特許第6208281号(P6208281)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ネイバー コーポレーションの特許一覧

特許6208281メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法
<>
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000002
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000003
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000004
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000005
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000006
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000007
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000008
  • 特許6208281-メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6208281
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】メッセンジャ上でスポンサ方式のイメージを利用して広告を提供するシステムおよびその方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20170925BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
   G06Q30/02 444
   G06F13/00 650B
   G06F13/00 540P
【請求項の数】11
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-81005(P2016-81005)
(22)【出願日】2016年4月14日
(62)【分割の表示】特願2015-510171(P2015-510171)の分割
【原出願日】2013年1月23日
(65)【公開番号】特開2016-157468(P2016-157468A)
(43)【公開日】2016年9月1日
【審査請求日】2016年4月14日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0046905
(32)【優先日】2012年5月3日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】リ,コンス
【審査官】 加舎 理紅子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−094915(JP,A)
【文献】 特開平11−003348(JP,A)
【文献】 7つの最強PC環境を構築するための手法を伝授 最強環境構築プロジェクト 5 クラウド 便利なウェブサ,Mr.PC,日本,株式会社晋遊舎,2012年 4月24日,第3巻,第6号,p.30−33
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持するステップ、および
前記ユーザの要請に応じて前記メッセンジャのチャットウィンドウ上で実行されるページに前記イメージ型表現手段を表示するステップ
を含み、
前記イメージ型表現手段は、前記広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分され、
前記イメージ型表現手段を表示するステップは、
前記ローカルイメージとグローバルイメージのうちで前記ユーザによって設定されたイメージを表示すること
を特徴とする、メッセンジャを利用した広告方法。
【請求項2】
前記イメージ型表現手段を表示するステップは、
前記イメージ型表現手段を、前記ブランドイメージからなるスポンサイメージと、前記ブランドイメージとは関係のない一般イメージとに区分して表示すること
を特徴とする、請求項に記載のメッセンジャを利用した広告方法。
【請求項3】
前記イメージ型表現手段を表示するステップは、
前記イメージ型表現手段を前記イメージ型表現手段の順位情報にしたがって前記ページ上に整列すること
を特徴とする、請求項に記載のメッセンジャを利用した広告方法。
【請求項4】
前記ユーザが前記ページ上で選択した前記イメージ型表現手段を対話相手の端末機に送信したり、前記対話相手の端末機から送信された前記イメージ型表現手段を受信するステップ
をさらに含む、請求項に記載のメッセンジャを利用した広告方法。
【請求項5】
前記イメージ型表現手段を対話相手の端末機から受信する場合、前記イメージ型表現手段のクリック時に発行されるクーポンを前記メッセンジャ上に格納するステップ
をさらに含む、請求項に記載のメッセンジャを利用した広告方法。
【請求項6】
コンピュータシステムが広告を提供するように制御する命令を含むコンピュータで読み取り可能な格納媒体であって、
前記命令は、
広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持するステップ、および
前記ユーザの要請に応じて前記メッセンジャのチャットウィンドウ上で実行されるページに前記イメージ型表現手段を表示するステップ
を含む方法によって前記コンピュータシステムを制御し、
前記イメージ型表現手段は、前記広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分され、
前記イメージ型表現手段を表示するステップは、
前記ローカルイメージとグローバルイメージのうちで前記ユーザによって設定されたイメージを表示すること
を特徴とする、コンピュータで読み取り可能な格納媒体。
【請求項7】
前記イメージ型表現手段を表示するステップは、
前記イメージ型表現手段を、前記ブランドイメージからなるスポンサイメージと、前記ブランドイメージとは関係のない一般イメージとに区分して表示すること
を特徴とする、請求項に記載のコンピュータで読み取り可能な格納媒体。
【請求項8】
前記イメージ型表現手段を表示するステップは、
前記イメージ型表現手段を前記イメージ型表現手段の順位情報にしたがって前記ページ上に整列すること
を特徴とする、請求項に記載のコンピュータで読み取り可能な格納媒体。
【請求項9】
前記命令は、
前記ユーザが前記ページ上で選択した前記イメージ型表現手段を対話相手の端末機に送信したり、前記対話相手の端末機から送信された前記イメージ型表現手段を受信するステップ
をさらに含み、
前記イメージ型表現手段を前記対話相手の端末機から受信する場合、前記イメージ型表現手段のクリック時に発行されるクーポンを前記メッセンジャ上に格納すること
を特徴とする、請求項に記載のコンピュータで読み取り可能な格納媒体。
【請求項10】
広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持する格納部、および
前記メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じて前記イメージ型表現手段を前記ユーザ端末機に提供する提供部
を備え、
前記イメージ型表現手段は、前記チャットウィンドウ上で実行されるページに表示され、
前記イメージ型表現手段は、前記広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分され、
前記提供部は、前記ユーザ端末機の位置に対応する地域と関連するイメージを提供すること
を特徴とする、メッセンジャを利用した広告システム。
【請求項11】
広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持する格納部、
前記メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じて前記イメージ型表現手段を前記ユーザ端末機に提供する提供部、
前記ユーザの要請に応じて前記メッセンジャのチャットウィンドウ上で実行されるページに前記イメージ型表現手段を表示する表示部、および
前記ユーザが前記ページ上で選択した前記イメージ型表現手段を対話相手の端末機に送信する通信部
を備え、
前記提供部は、
前記ユーザ端末機の位置に対応する地域と関連するイメージを提供し、
前記イメージ型表現手段は、前記広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分されること
を特徴とする、メッセンジャを利用した広告システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、メッセンジャ上でユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段を利用することで新たな形態の広告を提供する広告システムおよびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にメッセンジャ(messenger)は、リアルタイムでメッセージやデータをやり取りすることができるソフトウェアであり、ユーザが対話相手を登録した後、メッセンジャ画面に出力される対話相手リストにいる相手とメッセージを送受信できるようにするものであって、最近ではPCだけではなく移動通信端末のモバイル環境でもメッセンジャの使用が普遍化している。
【0003】
このようなメッセンジャはテキストを中心として意思を伝達するが、現在では意思または感情を伝達するときに必要となるユーザの表情をテキストのみで表現するという限界を克服するための多様な表現手段が登場している。メッセンジャ上のユーザ表現手段は、テキスト型とイメージ型とに区分される。このとき、テキスト型表現手段としては、文字、記号、数字などを組み合わせた顔文字(例えば、(^^)、(>_<)、(−o−;)など)などがあり、イメージ型表現手段としては、イメージ、フラッシュ、アニメーションなどで生成されたグラフィックエモーティコン(emoticon)、フラッシュコン(flashcon)、ステッカ(sticker)などがある。このようなユーザ表現手段は、見た瞬間にその意味を誰もが理解できるため、ユーザの微妙な感情を容易に表現できるという点においてサイバー空間で広く利用されている。
【0004】
しかし、メッセンジャ上の表現手段は、ユーザの意思や感情を表現するための目的に使用するという点において、その使用が極めて制限的であると言える。
【0005】
したがって、本明細書では、メッセンジャ上の表現手段を利用してモバイル広告を提供することができるシステムおよび方法について提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メッセンジャ上でユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段を利用することで新たな形態のモバイル広告を提供することができるシステムおよび方法が提供される。
【0007】
メッセンジャ上で広告主のブランドイメージを知らせることができるイメージ型表現手段を提供することができるシステムおよびその方法が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によると、広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持するステップ、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じてイメージ型表現手段をユーザ端末機に提供するステップ、および前記広告主を対象として、前記イメージ型表現手段が前記チャットウィンドウに参加する対話相手の端末機に提供されることによる課金を実行するステップを含む、メッセンジャを利用した広告方法が提供される。このとき、イメージ型表現手段は、チャットウィンドウ上で実行されるページに表示されてもよい。
【0009】
イメージ型表現手段をユーザ端末機に提供するステップは、ユーザ端末機の位置に対応する地域と関連するイメージを提供してもよい。
【0010】
イメージ型表現手段は、広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分されてもよい。
【0011】
ページでは、イメージ型表現手段を、ブランドイメージからなるスポンサイメージと、ブランドイメージとは関係のない一般イメージとに区分して表示してもよい。
【0012】
メッセンジャを利用した広告方法は、イメージ型表現手段に関する順位情報をユーザ端末機に提供するステップをさらに含んでもよい。このとき、イメージ型表現手段は、ページ上で順位情報を基準として整列されてもよい。
【0013】
イメージ型表現手段に関する順位情報は、イメージ型表現手段の選択による単位広告費用、イメージ型表現手段に対する選択比率、イメージ型表現手段の転換による単位広告費用、イメージ型表現手段に対する転換比率のうち少なくとも1つを利用して決められてもよい。
【0014】
課金を実行するステップは、メッセンジャを利用した広告方法は、ユーザがページ上で選択したイメージ型表現手段を対話相手の端末機に提供するステップ、対話相手の端末機でユーザとのチャットウィンドウにイメージ型表現手段が表示されると広告主の広告表示回数としてカウントしたり、前記対話相手によって前記表示されたイメージ型表現手段が転換されると前記広告主の広告転換回数としてカウントするステップ、および前記広告表示回数または前記広告転換回数に応じて前記広告主に課金を実行するステップを含んでもよい。
【0015】
広告表示回数は、チャットウィンドウに参加した対話相手の数に応じてカウントされてもよい。
【0016】
メッセンジャを利用した広告方法は、ユーザがページ上で選択したイメージ型表現手段を対話相手の端末機に提供するステップ、および対話相手がイメージ型表現手段をクリックすると、対話相手の端末機を対象として広告主のマーケティングメッセージを提供するステップをさらに含んでもよい。
【0017】
広告主のマーケティングメッセージを提供するステップは、広告主と関連するクーポンの発行、ランディングページ(landing page)への移動、動画またはアニメーションの実行、電話接続のうち少なくとも1つを実行してもよい。
【0018】
マーケティングメッセージには広告主と関連するクーポンが含まれ、クーポンは、対話相手の端末機にインストールされたメッセンジャ上にQRコード(登録商標)(Quick
Response Code)またはバーコード(barcode)形式で格納されてもよい。
【0019】
本発明の他の側面によると、広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持するステップ、およびユーザの要請に応じてメッセンジャのチャットウィンドウ上で実行されるページにイメージ型表現手段を表示するステップを含む、メッセンジャを利用した広告方法が提供される。このとき、前記広告主を対象として、前記イメージ型表現手段が前記チャットウィンドウに参加する対話相手の端末機に提供されることによる課金が実行されてもよい。
【0020】
イメージ型表現手段は、広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分され、イメージ型表現手段を表示するステップは、ローカルイメージとグローバルイメージのうちでユーザによって設定されたイメージを表示してもよい。
【0021】
イメージ型表現手段を表示するステップは、イメージ型表現手段を、ブランドイメージからなるスポンサイメージと、ブランドイメージとは関係のない一般イメージとに区分して表示してもよい。
【0022】
イメージ型表現手段を表示するステップは、イメージ型表現手段をイメージ型表現手段の順位情報にしたがってページ上に整列してもよい。
【0023】
メッセンジャを利用した広告方法は、ユーザがページ上で選択したイメージ型表現手段を対話相手の端末機に送信したり、対話相手の端末機から送信されたイメージ型表現手段を受信するステップをさらに含んでもよい。
【0024】
メッセンジャを利用した広告方法は、イメージ型表現手段を対話相手の端末機から受信する場合に、イメージ型表現手段のクリック時に発行されるクーポンをメッセンジャ上に格納するステップをさらに含んでもよい。
【0025】
本発明のさらに他の側面によると、コンピュータシステムが広告を提供するように制御する命令を含むコンピュータで読み取り可能な格納媒体であって、命令は、広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持するステップ、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じてイメージ型表現手段をユーザ端末機に提供するステップ、および前記広告主を対象として、前記イメージ型表現手段が前記チャットウィンドウに参加する対話相手の端末機に提供されることによる課金を実行するステップを含む方法によってコンピュータシステムを制御する、コンピュータで読み取り可能な格納媒体が提供される。このとき、イメージ型表現手段は、チャットウィンドウ上で実行されるページに表示されてもよい。
【0026】
本発明のさらに他の側面によると、コンピュータシステムが広告を提供するように制御する命令を含むコンピュータで読み取り可能格納媒体であって、命令は、広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持するステップ、およびユーザの要請に応じてメッセンジャのチャットウィンドウ上で実行されるページにイメージ型表現手段を表示するステップを含む方法によってコンピュータシステムを制御する、コンピュータで読み取り可能な格納媒体が提供される。このとき、前記広告主を対象として、前記イメージ型表現手段が前記チャットウィンドウに参加する対話相手の端末機に提供されることによる課金が実行されてもよい。
【0027】
本発明のさらに他の側面によると、広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持する格納部、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じてイメージ型表現手段をユーザ端末機に提供する提供部、および前記広告主を対象として、前記イメージ型表現手段が前記チャットウィンドウに参加する対話相手の端末機に提供されることによる課金を実行する課金部を備える、メッセンジャを利用した広告システムが提供される。このとき、イメージ型表現手段は、チャットウィンドウ上で実行されるページに表示されてもよい。
【0028】
本発明のさらに他の側面によると、広告主のブランドイメージ(brand image)を、メッセンジャ(messenger)のチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージ型表現手段として保持する格納部、ユーザの要請に応じてメッセンジャのチャットウィンドウ上で実行されるページにイメージ型表現手段を表示する表示部、およびユーザがページ上で選択したイメージ型表現手段を対話相手の端末機に送信する通信部を備える、メッセンジャを利用した広告システムが提供される。このとき、前記広告主を対象として、前記イメージ型表現手段が前記チャットウィンドウに参加する対話相手の端末機に提供されることによる課金が実行されてもよい。
【発明の効果】
【0029】
メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるイメージを利用して広告主のブランドイメージを知らせることにより、メッセンジャを利用した新たな形態のモバイル広告を提供することができる。
【0030】
メッセンジャユーザの位置を認識し、該当の地域と関連のある広告主が登録したイメージを提供することができる。
【0031】
ユーザが広告主のイメージを対話相手に伝達し、対話相手に該当のイメージが示される場合、実質的な広告表示としてカウントして課金することができる。
【0032】
ユーザのチャットウィンドウに参加する対話相手が複数名である場合、イメージに対して複数回の表示としてカウントして課金することができる。
【0033】
対話相手がユーザから受けたイメージをクリックした場合には、クーポンの発行、ランディングページへの移動、動画やアニメーションの実行、電話接続などのように多様なサービスを提供することにより、ユーザの関心を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明の一実施形態において、メッセンジャを利用した広告システムを概括的に示した図である。
図2】本発明の一実施形態において、メッセンジャのチャットウィンドウを示した例示画面である。
図3】本発明の一実施形態において、メッセンジャ上でイメージ型表現手段を表示するページを示した例示画面である。
図4】本発明の一実施形態において、イメージ型表現手段に設定されたマーケティングメッセージのタイプに応じて提供される多様なサービスの例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態において、メッセンジャを利用した広告システムの内部構成を示したブロック図である。
図6】本発明の一実施形態において、メッセンジャを利用した広告方法を示したフローチャートである。
図7】本発明の他の実施形態において、メッセンジャを利用した広告システムの内部構成を示したブロック図である。
図8】本発明の他の実施形態において、メッセンジャを利用した広告方法を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0036】
本実施形態は、メッセンジャ上のイメージ型表現手段を利用して広告主のブランドイメージを知らせる広告システムおよびその方法に関する。
【0037】
本明細書において、「イメージ型表現手段」とは、多様な形態のイメージで表現されたグラフィックエモーティコンやフラッシュコン(flashcon)、ステッカなど、メッセンジャ上でユーザの感情や意思を表現するためにテキストを直接入力する代わりに使用することができるすべて形態の絵文字を包括したものを意味してもよい。
【0038】
以下では、「ステッカイメージ(sticker image)」をイメージ型表現手段の代表的な例として説明する。
【0039】
図1は、本発明の一実施形態において、メッセンジャを利用した広告システムを概括的に示した図である。図1では、ユーザ端末機110およびメッセンジャサーバ(messenger server)120を示している。
【0040】
ユーザ端末機110は、PCやスマートフォン、タブレットなど、メッセンジャサーバ120から提供されるメッセンジャアプリケーション(messenger application)のインストールおよび実行が可能なすべての端末装置を意味してもよい。このとき、ユーザ端末機110は、メッセンジャアプリケーションの制御下に、メッセンジャの画面構成、データ入力、データ送受信、データ格納など、メッセンジャ全般の動作を実行してもよい。
【0041】
メッセンジャサーバ120は、メッセンジャアプリケーションがインストールされたユーザ端末機110間にメッセージやデータをリアルタイムで送受信することができるメッセンジャサービスを提供するシステムであってもよい。本実施形態において、メッセンジャサーバ120は、広告主の広告登録、ユーザ端末機110への広告提供、および広告の表示による課金などの広告プラットホームの役割を直接実行したり、別途のシステムで構築された前記の役割を実行する広告プラットホームと連動する形態で実現されてもよい。言い換えれば、メッセンジャサーバ120は、前記の役割を実行する広告システムであってもよい。
【0042】
広告主は広告システムにアクセスし、自身のブランドイメージを知らせることができるステッカイメージを登録し、該当のステッカイメージと関連する広告情報を入力してもよい。このとき、広告情報は、クーポン情報、ランディングページのアドレス、動画やアニメーションコンテンツ、電話番号などを含んでもよい。広告主によって入力された広告情報の種類に応じ、ステッカイメージのクリック時に表示されるマーケティングメッセージのサービスタイプが決められてもよい。
【0043】
メッセンジャサーバ120は、広告主によって登録されたブランドイメージをメッセンジャで使用されるステッカイメージとして提供してもよく、これによってユーザ端末機110は、メッセンジャのチャットウィンドウで実行される所定のページにステッカイメージを表示してもよい。すなわち、メッセンジャサーバ120から提供される広告とは、広告主のブランドイメージを知らせることができる、メッセンジャで使用されるステッカイメージを意味する。メッセンジャのチャットウィンドウに表示されるステッカイメージは、該当するページの実行が要請される時点にメッセンジャサーバ120から提供を受けたり、あるいはメッセンジャのインストールやアップデート、ダウンロードなどによって事前にメッセンジャサーバ120から提供を受け、メッセンジャ(すなわち、ユーザ端末機110)上に格納されて保持されてもよい。
【0044】
図2図4を参照しながら、広告主の広告、すなわちステッカイメージが表示される実施形態について詳しく説明すると、次のとおりとなる。
【0045】
ユーザ端末機110は、ユーザがメッセンジャを実行した後、メッセンジャに登録されている相手リストから1名以上の相手を選択する場合、図2に示すようにメッセンジャのチャットウィンドウ201をディスプレイするようになる。このとき、チャットウィンドウ201には、ステッカイメージと関連するページを実行するためのメニュー202が含まれてもよい。
【0046】
これにより、ユーザ端末機110は、ユーザがチャットウィンドウ201で該当のメニュー202を選択すると、ステッカイメージと関連するページをディスプレイしてもよい。このとき、ステッカイメージと関連するページは、チャットウィンドウ201上にオーバラップして表示されたり、あるいはチャットウィンドウ201から切り換わって全面に表示される転換方式によって実現されてもよい。
【0047】
ステッカイメージと関連するページは、ステッカイメージが所定の基準によって整列されて表示されてもよい。このとき、前記メニュー202によるページは、ステッカイメージの種類に応じて複数のタップで構成されてもよい。例えば、図3に示すように、イメージで表現されたエモーティコン310、広告主のブランドイメージを含むステッカ320、文字、記号、数字などを組み合わせた絵文字330にタップが区分されて表示されてもよい。ステッカ320に該当するタップでは、広告主のブランドイメージからなるスポンサイメージ(sponsored image)301と、ブランドイメージとは関係のない一般イメージ302とからなるステッカイメージが表示されてもよい。このとき、スポンサイメージ301と一般イメージ302は、該当のタップ上にランダムに混在して表示されたり、あるいは事前に割り当てられた個数や位置に応じて表示されてもよい。さらに、スポンサイメージ301と一般イメージ302は、表示形態や表示領域などが区分されて表示されてもよい。これにより、ユーザ端末機110は、該当のページ上に表示されたステッカイメージのうちでユーザが選択したステッカイメージを、メッセンジャサーバ120を経てチャットウィンドウに参加している相手に送信できるようになる。
【0048】
図4を参照すると、ユーザ端末機110は、対話相手からステッカイメージを受信した場合、該当の相手が参加しているチャットウィンドウ401に、受信されたステッカイメージ402を表示してもよい。このとき、ユーザ端末機110は、ステッカイメージ402のクリック時にメッセンジャサーバ120から広告主によって登録されたマーケティングメッセージが提供され、該当の画面に広告主のマーケティングメッセージを表示してもよい。広告主のマーケティングメッセージは、広告主と関連するクーポンの発行、ランディングページへの移動、動画またはアニメーションの実行、電話接続(有線電話、インターネット(mVOIPなど)電話)のうち少なくとも1つのサービスを実行するための機能を含んでもよい。
【0049】
図4は、広告主によって入力された広告情報の種類に応じて提供されるサービスを示した例示図である。ここで、「クーポンダウンロード」は、ステッカイメージに設定された広告主のクーポンが発行されるクーポンダウンロードページ410を、「モバイルウェブ」は、ステッカイメージに設定された広告主のランディングページ画面420を、「動画実行」は、ステッカイメージに設定された動画が実行される動画実行画面430を、「クリックトゥーコール(Click to call)」は、ステッカイメージに設定された電話番号への通話連結が提供される電話接続画面440をそれぞれ示している。
【0050】
すなわち、本発明の実施形態では、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして提供することができ、ステッカイメージを媒介として広告主のクーポン発行、ランディングページへの移動、動画やアニメーションの実行、電話接続などのような多様なサービスを提供することにより、メッセンジャを利用した新たな形態の広告を提供することができる。
【0051】
図5は、本発明の一実施形態において、メッセンジャを利用した広告システムの内部構成を示したブロック図である。本実施形態に係る広告システム500は、図1図4を参照しながら説明した広告プラットホームの役割支援が可能なメッセンジャサーバに対応してもよい。図5に示すように、広告システム500は、格納部510、提供部520、および課金部530を備えてもよい。
【0052】
格納部510は、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして格納および保持してもよい。広告主は広告システム500にアクセスし、自身のブランドイメージを知らせることができるステッカイメージを登録し、該当のステッカイメージと関連する広告情報を入力してもよい。このとき、広告情報は、広告主のクーポン情報、ランディングページのアドレス、動画やアニメーションコンテンツ、電話番号などを含んでもよい。クーポンの場合には、ステッカイメージで示す該当の製品のクーポンを含んでもよく、QRコードまたはバーコードなどのコード情報を含んでもよい。さらに、広告情報は、広告主と関連のある地域情報を含んでもよい。広告主のステッカイメージは、広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージ(local image)とグローバルイメージ(global image)とに区分されてもよい。これにより、格納部510は、広告主から登録されたステッカイメージおよび広告情報を格納および保持してもよい。
【0053】
提供部520は、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じて広告主のブランドイメージをメッセンジャ上のステッカイメージとして提供してもよい。言い換えれば、ユーザがユーザ端末機を利用してメッセンジャを実行した後、ステッカイメージを使用するためにメッセンジャのチャットウィンドウで該当のページを開くと、提供部520でこれを認識し、広告主のブランドイメージを知らせることができるステッカイメージをユーザ端末機に提供してもよい。一例として、提供部520は、ユーザ端末機の現在位置に対応する地域と関連のある広告主のステッカイメージを提供してもよい。他の例として、提供部520は、ローカルイメージとグローバルイメージのうちでユーザが選択したステッカイメージを基本として提供してもよい。すなわち、メッセンジャのユーザは、広告主のステッカイメージに対してローカルイメージを基本とするか、グローバルイメージを基本とするかを選択してもよい。
【0054】
提供部520は、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機を対象として広告主のステッカイメージを提供するとき、ステッカイメージの順位情報を共に提供してもよい。これにより、ユーザ端末機は、ステッカイメージが表示されるページ上において、順位情報を基準としてステッカイメージを整列できるようになる。ステッカイメージの整列方式は、ユーザによって多く選択されたものや、ステッカ送信あたりの課金額などが考慮されてもよい。一例として、ステッカイメージの整列方式では、ユーザが(すなわち、自分が)多く使用したことに対する加重値を与えたり、メッセンジャ上でユーザとの関係が設定された他人(すなわち、友達)が多く選択したことに対する加重値を与えてもよい。他の例として、ステッカイメージの整列方式では、ステッカイメージの選択による単位広告費用、ステッカイメージに対する選択比率、ステッカイメージの転換による単位広告費用、ステッカイメージに対する転換比率のうち少なくとも1つを利用してもよい。例えば、ステッカイメージの順位は次のとおりとなる。
【0055】
Ranking=a×[(bid for sticker choice)×{α×(All Users Sticker Choice Rate)+β×(My friends’Choice Rate)+γ×(My choice Rate)}]+b×[(bid for marketing message click)×(marketing message click rate or marketing message conversion rate)]
【0056】
ここで、a、b、α、β、γは加重値、「bid for sticker choice」は送信側ユーザの選択による単位広告費用、「All Users Sticker
Choice Rate」はメッセンジャのすべてのユーザが選択して送信した比率、「My friends’Choice Rate」は自分の友達が選択して送信した比率、「My choice Rate」は自分が選択して送信した比率、「bid for marketing message click」は受信側ユーザによる転換による単位広告費用、「marketing message click rate or
marketing message conversionrate」は受信側ユーザによるクリックなどの転換比率を意味する。
【0057】
これにより、ユーザは、チャットウィンドウ上で実行されたページで気に入ったブランドのステッカがあると、該当のステッカイメージを選択して対話相手に伝達してもよい。すなわち、提供部520は、ユーザが該当のページ上で選択したステッカイメージを対話相手の端末機に提供してもよい。対話相手はユーザと対話をやり取りしているチャットウィンドウを通じてユーザが伝達したステッカイメージを確認してもよく、ステッカイメージに設定された広告主の広告情報を見ようとする場合には、該当のステッカイメージをクリックするようになる。このとき、提供部520は、ユーザまたは対話相手がチャットウィンドウでステッカイメージをクリックすると、ステッカイメージに設定された広告主のマーケティングメッセージを提供してもよい。一例として、提供部520は、ステッカイメージをクリックしたユーザまたは対話相手を対象として、クーポンの発行、ランディングページへの移動、動画またはアニメーションの実行、電話接続のうち少なくとも1つのサービスを提供してもよい。多様な形態のサービスについては、図4を参照しながら既に詳しく説明したとおりである。
【0058】
課金部530は、ユーザが伝達したステッカイメージが対話相手の端末機でユーザとのチャットウィンドウに表示されると、広告主の広告表示回数としてカウントして課金してもよい。すなわち、対話相手にステッカイメージが示されると、1回の表示としてカウントして課金してもよい。このとき、課金部530は、ユーザとのチャットウィンドウに参加している相手の数に応じて広告主の広告表示回数をカウントしてもよい。言い換えれば、チャットウィンドウに参加している相手が複数名であると、1つのステッカイメージが複数のユーザに同時に伝達されるため、このような場合には複数回の表示としてカウントが累積されて課金してもよい。また、課金部530は、対話相手によって前記表示されたステッカイメージが転換されると、広告主の広告転換回数としてカウントして課金してもよい。言い換えれば、課金部530は、ステッカイメージに設定された広告主のマーケティングメッセージに対し、対話相手による転換による単位広告費用(bid for marketing message click)として課金してもよい。
【0059】
図6は、本発明の一実施形態において、メッセンジャを利用した広告方法を示したフローチャートである。本実施形態に係る広告方法は、図5を参照しながら説明した広告システム500によって実行されてもよい。
【0060】
ステップ610で、広告システム500は、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして登録および保持してもよい。広告主は広告システム500にアクセスし、自身のブランドイメージを知らせることができるステッカイメージを登録し、該当のステッカイメージと関連する広告情報を入力してもよい。このとき、広告情報は、広告主のクーポン情報、ランディングページのアドレス、動画やアニメーションコンテンツ、電話番号などを含んでもよい。さらに、広告情報は、広告主と関連のある地域情報を含んでもよい。広告主のステッカイメージは、広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージ(local image)とグローバルイメージ(globa limage)とに区分されてもよい。
【0061】
ステップ620で、広告システム500は、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機の要請に応じて広告主のブランドイメージをメッセンジャ上のステッカイメージとして提供してもよい。言い換えれば、ユーザがユーザ端末機を利用してメッセンジャを実行した後、ステッカイメージを使用するためにメッセンジャのチャットウィンドウで該当のページを開くと、広告システム500でこれを認識し、広告主のブランドイメージを知らせることができるステッカイメージをユーザ端末機に提供してもよい。一例として、広告システム500は、ユーザ端末機の現在位置に対応する地域と関連のある広告主のステッカイメージを提供してもよい。他の例として、広告システム500は、ローカルイメージとグローバルイメージのうちでユーザが選択したステッカイメージを基本として提供してもよい。さらに、広告システム500は、メッセンジャがインストールされたユーザ端末機を対象として広告主のステッカイメージを提供するとき、ステッカイメージの順位情報を共に提供してもよい。これにより、ユーザ端末機は、ステッカイメージが表示されるページ上において、順位情報を基準としてステッカイメージを整列してもよい。このとき、ステッカイメージの順位情報は、ステッカイメージの選択による単位広告費用、ステッカイメージに対する選択比率、ステッカイメージの転換による単位広告費用、ステッカイメージに対する転換比率のうち少なくとも1つを利用して決められてもよい。
【0062】
ステップ630で、広告システム500は、ユーザがチャットウィンドウの該当のページ上で選択したステッカイメージを対話相手の端末機に提供してもよい。すなわち、ユーザは、チャットウィンドウ上で実行されたページで気に入ったブランドのステッカがあると、該当のステッカイメージを選択して対話相手に伝達してもよい。このとき、対話相手は、ユーザと対話をやり取りしているチャットウィンドウでユーザが伝達したステッカイメージを確認してもよく、ステッカイメージに設定された広告主の広告情報を見ようとする場合には、該当のステッカイメージをクリックするようになる。このとき、広告システム500は、ユーザまたは対話相手がチャットウィンドウでステッカイメージをクリックすると、ステッカイメージに設定された広告主のマーケティングメッセージを提供してもよい。一例として、広告システム500は、ステッカイメージをクリックしたユーザまたは対話相手を対象として、クーポンの発行、ランディングページへの移動、動画またはアニメーションの実行、電話接続のうち少なくとも1つのサービスを提供してもよい。
【0063】
さらに、広告システム500は、ユーザが伝達したステッカイメージが対話相手の端末機でユーザとのチャットウィンドウに表示されると、広告主の広告表示回数としてカウントして課金してもよい。すなわち、対話相手にステッカイメージが示されると、1回の表示としてカウントして課金してもよい。このとき、広告システム500は、ユーザとのチャットウィンドウに参加している相手の数に応じて広告主の広告表示回数をカウントしてもよい。言い換えれば、ステッカイメージに対して対話相手が複数名である場合には、同時に複数回の表示としてカウントが累積されて課金してもよい。また、広告システム500は、対話相手によって前記表示されたステッカイメージが転換されると、広告主の広告転換回数としてカウントして課金してもよい。言い換えれば、広告システム500は、ステッカイメージに設定された広告主のマーケティングメッセージに対し、対話相手による転換による単位広告費用(bid for marketing message click)として課金してもよい。
【0064】
上述したように、メッセンジャサーバに対応する広告システム500は、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして提供することができる。
【0065】
図7は、本発明の他の実施形態において、メッセンジャを利用した広告システムの内部構成を示したブロック図である。本実施形態に係る広告システム700は、図1図4を参照しながら説明したユーザ端末機に対応してもよい。図7に示すように、広告システム700は、格納部710、表示部720、および通信部730を備えてもよい。
【0066】
格納部710は、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして格納および保持してもよい。格納部710は、メッセンジャのインストール、アップデートあるいはダウンロードなどによって事前にメッセンジャサーバからステッカイメージの提供を受け、メッセンジャ上に格納してもよい。このとき、ユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージは、広告主のブランドイメージからなるスポンサイメージと、ブランドイメージとは関係のない一般イメージとに区分されてもよい。また、広告主のステッカイメージは、広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分されてもよい。
【0067】
表示部720は、メッセンジャを使用するユーザの要請に応じてチャットウィンドウ上で実行されるページにステッカイメージを表示してもよい。ユーザがユーザ端末機を利用してメッセンジャを実行した後、ステッカイメージを使用するためにメッセンジャのチャットウィンドウで関連メニューを呼び込むと、該当のページにステッカイメージを表示してもよい。このとき、ステッカイメージが表示されるページは、メッセンジャのチャットウィンドウ上に示されるレイヤーであってもよく、これはチャットウィンドウにオーバラップして表示されたり、チャットウィンドウから該当のページに転換されて表示されてもよい。また、表示部720は、該当のページ上に、一般イメージと共に広告主のブランドイメージからなるスポンサイメージを表示してもよい。このとき、スポンサイメージと一般イメージは、該当のページ上にランダムに混在して表示されたり、あるいは事前に割り当てられた個数や位置に応じて表示されてもよい。また、スポンサイメージと一般イメージは、表示形態や表示領域などが区分されて表示されてもよい。
【0068】
また、表示部720は、広告主のステッカイメージを表示するにあたり、ローカルイメージとグローバルイメージのうちでユーザによって設定されたステッカイメージを表示してもよい。ローカルイメージを表示するときには、ユーザの現在位置に対応する地域と関連するステッカイメージを表示してもよい。また、表示部720は、ステッカイメージが表示されるページ上において、順位情報を基準としてステッカイメージを整列して表示してもよい。一例として、ステッカイメージの整列方式では、ユーザが(すなわち、自分が)多く使用したことに対する加重値を与えたり、メッセンジャ上でユーザと関係が設定された他人(すなわち、友達)が多く選択したことに対する加重値を与えてもよい。
【0069】
通信部730は、メッセンジャサーバとの通信を利用し、該当のページ上に表示されたステッカイメージのうちでユーザが選択したステッカイメージをチャットウィンドウに参加している相手に送信したり、対話相手の端末機から送信されたステッカイメージを受信してもよい。このとき、ユーザと相手がやり取りしたステッカイメージは、ユーザと相手が参加しているチャットウィンドウの対話内容に表示されてもよい。通信部730は、メッセンジャのチャットウィンドウに表示されたステッカイメージがクリックされると、ステッカイメージに設定された広告主のマーケティングメッセージをメッセンジャサーバから受信してもよい。これにより、表示部720は、通信部730を通じて受信された広告主のマーケティングメッセージを基盤として該当のサービスと関連する画面を提供できるようになる。
【0070】
このとき、広告主のマーケティングメッセージは、クーポンの発行、ランディングページへの移動、動画またはアニメーションの実行、電話接続のうち少なくとも1つのサービスを提供してもよい。ステッカイメージに広告主のクーポンが設定されている場合には、ステッカイメージに示される該当の製品のクーポンを含んでもよい。ユーザがステッカイメージをクリックすると、該当のクーポンがメッセンジャ上に格納され、格納部710に保管されてもよい。例えば、ユーザがチャットウィンドウに表示されたステッカイメージをクリックすると、該当のクーポンがメッセンジャ上の「マイクーポンボックス」に保管されてもよい。このとき、クーポンボックスに保管されるクーポンは、QRコードまたはバーコードなどのコード形式で格納されてもよい。この後、クーポンの発行を受けたユーザは、オープンラインショップを訪問してQRコードあるいはバーコードを認識してもらい、クーポン発行情報を消費できるようになる。
【0071】
図8は、本発明の他の実施形態において、メッセンジャを利用した広告方法を示したフローチャートである。本実施形態に係る広告方法は、図7を参照しながら説明した広告システム700によって実行されてもよい。
【0072】
ステップ810で、広告システム700は、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして格納および保持してもよい。このとき、広告システム700は、メッセンジャのインストール、アップデートあるいはダウンロードなどによって事前にメッセンジャサーバからステッカイメージの提供を受け、メッセンジャ上に格納してもよい。メッセンジャでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージは、広告主のブランドイメージからなるスポンサイメージと、ブランドイメージとは関係のない一般イメージとに区分されてもよい。また、広告主のステッカイメージは、広告主による地域設定の可否に応じてローカルイメージとグローバルイメージとに区分されてもよい。
【0073】
ステップ820で、広告システム700は、メッセンジャを使用するユーザの要請に応じてチャットウィンドウ上で実行されるページにステッカイメージを表示してもよい。ユーザがユーザ端末機を利用してメッセンジャを実行した後、ステッカイメージを使用するためにメッセンジャのチャットウィンドウで関連メニューを呼び込むと、該当のページにステッカイメージを表示してもよい。このとき、広告システム700は、該当のページ上に、一般イメージと共に広告主のブランドイメージからなるスポンサイメージを表示してもよい。このとき、スポンサイメージと一般イメージは、該当のページ上にランダムに混在して表示されたり、あるいは事前に割り当てられた個数や位置に応じて表示されてもよい。また、スポンサイメージと一般イメージは、表示形態や表示領域などが区分されて表示されてもよい。さらに、広告システム700は、広告主のステッカイメージを表示するにあたり、ローカルイメージとグローバルイメージのうちでユーザによって設定されたステッカイメージを表示してもよい。ローカルイメージを表示するときには、ユーザの現在位置に対応する地域と関連するステッカイメージを表示してもよい。また、広告システム700は、ステッカイメージが表示されるページ上において、順位情報を基準としてステッカイメージを整列して表示してもよい。
【0074】
ステップ830で、広告システム700は、メッセンジャサーバとの通信を利用し、該当のページ上に表示されたステッカイメージのうちでユーザが選択したステッカイメージをチャットウィンドウに参加した相手に送信したり、対話相手の端末機から送信されたステッカイメージを受信してもよい。このとき、ユーザと相手がやり取りしたステッカイメージは、ユーザと相手が参加しているチャットウィンドウの対話内容に表示されてもよい。広告システム700は、メッセンジャのチャットウィンドウに表示されたステッカイメージがクリックされると、ステッカイメージに設定された広告主のマーケティングメッセージをメッセンジャサーバから受信してもよく、受信された広告主のマーケティングメッセージを基盤として該当のサービスと関連する画面を提供してもよい。このとき、広告主のマーケティングメッセージは、クーポンの発行、ランディングページへの移動、動画またはアニメーションの実行、電話接続のうち少なくとも1つのサービスを提供してもよい。ステッカイメージに広告主のクーポンが設定されている場合には、ステッカイメージに示される該当の製品のクーポンを含んでもよい。ユーザがステッカイメージをクリックすると、該当のクーポンがQRコードまたはバーコードなどのコード形式でメッセンジャ上に格納されてもよい。
【0075】
上述したように、ユーザ端末機に対応する広告システム500は、広告主のブランドイメージを、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージとして提供することができる。
【0076】
図5図8で省略された内容は、図1図4を参照しながら説明した内容を参照してもよい。
【0077】
このように、本発明の実施形態によると、メッセンジャのチャットウィンドウでユーザの感情や意思を表現するために使用されるステッカイメージを利用して広告主のブランドイメージを知らせることにより、メッセンジャを利用した新たな形態のモバイル広告を提供することができる。また、メッセンジャ上でステッカイメージを提供するときにメッセンジャユーザの位置を認識し、該当の地域と関連のある広告主が登録したステッカイメージを提供することができる。また、ユーザが広告主のステッカイメージを対話相手に伝達し、対話相手に該当のステッカが示される場合、実質的な広告表示としてカウントして課金することができる。また、ユーザのチャットウィンドウに参加している対話相手が複数名である場合には、ステッカイメージに対して複数回の表示としてカウントして課金することができる。さらに、対話相手がユーザから受けたステッカイメージをクリックした場合には、クーポンの発行、ランディングページへの移動、動画やアニメーションの実行、電話接続などのように多様なサービスを提供することができる。
【0078】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行が可能なプログラム命令(instruction)形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。また、上述したファイルシステムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0079】
以上のように、本発明を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野において通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正および変形が可能である。
【0080】
したがって、本発明の範囲は上述した実施形態に極限されて定められてはならず、添付される特許請求の範囲はもちろん、この特許請求の範囲と均等なものによって定められなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8