(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の明細書を通して、以下の用語は以下の関連する意味を有するものと仮定する。
【0016】
「環状」:この用語は、少なくとも1つの外径と少なくとも1つの内径とを有する本体(body)を説明するのに用いられる。したがって、「環状ディスク」は、外径と、中央開口(それによって内径を提供する)とを有する物体であるものと仮定される。
【0017】
「軸方向」:この用語は、パイプ又は導管の長手方向軸に沿った方向を説明するのに用いられる。したがって、「軸方向力」又は「軸方向応力」とは、導管の長手方向軸に対して平行な方向に印加される力であるものと理解される。同様に、「軸方向に延びる」という用語は、パイプの長手方向軸に対して平行な方向に延びることを意味するものと理解される。
【0018】
「半径方向の」:この用語は、参照されるパイプ又は他の物体の半径に沿った方向を説明するのに用いられる。
【0019】
「近位」及び「遠位」:これらの用語は、開口端部を有するパイプ上に位置決めされた後の、本発明の種々の構成部品の位置を説明するのに用いられる。「近位」という用語は、パイプの開口端部により近い位置を説明するのに用いられる。「遠位」という用語は、パイプの開口端部から離れた位置を説明するのに用いられる。
【0020】
概して、本発明は、パイプの端部をシールする装置を提供する。パイプは概ね円形の断面を有することが理解されるであろう。本装置は、流体(すなわち、液体、気体、蒸気等)が本装置の一方の側面から他方の側面へ流れるのを防止するように、パイプ壁の内面に係合するとともにパイプ壁と本装置との間にシールを形成する少なくとも1つのシール部材を備える。本装置は、本装置とパイプとの間の軸方向の相対移動を防止するように、パイプ壁の内面及び外面に摩擦係合する2つの把持手段も備える。本発明の方法によれば、シールされるパイプには、上述した装置のような装置が設けられ、この装置は、装置とパイプとの間の軸方向の相対移動を防止するようにパイプ壁の内面及び外面を同時に把持する。流体が装置の一方の側面から他方の側面へ流れるのを防止するように、装置とパイプの内面との間にはシールが形成される。好ましい実施形態において、本発明の装置は、大径パイプ(すなわち、36インチ以上の直径を含め、20インチを上回る直径を有するパイプ)とともに使用されるように構成される。特に、本発明の好ましい実施形態の装置は、大径パイプの少なくとも1つの端部をシールするように設計されており、また、その装置の容易な操作を可能にするように重量を最小限に抑えるように設計される。
【0021】
図1は、パイプ12の端部上に設けられている、本発明の1つの態様による装置10を示す。図示されているように、装置10は、シールされるパイプ12の端部に近位してパイプ12内に設けられるように構成されるバックプレート14を備える。バックプレートの一実施形態は、
図2〜
図6において更に示されている。示される実施形態では、バックプレート14は、第1の端面すなわち近位端面13と第2の端面すなわち遠位端面15とを有する、好ましくはディスクの形状の概ね中実の本体を含む。理解されるように、バックプレート14はディスク型本体の形態で
図2〜
図6において示されているが、種々の他の形状のバックプレート14が可能であり、そのような他の実施形態のうちのいくつかは以下で更に論じられる。
図1に示されているように、バックプレート14は、好ましい実施形態によれば、パイプ12内に位置決めされるとともにパイプ12と軸方向に位置合わせされるサイズになっている外径を有する概ね円形のディスクを含む。バックプレート14及び本発明の他の部品、特にパイプ内に挿入されるように構成される部品は、パイプ壁のあらゆる欠陥に対応するようにいくらかのクリアランスを与えるように設計されることが理解されるであろう。加えて、以下で更に論じられるように、本発明の装置の所与の寸法を同様の直径範囲のパイプに対して用いることができる。
【0022】
バックプレート14は、Oリング等のようなシール部材18を受け入れる、第1の端面すなわち近位端面13(すなわち、装置の使用時にパイプの開口部に対して面する、すなわち近位にある端部)における溝すなわち凹部16を有する。以下で更に論じられるように、シール部材18は、装置の使用時に、装置とパイプの内面との間に流体密シールを形成する役割を果たす。
【0023】
好ましい実施形態において、バックプレート14の第2の端面すなわち遠位端面15(すなわち、装置の使用時にパイプの開口部に対して面していない、すなわち遠位にある端部)には、半径方向内方に方向付けられた斜面20が設けられており、それによって、バックプレート14の半径は、その第2の端面15に向かって軸方向に低減する。理解されるように、斜面20は、特にバックプレート14の外径が、シールされるパイプ12の内径に近いことが好ましいため、試験対象のパイプ12内へのバックプレート14の設置を容易にする役割を果たす。バックプレート14は、斜面20を有さずとも同等に機能することも理解されるであろう。
【0024】
図2〜
図4においてより明確に示されているように、バックプレート14には円周方向に離間した複数のボルト孔22が設けられている。
図4に示されているように、ボルト孔22は、バックプレート14を貫通して延びていない。ボルト孔22は、内部にねじ山が付けられた内面を設けるようにねじ切りされる(tapped)のが好ましく、ボルト孔22内へ第1のボルトがねじ込まれる。そのような第1のボルトは、
図31において90で示されており、以下で更に論じられる。別の実施形態において、第1のボルトは、例えば溶接等によってボルト孔22内へ永久固定することができることが理解されるであろう。示されているように、これらのボルト孔22は、バックプレート14の特定の半径においてその円周の回りに等間隔に離間されるのが好ましい。ボルト孔22の位置決めは、以下で更に論じられるように、ボルト孔又は装置の他の部品の位置決めに対応する。
【0025】
バックプレート14の第1の面13には、2つ以上の第1の孔すなわちポート23も設けられるのが好ましい。
図4に示されているように、孔23は、バックプレート14の幅を貫通して延びていない。したがって、孔23は、バックプレート14の第2の面15を貫通して突出しない。好ましい実施形態において、2つのそのような孔23がバックプレート14に設けられている。バックプレート14には、半径方向に延びる2つ以上の第2の孔すなわち半径方向の孔30が更に設けられている。第2の孔30のそれぞれは、バックプレート14の外周を半径方向に貫通して延び、第1の孔23と第2の孔30との間の流体連通を可能にするように、上述した第1の孔23のうちの1つとつながる。その結果、第1の孔23と半径方向の第2の孔30との組合せは、バックプレート14におけるポートすなわち流体通路をもたらす。そのようなポート23、30を用いて、バックプレート14の第1の面からバックプレート14の外周への流体連通がもたらされるが、この目的は以下に記載される。第1の孔23には、好ましくは、バックプレート14の第1の面13から軸方向に離れて延びるカップリング24を設けることができる。装置の使用時に、カップリング24は、使用しやすくするためにパイプの開口部に向かって延びるのが好ましい。
【0026】
第2の孔30を、バックプレート14の外周の対向する2つの端部に設けるのが好ましい。すなわち、第2の孔30を、所与の直径のバックプレート14のほぼ対向する2つの端部に設けるのが好ましい。そのような配置を用いる場合、かつ装置の使用時に、バックプレート14を、2つの第2の孔30が対向する2つの垂直方向に位置決めされるように向けることができ、この場合、孔30のうちの一方が下方を向き、他方が上方を向く。このようにして、バックプレート14をパイプ12内に位置決めすると、概ね垂直方向下方に向けられる孔30のうちの一方を通じて加圧流体を導入することができる。また、概ね垂直方向上方に向けられる孔30のうちのもう一方は、充填手順中にパイプから排気する(vent)のに用いることができる。当業者によって理解されるように、加圧流体がパイプ12内へ導入されると、加圧流体によって、含有空気(contained air)(又は気体等)が垂直方向に上昇する。したがって、孔30のうちの少なくとも一方を、(パイプ内で使用されるときに)バックプレート14の上端部に位置決めすることによって、排気手順が容易になる。充填及び排気プロセスは、加圧流体が上向きの孔30から流出し始めるまで続けることができる。上向きの孔30からの加圧流体の流出開始は、パイプ12が加圧流体によって完全に充填されていることを示し、また、加圧ステップを続けることができることを示す。上記の記載では、「垂直方向上方に」及び「垂直方向下方に」に対する言及がなされている。しかしながら、第2の孔30のそのような向きは、本発明の装置の使用時にバックプレート14がパイプ内に設置される場合に生じることが理解されるであろう。2つの第2の孔30を対向する2つの方向に設けることが好ましいが、本発明は、これらの第2の孔30が上述の向きに正確にはない場合であっても、概ね上述したように機能することも理解されるであろう。換言すれば、第2の孔30の特定の位置決めに対して種々の変更を加えながらも、依然として所望の結果を達成することができる。さらに、2つの第2の孔30、及び関連付けられる2つの第1の孔23が(これに応じて、パイプを充填してパイプから排気するのに用いる2つのポートを提供するのに)好ましいとすることができるが、2つ以上のそのような孔を設けてもよいことが理解されるであろう。
【0027】
第1の孔23及び半径方向の第2の孔30によって形成されるポートすなわち流体通路(便宜上、第1の孔23と第2の孔30との組合せは、ポートすなわち流体通路23と称される)は、装置の使用時に、バックプレート14を通じたパイプ12のルーメン内への流体連通を可能にする。そのような連通のために、また、パイプ12内へのバックプレート14の位置付けのために、バックプレート14の外径は、パイプ12の内径よりも小さいことが好ましいことが理解されるであろう。したがって、好ましくはカップリング24を含むポート23は、装置10の使用時にパイプ12のルーメンを加圧する、パイプ12のルーメンから排気する、及び/又はパイプ12のルーメンを監視するのに用いることができる。このために、ポート23は、任意の所望のホース、導管、計器等に接続されるのが好ましい。カップリング24は、設けられる場合、そのような接続を容易にすることができることが理解されるであろう。バックプレート14の外径は、ポートが機能するのを可能にするように(すなわち、流体が第2の孔30を通過するのを可能にするように)、パイプ12の内径よりも小さい(又は僅かに小さい)ものであるように選択される一方で、バックプレート14は依然として、シール部材18が機能することを可能にするのに十分に大きな外径を有することも理解されるであろう。すなわち、当業者によって理解されるように、バックプレート14の外径があまりに小さい場合、バックプレート14とパイプ12の内面との間のクリアランスは、シール部材18が変形するのを可能にするのに十分なものではなく、したがって、バックプレートとパイプの内面との間に所要のシールをもたらさない。バックプレートの外径の限度は、当業者には既知であろう。例えば、シール部材18の変形した外径を計算することによってそのような限度を求めることができる。
【0028】
上述の孔23及び30は、本発明の1つの実施形態を含む。他の実施形態において、半径方向の第2の孔30は、バックプレート14の幅を貫通して延びる第1の孔23を設けることによって省略することができることが理解されるであろう。そのようにして、バックプレート14を通る上記の流体連通が提供される。そのような場合、第1の孔23は、第2の孔30に関して上述した好ましい充填/排気機能を達成するように、バックプレート14の外径の非常に近くに設けることができる。
【0029】
バックプレート14にはまた、概ね中央に位置する開口部すなわち貫通孔26を設けることができ、開口部すなわち貫通孔26は、ホース、導管等に接続されるように構成される。貫通孔26は、以下に更に記載されるように、パイプ12の内部に対する加圧機能、排気機能、及び/又は監視機能のうちの1つ又は複数を促進するように用いることができる。好ましい実施形態において、貫通孔26は、(例えば、溶接等によって)貫通孔26に固定されるカップリング28を含み、カップリング28は、貫通孔26を上述したホース、導管等に接続するのを容易にする役割を果たす。
【0030】
1つの態様において、バックプレート14には、複数のねじ山付き開口部すなわちねじ切りされた開口部32を任意選択的に設けることができる。開口部32は、バックプレート14の外周上に半径方向内方に設けられる。
図3に示されているように、バックプレート14には、1つの実施形態において2つの開口部32が設けられている。2つの開口部32は、バックプレート14の一方の端部に設けられ、互いに対して円周方向に分離している。これらの開口部32は、ボルト又はねじ等、例えば、単に例として、丸押えねじ(BHCS)を受け入れるように構成される。これらのボルト又はねじは、バックプレート14がパイプ内に設置されているときに、バックプレート14を位置決めするのを補助する。具体的には、BHCSは、バックプレート14がパイプ内へ挿入されるときにバックプレート14を支持する脚部として用いられる。理解されるように、BHCS等のねじの使用によって、バックプレート14の外縁すなわち外周とパイプの内面との間の直接接触が回避され、それによって、パイプ内でのバックプレート14の移動が容易になる。さらに、丸みのある(すなわち「ボタン」状の)頭部を有するBHCS等のねじの使用によって、バックプレート14の位置決めも容易になる。理解されるように、特に本発明の装置が大径パイプとともに使用される場合、装置を形成する各部品、特に中実のバックプレート14はかなりの重量がある。したがって、BHCS等のような位置決め補助具の使用によって、パイプ内で用いられるときの装置の設置が容易になる。そのような位置決め補助具すなわちボルトは任意選択的であり、また、任意の同様のタイプの1つ又は複数の器具(device)を使用することができることも理解されるであろう。
【0031】
図1に示されているように、装置10はまた、第1の圧縮リングすなわち内側圧縮リング34と、組み合わされる第1のグリッパーリングすなわち内側グリッパーリング36とを備える。以下で論じられるように、また
図1に示されているように、圧縮リング34とグリッパーリング36との組合せによって、グリッパーリング36は、パイプ12の内面に摩擦係合する、すなわちパイプ12の内面を「把持する」。第1の圧縮リング34は、
図7〜
図9においてより詳細に示されている。第1のグリッパーリング36は、
図10〜
図13においてより詳細に示されている。
図1に示されているように、第1の圧縮リング34は、装置の使用時に、第1のグリッパーリング36と比べて、最初はパイプ12の開口部から遠位に位置決めされている。
【0032】
第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36の双方は、それぞれが内径及び外径を有する概ね環状形の本体であるのが好ましい。
図1に示されているように、第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36の双方の外径はパイプ12内に挿入されるとともにパイプ12と軸方向に位置合わせされるサイズになっている。第1の圧縮リング34の外径は斜面が付いた縁38を含み、それによって、圧縮リング34には、圧縮リング34の一方の端部から他方の端部までテーパー状である外径がもたらされる。第1の圧縮リング34は、
図1に示されているように、パイプ12内に位置決めされると、より小さい方の外径がパイプ12の開口部の近位に位置決めされるように配置される。例えば、
図7及び
図8に示されているように、第1の圧縮リング34は、必ずしも内「径」そのものを有する必要はなく、不規則な形状の内側開口部を有する。したがって、この文脈で用いられる「内径」という用語は便宜上のものであり、第1の圧縮リング34の形状を限定するように決して意図されていないことが理解されるであろう。本開示から理解されるように、第1の圧縮リング34は、同じ性質の内側開口部を有するように設計されるのが好ましい。
【0033】
第1のグリッパーリング36は、斜面すなわちテーパー40を有する内径を有する。斜面すなわちテーパー40は、装置の使用時に、第1の圧縮リング34の斜面が付いた外縁38と協働するように構成される。第1のグリッパーリング36の斜面40により、グリッパーリング36は、そのリング36の一方の端部から他方の端部まで徐々に増大する内径を有することになる。第1のグリッパーリング36は設置位置にあるとき、より小さい方の内径がパイプ12の開口部の近位に位置決めされるように配置される。第1のグリッパーリングの外径は、概ね一定であり、パイプ12内に嵌るサイズになっている。
【0034】
図1は、装置の使用時の第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36の配置を示している。図示されているように、第1のグリッパーリングの内径の斜面40は、装置がパイプ内に設置されているとき、第1の圧縮リングの斜面が付いた外縁38と対向して方向付けられる。この配置では、対向して向き合うこれらの斜面は、パイプ12の内面に半径方向外方に摩擦係合するように第1のグリッパーリング36を半径方向外方に押し込む(drive)傾斜部を形成する役割を果たす。すなわち、当業者によって理解されるように、第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36が互いに対して軸方向に移動すると、対向して方向付けられる斜面38及び40によって、第1のグリッパーリングが半径方向外方の力すなわち拡張力を受け、それによって、パイプ12の内面に当接するよう第1のグリッパーリング36の外径を押し付ける(forcing)。本発明の1つの実施形態において、図に示されているように、斜面38及び40は同じ斜角を有することができる。しかしながら、他の実施形態において、斜面38及び40のそれぞれの斜角は異なるものとすることができる。第1の圧縮リング34によって第1のグリッパーリング36の半径方向外方への移動すなわち変形が引き起こされることを目的とした、これらの斜面の相対的配置は、当業者には明らかとなるであろう。
【0035】
第1の圧縮リング34の半径方向内方への撓みとは対照的に、第1のグリッパーリング36が半径方向外方に撓むことを確実にするために、第1の圧縮リング34は、より大きな引張り強度を有するよう設計されるのが好ましい。例えば、図(例えば、
図1及び
図7)に示されている実施形態では、第1の圧縮リング34は、所要の引張り強度をもたらすように、第1のグリッパーリング36と比べてより大きな質量を有するよう設計することができる。代替的には、第1の圧縮リング34は、所要の引張り強度を達成するように、第1のグリッパーリング36と比べてより強度のある異なる材料から作ることができる。更なる代替として、又は、第1のグリッパーリング36を半径方向外方に変形させるすなわち拡張させることを更に確実にするために、第1のグリッパーリング36には、グリッパーリング36を部分的に貫通して延びる一連の切れ目42が設けられるのが好ましい。
図10〜
図12に示されているように、また本発明の好ましい実施形態によれば、第1のグリッパーリング36は、一方の端部からリング36の本体の幅の概ね約半分を貫通して延びる複数の切れ目42を有する。また図示されているように、切れ目42は、互い違いにすなわち交互にではあるが、両端部から延びるのが好ましい。
【0036】
別の実施形態では、
図10及び
図11に示されているように、第1のグリッパーリング36を、2つ以上の部分にして準備することができる。
図10及び
図11は、第1のグリッパーリング36が、第1の部分44a及び第2の部分44bをそれぞれ含む2つの部分にして準備される、本発明の一実施形態を示している。第1のグリッパーリング36が形成されるとき、第1の44a及び第2の部分44bは、2つのスロット46a、46bによって分離されるのが好ましい。そのようにして、スロット46a、46bによってもたらされる分離によって、パイプ12内への第1のグリッパーリングの設置が容易になる。第1のグリッパーリング36を2つの部分にして準備することによって、パイプ12からの装置10の取り外しも容易になることも理解されるであろう。すなわち、1つの部品からなるグリッパーリング36は、半径方向に拡張するときに永久変形する場合があり、この場合、グリッパーリング36の取り外しは困難になる。したがって、グリッパーリングを2つ以上の部分にして準備することによって、各部分をパイプ12から容易に取り外すことができる。第1のグリッパーリング36の半径方向の拡張をもたらすための種々の他の手段を本発明の装置とともに用いることができる。
【0037】
第1のグリッパーリング36の設計は、上述の2部構造に制限されないことが理解されるであろう。単体構造を含め、種々の他の代替的な構造を本発明において用いることができる。
【0038】
図13に示されているように、第1のグリッパーリング36の外径は、装置の使用時にグリッパーリング36とパイプ12の内面との摩擦係合を更に強めるように、溝加工された表面強化部(enhancement)48又は他のそのようなテクスチャード加工されたすなわち処理された表面強化部を含むことが好ましい。そのような溝48は、パイプ12の表面を大幅に傷つけることがないように設計されることが理解されるであろう。
【0039】
再び
図7〜
図9を参照すると、第1の圧縮リング34は、概ね円周方向に等間隔に離間されている複数の外側ボルト孔50を有するように示されている。ボルト孔50は、第1の圧縮リング34の半径にて設けられており、これらのボルト孔50は、バックプレート14上に設けられているねじ山付きボルト孔22の位置に対応する。
図9に示されているように、ボルト孔50は、第1の圧縮リング34の幅を貫通して延びる。以下の記載から理解されるように、装置10に係合する上述の第1のボルト(同様に以下で更に論じられる)はボルト孔50を貫通し、バックプレート14のねじ山付きボルト孔22に係合する。
【0040】
理解されるように、本発明の装置の部品の重量に起因して、パイプ内からのこれらの部品の取り外しは、装置の1つ又は複数の部品を把持する何らかの手段なしには困難である。この理由のために、装置の部品のうちの1つ又は複数には、シール操作が完了した後でパイプから本発明の装置を引き抜く手段を任意選択的に設けることができる。
図7〜
図9に示されているような1つの例では、引き抜きを助けるそのような手段は、複数の更なる内側ボルト孔52を含む。これらの内側ボルト孔52は、第1の圧縮リング34上で概ね円周方向に等間隔にではあるが、外側ボルト孔50の半径よりも小さい半径にて設けられる。
図7〜
図9に示されている例では、4つの内側ボルト孔52が第1の圧縮リング34上に設けられていることに留意されたい。しかしながら、そのようなボルト孔52の数は、第1の圧縮リング34のサイズ及び/又は重量に基づいて変更することができることが理解されるであろう。内側ボルト孔52は、第1の圧縮リング34の内径に近い位置に設けることができる。しかしながら、代替として、また
図7及び
図8に示されているように、第1の圧縮リング34には、内側ボルト孔52を収容する半径方向内方に方向付けられた複数の突出部54を設けることができる。
図7〜
図9に示されている実施形態では、第1の圧縮リング34上の内側ボルト孔52は、内部にボルト等を収容するようにねじ山付きである。第1の圧縮リング34は、装置をパイプから抜き取るための上記の手段も備える。特に、そのようなボルトは、装置をパイプから抜き取る必要があるときに(又はいつでも)内側ボルト孔52内へねじ込むことができるアイボルトを含むことが好ましい。これによって、装置がパイプの開口部に向かって引っ張られることを可能にするように、鎖、ロープ、又は任意の他のそのような器具(複数の場合もある)がそのようなボルトに接続されることが可能になる。上述の抜取り手段の使用は、装置をパイプから取り外すことに関して定義されているが、上述の抜取り手段は装置をパイプ内に位置決めするのを助けるのに同様に用いることができることが理解されるであろう。上述のボルト(例えば、アイボルト)を、必要な場合に第1の圧縮リング34に永久固定するか、又は装置の任意の他の部品上に永久に若しくは別様に設けることができることも理解されるであろう。
【0041】
図1はまた、装置10の第2の圧縮リングすなわち外側圧縮リング56、及び第2のグリッパーリングすなわち外側グリッパーリング58を示している。図示されているように、第2の圧縮リング56及び第2のグリッパーリング58の配置は、第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36に関して上述した配置とは逆である。これは、第2の圧縮リング56及び第2のグリッパーリング58は、パイプ12の外面を把持するように配置されるという事実に主に起因する。上述したように、第1のグリッパーリング36は、第1の圧縮リング34を覆って押し付けられるように構成されており、それによって、第1の圧縮リング34は、装置10の使用時に、パイプ12内で第1のグリッパーリング36を半径方向外方に押し付けて、第1のグリッパーリング36がパイプ12の内面に摩擦係合するようになる。反対に、第2の圧縮リング56は、装置10の使用時に、第2のグリッパーリング58に乗り上げる(pass over:の上を通る)ように設計される。理解されるように、これは第2のグリッパーリング58を半径方向内方に押し付け、それによって、第2のグリッパーリングがパイプ12の外面に摩擦係合する。
【0042】
第2の圧縮リングすなわち外側圧縮リング56は、
図14〜
図17においてより詳細に示されている。
図14〜
図17に示されているように、第2の圧縮リング56は、斜面60が付いた内径を有する概ね環状のリング構造体を含む。そのような斜面60によって、第2の圧縮リングは一方の端部においてより小さな内径を有することになり、この内径は、反対側の端部に向かって進むと徐々に増大する。
図1に示されているように、装置10の使用時に、第2の圧縮リング56は、そのより大きい方の内径がパイプ12の開口部の近位に位置決めされるように配置される。
【0043】
第2のグリッパーリングすなわち外側グリッパーリング58は、
図18〜
図21においてより詳細に示されている。図示されているように、第2のグリッパーリング58は、斜面を有する外縁すなわち外径62を有し、それによって、第2のグリッパーリング58の外径は、テーパー状になる、すなわち一方の端部から他方の端部へと徐々に低減する。
図1に示されているように装置10がパイプ12上に設置されているとき、第2のグリッパーリング58は、より大きな外径の端部がパイプ12の開口部の近位に位置決めされるように配置される。
【0044】
図1に示されているように、装置の使用時に、第2の圧縮リング56及び第2のグリッパーリング58は、第2の圧縮リングがパイプの開口部の遠位にあるようにパイプ上に配置される。この配置では、第2の圧縮リング56及び第2のグリッパーリング58は、軸方向に互いに対して付勢され、第2の圧縮リング56の斜面が付いた内径は、第2のグリッパーリング58の斜面が付いたすなわちテーパー状の外径の上へ押し込まれ、それによって、第2のグリッパーリング58がパイプ12の外面に当接するよう半径方向に圧縮されることになることが分かる。換言すれば、上述した第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36と同様に、対向して方向付けられる、第2の圧縮リング56の斜面及び第2のグリッパーリング58の斜面は、第2のグリッパーリング58を半径方向内方に押し込んでパイプ12の外面に摩擦係合させる傾斜部を形成する。
【0045】
上述した第1の圧縮リング34及び第1のグリッパーリング36と同様に、第2の圧縮リング56及び第2のグリッパーリング58は、第2の圧縮リング56の半径方向の拡張が引き起こされるのと対照的に第2のグリッパーリング58が圧縮されるのを確実にするように設計されるのが好ましい。例えば、上述したように、好ましい実施形態では、第2の圧縮リング56は、第2のグリッパーリング58と比べてより大きな質量すなわち剛性を有するように設計される。さらに、
図18〜
図21に示されている好ましい実施形態において、第2のグリッパーリング58には、一方の端部又は両端部からリング58の中心に向かって軸方向に延びる複数の切れ目64を設けることができる。理解されるように、そのような切れ目64は、グリッパーリングの剛性を低減する役割を果たす。加えて、第2のグリッパーリング58には、グリッパーリング58の幅を軸方向に貫通して延びるスロット66が設けられるのが好ましい。理解されるように、スロット66によって、第2のグリッパーリング58は、装置が設置されているときに拡張してパイプ12の外面上に摺動することが可能になる。装置がパイプ12から取り外される場合、第2のグリッパーリング58はこの場合、第2のグリッパーリング58を半径方向外方に拡張させることによってパイプ12からより容易に取り外すことができる。第2のグリッパーリング58の半径方向の圧縮を引き起こすための種々の他の手段を本発明の装置とともに用いることができる。
【0046】
第2のグリッパーリング58は、パイプ12との摩擦係合を高めるように構成することもできる。例えば、上述したように、第2のグリッパーリング58の内径には、
図21に示されているような溝68、又は他のなんらかのテクスチャード加工されたすなわち処理された表面を設けることができ、これによって、第2のグリッパーリング58とパイプ12の外面との間の摩擦係合が強化される。そのような溝68は、パイプ12の表面を大幅に傷つけることがないように設計されることが理解されるであろう。
【0047】
図14〜
図17に戻ると、第2の圧縮リング56には、圧縮リング56の幅を軸方向に貫通する複数のボルト孔70が設けられていることに留意されたい。これらのボルト孔70は、円周方向に等間隔に離間されており、第2のボルト(
図31において92として示されている)を受け入れるように構成される。ボルト孔70の重要性は以下で論じられる。
【0048】
図1、及び
図22〜
図24は、装置10のフロントプレートすなわちシールプレート72を示している。フロントプレート72は、装置10の、バックプレート14とは反対側にある端部を含む。好ましい実施形態において、図に示されているように、フロントプレート72は、外径及び内径を有する概ね環状のディスクを含む。フロントプレート72の外径は、フロントプレート72とパイプ12との間に十分なクリアランスを可能にするようにパイプ12の外径よりも大きいものであるように設計される。さらに、フロントプレート72の内径は、パイプ12の内径よりも小さいものであるように設計される。このようにして、環状のフロントプレートすなわちシールプレート72は、パイプ12の開口端部においてパイプ12の縁部を覆う。フロントプレート72は、二連のボルト孔を有し、そのような二連のうちのそれぞれの一連が、円周方向に等間隔に離間された複数のボルト孔を含む。第1の一連のボルト孔74は、フロントプレート72の外径付近に設けられており、第2の一連のボルト孔76は、フロントプレート72の内径付近に設けられている。第1の一連のボルト孔74は、第2の圧縮リング56上に設けられたボルト孔70と位置合わせするように位置決めされる。第2の一連のボルト孔76は、第1の圧縮リング34のボルト孔50と、バックプレート14のボルト孔22と位置合わせするように位置決めされる。
【0049】
したがって、理解されるように、本発明の装置10は、2つのサブアセンブリ、すなわち、(シール部材18を含む)バックプレート14と、第1の圧縮リング34と、第1のグリッパーリング36とを備える内側サブアセンブリ、及び、第2の圧縮リング56と第2のグリッパーリング58とを備える外側サブアセンブリに分割することができる。
【0050】
図1に示されているように、フロントプレート72は、パイプ12の開口端部に押し当てられるように構成される。したがって、フロントプレート72には、任意選択的には溝すなわち凹部を設けて、内部にパイプ12の開口部を収容することができる。そのような溝すなわち凹部には、任意選択的にはシール手段を設けてパイプ12の端部を更にシールすることができる。
【0051】
上述したように、バックプレート14は、1つの実施形態において、バックプレート14の両側面におけるパイプ12の内部間の直接的な流体連通を防止する(すなわち、バックプレート14は使用時に、バックプレートの第2の側面15においてパイプ内部の一部分をシールする)概ね中実のディスクであるが、本発明の全ての他の部品は、内径すなわち開口部を有する。したがって、そのような構成では、前記バックプレート14上に設けられている開口部26及び/又はポート23(すなわち、第1の孔23及び第2の孔30を含む)は、フロントプレート72を通じてアクセス可能である。上述したように、開口部26及び/又は孔23は、それぞれのカップリング28及び24を含むのが好ましい。1つの態様において、開口部26又は孔23のうちの1つ又は複数を通じて加圧流体を導入することによって、試験対象のパイプ12を加圧することができる。そのような要素は、パイプ12の内部容積から排気する及び/又はパイプ12の内部容積を監視するのにも用いられる。パイプ12の加圧によって、パイプ及び/又はそのパイプ上に設けられた1つ又は複数の溶接部の完全性を試験する圧力試験が可能になる。例えば、パイプ12は、2つ以上のセグメントから形成することもでき、又は、弁、フランジ、若しくはパイプ上に溶接された他のそのような設備を含むことができる。上述したように、そのような溶接
部の試験は重要である。使用の際、本発明の装置10は、その装置が設置された後でパイプ12の内部が加圧されるのを可能にする。好ましくは、パイプ12内の全ての空気を排気した(すなわち、圧縮可能な気体を全て取り除いた)後で、次にパイプ12内の圧力を監視することができ、この場合、圧力の降下は、溶接部又は接合部等が十分な完全性を欠いていることを意味する。
【0052】
いくつかの状況において、パイプ12は、2つ以上の端部が開口している場合がある。そのような場合、2つ以上の上述した装置を用いて、パイプの開口部の双方(又は全て)をシールすることができる。そのような場合、加圧手順及び排気手順は、これらの装置のうちの1つ又は複数によって実施することができることが理解されるであろう。
【0053】
既知の圧力試験装置の利点を上回る、本発明の装置によって提供される利点のうちの1つは、本装置がパイプの端部をシールすることに加えて、シールされるパイプの内面及び外面の双方を摩擦係合もすることである。この特徴によって、本装置はパイプに効果的に固定され、パイプが加圧されるとシールがずれる(dislodged:除去される)のを防止する。理解されるように、パイプの圧力試験は非常に高圧において実施され、したがって、シール装置がずれることによって、シール装置がパイプから急に外れる(shot out)可能性がある非常に危険な状況になる。
【0054】
本発明の装置の別の利点は
図1において見てとることができる。バックプレート14、第1の圧縮リング34、及び第1のグリッパーリング36の設置構成によって、パイプ内の圧力が遠位において(すなわち、パイプ12の開口部から離れて)蓄積するとき、その圧力は、バックプレート14をパイプの開口部に向かって押し付ける役割を果たすことがわかるであろう。その結果、バックプレート14は、第1の圧縮リング34を付勢して第1のグリッパーリング36に更に当接させ、これによって、装置10とパイプ12の内面との間の把持力すなわち摩擦力が更に高まる。理解されるように、この結果、第1の圧縮リング34がパイプ12内の適所に維持される。加えて、バックプレート14が、固定した第1の圧縮リング34に当接するよう押し付けられていることから、シール部材18は、バックプレート14と第1の圧縮リング34との間で更に圧縮される。したがって、この結果、装置10とパイプ12の内面との間に形成されるシールが高められる。
【0055】
ここで、本発明の方法が、上述した装置10を参照して説明される。概して、本発明の方法は、圧力試験されるパイプ12の少なくとも1つの端部をシールすること、すなわち閉鎖することを含む。そのような試験は、例えば、パイプ12上の1つ又は複数の溶接部の完全性を試験することを目的とすることができる。シールするステップは、試験されるパイプ12の内面に対する円周方向のシールの形成と、パイプの開口部に近い位置におけるパイプ12のルーメンの閉鎖とを含む。この装置はまた、装置10とパイプ12との間の軸方向の相対移動を防止するようにパイプ12の内面及び外面に摩擦係合する。この方法は、1つの態様では、必要な場合には(すなわち、パイプの両端部が開口している状況では)反対側にあるパイプ12の端部又はそのようなパイプにおける他の開口部をシールするように、1つ又は複数の同様の装置10を用いることも含む。本発明は、パイプにおける開口部の数に限定されない。1つ又は複数のシールがパイプの1つ又は複数の開口部において形成されると、パイプの内部は加圧され、また圧力が監視される。圧力が維持される場合、パイプ12及び/又は溶接部の完全性が検証される。パイプ12内の圧力の降下は、パイプの完全性及び/又はパイプ上の溶接部のうちの少なくとも1つの完全性の不具合を意味する。
【0056】
図1から明らかであるように、第1のステップにおいて、装置10の内側サブアセンブリ及び外側サブアセンブリは、シールされるパイプ12の開口部の概ね近くの位置において、パイプ12内にまたパイプ12上にそれぞれ位置決めされる。この方法の1つの態様では、内側サブアセンブリが最初に設置され、続いて外側サブアセンブリが設置される。しかしながら、設置順序は容易に逆にすることができることが理解されるであろう。したがって、1つの態様では、シール部材18を有するバックプレート14を最初にパイプ12に挿入し、続いて第1の圧縮リング34を挿入し、次に第1のグリッパーリング36を挿入することができる。上述したように、バックプレート14は、2つの第2の孔30が互いに対して垂直方向に離れる方向に向けられるように、パイプ12内に位置決めされて(必要な場合)回転されるのが好ましい。キャップねじ等のような器具が開口部32内に設けられる状況では、第2の孔30は予め定められており、したがって、第2の孔30を位置決めするようにバックプレート14を回転させることは不必要であることが理解されるであろう。
【0057】
上述したように、第1のグリッパーリング36は1つ又は複数の部分にして準備することができる。同様に、第2の圧縮リング56は、パイプ12の外面の上に設けられ、続いて第2のグリッパーリング58が設けられる。次に、フロントプレート72をパイプ12の開口端部に当接して位置決めする。複数の第2のボルト(
図31において示される部材92として以下で更に論じられる)は、フロントプレート72の第1の一連のボルト孔74に通され、また第2の圧縮リング56のボルト孔70に通される。この場合、第1のナットが、ボルト上に設けられ、第2の圧縮リング56をフロントプレート72に向かって軸方向に付勢するように締め付けられる。好ましい態様では、フロントプレート72は、パイプ12の開口部に押し当てられた状態で維持され、したがって、第1のナットを第2のボルト(
図31に示されている部材92)上で締め付けることによって、第2の圧縮リング56はフロントプレート72に向かって移動する。
【0058】
同様に、第1のボルト(
図31に示されているような部材90)は、フロントプレート72の第2の一連のボルト孔76に通される。第1のボルトはまた、第1の圧縮リング34のボルト孔50を貫通して、かつバックプレート14のねじ山付きボルト孔22内へ延びる。バックプレート14内へ第1のボルトを締め付けることによって、バックプレート14は、(主に、フロントプレートがパイプ12の開口端部に押し当てられている、ひいては固定されていることから)フロントプレート72に向かって軸方向に付勢される。このプロセスでは、バックプレート14は開口部に向かって軸方向に移動し、その結果、第1のグリッパーリング36に当接する第1の圧縮リング34の同様の移動を引き起こす。第1の圧縮リング34が第1のグリッパーリング36に当接して移動する場合、第1の圧縮リング34のより小さい方の外径、すなわち近位端部は、第1のグリッパーリング36のより大きい方の内径、すなわち遠位端部内へ付勢され、それによって、第1のグリッパーリング36が半径方向外方に拡張される。そのような半径方向の拡張によって、パイプ12の内面に対する第1のグリッパーリング36の摩擦係合(すなわち「把持」)が生じる。
図1に示されているように、第1のグリッパーリング36の軸方向の移動は、第1のグリッパーリング36がフロントプレート72と接触すると妨げられる。第1のボルトを更に締め付けることによって、第1のグリッパーリング36とパイプ12の内面との間の摩擦係合が高まる。同時に、第1の圧縮リング34に当接するバックプレート14の軸方向の移動は、シール部材18の圧縮をもたらす。溝16がバックプレート14上に存在することから、シール部材18の圧縮は、強制的にシール部材18を半径方向外方に拡張させてパイプ12の内面に当接させる。その結果、シール部材18は、パイプ12の内面に対する円周方向の流体密シールを形成する。
【0059】
上記の説明では、それぞれのボルト孔を貫通して延びる第1のボルト及び第2のボルトの使用が言及されている。いくつかの実施形態において、ボルトのセットのうちの一方のセット又は双方のセットを上述の部品の少なくとも1つに、例えば溶接等によって永久固定することができることが理解されるであろう。例えば、第2のボルトは、その対向する2つの端部に設けられたナットを用いてフロントプレート72又は第2の圧縮リング56に永久に取り付けて、所要の軸方向の前進をもたらすことができる。同様に、第1のボルトは、バックプレート14に永久固定することができ、またフロントプレート72上に設けられたボルト孔76を貫通することを可能にすることができる。次いで、ナットが、第1のボルトの両端部に設けられ、バックプレート14をフロントプレート72に向かって付勢するように締め付けられる。
【0060】
ボルト及び付随するナットの使用は好ましいものとすることができるが、本発明の他の実施形態において、他の機械的機構(devices)又は油圧機構を使用して所望の結果を達成することもできる。この理由のために、そのようなボルト等を本明細書では概して付勢手段と称することができる。
【0061】
上述したように、装置10の2つのサブアセンブリが位置決めされて設置されると、加圧流体が、パイプ12を加圧するようにパイプ12の開口部の遠位にあるルーメン内へ導入される。1つの態様では、加圧流体は、ポート23のうちの一方を通じて、また好ましくは、設けられる場合、ポート23に接続されるカップリング24を介して導入することができる。加圧流体は、カップリング24のうちの一方に接続されるホース又は他のそのような導管(図示せず)を通って導入されるものとして理解される。カップリング24のうちの他方は、加圧ステップ中のパイプ内で全ての空気等の排気を促進するように排気用ホース又は導管(同様に図示せず)に接続されるのが好ましい。上述したように、これらの孔23は、バックプレート14の外径を貫通する半径方向の孔30につながるのが好ましい。この場合、上述したように、パイプ内の圧力は所望の試験値まで上昇し、圧力は監視される。このステップに関して、カップリング24の一方又は双方に接続されるホース又は導管は圧力計器等を含むことができる。しかしながら、1つの態様では、パイプ12からの排気又はパイプ12の監視は、開口部26及び接続されるカップリング28を少なくとも部分的に用いて達成することができる。別個の排気用ホース若しくは導管及び/又は圧力監視手段(すなわち、圧力計器等)を、開口部26及び接続されるカップリング28に取り付けることができる。このホース又は導管は、試験が完了した後で又は加圧ステップ中にパイプ12の内部から排気するのに用いることもできる。1つの例において、パイプの2つの両端部が本発明に従ってシールされる場合、不活性ガス又は水等を含む加圧流体を一方の端部において導入することができ、パイプ内の全ての既存の気体又は蒸気を他方の端部を通じて排気することができる。上述したように、この充填/排気ステップは、バックプレート14を、試験対象のパイプ12内で2つの第2の孔30を垂直方向に向けるようにして位置決めすることによって容易になる。
【0062】
上記の説明では、内側サブアセンブリが最初にパイプ12上へ固定されるものとして記載されている。しかしながら、外側サブアセンブリを最初に固定してから内側サブアセンブリを固定することができることが理解されるであろう。
【0063】
内側サブアセンブリ(すなわち、バックプレート14、第1の圧縮リング34、及び第1のグリッパーリング36)及び/又は外側サブアセンブリ(すなわち、第2の圧縮リング56及び第2のグリッパーリング58)は、パイプ12上へ設置する前に、フロントプレートとともに緩く事前に組み付けておくことができることが理解されるであろう。そのような事前組付けは、内側サブアセンブリ及び外側サブアセンブリとパイプ12との摩擦係合がそれぞれのナット及び/又はボルトが締め付けられると達成されるため可能である。
【0064】
本発明の装置及び方法は、多種多様なサイズ及び厚さのパイプに応じて用いることができる。20インチのスケジュール120のパイプ、及び36インチのスケジュール80のパイプとともに用いるように装置が設計されている2つの例を以下に提供する。当業者は、他の直径及びスケジュールのパイプとともに本発明の装置を用いるのに必要とされる所要の変更を理解するであろう。
【0065】
試験されるパイプが大径、すなわち36インチ以上を有する場合、本発明の装置の設置及び/又は使用を容易にするように種々の構造的な変更を加えることもできる。例として、大径パイプ(例えば、36インチ以上の直径を有するパイプ)において用いられる、本発明の一態様による装置が
図25に示されている。この場合、上述した部材と同様の部材は、同様の参照符号によって示される。図示されているように、より大きいサイズのパイプに対して用いられる装置は、前述のバックプレート14の代わりに、14aで示される変更されたバックプレートが用いられていることを除いて、上述した装置と非常に似ている。具体的には、
図25に示される実施形態の場合、変更されたバックプレート14aは、バックプレートリング78からなり、バックプレートリング78は、例えば溶接又は他のそのような手段によって、連結される「ベル」形状のキャップ80に固定される。したがって、「バックプレート14a」という用語(singular term)は、バックプレートリング78とキャップ80との組合せを指すように本明細書では用いられる。バックプレートリング78は、
図26〜
図29においてより詳細に示されている。理解されるように、バックプレートリング78及びキャップ80は、上述したバックプレート14と同様に機能する。しかしながら、バックプレートリング78とキャップ80との組合せは、そのサイズがより大きいことから、バックプレート14aの操作及びパイプ12内での装置の設置を容易にする機能を果たす。
【0066】
(先行の図において部材14によって示されているような)中実のディスクであるバックプレートの代わりに、リング78とキャップ80との組合せを含むバックプレート14aを用いることによって、更なる利点が得られる。具体的には、大径パイプの場合、適したサイズのバックプレート14が必要となる。そのような中実のディスクであるバックプレート14が上述したように機能する一方で、そのような部材は相当な重量を有し、したがって、操作、使用、及び運搬が困難となることが理解されるであろう。例えば、「小」径パイプ(すなわち、直径がほぼ20インチ以下のパイプ)の場合、バックプレートの厚さは、3インチだけあればよい。しかしながら、24インチ〜36インチ以上の直径を有するパイプの場合、先行の図において14で示されているような中実のバックプレートは、圧力試験段階中にパイプ12内で蓄積する圧力に耐えるためにおおよそ6インチ厚である必要がある。したがって、そのようなバックプレートは非常に重量がある。
【0067】
しかしながら、中実のディスク14の代わりに、バックプレートリング78とキャップ80との組合せを有する変更されたバックプレート14aを用いることによって、相当な重量削減が達成される。そのような場合、リング78は3インチ厚だけあればよく、このとき、キャップ80は更により薄い。これは、キャップ80の向き、具体的には、(
図25に示されているような)パイプ12内に面する、キャップ80の凸側の向きに起因する。この向きでは、圧力がパイプ12内に蓄積するにつれて、キャップ80に力が印加され、そのような力は、「ベル」形状に起因してキャップ80の外縁のほぼ全体にかつリング78に対して分散される。したがって、キャップ80の本体は、その比較的薄い構造にもかかわらず変形しない。この理由は、キャップ80の形状がそのような変形に耐えることができるためであり、これは、平らなプレート状の構造では可能ではない。したがって、そのようなリング78とキャップ80との組合せを有する変更されたバックプレート14aを用いると、バックプレートの崩壊のリスクを伴わずにパイプ12内に高圧を生じさせることができる。
図25に示される実施形態は、「大径」パイプと関連して説明されているが、そのような実施形態はあらゆるサイズのパイプとともに用いることができることが理解されるであろう。いずれの場合でも、バックプレートリング78とキャップ80との組合せによって、その重量の削減に起因して操作及び運搬がより容易になる装置がもたらされる。
【0068】
図25〜
図29に示されているように、変更されたバックプレート14aのバックプレートリング78は、外径及び内径を有する概ね環状形のディスクを含む。前述したバックプレート14と同様に、バックプレートリング78には、複数のねじ山付きボルト孔82が設けられている。ボルト孔82は、ボルト、すなわち、上述したようにフロントプレート72から延びる第1のボルト(以下で更に論じられるとともに
図32において部材90として示される)を受け入れるように構成される。同様に上述したように、第1のボルト(
図32において90として示されている)をバックプレートリング78に永久固定することができる。
【0069】
バックプレートリング78には、上述した様態と同じ様態でOリング等のようなシール部材18を受け入れるように構成される溝86又は同様の構造部も設けられている。
【0070】
キャップ80は、任意の適した方法で、例えば溶接等によってバックプレートリング78に固定される。キャップ80は、上述の加圧流体等の流体がキャップ80とバックプレートリング78との間の接合部を通って流れることを防止するように、バックプレートリング78に流体密式に固定されることが理解されるであろう。
【0071】
キャップ80には、キャップ80の対向する2つの側面間に流体連通をもたらす2つ以上のポート83が設けられる。
図25に示されているように、ポート83は、キャップ80を貫通して延びており、好ましい実施形態ではカップリング84を含む。カップリング84は、バックプレート14のカップリング24に関して上述した方法と同じ方法でホース又は他のそのような導管に接続するように構成される。第2の孔30に関して上述したように、好ましい実施形態において、ポート83は、変更されたバックプレート14aがパイプ内に位置決めされると、ポート83が、上述したようにパイプの充填/排気ステップを促進するよう垂直方向に向くことができるように、キャップ80の対向する2つの側面に設けられる。
【0072】
図32は、変更されたバックプレート14aを備える装置がパイプ12内に設置されているときの、キャップ80上のポート83の上述の配置を示している。図示されているように、ポート83は、キャップ80の概ね対向する2つの端部上に設けられ、その結果、ポート83はパイプ12内に位置決めされると、前述のように、下向きのポート83を加圧流体によってパイプを充填するのに用いることができる一方で、上向きのポート83を充填ステップ中にパイプ12から排気するのに用いることができるように垂直方向に配置される。
【0073】
1つの実施形態において、キャップ80には、88で示されているようなキャリッジ(carriage)装置を設けることができる。キャリッジ装置は、キャップ80及びバックプレートリング78のアセンブリをパイプ内に設置するのを容易にする役割を果たす。理解されるように、バックプレートリング78自体の重量は、36インチのパイプ内で用いられる場合、250lbを超える場合があり、したがって、任意のキャリッジ手段等は、パイプ12内に設置されているときの装置の操作を助ける。
【0074】
図25に示されている装置の操作すなわち使用方法は、上述した操作すなわち使用方法と概ね同じである。
【0075】
図32は、第1のボルト及び第2のボルトを含めた、
図25の実施形態を示している。
図32に示されているように、第1のボルト90及び第2のボルト92は、上述した様態と同じ様態でフロントプレート72を貫通して設けられている。したがって、図示されているように、第1のボルト90は、フロントプレート72のボルト孔76を貫通して、内側圧縮リングすなわち第1の圧縮リング34のボルト孔50を貫通して、かつバックプレートリング78のボルト孔82内へ延びる。上述したように、第1のボルト90は、バックプレートリング78に永久固定することができる。ナット94は、バックプレートリング78及びフロントプレート72をともに付勢するために第1のボルト90上に用いられる。第2のボルト92は、フロントプレート72のボルト孔74を貫通して、かつ第2の圧縮リングすなわち外側圧縮リング56のボルト孔74を貫通して設けられている。ナット96及び/又はナット98は、第2の圧縮リング56及びフロントプレート72を互いに向かって付勢するように第2のボルト92上に用いられる。
【0076】
図32は、本発明の主題の実施形態の2つの他の特徴も示している。具体的には、
図32は、キャップ80をバックプレートリング78に固定する溶接部100を示している。加えて、
図32は、第1の圧縮リングすなわち内側圧縮リング34の或る付加的な構造部を示している。図示されているように、第1の圧縮リング34にはメッシュ型構造体を有する内径部分を設けることができ、このメッシュ型構造体は、第1の圧縮リング34に或る剛性及び強度をもたらす一方で、(中実の構造体に比べて)重量の削減をもたらす。加えて、ウェブ構造体を形成する部材102は、装置をパイプ12から取り外すのに用いることができる。
【0077】
図33は、キャップ80を単独で示しており、また、キャップ80上のポート83を更に示している。図示されているように、ポート83は、内部ステム83a及び外部ステム83bを含む。内部ステム83aには、ホース等への接続を容易にするカップリング84を設けることができる。外部ステム83bは、パイプ(図示せず)のルーメン内へ突出する。
【0078】
図34は、
図32の装置の種々の部材をより良好に示すように、上述のボルトを伴わずに装置を示している。
図34はまた、複数のカップリング104がバックプレート14aのバックプレートリング78上に設けられている、本発明の更なる実施形態を示している。これらのカップリング104は、パイプ12内へのバックプレート14aの位置付けを助けるのに用いられる。これらのカップリング104は、芯出しボルト又は芯出しピン等を受け入れるように構成される。芯出しボルト又は芯出しピンは、パイプ12の内面に当接するようバックプレート14aを付勢する役割を果たす。1つの好ましい態様では、カップリング104はねじ山が付けられており、対応するねじ山付きボルト(図示せず)を受け入れるように構成される。当業者には明らかであるように、ボルトは、設けられる場合、リング78の中心により近い、カップリング104のうちの1つの端部に挿入されるように回される。ボルトは次いで、リング78から半径方向外方にかつパイプの内面に当接するまで延びるように回される。リング78、ひいてはバックプレート14aの均衡を保つために、複数のカップリング104をリング78の円周の周りに設けることができる。1つの実施形態において、カップリング104は一対にして設けることができる。別の実施形態において、6個のカップリング104を設けることができ、このとき、リング78の頂部及び底部のそれぞれに1つのカップリングが設けられ、リング78の両側部にそれぞれ2対のカップリングが設けられる。「頂部」、「底部」、及び「両側部」という用語は、パイプ内に位置決めされているときのリング78に対して言及するものであることが理解されるであろう。様々な数及び配置のカップリング78が同じ位置決め機能を提供しながら可能であることが理解されるであろう。使用の際、バックプレート14aはパイプ内に位置決めされ、それぞれのカップリング104内に設けられたボルトは、バックプレート14aが自由に静置されることを可能にするように回される。次いで、装置の残りの部材を位置決めし、装置全体を上述したように締め付けることができる。締付けプロセス中、バックプレート14aをフロントプレート72に向かって移動させることができる。
【0079】
上記の説明では、パイプ内に本発明の装置を係合させるボルト等の使用が言及されている。そのようなボルトの使用は、
図30〜
図32において示されている。
【0080】
図30は、本発明の一態様による装置の断面斜視図を示している。特に、
図30は、
図1に示されている装置の別の図を提供するが、ここでも便宜上、上述の第1のボルト及び第2のボルトは示されない。一方、
図31は、
図30の装置、並びに90及び92でそれぞれ示されている上述の第1のボルト及び第2のボルトを示している。
図31及び
図30に示されているように、第1のボルト90は、フロントプレート72のボルト孔76を貫通して、(
図7〜
図9においてより明確に図示されている)内側圧縮リング34のボルト孔50を貫通して、かつ(
図2〜
図4においてより明確に示されている)バックプレート14のボルト孔22内へ延びる。同様に上述したように、1つの実施形態において、第1のボルト90はバックプレート14に永久固定することができる。装置10の部品が位置決めされると、次いでナット94が、第1のボルト90の端部上に設けられ、これらの部材をともに付勢するように締め付けられる。
【0081】
図31は第2のボルト92も示しており、第2のボルト92は、フロントプレートのボルト孔74を貫通して、かつ第2の圧縮リングすなわち外側圧縮リング56のボルト孔70を貫通して延びる。ナット96及び98が、第2のボルト92の対向する2つの端部上に設けられている。理解されるように、また上述したように、ナットのセット96、98のうちの一方のセット又は双方のセットを締め付けることによって、第2の圧縮リング56及びフロントプレート72がともに付勢される。上述したように、また理解されるように、第2のボルト92は、フロントプレート72又は第2の圧縮リング56のいずれかに永久固定され、それによって、ナットのセット96又は98のうちの一方のセットを不要にすることができる。別の実施形態において、フロントプレート72又は第2の圧縮リング56のいずれかに固定される交互式の(alternating)第2のボルト92を有することが可能であり、この場合、ナット96及び98のうちの一方を交互に不要にすることができる。そのような配置は、本発明によれば可能であるが、使用しやすさに関して理想的ではない場合があることが理解されるであろう。それにもかかわらず、上述した目的と同じ目的を達成する、すなわちフロントプレート72及び第2の圧縮リング56をともに付勢する、種々の他の組合せ又は実施形態が可能となる。
【0082】
上述したように、本発明の装置は、パイプの内部を例えばパイプの完全性を試験するために加圧することができるように、パイプの端部をシールするのに用いるのが好ましい。1つの例において、完全性試験は、パイプ上に存在することができる溶接部を試験するのに用いられる。そのような溶接部は、2つのパイプセグメント同士を接続するか、又はパイプを別の装置に接続する役割を果たすことができる。本発明の装置は、同じパイプの両端部に対して用いることができることも理解されるであろう。このようにして、本発明の2つの装置をパイプセグメントの対向する2つの端部に対して用いることができ、上記の方法をそのようなセグメントに対して実施することができる。
【0083】
上記の論考は、参照しやすさのために、環状、ディスク、円周等のような幾何学的形状の用語を用いている。しかしながら、これらの用語は、本発明をノズル又はパイプのいかなる特定の形状にも限定するものとして解釈されるべきではなく、また、本発明を任意の形状又は設計に適合させる本装置の種々の変更形態は、当業者には明らかとなるであろう。
【実施例】
【0084】
ここで、本発明による装置の特定の実施形態が例示のために説明される。以下の実施例は、本発明をいかようにも限定するように意図されていないことが理解されるであろう。
【0085】
本発明の2つの実施形態が、20インチのスケジュール120のパイプ、及び36インチのスケジュール80のパイプに対する本発明の装置の使用に関して以下で説明される。装置のそれぞれの部品の推奨サイズは、以下で表1に提供されている。
【0086】
【表1】
【0087】
本発明を或る特定の実施形態を参照して説明したが、添付の特許請求の範囲に概説されるような本発明の目的及び範囲から逸脱することなく、本発明の種々の変更形態が当業者には明らかであろう。本明細書において提供される例はいずれも、単に本発明を例示する目的で含まれており、本発明を限定することは決して意図しない。本明細書において提供される図面はいずれも、単に本発明の種々の態様を例示することを目的としており、一定の縮尺で描かれるか又は本発明を限定することは決して意図しない。本明細書において列挙された全ての従来技術の開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。