(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6207772
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具
(51)【国際特許分類】
A61B 6/04 20060101AFI20170925BHJP
A61B 8/14 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
A61B6/04 307
A61B8/14
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-570416(P2016-570416)
(86)(22)【出願日】2015年1月22日
(86)【国際出願番号】JP2015051652
(87)【国際公開番号】WO2016117074
(87)【国際公開日】20160728
【審査請求日】2016年12月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】598095167
【氏名又は名称】有限会社永野義肢
(74)【代理人】
【識別番号】100074273
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英夫
(72)【発明者】
【氏名】永野 徹
(72)【発明者】
【氏名】藤原 憲太
【審査官】
姫島 あや乃
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−197966(JP,A)
【文献】
特開2003−52494(JP,A)
【文献】
実開平4−103104(JP,U)
【文献】
実開昭61−154910(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0083436(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3014431(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 6/03−6/04
A61B 8/14
A61B 5/055
A47D 15/00
A47D 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右両端から中央に向かうに従って順次上方へ盛り上がり、中央部分が最高位となるように彎曲させた本体部と、該本体部の左右両端から立ち上がるウイング部とを備え、可撓性のある合成樹脂素材で一体成型されてなり、前記本体部の中央部分に対する上方からの重力の負荷によって生じる下方への撓み力が、左右の前記ウイング部を上端側ほど互いが近付づく方向へ移行させるように働くようにしてある乳幼児検査受枠。
【請求項2】
請求項1記載の乳幼児検査受枠は、一対が所定間隔を隔てて並置され、左のウイング部どうし及び右のウイング部どうしが連結具で係脱自在に連結されている乳幼児検査受枠。
【請求項3】
請求項1〜2のいずれか1項に記載の乳幼児検査受枠の左右のウイング部間に支持マットが挿入、載置されてなり、その支持マットは少なくとも中央の背部受け部とその左右に連なる左右受け部とが布地によって袋状体に形成され、各袋状体の内部には詰物が挿入、充填されて当該袋状体を膨らませ、左右受け部は上方へ立ち上がってなる乳幼児受け具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、乳幼児が例えばレントゲン検診や超音波による検診を受ける際などにベッドや検査台、椅子などに載置して用いる乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具に関する。
【背景技術】
【0002】
乳幼児がレントゲン検診や超音波検査などを受ける際は、一般にベッドに乳幼児を寝かせて検診に当たっている(特開2000−70247号公報、特開平10−248846号公報参照)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、大人と違って、乳幼児はベッドの上で静止することはなく、常に手足を動かしているために、看護師等が乳幼児を押さえて動きを止め、その瞬間に検査をするといった対応がとられているが、心理的な影響もあってか、なかなか動きを止めることがなく、また、介助する看護師などが検査の支障になったりするおそれがあり、正確な検査が得られないケースがよく見受けられていた。
【0004】
この発明は、斯かる従来からの検診の問題点に鑑み発案されたもので、その第一の目的は、乳幼児の動きを可及的に少なくして、しかも検査に適した姿勢を安定して確保し易く、正確な検査の便に供すことができ、併せて使い勝手が良く、持ち運びが容易で嵩低く収納保管できる乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具を提供することである。また第二の目的は、第1の目的を達成すると共に、更に乳幼児の背丈や体格に応じて適正な支持が可能で、検査の実効に資すると共に、持ち運びや収納、保管を一層改善できる乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明による乳幼児検査受枠は、
左右両端から中央に向かうに従って順次上方へ盛り上がり、中央部分が最高位となるように彎曲させた本体部と
、該本体部の左右両端から立ち上がるウイング部
とを備え、可撓性のある合成樹脂素材で一体成型されてな
り、前記本体部の中央部分に対する上方からの重力の負荷によって生じる下方への撓み力が、左右の前記ウイング部を上端側ほど互いが近付づく方向へ移行させるように働くようにしてある(請求項1)。
【0006】
乳幼児検査受枠において、請求項1記載の乳幼児検査受
枠は、一対が所定間隔を隔てて並置され、
左のウイング部どうし及び右のウイング部どうしが連結具で係脱自在に連結されていてもよい(請求項2)。
【0007】
また、上記目的を達成するために、本発明による乳幼児受け具は、請求項1〜2のいずれか1項に記載の乳幼児検査受枠の左右のウイング部間に支持マットが挿入、載置されてなり、その支持マットは少なくとも中央の背部受け部とその左右
に連なる左右受け部とが布地によって袋状体に形成され、各袋状体の内部には詰物が挿入、充填されて当該袋状体を膨らませ、左右受け部は上方へ立ち上がってなる(請求項3)。
【発明の効果】
【0008】
請求項1〜3に係る発明では、乳幼児の動きを可及的に少なくして、しかも検査に適した姿勢を安定して確保し易く、正確な検査の便に供すことができ、更には他分野への適用も可能な乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具が得られる。
【0009】
即ち、請求項1〜3に係る発明の乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具では、乳幼児検査受枠の左右のウイング部の間に支持マットを載置し、この支持マットの上に乳幼児を側臥位あるいは仰臥位等にして寝かせ付けることによって、乳幼児は支持マットのソフトな抱擁作用によって両手、胸部左右から脇腹、そして大腿部にわたってしっかりと包み込まれる。このとき、乳幼児検査受枠の本体部の彎曲部が乳幼児の体重負荷によって下方へ撓み、その撓み力が左右のウイング部の上端側ほど互いが近付づく方向へ移行させるように働き、このウイング部の近づきによって、支持マットは左右からしっかりと把持され、もって乳幼児をしっかりと、しかも安定良く寝姿に維持できる。しかも、乳幼児検査受枠は可撓性の素材から成る断面が欧文字のほぼUの字形となるから、その複数個を順次上から入れ込み嵌合して積み重ねることができ、使い勝手が良く、持ち運びが容易で嵩低く収納保管できる利点がある。
【0010】
また、請求項2に係る発明では、連結具を布製や可撓性の素材、或いは剛性があっても寸法を異ならせることが可能な構造(例えば蛇腹構造や長短異なる寸法のもの)を備えて作製することで一対の受枠の間隔を、乳幼児の身長方向に沿って自在に調整し易く、乳幼児の背丈や体格に応じて適正な支持が可能で、検査の実効を上げることができる。併せて、連結具による連結を解けば、同じ形状の一対の受枠と連結具に分離されるので、嵩が低くなり、持ち運びは言うまでもなく、収納、保管の一層の便に供することができる。しかも、受枠は細幅であるので、彎曲部の撓み性が高くなり、左右のウイング部による支持マットの把持が一層的確、且つ強力になり、検査の実効性をより向上できる。
【0011】
更に、請求項3に係る発明では、請求項1〜2のいずれか1項に記載の乳幼児検査受枠の左右のウイング部間に支持マットが挿入、載置されてなり、その支持マットは少なくとも中央の背部受け部とその左右に一体又は一体的に連なる左右受け部とが布地によって袋状体に形成され、各袋状体の内部には詰物が挿入、充填されて当該袋状体を膨らませ、左右受け部は上方へ立ち上がってなるから、背部受け部、左右受け部が別体のものよりも取り扱いが容易で、しかも左右の受け部が上方へ立ち上がっているので、乳幼児を寝かせ付け易く、検査の実効性に資する。
【0012】
尚、本発明における乳幼児受け具には、レントゲン検診や超音波検診の際の検査用補助具の他にも、内科や歯科更には外科の分野での乳幼児の安定的な検査姿勢を得るための受け具の他、例えば家庭や保育園、幼稚園などの昼寝用などの簡易ベッドも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】この発明の一実施の形態に係る乳幼児受け具の外観図である。
【
図2】
図1に示した乳幼児受け具に用いる乳幼児検査受枠の外観図である。
【
図3】
図1に示した乳幼児受け具に用いる支持マットの外観図である。
【
図4】
図1に示した乳幼児受け具の使用状態を示す外観図である。
【
図5】この発明の乳幼児受け具の変形例に用いる乳幼児検査受枠の外観図である。
【
図6】乳幼児検査受枠構成枠を連結具で一体的に連結した状態を示し、一部を拡大表示した拡大図を含む一部切欠き外観図である。
【
図7】
図5に示した乳幼児検査受枠の作用を示す外観図である。
【符号の説明】
【0014】
1…乳幼児受け具
2、20…乳幼児検査受枠
3…支持マット
4、40…本体部
5、50…ウイング部
6、60…彎曲部
7…背部受け部
8…左右受け部
9…頭載置部
11…連結具
21…乳幼児検査受枠構成枠
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の乳幼児受け具を先天性股関節脱臼の超音波検査用として適用した場合の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0016】
この乳幼児受け具1は、二つの部品から構成される。
一つは乳幼児検査受枠2、その二はこの乳幼児検査受枠2に挿入、載置される支持マット3である。
【0017】
乳幼児検査受枠2は、
図2に示すように、本体部4とこの本体部4の左右に一体に連なるウイング部5を備えて成る。
本体部4は、左右両端から中央に向かうに従って順次上方へ盛り上がり、中央部分が最高位となるように彎曲部6を備えている。そして、ウイング部5はこの本体部4の左右の両端から夫々上方に所定寸法一体に立ち上げられてなる。
斯かる構成を備えた乳幼児検査受枠2は、アクリル変性高衝撃塩化ビニル素材を成形倍率6倍ほどで、真空成形或いは加圧成形などの手段で所定の形状に加工されている。このアクリル変性高衝撃塩化ビニルは耐衝撃性に優れる上に、耐薬品性、耐候性、耐寒性、難燃性を備え、併せて高い成形性を備えたものである。中央部分の彎曲部6は上方からの重力の負荷によって下方へ撓むが、この撓み力が左右のウイング部5を上端側ほど互いが近付づく方向へ移行させるように働く。
尚、耐熱性はやや高いが、同様の性能を備えたABS樹脂に代替させることもできる。より安価に提供できるからである。
【0018】
図2に示される例では、この乳幼児検査受枠2は、本体部4の左右床面との接触点間の幅Wは約350mm、奥行き幅Dは約500mm、また、ウイング部5の上下寸法Hは床面から約200mm、ウイング部5の上縁間の幅W1は約500mmに形成されている。寸法は、乳幼児の標準体格を基に設定されている。
【0019】
次に、支持マット3は、
図3に示すように、中央の背部受け部7とその左右に一体に連な左右受け部8とが布地によって袋状に形成され、背部受け部7と左右受け部8の内部には発泡ビーズ(図外)の詰物が挿入、充填され、当該袋状体を膨らませて、左右受け部8は、左右方向に所定の間隔W2を開けて(
図3参照)上方へ立ち上がっている。また、背部受け部7の左右方向に直交する側の一方の辺縁からは頭載置部9が一体に設けられている。
【0020】
また、前記背部受け部7と左右受け部8そして頭載置部9の表面側で乳幼児に接する面を形成する布地は伸縮性に富み且つ滑らかで耐久性のある素材としてポリウレタン弾性繊維(スパンデックス)が採用されている。表面側以外の側面や底面には綿糸を用いた平編みで編成した、前記表面側よりも少し硬くしかも伸縮性が小さい生地が用いられている。 尚、表面側の生地としては伸縮性のあるパイル編み生地が用いられても良い。
【0021】
このように構成された乳幼児検査受枠2と支持マット3によって、
図1に示す通りの乳乳幼児受け具1を得る。
つまり、ベッド(図外)の上に乳幼児検査受枠2を載置し、その左右のウイング部5の間に支持マット3を、その左右受け部8の外側面がウイング部5の内側面に接するようにして載置して乳幼児受け具1を得る。
【0022】
この乳幼児受け具1の支持マット3の背部受け部7と左右受け部8を押さえ付けると、押さえられた背部受け部7と左右受け部8内の発泡ビーズがそれらの袋状体内で流動して、背部受け部7と左右受け部8が凹状となる。そこで、乳幼児を仰向けにして載せると、乳幼児の体重を受けて発泡ビーズが適度に流動し、背部受け部7と左右受け部8の発泡ビーズの働きによるソフトな抱擁作用によって両手、胸部左右から脇腹、そして大腿部にわたってしっかりと包み込まれ、乳幼児は超音波検診を受けやすい姿勢になる。
【0023】
このとき、乳幼児検査受枠2の本体部4の彎曲部6が乳幼児の体重負荷によって下方へ撓み、その撓み力が左右のウイング部5をその上端側ほど互いが近付づく方向へ移行させるように働き、このウイング部5の近づきによって、支持マット3は左右からしっかりと把持され、もって乳幼児はしっかりと、しかも安定の良い寝姿に維持されることになる(
図4参照)。
【0024】
次に、
図5〜7に示す形態は、乳幼児検査受枠の変形例を示したもので、殊に乳幼児の背丈や体格に応じて適正な支持が可能で、検査の実効に資すると共に、持ち運びや収納、保管を一層改善できる乳幼児検査受枠及び乳幼児受け具を提供する目的に資するものである。
【0025】
この変形例にいう乳幼児検査受枠20は、
図5に示すように、一対の乳幼児検査受枠構成枠21、21で構成されている。
この乳幼児検査受枠構成枠21は本体部40とこの本体部40の左右に一体に連なるウイング部50を備えて成る。本体部40は、左右両端から中央に向かうに従って順次上方へ盛り上がり、中央部分が最高位となるように彎曲部60を備えている。そして、ウイング部50はこの本体部40の左右の両端からは夫々上方に所定寸法一体に立ち上げられてなる。この乳幼児検査受枠構成枠21は、先の実施の態様と同様にアクリル変性高衝撃塩化ビニル素材を成形倍率6倍ほどで、真空成形或いは加圧成形などの手段で所定の形状に加工されている。
【0026】
本体部40の左右床面との接触点間の幅は約350mm、また、ウイング部50の上下寸法は床面から約200mm、ウイング部50の上縁間の幅は約500mmで、
図2に示す例と同様であるが、異なる点は奥行き幅D1が約150mmに形成されている点である。
【0027】
そして、この一対の乳幼児検査受枠構成枠21、21は、
図5に示すように、最大幅200mmの間隔Sを開けて並置され、
図6に示すように、相隣なるウイング部50、50を嵌入する嵌合袋部10、10を備えた可撓性の連結具11で一体的に連結され、実質的に
図2と同様の最大奥行き幅500mmを備えるように構成されている。
【0028】
連結具11は、上下幅がウイング部50の上下寸法とほぼ同じ200mmで、奥行き幅はほぼ500mmを備え、適宜な素材から成る(図例では布を縫製して得た)ものである。前記嵌合袋部10、10は、この連結具11の奥行き幅方向の両端に夫々下方のみが開放され、且つ、前記ウイング部50、50の奥行き幅150mmを嵌入するに足る幅をもって形成されている。
図6の拡大断面図中12は縫着糸を示す。
【0029】
以上の実施の態様によれば、連結具11が布製であるために、一対の乳幼児検査受枠構成枠21、21を、
図7に示すように、その奥行き幅方向で互いに近寄らせたり離したりすることができる(
図7に示す例では互いに近付けた場合を示す)。その結果、乳幼児の体格に合わせて、この乳幼児検査受枠20の大きさ(乳幼児の背丈の方向の長さ)を大小自在に変更できる。また、乳幼児検査受枠20を除いては、支持マット3の構成は先の実施の形態、即ち
図1、3に示されたものと同様である。
【0030】
超音波検査をするにあたっては、先ずベッドの上で二つの乳幼児検査受枠構成枠21、21を平行に並べ、連結具11の嵌合袋部10をウイング部50の上端から差し込み、二つの乳幼児検査受枠構成枠21、21を一体的に連結する。次いで、連結されて得られた乳幼児検査受枠20の左右のウイング部50と連結具11の間に、
図1と同様に、支持マット3を、その左右受け部8の外側面が連結具11の内側面に接するようにして載置して乳幼児受け具1を得る。この乳幼児受け具1の支持マット3の背部受け部7と左右受け部8を押さえ付けると、押さえられた背部受け部7と左右受け部8内の発泡ビーズがそれらの袋状体内で流動して、背部受け部7と左右受け部8が凹状となる。そこで、乳幼児を載せると、乳幼児の体重を受けて発泡ビーズが適度に流動し、背部受け部7と左右受け部8の発泡ビーズの働きによるソフトな抱擁作用によって両手、胸部左右から脇腹、そして大腿部にわたってしっかりと包み込まれ、乳幼児は検診を受けやすい姿勢になる。
【0031】
このとき、乳幼児検査受枠構成枠21、21の本体部40、40の彎曲部60、60が夫々乳幼児の体重負荷によって下方へ撓み、その撓み力が左右のウイング部50、50をその上端側ほど互いが近づく方向へ移行させるように働き、このウイング部50、50の近づきによって、支持マット3は左右からしっかりと把持され、もって乳幼児はしっかりと、しかも安定の良い寝姿に維持されることになる。
【0032】
また、この例によれば、乳幼児検査受枠構成枠21は細幅な一対で構成されるものであるから、本体部40の彎曲部60がより撓み易く、一層しっかりと支持マット3を両サイドから把持し、乳幼児はしっかりと、しかも安定の良い寝姿に維持されることになる。更に、不使用時の際は、これを上下に重ねて積み上げると一層嵩低く、また、コンパクトにして持ち運びや運搬が容易となり、また、保管はペースも少なくて済み、大変取り扱い易く提供できる。
【0033】
尚、上記変形例で採用される連結具11は布製のもの以外に、図示しないが、可撓性の合成樹脂を素材にして、例えば二色成形法(異材質射出成形法)によって乳幼児検査受枠構成枠21、21と一体成型して得たもの、更には並置したウイング部50、50の外側面と連結具11の片側の面に布製ファスナーを取り付けて、両者を結合分離可能に構成したもの或いは剛性があってもウイング部間を蛇腹構造にしたもの、更には長短異なる寸法のもの等も採用できる。
【0034】
更に、支持マット3は、発泡ビーズを充填して得たが合成樹脂製のチップに替えることもできる。更に、低反発ウレタンフォームで背部受け部7、左右受け部8、頭載置部9を形成し、これを布製のカバーで覆って得ることもできる。また、背部受部7、左右受け部8、頭載置部9は夫々独立別個に形成され、背部受け部7の左右両側若しくは左右両側上面に左右受け部8が、また背部受け部7の左右方向に直交する側の一方の辺縁若しくは辺縁上面に頭載置部9が夫々簡易着脱手段(布製ファスナー等)で接合分離自在に連結された構造も採用できる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は乳幼児の先天性股関節脱臼の超音波検査の際に用いられるものとして説明したが、必ずしもこの態様に限定されず、例えばエックス線検診、歯科検診、内科検診、外科検診など、乳幼児を安定姿勢にして検査をする必要がある場合の受け具として、更には家庭や保育園、幼稚園などの昼寝用などの簡易ベッドとしても好適に利用できる。