(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記の可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信する手順は、当該エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するように制御し、そのうちフォトダイオードは照明器具であり、あるいは電子設備の中に集積する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
当該情報とプリセット情報を比較して、当該情報がプリセット情報とマッチングしたら、当該情報を使って一つの被制御設備に対して制御を行うのを含む、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
前記の可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するのに用いるモジュールは、当該エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するように制御し、そのうちフォトダイオードは照明器具であり、あるいは電子設備の中に集積する、ことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
【発明の概要】
【0004】
本発明が解決しようとする技術問題は、LED照明に基づく可視光通信の情報伝送率をアップするように、多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコードとデコード方法、装置及びシステムを提供する。
【0005】
本発明は上記の技術問題を解決するために採用する技術方案は、送信待ちの情報を数個情報ユニットに分け、情報ユニットごとに数個ビットが含まれ、数個情報ユニットを少なくとも三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換し、そのうち隣の電気信号ユニットの間に当該少なくとも三つのレベルにおける第一レベルで表示する間隔を有し、各電気信号ユニットは当該少なくとも三つのレベルにおけるほかのレベルの
組合せをもって対応される情報ユニットの当該数個ビットを表し、各電気信号ユニットに対して
組合せを行って、エンコードした後の電気信号を獲得し、可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信する、という手順を含んだ多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード方法である。
【0006】
本発明の一実施例において、数個情報ユニットを少なくとも三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換する手順は、事前に設置した対応表によって、前記情報ユニットの対応される前記電気信号ユニットのレベル組合せを確定する。
【0007】
本発明の一実施例において、当該方法は、また、当該第一レベルの持続時間が第一閾値になるのを信号終了マークとして設置するのを含む。
【0008】
本発明の一実施例において、情報ユニットごとにN個ビットが含まれ、Nが自然数であり、そのうち当該情報は二進法で表示する。
【0009】
本発明の一実施例において、可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信する手順は、当該エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するように制御し、そのうちフォトダイオードは照明器具であり、あるいは電子設備の中に集積する。
【0010】
本発明の一実施例において、当該第一レベルは当該少なくとも三つのレベルの平均値である。
【0011】
本発明の一実施例において、当該第一レベルは当該少なくとも三つのレベルの平均値ではなく、かつエンコードした後の電気信号の始めが当該第一レベルである。
【0012】
本発明は、また、可視光信号を受信して電気信号に転換し、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかのレベルの
組合せを記録し、ほかのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始め、第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した場合、信号が終了したと判断し、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換し、数個情報ユニットを情報に組合せる、という手順を含んだ、多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード方法を提出した。
【0013】
本発明の一実施例において、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換する手順は、事前に設置した対応表によって、前記の記録した電気信号ユニットのほかのレベルの組合せが対応される情報ユニットを確定する。
【0014】
本発明の一実施例において、当該情報が二進法で表示する。
【0015】
本発明の一実施例において、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出する前に、また、ローパスフィルタを通じてレベル平均値を獲得して当該第一レベルとするのを含む。
【0016】
本発明の一実施例において、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出する前に、また、当該電気信号の始めのレベルを当該第一レベルとするのを含む。
【0017】
本発明の一実施例において、当該方法は、また、当該情報とプリセット情報を比較して、当該情報がプリセット情報とマッチングしたら、当該情報を使って一つの被制御設備に対して制御を行うのを含む。
【0018】
本発明の一実施例において、当該情報がプリセット情報とのマッチングは、当該データが当該プリセット情報と同じく、あるいは対応関係が存在するのを含む。
【0019】
本発明は、また、送信待ちの情報を数個情報ユニットに分けるのに用いるモジュールと、情報ユニットごとに数個ビットが含まれ、数個情報ユニットを少なくとも三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換するのに用いるモジュールと、そのうち隣の電気信号ユニットの間に当該少なくとも三つのレベルにおける第一レベルで表示する間隔を有し、各電気信号ユニットは当該少なくとも三つのレベルにおけるほかのレベルの
組合せをもって対応される情報ユニットの当該数個ビットを表し、各電気信号ユニットに対して
組合せを行って、エンコードした後の電気信号を獲得するのに用いるモジュールと、可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するのに用いるモジュールと、を備えた多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード装置を提出した。
【0020】
本発明の一実施例において、前記の数個情報ユニットを少なくとも三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換するのに用いるモジュールは、事前に設置した対応表によって、前記情報ユニットの対応される前記電気信号ユニットのレベル組合せを確定する。
【0021】
本発明の一実施例において、上記装置は、また、当該第一レベルの持続時間が第一閾値になるのを信号終了マークとして設置するのに用いるモジュールとを備える。
【0022】
本発明の一実施例において、情報ユニットごとにN個ビットが含まれ、Nが自然数であり、そのうち当該情報は二進法で表示する。
【0023】
本発明の一実施例において、前記の可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するのに用いるモジュールは、当該エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するように制御し、そのうちフォトダイオードは照明器具であり、あるいは電子設備の中に集積する。
【0024】
本発明の一実施例において、当該第一レベルは当該少なくとも三つのレベルの平均値である。
【0025】
本発明の一実施例において、当該第一レベルは当該少なくとも三つのレベルの平均値ではなく、かつエンコードした後の電気信号の始めが当該第一レベルである。
【0026】
本発明は、また、可視光信号を受信して電気信号に転換するのに用いるモジュールと、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかのレベルの
組合せを記録するのに用いるモジュールと、ほかのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始めるのに用いるモジュールと、第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した場合、信号が終了したと判断するのに用いるモジュールと、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換するのに用いるモジュールと、数個情報ユニットを情報に組合せるのに用いるモジュールと、を備えた多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード装置を提出した。
【0027】
本発明の一実施例において、前記の受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換するのに用いるモジュールは、事前に設置した対応表によって、前記の記録した電気信号ユニットのほかのレベルの組合せが対応される情報ユニットを確定する。
【0028】
本発明の一実施例において、当該情報が二進法で表示する。
【0029】
本発明の一実施例において、上記装置は、また、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出する前に、ローパスフィルタを通じてレベル平均値を獲得して当該第一レベルとするのに用いるモジュールとを備える。
【0030】
本発明の一実施例において、上記装置は、また、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出する前に、当該電気信号の始めのレベルを当該第一レベルとするのに用いるモジュールとを備える。
【0031】
本発明の一実施例において、上記装置は、また、当該情報とプリセット情報を比較して、当該情報がプリセット情報とマッチングしたら、当該情報を使って一つの被制御設備に対して制御を行うのに用いるモジュールとを備える。
【0032】
本発明の一実施例において、当該情報がプリセット情報とのマッチングは、当該データが当該プリセット情報と同じく、あるいは対応関係が存在するのを含む。
【0033】
本発明の一実施例において、上記装置はアクセスコントロール被制御端末に集積する。
【0034】
本発明は、また、上記に記載の多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード装置を備えた光子鍵を提出した。
【0035】
本発明は、また、上記に記載の多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード装置を備えた光子被制御端末を提出した。
【0036】
本発明は、また、上記に記載の光子鍵と上記に記載の光子被制御端末を備えた認証システムを提出した。
【0037】
本発明は、また、上記に記載の多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード装置と上記に記載の多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード装置を備えた認証システムを提出した。本発明は上記の技術方案を採用して、現行技術と比べて、レベルの持続時間ではなくレベルジャンプを通じて情報を表すので、送信端末と受信端末の間にLED照明に対してなかなか解決できない同期を維持する必要が無くなる。そして、情報を組分けて多段振幅変調によって情報の密度を向上して、点滅
遅延による伝送率低下の問題を解決した。
【発明を実施するための形態】
【0039】
説明が必要なことは、衝突しない場合、本願における実施例及び実施例における特徴はお互いに組合せることができる。以下は図面を参照しながら実施例を合わせて本発明について詳しく説明する。
【0040】
要するに、本発明の実施例は、LED照明に基づく可視光通信の伝送率をアップできる可視光信号のエンコード方法とデコード方法を提供する。
【0041】
さらに研究を行って、LED照明に基づく可視光通信の伝送率が小さい原因の一つは、LED照明の点滅制御にランダム遅延が存在し、すなわち明るい、暗い状態の持続時間がある時に期待の設定値より長いことが分かった。この現象の直接結果は、同じ長さのデータを伝播するために、LED照明が必要する時間が予測時間より長い。また、点滅制御の遅滞は送信端末と信号端末の間の同期に困難を発生させる。通常の技術に基づいて、LED照明が高い周波数で点滅することで通信を行い、光があれば二進法の1を表し、光が無ければ二進法の0を表す。しかし、精確な同期が無いため、それぞれに光有り、光無しで二進法の1と0を表す場合、エラー位置での受信が発生する可能性がある。例を挙げると、1桁の二進法の0を表す光無し状態の持続時間が設定値を超えた場合、定額以上の持続時間がもう1桁の二進法の0と識別される。
【0042】
LED照明が上記の欠陥が存在しているので、新しいエンコードとデコード方法を提出する必要がある。本発明の実施例によって、電気信号の角度から見ると、多段振幅レベルの組合せをもって情報を表す。光信号の角度から見ると、光の明るさをもって情報を表す。
【0043】
これで、エンコードの時、送信待ちの情報を数個情報ユニットに分け、情報ユニットごとに数個ビットが含まれる。それから、これらの情報を数個電気信号ユニットに転換する。これらの電気信号ユニットは少なくとも三つのレベルで表示する。そのうち、少なくとも三つのレベルにおける第一レベルを基準として設置する。第一レベルは隣の電気信号ユニット
との間の間隔
を表示する。少なくとも三つのレベルにおける
その他のレベルの一つ又はその他のレベ
ルの相互組合せをもって上記の数個ビットを表す。それから、各電気信号ユニットに対して組合せを行って、エンコードした後の電気
信号を獲得する。
【0044】
全体の電気信号にとって、当該第一レベルの持続時間が第一閾値になるのを信号終了マークとして設置する。
【0045】
期待される電気信号を得た後、電気信号をもってフォトダイオードを制御し、フォトダイオードより可視光信号の形式によって送信する。
【0046】
受信端末において、デコード過程は逆である。受信端末は可視光信号を受信して電気信号に転換する。第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかのレベルの
組合せを記録する。ほかのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始める。第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した場合、信号が終了したと判断する。それから、受信した各電気信号ユニットをデコードしてそれぞれに情報ユニットに転換し、数個情報ユニットをオリジナルの情報に組合せる。
【0047】
他のレベルの参考として、基準レベルとする第一レベルは事前に正しく確定される必要がある。第一レベルは、電気信号ユニットにおける数個レベルの平均値として設置することができ、またはこれらのレベルの平均値として設置しなくてもよい。平均値を第一レベルとして採用する場合、送信端末は特別処理を行う必要が無く、受信端末はローパスフィルタを通じてレベル平均値を獲得して当該第一レベルとすることができ、平均値を第一レベルとして採用しない場合、送信端末はエンコードする時に始めに先に当該第一レベルを送信して、受信端末が当該第一レベルの光信号を読み取った後、光電転換を経って、当該転換後のレベルを第一レベルとする。もちろん、事前に送信端末と受信端末に平均値を第一レベルとして採用するかどうかを確定する必要がある。
【0048】
本発明のエンコード方式の優勢は、レベルの持続時間ではなくレベルジャンプを通じて情報を表すので、送信端末と受信端末の間にLED照明に対してなかなか解決できない同期を維持する必要が無くなる。そして、情報を組分けて多段振幅変調によって情報の密度を向上して、点滅
遅延による伝送率低下の問題を補った。
【0049】
今、図面を参照しながら保護が要求される発明を説明し、すべての図面において同じ参照表示番号で同じ部品または手順を指す。以下の説明には、解釈のために、たくさんの具体的な細かい点を開示して、保護が要求されるテーマに対する全面理解を提供する。しかし、明らかにこれらの発明はこれらの具体的な細かい点で実施しなくてもいい。
【0050】
第一実施例
図1は、本発明の第一実施例における可視光信号のエンコード方法のフローチャートを示す。
図1のように、当該エンコード方法は、次の手順を含む。
【0051】
手順101、送信待ちの情報を数個情報ユニットに分ける。
【0052】
オリジナルの情報は二進法で表示することができる。情報ユニットごとに数個ビット(bit)が含まれる。例えば、情報ユニットごとに2ビットが含まれる。
【0053】
手順102、数個情報ユニットを数個電気信号ユニットに転換する。
【0054】
本実施例において、これらの電気信号ユニットを三つのレベルで、例えば0V、1Vと2Vで表示する。そのうち、第一レベルを設置し、例えば0Vが基準レベルとし、隣の電気信号ユニット間の間隔を表示するのに用いる。ほかの二つのレベル、例えば1Vと2Vが電気信号ユニットにおいてお互いに組合せて2個ビットを表す。具体的に言えば、一つの電気信号ユニットにおいて、レベルが0Vから1Vにジャンプし、それから1Vから0Vにジャンプする時、情報の00を表し、レベルが0Vから2Vにジャンプし、それから2Vから0Vにジャンプする時、情報の01を表し、レベルが0Vから1Vにジャンプし、それから1Vから2Vにジャンプしてから、また2Vから0Vにジャンプする時、情報の10を表し、レベルが0Vから2Vにジャンプし、それから2Vから1Vにジャンプしてから、また1Vから0Vにジャンプする時、情報の11を表す。異なるレベルの組合せがその表す情報との対応関係は表1による。
【0056】
各電気信号ユニットは2ビット情報を表示し、四つの電気信号ユニットの情報が1バイトを構成する。
【0057】
したがって、事前に設置した上記の対応関係表によって、情報ユニットが対応される電気信号ユニットのレベル組合せを確定することができる。
【0058】
この実施例において、レベルの立上りエッジをジャンプのスタートとすることができる。
【0059】
上表から見ると、ビット値00に対しても、レベルが0Vから1Vへジャンプし、それから1Vから0Vへジャンプすることで表示する。このジャンプの方式は、レベル持続の方式と比べて、より遅滞による検出エラーを発生しにくい。
【0060】
上記の三つのレベルは自由にそのうちの一つを第一レベルとして指定することができ、三つのレベルの具体値も臨機応変に設定することができ、例えば1V、2Vと3Vなどに設置する。上記のレベル組合せが表す具体的な情報も臨機応変に設置することができ、例えばレベル組合せ1が情報01を表し、レベル組合せ2が情報00を表し、レベル組合せ12が情報10を表し、レベル組合せ21が情報11を表す。
【0061】
手順103、各電気信号ユニットに対して組合せを行って、エンコードした後の電気信号を獲得する。
【0062】
図3は信号がレベルとの関係表示図を示し、図中の四つ組の信号はそれぞれに01、11、00と10を表し、隣の二つ組の信号間は0Vレベルで区分し、組合せた後の信号は1バイトとなり、その二進法が01110010を表す。
【0063】
また、当該第一レベルの持続時間が第一閾値に達するように設置することができ、60msが全体電気信号終了マークとする。
【0064】
この実施例において、0Vが基準レベルと指定され、三つのレベルの平均値ではない。それゆえ、
図3のように、全体電気信号の始めに先に0Vの基準レベルを送信して、他のレベルの参考とする。
【0065】
手順104、可視光信号の形式によってエンコードした後の電気信号を送信する。
【0066】
ここで、エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によってエンコードした後の電気信号を送信するように制御する。本実施例において、フォトダイオードは携帯電話、タブレットパソコン、ノード型パソコン、デジタルカメラ、MP3プレーヤーまたはMP4プレーヤーなどの電子設備に集積することができる。フォトダイオードも照明器具といった単独な装置とすることができる。この照明器具が出す可視光は一つの制御装置より変調され、信号を携帯する。
【0067】
図2は本発明の第一実施例の可視光信号のデコード方法のフローチャートを示し、
図2のように当該デコード方法は次の手順を含む。
【0068】
手順201、可視光信号を受信して電気信号に転換する。受信時に受信端末の光受信器を送信端末のLED放射線源に合わせる必要がある。
【0069】
手順202、第一レベルが他の二つのレベルのジャンプがあったと検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかのレベルの組合せを記録する。
【0070】
例えば、0Vから1Vまたは2Vへジャンプした時、電気信号ユニットが開始したと判断する。ここで、0Vから1Vまたは2Vへの立上りエッジをジャンプのスタートとすることができる。
【0071】
第一レベルがほかの二つのレベルへジャンプする前に、まず第一レベルを確定する必要がある。それゆえ、受信端末が光信号の読み取りを始めたら、光電転換を行って、転換後のレベルを第一レベルの0Vとする。
【0072】
各電気信号ユニットにおいて、ほかのレベル間のジャンプを記録することができ、例えばレベルが1Vから2Vへジャンプすると、レベル1Vと2Vの組合せを表し、これが情報ユニット10を表すと考えられ、レベルが2Vから1Vへジャンプすると、レベル2Vと1Vの組合せを表し、これが情報ユニット11を表すと考えられる。表1の通り、情報ユニット00と情報ユニット01が対応される電気信号ユニットが単一レベルをもって表す。
【0073】
手順203、他の二つのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始める。例えば、レベルが1Vまたは2Vから0Vへジャンプすると、電気信号ユニットが終了したと考えられる。当該電気信号ユニットが表す情報は、電気信号ユニット開始時から検出したレベル値と電気信号ユニットにおいて検出したレベルジャンプによって共同で確定する。
【0074】
手順204、第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した時、信号が終了したと判断する。
【0075】
例えば、0Vレベルの持続時間が60msより大きい場合、全体の電気信号が終了したと考える。
【0076】
もう一つの場合では、第一レベルの持続時間が第一閾値に達したら、例えば60msでも信号中断を表す可能性があって、新たに信号を検出しはじめる。
【0077】
本発明の実施例において、光信号から電気信号までの転換及びデコード過程は、光信号の受信過程において、ラインの方式によって実施することができる。言い換えれば、一部の光信号を受信するたびごとに、転換とデコードを行って、電気信号が終了したと判断した時、光信号の受信が完了したのを意味する。
【0078】
手順205、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換する。
【0079】
この転換過程は、表1のレベルとビット値が組合せた対応関係表を参照して完成することができる。
【0080】
手順206、数個情報ユニットから情報と組合せて、可視光信号がキャラクタリゼーションする情報を獲得する。
【0081】
本実施例に提供するエンコードとデコード方式は、情報を若干の組の信号に分け、三つのレベルの0V、1Vと2Vを設置し、各組信号間に0Vのレベルで区分する。一組の信号において、他の二つのレベルの1Vと2Vの組合せをもって情報を表示する。LEDを通じて信号を可視光信号の形式によって送信する。受信端末は、各電気信号ユニットの間を区分するのに用いる0Vのレベルを通じて、一つの電気信号ユニットが受信の終了、受信の中断または受信完了を判断して、一つの電気信号ユニットにおけるキャラクタリゼーション情報のほかの二つのレベルの組合せを記録する。したがって、本実施例を利用して可視光信号の受信端末と送信端末の間の通信を実現でき、ユーザー体験を向上させることができる。
【0082】
第二実施例
図4は、本発明の第二実施例における可視光信号のエンコード方法のフローチャートを示す。
図4のように、当該エンコード方法は、次の手順を含む。
【0083】
手順401、送信待ちの情報を数個情報ユニットに分ける。
【0084】
オリジナルの情報は二進法で表示することができる。情報ユニットごとに数個ビット(bit)が含まれる。例えば、情報ユニットごとに2ビットが含まれる。
【0085】
手順402、数個情報ユニットを数個電気信号ユニットに転換する。
【0086】
本実施例において、これらの電気信号ユニットを四つのレベルで、例えば0V、1V、2Vと3Vで表示する。そのうち、第一レベルを設置し、例えば0Vが基準レベルとし、隣の電気信号ユニット間の間隔を表示するのに用いる。ほかの三つのレベル、例えば1V、2Vと3Vが電気信号ユニットにおいてお互いに組合せて3個ビットを表す。
【0087】
例えば、一つの電気信号ユニットにおいて、レベルが0Vから1Vにジャンプし、それから1Vから0Vにジャンプする時、情報0000を表し、レベルが0Vから2Vにジャンプし、それから2Vから0Vにジャンプする時、情報0001を表し、レベルが0Vから1Vにジャンプし、それから1Vから2Vにジャンプしてから、また2Vから0Vにする時、情報0011を表し、レベルが0Vから2Vにジャンプし、それから2Vから1Vにジャンプしてから、また1Vから0Vにジャンプする時、情報1001を表す。異なるレベルの組合せがその表す情報との対応関係は表2による。
【0089】
この実施例において、レベルの立上りエッジをジャンプのスタートとすることができる。
【0090】
上表から見ると、何れかのビット値の組合せに対しても、少なくとも1回のレベルジャンプが含まれる。このジャンプの方式は、レベル持続の方式と比べて、より遅滞による検出エラーを発生しにくい。
【0091】
上記の四つのレベルは自由にそのうちの一つを第一レベルとして指定することができ、例えば1Vを第一レベルと指定し、四つのレベルの具体値も臨機応変に設定することができ、例えば1V、2V、3Vと4Vなどに設置する。上記のレベル組合せが表す具体的な情報も機敏に設置することができ、例えばレベル
組合せ1が情報0001を表し、レベル組合せ2が情報0010を表し、レベル組合せ3が情報0000を表す。
【0092】
手順403、各電気信号ユニットに対して組合せを行って、エンコードした後の電気信号を獲得する。
【0093】
図6は信号がレベルとの関係表示図を示し、図中の四つ組の信号はそれぞれに0001、0110、1001と0100を表し、隣の二つ組の信号間は0Vレベルで区分し、組合せた後の信号は1バイトとなり、その二進法が0010011010010100を表す。
【0094】
また、当該第一レベルの持続時間が第一閾値に達するように設置することができ、60msが全体電気信号終了マークとする。
【0095】
この実施例において、0Vが基準レベルと指定され、三つのレベルの平均値ではない。それゆえ、
図6のように、全体電気信号の始めに先に0Vの基準レベルを送信して、他のレベルの参考とする。
【0096】
手順404、可視光信号の形式によってエンコードした後の電気信号を送信する。
【0097】
ここで、エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によってエンコードした後の電気信号を送信するように制御する。
【0098】
本実施例において、フォトダイオードは携帯電話、タブレットパソコン、ノード型パソコン、デジタルカメラ、MP3プレーヤーまたはMP4プレーヤーなどの電子設備に集積することができる。フォトダイオードも照明器具といった単独な装置とすることができる。この照明器具が出す可視光は一つの制御装置より変調され、信号を携帯する。
【0099】
図5は本発明の第二実施例の可視光信号のデコード方法のフローチャートを示し、
図5のように当該デコード方法は次の手順を含む。
【0100】
手順501、可視光信号を受信して電気信号に転換する。受信時に受信端末の光受信器を送信端末のLED放射線源に合わせる必要がある。
【0101】
手順502、第一レベルが他の三つのレベルのジャンプがあったと検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかの三つのレベルの組合せを記録する。
【0102】
例えば、0Vから1V、2Vまたは3Vへジャンプした時、電気信号ユニットが開始したと判断する。ここで、0Vから1V、2Vまたは3Vへの立上りエッジをジャンプのスタートとすることができる。
【0103】
各電気信号ユニットにおいて、ほかのレベル間のジャンプを記録することができる。例えばレベルが1Vから2Vへジャンプすると、レベル1Vと2Vの組合せを表し、これが情報ユニット0011を表すと考えられ、レベルが2Vから1Vへジャンプすると、レベル2Vと1Vの組合せを表し、これが情報ユニット1001を表すと考えられる。
【0104】
手順503、他の三つのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始める。
【0105】
例えば、レベルが1V、2Vまたは3Vから0Vへジャンプすると、電気信号ユニットが終了したと考えられる。当該電気信号ユニットが表す情報は、電気信号ユニット開始時から検出したレベル値と電気信号ユニットにおいて検出したレベルジャンプによって共同で確定する。
【0106】
第一レベルがほかの三つのレベルへジャンプする前に、まず第一レベルの0Vを確定する必要がある。だから、受信端末が光信号の読み取りを始めたら、光電転換を行って、転換後のレベルを第一レベルとする。
【0107】
手順504、第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した時、信号が終了したと判断する。例えば、0Vのレベルの持続時間が60msより大きい場合、全体電気信号が終了したと考える。
【0108】
もう一つの場合では、第一レベルの持続時間が第一閾値に達したら、例えば60msでも信号中断を表す可能性があって、新たに信号を検出しはじめる。
【0109】
本発明の実施例において、光信号から電気信号までの転換及びデコード過程は、光信号の受信過程において、ラインの方式によって実施することができる。言い換えれば、一部の光信号を受信するたびごとに、転換とデコードを行って、電気信号が終了したと判断した時、光信号の受信が完了したのを意味する。
【0110】
手順505、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換する。
【0111】
この転換過程は、表2のレベルとビット値が組合せた対応関係表を参照して完成することができる。
【0112】
手順506、数個情報ユニットから情報と組合せて、可視光信号がキャラクタリゼーションする情報を獲得する。
【0113】
本実施例に提供するエンコードとデコード方式は、情報を若干の組の信号に分け、四つのレベルの0V、1V、2Vと3Vを設置し、各組信号間に0Vのレベルで区分する。一組の信号において、他の三つのレベルの1V、2Vと3Vの組合せをもって情報を表示する。LEDを通じて信号を可視光信号の形式によって送信する。受信端末は、各電気信号ユニットの間を区分するのに用いる0Vのレベルを通じて、一つの電気信号ユニットが受信の終了、受信の中断または受信完了を判断して、一つの電気信号ユニットにおけるキャラクタリゼーション情報のほかの三つのレベルの組合せを記録する。したがって、本実施例を利用して可視光信号の受信端末と送信端末の間の通信を実現でき、ユーザー体験を向上させることができる。
【0114】
第三実施例
本実施例は光子アクセスコントロールシステムにおいて実施され、そのうち携帯電話のような携帯式電子設備を送信端末とし、アクセスコントロール端末を受信端末とする。アクセスコントロール端末は信号のデコードを行う以外に、またも信号をさらに利用してマッチングを行うことができ、ドアを開けるかどうかを決定する。
【0115】
図7は、本発明の第三実施例における可視光通信のエンコード方法のフローチャートを示す。
図7のように、エンコード方法は次の通りである。
【0116】
手順701、携帯電話における送信待ちの身分識別データを数個データユニットに分ける。
【0117】
オリジナルの身分認証情報は二進法で表示することができる。情報ユニットごとに数個ビット(bit)が含まれる。例えば、情報ユニットごとに2個ビットが含まれる。
【0118】
手順702、当該数個情報ユニットを三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換する。
【0119】
本実施例において、これらの電気信号ユニットを三つのレベルで、例えば0V、1Vと2Vで表示する。そのうち、第一レベルを設置し、例えば0Vが基準レベルであり、隣の電気信号ユニット間の間隔を表示するのに用いる。ほかの二つのレベル、例えば1Vと2Vが電気信号ユニットにおいて相互組合せで2個ビットを表す。
【0120】
具体的に言えば、一つの電気信号ユニットにおいて、レベルが0Vから1Vにジャンプし、それから1Vから0Vにジャンプする時、情報00を表し、レベルが0Vから2Vにジャンプし、それから2Vから0Vにジャンプする時、情報01を表し、レベルが0Vから1Vにジャンプし、それから1Vから2Vにジャンプしてから、また2Vから0Vにジャンプする時、情報10を表し、レベルが0Vから2Vにジャンプし、それから2Vから1Vにジャンプしてから、また1Vから0Vにジャンプする時、情報11を表す。異なるレベルの組合せがその表す情報との対応関係は表1による。
【0121】
各電気信号ユニットは2ビット情報を表示し、四つの電気信号ユニットの情報が1バイトを構成する。
【0122】
この実施例において、レベルの立上りエッジをジャンプのスタートとすることができる。
【0123】
表1から見ると、ビット値00に対しても、レベルが0Vから1Vへジャンプし、それから1Vから0Vへジャンプすることで表示する。このジャンプの方式は、レベル持続の方式と比べて、より遅滞による検出エラーを発生しにくい。
【0124】
手順703、各電気信号ユニットに対して組合せを行って、エンコードした後の電気信号を獲得する。
【0125】
また、当該第一レベルの持続時間が第一閾値に達するように設置することができ、60msが全体電気信号終了マークとする。
【0126】
手順704、可視光信号の形式によってエンコードした後の電気信号を送信する。ここで、エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によってエンコードした後の電気信号を送信するように制御する。送信時、携帯電話のLED放射線源を光子アクセスコントロール被制御端末の光受信器に合わせる必要がある。
【0127】
図8は、本発明の第三実施例の可視光信号のデコード方法のフローチャートを示し、
図8のように当該デコード方法は次の手順を含む。
【0128】
手順801、光子アクセスコントロール被制御端末が可視光信号を受信して電気信号に転換する。
【0129】
手順802、第一レベルが他の二つのレベルのジャンプがあったと検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかのレベルの組合せを記録する。
【0130】
例えば、0Vから1Vまたは2Vへジャンプした時、電気信号ユニットが開始したと判断する。ここで、0Vから1Vまたは2Vへの立上りエッジをジャンプのスタートとすることができる。
【0131】
各電気信号ユニットにおいて、ほかのレベル間のジャンプを記録することができ、例えばレベルが1Vから2Vへジャンプすると、レベル1Vと2Vの組合せを表し、これが情報ユニット10を表すと考えられ、レベルが2Vから1Vへジャンプすると、レベル2Vと1Vの組合せを表し、これが情報ユニット11を表すと考えられる。表1の通り、情報ユニット00と情報ユニット01が対応される電気信号ユニットが単一レベルをもって表す。
【0132】
手順803、他の二つのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始める。例えば、レベルが1Vまたは2Vから0Vへジャンプすると、電気信号ユニットが終了したと考えられる。当該電気信号ユニットが表す情報は、電気信号ユニット開始時から検出したレベル値と電気信号ユニットにおいて検出したレベルジャンプによって共同で確定する。
【0133】
手順804、第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した時、信号が終了したと判断する。
【0134】
例えば、0Vレベルの持続時間が60msより大きい場合、全体の電気信号が終了したと考える。
【0135】
もう一つの場合では、第一レベルの持続時間が第一閾値に達したら、例えば60msでも信号中断を表す可能性があって、新たに信号を検出しはじめる。
【0136】
本発明の実施例において、光信号から電気信号までの転換及びデコード過程は、光信号の受信過程において、ラインの方式によって実施することができる。言い換えれば、一部の光信号を受信するたびごとに、転換とデコードを行って、電気信号が終了したと判断した時、光信号の受信が完了したのを意味する。
【0137】
手順8805、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換する。
【0138】
この転換過程は、表1のレベルとビット値が組合せた対応関係表を参照して完成することができる。
【0139】
手順806、数個情報ユニットから情報と組合せて、可視光信号がキャラクタリゼーションする情報を獲得する。
【0140】
手順807、光子アクセスコントロール被制御端末は、身分識別データとプリセット情報を比較して、身分識別データがプリセット情報とマッチングしたら、それと接続している電気鎖錠器を開ける。
【0141】
本実施例において、身分識別データがプリセット情報とのマッチングは、識別データがプリセット情報と同じく、あるいは識別データがプリセット情報との間に対応関係が存在するのを含む。
【0142】
本実施例に提供するエンコードとデコード方式は、情報を若干の組の信号に分け、三つのレベルの0V、1Vと2Vを設置し、各組信号間に0Vのレベルで区分する。一組の信号において、他の二つのレベルの1Vと2Vの組合せをもって情報を表示する。LEDを通じて信号を可視光信号の形式によって送信する。受信端末は、各電気信号ユニットの間を区分するのに用いる0Vのレベルを通じて、一つの電気信号ユニットが受信の終了、受信の中断または受信完了を判断して、一つの電気信号ユニットにおけるキャラクタリゼーション情報のほかの二つのレベルの組合せを記録する。したがって、本実施例を利用して携帯電話が光子アクセスコントロールシステムの光子ロックがアクセスコントロール被制御端末との通信を実現でき、ユーザー体験を向上させることができる。
【0143】
本発明は、また、送信待ちの情報を数個情報ユニットに分けるのに用いるモジュールと、情報ユニットごとに数個ビットが含まれ、数個情報ユニットを少なくとも三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換するのに用いるモジュールと、そのうち隣の電気信号ユニットの間に当該少なくとも三つのレベルにおける第一レベルで表示する間隔を有し、各電気信号ユニットは当該少なくとも三つのレベルにおけるほかのレベルの
組合せをもって対応される情報ユニットの当該数個ビットを表し、各電気信号ユニットに対して
組合せを行って、エンコードした後の電気信号を獲得するのに用いるモジュールと、可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するのに用いるモジュールと、を備えた多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード装置を提出した。
【0144】
前記の数個情報ユニットを少なくとも三つのレベルで表示する数個電気信号ユニットに転換するのに用いるモジュールは、事前に設置した対応表によって、前記情報ユニットの対応される前記電気信号ユニットのレベル組合せを確定する。
【0145】
上記装置は、また、当該第一レベルの持続時間が第一閾値になるのを信号終了マークとして設置するのに用いるモジュールとを備える。
【0146】
情報ユニットごとにN個ビットが含まれ、Nが自然数であり、そのうち当該情報は二進法で表示する。
【0147】
前記の可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するのに用いるモジュールは、当該エンコードした後の電気信号をもってフォトダイオードが可視光信号の形式によって当該エンコードした後の電気信号を送信するように制御し、そのうちフォトダイオードは照明器具であり、あるいは電子設備の中に集積する。
【0148】
当該第一レベルは当該少なくとも三つのレベルの平均値である。
【0149】
当該第一レベルは当該少なくとも三つのレベルの平均値ではなく、かつエンコードした後の電気信号の始めが当該第一レベルである。
【0150】
本発明は、また、可視光信号を受信して電気信号に転換するのに用いるモジュールと、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出した場合、電気信号ユニットが開始したと判断し、ほかのレベルの
組合せを記録するのに用いるモジュールと、ほかのレベルから第一レベルへのジャンプを検出した場合、当該電気信号ユニットが終了したと判断し、時間を計算し始めるのに用いるモジュールと、第一レベルの持続時間が第一閾値になったのを検出した場合、信号が終了したと判断するのに用いるモジュールと、受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換するのに用いるモジュールと、数個情報ユニットを情報に組合せるのに用いるモジュールと、を備えた多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード装置を提出した。
【0151】
前記の受信した各電気信号ユニットをデコードして情報ユニットに転換するのに用いるモジュールは、事前に設置した対応表によって、前記の記録した電気信号ユニットのほかのレベルの組合せが対応される情報ユニットを確定する。
【0153】
上記装置は、また、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出する前に、ローパスフィルタを通じてレベル平均値を獲得して当該第一レベルとするのに用いるモジュールとを備える。
【0154】
上記装置は、また、第一レベルからほかのレベルへのジャンプを検出する前に、当該電気信号の始めのレベルを当該第一レベルとするのに用いるモジュールとを備える。
【0155】
上記装置は、また、当該情報とプリセット情報を比較して、当該情報がプリセット情報とマッチングしたら、当該情報を使って一つの被制御設備に対して制御を行うのに用いるモジュールとを備える。
【0156】
当該情報がプリセット情報とのマッチングは、当該データが当該プリセット情報と同じく、あるいは対応関係が存在するのを含む。
【0157】
上記装置はアクセスコントロール被制御端末に合わせる。
【0158】
本発明は、また、当該認証システムはアクセスコントロールシステム、地下鉄システム、支払システムまたは消費管理システムとすることができる認証システムを提出した。認証システムは光子鍵と光子被制御端末を含み、光子鍵は前記の多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード装置を備え、光子被制御端末は前記の多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード装置を備える。アクセスコントロールシステムを例として、本実施例は光子鍵を送信端末として、エンコードした後の識別データを電子鍵のLED照明を通じて可視光信号の形式によって送信する。光子被制御端末は光子鍵から可視光信号を受信してデコードを行って、それからデコードで獲得した識別データによって認証を行い、認証合格した場合、それと接続している電気鎖錠器を開けて、携帯電話のロック解除を実現でき、ユーザー体験を向上させることができる。そのうち、ロックもほかの開けと閉め状態の切替を有するアクセスコントロール開閉装置と切り替えることができる。例えば、ゲートなどである。
【0159】
本発明は、また、前記の多段振幅変調に基づく可視光信号のエンコード装置と多段振幅変調に基づく可視光信号のデコード装置を備えた認証システムを提出した。
【0160】
上記の記載は、本発明の最優先実施例だけで、本発明に制限するのに用いられず、本分野における技術者にとっては、本発明はいろんな変更と変化を行うことができる。本発明の精神と原則以内に、行った何れかの修正、同等切替、改造などは、全て本発明の保護範囲以内に含まれるものとする。