特許第6207616号(P6207616)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6207616
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】オプトエレクトロニクス素子の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 33/22 20100101AFI20170925BHJP
   H01L 33/32 20100101ALI20170925BHJP
   H01L 33/12 20100101ALI20170925BHJP
   C23C 16/34 20060101ALI20170925BHJP
   H01L 21/205 20060101ALN20170925BHJP
【FI】
   H01L33/22
   H01L33/32
   H01L33/12
   C23C16/34
   !H01L21/205
【請求項の数】16
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-533534(P2015-533534)
(86)(22)【出願日】2013年9月18日
(65)【公表番号】特表2016-500915(P2016-500915A)
(43)【公表日】2016年1月14日
(86)【国際出願番号】EP2013069356
(87)【国際公開番号】WO2014048805
(87)【国際公開日】20140403
【審査請求日】2015年4月27日
(31)【優先権主張番号】102012217644.6
(32)【優先日】2012年9月27日
(33)【優先権主張国】DE
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】599133716
【氏名又は名称】オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Osram Opto Semiconductors GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ヨアヒム ヘアトコアン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン−フィリプ アール
(72)【発明者】
【氏名】ロレンツォ ジーニ
(72)【発明者】
【氏名】マティアス ペーター
(72)【発明者】
【氏名】トビアス マイアー
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンダー フライ
【審査官】 高椋 健司
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0080660(US,A1)
【文献】 国際公開第99/030373(WO,A1)
【文献】 特開2007−184411(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/146583(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/18−21/20,21/205,21/31,
21/34−21/36,21/365,
21/469,21/84−21/86,
33/00−33/46
H01S 5/00−5/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オプトエレクトロニクス素子の製造方法であって、
・基板(500)を準備するステップと、
・前記基板(500)の表面上に核生成層(400)を設けるステップと、
・前記核生成層(400)上にマスク層(200)を設け、スライス状の横方向マスク領域(210)を形成するように当該マスク層(200)をパターニングするステップと、ただし、前記マスク層は複数の開口部(220)を有し
・第1の成長工程(15)で窒化物半導体(320)を成長させ、生成される当該窒化物半導体のc面において、主に縦方向に成長が生じるようにし、成長方向(12)に局所的に台形状の横断面(321)をそれぞれ有する複数のウェブ(340)を形成し、当該複数のウェブ(340)が横方向グリッド(360)を成すステップと、ただし前記第1の成長工程(15)の前に、前記マスク層(200)の前記開口部(220)内に窒化物半導体(310)を堆積させ、その後、エッチバックを行い、
・第2の成長工程(25)で、前記複数の各ウェブ(340)間の空きスペース(350)を閉じるように、窒化物半導体(330)を用いて前記ウェブ(340)をラテラルオーバーグロースし、縦方向において前記ウェブの側面(302)のうちいずれかにぶつかった欠陥(110)は当該いずれかの側面(320)において折れ曲がり、かつ、前記ウェブのc面にぶつかった欠陥(110)は縦方向に続いていくことにより、前記ウェブの上方の横方向区画における欠陥密度が高くなるようにするステップと
を有することを特徴とする製造方法。
【請求項2】
オプトエレクトロニクス素子の製造方法であって、
・基板(500)を準備するステップと、
・前記基板(500)の表面上に核生成層(400)を設けるステップと、
・前記核生成層(400)上にマスク層(200)を設け、スライス状の横方向マスク領域(210)を形成するように当該マスク層(200)をパターニングするステップと、ただし、前記マスク層(200)は、二酸化シリコンを含む2つの層を有し、窒化シリコンを含む層により、前記マスク層(200)の、前記二酸化シリコンを含有する2つの層を分離し
・第1の成長工程(15)で窒化物半導体(320)を成長させ、生成される当該窒化物半導体のc面において、主に縦方向に成長が生じるようにし、成長方向(12)に局所的に台形状の横断面(321)をそれぞれ有する複数のウェブ(340)を形成し、当該複数のウェブ(340)が横方向グリッド(360)を成すステップと、
・第2の成長工程(25)で、前記複数の各ウェブ(340)間の空きスペース(350)を閉じるように、窒化物半導体(330)を用いて前記ウェブ(340)をラテラルオーバーグロースし、縦方向において前記ウェブの側面(302)のうちいずれかにぶつかった欠陥(110)は当該いずれかの側面(320)において折れ曲がり、かつ、前記ウェブのc面にぶつかった欠陥(110)は縦方向に続いていくことにより、前記ウェブの上方の横方向区画における欠陥密度が高くなるようにするステップと
を有することを特徴とする製造方法。
【請求項3】
前記ウェブは前記第1の成長工程(15)後、断面図で見て、c面を有する台形状の横断面を有する、
請求項1または2記載の製造方法。
【請求項4】
前記ウェブの側面(302)が互いにぶつかって前記c面が消失する前に、前記第1の成長工程を中止する、
請求項1から3までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項5】
前記ウェブは前記第1の成長工程後、前記マスク層からの距離が大きくなるにつれて広幅になっていく角錐台状の空きスペース(350)を包囲している、
請求項1からまでのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項6】
前記各角錐台状の空きスペース(350)は、六角形の底面を有する、
請求項記載の製造方法。
【請求項7】
前記第2の成長工程において、前記角錐台状の空きスペース(350)を前記ウェブ(340)の側面から横方向に閉じ、かつ、当該ウェブのc面のオーバーグロースも行う、
請求項記載の製造方法。
【請求項8】
複数の前記スライス状の横方向マスク領域(210)を、横方向の六角形グリッド(230)に配列する、
請求項1からまでのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項9】
前記スライス状の横方向マスク領域(210)を、0.5μmから3μmまでの間の径長(211)で形成する、
請求項1からまでのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項10】
複数の前記スライス状の横方向マスク領域(210)を、0.5μmから2μmまでの間の幅(221)の領域(220)によって相互に分離して形成する、
請求項1からまでのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項11】
コアレッセンスを促進させる成長パラメータで、前記第2の成長工程(25)を実施する、
請求項1から10までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項12】
前記第1の成長工程(15)を、前記第2の成長工程(25)より低い温度で実施する、
請求項1から11までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項13】
前記第2の成長工程(25)の後、発光活性層を有する機能層積層体(600)を堆積させる、
請求項1から12までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項14】
前記核生成層(400)はアルミニウムを含む、
請求項1から13までのいずれか1項記載の製造方法。
【請求項15】
前記マスク層(200)は、二酸化シリコンを含む2つの層を有し、
窒化シリコンを含む層により、前記マスク層(200)の、前記二酸化シリコンを含有する2つの層を分離する、
請求項記載の製造方法。
【請求項16】
前記核生成層(400)上に位置する層構造体(200,300,600)を剥離し、
剥離後の前記層構造体(200,300,600)に付着している前記マスク層(200)の一部を、パターニングされた光取り出し構造部を形成するためのハードマスクとして使用する、
請求項1から15までのいずれか1項記載の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オプトエレクトロニクス素子の製造方法と、オプトエレクトロニクス素子とに関する。
【0002】
アルミニウムインジウムガリウム窒化物(AlInGaN)系の発光ダイオードでは、電力が上昇すると、発光パワーの上昇は、この入力した電力に対する線形上昇より小さくなることが知られている。この現象はドループと称される。
【0003】
上述の発光ダイオードの線形性は、複数の量子薄膜を有する活性領域を用いることにより向上できることが知られている。その際には通常、最大30個の量子薄膜を設ける。量子薄膜積層体における結晶品質を一定に維持するため、各量子薄膜間に、(Al)(In)GaN障壁を配置する。典型的には、この障壁の厚さは3nm〜5nmの間である。障壁は可能な限り薄いことが望ましい。というのも、このような障壁が、縦方向に移動するキャリアに対して形成する圧電障壁は比較的小さくなり、これにより、縦方向のキャリア輸送が改善されるからである。活性領域の平面における結晶の転位密度が小さいほど、上述の障壁を薄くできることが知られている。この転位密度は典型的には、20×10cm−2から100×10cm−2までの間の範囲内である。
【0004】
本発明の課題は、オプトエレクトロニクス素子の製造方法を改善することである。本発明の他の課題として、オプトエレクトロニクス素子の改善という課題もある。これらの課題は、独立請求項の特徴を有する方法ないしはオプトエレクトロニクス素子により解決される。従属請求項に有利な実施形態が記載されている。
【0005】
オプトエレクトロニクス素子の製造方法は、
基板を準備するステップと、
前記基板の表面上に核生成層を設けるステップと、
前記核生成層上にマスク層を設けてパターニングするステップと、
第1の成長工程で窒化物半導体を成長させ、成長方向に局所的に台形状の横断面をそれぞれ有する複数のウェブを形成し、当該複数のウェブが横方向グリッドを成すステップと、
第2の成長工程において、前記複数の各ウェブ間の空きスペースを閉じるように、窒化物半導体を用いて前記ウェブをラテラルオーバーグロースするステップと
を有する。このような方法により、横方向に欠陥密度が変化するオプトエレクトロニクス素子を製造することができるという利点が奏される。このことにより、オプトエレクトロニクス素子の欠陥密度が高い横方向区画において縦方向に流れる電流を高くすることができるという利点が奏される。また、横方向において欠陥密度が高い区画内のキャリアは、横方向で見て欠陥密度がより低い領域へ拡散し、当該領域において発光再結合できるという利点が奏される。
【0006】
本製造方法の1つの実施形態では、各ウェブ間の空きスペースを角錐台状に形成する。有利には、第2の成長工程においてウェブをラテラルオーバーグロースすることにより、各ウェブの、上述の角錐台状の空きスペースの方を向いたファセット面において転位密度の折り返しが生じ、これにより、角錐台状の空きスペースより上方の領域における欠陥密度を低減させることができる。
【0007】
本製造方法の1つの実施形態では、前記マスク層のパターニング時に、横方向のスライス状マスク領域を形成する。このことにより、前記第1の成長工程中に、横方向のスライス状マスク領域より上方に空きスペースが形成されるという利点が奏される。
【0008】
本製造方法の1つの実施形態では、複数の前記スライス状マスク領域を、横方向に六角形グリッドを成すように配置する。このことにより、横方向において完全かつ均質な敷き詰めが実現されるという利点が奏される。
【0009】
本製造方法の1つの実施形態では、前記スライス状マスク領域を0.5μmから3μmまでの間の径長で形成する。このようにして有利には、横方向において生じる、欠陥密度が低下した区画が、隣接する高欠陥密度区画内から拡散して侵入してきたキャリアを供給されるのに適したサイズとなるようにすることができる。
【0010】
本製造方法の1つの実施形態では、各スライス状マスク領域を、0.5μmから2μmまでの間の幅の領域によって相互に分離して形成する。このことによって有利には、このようにして生じる、高欠陥密度の横方向区画のサイズが、縦方向における十分な電流と、非発光キャリア再結合の回避との有利な妥協線を可能とするサイズとなるようにすることができる。
【0011】
本製造方法の1つの実施形態では、前記第2の成長工程は、コアレッセンスを促進する成長パラメータで実施する。このことによって有利には、第2の成長工程においてウェブ間の空きスペースを格段に増大させることができ、この空きスペースの増大により、当該空きスペースの領域において、横方向で見て欠陥密度がより低くなった区画を生じさせることができる。
【0012】
本製造方法の1つの実施形態では、前記第1の成長工程を、前記第2の成長工程より低い温度で実施する。このことによって有利には、第1の成長工程では縦方向に格段に成長させるが、第2の成長工程中には主に横方向の成長を生じさせることができる。
【0013】
本方法の1つの実施形態では、第2の成長工程の後、発光活性層を含む機能層積層体を堆積させる。有利にはこのことにより、発光活性層の、欠陥密度が高い横方向区画の上方に位置する部分に、欠陥密度が低い横方向区画の上方の部分よりも多くのV欠陥が形成される。V欠陥の密度が高くなることにより、縦方向の電流が多くなるという利点が奏される。
【0014】
本方法の1つの実施形態では、第1の成長工程の前に、マスク層の開口部内に窒化物半導体を堆積させ、その後、エッチバックを行う。有利にはこのことにより、形成後の層構造体のひずみが低減する。
【0015】
本方法の1つの実施形態では、前記核生成層はアルミニウム(Al)を含む。有利には、アルミニウムを含有する核生成層上にエピタキシャル成長を実施することができる。
【0016】
本方法の1つの実施形態では、前記マスク層は、二酸化シリコン(SiO)を含む2つの層を有する。その際には、窒化シリコン(SiN)を含む層により、マスク層のこれらの二酸化シリコン含有層を分離する。有利には、その後のステップ中に、前記マスク層の二酸化シリコン含有層を、窒化シリコン含有層において相互に分離することができる。
【0017】
本方法の1つの実施形態では、前記核生成層上に位置する層構造体を剥離する。その際には、剥離後の層構造体上に付着しているマスク層の一部は、パターニングされた光取り出し構造部を生成するためのハードマスクとして使用することができる。有利には、パターニングされた光取り出し構造部を生成するために、更にマスクパターンを追加して形成する必要はない。このことにより、方法が簡略化するという利点が奏される。
【0018】
オプトエレクトロニクス素子は、グリッド状の横方向領域における転位密度が他の横方向領域よりも高い層構造体を有する。このようなオプトエレクトロニクス素子により、転位密度が高い横方向領域に流れる縦方向電流が増加するという利点が奏される。このことによって有利には、高転位密度のグリッド状横方向領域内から流れるキャリアが、隣接する他の横方向領域に入り込んで拡散し、当該他の横方向領域において発光再結合することができる。このことにより、オプトエレクトロニクス素子の高電流線形性が良好になるという利点が奏される。
【0019】
オプトエレクトロニクス素子の1つの実施形態では、グリッド状の横方向領域によって包囲された他の横方向領域に、気孔が配置される。そうでない場合には、低転位密度の横方向領域の成長が完全であるということになり、有利には、この気孔を利用して低転位密度の横方向領域の成長状態が分かる。
【0020】
オプトエレクトロニクス素子の1つの実施形態では、層構造体は発光活性層を有する。この発光活性層は、グリッド状の横方向領域において、他の横方向領域より高密度のV欠陥を有する。有利には、高転位密度のグリッド状横方向領域にあるV欠陥により、縦方向に流れるキャリアが克服しなければならない圧電障壁が減少し、この圧電障壁の減少により、グリッド状横方向領域において層構造体の発光活性層を縦方向に通って流れる電流を増大させることができる。よって、グリッド状横方向領域内からキャリアが他の横方向領域に入り込んで拡散し、当該他の横方向領域において発光再結合することができる。
【0021】
オプトエレクトロニクス素子の1つの実施形態では、グリッド状横方向領域は六角形グリッドを成す。六角形グリッドは、横方向の好適な敷き詰めを実現するという利点を有するので、これにより、転位密度が低くなった前記他の横方向領域を、高転位密度のグリッド状横方向領域間に均等に分布させることができる。
【0022】
オプトエレクトロニクス素子の1つの実施形態では、層構造体は発光活性層を有し、かつ、グリッド状横方向領域が発光活性層に注入する面積あたりのキャリア数が、他の横方向領域よりも多くなるように構成される。このことにより、オプトエレクトロニクス素子の高電流線形性が良好になるという利点が奏される。
【0023】
以下、図面を参照して、実施例について詳細に説明する。この説明内容を併せて参酌すれば、本発明の上述の特性、特徴および利点と、本発明を実現する態様とを、より明確に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】第1の処理状態にある層構造体の概略的な断面図である。
図2】第2の処理状態にある前記層構造体の概略的な断面図である。
図3】第3の処理状態にある前記層構造体の概略的な断面図である。
図4】前記層構造体のマスク層を上から見た概略図である。
図5】第2の処理状態にある前記層構造体の窒化物半導体層の概略的な斜視図である。
図6】第4の処理状態にある前記層構造体の概略的な断面図である。
図7】前記層構造体の機能層積層体を上から見た概略図である。
図8】オプトエレクトロニクス素子の製造方法の概略的なフローチャートである。
【0025】
図1は、第1の処理状態10にある層構造体100の一部分の断面を非常に概略的に示した図である。層構造体100はオプトエレクトロニクス素子の一部であり、特に、発光ダイオードのLEDチップの一部である。
【0026】
層構造体100は、パターニングされたマスク層200を含み、このパターニングされたマスク層200は、マスク開口部220により相互に分離された複数の横方向マスク領域210を有する。マスク層200はたとえば二酸化シリコン(SiO)を含むことができる。
【0027】
層構造体100はさらに、窒化物半導体層300も含む。窒化物半導体層300は、前記マスク層200の横方向マスク領域210間のマスク開口部220の領域内に位置する第1の層部分310を有する。第1の層部分310は、たとえば窒化ガリウム(GaN)を含むことができる。この第1の層部分310は省略することも可能である。
【0028】
窒化物半導体層300はさらに、第2の層部分320も含む。図1に示した第1の処理状態10では、第2の層部分320は未だ完全な状態では存在していない。図1に示した第1の処理状態10は、第2の層部分320を成長させる第1の成長工程15を実施している途中の層構造体100を示したものである。第2の層部分320は、第1の成長工程15中にエピタキシャル成長により形成され、有利には、第2の層部分320も窒化ガリウムを含む。
【0029】
第1の成長工程15中における成長条件は、第2の層部分320の成長が主に、形成された窒化物半導体層300のc面301において縦成長方向12に生じるように選択されている。形成された窒化物半導体層300の
における横成長方向11には、僅かな成長しか生じない。このことにより、形成される第2の層部分320は、縦方向に進むごとに、横方向で見て細くなっていく。
【0030】
図2は、第2の処理状態20にある前記層構造体100の概略的な断面図である。第2の処理状態20は、図1に示した第1の成長工程15を実施する時間を制限することで実現されたものである。第1の成長工程15において形成した、窒化物半導体層300の第2の層部分320は、図2の断面図では少なくとも局所的に、台形状の断面321を有する。
【0031】
更に長時間にわたって第1の成長工程15を続行すると、縦垂直方向12に第2の層部分320の成長が更に続行して、窒化物半導体層300の側面302が互いにぶつかり、窒化物半導体層300のc面301が消失してしまうまでになってしまう。すると、図2の断面図にて示されている、形成された第2の層部分320の横断面は三角形になってしまう。しかし第1の成長工程15は、それよりも早期の時点において既に中止されている。
【0032】
図3は、第2の成長工程25を実施している間の、第3の処理状態30にある層構造体100の概略的な断面図である。第2の成長工程25もエピタキシャル成長工程であるが、とりわけ、第1の成長工程15とは異なる成長条件下で実施される。第2の成長工程25は、コアレッセンスを促進する成長条件下で実施される。第2の成長工程25中には、窒化物半導体層300の第3の層部分330を成長させる。有利には、窒化物半導体層300の第3の層部分330も窒化ガリウムを含む。第2の成長工程25中は、成長条件はコアレッセンスを促進する条件となっているので、主に横成長方向11に成長が進行する。よって、第3の層部分330は主に窒化物半導体層300の側面302に堆積していき、縦成長方向12に生じる成長は僅かのみであるから、第3の層部分330のうち、窒化物半導体層300のc面301に堆積する割合はごく僅かのみである。
【0033】
図4は、層構造体100のマスク層200の一部を上から見た図である。マスク層200は核生成層400上に配置されている。この核生成層400は、マスク開口部220の領域において見ることができる。核生成層400はアルミニウム(Al)を含む。有利には、核生成層400は窒化アルミニウム(AlN)を含む。
【0034】
マスク層200の各横方向マスク領域210はスライス形状になっている。有利なのは、このスライス状の横方向マスク領域210を円板形状にすることであるが、この円板形状は多角形で近似することができる。各スライス状の横方向マスク領域210はスライス径211を有し、このスライス径211は、有利には0.5μmから3μmまでの間の範囲内である。たとえば、スライス径211を2μmとすることができる。
【0035】
各スライス状の横方向マスク領域210は、マスク開口部220によって相互に離隔されている。隣り合った2つの横方向マスク領域210間には、スライス間隔221が設けられている。このスライス間隔221は、有利には0.5μmから2μmまでの間である。たとえば、スライス間隔221を1μmとすることができる。
【0036】
横方向マスク領域210は、規則的な六角形グリッド230を成すように配置されている。この六角形グリッド230はハニカムパターンを成し、各横方向マスク領域210は、六角形グリッド230の1つの六角形の中心に配置される。このような構成により、すべてのスライス状の横方向マスク領域210(縁部に位置する横方向マスク領域210を除く)にそれぞれ隣接する横方向マスク領域210は6つとなり、各横方向マスク領域210と、各隣接する横方向マスク領域210との間の各距離が、スライス間隔221となっている。
【0037】
六角形グリッド230を用いる代わりに、横方向マスク領域210の配置構成を四角形グリッドまたは三角形グリッドとすることも可能である。
【0038】
図5は、第2の処理状態20にある前記層構造体100の窒化物半導体層300の斜視図である。窒化物半導体層300の第2の層部分320は複数のウェブ340を有し、このウェブ340は、マスク層200のマスク開口部220の上方に配置されている。これら複数のウェブ340は横方向グリッド360を成し、この横方向グリッド360は、前記マスク開口部220の六角形グリッド230を映し取ったものである。各ウェブ340の(マスク層200とは反対側の)上端部はウェブ幅341を有する。このウェブ幅341は有利には、マスク層200のスライス間隔221より小さく、たとえば500nmとすることができる。
【0039】
第2の層部分320のウェブ340は、マスク層200のスライス状横方向マスク領域210の上方に位置する角錐台状の空きスペース350を包囲している。この角錐台状空きスペース350は、マスク層200からの距離が大きくなるにつれて、角錐台状に広幅になっていく。ウェブ340は横方向に六角形グリッド360を形成しているので、各角錐台状の空きスペース350の各底面は、ほぼ六角形となっている。
【0040】
第2の成長工程25において、角錐台状の空きスペース350を、ウェブ340の側面302から横方向に閉じるか、ないしはコアレッセンスさせる。その際には、ウェブ340のc面301も部分的にオーバーグロースさせる。
【0041】
図6は、第4の処理状態40にある前記層構造体100の概略的な断面図である。この第4の処理状態40は、第2の成長工程25を完了させると実現されるものである。第4の処理状態40では、角錐台状の空きスペース350を第3の層部分330によって完全に閉じる。
【0042】
図6にはさらに、図1,2および3には示されていない基板500と、図1,2および3には示されていない、層構造体100の核生成層400とを示している。基板500は層構造体100の支持体となり、有利にはサファイヤ(Al)を含む。これに代えて択一的に、基板500はシリコン(Si)、炭化シリコン(SiC)または窒化ガリウム(GaN)を含むことができる。基板500は、有利にはウェハ形状である。
【0043】
図6にはさらに、核生成層400および窒化物半導体層300の複数の欠陥110も示している。この欠陥110はたとえば、窒化物半導体層300と核生成層400と基板500との格子不整合に起因する転位欠陥等である。
【0044】
欠陥110は、層構造体100の区画を縦方向に貫通している。マスク層200の横方向マスク領域210の下方において核生成層400に形成された欠陥110は、横方向マスク領域210で止まっている。しかし、マスク層200のマスク開口部220の下方において核生成層400に形成された欠陥110は、窒化物半導体層300の第1の層部分310と第2の層部分320とにまで続いて貫通している。
【0045】
ここで、縦方向に第2の層部分320の側面302においてぶつかった欠陥110は、この側面320において折れ曲がり、その後は、第3の層部分330において折れ曲がった欠陥111となって水平方向に続いていく。この折れ曲がった欠陥111は相殺し合うことができ、これにより、層構造体100の上面に達することがなくなる。それに対し、縦方向に第2の層部分320のc面301まで続いている欠陥110は折れ曲がることなく、縦方向に繋がった欠陥112として、層構造体100の上面に達するまで第3の層部分330に入り込んで貫通していく。
【0046】
このようにして、層構造体100の上面における欠陥110の密度は横方向に変化する。第2の層部分320のウェブ340上方の横方向区画における欠陥密度は上昇しており、それに対して、他の横方向区間の欠陥密度は低下している。
【0047】
マスク層200と窒化物半導体層300との間の界面では、第2の層部分320の2つの隣り合ったウェブ340間に、ウェブ間隔351が設けられている。このウェブ間隔351は、たとえば約1μmとすることができる。
【0048】
次のステップでは、図6に示された層構造体100の上面に、発光活性層を有する機能層積層体600を堆積させる。機能層積層体600の発光活性層は、1つまたは複数の量子薄膜を含む。
【0049】
発光活性層の成長中には、欠陥110の上方に、有利にはV欠陥(V-Pit)が形成されることが知られている。つまり、下方にある層中の欠陥密度が高いほど、その上方に形成されるV欠陥は多くなる。また、このようなV欠陥の側面ファセットの圧電性は、c面の圧電性より低くなることも知られている。さらに、上述のV欠陥のファセットに取り込まれるインジウムが少なくなり、この領域における成長速度も低下することが知られている。このことにより、V欠陥の縦方向の電気抵抗は、発光活性層の欠陥の無いc面の縦方向電気抵抗より小さい、ということになる。しかし、V欠陥において生じる正孔および電子の再結合は、主に非発光再結合である。
【0050】
図7は、層構造体100の機能層積層体600の上面を上から見た図であり、これはたとえば、PL(フォトルミネッセンス)顕微鏡を用いて撮影することができる。同図では、結晶欠陥は暗く示している。図7からは、機能層積層体600の上面は欠陥密度が高い横方向領域120と、欠陥密度が低い横方向領域130とを有することが分かる。高欠陥密度の横方向領域120は、マスク層200のマスク開口部220の六角形グリッド230の上方と、窒化物半導体層300の第2の層部分320のウェブ340の横方向グリッド360の上方とに位置する。低欠陥密度の横方向領域130は、層構造体100の機能層積層体600の上面の他の区画となっている。
【0051】
低欠陥密度の横方向領域130は全て、またはほぼ全て、気孔131を有している。この気孔131は、専門用語としてボイドとも称される。すべての気孔131はそれぞれ、ウェブ340間に位置する角錐台状の空きスペース350の中央に形成されている。気孔131の領域では、角錐台形状の空きスペース350は第2の成長工程25中に、最終的に第3の層部分330によって閉じられる。
【0052】
高欠陥密度の横方向領域120では、機能層積層体600の発光活性層のV欠陥の密度が、低欠陥密度の横方向領域130のV欠陥密度より高くなっている。V欠陥が存在することにより、高欠陥密度の横方向領域120の縦方向抵抗は低くなっているので、機能層積層体600を縦方向に流れる電流は、主に高欠陥密度の横方向領域120において流れることができる。高欠陥密度領域120の縦方向の直列抵抗が低くなっていることにより、多くの量子薄膜にキャリアを供給することができる。これにより、1量子薄膜あたりの電流密度は低くなるので、層構造体100から作製された発光ダイオードのドループを低減することができる。低欠陥密度の横方向領域130にある量子薄膜のバンドギャップは小さいので、高欠陥密度の横方向領域120中のキャリアが、この低欠陥密度の横方向領域130内に侵入して拡散することができる。このキャリアは、低欠陥密度の横方向領域130において発光再結合することができる。したがって、高欠陥密度の横方向領域120により、低欠陥密度の横方向領域130内において縦方向に電流が流れてキャリアが注入され、この低欠陥密度の横方向領域130においてキャリアが発光再結合することができる。
【0053】
高欠陥密度の横方向領域120および低欠陥密度の横方向領域130の相対的な横方向寸法は、高欠陥密度の横方向領域120において非発光再結合が優勢となることなく、有利な高電流線形性を実現するのに十分に大きな縦方向電流を流すことができるように選択される。
【0054】
図8は、オプトエレクトロニクス素子の製造方法700を概説する概略的なフローチャートである。
【0055】
最初のステップ710において、基板500を準備する。有利には、この基板500をウェハとする。このことにより、多数のオプトエレクトロニクス素子を同時に、この1つのウェハ上に並行して製造することができる。前記基板は、サファイヤ基板、シリコン基板、炭化シリコン基板または窒化ガリウム基板とすることができる。
【0056】
第2のステップ720において、基板500の表面上に核生成層400を設ける。この核生成層400は、たとえば窒化アルミニウム(AlN)を含むことができる。たとえば、この核生成層400の厚さを50nmとすることができる。たとえばスパッタリングによって核生成層400を設けることができる。
【0057】
第3のステップ730において、マスク層200を設けてパターニングする。マスク層200はたとえば、酸化シリコン(SiO)と、窒化シリコン(SiN)と、二酸化シリコンから成る別の層とから構成される積層体を含むことができる。その際にはたとえば、二酸化シリコンから成る層の厚さを約100nmとし、窒化シリコンから成る層の厚さを約50nmとすることができる。マスク層200はたとえば、前記核生成層400上にスパッタリング蒸着することができる。
【0058】
マスク層200を設けた後は、これをパターニングする。このパターニングは、たとえばフォトリソグラフィ法により行われる。その際には、マスク開口部220により互いに離隔された複数の横方向マスク領域210を形成する。これら横方向マスク領域210は、有利には円板形状または略円板形状(たとえば八角形)に形成される。横方向マスク領域210のスライス径211は、たとえば0.5μmから3μmまでの間とすることができ、有利には約2μmとすることができる。互いに隣接する横方向マスク領域210間のスライス間隔221は、たとえば0.5μmから2μmの間とすることができ、好適には約1μmとすることができる。有利には、横方向マスク領域210を六角形グリッドに配列することができる。
【0059】
第4のステップ740において、窒化物半導体層300の第1の層部分310をマスク層200のマスク開口部220内に堆積させ、その後エッチバックする。窒化物半導体層300の第1の層部分310は、たとえば窒化ガリウム(GaN)を含むことができ、約90nmの厚さで第1の層部分310を堆積させることができる。第1の層部分310の堆積は、たとえば有機金属気相成長用の装置(MOVPE装置)にて行うことができる。有利には、第1の層部分310の材料を名目上アンドープとする。第1の層部分310の堆積後、この第1の層部分310をエッチバックする。このエッチバックはたとえば、MOVPE装置のTMGa源を閉じてシラン(SiH)を反応器内に導入することにより行うことができる。その際にはN/H/NH雰囲気が発生し、この雰囲気中にて窒化ガリウムが脱着し、窒化シリコン(SiN)の成長が生じる。その際には、2つのプロセスが拮抗する。エッチバックはたとえば5分にわたって実施することができ、これにより、結晶ひずみのモニタリングを行うことができる。本方法の簡単な態様では、第4のステップ740は省略することができる。
【0060】
第5のステップ750では、窒化物半導体層300の第2の層部分320を成長させる第1の成長工程15を行う。第2の層部分320は、有利には窒化ガリウム(GaN)を含む。その際には成長条件は、主に縦方向の成長方向12に成長が生じるように、かつ、横断面が台形状であるウェブ340が形成されるように選択される。このような成長条件では、たとえば、III 族半導体に対してV族半導体の比を1000未満と小さくすることができる。温度はたとえば1000℃未満とすることができる。このとき、シラン(SiH)の供給を再び終了させることができる。
【0061】
第6のステップ760において、窒化物半導体層300の第3の層部分330を成長させるための第2の成長工程25を実施する。第3の層部分330も、有利には窒化ガリウム(GaN)を含む。第2の成長工程25は、優先的に横成長方向11に成長が生じる成長パラメータで実施される。これにより、先行のステップ750において形成したウェブ340間の角錐台形の空きスペース350が閉じられてコアレッセンスする。第2の成長工程25中の成長条件には、たとえば、V族半導体と III 族半導体との比を大きくすること、および、1000℃を上回る高温にすることを含むことができる。よって、第6のステップ760が終わると、窒化物半導体層300は、欠陥密度110が横方向に変わる閉じられた層となる。
【0062】
第7のステップ770において、機能層積層体600を窒化物半導体層300の表面上に堆積させる。この機能層積層体600に発光活性層が含まれる。機能層積層体600は、有利にはLED構造である。
【0063】
別のオプションのステップにおいて、先行のステップにて作製した層構造体100を更に処理して、完全なオプトエレクトロニクス素子を完成させる。ステップ780ないし810は、この更なる処理手段の一例を示している。
【0064】
第8のステップ780において、層構造体100を支持基板に接合する。この接合は、層構造体100の機能層積層体600が支持基板の方を向くように行われる。支持基板はたとえばシリコン基板とすることができる。
【0065】
第9のステップ790において、基板500および核生成層400を、層構造体100の他の部分から剥離する。この剥離はたとえば、レーザリフトオフと称される処理によって行うことができる。核生成層400が窒化アルミニウム(AlN)を含む場合には、窒化アルミニウム(AlN)のバンドエッジにより、まず最初に、たとえば窒化ガリウム(GaN)を含む窒化物半導体層300において分離が発生する。マスク層200の横方向マスク領域210では、窒化シリコン(SiN)から成る中間の層が分離領域として機能する。このようにして、マスク層200の横方向マスク領域210の二酸化シリコン(SiO)から成る一部は、剥離後の窒化物半導体層300に付着して残り、当該マスク層200の横方向マスク領域210の二酸化シリコン(SiO)から成る他の一部は、核生成層400と基板500とに付着した状態のままとなる。
【0066】
窒化物半導体層300に残った二酸化シリコン(SiO)から成る層は、第10のステップ800において、パターニングされた光取り出し構造部を生成するためのハードマスクとして用いることができる。
【0067】
核生成層400と基板500とに付着したままとなった二酸化シリコン(SiO)から成る層は、第11のステップ810において剥離することができる。核生成層400は基板500表面に残る。基板500はその後、方法700を実施するために再利用することができる。
【0068】
本願は、独国特許出願第102012217644.6号の優先権を主張するものであり、これを引用することにより、その開示内容は本願の開示内容に含まれるものとする。
【0069】
有利な実施例に基づいて本発明を詳細に図解および説明したが、本発明は、本願にて開示した実施例に限定されることはなく、むしろ当業者であれば、これらの実施例から、本発明の保護範囲を逸脱することなく他の態様を導き出すことができる。
【符号の説明】
【0070】
10 第1の処理状態
11 横成長方向
12 縦成長方向
15 第1の成長工程
20 第2の処理状態
25 第2の成長工程
30 第3の処理状態
40 第4の処理状態
100 層構造体
110 欠陥
111 折れ曲がった欠陥
112 更に続く欠陥
120 欠陥密度が高い横方向領域
130 欠陥密度が低い横方向領域
131 穴
200 マスク層
210 横方向マスク領域
211 スライス径
220 マスク開口部
221 スライス間隔
230 六角形グリッド
300 窒化物半導体層
301 c面
302 側面
310 第1の層部分
320 第2の層部分
321 台形状の横断面
330 第3の層部分
340 ウェブ
341 ウェブ幅
350 角錐台状の空きスペース
351 ウェブ間隔
360 横方向グリッド
400 核生成層
500 基板
600 機能層積層体
700 方法
710 基板を準備する
720 核生成層を設ける
730 マスク層を設けてパターニングする
740 窒化物半導体層の第1の層部分を設けてエッチバックする
750 窒化物半導体層の第2の層部分を成長させる第1の成長工程
760 窒化物半導体層の第3の層部分を成長させる第2の成長工程
770 機能層積層体を堆積させる
780 層構造体を支持体に接合する
790 層構造体を剥離する
800 パターニングされた光取り出し構造部を生成する
810 基板を再利用する
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8