(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記反射カバーの第2反射部に一部重畳して形成され、前記反射カバーに重畳しない部分で少なくとも1回折り曲げられた形状の折曲部を有する反射板を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
前記第1側面から前記第2底面と前記第2傾斜部とが接する第2折曲部までの長さは、前記第1側面から前記第2側面までの長さの0.2倍以上であり0.5倍以下であることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
前記第1側面から前記第2底面と前記第2傾斜部とが接する第2折曲部までの長さは、前記第1側面から前記第2側面までの長さの0.3倍以上であり0.4倍以下であることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
前記反射カバーの第2反射部に一部重畳して形成され、前記反射カバーに重畳しない部分で少なくとも1回以上折り曲げられた形状の折曲部を有する反射板を更に含むことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
前記反射カバーの第2反射部に一部重畳して形成され、前記反射カバーに重畳しない部分で少なくとも1回折り曲げられた形状の折曲部を有する反射板を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の表示装置を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明には様々な実施形態があり得、ここで説明する実施形態に限られない。
【0017】
図面では、複数の層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。明細書全体に亘って類似の部分については同一の図面符号を付けた。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の“上”にあるというとき、これは他の部分の“直上”にある場合だけでなく、その中間に他の部分がある場合も含む。逆に、ある部分が他の部分の“直上”にあるというときは中間に他の部分がないことを意味する。
【0018】
先ず、
図1〜
図13を参照して、本発明の第1実施形態による表示装置について説明する。
【0019】
図1は、本発明の第1実施形態による表示装置を示す分解斜視図である。
【0020】
本発明の第1実施形態による表示装置は、
図1に示すように、大きくは光を供給するバックライトアセンブリ200と、バックライトアセンブリ200から光の供給を受けて映像を表示する表示パネル100とからなる。また、バックライトアセンブリ200及び表示パネル100を固定するために、上部カバー310、モールドフレーム315、及び下部カバー320が結合されている。
【0021】
バックライトアセンブリ200は、光を供給する光源部210、表示パネル100の下部に配置される光学シート220、光源部210から出る光を反射する反射板230を含む。
【0022】
光源部210は、表示パネル100のいずれか一側辺の下部に配置され、光を発生する光源211、光源211を実装する回路基板212、回路基板212に結合されている反射カバー214を含む。
【0023】
光源211は複数の発光部材からなり、発光部材は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting diode)などからなる。
【0024】
回路基板212は、光源211に電気的に接続されて、光源211を駆動する信号を光源211に供給する。
【0025】
反射カバー214は光源211から出る光を反射するものであり、反射カバー214の具体的な形状については、以下で
図3〜
図5を参照して更に説明する。
【0026】
光学シート220は、光源部210から出た光の集光効率を高め、光が全体的に均一な分布を有するようにする。このような光学シート220は、複数の多様なシートからなり、例えば順次に積層された拡散シート222、プリズムシート224、及び保護シート226を含む。
【0027】
拡散シート222は、光源部210から出た光を拡散する。プリズムシート224は、拡散シート222で拡散された光を表示パネル100の平面に垂直な方向に集光する。プリズムシート224を通過した光は、略大部分が表示パネル100に垂直に入射する。また、保護シート226は、プリズムシート224上に配置され、外部の衝撃からプリズムシート224を保護する。
【0028】
上記で、光学シート220は、拡散シート222、プリズムシート224、及び保護シート226が1枚ずつ備えられたものを例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。光学シート220は、拡散シート222、プリズムシート224、及び保護シート226のうちの少なくともいずれか一つを複数枚重ねて使用することができ、必要に応じていずれか一つのシートを省略することもできる。
【0029】
反射板230は下部カバー320の上に配置される。反射板230は、光源部210から出た光が外部に漏洩しないように表示パネル100方向に光の経路を変更する。反射板230の形状については、以下で
図2、
図6〜
図11を参照して更に説明する。
【0030】
表示パネル100には、液晶表示パネル(liquid crystal display panel:LCD)、電気泳動表示パネル(electrophoretic display panel:EDP)などの多様な表示パネルを用いることができる。
【0031】
表示パネル100として液晶表示パネルが用いられる場合、表示パネル100は第1基板110及び第2基板120が互いに対向して合着されてなり、第1基板110と第2基板120の間には液晶層(図示せず)が形成されている。図示は省略したが、第1基板110上には複数のゲート線及びデータ線、これらと接続される薄膜トランジスタが形成されている。また、ゲート線から印加される信号によって薄膜トランジスタがターンオンされるとデータ線から信号が印加される画素電極が形成されている。第1基板110又は第2基板120上には共通電極が形成され、画素電極と共通電極の間に電界が形成されて液晶層の液晶分子の配向を制御する。これにより、バックライトアセンブリ200から入射した光を制御して映像を表示する。
【0032】
上部カバー310は、表示パネル100の上部縁と側面を囲むように形成されて、表示パネル100の前面縁を支持する。
【0033】
モールドフレーム315は、上部カバー310と下部カバー320との間に形成されて、表示パネル100を囲む側面と側面から突出する面を含み、表示パネル100を収納する。モールドフレーム315の突出面を基準に、上部に表示パネル100が収納され、その下部にバックライトアセンブリ200が形成されている。
【0034】
下部カバー320は、バックライトアセンブリ200を収納するように、底面322と、底面322から延長されて折り曲げられた側面324を含む。表示パネル100は、図面に示すように、四角形状に形成され、これにより下部カバー320の側面324は四つである。下部カバー320は、上部カバー310と結合され、従ってその内部に位置する表示パネル100及びバックライトアセンブリ200が固定される。
【0035】
以下、本発明の第1実施形態による表示装置の一部構成要素について更に説明する。
【0036】
図2は、
図1のII−II線に沿って示す本発明の第1実施形態による表示装置を示す断面図である。
【0037】
表示装置の最も下部に位置している下部カバー320の底面322は複数回折り曲げられるように形成される。
図2を参照すると、下部カバー320の底面322は、表示パネル100と平行な面を有する第1底面322a及び第2底面322c、第1底面322aと第2底面322cとを連結する第1傾斜部322b、及び第2底面322cから延長される第2傾斜部322dを含む。
【0038】
下部カバー320の側面324のうちのいずれか一つには光源部210が結合される。下部カバー320の側面324は、光源部210が結合される第1側面324a、及び第1側面324aに対向する第2側面324bを含む。下部カバー320の第1側面324aは、特に光源部210の回路基板212と結合される。
【0039】
下部カバー320の第1底面322aは第1側面324aに連結されており、第2傾斜部322dは第2側面324bに連結されている。
【0040】
第2底面322cは、第1底面322aより第1側面324aの上端部からの深さが更に深く形成されている。また、第2傾斜部322dは、第2底面322cから遠くなるほど第1側面324aの上端部からの深さがより浅くなるように形成されている。
【0041】
下部カバー320は、第2側面324bに連結されて表示パネル100と平行な面を有する第3底面322e、及び第3底面322eから延長され折り曲げられて形成される第3側面部324cを更に含む。第3底面322e及び第3側面部324cは、モールドフレーム315を支持し、上部カバー310と結合される。
【0042】
回路基板212は上部面及び下部面を含み、上部面は光源211を実装し、下部面は下部カバー320の第1側面324aに結合されている。従って、光源211は主に回路基板212の上部面が向かう方向に光を出射する。これを光の主出射方向600といい、表示パネル100の上部面及び/又は下部面と平行である。
【0043】
従来の表示装置では表示パネル100と平行な方向に出射した光を表示パネル100に送るために導光板(LGP:Light Guide Plate)を使用したが、本発明の第1実施形態では導光板を使用せずに表示パネル100に光を均等に送ることができる構造を示している。そのための構成要素として、反射カバー214及び反射板230を使用しており、これについて以下で更に説明する。
【0044】
次に、
図3〜
図5を参照して、反射カバー及びこれに関連する構成要素について更に説明する。
【0045】
図3は、
図2のA部分を拡大して示す拡大断面図であり、
図4は、
図3と同一の切断面を含む拡大斜視図であり、
図5は、本発明の第1実施形態による表示装置の反射カバーの形状をx軸及びy軸と共に示した図である。
【0046】
反射カバー214は、光を反射させる材質からなり、折り曲げられた板状の部材からなる。例えば、反射カバー214は、SUS、アルミニウムなどからなる。反射カバー214は、光をよく反射するようにその表面を鏡面加工するか又は鏡面反射シートを付着して形成される。或いは、反射機能を有するポリマーを反射カバー214の材質に一体化して形成してもよい。このとき、反射率が90%以上になる材質を用いるか又は90%以上になるように加工をすることが好ましい。反射カバー214において、光源211から出る光を反射させる面は、その反対側に位置する面より反射率を更に大きくするか又は同一にする。
【0047】
反射カバー214を反射効率の高い板状の部材で形成することによって、製造費用を節減することができ、形態の変形が容易なことから製造工程も単純化することができる。
【0048】
反射カバー214は、光源211から出る光の主出射方向600の上側及び下側を囲むように形成される第1反射部214a及び第2反射部214b、第1反射部214aと第2反射部214bとを連結する連結部214cを含む。
【0049】
第1反射部214aは、曲面からなり、連結部214cから表示パネル100が位置する地点に向かうように曲がっている形状を有する。
【0050】
下部カバー320は、第1側面324aの上端部から延長され折り曲げられてモールドフレーム315の下部面を支持する上部面328を更に含む。このとき、第1反射部214aは下部カバー320の上部面328の下側に位置する。
【0051】
第2反射部214bは、曲面からなり、連結部214cから下部カバー320の底面322に至るように曲がっている形状を有する。
【0052】
下部カバー320の第1底面322aと第1傾斜部322bとが接する地点に第1折曲部326aが形成されており、第1折曲部326aは第2反射部214bを支持してその形状が維持されるように補助する。
【0053】
第2反射部214bは、反射板230と接触して反射板230に結合される。例えば、第2反射部214b及び反射板230を貫通して、反射カバー214と反射板230を結合する第2締結部材520が設けられる。また、第2締結部材520が下部カバー320を貫通することによって、反射カバー214が下部カバー320にも結合される。図面には第2締結部材520がねじからなる例を示しているが、本発明はこれに限定されず、両面テープなどで反射カバー214と下部カバー320を結合してもよい。
【0054】
連結部214cは回路基板212の前面に結合される。連結部214c及び回路基板212を貫通して反射カバー214と回路基板212を結合する第1締結部材510が設けられる。図面には第1締結部材510がねじからなる例を示しているが、本発明はこれに限定されず、両面テープなどで反射カバー214と回路基板212を結合してもよい。
【0055】
反射カバー214の連結部214cと回路基板212との間には放熱部材(図示せず)が更に形成されてもよい。放熱部材は、例えば、放熱テープなどを用いることができる。これによって、反射カバー214が回路基板212の放熱フィンとして使用されて、光源211の放熱効果を増大させることができる。
【0056】
連結部214cは、光源211が実装される位置に対応するように形成された開口部500を更に含む。開口部500は、光源211の大きさと同一であるか又は更に大きく形成される。開口部500を通じて光源211が露出し、光源211から光の主出射方向600に光が出射する。光源211は複数の発光部材からなり、開口部500は発光部材の個数に対応するように形成される。
【0057】
上記で、連結部214cは回路基板212の前面に結合されると説明したが、本発明はこれに限定されず、連結部214cは回路基板212の後面に結合されてもよい。
【0058】
但し、連結部214cが回路基板212の後面に結合される場合、光源211から出た光が回路基板212の前面に至るためによく反射されず、回路基板212に熱が加えられて温度が上昇するようになることがある。反面、連結部214cが回路基板212の前面に結合され、開口部500を通じて光源211が露出される場合、光源211から出た光が回路基板212の前面に至らず反射カバー214によって反射が起こるようになることから、反射効率を向上させることができる。また、回路基板212に光が至らないために温度の上昇を防止することができる。
【0059】
第1反射部214aと第2反射部214bは、
図5を参照すると、光の主出射方向600と平行な断面で一つの放物線上に位置するように形成されることが分かる。放物線の方程式は下記の数式1のように示される。
【0060】
[数1]
(y−β)
2=4p(x−α)
【0061】
このとき、x軸は光の主出射方向600であり、y軸はx軸に垂直な方向であり、βは放物線の中心と焦点との距離であり、αは放物線焦点のx座標であり、pは放物線の曲率である。
【0062】
x軸を基準に上側に第1反射部214aが位置し、下側に第2反射部214bが位置している。放物線のx軸値に対するy軸値は焦点を除いて二つの値を有する。一つのx軸値に対応する二つの地点を連結する線が連結部214cをなしている。連結部214cはy軸と平行な方向に形成される。
【0063】
第2反射部214bの長さは第1反射部214aの長さより長く形成される。第1反射部214aは表示パネル100の表示領域を覆わない程度の長さに形成されるのが好ましい。第2反射部214bの長さは、第1反射部214aより長く形成され、光源211から出る光が光の主出射方向600を外れる場合にこれを反射して表示パネル100に供給されるように最適の長さに形成される。
【0064】
本発明の第1実施形態で、第2反射部214bは、連結部214cから第2締結部材520が形成されている位置まで形成されており、反射カバー214の第2反射部214bと反射板230は重畳している。
【0065】
これとは異なり、反射板230が別途に形成されなくてもよく、このような場合には第2反射部214bが第2締結部材520と結合された部分から延長されて下部カバー320の第2側面324bに至るように形成されてもよい。
【0066】
次に、
図2、
図6〜
図11を参照して、反射板及びこれに関連する構成要素について更に説明する。
【0067】
図6〜
図10は、本発明の第1実施形態による表示装置で第2折曲部の位置によって表示パネルの上部に出る光量の分布を示した図である。
図11は、
図2のB部分を拡大して示す拡大断面図であり、
図12及び
図13は、
図2のB部分で本発明の第1実施形態による表示装置の下部カバーと反射板を示す断面図である。
【0068】
反射板230は
図2に示すように少なくとも一回折り曲げられた形状を有する。反射板230は下部カバー320の第2底面322c及び第2傾斜部322dの上に形成される。
【0069】
反射板230は下部カバー320の折曲部に対応して折り曲げられた形状を有する。即ち、下部カバー320の第2底面322cと第2傾斜部322dとが接する第2折曲部326b上で反射板230は一回折り曲げられた形状を有する。
【0070】
図6〜
図10を参照すると、第2折曲部326bの位置によって表示パネル100に伝達される光の均等性(Uniformity)が変化することが分かる。
【0071】
図6〜
図10で、下側は光源211に最も近い地点である入光部を示し、上側は光源211から最も遠い地点である対光部を示す。入光部は下部カバー320の第1側面324aに対応する地点といえ、対光部は下部カバー320の第2側面324bに対応する地点といえる。光量が少ない部分は相対的に暗く表示され、光量が適切に伝達された部分は明るく表示される。
【0072】
図6は、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が、入光部から対光部までの長さl1の0.1倍である場合の、表示パネルの上部に出る光量の分布を示し、
図7は、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が、入光部から対光部までの長さl1の0.2倍である場合の、表示パネルの上部に出る光量の分布を示す。入光部に近い地点は明るく表示されているが、入光部から遠くなるほど暗く表示されている。第2折曲部326bの位置が入光部に近い場合、光の主出射方向600と反射板230とがなす角の大きさが小さいことから、反射板230の反射効果が大きくなく、光源211から出た光が対光部まで至ることに困難があるためである。
【0073】
図8は、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が、入光部から対光部までの長さl1の0.3倍である場合の、表示パネルの上部に出る光量の分布を示し、
図9は、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が、入光部から対光部までの長さl1の0.4倍である場合の、表示パネルの上部に出る光量の分布を示す。入光部に近い地点及び遠い地点の全部に均等に光が分布している。
【0074】
図10は、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が、入光部から対光部までの長さl1の0.5倍である場合の、表示パネルの上部に出る光量の分布を示す。入光部から遠い地点は明るく表示されているが、入光部に近い地点が暗く表示されている。第2折曲部326bの位置が入光部から遠い場合、光の主出射方向600と反射板230とがなす角の大きさが大きいことから、反射板230の反射効果が大きいために光源211から出て対光部まで至る光量は多くなるが、相対的に入光部から表示パネル100に出る光量が少なくなるためである。
【0075】
従って、第2折曲部326bの位置は、入光部から対光部に至るまで光が均等に分布するように決定されるのが好ましい。実験によって確認した結果、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が、入光部から対光部までの長さl1の0.2倍以上であり、0.5倍以下であることが好ましい。また、入光部から第2折曲部326bまでの長さl2が入光部から対光部までの長さl1の0.3倍以上であり、0.4倍以下であることがより好ましい。
【0076】
再び
図2を参照すると、反射板230は第1傾斜部322bまで延長されるように形成される。このとき、反射板230は下部カバー320の第1傾斜部322bと第2底面とが接する第4折曲部326dで折り曲げられる形状を有する。光源211から出た光が主出射方向600から下方に逸脱した場合、大部分が反射カバー214の第2反射部214bによって表示パネル100側に反射されるため、反射板230が第1傾斜部322bまで形成されなくても関係ない。但し、反射板230が第1傾斜部322bまで形成されることによって、反射効率を更に高めることができる。
【0077】
図11及び
図12を参照すると、反射板230の一側端部は、下部カバー320の第2傾斜部322dと第2側面324bとが接する第3折曲部326cに至るように形成される。反射板230の一側端部では、第2側面324bの高さだけ光学シート220と反射板230との間に空間が形成される。光学シート220と反射板230との間に空間がない場合、光源211から出た光が反射板230によって反射されずに、表示パネル100の一側縁に暗部が視認される。本発明の第1実施形態では、光学シート220と反射板230との間に空間を形成することによって、このような暗部が視認されることを防止することができる。
【0078】
また、
図13に示すように、反射板230は下部カバー320の第3折曲部326cに対応する位置で折り曲げられて第2側面324bを覆うように延長形成されてもよい。これによって、光源211から出て第2側面324bに至る光が反射板230によって反射されて表示パネル100に伝達されるため、反射効率を更に高めることができる。
【0079】
次に、
図14を参照して、本発明の第2実施形態による表示装置について説明する。
【0080】
本発明の第2実施形態による表示装置は、第1実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第1実施形態との最も大きな差異点は、下部カバー及び反射板が形成されない点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0081】
図14は、本発明の第2実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0082】
本発明の第1実施形態による表示装置で説明したものと同様に、反射板は、反射カバー214と一体形に形成され、反射カバー214の第2反射部214bを延長形成する。このとき、第2反射部214bは表示パネル100の一側端部から他側端部に至るまで形成される。
【0083】
更に、下部カバーが反射カバー214と一体形に形成されてもよい。即ち、反射カバー214が、表示パネル100、光学シート220などを収納することができるように形成されてもよい。
【0084】
但し、反射カバー214が下部カバーの役割を果たすようにするためには、上述の実施形態で曲げられる材質で形成されたものとは異なり、他の構成要素を支持することができる固い材質からなることが好ましい。
【0085】
次に、
図15を参照して、本発明の第3実施形態による表示装置について説明する。
【0086】
本発明の第3実施形態による表示装置は、第1実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第1実施形態との最も大きな差異点は、反射カバーが複数個で形成され、複数の反射カバーが互いに対向して対称に形成されるという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0087】
図15は、本発明の第3実施形態による表示装置を示す断面図であり、
図16及び
図17は、本発明の第3実施形態による表示装置の反射板を示す斜視図である。
【0088】
第1実施形態で光源211が表示パネル100のいずれか一側辺の下部に配置されるのに対し、第3実施形態で、光源211は、表示パネル100の二つの辺の下部に配置される。例えば、光源211が表示パネル100の左側及び右側辺の下部に配置される。
【0089】
また、表示パネル100の左側及び右側辺の下部に配置される光源211をそれぞれ実装する複数の回路基板212が設けられる。このとき、表示パネル100の左側辺の下部に配置される光源211を実装する回路基板212と、表示パネル100の右側辺の下部に配置される光源211を実装する回路基板212は、対称に形成される。
【0090】
また、複数の回路基板212に結合される複数の反射カバー214が形成される。
【0091】
反射板230は、
図16に示すように、両側に配置された光源211間の中央部が高くそびえた形状をし、中央部から両側縁に近くなるほど高さが低くなる形状を有する。即ち、中央部から両側に近くなるほど表示パネル100と反射板230の距離が遠くなる。
【0092】
上記で、光源211が表示パネル100の両側下部に配置されるものと説明したが、本発明はこれに限定されず、表示パネル100の四つの角部下部に配置されてもよい。即ち、光源211が、表示パネル100の左側、右側、上側、及び下側辺の下部に配置される。
【0093】
また、複数の回路基板212が上下、左右対称に形成され、複数の回路基板212に結合される複数の反射カバー214が形成されてもよい。
【0094】
このとき、反射板230は、
図17に示すように、上下左右に配置された光源211間の中央部が高くそびえた形成をし、中央部から四つの縁に近くなるほど高さが低くなる形状を有してもよい。即ち、中央部から縁に近くなるほど表示パネル100と反射板230の距離が遠くなる。
【0095】
次に、
図18及び
図19を参照して、本発明の第4実施形態による表示装置について説明する。
【0096】
本発明の第4実施形態による表示装置は、第1実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第1実施形態との最も大きな差異点は、光源から出射した光が表示パネルと斜めの角度を有して進行するように配置されるという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0097】
図18は、本発明の第4実施形態による表示装置の一部を拡大して示す拡大断面図である。
【0098】
第1実施形態で光源は回路基板の上部面に付着されており、回路基板は下部カバーの第1側面と結合されている。従って、光の主出射方向は表示パネルと平行である。
【0099】
一方、第4実施形態で、光源211は、光の主出射方向600が表示パネル100と斜めに配置される。
図18に示すように、光源211は回路基板212の上部面に付着される。下部カバー320の第1側面324aと回路基板212は0度超過20度以下の角を有するように配置される。
【0100】
これにより、光の主出射方向600が表示パネル100となす角(θ)は0度超過20度以下となる。また、光の主出射方向600が表示パネル100となす角(θ)は10度以上15度以下がより好ましい。
【0101】
図19を参照すると、光の主出射方向600が表示パネル100と斜めに光源211を配置することによって、表示パネル100の縁で光漏れが発生することを減らすことができるのが分かる。
【0102】
図19は、入光部からの距離−輝度の関係を光の主出射方向が表示パネルとなす角(θ)によって示すグラフである。
【0103】
光の主出射方向600が表示パネル100となす角(θ)が0度である場合、即ち、光の主出射方向600が表示パネル100と平行な場合、入光部で他の部分に比べて特に明るい部分が発生する。これによって表示パネル100の縁に光漏れが発生するようになる。
【0104】
光の主出射方向600が表示パネル100となす角(θ)が10度である場合には、0度である場合に比べて入光部で発生する光漏れが減ることが分かる。
【0105】
また、光の主出射方向600が表示パネル100となす角(θ)が15度である場合には、入光部で発生する光漏れが更に減るのを確認することができる。
【0106】
次に、
図20を参照して、本発明の第5実施形態による表示装置について説明する。
【0107】
図20は、本発明の第5実施形態による表示装置を示す分解斜視図である。
【0108】
本発明の第5実施形態による表示装置は、
図20に示すように、大きくは光を供給するバックライトアセンブリ200と、バックライトアセンブリ200から光の供給を受けて映像を表示する表示パネル100とからなる。また、バックライトアセンブリ200及び表示パネル100を固定するために、上部カバー310、モールドフレーム315、及び下部カバー320が結合されている。
【0109】
バックライトアセンブリ200は、光を供給する光源部210、表示パネル100の下部に配置される光学シート220、光源部210から出る光を反射する反射板230を含む。
【0110】
光源部210は、表示パネル100のいずれか一側辺の下部に配置され、光を発生する光源211、光源211を実装する回路基板212、回路基板212に結合されている反射カバー214を含む。
【0111】
光源211は複数の発光部材からなり、発光部材は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting diode)などからなる。
【0112】
回路基板212は、光源211に電気的に接続されて、光源211を駆動する信号を光源211に供給する。
【0113】
反射カバー214は光源211から出る光を反射するものであり、反射カバー214の具体的な形状については、以下で
図22〜
図24を参照して更に説明する。
【0114】
光学シート220は、光源部210から出た光の集光効率を高め、光が全体的に均一な分布を有するようにする。このような光学シート220は、複数の多様なシートからなり、例えば順次に積層された拡散シート222、プリズムシート224、及び保護シート226を含む。
【0115】
拡散シート222は、光源部210から出た光を拡散する。プリズムシート224は、拡散シート222で拡散された光を表示パネル100の平面に垂直な方向に集光する。プリズムシート224を通過した光は、略大部分が表示パネル100に垂直に入射する。また、保護シート226は、プリズムシート224上に配置され、外部の衝撃からプリズムシート224を保護する。
【0116】
上記で、光学シート220は、拡散シート222、プリズムシート224、及び保護シート226が1枚ずつ備えられたものを例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。光学シート220は、拡散シート222、プリズムシート224、及び保護シート226のうちの少なくともいずれか一つを複数枚重ねて使用してもよく、必要に応じていずれか一つのシートを省略してもよい。
【0117】
反射板230は下部カバー320の上に配置される。反射板230は、光源部210から出た光が外部に漏洩しないように表示パネル100方向に光の経路を変更する。
【0118】
表示パネル100には、液晶表示パネル(liquid crystal display panel:LCD)、電気泳動表示パネル(electrophoretic display panel:EDP)などの多様な表示パネルが用いられてもよい。
【0119】
表示パネル100として液晶表示パネルが用いられる場合、表示パネル100は第1基板110及び第2基板120が互いに対向して合着されてなり、第1基板110と第2基板120の間には液晶層(図示せず)が形成されている。図示は省略したが、第1基板110上には複数のゲート線及びデータ線、これらと接続される薄膜トランジスタが形成されている。また、ゲート線から印加される信号によって薄膜トランジスタがターンオンされるとデータ線から信号が印加される画素電極が形成されている。第1基板110又は第2基板120上には共通電極が形成され、画素電極と共通電極の間に電界が形成されて液晶層の液晶分子の配向を制御する。これにより、バックライトアセンブリ200から入射した光を制御して映像を表示する。
【0120】
上部カバー310は、表示パネル100の上部縁と側面を囲むように形成されて、表示パネル100の前面縁を支持する。
【0121】
モールドフレーム315は、上部カバー310と下部カバー320との間に形成されて、表示パネル100を囲む側面と側面から突出する面を含み、表示パネル100を収納する。モールドフレーム315の突出面を基準に、上部に表示パネル100が収納され、その下部にバックライトアセンブリ200が形成されている。
【0122】
下部カバー320は、バックライトアセンブリ200を収納するように、底面322と、底面322から延長されて折り曲げられた側面324を含む。表示パネル100は、図面に示すように、四角形状に形成され、これにより下部カバー320の側面324は四つである。下部カバー320は、上部カバー310と結合され、従ってその内部に位置する表示パネル100及びバックライトアセンブリ200が固定される。
【0123】
以下、本発明の第5実施形態による表示装置の一部構成要素について更に説明する。
【0124】
図21は、
図20のXXI−XXI線に沿って示す本発明の第5実施形態による表示装置を示す断面図である。
【0125】
表示装置の最も下部に位置している下部カバー320の底面322は複数回折り曲げられるように形成される。
図21を参照すると、下部カバー320の底面322は、表示パネル100と平行な面を有する第1底面322a及び第2底面322c、第1底面322aと第2底面322cとを連結する第1傾斜部322b、及び第2底面322cから延長される第2傾斜部322dを含む。
【0126】
下部カバー320の側面324のうちのいずれか一つには光源部210が結合される。下部カバー320の側面324は、光源部210が結合される第1側面324a、及び第1側面324aに対向する第2側面324bを含む。下部カバー320の第1側面324aは、特に光源部210の回路基板212と結合される。
【0127】
下部カバー320の第1底面322aは第1側面324aに連結されており、第2傾斜部322dは第2側面324bに連結されている。
【0128】
第2底面322cは、第1底面322aより第1側面324aの上端部からの深さが更に深く形成されている。また、第2傾斜部322dは、第2底面322cから遠くなるほど第1側面324aの上端部からの深さがより浅くなるように形成されている。
【0129】
下部カバー320は、第2側面324bに連結されて表示パネル100と平行な面を有する第3底面322e、及び第3底面322eから延長され折り曲げられて形成される第3側面324cを更に含む。第3底面322e及び第3側面324cは、モールドフレーム315を支持し、上部カバー310と結合される。
【0130】
回路基板212は上部面及び下部面を含み、上部面は光源211を実装し、下部面は下部カバー320の第1側面324aに結合されている。従って、光源211は主に回路基板212の上部面が向かう方向に光を出射する。これを光の主出射方向600といい、表示パネル100の上部面及び/又は下部面と平行である。
【0131】
図に示すものとは異なり、回路基板212の下部面が反射カバー214と結合されるように形成されてもよい。このとき、下部カバー320の第1側面324aは反射カバー214と結合される。
【0132】
従来の表示装置では表示パネル100と平行な方向に出射した光を表示パネル100に送るために導光板(LGP:Light Guide Plate)を使用したが、本発明の第5実施形態では導光板を使用せずに表示パネル100に光を均等に送ることができる構造を示している。そのための構成要素として、反射カバー214及び反射板230を使用しており、これについて以下で更に説明する。
【0133】
次に、
図22〜
図24を参照して、反射カバー及びこれに関連する構成要素について更に説明する。
【0134】
図22は、
図21のA部分を拡大して示す拡大断面図であり、
図23は、
図22と同一の切断面を含む拡大斜視図であり、
図24は、本発明の第5実施形態による表示装置の反射カバーの形状をx軸及びy軸と共に示した図である。
【0135】
反射カバー214は、光源211から出る光の主出射方向600の上側を囲むように形成される第1反射部214a、光の主出射方向600の下側を囲むように形成される第2反射部214b、第1反射部214aと第2反射部214bとを連結する連結部214cを含む。
【0136】
第1反射部214aは、曲面からなり、連結部214cから表示パネル100が位置する地点に向かうように曲がっている形状を有する。
【0137】
下部カバー320は、第1側面324aの上端部から延長され折り曲げられてモールドフレーム315の下部面を支持する上部面328を更に含む。このとき、第1反射部214aは下部カバー320の上部面328の下側に位置する。
【0138】
第1反射部214aは、金属材質からなる金属部215及び透明樹脂モールド材質からなるモールド部216を含む。モールド部216は金属部215より光源211から更に遠い地点に位置する。即ち、金属部215は連結部214cから延長されており、モールド部216は金属部215に連結されている。モールド部216の厚さは金属部215より更に厚く形成される。
【0139】
金属部215は、光を反射する金属材質からなり、押出成形方式で製造した厚い金属材質又は曲げられた薄い板状の部材からなる。例えば、金属部215は、SUS、アルミニウムなどからなる。光源211から光が入射される面、即ち金属部215の入光面が光をよく反射するようにその表面を鏡面加工するか又は鏡面反射シートを付着して形成される。或いは、反射機能を有するポリマーを金属部215の材質に一体化して形成してもよい。このとき、反射率が90%以上になる材質を用いるか又は90%以上になるように加工をするのが好ましい。金属部215の入光面は、その反対側に位置する面より反射率を更に大きくするか又は同一にする。
【0140】
モールド部216は、光源211から出る光の一部を透過させる透明樹脂モールド材質からなる。例えば、モールド部216は、ポリカーボネート(PC)又はポリメチルメタクリレート(PMMA)からなる。光源211から光が入射する面、即ちモールド部216の入光面が光をよく反射するように表面を鏡面加工してもよい。或いは、モールド部216の入光面が光をよく反射せず、モールド部216を透過する光量を更に増やすために表面を粗面加工してもよい。
【0141】
光源211から出た光の一部は、モールド部216の入光面で反射されて、第2反射部214bに向かう。他の一部はモールド部216の内部で全反射されて進行し、全反射が終わるとモールド部216の外部に出る。モールド部216の内部で全反射された光は、主にモールド部216の縁まで進行した後、出光して第2反射部214bに向かう。残りの一部は、モールド部216の入光面の反対側に位置する出光面に抜け出る。
【0142】
第1反射部214aは、モールド部216が表示パネル100の縁と重畳する長さに形成される。このとき、モールド部216の出光面に出た光は表示パネル100に直に入射する。モールド部216と表示パネル100が重畳しても、モールド部216と表示パネル100との間に下部カバー320の上部面328が位置する部分では、モールド部216の出光面に出た光が表示パネル100に直に入射することができない。従って、モールド部216と表示パネル100が重畳する部分の少なくとも一部領域には下部カバー320の上部面328が形成されないようにする。
【0143】
表示パネル100は画面を表示する表示領域及び表示領域を囲む非表示領域からなっており、モールド部216は表示パネル100の非表示領域と重畳するように形成される。モールド部216が表示パネル100の表示領域と重畳する場合、モールド部216が画面に視認されることがあるためである。
【0144】
また、モールド部216が表示パネル100と重畳しないように形成されてもよい。
【0145】
モールド部216は、光源211から出た光の一部のみを直接表示パネル100に供給し、残りは再びバックライトアセンブリ200の内部に返す。これによって、表示パネル100の縁には光漏れも発生せず、暗部も発生せず、バックライトアセンブリ200の光効率も高めることができる。
【0146】
このとき、表示パネル100の縁に光漏れも発生せず、暗部も発生しないようにモールド部216の透過率を調節するために、上記で説明した鏡面加工又は粗面加工を利用することができる。モールド部216の透過率が適切な場合、鏡面加工及び粗面加工は行われないこともある。
【0147】
金属部215とモールド部216は一部重畳し、金属部215とモールド部216が重畳する部分で、金属部215とモールド部216との間に形成されて金属部215とモールド部216を連結する接着部材217が更に設けられる。接着部材217は両面テープなどからなる。
【0148】
第2反射部214bは、曲面からなり、連結部214cから下部カバー320の底面322に至るように曲がっている形状を有する。
【0149】
下部カバー320の第1底面322aと第1傾斜部322bとが接する地点に第1折曲部326aが形成されており、第1折曲部326aは第2反射部214bを支持してその形状が維持されるように補助する。
【0150】
第2反射部214bは、反射板230と接触して反射板230に結合される。例えば、第2反射部214b及び反射板230を貫通して、反射カバー214と反射板230を結合する第2締結部材520が設けられる。また、第2締結部材520が下部カバー320を貫通することによって、反射カバー214が下部カバー320にも結合される。図面には第2締結部材520がねじからなる例を示しているが、本発明はこれに限定されず、両面テープなどで反射カバー214と下部カバー320を結合してもよい。
【0151】
連結部214cは回路基板212の前面に結合される。連結部214c及び回路基板212を貫通して反射カバー214と回路基板212を結合する第1締結部材510が設けられる。図面には第1締結部材510がねじからなる例を示しているが、本発明はこれに限定されず、両面テープなどで反射カバー214と回路基板212を結合してもよい。
【0152】
反射カバー214の連結部214cと回路基板212との間には放熱部材(図示せず)が更に形成されてもよい。放熱部材は、例えば、放熱テープなどを用いることができる。これによって、反射カバー214が回路基板212の放熱フィンとして使用されて、光源211の放熱効果を増大させることができる。
【0153】
連結部214cは、光源211が実装される位置に対応するように形成された開口部500を更に含む。開口部500は、光源211の大きさと同一であるか又は更に大きく形成される。開口部500を通じて光源211が露出し、光源211から光の主出射方向600に光が出射する。光源211は複数の発光部材からなり、開口部500は発光部材の個数に対応するように形成される。
【0154】
上記で、連結部214cは回路基板212の前面に結合されると説明したが、本発明はこれに限定されず、連結部214cは回路基板212の後面に結合されてもよい。即ち、回路基板212の後面が反射カバー214の連結部214cと結合され、連結部214cは下部カバー320に結合されてもよい。
【0155】
第1反射部214aと第2反射部214bは、
図24を参照すると、光の主出射方向600と平行な断面で一つの放物線上に位置するように形成されることが分かる。放物線の方程式は上述した数式1のように示される。
【0156】
上記で、第1反射部214aと第2反射部214bが曲面からなると説明したが、本発明はこれに限定されず、第1反射部214a及び第2反射部214bは光の主出射方向600と平行な断面で直線上に位置するように形成されてもよい。
【0157】
第2反射部214bの長さは第1反射部214aの長さより長く形成される。第1反射部214aは、表示パネル100に重畳しないか又は表示パネル100の縁、特に表示パネル100の非表示領域に重畳する程度の長さに形成されるのが好ましい。第2反射部214bの長さは第1反射部214aより長く形成され、光源211から出る光が光の主出射方向600を外れる場合にこれを反射して表示パネル100に供給されるように最適の長さに形成される。
【0158】
本発明の第5実施形態で、第2反射部214bは、連結部214cから第2締結部材520が形成されている位置まで形成されており、反射カバー214の第2反射部214bと反射板230は重畳している。
【0159】
反射板230は少なくとも一回折り曲げられた形状を有する。反射板230は下部カバー320の第2底面322c及び第2傾斜部322dの上に形成される。
【0160】
反射板230は下部カバー320の折曲部に対応して折り曲げられた形状を有する。即ち、下部カバー320の第2底面322cと第2傾斜部322dとが接する第2折曲部326b上で反射板230は一回折り曲げられた形状を有する。
【0161】
以下、本発明の第5実施形態による表示装置で表示パネルの縁に光漏れ及び暗部が発生しない原理について説明する。
【0162】
図25は、比較例による表示装置で、光源から出た光の出射角による光の強さを示すグラフである。
図25で0度は表示パネルと平行な方向を示し、正の角度は表示パネル側に向かう角度を示し、負の角度は下部カバー320の底面に向かう角度を示す。
【0163】
比較例1は、本発明の第5実施形態による表示装置で、反射カバー214の第1反射部214aが表示パネル100と重畳しないように形成した場合である。即ち、第1反射部214aの長さを第5実施形態より更に短く形成した場合である。
【0164】
比較例2は、本発明の第5実施形態による表示装置で、反射カバー214を全体的に金属材質で形成した場合である。即ち、反射カバー214の第1反射部214aに入射した光が透過しない場合である。
【0165】
比較例1と比較例2で、両方とも−10度と+10度の間に大部分の光が分布することが分かる。光源211から出る光は全角度に丸く広がっていくが、反射カバー214が光源211の上側及び下側を囲む形態に形成されて光の直進性を高めるためである。
【0166】
比較例1では、−10度地点より+10度地点で光量が顕著に多く示された。+10度地点は反射カバー214の第1反射部214aが形成されておらず、光源211から出た光が直接表示パネル100に入射して光漏れとして視認される地点である。
【0167】
比較例2では、比較例1での光漏れを防止するために、反射カバー214の第1反射部214aを更に長く形成したものである。比較例2では、+10度地点での光量が比較例1より非常に低くなることによって、暗部として視認される。反射カバー214が全体的に金属材質からなることから、第1反射部214aを通過する光が発生しないためである。
【0168】
本発明の第5実施形態では、第1反射部214aの長さを比較例2のように形成するが、第1反射部214aの材質を透明樹脂モールド材質で形成することによって、比較例1と比較例2の間の特性を示すようにすることができる。即ち、第1反射部214aに入射した光の一部のみを直接表示パネル100に入射するようにすることによって、光漏れも暗部も示さないようにすることができる。光漏れ及び暗部が発生しないようにするために、第1反射部214aの透過率を調節する必要があり、第1反射部214aの材質選択、厚さ調節、表面加工などで透過率を調節することができる。
【0169】
次に、
図26を参照して、本発明の第6実施形態による表示装置について説明する。
【0170】
本発明の第6実施形態による表示装置は、第5実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第5実施形態との最も大きな差異点は、第1反射部214aの金属部215とモールド部216を連結する方式であり、以下で更に詳しく説明する。
【0171】
図26は、本発明の第6実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0172】
本発明の第6実施形態による表示装置の反射カバー214は、第1反射部214a、第2反射部214b、及び連結部214cを含む。
【0173】
第1反射部214aは、金属材質からなる金属部215及び透明樹脂モールド材質からなるモールド部216を含む。
【0174】
金属部215とモールド部216は一部重畳し、金属部215とモールド部216が重畳する部分で、金属部215とモールド部216を結合する第3締結部材218が更に設けられる。金属部215とモールド部216が重畳する部分には、金属部215とモールド部216を貫通するホールが形成され、ホールの内部にはねじ山が形成される。第3締結部材218は雄ねじからなってホールの内部に嵌合される。第3締結部材218のねじ頭が反射カバー214の入光面に位置すると、反射カバー214の反射特性に影響を与えるおそれがあるため、第3締結部材218のねじ頭は反射カバー214の入光面の反対面に位置するのが好ましい。
【0175】
金属部215とモールド部216が重畳する部分では、金属部215が反射カバー214の入光面に位置してもよく、反対にモールド部216が反射カバー214の入光面に位置してもよい。
【0176】
次に、
図27〜
図29を参照して、本発明の第7実施形態による表示装置について説明する。
【0177】
本発明の第7実施形態による表示装置は、第5実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第5実施形態との最も大きな差異点は、反射カバー214の第1反射部214aの全体が透明樹脂モールドからなるという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0178】
図27は、本発明の第7実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図であり、
図28は、本発明の第7実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図であり、
図29は、
図27と同一な切断面を含む拡大斜視図である。
【0179】
本発明の第7実施形態による表示装置の反射カバー214は、第1反射部214a、第2反射部214b、及び連結部214cを含む。
【0180】
第1反射部214aは、連結部214cから表示パネル100が位置する地点に至るように形成され、曲がっている形状に形成される。第1反射部214aは連結部214cより更に厚く形成される。第1反射部214aは全体的に透明樹脂モールド材質からなる。例えば、第1反射部214aはポリカーボネート(PC)又はポリメチルメタクリレート(PMMA)からなる。
【0181】
光源211から光が入射する面、即ち第1反射部214aの入光面が光をよく反射するように表面を鏡面加工してもよい。或いは、第1反射部214aの入光面が光をよく反射せず、第1反射部214aを透過する光量を更に増やすために表面を粗面加工してもよい。また、第1反射部214aの一部領域を鏡面加工し、残りの一部領域を粗面加工してもよい。例えば、第1反射部214aの光源211に近い領域は鏡面加工し、表示パネル100に近い領域は粗面加工する。
【0182】
第1反射部214aは、表示パネル100に重畳しないか又は表示パネル100の非表示領域に重畳する長さに形成される。このとき、第1反射部214aの出光面に出た光は表示パネル100に直に入射する。第1反射部214aと表示パネル100が重畳しても、第1反射部214aと表示パネル100との間に下部カバー320の上部面328が位置する部分では、第1反射部214aの出光面に出た光が表示パネル100に直に入射することができない。従って、第1反射部214aと表示パネル100が重畳する部分の少なくとも一部領域には下部カバー320の上部面328が形成されないようにする。
【0183】
第1反射部214aと連結部214cとの間には接着部材が設けられ、接着部材によって第1反射部214aと連結部214cが固定される。例えば、接着部材は両面テープなどからなる。
【0184】
連結部214cは第1締結部材510によって回路基板212の上に固定される。また、本発明はこれに限定されず、両面テープによって連結部214cが回路基板212の上に固定されてもよい。
【0185】
次に、
図30を参照して、本発明の第8実施形態による表示装置について説明する。
【0186】
本発明の第8実施形態による表示装置は、第7実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第7実施形態との最も大きな差異点は、反射カバー214の第1反射部214aの上に反射シート219が更に形成されるという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0187】
図30は、本発明の第8実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0188】
本発明の第8実施形態による表示装置の反射カバー214は、第1反射部214a、第2反射部214b、及び連結部214cを含む。
【0189】
第1反射部214aは、全体的に透明樹脂モールド材質からなり、第1反射部214a上には反射シート219が更に形成されている。反射シート219は、反射性材質からなり、第1反射部214aの一部領域上に付着される。特に、反射シート219は光源211に隣接した領域に位置するように付着される。例えば、第1反射部214aの全体領域の中の光源211から近い半分程度の領域に反射シート219が付着される。他の例として、第1反射部214aの全体領域の中の下部カバー320の上部面328に重畳する領域に反射シート219が付着されてもよい。反射シート219が付着された部分では第1反射部214aを透過する光が略発生しなくなる。
【0190】
上記で、第1反射部214aが全体的に透明樹脂モールド材質からなり、第1反射部214a上に反射シート219を付着すると説明したが、本発明はこれに限定されない。第1及び第6実施形態のように、第1反射部214aが金属部と樹脂モールド部からなる場合にも、第1反射部214a上に反射シート219が付着されてもよい。
【0191】
次に、
図31を参照して、本発明の第9実施形態による表示装置について説明する。
【0192】
本発明の第9実施形態による表示装置は、第7実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第7実施形態との最も大きな差異点は、光源211から出る光の主出射方向600が表示パネル100と平行でないという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0193】
図31は、本発明の第9実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0194】
本発明の第9実施形態による表示装置の下部カバー320の第1側面324aの一部領域は、表示パネル100に対して垂直な方向と所定の角をなすように形成される。
【0195】
例えば、下部カバー320の第1側面324aは折り曲げられた形態に形成され、第1底面322aに連結される部分では、第1側面324aが表示パネル100に対して垂直な方向に形成される。この部分は、上部カバー310によって覆われ、上部カバー310と下部カバー320の結合地点として用いられる。
【0196】
次に、第1側面324aが折り曲げられて表示パネル100に対して垂直な方向と所定の角をなすように形成される。この部分は、回路基板212と連結され、回路基板212の前面に光源211が形成される。従って、光源211から出る光の主出射方向600は表示パネル100に対して平行でなく、所定の角をなすようになる。光源211は光の主出射方向600が下部カバー320の底面に向かうように配置される。これによって、光源211から出て表示パネル100に直接入射する光量を更に減らして、表示パネル100の縁で発生する光漏れを防止することができる。
【0197】
図31に示すように、光源211は回路基板212の前面で上側に位置するように配置される。勿論、上述の実施形態に関する図面に示すように、光源211が回路基板212の前面で中間に位置するように配置されてもよい。即ち、回路基板212上の光源211の位置はどのようにでも変形が可能である。
【0198】
光の主出射方向600の上側を囲むように形成される第1反射部214aは曲がった形態に形成され、上に凸の形態に形成される。
【0199】
第1反射部214aは、上述の実施形態で説明したように、少なくとも一部が光の一部を透過させる材質からなる。例えば、第1反射部214aの少なくとも一部がポリカーボネート(PC)又はポリメチルメタクリレート(PMMA)からなる。第1反射部214aの全体が透明樹脂モールド材質からなってもよく、第1反射部214aの一部領域に反射シートが付着されてもよい。
【0200】
また、第1反射部214aの全体が反射性材質からなってもよい。但し、第1反射部214aの全体が反射性材質からなる場合には第1反射部214aの長さが更に短く形成されるのが好ましい。
【0201】
次に、
図32を参照して、本発明の第10実施形態による表示装置について説明する。
【0202】
本発明の第10実施形態による表示装置は、第9実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第9実施形態との最も大きな差異点は、第1反射部の形状であり、以下で更に詳しく説明する。
【0203】
図32は、本発明の第10実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0204】
本発明の第10実施形態による表示装置の光源211は、光の主出射方向600が下部カバー320の底面に向かうように配置され、光源211から出る光の主出射方向600が表示パネル100に対して平行でなく、所定の角をなすようになる。
【0205】
光の主出射方向600の上側を囲むように形成される第1反射部214aは曲がった形態に形成され、下に凸の形態に形成される。
【0206】
第1反射部214aの材質は上述のように多様に変形が可能である。
【0207】
次に、
図33を参照して、本発明の第11実施形態による表示装置について説明する。
【0208】
本発明の第11実施形態による表示装置は、第9実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第9実施形態との最も大きな差異点は、第1反射部の形状であり、以下で更に詳しく説明する。
【0209】
図33は、本発明の第11実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0210】
本発明の第11実施形態による表示装置の光源211は、光の主出射方向600が下部カバー320の底面に向かうように配置され、光源211から出る光の主出射方向600が表示パネル100に対して平行でなく、所定の角をなすようになる。
【0211】
光の主出射方向600の上側を囲むように形成される第1反射部214aは曲がらずに、扁平に形成される。第1反射部214aは光の主出射方向600と並行な方向に形成される。
【0212】
第1反射部214aの材質は上述のように多様に変形が可能である。
【0213】
第9実施形態〜第11実施形態で、光源は光の主出射方向が表示パネルと所定の角をなすように配置されている。以下では、
図34を参照して、光の主出射方向と表示パネルがなす角によって変化する入光部の輝度について説明する。
【0214】
図34は、光の主出射方向と表示パネルがなす角が0度、10度、及び20度である場合の光源からの距離による輝度を示すグラフである。
【0215】
光の主出射方向と表示パネルがなす角が0度である場合、即ち光の主出射方向が表示パネルと並行な場合には、光源からの距離が約30mm〜50mmの間の地点で非常に高い輝度を示す部分が発生する。即ち、入光部付近で光漏れが発生する。
【0216】
光の主出射方向と表示パネルがなす角が10度である場合は、0度である場合と比較して、光源からの距離が約30mm〜50mmの間の地点で輝度が減ったことを確認することができる。即ち、光の主出射方向が表示パネルと所定の角を有するように光源を配置することによって、入光部の光漏れを減らすことができる。
【0217】
光の主出射方向と表示パネルがなす角が20度である場合は、10度の場合と比較して、光源からの距離が約30mm〜50mmの間の地点で輝度が更に減り、他の地点と輝度が類似しているか又は更に低いことを確認することができる。従って、光の主出射方向と表示パネルがなす角が20度を超過すると、入光部で暗部として視認されることもあることが予想される。
【0218】
従って、光源は、光の主出射方向が表示パネルと0度超過20度以下の角をなすように配置されるのが好ましい。
【0219】
第9実施形態〜第11実施形態で、第1反射部の形状はそれぞれ相違している。以下、
図35を参照して、第1反射部の形状によって変化する入光部の輝度について説明する。
【0220】
図35は、第1反射部の形状が扁平な場合に、下に凸の場合及び上に凸の場合の光源からの距離による輝度を示すグラフである。
【0221】
第9実施形態では第1反射部が上に凸の形態に形成され、第10実施形態では第1反射部が下に凸の形態に形成され、第11実施形態では第1反射部が扁平に形成されている。
【0222】
光源からの距離が約30mm〜40mmの間の地点での輝度は、第1反射部の形状が下に凸又は上に凸の場合が、扁平な場合に比べて更に高いことを確認することができる。
【0223】
従って、第1反射部の形状による入光部の輝度差は大きくはないが、特に第1反射部の形状が扁平な場合より曲がった形状の場合に入光部の暗部減少に有利である。
【0224】
次に、
図36を参照して、本発明の第12実施形態による表示装置について説明する。
【0225】
本発明の第12実施形態による表示装置は、第7実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第7実施形態との最も大きな差異点は、反射板が別途に形成されないという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0226】
図36は、本発明の第12実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0227】
本発明の第12実施形態による表示装置では、反射板が別途に形成されず、反射カバー214の第2反射部214bが更に長く形成される。特に第2反射部214bは表示パネル100の表示領域全体に重畳するように形成される。第2反射部214bは第2締結部材520によって下部カバー320の第2底面322cに固定され、第2反射部214bは固定された地点から下部カバー320の第2側面324bに至るまで下部カバー320の真上に位置する。下部カバー320の第2折曲部326bで第2反射部214bも共に折り曲げられるように形成される。下部カバー320の第2傾斜部322d上に位置している第2反射部214bは、第2傾斜部322dの傾斜に沿って傾いた形態に位置する。
【0228】
次に、
図37を参照して、本発明の第13実施形態による表示装置について説明する。
【0229】
本発明の第13実施形態による表示装置は、第7実施形態と同一な部分が相当あるため、これについての説明は省略し、差異がある部分についてのみ以下で説明する。第7実施形態との最も大きな差異点は、反射カバー214上に光調節パターンが形成されるという点であり、以下で更に詳しく説明する。
【0230】
図37は、本発明の第13実施形態による表示装置の一部を示す拡大断面図である。
【0231】
本発明の第13実施形態による表示装置の反射カバー214の入光面上には光調節パターン240が更に形成される。
【0232】
表示パネル100の上部面に出る光の分布が一部領域で特に明るい部分が示されることがある。このとき、光源211から表示パネル100上の明るい部分に至る光の経路を逆追跡することができる。逆追跡された光の経路で、反射カバー214に接する地点に光調節パターン240を付着する。光源211から出た光が光調節パターン240に至ると、一部は光調節パターン240に吸収され、残りは反射されて表示パネル100に入射する。従って、明るい部分として示された部分の光量を減らすことができ、表示パネル100全体に亘る光の均一度を高めることができる。
【0233】
表示パネル100の上部面の特に明るい部分は複数領域で示されることがあるため、光調節パターン240も複数地点に形成する。また、一部波長の光が明るく示される地点がある場合、一部波長の光量を減らすことができる光調節パターン240を使用する。
【0234】
図37では、第7実施形態と同一な構造で光調節パターン240を追加した構造について説明しているが、本発明はこれに限定されない。光調節パターン240は、他の実施形態の構造に追加的に形成されてもよく、更に上述の比較例1及び比較例2の構造に追加的に形成されてもよい。即ち、多様な変形が可能である。
【0235】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。