【実施例】
【0063】
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0064】
[実施例1]
シリカ粒子(1)分散液の製造
まず、SiO
2濃度5質量%の珪酸ナトリウム(3号水硝子)水溶液512kgを強酸性イオン交換樹脂SK1BH(三菱化学社製)22Lに空間速度3.1L/Hrで通液して酸性珪酸液299kgを得た。得られた酸性珪酸液のシリカ濃度は4.5質量%、pHは2.7であった。
ついで、純水9,483gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCl水溶液254gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
【0065】
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)および工程(b)における撹拌羽根の回転数を2.50/secとし、Re数を、下記工程(c)におけると同様に計算し、結果を表に示す。
その後、酸性珪酸液(SiO
2濃度4.5重量%)281.8kgを15時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
【0066】
工程(c)におけるRe数を以下の式に基づいて計算し、結果を表に示す。
Re=nd
2ρ/μ・・・・・・・(1)
製造容器は直径0.62mの円筒形タンク、撹拌翼径0.2m、撹拌翼幅0.03m、撹拌羽根枚数2枚のパドル型撹拌羽根を使用した。上記時点での分散液密度ρは1070kg/m
3、粘度μは0.001Pa・sであった。撹拌回転数は3.17/secであり、このときのレイノルズ数は以下の通り算出された。
Re=3.17×0.2
2×1070/0.001=1.36×10
5
【0067】
工程(d)では、工程(a)と撹拌羽根の回転数を同じとし、Re数を表に示す。
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(1)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(1)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
また、シリカ粒子(1)について、SEM写真を
図1に示す。
【0068】
研磨用スラリー(1)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(1)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量% 、pH10.5の研磨用スラリー(1)を調製した。
【0069】
被研磨基板
被研磨基板として、65mmφの強化ガラス製のハードディスク用ガラス基板を使用した。このハードディスク用ガラス基板は、一次研磨済みであり、表面粗さは最大で0.21μmである。
【0070】
研磨試験
上記被研磨基板を、研磨装置(ナノファクター(株)製:NF300)にセットし、研磨パッドとして、ロデール社製「アポロン」を使用し、基板荷重0.18MPa、テーブル回転速度30rpmで研磨用スラリー(1)を20g/分の速度で10分間供給して研磨を行った。
研磨前後の被研磨基材の重量変化を求めて研磨速度を計算した。そして、後記比較例1における研磨速度を1としたときの、研磨速度の比率を研磨レートとした。
また、表面の平滑性を(株)日立ハイテクサイエンス社製:原子間力顕微鏡(AFM)で測定し、結果を表に示す。
【0071】
[実施例2]
シリカ粒子(2)分散液の製造
実施例1の工程(a)、工程(b)、工程(d)での撹拌羽根の回転数を2.50/secとし、工程(c)での撹拌羽根の回転数を1.00/secとした以外は同様にして固形分濃度10質量%のシリカ粒子(2)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(2)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0072】
研磨用スラリー(2)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(2)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量% 、pH10.5の研磨用スラリー(2)を調製した。
【0073】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(2)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0074】
[実施例3]
シリカ粒子(3)分散液の製造
実施例1の工程(a)、工程(b)、工程(d)での撹拌羽根の回転数を2.50/secとし、工程(c)での撹拌羽根の回転数を6.00/secとした以外は同様にして固形分濃度10質量%のシリカ粒子(3)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(3)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0075】
研磨用スラリー(3)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(3)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量% 、pH10.5の研磨用スラリー(3)を調製した。
【0076】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(3)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0077】
[実施例4]
シリカ粒子(4)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水9,610gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液128gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(SiO
2濃度4.5質量%)281.8kgを15時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0078】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(4)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(4)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0079】
研磨用スラリー(4)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(4)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量% 、pH10.5の研磨用スラリー(4)を調製した。
【0080】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(4)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0081】
[実施例5]
シリカ粒子(5)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水10,130gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液298gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(SiO
2濃度4.5質量%)281.8kgを15時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0082】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(5)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(5)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0083】
研磨用スラリー(5)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(5)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量% 、pH10.5の研磨用スラリー(5)を調製した。
【0084】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(5)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0085】
[実施例6]
シリカ粒子(6)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水9,516gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液220gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度4.5質量%)371.2kgを20時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0086】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮してSiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(6)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(6)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0087】
研磨用スラリー(6)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(6)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(6)を調製した。
【0088】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(6)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0089】
[実施例7]
シリカ粒子(7)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水9,438gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液298gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度 4.5質量%)200.0kgを12時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0090】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(7)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(7)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0091】
研磨用スラリー(7)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(7)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(7)を調製した。
【0092】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(7)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0093】
[
比較例7]
シリカ粒子(8)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水9,109gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度4.5重量%)371.2kgを20時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0094】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(8)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(8)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0095】
研磨用スラリー(8)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(8)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(8)を調製した。
【0096】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(8)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0097】
[実施例9]
シリカ粒子(9)分散液の製造
実施例1の工程(c)において、酸性珪酸液を15時間かけて添加後、工程(d)を実施することなく、速やかに室温に冷却した以外は同様にして固形分濃度10質量%のシリカ粒子(9)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(9)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0098】
研磨用スラリー(9)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(9)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(9)を調製した。
【0099】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(9)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0100】
[比較例1]
研磨用スラリー(R1)の調製
研磨用粒子(R1)としてシリカゾル(日揮触媒化成(株)製:カタロイドSI−80P、平均粒子径80nm、SiO
2濃度20質量%、pH10.2)に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量% 、pH10.5の研磨用スラリー(R1)を調製した。
なお、使用したシリカ粒子(R1)の性状は表に示す。
【0101】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(7)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0102】
[比較例2]
シリカ粒子(R2)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水9,109gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度 4.5質量%)77.4kgを7時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0103】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(R2)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(R2)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0104】
研磨用スラリー(R2)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(R2)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(R2)を調製した。
【0105】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(R2)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0106】
[比較例3]
シリカ粒子(R3)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水8,811gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCl水溶液298gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度4.5質量%)281.8kgを15時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0107】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(5)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(R3)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0108】
研磨用スラリー(R3)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(R3)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(R3)を調製した。
【0109】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(R3)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0110】
[比較例4]
シリカ粒子(R4)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水9,516gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液220gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度 4.5質量%)460.6kgを30時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0111】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(R4)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(R4)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0112】
研磨用スラリー(R4)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(R4)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(R4)を調製した。
【0113】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(R4)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0114】
[比較例5]
シリカ粒子(R5)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水8,811gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
2濃度24.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液298gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、実施例1と同一装置で、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度 4.5質量%)200.0kgを12時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は3.17/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0115】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(R5)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(R5)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0116】
研磨用スラリー(R5)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(R5)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(R5)を調製した。
【0117】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(R5)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0118】
[参考比較例6]
シリカ粒子(R6)分散液の製造
実施例1と同様にしてシリカ濃度4.5質量%の酸性珪酸液を調製した。
ついで、純水8,811gに珪酸ナトリウム水溶液(SiO
224.3質量%)3,294gを添加して均一になるまで撹拌した後、酸性珪酸液347gと濃度20質量%のKCL水溶液298gを5分間で添加して混合した。(工程(a))
ついでこれを97℃へ昇温し、97℃で30分間保持した。(工程(b))
このとき、製造容器は直径0.62mの円筒形タンク、撹拌翼径0.4m、撹拌翼幅0.03m、撹拌羽根枚数2枚のパドル型撹拌羽根を使用した。
工程(a)、工程(b)での撹拌条件は、撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
その後、酸性珪酸液(シリカ濃度4.5質量%)281.8kgを15時間かけて添加し、添加終了後も97℃で30分放置した。(工程(c)、工程(d))
工程(c)での撹拌回転数は7.50/secとし、工程(d)での撹拌回転数は2.50/secとし、このときのRe数を表に示す。
【0119】
続いて室温まで冷却し、限外モジュールを用いて濃縮して固形分濃度10質量%のシリカ粒子(R6)分散液を調製した。
得られたシリカ粒子(R6)について、平均粒子径(D
CL)、平均長径(D
L)、平均短径(D
S)、アスペクト比、シリカ粒子中の一次粒子数、粗大粒子数を測定し、結果を表に示す。
【0120】
研磨用スラリー(R6)の調製
SiO
2濃度10質量%のシリカ粒子(R6)分散液に、濃度5質量%の水酸化ナトリウム水溶液および超純水を加え、SiO
2濃度9質量%、pH10.5の研磨用スラリー(R6)を調製した。
【0121】
研磨試験
実施例1において、研磨用スラリー(R6)を用いた以外は同様にして研磨を行った。
研磨速度および表面の平滑性を測定し、結果を表に示す。
【0122】
【表1】
【0123】
【表2】