(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1の電極が絶縁プレートで被覆され、該絶縁プレートの表面は粒子状物質を含む気体が流れる空間に対向しており、前記絶縁プレートの表面には第1の電極との間で放電を行う第2の電極が配置され、前記絶縁プレートの表面における第2の電極と間隔を隔てた位置には検出用接地電極が配置され、第2の電極と検出用接地電極との間を露出させる開口を有して絶縁プレートを被覆する耐熱性の電気絶縁材を備え、第1の電極と第2の電極との間の放電により検出用接地電極に流れる電流値を検出する電流センサを備えた粒子センサの温度制御装置であって、
第2の電極の近傍に配置したヒータと、
第2の電極の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサの検出温度に基づいて第2の電極が100℃よりも高い設定温度に保持されるようにヒータを制御する温度制御器と、
を有することを特徴とする粒子センサの温度制御装置。
前記温度センサの検出温度に基づいて前記電流センサにより検出した電流値を温度補正する補正制御器を有することを特徴とする請求項1に記載の粒子センサの温度制御装置。
【背景技術】
【0002】
煙道からの排気ガスやディーゼルエンジンの排気ガスには煤等の粒子状物質(Particulate Matter:PM)が含まれており、大気汚染の原因になっている。これらの粒子を除去するために、セラミック等で作製されたパティキュレートフィルタ(例えばディーゼルパティキュレートフィルタ:DPF=登録商標)が広く用いられている。
【0003】
ディーゼルエンジンの不具合等が発生した場合には、排気ガス中の粒子状物質が増加することにより外部に排出される粒子量が増加することが考えられる。このため、排気ガス中の粒子量を検出することによって、ディーゼルエンジン等の不具合等を早期に認識できるようにすることは重要である。又、パティキュレートフィルタを最適な状態で運転するためにも、パティキュレートフィルタに導入される排気ガス中の粒子量を正確に検出することは好ましい。
【0004】
排気ガス中の粒子状物質の粒子数(量)を測定するものとしては、粒子の重量、電荷量、光透過(光散乱)等の物理量を検出する測定器は存在しているが、排気ガス中の粒子量を連続して精度良く検出できる粒子センサは存在していない。
【0005】
一方、研究開発中のものとしては、電極間に粒子状物質を付着させて静電容量や抵抗の変化、又は電荷量等の変化を計測することにより粒子量を検出するようにした粒子センサが提案されている。
【0006】
放電を用いて排気ガス等の気体中の粒子状物質を検出する粒子状物質検出装置としては、例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1は、板状を呈する一の電極と、該一の電極の一方の面を電極間誘電体で被覆し、該電極間誘電体の表面に粒子状物質を含む気体が流れる空間を介し配設されて一の電極との間に印加をされる電圧によって放電をする二の電極と、電極間誘電体の表面に対向して配設された一対の測定電極と、その一対の測定電極の間における電気的特性の測定をする特性測定手段を備えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の粒子状物質検出装置は、一の電極と二の電極の放電により、一の電極と二の電極との間に配置した一対の測定電極の表面及び電極間誘電体の表面に粒子状物質を集塵させ、一対の測定電極の間における電気的特性が、堆積した粒子状物質の量との間に一定の関係を持ちつつ変化することを利用して、電気的特性の変化量を知ることにより集塵をされた粒子状物質の量を検出するというものである。
【0009】
しかし、特許文献1では、一の電極と二の電極の放電によって、一対の測定電極の夫々の表面及び電極間誘電体の表面に粒子状物質が堆積するため、排気ガス中の粒子状物質の濃度が小さく変化しても、堆積した粒子状物質の量は変化しないことが考えられ、このために、排気ガスに含まれる粒子状物質の量の変化を精度良く検出することができない場合がある。即ち、排気ガス中の粒子状物質の濃度が極めて小さくなった場合にも、堆積している粒子状物質のために排気ガス中の粒子状物質の濃度が高い値として検出されてしまう可能性がある。
【0010】
従って、排気ガス中の粒子状物質の濃度を精度良く検出するためには、一対の測定電極の表面及び電極間誘電体の表面に堆積した粒子状物質を一旦除去してクリーニングすることが必要になるが、検出の都度クリーニング作業を行うことは大変であり、実用的ではない。
【0011】
又、放電を利用して堆積した粒子状物質の量を検出する従来の粒子センサにおいては、外気温度が低下して排気ガス中の水分が粒子センサや堆積した粒子状物質に結露することが考えられ、水分が結露すると表面抵抗値が変わり、アーク放電が発生して不安定になるために、粒子センサで検出した電流値から堆積した粒子状物質の量を正確に検出することができない場合がある。
【0012】
又、ディーゼルエンジンの負荷変動等により排気ガスの温度が上昇すると、誘電体の誘電率は変化し、更に、排気ガスの温度上昇に伴いガス分子エネルギが増加することによって放電電流が増加するため、温度の変化によって堆積した粒子状物質の量を正確に検出できない場合がある。
【0013】
本発明は、このような実情に鑑みてなしたものであり、気体中の粒子状物質の検出を簡易に行うことができ、しかも粒子状物質の量を高い精度で検出できるようにした粒子センサの温度制御装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の粒子センサの温度制御装置は、第1の電極が絶縁プレートで被覆され、該絶縁プレートの表面は粒子状物質を含む気体が流れる空間に対向しており、前記絶縁プレートの表面には第1の電極との間で放電を行う第2の電極が配置され、前記絶縁プレートの表面における第2の電極と間隔を隔てた位置には検出用接地電極が配置され、第2の電極と検出用接地電極との間を露出させる開口を有して絶縁プレートを被覆する耐熱性の電気絶縁材を備え、第1の電極と第2の電極との間の放電により検出用接地電極に流れる電流値を検出する電流センサを備えた粒子センサの温度制御装置であって、
第2の電極の近傍に配置したヒータと、
第2の電極の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサの検出温度に基づいて第2の電極が
100℃よりも高い設定温度に保持されるようにヒータを制御する温度制御器と、
を有することを特徴とする。
【0015】
上記本発明によれば、第2の電極の温度を温度センサにより検出し、温度センサによる検出温度が第2の電極の露点温度よりも高い設定温度になるように温度制御器によってヒータを制御することにより、気体中の水分が粒子センサや堆積した粒子状物質に結露することを防止できる。従って、電流センサは堆積した粒子状物質の量に応じた正確な電流値を安定して検出することができる。
【0016】
上記粒子センサの温度制御装置において、前記温度センサの検出温度に基づいて前記電流センサにより検出した電流値を温度補正する補正制御器を備えることができる。従って、気体の温度が変化した場合には、補正制御器は温度センサの検出温度に基づいて電流センサにより検出した電流値が補正されるので、温度変化による電流値の誤差を無くして堆積した粒子状物質の量を正確に検出することができる。
【0017】
又、上記粒子センサの温度制御装置において、前記温度センサは、第2の電極に一体に形成した穴部に耐熱性の絶縁材を介して挿入することで設けることができる。従って、第2の電極に設けた穴部に耐熱性の絶縁材を介して温度センサを挿入することにより、温度センサが放電の影響を受けることを防止できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、第2の電極の温度を温度センサにより検出し、温度センサによる検出温度が露点温度よりも高い設定温度に保持されるように温度制御器によってヒータを制御するので、気体中の水分が粒子センサや堆積した粒子状物質に結露することを防止することができ、従って、低温時にも電流センサにより検出される電流値から堆積した粒子状物質の量を正確に安定して検出できるという優れた効果を発揮する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0021】
図1(a)は本発明による粒子センサを適用するディーゼルエンジンの概略構成図である。
図1(a)中、1はディーゼルエンジン、2は排気管、3は酸化触媒4を備えて排気管2に設置したパティキュレートフィルタであり、排気管2における前記フィルタ3の上流に粒子センサ5を設けている。6は粒子センサ5に接続されたコントローラである。前記粒子センサ5は、
図1(a)に示すように、排気管2における前記フィルタ3の上流に設けているが、排気管2における前記フィルタ3の下流に設けることもできる。前記粒子センサ5は、
図1(b)に示すように、排気管2に対して半径方向外側から差し込むように設置することができる。
【0022】
図2〜
図4は本発明における粒子センサ5の温度制御装置の一実施例を示すものである。粒子センサ5は、第1の電極7が絶縁基板8の上面に設置してあり、第1の電極7の一方の面(上面)は絶縁プレート9によって被覆されている。絶縁プレート9はガラス板、又は樹脂板とすることができる。前記絶縁プレート9の表面(上面)は、粒子状物質を含む排気ガスG(気体)が流れる空間10に対向している。
【0023】
前記絶縁プレート9の表面(上面)には、第1の電極7によって放電(沿面放電)を行うようにした第2の電極11が配置してあり、更に、前記絶縁プレート9の表面における第2の電極11と間隔Hを隔てた位置には検出用接地電極12を配置している。第2の電極11と検出用接地電極12との間隔Hは任意に設定することができ、例えば2mm程度とすることができる。第2の電極11は、絶縁プレート9を挟んで第1の電極7と対峙する上側部11aと、該上側部11aから前記絶縁基板8の側部を通り下側に延びることにより
図4(a)に示すようにコの字状を呈する下側部11bを有している。
【0024】
前記絶縁プレート9の上面は、第2の電極11及び検出用接地電極12と同等の厚さの耐熱性の電気絶縁材13で被覆してあり、このとき、第2の電極11の上側部11aの上面と検出用接地電極12の上面、及び、第2の電極の上側部11aと検出用接地電極12との間には電気絶縁材を設けないことにより開口14を形成している。第2の電極11の下側部11bは前記電気絶縁材13により被覆している。15はケーシング部材である。従って、第2の電極11の上側部11aと検出用接地電極12を含む開口14以外の部分は、耐熱性の電気絶縁材13で被覆することにより空気との接触を断った構成としている。
【0025】
第1の電極7の端子16は、交流高電圧を発生する電圧制御器17に接続されている。電圧制御器17は例えば1KHzの高周波数の交流高電圧を発生するようにしており、電圧制御器17はアース18に接続されている。又、第2の電極11の端子19もアース18に接続されている。
【0026】
検出用接地電極12の端子20は、アース18に接続されており、更に、端子20の途中には電流センサ21が設けられている。電流センサ21は、第1の電極7と第2の電極11との間で放電した際に検出用接地電極12に流れる電荷による電流値21a(放電電流)を検出するようにしている。このとき、放電によって開口14における第2の電極11と検出用接地電極12との間には、
図6(a)に示すように粒子状物質の粒子Sが堆積する。
【0027】
開口14に粒子状物質が堆積すると、検出用接地電極12に流れる電流値(漏れ電流)は大きくなり、このように開口14に堆積した粒子状物質の量に応じて検出される電流センサ21の電流値21aは前記コントローラ6を構成する補正制御器6aに入力される。補正制御器6aは、電流センサ21により検出した電流値21aから演算して求めた粒子量22を出力する。又、空間10を流動する排気ガスGの流量が補正制御器6aに入力されている場合には、補正制御器6aからは粒子濃度を出力することができる。
【0028】
又、第1の電極7の端子16には、第1の電極7に流れる電流を検出する前記コントローラ6を構成する補助電流センサ23が設けてあり、該補助電流センサ23の検出電流23aは補助制御器6bに入力されている。前記補助電流センサ23の検出電流23aが増加して設定値に達した場合には、開口14に多量の粒子状物質が堆積したことを表わすので、第1の電極7と第2の電極11との間の電圧がアークを生じない電圧になるように、補助制御器6bは電圧制御器17に電圧を低下させる指令を出力するようになっている。
【0029】
前記粒子センサ5における第2の電極11の近傍位置には、開口14に位置する第2の電極11と検出用接地電極12を加熱するためのヒータ24を設置している。
【0030】
又、第2の電極11には、該第2の電極11の温度を検出するための温度センサ25を設けている。
図4では、第2の電極11の上側には、第2の電極11と同一の材料により半円筒状に一体に突出した突状部26を設けることにより穴部27が形成してあり、この穴部27の内部に、前記温度センサ25の検出端子25'を耐熱性の電気絶縁材13を介して挿入することにより設置している。
【0031】
前記温度センサ25による検出温度25aは、前記コントローラ6を構成する温度制御器6cに入力されており、更に、該温度制御器6cには設定温度tが入力されている。温度制御器6cは、前記温度センサ25から入力された検出温度25aが水の露点以下になることがない、例えば100℃以上の所定の設定温度tに保持されるように、調節器28を介して前記ヒータ24による加熱を制御するようにしている。このため、前記開口14に位置する第2の電極11及び検出用接地電極12は、常に100℃以上の設定温度tに保持されるようになる。
【0032】
又、前記温度センサ25による検出温度25aは、前記補正制御器6aに入力している。更に、前記補正制御器6aには、
図5に示すように、温度センサ25による検出温度25aと、一定電圧での電流センサ21に流れる電流値21aとの関係を予め求めた関係データXが入力されている。従って、補正制御器6aでは、前記電流センサ21からの電流値21aを前記検出温度25aに基づいて関係データXにより補正するようにしている。
【0033】
以下に、
図2〜
図4に示す実施例の作用を説明する。
【0034】
本発明では、第1の電極7と第2の電極11との間に交流高電圧を掛けて放電(沿面放電)させると検出用接地電極12にも僅かな電流(放電電流)が流れるので、この検出用接地電極12の電流値21aを電流センサ21により検出する。電流センサ21は、例えば周波数1KHzの放電の放電電流を検出することから、早い検出速度で検出用接地電極12に流れる電流を検出することができる。
【0035】
第1の電極7と第2の電極11との間で放電を行うと、第2の電極11の周囲の排気ガスGの分子はプラスイオンとマイナスイオンに分離し、排気ガスGに含まれる粒子状物質は荷電され、荷電された粒子Sは、
図6(a)に示すように、第2の電極11と検出用接地電極12の間の露出した表面である開口14に静電気力により集塵されて堆積する。
【0036】
このように、開口14に粒子状物質が堆積すると、堆積した粒子状物質の量に応じて検出用接地電極12に流れる放電電流の値は増加する。従って、電流センサ21によって検出用接地電極12に流れる電流値21aを検出することにより、この電流値21aから堆積した粒子状物質の量を推測することができる。
【0037】
しかし、外気温度の低下により排気ガス中の水分が粒子センサ5や堆積した粒子Sに結露した場合には、結露した水分によって表面抵抗値が変わりアーク放電が発生して不安定になることから、電流センサ21で検出した電流値21aに基づいて堆積した粒子状物質の量を正確に安定して検出することはできない。
【0038】
これに対し、本発明では、前記温度センサ25の検出温度25aを前記温度制御器6cに入力しており、更に、温度制御器6cには設定温度tを入力している。そして、温度制御器6cは、温度が低下しても、前記温度センサ25の検出温度25aが水の露点以下になることがない、例えば100℃以上の所定の設定温度tに保持されるように、調節器28を介してヒータ24を加熱するように制御している。
【0039】
従って、外気温度の低下及び排気ガスGの温度の低下によって、温度センサ25の検出温度25aが設定温度tに近い温度に低下した場合には、前記温度制御器6cはヒータ24を作動させて第2の電極11の温度が水の露点以下に低下するのを防止する。これにより排気ガスG中の水分が粒子センサ5及び堆積した粒子Sに結露することを防止できるので、前記電流センサ21により、堆積した粒子状物質の粒子量に応じた正確な電流値21aが安定して検出される。よって、粒子状物質の量を正確に検出することができる。
【0040】
一方、粒子センサ5の開口14に粒子Sが徐々に堆積されてしまうと、排気ガスGに含まれる現在の粒子状物質の量を検出することはできない。
【0041】
しかし、本発明では、第1の電極7と第2の電極11との間で放電が繰り返されることで、周辺空気によって作り出される活性酸素、オゾンにより堆積した粒子状物質は酸化され、更に、第2の電極11及び開口14の表面温度が上昇することで堆積した粒子状物質は順次酸化(燃焼)されるようになる。このため、開口14には粒子状物質が堆積するが、所定量以上には堆積しないように常にクリーニングされるようになる。即ち、開口14に粒子状物質が堆積することによって変化する電流値21aが電流センサ21により検出されるのと同時に、開口14の自動クリーニングが行われるようになる。従って、開口14には、
図6(a)に示すように、排気ガスGに含まれる粒子状物質の濃度に応じた数の粒子Sのみが堆積するようになる。このため、排気ガスGに含まれる粒子状物質の濃度が僅かに変化した場合にも、それに応じて堆積される粒子Sによる電流値21aの変化が電流センサ21によって検出されるので、粒子状物質の量を精度良く検出することができる。
【0042】
又、第1の電極7の端子16に設けた補助電流センサ23が設定値を超える検出電流23aを検出した場合には、
図6(b)に示すように、第2の電極11と検出用接地電極12との間の開口14に多量の粒子状物質が堆積したと判断して、補助制御器6bは第1の電極7と第2の電極11との間にアークを生じさせない電圧になるように電圧制御器17を制御する。具体的には、補助電流センサ23が異常電流を高い頻度で検出した場合には、電圧制御器17により電圧を下げる、或いは電源を停止する。これにより、開口14に多量に堆積した粒子状物質は、順次酸化(燃焼)させる、或いは、除去作業によって除去することができる。
【0043】
また、ディーゼルエンジンの負荷変動等により排気ガスGの温度が上昇すると、誘電体(絶縁材)の誘電率は変化し、更に、排気ガスGの温度上昇によりガス分子エネルギが増加して放電電流は増加するようになる。このため、堆積した粒子状物質の量を検出する電流センサ21の電流値21aから実際の粒子量を正確に求めることはできない。
【0044】
このため、本発明では、第2の電極11に設けた温度センサ25によって第2の電極11の温度を検出し、その検出温度25aを前記補正制御器6aに入力しており、更に、
図5に示すように、温度センサ25による検出温度25aと、一定電圧での電流センサ21に流れる電流値21aとの関係を予め求めておいて、その関係データXを前記補正制御器6aに入力している。
【0045】
従って、
図5に示すように、例えば温度センサ25の検出温度25aが200℃〜700℃に上昇すると放電電流が増加することによって電流センサ21による電流値21aは急激に増加するが、
図2の補正制御器6aは、例えば120℃前後の安定した電流値21aに換算することにより、
図6(a)の開口14に堆積した粒子Sを、温度の影響を排除した正しい粒子量22として検出し、出力することができる。即ち、補正制御器6aは、電流センサ21によって検出した電流値21aを、温度センサ25の検出温度25aに基づいて温度補正するようにしている。又、補正制御器6aは、粒子濃度を求めて出力することもできる。
【0046】
又、前記温度センサ25は、第2の電極11に一体に形成した穴部27に、検出端子25'を耐熱性の絶縁材13を介して挿入することで設置したので、第2の電極11と前記検出用接地電極12による放電の影響を温度センサ25が受けることを防止できる。
【0047】
尚、本発明の粒子センサの温度制御装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、排気ガス以外の気体に含まれる粒子状物質の検出にも適用できること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。