【実施例】
【0097】
<実施例1>
1本の129g/m
2 ナイロン/Roica(登録商標)伸縮織布材(台湾,トウリウ(Touliu),ホルモサタフェタ社(Formosa Taffeta Co.)製のStyle GNS3)および1本のポリウレタンコーティングされたePTFEを入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ポリウレタン(PU)の適用は、ePTFE膜をコーティングし、膜の細孔にそれを少なくとも部分的に浸透させ、続いて硬化させることで行った。
【0098】
剥離紙215は、
図12に示されるハニカム(六角形)パターンを用いてレーザーで切断した。六角形の空隙部220を、10mmの幅で切断し、剥離紙230の幅4mmのストリップで分離されるようにした。この剥離紙を、コーティングした膜のePTFE側に配置し、この剥離紙プラス膜を、グラビアプリンターに供給した。この実施例では用いなかったが、
図17に示される別の選択肢としての実施形態では、適用された接着剤パターン(
図18に符号317として概略的に示される)をその上に有するグラビアロール315が、接着剤を機能性フィルム層(例:コーティングされた膜)へ転写してもよく、それによって、剥離紙215の必要性が排除される。グラビアロール325の一部分325が
図18に示され、接着剤パターン317および非接着剤領域327の両方を含有している。
【0099】
ここで
図13を参照すると、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。膜のePTFE側にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。500ミクロン径のドットを、39%の被覆面積パーセントで、ePTFE膜260の非マスク領域に適用した。本明細書で用いられる場合、接着剤の「被覆面積パーセント」の用語は、任意の領域中の接着剤の全2次元面積をその領域の面積で除し、100%を掛けたものを示すことを意図している。伸縮織布材に張力を掛け、剥離紙215(マスク)を除去し、伸縮織布テキスタイル270を、膜260の接着剤側に配置した。テキスタイル270上に張力を維持した状態で、得られた積層体280をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0100】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、テキスタイルの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。六角形パターンは肉眼で視認可能であった。このサンプルは、剥離紙の六角形空隙部に相当する領域での局所的な湾曲を示した。これらの領域の凹面は、積層体のテキスタイル側に向いていた。
【0101】
湾曲セクションの幅は、7.3mm、深さは、0.9mm、湾曲部の半径は、7.8mmであった。得られた積層体の質量は、173g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、10048g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。積層体の単位質量あたりの熱抵抗は、0.090(m
2K/W)/(kg/m
2)であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0051mm/(g/m
2)であった。
【0102】
<実施例2>
以下を除いては実施例1に概ね記載した通りに、別の積層体を作製した。テキスタイルは、93.2g/m
2のナイロン織布(サウスカロライナ州,スパータンバーグ,ミリケン(Milliken)製Style 131913)であり、剥離紙の六角形空隙部は、30mm幅であり、幅6mmの剥離紙のストリップで分離されており、テキスタイルは、予め伸長はせず、追加の接着剤ドットを、ePTFEのコーティングされた側にも適用し、テキスタイルの第三の層、37.3g/m
2のポリエステルニット(ノースカロライナ州,グレンラーベン,グレンラーベン製Style A1012)を、ナイロン織布テキスタイルとは反対側の接着剤へ添付した。
【0103】
得られた積層体の質量は、180g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、7069g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。積層体の単位質量あたりの熱抵抗は、0.024(m
2K/W)/(kg/m
2)であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0021mm/(g/m
2)であった。結合領域の曲げ弾性率は、11.3MPaであった。非結合領域の曲げ弾性率は、2.40MPaであった。
【0104】
<実施例3>
1本の37.3g/m
2 ナイロン織布材(サウスカロライナ州,スパータンバーグ,ミリケン製Style 130970)および1本のePTFE膜を入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.126mm、密度=0.402g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=28.5×10
6Pa、横方向のマトリックス引張強度=144.3×10
6Pa、気泡点=9.55×10
4Pa。ePTFE膜を、厚さ25.4ミクロンのモノリシック熱可塑性ポリウレタンフィルム(マサチューセッツ州,サウスディアフィールド,ディアフィールドウレタン(Deerfield Urethane)製、パーツ番号PT1710S)に、12から15g/m
2の被覆率で適用した通気性ポリウレタン接着剤の連続層を用いて積層した。この通気性ポリウレタン接着剤は、Robert Hennの米国特許第4,532,316号に記載のように、水分硬化ポリエーテルポリウレタン接着剤であった。
【0105】
幅4mmおよび深さ2mmのチャネル300で分離された10mm幅の持ち上がった六角形領域290から成るパターン化されたゴムロールを用いて、テキスタイルをグラビアロールへプレスした。そのようなパターン化されたゴムロール310の一部分を
図14に示す。ポリウレタン接着剤240を入手し、
図15に示すように、ロール250を介して加熱接着剤ドットをテキスタイル320に適用するために、プリンターに充填した。335ミクロン径のドットを、主としてパターン化されたゴムロール310の持ち上がった部分に支持された領域において、53%の被覆面積パーセントでテキスタイル320に適用した。ePTFE/PUフィルム330に張力を掛け、フィルムのPU側を、コーティングされたテキスタイルの接着剤側に配置した。ePTFE/PUフィルム330の張力を維持した状態で、得られた積層体340をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0106】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、フィルムの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。六角形パターンは肉眼で視認可能であった。このサンプルは、パターン化されたゴムロールの持ち上がった六角形領域に相当する領域での局所的な湾曲を示した。これらの領域の凹面は、積層体のフィルム側に向いていた。
【0107】
湾曲セクションの幅は、6.7mm、深さは、2.3mm、湾曲部の半径は、3.6mmであった。得られた積層体の質量は、202g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、4243g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。積層体の単位質量あたりの熱抵抗は、0.204(m
2K/W)/(kg/m
2)であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.010mm/(g/m
2)であった。
【0108】
<実施例4>
1本の129g/m
2 ナイロン/Roica(登録商標)伸縮織布材(台湾,トウリウ,ホルモサタフェタ社製のStyle GNS3)および1本のポリウレタンコーティングされたePTFEを入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ポリウレタン(PU)の適用は、ePTFE膜をコーティングし、膜の細孔にそれを少なくとも部分的に浸透させ、続いて硬化させることで行った。
【0109】
剥離紙215は、
図12に示されるハニカム(六角形)パターンを用いてレーザーで切断した。六角形の空隙部220を、10mmの幅で切断し、剥離紙230の幅4mmのストリップで分離されるようにした。この剥離紙を、コーティングした膜のePTFE側に配置し、この剥離紙プラス膜を、グラビアプリンターに供給した。この実施例では用いなかったが、
図17に示される別の選択肢としての実施形態では、適用された接着剤パターン(
図18に符号317として概略的に示される)をその上に有するグラビアロール315が、接着剤を機能性フィルム層(例:コーティングされた膜)へ転写してもよく、それによって、剥離紙215の必要性が排除される。グラビアロール325の一部分325が
図18に示され、接着剤パターン317および非接着剤領域327の両方を含有している。
【0110】
ここで
図13を参照すると、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。膜のePTFE側にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。500ミクロン径のドットを、39%の被覆面積パーセントで、ePTFE膜260の非マスク領域に適用した。本明細書で用いられる場合、接着剤の「被覆面積パーセント」の用語は、任意の領域中の接着剤の全2次元面積をその領域の面積で除し、100%を掛けたものを示すことを意図している。伸縮織布材に張力を掛け、剥離紙215(マスク)を除去し、伸縮織布テキスタイル270を、膜260の接着剤側に配置した。テキスタイル270上に張力を維持した状態で、得られた積層体280をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0111】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、テキスタイルの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。六角形パターンは肉眼で視認可能であった。このサンプルは、剥離紙の六角形空隙部に相当する領域での局所的な湾曲を示した。これらの領域の凹面は、積層体のテキスタイル側に向いていた。
【0112】
湾曲セクションの幅は、7.3mm、深さは、0.9mm、湾曲部の半径は、7.8mmであった。得られた積層体の質量は、173g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、10048g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。積層体の単位質量あたりの熱抵抗は、0.090(m
2K/W)/(kg/m
2)であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0051mm/(g/m
2)であった。
【0113】
<実施例5>
以下を除いては実施例1に概ね記載した通りに、別の積層体を作製した。テキスタイルは、93.2g/m
2のナイロン織布(サウスカロライナ州,スパータンバーグ,ミリケン製Style 131913)であり、剥離紙の六角形空隙部は、30mm幅であり、幅6mmの剥離紙のストリップで分離されており、テキスタイルは、予め伸長はせず、追加の接着剤ドットを、ePTFEのコーティングされた側にも適用し、テキスタイルの第三の層、37.3g/m
2のポリエステルニット(ノースカロライナ州,グレンラーベン,グレンラーベン製Style A1012)を、ナイロン織布テキスタイルとは反対側の接着剤へ添付した。
【0114】
得られた積層体の質量は、180g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、7069g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。積層体の単位質量あたりの熱抵抗は、0.024(m
2K/W)/(kg/m
2)であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0021mm/(g/m
2)であった。結合領域の曲げ弾性率は、11.3MPaであった。非結合領域の曲げ弾性率は、2.40MPaであった。
【0115】
<実施例6>
1本の49.0g/m
2 ナイロン織布材(サウスカロライナ州,スパータンバーグ,ミリケン製Style 131907)および1枚のePTFE膜を入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.126mm、密度=0.402g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=28.5×10
6Pa、横方向のマトリックス引張強度=144.3×10
6Pa、気泡点=9.55×10
4Pa。ePTFE膜を、厚さ25.4ミクロンのモノリシック熱可塑性ポリウレタンフィルム(マサチューセッツ州,サウスディアフィールド,ディアフィールドウレタン製、パーツ番号PT1710S)に、12から15g/m
2の被覆率で適用した通気性ポリウレタン接着剤の連続層を用いて積層した。この通気性ポリウレタン接着剤は、Robert Hennの米国特許第4,532,316号に記載のように、水分硬化ポリエーテルポリウレタン接着剤であった。
【0116】
幅4mmおよび深さ2mmのチャネル300で分離された10mm幅の持ち上がった六角形領域290から成るパターン化されたゴムロールを用いて、テキスタイルをグラビアロールへプレスした。そのようなパターン化されたゴムロール310の一部分を
図14に示す。ポリウレタン接着剤240を入手し、
図15に示すように、ロール250を介して加熱接着剤ドットをテキスタイル320に適用するために、プリンターに充填した。335ミクロン径のドットを、主としてパターン化されたゴムロール310の持ち上がった部分に支持された領域において、53%の被覆面積パーセントでテキスタイル320に適用した。ePTFE/PUフィルム330に張力を掛け、フィルムのPU側を、コーティングされたテキスタイルの接着剤側に配置した。ePTFE/PUフィルム330の張力を維持した状態で、得られた積層体340をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0117】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、フィルムの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。六角形パターンは肉眼で視認可能であった。このサンプルは、パターン化されたゴムロールの持ち上がった六角形領域に相当する領域での局所的な湾曲を示した。これらの領域の凹面は、積層体のフィルム側に向いていた。
【0118】
湾曲セクションの幅は、6.7mm、深さは、2.3mm、湾曲部の半径は、3.6mmであった。得られた積層体の質量は、202g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、4243g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。積層体の単位質量あたりの熱抵抗は、0.204(m
2K/W)/(kg/m
2)であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.010mm/(g/m
2)であった。
【0119】
<実施例7>
1本の137.7g/m
2 ナイロン/エラステイン伸縮織布材(台湾,台北,キアヘルインダストリアル社(Chia Her Industrial Co.)製のStyle Q4410)および1本のポリウレタンコーティングされたePTFEを入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ポリウレタン(PU)の適用は、ePTFE膜をコーティングし、膜の細孔にそれを少なくとも部分的に浸透させ、続いて硬化させることで行った。
【0120】
剥離紙215は、
図12に示されるハニカム(六角形)パターンを用いてレーザーで切断した。六角形の空隙部220を、10mmの幅で切断し、剥離紙230の幅4mmのストリップで分離されるようにした。この剥離紙を、コーティングした膜のePTFE側に配置し、この剥離紙プラス膜を、グラビアプリンターに供給した。
図17に示される別の選択肢としての実施形態では、適用された接着剤パターン(
図18に符号317として概略的に示される)をその上に有するグラビアロール315が、接着剤を機能性フィルム層(例:コーティングされた膜)へ転写してもよく、それによって、剥離紙215の必要性が排除される。グラビアロール325の一部分が
図18に示され、接着剤パターン317および非接着剤領域327の両方を含有している。
【0121】
ここで
図13を参照すると、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。膜のePTFE側にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。305ミクロン幅の正方形接着剤ドットを、83%の被覆面積パーセントで、ePTFE膜260の非マスク領域に適用した。本明細書で用いられる場合、接着剤の「被覆面積パーセント」の用語は、任意の領域中の接着剤の全2次元面積をその領域の面積で除し、100%を掛けたものを示すことを意図している。伸縮織布材に張力を掛け、剥離紙215(マスク)を除去し、伸縮織布テキスタイル270を、膜260の接着剤側に配置した。テキスタイル270上に張力を維持した状態で、得られた積層体280をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0122】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、テキスタイルの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。六角形パターンは肉眼で視認可能であった。このサンプルは、剥離紙の六角形空隙部に相当する領域での局所的な湾曲を示した。これらの領域の凹面は、積層体のテキスタイル側に向いていた。
【0123】
湾曲セクションの幅は、6.37mm、深さは、2.54mm、湾曲部の半径は、3.27mmであった。得られた積層体の質量は、194.5g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、4470g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.014mm/(g/m
2)であった。サンプルの20%歪時伸縮力は、0.23ポンドであった。加工前の伸縮織布材の20%歪時伸縮力は、0.73ポンドであった。
【0124】
<比較例1>
比較用の先行技術の伸縮材を、以下の方法で組み立て、比較の目的で、記載のようにして試験した。1本の137.7g/m
2 ナイロン/エラステイン伸縮織布材(台湾,台北,キアヘルインダストリアル社製のStyle Q4410)および1本のポリウレタンコーティングされたePTFEを入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ポリウレタン(PU)の適用は、ePTFE膜をコーティングし、膜の細孔にそれを少なくとも部分的に浸透させ、続いて硬化させることで行った。
【0125】
ここで
図13を参照すると、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。膜のePTFE側にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。500ミクロン径接着剤ドットを、40%の被覆面積パーセントで、ePTFE膜260に適用した。本明細書で用いられる場合、接着剤の「被覆面積パーセント」の用語は、任意の領域中の接着剤の全2次元面積をその領域の面積で除し、100%を掛けたものを示すことを意図している。伸縮織布材270に張力を掛け、膜260の接着剤側に配置した。テキスタイル270上に張力を維持した状態で、得られた積層体280をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0126】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、テキスタイルの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。
【0127】
得られた積層体の質量は、164.4g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、13540g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0035mm/(g/m
2)であった。サンプルの20%歪時伸縮力は、5.25ポンドであった。
【0128】
<実施例8>
1本の49.0g/m
2 ナイロン織布材(サウスカロライナ州,スパータンバーグ,ミリケン製Style 131907)および1本のePTFE膜を入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ePTFE膜を、厚さ25.4ミクロンのモノリシック熱可塑性ポリウレタンフィルム(マサチューセッツ州,サウスディアフィールド,ディアフィールドウレタン製、パーツ番号PT1710S)に、12から15g/m
2の被覆率で適用した通気性ポリウレタン接着剤の連続層を用いて積層した。この通気性ポリウレタン接着剤は、Robert Hennの米国特許第4,532,316号に記載のように、水分硬化ポリエーテルポリウレタン接着剤であった。
【0129】
剥離紙215は、
図12に示されるハニカム(六角形)パターンを用いてレーザーで切断した。六角形の空隙部220を、10mmの幅で切断し、剥離紙230の幅4mmのストリップで分離されるようにした。この剥離紙を、織布材上に配置し、この剥離紙プラス織布材を、グラビアプリンターに供給した。
図17に示される別の選択肢としての実施形態では、適用された接着剤パターン(
図18に317として概略的に示される)をその上に有するグラビアロール315が、接着剤を織布材へ転写してもよく、それによって、剥離紙215の必要性が排除される。グラビアロール325の一部分が
図18に示され、接着剤パターン317および非接着剤領域327の両方を含有している。
【0130】
ここで
図13を参照すると、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。織布材にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。305ミクロン幅の正方形接着剤ドットを、83%の被覆面積パーセントで、織布材320の非マスク領域に適用した。本明細書で用いられる場合、接着剤の「被覆面積パーセント」の用語は、任意の領域中の接着剤の全2次元面積をその領域の面積で除し、100%を掛けたものを示すことを意図している。ePTFE/ポリウレタンフィルムに張力を掛け、剥離紙215(マスク)を除去し、ePTFE/ポリウレタンフィルム330を、織布材320の接着剤側に配置した。ePTFE/ポリウレタンフィルム330上に張力を維持した状態で、得られた積層体340をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0131】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、フィルムの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。六角形パターンは肉眼で視認可能であった。このサンプルは、剥離紙の六角形空隙部に相当する領域での局所的な湾曲を示した。これらの領域の凹面は、積層体のフィルム側に向いていた。
【0132】
湾曲セクションの幅は、6.07mm、深さは、2.88mm、湾曲部の半径は、3.04mmであった。得られた積層体の質量は、247g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、3255g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.013mm/(g/m
2)であった。サンプルの20%歪時伸縮力は、0.77ポンドであった。加工前のePTFE/ポリウレタンフィルムの20%歪時伸縮力は、6.63ポンドであった。
【0133】
<比較例2>
比較用の先行技術の伸縮材を、以下の方法で組み立て、比較の目的で、記載のようにして試験した。1本の49.0g/m
2 ナイロン織布材(サウスカロライナ州,スパータンバーグ,ミリケン製Style 131907)および1本のePTFE膜を入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ePTFE膜を、厚さ25.4ミクロンのモノリシック熱可塑性ポリウレタンフィルム(マサチューセッツ州,サウスディアフィールド,ディアフィールドウレタン製、パーツ番号PT1710S)に、12から15g/m
2の被覆率で適用した通気性ポリウレタン接着剤の連続層を用いて積層した。この通気性ポリウレタン接着剤は、Robert Hennの米国特許第4,532,316号に記載のように、水分硬化ポリエーテルポリウレタン接着剤であった。
【0134】
ここで
図13を参照すると、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。織布材にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。390ミクロン幅の正方形接着剤ドットを、15.5%の被覆面積パーセントで、織布材320の非マスク領域に適用した。本明細書で用いられる場合、接着剤の「被覆面積パーセント」の用語は、任意の領域中の接着剤の全2次元面積をその領域の面積で除し、100%を掛けたものを示すことを意図している。ePTFE/ポリウレタンフィルム330に張力を掛け、織布材320の接着剤側に配置した。ePTFE/ポリウレタンフィルム330上に張力を維持した状態で、得られた積層体340をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0135】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、フィルムの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。
【0136】
得られた積層体の質量は、149.2g/m
2であった。サンプルの水蒸気透過率は、6784g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0036mm/(g/m
2)であった。サンプルの20%歪時伸縮力は、6.39ポンドであった。
【0137】
<実施例9>
1本の79.4g/m
2 ポリエステルニット材(台湾,台北,タートンテキスタイル社(Tah Tong Textile Co.)製Style MT‐O50)および1本のポリウレタンコーティングされたePTFEを入手した。ePTFEは、以下の特性を有していた:厚さ=0.043mm、密度=0.41g/cc、縦方向のマトリックス引張強度=31×10
6MPa、横方向のマトリックス引張強度=93×10
6MPa、気泡点=1.5×10
5MPa。ポリウレタン(PU)の適用は、ePTFE膜をコーティングし、膜の細孔にそれを少なくとも部分的に浸透させ、続いて硬化させることで行った。
【0138】
剥離紙410は、
図19に示されるパターンを用いてレーザーで切断した。空隙部420の寸法は、幅3mm、長さ27mmであり、剥離紙410の幅5mmのストリップで分離されるようにした。この剥離紙410を、コーティングされた膜のePTFE側に配置し、この剥離紙プラス膜を、グラビアプリンターに供給した。
【0139】
図13を概略的に参照すると、剥離紙215を、空隙部420の長い方の辺が縦方向に合わせられた剥離紙410に置き換えた以外は、2層積層体を形成するための加工ラインの一部分を見ることができる。膜のePTFE側にロール250を介して加熱接着剤ドットを適用するために、別のポリウレタン240を入手し、プリンターに充填した。接着剤を、ePTFE膜260の非マスク領域に適用した。剥離紙410(マスク)を除去し、ニット材270を、膜260の接着剤側に配置した。ニット270上に張力を維持した状態で、得られた積層体280をロール(図示せず)に巻き取り、水分硬化させたが、それにはおよそ2日間を要した。
【0140】
水分硬化の後、積層体を巻き出し、弛緩させ、それによって、テキスタイルの初期の張力が掛かっていない状態に戻した。この張力の低下により、ニットは、クロスウェブ方向、すなわち、テキスタイルの平面内のニットテキスタイルの編み段に対して直角の方向に伸長し、その結果、ニットは、剥離紙の空隙部に相当しない領域で曲がり、折り畳まれた。
【0141】
得られた積層体の質量は、298g/m
2であった。サンプルの厚さ対単位面積当たり質量比は、0.0077mm/(g/m
2)であった。サンプルの水蒸気透過率は、6480g/m
2/24時間であった。サンプルは、防液体性および通気性であった。
【0142】
本出願の発明を、一般的に、および具体的実施形態に関しての両方で、上記に記載した。本発明は、以下で示す請求項の列挙を除いて、それ以外で限定されるものではない。
本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[71]に記載する。
[1]
機能性フィルム層;
第一のテキスタイル;ならびに
前記機能性フィルム層および前記第一のテキスタイルを結合する第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域、および実質的に接着剤フリーである領域を含有し、ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占めている、第一の接着剤層、
を含む積層物品であって、
ここで、前記接着剤領域は、少なくとも1つの特徴的形状を有し、前記少なくとも1つの形状は、2回以上繰り返され、および
ここで、前記積層物品は、前記実質的に接着剤フリーである領域で選択的に屈曲する、
積層物品。
[2]
前記実質的に接着剤フリーである領域が、前記接着剤領域の輪郭を描く持ち上がった視認可能な部分を形成する、項目1に記載の積層物品。
前記持ち上がった部分における前記機能性フィルム層と前記第二のテキスタイルとの間。
[3]
前記実質的に接着剤フリーである領域が、約2mmよりも大きい幅を有する、項目1に記載の積層物品。
[4]
前記実質的に接着剤フリーである領域が、前記接着剤領域の輪郭を描く持ち上がった視認可能部分を形成する、項目1に記載の積層物品。
[5]
前記第一のテキスタイルとは反対側にて、第二の接着剤層によって前記機能性フィルム層と結合された第二のテキスタイルをさらに含み、ここで、前記積層物品は、前記接着剤領域によって定められる前記積層物品の部分に、前記機能性フィルム層と前記第二のテキスタイルとの間に配置されるエアギャップをさらに含む、項目1に記載の積層物品。
[6]
前記接着剤領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを含有する、項目1に記載の積層物品。
[7]
前記複数の接着剤ドットが、実質的に同じサイズを有する、項目6に記載の積層物品。
[8]
前記複数の接着剤ドットのサイズが異なっている、項目6に記載の積層物品。
[9]
前記機能性フィルム層が、フルオロポリマーである、項目1に記載の積層物品。
[10]
前記第一のテキスタイルとは反対側にて、第二の接着剤層によって前記機能性フィルム層と結合された第二のテキスタイルをさらに含む、項目1に記載の積層物品。
[11]
前記接着剤領域の湾曲部の半径が、約2mmから約50mmである、項目1に記載の積層物品。
[12]
前記実質的に接着剤フリーである領域の曲げ弾性率が、前記接着剤領域の曲げ弾性率よりも少なくとも20%低い、項目1に記載の積層物品。
[13]
前記積層物品内の前記接着剤領域の被覆面積パーセントが、少なくとも30%である、項目1に記載の積層物品。
[14]
機能性フィルム層;
第一のテキスタイル;ならびに
前記機能性フィルム層および前記第一のテキスタイルを結合する第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、第一の接着剤領域および第二の接着剤領域を含有する、第一の接着剤層、
を含む積層物品であって、
ここで、前記第一の接着剤領域は、前記第二の接着剤領域中に存在する接着剤の量よりも多い量の接着剤を含有し、および
ここで、前記積層物品は、前記第一の接着剤領域における曲げ弾性率よりも低い前記第二の接着剤領域における曲げ弾性率を有する、
積層物品。
[15]
前記第一のテキスタイルとは反対側にて、第二の接着剤層によって前記機能性フィルム層と結合された第二のテキスタイルをさらに含む、項目14に記載の積層物品。
[16]
前記第二の接着剤領域が、実質的に接着剤フリーである、項目14に記載の積層物品。
[17]
連続する前記第一の接着剤領域間の距離が、約2mmよりも大きい、項目14に記載の積層物品。
[18]
前記積層物品が、前記第二の接着剤領域において選択的に屈曲する、項目14に記載の積層物品。
[19]
第一の接着剤領域が、少なくとも1つの特徴的形状を形成し、前記少なくとも1つの形状が、2回以上繰り返される、項目14に記載の積層物品。
[20]
前記第二の接着剤領域が、前記第一の接着剤領域の輪郭を描く持ち上がった視認可能部分を形成する、項目19に記載の積層物品。
[21]
前記第一のテキスタイルとは反対側にて、第二の接着剤層によって前記機能性フィルム層と結合された第二のテキスタイル;および
前記持ち上がった部分において、前記機能性フィルム層と前記第二のテキスタイルとの間に配置されるエアギャップ
をさらに含む、項目14に記載の積層物品。
[22]
前記機能性フィルム層が、フルオロポリマーである、項目14に記載の積層物品。
[23]
前記第一の接着剤領域の各々が、複数の接着剤ドットを含み、前記第一の接着剤領域内の前記接着剤ドットが、実質的に同じサイズを有する、項目14に記載の積層物品。
[24]
前記第一の接着剤領域の各々が、複数の接着剤ドットを含み、前記第一の接着剤領域内の前記接着剤ドットのサイズが異なっている、項目14に記載の積層物品。
[25]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを囲む接着剤の実質的に連続的なバンドを含む、項目14に記載の積層物品。
[26]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、前記接着剤領域内に配置された接着剤のストリップを、前記接着剤のストリップが互いに実質的に平行であり、前記実質的に接着剤フリーである領域が前記接着剤のストリップ間の空間を占めるように含む、項目14に記載の積層物品。
[27]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、中央に位置する接着剤フリーまたは実質的に接着剤フリーである領域を含む、項目14に記載の積層物品。
[28]
前記第一の接着剤領域の湾曲部の半径が、約2mmから約50mmである、項目14に記載の積層物品。
[29]
前記第二の接着剤領域の曲げ弾性率が、前記第一の接着剤領域の曲げ弾性率よりも少なくとも20%低い、項目14に記載の積層物品。
[30]
積層物品を形成する方法であって:
第一のテキスタイルに張力を掛けること;
機能性フィルム層および第一のテキスタイルの結合を、第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域および実質的に接着剤フリーである領域を含有するものである第一の接着剤層を介して行うこと、
前記第一のテキスタイルを弛緩させることによって、前記接着剤領域に相当する領域において前記積層物品を湾曲させること、
を含み、
ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占め、前記接着剤領域は、少なくとも1つの特徴的形状を有し、前記特徴的形状は、2回以上繰り返され、および
ここで、前記積層物品は、前記実質的に接着剤フリーである領域において選択的に屈曲する、
積層物品を形成する方法。
[31]
連続する前記接着剤領域間の距離が、約2mmよりも大きい、項目30に記載の方法。
[32]
第二のテキスタイルを、前記第一のテキスタイルとは反対側にて、第二の接着剤層によって前記機能性フィルム層と結合することをさらに含む、項目30に記載の方法。
[33]
エアギャップが、前記機能性フィルム層と前記第二のテキスタイルとの間に配置される、項目32に記載の方法。
[34]
前記実質的に接着剤フリーである領域が、前記接着剤領域の輪郭を描く持ち上がった視認可能な部分を形成する、項目30に記載の方法。
[35]
機能性フィルム層;
第一のテキスタイル;ならびに
前記機能性フィルム層および前記第一のテキスタイルを結合する第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域、および実質的に接着剤フリーである領域を含有し、ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占めている、第一の接着剤層、
を含む積層物品であって、
ここで、前記積層体は、前記第一のテキスタイルの伸縮力の3倍未満である20%伸長時伸縮力を有する、
積層物品。
[36]
前記積層物品が、前記実質的に接着剤フリーである領域において選択的に屈曲する、項目35に記載の積層物品。
[37]
前記接着剤領域の少なくとも1つ内での接着剤の分布が、不均一である、項目35に記載の積層物品。
[38]
前記第一のテキスタイルとは反対側にて、前記機能性フィルム層と結合された第二のテキスタイルをさらに含む、項目35に記載の積層物品。
[39]
前記機能性フィルム層が、フルオロポリマーである、項目35に記載の積層物品。
[40]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを囲む接着剤の実質的に連続的なバンドを含む、項目35に記載の積層物品。
[41]
前記接着剤領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを含み、前記複数の接着剤ドットが、実質的に同じサイズを有する、項目35に記載の積層物品。
[42]
前記接着剤領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを含み、前記複数の接着剤ドットのサイズが異なっている、項目35に記載の積層物品。
[43]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、前記接着剤領域内に配置された接着剤のストリップを、前記接着剤のストリップが互いに実質的に平行であり、前記実質的に接着剤フリーである領域が前記接着剤のストリップ間の空間を占めるように含む、項目35に記載の積層物品。
[44]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、中央に位置する接着剤フリーまたは実質的に接着剤フリーである領域を含む、項目35に記載の積層物品。
[45]
前記機能性フィルム層が、防水性および通気性である、項目35に記載の積層物品。
[46]
機能性フィルム層;
第一の接着剤層によって前記機能性フィルム層に結合された第一のテキスタイルであって、前記第一の接着剤層は、接着剤の第一の被覆面積パーセントを有する少なくとも1つの第一の領域および接着剤の第二の被覆面積パーセントを有する少なくとも1つの第二の領域を含有し、前記接着剤の第一の被覆面積パーセントは、前記接着剤の第二の被覆面積よりも大きい、第一のテキスタイル、
を含む積層物品であって、
ここで、前記第一の領域は、少なくとも1つの特徴的形状を形成し、前記少なくとも1つの形状は、2回以上繰り返され、および
ここで、前記積層体は、前記第一のテキスタイルの伸縮力の3倍未満である20%伸長時伸縮力を有する、
積層物品。
[47]
前記第一の接着剤領域および前記第二の接着剤領域の少なくとも1つ内での接着剤の分布が不均一である、項目46に記載の積層物品。
[48]
前記機能性フィルム層が、フルオロポリマーである、項目46に記載の積層物品。
[49]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを囲む接着剤の実質的に連続的なバンドを含む、項目46に記載の積層物品。
[50]
前記少なくとも1つの第二の領域が、前記第一の領域の輪郭を描く持ち上がった視認可能部分を形成する、項目46に記載の積層物品。
[51]
前記接着剤領域の湾曲部の半径が、2mmから約50mmである、項目46に記載の積層物品。
[52]
前記第一の領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを含み、前記複数の接着剤ドットが、実質的に同じサイズを有する、項目46に記載の積層物品。
[53]
前記第一の領域の少なくとも1つが、複数の接着剤ドットを含み、前記複数の接着剤ドットのサイズが異なっている、項目46に記載の積層物品。
[54]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、前記接着剤領域内に配置された接着剤のストリップを、前記接着剤のストリップが互いに実質的に平行であり、前記実質的に接着剤フリーである領域が前記接着剤のストリップ間の空間を占めるように含む、項目46に記載の積層物品。
[55]
前記第一の接着剤領域の少なくとも1つが、中央に位置する接着剤フリーまたは実質的に接着剤フリーである領域を含む、項目46に記載の積層物品。
[56]
前記第一のテキスタイルとは反対側にて、前記機能性フィルム層と結合された第二のテキスタイルをさらに含む、項目46に記載の積層物品。
[57]
前記機能性フィルム層が、防水性および通気性である、項目46に記載の積層物品。
[58]
積層物品を形成する方法であって:
第一のテキスタイルに張力を掛けること;
機能性フィルム層および前記第一のテキスタイルの結合を、第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域および実質的に接着剤フリーである領域を含有するものである第一の接着剤層を介して行うこと;および
前記第一のテキスタイルを弛緩させることによって、前記接着剤領域に相当する領域において前記積層物品を湾曲させること、
を含み、
ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占め、前記接着剤領域は、少なくとも1つの特徴的形状を有し、
ここで、前記積層物品は、前記実質的に接着剤フリーである領域において選択的に屈曲し、および
ここで、前記積層体は、前記第一のテキスタイルの伸縮力の3倍未満である20%伸長時伸縮力を有する、
積層物品を形成する方法。
[59]
前記第一の接着剤領域内の接着剤の分布が不均一である、項目58に記載の方法。
[60]
前記機能性フィルム層が、フルオロポリマーである、項目58に記載の方法。
[61]
前記機能性フィルム層が、防水性および通気性である、項目58に記載の方法。
[62]
積層物品を形成する方法であって:
機能性フィルム層に張力を掛けること;
前記張力を掛けた機能性フィルム層の第一のテキスタイルへの結合を、第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域および実質的に接着剤フリーである領域を含有するものである第一の接着剤層を介して行うことによって、積層物品を形成すること;
前記積層物品を弛緩させることによって、前記接着剤領域に相当する領域において前記積層物品を湾曲させること、
を含み、
ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占め、前記接着剤領域は、少なくとも1つの特徴的形状を有し、および
ここで、前記積層体は、前記第一のテキスタイルの伸縮力の3倍未満である20%伸長時伸縮力を有する、
積層物品を形成する方法。
[63]
前記第一の接着剤領域内の接着剤の分布が不均一である、項目62に記載の方法。
[64]
前記機能性フィルム層が、フルオロポリマーである、項目62に記載の方法。
[65]
前記機能性フィルム層が、防水性および通気性である、項目62に記載の方法。
[66]
前記機能性フィルム層に張力を掛ける前に、弾性フィルム層を前記機能性フィルム層に結合することをさらに含む、項目62に記載の方法。
[67]
積層物品を形成する方法であって:
収縮性機能性フィルム層の第一のテキスタイルへの結合を、第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域および実質的に接着剤フリーである領域を含有するものである第一の接着剤層を介して行って、積層物品を形成すること;
前記機能性フィルムを収縮させることによって、前記接着剤領域に相当する領域において前記積層物品を湾曲させること、
を含み、
ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占め、前記接着剤領域は、少なくとも1つの特徴的形状を有する、
積層物品を形成する方法。
[68]
前記積層物品が、前記機能性フィルム層に向かって湾曲する、項目67に記載の方法。
[69]
前記収縮した機能性フィルムの前記第一のテキスタイルとは反対側である側にて、第二のテキスタイルを前記収縮した機能性フィルムに接着することをさらに含む、項目67に記載の方法。
[70]
積層物品を形成する方法であって:
機能性フィルム層の収縮性テキスタイルへの結合を、第一の接着剤層であって、前記第一の接着剤層は、接着剤領域および実質的に接着剤フリーである領域を含有するものである第一の接着剤層を介して行って、積層物品を形成すること;
前記テキスタイルを収縮させることによって、前記接着剤領域に相当する領域において前記積層物品を湾曲させること、
を含み、および
ここで、前記実質的に接着剤フリーである領域は、前記接着剤領域間の空間を占め、前記接着剤領域は、少なくとも1つの特徴的形状を有する、
積層物品を形成する方法。
[71]
前記積層物品が、前記収縮したテキスタイルに向かって湾曲する、項目70に記載の方法。