(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記昇降コードは、前記第1スクリーンと前記第2スクリーンとがラップしている部分に設けられることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプリーツスクリーン。
前記昇降コードは、前記第1スクリーンと前記第2スクリーンとがラップしていない部分に設けられる第1昇降コード(141)と、前記第1スクリーンと前記第2スクリーンとがラップしている部分に設けられる第2昇降コード(142)と、を含み、
前記補正部材は、前記第1昇降コードに沿って設けられることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプリーツスクリーン。
前記補正部材(160)は、前記第1スクリーンのプリーツ毎にプレート状で設けられることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
前記補正部材(200)は、前記第1スクリーンの上下方向の全長にわたり、スクリーン状で設けられることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、顧客がプリーツスクリーンを選ぶ際には、スクリーンの色や柄のみならず、生地の種類も選択の対象となる。このため、スクリーンとして様々な種類の生地が用いられる。しかし、複数のスクリーンの側端部同士をラップさせて1つのスクリーンを構成するため、例えば、スクリーンに透け感のある生地を用いると、ラップされた部分とラップされていない部分とで透け感が異なることになる。このため、スクリーン全面で均一的な透け感を得ることができず、意匠的な違和感が生じるという問題があった。
【0005】
また、組み合わせるスクリーンは、幅の異なるものを用いてもよいため、大きい幅のスクリーンの一側端部から小さい幅のスクリーンが側方に若干突出するような形にラップさせてスクリーンを構成することができる。この場合、スクリーンを畳み込んだ際に、スクリーンの幅方向の一端部は2枚分のスクリーンの畳み代となるが、スクリーンの幅方向の他端部は1枚分のスクリーンの畳み代にしかならない。したがって、プリーツスクリーンの左右でスクリーンの畳み代が異なることになる。このため、スクリーンが斜めに畳み込まれたような状態になり、バランス感が悪く、やはり意匠性を損なうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、スクリーンを展開したときの意匠性を向上させるとともに、スクリーンを畳み込んだ際も、畳み込まれたスクリーンの左右のバランスを保つことができて、意匠性を損なうことのないプリーツスクリーンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明によれば、ヘッドボックスに固定されて昇降コードにより昇降可能であり、上下方向に複数のプリーツが形成された第1スクリーンと、ヘッドボックスに固定されて昇降コードにより昇降可能であり、上下方向に第1スクリーンと同じ間隔で複数のプリーツが形成された第2スクリーンと、を備え、第2スクリーンは、第1スクリーンよりも幅が狭く、ほぼ全幅にわたって第1スクリーンとラップした状態で設けられることを特徴とするプリーツスクリーンを提供する。
【0008】
かかる発明によれば、第1スクリーンの正面に第1スクリーンよりも幅が狭い第2スクリーンのほぼ全幅をラップすると、スクリーンを正面から見たときに、第2スクリーンがアクセントとなって意匠性を向上させることができる。また、第2スクリーンに、例えば透け感がある生地を使用しても、第2スクリーンの背面には第1スクリーンが配置されており、第2スクリーンに部分的に透け感が異なる箇所が生じない。したがって、第2スクリーンの生地の種類に関係なく、意匠性を向上させることができる。なお、「ほぼ全幅」とは、視覚的に「全幅」と差異が感じられない程度の構成をいう。また、本明細書中、「ほぼ全幅」のことを、単に「全幅」ともいう。
【0009】
また、本発明によれば、ヘッドボックスに固定されて昇降コードにより昇降可能であり、上下方向に複数のプリーツが形成された第1スクリーンと、ヘッドボックスに固定されて昇降コードにより昇降可能であり、上下方向に第1スクリーンと同じ間隔で複数のプリーツが形成され、第1スクリーンよりも幅が狭く、少なくとも一部が第1スクリーンとラップした状態で設けられる第2スクリーンと、を備え、第1スクリーンと第2スクリーンとがラップしていない部分に、第1スクリーン及び第2スクリーンが折り畳まれたときの畳み代を補正するための補正部材を設けたことを特徴とするプリーツスクリーンを提供する。
【0010】
かかる発明によれば、スクリーンを畳み込んだ際に、第1スクリーンと第2スクリーンとがラップしていない部分の畳み代を補正部材によって補正して、第1スクリーンと第2スクリーンがラップしている部分の畳み代と同程度にすることができる。このため、スクリーンは斜めに畳み込まれたような状態にならない。よって、畳み込まれたスクリーンの左右のバランスを保つことができるため、スクリーンを畳み込んだ際の意匠性を損なうことがない。
【0011】
また、第1スクリーンの幅方向の一端部と、前記第2スクリーンの幅方向の一端部とが、ほぼ一致するようにしてもよい。これにより、第2スクリーンの背面には第1スクリーンが配置されるため、第2スクリーンに、例えば透け感がある生地を使用しても、第2スクリーンに部分的に透け感が異なる箇所が生じない。したがって、第2スクリーンの生地の種類に関係なく、意匠性を向上させることができる。なお、「ほぼ一致」とは、視覚的に「一致」と差異が感じられない程度の構成をいう。また、本明細書中、「ほぼ一致」のことを、単に「一致」ともいう。
【0012】
また、昇降コードは、第1スクリーンと前記第2スクリーンとがラップしている部分に設けられるようにしてもよい。これにより、第1スクリーンと第2スクリーンとの離隔が防止されるため、第1スクリーンと第2スクリーンとの一体的な畳み込み、及び展開を確実にすることができる。
【0013】
また、昇降コードは、第1スクリーンと第2スクリーンとがラップしていない部分に設けられる第1昇降コードと、第1スクリーンと第2スクリーンとがラップしている部分に設けられる第2昇降コードと、を含み、補正部材は、第1昇降コードに沿って設けられるようにしてもよい。このように、第1スクリーンと第2スクリーンとがラップしていない部分に設けられる第1昇降コードに補正部材を設けることにより、第1昇降コード付近のスクリーンの畳み代を補正部材によって補正して、第1スクリーンと第2スクリーンがラップしている第2昇降コード付近のスクリーンの畳み代と同程度にすることができる。これにより、畳み込まれたスクリーンの左右のバランスを保つことができ、意匠性を損なうことがない。
【0014】
ここで、補正部材は、第1スクリーンのプリーツ毎にプレート状で設けられるようにしてもよい。これにより、スクリーンを畳み込んだ際に、第1スクリーンのプリーツ毎の畳み代が揃うので、意匠性を損なうことがない。
【0015】
また、プレート状の補正部材には、昇降コードを挿通するための挿通孔と、該挿通孔からプレートの端部まで形成されたスリットと、が形成され、挿通孔は、プレートの中心からスリットとは反対側にオフセットされているようにしてもよい。これにより、スリットを介して昇降コードを挿通孔に挿通させるだけで、補正部材を昇降コードに取り付けることができ、スリットを介して挿通孔から昇降コードを引き出すだけで、補正部材を昇降コードから取り外すことができる。このため、補正部材を第1スクリーンに簡単に着脱することができる。
【0016】
さらに、挿通孔がプレートの中心からスリットの反対側にオフセットしているため、補正部材を昇降コードに取り付けると、スリットは常に昇降コードの下流側に配置されることになる。このため、スリットの端部が昇降コードから常に離間した状態になるので、昇降コードがスリットに引っ掛かることを防止することができる。これにより、スクリーンの畳み込み、及び展開の操作時に、昇降する昇降コードがスリットに引っ掛って、補正部材が昇降コードから外れたり、スクリーンの正常な畳み込みが行われなかったりすることを防止することができる。
【0017】
また、補正部材は、第1スクリーンの上下方向の全長にわたり、スクリーン状で設けられるようにしてもよい。これにより、補正部材として特別な部品を用意する必要が無いため、部品点数及びコストを削減することができる。また、補正部材に第2スクリーンと共通の原反を利用すると、部品点数及びコストを更に削減することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、第1スクリーンよりも幅が狭い第2スクリーンのほぼ全幅を第1スクリーンにラップする構成にしたことにより、第1スクリーンの正面に第2スクリーンをラップすると、スクリーンを正面から見たときに、第2スクリーンがアクセントとなって意匠性を向上させることができる。また、第2スクリーンの背面にはほぼ全幅にわたって第1スクリーンが配置されるため、第2スクリーンの生地の種類に関係なく、第2スクリーンに部分的に透け感が異なる個所が生じない。これにより、意匠性を向上させることができる。
【0019】
また、スクリーンを畳み込んだ際に、第1スクリーンと第2スクリーンとがラップしていない部分の畳み代を補正部材によって補正して、第1スクリーンと第2スクリーンがラップしている部分の畳み代と同程度にすることができる。このため、スクリーンが斜めに畳み込まれたような状態にならない。よって、畳み込まれたスクリーンの左右のバランスを保つことができるため、スクリーンを畳み込んだ際の意匠性を損なうことがない。
本発明のその他の効果については、以下の発明を実施するための形態の項でも説明する。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0022】
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかるプリーツスクリーンについて、
図1〜
図6を参照しながら説明する。
図1は、プリーツスクリーンの正面図である。
図2は、
図1の背面図である。
図3は、
図1における第2昇降コード付近のスクリーンの部分斜視図である。
図4は、
図2における第1昇降コード付近のスクリーンの部分斜視図である。
図5は、スクリーンの部分側断面図である。
図6は、スクリーンを畳み込んだ状態を示す正面図である。
【0023】
まず、
図1及び
図2を参照しながら、本実施形態にかかるプリーツスクリーン100の構成を説明する。プリーツスクリーン100は、
図1及び
図2に示したように、ブラケット110により図示していない窓枠等に固定されるヘッドボックス120と、ヘッドボックス120に上端が連結されるスクリーン130と、スクリーン130の畳み込み、及び展開を行う第1昇降コード141及び第2昇降コード142と、スクリーン130の下端に連結されるボトムレール150と、スクリーン130が畳み込まれた際に、スクリーン130の畳み代を補正する、
図2に示した補正部材160と、を備えて構成される。以下、プリーツスクリーン100の各構成について詳細に説明する。
【0024】
(ヘッドボックス120)
ヘッドボックス120は、
図1及び
図2に示したように、長尺な直方体状に構成されており、これのほぼ全長にわたってスクリーン130の上端部が連結される。ヘッドボックス120の一端には第1、第2昇降コード141、142の移動を拘束するストッパ121が設けられている。また、ヘッドボックス120の一端の正面には、ヘッドボックス120から外部に導出される第1、第2昇降コード141、142が挿通する開口122が形成されている。
【0025】
(スクリーン130)
スクリーン130は、
図1及び
図2に示したように、ヘッドボックス120の長手方向ほぼ全長にわたる大きさの第1スクリーン131と、第1スクリーン131よりも幅が狭い第2スクリーン132と、を備えて構成される。第1及び第2スクリーン131、132は、
図3に示したように、上下方向に複数のプリーツが設けられており、プリーツの間隔が互いに同じ大きさに設定されている。第2スクリーン132の幅方向の一端部132aと第1スクリーン131の幅方向の一端部131aとが一致するように、第2スクリーン132の全幅が第1スクリーン131の正面にラップしている。第1スクリーン131の幅方向2か所に、第1、第2昇降コード140が挿通する挿通孔131bが形成されている。第2スクリーン132には、幅方向1か所に第2昇降コード142が挿通する挿通孔132bが形成されている。第2スクリーン132の挿通孔132bは、第1スクリーン131の一方の挿通孔131bに重なり合う位置にある。
【0026】
(第1、第2昇降コード141、142)
第1、第2昇降コード141、142は、
図1及び
図2に示すように、スクリーン130の幅方向に設けられており、第1昇降コード141は第1スクリーン131のみを挿通している。そして、第2昇降コード142は第1スクリーン131と第2スクリーン132とを一体的に挿通しており、これにより、第1スクリーン131と第2スクリーン132との離隔が防止されている。このため、第1スクリーン131と第2スクリーン132との一体的な畳み込み及び展開を確実にすることができる。
【0027】
第1、第2昇降コード141、142は、ともに、一端がボトムレール150に連結されており、第1昇降コード141の他端が、第1スクリーン131の各挿通孔131bを挿通してヘッドボックス120内に導入される。また、第2昇降コード142の他端は、第1スクリーン131及び第2スクリーン132の各挿通孔131b、132bを挿通してヘッドボックス120内に導入される。両昇降コード141、142は、ヘッドボックス120内を長手方向に配回され、ストッパ121を介して開口122から外部にそれぞれ導出されて、つまみ143に連結される。つまみ143には操作コード144の一端が連結されており、操作コード144の他端はボトムレール150の一端に連結される。つまみ143や操作コード144を操作することにより、両昇降コード141、142が一体的に操作される。
【0028】
(補正部材160)
補正部材160は、
図4に示したように、プレート状をしており、第2スクリーン132のほぼ2倍の厚みを有している。また、補正部材160は、プレートの端部から中心部を超えて延びるスリット160aと、スリット160aの先端に形成され、第1昇降コード141が挿通する挿通孔160bと、を備えている。このように、挿通孔160bがプレートの中心からスリット160aの反対側にオフセットしているため、
図5(b)に示したように、挿通孔160bに第1昇降コード141を挿通させた際に、第1昇降コード141の上流側に挿通孔160bが配置され、下流側にスリット160aが配設されることになる。補正部材160は複数設けられており、第1スクリーン131の裏面側において、全てのプリーツの上向きの斜面上に設けられる。補正部材160の第1スクリーン131への取り付け及び取り外しは、第1昇降コード141をスリット160aを介して挿通孔160bに挿通させたり、挿通孔160bから取り外したりすることによって行われる。
【0029】
次に、本実施形態にかかるプリーツスクリーン100の動作について、
図5及び
図6を参照しながら説明する。
【0030】
まず、スクリーン130が展開しているときには、
図5(a)に示したように、第1スクリーン131及び第2スクリーン132はラップされた状態を保ちながら展開している。一方、第1スクリーン131のみの部分は、
図5(b)に示したように、各補正部材160が、第1スクリーン131の裏面において全てのプリーツの上向きの斜面上に載置された状態となっている。
【0031】
このようにスクリーン130が展開している状態から、スクリーン130を畳み込む場合、操作コード144を引き下げる操作を行う。これにより、つまみ143とともに第1、第2昇降コード141、142の他端が引き下げられ、第1、第2昇降コード141、142の一端とともにボトムレール150が引き上げられる。よって、スクリーン130のプリーツが下方から上方に向かって順次畳み込まれていく。そして、
図6(a)に示したように、ボトムレール150を最も引き上げると、スクリーン130の全てのプリーツが畳み込まれた状態となる。この後、第1、第2昇降コード141、142を操作し、ストッパ121によって第1、第2昇降コード141、142の移動を拘束させる。これにより、スクリーン130の畳み込まれた状態が維持される。
【0032】
この状態において、第1スクリーン131及び第2スクリーン132がラップしている部分は、
図5(c)に示したように、第2スクリーン132の畳み込まれたプリーツ間に、第1スクリーン131が畳み込まれて重なり合ったプリーツが挟み込まれた状態になる。一方、第1昇降コード141付近の第1スクリーン131は、
図5(d)に示したように、畳み込まれたプリーツ間に補正部材160が挟み込まれた状態になる。補正部材160はこれの厚みが第2スクリーン132の厚みのほぼ2倍であるため、畳み込まれたスクリーン130の畳み代は、補正部材160が設けられている部分と第2スクリーン132がラップしている部分とで同程度の厚みになる。よって、
図6(a)に示したように、スクリーン130の畳み代が幅方向において同程度になるため、左右のバランスを保つことができ、スクリーン130を畳み込んだ際の意匠性を損なうことがない。
【0033】
しかし、
図6(b)に示したように、仮に、補正部材160を設けないと、スクリーン130を畳み込んだ際に、第1スクリーン131のみの部分の畳み代よりも、第2スクリーン132がラップしている部分の畳み代の方が厚くなる。このため、スクリーン130が斜めに畳み込まれたような状態になり、スクリーン130を畳み込んだ際の意匠性が損なわれる。
【0034】
つぎに、畳み込まれたスクリーン130を展開する動作について説明する。
第1、第2昇降コード141、142を操作して、ストッパの拘束を解除する。これにより、第1、第2昇降コード141、142は移動自在になるので、ボトムレール150が自重により下降し、スクリーン130が上部から順次展開していく。ボトムレール150が最も下降すると、スクリーン130全体が展開された状態になる。
【0035】
以上説明したように、本実施形態によれば、第2スクリーン132の幅方向の一端部132aと第1スクリーン131の幅方向の一端部131aとが一致するように、第2スクリーン132の全幅を第1スクリーン131の正面にラップすることにより、スクリーン130を正面から見たときに、第2スクリーン132がアクセントとなって意匠性を向上させることができる。また、第2スクリーン132に、例えば透け感がある生地を使用しても、第2スクリーン132の背面には第1スクリーン131が必ず配置されているため、第2スクリーン132に部分的に透け感の異なる箇所が生じることはない。このため、第2スクリーン132の生地の種類に関係なく、意匠性を向上させることができる。
【0036】
また、補正部材160をプレート状とし、第1スクリーン131のプリーツ毎に補正部材160を設けたことにより、スクリーン130を畳み込んだ際に、畳み込まれた第1スクリーン131の各プリーツ間には、補正部材が必ず配置されることになる。このため、プリーツ毎の畳み代が揃うので、意匠性を損なうことがない。
【0037】
また、補正部材160の厚みを第2スクリーン132の厚みのほぼ2倍にしたことにより、スクリーン130を折畳んだ際に、第1スクリーン131と第2スクリーン132がラップしている部分の1つのプリーツの畳み代と、第1スクリーン131と補正部材160とが重なり合った部分の1つのプリーツの畳み代とが同程度の厚みになる。これにより、スクリーン130の幅方向においてプリーツ毎の畳み代が揃い、意匠性を損なうことがない。
【0038】
また、スリット160aを介して第1昇降コード141を挿通孔160bに挿通させるだけで、補正部材160を第1スクリーン131に取り付けるようにしたため、補正部材160を第1スクリーン131に簡単に着脱することができる。
【0039】
さらに、挿通孔160bをプレートの中心からスリット160aの反対側にオフセットさせているため、補正部材160を第1昇降コード141に取り付けると、昇降コード141の上流側に挿通孔160bが配置され、下流側にスリット160aが配置されることになる。これにより、スリット160aの端部が第1昇降コード141から離間した状態になり、第1昇降コード141がスリット160aに引っ掛かることを防止することができる。よって、スクリーン130が畳み込まれたり展開されたりする動作時に、第1昇降コード141が昇降しても、第1昇降コード141がスリット160aに引っ掛って、補正部材160が第1昇降コード141から外れたり、スクリーン130の正常な畳み込みが行われなかったりすることを防止することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかるプリーツスクリーンについて、
図7〜
図9を参照しながら説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態にかかるプリーツスクリーン100のうち、補正部材に特徴を有するものである。本実施形態では、補正部材と補正部材が設けられる第1昇降コード付近の構成についてのみ説明することとし、その他の部分については、上記第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図7は、本実施形態にかかるプリーツスクリーンの背面図である。
図8は、
図7における第1昇降コード付近のスクリーンの部分斜視図である。
図9は、第1昇降コード部分のスクリーンの部分側断面図である。
【0041】
本実施形態の補正部材は、
図7に示したように、第1スクリーン131の裏面に設けられる第3スクリーン200であり、第3スクリーン200は、第1昇降コード141に沿って高さ方向全長にわたって設けられる。第3スクリーン200は、
図8及び
図9に示すように、第1スクリーン131とプリーツの間隔が同じであり、第1スクリーン131の裏面にラップしている。第3スクリーン200には、第1昇降コード141が挿通する挿通孔200aが設けられており、第1スクリーン131の挿通孔131bと第3スクリーン200の挿通孔200aとを第1昇降コード141が一体的に挿通している。これにより、第1スクリーン131と第3スクリーン200との離隔が防止されるため、第1スクリーン131と第3スクリーン200との一体的な畳み込み、及び展開を確実にすることができる。
【0042】
第3スクリーン200は、大きさについての規定はないが、第1スクリーン131を正面から見たときにシルエットが現れたりすることや、大きな生地を使用することのコストを考慮すると、第2スクリーンよりも小幅であり、最小限、挿通孔200aを形成することができる程度の幅があればよい。また、第3スクリーン200は、第2スクリーン132と同程度の厚みを有していると良く、第2スクリーン132と共通の原反を利用してもよい。
【0043】
以上説明したように、本実施形態によれば、補正部材として第3スクリーン200を設けることにより、特別な部品を用意する必要がないため、部品点数及びコストを削減することができる。また、仮に、第3スクリーン200に第2スクリーン132と共通の原反を利用する場合、部品点数及びコストをさらに削減することができる。
【0044】
さらに、第3スクリーン200に第2スクリーン132と共通の原反を用いたり、第2スクリーン132と同程度の厚みを有するものを用いると、第1昇降コード141付近のスクリーン130の畳み代と、第2昇降コード142付近のスクリーン130の畳み代とを同様の厚みにすることができる。さらに、スクリーン130の各プリーツ単位の畳み代も第1昇降コード141付近と第2昇降コード142付近とで同様の厚みにすることができる。これにより、スクリーン130を畳み込んだ際に、スクリーン130の幅方向において、スクリーン130全体の畳み代のみならず、各プリーツ単位の畳み代も同程度にすることができるため、意匠性を損なうことがない。
【0045】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態にかかるプリーツスクリーンについて、
図10を参照しながら説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態にかかるプリーツスクリーン100のうち、補正部材に特徴を有するものである。本実施形態では、補正部材と補正部材が設けられる第1昇降コード141付近の構成についてのみ説明することとし、その他の部分については、上記第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図10は、本実施形態にかかる補正部材を用いたスクリーンの第1昇降コード部分の部分側断面図である。
【0046】
本実施形態の補正部材は、
図10に示したように、第1スクリーン131の裏面に設けられる板バネ300であり、第1スクリーン131のプリーツの形状に対応した「く」の字の形状を有している。板バネ300は、第1スクリーン131の全てのプリーツにそれぞれ配置されており、第1スクリーン131の挿通孔131bに対応する位置に、第1昇降コード141が挿通する挿通孔300aがそれぞれ形成されている。板バネ300は、第2スクリーン132と同程度の厚みを有している。板バネ300は、第1スクリーン131の挿通孔131bと板バネ300の挿通孔300aとを第1昇降コード141が一体的に挿通することにより、第1スクリーン131との離隔が防止されており、第1スクリーン131と板バネ300とが一体的に畳み込み、及び展開される。
【0047】
以上説明したように、本実施形態によれば、補正部材を第1スクリーン131のプリーツの形状に対応した「く」の字の形状の板バネ300としたことにより、板バネ300の弾性力により、板バネ300(すなわち、補正部材)自体が第1スクリーン131に適合するように常時付勢される。このため、第1スクリーン131と板バネ300との一体的な畳み込み及び展開を確実にすることができる。
【0048】
また、板バネ300は、第2スクリーン132とほぼ同じ厚みを有しているため、スクリーン130を畳み込んだときの、第1昇降コード141付近のスクリーン130の畳み代と、第2昇降コード142付近のスクリーン130の畳み代とを同程度にすることができる。これにより、スクリーン130を畳み込んだ際に、畳み込まれたスクリーン130の左右のバランスを保つことができるため、意匠性を損なうことがない。
【0049】
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態にかかるプリーツスクリーンについて、
図11を参照しながら説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態にかかるプリーツスクリーン100のうち、第2スクリーン132に特徴を有するものである。本実施形態では、第2スクリーン132が設けられる部分についてのみ説明することとし、その他の部分については、上記第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図11は、本実施形態にかかるスクリーンの背面側の部分斜視図である。
【0050】
本実施形態は、
図11に示したように、第2スクリーン132の幅方向の一端部と第1スクリーン131の幅方向の一端部とがほぼ一致するように、第2スクリーン132のほぼ全幅を第1スクリーン131の正面にラップさせたものである。より具体的には、第2スクリーン132の幅方向の一端部が、第1スクリーン131の幅方向の一端部から数ミリ程度側方に突出するように、第2スクリーン132を第1スクリーン131の正面にラップさせたものである。
【0051】
一般的には、昇降コードの径寸法よりもスクリーンの挿通孔の径寸法の方が大きく形成されている。このため、本実施形態のように、2枚のスクリーンを重ね合わせて昇降コードを挿通させた場合、両スクリーンの重なり合いにずれか生じる可能性がある。そして、ずれが生じると、表に配置されているスクリーンの幅方向の一端部から裏に配置されているスクリーンが突出して見えてしまう場合がある。しかし、本実施形態の場合、第1スクリーン131の正面に設けられる第2スクリーン132の幅方向の一端部を第1スクリーン131の幅方向の一端部から数ミリ程度側方に突出させているため、ずれが生じても第1スクリーン131が第2スクリーン132の一端部から突出して見えてしまうことがない。
【0052】
なお、本実施形態では、第2スクリーン132の幅方向の一端部と第1スクリーン131の幅方向の一端部とが「ほぼ一致」するようにしたが、この「ほぼ一致」とは、具体的には第2スクリーン132の一端部が第1スクリーン131よりも数ミリ程度突出しているだけである。この数ミリ程度の突出は、視覚的には、両スクリーン131、132の一端部が一致していると感じられる程度のものである。
【0053】
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態にかかるプリーツスクリーンについて、
図12を参照しながら説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態にかかるプリーツスクリーン100のうち、第2スクリーン132に特徴を有するものである。本実施形態では、第2スクリーン132が設けられる部分についてのみ説明することとし、その他の部分については、上記第1の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
図12は、本実施形態にかかるプリーツスクリーンの正面図である。
【0054】
本実施形態は、
図12に示したように、第2スクリーン132の幅を第1の実施形態の第2スクリーン132の幅よりも小さくしたものであり、第2スクリーン132の幅方向の両端部の両側方に第1スクリーン131がそれぞれ現れるようにしたものである。
【0055】
これにより、本実施形態によれば、第2スクリーン132がアクセントとなって意匠性を向上させることができる。また、第2スクリーン132に、例えば透け感がある生地を使用しても、第2スクリーン132の背面には第1スクリーン131が配置されており、第2スクリーン132に部分的に透け感が異なる箇所が生じない。このように、第2スクリーン132の生地の種類に関係なく、意匠性を向上させることができる。
【0056】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0057】
なお、上記第1〜第3の実施形態において、第2スクリーン132を第1スクリーン131よりも幅が狭く、少なくとも一部が前記第1スクリーン131とラップした状態で設けられるものとしてもよい。これにより、上記各実施形態と同様に、スクリーン130を畳み込んだ際に、第1スクリーン131と第2スクリーン132とがラップしていない部分の畳み代を補正部材によって補正して、第1スクリーン131と第2スクリーン132がラップしている部分の畳み代と同程度にすることができる。このため、スクリーン130は斜めに畳み込まれたような状態にならない。よって、畳み込まれたスクリーン130の左右のバランスを保つことができるため、スクリーン130を畳み込んだ際の意匠性を損なうことがない。
【0058】
また、上記各実施形態において、第1スクリーン131の正面に第2スクリーン132を1つ設けたが、複数の第2スクリーン132を設けることもできる。また、第2スクリーン132を複数設ける場合、それぞれの第2スクリーン132に、異なる柄や種類のものを用いていてもよい。
【0059】
また、上記各実施形態において、昇降コードを2本設けたが、3本以上設けることもできる。昇降コードを3本以上設ける場合、補正部材は、第1スクリーン131のみを挿通する全ての昇降コードに設けてもよく、また、最も幅方向端部寄りの昇降コードのみに設けてもよい。
【0060】
また、ヘッドボックス120に回転軸と回転軸と一体に回転する複数の巻取ドラムとを設け、回転軸を回転させることにより、各巻取ドラムによって、第1、第2昇降コード141、142を巻取り及び巻解くことによってスクリーン130を昇降させるようにすることもできる。回転軸は、ヘッドボックス120の一端に操作コードを設け、この操作コードによって回転させるようにしてもよい。また、回転軸は、ヘッドボックス120内にモータを設け、このモータを駆動させることによって、回転させるようにしてもよい。