【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、車輪を備えた架台上に、前方端を開口部とし、後方端の周辺部を閉鎖し中心部を開口した遮蔽部とし、両者間を側壁部とした略筒状体となる遮蔽体を固定し、該遮蔽体の内側に撹拌羽根を内蔵した前方端を開口部とし、後方端を閉鎖部としたドラムを該遮蔽体と間隙を有して配置し、該ドラムの開口部及び該遮蔽体とドラムとの間隙となる開口部を外方からの加熱口とし、架台の後方には該ドラム及び/又は該撹拌羽根を回転させる駆動手段を設け、該ドラムの後方端外部に設けた回転軸及び/又は撹拌羽根の後方端外部に設けた回転軸と該駆動手段の回転軸とを連結した移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を特徴とする。
【0010】
また、上記ドラムの内周壁に複数の撹拌羽根を固定し、該ドラムの回転軸を駆動手段の回転軸と減速連結することにより該ドラムを回転自在とした移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を特徴とする。
【0011】
更に、上記ドラムの内側に、回転自在の撹拌羽根を別体として設け、該撹拌羽根の回転軸を駆動手段の回転軸と減速連結することにより該撹拌羽根のみを回転自在とした移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を特徴とする。
【0012】
また、上記遮蔽体の断面形状を六角形乃至十角形とした移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を特徴とする。
【0013】
更に、以下の工程よりなる現場練り小規模アスファルト加熱混合物の加熱混合方法を特徴とする。
1.上記記載の移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を施工箇所に最接近した場所へ移動し、設置する、
2.ドラム内に骨材を投入し、該骨材を回転させながら該ドラムの開口部よりバーナーにより加熱する、
3.加熱した骨材に、アスファルト廃材及び/又は石油アスファルト並びに溶融したフィラー入り特殊アスファルトを投入する、
4.バーナーにより上記3.の工程の材料を加熱混合して施工材料とする、
5.施工材料の施工に時間が必要となるときは、該ドラムと遮蔽体との空間をバーナーにより加熱する。
上記フィラー入り特殊アスファルトは、現場以外の工場等において下記の製造工程で予め得た材料とする。
A.常温の潤滑油廃液と針入度10〜30で温度約180℃前後の溶融ブロンアスファルトとを該潤滑油廃液が該ブロンアスファルトの10〜25重量%の割合となるように加熱式撹拌混合タンク内にて混合し、温度を160〜190℃に保ちながら約1〜2時間、加熱撹拌混合する、
B.上記混合物にスチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを上記潤滑油廃液とブロンアスファルトとの混合中の約1〜2時間の間に少量ずつ添加する。上記スチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーの混合割合は該ブロンアスファルトの5〜10重量%の割合とする、
C.上記スチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを添加後の混合物を約1時間前後、加熱撹拌融解混合する、
D.その後、温度を160〜190℃に保ちながら消石灰を少量ずつ添加し、約3時間前後、加熱撹拌混練する。上記消石灰の混合割合は該潤滑油廃液とブロンアスファルトの重量に対し20〜40重量%の割合とする、
E.加熱撹拌後、上記混合物を剥離材を施した容器内に一定量流し込み、自然冷却する、
F.冷却後、容器内より取り出し、細かく切断或いは破砕する、
G.細かく切断又は破砕した混合物を別装置となる撹拌混合タンク内に挿入し、トルエンを混合物の40〜60重量%の割合で添加する、
H.次に、スチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを混合物の0.5〜10重量%の割合で添加し、約3〜5時間、撹拌混合融解する、
I.その後、一定量容器に詰め、流動性の良好な液状の状態で常温下で保管する。
【0014】
また、以下の工程よりなる現場練り小規模アスファルト加熱混合物の加熱混合方法を特徴とする。
1.上記記載の移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を施工箇所に最接近した場所へ移動し、設置する、
2.ドラム内にアスファルト廃材を投入し、該アスファルト廃材を回転させながら該ドラムの開口部よりバーナーにより加熱する、
3.加熱したアスファルト廃材に、追加の石油アスファルト及び溶融したフィラー入り特殊アスファルト又は溶融したフィラー入り特殊アスファルトのみを投入する、
4.バーナーにより上記3.の工程の材料を加熱混合して施工材料とする、
5.施工材料の施工に時間が必要となるときは、該ドラムと遮蔽体との空間をバーナーにより加熱する。
上記フィラー入り特殊アスファルトは、現場以外の工場等において下記の製造工程で予め得た材料とする。
A.常温の潤滑油廃液と針入度10〜30で温度約180℃前後の溶融ブロンアスファルトとを該潤滑油廃液が該ブロンアスファルトの10〜25重量%の割合となるように加熱式撹拌混合タンク内にて混合し、温度を160〜190℃に保ちながら約1〜2時間、加熱撹拌混合する、
B.上記混合物にスチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを上記潤滑油廃液とブロンアスファルトとの混合中の約1〜2時間の間に少量ずつ添加する。上記スチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーの混合割合は該ブロンアスファルトの5〜10重量%の割合とする、
C.上記スチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを添加後の混合物を約1時間前後、加熱撹拌融解混合する、
D.その後、温度を160〜190℃に保ちながら消石灰を少量ずつ添加し、約3時間前後、加熱撹拌混練する。上記消石灰の混合割合は該潤滑油廃液とブロンアスファルトの重量に対し20〜40重量%の割合とする、
E.加熱撹拌後、上記混合物を剥離材を施した容器内に一定量流し込み、自然冷却する、
F.冷却後、容器内より取り出し、細かく切断或いは破砕する、
G.細かく切断又は破砕した混合物を別装置となる撹拌混合タンク内に挿入し、トルエンを混合物の40〜60重量%の割合で添加する、
H.次に、スチレン・ブタジエン系熱可塑性エラストマーを混合物の0.5〜10重量%の割合で添加し、約3〜5時間、撹拌混合融解する、
I.その後、一定量容器に詰め、流動性の良好な液状の状態で常温下で保管する。
【0015】
更に、以下の工程よりなる現場練り小規模アスファルト加熱混合物の加熱混合方法を特徴とする。
1.上記記載の移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を施工箇所に最接近した場所へ移動し、設置する、
2.ドラム内に骨材を投入し、該骨材を回転させながら該ドラムの開口部よりバーナーにより加熱する、
3.加熱した骨材に、アスファルト廃材及び/又は石油アスファルト並びに溶融したフィラー入り特殊アスファルトを投入する、
4.バーナーにより上記3.の工程の材料を加熱混合して施工材料とする、
5.施工材料の施工に時間が必要となるときは、該ドラムと遮蔽体との空間をバーナーにより加熱する。
上記フィラー入り特殊アスファルトは、上記Aの工程を、
常温の潤滑油廃液と針入度10〜30の固形ブロンアスファルトとを該潤滑油廃液が該ブロンアスファルトの10〜25重量%の割合となるように加熱式撹拌混合タンク内にて混合し、加熱しながら徐々に撹拌し、温度を160〜190℃まで上昇させ、約1〜2時間、加熱撹拌混合する、
とし、以下のB乃至Iの工程は上記と同工程とした現場練り小規模アスファルト加熱混合物の加熱混合方法を特徴とする。
【0016】
また、以下の工程よりなる現場練り小規模アスファルト加熱混合物の加熱混合方法を特徴とする。
1.上記記載の移動自在の現場練り小規模アスファルト加熱混合物のための加熱混合装置を施工現場に最接近した場所へ設置する、
2.ドラム内にアスファルト廃材を投入し、該アスファルト廃材を回転させながら該ドラムの開口部よりバーナーにより加熱する、
3.加熱したアスファルト廃材に、追加の石油アスファルト及び溶融したフィラー入り特殊アスファルト又は溶融したフィラー入り特殊アスファルトのみを投入する、
4.バーナーにより上記3.の工程の材料を加熱混合して施工材料とする、
5.施工材料の施工に時間が必要となるときは、該ドラムと遮蔽体との空間をバーナーにより加熱する。
上記フィラー入り特殊アスファルトは、上記Aの工程を、
常温の潤滑油廃液と針入度10〜30の固形ブロンアスファルトとを該潤滑油廃液が該ブロンアスファルトの10〜25重量%の割合となるように加熱式撹拌混合タンク内にて混合し、加熱しながら徐々に撹拌し、温度を160〜190℃まで上昇させ、約1〜2時間、加熱撹拌混合する、
とし、以下のB乃至Iの工程は上記と同工程とした現場練り小規模アスファルト加熱混合物の加熱混合方法を特徴とする。