特許第6208741号(P6208741)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6208741ビデオ通信の間のアプリケーションへのユーザアクセスを提供すること
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6208741
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】ビデオ通信の間のアプリケーションへのユーザアクセスを提供すること
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/14 20060101AFI20170925BHJP
   H04N 7/15 20060101ALI20170925BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170925BHJP
   G06F 15/00 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
   H04N7/14 170
   H04N7/15 150
   G06F13/00 650A
   G06F15/00 440B
【請求項の数】14
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2015-503437(P2015-503437)
(86)(22)【出願日】2013年3月25日
(65)【公表番号】特表2015-518675(P2015-518675A)
(43)【公表日】2015年7月2日
(86)【国際出願番号】US2013033742
(87)【国際公開番号】WO2013148594
(87)【国際公開日】20131003
【審査請求日】2016年3月24日
(31)【優先権主張番号】61/616,405
(32)【優先日】2012年3月27日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/731,570
(32)【優先日】2012年12月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル インコーポレイテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】514244033
【氏名又は名称】ダン, リチャード ジェイムズ
(73)【特許権者】
【識別番号】514244044
【氏名又は名称】フーレイ, アミット
(73)【特許権者】
【識別番号】514244055
【氏名又は名称】チュー, チー
(73)【特許権者】
【識別番号】514244066
【氏名又は名称】バラージ, アレクサンダー ジャン
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ダン, リチャード ジェイムズ
(72)【発明者】
【氏名】フーレイ, アミット
(72)【発明者】
【氏名】チュー, チー
(72)【発明者】
【氏名】バラージ, アレクサンダー ジャン
【審査官】 久保 光宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開平7−168779(JP,A)
【文献】 米国特許第5704042(US,A)
【文献】 特開平7−38870(JP,A)
【文献】 特開2000−236526(JP,A)
【文献】 特表2003−506906(JP,A)
【文献】 特開2007−72739(JP,A)
【文献】 特開2011−35833(JP,A)
【文献】 特開2011−108005(JP,A)
【文献】 特開2002−190847(JP,A)
【文献】 特開2006−338531(JP,A)
【文献】 特開平11−65975(JP,A)
【文献】 特開平10−289175(JP,A)
【文献】 「快適ウィンドウズ」,Mr.PC(ミスター・ピーシー),日本,株式会社晋遊舎,2011年11月24日,第3巻,第1号(2012年1月号),第92〜95頁
【文献】 「第3特集 フリーOS本格導入術 MeeGo 1.2」,DOS/V POWER REPORT,日本,株式会社インプレスジャパン,2011年10月29日,第21巻,第12号(2011年12月号),第71〜74頁
【文献】 野村弘明(外1名),「SONY CLIEスーパーガイド PEG-S500C/PEG-S300」,日本,株式会社オーム社,2000年11月30日,第1版,第294〜302頁,ISBN:4-274-06390-9
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N7/14−7/15
G06F13/00
G06F15/00
CSDB(日本国特許庁)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを経由して、ビデオ通信の間、ユーザによるアプリケーションへのアクセスを提供するためのコンピュータ実装方法であって、
少なくとも1つのコンピューティングデバイスを使用して、前記ネットワークを経由して、複数のユーザデバイス間にグループビデオ通信を確立するステップであって、前記グループビデオ通信は、少なくとも1人の個々のユーザによって使用するための1つ以上のパーソナルアプリケーションおよび1つ以上の共有アプリケーションを含む複数のアプリケーションと関連付けられる、ステップと、
グループビデオ通信セッションの間、前記コンピューティングデバイスを使用して、前記複数のユーザデバイスのうちの少なくとも1つ内のユーザインターフェースを介して、前記1つ以上のコンピューティングデバイスを使用して、前記パーソナルアプリケーションのうちの1つ以上または前記共有アプリケーションのうちの1つへの特定のユーザによるアクセスを有効にするステップと、
前記グループビデオ通信の間、前記コンピューティングデバイスを使用して、前記複数のユーザのうちの第1ユーザのユーザデバイスから、リンクに関連付けられている前記パーソナルアプリケーションおよび前記共有アプリケーションのうちの少なくとも1つを使用するための要求を受信するステップと、
前記コンピューティングデバイスを使用して、前記複数のユーザのうちの前記第1ユーザによる前記リンクの選択に応じて、前記第1ユーザにより以前に使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションの識別を記憶するステップと、
前記コンピューティングデバイスを使用して、前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴の標示を、前記複数のユーザのうちの第2ユーザに表示のために提供するステップであって、前記標示によって、前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴から前記アプリケーションを起動するために前記第2ユーザが選択できる、ステップと、
前記グループビデオ通信の間、前記コンピューティングデバイスを使用して、前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションからの選択を前記第2ユーザから受信するステップと、
前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションからの前記第2ユーザの選択を受信することに応じて、前記第2ユーザにより以前に使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションの識別を記憶するステップと、
少なくとも部分的に、前記リンクに関連付けられている前記パーソナルアプリケーションおよび前記共有アプリケーションのうちの少なくとも1つを使用するための受信された要求に基づいて、前記複数のユーザデバイスのうちの少なくとも1つのユーザデバイスに前記少なくとも1つのアプリケーションがロードされ、前記パーソナルアプリケーションおよび前記共有アプリケーションのうちの1つを使用するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記複数のユーザのうちの特定の1人によって以前に使用されたパーソナルアプリケーションの履歴を記憶するステップと、
表示のために、前記特定のユーザに、前記特定のユーザによって使用された前記パーソナルアプリケーションの履歴の標示を提供するステップであって、前記標示は、前記特定のユーザが、前記履歴から1つ以上のパーソナルアプリケーションを選択し、前記1つ以上のパーソナルアプリケーションを起動することを可能にするように構成される、ステップと
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
表示のために、前記複数のユーザからの特定のユーザに、前記特定のユーザが、パーソナルアプリケーションをお気に入りとして指定することを可能にするように構成される、ユーザインターフェースオプションを提供するステップをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
表示のために、少なくともあるユーザに、前記ユーザのうちの任意の1人が、共有アプリケーション間を切り替えることを可能にするように構成される、ユーザインターフェースオプションを提供するステップをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
一次通信チャネルに沿って、前記ユーザ間のグループビデオ通信に関連する通信を伝送し、共有アプリケーションの場合、前記共有アプリケーションのために前記一次通信チャネルを使用し、他の通信のための第2の通信チャネルを提供するステップをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
他のユーザからの前記パーソナルアプリケーションの可視性をブロックするステップと、
ユーザを別のユーザがアプリケーションを以前に使用したビデオ通信に接続するステップと、
前記ユーザによる標示に応じて、前記以前に使用されたアプリケーションをロードするステップと
のうちの少なくとも1つ以上をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
ネットワークを経由して、グループビデオ通信の間、ユーザによるアプリケーションへのアクセスを提供するためのシステムであって、
前記ネットワークを経由して、複数の前記ユーザ間のグループビデオ通信を使用するように構成される、1つ以上のプロセッサと、
前記複数のユーザに、個々のユーザによる使用のための1つ以上のパーソナルアプリケーションまたは前記複数のユーザのうちの少なくとも1人による使用のための1つ以上の共有アプリケーションを含む、1つ以上のアプリケーションを提示するオプションを提供するためのビデオ通信アプリケーションモジュールと、
前記1つ以上のパーソナルアプリケーションまたは前記1つ以上の共有アプリケーションまたは両方を前記複数のユーザに表示するように構成される、ディスプレイと、
前記グループビデオ通信の間、ユーザが、前記パーソナルアプリケーションのうちの1つ以上または前記共有アプリケーションのうちの1つを使用することを可能にするように構成される、通信ユニットと
を含み、前記システムは、
前記グループビデオ通信の間、コンピューティングデバイスを使用して、前記複数のユーザのうちの第1ユーザのユーザデバイスから、リンクに関連付けられている前記パーソナルアプリケーションおよび前記共有アプリケーションのうちの少なくとも1つを使用するための要求を受信するステップと、
前記コンピューティングデバイスを使用して、前記複数のユーザのうちの前記第1ユーザによる前記リンクの選択に応じて、前記第1ユーザにより以前に使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションの識別を記憶するステップと、
前記コンピューティングデバイスを使用して、前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴の標示を、前記複数のユーザのうちの第2ユーザに表示のために提供するステップであって、前記標示によって、前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴から前記アプリケーションを起動するためするために前記第2ユーザが選択できる、ステップと、
前記グループビデオ通信の間、前記コンピューティングデバイスを使用して、前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションからの選択を前記第2ユーザから受信するステップと、
前記第1ユーザにより使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションからの前記第2ユーザの選択を受信することに応じて、前記第2ユーザにより以前に使用されたアプリケーションの履歴におけるアプリケーションの識別を記憶するステップと、
を含む動作を実行するように構成される、システム。
【請求項8】
前記アプリケーションが前記複数のユーザのうちの少なくとも幾人かによって使用されるにつれて記憶されるアプリケーションの履歴と、前記複数のユーザのうちの少なくとも幾人かによって以前に使用されたアプリケーションの履歴とのうちの少なくとも1つを伴う、データ記憶をさらに備える、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサは、特定のユーザによって最近使用されたアプリケーションの順序によって、前記アプリケーションの履歴をソートする、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記複数のユーザ間のグループビデオ通信のための一次通信チャネルであって、前記共有アプリケーションのための通信チャネルとなる、一次通信チャネルと、
他の通信のために使用される二次通信チャネルと
をさらに備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記ビデオ通信アプリケーションモジュールは、他のユーザからの前記パーソナルアプリケーションの可視性をブロックする、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記通信ユニットは、ユーザを別のユーザがアプリケーションを以前に使用したビデオ通信セッションに接続するように構成され、前記ビデオ通信アプリケーションモジュールは、前記ユーザによる標示に応じて、以前に使用されたアプリケーションをロードする、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
アプリケーションは、前記アプリケーションに割り当てられるURL内の識別によって識別され、
前記URLは、ユーザによって、
1)前記アプリケーションを起動する、および
2)前記アプリケーションをユーザ履歴に追加し、他のユーザによるブラウジングを促進する
のうちの1つ以上を行なうために使用される、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
登録されたアプリケーションのリストと、アプリケーションURLからロードされたアプリケーションを含む、組み合わせられたユーザ履歴とへのアクセスを提供するように構成される、一覧をさらに備える、請求項8に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、米国仮出願第61/616,405(タイトル“Providing Users Access to Applications During Video Communications,”出願日2012年3月27日)、および米国特許出願第13/731,570(タイトル“Providing Users Access to Applications During Video Communications,”出願日2012年12月31日)の35 U.S.C.§119のもとでの利益を主張するものである。これらの全体は、本明細書中に援用される。
【0002】
本開示は、オンラインコミュニティまたはサービス、例えば、ソーシャルネットワークのユーザ間のビデオ通信に関する。特に、本開示は、その間、ユーザが、ビデオ通信セッションの間、第三者によって提供され、ユーザの一部または全員によって実行され得る、「パーソナル」または「共有」アプリケーションのいずれかあるいは両方へのアクセスを有する、例えば、ビデオ会議またはグループ「ビデオチャット」を介した複数のユーザ間のグループビデオ通信セッションに関する。
【背景技術】
【0003】
特に、オンラインコミュニティまたはサービス、例えば、ソーシャルネットワークを介した電子通信の人気は、ここ数年にわたって、劇的に高まっている。最近、いくつかのソーシャルネットワークは、複数のユーザ間のビデオ通信または「ライブ」での交換をリアルタイムで提供している。あるソーシャルネットワークは、複数のユーザが通信し、例えば、「ハングアウト」および「ビデオチャット」するための仮想空間または「部屋」を作成する。
【0004】
「ハングアウト」とは、多数のユーザ、ユーザの具体的グループ、または具体的ユーザと共有され得るソーシャルネットワークを介して使用される、ビデオ会議である。ビデオ会議は、ソフトウェア(おそらく、クイックブラウザプラグインを除く)をユーザのコンピュータ上にダウンロードおよびインストールせずに、ブラウザ内で容易に開始および動作され、その結果、全てが、ウェブブラウザ内でシームレスに作用する。ユーザは、ソーシャルネットワーク内でクリックし、他のユーザとのビデオ会議を起動し、その機能性は、ユーザにシームレスに送達される。ユーザは、具体的人々をグループビデオチャットに加わるよう招待することができ、参加者は誰でも、同様に、URL(「ユニフォームリソースロケータ」またはウェブアドレス)を共有し、さらに他者に加わるよう招待してもよい。参加者の識別は、参加者のストリームの全てに現れるが、そのような収集情報は、非公開である。
【0005】
既存の技術は、そのようなビデオ会議セッションの間、誰が発話しているかを認識し、その人物の画像が、一次ディスプレイウィンドウ上に現れる一方、他の参加者は、より小さいディスプレイウィンドウ内に現れる。したがって、ブラウザベースのソリューションおよび2つのみではなくそれ以上のサイトに接続する能力によって、リアルタイムビデオ会議は、よりユビキタスとなっている。
【0006】
グループビデオ通信セッションを伴う本仮想空間は、傍観者または視聴者のいずれかとして参加し得る、ソーシャルネットワークのさらに他のユーザにもブロードキャストされてもよい。視聴は、ウェビナーまたは「ライブ」コンサートをオンラインで見ているように、ライブストリームを経由して生じる。傍観者または視聴者であるユーザは、仮想空間に加わり、かつ参加する、または単に、加わることなく、視聴のみを選択するオプションを有してもよい。
【0007】
ビデオ通信における継続的傾向をさらに向上させるために、パーソナルおよび共有使用の両方のために、第三者によって提供されるアプリケーションにアクセスし、グループビデオ通信を向上させる方法を見出すことは明らかに有益となるであろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、先行技術の欠点および制限を克服する。いくつかの実施形態では、本技術は、ビデオ通信セッションの間、オンラインコミュニティまたはサービス、例えば、ソーシャルネットワークを介して、アプリケーションを提供または取得するためのシステムおよび方法を備える。ビデオ通信は、「ハングアウト」とも称される、オンラインサービスの複数のユーザ間のビデオ会議または「ビデオチャット」セッションであり得る。ユーザは、ビデオ会議または「ビデオチャット」セッションを起動またはそれに従事し、同時に、「パーソナル」または「共有」アプリケーションのいずれかとして指定される、異なるアプリケーションを使用または取得してもよい。パーソナルアプリケーションは、他者を伴わずに、グループビデオ通信の間、個々のユーザのパーソナル経験を向上させるように構成されるものである。パーソナルアプリケーションは、例えば、ビデオおよびオーディオエフェクトを追加する、コンテンツの翻訳を行なう、メモを取る等のためのアプリケーションであり得る、拡張機能である。共有アプリケーションは、グループビデオ通信セッションの間、複数の他のユーザを伴うものであって、例えば、ユーザは、カードまたはトリビアゲームに参加し、ビデオをともに鑑賞し、文書を共同制作および共有する等してもよい。
【0009】
加えて、いくつかの実施形態では、本技術のシステムおよび方法は、パーソナルまたは共有アプリケーションをビデオ会議またはビデオチャットセッションにロードし、ビデオ会議またはビデオチャットセッションをユーザに登録する、特別URL(ユニフォームリソースロケータまたはウェブアドレス)を用いて、ビデオ会議またはビデオチャットセッションを起動することによって、パーソナルおよび共有アプリケーションの両方を取得する。本方法は、有利には、アプリケーション開発者が、ユーザがアプリケーションを共有および起動することを有効にし、アプリケーションのバイラル配信を促進することを可能にする。
【0010】
さらに他の実施形態では、本技術のシステムおよび方法は、ユーザ間の「ライブ」ビデオ通信交換またはセッションの間、共有およびパーソナルアプリケーションの両方を取得するように構成され、ユーザは、複数のパーソナルアプリケーションを並行して動作させることができる。本システムおよび方法は、ユーザインターフェース構成に、特定のユーザが、ビデオ通信セッションを使用する、またはそれに加わり、そのパーソナルアプリケーションへの迅速かつ容易なアクセスを有することを可能にするために、特定のユーザに対する「一次」標示を提供する。本システムおよび方法は、パーソナルアプリケーションの開発者、例えば、第三者開発者が、そのアプリケーションを指定し、それを介して、ユーザがビデオ通信セッションに参加する、ソーシャルネットワークまたはオンラインサービスにそれを登録することを可能にすることによって、グループビデオ通信セッション内でパーソナルアプリケーションまたは拡張機能を有効にする。ソーシャルネットワークまたはオンラインサービスに登録されると、本技術のいくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、ビデオ通信設備または部屋内のより小さいペインとともに構成される。パーソナルアプリケーションは、メインビデオフィードまたは共有アプリケーションに干渉しないように、より小さいペイン内にロードされる。グループビデオ通信セッション内の複数の共有アプリケーションは、1度に動作してもよい。ユーザは、単一アプリケーションまたは複数のアプリケーションに連続して従事するように決定してもよい。
【0011】
さらに他の実施形態では、本技術のシステムおよび方法は、動作中の共有アプリケーションおよびそれぞれに関与するユーザのリストを追跡する。本データはまた、グループビデオ通信セッションのユーザインターフェース内の「アプリペイン」においてユーザに表示され、ユーザが、所望に応じて、共有アプリケーション間を便宜的に切り替え、または新しいアプリケーションをロードすることを可能にする。本技術のシステムおよび方法は、新しいアプリケーションがロードされると、全ユーザに通知し、各ユーザに、過去に使用された全アプリケーションの記録、お気に入りアプリケーションを示す、またはそれらを「ピン」する能力を提供する。
【0012】
本技術のさらに他の実施形態では、パーソナルおよび共有アプリケーションの両方のリストは、ソーシャルネットワークまたはオンラインコミュニティによって維持される特集アプリケーションのリストから取得されてもよい。
【0013】
共有アプリケーションはまた、どのアプリケーションが特定の「ハングアウト」における他者によって使用されているかを閲覧することによって、「ハングアウト」内のユーザによって「発見」されてもよい。本関連付けは、フィルムストリップ内のアプリケーション特有マーキングまたは「アプリ」ディレクトリ内の参加者特有マーキングによって検出されてもよい。
【0014】
共有アプリケーションはまた、「最近使用されたもの」リスト(「MRU」)の使用を通して発見されてもよい。これは、特定の「ハングアウト」内の全ユーザにアクセス可能なアプリケーションのリストであってもよい。本リストは、特定の「ハングアウト」内の全参加者によって使用された全共有アプリケーションの集合を含んでもよい。本リスト内に含まれるアプリケーションの数に制限があってもよく、またはそうでなくてもよい。
【0015】
いくつかの実装では、パーソナルアプリケーションは、非公開であってもよい。例えば、アプリケーションの可視性は、ブロックされることができる。いくつかの実装では、パーソナルアプリケーションは、一次チャネルに沿って、通信を伝送してもよい。共有アプリケーションは、一次チャネルに沿って、通信を伝送して、他の通信のために、二次チャネルを提供してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本開示は、付随の図面の図に、限定としてではなく、一例として図示されるが、類似参照番号は、類似要素を指すために使用される。
図1図1は、ビデオ通信アプリケーションモジュールを伴うソーシャルネットワークサーバを含む、グループビデオ通信セッションの間、例えば、ビデオ会議、「ビデオチャット」等の間、アプリケーションへのユーザアクセスを提供するためのシステムのいくつかの実施形態を図示する、高レベルブロック図である。
図2図2は、図1に図示されるビデオ通信アプリケーションモジュールを含む、ソーシャルネットワークサーバのハードウェア構成要素のいくつかの実施形態を図示する、ブロック図である。
図3図3は、図1に図示されるビデオ通信アプリケーションモジュールのソフトウェア構成要素のいくつかの実施形態を図示する、ブロック図である。
図4A図4Aは、ビデオ通信アプリケーションモジュールが動作する一般的方法の一実施例である。
図4B図4Bは、個々のユーザのための「パーソナル」および「共有」アプリケーションを選択および取得する一例示的方法である。
図4C図4Cは、複数のユーザのための「共有」アプリケーションを選択および取得する一例示的方法である。
図4D図4Dは、複数のユーザのための「共有」アプリケーションを選択および取得する一例示的方法である。
図5図5は、ユーザに表示するためのアプリケーションを編成するための一例示的方法である。
図6図6は、特定のユーザに提示されるアプリケーションオプションを図示する、例示的ユーザインターフェースのグラフィカル表現である。
図7図7は、2人の特定のユーザによる「共有」アプリケーションの一実施例の使用を図示する、例示的ユーザインターフェースのグラフィカル表現である。
図8図8は、「パーソナル」アプリケーションの一実施例の特定のユーザによる使用を図示する、例示的ユーザインターフェースのグラフィカル表現である。
図9図9は、6人の特定のユーザ間のグループビデオ通信セッションの一実施例のグラフィカル表現である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ユーザは、アプリケーションをグループビデオ通信にロードし、それをユーザに登録する、特別URLを介して、グループビデオ通信を起動することによって、「パーソナル」および「共有」アプリケーションの両方を取得する。ユーザは、複数の「パーソナル」アプリケーションを動作させてもよい。ユーザに対するユーザインターフェースディスプレイ内の特別一次標示は、ユーザが、ビデオ通信を使用する、またはそれに加わり、そのパーソナルアプリケーションへの容易なアクセスを有することを可能にする。本システムおよび方法は、共有アプリケーションおよびそれぞれに関与するユーザのリストを維持し、そのリストは、ユーザに表示され、ユーザが、「共有」アプリケーション間を便宜的に切り替え、または新しいアプリケーションをロードすることを可能にする。本システムおよび方法は、新しいアプリケーションがロードされると、全ユーザに通知し、各ユーザに、過去に使用された全アプリケーションの記録、お気に入りアプリケーションを示す能力等を提供する。
【0018】
一実施形態では、本発明は、パーソナルおよび共有アプリケーションを提供するためのシステムおよび方法を備える。具体的には、本発明は、パーソナルおよび共有アプリケーションをビデオ会議に提供するためのシステムおよび方法を備える。例えば、複数のユーザが、ビデオ会議に従事し、異なるアプリケーションを使用する。パーソナルアプリケーションは、ビデオ会議において、他者を伴う必要性を含まないアプリケーション(例えば、ビデオおよびオーディオエフェクトを追加し、コンテンツの翻訳を行なう、メモをとる等のためのアプリケーション)である。共有アプリケーションは、ビデオ会議において、複数の人々によって使用される(例えば、カードゲーム、トリビアゲーム、共有ビデオ鑑賞、文書共同制作等)。
【0019】
一実施形態では、本システムは、アプリケーションをビデオ会議にロードし、ビデオ会議をそのユーザに登録する、特別URLを用いてビデオ会議を起動することによって、パーソナルおよび共有アプリケーションの両方を取得する。
【0020】
一実施形態では、本システムは、ビデオ会議を介して、共有およびパーソナルアプリケーションの両方を共有するための方法を含む。例えば、第1のユーザは、共有アプリケーションを第2のユーザと共有し、第2のユーザは、そのアプリケーションをそのユーザアカウント下に登録する。本システムはまた、以前に使用されたアプリケーションを判定するための方法を含む。
【0021】
いくつかの実施例では、本明細書は、その間、ユーザが、「パーソナル」または「共有」使用のいずれかあるいは両方のために、第三者開発者によって提供されるアプリケーションにアクセスし得る、オンラインコミュニティまたはサービス、例えば、ソーシャルネットワークのユーザのためのグループビデオ通信セッションのためのシステムおよび方法を説明する。一実施例として、アプリケーションは、インターネットまたはイントラネット等のネットワークを経由してアクセスされ得る、ウェブアプリケーションであってもよい。本明細書で使用される用語はまた、ブラウザサポート言語、例えば、JavaScript(登録商標)でコード化され、HTMLのようなブラウザレンダリングマークアップ言語と組み合わせられ、アプリケーションを実行可能にするために、共通ウェブブラウザに依存する、コンピュータソフトウェアアプリケーションを指す。
【0022】
図1は、本技術のビデオ通信アプリケーションアクセスモジュールを伴う、例示的システム100を図示する、高レベルブロック図である。システム100は、1つ以上のソーシャルネットワークサーバ102a、102b…102nを含む。ソーシャルネットワークサーバ102aは、ソーシャルネットワークアプリケーション104と、ビデオ通信アプリケーションアクセスモジュール106と、ソーシャルグラフ108とを含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、ソーシャルネットワークサーバ102aは、信号ライン110を介して、ネットワーク105に結合される。ソーシャルネットワークサーバ102aは、ソフトウェアルーチン、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)等を含み、ソーシャルネットワークサーバ102a上にホストされたソーシャルネットワークを動作させる、ソーシャルネットワークアプリケーション104を含む。1つのみのソーシャルネットワークサーバ102aが、ここでは説明されるが、当業者は、それぞれ、ソーシャルネットワークサーバ102aと同様または異なる機能性を伴う、ソーシャルネットワークサーバ102b…102nによって図示されるように、複数のサーバが存在してもよいことを認識するはずである。
【0024】
用語「ソーシャルネットワーク」は、本明細書で使用されるように、限定されないが、ユーザが共通特徴またはリンクによって接続される、任意のタイプのソーシャル構造を含む、その単純かつ通常の意味を包含する。共通特徴は、関係/接続、例えば、友人、家族、仕事、類似関心等を含む。共通特徴は、その関係がソーシャルグラフ108を形成することになる、明示的に定義される関係および他のオンラインユーザとの社会的つながりによって暗示される関係を含む、システム100内に含まれるもの等、1つ以上のソーシャルネットワーキングシステムによって提供される。
【0025】
用語「ソーシャルグラフ」は、本明細書で使用されるように、限定されないが、その関係がソーシャルグラフを形成することになる、明示的に定義される関係および他のオンラインユーザとの社会的つながりによって暗示される関係を含む、ソーシャルネットワークシステム100等の1つ以上のソーシャルネットワーキングシステムによって提供される、ユーザ間の一連のオンライン関係を含む、その単純かつ通常の意味を包含する。いくつかの実施例では、ソーシャルグラフ108は、これらのユーザのマッピングおよび彼らがどのように関連するかを反映してもよい。
【0026】
ソーシャルネットワークサーバ102aおよびソーシャルネットワークアプリケーション104は、単一ソーシャルネットワークを表すことを理解されたい。複数のソーシャルネットワークサーバ102a、102b、…102nはそれぞれ、ネットワーク105に結合され、それぞれ、その独自のサーバ、アプリケーション、およびソーシャルグラフを有する。例えば、第1のソーシャルネットワークは、ビジネスネットワーキングを対象にし、第2のソーシャルネットワークは、学業を対象にする、またはそれに焦点が当てられ、第3のソーシャルネットワークは、ローカルビジネスを対象にし、第4のソーシャルネットワークは、交際関係を対象とし、さらに他のソーシャルネットワークは、他の一般的関心またはおそらくは具体的興味を対象としてもよい。
【0027】
システム100は、ユーザ125a…125nによって多様に使用されるユーザデバイス115a…115nによってアクセスされる。これらのエンティティは、ネットワーク105を介して通信するように結合される。2つのユーザデバイス115a…115nのみ、図1に図示されるが、当業者は、任意の数のユーザデバイス115nが、任意の数のユーザ125nによって使用され得ることを認識するはずである。さらに、当業者は、本開示が、主に、ソーシャルネットワークに照らして後述されるが、本開示が、検索エンジンを含む、任意のオンラインコミュニティまたはサービスを介して、任意のタイプのオンライン通信に適用可能であり得ることを認識するはずである。
【0028】
図1におけるユーザデバイス115a…115nは、一例として、図示される。図1は、2つのみのデバイスを図示するが、本開示は、1つ以上のユーザデバイス115nを有する任意のシステムアーキテクチャに適用され、したがって、任意の数のユーザデバイス115nが、使用されてもよい。さらに、1つのみのネットワーク105が、ユーザデバイス115a…115nおよびソーシャルネットワークサーバ102a−102nに結合されるように図示されるが、実際は、任意の数のネットワーク105が、これらのエンティティに接続されてもよい。加えて、図1は、ネットワーク105を介して結合される、プロファイルサーバ130、ウェブサーバ132、および第三者サーバ136a…136nを図示する。システム100は、1つ以上の第三者サーバ136nを含んでもよい。加えて、1つのみのプロファイルサーバ130およびウェブサーバ132が図示されるが、任意の数のプロファイルサーバ130またはウェブサーバ132が、分散または他のアーキテクチャ内に含まれてもよい。プロファイルサーバ130は、ソーシャルネットワークサーバ102a…102n内にユーザのそれぞれに関するプロファイルデータを記憶する。ウェブサーバ132は、インターネットを介してアクセスされ得る、コンテンツを配信するのに役立つ、ハードウェア(1つ以上のコンピュータシステム)またはソフトウェア(コンピュータアプリケーション)のいずれかあるいは両方であってもよい。ウェブサーバは、典型的には、データ記憶、ゲーム等を含む、任意の目的のために、オンラインサービスをホストする。
【0029】
ユーザデバイス115a…115nは、コンピューティングデバイス、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、モバイル電子メールデバイス、ポータブルゲームプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、1つ以上のプロセッサがその中に埋め込まれた、またはそこに結合されたテレビ、あるいはネットワークにアクセス可能な任意の他の電子デバイスであることができる。
【0030】
ネットワーク105は、有線または無線いずれかの従来のタイプであって、星形構成、トークンリング構成、または当業者に公知の他の構成等、任意の数の構成を有してもよい。さらに、ネットワーク105は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN、例えば、インターネット)、および/または1つ以上のデバイスが通信し得る、任意の他の相互接続されたデータ経路を備えてもよい。
【0031】
別の実施形態では、ネットワーク105は、ピアツーピアネットワークであってもよい。ネットワーク105はまた、データを種々の異なる通信プロトコルにおいて送信するために、1つ以上の電気通信ネットワークの部分に結合される、またはそれを含んでもよい。
【0032】
さらに別の実施形態では、ネットワーク105は、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、直接データ接続、WAP、電子メール等を介して、データを送受信するためのBluetooth(登録商標)通信ネットワークまたはセルラー通信ネットワークを含む。
【0033】
ソーシャルネットワークサーバ102aは、ソーシャルネットワークアプリケーション104と、ビデオ通信アプリケーションモジュール106と、ソーシャルグラフ108とを備え、全て、ソーシャルネットワークサーバ102aによってホストされるビデオ通信機能性をユーザにシームレスに配信し、1つ以上の第三者サーバ136a…136nによって提供されるアプリケーションへのアクセスをシームレスに提供するように構成される。第三者サーバ136a…136nはそれぞれ、グループビデオ通信セッションによって囲まれたエリア(すなわち、作成された部屋)内に任意のウェブページ(IFRAME内に含有される)をロードすることによって、ソーシャルネットワークサーバ102a…102nによって促進されるアプリケーションを提供してもよい。ソーシャルネットワークサーバ102a…102nの下層プログラムはまた、ウェブページ(ウェブアプリケーションとして設計される)が、ソーシャルネットワークサーバ102a…102nのユーザインターフェースと相互作用することを可能にする、IFRAME境界を越えて定義されたAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)を通して、双方向通信を設定するために、それらのウェブページによって使用され得る、Java(登録商標)ファイルを提供する。信号ライン109を介してネットワーク105に結合されたユーザデバイス115a…115nはそれぞれ、ユーザビデオ通信アプリケーションモジュール112とともに図示され、ユーザデバイス115a…115n内に常駐するビデオ通信の側面を示す。
【0034】
次に、図2を参照すると、ソーシャルネットワークサーバ102a…102nのビデオ通信アプリケーションモジュール106の実施例は、同様に、ビデオ通信アプリケーションモジュール106をソーシャルネットワークサーバ102aの他のハードウェア構成要素に結合する、信号ライン220を経由して、ユーザデバイス125aに結合される。
【0035】
ソーシャルネットワークサーバ102aは、それぞれ、算術論理ユニット、マイクロプロセッサ、汎用コントローラ、またはいくつかの他のプロセッサアレイを備え、計算を行ない、電子ディスプレイ信号をユーザデバイス125aに提供する、1つ以上のプロセッサ235を含む。プロセッサ235は、他のハードウェア構成要素と通信するために、バス220に結合される。プロセッサ235は、データ信号を処理し、複数命令セットコンピュータ(CISC)アーキテクチャ、縮小命令セットコンピュータ(RISC)アーキテクチャ、または命令セットの組み合わせを実装するアーキテクチャを含む、種々のコンピューティングアーキテクチャを備えてもよい。前述のように、単一プロセッサのみが、図2に示されるが、複数のプロセッサが、使用されてもよい。ソーシャルネットワークサーバ102aはまた、メモリ237と、グラフィックアダプタを介して、ユーザのデバイス115a、データ記憶231、および通信ユニット245と通信する、ディスプレイ240とを含む。他のプロセッサ、オペレーティングシステム、センサ、ディスプレイ、および物理的構成が使用され、本明細書に説明されるものの代わりに、機能性および動作を行なってもよいことが、当業者には明白となるはずである。
【0036】
メモリ237は、プロセッサ235によって実行され得る、命令および/またはデータを記憶する。メモリ237は、図示される他のハードウェア構成要素と通信するために、バス220に結合される。命令および/またはデータは、本明細書に説明される技法の一部および/または全部を行なうためのコードを備えてもよい。メモリ237は、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)デバイス、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)デバイス、フラッシュメモリ、または当技術分野において公知のいくつかの他のメモリデバイスであってもよい。
【0037】
いくつかの実施形態では、データ記憶231は、ユーザに関連するデータ、情報、および命令を記憶する。そのような記憶された情報は、ユーザに関する情報およびライン110を介して入力されたアクティビティストリームによって読み出された他の情報を含む。一実施形態では、データ記憶231はまた、ソーシャルネットワークサーバ102a…102nによって利用されるデータおよび他の情報を記憶する。データ記憶231は、不揮発性メモリまたは類似の恒久的記憶デバイスおよび媒体、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−ROMデバイス、DVD−ROMデバイス、DVD−RAMデバイス、DVD−RWデバイス、フラッシュメモリデバイス、またはより恒久的ベースで情報を記憶するための当技術分野において公知のいくつかの他の大容量記憶デバイスである。データ記憶231は、ソーシャルネットワークアプリケーション104を含む、サーバ102aおよび102nの他の構成要素と通信するために、バス220によって結合される。
【0038】
特定のユーザに関して読み出されるいかなる情報も、ユーザプライバシーおよびユーザの任意の慎重に扱うべき情報を保護するために、ユーザからの必要な許可を得てのみ読み出されることに留意されたい。
【0039】
通信ユニット245は、ネットワーク105および他の構成要素とインターフェースをとる、ネットワークアダプタ202を含む。有線接続のためのポート、例えば、USB、SD、またはCAT−5等が挙げられる。通信ユニット245は、インターフェースモジュールとして機能し、プロセッサ235をネットワーク105にリンクし、順に、他の処理システムに結合されてもよい。通信ユニット245は、当業者に理解されるはずであるように、TCP/IP、HTTP、HTTPS、およびSMTP等の標準的ネットワークプロトコルを使用して、他の従来の接続をネットワーク105に提供する。他の実施形態では、通信ユニット245は、無線通信のために、WiFi、Bluetooth(登録商標)、またはセルラー通信を使用して、信号を送受信するための送受信機を含む。
【0040】
次に、図3を参照すると、例示的ビデオ通信アプリケーションモジュール106は、グループビデオ通信セッションの間、ユーザのためのアプリケーションを実行するためのフレームワークを形成する、ソフトウェアルーチンおよび命令を含む、複数の異なるモジュールを備える。アプリケーションは、「パーソナル」または「共有」のいずれかであってもよい。パーソナルアプリケーションは、特定のユーザ、例えば、ユーザ125aが、そのビデオ通信経験を向上させるために享受し得るものである。特定のユーザ125aは、パーソナルアプリケーション起動モジュール301を介して、任意の数のパーソナルアプリケーションを実行してもよい。一例として、パーソナルアプリケーションは、グラフィック(すなわち、ハット)およびオーディオ(すなわち、ヘッドスラップ)をレンダリングする「エフェクト」またはメモをとるアプリケーションを含む。これらのパーソナルアプリケーションは、ユーザ115aのデバイス上で並行して実行されてもよい。パーソナルアプリケーションの起動の代替として、またはそれに加え、ユーザは、共有アプリケーション起動モジュール303を介して、アプリケーションを実行し、別のユーザと共有してもよい。特定のユーザ125aによって選択されるパーソナルアプリケーションまたは共有アプリケーションはいずれも、ユーザインターフェースディスプレイモジュール305を介して、ユーザデバイス115a上に表示される。アプリケーション編成モジュール309は、ユーザによって起動されたアプリケーションの履歴をソートおよび編成する。アプリケーション共有モジュール313は、2人以上のユーザ間の共有を促進する。全事例において、許可モジュール307が、ユーザ間のアプリケーションの共有を監視し、全プライバシー要件が維持されることを確実にする。ユーザ接続モジュール311は、ビデオ通信のために、他のユーザとの接続を使用する。例えば、特定のユーザ125aは、単に、ソーシャルネットワークと関連付けられたそのアカウントまたは電子メールアカウント(ソーシャルネットワークとリンクまたは関連付けられる)において、「チャット」ウィンドウを開き、提供される「オプション」メニューをクリックし、無料のプラグイン(例えば、クイック2MBダウンロード)の1回限りのインストールを通して、ユーザ125aを誘導する、「音声/ビデオチャット追加」を選定してもよい。ユーザ125aは、次いで、その電子メールアカウントを再度開き、「チャット」ウィンドウ内の「オプション」リンクが「ビデオおよびその他」に変化していることに気付き得る。本メニューを開き、「ビデオチャット開始」をクリックすると、ユーザ125aは、高品質ビデオにおいて、その相手(発呼された当事者)の顔を見て、声を聞くことが可能となるはずである。ビデオを操作することによって、ユーザ125aは、ビデオを拡大し、そのサイズおよび位置を変更し、またはフル画面ディスプレイに切り替えてもよい。
【0041】
ビデオ通信アプリケーションモジュール106は、ソフトウェア通信機構320を経由して通信するアプリケーションを含む。ソフトウェア通信機構320は、オブジェクトバス(CORBA等)、ソフトウェアモジュール間の直接ソケット通信(TCP/IPソケット等)、リモートプロシージャコール、UDPブロードキャストおよび受信、HTTP接続、機能、またはプロシージャコール等であってもよい。さらに、通信の一部または全部は、セキュア(SSH、HTTPS等)であり得る。ソフトウェア通信は、ネットワーク、インターネット、バス220、それらの組み合わせ等、任意の下層ハードウェア上に実装されることができる。
【0042】
図4Aは、第三者によって、オンラインサービス、例えば、ソーシャルネットワークのユーザにアプリケーションを提供するための一般的方法の一実施例を図示する。本方法は、概して、参照番号400によって図示される。本方法は、複数のユーザ間の仮想フォーラム、設備、または部屋における、ビデオ通信交換、例えば、ビデオ会議、ビデオチャット、または任意のユーザ通信を伴う、ブロック402から開始する。本方法は、ブロック404に進み、その時点で、ユーザインターフェースディスプレイモジュール305内において、本方法は、1つ以上のパーソナルアプリケーションをビデオ通信に従事する複数のユーザからの個々のユーザに提供する。パーソナルアプリケーションは、個々のユーザがともにグループビデオ通信セッションに従事する、他のユーザを伴わずに、ビデオ通信において、個々のユーザの経験を向上させるように設計される。一例として、パーソナルアプリケーションは、ビデオおよびオーディオエフェクトを追加し、コンテンツの翻訳を行ない、メモをとる等のためのアプリケーションであってもよい。個々のユーザは、所望に応じて、複数のパーソナルアプリケーションを並行して起動および表示してもよい。
【0043】
ブロック402から、本方法はまた、ブロック406に進み、その時点で、本方法は、1つ以上の共有アプリケーションをグループビデオ通信に従事する複数のユーザに提供する。共有アプリケーションは、他のユーザを伴うように設計される。一例として、グループビデオ通信セッションに従事する複数のユーザの大部分または全員が、アクティビティに参加してもよい。一例として、共有アプリケーションは、カードまたはトリビアゲーム、ビデオの鑑賞または視聴、文書共同制作、あるいは同等物であってもよい。
【0044】
本方法は、ブロック408において、グループビデオ通信に従事する複数のユーザのためのパーソナルまたは共有アプリケーションのいずれかが起動される段階に進む。起動されたパーソナルアプリケーションは、その個々のユーザのみ、ブロック410によって図示されるように、これらを閲覧し得る。パーソナルアプリケーションの閲覧は、他のユーザによって閲覧されないようにブロックまたは制限され、パーソナルアプリケーションを起動または使用した個々のユーザのみ、それを閲覧することを可能にする。
【0045】
グループビデオ通信に従事するユーザによって選択されたアプリケーションは、記録され、アプリケーション履歴を作成し、ブロック412によって図示されるように、ユーザに表示される。本方法は、ブロック414に進み、その時点で、アプリケーションを共有するユーザ間の通信が、共有アクティビティ、例えば、カードゲームに参加する目的のために確立される。同様に、個々のユーザは、特定のユーザによって所望されるパーソナルアプリケーションのうちの1つ以上へのアクセスが提供される。
【0046】
本方法は、ブロック416に進み、その時点で、ユーザは、ユーザにお気に入りアプリケーションを標示または「ピン」する能力あるいは同等物を提供する等、多様なもののいずれかであり得る、ユーザインターフェース特徴が提供される。
【0047】
図4Bは、特定のユーザのためのパーソナルおよび共有アプリケーションを選択および取得する例示的方法を図示する。本方法は、ブロック420から開始し、アプリケーションの第三者プロバイダは、アプリケーションを作成し、ソーシャルネットワークサーバ102a、または具体的には、ビデオ通信アプリケーションモジュール106に登録する。本方法は、アプリケーションのための識別またはIDを作成する。一実施例として、ビデオ通信アプリケーションモジュール106は、任意のウェブページ(IFRAME内に含有される)をグループビデオ通信設備(または、設備によって定義されるエリア)内にロードする方法を構成する。また、ウェブページ(ウェブアプリケーションとして設計される)が、ユーザインターフェース305およびビデオ通信モジュール106の状態と相互作用することを可能にする、IFRAME境界を越えて定義されたAPI(「アプリケーションプログラミングインターフェース」)を通して、双方向通信を設定するために、それらのウェブページによって使用され得る、Java(登録商標)ファイルへのアクセスを提供する。
【0048】
ブロック422では、本方法は、ウェブページからのリンクを提供し、一実施例として、登録されたアプリケーションのために専用に作成されたURLを含有してもよい。本方法は、ブロック424に進み、その時点で、グループビデオ通信が、作成され、直接、登録されたアプリケーションをロードする。登録されたアプリケーションが、ブロック426において、起動されると、登録されたアプリケーションは、最近使用されたアプリケーションのユーザリストに追加される。URLは、具体的アプリケーションがロードされたグループビデオ通信または「ハングアウト」を起動してもよい。アプリケーションを起動するための本能力は、URLが、World Wide Web(「WWW」)上の任意の場所に効果され得るため、重要なバイラル発見特徴である。加えて、URLは、他のユーザによって容易にブラウズされ得るように、アプリケーションを各ユーザの履歴に追加するように構成される。これは、再び、バイラル発見特徴である。アプリケーションの一覧は、具体的アプリケーションのためのURL(「アプリURL」)を介してロードされるアプリケーションを含み得る、登録されたアプリケーションのリストおよび組み合わせられたユーザ履歴へのアクセスを提供する。ブロック428では、ユーザは、「お気に入り」アプリケーションを示す、またはアプリケーションを「ピン」するための標示が提供される。
【0049】
図4Cは、複数のユーザのための「共有」アプリケーションを選択および取得するさらに別の例示的方法を図示する。本方法は、開始し、ブロック430に進み、その時点で、特定のユーザが、別のユーザが特定のアプリケーションを以前に使用したビデオ通信に接続されてもよい。本方法は、ブロック432に進み、その時点で、ユーザ要求に応じて、以前に使用されたアプリケーションが、ロードされる。
【0050】
図4Dは、複数のユーザによって使用するための「共有」アプリケーションを選択および取得するさらに別の例示的方法を図示する。本方法は、開始し、ブロック434に進み、その時点で、特定のユーザは、「アプリペイン」が提供され、そこから、特定のユーザは、特定の「共有アプリケーション」を選択してもよい。本方法は、ブロック436に進み、その段階で、選択された特定のアプリケーションが、ユーザデバイスにロードされ、アプリケーションは、最近使用されたアプリケーションリストまたは履歴に追加される。本方法は、ブロック438に進み、その時点で、特定のユーザは、アプリケーションをお気に入りとして指定する機会を提供され、またはユーザは、さらなる使用のために、アプリケーションを「ピン」することが可能にとなる。
【0051】
図5は、特定のユーザまたは複数のユーザに表示するためのアプリケーションを編成するための例示的方法である。本方法は、ブロック502から開始し、その時点で、「パーソナル」および「共有」アプリケーションのリストが、これらのアプリケーションが、ユーザによって使用されるにつれて、またはその後、各ユーザのために作成される。ブロック504に図示されるように、「パーソナル」および「共有」アプリケーションのリストは、ユーザインターフェース上に表示するために、最近使用されたアプリケーションに基づいて編成され、各ユーザに提示される。ブロック506にさらに図示されるように、特定のユーザのための「お気に入り」アプリケーションのリストが作成され、ユーザに表示されてもよい。ブロック508では、お気に入りアプリケーションは、ソートされ、リストが、最近使用されたお気に入りアプリケーションに基づいて作成される。ブロック510では、本方法は、現在使用中のアプリケーションをユーザに、具体的には、「パーソナル」アプリケーションを個々のユーザに、「共有」アプリケーションを全ユーザに表示する。
【0052】
次に、図6を参照すると、一実施例では、グループビデオ通信に従事する各ユーザは、ユーザインターフェースが提示される。図6は、概して、ユーザインターフェース600の一実施例を図示する。ユーザインターフェースは、他の方法で構成されてもよいことを認識されたい。図示される実施例は、ディスプレイウィンドウまたは画面610を有する、ディスプレイパネル602a内の特定のユーザ125aのためのユーザインターフェースを示す。ディスプレイパネル602aは、複数のタブまたはボタン602a、602b、602c、602d、および602eを示し、他のユーザがグループビデオ通信セッションに従事していることを示す。ディスプレイパネル602aの右側では、標示は、「共有」アプリケーションの実施例、例えば、620aにはカードゲーム、620bには、例えば、ビデオ/オーディオエフェクトのための「パーソナル」アプリケーション、620cには、例えば、共有ビデオ視聴のための「共有」アプリケーション、620nには、例えば、文書共同制作のための別の「共有」アプリケーションを示す。
【0053】
次に、図7を参照すると、ユーザインターフェースの実施例が、「共有」アプリケーションとともに、700に図示される。「共有」アプリケーションは、カードゲームであって、ユーザ125aおよび125bは、参加者である。ユーザ125aは、ディスプレイウィンドウまたは画面602aに図示され、ユーザ125bは、ディスプレイウィンドウまたは画面602bに図示される。本ゲームに従事していない、他のユーザ125c、125d、および125eは、適切な場所、例えば、ユーザインターフェース700の下側の、それぞれ、ディスプレイウィンドウ602c、602d、および602eに図示される。他のアプリケーション620c、620b、および620nは、サイドパネル上に表示され、ユーザ125b(ユーザ2)、ユーザ125c(ユーザ3)、およびユーザ125d(ユーザ4)は、特定のアプリケーションが使用されている持続時間の指標とともに、順番に示される。例えば、共有ビデオ視聴を促進するための「共有」アプリケーションは、参照番号710cによって図示されるように、2時間、使用中である。同様に、ビデオ/オーディオエフェクトを作成するための「パーソナル」アプリケーションは、パーソナルアプリケーションが使用中である持続時間、例えば、1日の指標とともに、参照番号620bによって図示される。参照番号620nによって図示される文書共同制作のための「共有」アプリケーションの別の実施例は、共有アプリケーションが使用中である持続時間、例えば、30日の指標とともに、図示される。
【0054】
次に、図8を参照すると、「パーソナル」アプリケーションを示す、ユーザインターフェース800の一実施例のグラフィカル表現が、図示される。パーソナルアプリケーションは、特定のユーザの経験を向上させるためのビデオ/オーディオエフェクト(ディスプレイウィンドウ620b内に現れる円形によって図示される)を図示する。ユーザ125aは、ディスプレイウィンドウ502a内に表示される。下側には、グループビデオ通信に従事する、他のユーザ125b、125c、125d、および125eが、それぞれ、ディスプレイウィンドウ602b、602c、602d、および602eに現れる。
【0055】
図9を参照すると、6人のユーザ、例えば、125a…125f間のグループビデオ通信の実施例を図示する、グラフィカル表現が、図示される。本実施例は、一例として、共有アプリケーション、例えば、ビデオの視聴または鑑賞に従事するユーザ125aおよび125bを図示する。ビデオ通信は、一次通信チャネル902に沿って生じ、共有アクティビティは、通信ライン902に沿って生じ、通信チャネル910(破線で示される)は、他の通信のために使用される。これらの2つのユーザ125aおよび125bの周囲の破線内の円形は、共有アプリケーションにおけるこれらのユーザによる共有参加を図示する。図示される実施例では、ユーザ125cは、ビデオ/オーディオエフェクトを用いて、その経験を向上させる「パーソナル」アプリケーションに従事する。他のユーザを除外する、本孤立行使は、ユーザ125cを囲繞する破線によって図示される。ユーザ125cと本グループビデオ通信フォーラム、設備、または部屋内の他のユーザとの間のビデオ通信は、ライン902によって図示される通信チャネルに沿ってフローする。さらに別の実施例は、ユーザ125eおよび125fが、「共有」アプリケーション、例えば、カードゲームに従事することを図示し、共有アクティビティに関する通信は、一次チャネル902に沿ったビデオ通信フローを引き継ぎ、任意の他の通信は、二次チャネル910に沿ってフローする。
【0056】
前述の説明では、説明の目的のために、多数の具体的詳細が、説明される技術の完全な理解を提供するために示される。しかしながら、本技術が、これらの具体的詳細を伴わずに実践されることができることは、当業者に明白となるはずである。他の事例では、構造およびデバイスが、本技術を曖昧にすることを回避するために、ブロック図形態で示される。例えば、本技術は、ユーザインターフェースおよび特定のハードウェアを参照して前述で示されたいくつかの実施形態を用いて説明される。しかしながら、本技術は、データおよびコマンドを受信するように構成される、任意のタイプのコンピューティングデバイス、およびサービスを提供する任意のデバイスに適用され、かつそれらを含む。さらに、本技術は、主に、オンラインコミュニティまたはサービスのユーザ間のグループビデオ通信セッションに照らして前述されている。しかしながら、当業者は、本技術が、任意のタイプのグループビデオ通信セッションに適用され、ソーシャルネットワーク以外の他のビデオ通信アプリケーションに使用されてもよいことを理解するはずである。特に、オンラインサービスにおけるグループビデオ通信セッションは、パーソナルおよび共有アプリケーションへのアクセスを可能にする。
【0057】
本明細書では、「一実施形態」、「ある実施形態」、または「いくつかの実施形態」という言及は、単に、1つ以上の実施形態と併せて説明される、1つ以上の特定の特徴、構造、または特性が、説明される少なくとも1つ以上の実施形態に含まれることを意味する。本明細書内の種々の場所における語句「一実施形態では」の表出は、必ずしも全て、同一の実施形態を参照するわけではない。
【0058】
前述の発明を実施するための形態のいくつかの部分は、1つ以上のコンピューティングデバイスのいずれかのコンピュータメモリ内のデータビットに関して、動作のアルゴリズムおよび象徴的表現の観点で提示されている。これらのアルゴリズムの説明および表現は、他の当業者にその研究の実体を最も効果的に伝えるために、データ処理技術の当業者によって使用される手段である。アルゴリズムは、本明細書に示されるように、概して、所望の結果につながる自己矛盾のない、一連のステップと見なされる。ステップとは、ある物理的量の物理的操作を要求するものである。通常、必ずしもではないが、これらの量は、記憶、転送、組み合わせ、比較、および別様に操作されることが可能な電気または磁気信号の形態をとる。時として、主に、一般的使用の理由から、これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字、または同等物として参照することが便宜的であることが証明されている。
【0059】
しかしながら、これらおよび類似用語は全て、適切な物理的量と関連付けられるべきであって、単に、これらの量に適用された便宜的標識であることを理解されたい。具体的にそうでないことが記載されない限り、先行する議論から明白であるように、説明全体を通して、「処理」、「コンピューティング」、「計算」、「判定」、または「表示」、あるいは同等物等の用語を利用する議論は、コンピュータシステム、あるいはコンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理的(電子)量として表されるデータを操作し、コンピュータシステムメモリまたはレジスタあるいは他のそのような情報記憶、伝送、またはディスプレイデバイス内の物理的量として表される他のデータに変換する、類似電子コンピューティングデバイスのアクションおよびプロセスを指すことを理解されたい。
【0060】
本技術はまた、本明細書に説明される動作を行なうための装置に関する。本装置は、要求される目的のために特別に構築されてもよく、あるいは汎用コンピュータまたはモバイルデバイス、例えば、選択的に、コンピュータまたはモバイルデバイス内に記憶されたコンピュータプログラムによってアクティブ化または再構成される、電話またはタブレットを備えてもよい。そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、限定されないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD−ROM、磁気ディスクを含む、任意のタイプのディスク、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気または光学カード、それぞれ、コンピュータシステムバスに結合される、不揮発性メモリまたは電子命令を記憶するために好適な任意のタイプの媒体を伴う、USBキーを含む、フラッシュメモリ内に記憶されてもよい。
【0061】
本技術は、全体的にハードウェア実施形態、全体的にソフトウェア実施形態、またはハードウェアおよびソフトウェア構成要素の両方を含有される実施形態の形態をとることができる。いくつかの実施形態では、本技術は、限定ではないが、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む、ソフトウェア内に実装される。
【0062】
さらに、本技術は、コンピュータまたは任意の命令実行システムによって、あるいはそれと併せて、使用するためのプログラムコードを提供する、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。本説明の目的のために、コンピュータ使用可能またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、あるいはそれと併せて使用するために、プログラムを含有、記憶、通信、伝搬、またはトランスポートすることができる、任意の装置であってもよい。
【0063】
プログラムコードを記憶および/または実行するために好適なデータ処理システムは、直接または間接的に、システムバスを通して、メモリ要素に結合される、少なくとも1つのプロセッサを含む。メモリ要素は、プログラムコードの実際の実行の際に採用されるローカルメモリ、バルク記憶、およびコードが、実行の間、バルク記憶から読み出されなければならない回数を減少させるために、少なくともいくつかのプログラムコードの一時的記憶を提供する、キャッシュメモリを含むことができる。
【0064】
入力/出力またはI/Oデバイス(キーボード、ディスプレイ、ポインティングデバイス等を含むが、それらに限定されない)は、直接または介在I/Oコントローラを通してのいずれかにおいて、システムに結合されることができる。
【0065】
通信ユニットは、同様に、介在するプライベートまたは公衆ネットワークのいずれかのうちの1つ以上を通して、他のデータ処理システム、遠隔プリンタ、または記憶デバイスにそれらを結合させることが可能なシステムに結合され得る、ネットワークアダプタを含む。モデム、ケーブルモデム、およびEthernet(登録商標)カードは、現在利用可能なタイプのネットワークアダプタのいくつかの実施例にすぎない。
【0066】
最後に、本願に提示されるアルゴリズムおよびディスプレイは、本質的に、任意の特定のコンピュータまたは他の装置に関連しない。種々の汎用システムが、本明細書における教示に従うプログラムと併用されてもよく、または要求される方法ステップを行なうために、より特殊な装置を構築することが便宜的であることも証明され得る。種々のこれらのシステムのために要求される構造は、前述の説明に概略されている。加えて、本技術は、任意の特定のプログラミング言語を参照して説明されない。種々のプログラミング言語が、本明細書に説明されるような技術を実装するために使用されてもよいことを理解されたい。
【0067】
本技術の実施形態の前述の説明は、例証および説明の目的のために提示されている。包括的であること、または本技術を開示される精密な形態に限定することを意図するものではない。多くの修正および変形例が、前述の教示に照らして、可能性として考えられる。本技術の範囲は、本発明を実施するための形態によってではなく、本願の請求項によって制限されることが意図される。当業者によって理解されるはずであるように、本技術は、その精神または本質的特性から逸脱することなく、他の具体的形態において具現化されてもよい。同様に、モジュール、ルーチン、特徴、属性、方法論、および他の側面の特定の名称および分割は、必須または重要ではなく、本開示またはその特徴を実装する機構は、異なる名称、分割、および/または形式を有してもよい。さらに、当業者に明白となるはずであるように、モジュール、ルーチン、特徴、属性、方法論、および本技術の他の側面は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれら3つの任意の組み合わせとして実装されることができる。また、その実施例がモジュールである、本技術のどの構成要素が、ソフトウェアとして実装されようとも、構成要素は、独立型プログラムとして、より大きなプログラムの一部として、複数の別個のプログラムとして、静的または動的にリンクされたライブラリとして、カーネルロード可能モジュールとして、デバイスドライバとして、および/またはコンピュータプログラミングの当業者に現在または将来公知となるあらゆる他の方法として実装されることができる。加えて、本技術は、任意の具体的プログラミング言語における、あるいは任意の具体的オペレーティングシステムまたは環境のための実装にいかようにも限定されない。故に、本技術の開示は、以下の請求項に記載される本開示の範囲の限定ではなく、例証であることが意図される。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6
図7
図8
図9