(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6209567
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】レバ刺し様食品
(51)【国際特許分類】
A23L 17/00 20160101AFI20170925BHJP
【FI】
A23L17/00 Z
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-159853(P2015-159853)
(22)【出願日】2015年8月13日
(65)【公開番号】特開2017-35058(P2017-35058A)
(43)【公開日】2017年2月16日
【審査請求日】2016年5月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】515222702
【氏名又は名称】上田 耕造
(74)【代理人】
【識別番号】100076406
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 勝徳
(74)【代理人】
【識別番号】100117097
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 充浩
(72)【発明者】
【氏名】上田 耕造
【審査官】
中村 勇介
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−232867(JP,A)
【文献】
特開2005−312316(JP,A)
【文献】
簡単!醤油麹とごま油で旨キャベツ,楽天レシピ,2012年10月 3日,URL,https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1510004917/
【文献】
アボカドとプチトマトの醤油麹和え レシピ・作り方,楽天レシピ,URL,https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1290008378/
【文献】
まぐろのカリスマ,食べログ,2011年10月,URL,https://tabelog.com/chiba/A1202/A120202/12023504/dtlrvwlst/B119226701/
【文献】
しょうゆ麹漬けマグロ丼 レシピ・作り方,楽天レシピ,2013年 1月27日,URL,https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1510005562/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
COOKPAD
A23L27/00−27/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで成る調味料を、マグロの血合肉のスライス片にかけて得られたことを特徴とするレバ刺し様食品。
【請求項2】
前記血合肉は、醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで成る調味料中に漬け込まれて1℃以上4℃以下に保存されたものである請求項1に記載のレバ刺し様食品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店で食することができなくなった牛のレバ刺しに極めて似ているレバ刺し様食
品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、レバ刺しは人気商品であった。しかしながら、平成24年7月1日に牛の生レバーの販売が食品衛生法の改正によって禁止されたことにより、牛のレバ刺しを食することができなくなったのである。斯かるレバ刺しは、生レバーを2〜3mm厚に切ってスライス片とし、複数枚のスライス片を皿上にひろげて並べ、それらの上にゴマ油と塩をかけたものである。好みに応じて、更にスライスネギやゴマ粒などがふりかけられる。前記スライス片の色は、独特の黒っぽいこげ茶色である。
【0003】
上記したような人気のなか、新鮮でおいしいレバ刺しが食べたいという人や、毎日でもレバ刺しが食べたいといった人がいる。これらの人は、本物の牛レバーの替わりに、鰹のタタキ、クジラの刺身、刺身コンニャク、鶏ササミのスライス、またはアボカドスライスなどを代替食材として用い、これらの代替食材にゴマ油と塩をかけることにより、レバ刺し代替食品として味わったりしていた。
【0004】
一方、下記の特許文献1に、魚肉スリ身、グルコマンナン、塩、トランスグルタミナーゼなどを含有するマンナンペーストを成形し加熱することにより、マグロのトロ食感や生レバー様食感を備えた魚肉練製品が開示されている。また、下記の特許文献2には、植物性タンパク質をトランスグルタミナーゼにより架橋反応させて得たゲル中に、油脂を分散させて成る食品が開示されている。そして、下記の特許文献3には、動物のレバーを粉砕し、粉砕レバーを加熱し、加熱した粉砕レバーをペプチターゼで酵素処理し、更に、加熱、吸着、濃縮およびゲル化の各工程を経て得たレバ刺し状食品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−102703号公報
【特許文献2】特開2014−87316号公報
【特許文献3】特開2015−35981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1,2により得られた食品は、動物レバー以外の食材に、タンパク質結合酵素(トランスグルタミナーゼ)を加えて成型加工したものであり、見た目や食感はレバ刺し様を呈するかも知れない。しかしながら、魚肉スリ身や植物性タンパク質を原料として用いているために、味自体はレバ刺し特有の生臭さを呈するとは言い難い。一方、特許文献3により得られた食品は動物レバーを用いているが、レバーを粉砕し加熱し酵素処理してコレステロールやプリン体を取り除いているので、生レバー特有の匂いや味が残っているか否かは明らかでない。そして、これら特許文献1〜3による食品はいずれも、酵素処理工程はもとより、成型、加熱、ゲル化、油脂分散などの各工程を経なければならないので、多大な設備コストと運転コストを必要とすることから、安価に製造できないという懸念がある。
【0007】
他方で、
図3に示すように、マグロMは、背骨10の左右で上下の赤身11,11の間に、血合肉12,12が在る。図中の符号13は腹腔である。そして、生の血合肉12は陸上動物の肝臓とよく似て血液成分を多く含んでおり、色も特有の黒っぽいこげ茶である。このように血液成分を多く含む血合肉12はいくぶん血生臭いので、ワサビとは合いにくい。そのために、血合肉12単独で、赤身11やトロ身のように刺身にしてワサビ醤油で食するには抵抗があると言われ、食材として十分に活用されているとは言いがたかった。そこで、マグロMの解体時に赤身11の端部に血合肉12を付随させた刺身Sを作ることにより、赤身11の刺身の一部分として販売されていたり、あるいは無料で配られていたりして譲渡処分されていた。それでも処分できない場合は、家畜の飼料として消費されていたり廃棄されたりしている。すなわち、血合肉12単独で食材として取り引きされることは、殆んど無かったのである。
【0008】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、見た目、食感、味が極めて牛のレバ刺しに近似しているとともに安価な、レバ刺し様食
品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係る
レバ刺し様食品は、醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで成る
調味料を、マグロの血合肉のスライス片にかけて得られたことを特徴とする構成にしてある。ここで、主成分とは、調味料全体の50重量%以上を構成している成分を意味する。以下の文中においても同義である。
【0010】
また、前記構成において、血合肉が、
醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで成る調味料中に漬け込まれて1℃以上4℃以下に保存されたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る
レバ刺し様食品によれば、醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで構成され
た調味料をマグロの血合肉にふりかけると、牛のレバ刺しに極めて近似した、色合い、食感、味を呈する
とともに、入手容易
で低廉な
レバ刺し様食品を実現できる。
【0012】
また、血合肉が前記の調味料中に漬け込まれて1℃以上4℃以下に保存されたものでは、血合肉の表面および表面内近傍に、前記調味料中の主要成分がしみ込むので、日持ちがよくなるし、当該調味料のしみ込んだ美味しいスライス片を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施例に係る調味料をかける前のマグロの血合肉のスライス片を示す写真の図である。
【
図2】前記調味料を前記スライス片にかけて得られたレバ刺し様食品を示す写真の図である。
【
図3】一般的なマグロの断面を示す正断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態を引き続き説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
この実施形態に係る調味料は、醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで成るものである。以下、個々の構成要素について詳しく述べていく。
【0015】
「醤油麹」:
この調味料に用いられる醤油麹は、慣用の製法で製造したものでよい。すなわち、基本的には麹と醤油を混ぜ合わせるだけで、醤油麹が出来上がる。このように出来上がった醤油麹は、直ちに使用できるが、保存した後に使用することも可能である。保存中は、醤油麹を定期的に混ぜ合わせることが肝要である。少なくとも1日に1回はかき混ぜることが望ましい。このように定期的にかき混ぜながら保存すると、そのうちに麹が溶けトロミが出てきて美味しくなる。前記の保存は、例えば先ず常温下で1週間程度おき、その後は5℃の冷蔵庫に入れることにより3ヶ月程度保存できる。
【0016】
醤油麹に用いられる麹としては、醤油、味噌、酒などの原料である米麹を用いることが好ましい。斯かる米麹は白米麹でも玄米麹でも構わない。尚、玄米麹は、白米麹と比べて、甘味はもとより甘味以外の旨味を呈し、発酵時の香りとコクに深みがあり、薄茶色の色合いを呈するので、レバ刺し向けの調味料材料としては好適である。但し、入手がやや難しい。一方、言うまでもなく、白米麹も甘味が強く発酵時の香りがあっさりでクセがなく安価に入手容易であるので、好適である。
【0017】
醤油麹に用いられる醤油としては、大豆、小麦、塩、麹菌を材料として製造される汎用品であれば特に限定されない。例えば、濃口醤油または薄口醤油が安価で入手容易な点から好ましい。本実施形態の調味料には、色が濃く汎用である濃口醤油を用いることが、色が濃い牛の生レバーの色合いに似せるうえで好ましく、より安価である。
【0018】
このように調製した醤油麹は大豆成分の旨味が強い。すなわち、グルタミン酸の旨味成分を非常に多く含んでいる。因みに、塩麹と比べると、醤油麹はグルタミン酸の含有量が10倍以上になることが知られている。この本実施形態の調味料に使用される醤油麹は、市販のものでも自作したものでも構わない。
【0019】
「ゴマ油」:
この調味料に用いられるゴマ油は、ゴマ実を焙煎処理し、続いて圧搾や溶媒抽出などの搾油処理を施して得られる汎用の油であれば、特に限定されない。例えば、焙煎した黒ゴマを絞って得られた赤銅色の黒絞り品でも、焙煎した白ゴマを絞って得られた淡黄色の白絞り品でも使用可能である。通常のレバ刺しには白絞り品が汎用されているが、本実施形態の調味料には、白絞り品でも黒絞り品でもいずれを使用しても構わない。
【0020】
「醤油」:
更に、この実施形態に係る調味料は、醤油麹およびゴマ油に加えて、追加の醤油を含んでいてもよい。このように加えられる醤油の種類は、特に限定されないが、例えば醤油麹の調製時に用いた醤油と同種のものでも構わない。斯かる醤油の追加量は、食する人の好みに合わせて決定される。因みに、この追加量は、醤油麹100重量部に対して50重量%までとすることが望ましい。醤油の追加量が前記の50重量部を超えると、塩辛さが強すぎてゴマ油元来の風味を損なわせ、レバ刺し風味から逸脱させることになるからである。
【0021】
この実施形態の調味料は、醤油麹を調味料全体の35重量%以上50重量%以下含み、ゴマ油を調味料全体の40重量%以上55重量%以下含んで成るものが、より好ましい。前記した追加の醤油を加える場合も同様である。醤油麹の含有率が35重量%を下回ると、血合肉の魚臭さを消せなくなるという不具合があり、50重量%を超えると、醤油麹中の香辛料の作用が強くなり過ぎるので好ましくない。一方、ゴマ油の含有率が40重量%を下回ると、ゴマ油特有の油っぽさが失われるという不具合があり、55重量%を超えると、逆に油っぽさが強くなり過ぎて血合肉自体の味や食感が消されるので好ましくない。尚、醤油麹とゴマ油との関係では、ゴマ油の含有率を醤油麹よりも少し高めにすると、いっそう偽レバ刺し様としての調味料が得られる。
【0022】
「他の添加材料」:
この調味料に用いられる他の添加材料としては、例えばスライスネギ、ゴマ粒、唐辛子、山椒、生姜などが挙げられる。これらの選択および添加量は、食する人の好みに応じて決定される。これらの唐辛子、山椒、生姜などは、醤油麹に予め含有させていてもよい。前記の唐辛子は辛さを付与するものであるが、そのまま食することができる程度でさほど辛くないものが望ましい。山椒はサッパリ味を付与するものであり少量でよい。生姜は匂い消しの作用を有するものでありこれも少量でよい。
【0023】
そうして、この実施形態に係るレバ刺し様食品は、マグロの血合肉のスライス片に、前記の調味料をかけて得られる。
【0024】
前記の血合肉を採り出すマグロは、刺身や寿司種などの食材として使用される魚種であれば、特に限定されない。例えば、クロマグロ、タイセイヨウクロマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、キハダマグロなどである。
レバ刺し様食品の食品材料であるマグロの血合肉は、例えば上下の赤身の間に多く存在するものが、色、色の濃さおよび艶が生の牛レバーのものとよく似ていることから好ましい。
そして、前記血合肉のスライス片の厚さおよび大きさは、実物のレバ刺しのスライス片と同程度に形成することが、外観を似せるうえで望ましい。すなわち、例えばスライス片の径は20〜50mm程度、厚さは2〜5mm程度とする。
【0025】
そして、前記の血合肉は上記の調味料中に漬け込まれて1℃以上4℃以下の低温で保存されたものが美味しくなるので、より好ましい。斯かる低温は、温度調節が可能な業務用冷蔵庫などを用いるとよい。このとき、保存温度が1℃未満であると、血合肉の細胞中の水分が氷結するから解凍時に細胞が破壊されて味が劣化するので好ましくない。一方、保存温度が4℃を超えると、味が落ちたり腐敗が進んだりするおそれがある。調味料への血合肉の漬け込み期間は、特に限定されないが、例えば12時間から5日程度である。漬け込み期間は長いほど、調味料の旨味がしみ込んで美味しくなるが、あまり長すぎると、血合肉自体よりも調味料の風味が勝ることとなって好ましくない。前記の低温保存に供される血合肉は、ブロック状(塊状)のものでもスライス状のものでも構わない。
【0026】
以上のように構成された、この実施形態のレバ刺し様食品は、醤油麹とゴマ油の混合物を主成分として含んで成る調味料が、マグロの血合肉のスライス片にかけられるので、色、色の濃さやテカリなどの風合い、舌触りや歯ごたえなどの食感、ならびに味が、あたかも本物の牛レバ刺しに近いものとなる。従って、牛レバ刺しが大好物である人にとっては、本物でないと判っていても、嬉しく味わって美味しく食することができる。
【0027】
因みに、従前、マグロの血合肉は、一部を除いて家畜の飼料などとしてしか利用されなかったり、余ったぶんは廃棄されて使用されなかったりしていたが、本実施形態により単一の食材として無駄なく活用されることとなり、食材資源の有効利用を図ることができたのである。また、前記のような事情であるから、血合肉のみであれば、非常に安い価格で容易に入手することができる。
【実施例】
【0028】
ここで、本発明に係る実施例を説明する。
まず、醤油麹が調製される。内容量3Lで蓋付きの桶容器内に、麹300g、醤油300g、唐辛子300g、山椒150g、および生姜150gを入れてよく混ぜ合わせると、醤油麹ができ上がる。ここでは、前記のようにでき上がった醤油麹をそのまま使用する。無論、常温ないし1℃程度で数日間保存しておいたものを用いても構わない。尚、ここで用いる醤油麹は、麹、醤油および唐辛子から主に構成される。山椒と生姜は、ごく少量の添加または全く省略しても構わない。
一方で、前記のように調製した醤油麹のうち、800mL分を他の蓋付きの桶容器に入れ、その醤油麹中に、クロマグロの血合肉12(
図3参照)のブロック500gを漬け込み、冷蔵庫内の1℃で3日間保存した。これにより、血合肉12は、日持ちがし、旨味が増してくる。
【0029】
次に、調味料が調製される。別の蓋付きの桶容器内に、ゴマ油1100g(44重量%)、醤油麹1000g(40重量%)、追加の醤油400g(16重量%)を入れてよく混ぜ合わせた。これにより、調味料ができ上がる。
【0030】
そうして、前記のように低温保存した血合肉のブロックを、2mmの厚さで30〜40mm四方の大きさとなるように薄く切ることにより、
図1に示すように、複数のスライス片2,2,2,・・・が得られ、皿上に広げて並べられた。このときのスライス片2,2,2,・・・の色、質感および大きさは、本物の牛レバ刺しのスライス片と極めて似ているので、食する人の視覚を刺激して食欲を引き起こさせる。
【0031】
続いて、上記のように皿に盛られたスライス片2,2,2,・・・に、
図2に示すように、調味料1が全体にわたってふり掛けられる。ふり掛けられた調味料1からは、一部のゴマ油4が分離する。更に、それらの上から、スライスネギ5,5,5,・・・がふり掛けられる。これにより、レバ刺し様食品6ができ上がる。尚、スライスネギ5と共に、またはスライスネギ5に替えて、適量のゴマ粒をふり掛けても構わない。
【0032】
このようにでき上がったレバ刺し様食品6は、牛のレバ刺しに極めて近似した、色合い、食感、味を呈している。また、この調味料1の各構成要素はいずれも入手容易で安価なので、低廉な食品を実現できる。更には、これまで単独では利用されていなかった血合肉を使用できるので、魚資源全体の有効利用を図ることに貢献する。
【0033】
[比較例1]
クロマグロの「血合肉12」のスライス片2に、実際のレバ刺しに用いる「ゴマ油4と塩」をかけて、食品を得た。斯かる食品は、見た目に血合肉12のスライス片2が生レバーのスライス片と似ているものの、血合肉12の独特の魚臭さをゴマ油4および塩でマスキングすることができず、口に含んだときに、匂いと味がレバ刺しとは明らかに違うことが判るので、代替品となり得なかった。
【0034】
[比較例2]
マグロの「赤身」のスライス片に「前記実施例の調味料」をかけて、食品を得た。斯かる食品は、見た目に赤身のスライス片が生レバーのスライス片とは違うことが明らかであるし、血合肉ほどの血生臭さを感じられないために、匂いと味がレバ刺し独特のものとは異なるから、代替品となり得ない。但し、本実施例の調味料を用いていることから、味自体は大変美味しい食品となっている。
【0035】
尚、上記の実施形態では、マグロの魚種としてクロマグロを用いたが、本発明はそれに限定されるものでなく、例えば他の種類のマグロの血合肉を用いても構わない。
また、上記では、追加の醤油を加えた調味料を例示したが、醤油麹とゴマ油だけで調味料を構成しても、レバ刺しとよく似た食品を得ることができる。
【符号の説明】
【0036】
1 調味料
2 スライス片
3 醤油麹
4 ゴマ油
5 スライスネギ
6 レバ刺し様食品
12 血合肉
M マグロ