特許第6208914号(P6208914)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6208914ウェブメール通信システム、ウェブメールサーバ、及びウェブメール通信用プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6208914
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】ウェブメール通信システム、ウェブメールサーバ、及びウェブメール通信用プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170925BHJP
【FI】
   G06F13/00 620
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-143287(P2017-143287)
(22)【出願日】2017年7月25日
【審査請求日】2017年8月17日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】510248888
【氏名又は名称】野口 明洋
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】野口 明洋
【審査官】 佐々木 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−293841(JP,A)
【文献】 特表2015−510647(JP,A)
【文献】 特開2014−085712(JP,A)
【文献】 特開2011−118931(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信側通信端末から送信側ウェブメールサーバを介して受信側通信端末又は受信側ウェブメールサーバに向けて電子メールを送信するウェブメール通信システムにおいて、
前記送信側通信端末は、ブラウザを用いて、送信する第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を含む前記第1電子メールの送信入力情報を前記送信側ウェブメールサーバに送り、
前記送信側ウェブメールサーバは、前記送信入力情報に基づいて、前記第1電子メールのヘッダーに、送信者が前記第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、前記第1電子メールを前記受信側通信端末又は前記受信側ウェブメールサーバに向けて送信するとともに、前記第1電子メールを保存し、
前記受信側通信端末又は前記受信側ウェブメールサーバは、前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を認める情報を有し、且つ前記第1電子メールの削除を求める場合は、送信する第2電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの削除を求める情報を有する削除判断フィールドと、前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含めて、前記第2電子メールを前記送信側ウェブメールサーバに向けて送信し、
前記送信側ウェブメールサーバは、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を求める情報を有し、且つ前記第1電子メールが削除を認めた電子メールである場合は、前記削除メール対象フィールドの情報に基づいて、前記送信側ウェブメールサーバに保存されている前記第1電子メールを削除する、ウェブメール通信システム。
【請求項2】
前記受信側ウェブメールサーバは、受信した前記第1電子メールを保存し、前記第2電子メールを前記送信側ウェブメールサーバに向けて送信するとともに、保存された前記第1電子メールを削除する請求項1に記載のウェブメール通信システム。
【請求項3】
前記第2電子メールの前記削除判断フィールドに、前記送信者が前記第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す前記情報が含まれている請求項1又は2に記載のウェブメール通信システム。
【請求項4】
前記第1電子メールは、受信側メールサーバを介して前記受信側通信端末又は前記受信側ウェブメールサーバに送信され、
前記受信側メールサーバは、受信した前記第1電子メールを保存し、前記第2電子メールを前記送信側ウェブメールサーバに向けて送信するとともに、保存された前記第1電子メールを削除する請求項1から3のいずれか1項に記載のウェブメール通信システム。
【請求項5】
少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバにおいて、
第1電子メールを送信し、前記第1電子メールの送信先の通信端末から第2電子メールを受信する通信部と、
前記第1電子メールを保存する記憶部と、
送信する前記第1電子メールのヘッダーに、送信者が前記第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、前記通信部を介して前記第1電子メールを送信するとともに、前記第1電子メールを前記記憶部に保存するように動作する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を介して前記第2電子メールを受信し、
前記第2電子メールのヘッダーに削除判断フィールドと前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含み、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を求める情報を有する場合は、前記削除メール対象フィールドの情報に基づいて、保存されている前記第1電子メールを削除する、ウェブメールサーバ。
【請求項6】
少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバにおいて、
第1電子メールを受信し、前記第1電子メールの送信元に第2電子メールを送信する通信部と、
前記第1電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの送信者が前記第1電子メールの削除を認める情報を有する削除判断フィールドが含まれ、且つ前記第1電子メールの削除を求める場合は、送信する前記第2電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの削除を求める情報を有する削除判断フィールドと、前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含めて、前記第2電子メールを前記第1電子メールの前記送信元の通信端末に向けて送信する制御部と、
を備えたウェブメールサーバ。
【請求項7】
少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバとしてのコンピュータに、
送信する第1電子メールのヘッダーに、送信者が該第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、通信部を介して前記第1電子メールを送信するとともに、前記第1電子メールを記憶部に保存するように動作する処理と、
前記通信部を介して前記第1電子メールの送信先の通信端末から第2電子メールを受信する処理と、
前記第2電子メールのヘッダーに削除判断フィールドと前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含み、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を求める情報を有する場合は、前記削除メール対象フィールドの情報に基づいて、保存されている前記第1電子メールを削除するように動作させる処理と、
を実行させるウェブメール通信用プログラム。
【請求項8】
少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバとしてのコンピュータに、
通信部を介して第1電子メールを受信する処理と、
前記第1電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの送信者が前記第1電子メールの削除を認める情報を有する削除判断フィールドが含まれ、且つ前記第1電子メールの削除を求める場合は、送信する第2電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの削除を求める情報を有する削除判断フィールドと、前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含めて、前記第2電子メールを前記第1電子メールの送信元の通信端末に向けて前記通信部により送信するように動作させる処理と、
を実行させるウェブメール通信用プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブメール通信システム、ウェブメールサーバ、及びウェブメール通信用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
送信側の設定により、受信した電子メールを一定期間後に削除するように設定する方法が知られている。例えば、特許文献1には送信者側サーバが有効期限ヘッダーフィールドを含むヘッダーを有する電子メールを送信し、受信者側サーバが有効期限ヘッダーフィールドの値を過ぎたときに電子メールを自動的に削除することの記載がある。
また、特許文献1には受信者が有効期限ヘッダーフィールドの値を送信者が許可する場合には変更することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−510647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、電子メールを受信する受信側通信端末では受信した不要な電子メールを削除しても、送信側通信端末に電子メールが残っているために、再送信される場合がある。
このような課題は、ウェブメールシステムにおいても同様であり、ウェブメールシステムでは送信側通信端末に電子メールが残らないものの、送信側ウェブメールサーバに電子メールが残っている。
【0005】
本発明は、送信側ウェブメールサーバに記憶された電子メールを、受信側通信端末又は受信側ウェブメールサーバからの要求に応じて削除可能なウェブメール通信システム、ウェブメールサーバ、及びウェブメール通信用プログラム提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明に係るウェブメール通信システムは、送信側通信端末から送信側ウェブメールサーバを介して受信側通信端末又は受信側ウェブメールサーバに向けて電子メールを送信するウェブメール通信システムにおいて、
前記送信側通信端末は、ブラウザを用いて、送信する第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を含む前記第1電子メールの送信入力情報を前記送信側ウェブメールサーバに送り、
前記送信側ウェブメールサーバは、前記送信入力情報に基づいて、前記第1電子メールのヘッダーに、送信者が前記第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、前記第1電子メールを前記受信側通信端末又は前記受信側ウェブメールサーバに向けて送信するとともに、前記第1電子メールを保存し、
前記受信側通信端末又は前記受信側ウェブメールサーバは、前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を認める情報を有し、且つ前記第1電子メールの削除を求める場合は、送信する第2電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの削除を求める情報を有する削除判断フィールドと、前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含めて、前記第2電子メールを前記送信側ウェブメールサーバに向けて送信し、
前記送信側ウェブメールサーバは、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を求める情報を有し、且つ前記第1電子メールが削除を認めた電子メールである場合は、前記削除メール対象フィールドの情報に基づいて、前記送信側ウェブメールサーバに保存されている前記第1電子メールを削除する、ウェブメール通信システムである。
【0007】
(2) 上記(1)のウェブメール通信システムにおいて、前記受信側ウェブメールサーバは、受信した前記第1電子メールを保存し、前記第2電子メールを前記送信側ウェブメールサーバに向けて送信するとともに、保存された前記第1電子メールを削除することが望ましい。
【0008】
(3) 上記(1)又は(2)のウェブメール通信システムにおいて、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドに、前記送信者が前記第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す前記情報が含まれていることが望ましい。
【0009】
(4) 上記(1)から(3)のウェブメール通信システムにおいて、前記第1電子メールは、受信側メールサーバを介して前記受信側通信端末又は前記受信側ウェブメールサーバに送信され、
前記受信側メールサーバは、受信した前記第1電子メールを保存し、前記第2電子メールを前記送信側ウェブメールサーバに向けて送信するとともに、保存された前記第1電子メールを削除することが望ましい。
【0010】
(5) 本発明に係るウェブメールサーバは、少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバにおいて、
第1電子メールを送信し、前記第1電子メールの送信先の通信端末から第2電子メールを受信する通信部と、
前記第1電子メールを保存する記憶部と、
送信する前記第1電子メールのヘッダーに、送信者が前記第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、前記通信部を介して前記第1電子メールを送信するとともに、前記第1電子メールを前記記憶部に保存するように動作する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記通信部を介して前記第2電子メールを受信し、
前記第2電子メールのヘッダーに削除判断フィールドと前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含み、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を求める情報を有する場合は、前記削除メール対象フィールドの情報に基づいて、保存されている前記第1電子メールを削除する、ウェブメールサーバである。
【0011】
(6) 本発明に係るウェブメールサーバは、少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバにおいて、
第1電子メールを受信し、前記第1電子メールの送信元に第2電子メールを送信する通信部と、
前記第1電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの送信者が前記第1電子メールの削除を認める情報を有する削除判断フィールドが含まれ、且つ前記第1電子メールの削除を求める場合は、送信する前記第2電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの削除を求める情報を有する削除判断フィールドと、前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含めて、前記第2電子メールを前記第1電子メールの前記送信元の通信端末に向けて送信する制御部と、
を備えたウェブメールサーバである。
【0012】
(7) 本発明に係るウェブメール通信用プログラムは、少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバとしてのコンピュータに、
送信する第1電子メールのヘッダーに、送信者が該第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、通信部を介して前記第1電子メールを送信するとともに、前記第1電子メールを記憶部に保存するように動作する処理と、
前記通信部を介して前記第1電子メールの送信先の通信端末から第2電子メールを受信する処理と、
前記第2電子メールのヘッダーに削除判断フィールドと前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含み、前記第2電子メールの前記削除判断フィールドが前記第1電子メールの削除を求める情報を有する場合は、前記削除メール対象フィールドの情報に基づいて、保存されている前記第1電子メールを削除するように動作させる処理と、
を実行させるウェブメール通信用プログラムである。
【0013】
(8) 本発明に係るウェブメール通信用プログラムは、少なくとも1つの通信ネットワークを介して電子メールを送受信するウェブメールサーバとしてのコンピュータに、
通信部を介して第1電子メールを受信する処理と、
前記第1電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの送信者が前記第1電子メールの削除を認める情報を有する削除判断フィールドが含まれ、且つ前記第1電子メールの削除を求める場合は、送信する第2電子メールのヘッダーに、前記第1電子メールの削除を求める情報を有する削除判断フィールドと、前記第1電子メールを特定するための情報を有する削除メール対象フィールドとを含めて、前記第2電子メールを前記第1電子メールの送信元の通信端末に向けて前記通信部により送信するように動作させる処理と、
を実行させるウェブメール通信用プログラムである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ウェブメールサーバに記憶された電子メールを、受信側通信端末からの要求に応じて削除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1の実施形態のウェブメール通信システムを示すブロック図である。
図2】送信側通信端末、第1ウェブメールサーバ及び第1メールサーバをコンピュータで構成した場合の構成例を示すブロック図である。
図3】ウェブメール通信システムの動作フローを説明する図である。
図4】ウェブメール通信システムの動作フローを説明する図である。
図5】第1ウェブメールサーバの動作を示すフローチャートである。
図6】第2ウェブメールサーバの動作を示すフローチャートである。
図7】本発明の第2の実施形態のウェブメール通信システムを示すブロック図である。
図8】ウェブメール通信システムの動作フローを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態のウェブメール通信システムを示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のウェブメール通信システムは、送信側通信端末10、第1ウェブメールサーバ11、第1メールサーバ12、第2メールサーバ14、第2ウェブメールサーバ15及び受信側通信端末16を備えている。第1メールサーバ12と第2メールサーバ14とは、通信ネットワークとなるインターネット13を介して接続されている。通信ネットワークはインターネットに限られず、専用のコンピュータネットワークでもよい。また複数の通信ネットワークをゲートウェイで接続してもよい。
【0017】
なお、通信端末は送信側通信端末10及び受信側通信端末16として説明しているが、実際は受信側通信端末16がブラウザにより送信入力情報を作成し、第2ウェブメールサーバ15が送信入力情報に基づいて電子メールを送信するときは、受信側通信端末16は送信側通信端末となり、送信側通信端末10が第1ウェブメールサーバ11を介して電子メールを閲覧するときは、送信側通信端末10は受信側通信端末となる。しかし、説明の簡易化のために電子メールを閲覧する場合も送信側通信端末10とし、電子メールの送信入力情報を送信する場合も受信側通信端末16として説明する。また、第1及び第2ウェブメールサーバ11、15、並びに第1及び第2メールサーバ12、14は、送信側通信端末10によって第1ウェブメールサーバ11から第2ウェブメールサーバ15へ電子メールを送るときは、送信側ウェブメールサーバ、受信側ウェブメールサーバ、送信側メールサーバ及び受信側メールサーバとなる。逆に、第1及び第2ウェブメールサーバ11、15、並びに第1及び第2メールサーバ12、14は、受信側通信端末16によって第2ウェブメールサーバ15から第1ウェブメールサーバ11へ電子メールを送るときは、受信側ウェブメールサーバ、送信側ウェブメールサーバ、受信側メールサーバ及び送信側メールサーバとなる。
【0018】
第1ウェブメールサーバ11と第1メールサーバ12は1つのウェブメールサーバとして構成してもよい。また、第2ウェブメールサーバ15と第1メールサーバ12は1つのウェブメールサーバとして構成してもよい。
【0019】
送信側通信端末10及び受信側通信端末16は、デスクトップ型コンピュータ、ノートブック型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、又は携帯電話等の、ウェブメールサーバを介してウェブメール通信可能な通信端末である。
第1及び第2ウェブメールサーバ11、15は、送信側通信端末10、受信側通信端末16との間では、ウェブ通信用のプロトコル(例えば、HTTP (Hypertext Transfer Protocol)、又はHTTPS (HyperText Transfer Protocol Secure))を用いて、電子メール作成のための送信入力情報を受けたり、電子メールの閲覧情報を提供する。
第1及び第2ウェブメールサーバ11、15は、第1及び第2メールサーバ12、14との間で、電子メールを送信するためのプロトコル(例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol))及び電子メールを受信するためのプロトコル(例えば、IMAP(Internet Message Access Protocol))を用いて電子メールを送信及び/又は受信する。
【0020】
図2は送信側通信端末10、第1ウェブメールサーバ11及び第1メールサーバ12をコンピュータで構成した場合の構成例を示すブロック図である。なお、受信側通信端末16、第2ウェブメールサーバ15及び第2メールサーバ14も同様な構成となる。図2に示すように、送信側及び受信側通信端末10,16、第1及び第2ウェブメールサーバ11,15、並びに第1及び第2メールサーバ12、14はCPU101、RAM,RAM等のメモリ102、通信インターフェイス(I/F)部103、キーボードやタッチパネル等の入力装置104、液晶ディスプレイ等の表示装置105、ハードディスク等の記憶部106、及び各部を接続するバス107を備え、コンピュータを構成している。ハードディスク等の記憶部106にプログラムを記憶し、CPU101は演算に必要なデータをメモリ102に記憶し、CPU101で当該プログラムを動作させることで、送信側及び受信側通信端末10,16、第1及び第2ウェブメールサーバ11,15、並びに第1及び第2メールサーバ12、14の機能を実現することができる。送信側及び受信側ウェブメールサーバ11、15用のプログラムは後述する図5図6のフローチャートの動作を記述したものである。
【0021】
プログラムは、様々なタイプのコンピュータ可読媒体(computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。コンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。コンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
【0022】
送信側通信端末10において、送信者がブラウザを用いて第1ウェブメールサーバ11にアクセスし、表示されたログイン画面にID及びパスワードを入力してログインする。第1ウェブメールサーバ11は、ID及びパスワードが正しければ送信側通信端末10の表示部にメール操作画面を表示させる。メール操作画面は電子メールを作成するための送信入力情報を入力したり、電子メールを閲覧する表示画面である。送信者はメール操作画面に、送信先、メール内容(メールデータ本体)等の送信入力情報を入力する。この送信入力情報は、送信する電子メールの削除を認めるかどうかを示す入力情報を含んでいる。第1ウェブメールサーバ11は送信入力情報に基づいて電子メールを作成し、第1メールサーバ12に電子メールを送る。第1メールサーバ12は図示しないDNS(Domain Name System)サーバから、宛先メールアドレスに基づく第2メールサーバ14のIPアドレスを取得して、インターネット13を介して第2メールサーバ14に電子メールを送信する。第2メールサーバ14はメールアドレスのユーザー名(送信先名)を参照し、そのユーザーに割り当てているメールボックス(メールの保存領域)に電子メールを格納する。
【0023】
受信側通信端末16において、送信者がブラウザを用いて第2ウェブメールサーバ15にアクセスし、表示されたログイン画面にID及びパスワードを入力してログインする。第2ウェブメールサーバ15は、ID及びパスワードが正しければ第2メールサーバ14から電子メールの差出人、件名、削除判断フィールドの送信元の保存電子メールの削除を認めるかどうかの情報等のインデックスリストを取得して、受信側通信端末16の表示部のメール操作画面にインデックスリストを表示させる。第2ウェブメールサーバ15は必要に応じて電子メールのメールデータ本体を取得してもよい。つまり、電子メール全体を取得してもよい。受信者がインデックスリストを確認して、電子メールの内容を確認したい電子メールがあれば、メール操作画面を操作して対象となる電子メールのメールデータ本体を要求する。第2ウェブメールサーバ15は第2メールサーバから電子メールのメールデータ本体を受け取り、電子メールの内容を受信側通信端末16の表示部の表示画面に表示する。
【0024】
本実施形態のウェブメール通信システムでは、送信側の第1ウェブメールサーバ11は、電子メールのヘッダーに削除判断フィールドを設ける。削除判断フィールドは、例えば削除判断の値のフォーマットをX、Yの2桁で示し、送信側通信端末1からの送信入力情報に基づいて、送信者が電子メールの削除を認めるときはXを「1」、認めないときは「0」とする。削除判断フィールドが「10」又は「00」とされたヘッダーを有する電子メールが第1メールサーバ12を介して第2メールサーバ14に送信される。
【0025】
受信者がインデックスリスト又は電子メールの内容(メールデータ本体)を見て、不要と判断した電子メールについて、受信側通信端末16の表示部のメール操作画面に、削除のための電子メール(削除指示メール)送信のための送信入力情報を入力する。この送信入力情報には電子メールの削除の指示を含んでいる。第2ウェブメールサーバ15が電子メールの削除の指示を含む送信入力情報を受けると、第2ウェブメールサーバ15は不要と判断した電子メールの削除のための電子メール(削除指示メール)のヘッダーに削除判断フィールドを設ける。削除判断フィールドの削除判断の値のフォーマットXは受信電子メールの削除判断フィールドの値と同じ「1」又は「0」とし、Yを「1」とする。また、第2ウェブメールサーバ15は、送信者側で削除すべき電子メールを特定するために、削除指示メールのヘッダーに削除メール対象フィールドを設けて、受信した電子メールのメッセージID(Message-ID)をコピーする。こうして第2ウェブメールサーバ15は、削除判断フィールドと削除メール対象フィールドとをヘッダーに含む電子メール(削除指示メール)を、第2メールサーバ14を介して第1メールサーバ12に送信する。
【0026】
第1メールサーバ12は、受信した電子メールのヘッダーの削除判断フィールドを確認し、削除判断フィールドの値が「11」の場合に、当該電子メールを第1ウェブメールサーバ11に送信する。第1ウェブメールサーバ11では、受信した電子メールに削除判断フィールドが含まれ、値が「11」の場合に、削除メール対象フィールドを参照してメッセージIDを読みだし、当該メッセージIDで特定される電子メールを削除する。受信した電子メールに削除判断フィールドが含まれるが、値が「01」の場合には、第1ウェブメールサーバ11は電子メールの削除を行わない。
なお、ここでは、削除メール対象フィールドにメッセージIDを記述したが、削除すべき送信電子メールを特定できればよく、例えば、受信した電子メールの送信日時(date)(例えば、第1ウェブメールサーバ11が送信した日時)を削除メール対象フィールドにコピーしてもよい。この送信日時(date)と、削除指示メールの送信元アドレス、送信先アドレスに基づいて、削除すべき電子メールの送信日時、送信先アドレス、送信元アドレスが特定でき、電子メールを削除することができる。
送信者は削除判断フィールドのフォーマットYが「1」であることを検出することで、受信者が送信を望まない電子メールであったことを知ることができる。
【0027】
送信者が送信した電子メールの削除を認めない場合(受信電子メールの削除判断フィールドが「00」の場合)には、受信者は削除指示メールを送らなくともよいが、受信者が削除判断フィールドの値が「01」の電子メールを送信した場合には、上記のように、その電子メールによって受信者が送信者からの電子メールを望んでいないことを知らせることができる。
【0028】
以下、具体的に図3及び図4を用いてウェブメール通信システムの動作フローを説明する。ここでは、第1及び第2ウェブメールサーバ11、15が電子メールを送信するためのプロトコルとして、SMTPを用い、第1及び第2ウェブメールサーバ11、15が第1及び第2メールサーバ12,14から電子メールを受信するためのプロトコルとして、IMAPを用いるものとする。第1及び第2ウェブメールサーバ11、15は、送信側通信端末10、受信側通信端末16との間で、ウェブ通信用のプロトコルとして、HTTPを用いるものとする。
【0029】
また、送信者は受信者からの電子メール削除を認め、第1ウェブメールサーバ11は削除判断フィールドに「10」が記述されたヘッダーを含む電子メールを送信するものとする。受信者は送信者側での電子メールの削除を求め、第2ウェブメールサーバ15は削除判断フィールドの削除判断の値のフォーマットXは受信電子メールの削除判断フィールドの値と同じ「1」又は「0」とし、Yを「1」とするものとし、また、削除のための電子メール(削除指示メール)のヘッダーに削除メール対象フィールドを設けるものとする。
【0030】
図3において、ステップS101は送信側通信端末10の動作、ステップS201〜S203は第1ウェブメールサーバ11の動作、及びステップS301〜S303は第1メールサーバの動作を示している。また、図4において、ステップS401〜S404は第2メールサーバの動作、ステップS501〜S505は第2ウェブメールサーバの動作、及びステップS601〜S602は受信側通信端末16の動作を示している。
【0031】
まず、送信者がブラウザを用いて第1ウェブメールサーバ11にアクセスし、表示されたログイン画面にID及びパスワードを入力してログインする。第1ウェブメールサーバ11は、ID及びパスワードが正しければ送信側通信端末10の表示部にメール操作画面を表示させる。次に、図3のステップS101において、送信者はメール操作画面に、送信先、メール内容(メールデータ本体)、送信する電子メールの削除を認めるかことを示す情報等の送信入力情報を入力し、ブラウザは第1ウェブメールサーバに送信入力情報を送信する。
ステップS201において、第1ウェブメールサーバ11は、送信入力情報に基づいて、「10」が記述された削除判断フィールドをメールヘッダに含む電子メールを第1メールサーバ12に向けて送信する。第1ウェブメールサーバ11は、ステップ202において、送信した電子メール(送信メール)を記憶部に保存する。ステップS301において、第1メールサーバ12は受信した電子メールを第2メールサーバ14にインターネット13を介して送信する。
【0032】
図4のステップS401において、第2メールサーバ14は受信したメールをメールボックスに保存する。
受信者がブラウザを用いて第2ウェブメールサーバ15にアクセスし、ステップS601で、表示されたログイン画面にID及びパスワードを入力してログインする。第2ウェブメールサーバ15は、ID及びパスワードが正しければ、ステップS501で、第2メールサーバ14に電子メールの差出人、件名、「10」が記述された削除判断フィールド等を含むインデックスリストを要求する。ステップS402で、第2メールサーバ14は保存された電子メールのインデックスリストを第2ウェブメールサーバ15に送信する。ステップS502で、第2ウェブメールサーバ15は、インデックスリストから削除判断フィールドの「10」を検出し、ステップS503で、受信側通信端末16の表示部のメール操作画面に、差出人、件名、送信側通信端末10に保存される電子メールを削除するかどうかのメッセージを表示させるためのデータを送信する。受信者がインデックスリストを確認して、電子メールの内容(メールデータ本体)を確認したい電子メールがあれば、メール操作画面を操作して対象となる電子メールを要求する。第2ウェブメールサーバ15は第2メールサーバから電子メールのメールデータ本体受け取り、電子メールの内容を受信側通信端末16の表示部の表示画面に表示する。
【0033】
ステップS602において、受信者がインデックスリスト又は電子メールの内容を見て、不要と判断した電子メールについて、受信側通信端末16の表示部のメール操作画面に、削除のための電子メール(削除指示メール)送信のための送信入力情報を入力する。この送信入力情報には電子メールの削除の指示を含んでいる。
ステップS504において、第2ウェブメールサーバ15が電子メールの削除の指示を含む送信入力情報を受けると、第2ウェブメールサーバ15は不要と判断した電子メールの削除のための電子メール(削除指示メール)のヘッダーに削除判断フィールドを設ける。削除判断フィールドの削除判断の値のフォーマットXは受信電子メールの削除判断フィールドの値と同じ「1」とし、Yを「1」とし、「11」が記述された削除判断フィールドとする。また、第2ウェブメールサーバ15は、送信者側で削除すべき電子メールを特定するために、削除指示メールのヘッダーに削除メール対象フィールドを設けて、受信した電子メールのメッセージID(Message-ID)をコピーする。こうして第2ウェブメールサーバ15は、削除判断フィールドと削除メール対象フィールドとをヘッダーに含む電子メール(削除指示メール)を、第2メールサーバ14に送信する。
ステップ504の後のステップS505で、第2ウェブメールサーバ15は送信者側で削除すべき電子メールのインデックス及びメールデータ本体を削除する。ステップS505はステップ504の前、又は同時に行われてもよい。
【0034】
ステップS403において、第2メールサーバ14は受信した電子メールを第1メールサーバ12にインターネット13を介して送信する。第2メールサーバ14は第2ウェブメールサーバ15から受信した電子メールの削除判断フィールドと削除メール対象フィールドを読みだして、削除すべき電子メールが保存されている場合にはステップS404で削除する。ステップS404はステップS403の前に又はステップS403と同時に行ってもよい。
【0035】
第1メールサーバ12は、ステップS302において、受信した電子メールをメールボックスに保存する。受信した電子メールの削除判断フィールドが「11」の場合には、第1メールサーバ12は、ステップS303において、受信した電子メールの削除判断フィールドと削除メール対象フィールドを含む情報を第1ウェブメールサーバ11に送信する。
【0036】
ステップS203で、第1ウェブメールサーバ11は、削除判断フィールドを参照し、削除判断フィールドに「11」が記述されていると、削除メール対象フィールドで特定されるメッセージID(Message-ID)の電子メールを削除する。
【0037】
次に、第1ウェブメールサーバ11の動作について図5のフローチャートを用いて更に説明する。
ステップS701において、第1ウェブメールサーバ11は電子メールを送信するときに、送信者が入力した削除判断フィールドの値「10」又は「00」を持つヘッダーを有する電子メールを受信側通信端末16に送信する。
ステップS702において、送信した電子メールを保存する。
ステップS703で、第1ウェブメールサーバ11は第1メールサーバ12から電子メールを受信すると、その電子メールが送信した電子メールの削除を指示する電子メール(削除指示メール)かどうかを判断する。具体的には、ステップS704で削除判断フィールドを参照し、削除判断フィールドに「11」が記述されているかどうかを判断する。
削除判断フィールドに「11」が記述されている場合には(ステップS704:YES)、ステップS705で、削除メール対象フィールドのメッセージID(Message-ID)により、削除すべき電子メールを特定し、その電子メールを削除する。
削除判断フィールドに「11」が記述されていない場合、例えば削除判断フィールドに「01」が記述されている場合には(ステップS704:NO)、処理を終了する。
【0038】
次に、第2ウェブメールサーバ15の動作について図6のフローチャートを用いて更に説明する。
ステップS801において、第2メールサーバ14に電子メールの差出人、件名、「10」が記述された削除判断フィールド等を含むインデックスリストを要求する。
次に、ステップS802において、第2メールサーバ14から受信したインデックスリストを保存し、ステップS802で、インデックスリストに含まれる、電子メールのヘッダーの削除判断フィールドに「10」が記述されているかどうかを判断する。
削除判断フィールドに「10」が記述されている場合(ステップS802:YES)、ステップS803において、受信側通信端末16の表示部のメール操作画面に、差出人、件名、送信側通信端末10に保存される電子メールを削除するかどうかのメッセージを表示させるためのデータを送信する。
【0039】
受信側通信端末16から電子メールの削除の指示を含む送信入力情報を受けると、ステップS804において、削除判断フィールドの削除判断の値を「11」とし、削除メール対象フィールドに、削除対象となる電子メールのメッセージID(Message-ID)をコピーしてヘッダーに挿入して、第2メールサーバ14に電子メールを送信する。その後、ステップS805で、受信した電子メールを削除する。なお、ステップS805はステップS804の前に又はステップS804と同時に行ってもよい。
【0040】
本実施形態では、第1ウェブメールサーバ11で、保存された電子メールの削除を自動的に行うことができる。電子メールを受信する受信者は、送信側ウェブメールサーバにある不要な電子メールを削除することができ、不要な電子メールが再送信されることを防止することができる。一方、送信者にとっても、送信側ウェブメールサーバを用いて電子メールを送信する場合に、電子メールが不要な受信者に対する電子メールは送信側ウェブメールサーバの記憶部から削除されるので、残った電子メールの送信先を管理することで、電子メールの送信が有効な受信者に電子メールを送ることができる。
【0041】
(第2の実施形態)
図7は本発明の第2の実施形態のウェブメール通信システムを示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態のウェブメール通信システムは、送信側通信端末10、第1ウェブメールサーバ11、第1メールサーバ12、第2メールサーバ14及び受信側通信端末16を備えている。第1メールサーバ12と第2メールサーバ14とは、通信ネットワークとなるインターネット13を介して接続されている。
第2の実施形態のウェブメール通信システムが、図1に示した第1の実施形態のウェブメール通信システムと異なる点は、受信側の第2ウェブメールサーバ15を設けていない点である。
【0042】
第2の実施形態のウェブメール通信システムの動作フローは、図8に示す動作フローとなる。図8は、ウェブメール通信システムの動作フローを説明する図である。図3に示すウェブメール通信システムの動作フローは第2の実施形態のウェブメール通信システムにも適用される。
図3に示すウェブメール通信システムの動作フローのステップS101、S201〜S202の動作後に、ステップS301において、第1メールサーバ12は受信した電子メールを第2メールサーバ14にインターネット13を介して送信する。ステップS901において、第2メールサーバ14は受信したメールをメールボックスに保存する。
ステップS1001で、受信側通信端末16は第2メールサーバ14にアクセスして、自身宛ての電子メールが来ているかを問いあわせる。受信側通信端末16宛ての電子メールがメールボックスに保存されているので、ステップS902で第2メールサーバ14は当該電子メールを受信側通信端末16に送信する。
【0043】
受信側通信端末16の受信側のメールクライアントは受信した電子メールを記憶部に保存し、その電子メールのヘッダーの削除判断フィールドに「10」が記述されているかどうかを判断する。ここでは、削除判断フィールドに「10」が記述されているので、ステップS1002で削除判断フィールドから「10」を検出する。次に、送信側通信端末10に保存される電子メールを削除するかどうかのメッセージを表示装置の表示画面に表示する、削除用のアイコンを表示する、電子メールを削除するかどうかを音声で知らせる等で受信者に通知する。
【0044】
受信者が、電子メールの内容を見て、不要と判断して、送信側通信端末10に保存される電子メールの削除を指示すると、ステップS1003において、受信側のメールクライアントは削除のための電子メール(削除指示メール)を送信側通信端末10に向かって自動的に送信する。具体的には、ステップS1003において、受信側のメールクライアントは電子メールのヘッダーに削除判断フィールドと削除メール対象フィールドとを設ける。削除判断フィールドの削除判断の値のフォーマットXを「1」、Yを「1」とし、「11」が記述された削除判断フィールドとする。また、削除メール対象フィールドに、削除対象となる電子メールのメッセージID(Message-ID)をコピーして挿入する。受信者が送信側通信端末10に保存される電子メールの削除を指示したときに、ステップ1003の後のステップS1004で、受信側のメールクライアントは受信した電子メールを削除する。ステップS1004はステップS1003の前、又は同時に行われてもよい。
【0045】
ステップS903において、第2メールサーバ14は受信した電子メールを第1メールサーバ12にインターネット13を介して送信する。第2メールサーバ14は受信側通信端末16から受信した電子メールの削除判断フィールドと削除メール対象フィールドを読みだして、削除すべき電子メールが保存されている場合にはステップS904で削除する。ステップS904はステップS903の前に又はステップS903と同時に行ってもよい。
第1メールサーバ12は、図3に示す第1の実施形態の動作と同様に、ステップS302において、受信した電子メールをメールボックスに保存する。そして、ステップS303及びS203の動作を行う。
【0046】
以上本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱することなく、用途に応じて種々の変形、変更が可能である。送信側の設定により、受信した電子メールを一定期間後に削除するように設定する方法が特許文献1に記載されており、この技術を本実施形態に適用することができる。例えば、受信側通信端末16が第1ウェブメールサーバ11に保存された電子メールの削除を求める場合、特許文献1に記載された技術を用いて、受信側通信端末16が有効期限ヘッダーフィールドを含むヘッダーを有する電子メールを送信し、第1ウェブメールサーバ11が有効期限ヘッダーフィールドの値を過ぎたときに電子メールを自動的に削除してもよい。有効期限は例えば、1分、2分、5分、1時間のように任意に設定することができる。
【符号の説明】
【0047】
10 送信側通信端末
11 第1ウェブメールサーバ
12 第1メールサーバ
13 インターネット
14 第2メールサーバ
15 第2ウェブメールサーバ
16 受信側通信端末
101 CPU
102 メモリ
103 通信I/F部
104 入力装置
105 表示装置
106 記憶部

【要約】
【課題】送信側ウェブメールサーバに記憶された電子メールを受信側通信端末からの要求に応じて削除することを可能とする。
【解決手段】送信側通信端末は、ブラウザを用いて、送信する第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を含む、第1電子メールの送信入力情報を送信側ウェブメールサーバに送り、送信側ウェブメールサーバは、第1電子メールのヘッダーに、送信者が第1電子メールの削除を認めるかどうかを示す情報を有する削除判断フィールドを含めて、第1電子メールを送信するとともに、第1電子メールを保存し、送信側ウェブメールサーバは、受信する第2電子メールの削除判断フィールドが第1電子メールの削除を求める情報を有し、且つ第1電子メールが削除を認めた電子メールである場合は、削除メール対象フィールドの情報に基づいて、送信側ウェブメールサーバに保存されている第1電子メールを削除する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8