特許第6208975号(P6208975)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6208975
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】表示ドライバIC
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20170925BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
   G09G3/36
   G09G3/20 612K
   G09G3/20 612L
   G09G3/20 612P
   G09G3/20 611A
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-97279(P2013-97279)
(22)【出願日】2013年5月7日
(65)【公開番号】特開2014-219489(P2014-219489A)
(43)【公開日】2014年11月20日
【審査請求日】2016年4月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】308017571
【氏名又は名称】シナプティクス・ジャパン合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100102864
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 実
(74)【代理人】
【識別番号】100117617
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭策
(74)【代理人】
【識別番号】100205350
【弁理士】
【氏名又は名称】狩野 芳正
(72)【発明者】
【氏名】岡入 洋介
(72)【発明者】
【氏名】北村 宏太
【審査官】 斎藤 厚志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−189438(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/038645(WO,A1)
【文献】 特開2011−085810(JP,A)
【文献】 特開平07−099446(JP,A)
【文献】 特開2007−094931(JP,A)
【文献】 特開2011−199481(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/145360(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0021105(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/36
G09G 3/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホストプロセッサから供給される少なくとも1フレーム分の表示データを記憶可能な画像メモリと、
前記画像メモリから前記表示データを読み出して、接続される表示パネルを駆動する信号を出力するためのタイミング制御を行うタイミングコントローラと、
前記ホストプロセッサからの、前記表示データ、及び前記表示データを転送するための転送クロックの供給が停止されている期間に、前記タイミングコントローラに前記タイミング制御のための内部クロックを供給するクロック発生回路と、
前記内部クロックの周波数を、前記転送クロックに基づいてキャリブレーションするキャリブレーション回路とを備える、表示ドライバIC。
【請求項2】
請求項1において、前記表示データと前記転送クロックが入力されるインターフェース回路をさらに備え、前記キャリブレーション回路は、前記転送クロックに基づいて前記内部クロックの周波数をキャリブレーションする、表示ドライバIC。
【請求項3】
請求項2において、前記インターフェース回路は、MIPIに準拠するデータレーンとクロックレーンからなる通信路に接続可能に構成され、前記表示データは前記データレーンから入力され、前記転送クロックは前記クロックレーンから入力される、表示ドライバIC。
【請求項4】
請求項2又は請求項3において、クロック検知回路をさらに備え、
前記キャリブレーション回路は、前記キャリブレーションを実行するか停止するかを制御可能に構成され、
前記クロック検知回路は、前記転送クロックが入力されているか停止されているかを検出可能であり、前記転送クロックが入力されている期間に、前記キャリブレーション回路に前記キャリブレーションを実行させる制御を可能に構成される、表示ドライバIC。
【請求項5】
請求項1において、前記クロック発生回路は、前記内部クロックの周波数を規定する抵抗と容量とを備え、前記抵抗と前記容量のうちの少なくとも一方は、前記キャリブレーションによって値を変更可能に構成される、表示ドライバIC。
【請求項6】
請求項1において、前記キャリブレーション回路は、前記クロック発生回路の発振周波数を規定するディジタル値を保持可能に構成され、前記転送クロックに基づいて生成されたタイミング信号の幅を、前記内部クロックまたは前記内部クロックを分周して生成した分周クロックでカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値と所定の期待値とを比較する比較回路とを備え、前記比較回路の比較結果に基づいて、前記ディジタル値を増減可能に構成される、表示ドライバIC。
【請求項7】
請求項6において、前記キャリブレーション回路は、前記期待値を格納可能な中心値レジスタと、前記期待値からの許容されるずれ幅を指定可能な精度レジスタとを備え、前記カウント値が前記中心値レジスタに格納される値から前記精度レジスタに格納される値よりも大きく外れたときに、前記クロック発生回路の発振周波数を規定する前記ディジタル値を増減可能に構成される、表示ドライバIC。
【請求項8】
請求項6または請求項7において、前記キャリブレーション回路は、トリミング回路とキャリブレーションレジスタとを備え、
前記キャリブレーション回路は、前記トリミング回路と前記キャリブレーションレジスタとに格納される値に基づいて、前記クロック発生回路の発振周波数を規定する前記ディジタル値を規定し、
前記キャリブレーション回路は、前記比較回路の比較結果に基づいて、前記キャリブレーションレジスタに格納される値を増減可能に構成される、表示ドライバIC。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示ドライバIC(Integrated Circuit)に関し、特にホストプロセッサから受信する表示データを表示パネルに表示するドライバICに好適に利用できるものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示(LCD:Liquid Crystal Display)装置などの表示装置は、表示パネルを駆動する表示駆動装置を備え、表示駆動装置は、例えばホストプロセッサから受信する表示データから、表示パネルを駆動するための信号を生成して出力する。表示駆動装置は、LCDコントローラ、LCDドライバ、表示ドライバIC、或いは略して、表示ドライバやドライバICなどと呼ばれる。
【0003】
特許文献1には、クロック生成のための発振回路を内蔵するLCDコントローラ(表示駆動装置)が開示されている。LCDコントローラは、外付けされるシステムコントロールIC(上述のホストプロセッサに相当する)から供給される表示データを、液晶表示パネルに表示する。表示データはディジタルRGBからなる映像信号として、システムコントロールICからLCDコントローラへ、システムクロックに同期して転送される(同文献の0013段落〜0016段落及び図1)。LCDコントローラには、発振回路が内蔵される。内蔵される発振回路は、発振振動子に基づいて、システムクロックとは独立し、かつ、異なる周波数のクロックを生成する。LCDコントローラは、このクロックに基づいて、水平同期信号や垂直同期信号など、表示のための制御信号を生成する(0020段落及び図2)。それまでの技術では、システムクロックに基づいて水平同期信号や垂直同期信号など表示のための制御信号を生成していたので、表示パネルの仕様変更やシステムクロックの周波数変更に柔軟に対応することができないといった問題があった(0008段落〜0009段落)。この問題は、特許文献1に開示される技術によって解決される。映像信号はシステムコントロールICからシステムクロックに同期して転送されるため、LCDコントローラでは、これを受信するためのタイミング調整が必要である(0023段落)が、水平同期信号や垂直同期信号など、表示のための制御信号はシステムクロックに同期していなくても良い(0025段落)ことに着目した技術である。
【0004】
特許文献2には、低消費電力で大容量表示に適したマトリクス型表示制御装置が開示されている。同装置は、ホストMPU(Micro-Processor Unit)とVRAM(Video Random Access Memory)とLCDモジュールを備え、VRAMに格納される表示データをLCDモジュール内のフレームメモリに転送して表示する。また同装置は、モジュールコントローラを備える。モジュールコントローラは、VRAMに格納される表示データをLCDモジュール内のフレームメモリに転送するためのDMA(Direct Memory Access)回路と、LCDモジュールに必要な走査スタート信号等を生成するタイミング発生回路と、低周波発振回路と高周波発振回路とを備える。低周波発振回路は、低周波クロック常時発振してタイミング発生回路に供給し、それにより、走査スタート信号等がLCDモジュールに常時供給される。一方、高周波発振回路は間欠動作する。表示データの変更があったときだけ動作して、高周波クロックをDMA回路に供給し、表示データの転送を実行させる。また、同装置は、入力用タッチセンサとタッチセンサコントローラを備える。
【0005】
特許文献3には、インセル方式のタッチセンサと表示素子を、時分割で交互に動作させる表示装置及びその駆動方法が開示されている。1フレームを表示モードとタッチセンシングモードに分割し、両モードが交互に実行されるようにゲートドライバ、データドライバ、及びタッチコントローラを、タイミングコントローラにより制御する。このシステムは、画像表示を数ライン毎に断続的に行い、表示ドライバからの画像出力が停止している期間にタッチセンスを行うことで高いタッチ検出精度を実現する。表示素子を駆動する信号のノイズが、タッチセンサの検出信号に混入することがないため、ノイズの影響を軽減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−92423号公報
【特許文献2】特開2001−60079号公報
【特許文献3】特開2012−59265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1、2、及び3について本発明者が検討した結果、以下のような新たな課題があることがわかった。
【0008】
液晶表示装置などの表示装置において、低消費電力化は極めて重要である。特許文献2に示されるように、表示ドライバICにフレームメモリを搭載して、表示に必要な制御信号を常時生成することによってフレームメモリに格納される表示データを常時表示する一方、フレームメモリへのデータ転送は、間欠的に実行することにより、表示データを転送するための消費電力を低減することができる。ここで、特許文献1に記載されるように、表示に必要な制御信号を常時生成するためのクロックと、表示データを転送するためのクロックとは、独立に設ければよく、互いに同期させる必要はなかった。また、表示のためのクロックは、生成される種々の制御信号間のタイミング仕様が守られていればよく、その周波数は、絶対精度を求められるものではなかった。
【0009】
しかしながら、本発明者が検討した結果、表示のためのクロックと表示データを転送するためのクロックとが、想定された関係から大きくずれると、以下のような問題が発生することがわかった。即ち、表示のタイミングが早すぎる場合には、データ転送がされていないフレームメモリのアドレスから、表示のためにデータが読み出されてしまい、表示される画像が乱れるという問題が生じるおそれがある。一方、表示のタイミングが遅すぎる場合には、転送されたデータが表示される前にさらに次のデータで上書きされてしまい、表示される画像が乱れるという問題が生じるおそれがある。
【0010】
さらに、特許文献3に記載されるように、表示とタッチセンシングの時分割動作をさせる場合には、以下のようなさらなる問題が発生する。特許文献2には、表示パネルを備えるLCDモジュールと、入力用タッチセンサとタッチセンサコントローラとが示されるが、表示とタッチセンスの動作タイミングについては、何ら言及されていない。特許文献3に示されるように、表示とタッチセンスを時分割で動作させるためには、互いの動作タイミングを合わせることが必要になる。特許文献3では、表示ドライバとタッチコントローラの間に、表示モードとタッチセンシングモードのモード切替信号を互いに接続してタイミング制御を行っている。
【0011】
発明者が検討した結果、上記のモード切替信号のようなタイミング信号を配線する他、表示ドライバとタッチコントローラのクロック発生回路に、それぞれ適切な絶対精度を求めることにより、表示とタッチセンスの動作タイミングを合わせることができることが分かった。例えば、それぞれのクロック周波数が1%以内の絶対精度であれば、誤差は最大2%であり、仮に100サイクルに1回同期を取れば、次に同期をとるまでクロックのずれは2サイクル以内に抑えられる。
【0012】
クロック発生回路の発振周波数にある程度高い絶対精度を求める場合には、発振振動子を接続した発振回路が用いられる。水晶振動子を接続すればセラミック振動子を接続した場合よりも高い絶対精度が得られる一方、部品コストが上昇する。部品コストを抑えるためには、発振振動子を用いず、抵抗と容量による時定数(CR時定数)によって発振周波数を規定する発振回路が採用されるが、製造ばらつき、温度変動、動作電圧変動によって、発振周波数の絶対精度は高くない。
【0013】
本発明の目的は、フレームメモリを内蔵する表示ドライバICにおいて、ホストプロセッサからクロックを供給されることなく独立して動作するクロック発振回路を備え、そのクロック発振回路に発振振動子などの高価な部品を用いることなく、発振周波数の絶対精度高めることにある。
【0014】
このような課題を解決するための手段を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0015】
一実施の形態によれば、下記の通りである。
【0016】
すなわち、ホストプロセッサから供給される表示データを格納する画像メモリ(フレームメモリ)と、画像メモリから表示データを読み出して、接続される表示パネルを駆動するタイミングコントローラとを備える表示ドライバICであって、タイミングコントローラに内部クロックを供給する内部クロック発振回路を備え、その発振周波数を、外部から供給される外部クロックに基づいてキャリブレーションする。
【発明の効果】
【0017】
前記一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0018】
すなわち、外部クロックを供給するホストプロセッサをサスペンドさせることを可能として消費電力を低減することができ、そのために高価な発振振動子を不要として、表示装置のコストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、実施形態1に係る表示ドライバICの構成例を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1に係るキャリブレーション回路の構成例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1に係るキャリブレーション回路の詳細な構成例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態1に係るクロック発生回路の詳細な構成例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態1に係る表示ドライバICの動作例を示すタイミング図である。
図6図6は、実施形態2に係る表示ドライバICの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
【0021】
〔1〕<キャリブレーション付きクロック発生回路を内蔵する表示ドライバIC>
本願において開示される代表的な実施の形態に係る表示ドライバIC(1)は以下のように構成される。
【0022】
表示ドライバIC(1)は、画像メモリ(6)と、タイミングコントローラ(4)と、クロック発生回路(3)と、キャリブレーション回路(2)とを備える。
【0023】
画像メモリ(6)は、表示データを記憶可能である。タイミングコントローラ(4)は、前記画像メモリから前記表示データを読み出して、接続される表示パネル(11)を駆動する信号を出力するためのタイミング制御を行う。クロック発生回路(3)は、前記タイミングコントローラに前記タイミング制御のための内部クロック(14)を供給する。キャリブレーション回路(2)は、前記内部クロックの周波数を、外部から供給される外部クロックに基づいてキャリブレーションする。
【0024】
これにより、外部クロックを供給するホストプロセッサをサスペンドさせることなどを可能として消費電力を低減することができる。クロック周波数の絶対精度はキャリブレーションによって所定の範囲内に維持されるため、高価な発振振動子を使用する必要がなく、表示装置のコストの上昇を抑えることができる。
【0025】
〔2〕<転送クロックによるキャリブレーション>
項1において、表示ドライバIC(1)は、前記表示データ(13)と前記表示データを転送するための転送クロック(12)が入力されるインターフェース回路(5)をさらに備え、前記キャリブレーション回路は、前記転送クロックに基づいて前記内部クロックの周波数をキャリブレーションする。
【0026】
これにより、ホストプロセッサが表示データを転送するときに、キャリブレーションを行い、画像データの転送がない期間は、ホストプロセッサをサスペンドさせることなどを可能として消費電力を低減することができる。
【0027】
〔3〕<MIPI>
項2において、前記インターフェース回路は、MIPIに準拠するデータレーン(13)とクロックレーン(12)からなる通信路に接続可能に構成され、前記表示データは前記データレーンから入力され、前記転送クロックは前記クロックレーンから入力される。
【0028】
これにより、MIPIに準拠する通信路から表示データを入力する表示装置において、表示データを転送していない期間に、表示データの供給元をサスペンドなどの休止状態にすることを可能として、消費電力を低減することができる。
【0029】
〔4〕<転送クロックの自動検出>
項2又は項3において、表示ドライバIC(1)は、クロック検知回路(8)をさらに備える。
【0030】
前記キャリブレーション回路は、前記キャリブレーションを実行するか停止するかを制御可能に構成され、前記クロック検知回路は、前記転送クロックが入力されているか停止されているかを検出可能であり、前記転送クロックが入力されている期間に、前記キャリブレーション回路に前記キャリブレーションを実行させる制御を可能に構成される。
【0031】
これにより、転送クロックの供給開始が自動的に検出され、それに伴って、内部クロックのキャリブレーション行うことができる。
【0032】
〔5〕<CR発振回路>
項1から項4のうちの1項において、前記クロック発生回路は、前記内部クロックの周波数を規定する抵抗(31)と容量(32)とを備え、前記抵抗と前記容量のうちの少なくとも一方は、前記キャリブレーションによって値を変更可能に構成される。
【0033】
これにより、安価なCR発振回路を使用しても、クロック発生回路の発振周波数の絶対精度がキャリブレーションによって所定の範囲内に抑えられるため、高価な発振振動子を使用する必要がなく、表示装置のコストの上昇を抑えることができる。
【0034】
〔6〕<キャリブレーション回路>
項1から項5のうちの1項において、前記キャリブレーション回路は、前記クロック発生回路の発振周波数を規定するディジタル値(FOSC2)を保持可能に構成される。前記キャリブレーション回路は、前記外部クロックに基づいて生成されたタイミング信号の幅を、前記内部クロックまたは前記内部クロックを分周して生成した分周クロックでカウントするカウンタ(21)と、前記カウンタのカウント値と所定の期待値とを比較する比較回路(20)とを備え、前記比較回路の比較結果に基づいて、前記ディジタル値(FOSC2)を増減可能に構成される。
【0035】
これにより、キャリブレーション回路をディジタル論理回路で構成することができ、キャリブレーション回路自体の持つ製造ばらつき、温度・電源電圧依存性を、キャリブレーション対象である、内部クロック周波数の絶対精度に影響させないことができる。
【0036】
〔7〕<期待値と許容範囲を指定するレジスタ>
項6において、前記キャリブレーション回路は、前記期待値を格納可能な中心値レジスタ(25_1)と、前記期待値からの許容されるずれ幅を指定可能な精度レジスタ(25_2)とを備える。前記キャリブレーション回路は、前記カウント値が前記中心値レジスタに格納される値から前記精度レジスタに格納される値よりも大きく外れたときに、前記クロック発生回路の発振周波数を規定する前記ディジタル値(FOSC2)を増減可能に構成される。
【0037】
これにより、内部クロック発生回路の発振中心周波数と精度の許容範囲を、接続される外部クロックの周波数や絶対精度、内部クロックに要求される絶対精度などに応じて、適宜設定することができ、種々の表示システムに利用することができる。またさらに、一度設定した値を、適宜変更することができる。
【0038】
〔8〕<出荷時のトリミング>
項6または項7において、前記キャリブレーション回路は、トリミング回路(9)とキャリブレーションレジスタ(28)とを備える。前記キャリブレーション回路は、前記トリミング回路と前記キャリブレーションレジスタとに格納される値に基づいて、前記クロック発生回路の発振周波数を規定する前記ディジタル値(FOSC2)を規定する。前記キャリブレーション回路は、前記比較回路の比較結果に基づいて、前記キャリブレーションレジスタに格納される値を増減可能に構成される。
【0039】
これにより、トリミング回路で製造ばらつきによる特性変動を吸収し、温度や電圧などの環境による特性変動をキャリブレーションレジスタで吸収することができ、電源投入時などのキャリブレーション前の特性変動を小さく抑えて、キャリブレーションを迅速に行うことができる。
【0040】
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
【0041】
〔実施形態1〕<キャリブレーション付きクロック発生回路を内蔵する表示ドライバIC>
図1は、実施形態1に係る表示ドライバICの構成例を示すブロック図である。
【0042】
表示ドライバIC1は、画像メモリ6と、表示駆動回路7と、タイミングコントローラ4と、クロック発生回路3と、キャリブレーション回路2とを備え、ホストプロセッサ10から供給される表示データ13を表示パネル11に表示するための駆動信号を出力する。特に制限されないが、表示ドライバIC1は、例えば、公知の半導体製造技術を用いて、シリコンなどの単一半導体基板上に形成される。表示パネル11は、液晶表示パネルや有機EL(ElectroLuminescence)表示パネル、或いは、プラズマ表示パネルなど、如何なる表示パネルであってもよい。
【0043】
画像メモリ6は、例えば、表示パネル11に表示するための1フレーム分の表示データを記憶することができるフレームメモリであって、ホストプロセッサ10から供給される表示データ13を記憶する。複数フレーム分の表示データを記憶することができる記憶容量を備えていてもよい。画像メモリ6は、特に制限されないが、SRAM(Static Random Access Memory)で構成される。
【0044】
タイミングコントローラ4は、画像メモリ6から表示データを読み出して、接続される表示パネル11を駆動する信号を出力するためのタイミング制御を行う。画像メモリ6から読み出された表示データは、表示駆動回路7において、表示パネル11を駆動するための駆動信号に変換されて出力される。表示データは、ディジタル値であるから、これを、適切な振幅のアナログ信号波形に変換し、適切なタイミングで出力する。例えば、液晶表示パネルを駆動するには、ゲート信号によって駆動するラインを選択し、ソース信号によって、選択されたラインの各画素の色の輝度信号を転送する。
【0045】
クロック発生回路3は、タイミングコントローラ4に、タイミング制御のための内部クロック14を供給する。キャリブレーション回路2は、内部クロック14の周波数を、外部から供給される外部クロック12に基づいてキャリブレーションする。
【0046】
表示パネルは、一般に表示する輝度や色の情報を、複数フレームに渡って長時間保持することはないので、例えば静止画を表示する場合、表示パネルには繰り返し同じデータを読み出して表示する必要がある。表示ドライバICが画像メモリ(フレームメモリ)を内蔵していないときには、表示データは表示ドライバICに対して繰り返し転送される必要があるが、画像メモリ(フレームメモリ)6を内蔵する場合には、ホストプロセッサ10から供給された表示データ13は、画像メモリ6に記憶され、画像メモリ6から繰り返し同じデータを読み出して表示すればよい。1フレーム分の表示データを転送した後は、ホストプロセッサ10は、サスペンドなどの低消費電力の動作モードに移行させることができる。
【0047】
このとき、本発明の表示ドライバIC1は、内部クロック14を発生するクロック発生回路3を内蔵する。そのため、タイミングコントローラ4にクロックを供給するために、ホストプロセッサ10などの外部からクロックを供給する必要がない。ホストプロセッサ10は、自らのクロックを停止するようなディープスタンバイ状態にも遷移することができ、表示装置全体として、消費電力を低減することができる。また、クロック発生回路3は、水晶振動子やセラミック振動子などの高価な部品を使用せず、CR時定数に基づいて発振する発振回路を採用することができる。このような発振回路は、製造ばらつきや、動作環境(温度、電源電圧など)によって、発振周波数が変動する恐れがある。そこで、本発明では、キャリブレーション回路2を備えた。
【0048】
これにより、外部クロックを供給するホストプロセッサをサスペンドさせることなどを可能として消費電力を低減することができる。クロック周波数の絶対精度はキャリブレーションによって所定の範囲内に維持されるため、高価な発振振動子を使用する必要がなく、表示装置のコストの上昇を抑えることができる。
【0049】
<転送クロックによるキャリブレーション>
表示ドライバIC1は、表示データ13とそれを転送するための転送クロック12が入力されるインターフェース回路5をさらに備えてもよい。キャリブレーション回路2は、表示データ13が転送される時に、入力される転送クロック12に基づいて内部クロック14の周波数をキャリブレーションする。
【0050】
これにより、ホストプロセッサが表示データを転送する時に、内部クロックの周波数のキャリブレーションを行い、表示データの転送がない期間は、ホストプロセッサをサスペンドさせることなどを可能として消費電力を低減することができる。
【0051】
一方、転送クロックとは別に、表示のための外部クロックが入力され、これに基づいてクロック発生回路3が内部クロック14を出力するように構成しても良い。この場合、キャリブレーション回路2は、外部クロックに基づいて、内部クロック14の周波数をキャリブレーションする。また、転送クロックと外部クロックの両方がキャリブレーション回路2に入力され、キャリブレーション回路2の内部で選択された方のクロックに基づいて、キャリブレーションが実行されるように構成してもよい。
【0052】
<MIPI>
インターフェース回路5は、MIPIに準拠するデータレーン13とクロックレーン12からなる通信路に接続可能に構成されてもよい。ここで、MIPIとは、Mobile Industry Processor Interfaceの略で、複数の企業で構成されるMIPIアライアンスが策定する、携帯機器のための通信インターフェース規格である。表示データはデータレーン13から入力され、転送クロックはクロックレーン12から入力される。
【0053】
これにより、MIPIに準拠する通信路から表示データを入力する表示装置において、表示データを転送していない期間に、表示データの供給元をサスペンドなどの休止状態にすることを可能として、消費電力を低減することができる。
【0054】
<キャリブレーション回路>
図2は、実施形態1に係るキャリブレーション回路の構成例を示すブロック図である。
【0055】
キャリブレーション回路2は、クロック発生回路3に、その発振周波数を規定するディジタル値FOSC2を供給する。キャリブレーション回路2は期待値比較回路20を備え、その比較結果に基づいて、ディジタル値FOSC2を増減することによって、クロック発生回路3の発振周波数を調整する。期待値比較回路20は、上述の表示データの転送クロックまたはその他の外部クロックに基づいて生成されたタイミング信号の幅を、内部クロック14またはそれを分周して生成した分周クロックでカウントするカウンタ21と、カウンタ21のカウント値と所定の期待値とを比較する。
【0056】
期待値比較回路20は、カウンタ、分周器、比較器など、全てディジタル論理回路で構成することができる。これにより、キャリブレーション回路自体の持つ製造ばらつき、温度・電源電圧依存性を、キャリブレーション対象である、内部クロック周波数の絶対精度に影響させないように構成することができる。
【0057】
図2には、キャリブレーション回路2のより詳細な構成例が示されている。キャリブレーション回路2には、トリミング回路9が接続され、不揮発性メモリ90に記憶されるトリミング値FOSC1が入力される。不揮発性メモリ90は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリでも、レーザーや電気信号の印加で溶断されるヒューズでもよい。トリミング値FOSC1は、例えば、出荷前の特性試験において、クロック発生回路3の発振周波数を、できる限り期待値に近づけるための調整値であり、これによって製造ばらつきに起因する発振周波数の変動が補償される。
【0058】
キャリブレーション回路2は、加算器24を備え、上記トリミング値FOSC1にオフセット値を加えて、クロック発生回路3に、その発振周波数を規定するディジタル値FOSC2を供給する。トリミング値FOSC1が製造ばらつきに起因する発振周波数の変動を補償するのに対し、オフセット値は、温度や電源電圧など、動作環境の変化に起因する発振周波数の変動を補償する。これにより、電源投入時などのキャリブレーション前の特性変動を小さく抑えて、キャリブレーションを迅速に行うことができる。
【0059】
キャリブレーション回路2は期待値比較回路20を備え、その比較結果に基づいて上記オフセット値を増減し、その結果、ディジタル値FOSC2を増減させることによって、クロック発生回路3の発振周波数を調整する。期待値比較回路20には、カウンタ21のカウント値が入力される。内部に保持する期待値とカウンタ値の差が上限を超え、または下限を下回ったときに、オフセット値を調整する。
【0060】
キャリブレーション回路2には、上述の表示データの転送クロックと外部クロックが入力される。それぞれを分周器22_4と22_3で分周し、一方をセレクタ23によって選択して、2048分周の分周器22_1で分周する。カウンタ21には内部クロック14を分周器22_2で分周した分周クロックが入力される。カウンタ21は、入力された2048分周の信号の、例えばハイ期間のみ、上記クロックをカウントする。
【0061】
例えば、外部クロックが28MHzで内部クロックが56MHzのとき、分周器22_3は分周せず(1分周)セレクタ23で外部クロック側を選択し、分周器22_1で2048分周されると、ハイ期間36.6μsとなる。内部クロック14を分周器22_2で2分周し、カウンタ21で上記ハイ期間をカウントする。内部クロックの周波数が期待通り56MHzであれば、カウント値は1024になるので、これが期待値である。精度を±1%以内の精度に抑えるためには、期待値比較回路20は、期待値−カウンタ値が±10を超えたときにオフセット値を増減することにより、内部クロック14の周波数を調整する。
【0062】
図5は、実施形態1に係る表示ドライバICの動作例を示すタイミング図である。横軸に時間を取り、縦軸方向に上から外部クロック、外部クロックを2048分周した信号の波形、キャリブレーション回路2の動作、FOSC2の値、内部クロック14、期待値、カウンタ値−期待値、FOSC2の調整動作を、それぞれ示す。時刻t0〜t1は、外部クロックを2048分周した信号のハイ期間であり、カウンタ21はカウントアップ動作を行う。外部クロックを2048分周した信号のハイ期間が終わる、時刻t1にカウンタ値が1064になる。期待値比較回路20は、カウンタ値と期待値を比較する。期待値は1024一定で、カウンタ値との差は40であり±10を超えているので、内部クロック14の発振周波数fOSCを低下させる方向に、FOSC2を「A」から「B」に更新する。FOSC2が変更されると、クロック発生回路3の発振動作は、安定するまで、ある程度の期間を要する。時刻t1〜t2は内部クロック安定待ち期間であり、カウント動作は行わない。キャリブレーション回路2は、時刻t2〜t3の、外部クロックを2048分周した信号の次のハイ期間に、再びカウント動作を行う。時刻t3にカウンタ値が1050になり、期待値比較回路20は、カウンタ値と期待値を比較する。差は26であり±10を超えているので、内部クロック14の発振周波数fOSCをさらに低下させる方向に、FOSC2を「B」から「C」に更新する。時刻t3〜t4の内部クロック安定待ち期間を経て、時刻t4〜t5に再びカウント動作を行う。時刻t5にカウント値は1029となり、期待値比較回路20によってカウンタ値と期待値を比較すると、差は5であり±10以内となり、内部クロック14の周波数が所望の56MHzの±1%以内の精度に入ったことがわかる。時刻t5ではFOSC2は更新せず、クロック発生回路3の動作は維持される。時刻t5で、キャリブレーション回路2は、キャリブレーション動作を停止する。一方、キャリブレーション回路2がこの後もキャリブレーション動作を継続してもよい。キャリブレーション動作を停止することにより、表示装置を低消費電力化することができ、一方、キャリブレーション動作を継続することにより、温度や電源電圧の変動に追随して、内部クロックの周波数を一定の絶対精度の範囲内に抑えることができる。
【0063】
外部クロックに代えて、転送クロックに基づいてキャリブレーション動作を行う場合も同様である。
【0064】
転送クロックが例えばMIPIのクロックレーンの1GHzで、内部クロックが56MHzのとき、分周器22_4で40分周して25MHzのクロックを生成する。セレクタ23で転送クロック側を選択し、分周器22_1で2048分周されると、ハイ期間は40.96μsとなる。内部クロック14を分周器22_2で2分周し、カウンタ21で上記ハイ期間をカウントする。内部クロックの周波数が期待通り56MHzであれば、カウント値は1147になるので、これが期待値である。精度を±1%以内の精度に抑えるためには、期待値比較回路20は、期待値−カウンタ値が±11を超えたときにオフセット値を増減することにより、内部クロック14の周波数を調整する。
【0065】
<期待値と許容範囲を指定するレジスタ>
図3は、実施形態1に係るキャリブレーション回路2の、特に期待値比較回路20の詳細な構成例を示すブロック図である。キャリブレーション回路2は、期待値比較回路20内に、期待値を格納可能な中心値レジスタ25_1と、期待値から許容されるずれ幅を指定可能な精度レジスタ25_2と、前記オフセット値を保持するキャリブレーションレジスタ28とを備える。
【0066】
中心値レジスタ25_1と精度レジスタ25_2の和が加算器24_1で算出されて比較器26_1に入力され、差が加算器24_2で算出されて比較器26_2に入力される。比較器26_1と26_2は、それぞれカウンタ21のカウンタ値と、上記、中心値+精度、中心値−精度との比較を行う。比較結果をセレクタ27に出力する。
【0067】
キャリブレーションレジスタ28の出力は、加算器24_3を介してフィードバックされ、入力されるCAL_ON信号がアサートされている期間に、加算器24_3の出力値によって更新される。加算器24_3は、更新前のオフセット値に対し、セレクタ27で選択される値を加算(inc.)、減算(dec.)し、または0を加算することによってオフセット値を維持する。セレクタ27は、比較器26_1と26_2の比較結果に基づいて、オフセット値を増加、減少、または維持する制御を行う。加減算する値は、簡略化のために+1と−1の場合を例示したが、カウンタ値と中心値レジスタ25_1に格納される期待値の差の大小に基づいて、適宜調整されてもよい。内部クロック14の周波数が期待値から大きく外れたときに、オフセット値の調整量を大きくすることにより、収束を早めることができ、内部クロック14の周波数が期待値に近いときに、オフセット値の調整量を小さくすることにより、周波数の変動幅を抑えて安定化させることができる。
【0068】
キャリブレーション回路2が、カウンタ21のカウント値が中心値レジスタ25_1に格納される値から精度レジスタ25_2に格納される値よりも大きく外れたときに、クロック発生回路3の発振周波数を規定するディジタル値FOSC2を増減することができるように構成されることになる。これにより、内部クロック発生回路の発振中心周波数と精度の許容範囲を、接続される外部クロックの周波数や絶対精度、内部クロックに要求される絶対精度などに応じて、適宜設定することができ、種々の表示システムに利用することができる。またさらに、一度設定した値を、適宜変更することができる。
【0069】
<CR発振回路>
図4は、実施形態1に係るクロック発生回路の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0070】
クロック発生回路3は、内部クロックの周波数を規定する抵抗31(31_1〜31_N)と容量32とを備え、抵抗と容量のうちの少なくとも一方は、キャリブレーションによって値を変更可能に構成される。インバータ30の出力が内部クロック14であり、それを、抵抗31を介してインバータの入力にフィードバックした発振回路である。インバータ30の入力には、接地される容量32が接続され、抵抗31と容量32の値の積であるCR時定数に基づいて、発振周波数が決まる。抵抗31は、抵抗31_1〜31_NとMOSトランジスタで構成されたスイッチ33_1〜33_Nのそれぞれの直列接続を、並列接続して構成されている。スイッチ33_1〜NのゲートはFOSC2で制御される。抵抗31_1〜31_Nは、それぞれ2のべき乗で増加するR0,2R0,4R0,…2(N−1)R0の抵抗値を持った抵抗で構成することができる。FOSC2を2進数表現とした数値とR0の積が合成抵抗31の値となる。正確には、各抵抗31_1〜31_Nの抵抗値からスイッチ33_1〜33_Nのオン抵抗を差し引いた値が、R0,2R0,4R0,…2(N−1)R0の抵抗値になるように設定される。
【0071】
これにより、安価なCR発振回路を使用しても、クロック発生回路の発振周波数の絶対精度がキャリブレーションによって所定の範囲内に抑えられるため、高価な発振振動子を使用する必要がなく、表示装置のコストの上昇を抑えることができる。
【0072】
図4には、抵抗とスイッチを並列接続して、抵抗値を調整可能に構成したCR発振回路を例示したが、発振回路は、他の構成を採ることもできる。例えば、抵抗値はR−2Rのラダー型や直列接続された抵抗を調整可能に構成することができる。また、複数の容量をスイッチでオン/オフ制御することによって容量値を制御可能に構成することもでき、さらに、抵抗と容量の両方を調整可能に構成することもできる。
【0073】
〔実施形態2〕<転送クロックの自動検出>
図6は、実施形態2に係る表示ドライバICの構成例を示すブロック図である。
【0074】
図1に示した実施形態1との違いは、表示ドライバIC1がクロック検知回路8をさらに備える点である。他の構成要素については、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
【0075】
キャリブレーション回路2は、キャリブレーションを実行するか停止するかを制御可能に構成されている。クロック検知回路8は、転送クロック12が入力されているか停止されているかを検出可能であり、転送クロック12が入力されている期間に、キャリブレーション回路2にキャリブレーションを実行させる。
【0076】
これにより、転送クロックの供給開始が自動的に検出され、それに伴って、内部クロックのキャリブレーション行うことができる。
【0077】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
【0078】
例えば、キャリブレーション回路は、内部クロックの周波数と外部から供給されるクロックの周波数を比較することができるように構成されればよい。上述の実施形態とは逆に、内部クロックに基づいて生成されたタイミング信号の幅を、外部クロックまたはその分周クロックでカウントするカウンタを備えて、キャリブレーションを行っても良い。また、アナログ回路で構成された位相比較器を用いて構成しても良い。
【0079】
また、例えば、クロック発生回路は、CR発振回路以外の発振回路に変更することができる。奇数段のインバータを使ったリングオッシレータにおいて、各インバータの電源に、動作電流を制限可能な電流源を挿入することによって、発振周波数を調整可能な発振回路を構成することもできる。
【符号の説明】
【0080】
1 表示ドライバIC
2 キャリブレーション回路
3 クロック発生回路
4 タイミングコントローラ
5 インターフェース回路
6 画像メモリ(フレームメモリ)
7 表示駆動回路
8 クロック検知回路
9 トリミング回路
90 不揮発性メモリ
10 ホストプロセッサ
11 表示パネル
12 外部クロック(転送クロック、クロックレーン)
13 表示データ(データレーン)
14 内部クロック
20 期待値比較回路
21 カウンタ
22 分周器
23 セレクタ
24 加算器
25 期待値レジスタ
25_1 中心値レジスタ
25_2 精度レジスタ
26 比較器
27 セレクタ
28 キャリブレーションレジスタ
30 インバータ
31 抵抗
32 容量
33 スイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6