(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の予め定義されたサイズは、前記ユーザーインターフェイスの50%、前記ユーザーインターフェイスの25%、及び前記ユーザーインターフェイスの75%のうちの1つを有する、
請求項2に記載の方法。
前記第1のユーザーの関心の強さが前記第2のユーザーの関心の強さを上回っているという判定に応答して、前記第1部分における第1フォントサイズは、前記第2部分における第2フォントサイズより大きくなる、
請求項1に記載の方法。
前記第3部分のために選択される前記追加情報は、前記第1のユーザーの関心に関係する製品及び前記第1のユーザーの関心に関係するサービスのうちの少なくともいずれか1つの広告を含む、
請求項1に記載の方法。
受け取った前記運動活動パフォーマンスデータは、少なくともユーザーによる運動活動の第1のパフォーマンスおよびユーザーによる運動活動の第2のパフォーマンスと関連するデータを含む、
請求項1に記載の方法。
前記第1のユーザーの関心の強さが前記第2のユーザーの関心の強さを上回っているという判定に応答して、前記第1部分における第1フォントサイズは、前記第2部分における第2フォントサイズより大きくなる、
請求項11に記載の装置。
受け取った前記運動活動パフォーマンスデータは、少なくともユーザーによる運動活動の第1のパフォーマンスおよびユーザーによる運動活動の第2のパフォーマンスと関連するデータを含む、
請求項10に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本開示の実施形態は、様々なタイプの情報を表示するためのインテリジェントなユーザーインターフェイスに関する。以下、図面に示されているこれらの実施形態に関する説明を詳細に参照されたい。尚、これらの実施形態については、これらの添付図面との関連において説明するが、これは、これらの実施形態を本明細書に開示されている図面に限定することを意図したものではない。むしろ、本明細書に記述されている説明対象の実施形態の精神及び範囲に属するすべての代替肢、変更、及び均等物を含むものと解釈されたい。
【0014】
本開示の様々な態様は、1つ又は複数の機能を実行するように構成された電子回路を使用することにより、実施してもよい。例えば、本発明のいくつかの実施形態においては、1つ又は複数のASIC(Application−Specific Integrated Circuit)を使用することにより、オンラインブラウジング装置、運動活動監視装置、表示装置、ネットワークサーバー、又はこれらの任意の組合せを実施してもよい。但し、更に一般的には、本発明の様々な実施例のコンポーネントは、ファームウェア又はソフトウェア命令を実行するプログラム可能な演算装置を使用することにより、或いは、目的固有の電子回路とプログラム可能な演算装置上において稼働するファームウェア又はソフトウェア命令のなんからの組合せにより、実施されることになろう。
【0015】
従って、
図1は、本発明の様々な実施形態を実施するために使用することができるコンピュータの例示用の一例101を示す。この図において観察されるように、コンピュータ101は、演算ユニット103を有する。演算ユニット103は、通常、処理ユニット105と、システムメモリ107と、を含む。処理ユニット105は、ソフトウェア命令を実行するための任意のタイプの処理装置であってよいが、従来の方式によれば、マイクロプロセッサ装置となろう。システムメモリ107は、読出し専用メモリ(ROM)109とランダムアクセスメモリ(RAM)111の両方を含んでもよい。当業者には理解されるように、読出し専用メモリ(ROM)109とランダムアクセスメモリ(RAM)111は、いずれも、処理ユニット105による実行のために、ソフトウェア命令を保存してもよい。
【0016】
処理ユニット105及びシステムメモリ107は、バス113又はこれに代わる通信構造を通じて、直接的又は間接的に、1つ又は複数の周辺装置に対して接続される。例えば、処理ユニット105又はシステムメモリ107は、ハードディスクドライブ117や着脱自在の光ディスクドライブ119などの更なるメモリストレージに対して直接的又は間接的に接続されてもよい。更には、コンピュータ101は、半導体ドライブ、着脱自在の磁気ディスクドライブ、及びフラッシュメモリカードなどのその他のメモリストレージ媒体を使用するか又はこれらとインターフェイスしてもよい。又、処理ユニット105及びシステムメモリ107は、1つ又は複数の入力装置121及び1つ又は複数の出力装置123に対して直接的又は間接的に接続されてもよい。入力装置121は、例えば、キーボード、タッチスクリーン、遠隔制御パッド、ポインティング装置(マウス、タッチパッド、スタイラス、トラックボール、又はジョイスティックなど)、スキャナ、カメラ、又はマイクロフォンを含んでもよい。出力装置123は、例えば、モニタディスプレイ、テレビ、プリンタ、ステレオ、又はスピーカを含んでもよい。
【0017】
更には、演算ユニット103は、ネットワークとの通信のために1つ又は複数のネットワークインターフェイス115に対して直接的又は間接的に接続されてもよい。しばしばネットワークアダプタ又はネットワークインターフェイスカード(NIC)とも呼ばれるこのタイプのネットワークインターフェイス115は、TCP(Transmission Control Ptorocol)、IP(Internet Protocol)、及びUDP(User Datagram Protocol)などの1つ又は複数の通信プロトコルに従って、演算ユニット103からのデータ及び制御信号をネットワークメッセージに変換する。ネットワークアダプタは、無線であってもよく、有線であってもよく、或いは、これらの組合せであってもよい。これらのプロトコルについては、当技術分野において周知であり、従って、更なる詳細な説明は、ここでは省略する。インターフェイス115は、例えば、無線トランシーバ、電力線アダプタ、モデム、又はEthernet(登録商標)接続を含むネットワークに対する接続のための任意の適切な接続エージェントを利用してもよい。同様に、接続エージェントも、無線であってもよく、有線であってもよく、或いは、これらの組合せであってもよい。従って、コンピュータ101は、インターフェイス115を使用することにより、ローカルエリアネットワークに加えて、インターネットなどのワイドエリアネットワークに対してアクセスすることができてもよい。1つ又は複数の構成においては、ユーザーは、インターフェイス115を使用することにより、ローカル又はワイドエリアネットワークを通じてウェブサイト又はその他のネットワーク装置をブラウジングしてもよい。運動活動及びブラウジング活動などのデータをローカル又はリモートネットワークソース(図示されてはいない)との間においで送受信してもよい。
【0018】
具体的に先程列挙した入力、出力、及びストレージ周辺装置に加えて、演算装置は、様々なその他の周辺装置に接続されてもよく、これらの周辺装置には、入力、出力、及びストレージ機能、或いは、これらのなんらかの組合せを実行してもよいものが含まれることを理解されたい。例えば、コンピュータ101は、Cupertino, Californiaに所在するApple, Inc.社から入手可能なIPOD(登録商標)ブランドのデジタル音楽プレーヤーなどのデジタル音楽プレーヤーに対して接続されてもよい。当技術分野において知られているように、このタイプのデジタル音楽プレーヤーは、コンピュータ用の出力装置(例えば、サウンドファイルから音楽を出力し、又は、画像ファイルから写真を出力する)と、ストレージ装置と、の両方として機能することができる。更には、このタイプのデジタル音楽プレーヤーは、後程更に詳述するように、記録された運動情報を入力するための入力装置として機能することもできる。接続及びインターフェイスは、無線であってもよく、有線であってもよく、或いは、これらの組合せであってもよい。
【0019】
デジタル音楽プレーヤーに加えて、コンピュータ101は、電話機などの1つ又は複数のその他の周辺装置に対して接続されてもよく、或いは、さもなければ、これらを含んでもよい。電話機は、例えば、無線の「スマートフォン」であってもよい。当技術分野において知られているように、このタイプの電話機は、高周波伝送を使用することにより、無線ネットワークを通じて通信する。又、単純な通信機能に加えて、「スマートフォン」は、電子メッセージ(例えば、電子メールメッセージやSMSテキストメッセージなど)の送信、受信、及び閲覧、サウンドファイルの記録又は再生、画像ファイル(例えば、静止画又はビデオ動画ファイル)の記録又は再生、テキストを有するファイル(例えば、Microsoft Word又はExcelファイル、或いは、Adobe Acrobatファイル)の閲覧及び編集などの1つ又は複数のデータ管理機能をユーザーに提供してもよい。このタイプの電話機のデータ管理能力に起因し、ユーザーは、維持されている電話機のデータが同期してもよいように、電話機をコンピュータ101と接続してもよい。
【0020】
当然のことながら、当技術分野において知られているように、更にその他の周辺装置が、
図1に示されているタイプのコンピュータ101と共に、含まれてもよく、或いは、さもなければ、これに対して接続されてもよい。いくつかのケースにおいては、周辺装置は、演算ユニット103に対して永久的に又は半永久的に接続されてもよい。例えば、多くのコンピュータにおいては、演算ユニット103、ハードディスクドライブ117、着脱自在の光ディスクドライブ119、及びディスプレイは、単一のハウジング内に半永久的に収容されている。但し、更にその他の周辺装置をコンピュータ101に対して着脱自在に接続してもよい。コンピュータ101は、例えば、周辺装置を(直接的に又はバス113を通じて間接的に)演算ユニット103に接続することができる1つ又は複数の通信ポートを含んでもよい。従って、これらの通信ポートは、パラレルバスポートを含んでもよく、或いは、USB(Universal Serial Bus)規格又はIEEE1394 High Speed Serial Bus規格(例えば、Firewireポート)を使用したシリアルバスポートなどのシリアルバスポートを含んでもよい。或いは、この代わりに、又はこれに加え、コンピュータ101は、Bluetooth(登録商標)インターフェイス、Wi−Fiインターフェイス、赤外線データポート、又はこれらに類似したものなどの無線データ「ポート」を含んでもよい。
【0021】
本発明の様々な例に従って利用される演算装置は、
図1に示されているコンピュータ101を上回るコンポーネントを、コンピュータ101を下回るコンポーネントを、或いは、コンピュータ101とは異なるコンポーネントの組合せを、含んでもよいことを理解されたい。例えば、本発明のいくつかの実装形態は、デジタル音楽プレーヤー又はサーバーコンピュータなどの非常に固有の機能を有するように意図された1つ又は複数の演算装置を利用してもよい。従って、これらの演算装置の場合には、ネットワークインターフェイス115、着脱自在の光ディスクドライブ119、プリンタ、スキャナ、外部のハードドライブなどの不必要な周辺装置を省略してもよい。この代わりに、或いは、これに加えて、本発明のいくつかの実装形態は、デスクトップ又はラップトップパーソナルコンピュータなどの様々な機能の能力を有するように意図された演算装置を利用してもよい。これらの演算装置は、適宜、周辺装置又は追加コンポーネントの任意の組合せを有してもよい。
【0022】
1つ又は複数の態様によれば、コンピュータ101などの演算装置は、ユーザーがブラウジングするサイト、ユーザーが購入する製品、ユーザーが嗜むスポーツ、ユーザーが参加するイベント、及びこれらに類似したものを含むユーザーのオンライン及びオフラインの行動を追跡してもよい。一例においては、コンピュータ101は、このようなユーザーが個人情報を保存できるようにすると共にユーザーが潜在的に関心を有する情報を識別及び提供するための1つ又は複数のウェブサイトを提供するネットワークサーバーを有してもよい。いくつかの構成においては、ネットワークサーバーは、ユーザーの運動活動を追跡するための運動活動監視サイトを提供してもよい。別の構成においては、ネットワークサーバーは、ユーザーが物品を選択及び購入することを支援するオンラインストアを提供してもよい。更にその他の構成においては、ネットワークサーバーは、運動監視及びオンラインストアの機能の組合せを提供してもよい。これらの構成のいずれにおいても、ネットワークサーバーは、ユーザーの関心と関係しうる予定されているイベント、製品、サービス、又は物品の広告、並びに、これらに類似したものなどの追加情報を識別してもよい。
【0023】
図2は、特定のユーザー(即ち、ユーザー1)の情報を提供するユーザーインターフェイスを示している。インターフェイス200に対してアクセスするには、ユーザーは、まず、ログイン名及びパスワードを使用することにより、自身の身元を認証する必要があろう。認証されたら、インターフェイス200が、多数の情報部分203を伴って生成されることになる。例えば、部分203aは、前日の、前週の、又はその他の予め定義された期間のユーザーの運動実績の概要を提供してもよく、部分203bは、靴製品を紹介する情報を提供してもよい。ニュース及びイベントを部分203c内に表示してもよく、広告を部分203d内に提供してもよい。これに加えて、又はこの代わりに、ナビゲーションメニューをインターフェイス200の部分203e内に提供することにより、ユーザーがその他のインターフェイス又は情報のページにナビゲートすることができるようにしてもよい。
【0024】
部分203のうちの1つ又は複数の部分内に表示される情報は、ユーザーの関心に基づいて選択してもよい。例えば、部分203b内に表示される靴情報は、ユーザーがランニングに関心を有するという判定に基づいて選択してもよい。更には、又はこの代わりに、部分203b内に表示される靴は、ユーザーが関心を有するとシステムが判定した競技スポーツ又は運動活動に固有のものであってもよい。同様に、識別されたユーザーの関心に基づいて、部分203のうちの1つ又は複数の部分内に表示されるように、物品、ニュース、広告、及び運動実績情報を選択してもよい。ユーザーの関心は、ユーザーによって(例えば、ユーザープロファイル内において)定義されてもよく、或いは、ユーザーの行動、活動、ブラウジングの履歴、及びこれらに類似したものに基づいて自動的に判定されてもよい。一例においては、ユーザーは、実施した活動のタイプ、活動の持続時間、燃焼したカロリー量、ランニングしたマイル数、歩いた歩数、及びこれらに類似したものなどの運動活動データをアップロードしてもよい。アップロードされた運動活動データに基づいて、システムは、ユーザーの好みの運動活動が、ランニング、ウォーキング、エリプティカルトレーナの使用、及びこれらに類似したものであると判定してもよい。別の例において、ユーザーのブラウジングクッキーに基づいて判定されたユーザーのブラウジング履歴が、ユーザーがしばしばテニスラケットを物色したり又はテニスラケットに関する情報を閲覧していることを示している場合には、システムは、ユーザーがテニスに関心を有するものと識別してもよい。スポーツ又は運動ではないその他の活動に関係した関心も、同様に、識別してもよい。
【0025】
ユーザーの関心の相対的な強さ(この判定については、詳細に後述する)に基づいて、ユーザーの強い関心に関係した情報部分が第1の方式によって表示され、且つ、ユーザーの弱い関心に関係した情報部分が第2の方式によって表示されるように、ユーザーインターフェイス200をカスタマイズしてもよい。例えば、ユーザーの強い関心に対して、インターフェイス200内の大量の空間を割り当ててもよく、且つ、相対的に目立つ配置(例えば、中心や最上部)を提供してもよい。ユーザーの関心の強さは、使用するフォントのサイズ及びスタイル、配色、境界(又は、この欠如)、透明性のレベル、及び/又はこれらの組合せに対して更に影響を及ぼしてもよい。又、関心の強さに基づいて、様々なその他の外観特性を変更してもよい。ユーザーの関心及びその他のプロファイル情報に基づいてユーザーインターフェイスをカスタマイズすることにより、異なる情報をそれぞれのユーザーに対して提示できるようにしてもよく、或いは、同一の情報を異なる構成によって提示できるようにしてもよい。
【0026】
図3A及び
図3Bは、それぞれ、異なるユーザーの関心が上部中央の場所に表示されている例示用のインターフェイス300及び350を示している。
図3Aのインターフェイス300は、例えば、ランニングに強い関心を有すると共にサッカーに弱い関心を有するユーザーの場合に、表示してもよい。従って、予定されているランニングのイベントに関する情報を表示する部分303aが、新しいサッカーボール製品を広告する部分303bよりも、大きなフォントで表示されてもよく、且つ、インターフェイス300内において多くの空間を占有してもよい。例えば、部分303aに含まれる情報は、部分303bが割り当てられている空間量の2倍を占有しつつ、20ポイントのフォントで表示されてもよい。更には、部分303b内の情報を14ポイントのフォントで表示することにより、相対的に重要性が低い又はユーザーの関心が弱いことを通知してもよい。又、部分303aは、インターフェイス300の上半分などの相対的に目立つ場所に配置されてもよい。これに加えて、又はこの代わりに、インターフェイス300は、分割線309により、複数のフレーム又は領域に分割してもよい。従って、エリア305がエリア307よりも中央に配置されているため、エリア305などの様々なエリアが、エリア307などのその他のエリアよりも価値を有するものと見なしてもよい。従って、エリア307内に示されている部分303c及び303dなどの情報部分は、対応するユーザーの関心が十分に強い場合には、エリア307内ではなく、エリア305内に配置されてもよい。その一方において、対応するユーザーの関心が、規定された強さを満足していない場合には、その部分は、価値の低いエリア内に配置してもよい。例えば、部分303bは、
図3Aに示されているように、エリア305内に目立つように表示するのではなく、エリア307内に表示してもよい。
【0027】
図3Bのインターフェイス350において、部分353a及び353bは、ユーザーが水泳に強い関心を有すると共にフットボールに弱い関心を有することを示すことになろう。従って、ユーザーの焦点は、通常、インターフェイスの中央に引き付けられることになるという仮定の下に、部分353aをインターフェイス350の実質的に中央の場所に表示してもよい。フットボールに関係する情報は、インターフェイス350のコーナーのうちの1つのコーナーに配置されている部分353b内に表示してもよい。別の情報部分353cが、更に含まれてもよく、且つ、部分353a及び353bよりも更に小さな空間を占有することにより、部分353c内の情報がフットボール又は水泳よりも低い重要性又は強さを有する関心に関係していることを通知してもよい。必要に応じて、又はユーザー又はシステム操作者の所望に応じて、更なる情報項目及び関心をインターフェイス350内に提供してもよい。これに加えて、又はこの代わりに、複数の情報部分が同一の関心を対象としてもよい。このような構成においては、同一の関心を対象とする部分の情報項目は、類似した方式により、表示してもよい(例えば、インターフェイスの中央部分を共有/又は分割したり、或いは、例えば、同一サイズを有するか又は類似のフォント又はフォントサイズを有するインターフェイス部分内に表示する)。
【0028】
図4は、ユーザーインターフェイス内の1つ又は複数の部分の外観を判定するための方法を示すフローチャートである。ステップ400において、ネットワークサーバーは、運動実績監視サイトの個人用ウェブページに対するユーザー要求を受け取ってもよい。例えば、この要求は、個人用ウェブページを提供するネットワークサーバーに向かって送付されるHTTP GET要求を有してもよい。これに応答し、システムは、ステップ405において、ログイン名及びパスワードなどのユーザー情報を入力することにより、自身の身元を認証するようにユーザーに対して要求してもよい。1つ又は複数の構成においては、システムは、ユーザー情報を入力するためのフォームを提供してもよい。ステップ410において、システムは、提出されたユーザー情報を登録済みのユーザー資格情報と比較することにより、要求されたウェブページを閲覧するようにユーザーが認可されているかどうかを判定してもよい。ユーザーが認証されていない場合には、システムは、ステップ415において、要求を拒絶してもよい。いくつかの例においては、システムは、要求を拒絶する前に、正しい認証情報を提供するための複数回の機会をユーザーに提供してもよい。
【0029】
その一方において、(例えば、提出されたユーザー情報の検証に基づいて)ユーザーが認証されているとシステムが判定した場合には、システムは、ステップ420において、データベースからユーザープロファイルを取得してもよい。ユーザープロファイルは、ユーザーの好み、ユーザーのブラウジング履歴、運動活動データ、購買履歴、友人リスト、及びこれらに類似したものなどの情報を含んでもよい。ステップ425において、システムは、ユーザープロファイル内に保存されている情報に基づいて、1つ又は複数のユーザーの関心を判定してもよい。ユーザープロファイルは、手作業で生成してもよく、ユーザーの活動に基づいて自動的に生成してもよく、或いは、これらの組合せであってもよい。例えば、システムは、ユーザーが訪問したウェブサイト内において使用されているメタデータキーワード、ユーザーが物品を購入した製品の名称又はカテゴリ、実施した運動活動のタイプ、及び使用した機器を解析してもよい。キーワード、製品名、製品カテゴリ、運動のタイプ、又は運動機器の頻度が閾値頻度を上回っている場合に、関心を識別してもよい。従って、ユーザーがフットボールのウェブサイトを一週間に5回超の回数だけ訪問しており、且つ、ユーザーが少なくとも一週間に1回だけフットボールを行っている場合には、システムは、ユーザーがフットボールに関心を有していると判定してもよい。ユーザーの関心を判定するための様々なアルゴリズムを使用してもよい。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、ユーザーは、自身の関心を手作業によって指定してもよい。
【0030】
ユーザープロファイル情報及び判定されたユーザーの関心を使用することにより、システムは、次いで、ステップ430において、ユーザーインターフェイス内において提示する情報を識別及び/又は選択してもよい。例えば、情報は、ニュース供給データベース、製品カタログ、広告データベース、イベントデータベース、及びこれらに類似したものから選択してもよい。1つ又は複数の構成においては、システムは、ユーザーインターフェイステンプレート内に定義されている空間制限に基づいて、いくつかの情報項目を選択してもよい。1つ又は複数の構成によれば、ユーザーインターフェイス内に表示されるように選択される情報は、ユーザーが選択してもよい。例えば、ユーザーは、ユーザーインターフェイス内に表示される望ましいトピックの組を指定してもよい。ユーザーは、情報項目又はインターフェイスのインターフェイス部分の少なくとも3分の1がフットボールに関係するという好みの設定などのファジーパラメータを更に設定してもよい。更には、ユーザーによって指定されていないインターフェイスの残りをシステムによって自動的に定義してもよい。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、時刻、日付、地理的な場所、及び/又はこれらの組合せを含む様々な要因に基づいて、コンテンツを選択してもよい。一例においては、地理的な場所は、ユーザーのIP(Internet Protocol)アドレスに基づいて、又は地理的場所判定装置(例えば、GPS)を使用することにより、判定してもよい。時刻、日付、及び地理的な場所により、システムが時刻又は場所の観点において相対的に関係している情報項目を選択できるようにしてもよい(例えば、距離又は時刻の観点において離れた状態で実施されるイベントよりも、ユーザーに近接した状態で実施されるイベントを優先的に選択してもよい)。
【0031】
更に別の態様によれば、ユーザーが装置の特定の機能を使用する頻度又は時間量を含むその他の特性又は属性に基づいて、情報項目を選択してもよい。例えば、ユーザーが、デジタル音楽演奏装置上のコーチング機能を頻繁に使用している場合には、システムは、コーチングに合焦した情報項目を識別するような傾向を有してもよい。コンテンツ項目の選択に影響を及ぼしうるその他のタイプの属性には、装置又は機器の状態情報が含まれる(例えば、枯渇しそうな電池や壊れそうな機器)。例えば、擦り切れているか又は擦り切れそうであるとユーザーの靴が示している場合には、システムは、インターフェイス内において表示されるように、靴の広告又は推奨を選択してもよい。更なる情報項目選択属性及び要因は、ユーザーの好みの通信モード(例えば、視覚的、聴覚的、テキスト的、運動感覚的な通信モード)及び/又はFACEBOOK、TWITTER、大学グループ、スポーツチームのファングループ、及びこれらに類似したものなどの様々なコミュニティ又はグループ内におけるユーザーの会員資格及び使用パターンを含んでもよい。このような情報を使用することにより、情報項目を伝達するモードを判定してもよい。例えば、ユーザーが視覚的な通信を好む場合には、テキストではなくビデオを使用することにより、情報項目を提示してもよい。
【0032】
ステップ435において、システムは、選択された情報項目を表示するために、割り当てられたいくつかのインターフェイス部分のそれぞれごとに、サイズ及び配置場所を判定してもよい。サイズ及び配置場所は、それぞれのユーザーの関心の相対的な強さに基づいて判定してもよい。ユーザーの関心の強さの判定については、
図5との関係において更に後述する。又、ステップ435においては、フォントサイズ、色、フォントスタイル、透明性、及び境界などのそれぞれのインターフェイス部分のその他の特性を自動的に選択してもよい。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、インターフェイス部分のサイズ、配置、及びその他の特性をユーザーが指定してもよい。例えば、ユーザーは、サッカー情報を表示するインターフェイス部分を目立つ場所(例えば、中央の上部)に配置し、水泳に関係した情報を表示するインターフェイスをあまり重要ではない場所(例えば、右下)に配置するものと指定してもよい。別の例においては、インターフェイス部分(又は、その内部に表示される情報)のサイズ、配置、及びその他の特性は、ハイブリッド方式によって定義してもよい。即ち、ユーザーが、インターフェイス部分の第1の組のサイズ、配置、又はその他の特性を選択する一方で、残りのインターフェイス部分のサイズ、配置、及び/又はその他の特性をアルゴリズム(例えば、関心の強さ)に従ってシステムによって自動的に定義してもよい。従って、インターフェイスの一部分をユーザーが定義/設計する一方で、残りの部分をシステムによって自動的に構成/定義してもよい。
【0033】
ステップ440において、インターフェイス部分がその判定されたサイズ及び場所を有する状態において、ユーザーインターフェイスを表示してもよい。上述の方法及び特徴は、運動活動監視ページ又はサイトに限定されるものではなく、且つ、その他のタイプのインターフェイス、ウェブサイト、及び文書と共に使用してもよい。1つ又は複数の態様によれば、インターフェイスが閲覧される装置に応じて、アルゴリズムを定義する異なる配置、サイズ、又はその他の特性を使用してもよい。従って、インターフェイスがデスクトップコンピュータによって閲覧される際には、インターフェイス部分の第1の組を定義する第1アルゴリズムを使用してもよく、インターフェイスがスマートフォン又は携帯電話機などの携帯型通信装置上において閲覧される際には、インターフェイス部分の第2の組を定義する第2アルゴリズムを使用してもよい。表示用の情報項目を選択すると共に表示部分の特性を判定する際に考慮してもよいその他の変数及び要因には、利用可能な帯域幅、インターフェイス閲覧アプリケーションの能力、及び装置のスクリーンサイズが含まれる。例えば、ユーザー装置が、低帯域幅を有するネットワークに接続されている場合、或いは、装置が小さなスクリーンサイズを有する場合には、ビデオ画像又は高解像度画像は、インターフェイス内において表示されるように選択されないであろう。別の例において、ユーザー装置閲覧アプリケーションがADOBE FLASH能力を有していない場合には、FLASHサポートを必要としているコンテンツは選択されないであろう。
【0034】
図5は、多数の情報部分を含むカスタマイズされたユーザーインターフェイスを生成するための方法を示すフローチャートである。ステップ500において、ユーザーインターフェイス生成システムは、ユーザーインターフェイス内に表示されるそれぞれの情報項目と関連するユーザーの関心を判定してもよい。ユーザーの関心は、情報項目が
図4において記述されているようにユーザーの関心に基づいて選択されている場合には、既に識別されているであろう。ステップ505において、システムは、ユーザーがブラウジングに又はユーザーの関心に関与するために消費した時間量を判定してもよい。例えば、システムは、ユーザーがランニングに又はランニングイベントの調査に又はランニング製品に費やした時間の合計量を算出してもよい。別の例においては、システムは、ユーザーが野球をすると共に野球用品の購入に費やした時間の合計量を算出してもよい。それぞれのユーザーの関心について時間量が算出されたら、システムは、ステップ510において、それぞれの関心の強さを判定し、且つ、その結果に基づいて、それらの関心をランク付けしてもよい。従って、一構成においては、最大の時間量を有する関心に対して(例えば、最強の関心を示す)最高のランクを割り当ててもよく、且つ、消費された最低の時間量を有する関心に対して(例えば、最弱のユーザーの関心を示す)最低のランクを割り当ててもよい。
【0035】
1つ又は複数の構成においては、時間に加えて、又はこの代わりに、その他の測定基準を使用することにより、ユーザーの関心を計測すると共にユーザーを総合的に評価してもよい。例えば、購入のタイプ、購入の量、使用する装置、トレーニングの尺度(例えば、カロリー、歩数、距離、時間)、トレーニングのタイプ、及びこれらに類似したものを使用してユーザーの関心を判定してもよい。様々な変換規則(例えば、1ドル=5共通単位であり、1カロリー=2共通単位である)に基づいて、様々なタイプの測定基準を共通単位に変換してもよい。従って、共通単位を使用することにより、ランニングに対する好みを示す活動を加算してもよい。いくつかの例においては、装置が特定タイプの活動又はトピックに対する好みを示している場合には、使用する装置のタイプに対して価値を割り当ててもよい。
【0036】
ステップ515においては、システムは、情報項目が関連付けられているそれぞれの関心の強さに基づいて場所及びサイズを割り当ててもよい。1つ又は複数の態様によれば、それぞれのユーザーの関心のレベルごとに、場所及びサイズの割当を予め定義しておいてもよい。例えば、ユーザーの最強の関心と関連する情報項目をインターフェイスの中央に又は上部に配置するように、システムを予め定義しておいてもよい。更には、システムは、ユーザーの最弱の関心に対応した情報項目がユーザーの最強の関心に対応した情報項目のサイズの半分でなければならないと指定してもよい。ユーザーの関心のレベルの間に位置する情報項目のサイズ要件/制限については、関心の数に基づいて補間してもよい。表示される情報項目の数に基づいて、サイズ及び場所要件を予め定義しておいてもよい。
【0037】
ユーザーの関心の強さを判定する際には、更なる又はこれらに代わる要因を使用してもよい。例えば、インターフェイス生成システムは、関心に関与した時間の合計量の使用に加えて、又はこの代わりに、ユーザーの関心に関係した購入済みの製品の数、ユーザーの関心を共有する友人の数、ユーザーがブックマークした又はブラウジングした関心に関係する固有のサイトの数、関心に関係したリンクをユーザーが辿った回数、及びこれらに類似したものを考慮してもよい。更には、関心に対応したユーザーの活動が予め定義されている活動の閾値を満足している場合にのみ、関心を識別してもよいであろう。例えば、前月中にスカッシュのウェブサイトを2回訪問したという事実は、ユーザーがスカッシュに関心を有すると判定するための閾値を満足しないであろう。
【0038】
インターフェイス内において表示されるように、様々な供給源から情報項目を選択してもよい。1つ又は複数の構成においては、ユーザー、システム、又はその他のエンティティが情報供給源の好適な又は必要とされる割当を定義してもよい。例えば、ユーザーは、情報項目の70%を第1情報供給源から入手し、情報項目のその他の30%を第2情報供給源から入手するものと指定してもよい。インターフェイスが特定の組織又は企業によって提供されている別の例においては、組織は、インターフェイス内に表示される情報項目の少なくとも50%が組織から供給されることを要件としてもよい。組織は、残りの情報項目について特定の供給源要件を課すことにならないであろう。割当の要件又は好みにより、特定の情報部分に使用してもよい供給源を更に指定してもよい。従って、一例においては、ユーザーは、情報部分の最上部行が特定の情報供給源からの情報を表示するものと指定してもよい。又、情報項目の選択は、製品発表、予定されているイベント、製品の販促、運動イベント、コンペティションなどのイベントに基づいたものであってもよい。
【0039】
1つ又は複数の構成においては、ユーザーインターフェイス又は文書テンプレートに基づいて、情報項目の配置及びサイズ設定を定義してもよい。
図6Aは、情報項目を配置してもよい領域601がその内部に定義されている例示用のインターフェイステンプレートを示している。従って、システムは、テンプレート600内における利用可能な領域601の数に基づいて、表示するいくつかの情報項目を選択するのみであってもよいであろう。領域601は、異なる場所と関連付けられており、且つ、異なるサイズを有してもよい。それぞれの領域601に対しては、いずれの情報項目がその領域601内に配置されるかを定義する優先順位又は重要性ランキングを更に割り当ててもよい。優先順位又は重要性ランキングは、領域の場所及びそのサイズに基づいて割り当ててもよい。例えば、領域601aなどの実質的に中央の場所内の最大領域に対しては、最高の優先順位を割り当ててもよい。従って、ユーザーの関心において最高位にランク付けされる情報項目を領域601a内に配置してもよい。ユーザーの関心において最下位にランク付けされる情報項目は、領域601eなどの最低優先順位領域内に配置してもよい。システムは、様々なシナリオにおいて優先順位又は重要性ランキングを無効にしてもよい。例えば、システムは、互いに近傍に配置された2つの領域(例えば、領域601a及び601c)が同等の優先順位又は重要性レベルを有していない場合にも、(例えば、同一の関心に関係した)類似の情報項目を互いの近傍に配置するように選択してもよい。
【0040】
1つ又は複数の構成においては、情報領域601の重要性又はランキングは、ユーザーの活動の履歴を含む様々な要因に基づいて動的に判定してもよい。例えば、ユーザーがインターフェイスの左下コーナー内の情報項目と頻繁にやり取りしている場合には、システムは、重要性又は不動産価値(real estate value)において領域601aよりも高くなるように、領域601bをランク付けしてもよい。又、特定のユーザーの活動のみならず、複数のユーザーの活動に基づいて、領域601の価値又は重要性を動的に判定してもよい。
【0041】
更には、インターフェイス生成システムは、指定済みの許容範囲又は割当量内において領域601をサイズ変更できるようにしてもよい。例えば、インターフェイス生成システムは、領域601cが、その幅を15%だけ、且つ、その高さを20%だけ、増大させることができるようにしてもよい。領域601a、601b、601d、601e、及び/又は601fなどのその他の領域を相応してサイズ変更してもよい。このような割当量を使用することにより、情報項目の縮小又は切捨てを伴うことなしに、情報項目の選択及び領域601内における表示の際の柔軟性を提供してもよい。
【0042】
ユーザーが、領域601及びユーザーによって定義されたいくつかの領域のそれぞれごとに、領域の重要性、領域のサイズ割当量、情報項目の供給源、情報項目のタイプを手作業で定義できるようにしてもよい。例えば、スライダバー603を使用することにより、情報項目がユーザーによって選択される領域の数を選択してもよい。情報項目がユーザーによって定義される領域は、(例えば、予め定義された順序に基づいて)システムによって自動的に選択してもよく、手作業で選択してもよく、或いは、これらの組合せであってもよい。例えば、スライダバー603が、3つのユーザーによって定義された領域に対して設定されているため、システムは、当初、ユーザーによる定義のために領域601a、601b、及び601cを強調表示してもよい。ユーザーは、領域601a、601b、又は601cのうちの1つを選択解除すると共に、例えば、領域601dを選択することにより、これらの選択を変更してもよい。領域の選択が終了したら、ユーザーは、確認選択肢605を選択してもよい。1つ又は複数の構成においては、ユーザーが、領域601a、601b、又は601cのうちの1つを選択解除することなしに、領域601eなどの更なる領域を選択した場合には、予め選択されていた3の代わりに、4つのユーザーによって定義された領域を含むように、スライダバー603を自動的に調節してもよい。従って、領域の選択は、スライダバー603に対する調節に対して自動的に応答してもよく、且つ、スライダバー603も、領域の選択の調節に対して自動的に応答してもよい。
【0043】
領域601のそれぞれは、領域の重要性がユーザーによって定義されるのか又は自動的に判定されるのかをユーザーがそれぞれ選択できるようにするラジオボタン607a及び607bを含んでもよい。領域の重要性がユーザーによって定義されることに対応したラジオボタン607aが選択された場合には、ユーザーによる変更が可能な重要性フィールド609が起動され、これにより、ユーザーが領域の重要性又は価値を入力できるようにしてもよい。次いで、ユーザーによって指定されるランキング以外のシステムによって定義される重要性を有するその他の領域を定義してもよい。例えば、ユーザーが領域601cが不動産価値において2番目であると指定した場合には、システムは、領域601aが不動産価値又は重要性において1番目である一方で、領域601b、601d、及び601cは、それぞれ、3番目、4番目、及び5番目であると定義してもよい。
【0044】
領域601のうちの1つの領域と関連する編集選択肢611を選択することにより、カスタマイズウィンドウ613が表示されるようにしてもよい。
図6Bは、情報供給源の選択肢615、情報タイプの選択肢617、及び領域サイズ変更割当量の選択肢619を含むカスタマイズウィンドウ613を示している。情報供給源の選択肢615は、予め定義された情報供給源のリスト621及び/又はユーザーが情報供給源(例えば、ウェブサイト)を指定できるようにするフィールド623を含んでもよい。この結果、ユーザーは、選択肢623を使用することにより、供給源をリスト621から選択すると共に/又は供給源をリスト621に追加してもよい。情報タイプの選択肢617は、異なる粒度の情報項目タイプを選択する選択肢625を提供してもよい。例えば、選択のための選択肢625aは、ユーザーが、特定の情報項目(例えば、ユーザーのイベントカレンダ)を選択すると共にその情報項目のその他の属性(例えば、フォント、フォントサイズ、色、ウィンドウサイズなど)を定義できるようにしてもよい。その一方において、選択肢625bは、例えば、一般的な情報トピックの選択などの相対的に一般的な情報タイプの選択を提供してもよく、選択肢625cは、任意のタイプの情報をシステムによって選択できるようにすると共に対応する領域内において表示できるようにする。サイズ変更割当量の選択肢619は、情報領域の高さ及び幅を増大及び/又は減少させてもよい量をユーザーが指定できるようにする。量は、百分率の観点において、或いは、インチ、ピクセル、センチメートル、及びこれらに類似したものなどのなんらかのその他の単位において指定してもよい。情報領域が矩形ではない構成においては、サイズ変更割当量の選択肢619は、円周、半径、直径、基部の幅、及びこれらに類似したものなどのその他の寸法を使用してもよい。ユーザーは、それぞれの領域601の1つ又は複数の属性を変更してもよい。例えば、ユーザーは、表示されるコンテンツのタイプ及びサイズを具体的に識別する一方で、色又はフォントサイズは、具体的に識別しなくてもよい。
【0045】
図6Cは、サブテンプレートをその内部において1つ又は複数の領域に適用してもよい例示用のユーザーインターフェイステンプレートを示している。例えば、領域651を含むユーザーインターフェイス650をテンプレートに従って分割又は構成してもよい。いくつかの構成においては、領域651aは、多数の情報項目を表示するために十分なサイズを有してもよい。従って、領域651aに適用されるサブテンプレート653により、多数の情報項目の構成を制御又は定義してもよい。従って、サブテンプレート653は、それぞれが異なる情報項目を表示してもよい3つの情報領域655を含んでもよい。
【0046】
テンプレートは、様々な方式によって選択してもよい。
図7は、テンプレートを特定のユーザー又はユーザーインターフェイス用に選択してもよい例示用の方法を示している。ステップ700において、ページ生成システムは、情報を閲覧するためのユーザーインターフェイスに対するユーザー要求を受け取ってもよい。例えば、ユーザーインターフェイスは、ユーザーの関心に対応した一般的なウェブページ又はホームページなどのユーザー固有のページを有してもよい。ステップ705において、システムは、要求されたユーザーインターフェイスを閲覧するために使用されるブラウザ及び/又は装置を判定してもよい。この判定は、装置に対して情報を要求すると共に/又は装置及びブラウザ情報をユーザープロファイルから取得することにより、実行してもよい。1つ又は複数の例においては、ユーザーインターフェイスに対する要求(例えば、HTTP GET要求)内においてブラウザを識別してもよい。これに加えて、又はこの代わりに、装置情報が装置の能力及び機能を含んでもよい。ステップ710において、システムは、ユーザーインターフェイスが送信されるネットワークの1つ又は複数の属性を更に判定してもよい。属性は、帯域幅、ネットワークがパブリックであるのか又はプライベートであるか、及びこれに類似したものを含んでもよい。更には、システムは、ステップ715において、ユーザーの場所を判定してもよい。ユーザーの場所を判定するステップは、要求元装置の場所判定モジュール(例えば、GPSシステム)に対して情報を要求するステップ及び/又はユーザーのネットワークアドレスに基づいてユーザーの場所を概略的に突き止めるステップを含んでもよい。
【0047】
ユーザー、装置、及び/又はブラウザの情報を取得した際に、システムは、次いで、ステップ720において、要求されたユーザーインターフェイスを生成するために使用するテンプレートを選択してもよい。テンプレートの選択は、装置の能力に基づいてテンプレートを選択するステップを含む様々なアルゴリズムの使用を含んでもよい。例えば、テンプレートは、第1領域内においてビデオを要求し、且つ、第2領域内においてオーディオを要求してもよい。ユーザーの装置がビデオをサポートしていない場合には、システムは、ビデオ固有の領域を含まない異なるテンプレートを選択してもよい。別の例においては、テンプレートは、言語を指定してもよい。従って、ユーザーの場所が非英語使用国内であると判定された場合には、システムは、ユーザーの場所において使用されている言語に対応したテンプレートを選択してもよい。装置の表示サイズ及び帯域幅は、テンプレートを選択する際に考慮してもよい考慮事項の更なる例である。
【0048】
ステップ725において、システムは、選択されたインターフェイステンプレート内に定義されている領域のうちのそれぞれの領域の領域サイズを判定してもよい。領域サイズは、その領域内に表示されるように選択された情報項目のタイプ(例えば、記事の長さ、画像のサイズ)に基づいて定義してもよい。領域サイズは、当初、予め定義されたサイズ割当量を有するテンプレートによって定義してもよい。この割当量は、領域のサイズを割当量内において拡張又は削減できるようにする。
【0049】
ステップ730において、システムは、選択されたテンプレートの1つ又は複数の領域がサブテンプレート構成を許容又は提供しているかどうかを判定してもよい。許容又は提供している場合には、システムは、ステップ735において、サブテンプレート構成を許容又は提供しているそれぞれの領域ごとに、サブテンプレートを選択してもよい。サブテンプレートは、更に大きな領域内において表示される多数の領域の定義を含んでもよく、或いは、この代わりに、又はこれに加えて、領域内における情報項目の外観を定義するための仕様を含んでもよい。例えば、サブテンプレートは、色、フォント、フォントサイズ、フォントスタイル、フレームスタイル、及びこれらに類似したものを定義してもよい。サブテンプレートは、ステップ720における主テンプレートの選択に類似した方式によって選択してもよい。ステップ740において、サブテンプレート構成を許容又は提供している領域のそれぞれについてサブテンプレートが選択されたら、サブ領域又はゾーンのサイズを判定してもよい。
【0050】
ステップ745において、領域及び/又はサブ領域のそれぞれごとに、領域及び/又はサブ領域の仕様に基づいて、情報項目を選択してもよい。例えば、第1領域のユーザーによって指定されたトピック又は情報供給源に基づいて、第1領域内に表示されるコンテンツを選択してもよい。特定のトピックが選択されていない場合には、ユーザーの運動活動又は購買の履歴に基づいて、第2領域のコンテンツを自動的に選択してもよい。別の例において、ユーザーによって指定された供給源がテンプレート又は領域の属性の一部として定義されている場合には、その供給源から、領域用の情報を取得してもよい。ステップ750において、情報項目、テンプレート、及びサブテンプレートを一緒に使用することにより、ユーザーインターフェイスを生成してもよい。
【0051】
図8は、ユーザーが自身の関心及びそれぞれの関心の相対的な強さを手作業によって定義してもよい例示用のインターフェイス801を示している。インターフェイス801は、強さインジケータ805と共に、関心のリスト803を含む。ユーザーは、選択のための選択肢807によって関心を削除してもよく、或いは、選択肢809を選択することにより、追加の関心をリスト803に追加してもよい。選択のための選択肢809は、リスト803に追加する関心をユーザーが選択してもよい利用可能な関心のリスト(図示されてはいない)を提供するポップアップウィンドウをシステムに生成させてもよい。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、ユーザーは、(例えば、1つ又は複数の語をタイプ入力することによって)関心を定義してもよい。ユーザーは、入力フィールドを選択すると共に新しい値を入力することにより、関心の強さ805を変更してもよい。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、スライダバー817を使用することにより、ユーザーの関心の強さのレベルを変更してもよい。強さの尺度は、1〜5という最低から最高までのランキング又はその変動に対応するものであってよい。ユーザーが、多数の関心について同一のランキング又は強さを入力することにより、それらの関心のそれぞれについて自身の関心が等しい強さを有していることを示すことができるようにしてもよい。又、既定値の選択肢811、クリアの選択肢813、及びサブミットの選択肢815などのその他の選択肢をインターフェイス801内に提供してもよい。既定値の選択肢811は、ユーザーが、自身の関心及び強さの格付けを、予め保存されている関心の組、システムの既定値設定、又はこれらに類似したものに対して、リセットできるようにしてもよい。その一方において、クリアの選択肢813は、ユーザーがリスト803からすべての関心をクリアできるようにする。或いは、この代わりに、クリアの選択肢813は、強さのランキング805のみをクリアしてもよいであろう。サブミットの選択肢815は、実施された関心に対する任意の変更をユーザーが確認及び終了できるようにする。
【0052】
本明細書に記述されているユーザーインターフェイスは、ウェブページ、ウィジェット、アプレット、アプリケーション、オペレーティングシステム、電子文書、及びこれらに類似したものに対応するものであってもよい。例えば、オペレーティングシステムのホームインターフェイス内のアイコン又はニュース供給源の配置及び外観は、本明細書に記述されている方法、システム、装置、及びその他の機能を使用することにより、判定してもよい。
【0053】
以上、本明細書においては、実施形態に関する十分な理解を提供するために、多数の特定の詳細事項について記述している。しかしながら、当業者であれば、これらの特定の詳細事項を伴うことなしに、実施形態を実施してもよいことを理解するであろう。その他の例においては、実施形態を曖昧にすることのないように、周知の動作及びコンポーネントについては、詳細な説明を省略している。本明細書に開示されている特定の構造的及び機能的詳細事項は、代表的なものであり、従って、必ずしも実施形態の範囲を制限するものではないことを理解することができる。
【0054】
又、「一実施形態」又は「実施形態」に対するすべての参照は、その実施形態との関連において記述されている特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味していることに留意することも有用である。本明細書の様々な場所における「一実施形態において」という文言は、必ずしも、そのすべてが同一の実施形態を参照しているものではない。
【0055】
望ましい演算レート、電力レベル、熱の許容範囲、処理サイクルの計画値、入力データレート、出力データレート、メモリリソース、データバスの速度、及びその他の性能上の制約などの任意の数の要因に従って変化してもよいアーキテクチャを使用することにより、いくつかの実施形態を実施してもよい。例えば、実施形態は、汎用又は専用プロセッサによって実行されるソフトウェアを使用することにより、実施してもよい。別の例においては、実施形態は、回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、又はDSP(Digital Signal Processor)などの専用のハードウェアとして実施してもよい。更に別の例においては、実施形態は、プログラムされた汎用コンピュータコンポーネント及びカスタムハードウェアコンポーネントの任意の組合せによって実施してもよい。実施形態は、この文脈において限定されるものではない。
【0056】
例えば、機械によって実行された場合に、実施形態による方法及び/又は動作を機械に実行させてもよい命令又は命令の組を保存してもよい機械可読媒体又は物品を使用することにより、いくつかの実施形態を実施してもよい。このような機械は、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、演算プラットフォーム、演算装置、処理装置、演算システム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ、又はこれらに類似したものを含んでもよく、且つ、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組合せを使用することにより、実施してもよい。機械可読媒体又は物品は、例えば、
図2を参照して提供されている例などの任意の適切なタイプのメモリユニットを含んでもよい。例えば、メモリユニットは、任意のメモリ装置、メモリ物品、メモリ媒体、ストレージ装置、ストレージ物品、ストレージ媒体、及び/又はストレージユニット、メモリ、着脱自在又は非着脱自在の媒体、消去可能又は消去不能な媒体、書込み可能又は再書込み可能な媒体、デジタル又はアナログ媒体、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Compact Disk Recordable)、CD−RW(Compact Disk Rewriteable)、光ディスク、磁気媒体、様々なタイプのDVD(Digital Versatile Disk)、テープ、カセット、又はこれらに類似したものを含んでもよい。命令は、ソースコード、コンパイルされたコード、インタープリトされたコード、実行可能なコード、静的コード、動的コード、及びこれらに類似したものなどの任意のタイプのコードを含んでもよい。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Perl、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、機械コードなどの任意の適切なハイレベルな、ローレベルな、オブジェクト指向の、視覚的な、コンパイルされた、及び/又はインタープリトされたプログラミング言語を使用することにより、実施してもよい。実施形態は、この文脈において限定されるものではない。
【0057】
以上、本明細書において、実施形態の特定の特徴について図示及び記述したが、当業者には、いまや、多数の変更、置換、変形、及び均等物が想起されよう。従って、添付の請求項は、実施形態の真の精神に含まれるそれらすべての変更及び変形を含むことが意図されていることを理解されたい。