(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6208752
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】一般に位置追跡に関連する方法、1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 4/02 20090101AFI20170925BHJP
H04W 74/06 20090101ALI20170925BHJP
G01S 5/02 20100101ALI20170925BHJP
H04W 64/00 20090101ALI20170925BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20170925BHJP
H04M 3/42 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
H04W4/02
H04W74/06
G01S5/02 Z
H04W64/00 120
H04W64/00 160
H04W64/00 171
H04M11/00 301
H04M3/42 U
【請求項の数】21
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2015-516153(P2015-516153)
(86)(22)【出願日】2013年6月5日
(65)【公表番号】特表2015-531177(P2015-531177A)
(43)【公表日】2015年10月29日
(86)【国際出願番号】US2013044195
(87)【国際公開番号】WO2013184733
(87)【国際公開日】20131212
【審査請求日】2015年12月14日
(31)【優先権主張番号】13/490,394
(32)【優先日】2012年6月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508178054
【氏名又は名称】フェイスブック,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】バッカリ、アンドレア
(72)【発明者】
【氏名】グリーズ、ガブリエル
(72)【発明者】
【氏名】トレッティ、アルベルト
【審査官】
齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2009/109736(WO,A2)
【文献】
米国特許第08036679(US,B1)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0078501(US,A1)
【文献】
特開2006−245930(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/083801(WO,A1)
【文献】
特開2007−006229(JP,A)
【文献】
特開2011−191146(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2008/0070593(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0119948(US,A1)
【文献】
国際公開第2007/099471(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
G01S 5/02
H04M 3/42
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバが、モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションが前記モバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号を所定のポーリング周波数で送信する工程であって、前記有効化信号は、前記所定のサンプリング継続期間を有する、工程と、
前記サーバが、前記所定のサンプリング継続期間の後、送信信号に応答する位置データを前記モバイルデバイスから受け取る工程と、
前記サーバが、受け取った前記位置データに基づいて、前記モバイルデバイスの移動距離を決定する工程と、
前記サーバが、前記モバイルデバイスの前記移動距離に少なくとも部分的に基づいて、前記所定のポーリング周波数および前記所定のサンプリング継続期間を適応的に調整する工程と、
を含む方法。
【請求項2】
最も新しい位置読値による前記モバイルデバイスの位置と、2番目に新しい位置読値による前記モバイルデバイスの位置とを比較することによって前記移動距離を決定する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記位置サービスが、セルラタワーの位置のポーリング、WI−FIホットスポットの位置のポーリング、または前記モバイルデバイスの全地球測位システム(GPS)機能のポーリングを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
決定された前記距離の長さが前記モバイルデバイスの前記GPS機能の測定確度未満であることに応答して前記所定のポーリング周波数を低くし、かつ、前記所定のサンプリング継続期間を長くする工程をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記GPS機能によるGPSデータの取得に失敗することに応答して前記セルラタワーの位置または前記WI−FIホットスポットの位置をポーリングする工程をさらに含む、請求項3または4に記載の方法。
【請求項6】
前記所定のサンプリング継続期間が少なくとも部分的に前記モバイルデバイスのバッテリレベルによって決定される、請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記所定のサンプリング継続期間の間、位置サービス有効化信号を送信する工程をさらに含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
論理を具現化する1以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記論理が実行されると、
モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションが前記モバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号を所定のポーリング周波数で送信し、前記有効化信号は、前記所定のサンプリング継続期間を有し、
前記所定のサンプリング継続期間の後、送信信号に応答する位置データを前記モバイルデバイスから受け取り、
受け取った前記位置データに基づいて、前記モバイルデバイスの移動距離を決定し、
前記モバイルデバイスの前記移動距離に少なくとも部分的に基づいて、前記所定のポーリング周波数および前記所定のサンプリング継続期間を適応的に調整するように前記論理が構成される、媒体。
【請求項9】
前記論理が、最も新しい位置読値による前記モバイルデバイスの位置と、2番目に新しい位置読値による前記モバイルデバイスの位置とを比較することによって前記移動距離を決定するようにさらに構成される、請求項8に記載の媒体。
【請求項10】
前記位置サービスが、セルラタワーの位置のポーリング、WI−FIホットスポットの位置のポーリング、または前記モバイルデバイスの全地球測位システム(GPS)機能のポーリングを含む、請求項8または9に記載の媒体。
【請求項11】
前記論理が、決定された前記距離の長さが前記モバイルデバイスの前記GPS機能の測定確度未満であることに応答して前記所定のポーリング周波数を低くし、かつ、前記所定のサンプリング継続期間を長くするようにさらに構成される、請求項10に記載の媒体。
【請求項12】
前記論理が、前記GPS機能によるGPSデータの取得に失敗することに応答して前記セルラタワーの位置または前記WI−FIホットスポットの位置をポーリングするようにさらに構成される、請求項10または11に記載の媒体。
【請求項13】
前記所定のサンプリング継続期間が少なくとも部分的に前記モバイルデバイスのバッテリレベルによって決定される、請求項8〜12の何れか一項に記載の媒体。
【請求項14】
前記論理が、前記所定のサンプリング継続期間の間、位置サービス有効化信号を送信するようにさらに構成される、請求項8〜13の何れか一項に記載の媒体。
【請求項15】
デバイスであって、
ストレージに結合されたプロセッサと、
前記プロセッサに結合された、請求項8〜14の何れか一項に記載の1以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体と
を含むデバイス。
【請求項16】
デバイスであって、
ストレージに結合されたプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、論理を具現化する1以上の非一時的コンピュータ可読記憶
媒体であって、前記論理が実行されると、
モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションが前記モバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号を所定のポーリング周波数で送信し、前記有効化信号は、前記所定のサンプリング継続期間を有し、
前記所定のサンプリング継続期間の後、送信信号に応答する位置データを前記モバイルデバイスから受け取り、
受け取った前記位置データに基づいて、前記モバイルデバイスの移動距離を決定し、
前記モバイルデバイスの前記移動距離に少なくとも部分的に基づいて、前記所定のポーリング周波数および前記所定のサンプリング継続期間を適応的に調整するように前記論理が構成される、媒体と
を備えるデバイス。
【請求項17】
前記論理が、最も新しい位置読値による前記モバイルデバイスの位置と、2番目に新しい位置読値による前記モバイルデバイスの位置とを比較することによって前記移動距離を決定するようにさらに構成される、請求項16に記載のデバイス。
【請求項18】
前記位置サービスが、セルラタワーの位置のポーリング、WI−FIホットスポットの位置のポーリング、または前記モバイルデバイスの全地球測位システム(GPS)機能のポーリングを含む、請求項16に記載のデバイス。
【請求項19】
前記論理が、決定された前記距離の長さが前記モバイルデバイスの前記GPS機能の測定確度未満であることに応答して前記所定のポーリング周波数を低くし、かつ、前記所定のサンプリング継続期間を長くするようにさらに構成される、請求項18に記載のデバイス。
【請求項20】
前記論理が、前記GPS機能によるGPSデータの取得に失敗することに応答して前記セルラタワーの位置または前記WI−FIホットスポットの位置をポーリングするようにさらに構成される、請求項18に記載のデバイス。
【請求項21】
前記所定のサンプリング継続期間が少なくとも部分的に前記モバイルデバイスのバッテリレベルによって決定される、請求項16に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に位置追跡に関連する方法、1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレットデバイス、ラップトップコンピュータなどのモバイル電子デバイスは、汎用計算機能を有している。モバイル電子デバイスは、例えばショートメッセージサービス(SMS)を介した通信、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)を介した通信、電子メールへのアクセス、インターネットコンテンツへのアクセス、近距離無線を介した通信(例えば赤外線またはBLUETOOTH(登録商標))、ビジネスアプリケーション、ゲーミング、またはモバイル電子デバイスに搭載されたカメラを使用した写真などの1つまたは複数のアプリケーションを実行することができる。スマートフォンは、ある地理領域内を移動している間、無線周波数(RF)通信リンクを介して提供される電話通信能力を備えた特定のクラスのモバイル電子デバイスである。スマートフォンは、表示スクリーンに搭載された接触センサを有することができ、接触センサは、接触入力を検出し、また、表示スクリーンはコンテンツを表示する。スマートフォンは、セルラネットワークに接続して公衆電話網およびインターネットコンテンツにアクセスする。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【
図1】ソーシャルネットワーキングシステムの一例を示す図。
【
図4】モバイルデバイスの一例の内部構成要素の例を示す図。
【
図5】モバイルデバイスの一例の通信構成要素の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0004】
請求項1による本発明の第1の態様によれば、サーバが、モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションが前記モバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号を所定のポーリング周波数で送信する工程であって、前記所定のポーリング周波数および前記所定のサンプリング継続期間が、少なくとも部分的に前記モバイルデバイスの移動距離によって決定される、工程と、前記サーバが、前記所定のサンプリング継続期間の後、送信信号に応答する位置データを前記モバイルデバイスから受け取る工程とを含む方法が提供される。
【0005】
請求項8による本発明の他の態様では、論理を具現化する1以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記論理が実行されると、モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションが前記モバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号を所定のポーリング周波数で送信し、前記所定のポーリング周波数および前記所定のサンプリング継続期間が、少なくとも部分的に前記モバイルデバイスの移動距離によって決定され、前記所定のサンプリング継続期間の後、送信信号に応答する位置データを前記モバイルデバイスから受け取るように前記論理が構成される、媒体が提供される。
【0006】
請求項15による本発明のさらに他の態様では、デバイスであって、ストレージに結合
されたプロセッサと、前記プロセッサに結合された、詳細には請求項8〜14の何れか一項に記載の本発明による1以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体と、を含むデバイスが提供される。
【0007】
同じく特許請求の範囲に記載される本発明のさらに他の態様では、デバイスであって、ストレージに結合されたプロセッサと、前記プロセッサに結合され、論理を具現化する1以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記論理が実行されると、モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションが前記モバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号を所定のポーリング周波数で送信し、前記所定のポーリング周波数および前記所定のサンプリング継続期間が、少なくとも部分的に前記モバイルデバイスの移動距離によって決定され、前記所定のサンプリング継続期間の後、送信信号に応答する位置データを前記モバイルデバイスから受け取るように前記論理が構成される、媒体とを備えるデバイスが提供される。
【0008】
有利で好ましい、および/または特定の実施形態は、従属する請求項において特許請求の範囲に記載されている。従属する請求項のすべての特徴は、本発明の任意の態様による方法、媒体ならびに(モバイル)デバイスに対して等しく特許請求の範囲に記載されることができる。
【0009】
方法もしくは媒体またはデバイスの好ましい実施形態では、移動距離の決定は、最も新しい位置読値によるモバイルデバイスの位置と、2番目に新しい位置読値によるモバイルデバイスの位置とを比較することによって決定される。
【0010】
位置サービスは、詳細には、セルラタワーの位置のポーリング、WI−FIホットスポットの位置のポーリング、またはモバイルデバイスの全地球測位システム(GPS)機能のポーリングを含むことができる。セルラタワーの位置のポーリング、またはWI−FIホットスポットの位置のポーリングは、GPS機能がGPSデータの取得に失敗したことに応答して提供されることが好ましい。
【0011】
方法もしくは媒体またはデバイスの好ましい実施形態は、モバイルデバイスのGPS機能の測定確度未満である決定された距離の長さに応答して、所定のポーリング周波数を低くし、かつ、所定のサンプリング継続期間を長くするという特徴を含む。
【0012】
方法もしくは媒体またはデバイスの有利な実施形態では、所定のサンプリング継続期間は、少なくとも部分的にモバイルデバイスのバッテリレベルによって決定される。
方法もしくは媒体またはデバイスの他の有利な実施形態では、位置サービス有効化信号は、所定のサンプリング継続期間の間、送信される。
【0013】
図1は、ソーシャルネットワーキングシステムの一例を示したものである。
図1の例では、ソーシャルネットワーキングシステム30および外部サーバ32は、ネットワーク34を介して結合されている。ネットワーク34は、一般にネットワークまたはネットワークの集合(例えばインターネット、コーポレートイントラネット、仮想専用ネットワーク(VPN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、セルラネットワーク、広域ネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、または複数のこのようなネットワークの組合せなど)を表しており、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32は、このようなネットワークを介してモバイルデバイス10と通信することができる。
【0014】
1つまたは複数のユーザは、モバイルデバイス10を使用してソーシャルネットワーキ
ングシステム30と対話することができる。モバイルデバイス10は、モバイルデバイス10のプロセッサ上で実行されるウェブブラウザまたはネイティブアプリケーションなどのアプリケーションを介してソーシャルネットワーキングシステム30と通信することができる。特定の実施形態では、1つまたは複数のモバイルデバイス10は、上で説明したスマートフォンであってもよい。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10とソーシャルネットワーキングシステム30との間の対話は、ソーシャルネットワーキングシステム30の他のユーザのプロファイルの閲覧、メディアアイテムへの貢献およびメディアアイテムとの対話、グループへの加入、イベントへの参加の一覧表の作成および確認、位置におけるチェックイン、特定のページへの「いいね」の表明、ページの作成、およびソーシャル対話を容易にする他のタスクの実施を含むことができる。
【0015】
ソーシャルネットワーキングシステム30は、ユーザおよびソーシャルネットワーキング環境で表されるオブジェクト、ならびにユーザとオブジェクトの間の関係に関する情報を記憶するために使用される構成要素を含む。ソーシャルネットワーキングシステム30は、以下で説明するように、モバイルデバイス10に対する対話を可能にする構成要素を含むことができる。ソーシャルネットワーキングシステム30の構成要素は、1つまたは複数のサーバ上でホストすることができる。本開示は、ソーシャルネットワーキングシステム30の内部サーバ、または外部サーバ32など任意の適切なサーバを企図している。限定するものでなく一例として、1つまたは複数のサーバは、それぞれ、1つまたは複数の広告サーバ、アプリケーションサーバ、カタログサーバ、通信サーバ、データベースサーバ、交換サーバ、ファックスサーバ、ファイルサーバ、ゲームサーバ、ホームサーバ、メールサーバ、メッセージサーバ、ニュースサーバ、ネームサーバまたはドメインネームサーバ(DNS)、プリントサーバ、プロキシサーバ、サウンドサーバ、スタンドアロンサーバ、ウェブサーバまたはウェブフィードサーバを含むことができる。特定の実施形態では、サーバは、サーバの機能を提供するためのハードウェア、ソフトウェアまたは両方を含む。限定するものでなく一例として、ウェブサーバとして動作するサーバは、ウェブページまたはウェブページの要素を含んだウェブサイトをホストすることができ、また、ウェブサイトをホストするための適切なハードウェア、ソフトウェアまたは両方を含む。特定の実施形態では、ウェブサーバは、ハイパーテキストマークアップランゲージ(HTML)または他の適切なファイルをホストすることができ、あるいはウェブページのためのファイルを要求に応じて動的に作成または構成することができる。ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)またはモバイルデバイス10からの他の要求に応答して、ウェブサーバは、1つまたは複数のこのようなファイルをモバイルデバイス10に通信することができる。他の例として、データベースサーバとして動作するサーバは、1つまたは複数のデータストア(例えば以下で説明するアクションストア38など)と対話するためのインタフェースを提供することができる。適切である場合、サーバは、1つまたは複数のサーバを含むことができ、単一である、または分散していることができ、複数の場所に亘る、複数のマシンに亘る、複数のデータセンタに亘ることができ、あるいは1つまたは複数のネットワーク内に1つまたは複数のクラウドコンポーネントを含むことができるクラウド内に存在することができる。
【0016】
ソーシャルネットワーキングシステム30のソーシャルグラフ36は、個々のユーザがソーシャルネットワーキングシステム30の他のユーザと有しているつながりを記憶する。特定の実施形態では、ソーシャルグラフ36は、二次つながりを記憶することも可能である。したがってつながりは、直接つながりであっても、あるいは間接つながりであってもよい。限定するものでなく一例として、ユーザAがユーザCの一次つながりではなく、ユーザBの一次つながりであり、また、BがCの一次つながりである場合、Cは、ソーシャルグラフ36上ではAの二次つながりである。アクションストア38は、ソーシャルネットワーキングシステム30のユーザによって実施されたアクションを、これらのアクションに関連付けられた時間を示す標識、およびそれらのアクションに関連するすべてのオ
ブジェクトの参照と共に記憶する。アクションストア38は、アクションの特定されたカテゴリのための統計を記憶することができる。限定するものでなく一例として、アクションストア38は、所与のユーザに対して、ユーザによって30日間に投稿された多数のストーリ、ユーザによって30日間に投稿された多数の写真、または過去30日の間にユーザのコメントを受け取った多数の全く別のユーザを含むことができる。アクションストア38は、ユーザAおよびユーザBの2人のユーザ間の所与のつながりに対して、ユーザAからユーザBへのプロファイルのページビューの数、ユーザAからユーザBへの写真のページビューの数、およびユーザAおよびユーザBが同じ写真の中でタグ付けされた回数などのアクションを含むことができ、また、これらのアクションはタイムスタンプに関連付けることができ、あるいはカットオフ(例えば24時間、90日間など)によってフィルタリングすることができる。アクションストア38に記録されるアクションは、ソーシャルネットワーキングシステム30が提案されたアクションの選択をユーザに提供するのに応答してユーザによって実施されるファームド(準備された)アクションであってもよい。
【0017】
プレディクタモジュール40は、ユーザが1組の対応するアクションを実施するかどうかを予測する1組のプレディクタ機能を計算する役割を担っている。個々のプレディクタ機能は、そのプレディクタ機能に関連付けられた特定のアクションに対するユーザの興味を表すことができる。ユーザの履歴アクティビティは、同じアクティビティに対するユーザの将来の興味の信号として使用される。特定の実施形態では、プレディクタ機能は、アクションに関連付けられたユーザの履歴アクティビティを使用して訓練される機械学習アルゴリズムを使用して生成される。したがってプレディクタモジュール40は、1組のアクションの各々に対するプレディクタ機能を提供し、プレディクタ機能は、ユーザの履歴アクティビティを入力として、次に、ユーザが対応するアクティビティに関る蓋然性の尺度を出力することができる。
【0018】
認証管理プログラム42は、モバイルデバイス10上のユーザがソーシャルネットワーキングシステム30の登録されたユーザであることを認証する。認証管理プログラム42は、ユーザによる、モバイルデバイス10からソーシャルネットワーキングシステム30への、ソーシャルネットワーキングシステム30をサポートしているアプリケーションを介したログインを許容することができる。アプリケーションプログラミングインタフェース(API)44は、認証管理プログラム40と共に操作して、外部サーバ32上に記憶されている外部アプリケーション46A−Bを介してユーザを検証する。特定の実施形態では、認証管理プログラム42は、API44と共に、以下で説明するようにユーザの課金情報を定期的に検証することができる。
【0019】
親近性モジュール48は、ソーシャルネットワーキングシステム30からのユーザに関する入力データに基づいて、プレディクタ機能を使用して親近性の尺度を提供する。様々なプロセスは、親近性モジュール48に親近性の尺度を要求することができる。限定するものでなく一例として、プロセスは、例えばニュースフィードアルゴリズム、広告目標アルゴリズムまたは友達提案アルゴリズムなどの基本ソーシャルネットワーキングシステム30機能を含むことができる。親近性の尺度を要求する他のプロセスは、ソーシャルネットワーキングシステム30内で動作するが、ソーシャルネットワーキングシステム30のオペレータ以外の第三者によって提供することができるアプリケーションである1つまたは複数のプラットフォームアプリケーション50A−Bによって実行することができる。プラットフォームアプリケーション50A−Bは、ソーシャルネットワーキングシステム30によって提供されるソーシャルプラットフォームを使用するソーシャルゲーム、メッセージングサービスまたは任意の適切なアプリケーションを含むことができる。
【0020】
特定の実施形態では、ユーザのための親近性の尺度を要求するプロセスは、外部サーバ
32上で実行される1つまたは複数の外部アプリケーション46A−Bを含むことができる。外部アプリケーション46A−Bは、API44を介してソーシャルネットワーキングシステム30と対話することができる。外部アプリケーション46A−Bは、API44によってサポートされた様々な操作を実施することができ、例えばソーシャルネットワーキングシステム30を介したユーザ同士の互いのメッセージ送信またはSMSメッセージ送信を可能にすること、または経路指定された広告をソーシャルネットワーキングシステム30を介して示すことなどの操作を実施することができる。本明細書においては、SMSメッセージに対する参照には、テキストにおけるメッセージ、および例えば画像またはウェブコンテンツへのリンクなどの他の形態のコンテンツが包含されている。
【0021】
ソーシャルネットワーキングシステム30上で実行される1つまたは複数のプラットフォームアプリケーション50A−B、または外部サーバ32上で実行される外部アプリケーション46A−Bは、ユーザからの何らかの手動入力を必要とすることなく、自動的にモバイルデバイス10の位置を追跡することができる。特定の実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32は、位置情報を得るためにポーリング周波数で送信される有効化信号を使用してモバイルデバイス10をポーリングまたは「ピング」する。特定の実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステム30は、例えばWI−FIまたは第3世代移動遠隔通信(3G)などの無線通信プロトコルを使用して、ネットワーク34を介して有効化信号を送信することにより、位置データのためのモバイルデバイス10のアプリケーションをポーリングすることができる。限定するものでなく一例として、ソーシャルネットワーキングシステム30は、背景モード、すなわち「スリープ」モードで動作しているモバイルデバイス10のアプリケーションを周期的にポーリングすることができる。特定の実施形態では、アプリケーションは、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32からの有効化信号に応答するイベント駆動アプリケーションである。ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32は、モバイルデバイス10の移動距離に応じて、アプリケーションによって実施される位置決定の所定のサンプリング継続期間およびポーリング周波数を適応的に調整することができる。限定するものでなく一例として、所定のサンプリング継続期間およびポーリング周波数は、少なくとも部分的に、モバイルデバイス10が移動しているか、または静止しているかどうかに基づいて適応的に調整される。モバイルデバイス10が移動中であり、また、移動距離が比較的長い場合、ソーシャルネットワーキングシステム30は、より頻繁にモバイルデバイス10のアプリケーションに位置データを要求することができるが、その確度はより低い。特定の実施形態では、モバイルデバイス10の位置サービスは、モバイルデバイス10のアプリケーションを所定のサンプリング継続期間の間有効状態に維持する1つまたは複数の位置サービス有効化信号を送信することにより、前記所定のサンプリング継続期間の間、有効にされる。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10のアプリケーションは、アプリケーションを復帰させる有効化信号を4分おきに受け取ることができ、また、移動中、位置サービスを10秒間の間、有効にする1つまたは複数の位置サービス有効化信号を受け取ることができる。モバイルデバイス10が移動している間、頻繁に位置測定を実施することにより、位置の大きな変化を計算することなく、運動をモニタすることができる。モバイルデバイス10の位置は絶えず変化するため、モバイルデバイス10の高確度位置決定は、それほど重要ではない。本開示は、アプリケーションを復帰させ、前記アプリケーションにモバイルデバイスの位置サービスを有効にする特定の数の信号について記述しているが、本開示には、アプリケーションを復帰させ、前記アプリケーションに位置サービスを有効にする任意の適切な数の信号が企図されている。
【0022】
他の例として、モバイルデバイス10が静止しており、また、移動距離が比較的短い場合、ソーシャルネットワーキングシステム30は、それほど頻繁には要求しなくてもよいが、より高い確度の位置データをモバイルデバイス10に要求することができる。限定す
るものでなく一例として、モバイルデバイス10のアプリケーションは、10分おきに有効化信号を受け取ることができ、また、静止している間、モバイルデバイス10の位置サービスを20秒間の間、有効にする1つまたは複数の位置サービス有効化信号を受け取ることができる。モバイルデバイス10の位置はほとんど変化しないため、頻繁に位置測定を実施しても、追加位置情報を提供することはできない。モバイルデバイス10が静止している場合、高い確度でモバイルデバイス10の位置を決定することが比較的重要である。限定するものでなく一例として、例えば位置に基づく推奨または位置に基づく通知などの特定のソーシャルネットワーキング機能は、比較的正確な位置測値を有するかどうかで決まる。
【0023】
アプリケーションは、位置サービス有効化信号を受け取ると、それに応答してモバイルデバイス10の位置サービスを有効にする。特定の実施形態では、モバイルデバイス10の位置サービスは、例えば1つまたは複数のセルラタワーの位置、WI−FIホットスポットに関連付けられたクラウドソーシング位置情報、またはモバイルデバイス10の全地球測位システム(GPS)機能の使用などの、位置を決定するための1つまたは複数の方法を使用することができる。特定の実施形態では、モバイルデバイス10のアプリケーションは、位置データおよび例えば近くのセルラタワーからの信号強度などの他の関連するデータを送信することができる。特定の実施形態では、モバイルデバイス10のオペレーティングシステム(OS)は、モバイルデバイス10の位置サービスによって使用される様々な方法によって収集データを調整することができる。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10の位置サービスによって使用される方法は、少なくとも部分的に位置測定の所定のサンプリング継続期間で決まる。限定するものでなく一例として、アプリケーションは、少なくとも部分的に、モバイルデバイス10が所定のサンプリング継続期間内にGPSデータを取得することができるかどうかに応じて、位置情報の一次源としてGPSデータを使用することができる。他の例として、モバイルデバイス10が所定のサンプリング継続期間内にGPSデータを取得することができない場合、アプリケーションは、1つまたは複数のセルラタワーまたはWI−FIホットスポットを使用して決定された位置を使用することができる。本開示は、位置決定の特定の方法を使用した位置サービスについて記述しているが、本開示は、位置検出の任意の適切な方法または方法の組合せを使用した位置サービスを企図している。
【0024】
アプリケーションによって測定される位置データの確度は、少なくとも部分的に、モバイルデバイス10の位置サービスが有効にされる所定のサンプリング継続期間によって決定される。モバイルデバイス10の移動距離の計算は、モバイルデバイス10の現在の位置と、先行する読値による位置との比較に基づいている。モバイルデバイス10の移動距離は、次の式によって近似される。
【0025】
距離
mob=(位置
t−位置
t−1) (1)
位置
tは、最も新しい位置読値におけるモバイルデバイス10の位置であり、また、位置
t−1は、その次に新しい位置読値におけるモバイルデバイス10の位置である。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10の移動距離が所定の距離に実質的に等しいか、またはそれ未満である場合、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32は、モバイルデバイス10が静止していることを決定することができる。特定の実施形態では、所定の距離は、モバイルデバイス10のGPS機能の測定確度であってもよい。本開示は、移動距離に基づく特定の数の離散設定値へのポーリング周波数およびサンプリング継続期間の調整について記述しているが、本開示は、任意の適切な数の離散設定値または移動距離に基づく設定値の連続体へのポーリング周波数およびサンプリング継続期間の調整を企図している。
【0026】
特定の実施形態では、モバイルデバイス10上で実行されるアプリケーションは、ネッ
トワーク34を介して、アプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、モバイルデバイス10の位置サービスを所定のサンプリング継続期間(例えば10秒間)、有効にする有効化信号を受け取る。上で説明したように、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32は、モバイルデバイス10の移動距離に応じて、ポーリング周波数(つまり信号送信間の時間間隔)およびサンプリング継続期間を調整することができる。上で説明したように、所定のサンプリング継続期間は、少なくとも部分的に位置データの所望の確度で決まる。所定のサンプリング継続期間を長くすると、モバイルデバイス10の位置の確度が高くなるが、それは、少なくとも部分的に、アプリケーションがGPSデータを取得するより高い確率を有しており、あるいは位置サービスがより詳細なGPSデータを取得することができることによるものである。特定の実施形態では、所定のサンプリング継続期間は、少なくとも部分的にモバイルデバイス10のバッテリレベルによって決定される。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10は、モバイルデバイス10のバッテリレベルを表すデータを送信することができ、また、モバイルデバイス10のバッテリレベルが低い場合、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32によって所定のサンプリング継続期間を短くすることができる。他の例として、モバイルデバイス10のバッテリレベルが低い場合、ポーリング周波数を低くすることができる。
【0027】
特定の実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバは、所定のサンプリング継続期間の終わりにアプリケーションに送信信号を送信することができる。アプリケーションは、送信信号を受け取ると、それに応答して、取得した位置データおよび他の関連するデータをソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32に送信する。アプリケーションは、位置データを送信すると、スリープモードに戻ることができ、また、上で説明した位置データ収集シーケンスが繰り返されるよう、ポーリング周波数に従って次のポーリング信号を受け取るまで位置サービスを中止することができる。特定の実施形態では、位置データが取得される前にアプリケーションがスリープモードに戻らないよう、位置データを収集している間、追加位置サービス有効化信号が周期的にモバイルデバイス10に送信される。
【0028】
特定の実施形態では、アプリケーションが位置データを送信することにより、イベント駆動ソーシャルネットワーキング機能をトリガすることができる。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10から位置データを受け取ると、ソーシャルネットワーキングシステム30のソーシャルグラフ36をアクセスして、ユーザの友達がユーザの同じ近隣に存在しているかどうかを決定することができる。他の例として、ソーシャルネットワーキングシステム30は、ソーシャルネットワーキングシステム30のアクションストア38に記憶されているアクションに基づいて、同様の興味を有する他のユーザがユーザと同じ位置に存在しているかどうかを決定することも可能である。他の例として、位置データを送信することにより、ソーシャルネットワーキングシステム30上でオンラインになっているものとしてユーザの状態を更新することができる。特定の実施形態では、アクションストア36は、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32に対する位置更新モードに基づいて、モバイルデバイス10のユーザと、同じ位置に存在している他のユーザとの相互アクションを記憶することができる。限定するものでなく一例として、ソーシャルネットワーキングシステム30は、同じ位置に存在している他のユーザとの出会いを確認するよう、ユーザを促すことができる。特定の実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステム30または外部サーバ32は、モバイルデバイス10が静止しているか、あるいは移動しているかどうかに基づいて、モバイルデバイス10に送られるデータの量を調整することができる。限定するものでなく一例として、ソーシャルネットワーキングシステム30は、モバイルデバイス10が移動している場合、モバイルデバイス10は異なるセルラタワー間で切り換えることができ、また、より狭い帯域幅情報を送ることができることを推測することができる。
【0029】
特定の実施形態では、アプリケーションは、モバイルデバイス10の位置データに文脈を提供するためのデータを取得することができる。アプリケーションは、環境データを収集するために、モバイルデバイス10のセンサを有効にすることができる。限定するものでなく一例として、アプリケーションは、環境騒音を測定するために、モバイルデバイス10のマイクロホンを有効にすることができる。他の例として、アプリケーションは、ユーザが使用している輸送のモードを決定するために、モバイルデバイス10の加速度計をポーリングすることができる。
【0030】
図2は、周囲位置追跡のための方法の一例を示したものである。この方法は、プロセス100で開始することができ、モバイルデバイス上のアプリケーションをスリープモードから復帰させ、かつ、前記アプリケーションがモバイルデバイスの位置サービスを所定のサンプリング継続期間の間、有効にする有効化信号がサーバによって所定のポーリング周波数で送信される。特定の実施形態では、所定のポーリング周波数および所定のサンプリング継続期間は、少なくとも部分的にモバイルデバイスの移動距離によって決定される。他の特定の実施形態では、少なくとも部分的に、モバイルデバイスが静止している、あるいは移動しているかどうかに応じて、所定のサンプリング継続期間を調整することができる。工程102で、サーバは、所定のサンプリング継続期間が経過すると、モバイルデバイスから位置データを受け取り、その時点で方法を終了することができる。位置データは送信信号に応答する。特定の実施形態では、工程100〜102は回帰的に繰り返される。本開示は、
図2の方法の特定の工程について、特定の順序で生じるものとして記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切な順序で生じる
図2の方法の任意の適切な工程を企図している。さらに、本開示は、
図2の方法の特定の工程を実施する特定の構成要素について記述し、かつ、示しているが、本開示は、
図2の方法の任意の適切な工程を実施する任意の適切な構成要素の任意の適切な組合せを企図している。
【0031】
図3は、モバイルデバイスの一例を示したものである。本開示は、任意の適切な物理的形態を取るモバイルデバイス10を企図している。本明細書においては、モバイルデバイスの参照には、ネットワークに接続されることができ、かつ、その地理的な位置を決定することができる任意の適切なシステムが包含されている。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10は、シングルボードコンピュータシステム(SBC)(例えばコンピュータオンモジュール(COM)またはシステムオンモジュール(SOM)など)、ラップトップコンピュータシステムまたはノートブックコンピュータシステム、移動電話、スマートフォン、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、タブレットコンピュータシステムまたはこれらのうちの複数の組合せであってもよい。特定の実施形態では、モバイルデバイス10は、入力構成要素としてタッチスクリーン12を有することができる。
図3の例では、タッチスクリーン12は、モバイルデバイス10の前面に組み込まれている。容量式接触センサの場合、送信タイプおよび受信タイプの2つのタイプの電極を存在させることができる。これらの電極は、電気パルスで送信電極を駆動し、かつ、接触入力または近接入力によって生じるキャパシタンスの変化を受信電極から測定するように設計された制御部に接続される。
図3の例では、モバイルデバイス10の1つまたは複数の面に1つまたは複数のアンテナ14A〜14Cを組み込むことができる。アンテナ14A〜14Cは、電流を電波に変換し、あるいは逆に電波を電流に変換する構成要素である。信号を送信している間、送信機は、発振する無線周波数(RF)電流をアンテナ14A〜14Cの端子に印加し、アンテナ14A〜14Cは、印加された電流のエネルギーを電磁(EM)波として放射する。信号を受信している間、アンテナ14A〜14Cは、入力EM波のパワーをアンテナ14A〜14Cの端子で電圧に変換する。電圧は、増幅のために受信機に送られる。
【0032】
図4は、モバイルデバイスの一例の内部構成要素の例を示したものである。適切である
場合、1つまたは複数のモバイルデバイス10は、本明細書において記述され、あるいは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を、実質的な空間的または時間的制限を伴うことなく実施することができる。限定するものでなく一例として、1つまたは複数のモバイルデバイス10は、本明細書において記述され、あるいは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を、実時間またはバッチモードで実施することができる。特定の実施形態では、1つまたは複数のモバイルデバイス10は、本明細書において記述され、あるいは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実施する。特定の実施形態では、1つまたは複数のモバイルデバイス10は、本明細書において記述され、あるいは示されている機能を提供する。特定の実施形態では、1つまたは複数のモバイルデバイス10上で動作するソフトウェアは、本明細書において記述され、あるいは示されている1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実施するか、または明細書において記述され、あるいは示されている機能を提供する。特定の実施形態は、1つまたは複数のモバイルデバイス10の1つまたは複数の部分を含む。
【0033】
特定の実施形態では、モバイルデバイス10は、プロセッサ16、メモリ18、ストレージ22、入力/出力(I/O)インタフェース24、通信構成要素20およびバス26を含む。本開示は、特定の数の特定の構成要素を特定の配置で有する特定のモバイルデバイスについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切な数の任意の適切な構成要素を任意の適切な配置で有する任意の適切なモバイルデバイスを企図している。特定の実施形態では、プロセッサ16は、コンピュータプログラムまたはアプリケーションを構築している命令を実行するためのハードウェアを含む。限定するものでなく一例として、プロセッサ16は、命令を実行するために、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ18またはストレージ22から命令を取り出し(あるいはフェッチし)、それらを解読して実行し、次に、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ18またはストレージ22に1つまたは複数の結果を書き込むことができる。
【0034】
特定の実施形態では、プロセッサ16は、データ、命令またはアドレスのための1つまたは複数の内部キャッシュを含むことができる。本開示は、適切である場合、任意の適切な数の任意の適切な内部キャッシュを含んだプロセッサ16を企図している。限定するものでなく一例として、プロセッサ16は、1つまたは複数の命令キャッシュ、1つまたは複数のデータキャッシュおよび1つまたは複数のトランスレーションルックアサイドバッファ(TLB)を含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ18またはストレージ22内の命令のコピーであってもよく、また、命令キャッシュは、プロセッサ16によるこれらの命令の取り出しを高速化することができる。データキャッシュ内のデータは、メモリ18またはストレージ22内の、操作するためにプロセッサ16で実行する命令のためのデータのコピーであっても、プロセッサ16で実行する後続する命令によるアクセスのための、またはメモリ18もしくはストレージ22に書き込むための、プロセッサ16で実行されたその前の命令の結果であっても、あるいは他の適切なデータであってもよい。データキャッシュは、プロセッサ16による読出し操作または書込み操作を高速化することができる。TLBは、プロセッサ16のための仮想アドレス翻訳を高速化することができる。特定の実施形態では、プロセッサ16は、データ、命令またはアドレスのための1つまたは複数の内部レジスタを含むことができる。本開示は、適切である場合、任意の適切な数の任意の適切な内部レジスタを含んだプロセッサ16を企図している。適切である場合、プロセッサ16は、1つまたは複数の演算論理ユニット(ALU)を含むことができ、マルチコアプロセッサであることができ、あるいは1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。本開示は、特定のプロセッサについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切なプロセッサを企図している。
【0035】
特定の実施形態では、プロセッサ16によって実行されるソフトウェアはOSを含むことができる。OSは、カーネルまたはモバイルデバイス10の1つまたは複数のハードウ
ェア構成要素に対応する任意の数のデバイスドライバを含むことができる。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10がスマートフォンである場合、OSは、例えばWINDOWS(登録商標)Phone、ANDROID(登録商標)、Symbian、IOSまたはBadaなどのモバイルオペレーティングシステムであってもよい。特定の実施形態では、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションは、モバイルデバイス10上で実行することができる。特定の実施形態では、アプリケーションは、モバイルデバイス10上にインストールされ、かつ、モバイルデバイス10上に存在するネイティブアプリケーションであってもよい。限定するものでなく一例として、アプリケーション(例えばGOOGLE MAPS)は、タッチスクリーン上に地図を表示し、住所および会社を検索し、あるいは地理上の位置に方向を提供することができ、第2のアプリケーションは、電子メールに遠隔アクセスを提供することができ、第3のアプリケーション(すなわちウェブブラウザ)は、デバイスユーザによるインターネットの閲覧および検索を可能にすることができ、第4のアプリケーションは、カメラを制御して写真を撮りまたはビデオを記録することができ、また、第5のアプリケーションは、デバイスユーザによる、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)またはセルラネットワークコールの受取りおよび開始を許容することができる。ソフトウェアアプリケーションは、ユーザインタフェース(UI)を有することができ、また、1つまたは複数の特定の機能を実施することができる。ソフトウェアアプリケーションは、特定の機能を実施する1つまたは複数のソフトウェアモジュールを含むことができる。ソフトウェアアプリケーションの実行可能コードは、モバイルデバイス10のメモリ18またはストレージ22に記憶することができる。
【0036】
特定の実施形態では、メモリ18は、プロセッサ16が実行するための命令、またはプロセッサ16が操作するためのデータを記憶するためのメインメモリを含む。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10は、ストレージ22または他のソース(例えば他のモバイルデバイス10など)から命令をメモリ18にロードすることができる。プロセッサ16は、次に、メモリ18から内部レジスタまたは内部キャッシュに命令をロードすることができる。プロセッサ16は、命令を実行するために、内部レジスタまたは内部キャッシュから命令を取り出し、かつ、それらを解読することができる。プロセッサ16は、命令を実行している間、または命令を実行すると、1つまたは複数の結果(これは中間結果であって、あるいは最終結果であってもよい)を内部レジスタまたは内部キャッシュに書き込むことができる。プロセッサ16は、次に、これらの結果のうちの1つまたは複数をメモリ18に書き込むことができる。特定の実施形態では、プロセッサ16は、1つまたは複数の内部レジスタまたは内部キャッシュ内またはメモリ18内(ストレージ22または他の場所ではなく)の命令のみを実行し、また、1つまたは複数の内部レジスタまたは内部キャッシュ内またはメモリ18内(ストレージ22または他の場所ではなく)のデータに対してのみ操作する。
【0037】
1つまたは複数のメモリバス(それぞれアドレスバスおよびデータバスを含むことができる)は、プロセッサ16をメモリ18に結合することができる。バス26は、以下で説明するように1つまたは複数のメモリバスを含むことができる。特定の実施形態では、プロセッサ16とメモリ18との間に1つまたは複数のメモリ管理ユニット(MMU)が存在しており、プロセッサ16によって要求されるメモリ18へのアクセスを容易にしている。特定の実施形態では、メモリ18は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。このRAMは、適切である場合、揮発性メモリであってもよい。適切である場合、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)またはスタティックRAM(SRAM)であってもよい。さらに、適切である場合、このRAMは、シングルポートRAMまたはマルチポートRAMであってもよい。本開示は、任意の適切なRAMを企図している。メモリ18は、適切である場合、1つまたは複数のメモリを含むことができる。本開示は、特定のメモリについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切なメモリを企図してい
る。
【0038】
特定の実施形態では、ストレージ22は、データまたは命令のための大容量ストレージを含む。限定するものでなく一例として、ストレージ22は、ハードディスクドライブ(HDD)、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、フラッシュメモリまたはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。ストレージ22は、適切である場合、取外し可能媒体または取外し不可能(すなわち固定)媒体を含むことができる。ストレージ22は、適切である場合、モバイルデバイス10の内部であっても、あるいは外部であってもよい。特定の実施形態では、ストレージ22は不揮発性半導体メモリである。特定の実施形態では、ストレージ22はリードオンリメモリ(ROM)を含む。適切である場合、このROMは、マスクプログラムROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的消去再書込ROM(EAROM)もしくはフラッシュメモリ、またはこれらのうちの複数の組合せであってもよい。本開示は、任意の適切な物理的形態を取る大容量ストレージ22を企図している。ストレージ22は、適切である場合、プロセッサ16とストレージ22との間の通信を容易にする1つまたは複数のストレージ制御ユニットを含むことができる。適切である場合、ストレージ22は、1つまたは複数のストレージ22を含むことができる。本開示は、特定のストレージについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切なストレージを企図している。
【0039】
特定の実施形態では、I/Oインタフェース24は、モバイルデバイス10と1つまたは複数のI/Oデバイスとの間の通信のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェアまたは両方を含む。モバイルデバイス10は、適切である場合、これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を含むことができる。これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数は、ユーザとモバイルデバイス10の間の通信を可能にすることができる。限定するものでなく一例として、I/Oデバイスは、キーボード、キーパッド、1つまたは複数のセンサ、タッチスクリーン、マイクロホン、モニタ、マウス、プリンタ、スキャナ、スピーカ、ディジタルスチールカメラ、スタイラス、トラックボール、ビデオカメラ、他の適切なI/Oデバイスまたはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。本開示は、任意の適切なI/Oデバイスおよびそれらのための任意の適切なI/Oインタフェース24を企図している。適切である場合、I/Oインタフェース24は、プロセッサ16によるこれらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数の駆動を可能にする1つまたは複数のデバイスまたはソフトウェアドライバを含むことができる。I/Oインタフェース24は、適切である場合、1つまたは複数のI/Oインタフェース24を含むことができる。本開示は、特定のI/Oインタフェースについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切なI/Oインタフェースを企図している。
【0040】
特定の実施形態では、通信構成要素20は、モバイルデバイス10と、1つまたは複数の他のモバイルデバイス10との間、または1つまたは複数のネットワークとの間の通信(例えばパケットベース通信など)のための1つまたは複数のインタフェースを提供するハードウェア、ソフトウェアまたは両方を含む。限定するものでなく一例として、通信構成要素20は、イーサネット(登録商標)または他の有線ベースネットワークと通信するためのネットワークインタフェース制御部(NIC)またはネットワークアダプタ、あるいは無線NIC(WNIC)、例えばWI−FIネットワークなどの無線ネットワークと通信するための無線アダプタ、または例えば3Gもしくはロングタームエボルーション(LTE)ネットワークなどのセルラネットワークと通信するためのモデム、を含むことができる。本開示は、任意の適切なネットワークおよびそのための任意の適切な通信構成要素20を企図している。限定するものでなく一例として、モバイルデバイス10は、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、LAN、WAN、MAN、またはインターネットの1つまたは複数の部分、あるいはこれらのうちの複数の組合
せと通信することができる。これらのネットワークのうちの1つまたは複数の1つまたは複数の部分は、有線であっても、あるいは無線であってもよい。他の例として、モバイルデバイス10は、無線PAN(WPAN)(例えばBLUETOOTH WPANなど)、WI−FIネットワーク、WI−MAXネットワーク、セルラ電話ネットワーク(例えばGlobal System for Mobile Communication(GSM(登録商標))、3GまたはLTEネットワークなど)または他の適切な無線ネットワーク、あるいはこれらのうちの複数の組合せと通信することができる。モバイルデバイス10は、適切である場合、これらのうちの任意のネットワークのための任意の適切な通信構成要素を含むことができる。通信構成要素20は、適切である場合、1つまたは複数の通信構成要素を含むことができる。本開示は、特定の通信構成要素について記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切な通信構成要素を企図している。
【0041】
特定の実施形態では、バス26は、モバイルデバイス10の構成要素を互いに結合するハードウェア、ソフトウェアまたは両方を含む。限定するものでなく一例として、バス26は、グラフィックスバス、Enhanced Industry Standard Architecture(EISA)バス、フロントサイドバス(FSB)、HYPERTRANSPORT(HT)相互接続、Industry Standard Architecture(ISA)バス、INFINIBAND相互接続、ローピンカウント(LPC)バス、メモリバス、Micro Channel Architecture(MCA)バス、シリアルアドバンストテクノロジーアタッチメント(SATA)バス、Video Electronics Standards Associationローカルバス(VLB)または他の適切なバス、あるいはこれらのうちの複数の組合せを含むことができる。バス26は、適切である場合、1つまたは複数のバス26を含むことができる。本開示は、特定のバスについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切なバス、すなわち相互接続を企図している。
【0042】
図5は、モバイルデバイスの一例の通信構成要素の一例を示したものである。上で説明したように、モバイルデバイスの通信構成要素20は、無線通信のための1つまたは複数のアンテナ14A〜14Eおよび1つまたは複数の通信インタフェースを含むことができる。限定するものでなく一例として、アンテナ14A〜14Eは、モバイルデバイス10による、例えば3G、LTE、BLUETOOTH、WI−FI、GPS、等々などの無線通信プロトコルの使用をサポートしている。様々な無線通信プロトコルの各々には、特定の周波数範囲内で動作する傾向がある。本開示は、特定の無線通信プロトコルをサポートするアンテナについて記述し、かつ、示しているが、本開示は、任意の適切な無線通信プロトコルをサポートするアンテナを企図している。モデム28は、アンテナ14A〜14Eに結合されており、適切な無線プロトコルに関連付けられた特定の周波数(すなわち共振周波数)で動作するようにアンテナ14A〜14Eを構成する。モデム28は、アンテナ14A〜14Eが受け取った無線通信信号を処理するように構成されている。本明細書においては、モデムの参照には、アナログ無線信号またはディジタル無線信号を処理し、あるいは無線通信信号の修正を実施する任意の適切な信号処理構成要素が包含されている。モデム28は、通信構成要素16の論理部29またはモバイルデバイスのプロセッサに結合することができる。
【0043】
上で説明したように、アンテナ14A〜14Eは、受け取ったEM信号をアンテナ14A〜14Eの端子で電気信号に変換するように構成されている。アンテナ14A〜14Eの端子の電気信号はモデム28に送信される。特定の実施形態では、モバイルデバイスが3GまたはLTEデータネットワークを介してインターネットにアクセスする場合、一次アンテナ14Aおよび二次アンテナ14Bが使用される。モデム28は、1つまたは複数の無線プロトコルと共に使用するためにアンテナ14A〜14Bを構成する。モデム28は、以下で説明するように、モバイルデバイスによって使用される無線プロトコルに関連
付けられた周波数範囲内で、アンテナとモデムの間の電力伝達の効率を最適化するように構成されている。特定の実施形態では、モデム28は、モバイルデバイスが受け取った信号中に応答シフトを符号化するデータを論理部30に送信する。論理部29は、モデム28から受け取った、符号化された応答シフトデータを処理し、かつ、受け取った応答シフトデータに基づいてモバイルデバイスの構成に対する変更を開始するように構成することができる。
【0044】
本明細書においては、1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、適切である場合、1つまたは複数の半導体ベースまたは他の集積回路(IC)(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハードディスクドライブ(HDD)、ハイブリッドハードドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピーディスクまたはディスケット、フロッピーディスクドライブ(FDD)、磁気テープ、ソリッドステートドライブ(SSD)、RAMドライブ、SECURE DIGITALカードまたはドライブ、任意の他の適切な非一時的コンピュータ可読記憶媒体、またはこれらのうちの複数の任意の適切な組合せを含むことができる。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、適切である場合、揮発性、不揮発性、または揮発性および不揮発性の組合せであってもよい。
【0045】
本明細書においては、「または」は、明確に示されていない限り、あるいは文脈によって特に示されていない限り、包括的であり、排他的ではない。したがって本明細書においては、「AまたはB」は、明確に示されていない限り、あるいは文脈によって特に示されていない限り、「A、Bまたは両方」を意味している。さらに、「および」は、明確に示されていない限り、あるいは文脈によって特に示されていない限り、結合および別々の両方である。したがって本明細書においては、明確に示されていない限り、あるいは文脈によって特に示されていない限り、「AおよびB」は、「結合的または別々にAおよびB」を意味している。
【0046】
本開示には、当業者には理解されるように、本明細書における実施形態例に対するあらゆる変化、置換、変形、変更および修正が包含されている。さらに、本開示は、特定の構成要素、要素、機能、操作または工程を含むものとして本明細書における個々の実施形態を記述し、かつ、示しているが、これらの任意の実施形態は、当業者には理解されるように、本明細書のどこかで記述され、あるいは示されているこれらの構成要素、要素、機能、操作または工程の任意の組合せまたは任意の順序を含むことができる。さらに、特許請求の範囲における、特定の機能を実施するように適合され、特定の機能を実施するように配置され、特定の機能を実施することができ、特定の機能を実施するように構成され、特定の機能を実施するように有効化され、特定の機能を実施するように動作することができ、あるいは特定の機能を実施するように動作する装置またはシステム、あるいは装置またはシステムの構成要素の参照には、それ、またはその特定の機能が有効にされ、起動され、あるいはアンロックされている、いないにかかわらず、その装置、システムまたは構成要素がそのように適合され、配置され、ことができ、構成され、有効化され、動作することができ、あるいは動作する限り、その装置、システム、構成要素が包含されている。