納部17に格納された商品情報と対比することによって、特売商品として扱われている商品を識別する商品コードを特定することになる。
【0069】
ところで、S09において、特売商品情報の画像認識処理により識別された情報と商品情報格納部17に格納されている商品情報が一致すると判断される所定の条件に合致するものが存在しない場合には(S09がNo)、エラー処理として管理者端末30にその旨が通知されることになる。通知を受けた管理者は、対象となる電子チラシの該当箇所を管理者端末30に表示し、目視で確認して、商品コードの特定を行い、特定した結果を特売情報特定部161に入力することとしてもよい。
【0070】
以上のように特売商品として扱われている商品を識別する商品コードが特定されると、特売情報登録部162が起動されて、特定された商品コードに、先に特定した販売業者とその店舗、特売商品情報から認識された商品の販売価格と、その販売価格が適用される期間を含む特売情報を関連付けて、特売情報格納部18に登録する(S11)。
【0071】
図9と
図10は、特売情報格納部18に格納される特売情報の例を示したものである。特売情報を格納する際のデータ構造は特に限定されるものではなく、
図9の例のように、販売業者の店舗毎に、その業者コードと店舗コードの組合せに対して、電子チラシから読み取られた特売情報を商品コード毎に登録する構成としてもよいし、
図10の例のように、特売情報の登録対象となる商品(これらの商品の商品情報は商品情報格納部17に格納されている)の商品コードに対して、特売情報が検出された販売業者とその店舗、販売価格等に関する情報を登録する構成としてもよい。
【0072】
尚、特売商品の販売価格が適用される期間については、S06で特定された電子チラシ全体に適用される期間が用いられるのが原則となるが、
図7や
図8の例に示した日付等が限定された目玉商品が存在するようなケースでは、特売商品情報からS06で特定された期間内における特定の期間(
図7の例では「26日(土)」、
図8の例では「27日(日)」)に関する情報が認識されるので、ここで認識される期間が電子チラシ全体に適用される期間より優先的に採用されることになる。
【0073】
また、特売情報に含まれる販売価格については、商品情報格納部17に販売業者毎に登録されている電子チラシに表記される販売価格の税込・税別の区分に応じて、電子チラシから読み取った販売価格が税込・税別のいずれに該当するかが指定されるので、特売情報を配信された顧客は、特売商品の販売価格が税込・税別のいずれであるかを認識することができる。
【0074】
続いて、同じ電子チラシに他の特売商品情報がある場合は(S12がYes)、同様の処理によって特売情報を特売情報格納部18に登録するまでの処理(S07−S11)が繰り返されるが、電子チラシに掲載されている全ての特売商品情報に関する処理が終了すると(S12がNo)、電子チラシ収集部11が収集した電子チラシが他にも存在するかを確認する(S13)。電子チラシが他にも存在する場合は(S13がYes)、他の一の電子チラシを対象に同様の処理(S01−S12)が繰り返され、電子チラシ収集部11が収集した全ての電子チラシに関する処理が終了すると(S13がNo)、電子チラシ収集部11の定期的な起動に伴う一連の処理を終了する。
【0075】
特売情報格納部18に格納されている特売情報は、ユーザの希望に応じて、特売情報配信部19からユーザ端末40−42に配信される。ユーザ端末40−42への配信方法は特に限定されるものではなく、例えば、ユーザ端末40−42から、居住地や現在地等のユーザに関する位置情報と、特定の商品又は商品カテゴリーを指定したリクエストが特売情報配信部19に送信されると、特売情報配信部19では、位置情報と商品コード(指定された商品の商品コードや、指定された商品カテゴリーに含まれる商品の商品コード)をキーに特売情報格納部18に格納されている特売情報を検索して、該当する特売情報をユーザ端末40−42に返信することとすればよい。
【0076】
あるいは、ユーザがあらかじめ居住地や勤務地等のユーザに関する位置情報や特定の商品又は商品カテゴリーをチラシ特売情報収集サーバ10に登録しておき、特売情報配信部19を定期的に起動し、位置情報と商品コード(指定された商品の商品コードや、指定された商品カテゴリーに含まれる商品の商品コード)をキーに特売情報格納部18に格納されている特売情報を検索する処理を実行して、該当する特売情報を登録ユーザが使用しているユーザ端末40−42に電子メール等で送信することとしてもよい。
【解決手段】 特売商品に関する販売情報が掲載された電子チラシをインターネット上で収集し、各々の電子チラシを発行している販売業者と販売業者の店舗を特定した上で、電子チラシから読み取られた情報を、販売業者又は販売業者の店舗毎に登録された情報と対比することによって、販売業者や販売業者の店舗によって商品名の表記方法や販売価格の表記方法等が異なる場合にも、特売の対象商品を正確に特定することが可能になる。特定された特売商品の販売価格等の特売情報はデータベースに登録され、特売情報の取得を希望するユーザの端末に配信される。