特許第6208873号(P6208873)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6208873
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】固体すすぎ補助組成物及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   C11D 3/34 20060101AFI20170925BHJP
   C11D 3/20 20060101ALI20170925BHJP
   C11D 3/33 20060101ALI20170925BHJP
   C11D 1/66 20060101ALI20170925BHJP
   C11D 17/06 20060101ALI20170925BHJP
   A47L 15/42 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
   C11D3/34
   C11D3/20
   C11D3/33
   C11D1/66
   C11D17/06
   A47L15/42 Z
【請求項の数】15
【全頁数】45
(21)【出願番号】特願2016-538903(P2016-538903)
(86)(22)【出願日】2013年9月10日
(65)【公表番号】特表2016-534204(P2016-534204A)
(43)【公表日】2016年11月4日
(86)【国際出願番号】US2013059013
(87)【国際公開番号】WO2015030836
(87)【国際公開日】20150305
【審査請求日】2016年4月4日
(31)【優先権主張番号】14/010,815
(32)【優先日】2013年8月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510250467
【氏名又は名称】エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬
(74)【代理人】
【識別番号】100087413
【弁理士】
【氏名又は名称】古賀 哲次
(74)【代理人】
【識別番号】100146466
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 正俊
(74)【代理人】
【識別番号】100128495
【弁理士】
【氏名又は名称】出野 知
(74)【代理人】
【識別番号】100173107
【弁理士】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(74)【代理人】
【識別番号】100191444
【弁理士】
【氏名又は名称】明石 尚久
(72)【発明者】
【氏名】シン スン
(72)【発明者】
【氏名】デリック アンダーソン
(72)【発明者】
【氏名】ケルシー ウエスト
(72)【発明者】
【氏名】ジャネル マリー キーファー
(72)【発明者】
【氏名】ビクター フク−ポン マン
(72)【発明者】
【氏名】メリッサ ハンター
【審査官】 小久保 敦規
(56)【参考文献】
【文献】 特表2010−528148(JP,A)
【文献】 特表2013−512312(JP,A)
【文献】 米国特許第05358653(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0101516(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D 1/00− 19/00
A47L 15/00− 21/06
B08B 1/00− 13/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
10質量%〜25質量%の固体酸と;
50質量%〜80質量%のキシレンスルホン酸ナトリウム
5質量%〜30質量%の一つ又は複数の非イオン性界面活性剤と
を含む、固体すすぎ補助組成物。
【請求項2】
防腐剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
キレート剤を更に含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記キレート剤がGLDAである、請求項に記載の組成物。
【請求項5】
前記酸がクエン酸である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記非イオン性界面活性剤が低発泡性界面活性剤である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
固体すすぎ補助組成物の製造方法であって、
a.10質量%〜25質量%の固体酸と、5質量%〜30質量%の一つ又は複数の非イオン性界面活性剤と、50質量%〜80質量%のキシレンスルホン酸ナトリウムとを混合することと;
b.前記混合物を固化させることと、その後に;
c.前記すすぎ補助剤の任意の液体成分、例えば防腐剤、追加の界面活性剤、水、色素等を混合することと;
d.すすぎ補助剤混合物で固体を形成することと
を含む、固体すすぎ補助組成物の製造方法。
【請求項8】
前記固体を形成することが、圧縮によるものである、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記固体を形成することが、押出によるものである、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記混合物を1日以上固化させる、請求項に記載の方法。
【請求項11】
洗浄用途で硬質表面をすすぐ方法であって、
a.請求項1に記載の固体すすぎ補助組成物を提供することと;
b.前記すすぎ補助組成物に水を接触させて、使用溶液を形成することと;
c.前記使用溶液を前記硬質表面に適用することと
を含む、硬質表面をすすぐ方法。
【請求項12】
前記使用溶液に含まれる活性材料が2,000ppm以下である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記接触させることは、すすぎ補助剤の固体ブロック上に水を導くことによるものである、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記接触させることによって、前記固体すすぎ補助剤を使用溶液中に溶解させる、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記硬質表面が金属、ガラス、プラスチック、セラミック、又はタイルを含む、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体すすぎ補助組成物、並びにその製造方法及び使用方法に関する。すすぎ補助組成物は、一般に、圧縮又は押出固体形成に使用するために設計された、新しい固化システム及び界面活性剤を含む。すすぎ補助剤は、例えば、調理器具(cookware)、皿類(dishware)、フラットウェア(flatware)、グラス、カップ、硬質表面、ヘルスケア品表面、ガラス表面、車両表面等を含む物品に対する水性使用溶液中で使用することができ、特に金属表面にとって有用である。
【背景技術】
【0002】
機械的物品洗浄機は、業務用及び家庭用環境において長年にわたって一般的である。そのような自動物品洗浄機は、最初に洗浄サイクル、次にすすぎサイクルを含むことができ、浸漬、前洗浄、擦り、殺菌、乾燥、及び追加の洗浄サイクルもまた利用することがある、2以上のサイクルを用いて食器を洗浄する。すすぎ剤は、従来、物品洗浄用途において使用され、乾燥を促進し、スポットの形成を防止している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
すすぎ剤は、ヘルスケア環境において、典型的には、医療用のカート、ケージ、器具、又は装置の洗浄のために使用されている。典型的には、医療用のカート、ケージ、器具、若しくは装置の洗浄は、医療用のカート、ケージ、器具、若しくは装置を、水性の洗浄組成物に接触させること、及びこれらを、溶解したすすぎ補助剤を含むすすぎ溶液ですすぐこと、若しくは接触させることを含む。方法は、溶解した又は懸濁した固体抗菌性組成物、好ましくは固体第四級アンモニウム又は固体ハロゲン抗菌性組成物から形成された、水性の抗菌性組成物と接触させることによる、医療用のカート、ケージ、器具、又は装置の抗菌処理を含むこともできる。
【0004】
家庭用、業務用、又はヘルスケア環境のいずれかにおいて、スポットの形成を低減するすすぎ剤を、一般に、水に加えて、洗浄が完了した後に硬質表面上に吹き付けられる水性のすすぎ液を形成していた。すすぎ剤が働く正確な機構は確立されていない。理論の一つは、すすぎ剤中の界面活性剤が、その曇り点以上の温度で表面上に吸収され、それによって固体−液体界面エネルギー、及び接触角を低減すると考えられている。これは、表面から均一に排出され、スポットの形成を最小化する、連続的なシートの形成につながる。一般に、高発泡界面活性剤は、すすぎ水の温度より高い曇り点を有し、この理論によれば、シート形成を促進せず、したがってスポットにつながる。さらに、高発泡性材料は、物品洗浄機の動作を妨げることが知られている。
【0005】
現在、多くのすすぎ補助剤が知られており、それぞれいくつかの利点及び不利な点を有している。代替のすすぎ補助組成物、特に、環境にやさしい(例えば、生物分解可能)、金属に対して非腐食性な、高い総溶解固形分を取り扱うことができ、高い水硬度を取り扱うことができ、固体として容易に製造される、代替のすすぎ補助組成物に対する現行の需要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、特に圧縮又は押出固体形成のために設計され、すすいだ後にスポットがない表面を残し、特に金属を腐食させることなくすすぐために効果的な、固体すすぎ補助剤を含む。本発明によれば、固体酸は、短鎖アルキルベンゼン及びヒドロトロープのアルキルナフタレンスルホネート類、例えば、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、キシレンスルホン酸カルシウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、及び/又はナトリウムブチルナフタレンと組み合わせられる。短鎖アルキルベンゼン及びヒドロトロープのアルキルナフタレンスルホネート類は、固化剤及び界面活性剤として機能し、少なくとも1つの非イオン性低発泡性界面活性剤と組み合わせられる。
【0007】
したがって、本発明の固体すすぎ剤組成物は、硬度制御のための固体酸と、短鎖アルキルベンゼン、及び/又はアルキルナフタレンスルホネート、好ましくはキシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)と、界面活性剤系とを含む。界面活性剤は、好ましくは非イオン性低発泡性界面活性剤である。
【0008】
本発明の組成物は、特に硬水、及び高い総溶解固形分(TDS)の条件を用いた使用に有益である。
【0009】
すすぎ補助剤濃縮物は、典型的に、固体の形態で提供される。これは、固体材料を組み合わせて、次に任意の液体成分を加える工程によって、典型的に調製される。次に、材料を圧縮又は押出して、固体を形成する。一般に、固体濃縮物は、水で希釈され、基材の表面に供給される使用溶液を提供することが期待されている。使用溶液は、好ましくは、有効量の活性材料を含み、すすぎ水によってスポットがない表面を提供する。用語「活性材料」は、スポッティング及びフィルミングを低減するように機能する使用溶液の非水部分をいうことを理解すべきである。
【0010】
すすぎ補助剤を使用する方法のいくつかの例は、一般に、すすぎ補助剤を提供すること、水性の使用溶液にすすぎ補助剤を混合すること、及び水性の使用溶液を基材表面へと適用することを含む。
【0011】
いくつかの実施形態において、固体酸は、約5質量%〜約40質量%の量で存在する。短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネートは、50質量%〜80質量%存在し、非イオン性界面活性剤は、圧縮された固体について約5質量%〜約20質量%、押出された固体について約5質量%〜約30質量%存在する。また、固体すすぎ補助剤は、いくつかの実施形態において、以下に列挙するように、追加の界面活性剤、処理補助剤、例えばポリエチレングリコール又はウレア、及び他の成分、例えばキレート剤、防腐剤、芳香剤、又は色素を含む。
【0012】
いくつかの側面において、本発明は、物品洗浄用途における表面、又はヘルスケアに関する表面をすすぐ方法に関連する。方法は、水性のすすぎ補助組成物を提供すること;すすぎ補助組成物を水で希釈して、水性の使用溶液を形成すること;及び水性の使用溶液を表面に適用することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明A及びB、並びに異なる市販のすすぎ補助剤A〜Dの組成物の、硬度性能を示すグラフである。
図2図2は、本発明A及びB、並びに異なる市販のすすぎ補助剤A〜Dの組成物の、総溶解固形分(TDS)性能を示すグラフである。
図3図3は、本発明A及びB、並びに異なる市販のすすぎ補助剤A〜Dの組成物の、金属適合性データを示すグラフである。
図4図4は、Glewwe起泡装置を使用した、ディスペンサー水溜濃度における、本発明A及びB、並びに異なる市販のすすぎ補助剤Dの組成物の、泡高さを示すグラフである。
図5図5は、RTU濃度における、本発明A及びB、並びに異なる市販のすすぎ補助剤A〜Dの組成物の、泡高さを示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、すすぎ補助組成物、並びにすすぎ補助組成物の製造方法及び使用方法に関する。いくつかの側面において、本発明は、固体酸と、短鎖アルキルベンゼン及びアルキルナフタレンスルホネート、例えばキシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、キシレンスルホン酸カルシウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、及び/又はナトリウムブチルナフタレンと、少なくとも1つの追加の界面活性剤、好ましくは非イオン性低発泡性界面活性剤とを含む、すすぎ補助組成物を提供する。
【0015】
本発明の組成物を用いて、以下に限定されないが、プラスチックウェア(plasticware)、調理器具(cookware)、皿類(dishware)、フラットウェア(flatware)、ガラス、カップ、硬質表面、ガラス表面、ヘルスケア表面、及び車両表面を含む、様々な表面上のスポッティング及びフィルミングを低減することができる。
【0016】
本発明がより明確に理解されるように、特定の用語をまず定義する。本明細書で用いる用語「物品(ware)」は、品目、例えば食事用、調理用、及び給仕用品をいう。例示的な物品の品目としては、以下に限定されないが:皿類、例えば、プレート、及びボウル;銀製食器(silverware)、例えば、フォーク、ナイフ、及びスプーン;カップ及びグラス、例えば、飲用のカップ及びグラス;給仕用品、例えば、ガラス繊維トレイ、断熱プレートカバーが挙げられる。本明細書で用いる用語「物品洗浄(warewashing)」は、物品を洗うこと、洗浄すること、又はすすぐことをいう。本発明の組成物と接触させることがある、例えば、洗浄し、又はすすぐことがある物品の品目は、あらゆる材料でできている可能性がある。例えば、物品は、木、金属、セラミックス、ガラスなどでできた品目を含む。「物品」は、プラスチックでできた品目にも関する。本発明による組成物で洗浄し、又はすすぐことができるプラスチックの種類としては、限定されないが、ポリカーボネートポリマー(PC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン重合体(ABS)、及びポリスルホンポリマー(PS)が挙げられる。本発明の方法及び組成物を用いて洗浄することができる他の例示的なプラスチックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む。
【0017】
本明細書で用いる用語「硬質表面」は、シャワー、シンク、トイレ、浴槽、カウンタートップ、窓、鏡、輸送車両、床等を含む。
【0018】
本明細書で用いる用語「ヘルスケア表面」は、器具、装置、カート、ケージ、家具、構造物、建築物、又はヘルスケア活動の一部として使用されるような表面をいう。ヘルスケア表面の例としては、医療用又は歯科用器具の表面、医療用又は歯科用装置の表面、オートクレーブ及び滅菌装置の表面、患者の健康を監視するために使用される電子装置の表面、並びにヘルスケアが行われる底、壁、又は構造物の固定物の表面を含む。ヘルスケア表面は、病室、手術室、病弱な人の部屋(infirmity)、分娩室、霊安室、及び臨床診断室に見られる。これらの表面は、「硬質表面」(例えば壁、床、差込み便器等)、又は布帛表面、例えば編物、織物、及び不織物表面(例えば、手術用衣類、カーテン、ベッドリネン、包帯等)、又は患者ケア設備(例えば、人工呼吸器、診断用設備、シャント、ボディスコープ、車椅子、ベッド等)、又は手術用及び診断用設備に代表される表面であることができる。ヘルスケア表面は、動物のヘルスケアに使用される物品及び表面を含む。
【0019】
本明細書中で使用する用語「器具(instrument)」は、本発明の方法によって処理された水を用いた洗浄から利益を得ることができる、様々な医療用又は歯科用の器具又は装置をいう。
【0020】
本明細書で用いる用語「医療用器具」、「歯科用器具」、「医療用装置」、「歯科用装置」、「医療用設備」、又は「歯科用設備」は、医学又は歯科医学において使用する器具(instruments)、装置(devices)、道具(tools)、機械製品(appliances)、一連の装置(apparatus)、及び設備(equipment)をいう。そのような器具、装置、及び設備は、低温殺菌され、浸漬され、若しくは洗浄され、及び次に加熱殺菌されることがあり、又はそうでなければ、本発明によって処理された水を用いた洗浄から利益を得ることがある。これらの様々な器具、装置、及び設備は、以下に限定されないが:診断器具、トレイ、パン、ホルダ、ラック、鉗子、はさみ、剪断機、鋸(例えば骨鋸、及びそれらの刃)、止血鉗子、ナイフ、のみ、骨鉗子、ファイル、ニッパー、ドリル、ドリルビット、やすり、バール、スプレッダー、破砕機、エレベーター、クランプ、ニードルホルダー、キャリア、クリップ、フック、丸のみ、キューレット、リトラクター、ストレートナー、パンチ、抽出器、さじ、槍状刀、スパチュラ、エクスプレッサ(expressors)、トロカール、拡張器、ケージ、ガラス製品、管、カテーテル、カニューレ、プラグ、ステント、スコープ(例えば、内視鏡、聴診器、及び関節鏡)、及び関連する設備等、又はこれらの組み合わせを含む。
【0021】
本発明の組成物について使用する用語「固体」は、硬化した組成物が知覚できるほどには流れず、穏やかな応力若しくは圧力、又は単に重力の下で、その形状、例えば、金型を除去したときの金型の形状、押出機から押出されたときに形成された物品の形状などを実質的に保持することを意味する。固体組成物の硬度の程度は、比較的より高密度で硬い、例えばコンクリートのような融合固体ブロック(fused solid block)の硬度から、可鍛性がありスポンジ状として特徴付けられる、コーキング材に似た粘度までであることができる。
【0022】
界面活性剤すすぎ液、又はシーティング剤の「曇り点」は、暖めたときに、界面活性剤の水溶液の1質量%が曇る温度として定義される。
【0023】
本明細書において用いる用語「ヘルスケア表面」は、器具、装置、カート、ケージ、家具、構造物、建築物等、又はヘルスケア活動の一部として使用される表面をいう。ヘルスケア表面の例は、医療用又は歯科用器具の表面、医療用又は歯科用装置の表面、患者の健康を監視するために使用される電子装置の表面、並びにヘルスケアが行われる底、壁、又は構造物の固定物の表面を含む。ヘルスケア表面は、病室、手術室、病弱な人の部屋(infirmity)、分娩室、霊安室、及び臨床診断室に見られる。これらの表面は、「硬質表面」(例えば、壁、床、差込み便器等)、又は布帛表面、例えば編物、織物、及び不織物表面(例えば、手術用衣類、カーテン、ベッドリネン、包帯等)、又は患者ケア設備(例えば、人工呼吸器、診断用設備、シャント、ボディスコープ、車椅子、ベッド等)、又は手術用及び診断用設備に代表される表面であることができる。ヘルスケア表面は、動物のヘルスケアに使用される物品及び表面を含む。
【0024】
本明細書で用いる用語「医療用カート」は、ヘルスケア環境で使用され、一つ又は複数の医療用の器具、装置、又は設備を輸送し、固体洗浄組成物の使用組成物を用いた洗浄、固体すすぎ組成物の使用組成物を用いたすすぎ、及び/又は固体抗菌性組成物の使用組成物を用いた抗菌処理から利益を得ることができる、カートをいう。医療用カートは、ヘルスケア環境、例えば病院、クリニック、歯科用又は医療用オフィス、療養所、長期ケア施設等において、医療用若しくは歯科用の装置若しくは器具、又は他の医療用若しくは歯科用設備を輸送するためのカートを含む。
【0025】
本明細書で用いる用語「医療用ケージ」は、ヘルスケア環境において使用され、診断等における臨床又は毒物学的な試験において実験に使用される一若しくは複数の動物を収容及び/又は輸送するケージをいう。そのような動物は、齧歯動物(例えば、マウス、又はネズミ)、ウサギ、イヌ、ネコ等を含む。医療用ケージは、典型的には、動物を実際に収容し、車輪付きラックに載置することができる動物用ケージを含む。医療用ケージは、動物用餌のための一つ又は複数の容器又はディスペンサー、水のための一つ又は複数の容器又はディスペンサー、及び/又はカート若しくは動物を識別するための一つ又は複数のシステムを含むこともできる。医療用ケージは、固体アルカリ性洗浄組成物の使用組成物を用いた洗浄、固体すすぎ組成物の使用組成物を用いたすすぎ、及び/又は固体抗菌性組成物の使用組成物を用いた抗菌処理から利益を得ることができる。
【0026】
本明細書で用いる用語「器具」は、固体アルカリ性洗浄組成物の使用組成物を用いた洗浄、固体すすぎ組成物の使用組成物を用いたすすぎ、及び/又は固体抗菌性組成物の使用組成物を用いた抗菌処理から利益を得ることができる、様々な医療用又は歯科用の器具又は装置に関する。
【0027】
本明細書で用いる用語「医療用器具」、「歯科用器具」、「医療用装置」、「歯科用装置」、「医療用設備」、又は「歯科用設備」は、医学又は歯科医学において使用する器具(instruments)、装置(devices)、道具(tools)、機械製品(appliances)、一連の装置(apparatus)、及び設備(equipment)をいう。そのような器具、装置、及び設備は、低温殺菌され、浸漬され、若しくは洗浄され、及び次に加熱殺菌されることがあり、又はそうでなければ、本発明の組成物における洗浄から利益を得ることがある。これらの様々な器具、装置、及び設備は、以下に限定されないが:診断器具、トレイ、パン、ホルダ、ラック、鉗子、はさみ、剪断機、鋸(例えば骨鋸、及びそれらの刃)、止血鉗子、ナイフ、のみ、骨鉗子、ファイル、ニッパー、ドリル、ドリルビット、やすり、バール、スプレッダー、破砕機、エレベーター、クランプ、ニードルホルダー、キャリア、クリップ、フック、丸のみ、キューレット、リトラクター、ストレートナー、パンチ、抽出器、さじ、槍状刀、スパチュラ、エクスプレッサ(expressors)、トロカール、拡張器、ケージ、ガラス製品、管、カテーテル、カニューレ、プラグ、ステント、スコープ(例えば、内視鏡、聴診器、及び関節鏡)、及び関連する設備等、又はこれらの組み合わせを含む。
【0028】
本明細書で用いる用語「アルキル」は、S、O、Si、又はNから独立して選択される一つ又は複数のヘテロ原子置換基を任意に含む、直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基をいう。アルキル基は、一般に、1〜20個の原子を有するアルキル基を含む。アルキル基は、未置換であってもよく、又は組成物の特定の機能を妨げない置換基によって置換されていてもよい。置換基は、例えば、アルコキシ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルキル置換アミノ、又はハロゲンを含む。本明細書で用いる「アルキル」の例は、限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、イソブチル、及びイソプロピル等を含む。更に、「アルキル」は、「アリーレン」、「アルケニレン」、又は「アルキルイン」を含んでもよい。
【0029】
本明細書で用いる用語「アルキレン」は、S、O、Si、又はNから独立して選択される一つ又は複数のヘテロ原子置換基を任意に含む、直鎖又は分岐鎖の二価炭化水素基をいう。アルキレン基は、一般に、1〜20個の原子を有するアルキレン基を含む。アルキレン基は、未置換であってもよく、又は組成物の特定の機能を妨げない置換基によって置換されていてもよい。置換基は、例えば、アルコキシ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルキル置換アミノ、又はハロゲンを含む。本明細書で用いる「アルキレン」の例は、限定されないが、メチレン、エチレン、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル等を含む。
【0030】
本明細書で用いる用語「アルケニレン」は、一つ又は複数の炭素−−炭素二重結合を有し、S、O、Si、又はNから独立して選択される一つ又は複数のヘテロ原子置換基を任意に含む、直鎖又は分岐鎖の二価炭化水素基をいう。アルケニレン基は、一般に、1〜20個の原子を有するアルケニレン基を含む。アルケニレン基は、未置換であってもよく、又は組成物の特定の機能を妨げない置換基によって置換されていてもよい。置換基は、例えば、アルコキシ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルキル置換アミノ、又はハロゲンを含む。本明細書で用いる「アルケニレン」の例は、限定されないが、エテン−1,2−ジイル、プロペン−1,3−ジイル等を含む。
【0031】
本明細書で用いる用語「アルキルイン」は、一つ又は複数の炭素−−炭素三重結合を有し、S、O、Si、又はNから独立して選択される一つ又は複数のヘテロ原子置換基を任意に含む、直鎖又は分岐鎖の二価炭化水素基をいう。アルキルイン基は、一般に、1〜20個の原子を有するアルキルイン基を含む。アルキルイン基は、未置換であってもよく、又は組成物の特定の機能を妨げない置換基によって置換されていてもよい。置換基は、例えば、アルコキシ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルキル置換アミノ、又はハロゲンを含む。
【0032】
本明細書で用いる用語「アルコキシ」は、−O−アルキル基をいい、アルキルは上記に定義したものである。
【0033】
本明細書で用いる用語「ハロゲン」又は「ハロ(halo)」は、ヨウ素、臭素、塩素、及びフッ素を含む。
【0034】
本明細書で用いる用語「メルカプト」及び「スルフヒドリル」は、置換基−SHをいう。
【0035】
本明細書で用いる用語「ヒドロキシ」は、置換基−OHをいう。
【0036】
本明細書で用いる用語「アミノ」は、置換基−NH2をいう。
【0037】
本発明の方法及び組成物は、掲げられた工程又は成分を含むことができ、これらから成ることができ、又はこれらから本質的に成ることができる。本明細書で用いる用語「本質的に成る」は、掲げられた成分又は工程、及び組成物又は方法の基本的及び新規な特性に実質的に影響を及ぼさないような追加の成分又は工程を含むことを意味するものと解する。いくつかの実施形態において、記載された成分から「本質的に成る」本発明の実施形態による組成物は、組成物の基本的及び新規な特性、例えば、組成物の乾燥時間、シーティング能力、スポッティング又はフィルミング特性を変える、いかなる追加の成分も含まない。
【0038】
本明細書で用いる、「質量パーセント(weight percent (wt%))」、「質量パーセント(percent by weight)」、「質量%(% by weight)」等は、その材料の質量を、組成物の総質量で除して100を掛けた、材料の濃度を指す同義語である。
【0039】
本明細書で用いる、本発明の組成物中の、又は本発明の方法において使用される成分の量を修飾する用語「約」は、例えば、実際に濃縮物又は使用溶液を作るために使用する、典型的な測定及び液体の処理手順を通して;これらの手順における不注意のエラーを通して;組成物を作る、又は方法を実施するために使用する原料の製造、出所、又は純度の違い等を通して生じることがある、数量の変化を意味している。用語「約」は、特定の当初の混合物から生ずる組成物について、異なる平衡条件に起因して異なる量もまた包含する。用語「約」によって修飾されるか否かを問わず、請求項は量に均等物を含む。
【0040】
本明細書、及び添付の特許請求の範囲で用いる単数形「a」、「an」、及び「the」は、別途本文に明確に記載しない限り、指示対象の複数形を含む。本明細書、及び添付の特許請求の範囲で用いる用語「又は」は、別途本文に明確に記載しない限り、「及び/又は」を含む意味において一般に使用する。
【0041】
《固体すすぎ補助組成物》
本発明の固体すすぎ補助組成物は、固体酸と、短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネート、例えばキシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、キシレンスルホン酸カルシウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、及び/又はナトリウムブチルナフタレンと、一つ又は複数の界面活性剤とを含み、好ましくは、一つ又は複数の界面活性剤の少なくとも1つは、非イオン性低発泡性界面活性剤である。
【0042】
固体すすぎ補助組成物は、特に高い硬度及び高い総溶解固形分(TDS)の状況において、有利に処方され、すすぎの後にスポットがない表面を与える。すすぎ補助剤は、特に金属表面のためにも有用であり、その腐食を回避する。
【0043】
《固体酸》
本発明は、一つ又は複数の固体酸を含む。組成物の固体酸は、自然に又は処理されて室温において固体形態である、あらゆる酸を含む。用語「固体」は、粉状、粒状、又は顆粒状の固体形態などの形態を含む。酸性物質(本明細書において「酸」という。)は、以下に限定されないが、薬理学的に許容される有機酸若しくは無機酸、ヒドロキシ酸、アミノ酸、ルイス酸、2以上の酸性基を含む分子の、モノ−若しくはジ−アルカリ又はアンモニウム塩、及び少なくとも1つの酸性基を含むモノマー若しくはポリマー分子を含む。適切な酸性基の例は、カルボキシル、ヒドロキサム、アミド、ホスフェート(例えば、リン酸一水素、及びリン酸二水素)、サルフェート、及びビサルフェートを含む。
【0044】
具体的には、酸は、2〜18個の炭素原子を有する有機酸であり、以下に限定されないが、短鎖、中鎖、又は長鎖脂肪酸、ヒドロキシ酸、無機酸、アミノ酸、及びこれらの混合物を含む。好ましくは、酸は、乳酸、グルコン酸、クエン酸、酒石酸、塩酸、リン酸、硝酸、硫酸、マレイン酸、クエン酸一ナトリウム、クエン酸二ナトリウム、クエン酸カリウム、酒石酸一ナトリウム、酒石酸二ナトリウム、酒石酸カリウム、アスパラギン酸、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
【0045】
例えば、多くの有機酸は、純粋な形態において(及び室温において)結晶質固体であり、例えばクエン酸、シュウ酸、安息香酸である。スルファミン酸は、室温で固体である無機酸の例の一つである。
【0046】
固体酸、又は一つ若しくは複数の固体酸の組合せは、本発明のすすぎ補助組成物中に、約5質量%〜約40質量%、好ましくは約7.5質量%〜約27.5質量%、及びより好ましくは約10質量%〜約25質量%の量で存在する。
【0047】
《短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネート》
短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネート類は、組成物中で、硬化剤、並びにヒドロトロープ及びTDS制御活性の両方として働く。この群は、トルエン、キシレン、及びクメンに基づくアルキルベンゼンスルホネート、並びにアルキルナフタレンスルホネートを含む。トルエンスルホン酸ナトリウム、及びキシレンスルホン酸ナトリウムは、最もよく知られたヒドロトロープである。これらは、以下の一般式を有する。
【化1】
【0048】
この群は、限定されないが、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、キシレンスルホン酸カルシウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、及びブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムを含む。好ましい実施形態において、固化剤はSXSである。
【0049】
本発明は、短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネートの一つ又は複数を有効量含む、固体すすぎ補助組成物を提供する。驚くべきことに、この種類のヒドロトロープは固体すすぎ補助剤の性能を増し、固化剤としても機能することがわかった。短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネートは、ビルダー剤として機能することもある。固体すすぎ補助組成物は、典型的に110°F(約43.3℃)より高い融点を有し、寸法的に安定である。いくつかの実施形態において、短鎖アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンスルホネートの硬化剤は、約40質量%〜約90質量%、好ましくは約45質量%〜約85質量%、及びより好ましくは約50質量%〜約80質量%の量で存在する。
【0050】
固体すすぎ補助剤は、いくつかの実施形態において、以下に列挙するように、追加の処理補助剤、例えばポリエチレングリコール又はウレアもまた含むことができる。追加の処理補助剤は、使用する場合、約.1質量%〜約10質量%の量で存在する。
【0051】
《非イオン性界面活性剤》
本発明において有用な非イオン性界面活性剤は、有機疎水性基及び有機親水基の存在により一般に特徴付けられ、また、有機脂肪族、芳香族アルキル、又はポリオキシアルキレン疎水性化合物と、一般的にはエチレンオキシド又はそのポリ加水反応生成物のポリエチレングリコールである、親水性アルカリ性オキシド部分との縮合によって典型的に製造される。実際は、反応性水素原子を有するヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、又はアミド基を有するあらゆる疎水性化合物と、エチレンオキシド、又はそのポリ加水反応付加体、又はそのアルコキシレンとの混合物、例えばプロピレンオキシドとの混合物とを縮合させて、非イオン性界面活性剤を形成することができる。あらゆる特定の疎水性化合物と縮合させた親水性ポリオキシアルキレン部分の長さは、所望の程度の親水性特性と疎水性特性とのバランスを有する、水分散可能な、又は水溶性の化合物を得るよう、容易に調整することができる。本発明において有用な非イオン性界面活性剤としては、以下のものが挙げられる。
【0052】
適切な非イオン性界面活性剤の例は、アルコキシル化界面活性剤、例えばDehypon LS−54(R−(EO)5(PO)4)、及びDehypon LS−36(R−(EO)3(PO)6));及びキャップされたアルコールアルコキシレート、例えばPlurafac LF221、及びClariant社からのGenepol、Tegoten EC11;これらの混合物等を含む。
【0053】
使用できる他の非イオン性界面活性剤は、以下を含む。
【0054】
1.開始剤反応性水素化合物としての、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、及びエチレンジアミンに基づくポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレンブロックポリマー化合物。開始剤の逐次的なプロポキシル化及びエトキシル化から作られるポリマー化合物の例としては、BASF社によって製造されている、商品名Pluronic(登録商標)、及びTetronicoの下で商業的に入手可能である。
【0055】
Pluronic(登録商標)化合物は、エチレンオキシドと、プロピレングリコールの2つのヒドロキシル基にプロピレンオキシドを付加することによって形成される疎水性塩基とを縮合させることによって形成される、二官能基(2つの反応性水素)化合物である。この疎水性部分は、分子量1,000〜4,000である。次にエチレンオキシドを付加して、この疎水物質を親水基の間に挟み、最終的な分子の約10質量%〜約80質量%を構成するよう、長さを制御する。
【0056】
Tetronic(登録商標)化合物は、エチレンジアミンへのプロピレンオキシド及びエチレンオキシドの逐次的な付加から導かれる、テトラ官能性ブロックコポリマーである。水素型プロピレンオキシドの分子量は、500〜7,000であり;親水性のエチレンオキシドを付加して、分子量の10質量%〜80質量%を構成する。
【0057】
2.アルキル鎖が直鎖若しくは分岐鎖構造、又は一つ若しくは二つのアルキル構成部分であり、8〜18個の炭素原子を含む、1モルのアルキルフェノールと、3〜50モルのエチレンオキシドとの縮合生成物。アルキル基は、例えば、ジイソブチレン、ジアミル、重合プロピレン、イソオクチル、ノニル、及びジノニルに代表されることができる。これらの界面活性剤は、アルキルフェノールの、ポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオキシド縮合物、及びポリブチレンオキシド縮合物であることができる。この化学の商業的な化合物の例は、Rhone−Poulenc社によって製造されている商品名Igepal(登録商標)、及びDow社によって製造されているTriton(登録商標)の下、市場で入手できる。
【0058】
3.飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐鎖の、6〜24個の炭素原子を有する、1モルのアルコールと、3〜50モルのエチレンオキシドとの縮合生成物。アルコール部分は、上記に説明した炭素の範囲のアルコールの混合物から成ることができ、又はこの範囲内の特定の炭素原子数を有するアルコールから成ることができる。そのような商業的な界面活性剤の例は、Shell Chemical社によって製造されている商品名Neodol(登録商標)、及びVista Chemical社によって製造されているAlfonic(登録商標)の下で入手できる。
【0059】
4.飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐鎖の、8〜18個の炭素原子を有する、1モルのカルボン酸と、6〜50モルのエチレンオキシドとの縮合生成物。酸性の部分は、上記に定義した炭素原子の範囲の酸の混合物から成ることができ、又はその範囲内の特定の炭素原子数を有する酸から成ることができる。この化学物質の商業的な化合物の例としては、Henkel社によって製造されている商品名Nopalcol(登録商標)及びLipo Chemicals社によって製造されているLipopeg(登録商標)の下で商業的に入手可能である。
【0060】
一般にポリエチレングリコールエステルと呼ばれるエトキシル化カルボン酸に加えて、グリセリド、グリセリン、及び多価(糖類、又はソルビタン/ソルビトール)アルコールとの反応によって形成した他のアルカノン酸エステルが本発明に適している。これらのエステル部分は全て、これらの分子上に一つ以上の反応性水素部位を有しており、更なるアシル化又はエチレンオキシド(アルコキシド)の付加を受けてこれらの材料の親水性を制御することができる。これらの脂肪族エステル又はアシル化した炭水化物を、アミラーゼ及び/又はリパーゼ酵素を含む本発明の組成物に加える場合は、不適合である可能性があるため、注意しなければならない。
【0061】
好ましい実施形態において、非イオン性界面活性剤は、低発泡性アニオン性界面活性剤である。非イオン性低発泡性界面活性剤の例としては、以下のものが挙げられる。
【0062】
5.エチレンオキシドをエチレングリコールに付加して所定の分子量の親水性を提供し;次にプロピレンオキシドを加えて、分子の外側(末端)上に疎水性ブロックを得ることによって変性され、本質的に逆転された、(1)からの化合物。中心に親水性を有する分子量1,000〜3,100の疎水性部分は、最終的な分子の10質量%〜80質量%である。これらの逆転Pluronic(登録商標)は、商品名Pluronic(登録商標)R界面活性剤の下、BASF社によって製造されている。
【0063】
同様に、Tetronic(登録商標)R界面活性剤は、BASF社によって、エチレンジアミンに、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを逐次的に付加することによって製造されている。中心に親水性を有する分子量2,100〜6,700の疎水性部分は、最終的な分子の10質量%〜80質量%である。
【0064】
6.末端ヒドロキシ基又は(他官能性部分の)基を「キャッピング」又は「末端ブロッキング」することによって変性して、小さい疎水性分子、例えばプロピレンオキシド、ブチレンオキシド、塩化ベンジル;及び1〜5つの炭素原子を含む短鎖脂肪酸、アルコール、又はハロゲン化アルキル;並びにこれらの混合物との反応による発泡を減らした、(1)、(2)、(3)、及び(4)の群からの化合物。反応剤、例えば末端ヒドロキシ基をクロライド基へと変換する塩化チオニルもまた挙げられる。末端ヒドロキシ基に対するそのような変形は、全てブロック、ブロック−ヘテリック(heteric)、ヘテリック−ブロック、又は全てヘテリックの非イオン性のものを誘導することがある。
【0065】
有効な低発泡性非イオン性物質の更なる例としては、以下のものが挙げられる。
【0066】
7.Brownらの1959年9月8日公開の米国特許第2,903,486号明細書の、下式で表されるアルキルフェノキシポリエトキシアルカノール、
【化2】
式中、Rは、8〜9個の炭素原子のアルキル基であり、Aは、3〜4個の炭素原子のアルキレン鎖であり、nは、7〜16の整数であり、mは、1〜10の整数である。
【0067】
Martinらの1962年8月7日公開の米国特許第3,048,548号明細書の、親水性オキシエチレン鎖及び疎水性オキシプロピレン鎖を交互に有し、末端の疎水性鎖の質量、中間の疎水性単位の質量、及び架橋している親水性単位の質量が、それぞれ縮合物の約1/3を表す、ポリアルキレングリコール縮合物。
【0068】
Lissantらの1968年5月7日公開の米国特許第3,382,178号明細書に開示されており、一般的式Z[(OR)nOH]zを有する、消泡性非イオン性界面活性剤であって、Zは、アルコキシル化可能(alkoxylatable)な材料であり、Rは、エチレン及びプロピレンであることができるアルカリ性オキシドから導かれる基であり、nは、例えば10〜2,000又は2,000より大きい整数であり、zは、反応性のオキシアルキル化可能(oxyalkylatable)な基の数によって決定される整数である、消泡性非イオン性界面活性剤。
【0069】
Jacksonらの1954年5月4日公開の米国特許第2,677,700号明細書に記載されており、式Yn(C36O)(C24O)mHに対応する複合ポリオキシアルキレン化合物であって、Yは、1〜6個の炭素原子及び1つの反応性水素原子を有する有機化合物の残基であり、nは、ヒドロキシル基の数によって定まり、少なくとも6.4の平均値を有し、mは、オキシエチレン部が分子の10質量%〜90質量%を構成するような値を有する、複合ポリオキシアルキレン化合物。
【0070】
Lundstedらの1954年4月6日公開の米国特許第2,674,619号明細書に記載されている、式Y[(C36n(C24O)mH]xを有する、複合ポリオキシアルキレン化合物であって、Yは、2〜6個の炭素原子を有しx個の反応性水素原子を含む有機化合物の残基であり、xは、少なくとも2の値を有し、nは、ポリオキシプロピレン疎水性塩基の分子量が少なくとも900になるような値を有し、mは、分子のオキシエチレン含有量が10質量%〜90質量%になるような値を有する、複合ポリオキシアルキレン化合物。Yの定義の範囲内に含まれる化合物としては、例えば、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン等が挙げられる。オキシプロピレン鎖は、任意であるが有利には、少量のエチレンオキシドを含み、オキシエチレン鎖もまた、任意であるが有利には、少量のプロピレンオキシドを含む。
【0071】
本発明の組成物において有利に用いられる更なる複合ポリオキシアルキレン界面活性剤は、下式:P[(C36O)n(C24O)mH]xに対応し、Pは、8〜18個の炭素原を有しx個の反応性水素原子を含む有機化合物の残基であり、xは1又は2の値を有し、nは、ポリオキシエチレン部分の分子量が少なくとも44になるような値を有し、mは、分子のオキシプロピレン含有量が10質量%〜90質量%になるような値を有する。いずれにせよ、オキシプロピレン鎖は、任意であるが有利には、少量のエチレンオキシドを含んでもよく、オキシエチレン鎖もまた、任意であるが有利には、少量のプロピレンオキシドを含んでもよい。
【0072】
8.本組成物における使用に適するポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、構造式R2CONR1Zを有するものを含み、R1は、H、C1〜C4ヒドロカルビル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、エトキシ基、プロポキシ基、又はこれらの組合せであり;Rは、直鎖であることができるC5〜C31ヒドロカルビルであり;Zは、直鎖ヒドロカルビル鎖を有し、鎖に直接結合した少なくとも3つのヒドロキシル基を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はこれらのアルコキシル化(好ましくはエトキシル化、又はプロポキシル化)誘導体である。Zは、還元的アミノ化反応で還元した糖から導くことができる、例えばグリシジル部分である。
【0073】
9.脂肪族アルコールと0〜25モルのエチレンオキシドとのアルキルエトキシレート縮合生成物は、本組成物における使用に適している。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖又は分岐鎖、第一級又は第二級のいずれかであることができ、一般に6〜22個の炭素原子を含むことができる。
【0074】
10.エトキシル化したC6〜C18の脂肪族アルコール、並びにC6〜C18の混合エトキシル化及びプロポキシル化脂肪族アルコールは、本組成物、特に水溶性であるものへの使用に適する界面活性剤である。適切なエトキシル脂肪族アルコールは、3〜50のエトキシル化度を有するC10〜C18エトキシル脂肪族アルコールを含む。
【0075】
11.本組成物への使用に適切な非イオン性アルキル多糖類界面活性剤としては、特にLlenadoらの1986年1月21日公開の米国特許第4,565,647号明細書に開示されているものが挙げられる。これらの界面活性剤は、6〜30個の炭素原子を含む疎水性基と、1.3〜10個の糖単位を含む多糖、例えばポリグリコシドの親水基を含む。5又は6個の炭素原子を含むあらゆる還元糖類を用いることができ、例えば、グルコース、ガラクトース、及びガラクトシル部分は、グルコシル部分に置換することができる。(任意に、疎水性基を2−,3−,4−等の位置に取り付けると、グルコシド又はガラクトシドとは対照的に、グルコース又はガラクトースが得られる。)糖間の結合は、例えば、更なる糖単位の位置の1つと、先在する糖単位上の2−、3−、4−、及び/又は6−位との間であることができる。
【0076】
12.本組成物における使用に適する脂肪酸アミド界面活性剤としては、下式:R6CON(R72を有するものを含み、R6は、7〜21個の炭素原子を含むアルキル基であり、R7は、それぞれ独立して、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、又は−−(C24O)xHであり、xは、1〜3の範囲である。
【0077】
13.有用な非イオン性界面活性剤の種類は、アルコキシル化アミン、又は特に、アルコールアルコキシル化/アミノ化/アルコキシル化界面活性剤として定義される種類を含む。これらの非イオン性界面活性剤は、少なくとも部分的に、一般式:
20−−(PO)sN−(EO)tH、
20−−(PO)sN−(EO)tH(EO)tH、及び
20−−N(EO)t
で表され、式中、R20は、8〜20個、好ましくは12〜14個の炭素原子のアルキル基、アルケニル基、若しくは他の脂肪族基、又はアルキル−アリール基であり、EOは、オキシエチレンであり、POは、オキシプロピレンであり、sは、1〜20、好ましくは2〜5であり、tは、1〜10、好ましくは2〜5であり、uは、1〜10、好ましくは2〜5である。これらの化合物の範囲内の他の変形としては、代替の式:
20−−(PO)v−−N[(EO)wH][(EO)zH]
であってもよく、式中、R20は、上記に定義したものであり、vは、1〜20(例えば、1、2、3、又は4(好ましくは2))であり、w及びzは、独立して1〜10、好ましくは2〜5である。
【0078】
これらの化合物は、商業的に、非イオン性界面活性剤としてHuntsman Chemicals社から販売されている一連の製品に代表される。この種類の好ましい化学製品としては、Surfonic PEA25 アミンアルコキシレートが挙げられる。
【0079】
Schick、M.J.によって編集された論文、「The treatise Nonionic Surfactants」、界面活性剤の化学シリーズの第1巻、Marcel Dekker社、ニューヨーク州、1983年は、本発明の実施において一般に使用される多種多様な非イオン性化合物の優れた引用である。非イオン性の種類、及びこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、Laughlin及びHeuringの1975年12月30日公開の米国特許第3,929,678号明細書に記載されている。更なる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz、Perry及びBerchによる第I及びII巻)に記載されている。
【0080】
《水》
固体すすぎ補助組成物は、いくつかの実施形態において水を含むことができる。水の多くは固体すすぎ補助組成物に独立して加えられ、又は固体すすぎ補助組成物に加えられる材料中に存在する結果として、固体すすぎ補助組成物中に提供されることがある。例えば、固体すすぎ補助組成物に加えられる材料は、水を含むか、又は一つ若しくは複数の固化剤成分との反応のために利用できる水性のプレミックス中で調製されてもよい。典型的には、水を固体すすぎ補助組成物中に導入して、固化の前に所望の粘度を有する組成物を提供し、及び所望の固化速度を提供する。
【0081】
一般に、水は処理補助剤として存在してもよく、及び除去してもよく、又は水和水になっていてもよいと考えられる。水は固体組成物中に存在してもよいと考えられる。固体組成物において、水は、固体すすぎ補助組成物中に0質量%〜5質量%の範囲で存在するだろうと考えられる。例えば、水は、固体すすぎ補助組成物の実施形態中に.1質量%〜約5質量%の範囲で、又は更なる実施形態において.5質量%〜約4質量%の範囲で、又はさらに他の実施形態において1質量%〜3質量%の範囲で存在する。水は、脱イオン水として、又は軟水として提供してもよいことを認識すべきである。
【0082】
固体組成物を形成するために用いる成分は、水を、結合剤の水和物又は水和した形態として、あらゆる他の成分の水和物又は水和した形態として、及び/又は処理において補助として添加された水性媒体として、含むことができる。水性媒体は、成分に処理のための所望の粘度を提供するのに役立つであろうと考えられる。更に、水性媒体は、濃縮物を固体として形成することが所望されるときに、固化プロセスに役立つことが期待される。
【0083】
《更なる機能性材料》
上記に示したように、固体すすぎ補助剤は、固体組成物に所望の特性及び機能を提供する他の機能性材料を含んでもよい。機能性材料は、使用溶液中に分散又は溶解したときに、特定の使用に有益な特性を提供する材料を含む。そのような機能性材料の例としては、防腐剤、キレート剤/封鎖剤;漂白剤、又は活性化剤;殺菌剤/抗菌剤;活性化剤;ビルダー剤、又は充填材;抗再析剤;光学的増白剤;色素;臭気物質、又は香料;安定剤;処理補助剤;腐食防止剤;充填材;固化剤;追加の硬化剤;追加の界面活性剤、溶解性調節剤;pH調製剤;湿潤剤;ヒドロトロープ;又は、組成物の所望の特徴及び/又は機能に基づく幅広い他の機能性材料を含む。本明細書に開示されているいくつかの実施形態の文脈において、機能性材料又は成分は、固化マトリクス中に、それらの機能的特性のため、任意に含まれる。以下、機能性材料のいくつかの更なる特定の例を更に詳細に記載するが、しかしながら、当業者であれば、記載される特定の材料は単に例として与えられていること、及び幅広い他の機能性材料を使用してもよいことを理解すべきである。
【0084】
《防腐剤》
固体すすぎ補助組成物は、有効量の防腐剤を含んでもよい。多くの場合、固体すすぎ補助組成物及び使用溶液における全体的な酸性度又は酸は、防腐及び安定化機能に役立つ。
【0085】
本発明の固体すすぎ補助組成物のいくつかの実施形態は、重硫酸ナトリウム及び有機酸を含む固体すすぎ補助剤の酸性化の保存システムもまた含む。少なくともいくつかの実施形態において、固体すすぎ補助剤は、2.0以下のpHを有し、固体すすぎ補助剤の使用溶液は、少なくともpH4.0のpHを有する。典型的に、重硫酸ナトリウムは、酸性源として固体すすぎ補助組成物中に含まれる。特定の実施形態において、固体すすぎ補助組成物中に、重硫酸ナトリウム及び一つ又は複数の他の酸の有効量が、保存システムとして含まれる。適切な酸としては、例えば、無機酸、例えばHCl、及び有機酸が挙げられる。特定の更なる実施形態において、固体すすぎ補助組成物中に、重硫酸ナトリウム及び一つ又は複数の有機酸の有効量が、保存システムとして含まれる。適切な有機酸としては、ソルビン酸、安息香酸、アスコルビン酸、エリソルビン酸、クエン酸などが挙げられる。好ましい有機酸としては、安息香酸、及びアスコルビン酸が挙げられる。一般に、追加の酸とともに又は追加の酸なしで、重硫酸ナトリウムの有効量は、固体すすぎ補助組成物の使用溶液がpH4.0より小さい、多くの場合pH3.0より小さい、更にはpH2.0より小さくてもよいpHを有するように含まれる。
【0086】
他の実施形態において、固体すすぎ補助組成物は、上記に記載した保存システムに加えて又は代えて、殺菌剤/抗菌剤を含む。以下、適切な殺菌剤/抗菌剤を説明する。
【0087】
防腐剤成分は、存在する場合、典型的には、固体すすぎ補助剤成分の量で、約0.05〜20質量%、好ましくは0.1〜15質量%、及び最も好ましくは1質量%〜約10質量%の量である。
【0088】
《キレート剤/封鎖剤》
固体すすぎ補助組成物は、ビルダー剤とも呼ばれるキレート剤/封鎖剤を有効量含んでもよい。更に、すすぎ補助剤は、機能性成分として、一つ又は複数の追加のビルダー剤を任意に含んでもよい。一般に、キレート剤は、水源中に一般に見つかる金属イオンに配位して(すなわち結合して)、金属イオンが、すすぎ補助剤又は他の洗浄組成物の他の成分の作用を妨げることを防止することができる分子である。キレート化剤/封鎖剤は、有効量で含まれるとき、閾値剤(threshold agent)として機能することがある。
【0089】
多くの場合、固体すすぎ補助組成物は、リンを含まなくてもよく、及び/又はアミノカルボキシレートを含まなくてもよい。リンを含まない固体すすぎ補助組成物の実施形態において、ビルダー剤を含む追加の機能性材料は、リン含有化合物、例えば縮合ホスフェート、及びホスホネートを除く。
【0090】
好適な追加のビルダー剤は、ポリカルボキシレートを含む。封鎖剤としての用途に適するポリマーポリカルボキシレートのいくつかの例は、ペンダントカルボキシレート(−CO2)基を有するものを含み、また、例えば、ポリアクリル酸、マレイン酸/オレフィンコポリマー、アクリル酸/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸コポリマー、加水分解されたポリアクリルアミド、加水分解されたポリメタクリルアミド、加水分解されたポリアミド−メタクリルアミドコポリマー、加水分解されたポリアクリロニトリル、加水分解されたポリメタクリロニトリル、加水分解されたアクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマー等を含む。
【0091】
アミノカルボキシレートを含む固体すすぎ補助組成物の実施形態では、アミノカルボキシレートである追加のキレート剤/封鎖剤を含んでもよい。アミノカルボン酸のいくつかの例は、N−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)(バインダー中に使用するHEDTAに加えて)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)等を含む。
【0092】
リンを含む固体すすぎ補助組成物の実施形態では、追加のキレート剤/封鎖剤は、例えば縮合ホスフェート、ホスホネート等を含んでもよい。縮合ホスフェートのいくつかの例は、オルトリン酸ナトリウム及びオルトリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム及びピロリン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等を含む。縮合ホスフェートは、組成物中に存在する自由水を水和水として固定することによって、組成物の固化をある程度助けることがある。
【0093】
リンを含む固体すすぎ補助組成物の実施形態において、組成物は、ホスホネート、例えば1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸CH3C(OH)[PO(OH)22
アミノトリ(メチレンホスホン酸)N[CH2PO(OH)23;アミノトリ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩
【化3】
2−ヒドロキシエチルイミノビス(メチレンホスホン酸)HOCH2CH2N[CH2PO(OH)22;ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(HO)2POCH2N[CH2CH2N[CH2PO(OH)222;ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩C9(28-x)3Nax155(x=7);ヘキサメチレンジアミン(テトラメチレンホスホネート)、カリウム塩C10(28-x)2x124(x=6);ビス(ヘキサメチレン)トリアミン(ペンタメチレンホスホン酸)(HO2)POCH2N[(CH26N[CH2PO(OH)222;及びリン酸H3PO3を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ATMP及びDTPMPのようなホスホネートの組合せを使用してもよい。ホスホネートを加えたときの中和反応によって熱又は気体がほとんど又は全く発生しないように、中和された若しくはアルカリ性のホスホネート、又は混合物中に加える前のホスホネートとアルカリ源との組合せを使用することができる。
【0094】
キレート剤/封鎖剤に関する更なる議論について、Kirk−Othmer、Chemical Encyclopedia of Technology、第三版、第5巻、339〜366ページ、及び第23巻、319〜320ページを参照し、これらの開示は引用により本明細書中に含まれる。
【0095】
キレート剤/封鎖剤は、存在する場合、約0.1質量%〜約30質量%、好ましくは約1質量%〜約25質量%、及びより好ましくは約5質量%〜約20質量%の量であってよい。いくつかの実施形態において、固体酸はキレート剤として機能してもよい。
【0096】
《処理補助剤》
いくつかの実施形態において、固体すすぎ補助組成物は、追加の処理補助剤を含むことができる。処理補助剤の例は、アミド、例えばステアリン酸モノエタノールアミド、又はラウリン酸モノエタノールアミド、又はアルキルアミド等;固体ポリエチレングリコール、又は固体EO/POブロックコポリマー、ウレア等;酸又はアルカリ性の処理プロセスをとおして水溶性にされた澱粉;加熱された組成物に、冷却すると凝固する特性を与える様々な無機物等を含む。そのような化合物は、すすぎ補助剤及び/又は他の活性成分が、固体組成物から長時間にわたって調合されることがあるように、使用の間、水性媒体への組成物の溶解性を変化させてもよい。組成物は、第二の硬化剤を最高約10質量%含んでもよい。いくつかの実施形態において、第二の硬化剤は、0〜10質量%の範囲、多くの場合0〜5質量%の範囲、及び場合により約0〜約.5質量%の範囲の量で存在してもよい。
【0097】
《追加の界面活性剤》
上記で特定した非イオン性界面活性剤に加えて、組成物は、以下に列挙する他の界面活性剤を含んでもよい。
【0098】
〈アニオン性界面活性剤〉
本発明の特定の実施形態は、正に帯電したポリマーと静電的に相互作用し、又はイオン的に相互作用して、泡安定性を強化する、一つ又は複数のアニオン性界面活性剤の使用を想定する。アニオン性界面活性剤は、疎水物質上の電荷が負であるのでアニオン種に分類される界面活性材料であるか;又は、pHが中性以上に上昇しない限り分子の疎水性部分(例えばカルボン酸)が電荷を持たない界面活性剤である。カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、及びホスフェートは、アニオン性界面活性剤に見られる極性の(親水性の)可溶性基である。これらの極性基と結びつくカチオン(カウンターイオン)のうち、ナトリウム、リチウム、及びカリウムは、水溶性をもたらし;アンモニウム及び置換アンモニウムイオンは、水溶性及び油溶性の両方を提供し;カルシウム、バリウム、及びマグネシウムは、油溶性を促進する。
【0099】
当業者が理解しているように、アニオン種は優れた洗浄界面活性剤であり、したがって、強力な洗浄剤組成物及びすすぎ補助剤に伝統的に好まれている添加物である。一般に、アニオン種は、本発泡洗浄組成物にとって有用な高い起泡性を有している。アニオン性界面活性剤は、組成物中で洗浄力以外の特別な化学的性質又は物性的性質を与えるのに有用である。
【0100】
多くの市販のアニオン性界面活性剤のほとんどは、当業者に知られ、「Surfactant Encyclopedia」、Cosmetics&Toiletries、第104巻(2)71〜86頁(1989年)に記載されている、5つの主要な化学的種類及び更なるサブグループへと更に分類することができる。
【0101】
第一の種類としては、アシルアミノ酸(及び塩)、例えばアシルグルタメート、アシルペプチド、サルコシネート(例えばN−アシルサルコシネート)、タウレート(例えばN−アシルタウレート、及びメチルタウリドの脂肪酸アミド)等が挙げられる。第二の種類としては、カルボン酸(及び塩)、例えばアルカノン酸(及びアルカノエート)、エステルカルボン酸(例えばアルキルコハク酸エステル)、エーテルカルボン酸等が挙げられる。第三の種類としては、スルホン酸(及び塩)、例えばイセチオネート(例えばアシルイセチオネート)、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホネート、スルホサクシネート(例えばスルホサクシネートのモノエステル及びジエステル)等が挙げられる。特に好ましいアニオン性界面活性剤は、アルファオレフィンスルホネートである。第四の種類としては、スルホン酸(及び塩)、例えばイセチオネート(例えばアシルイセチオネート)、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホネート、スルホサクシネート(例えばスルホサクシネートのモノエステル及びジエステル)等が挙げられる。第五の種類としては、硫酸エステル(及び塩)、例えばアルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェート等が挙げられる。第五の種類としては、硫酸エステル(及び塩)、例えばアルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェート等が挙げられる。特に好ましいアニオン性界面活性剤は、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムである。
【0102】
本組成物への使用に適するアニオン性スルフェート界面活性剤としては、直鎖及び分岐の、第一級及び第二級の、アルキルスルフェート、アルキルエトキシスルフェート、脂肪オレイルグリセロールスルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルスルフェート、C5〜C17アシル−N−−(C1〜C4アルキル)及び−−N−−(C1〜C2ヒドロキシアルキル)グルカミンスルフェート、及びアルキル多糖類のスルフェート、例えばアルキルポリグルコシド(本明細書に記載されている、非イオン性の硫酸処理していない化合物)のスルフェートが挙げられる。アルキル単核芳香族スルホネート、例えば直鎖又は分岐鎖のアルキル基内に5〜18個の炭素原子を含むアルキルベンゼンスルホネートの、アンモニウム塩及び置換アンモニウム(例えばモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン)塩及びアルカリ金属(例えばナトリウム、リチウム、及びカリウム)塩、例えば、アルキルベンゼンスルホネートの塩、又はアルキルトルエン、キシレン、クメン、及びフェノールスルホネート;アルキルナフタレンスルホネート、ジアミルナフタレンスルホネート、及びジノニルナフタレンスルホネート、及びアルコキシル化誘導体の塩。
【0103】
合成の水溶性アニオン性洗剤化合物の適切な例としては、アルキル単核芳香族スルホネート、例えば直鎖又は分岐鎖のアルキル基内に5〜18個の炭素原子を含むアルキルベンゼンスルホネートの、アンモニウム塩及び置換アンモニウム(例えばモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン)塩及びアルカリ金属(例えばナトリウム、リチウム、及びカリウム)塩、例えば、アルキルベンゼンスルホネートの塩、又はアルキルトルエン、キシレン、クメン、及びフェノールスルホネート;アルキルナフタレンスルホネート、ジアミルナフタレンスルホネート、及びジノニルナフタレンスルホネート、及びアルコキシル化誘導体の塩を含む。
【0104】
本組成物での使用に適するアニオン性カルボキシレート界面活性剤としては、アルキルエトキシカルボキシレート、アルキルポリエトキシポリカルボン酸塩界面活性剤、及び石鹸(例えばアルキルカルボキシ類)が挙げられる。本組成物において有用な、第二級石鹸界面活性剤(例えばアルキルカルボキシル界面活性剤)としては、第二級炭素に結合したカルボキシル単位を含むものが挙げられる。第二級炭素は、環構造、例えばp−オクチル安息香酸、又はアルキル置換シクロヘキシルカルボキシレートであることができる。第二級石鹸界面活性剤は、典型的に、エーテル結合、エステル結合、及びヒドロキシル基を含まない。また、それらは典型的に、頭部基(両親媒性の部分)に窒素原子がない。適切な第二級石鹸界面活性剤は、典型的に、合計11〜13個の炭素原子を含み、更に多くの炭素原子(例えば、最高16個)が存在することができる。
【0105】
本組成物への使用に適する他のアニオン性界面活性剤としては、オレフィンスルホネート、例えば長鎖アルケンスルホネート、長鎖ヒドロキシアルカンスルホネート、又はアルケンスルホネートと、ヒドロキシアルカン−スルホネートとの混合物が挙げられる。アルキルスルフェート、アルキルポリ(エチレンオキシ)エーテルサルフェート、及び芳香族ポリ(エチレンオキシ)サルフェート、例えばエチレンオキシド及びノニルフェノールの、サルフェート又は縮合生成物(通常1分子当たり1〜6個のオキシエチレン基を有する)もまた挙げられる。樹脂酸及び水素化樹脂酸、例えばロージン、水素化ロージン、及びタロー油中に存在し又はタロー油から誘導される樹脂酸及び水素化樹脂酸もまた適切である。
【0106】
特定の塩は、これを用いる特定の処方及び必要性に応じて適切に選択されるだろう。
【0107】
適切なアニオン性界面活性剤の更なる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz、Perry、及びBerchによる、第I及びII巻)に記載されている。様々なそのような界面活性剤は、Laughlinらの1975年12月30日公開の米国特許第3,929,678号明細書のカラム23第58行〜カラム29第23行にも一般的に開示されている。
【0108】
〈双性界面活性剤〉
双性界面活性剤は、両性界面活性剤の部分集合とみなすことができる。双性界面活性剤は、第二級及び第三級アミン誘導体、複素環式の第二級及び第三級アミン誘導体、又は第四級アンモニウム、第四級ホスホニウム、若しくは第三級スルホニウム化合物の誘導体として広く記載することができる。典型的には、双性界面活性剤としては、正に荷電した第四級アンモニウムイオン、又は場合によってはスルホニウムイオン若しくはホスホニウムイオン、負に荷電したカルボキシル基、及びアルキル基が挙げられる。双性イオンは、分子の等電領域においてほとんど等しい程度にイオン化し、正−負電荷中心間の強い「分子内塩」引力を高めることができる、カチオン性基及びアニオン性基を一般に含む。そのような双性イオン合成界面活性剤の例としては、脂肪族の第四級アンモニウム、ホスホニウム、及びスルホニウム化合物の誘導体が挙げられ、ここで、脂肪族基は、直鎖又は分岐鎖であることができ、脂肪族置換基の1つが8〜18個の炭素原子を含んでおり、1つがアニオン性水溶性基、例えば、カルボキシ基、スルホネート基、スルフェート基、ホスフェート基、又はホスホネート基を含む。ベタイン界面活性剤及びスルテイン界面活性剤は、本明細書における使用のための、例示的な双性界面活性剤である。
【0109】
これらの化合物の一般式は:
【化4】
であり、R1は、0〜10個のエチレンオキシド部分と0〜1個のグリセリル部分とを有する、8〜18個の炭素原子のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基を含み;Yは窒素、リン、及び硫黄原子からなる群から選択され;R2は、1〜3個の炭素原子を含む、アルキル基、又はモノヒドロキシアルキル基であり;xは、Yが硫黄原子であるとき1であり、Yが窒素又はリン原子であるとき2であり、R3は、アルキレン若しくはヒドロキシアルキレン、又は1〜4個の炭素原子のヒドロキシアルキレンであり、Zは、カルボキシレート基、スルホネート基、サルフェート基、ホスホネート基、及びホスフェート基からなる群から選択される基である。
【0110】
上記に掲げた構造を有する双性界面活性剤の例としては:4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−オクタデシルアンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート;5−[S−3−ヒドロキシプロピル−S−ヘキサデシルスルホニオ]−3−ヒドロキシペンタン−1−サルフェート;3−[P,P−ジエチル−P−3,6,9−トリオキサテトラコサンホスホニオ]−2−ヒドロキシプロパン−1−ホスフェート;3−[N,N−ジプロピル−N−3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル−アンモニオ]−プロパン−1−ホスホネート;3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−プロパン−1−スルホネート;3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシ−プロパン−1−スルホネート;4−[N,N−ジ(2(2−ヒドロキシエチル)−N(2−ヒドロキシドデシル)アンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート;3−[S−エチル−S−(3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルホニオ]−プロパン−1−ホスフェート;3−[P,P−ジメチル−P−ドデシルホスホニオ]−プロパン−1−ホスホネート;及びS[N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−N−ヘキサデシルアンモニオ]−2−ヒドロキシペンタン−1−スルフェートが挙げられる。上記の洗剤界面活性剤に含まれるアルキル基は、直鎖又は分岐鎖、及び飽和又は不飽和であることができる。
【0111】
本組成物の使用に適する双性界面活性剤としては、下記の一般構造のベタインが挙げられる。
【化5】
【0112】
これらの界面活性剤ベタインは典型的に、極端なpHにおいて強いカチオン性又はアニオン性の性質を示さず、等電領域内で低減された水溶性も示さない。「外部的(external)」第四級アンモニウム塩とは異なり、ベタインはアニオンと適合する。適切なベタインの例としては、ココナッツアシルアミドプロピルジメチルベタイン;ヘキサデシルジメチルベタイン;C12〜14アシルアミドプロピルベタイン;C8〜14アシルアミドヘキシルジエチルベタイン;4−C14〜16アシルメチルアミドジエチルアンモニオ−1−カルボキシブタン;C16〜18アシルアミドジメチルベタイン;C12〜16アシルアミドペンタンジエチルベタイン;及びC12〜16アシルメチルアミドジメチルベタインが挙げられる。
【0113】
本発明において有用なスルテインは、式R(R12N.sup.+R2SO3-を有するそれらの化合物を含み、Rは、C6〜C18ヒドロカルビル基であり、R1はそれぞれ、典型的には、独立して、C1〜C3アルキル、例えばメチルであり、R2は、C1〜C6ヒドロカルビル基、例えばC1〜C3アルキレン、又はヒドロキシアルキレン基である。
【0114】
双性イオン物質の種類、及びこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、Laughlin及びHeuringの1975年12月30日公開の米国特許第3,929,678号明細書に記載されている。更なる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz、Perry、及びBerchによる、第I及びII巻)に記載されている。
【0115】
ベタイン及びスルテイン、並びに他のそのような双性イオンの界面活性剤は、すすぎ補助組成物の約0.01質量%〜約75質量%の量において存在し、アニオン性界面活性剤は、典型的にはすすぎ補助組成物の約0.01質量%〜約75質量%にわたるあらゆる洗浄量で、組成物中に存在する。好ましい実施形態では、約10質量%〜約30質量%、及びより好ましくは約15質量%〜約25質量%である。
【0116】
〈半極性非イオン性界面活性剤〉
非イオン性界面活性剤の半極性型は、本発明の組成物において有用な、他の種類の非イオン性界面活性剤である。一般に、半極性非イオン性は、高発泡剤及び泡安定剤であり、これらのCIP系への適用が制限されることがある。しかしながら、高発泡洗浄方法のために設計された本発明の組成上の実施形態においては、半極性非イオン性は、即時の有用性を有する。半極性非イオン性界面活性剤としては、アミンオキシド、ホスフィンオキシド、スルホキシド、及びこれらのアルコキシル化誘導体が挙げられる。
【0117】
アミンオキシドは、一般式:
【化6】
に対応する第三級アミンオキシドであり、式中、矢印は半極性結合の従来表記であり;R1、R2、及びR3は、脂肪族、芳香族、複素環式、脂環式、又はこれらの組み合わせでもよい。一般に、洗剤に有益なアミンオキシドにとって、R1は、8〜24個の炭素原子のアルキル基であり;R2及びR3は、1〜3個の炭素原子のアルキル若しくはヒドロキシアルキル、又はこれらの組合せであり;R2及びR3は、互いに結合して、例えば酸素又は窒素原子を介して環構造を形成することができ;R4は、2〜3個の炭素原子を含むアルカリ性基又はヒドロキシアルキレン基であり;及びnは、0〜20である。
【0118】
有用な水溶性アミンオキシド界面活性剤は、ココナッツ又はタローアルキルジ(低級アルキル)アミンオキシド、その具体例としては、ドデシルジメチルアミンオキシド、トリデシルジメチルアミンオキシド、テトラデシルジメチルアミンオキシド、ペンタデシルジメチルアミンオキシド、ヘキサデシルジメチルアミンオキシド、ヘプタデシルジメチルアミンオキシド、オクタデシルジメチルアミンオキシド、ドデシルジプロピルアミンオキシド、テトラデシルジプロピルアミンオキシド、ヘキサデシルプロピルアミンオキシド、テトラデシルジブチルアミンオキシド、オクタデシルジブチルアミンオキシド、ビス(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキシド、ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−ドデコキシ−1−ヒドロキシプロピルアミンオキシド、ジメチル−(2−ヒドロキシドデシル)アミンオキシド、3,6,9−トリオクタデシルジメチルアミンオキシド、及び3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルジ−(2− −ヒドロキシエチル)アミンオキシドから選択される。
【0119】
有用な半極性非イオン性界面活性剤としては、以下の構造:
【化7】
を有する水溶性ホスフィンオキシドが挙げられ、式中、矢印は半極性結合の従来表記であり;R1は、鎖長10〜24個の炭素原子のアルキル部分、アルケニル部分、又はヒドロキシアルキル部分であり;R2及びR3は、それぞれ1〜3個の炭素原子を含むアルキル基又はヒドロキシアルキル基から独立して選択されるアルキル部分である。
【0120】
有用なホスフィンオキシドの例としては、ジメチルデシルホスフィンオキシド、ジメチルテトラデシルホスフィンオキシド、メチルエチルテトラデシルホスフィンオキシド、ジメチルヘキサデシルホスフィンオキシド、ジエチル−2−ヒドロキシオクチルデシルホスフィンオキシド、ビス(2−ヒドロキシエチル)ドデシルホスフィンオキシド、及びビス(ヒドロキシメチル)テトラデシルホスフィンオキシドが挙げられる。
【0121】
本明細書において有用な半極性非イオン性界面活性剤としては、以下の構造:
【化8】
を有する水溶性スルホキシド化合物もまた挙げられ、式中、矢印は半極性結合の従来表記であり;R1は、8〜28の炭素原子、0〜5個のエーテル結合、及び0〜2個のヒドロキシル置換基の、アルキル又はヒドロキシアルキル部分であり;並びにR2は、1〜3個の炭素原子を有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基からなるアルキル部分である。
【0122】
これらのスルホキシドの有用な例としては、ドデシルメチルスルホキシド;3−ヒドロキシトリデシルメチルスルホキシド;3−メトキシトリデシルメチルスルホキシド;及び3−ヒドロキシ−4−ドデコキシブチルメチルスルホキシドが挙げられる。
【0123】
適切なアニオン性界面活性剤の更なる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz、Perry、及びBerchによる、第I及びII巻)に記載されている。様々なそのような界面活性剤は、Laughlinらの1975年12月30日公開の米国特許第3,929,678号明細書のカラム23第58行〜カラム29第23行にも一般的に開示されている。
【0124】
〈カチオン性界面活性剤〉
界面活性剤は、分子のヒドロトロープ部分上の電荷が正である場合、カチオン性として分類される。pHが中性付近又はそれ以下に低下しない限りヒドロトロープは電荷を有しないが、そのときカチオン性となる界面活性剤(例えばアルキルアミン)は、この群に含まれる。理論的には、カチオン性界面活性剤は、「オニウム」構造Rn+-−を含む任意の構成部分の組合せから合成してもよく、窒素(アンモニウム)、例えばリン(ホスホニウム)、及び硫黄(スルホニウム)以外の化合物を含むことができる。実際は、カチオン性界面活性剤の分野は、窒素カチオンまでの合成のルートが単純で直接的であり、高収率で生成物を与え、より安価に製造できることをおそらく理由として、窒素含有化合物に占められている。
【0125】
カチオン性界面活性剤は、少なくとも一つの長炭素鎖の疎水性基と、少なくとも一つの正に帯電した窒素とを含む化合物を、好ましくは含み、より好ましくは指す。長炭素鎖基は、単純な置換によって窒素原子に直接結合していてもよく;又はより好ましくは架橋性官能基、若しくはいわゆる介在アルキルアミン及びアミドアミンによって間接的に結合していてもよい。そのような官能基は、分子をより親水性及び/又はより水分散性にすることができ、共界面活性剤混合物によってより容易に水に可溶化させることができ、及び/又は水溶性にすることができる。水溶性を増加させるため、更なる第一級、第二級、若しくは第三級アミノ基を導入することができ、又はアミノ窒素を低分子量アルキル基によって第四級にすることができる。更に、窒素は、様々な程度の不飽和度の分岐鎖若しくは直鎖部分、又は飽和若しくは不飽和複素環の一部であることができる。更に、カチオン性界面活性剤は、一つ以上のカチオン性窒素原子を有する錯体結合を含んでもよい。
【0126】
アミンオキシド、両性、及び双性として分類される界面活性剤化合物は、ほとんど中性〜酸性のpHの溶液中では、それ自身が典型的にカチオン性であり、界面活性剤の分類が重複する可能性がある。ポリオキシエチル化カチオン性界面活性剤は、一般に、アルカリ性溶液中では非イオン性界面活性剤のようにふるまい、酸性溶液中ではカチオン性界面活性剤のようにふるまう。
【0127】
最も単純なカチオン性アミン、アミン塩、及び第四級アンモニウム化合物は、以下:
【化9】
のように図式的に描くことができ、式中、Rは長鎖アルキルを表し、R’、R’’、及びR’’’は、長鎖アルキル基、又はより短いアルキル基、又はアリール基、又は水素のいずれかであってよく、Xはアニオンを表す。アミン塩及び第四級アンモニウム化合物は、それらの高度な水溶性のため、本発明の実施に好ましい。
【0128】
多くの商業的な陽イオン表面活性剤のほとんどは、当業者に知られ、「Surfactant Encyclopedia」、Cosmetics&Toiletries、第104巻(2)86〜96頁(1989年)に記載されている、4つの主要な種類、及び更なるサブグループへと更に分類することができる。第一の種類としては、アルキルアミン、及びこれらの塩が挙げられる。第二の種類としては、アルキルイミダゾリンが挙げられる。第三の種類としては、エトキシル化アミンが挙げられる。第四の種類としては、第四級のもの、例えばアルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンゼン塩、複素環式アンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。カチオン性界面活性剤は、本組成物において有用である可能性がある様々な特性を有することが知られている。これらの望ましい特性としては、中性のpH以下の組成物における洗浄力、抗菌効果、他の剤と組み合わせた増粘若しくはゲル化等が挙げられる。
【0129】
本発明の組成物において有用なカチオン性界面活性剤は、式R1m2xYLZを有するものを含み、ここで、R1は、それぞれ、任意に最高3つのフェニル基又はヒドロキシ基によって置換され、任意に以下の構造:
【化10】
又はこれらの構造の異性体若しくは組合せの最高4つが介在する、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を含み、8〜22個の炭素原子を含む、有機基である。R1基は、最高12個のエトキシ基をさらに含むこともできる。mは1〜3の数である。好ましくは、分子内のR1基の1つのみが、mが2であるとき16個以上の炭素原子を有し、又はmが3であるとき12個より多い炭素原子を有する。R2は、それぞれ1〜4個の炭素原子を含むアルキル基又はヒドロキシアルキル基であるか、又は分子内のR2基の1つのみがベンジルであるベンジル基であり、xは0〜11、好ましくは0〜6の数である。Y基上の任意の残りの炭素原子は、水素で飽和している。
【0130】
Yは、限定されないが:
【化11】
又はこれらの組合せを含む基とすることができる。
【0131】
好ましくは、Lは1又は2であり、Y基は、Lが2のとき1〜22個の炭素原子及び2つの自由炭素単結合を有するR1及びR2類縁体(好ましくはアルキレン又はアルケニレン)から選択される部分によって分離している。Zは水溶性アニオン、例えばサルフェート、メチルサルフェート、水酸化物、又はニトラートアニオンであり、特に好ましくは、カチオン性成分に電気的な中性を与える数の、サルフェート又はメチルサルフェートアニオンである。
【0132】
〈両性界面活性剤〉
両性(amphoteric)又は両性(ampholytic)界面活性剤は、塩基性親水基及び酸性親水基の両方、並びに有機疎水性基を含む。これらのイオン性物質は、他の種類の界面活性剤について本明細書に記載されている、いずれのアニオン性基又はカチオン性基であってもよい。塩基性窒素基、及び酸性カルボキシレート基は、塩基性親水基、及び酸性親水基として使用される典型的な官能基である。いくつかの界面活性剤において、スルホネート、サルフェート、ホスホネート、又はホスフェートは、負電荷を提供する。
【0133】
両性界面活性剤は、脂肪族の第二級及び第三級アミンの誘導体として広く記載することができ、脂肪族基は直鎖又は分岐鎖であってよく、脂肪族基の一つは8〜18個の炭素原子を含み、一つはアニオン性水溶性基、例えば、カルボキシ基、スルホ基、スルファト基、ホスファト基、又はホスホノ基を含む。両性界面活性剤は、当業者に知られ「Surfactant Encyclopedia」、Cosmetics&Toiletries、第104巻(2)69〜71頁(1989年)に記載されている、2つの主要な種類に更に分類される。第一の種類としては、アシル/ジアルキルエチレンジアミン誘導体(例えば2−アルキルヒドロキシエチルイミダゾリン誘導体)、及びこれらの塩が挙げられる。第二の種類としては、N−アルキルアミノ酸、及びこれらの塩が挙げられる。いくつかの両性界面活性剤は、両方の種類に合うことが想定できる。
【0134】
両性界面活性剤は、当業者に知られている方法によって合成することができる。例えば、2−アルキルヒドロキシエチルイミダゾリンは、長鎖カルボン酸(又は誘導体)と、ジアルキルエチレンジアミンとの縮合及び閉環によって合成される。市販の両性界面活性剤は、例えば酢酸エチルを用いて、アルキル化によるイミダゾリン環の加水分解、及びその後の開環によって誘導体化される。アルキル化の間、1つ又は2つのカルボキシアルキル基が反応して、第三級アミン、及び異なるアルキル化剤とエーテル結合を形成して、異なる第三級アミンを与える。
【0135】
本発明における用途を有する長鎖イミダゾール誘導体は、一般に、一般式:
【化12】
を有し、Rは8〜18個の炭素原子を含む非環式疎水性基であり、Mはカチオンであり、アニオン、一般にはナトリウムの電荷を中和している。例えば、本組成物に使用することができる商業的に著名なイミダゾリンから誘導した両性物質としては、例えば、ココアンホプロピオネート、ココアンホカルボキシ−プロピオネート、ココアンホグリシネート、ココアンホカルボキシ−グリシネート、ココアンホプロピル−スルホネート、及びココアンホカルボキシ−プロピオン酸が挙げられる。好ましいアンホカルボン酸は、アンホジカルボン酸のジカルボン酸の官能性が二酢酸及び/又はジプロピオン酸である脂肪族イミダゾリンから製造される。
【0136】
本明細書の上記に記載したカルボキシメチル化化合物(グリシネート)は、しばしばベタインと呼ばれる。ベタインは、本明細書の下記の双性界面活性剤と題する節において述べる両性物質の特別な種類である。
【0137】
長鎖N−アルキルアミノ酸は、R.dbd.C8〜C18直鎖又は分岐鎖アルキルである脂肪族アミンRNH2と、ハロゲン化カルボン酸とを反応させることによって容易に調製される。アミノ酸の第一級アミノ基のアルキル化は、第二級アミン及び第三級アミンを導く。アルキル基は、一つ以上の反応性窒素中心を提供する更なるアミノ基を有していてもよい。市販のN−アルキルアミン酸のほとんどは、ベータ−アラニン又はベータ−N(2−カルボキシエチル)アラニンの、アルキル誘導体である。本発明において用途を有する市販のN−アルキルアミノ酸両性物質の例としては、アルキルベータ−アミノジプロピオネート、RN(C24COOM)2、及びRNHC24COOMが挙げられる。これらにおいて、Rは、好ましくは、8〜18個の炭素原子を含む非環式疎水性基であり、Mは、カチオンであり、アニオンの電荷を中和する。
【0138】
好ましい両性界面活性剤としては、ココナッツ製品、例えばココナッツオイル、又はココナッツ脂肪酸から誘導されるものが挙げられる。これらのココナッツから誘導されるより好ましい界面活性剤は、これらの構造の一部として、エチレンジアミン部分、アルカノールアミド部分、アミノ酸部分、好ましくはグリシン、又はこれらの組み合わせ;及び8〜18(好ましくは12)個の炭素原子の脂肪族置換基を含む。そのような界面活性剤は、アルキルアンホジカルボン酸とみなすこともできる。ココアンホジプロピオン酸二ナトリウムは、最も好ましい両性界面活性剤の一つであり、商品名MiranolTMFBSの下で、Rhodia社、クランベリー、ニュージャージー州から商業的に入手可能である。ココアンホジ酢酸二ナトリウムの化合物名を有する、他の最も好ましいココナッツから誘導した両性界面活性剤は、Rhodia社、クランベリー、ニュージャージー州から、商品名Miranol C2M−SF Conc.としても販売されている。
【0139】
両性物質の種類、及びこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、Laughlin及びHeuringの1975年12月30日公開の米国特許第3,929,678号明細書に記載されている。更なる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz、Perry、及びBerchによる、第I及びII巻)に記載されている。
【0140】
追加の界面活性剤は、泡に安定化を提供する静電的、イオン的相互作用を妨げない限り、任意の洗浄量で組成物中に存在してもよい。
【0141】
《漂白剤》
すすぎ補助剤は、任意に漂白剤を含むことができる。漂白剤は、洗浄工程の間に典型的に遭遇する条件の下、基材を明るく又は白くするために使用することができ、活性ハロゲン種、例えばCl2、Br2、−OCl-、及び/又は−OBr-等を放出することができる漂白化合物を含むことができる。使用に適切な漂白剤は、例えば、塩素含有化合物、例えば塩素、次亜塩素酸塩、クロラミン等を含むことができる。ハロゲン放出化合物のいくつかの例としては、アルカリ金属ジクロロイソシアヌレート、塩素化リン酸三ナトリウム、アルカリ金属次亜塩素酸塩、モノクロラミン、及びジクロラミン等が挙げられる。封入された塩素源を用いて、組成物中の塩素源の安定性を強化してもよい(例えば、引用により開示が本明細書に含まれる、米国特許第4,618,914号明細書、及び4,830,773号明細書を参照。)。漂白剤は、活性酸素源を含む、又は活性酸素源として働く剤を含んでもよい。活性酸素化合物が働いて、活性酸素源を提供してもよく、例えば、水溶液中に活性酸素を放出してもよい。活性酸素化合物は、無機若しくは有機であることができ、又はこれらの混合物であることができる。活性酸素化合物のいくつかの例としては、過酸素化合物、又は過酸素化合物付加物が挙げられる。活性酸素化合物又は源のいくつかの例としては、テトラアセチルエチレンジアミンなどの活性化剤有り及び無しの、過酸化水素、過ホウ酸塩、炭酸ナトリウム過酸化水和物、ホスフェート過酸化水素化物、モノ過硫酸カリウム、並びに過ホウ酸ナトリウム一水和物及び過ホウ酸ナトリウム四水和物等が挙げられる。すすぎ補助組成物は、少量であるが有効量の、例えば、いくつかの実施形態において、最高約10質量%、及びいくつかの実施形態において約0.1〜約6質量%の範囲の漂白剤を含んでもよい。
【0142】
《活性化剤》
いくつかの実施形態において、組成物を使用したときに活性酸素と反応して活性化された成分を形成する材料を添加することによって、すすぎ補助剤の抗菌活性又は漂白活性を強化することができる。例えば、いくつかの実施形態において、過酸又は過酸塩が形成される。例えば、いくつかの実施形態において、テトラアセチルエチレンジアミンが組成物中に含まれ、活性酸素と反応して、抗菌剤として機能する過酸又は過酸塩を形成することができる。活性酸素活性化剤の他の例としては、遷移金属及びそれらの化合物、カルボキシル、ニトリル、若しくはエステル部分を含む化合物、又は本技術分野において知られている他のそのような化合物が挙げられる。一実施形態において、活性化剤としては、テトラアセチルエチレンジアミン;遷移金属;カルボキシル、ニトリル、アミン、又はエステル部分を含む化合物;又はこれらの混合物が挙げられる。
【0143】
いくつかの実施形態において、活性剤成分は、組成物の最高約75質量%の範囲、いくつかの実施形態において約0.01〜約20質量%の範囲、又はいくつかの実施形態において組成物の約0.05〜10質量%の範囲で含まれることができる。いくつかの実施形態において、活性酸素化合物のための活性化剤は、活性酸素と組み合わせて、抗菌剤を形成する。
【0144】
いくつかの実施形態において、すすぎ補助組成物は、固体、例えば固体フレーク、ペレット、又はブロックを含み、活性酸素のための活性化剤材料は固体に組み合わされている。活性化剤は、固体組成物を他の固体組成物に組み合わせるあらゆる様々な方法によって、固体に組み合わせることができる。例えば、活性化剤は、すすぎ補助組成物の固体に結合した、固定した、接着した、又はそうでなければ付着した、固体の形態であることができる。代替として、固体活性化剤は、固体すすぎ補助組成物の周辺で形成され、固体すすぎ補助組成物を覆うことができる。更なる例によれば、固体活性化剤は、組成物のための容器又はパッケージによって、例えば可塑性又は収縮性のラップ又はフィルムによって、固体すすぎ補助組成物に組み合わせることができる。
【0145】
《充填材》
すすぎ補助剤は、充填材の一つ又は複数を、少量であるが有効量、任意に含むことができ、充填材自体はすすぎ剤及び/又は洗浄剤として必ずしも働かないが、すすぎ剤と協働して組成物の全体的な能力を強化することがある。適切な充填材のいくつかの例は、塩化ナトリウム、澱粉、糖、C1〜C10アルキレングリコール、例えばプロピレングリコール等を含んでもよい。充填材は、いくつかの実施形態において最高約20質量%の範囲、及びいくつかの実施形態において約1〜15質量%の範囲の量で含まれることができる。硫酸ナトリウムは、不活性充填材として従来から用いられている。
【0146】
《抗再析剤》
すすぎ補助組成物は、すすぎ溶液中の汚れの懸濁液の維持を促進し、除去された汚れがすすがれている基材上へと再堆積することを防止することができる抗再析剤を任意に含むことができる。適切な抗再析剤のいくつかの例としては、脂肪酸アミド、フルオロカーボン界面活性剤、錯リン酸エステル、スチレン無水マレイン酸コポリマー、及びセルロース誘導体、例えばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。すすぎ補助組成物は、最高約10質量%、及びいくつかの実施形態において約1〜約5質量%の範囲の抗再析剤を含んでもよい。
【0147】
《色素/香料》
すすぎ補助剤は、様々な染料、臭気物質、例えば香料、及び他の美的強化剤を含んでもよい。染料を含むことで組成物の外観を変えてもよく、例えば、FD&C Blue1(Sigma Chemical社)、FD&C Yellow5(Sigma Chemical社)、Direct Blue86(Miles社)、Fastusol Blue(Mobay Chemical社)、Acid Orange7(American Cyanamid社)、Basic Violet10(Sandoz社)、Acid Yellow23 (GAF社)、Acid Yellow17(Sigma Chemical社)、Sap Green(Keyston Analine and Chemical社)、Metanil Yellow(Keystone Analine and Chemical社)、Acid Blue9(Hilton Davis社)、Sandolan Blue/Acid Blue182(Sandoz社)、Hisol Fast Red(Capitol Color and Chemical社)、Fluorescein(Capitol Color and Chemical社)、Acid Green25(Ciba−Geigy社)等である。
【0148】
組成物中に含まれてもよい芳香剤又は香料としては、例えば、テルペノイド、例えばシトロネロール、アルデヒド、例えば、アミルシンナムアルデヒド、ジャスミン、例えばC1S−ジャスミン、又はジャスマル、バニリン等が挙げられる。
【0149】
《官能性ポリジメチルシロキサン》
組成物は、一つ又は複数の官能性ポリジメチルシロキサンを任意に含むこともできる。例えば、いくつかの実施形態において、ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、非イオン性界面活性剤、又はポリベタイン変性ポリシロキサン両性界面活性剤は、添加物として使用することができる。両者は、いくつかの実施形態において、ヒドロシリル化反応によってポリエーテル又はポリベタインがグラフトされた直鎖ポリシロキサンコポリマーである。特定のシロキサン界面活性剤のいくつかの例は、Union Carbide社から入手可能なSILWET(登録商標)界面活性剤、又はGoldschmidt Chemical社から入手可能なABIL(登録商標)ポリエーテル若しくはポリベタインポリシロキサンコポリマーとして知られ、米国特許第4,654,161号明細書に記載されており、引用により特許は本明細書中に取り入れられる。いくつかの実施形態において、使用される特定のシロキサンは、例えば、低い表面張力、高い濡れ性、及び優れた潤滑性を有すると記載されている可能性がある。例えば、これらの界面活性剤は、ポリテトラフルオロエチレン表面を濡らす能力が少ないと言われているものである。添加物として使用されるシロキサン界面活性剤は、単独で、又はフッ素化合物界面活性剤と組み合わせて用いることができる。いくつかの実施形態において、任意にシランと組み合わせて添加物として使用されるフッ素系界面活性剤は、例えば、非イオン性フッ化炭化水素、例えば、フッ化アルキルポリオキシエチレンエタノール、フッ化アルキルアルコキシレート、及びフッ化アルキルエステルであることができる。
【0150】
そのような官能性ポリジメチルシロキサン及び/又はフッ素系界面活性剤の更なる記載は、米国特許第5,880,088号明細書;5,880,089号明細書;及び5,603,776号明細書に記載されており、引用によりこれら特許は本明細書中に取り入れられる。本願発明者らは、例えば、特定のポリシロキサンコポリマーを炭化水素界面活性剤との混合物で使用すると、プラスチックウェアに優れたすすぎ補助が提供されることを見いだした。本願発明者らは、特定のシリコーンポリシロキサンコポリマー及びフルオロカーボン界面活性剤と、従来の炭化水素界面活性剤との組み合わせが、プラスチックウェアに優れたすすぎ補助を提供することもまた見いだした。この組合せは、効果がおよそ等しい、特定のポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン及びポリベタインポリシロキサンコポリマーを除いて、個々の成分よりも良好であることがわかった。したがって、いくつかの実施形態は、ポリシロキサンコポリマー単独を包含し、及びフルオロカーボン界面活性剤との組み合わせはポリエーテルポリシロキサン、非イオン性シロキサン界面活性剤を含む。両性シロキサン界面活性剤、ポリベタインポリシロキサンコポリマーは、すすぎ補助剤への添加物として単独で使用され、同様の結果を提供してもよい。
【0151】
いくつかの実施形態において、組成物は、官能性ポリジメチルシロキサンを最高約10質量%の範囲の量で含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態は、約0.1〜10質量%のポリアルキレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン、又はポリベタイン変性ポリシロキサンを、約0.1〜10質量%のフッ化炭化水素非イオン性界面活性剤と任意に組み合わせて、含んでもよい。
【0152】
《湿潤剤》
組成物は、一つ又は複数の湿潤剤を任意に含むこともできる。湿潤剤は、水への親和性を有する物質である。湿潤剤は、基材表面上のフィルムの可視性を低減することを補助する程度に充分な量で提供することができる。すすぎ水が200ppmを超える総溶解固形分を含む場合、基材表面上のフィルムの可視性が特に懸念される。したがって、いくつかの実施形態において、すすぎ水が200ppmを超える総溶解固形分を含む場合、湿潤剤を含んでいないすすぎ剤組成物と比較して、基材表面上のフィルムの可視性を低減する程度に十分な量で、湿潤剤を提供する。用語「水固体フィルミング」又は「フィルミング」は、きれいではない基材表面の外観を与える、基材表面上の目に見える連続的な物質の層の存在をいう。
【0153】
使用することができる湿潤剤のいくつかの例は、相対湿度50%及び室温で平衡にある5質量%を超える水(乾燥した湿潤剤に基づく。)を含む材料を含む。使用することができる例示的な湿潤剤は、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、アルキルポリグリコシド、ポリベタインポリシロキサン、及びこれらの混合物を含む。いくつかの実施形態において、すすぎ剤組成物は、組成物全体に基づいて最高約75%の範囲、及びいくつかの実施形態において組成物の質量に基づいて約5質量%〜約75質量%の範囲の量で、湿潤剤を含むことができる。
【0154】
《他の成分》
所望の特性又は機能を含むよう処方された特定の組成物を提供するのに有用な、多種多様な他の成分を含んでもよい。例えば、すすぎ補助剤は、他の活性成分、例えばpH調節剤、緩衝剤、洗浄酵素、キャリア、及び処理補助剤等を含んでもよい。
【0155】
さらに、すすぎ補助剤は、水性の操作における使用、例えば水性の洗浄操作の間に、すすぎ水が所望のpHを有するよう処方することができる。例えば、すすぎに使用するために設計された組成物は、水性のすすぎ操作での使用の間、すすぎ水が約3〜約5のpH、又は約5〜約9のpHを有するよう処方してもよい。液体製品の処方は、いくつかの実施形態において、約2〜約4のpH(10%の希釈物)を有する。推奨使用濃度におけるpHを制御する技術としては、緩衝剤、アルカリ、酸等の使用が挙げられ、当業者によく知られている。
【0156】
《組成物の処理及び/又は製造》
本固体組成物は、固体組成物を圧縮する有利な方法によって製造することができる。具体的には、形成工程において、液体及び固体成分を最終的な混合システム内に導入し、成分がその質量全体にわたって分布している実質的に均一な半固体混合物を形成するまで、連続的に混合する。例示的な実施例において、成分は、混合システム内で少なくとも約5秒間混合される。混合物は、混合システムから、型、圧縮、又は他の成形手段の中へ、又はこれらを通って排出される。製品は、次に包装される。例示的な実施例において、固体形成された組成物は、約1分〜約3時間の間に硬くなり始める。特に、形成された組成物は、約1分〜約2時間の間に硬くなり始める。より詳細には、形成された組成物は、約1分〜約20分の間に硬くなり始める。
【0157】
本発明の方法は、従来のキャスティングのように、溶融及び溶融物の固化を行うことなく、安定な固体を製造することができる。溶融物を形成するには、それを融解するために組成物を加熱することが必要である。熱は、外部的に適用することができ、又は化学的発熱によって(例えば、苛性物(水酸化ナトリウム)と水とを混合することから)生ずることができる。組成物の加熱はエネルギーを消費する。熱い溶融物を取り扱うことは、安全予防措置、及び設備を必要とする。更に、溶融物の固化は、容器内の溶融物を冷却して溶融物を凝固させ、固体キャストを形成することを必要とする。冷却は時間及び/又はエネルギーを必要とする。これに対して、本方法は、本組成物の固化又は硬化の間、周囲温度及び湿度を使用することができる。本発明の固体は、溶融から固化によってではなく、で混ぜられた粒子中で製造され、安定した固体を製造するのに効果的な、結合剤によって共に保たれる。
【0158】
本発明は、圧縮によって固体へと有利に形成してもよく、他の固体形成方法、例えば押出、注型等を用いてもよい。
【0159】
例示的な実施形態において、単軸又は二軸スクリュー押出機を用いて、一つ又は複数の成分、剤を高剪断で組み合わせ、及び混合して、均一な混合物を形成してもよい。いくつかの実施形態において、処理温度は成分の融点以下である。処理された混合物は、圧縮、成形、押出し、又は他の適切な手段によってミキサーから調合され、そこですぐに組成物は固体形態へと硬くなってもよい。マトリクスの構造は、本技術分野において知られている方法により、その硬度、溶融点、材料分布、結晶構造、及び他の同様の特性によって特徴づけられてもよい。一般に、本発明の方法に従って処理された固体組成物は、その質量全体にわたって成分の分布に関して実質的に均一であり、寸法的に安定である。
【0160】
得られた固体組成物は、限定されないが、以下:押出された、成型された、又は成形された固体ペレット、ブロック、錠剤、粉末、顆粒、フレークを含む形態をとってもよく;又は成形された固体は、その後、粉末、顆粒、若しくはフレークへと挽かれ、又は成形されてもよい。例示的な実施形態において、成形された押出ペレット材料は、約50グラム〜約250グラムの間の質量を有し、押出された固体は、約100グラム以上の質量を有し、成形された固体ブロックは、約1〜約10キログラムの間の質量を有する。固体組成物は、機能性材料の安定な源のために提供する。好ましい実施形態において、固体組成物を、例えば、水性又は他の媒体中に溶解して、濃縮物及び/又は使用溶液を生じてもよい。溶液は、後で使用及び/又は希釈するための保存リザーバーへと向けられてもよく、又は使用する場所へ直接適用してもよい。
【0161】
特定の実施形態において、固体すすぎ補助組成物は、単位用量の形態で提供される。単位用量は、単位全体が単一の洗浄サイクルの間に用いられるようにサイズを設定された、固体すすぎ補助組成物単位をいう。固体洗浄組成物を単位用量として提供する場合、約1g〜約50gの質量を有することができる。他の実施形態において、組成物は、約50g〜250g、約100g以上、又は約40g〜約11,000gのサイズを有する固体、ペレット、又は錠剤であることができる。
【0162】
他の実施形態において、固体すすぎ補助組成物は、多目的な固体、例えばブロック、又は複数のペレットの形態で提供することができ、また、繰り返し用いて複数の洗浄サイクルのための水性のすすぎ組成物を作ることができる。特定の実施形態において、固体すすぎ補助組成物は、約5g〜10kgの質量を有する固体として提供される。特定の実施形態において、固体すすぎ補助組成物の多目的な形態は、約1〜10kgの質量を有する。更なる実施形態において、固体すすぎ補助組成物の多目的な形態は、約5kg〜約8kgの質量を有する。他の実施形態において、固体すすぎ補助組成物の多目的な形態は、約5g〜約1kg、又は約5g〜500gの質量を有する。
【0163】
《包装システム》
固体すすぎ補助組成物は、包装システム又は容器の中に取り込むことができるが、必ずしも必要ではない。包装容器又は容器は、剛性でもよく、又は可撓性でもよく、製造される組成物の収容に適するあらゆる材料、例えばガラス、金属、可塑性フィルム若しくはシート、ボール紙、ボール紙複合材、紙等を含む。すすぎ補助組成物は、包装内で固化させてもよく、又は固体を形成した後に、一般に入手可能な包装内に包装して、消費者に輸送する前に集配センターに送ってもよい。
【0164】
固体にとって、有利なことに、少なくともいくつかの実施形態において、すすぎは周囲温度又はその付近で行われるので、材料に構造的に損傷を与えることなく、混合物を容器又は他の包装システムの中へと直接キャスト又は押出してもよいように、処理された混合物の温度は十分に低い。その結果、融解条件の下で処理及び調合される組成物のために使用されるものよりも、より広い種類の材料を用いて容器を製造してもよい。いくつかの実施形態において、すすぎ補助剤を収容するのに使用される包装は、可撓性の、容易に開口できるフィルム材料から製造される。
【0165】
《すすぎ補助剤の調合/使用》
すすぎ補助剤は、濃縮物として、又は使用溶液として調合することができる。更に、すすぎ補助剤濃縮物は、固体の形態で、又は液体の形態で提供することができる。一般に、濃縮物は、水で希釈して、基材の表面に供給される使用溶液を提供することが予定されている。いくつかの実施形態において、水性の使用溶液は、約2,000パーツパーミリオン(ppm)以下の活性材料、又は約1,000ppm以下の活性材料、又は約10ppm〜約500ppm、又は約10〜約300ppm、又は約10〜200ppmの活性材料を含んでもよい。
【0166】
使用溶液は、すすぎを適用する間、例えば物品洗浄機、洗車用途、業務用のヘルスケア表面洗浄等におけるすすぎサイクルの間に、基材に適用することができる。いくつかの実施形態において、洗浄機内へ、例えば食器ラック上に設置されたすすぎ剤から、使用溶液の形成が起こることができる。すすぎ剤は、機械上又は機械内に設置されたディスペンサーから、又は別々ではあるが食器洗浄機と協調的に設置されている別のディスペンサーから、希釈され及び調合されることができる。
【0167】
例えば、いくつかの実施形態において、液体すすぎ剤は、液体を水で最終的な使用濃度へと希釈するよう適合したディスペンサー内に、液体材料を含む適合する包装を取り入れることによって、調合することができる。本発明の液体すすぎ剤のためのディスペンサーのいくつかの例は、Ecolab社、セントポール、ミネソタ州によって販売されている、DRYMASTER−Pである。
【0168】
他の例示的な実施形態において、固体製品は、固体材料を容器入り又はエンクロージャーなしで、スプレータイプディスペンサー、例えばEcolab社、セントポール、ミネソタ州によって製造されている、体積SOL−ET制御エコテンプすすぎ液注入シリンダーシステム(the volume SOL-ET controlled ECOTEMP Rinse Injection Cylinder system)内へと挿入することによって、便宜に調合してもよい。そのようなディスペンサーは、すすぎサイクルにおいて洗浄機と協働する。機械により要求される場合、ディスペンサーは、水をすすぎ剤の固体ブロック上へと導き、ブロックの一部を効果的に溶解して、水性のすすぎ液を形成しているすすぎ水の中へと直接供給される濃縮された水性のすすぎ溶液を生じさせる。次に、水性のすすぎ液を表面に接触させ、完全なすすぎに影響を及ぼす。このディスペンサー及び他の同様のディスペンサーは、調合された材料の体積、すすぎ水内の材料の実際の濃度(電極で測定される電解質)を測定することによって、又はキャストされたブロック上へのスプレーの時間を測定することによって、水性のすすぎ内の活性部分の有効濃度を制御することができる。一般に、水性のすすぎ内の活性部分の濃度は、液体すすぎ剤について上記に特定したものと好ましくは同様である。スプレータイプディスペンサーのいくつかの他の実施形態は、米国特許第4,826,661号明細書、4,690,305号明細書、4,687,121号明細書、4,426,362号明細書、及び米国再発行特許第Re32,763号明細書、及びRe32,818号明細書に開示されており、これらの開示は引用により本明細書中に含まれる。特定の製品形状の例は、米国特許出願番号第6,258,765号明細書の図9に示されており、本明細書中に取り入れられる。
【0169】
本発明の組成物は、特に硬水を用いた使用に有益である。組成物は、水硬度20gpgまで、良好なすすぎ及び濃度を提供することができる。
【0170】
いくつかの実施形態において、本発明のすすぎ補助組成物は、水中に提供された溶解した固体の濃度によって生じる可視フィルムの外観を低減するために、固形分高含有水の環境において使用することができると考えられる。一般に、固形分高含有水は、200ppmを超える総溶解固形分(TDS)含有量を有する水であると考えられる。特定の場所において、給水は、400ppmを超える、及び800ppmさえ超える総溶解固形分含有量を含む。基材を洗った後の可視フィルムの存在が特に問題となる用途としては、飲食店又は物品洗浄産業、洗車産業、ヘルスケア器具の再処理、及びカート洗浄部門、並びに硬質表面の一般的な洗浄が挙げられる。
【0171】
すすぎ補助剤は、これらの自動化された洗浄用途、例えば物品洗浄機、並びにヘルスケア器具及びカート洗浄機において使用する場合、有効なシーティング作用及び低発泡性を提供するはずである。本発明のすすぎ補助組成物は、大胆に処方され、上記で言及した問題を制御すると考えられる。
【0172】
《医療用カート、ケージ、器具、又は装置の洗浄、すすぎ、及び抗菌処理のための方法、及び組成物》
本方法及び固体すすぎ補助組成物は、医療用又はヘルスケア環境における、医療用カート、ケージ、器具、又は装置の洗浄のために使用してもよい。典型的には、医療用カート、ケージ、器具、又は装置の洗浄は、医療用カート、ケージ、器具、又は装置を、水性の洗浄組成物と接触させること、及び次に本発明によれば、これらを溶解した本発明のすすぎ補助剤を含むすすぎ溶液を用いてすすぐこと、又はこれと接触させることを含む。方法は、固体抗菌性組成物、好ましくは固体第四級アンモニウム、又は固体ハロゲン抗菌性組成物を、溶解すること又は懸濁することから形成された、水性の抗菌性組成物と接触させることによる、医療用カート、ケージ、器具、又は装置の抗菌処理を含むこともできる。
【0173】
洗浄組成物との接触は、洗浄領域若しくは洗浄室における手動での適用をとおして、又はカート、ケージ、器具、若しくは装置の洗浄装置による適用をとおして、行うことができる。手動の方法において、すすぎ及び/又は抗菌処理は、洗浄領域若しくは洗浄室において、又は別の領域又は部屋において行うこともできる。典型的なカート、ケージ、器具、又は装置の洗浄装置は、洗浄組成物を適用する洗浄ステーションを含む。典型的に、そのような洗浄装置は、カート、ケージ、器具、又は装置を、水又は他の適切なすすぎ組成物、例えば固体中性又は中和すすぎ組成物ですすぐことができるすすぎステーションも含む。そのような洗浄装置は、任意に、カート、ケージ、器具、又は装置を、溶解した固体抗菌性組成物、例えば、固体第四級アンモニウム、又は固体ハロゲン抗菌性組成物と接触させることができる抗菌処理ステーションを含むこともできる。洗浄装置は、1、2、3、又はより多くのステーションで、洗浄、すすぎ、及び/又は抗菌処理のステップの一つ又は複数を行うことができる。
【0174】
医療用のカート、ケージ、器具、又は器具をすすぐための本方法及び組成物は、医療用若しくはヘルスケア環境における様々な材料でできた医療用のカート、ケージ、装置、又は装置をすすぐために用いることができる。典型的に、医療用のカート、ケージ、器具、又は装置のすすぎは、本発明の固体すすぎ組成物を溶解し、又は懸濁することによって形成された水性すすぎ組成物を用いて、医療用のカート、ケージ、器具、又は装置をすすぐことを含む。
【0175】
すすぎ組成物との接触は、すすぎ領域若しくはすすぎ室における手動の適用をとおして、又はカート、ケージ、器具、若しくは装置の洗浄装置及び/若しくはすすぎ装置による適用をとおして、行うことができる。手動の方法において、洗浄及び/又は抗菌処理は、すすぎ領域若しくはすすぎ室において、又は別の領域又は部屋において行うこともできる。典型的なカート、ケージ、器具、又は装置の洗浄装置は、固体中性又は中和すすぎ組成物から形成された液体すすぎ組成物でカート、ケージ、器具、又は装置をすすぐことができるすすぎステーションを含む。そのような洗浄装置は、任意に、洗浄及び/又は抗菌処理ステーションを含むこともできる。
【0176】
手動又は機械でのいずれかの、医療用カート、ケージ、器具、又は装置の抗菌処理のために使用される抗菌性組成物は、固体抗菌性組成物、好ましくは固体第四級アンモニウム、又は固体ハロゲン抗菌性組成物であることができ、以下、より詳細に記載する。
【0177】
医療用カートを洗浄する方法
【0178】
医療用カートの洗浄は、手動で行うことができ、又は機械で行うこともできる。医療用カートの手動での洗浄は、固体洗浄組成物の使用組成物を調製すること、及びそれを医療用カートに適用することを含むことができる。適用することは、洗浄組成物に浸漬したブラシ、タオル、又はスポンジで、医療用カートを拭くこと又は擦ることを典型的に含む。適用することは、使用組成物をカートに吹き付けることを含むこともできる。医療用カートの手動での洗浄は、すすぎ組成物、好ましくは中性のすすぎ組成物の使用組成物を調製すること、及びそれを医療用カートに適用することを含むこともできる。すすぎ組成物の適用は、カート上に使用組成物を吹き付けること、注ぐこと、又は拭くことを含むことができる。医療用カートの手動での洗浄は、固体抗菌性組成物、好ましくは固体第四級アンモニウム、又は固体ハロゲン抗菌性組成物の使用組成物を調製すること、及びそれを医療用カートに適用することを含むこともできる。抗菌性組成物を適用することは、カート上に使用組成物を吹き付けること、注ぐこと、又は拭くことを含むことができる。手動又は空気乾燥のいずれかの、医療用カートの乾燥は、典型的にすすぎに続く。
【0179】
医療用カートの機械洗浄は、医療用カートの洗浄装置の、あらゆる様々な構成を使用することができる。そのような装置を適合して、固体洗浄剤、本発明のすすぎ補助組成物、及び/又は抗菌性組成物を調合することができる。医療用カートの洗浄装置は、洗浄、すすぎ、及び/又は抗菌処理の間、医療用カートを収容する少なくとも1つのチャンバーを典型的に含む。
【0180】
小型の医療用カート洗浄装置は、例えば、1〜3台の医療用カートを収容するサイズの単一のチャンバーを典型的に含む。医療用カートは、操作員によって、チャンバーのドア又は他のカバー可能な開口部を通して、小型の装置内に導入することができる。装置は次に、チャンバー内のカートに、洗浄、すすぎ、抗菌処理、及び/又は乾燥サイクルの一つ又は複数を行う。洗浄は、典型的に、使用洗浄組成物を医療用カートに吹き付けることによって起こる。すすぎは、典型的に、使用すすぎ組成物を医療用カートに吹き付けることによって起こる。任意に、抗菌処理は、使用抗菌性組成物を医療用カートに吹き付けることによって起こることができる。乾燥は、周囲空気若しくは加熱空気を吹き付けることによって、又は水蒸気で処理することによって起こることができる。医療用カートは、操作員によって、同じドア若しくは他のカバー可能な開口部を通して、又は装置の反対側の出口ドア若しくは他のカバー可能な開口部を通して、チャンバーから除去することができる。
【0181】
大型の医療用カート洗浄装置は、洗浄、すすぎ、任意の抗菌処理、及び/又は乾燥ステーションを含む、一つ又は複数のチャンバーを通して、一つ又は複数のカートを輸送する、輸送装置を典型的に含む。そのような医療用カート洗浄装置は、車の代わりに医療用カートを洗浄するために大きさを設定され、及び構成された、自動洗車機に似ている可能性がある。典型的に、カートは、水平方向から鋭角に傾けられ、(あるとすれば)そのドアを開いたままにして、トラック又はレール装置によって、洗浄、すすぎ、任意の抗菌処理、及び/又は乾燥ステーションを通って輸送される。この傾きは、ドアを開けておくことができ、医療用カートの通常は水平方向のあらゆる表面を液体で流し落とすことを可能にすることができる。大型の医療用カート洗浄装置への入口は、例えば、カートの入場を可能にし、装置内に使用組成物を保持することができる、ドア又は懸下した複数のプラスチック小片によって覆うことができる。洗浄ステーションは、典型的に、使用洗浄組成物を医療用カートに吹き付ける。すすぎステーションは、典型的に、使用すすぎ組成物を医療用カートに吹き付ける。任意の抗菌処理ステーションは、典型的に、使用抗菌性組成物を医療用カートに吹き付ける。乾燥ステーションでは、ブロワーがカートに周囲空気又は加熱空気を吹きつけ、又はカートは水蒸気で処理される。代替として、カートを装置から除去して、タオルドライすることができる。一つ又は複数のステーションは、異なっていてもよく、重複していてもよく、又は同じ場所にあってもよい。装置からの出口は、入口と同様に覆うことができる。
【0182】
機械的カート洗浄機は、洗浄1サイクルにつき最高約30〜約40ガロンの洗浄組成物の使用組成物、すすぎ1サイクルにつき最高約30〜約40ガロンの使用組成物すすぎ組成物、及び任意に、抗菌処理1サイクルにつき最高約30〜約40ガロンの使用抗菌性組成物を使用することができる。使用される洗浄組成物、すすぎ組成物、又は抗菌性組成物の実際の量は、ユーザの判断に基づき、また、要因、例えば、組成物の特定の製品処方、組成物の濃度、洗浄される汚れたカートの数、及びカートの汚れの程度に依存するであろう。
【0183】
医療用カートを洗浄する機械は、その他の車輪付き医療用設備又は備品、例えば車椅子、車輪付きスタンド、例えば点滴バッグ、管、及びポンプを保持するもの、車輪付き(メトロ)棚等を洗うために使用することもできる。
【0184】
前記説明は、本発明の広い境界線を理解する基礎を提供する。以下の例及び試験データは、本発明の特定の実施形態の理解を提供する。これらの例は、本発明の範囲を限定することを意味するものではない。特に明記しない限り、以下の例において報告する全ての割合、パーセンテージ、及び比率は、質量に基づくものであり、また、例に使用した全ての試剤は以下に記載する化学品供給者から得られ、入手可能であり、又は従来技術によって合成してもよい。
【実施例】
【0185】
以下の例において、以下の材料を用いた:
Plurafac SLF−180:脂肪族アルコールアルコキシレート
Dehypon GRA:脂肪族アルコールアルコキシレート
Kathon−防腐剤は、活性成分5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンキシレンスルホン酸ナトリウムで、Dow Chemical社から入手可能である。
クエン酸
対照は、水(実験的目的、0又は17gpg)である。
市販のすすぎ補助剤Aは、Steris社から商業的に入手可能なすすぎ補助剤である。
市販のすすぎ補助剤Bは、Getinge社から商業的に入手可能な、リン酸を含むすすぎ補助剤である。
市販のすすぎ補助剤Cは、Ecolab社から商業的に入手可能な、液体すすぎ補助剤である。
市販のすすぎ補助剤Dは、Ecolab社から商業的に入手可能な、いかなる硬度又はTDS成分も含まない固体すすぎ補助剤である。
【0186】
本発明の組成物を、以下のように処方し、試験した。
【表1】
【0187】
《例1》
以下の方法により、商業的に入手可能なすすぎ補助剤、及び本発明の組成物を用いて、硬度試験を行った。
【0188】
《硬度試験(17グレイン水)》
〈ステンレススチール304及びガラス顕微鏡用スライド〉
1.ステンレススチール304#4仕上げ、及びガラス(顕微鏡スライド)の、それぞれの片を15枚得た。
2.柔らかいスポンジ及びPantastic(登録商標)で、それぞれの片全体を洗った。5グレイン水、及びDI水ですすいだ。平坦に寝かせ、終夜乾燥させた。
3.308オンスのガラス製フレンチ四角型バイアル(French square vials)を得た。
4.それぞれのバイアルを5グレイン水及びDI水ですすぎ、平坦に寝かせ、終夜乾燥させた。
5.以下の化学物質を調製した。
【表2】
6.それぞれの別々のバイアルに入った、ステンレススチール304#4仕上げ、及びガラス顕微鏡用スライドの、2つの別々のガラス製フレンチ四角型バイアルに、200mLの対照(17グレイン水)を、表面に沿って入れた。バイアルにラベルをつけた。
7.17グレイン水で、全ての化学物質について工程6を繰り返した。
8.全てのバイアルを、70℃に温度調節したオーブンに入れ、8時間温置した。
【0189】
結果を図1に示す。画像解析方法から認められるように、本発明の組成物は他のすすぎ補助剤製品より優れることが分かる。
【0190】
《例2》
次に、以下の方法により、異なる総溶解固形分濃度で、異なるすすぎ補助剤の性能を試験した。
【0191】
《総溶解固形分(0グレイン水中の1000ppmのNaCl)》
〈ステンレススチール304#4仕上げ〉
1.開始前に、浸漬試験器を150°F(約65.6℃)に予熱した。
2.(3x5インチ)ステンレススチール304#4仕上げの、それぞれの片を15枚得た。
3.柔らかいスポンジ及びPantastic(登録商標)で、それぞれの片全体を洗った。5グレイン水、及びDI水ですすいだ。平坦に寝かせ、終夜乾燥させた。
4.1Lのビーカー内に、以下の化学物質を調製した:
【表3】
5.1Lのビーカー内に、1000mLの対照(0グレイン水+1000ppmのNaCl)を入れた;ビーカーを、電子レンジ内に置いて、150°F(約65.6℃)に加熱した。ビーカーを、浸漬試験器の水浴(水温150°F(約65.6℃)に設定)内に置いた。
6.浸漬試験器を設定して、溶液中に片を1分間静かに浸漬した。
7.1分後、片が溶液から出て厚板が最後まで上昇したあと、片を空気中に2分間吊した。
8.2分後、片を浸漬試験器から除去し、ラック上に垂直にセットし、室温まで冷却した。
9.工程4〜7を、0グレイン水で全ての化学物質について繰り返した。
【0192】
結果を図2に示す。本発明の組成物は、すすぎ水中の総溶解固形分の濃度が高いときに、全ての他のすすぎ剤より優れることが分かる。
【0193】
《例3》
《材料の腐食性/適合性試験(0グレイン水)》
1.所望の基材材料(アルミニウム)の片を得た。
2.柔らかいスポンジ及び商業的に入手可能な洗浄剤で、それぞれの片全体を洗った。0グレイン水、及びDI水ですすいだ。平坦に寝かせ、終夜乾燥させた。
3.8ozのガラス製フレンチ四角型バイアルを得た。
4.それぞれのバイアルを0グレイン水及びDI水ですすぎ、平坦に寝かせ、終夜乾燥させた。
5.以下の化学物質を調製した:
【表4】
6.2つの別々のガラスフレンチ四角型バイアル内に、200mLの対照(0グレイン水)を、調査する材料、例:アルミニウム6061、及びアルミニウム1100の片とともに入れた。バイアルにラベルをつけた。
7.0グレイン水で全ての化学物質について工程6を繰り返した。
8.全てのバイアルを160°F(約71.1℃)のオーブンに入れ、8時間温置した。
9.きれいなピンセットで、片をそれぞれの試験溶液から除去した。
10.誘導結合プラズマ(ICP)分光法を用いて、それぞれの試験溶液中のAl濃度を分析した。
【0194】
図3は、Al片についての結果を示しており、本発明の組成物は、ほとんど腐食を示さないことが分かる。試験した他の金属片は、本発明の処方が全ての金属と適合することを示した。
【0195】
《例4》
使用における起泡の傾向を水溜溶液で試験した。転回起泡試験を使用し、水溜溶液の撹拌をシミュレートした。すすぎ添加物を、メスシリンダーに入れ、10180°転回した後、生じた泡を測定した。
【0196】
《装置及び材料》
1.ストッパーを有する250mLのメスシリンダー。
2.室温の5グレイン水。
【表5】
【0197】
《手順》
1.軟水、続いてDI水でメスシリンダーをすすぎ、空気乾燥した。
2.所望の5%及び/又は10%の固体すすぎ補助剤の模擬水溜溶液を調製し、溶解するまで撹拌した。
3.5%若しくは10%の溶液を150mL、又は同様に市販の液体すすぎ補助剤を、メスシリンダーに注ぎ、ストッパーでキャップした。
4.垂直な位置から、180°シリンダーを回転させ、そして垂直な位置に戻した。
5.この動作を約1サイクル/秒の速度で10回繰り返した。
6.シリンダーを平面に置いてすぐに、泡高さを記録した。泡レベルの最上部に対する液体レベルの表面の差として、泡高さを読んだ。泡レベルの最上部とは、泡が不透明で、操作員がシリンダーを透かして見ることができないレベルである。
7.それぞれの化学物質について繰り返した。
【0198】
結果は図4に示されており、ここで再び、本発明の処方はより良好な泡制御を示した。
【0199】
《他の実施形態》
本発明をその詳細な記載とともに記載したが、先の説明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を説明するものであって、制限するものではないことを意図していることを理解すべきである。他の側面、利点、及び変形は、以下の請求項の範囲内である。
【0200】
更に、上記に述べた全ての特許公報の内容は、この引用によってその全体が取り入れられる。
【0201】
値及び範囲が本明細書中のどの場所に提供されても、これらの値及び範囲によって含まれる全ての値及び範囲は、本発明の範囲内に含まれること意味することを理解すべきである。さらに、これらの範囲内に含まれる全ての値、及び値の範囲の上限値又は下限値もまた、本願により想定されている。
【0202】
《例5》
最後に、以下の手順を用いて、使用濃度における、異なるすすぎ添加物の起泡傾向を評価した。
【0203】
《泡すすぎ添加剤の評価》
《装置及び材料》
・Glewwe起泡装置。
・熱い軟水。
・小さい計量皿、及び大きい計量皿。
【0204】
《手順》
・Glewwe装置を軟水で満たし、ポンプを動かすことによって、Glewwe装置を全体的にすすいだ。ゲートバルブを開くことによって装置を排水した。この洗浄の間に泡が生じた場合、泡がなくなるまでこの手順を繰り返した。
・ゲートバルブを閉じて、一番上の蓋を除去した。
・筒を熱い軟水で基準線0”、水3L、の下まで満たした。
・ポンプスイッチをオンにし、冷たい軟水又は熱い軟水のいずれかを加えることにより、温度を100、120、140、又は160°Fに合わせた。試験は160°Fで行った。
・圧力計の下に位置するノブを用いて圧力を6psiに合わせた。ポンプを停止した。
・必要に応じて水位を0”に再調整した。
・ポンプをオンにして圧力を6psiに到達させ、所望の濃度のすすぎ添加物又は界面活性剤の組合せを加えて評価した。時間を記録した。
・1分後、ポンプを停止し、時刻0、15秒、及び1分における泡高さ及び特徴を記録した。
・ゲートバルブを開いて、機械を排水し、洗浄手順を繰り返した。
【0205】
不安定−泡は急速に壊れる(15秒未満)
部分的に安定−泡はゆっくり壊れる(1分以内)
安定−泡が数分間残存する。
【表6】
【0206】
結果を図5に示す。図は、ディスペンサーポンプ濃度における起泡性は、対照より良好であることを示す。泡制御は、すすぎ補助剤の非常に重要な側面である。以下、本発明の実施形態の例を列記する。
[1]
固体酸と;
キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、キシレンスルホン酸カルシウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、及びブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムからなる群から選択される、一つ又は複数の短鎖アルキルベンゼン及び/又はアルキルナフタレンスルホネートと;
一つ又は複数の非イオン性界面活性剤と
を含む、固体すすぎ補助組成物。
[2]
上記短鎖アルキルベンゼン及び/又はアルキルナフタレンスルホネートが、キシレンスルホン酸ナトリウム、又はクメンスルホン酸ナトリウムである、項目1に記載のすすぎ補助剤。
[3]
上記短鎖アルキルベンゼン及び/又はアルキルナフタレンスルホネートが、約50質量%〜約80質量%の量で存在する、項目1に記載の固体すすぎ補助剤。
[4]
防腐剤を更に含む、項目1に記載の組成物。
[5]
キレート剤を更に含む、項目1に記載の組成物。
[6]
上記キレート剤がGLDAである、項目5に記載の組成物。
[7]
上記酸がクエン酸である、項目1に記載の組成物。
[8]
上記非イオン性界面活性剤が低発泡性界面活性剤である、項目1に記載の組成物。
[9]
上記低発泡性界面活性剤が、約5質量%〜約30質量%の量で存在する、項目8に記載の組成物。
[10]
上記固体酸が、約5質量%〜約40質量%の量で存在する、項目1に記載の組成物。
[11]
固体すすぎ補助組成物の製造方法であって、
a.固体酸と、非イオン性界面活性剤と、短鎖アルキルベンゼン及び/又はアルキルナフタレンスルホネートとを混合することと;
b.上記混合物を固化させることと、その後に;
c.上記すすぎ補助剤の任意の液体成分、例えば防腐剤、追加の界面活性剤、水、色素等を混合することと;
d.すすぎ補助剤混合物で固体を形成することと
を含む、固体すすぎ補助組成物の製造方法。
[12]
上記固体を形成することが、圧縮によるものである、項目11に記載の方法。
[13]
上記固体を形成することが、押出によるものである、項目11に記載の方法。
[14]
上記混合物を1日以上固化させる、項目11に記載の方法。
[15]
洗浄用途で硬質表面をすすぐ方法であって、
a.項目1に記載の固体すすぎ補助組成物を提供することと;
b.上記すすぎ補助組成物に水を接触させて、使用溶液を形成することと;
c.上記使用溶液を上記硬質表面に適用することと
を含む、硬質表面をすすぐ方法。
[16]
上記使用溶液に含まれる活性材料が2,000ppm以下である、項目15に記載の方法。
[17]
上記接触させることは、すすぎ補助剤の固体ブロック上に水を導くことによるものである、項目15に記載の方法。
[18]
上記接触させることによって、上記固体すすぎ補助剤を使用溶液中に溶解させる、項目15に記載の方法。
[19]
上記硬質表面が金属、ガラス、プラスチック、セラミック、又はタイルを含む、項目15に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5