特許第6209600号(P6209600)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6209600フラビウイルス科ウイルスの大環状阻害剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6209600
(24)【登録日】2017年9月15日
(45)【発行日】2017年10月4日
(54)【発明の名称】フラビウイルス科ウイルスの大環状阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07K 5/062 20060101AFI20170925BHJP
   A61K 38/05 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 1/16 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 3/04 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 31/14 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20170925BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20170925BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20170925BHJP
【FI】
   C07K5/062
   A61K38/05
   A61P43/00 111
   A61P1/16
   A61P3/04
   A61P11/00
   A61P29/00
   A61P31/14
   A61P31/18
   A61P35/00
   A61P37/02
   A61K45/00
【請求項の数】27
【全頁数】228
(21)【出願番号】特願2015-516257(P2015-516257)
(86)(22)【出願日】2013年6月7日
(65)【公表番号】特表2015-525220(P2015-525220A)
(43)【公表日】2015年9月3日
(86)【国際出願番号】US2013044809
(87)【国際公開番号】WO2013185090
(87)【国際公開日】20131212
【審査請求日】2016年6月2日
(31)【優先権主張番号】61/657,553
(32)【優先日】2012年6月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】512072108
【氏名又は名称】セルシア・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】アシロ, キャロライン
(72)【発明者】
【氏名】ステッドマン, ビクトリア アレクサンドラ
(72)【発明者】
【氏名】ペティ, サイモン ニール
(72)【発明者】
【氏名】プレネック, カリーヌ ジー.
(72)【発明者】
【氏名】ラザリデス, ライノス
(72)【発明者】
【氏名】ディーン, デイビッド ケネス
(72)【発明者】
【氏名】ダンバー, ニール アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ハイトン, エイドリアン ジョン
(72)【発明者】
【氏名】キーツ, アンドリュー ジョン
(72)【発明者】
【氏名】シーゲル, ダスティン スコット
(72)【発明者】
【氏名】カルキ, カピル クマール
(72)【発明者】
【氏名】シュライアー, アダム ジェイムス
(72)【発明者】
【氏名】ヤンサ, ペートル
(72)【発明者】
【氏名】マックマン, リチャード
【審査官】 清水 紀子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2015−525221(JP,A)
【文献】 特表2015−518904(JP,A)
【文献】 特許第5847193(JP,B2)
【文献】 特表2008−546708(JP,A)
【文献】 特表平11−509092(JP,A)
【文献】 特表2012−504126(JP,A)
【文献】 特表2011−505339(JP,A)
【文献】 特表2006−517196(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/072742(WO,A1)
【文献】 Wagner, Jurgen; Cabrejas, Luisa M. Martin; Grossmith, Catharine E.; Papageorgiou, Charles; Senia, Francesco; Wagner, Dieter; France, Julien; Nolan, Steven P.,Synthesis of Macrolide Analogues of Sanglifehrin by RCM: Unique Reactivity of a Ruthenium Carbene Complex Bearing an Imidazol-2-ylidene Ligand,Journal of Organic Chemistry ,2000年,65(26),9255-9260
【文献】 Smythe, M. L.; von Itzstein, M.,Design and Synthesis of a Biologically Active Antibody Mimic Based on an Antibody-Antigen Crystal Structure,Journal of the American Chemical Society,1994年,116(7),2725-33
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07K
C07D
A61K 38/05
A61K 31/33−31/554
A61K 45/00
A61P 1/00−43/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体であって、式Iにおいて:
は、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレン、アリーレン、アリール(C〜C)アルキレン、ヘテロシクロアルキレン、ピラゾリレン、ピリミジニレン、
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

またはヘテロシクロアルキル(C〜C)アルキレンであり、ここでAのsp炭素原子は、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
は、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここでAは、ハロで必要に応じて置換されており;
は、−O−、−NH−または−N((C〜C)アルキル)−であり;
1aおよびR1bは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
3aおよびR3bは独立して、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aおよびR4bは独立して、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであるか、あるいは
は、Xの−N((C〜C)アルキル)−またはAのアリーレンと一緒に、環状部分を形成し;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである、
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項2】
は、エテニレン、プロペニレン、ブテニレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、オキシプロピレン、オキシプロペニレン、ピラゾリレン、フェニレンまたはピリミジニレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
は、イソキノリニレン、フェニレンまたはハロフェニレンである、請求項に記載の化合物。
【請求項4】
は、−O−または−NH−であり;R1aおよびR1bのうちの一方はHであって他方はメチルであり;Rはイソ−プロピルであり;Rはメチルであり、そしてRは、Hまたはメチルである、請求項に記載の化合物。
【請求項5】
3aは、Hまたはメチルであり;R3bはHであり;R4aは、H、−OH、メトキシ、トリフルオロエトキシであり;そしてR4bはHである、請求項に記載の化合物。
【請求項6】
式II:
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体である、請求項に記載の化合物であって、式IIにおいて:
は、エテニレン、
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
は、
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
は、−O−または−NH−であり;
3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである、
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項7】
はヘテロアリーレンであり;Aは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである、請求項に記載の化合物。
【請求項8】
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項9】
はアリーレンであり;そしてAは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシまたはハロ(C〜C)アルコキシである、請求項に記載の化合物。
【請求項10】
【化379A】
[この文献は図面を表示できません]
【化379B】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項11】
はアリーレンであり;そしてAは、ピラゾリレン、フェニレンまたはピリミジニレンである、請求項に記載の化合物。
【請求項12】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項13】
はハロアリーレンであり;そしてAは、−O−(C〜C)アルキレンまたは−O−(C〜C)アルケニレンである、請求項に記載の化合物。
【請求項14】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項15】
は、(C〜C)アルキレンまたは(C〜C)アルケニレンであり;Rはメチルであるか、またはRは、
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
を、Aのアリーレンと一緒に形成するか、またはRは、
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
を、Xの−N((C〜C)アルキル)−と一緒に形成し;そしてRは、Hまたはメチルである、請求項に記載の化合物。
【請求項16】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
から選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体。
【請求項17】
治療有効量の請求項1、8、10、12、14および16のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、もしくは互変異性体、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
【請求項18】
インターフェロン、リバビリン、HCV NS3プロテアーゼ阻害剤、HCV NS5a阻害剤、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシド阻害剤もしくはヌクレオチド阻害剤、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシド阻害剤、およびTLR−7アゴニスト;またはこれらの混合物からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤をさらに含有する、請求項17に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
前記少なくとも1種のさらなる治療剤が、リバビリン、テラプレビル、ボセプレビルまたはソホスブビルである、請求項18に記載の薬学的組成物。
【請求項20】
フラビウイルス科ウイルス感染を処置するための、請求項17に記載の薬学的組成物。
【請求項21】
前記ウイルス感染が、C型肝炎ウイルスによって引き起こされる、請求項20に記載の薬学的組成物。
【請求項22】
前記ウイルス感染が、デング熱、黄熱、C型肝炎、日本脳炎、キャサヌール森林病、マレーバレー脳炎、セントルイス脳炎、ダニ媒介脳炎または西ナイル脳炎からなる群より選択される疾患を引き起こす、請求項21に記載の薬学的組成物。
【請求項23】
コロナウイルス科ウイルス感染を処置するための、請求項17に記載の薬学的組成物。
【請求項24】
前記ウイルス感染が、SARSコロナウイルスによって引き起こされる、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項25】
前記ウイルス感染が、重症急性呼吸器症候群(SARS)、がん、炎症、肥満症、後天性免疫不全症候群(AIDS)、または肝硬変症からなる群より選択される疾患を引き起こす、請求項24に記載の薬学的組成物。
【請求項26】
免疫調節を提供するための、請求項17に記載の薬学的組成物。
【請求項27】
ジカウイルスによって引き起こされるウイルス感染を処置するための、請求項17に記載の薬学的組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の引用
本願は、米国特許法第119条第(e)項のもとで、2012年6月8日に出願された米国仮出願第61/657,553号に対する利益を主張する。この米国仮出願の全体は、本明細書中に参考として援用される。
【0002】
分野
本願は、ウイルスを阻害する新規化合物、このような化合物を含有する組成物、このような化合物の投与を包含する治療方法を包含する。
【背景技術】
【0003】
背景
フラビウイルス科を構成するRNAウイルスは、ペスチウイルス、フラビウイルス、およびヘパシウイルスを含む少なくとも3つの識別可能な属を含む(Calisherら,J.Gen.Virol.,1993,70,37−43)。ペスチウイルスは、ウシウイルス性下痢ウイルス(BVDV)、標準的ブタコレラウイルス(CSFV、ブタコレラ)、および羊のボーダー病(BDV)など、経済的に重大な多くの動物疾患を起こすが、ヒトの疾患でのその重要性はあまり特徴付けられていない(Moennig,V.ら,Adv.Vir.Res.1992,48,53−98)。フラビウイルスは、デング熱および黄熱病などのヒトの重要な疾患の原因である一方、ヘパシウイルスはヒトのC型ウイルス感染を引き起こす。フラビウイルス科によって引き起こされる他の重要なウイルス感染としては、西ナイルウイルス(WNV)、日本脳炎ウイルス(JEV)、ダニ媒介性脳炎ウイルス、クンジンウイルス(Junjin virus)、マレーバレー脳炎、セントルイス脳炎、オムスク出血熱ウイルスおよびジカウイルスが挙げられる。
【0004】
C型肝炎ウイルス(HCV)は、世界中の慢性肝臓疾患の主要原因であるため(Boyer,N.ら.J Hepatol.32:98−112,2000)、現在の抗ウイルス研究の重要な焦点は、ヒトの慢性HCV感染の改善された処置方法の開発に向けられている(Di Besceglie,A.M.およびBacon,B.R.,Scientific American,Oct.:80−85,(1999);Gordon,C.P.ら,J.Med.Chem.2005,48,1−20;Maradpour,D.ら,Nat.Rev.Micro.2007,5(6),453−463)。多くのHCV処置が、Dymockら.Antiviral Chemistry & Chemotherapy,11:2;79−95(2000)によって再検討されている。慢性的に感染した患者における膨大な量の毎日のウイルス生産およびHCVウイルスの高い自然変異性に起因して、慢性HCV感染を持つ患者のウイルス学的治癒は達成するのが難しい(Neumannら,Science 1998,282,103−7;Fukimotoら,Hepatology,1996,24,1351−4;Domingoら,Gene 1985,40,1−8;Martellら,J.Virol.1992,66,3225−9)。
【0005】
現在、ヒトの慢性HCV感染の治療に使用されている抗ウイルス化合物には主に、ヌクレオシドアナログであるリバビリン、およびインターフェロンアルファ(α)(IFN)の2つの化合物がある。リバビリン単独ではウイルスのRNAレベルを減少させるのに効果的でなく、かなりの毒性があり、貧血を誘発することが知られている。IFNとリバビリンの組み合わせは、慢性C型肝炎の管理に効果的であることが報告されている(Scott,L.J.ら.Drugs 2002,62,507−556)が、持続的な利益を示すのはこの治療を受けた患者の半数未満のみに過ぎない。従って、より効果的な抗HCV治療を開発することが必要とされている。
【0006】
大環状物質であるサングリフェリン(sanglifehrin)および誘導体は、免疫調節性であり、そしてペプチジルプロリルイソメラーゼ(PPIアーゼ)シクロフィリンに独特の様式で結合する(WO 97/02285;WO 98/07743;J.Am.Chem.Soc 2003,125,3849−3859;J.Org.Chem.2000,65,9255−9260;Angew.Chem.Int.Ed.1999,38,2443−2446)。これらのシクロフィリンは、タンパク質の折り畳みをインビボで調節し、そしてC型肝炎ウイルスを阻害する、ペプチジルプロリルイソメラーゼ(PPIアーゼ)である(Linら,WO2006/138507)。しかし、サングリフェリンもその誘導体もいずれも、ヒト抗ウイルス治療のために利用可能ではない。従って、抗フラビウイルス科ウイルス活性、特に、抗HCV活性を有する大環状サングリフェリンを開発する必要性が依然として存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】国際公開第97/02285号
【特許文献2】国際公開第98/07743号
【特許文献3】国際公開第2006/138507号
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】Calisherら,J.Gen.Virol.,1993,70,37−43
【非特許文献2】Moennig,V.ら,Adv.Vir.Res.1992,48,53−98
【非特許文献3】Boyer,N.ら.J Hepatol.32:98−112,2000
【非特許文献4】Di Besceglie,A.M.およびBacon,B.R.,Scientific American,Oct.:80−85,(1999)
【非特許文献5】Gordon,C.P.ら,J.Med.Chem.2005,48,1−20
【非特許文献6】Maradpour,D.ら,Nat.Rev.Micro.2007,5(6),453−463
【非特許文献7】Dymockら.Antiviral Chemistry & Chemotherapy,11:2;79−95(2000)
【非特許文献8】Neumannら,Science 1998,282,103−7
【非特許文献9】Fukimotoら,Hepatology,1996,24,1351−4
【非特許文献10】Domingoら,Gene 1985,40,1−8
【非特許文献11】Martellら,J.Virol.1992,66,3225−9
【非特許文献12】Scott,L.J.ら.Drugs 2002,62,507−556
【非特許文献13】J.Am.Chem.Soc 2003,125,3849−3859
【非特許文献14】J.Org.Chem.2000,65,9255−9260
【非特許文献15】Angew.Chem.Int.Ed.1999,38,2443−2446
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
要旨
1つの実施形態において、式I:
【0010】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
により表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグが提供され、式Iにおいて:
は、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレン、アリーレン、アリール(C〜C)アルキレン、ヘテロシクロアルキレンまたはヘテロシクロアルキル(C〜C)アルキレンであり、ここでAのsp炭素原子は、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
は、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここでAは、ハロで必要に応じて置換されており;
は、−O−、−NH−または−N((C〜C)アルキル)−であり;
1aおよびR1bは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
3aおよびR3bは独立して、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aおよびR4bは独立して、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであるか、あるいは
は、Xの−N((C〜C)アルキル)−またはAのアリーレンと一緒に、環状部分を形成し;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0011】
別の実施形態において、式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグ、および1種または1種より多くの薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤を含有する、薬学的組成物が提供される。この実施形態の1つの局面において、この薬学的組成物は、1種または1種より多くのさらなる治療剤をさらに含有する。
【0012】
なお別の実施形態において、フラビウイルス科ウイルス感染を処置する方法が提供され、この方法は、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを、その必要がある哺乳動物に投与する工程を包含する。この実施形態の1つの局面において、この処置は、患者におけるウイルス量の減少またはウイルスRNAのクリアランスをもたらす。
【0013】
なお別の実施形態において、コロナウイルス科ウイルス感染を処置する方法が提供され、この方法は、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを、その必要がある哺乳動物に投与する工程を包含する。この実施形態の1つの局面において、この処置は、患者におけるウイルス量の減少またはウイルスRNAのクリアランスをもたらす。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式I:
【化374】
[この文献は図面を表示できません]

の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグであって、式Iにおいて:
は、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレン、アリーレン、アリール(C〜C)アルキレン、ヘテロシクロアルキレンまたはヘテロシクロアルキル(C〜C)アルキレンであり、ここでAのsp炭素原子は、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
は、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここでAは、ハロで必要に応じて置換されており;
は、−O−、−NH−または−N((C〜C)アルキル)−であり;
1aおよびR1bは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
3aおよびR3bは独立して、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aおよびR4bは独立して、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであるか、あるいは
は、Xの−N((C〜C)アルキル)−またはAのアリーレンと一緒に、環状部分を形成し;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである、
化合物。
(項目2)
は、エテニレン、プロペニレン、ブテニレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、オキシプロピレン、オキシプロペニレン、ピラゾリレン、フェニレンまたはピリミジニレンである、項目1に記載の化合物。
(項目3)
は、イソキノリニレン、フェニレンまたはハロフェニレンである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目4)
は、−O−または−NH−であり;R1aおよびR1bのうちの一方はHであって他方はメチルであり;Rはイソ−プロピルであり;Rはメチルであり、そしてRは、Hまたはメチルである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目5)
3aは、Hまたはメチルであり;R3bはHであり;R4aは、H、−OH、メトキシ、トリフルオロエトキシであり;そしてR4bはHである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目6)
式II:
【化375】
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の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグである、上記項目のいずれかに記載の化合物であって、式IIにおいて:
は、エテニレン、
【化376】
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であり;
は、
【化377】
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であり;
は、−O−または−NH−であり;
3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである、
化合物。
(項目7)
はヘテロアリーレンであり;Aは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目8)
【化378】
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である、上記項目のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグ。
(項目9)
はアリーレンであり;そしてAは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシまたはハロ(C〜C)アルコキシである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目10)
【化379】
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またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目11)
はアリーレンであり;そしてAは、ピラゾリレン、フェニレンまたはピリミジニレンである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目12)
【化380】
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またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目13)
はハロアリーレンであり;そしてAは、−O−(C〜C)アルキレンまたは−O−(C〜C)アルケニレンである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目14)
【化381】
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またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目15)
は、(C〜C)アルキレンまたは(C〜C)アルケニレンであり;Rはメチルであるか、またはRは、
【化382】
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を、Aのアリーレンと一緒に形成するか、またはRは、
【化383】
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を、Xの−N((C〜C)アルキル)−と一緒に形成し;そしてRは、Hまたはメチルである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目16)
【化384】
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またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグである、上記項目のいずれかに記載の化合物。
(項目17)
治療有効量の上記項目のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグ、および薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物。
(項目18)
インターフェロン、リバビリン、HCV NS3プロテアーゼ阻害剤、HCV NS5a阻害剤、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシド阻害剤もしくはヌクレオチド阻害剤、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシド阻害剤、およびTLR−7アゴニスト;またはこれらの混合物からなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤をさらに含有する、項目17に記載の薬学的組成物。
(項目19)
前記少なくとも1種のさらなる治療剤が、リバビリン、テラプレビル、ボセプレビルまたはソホスブビルである、項目18に記載の薬学的組成物。
(項目20)
フラビウイルス科ウイルス感染の処置を必要とするヒト患者においてフラビウイルス科ウイルス感染を処置する方法であって、該患者に、治療有効量の項目1〜16のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
(項目21)
前記ウイルス感染が、B型肝炎ウイルスまたはC型肝炎ウイルスによって引き起こされる、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記ウイルス感染が、デング熱、黄熱、C型肝炎、日本脳炎、キャサヌール森林病、マレーバレー脳炎、セントルイス脳炎、ダニ媒介脳炎または西ナイル脳炎からなる群より選択される疾患を引き起こす、項目21に記載の方法。
(項目23)
コロナウイルス科ウイルス感染の処置を必要とするヒト患者においてコロナウイルス科ウイルス感染を処置する方法であって、該患者に、治療有効量の項目1〜16のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
(項目24)
前記ウイルス感染が、SARSコロナウイルスによって引き起こされる、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記ウイルス感染が、重症急性呼吸器症候群(SARS)、がん、炎症、肥満症、後天性免疫不全症候群(AIDS)、または肝硬変症からなる群より選択される疾患を引き起こす、項目24に記載の方法。
(項目26)
免疫調節を必要とするヒト患者に免疫調節を提供する方法であって、該患者に、治療有効量の項目1〜16のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを投与する工程を包含する、方法。
【発明を実施するための形態】
【0014】
詳細な説明
定義
他に記載されない限り、以下の用語および語句は、本明細書中で使用される場合、以下の意味を有することが意図される:
「アルカノイル」とは、RC(O)−であり;「アルカノイルオキシ」とは、RC(O)O−であり;そして「アルカノイルアミノ」とは、RC(O)NR’−であり;ここでRは、本明細書中で定義されるようなアルキル基であり、そしてR’は、水素またはアルキルである。
【0015】
「アルケニル」とは、少なくとも1個の不飽和部位、すなわち、炭素−炭素のsp二重結合を有する、直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル基をいう。いくつかの実施形態において、アルケニルは、C〜C20アルケニル基、C〜C10アルケニル基またはC〜Cアルケニル基である。アルケニル基の例としては、ビニル(−CH=CH)、アリル(−CHCH=CH)、シクロペンテニル(−C)、および5−ヘキセニル(−CHCHCHCHCH=CH)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0016】
「アルケニレン」とは、親アルケンの同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去により誘導される、2個の一価ラジカル中心を有する、不飽和の、分枝鎖または直鎖または環状の、炭化水素ラジカルをいう。例えば、アルケニレン基は、2個〜20個の炭素原子、2個〜10個の炭素原子、または2個〜6個の炭素原子を有し得る。代表的なアルケニレンラジカルとしては、1,2−エテニレン(−CH=CH−)が挙げられるが、これに限定されない。
【0017】
「アルコキシ」とは、RO−であり、ここでRは、本明細書中で定義されるようなアルキルである。アルコキシ基の非限定的な例としては、メトキシ、エトキシおよびプロポキシが挙げられる。
【0018】
「アルキル」とは、直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル基をいう。1つの実施形態において、アルキルは、1個〜20個の炭素原子を有する(すなわち、C〜C20アルキル)。いくつかの実施形態において、アルキルは、C〜C10アルキル基またはC〜Cアルキル基である。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、イソブチル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニルおよびデシルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】
「アルキレン」とは、親アルカンの同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子からの、2個の水素原子の除去により誘導される、2個の一価ラジカル中心を有する、飽和の、分枝鎖もしくは直鎖のラジカルまたは環状の炭化水素ラジカルをいう。例えば、アルキレン基は、1個〜20個の炭素原子、1個〜10個の炭素原子、または1個〜6個の炭素原子を有し得る。アルキレンラジカルの例としては、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、プロピレン(−CHCHCH−)およびブチレン(−CHCHCHCH−)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0020】
「アルキニル」とは、少なくとも1個の不飽和部位、すなわち、炭素−炭素のsp三重結合を有する、ノルマル、第二級または第三級の炭素原子を含む、炭化水素をいう。例えば、アルキニル基は、2個〜20個の炭素原子(すなわち、C〜C20アルキニル)、2個〜12個の炭素原子(すなわち、C〜C12アルキン)、または2個〜6個の炭素原子(すなわち、C〜Cアルキニル)を有し得る。アルキニル基の例としては、アセチレン性(−C≡CH)およびプロパルギル(−CHC≡CH)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0021】
「アルキルアミノ」とは、1個または1個より多くのアルキル基で置換されているアミノ基をいう。「モノ(アルキル)アミノ」または「(アルキル)アミノ」とは、RNH−であり、そして「ジ(アルキル)アミノ」または「(アルキル)アミノ」とは、RN−であり、ここでRの各々は、本明細書中で定義されるようなアルキルであり、同じであるかまたは異なる。アルキルアミノ基の例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、およびメチルエチルアミノが挙げられるが、これらに限定されない。
【0022】
「アミノ」とは、−NHをいう。
【0023】
「アルキニレン」とは、親アルキンの同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去により誘導された2つの一価ラジカル中心を有する、不飽和の、分枝鎖または直鎖または環状の炭化水素基をいう。例えば、アルキニレン基は、2個〜20個の炭素原子、2個〜10個の炭素原子、または2個〜6個の炭素原子を有し得る。代表的なアルキニレン基としては、アセチレン(−C≡C−)、プロパルギレン(−CHC≡C−)、および4−ペンチニレン(−CHCHCHC≡CH−)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0024】
「アリール」とは、各環内に7個までの原子を有する、任意の単環式炭素環または二環式炭素環であって、少なくとも1個の環が芳香族であるもの、あるいは5員または6員のシクロアルキル基と縮合した炭素環式芳香族基を含む、5個〜14個の炭素原子の芳香環系をいう。アリール基の例としては、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチルおよびインダニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0025】
「アリールアルキル」とは、アリールラジカルで置換された、本明細書中で定義されるようなアルキルをいう。
【0026】
「アリーレン」とは、親アリールの2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去により誘導される2つの一価ラジカル中心を有する、上で定義されたようなアリールをいう。代表的なアリーレン基としては、フェニレン、例えば
【0027】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
【0028】
、およびナフチレン、例えば
【0029】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
【0030】
が挙げられるが、これらに限定されない。
【0031】
「アリールアルキレン」とは、その基のアリール基からの1個の水素原子の除去、およびアルキル基からの他の水素原子の除去により誘導される、2つの一価ラジカル中心を有する、上で定義されたようなアリールアルキルをいう。
【0032】
「シクロアルキル」とは、少なくとも1個の飽和環構造または部分不飽和環構造を含み、環炭素を介して結合する、ヒドロカルビル基をいう。シクロアルキル基としては、炭化水素の単環式環、二環式環、およびた環式環が挙げられ、縮合していても、橋架けしていても、スピロであってもよい。種々の実施形態において、これは、飽和または部分不飽和のC〜C12環状部分と称され、これらの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。
【0033】
「シクロアルキルアルキル」とは、シクロアルキル基で置換されたアルキル部分をいう。シクロアルキルアルキル基の例としては、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルエチルおよびシクロヘキシルメチルが挙げられる。
【0034】
「シクロアルキレン」とは、親シクロアルキルの同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去により誘導される2つの一価ラジカル中心を有する、本明細書中で定義されるようなシクロアルキルをいう。シクロアルキレンの例としては、シクロプロピレン、シクロブチレン、シクロペンチレンおよびシクロヘキシレンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0035】
「ジアルキルアミノアルキル」とは、ジアルキルアミノ基で置換されたアルキル部分をいい、ここでジアルキルアミノは、本明細書中で定義されるとおりである。
【0036】
「エステル」とは、分子の−COOH官能基のいずれかが−C(O)OR官能基により置き換えられているか、または分子の−OH官能基のいずれかが−OC(O)R官能基で置き換えられている、化合物の任意のエステルを意味し、ここでこのエステルのR部分は、安定なエステル部分を形成する任意の炭素含有基であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキルおよびその置換された誘導体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0037】
「ハロ」とは、クロロ(−Cl)、ブロモ(−Br)、フルオロ(−F)またはヨード(−I)をいう。
【0038】
「ハロアルコキシ」とは、1個または1個より多くのハロラジカルで置換された、本明細書中で定義されるようなアルコキシをいう。
【0039】
「ハロアルコキシアルキル」とは、本明細書中で定義されるようなハロアルコキシ基で置換されたアルキル部分をいう。
【0040】
「ハロアルキル」とは、アルキル基の1個または1個より多くの水素原子がハロゲン原子で置き換えられている、アルキル基をいう。ハロアルキル基の例としては、−CF、−CHF、−CFHおよび−CHCFが挙げられるが、これらに限定されない。
【0041】
「ヘテロシクロアルキル」とは、2個〜14個の環炭素原子、ならびに環炭素原子に加えて、P、N、OおよびSから選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する、飽和または部分不飽和の単環式、二環式または三環式の基をいう。複素環式基は、炭素原子を介して結合しても、ヘテロ原子を介して結合してもよく、そして置換されている場合、この置換基は、炭素原子に結合していてもヘテロ原子に結合していてもよい。ヘテロシクリルの例としては、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザニル、ベンゾピラゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、カルボリニル、シンノリニル、フラニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、インドラジニル、インダゾリル、イソベンゾフラニル、イソインドリル、イソキノリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ナフトピリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、オキサゾリン、イソオキサゾリン、オキセタニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドピリジニル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラゾリル、テトラゾロピリジル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、アゼチジニル、1,4−ジオキサニル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピリジン−2−オニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジヒドロベンゾイミダゾリル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾチオフェニル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、ジヒドロフラニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソオキサゾリル、ジヒドロイソチアゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロピロリル、ジヒドロキノリニル、ジヒドロテトラゾリル、ジヒドロチアジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロチエニル、ジヒドロトリアゾリル、ジヒドロアゼチジニル、メチレンジオキシベンゾイル、テトラヒドロフラニル、およびテトラヒドロチエニル、ならびにこれらのN−オキシドが挙げられる。
【0042】
「ヘテロシクロアルキレン」とは、親ヘテロシクロアルキル基の同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去により誘導された2個の一価ラジカル中心を有する、上で定義されたようなヘテロシクロアルキルをいう。
【0043】
「ヘテロシクロアルキルアルキレン」とは、その基のヘテロシクロアルキルラジカルからの1個の水素原子の除去、およびアルキルラジカルからの他の水素原子の除去により誘導された、2個の一価ラジカル中心を有する、上で定義されたようなヘテロシクロアルキルをいう。
【0044】
「ヘテロアリール」とは、各環内に7個までの原子を有する、単環式、二環式または三環式の環であって、少なくとも1個の環が芳香族であり、そしてN、OおよびSからなる群より選択される1個〜4個のヘテロ原子を含むものをいう。ヘテロアリールの非限定的な例としては、ピリジル、チエニル、フラニル、ピリミジル、イミダゾリル、ピラニル、ピラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピロリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ベンゾチエニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、イソインドリル、ベンゾトリアゾリル、プリニル、チアナフテニルおよびピラジニルが挙げられる。ヘテロアリールの結合は、芳香環を介して起こり得るか、あるいはヘテロアリールが二環式または三環式であってこれらの環のうちの1個が芳香族ではないかまたはヘテロ原子を含まない場合、非芳香環を介して、またはヘテロ原子を含まない環を介して起こり得る。「ヘテロアリール」はまた、窒素含有ヘテロアリールのN−オキシド誘導体を包含することが理解される。
【0045】
「ヘテロアリールアルキル」とは、1個の水素原子がヘテロアリール基で置き換えられている、本明細書中で定義されたようなアルキル基をいう。
【0046】
「ヘテロアリーレン」とは、親ヘテロアリール基の同じ炭素原子または2個の異なる炭素原子からの2個の水素原子の除去により誘導される2個の一価ラジカル中心を有する、上で定義されたようなヘテロアリールをいう。ヘテロアリーレン基の非限定的な例は:
【0047】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
【0048】
である。
【0049】
「ヒドロキシアルコキシ」とは、ヒドロキシル基(−OH)で置換された、本明細書中で定義されるようなアルコキシをいう。ヒドロキシアルコキシの一例は、ヒドロキシエトキシである。
【0050】
「ヒドロキシアルキル」とは、少なくとも1個のヒドロキシで置換されたアルキル基をいう。ヒドロキシアルキル基の例としては、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルおよびヒドロキシブチルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0051】
「プロドラッグ」とは、本明細書中で使用される場合、生物学的系に投与される場合に、自発的な化学反応(単数または複数)、酵素により触媒される化学反応(単数または複数)、光分解、および/または代謝化学反応(単数または複数)の結果として、薬物物質(すなわち、活性成分)を生成する、任意の化合物をいう。従って、プロドラッグは、治療的に活性な化合物の共有結合により修飾されたアナログまたは潜在的な形態である。プロドラッグの非限定的な例としては、エステル部分、第四級アンモニウム部分、およびグリコール部分などが挙げられる。
【0052】
用語「必要に応じて置換された」とは、全ての置換基が水素である部分、またはその部分の水素原子のうちの1個もしくは1個より多くが非水素置換基によって置き換えられている部分をいう。同じ元素における複数の置換はまた、化学的に安定である場合に許容される(例えば、−S(O)−を得るジオキソ置換、ジェミナル置換基、スピロシクロアルキル環またはヘテロシクロアルキル環など)。いくつかの実施形態において、「1個または1個より多くの」置換基は、1個〜3個の置換基である。
【0053】
本明細書中には、適用可能である場合、互変異性体、ラセミ体、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体、二重結合の立体配置異性体(E−および/またはZ−)、環置換パターンにおけるシス−立体配置およびトランス−立体配置、ならびに同位体変異型などの、許容される異性体が包含される。
【0054】
「薬学的に受容可能な」とは、医薬品調製において使用するために適切であるか、このような使用のために安全であると一般的にみなされているか、このような使用のために国または州の政府の規制機関によって公式に認可されているか、あるいは米国薬局方または他の一般に認識された薬局方において動物およびより特定するとヒトにおける使用に関して列挙されていることを意味する。
【0055】
「薬学的に受容可能なキャリア」とは、薬学的に受容可能であり、そして本発明の化合物が一緒に投与される、希釈剤、アジュバント、賦形剤、またはキャリア、あるいは他の成分をいう。
【0056】
「薬学的に受容可能な塩」とは、所望の薬理活性を増強し得る塩をいう。薬学的に受容可能な塩の例としては、無機酸もしくは有機酸と形成された酸付加塩、金属塩およびアミン塩が挙げられる。無機酸と形成される酸付加塩の例としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、およびリン酸との塩が挙げられる。有機酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、o−(4−ヒドロキシ−ベンゾイル)−安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタン−スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ショウノウスルホン酸、4−メチル−ビシクロ[2.2.2]オクタ−2−エン1−カルボン酸、グルコ−ヘプトン酸、4,4’−メチレンビス(3−ヒドロキシ−2−ナフトエ)酸、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル−酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシ−ナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸および粘液酸)と形成される酸付加塩の例。金属塩の例としては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン、鉄イオン、および亜鉛イオンとの塩が挙げられる。アミン塩の例としては、アンモニアとの塩、およびカルボン酸と塩を形成するために充分に強い有機窒素塩基との塩が挙げられる。
【0057】
与えられる式の化合物(例えば、式Iの化合物であり、これにはまた、式I−a、I−b、I−c、I−d、I−eまたはIIが含まれる)は、本開示の化合物、およびこのような化合物の薬学的に受容可能な塩、立体異性体、立体異性体または互変異性体の混合物を包含することを意図される。さらに、本開示の化合物は、1つ以上の不斉中心を有し得、そしてラセミ混合物として、または個々のエナンチオマーもしくはジアステレオマーとして、生成され得る。与えられる式の任意の与えられる化合物に存在する立体異性体の数は、存在する不正中心の数に依存する(2個の可能な立体異性体が存在し、ここでnは、不斉中心の数である)。個々の立体異性体は、中間体のラセミ混合物または非ラセミ混合物を、合成のいずれかの適切な段階で分割することによって、あるいは従来の手段による化合物の分割によって、得られ得る。個々の立体異性体(個々のエナンチオマーおよびジアステレオマーが挙げられる)、ならびに立体異性体のラセミ混合物および非ラセミ混合物は、本開示の範囲内に包含され、これらの全ては、そうでないことが具体的に示されない限り、本明細書の構造によって図示されることが意図される。
【0058】
「異性体」とは、同じ分子式を有する異なる化合物である。異性体としては、立体異性体、エナンチオマーおよびジアステレオマーが挙げられる。
【0059】
「立体異性体」とは、原子が空間中で配置される方法のみが異なる異性体である。立体異性体としては、エナンチオマーおよびジアステレオマーが挙げられる。
【0060】
「エナンチオマー」とは、互いに重なり合わない鏡像である1対の立体異性体である。1対のエナンチオマーの1:1の混合物は、「ラセミ」混合物である。用語「(±)」が、適切である場合、ラセミ混合物を示すために使用される。
【0061】
「ジアステレオ異性体」とは、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない、立体異性体である。
【0062】
絶対立体化学は、カーン−インゴールド−プレローグのRS系に従って特定される。ある化合物が純粋なエナンチオマーである場合、各キラル炭素における立体化学は、RまたはSのいずれかによって特定され得る。絶対配置が未知である分割された化合物は、ナトリウムD線の波長の偏光面を回転させる方向(右旋性または左旋性)に依存して、(+)または(−)で表わされる。
【0063】
これらの化合物のうちのいくつかは、互変異性体(tautomeric isomer)または「互変異性体(tautomer)」として存在する。互変異性体は、互いに平衡状態にある。例えば、アミド含有化合物は、イミド酸互変異性体の平衡状態で存在し得る。いずれの互変異性体が示されるかにかかわらず、そして互変異性体間の平衡の性質とは無関係に、これらの化合物は、アミドとイミド酸との両方の互変異性体を包含することが、当業者により理解される。従って、アミド含有化合物は、それらのイミド酸互変異性体を包含すると理解される。同様に、イミド酸含有化合物は、それらのアミド互変異性体を包含すると理解される。
【0064】
本明細書中に提供される任意の式または構造(式I、I−a、I−b、I−c、I−d、I−eまたはIIを含む)はまた、この化合物の非標識形態および同位体標識された形態を表わすことを意図される。「同位体」は、1つ以上の原子が選択された原子量または質量数を有する原子により置き換えられていることを除いて、本明細書中に与えられる式により表される構造を有し得る。本開示の化合物に組み込まれ得る同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体が挙げられ、例えば、H(ジュウテリウム、D)、H(トリチウム)、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、および125Iであるが、これらに限定されない。本開示の種々の同位体標識された化合物は、例えば、H、13Cおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれた化合物である。このような同位体標識された化合物は、代謝研究、反応動力学研究、検出または画像化の技術(例えば、薬物または物質の組織分布アッセイが挙げられる、陽電子断層撮影法(PET)またはシングルフォトンエミッションCT(SPECT))、あるいは患者の放射性処置において、有用であり得る。
【0065】
本開示はまた、炭素原子に結合している1個〜n個の水素がジュウテリウムにより置き換えられている、式I、I−a、I−b、I−c、I−d、I−eまたはIIの化合物を包含し、ここでnは、その分子中の水素の数である。このような化合物は、増大した代謝抵抗性を示し、従って、哺乳動物に投与される場合、式I、I−a、I−b、I−c、I−d、I−eまたはIIの任意の化合物の半減期を増大させるために有用である。例えば、Foster,「Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism」,Trends Pharmacol.Sci.5(12):524−527(1984)を参照のこと。このような化合物は、当該分野において周知である手段によって、例えば、1個以上の水素がジュウテリウムによって置き換えられている出発物質を使用することによって、合成される。
【0066】
ジュウテリウムで標識または置換された、本開示の治療用化合物は、分布、代謝、および排出(ADME)に関連する、改善されたDMPK(薬物の代謝および薬物速度論)特性を有し得る。ジュウテリウムなどのより重い異性体での置換は、より大きい代謝安定性からもたらされる特定の治療的利点(例えば、増大したインビボ半減期、減少した投薬量要求、および/または治療指数の改善)を与え得る。18Fで標識された化合物は、PETまたはSPECT研究のために有用であり得る。同位体標識された本開示の化合物およびそのプロドラッグは一般に、容易入手可能な同位体標識された試薬を、同位体で標識されていない試薬の代わりに用いることにより、以下に記載されるスキームまたは実施例および調製に開示される手順を行うことによって、調製され得る。この文脈において、ジュウテリウムは、式I、I−a、I−b、I−c、I−d、I−eまたはIIの化合物における置換基とみなされることが理解される。
【0067】
このようなより重い同位体、特にジュウテリウムの濃縮は、同位体富化因子(isotopic enrichment factor)により規定され得る。本開示の化合物において、特定の同位体であると具体的に指定されない任意の原子は、その原子の任意の安定な同位体を表わすことを意味する。他に記載されない限り、ある位置が「H」または「水素」と具体的に指定される場合、この位置は、水素をその自然界で豊富な同位体組成で有すると理解される。従って、本開示の化合物において、ジュウテリウム(D)であると具体的に指定される任意の原子は、ジュウテリウムを表わすことを意味する。
【0068】
「治療有効量」とは、疾患を処置するために被験体に投与される場合に、その疾患の処置を行うために充分である、化合物の量をいう。「治療有効量」は、化合物、疾患およびその重篤度、処置されるべき被験体の年齢、体重などに依存して変わり得る。
【0069】
用語「処置」およびその文法上の等価物は、疾患を処置する文脈で使用される場合、疾患の進行を遅くするかまたは止めること、あるいは疾患の少なくとも1つの症状を軽減すること、より好ましくは、疾患の1つより多くの症状を軽減することを意味する。例えば、C型肝炎ウイルス感染の処置は、HCVに感染した人間におけるHCVウイルス量を減少させること、および/またはHCVに感染した人間に存在する黄疸の重篤度を低下させることを包含し得る。
【0070】
化合物
本願は、式I:
【0071】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
により表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを提供し、式Iにおいて:
は、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレン、アリーレン、アリール(C〜C)アルキレン、ヘテロシクロアルキレンまたはヘテロシクロアルキル(C〜C)アルキレンであり、ここでAのsp炭素原子は、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
は、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここでAは、ハロで必要に応じて置換されており;
は、−O−、−NH−または−N((C〜C)アルキル)−であり;
1aおよびR1bは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
3aおよびR3bは独立して、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aおよびR4bは独立して、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであるか、あるいは
は、Xの−N((C〜C)アルキル)−またはAのアリーレンと一緒に、環状部分を形成し;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0072】
特定の実施形態において、式I:
【0073】
【化6】
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の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、エステルもしくはプロドラッグが提供され、式Iにおいて:
は、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレン、−O−(C〜C)アルケニレン、アリーレン、アリール(C〜C)アルキレン、ヘテロシクロアルキレンまたはヘテロシクロアルキル(C〜C)アルキレンであり、ここでAのsp炭素原子は、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;
は、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、ここでAは、ハロで必要に応じて置換されており;
は、−O−、−NH−または−N((C〜C)アルキル)−であり;
1aおよびR1bは独立して、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであり;
3aおよびR3bは独立して、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aおよびR4bは独立して、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;
は、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニルまたは(C〜C)アルキニルであるか、あるいは
は、Xの−N((C〜C)アルキル)−またはAのアリーレンと一緒に、環状部分を形成し;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0074】
この実施形態の1つの局面において、Aは、エテニレン、プロペニレン、ブテニレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、オキシプロピレン、オキシプロペニレン、ピラゾリレン、フェニレンまたはピリミジニレンである。
【0075】
この実施形態の別の局面において、Aは、イソキノリニレン、フェニレンまたはハロフェニレンなどのヘテロアリーレンである。1つの局面において、Aは、
【0076】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
である。
【0077】
この実施形態の別の局面において、Xは、−O−または−NH−であり;R1aはHであり;R1bはメチルであり;Rはイソ−プロピルであり;Rはメチルであり、そしてRは、Hまたはメチルである。
【0078】
この実施形態の別の局面において、R3aは、Hまたはメチルであり;R3bはHであり;R4aは、H、−OH、メトキシ、トリフルオロエトキシであり;そしてR4bはHである。
【0079】
この実施形態の別の局面において、Aはヘテロアリーレンであり;Aは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレンまたは(C〜C)アルキニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである。この実施形態の別の局面において、Aはヘテロアリーレンであり;Aは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレンまたは(C〜C)アルキニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OHまたは(C〜C)アルコキシである。このような化合物の非限定的な例としては、以下の化合物およびその薬学的に受容可能な塩が挙げられる。
【0080】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
ここでAリンカーの左側の結合は、Aに結合する。
【0081】
この実施形態の別の局面において、Aはアリーレンであり;そしてAは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレンまたは−O−(C〜C)アルケニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシまたはハロ(C〜C)アルコキシである。この実施形態の別の局面において、Aはアリーレンであり;そしてAは、(C〜C)アルキレン、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−O−(C〜C)アルキレンまたは−O−(C〜C)アルケニレンであり、ここでAは、1個または1個より多くの(C〜C)アルキルで必要に応じて置換されており;R3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;そしてR4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシまたはハロ(C〜C)アルコキシである。このような化合物の非限定的な例としては、以下の化合物およびその薬学的に受容可能な塩が挙げられる。
【0082】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
ここでAリンカーの左側の結合は、Aに結合する。
【0083】
以下の化合物およびその薬学的に受容可能な塩もまた挙げられる。
【0084】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
ここでAリンカーの左側の結合は、Aに結合する。
【0085】
この実施形態の別の局面において、Aはフェニレンであり;そしてAは、ピラゾリレン、フェニレンまたはピリミジニレンである。このような化合物の非限定的な例としては、以下の化合物およびその薬学的に受容可能な塩が挙げられる。
【0086】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
ここでAリンカーの左側の結合は、Aに結合する。
【0087】
この実施形態の別の局面において、Aはハロフェニレンであり;そしてAは、−O−(C〜C)アルキレンまたは−O−(C〜C)アルケニレンである。このような化合物の非限定的な例としては、以下の化合物およびその薬学的に受容可能な塩が挙げられる。
【0088】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
ここでAリンカーの左側の結合は、Aに結合する。
【0089】
この実施形態の1つの局面において、Aは、(C〜C)アルキレンまたは(C〜C)アルケニレンであり;Rはメチルであるか、またはRは、Aのアリーレンと一緒に
【0090】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
【0091】
を形成するか、またはRは、Xの−N((C〜C)アルキル)−と一緒に
【0092】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;そしてRは、Hまたはメチルである。この実施形態の別の局面において、Aは、(C〜C)アルキレンまたは(C〜C)アルケニレンであり;Rはメチルであるか、またはRは、Aのアリーレンと一緒に
【0093】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0094】
を形成するか、またはRは、Xの−N((C〜C)アルキル)−と一緒に
【0095】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;そしてRは、Hまたはメチルである。このような化合物の非限定的な例としては、以下の化合物およびその薬学的に受容可能な塩が挙げられる:
【0096】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
別の実施形態において、式II:
【0097】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグが提供され、式IIにおいて:
は、エテニレン、
【0098】
【化19】
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であり、ここでAリンカーの左側の結合は、Aに結合し;
は、
【0099】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
であり;
は、−O−または−NH−であり;
3aは、Hまたは(C〜C)アルキルであり;
4aは、H、−OH、(C〜C)アルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシまたは(C〜C)アルキルであり;そして
は、Hまたは(C〜C)アルキルである。
【0100】
当業者は、本明細書中の一般式の化合物の置換基および他の部分が、認容可能に安定な薬学的組成物に処方され得る、薬学的に有用な化合物を提供するために充分に安定な化合物を提供する目的で選択されるべきであることを認識する。このような安定性を有する化合物は、本発明の範囲内に入ることが想定される。
【0101】
大環状化合物の調製
本発明の化合物(例えば、式I、I−a、I−b、I−c、I−d、I−eまたはIIの化合物)は、以下に記載されるスキームに従って調製され得るが、図示されるプロセスの改変物または他のプロセスが使用され得ることが、理解されるべきである。スキーム1に図示されるように、大環状化合物Mは、5つの主要な成分A〜Eから、これらを順番に、保護基(PG〜PG)を適切に使用しながら合わせることによって、当業者によって合成される。1〜5の番号を付けられた破線(本明細書中でそれぞれ、結合部1、結合部2などと称される)は、構成要素A〜Eを合わせるための5つの結合部である。特定の結合が起こる順序は変わり得、保護基の選択および必要とされる化学に依存する。特定の実施形態において、結合部3、4または5は、最終大環化工程として使用される。
【0102】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
実例となるように、結合部1〜5は、以下に記載されるように実施され得る:
結合部1、2および3は、アミド結合である。これらの結合部は、それぞれの酸と塩基との間に、当業者に公知である標準的なペプチド結合剤(EDC/HOBT、DCC、PyBOP、PyBROP、HATU、HBTU、COMOなど)を使用して作製される。この酸と塩基との結合パートナーは、カップリング剤を用いて、有機溶媒(例えば、DMF、ジクロロメタン、アセトニトリルなど)中で、塩基(例えば、DIPEA、トリエチルアミンなど)の存在下で、室温またはわずかに上昇した温度で合わせられる。これらの3つの工程のうちのいずれか(例えば、結合部3)が、最終大環化工程として選択される場合、大環化条件が好ましい。適切な大環化手順としては、以下の参考文献:Davies,J.S.J.Peptide Sci.2003,9,471−501に見出されるものが挙げられるが、これらに限定されない。
【0103】
結合部4は代表的に、炭素−炭素結合またはヘテロ原子−炭素結合であり、ここでこのヘテロ原子は、O、SまたはNである。結合部4が炭素−炭素結合である場合、標準的な炭素−炭素結合形成手順(代表的に、金属により媒介されるクロスカップリング反応が関与する)が好ましい。好ましくは、この炭素−炭素結合は、sp2ハライド基と末端アルケンとの間のHeck型のカップリング、sp2ハライド基とボロン酸ビニルまたはボロン酸アリールとの間のSuzukiカップリング、あるいは2個のアルケンの間での閉環メタセシス(RCM)を使用して形成される。Stille反応もまた、ビニルスタンナンとハロゲン化アリールまたはハロゲン化ビニルとの間で、Journal of American Chemical Society 2000,122,3830 Nicolaouらに記載されるように実施され得る。上記例の各々において、ハロゲン化アリール基またはハロゲン化ビニル基はまた、三フッ化アリールまたは三フッ化ビニルであり得る。
【0104】
例えば、AにおけるA−Yが末端アルケン(好ましくは、−CH=CH)を含み、そしてBにおけるA−Yが末端アルケンまたはCH−CH=CH−を含む場合、クロスメタセシス反応が行われる。これらの2つの成分が溶媒(例えば、アセトニトリル、トルエン)中で混合され、そしてメタセシス触媒(例えば、Grubbs I、Grubbs IIまたはHoyveda−Grubbs I、Hoyveda−Grubbs II)が添加され、その後、加熱される。この結合部が大環状環を閉環させるための最後の手順である場合、RCM条件(例えば、二量化を回避するためのより希薄な条件)が好ましい。関連するRCM条件および例については、Journal of American Chemical Society 2003,125,3849 SedraniらおよびJournal of American Chemical Society 2000,122,3830 Nicolaouらを参照のこと。代表的なRCM手順は、非環状前駆体の、溶媒(例えば、トルエンまたは1,2−ジクロロエタン)中での、RCM触媒(例えば、Grubbs I、Grubbs IIまたはHoyveda−Grubbs I、Hoyveda−Grubbs II)の存在下での加熱(従来通りにかまたはマイクロ波によってかのいずれか)を包含する。
【0105】
あるいは、結合部4がHeckカップリング反応によって作製される場合、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化アリール、またはトリフラートAと、アルケン成分Bとが、極性溶媒(例えば、アセトニトリルまたはトルエン)中で、パラジウム(II)触媒(例えば、パラジウム(OAc))、ホスフィンリガンド(例えば、P(o−トルエン)、P(t−ブチル)など)および塩基(例えば、トリエチルアミン)の存在下で混合される。この反応混合物は、従来通りにかまたはマイクロ波反応器中でのいずれかで、加熱される。
【0106】
あるいは、結合部4がSuzukiカップリング反応によって作製される場合、ハロゲン化ビニル、ハロゲン化アリール、またはトリフラートAと、ボロン酸ビニルまたはボロン酸アリールBとが、適切な溶媒(例えば、シクロペンチルメチルエーテル、トルエン、DMF、DMEなど)中で、パラジウム触媒(例えば、パラジウム(II)Cl(p−NMePh)およびKPOまたはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)と塩基(例えば、炭酸カリウム))の存在下で混合される。この反応混合物は、従来通りにかまたはマイクロ波反応器中でのいずれかで、加熱される。このようなカップリグン反応において、2つの出発物質の反応性官能基を逆にし、Aがボロン酸アリールまたはボロン酸ビニルであり、そしてBがハロゲン化ビニル、ハロゲン化アリール、またはトリフラートであるようにすることもまた、可能である。
【0107】
あるいは、結合部4は炭素−酸素結合であり得、この場合、代表的なアルキル化条件または求核芳香族置換条件が、ヒドロキシル基と、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化アリール(もしくはハロゲン化ヘテロアリール)との間で使用され得る。このヒドロキシル試薬は、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化ヘテロアリール(好ましくは、ヨウ化物または臭化物)と、不活性溶媒(例えば、CPME、DMF、THFなど)中で、塩基(例えば、炭酸セシウム、水酸化セシウム、水酸化ナトリウム、MaHMDSなど)の存在下で混合され、そして加熱される。
【0108】
あるいは、結合部4は炭素−窒素結合であり得、この場合、代表的なアルキル化条件、求核芳香族置換条件またはBuchwald条件が、アミン基と、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化ヘテロアリールとの間で使用され得る。例えば、アミン基と、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化ヘテロアリールとは、不活性溶媒(例えば、CPME)中で、塩基(例えば、炭酸セシウム、水酸化ナトリウムなど)の存在下で、混合され、そして加熱される。炭素−窒素結合部のための代替の手順は、アミンとカルボニル化合物との間で、還元的アミノ化を行うことである。代表的に、アミンとアルデヒドまたはケトンとは、不活性溶媒(例えば、THF、ジオキサン)中で混合され、そしてある時間の後に、ナトリウムアセトキシボロヒドリドまたは代替の還元剤で処理される。
【0109】
結合部5は代表的に、アミド(Xは−NHもしくは置換Nである)結合またはエステル(XはOである)結合である。このアミド結合を形成する場合、結合物1〜3について記載されたような標準的なカップリング手順が使用され得る。いくつかの実施形態において、これは、マクロサイクルを閉環させる際の最終工程である。従って、マクロラクタム化型のカップリング手順が、より効果的である。適切な大環化手順としては、Davies,J.S.J.Peptide Sci.2003,9,471−501に見出される手順が挙げられるが、これらに限定されない。
【0110】
エステル結合を形成する場合、標準的なカップリング試薬(例えば、EDC、DCC、PyBOP、HATU、COMO)が使用され得るか、またはこれがマクロサイクルの形成における最終工程である場合、マクロラクタム化手順が好ましい(例えば、Shina、Yamaguchi)。マクロラクタム化工程のための例示的方法は、Journal of American Chemical Society 2002,124,4257 Paquetteら、またはChemical Reviews 2006,106(3),911−939に見出され得る。代表的に、酸とアルコールとが、極性溶媒(例えば、DMF、アセトニトリルなど)中で、カップリング剤および塩基(例えば、DIPEA、DMAP)の存在下で混合される。
【0111】
以下の一般スキームは、大環状化合物Mを共通の前駆体A〜Eから構築するための一般例および順序を提供する。
【0112】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
化合物A〜Eは、Greene and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley and Sons,Inc.に記載される条件を使用して脱保護(PG〜PG)されて、化合物1a〜1fを与え得る。
【0113】
多くの場合において、必要に応じての保護基およびそれらの脱保護方法は、以下のとおりである。化合物Eについて、酸についての代表的な保護基PGは、メチルエステルまたはトリクロロエチルエステルである。このメチルエステルおよびトリクロロエチルエステルは、塩基(例えば、LiOH)によって、極性溶媒(例えば、水性THFなど)の中で除去され得る。このトリクロロエチルエステルはまた、極性溶媒(例えば、THF)中での亜鉛および酢酸アンモニウムでの処理によって、除去され得る。代表的に、PGおよびPGは、酸に不安定な基(例えば、BOC)であり、ジオキサン中のHCl、またはジオキサン中のTMSOTf、ジクロロメタンを使用して、脱保護される。代表的に、PGおよびPGは、エステル基であり、水性THFまたはジオキサン中でのアルカリ金属水酸化物での処理によって、除去される。代表的に、PGは、アミンについては酸に不安定な基(例えば、BOC)であり、PGについて記載されたように除去されるか、またはヒドロキシル基についてはシリルエーテルであり、そして有機溶媒(例えば、ジクロロメタン)中でのHF・ピリジンもしくはTBAFでの処理によって除去され得る。代表的に、PGは、アミン保護基(例えば、BOC)であり、そしてPGについて記載されたように除去されるか、またはヒドロキシル基についてはシリルエーテルであり、これは、PGについて記載されたように除去され得るか、またはアセテート保護基であり、これは、水性THFもしくはジオキサン中でアルカリ金属水酸化物を用いて除去され得る。
【0114】
次いで、化合物1fは、結合部1について上に記載された条件を使用して酸1aとカップリングされて、化合物1gを生成する。次いで、化合物1gは、Greene and Wutsに記載される条件を使用して脱保護され、そして結合部2について上に記載された条件を使用して1cにカップリングされて、1hを与える。1hを生成させるための代替の順序は、結合部2について上に記載された条件を使用してアミン1bを酸1cにカップリングさせて、1iを形成することで開始し;Greene and Wutsに記載される条件を使用して、1iにおける保護基PGを脱保護し、そして最後に、上で結合部1について記載された条件を使用して、アミン1fとカップリングさせて、1hを形成することである。
【0115】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
化合物1hは、PGにおいて、Greene and Wutsに記載される条件を使用して脱保護され、次いで、このアミンは、結合部3について上に記載された条件を使用して1dにカップリングされて、1jを形成する。次いで、化合物1jにおける保護基PGは、Greene and Wutsに記載される条件を使用して除去され、次いでその酸が、結合部5について記載された条件を使用して1eにカップリングされて、非環状中間体1kを形成する。1kへの代替の順序は、最初に、PGの脱保護、次いで結合部5について記載されたような1eへのカップリング;次いでGreene and Wutsに記載されるようなPGの脱保護、その後、結合部3について記載された条件を使用して1dにカップリングされて、1kを形成する。次いで、非環状中間体1kは、結合部4について上に記載されたようにRCMに供されて、マクロサイクルMを形成する。
【0116】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
化合物Aは、結合部4について上に記載された条件を使用して化合物Bにカップリングされて、2aを生成する。次いで、化合物2aは、PGにおいてGreene and Wutsに記載されるように脱保護されて、酸2bを生成する。次いで、酸2bは、1hの脱保護生成物(1hから、Greene and Wutsに記載されるようなPGの脱保護によって調製される)にカップリングされて、前駆体2cを生成する。2cの脱保護は、Greene and Wutsに記載される条件を使用して行われ、次いで、その生成物は、結合部5におけるマクロラクタム化またはマクロラクトン化について上に記載された条件を使用して環化されて、化合物Mを与える。
【0117】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
化合物2aは、PGにおいて、Greene and Wutsおよび結合部5において上に記載されるように脱保護されて、3aを生成し、次いでこれは、結合部5について上に記載された条件を使用して、1hの脱保護生成物(1hから、Greene and Wutsに記載されたPGの脱保護によって調製される)とカップリングされて、前駆体3bを生成する。3bの脱保護は、Greene and Wutsに記載される条件を使用して行われ、次いで、結合部3におけるマクロラクタム化またはマクロラクトン化について上に記載された条件を使用して環化されて、化合物Mを与える。
【0118】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
例えば、MがRCMの結果としてC=Cを含む場合、化合物Mは、溶媒(例えば、エタノール、メタノールなど)中で、炭素担持パラジウム触媒の存在下で、水素ガスの雰囲気下で混合されて、還元された化合物M1を与える。スキーム4〜6からの最終のマクロサイクルMは頻繁に、側鎖に保護基を含み、これは、最終化合物Mを生成させるために、さらなる除去を必要とする。R4a、R4b、R3a、R3b、A、Aおよび/またはXにある保護基は、Greene and Wutsに記載される条件を使用して除去されて、化合物M2を生成する。別の転換は、トリアゾールM3を生成するためのクリックケミストリーである。この変換は、Mにおけるアルキンまたはアジドを、溶媒(例えば、DMF)中で、適切であればCuIの存在下で、アルキンまたはアジドで処理することによって行われて、M3を形成する。
【0119】
脱保護された化合物M2は、脱保護後に、さらなるマクロサイクルMにさらに変換され得る。例えば、−OHを含むM2をハロゲン化アルキルで、塩基(例えば、炭酸セシウム)の存在下で溶媒(例えば、DMF、アセトニトリルなど)中で処理すると、アルキル化生成物M4が形成される。ケトン基を含むM2は、適切な溶媒(例えば、DMF、メタノールなど)中でアミンで処理され、その後、ナトリウムアセトキシボロヒドリドを添加すると、アミン生成物M5を形成する。
【0120】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
酸、または末端アルケンもしくはCH−CH=C−とのエステル、あるいはボロン酸ビニル/アリール基を含む多くのB成分は、市販されているか、または文献に記載されており、そしてこれらは、上記スキームにおいて直接使用され得る。さらに、以下のスキームは、さらなるB成分を生成させるために使用され得る方法の例である。
【0121】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム8のパート1において、保護された酸は、脱保護用の強塩基(例えば、LDA)で、不活性溶媒(例えば、THF)中−78℃で処理され、そしてHMPAで処理される。次いで、ジクロロアセチレン(dichloroacteylene)(トリクロロエタンをTHF中で水素化カリウムおよびMeOH(触媒量)で処理することにより調製される)の予め冷却した溶液を添加して、クロロアセチレン生成物を生成させる。次いで、この生成物を、例えば、酢酸およびTHF中のCuで処理することにより還元して、アルキンを生成させ、これは次いで、例えば、このアルキンのアルコール溶液を水素ガスの存在下で、無力化された(poisoned)パラジウム還元剤(例えば、Lindlar)で処理することによって、アルケンにさらに還元される。あるいは、このアルキンは、ピナコールボランの存在下ジクロロメタン中でCpZrHClで処理されて、ボロン酸ビニルを形成する。
【0122】
スキーム8のパート2において、α置換を有するβ−ケトエステルが、例えば、このβ−ケトエステルのTHF溶液を塩基(例えば、THF中のLDA)で−78℃で処理し、その後、PhN(Tf)を添加することによって、ビニルトリフラートに転換される。次いで、このトリフラート生成物は、高温でピリジンで処理されて、アルキンを形成する。次いで、このアルキンは、パート1において上に記載されたように処理されて、アルケン生成物またはボロン酸ビニル生成物を生成する。
【0123】
スキーム8のパート3において、キラルアルドール反応が使用される。アシル基が最初に、キラル添加剤(例えば、Evans、Oppolzerスルタム(sultam)(JACS 1990,112,p2767を参照のこと))に、結合部1〜3について上に記載されたような標準的なアミド結合形成条件を使用して結合される。このOppolzer添加剤生成物は、無水溶媒(例えば、ジクロロメタン)中で、選択されたアルデヒド、TBDMSOTfおよび塩基(例えば、トリエチルアミン)で処理される。このEvans添加剤は、有機溶媒(例えば、THF)中−78℃で塩基(例えば、LDA、KHMDS、DIPEA)で処理され、そしてルイス酸(例えば、TiCl、SnCl、BFOEt)の存在下で選択されたアルデヒドで処理される。このアルドール反応から得られるアルコールの保護は、Greene and Wutsに記載されるように行われるか、あるいはハロゲン化アルキルまたはMeerwein試薬でのアルキル化(すなわち、不活性溶媒(例えば、ジクロロメタン)中でのトリメチルオキソニウムテトラフルオロボレートでの処理)が行われる。次いで、この添加剤は、標準的なアルカリ金属水酸化物除去条件(例えば、THF中のLiOH、またはTHF中のLiOHおよび過酸化水素)を使用して除去されて、遊離酸生成物を与える。
【0124】
スキーム8のパート4において、Evans添加剤は、Synlett 2002,12,2039−2040に記載されるように、ハロゲン化アリルでアリル化される。次いで、その生成物は、エタノール中RhClでの処理により異性化され、次いでこの添加剤は、塩基および過酸化物(例えば、THF/水中のLiOHおよびH)によって除去される。あるいは、この添加剤は、THF/水中のLiOHおよびHによって直接除去されて、末端アルケンを与える。
【0125】
スキーム8のパート5において、Horner Wadsworth Emmons反応がアルデヒド(末端アルケンを含む)に対して使用されて、α−β不飽和エステルを生成し、これは次いで、選択的に還元されてエステルになる。例えば、ホスホネートがTHF中の塩基(例えば、水素化ナトリウム)で低温で処理され、その後、アルデヒドが添加され、そして加温されて、不飽和エステルを生成する。この生成物は、メタノール中でのマグネシウム粉末での処理によって還元される。
【0126】
スキーム8のパート6において、α−β不飽和酸が不飽和Evans添加剤(Organic Letters 2007,9,p1635を参照のこと)に転換され、そしてアルデヒドで処理されて、対応するアルケン生成物を生成する。次いで、そのヒドロキシル基は、Greene and Wutsに記載される方法を使用して保護され、次いでこの添加剤が、塩基および過酸化物(例えば、THF/水中のLiOHおよびH)での処理により除去される。このヒドロキシルはまた、スキーム8のパート3においてアルドールについて上に記載されたように、アルキル化され得る。
【0127】
スキーム8のパート7において、ケトンが、Angew.Chem.Int.Ed.2006,45(46),7736に記載されるように、ニトロオレフィンによって転換される。次いで、このニトロオレフィンは、不活性溶媒(例えば、THF)中で、銅(I)塩(例えば、CuI)およびトリメチルシリルクロリドの存在下でビニルマグネシウムブロミドで処理される。次いで、ビニル基の付加後のニトロアルキル生成物は、不活性極性溶媒(例えば、DMSO)中で亜硝酸ナトリウムおよび酢酸で処理することにより、酸に転換される。
【0128】
数種の型のAは、市販されているか、または文献に記載されている。ここでXはOまたはNHであり、そしてYはハロゲン化物であるか、あるいはA−Yはアルケンを含む。以下のスキームは、Aを生成するためのさらなる一般方法を記載する。
【0129】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0130】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
スキーム9のパート1において(AにおいてYはハロゲンである);出発化合物6aは代表的に、市販の芳香族化合物であり、これは、ハロゲンYと、ケトン6bに転換され得る基Zとを含む。代表的なZ基は、例えば、ハロゲン化物、酸、またはアルデヒドである。
【0131】
Zが酸である場合、6aは、塩基(例えば、DIPEA)およびWeinrebアミン(Me−NH−OMe)の存在下でカップリング剤(例えば、HATU、EDC)で処理されて、Weinrebアミドを形成する。次いで、このアミドは、求核試薬(例えば、TMS−CF)で処理されて、CF置換ケトン6bを形成するか、または溶媒(例えば、THF)中−78℃でGrignard剤(例えば、MeMgBr)で処理されて、メチルケトン6bを形成する。
【0132】
Zがハロゲンである場合、より反応性が高いハロゲンへの最初の転換は、必要である場合、不活性溶媒(例えば、アセトニトリル)中でのNaIおよび塩化アセチルでの処理によって行われる。次いで、このハロゲンは、エトキシビニルスタンナンでStille反応によってケトンに転換される。このハロゲン化物は、不活性溶媒(例えば、トルエン)中でスタンナンおよびパラジウム(II)触媒(例えば、PdCl(PPh)により処理され、その後、この生成物が2MのHClで処理されて、ケトン6bを与える。いくつかの場合において、このハライド基からのアルキルリチウム試薬の形成は、−78℃でTHF中でnBuLiで処理し、次いでN−メトキシ−N−メチルアミドを添加することにより行われて、ケトン6bを与え得る(例えば、N−メトキシ−N−メチルアセトアミドは、Rがメチルケトン6bであるものを与える)。ケトン6bを生成させる最後の方法は、ビニル基を介する。6aは、パラジウム触媒(例えば、PdCl(dppf))の存在下でビニルトリフルオロボレートで処理され、次いでこのビニル生成物がその後、極性溶媒(例えば、メタノール)中低温でオゾン分解されて、アルデヒドを与える。次いで、このアルデヒドは、求核試薬(例えば、TSM−CF)またはGrignard試薬(例えば、MeMgBr)で処理されて、第二級アルコール生成物を与える。次いで、この第二級アルコールは、Dess Martinペルヨージナンで酸化されて、所望のケトン6bを与えるか、またはA自体として使用され得る。
【0133】
キラルアルコール(XはOである)およびアミン(XはNHである)Aは、ケトン6bに対してキラル還元法を使用して生成される。キラルアルコール6cは、6bから、文献において利用可能である多数のキラル反応法のうちの1つを使用して形成される。代表的に、ジクロロ(p−クメン)ルテニウム(II)二量体および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミンが水中で合わせられ、そしてギ酸ナトリウムおよび6bが、水混和性の溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)中で添加される。次いで、この反応物が、周囲温度と還流温度との間の温度で撹拌されて、XがOである6cを生成する。あるいは、キラルCBS還元が、不活性溶媒(例えば、THF)中で低温で行われ得、これもまた、キラルアルコール6cを与え得る。6cのOHの保護は、Greene and Wutsに記載される方法を使用して行われ、代表的に、TBSエーテルまたはアセチル基が使用されて、A(XはOである)を与える。
【0134】
あるいは、キラルA(XはNHである)を作製するために、ケトン6bは最初に、キラルイミン(R10はキラル基である)に転換され、次いで、文献に記載される種々の方法を使用して、還元される。例えば、キラルスルフィンアミドは、ケトン6bと反応して、キラルスルフィンイミン6dを与え、次いでこれは、適切な還元剤(代表的に、NaBH、またはセレクトリド(selectride)、または上記キラルアルコールに関して記載されたような、ジクロロ(p−クメン)ルテニウム(II)二量体および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミンを用いるNoyori型還元)で還元される。次いで、このスルフィンアミド添加剤は、適切な有機溶媒(例えば、メタノール)中で、鉱酸(好ましくはHCl)での処理により除去されて、XがNHである6eを与える。次いで、NH基の保護は、Greene and Wutsに記載されるように行われて、A(XはNHである)を生成し得る。
【0135】
スキーム9のパート2において、YがHであり、そしてA−Yが−CH=CHを含む、化合物A(メタセシスおよびクロスカップリング反応の前駆体)の合成が図示される。例示的な方法は、以下のとおりである。
【0136】
スキーム9のパート1において生成した化合物6cまたは6eは、最初に、Xにおいて、適切な保護基を使用してGreene and Wutsに記載されるように必要に応じて保護され、次いで、ビニル基が、適切なクロスカップリング法によって、アリールまたはsp2のハロゲン化物に導入される。例えば、適切なパラジウム触媒(例えば、PdCl(dppf)またはPdCl(PPh)を使用する、適切な有機溶媒(例えば、アセトニトリル、ジクロロメタンなど)中での、熱またはマイクロ波加熱のいずれかを用いての、ビニルスタンナンまたはテトラフルオロホウ酸ビニルとの、遷移金属により媒介されるカップリングは、アルケンAを与える。
【0137】
ビニル基を導入するために使用され得る別の代表的な方法は、YがOHであるケトン6bから出発することである。最初に、アルコールのトリフラート化が、塩基(例えば、ピリジン)の存在下でのTfOでの処理によって行われる。次いで、このケトン基は、Noyori還元によって、または上記のようにスルホンアミドを介して還元されて、キラルアルコールまたはアミンを与える。次いで、このキラルアルコールまたはアミンは、Greene and Wutsに記載されるように保護され、次いで、このトリフラートは、Stilleカップリングでビニルクロスカップリング試薬(例えば、ビニルスタンナン)と反応させられるか、または上記のようにビニルトリフルオロボレートと反応させられて、アルケンを導入する。6bケトンを使用するアルケン生成のさらなる例は、アリル基の導入を介する。従って、YがOHである6bは、不活性溶媒中、適切な塩基(例えば、炭酸アルカリ金属であり、好ましくは炭酸カリウム)の存在下で、臭化アリルで処理されて、6fを形成する。次いで、化合物6fは、ケトン6bと類似であるので、パート1において上に記載されたように、XがOまたはNHである、保護基PGを有する化合物Aに転換され得る。
【0138】
薬学的処方物
本発明の化合物は、従来のキャリアおよび賦形剤(これらは、通常の実施に従って選択される)と処方される。錠剤は、賦形剤、滑り剤、充填剤、および結合剤などを含有する。水性処方物は、滅菌形態で調製され、そして経口投与以外による送達が意図される場合、一般に、等張性である。
【0139】
活性成分が単独で投与されることが可能であるが、これらの活性成分を薬学的処方物として提供することが好ましくあり得る。本発明の処方物(獣医学用とヒトでの使用のためとの両方)は、少なくとも1種の活性成分を、1種以上の受容可能なキャリア、および必要に応じて他の治療成分と一緒に、含有する。
【0140】
経口投与に適した本発明の処方物は、各々が所定の量の活性成分を含有する不連続な単位(例えば、カプセル剤、カシェ剤または錠剤)として;粉末または顆粒として;水性液体中または非水性液体中の溶液または懸濁物として;あるいは水中油型液体エマルジョンまたは油中水型液体エマルジョンとして、提供され得る。この活性成分はまた、ボーラス、舐剤、またはペーストとして、投与され得る。
【0141】
活性成分の有効用量は、少なくとも、処置される状態の性質、毒性、その化合物が予防的に(より低い用量で)使用されるのか活性なウイルス感染に対して使用されるのか、送達方法、および薬学的処方物に依存し、そして臨床医によって、従来の用量増大研究を使用して決定される。有効用量は、体重1kgあたり1日あたり約0.0001mg〜約100mgであると予測され得る。代表的には、体重1kgあたり1日あたり約0.01mg〜約10mgである。より代表的には、体重1kgあたり1日あたり約0.01mg〜約5mgである。最も代表的には、体重1kgあたり1日あたり約0.05mg〜約0.5mgである。例えば、約70kgの体重の成人についての毎日の候補用量は、1mg〜1000mgの範囲、好ましくは5mg〜500mgであり、そして単一用量または多用量の形態を取り得る。
【0142】
併用療法
本発明の化合物は、1種以上の活性な剤と組み合わせられ得る。組み合わせられるべき適切な活性な剤の非限定的な例としては、本発明の1種以上の化合物と、1種以上のインターフェロン、リバビリンまたはそのアナログ、HCV NS3プロテアーゼ阻害剤、NS5a阻害剤、α−グルコシダーゼ1阻害剤、ヘパトプロテクタント(hepatoprotectant)、メバロネート脱炭酸酵素アンタゴニスト、レニン−アンギオテンシン系のアンタゴニスト、他の抗線維症剤、エンドセリンアンタゴニスト、HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシド阻害剤またはヌクレオチド阻害剤、HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシド阻害剤、HCV NS5A阻害剤、TLR−7アゴニスト、シクロフィリン阻害剤、HCV IRES阻害剤、薬物速度論増強剤、およびHCVを処置するための他の薬物;またはこれらの組み合わせとの組み合わせが挙げられる。
【0143】
より具体的には、併用されるべき1種以上の化合物は、以下からなる群より選択される:
1)インターフェロン(例えば、PEG化rIFN−α2b(PEG−イントロン)、PEG化rIFN−α2a(ペガシス)、rIFN−α2b(イントロンA)、rIFN−α2a(ロフェロン−A)、インターフェロンα(MOR−22、OPC−18、アルファフェロン(Alfaferone)、アルファナチベ(Alfanative)、マルチフェロン(Multiferon)、スバリン(subalin))、インターフェロンアルファコン−1(インフェルゲン(Infergen))、インターフェロンα−n1(ウェルフェロン(Wellferon))、インターフェロンα−n3(アルフェロン(Alferon))、インターフェロン−β(アボネックス(Avonex)、DL−8234)、インターフェロン−ω(ωDUROS、バイオメド(Biomed)510)、アルブインターフェロン(albinterferon)α−2b(アルブフェロン(Albuferon))、IFNαXL、BLX−883(ロクテロン(Locteron))、DA−3021、グリコシル化インターフェロンα−2b(AVI−005)、PEG−インフェルゲン、PEG化インターフェロンλ(PEG化IL−29)、およびベロロフォン(belerofon));
2)リバビリンおよびそのアナログ(例えば、リバビリン(レベトール、コペガス)、およびタリバビリン(taribavirin)(Virami3));
3)HCV NS3プロテアーゼ阻害剤(例えば、ボセプレビル(boceprevir)(SCH−503034、SCH−7)、テラプレビル(telaprevir)(VX−950)、VX−813、TMC−435(TMC435350)、ABT−450、BI−201335、BI−1230、MK−7009、SCH−900518、VBY−376、VX−500、GS−9256、GS−9451、BMS−790052、BMS−605339、PHX−1766、AS−101、YH−5258、YH5530、YH5531、およびITMN−191(R−7227));
4)α−グルコシダーゼ1阻害剤(例えば、セルゴシビル(celgosivir)(MX−3253)、ミグリトール、およびUT−231B);
5)ヘパトプロテクタント(例えば、エメリカサン(emericasan)(IDN−6556)、ME−3738、GS−9450(LB−84451)、シリビリン(silibilin)、およびMitoQ);
6)HCV NS5Bポリメラーゼのヌクレオシド阻害剤またはヌクレオチド阻害剤(例えば、R1626、R7128(R4048)、IDX184、IDX−102、PSI−7851、BCX−4678、バロピシタビン(valopicitabine)(NM−283)、GS−6620およびMK−0608);
7)HCV NS5Bポリメラーゼの非ヌクレオシド阻害剤(例えば、フィリブビル(filibuvir)(PF−868554)、ABT−333、ABT−072、BI−207127、VCH−759、VCH−916、JTK−652、MK−3281、VBY−708、VCH−222、A848837、ANA−598、GL60667、GL59728、A−63890、A−48773、A−48547、BC−2329、VCH−796(ネスブビル(nesbuvir))、GSK625433、BILN−1941、XTL−2125、およびGS−9190);
8)HCV NS5A阻害剤(例えば、AZD−2836(A−831)、AZD−7295(A−689)、およびBMS−790052);
9)TLR−7アゴニスト(例えば、イミキモッド、852A、GS−9524、ANA−773、ANA−975、AZD−8848(DSP−3025)、PF−04878691、およびSM−360320);
10)シクロフィリン阻害剤(例えば、DEBIO−025、SCY−635、およびNIM811);
11)HCV IRES阻害剤(例えば、MCI−067);
12)薬物速度論増強剤(例えば、BAS−100、SPI−452、PF−4194477、TMC−41629、GS−9350、GS−9585、およびロキシスロマイシン(roxythromycin));
13)HCVを処置するための他の薬物(例えば、サイモシンα1(ザダキシン(Zadaxin))、ニタゾキサニド(アリネア(Alinea)、NTZ)、BIVN−401(ビロスタット(virostat))、PYN−17(アルチレックス(altirex))、KPE02003002、アクチロン(actilon)(CPG−10101)、GS−9525、KRN−7000、シバシル(civacir)、GI−5005、XTL−6865、BIT225、PTX−111、ITX2865、TT−033i、ANA 971、NOc−205、タルバシン(tarvacin)、EHC−18、VGX−410C、EMZ−702、AVI 4065、BMS−650032、BMS−791325、バビツキシマブ(Bavituximab)、MDX−1106(ONO−4538)、オグルファニド(Oglufanide)、FK−788、およびVX−497(メリメポジブ(merimepodib))
14)メバロネート脱炭酸酵素アンタゴニスト(例えば、スタチン、HMGCoAシンターゼ阻害剤(例えば、ヒメグルシン(hymeglusin))、スクアレン合成阻害剤(例えば、ザラゴジン酸(zaragozic acid)));
15)アンギオテンシンIIレセプターアンタゴニスト(例えば、ロサルタン、イルベサルタン(irbesartan)、オルメサルタン、カンデサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、エプロサルタン(eprosartan));
16)アンギオテンシン変換酵素阻害剤(例えばカプトプリル、ゾフェノプリル、エナラプリル、ラミプリル、キナプリル、リジノプリル、ベナゼプリル、ホシノプリル);
17)他の抗線維症剤(例えば、アミロライド)ならびに
18)エンドセリンアンタゴニスト(例えば、ボセンタンおよびアンブリセンタン(ambrisentan))。
【0144】
なお別の実施形態において、本願は、本発明の薬学的組成物;ならびにHIVプロテアーゼ阻害化合物、逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤、逆トランスクリプターのHIVヌクレオチド阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、gp41阻害剤、CXCR4阻害剤、gp120阻害剤、CCR5阻害剤、インターフェロン、リバビリンアナログ、NS3プロテアーゼ阻害剤、NS5a阻害剤、α−グルコシダーゼ1阻害剤、シクロフィリン阻害剤、ヘパトプロテクタント、HCVの非ヌクレオシド阻害剤、およびHCVを処置するための他の薬物、ならびにこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のさらなる治療剤を含有する、第二の薬学的組成物を含む、併用療法を提供する。
【0145】
より具体的には、本発明の1種以上の化合物は、1)HIVプロテアーゼ阻害剤(例えば、アンプレナビル(amprenavir)、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル(lopinavir)、リトナビル、ロピナビル+リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビル(tipranavir)、ブレカナビル(brecanavir)、ダルナビル(darunavir)、TMC−126、TMC−114、モゼナビル(mozenavir)(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、AG1859、DG35、L−756423、RO0334649、KNI−272、DPC−681、DPC−684、およびGW640385X、DG17、PPL−100)、2)逆トランスクリプターゼのHIV非ヌクレオシド阻害剤(例えば、カプラビリン(capravirine)、エミビリン(emivirine)、デラビルジン、エファビレンツ、ネビラピン、(+)カラノリドA(calanolide A)、エトラビリン(etravirine)、GW5634、DPC−083、DPC−961、DPC−963、Mb−150、およびTMC−120、TMC−278(リルピビリン(rilpivirine))、エファビレンツ、BILR 355 BS、VRX 840773、UK−453,061、RDEA806)、3)逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオシド阻害剤(例えば、ジドブジン、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン(stavudine)、ザルシタビン、ラミブジン、アバカビル、アムドキシビル(amdoxovir)、エルブシタビン(elvucitabine)、アロブジン(alovudine)、Mb−210、ラシビル(racivir)(±−FTC)、D−d4FC、エムトリシタビン、ホスファジド、フォジブジンジドキシル(fozivudine tidoxil)、フォサルブジンチドキシル(fosalvudine tidoxil)、アプリシチビン(apricitibine)(AVX754)、アムドキシビル、KP−1461、アバカビル+ラミブジン、アバカビル+ラミブジン+ジドブジン、ジドブジン+ラミブジン)、4)逆トランスクリプターゼのHIVヌクレオチド阻害剤(例えば、テノホビル、フマル酸テノホビルジソプロキシル+エムトリシタビン、フマル酸テノホビルジソプロキシル+エムトリシタビン+エファビレンツ、およびアデホビル)、5)HIVインテグラーゼ阻害剤(例えば、クルクミン、クルクミンの誘導体、チコル酸(chicoric acid)、チコル酸の誘導体、3,5−ジカフェオイルキニン酸、3,5−ジカフェオイルキニン酸の誘導体、オーリントリカルボン酸、オーリントリカルボン酸の誘導体、カフェー酸フェネチルエステル、カフェー酸フェネチルエステルの誘導体、チルホスチン(tyrphostin)、チルホスチンの誘導体、ケルセチン、ケルセチンの誘導体、S−1360、ジンテビル(zintevir)(AR−177)、L−870812、およびL−870810、MK−0518(ラルテグラビル(raltegravir))、BMS−707035、MK−2048、BA−011、BMS−538158、GSK364735C)、6)gp41阻害剤(例えば、エンフビルチド(enfuvirtide)、シフビルチド(sifuvirtide)、FB006M、TRI−1144、SPC3、DES6、Locus gp41、CovX、およびREP 9)、7)CXCR4阻害剤(例えば、AMD−070)、8)侵入阻害剤(entry inhibitor)(例えば、SP01A、TNX−355)、9)gp120阻害剤(例えば、BMS−488043およびBlockAide/CR)、10)G6PDオキシダーゼ阻害剤およびNADHオキシダーゼ阻害剤(例えば、イムニチン(immunitin))、10)CCR5阻害剤(例えば、アプラビロク(aplaviroc)、ビクリビロク(vicriviroc)、INCB9471、PRO−140、INCB15050、PF−232798、CCR5mAb004、およびマラビロク(maraviroc))、11)インターフェロン(例えば、PEG化rIFN−α2b、PEG化rIFN−α2a、rIFN−α2b、IFNα−2bXL、rIFN−α2a、コンセンサスIFNα、インフェルゲン、レビフ、ロクテロン、AVI−005、PEG−インフェルゲン、PEG化IFN−β、経口インターフェロンα、フエロン、レアフェロン、インターマックスα、r−IFN−β、インフェルゲン+アクチムン、IFN−ωとDUROS、およびアルブフェロン)、12)リバビリンアナログ(例えば、レベトール、コペガス、VX−497、およびビラミジン(タリバビリン))、13)NS5a阻害剤(例えば、A−831、A−689、およびBMS−790052)、14)NS5bポリメラーゼ阻害剤(例えば、NM−283、バロピシタビン、R1626、PSI−6130(R1656)、IDX184、PSI−7851、HCc−796、BILB 1941、MK−0608、NM−107、R7128、VCH−759、PF−868554、GSK625433、およびXTL−2125)、15)NS3プロテアーゼ阻害剤(例えば、SCH−503034(SCH−7)、VX−950(テラプレビル)、ITMN−191、およびBILN−2065)、16)α−グルコシダーゼ1阻害剤(例えば、MX−3253(セルゴシビル)およびUT−231B)、17)ヘパトプロテクタント(例えば、IDN−6556、ME 3738、MitoQ、およびLB−84451)、18)HCVの非ヌクレオシド阻害剤(例えば、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾ−1,2,4−チアジアジン誘導体、およびフェニルアラニン誘導体)、19)HCVを処置するための他の薬物(例えば、ザダキシン、ニタゾキサニド(アリネア)、BIVN−401(ビロスタット)、DEBIO−025、VGX−410C、EMZ−702、AVI 4065、バビツキシマブ、オグルファニド、PYN−17、KPE02003002、アクチロン(CPG−10101)、KRN−7000、シバシル、GI−5005、ANA−975、XTL−6865、ANA 971、NOc−205、タルバシン、EHC−18、およびNIM811)、19)薬物速度論増強剤(例えば、BAS−100、SPI−452、PF−4194477、TMC−41629、GS−9350、GS−9585、およびロキシスロマイシン)、20)RNAse H阻害剤(例えば、ODN−93およびODN−112)、21)他の抗HIV抗原(例えば、VGc−1、PA−457(ベビリマト(bevirimat))、アンプリゲン(ampligen)、HRG214、サイトリン(cytolin)、ポリムン(polymun)、VGX−410、KD247、AMZ 0026、CYT 99007、A−221 HIV、BAY 50−4798、MDX010(イプリムマブ(iplimumab))、PBS119、ALG889、およびPA−1050040からなる群より選択される1種以上の化合物と組み合わせられ得る。
【0146】
この実施形態の特定の局面において、このさらなる治療剤は、リバビリン、テラプレビル、ボセプレビルおよびソホスブビル(GS−7977(以前はPSI−7977))から選択される。
【0147】
本明細書中に記載される併用療法は、同時投薬計画または連続投薬計画で施され得る。連続的に投与される場合、この組み合わせは、2回以上の投与で投与され得る。
【0148】
本発明の化合物と、1種以上の他の活性な剤との同時投与は、一般に、本発明の化合物と、1種以上の他の活性な剤との、同時の投与または連続的な投与をいい、その結果、治療有効量の、本発明の化合物と1種以上の他の活性な剤との両方が、患者の身体内に存在する。
【0149】
ウイルス感染を処置する方法
本願は、フラビウイルス科ウイルス感染を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の本明細書中に記載される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを、その必要があるヒト被験体に投与する工程を包含する。
【0150】
コロナウイルス科ウイルス感染を処置する方法もまた提供され、この方法は、治療有効量の本明細書中に記載される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグを、その必要があるヒト被験体に投与する工程を包含する。
【0151】
1つの実施形態において、疾患を阻害または処置する方法は、動物に、有効量の本発明の1種もしくは1種より多くの化合物またはその薬学的に受容可能な塩、同位体、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、エステルもしくはプロドラッグ、および薬学的に受容可能なキャリアを含有する組成物を投与する工程を包含する。投与されるべき組成物は、上記のように、二次的な治療剤をさらに含有してもよい。
【0152】
本願の方法は、ヒトでの使用のために特に適切であるが、他の動物(特に、哺乳動物であり、例えば、非ヒト霊長類、家庭用動物(companion animal)、農場の動物、実験室の動物、ならびに野生動物および動物園の動物)で使用されてもよい。
【0153】
本願の方法は、フラビウイルス科のウイルスによって直接的にかまたは間接的に引き起こされる疾患を処置するために、特に有用である。なぜなら、本発明の化合物は、これらのウイルスに対する阻害活性を有するからである。従って、いくつかの実施形態において、本発明の方法は、C型肝炎ウイルスによって引き起こされる疾患を阻害または処置する際に使用される。従って、いくつかの実施形態において、本発明の方法は、B型肝炎ウイルスによって引き起こされる疾患を阻害または処置する際に使用される。ある局面において、このような方法は、ウイルス感染によって引き起こされる疾患(例えば、デング熱、黄熱、C型肝炎、日本脳炎、キャサヌール森林病、マレーバレー脳炎、セントルイス脳炎、ダニ媒介脳炎または西ナイル脳炎)を罹患する患者に応用される。
【0154】
いくつかの実施形態において、持続的なウイルス学的応答は、約12週間、約10週間、約8週間、約6週間、もしくは約4週間、または約4か月、約5か月、もしくは約6か月、または約1年、もしくは約2年で達成される。
【0155】
本願の方法はまた、コロナウイルス科のウイルスによって直接的にかまたは間接的に引き起こされる疾患を処置するために、特に有用である。なぜなら、本発明の化合物は、これらのウイルスに対する阻害活性を有するからである。従って、いくつかの実施形態において、本発明の方法は、SARSコロナウイルス(SARS coronarirus)によって引き起こされる疾患を阻害または処置する際に使用される。ある局面において、このような方法は、ウイルス感染によって引き起こされる疾患(例えば、重症急性呼吸器症候群(SARS)、がん、炎症、肥満症、後天性免疫不全症候群(AIDS)、または肝硬変症)を罹患する患者に応用される。
【0156】
別の局面において、本明細書中に開示される化合物は、がんを処置するために使用され得る。なお別の局面において、本明細書中に開示される化合物は、免疫調節のために使用され得る。従って、いくつかの実施形態において、本発明の方法は、免疫応答を、例えば、免疫増強、免疫抑制、または免疫学的寛容の誘導において所望のレベルまで調節することを包含する。
【0157】
いくつかの実施形態において、この化合物は、約12週間にわたって投与される。さらなる実施形態において、この化合物は、約12週間もしくはそれより短期間、約10週間もしくはそれより短期間、約8週間もしくはそれより短期間、約6週間もしくはそれより短期間、または約4週間もしくはそれより短期間にわたって投与される。この化合物は、1日1回、1日2回、1日おきに1回、1週間に2回、1週間に3回、1週間に4回、または1週間に5回、投与され得る。
【0158】
別の局面において、本明細書中に開示される化合物は、がんを処置するために使用され得る。なお別の局面において、本明細書中に開示される化合物は、免疫調節のために使用され得る。従って、いくつかの実施形態において、本発明の方法は、免疫応答を、例えば、免疫増強、免疫抑制、または免疫学的寛容の誘導において所望のレベルまで調節することを包含する。
【実施例】
【0159】
以下の実施例は、単なる例示であり、本開示をいかなる方法でも限定しない。
【0160】
【表1A-1】
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【0161】
【表1A-2】
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【0162】
【表1A-3】
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実施例1:(E)−(2R,5S,11S,14S,17R,18R)−18−ヒドロキシ−14−イソプロピル−2,11,17−トリメチル−3,9,12,15,28−ペンタアザ−トリシクロ[21.3.1.15,9]オクタコサ−1(26),21,23(27),24−テトラエン−4,10,13,16−テトラオン
【0163】
【化31】
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1−((1R,5S)−10,10−ジメチル−3,3−ジオキソ−3λ−チア−4−アザ−トリシクロ[5.2.1.01,5]デカ−4−イル)−プロパン−1−オン(3.95g,14.55mmol)のトルエン(50mL)中の溶液を調製し、次いでエバポレートして乾固させた。このプロセスを繰り返し、そして得られた白色固体を無水ジクロロメタン(16mL)に溶解させた。少量の水素化カルシウムを添加し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(3.83mL,14.5mmol)および無水トリエチルアミン(2.33mL,16.7mmol)を添加した。この反応混合物を窒素雰囲気下室温(「RT」)で15時間(「h」)撹拌した。得られた溶液をエバポレートして、濃厚なペーストを得、これを無水ジクロロメタン(15mL)に再度溶解させ、そして4−ペンテナール(2.69g,32.0mmol)および四塩化チタン(ジクロロメタン中1M,32mL,32mmol)の無水ジクロロメタン(20mL)中の撹拌溶液に窒素雰囲気下−78℃で滴下により添加した。この反応物を−78℃で30分間(「min」)撹拌し、その後、塩化アンモニウム飽和水溶液(100mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその水層をジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、褐色ガム状物質を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル4:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.09g,60%)を無色ガム状物質として得た。
【0164】
【化32】
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1a(12.0g,0.034mol)の無水ジクロロメタン(520mL)中の溶液を0℃まで冷却し、その後、ピリジン(5.5mL,0.068mol)を添加し、次いでトリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(9mL,0.039mol)を添加した。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで室温まで温め、そしてさらに1.5時間撹拌した。この反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム(400mL)で洗浄した。その水性洗浄液をジクロロメタン(200mL)で逆抽出した。その有機層を合わせ、そして希薄ブライン(200mL)および2Mの塩酸(200mL)で洗浄した。この溶液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、表題生成物(15.29g,96%)を白色固体として得た。
【0165】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
1b(15.29g,0.0325mol)のテトラヒドロフラン(300mL)中の溶液を調製し、そして水酸化リチウムの2Mの水溶液(120mL)を添加した。この撹拌混合物を60℃で15時間加熱した。この反応物を2Mの塩酸(250mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその水性物質を酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、クリーム色の固体(16.7g)を得た。その固体を、3:7の酢酸エチル/イソ−ヘキサンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(7.18g,81%)を無色ガム状物質として得た。
【0166】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオン酸(3.28g,17.32mmol)のアセトニトリル(160mL)中の溶液を0℃まで冷却し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(12mL,69.3mmol)を添加し、次いで2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(6.57g,17.32mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で20分間撹拌し、そして(S)−ヘキサヒドロピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロエチルエステルトリフルオロ酢酸塩(Angew.Chem.Int.Ed.Engl.1999,38,2443に記載される調製,6.49g,17.3mmol)のアセトニトリル(80mL)中の溶液を添加した。この反応物を室温まで温め、そして15時間撹拌した。この反応混合物をエバポレートし、次いで酢酸エチル(150mL)に再度溶解させた。この溶液をブライン(150mL)で洗浄した。そのブラインを酢酸エチル(50mL)で逆抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、暗色油状物を得た。この油状物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(6.88g,92%)を無色ガム状物質として得た。
【0167】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
1d(6.88g,15.9mmol)のジクロロメタン(200mL)中の溶液を調製し、そしてトリフルオロ酢酸(50mL)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。TLCは、この反応が完了したことを示した。この溶液をエバポレートして、褐色油状物を得た。これをトルエン(50mL)と共沸し、そして得られた油状物を減圧下で乾燥させて、(S)−1−((S)−2−アミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルトリフルオロ酢酸塩(7.8g)を褐色ガム状物質として得た。((S)−1−カルバモイル−2−メチルプロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルのアセトニトリル(300mL)中の溶液を0℃まで冷却し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(13.8mL,79.7mmol)および2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(6.33g,16.7mmol)を添加した。この反応物を0℃で15分間撹拌し、その後、(S)−1−((S)−2−アミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルトリフルオロ酢酸塩(約15.9mmol)のアセトニトリル(85mL)中の溶液を添加した。この反応物を0℃でさらに20分間撹拌し、次いで室温まで温め、そして15時間撹拌した。この反応混合物をエバポレートし、次いで酢酸エチル(250mL)に再度溶解させた。この溶液を水(150mL)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、赤色油状物を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル7:3、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(8.2g,92%)を淡橙色非晶質固体として得た。
【0168】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
1e(10.0g,18.5mmol)の無水ジクロロメタン(200mL)中の溶液を調製し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(5mL,27.75mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(13.2mL,75.8mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をエバポレートして乾固させた。その残渣をアセトニトリル(200mL)に再度溶解させ、そして(2R,3R)−3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−2−メチル−ヘプタ−6−エン酸(5.04g,18.5mmol)のアセトニトリル(60mL)中の溶液を添加し、その後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(5.0g,26.4mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(4.4g,26.4mmol)を添加した。この反応混合物を室温で15時間撹拌した。これをエバポレートして、濃厚な黄色油状物を得た。この油状物を、1:1の酢酸エチル/イソ−ヘキサン、次いで3:2の酢酸エチル/イソ−ヘキサンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(8.75g,69%)を白色固体として得た。
【0169】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−ブロモ−α−メチルベンジルアミン(1.023g,5.112mmol)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を、トリエチルアミン(720μL,5.112mmol)および重炭酸ジ−tert−ブチル(1.784g,8.179mmol)で順番に処理した。室温で一晩撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/ジエチルエーテルの1:0から4:1までの連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.552g,100%)を白色固体として得た。
【0170】
【化38】
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1g(10.26g,0.0342mol.)およびトリブチル(ビニル)スズ(32.5g,30mL,0.103mol.)のトルエン(175mL)中の溶液を窒素で30分間パージし、その後、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(2.38g,0.0034mol.)を添加した。この撹拌混合物を60℃で16時間加熱し、その後、室温まで冷却した。この反応混合物をhyflo−supercelで濾過し、次いでエバポレートして、暗色油状物を得た。この油状物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル19:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(6.95g,82%)を黄色油状物として得た。
【0171】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
1h(6.95g,28.1mmol.)の1,4−ジオキサン(30mL)中の溶液を調製し、そして塩化水素の1,4ジオキサン中の溶液(4M,60mL)を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いでエバポレートして乾固させた。得られた固体をトルエンに再度溶解させ、そしてエバポレートした。その固体をジエチルエーテルで摩砕し、これをデカンテーションにより除去した。次いで、その固体を減圧下で乾燥させて、表題化合物(4.96g,96%)をオフホワイトの固体として得た。
【0172】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
1f(8.75g,12.75mmol)のテトラヒドロフラン(350mL)中の溶液を調製し、そして亜鉛粉末(8.44g,127.5mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウムの1Mの水溶液(90mL,90mmol)を添加した。この反応混合物を16時間激しく撹拌し、次いでhyflo−supercelで濾過した。この溶液を氷浴で冷却し、その後、塩化アンモニウム水溶液(350mL)を添加した。これを再度冷却し、その後、2Mの塩酸の添加によってpH1に酸性にした。その層を分離し、そしてその水性物質を酢酸エチル(2×250mL)で抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、白色固体を得た。この固体をトルエン(3×200mL)と共沸し、次いで減圧下で乾燥させて白色固体を得(6.16g)、これをアセトニトリル(400mL)に溶解させ、その後、(R)−1−(3−ビニル−フェニル)−エチルアミン塩酸塩(2.34g,12.75mmol)を添加し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(8.9mL,51mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(6.8g,17.85mmol)を添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでエバポレートして、褐色ガム状物質を得た。このガム状物質を、酢酸エチル、次いで1:4のアセトン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(5.51g,76%)をクリーム色の固体として得た。
【0173】
【化41】
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1j(0.50g,0.88mmol)の無水ジクロロメタン(20mL)中の溶液を氷浴で冷却し、その後、ピリジン(92μL,1.14mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(242μL,1.05mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で15分間撹拌し、次いで室温まで温め、そして1時間撹拌した。この反応混合物をエバポレートし、そしてその残渣を、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(477mg,80%)を白色固体として得た。
【0174】
【化42】
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1k(477mg,0.7mmol)の1,2−ジクロロエタン(250mL)中の溶液を調製し、そしてHoveyda−Grubbs第2世代触媒(43mg,0.07mmol)を添加した。この撹拌している反応混合物を80℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、その後、シリカゲルを添加した。この混合物を10分間撹拌し、次いでエバポレートし、そしてその残渣を、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(198mg,43%)を白色固体として得た。
【0175】
【化43】
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1l(198mg,0.3mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を氷浴で冷却し、その後、テトラヒドロフラン中テトラブチルアンモニウムフルオリドの1M溶液(1.5mL,1.5mmol)を添加した。この反応物を室温まで温め、そして1時間撹拌した。この反応混合物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(20mL)で処理し、そして酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。この抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、1:9のアセトン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(150mg,92%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, d−DMSO) δ 0.83 (d, J=6.5 Hz, 3H), 0.85 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.12−1.21 (m, 4H), 1.28 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.36 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.40−1.90 (m, 7H), 1.92−2.08 (m, 1H), 2.19−2.34 (m, 2H), 2.67−2.80 (m, 1H), 3.56−3.65 (m, 1H), 3.99−4.12 (m, 1H), 4.22 (br d, J=12.2 Hz, 1H), 4.75 (d, J=11.8 Hz, 1H), 4.87−4.99 (m, 1H), 5.12−5.24 (m, 1H), 5.40 (d, J=4.5 Hz, 1H), 6.14−6.33 (m, 2H), 7.10−7.35 (m, 5H), 7.88 (d, J=8.3 Hz, 1H), 8.55 (d, J=8.3 Hz, 1H). LCMS(m/z)542.3[M+H], Tr=1.87分。
【0176】
実施例2:(E)−(2R,5S,11S,14S,17R,18R)−14−イソプロピル−2,11,17−トリメチル−18−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−3,9,12,15,28−ペンタアザ−トリシクロ[21.3.1.15,9]オクタコサ−1(26),21,23(27),24−テトラエン−4,10,13,16−テトラオン
【0177】
【化44】
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ヘキサメチルジシラザン(235μL,1.13mmol)の無水テトラヒドロフラン(4mL)中の溶液を−10℃まで冷却し、その後、n−ブチルリチウムの2.5M溶液(380μL,0.94mmol)を添加した。この撹拌混合物を0℃で10分間温め、その後、−78℃まで冷却した。化合物1(102mg,0.188mmol)の無水ジメチルホルムアミド(1.5mL)および無水テトラヒドロフラン(1.5mL)中の溶液を2分間かけて滴下により添加し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(135μL,0.94mmol)を添加した。この反応混合物を窒素雰囲気下−78℃で撹拌し、次いで室温まで次第に温めた。この反応混合物を、塩化アンモニウムの飽和水溶液(15mL)の添加によりクエンチした。この混合物を酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。この抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、1:9のアセトン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、無色ガム状物質(65mg)を得た。このガム状物質を、2:3のアセトニトリル/水で溶出する10gのC18カートリッジを使用する逆相クロマトグラフィーによりさらに精製した。部分的にエバポレートした画分を酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。この抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、表題生成物(17mg,30%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.92 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.96 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.32 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.39 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.50 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.74−1.85 (m, 1H), 1.86−2.08 (m, 3H), 2.10−2.40 (m, 3H), 2.57−2.78 (m, 2H), 3.19−3.31 (m, 1H), 3.49 (app t, J=6.7 Hz, 1H), 3.58−3.79 (m, 4H), 3.81−4.18 (m, 2H), 4.49 (br d, J=12.3 Hz, 1H), 5.03−5.17 (m, 1H), 5.32−5.47 (m, 1H), 6.14−6.30 (m, 1H), 6.37−6.72 (m, 4H), 7.06−7.30 (m, 4H). LCMS(m/z)624.3[M+H], Tr=2.57分。
【0178】
実施例3:(2R,5S,11S,14S,17R,18R)−18−ヒドロキシ−14−イソプロピル−2,11,17−トリメチル−3,9,12,15,28−ペンタアザ−トリシクロ[21.3.1.15,9]オクタコサ−1(26),23(27),24−トリエン−4,10,13,16−テトラオン
【0179】
【化45】
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化合物1(100mg,0.184mmol)のメタノール(5mL)中の溶液を調製し、そして10%の炭素担持パラジウム(5mg)を添加した。この撹拌混合物を水素雰囲気下に1.5時間置いた。この反応混合物をhyflo−supercel、次いで0.2μmのフィルターで濾過し、その後、エバポレートして、表題化合物(95mg,95%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.93 (d, J=7.1 Hz, 3H), 0.96 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.32 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.37−2.16 (m, 12H), 1.54 (d, J=6.9 Hz, 3H), 2.34−2.46 (m, 1H), 2.52−2.75 (m, 3H), 3.16−3.27 (m, 1H), 3.43−3.62 (m, 3H), 3.74 (d, J=11.8 Hz, 1H), 3.98−4.06 (m, 1H), 4.50 (d, J=13.2 Hz, 1H), 5.11−5.36 (m, 2H), 6.39−6.50 (m, 2H), 7.70 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.06−7.28 (m, 4H). LCMS(m/z)544.3[M+H], Tr=1.91分。
【0180】
実施例4
【0181】
【化46】
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水素化ナトリウム(鉱油中60%,783mg,19.6mmol)の乾燥テトラヒドロフラン中の0℃の懸濁物に、窒素下でトリエチルホスホノアセテート(3.38mL,19.6mmol)を滴下により添加した。この白色懸濁物を1時間撹拌し、この時点でこれは溶液になり、次いで、2,2−ジメチル−4−ペンテナール(2.42mL,17.8mmol)をゆっくりと添加し、そして得られた緑色/黄色溶液を0℃で撹拌し、そして室温まで温めた。72時間後、エタノール(1mL)をこの溶液に添加し、その後、水(100mL)を添加し、そしてその有機物をジエチルエーテル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機物を水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン(144mL)、次いでイソ−ヘキサン/ジエチルエーテル50:50(72mL)、次いでジエチルエーテル(48mL)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.20g,99%)を油状物として得た。
【0182】
【化47】
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室温の乾燥メタノール中の4a(3.20g,17.5mmol)に、温度上昇を監視しながら窒素下でマグネシウム粉末(1.28g,52.7mmol)をゆっくりと添加した。この添加が完了した後に、この混合物を室温で一晩撹拌した。この時間の後に、この反応物にさらなるマグネシウム粉末(852mg,35.1mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を2時間撹拌した。この混合物を2Mの塩酸でpH10からpH7に中和し、次いで減圧中で濃縮して、残渣を得た。その残渣を酢酸エチル(300mL)および水(500mL)に懸濁させ、そして層を分離した。次いで、その水相を酢酸エチル(200mL)で再度抽出し、そして合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、表題化合物(1.96g,61%)を無色油状物として得た。
【0183】
【化48】
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室温の、テトラヒドロフラン(35mL)、メタノール(9mL)および水(9mL)の混合物中の4b(2.02g,11.0mmol)に、水酸化リチウム一水和物(1.38g,32.9mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で1時間撹拌した。この時間の後に、さらなる水酸化リチウム一水和物(460mg,11.0mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を1時間撹拌した。この時間の後に、さらなる水酸化リチウム一水和物(460mg,11.0mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を30分間撹拌した。次いで、この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を水(200mL)で希釈し、そしてその有機物をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。その水相を2Mの塩酸でpH14からpH1まで酸性にし、そしてその有機物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。次いで、合わせた酢酸エチル有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、所望の生成物(1.03g,60%)を油状物として得た。
【0184】
【化49】
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1e(1.06g,2.00mmol)のジクロロメタン(10mL)中の溶液を窒素下で氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.591mL,4.00mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を1.5時間撹拌した。この反応をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL,8.00mmol)でクエンチし、そしてこの反応混合物を減圧中で濃縮して、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの白色固体を得、これをさらに精製せずに使用した。先の工程で生成した(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルに、4,4−ジメチル−ヘプタ−6−エン酸(343mg,2.20mmol)のアセトニトリル(70mL)中の溶液を添加した。この混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL,8.03mmol)を添加し、そしてこの反応物を氷水浴中で冷却し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.07g,2.80mmol)を添加した。次いで、この黄色溶液を撹拌し、そして一晩で室温まで温めた。この反応混合物を2Mの塩酸(40mL)でクエンチし、そして減圧中で濃縮した。その残渣に水(200mL)を添加し、そしてその有機物を酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。次いで、合わせた有機物をブライン(100mL)および炭酸水素ナトリウム(200mL)で洗浄した。次いで、その有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製黄色油状物(2.27g)を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル90:10(300mL)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン50:50(300mL)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン0:100を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.10g,97%)を無色油状物として得た。
【0185】
【化50】
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4d(1.10g,1.94mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)中の溶液を調製し、そして亜鉛粉末(2.79g,42.6mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(2.24g,29.0mmol)の水(10mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。飽和水性硫酸水素カリウム(pH2,30mL)および酢酸エチル(50mL)を添加し、そしてその懸濁物を、酢酸エチルで洗浄しながらhyflo−supercelで濾過した。その層を分離した。そしてその水相を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(250mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、無色ガム状物質を得た。その残渣をトルエン(3×100mL)と共沸して、表題化合物(816mg,96%)を白色固体として得た。
【0186】
【化51】
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4e(439mg,1.00mmol)をアセトニトリル(35mL)に懸濁させ、そして(R)−1−(3−ビニル−フェニル)−エチルアミン塩酸塩(202mg,1.10mmol)を添加し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(700μL,5.00mmol)を添加し、そしてこの混合物を氷水浴中で冷却し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(532mg,1.40mmol)を添加した。この反応混合物を撹拌し、そして72時間かけて室温まで温めた。この反応混合物に2Mの塩酸(20mL)を添加し、そしてこの混合物を減圧中で濃縮して、残渣を得た。その水層を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、そして合わせた酢酸エチル層をブラインで洗浄し、その後、炭酸水素ナトリウム(100mL)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル50:50、次いでニートな酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(402mg,71%)を得た。
【0187】
【化52】
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4f(402mg,0.71mmol)の1,2−ジクロロエタン(210mL)中の溶液に、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(45mg,0.07mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で1時間加熱した。この時間の後に、この混合物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチルから酢酸エチル/アセトン75:25の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。不純な生成物(240mg)を集め、これを酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製した。再精製後、少量の不純物を含む生成物(43mg)を集めた。この不純物を、ジエチルエーテルからの摩砕により除去して、表題化合物(30mg,8%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 0.89 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.92 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.96 (s, 3H), 0.97 (s, 3H), 1.35 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.50 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.59−1.83 (m, 3H), 1.85−2.00 (m, 3H), 2.09 (d, J=7.1 Hz, 2H), 2.15−2.25 (m, 1H), 2.31−2.44 (m, 1H), 2.78 (td, J=2.7, 12.7 Hz, 1H), 3.40−3.72 (m, 2H), 4.05−4.17 (m, 1H), 4.34 (br d, J=13.2 Hz, 1H), 5.05 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.35 (q, J=7.1 Hz, 1H), 6.19−6.32 (m, 1H), 6.37 (d, J=15.8 Hz, 1H), 7.15 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.21−7.29 (m, 2H), 7.37 (d, J=7.8 Hz, 1H). LCMS(m/z)540.3[M+H], Tr=2.41分。
【0188】
実施例5
【0189】
【化53】
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6−ブロモ−3−クロロ−イソキノリン(8.0g,33mmol)およびトリブチル−(1−エトキシビニル)−スズ(14.88g,14mL,41.2mmol)のトルエン(100mL)中の溶液を窒素で30分間脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(1.16g,1.65mmol,5mol%)を添加し、そしてこの反応混合物を60℃で20時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、この混合物を濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの20:1から10:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(7.1g,92%)を黄色固体として得た。
【0190】
【化54】
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5a(7.1g,30mmol)の、1,4−ジオキサン(60mL)および2Mの塩酸(30mL)中の溶液を室温で30分間撹拌した。その溶媒の大部分をエバポレートし、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機抽出物を合わせ、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をイソ−ヘキサン中5%のエーテルで摩砕し、そして得られた固体を集め、そして乾燥させて、表題化合物(6.0g,97%)を白色固体として得た。
【0191】
【化55】
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5b(1.72g,8.3mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)中の溶液を窒素下で撹拌した。チタン(IV)エトキシド(3.8g,3.45mL,16.6mmol,技術等級)を添加し、その後、(R)−(+)−2−メチル−プロパンスルフィンイミド(1.11g,9.2mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下60℃で18時間撹拌した。さらなる(R)−(+)−2−メチル−プロパンスルフィンイミド(190mg,1.67mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を65℃でさらに2時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチルおよびブラインを添加した。この懸濁物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。この酢酸エチル層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの7:3から3:7の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.2g,86%)を黄色固体として得た。
【0192】
【化56】
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(1S,2R)−(−)−シス−1−アミノ−2−インダノール(60mg,0.4mmol)、ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(122mg,0.2mmol)および粉末状の4Åのモレキュラーシーブ(2g)の混合物を無水2−プロパノール(9mL)に懸濁させ、そして窒素下で撹拌した。この懸濁物を90℃で20分間加熱した。この反応混合物を40℃まで冷却し、そして5c(1.23g,4mmol)の2−プロパノール(28mL)中の溶液を添加し、その後、カリウムtert−ブトキシド(122mg,1.1mmol)の2−プロパノール(10mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を40℃で2時間撹拌し、次いで冷却した。この混合物をシリカゲルカートリッジに直接注ぎ、そして酢酸エチルで溶出して、エバポレーション後に、表題化合物(1.19g,96%)を褐色ガム状物質として得た。
【0193】
【化57】
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5d(0.66g,2.11mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(1.85mL,6.35mmol)およびパラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)(488mg,0.42mmol)の1,4−ジオキサン(10.5mL)中の混合物を、マイクロ波バイアルに入れてキャップをした。この反応混合物を照射し、そしてマイクロ波反応器内で160℃で40分間撹拌した。第二の反応を同じ規模および条件で行い、そしてこれらの反応混合物を合わせ、そしてエバポレートした。その残渣を、1:3から1:0の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1g)を褐色ガム状物質として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 1.27 (s, 9H), 1.62 (d, J=7.7 Hz, 3H), 3.53 (br s, 1H), 4.69−4.77 (m, 1H), 5.51 (dd, J=10.7, 1.3 Hz, 1H), 6.39 (dd, J=17.4, 1.3 Hz, 1H), 6.95 (dd, J=17.2, 10.7 Hz, 1H), 7.55−7.58 (m, 2H), 7.75 (s, 1H), 7.95 (d, J=8.3 Hz, 1H), 9.20 (s, 1H). LCMS(m/z)303.0[M+H], Tr=1.48分。
【0194】
【化58】
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5eを1,4−ジオキサン中4Mの塩酸(17mL,68mmol)に懸濁させ、そしてメタノールを添加した(34mL)。この反応混合物を90分間撹拌し、次いでエバポレートした。その残渣を、メタノール、次いでメタノール性アンモニアで溶出するSCXカートリッジに通した。その塩基性画分を集め、そしてエバポレートして、表題化合物(530mg,2工程で63%)をベージュ色の固体として得た。
【0195】
【化59】
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1−((1R,5S)−10,10−ジメチル−3,3−ジオキソ−3λ−チア−4−アザ−トリシクロ[5.2.1.01,5]デカ−4−イル)−プロパン−1−オン(6.0g,22.1mmol)の無水ジクロロメタン(24mL)中の溶液を調製し、そしてトリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(5.0mL,22.1mmol)を添加し、その後、無水トリエチルアミン(3.54mL,25.4mmol)を添加した。この反応混合物を窒素雰囲気下室温で15時間撹拌した。これにより暗色溶液が得られ、これをエバポレートして油状物を得た。この油状物を無水ジクロロメタン(22mL)に溶解させ、そしてこの溶液を、クロトンアルデヒド(3.66mL,44.2mmol)および四塩化チタン(ジクロロメタン中1M,44.2mL,44.2mmol)のジクロロメタン(22mL)中の溶液に、窒素雰囲気下−78℃で滴下により添加した。この反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、その後、塩化アンモニウム溶液(30mL)を添加した。この撹拌混合物を室温まで温め、その後、層を分離した。その水層をジクロロメタン(2×25mL)で抽出した。その有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、褐色油状物を得た。この油状物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル4:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(6.7g,89%)を無色油状物として得た。
【0196】
【化60】
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5g(4.15g,12.1mmol)の無水ジクロロメタン(80mL)中の溶液を調製し、そして1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン(7.78g,36.3mmol)を添加し、その後、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(3.6g,24.2mmol)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応混合物をメタノール(3mL)で処理し、そして5分間撹拌し、その後、塩酸(2M,200mL)および酢酸エチル(250mL)を添加した。この混合物を濾過して不溶性固体を除去し、そしてその層を分離した。その水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。その有機層を合わせ、そしてブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、表題化合物(4.80g,100%)を淡褐色固体として得た。
【0197】
【化61】
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水酸化リチウムの水溶液(2M,50mL,100mmol)を、5h(4.80g,12.1mmol)のテトラヒドロフラン(130mL)中の撹拌溶液に添加した。この反応混合物を60℃で15時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、その後、部分的にエバポレートし、そして塩酸(2M,150mL)を添加した。この混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。この抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、褐色油状物(3.5g)を得た。この油状物を、イソ−ヘキサン/ジエチルエーテル1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.132g,59%)を無色油状物として得た。
【0198】
【化62】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(2.174g,4.088mmol)の無水ジクロロメタン(50mL)中の冷(0℃)溶液をトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(1.2mL,6.814mmol)で処理した。0℃で1時間後、この反応混合物をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.4mL,13.628mmol)で処理し、そして揮発性物質を減圧中で除去して、対応するアミンを黄色泡状物として得た。このアミンに、5i(539.0mg,3.407mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.4mL,13.628mmol)およびアセトニトリル(50mL)を添加した。この反応混合物を0℃まで冷却し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.814g,4.770mmol)で処理した。室温で一晩撹拌した後に、この反応を1Mの塩酸(100mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:0から1:4の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.193g,93%)を明黄色固体として得た。
【0199】
【化63】
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5j(763.4mg,1.335mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)中の溶液を、亜鉛粉末(1.920g,29.365mmol)および水(5mL)中の溶液酢酸アンモニウム(1.543g,20.025mmol)で順番に処理した。一晩撹拌した後に、この反応物をセライトで濾過し、そして2Mの塩酸でクエンチした。その水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。残留した酢酸をトルエンとの共沸により除去して、表題化合物(566.4mg,96%)を明橙色固体として得た。
【0200】
【化64】
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5k(246mg,0.6mmol)、(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチルアミン二塩酸塩(162mg,0.6mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(387mg,0.52mL,3mmol)のアセトニトリル(20mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(320mg,0.84mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。その残渣を酢酸エチルおよび飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈した。少量のメタノール(5mL)をこの懸濁物に添加して、2つの透明な層を得た。その有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、メタノール/ジクロロメタン1:20を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣をエーテルで摩砕し、そして得られた固体を集め、エーテルで洗浄し、そして乾燥させて、表題化合物(238mg,64%)を淡褐色固体として得た。
【0201】
【化65】
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5l(91mg,0.15mmol)のトルエン(45mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(10mg,0.015mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で2時間加熱還流した。さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(10mg,0.015mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で6時間加熱還流した。この反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルを添加し、そしてこの反応混合物をエバポレートした。その残渣を、酢酸エチル/アセトンの20:1から5:2の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣をエーテルで摩砕し、そして得られた固体を集め、エーテル/イソ−ヘキサン(1:1)で洗浄し、そして乾燥させて、表題化合物(23mg,26%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.99 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.04 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.44 (d, J=7.4 Hz, 3H), 1.53 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.61 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.68−2.20 (m, 5H), 2.62−2.74 (m, 2H), 3.35−3.43 (m, 1H), 3.44 (s, 3H), 3.72 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.88−3.92 (m, 2H), 4.23 (dd, J=8.9, 6.0 Hz, 1H), 4.55−4.60 (m, 1H), 5.30−5.37 (m, 1H), 5.80−5.90 (m, 1H), 6.38 (d, J=8.9 Hz, 1H), 6.43 (d, J=7.6 Hz, 1H), 6.93 (d, J=16.3 Hz, 1H), 7.24 (dd, J=16.3, 8.7 Hz, 1H), 7.45 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.56 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.5 Hz, 1H), 9.17 (s, 1H). LCMS(m/z)579.3[M+H], Tr=1.40分。
【0202】
実施例6
【0203】
【化66】
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酢酸エチル(10mL)中の化合物5(11mg,0.019mmol)の溶液(10%の炭素担持パラジウム(10mg)を含む)を、室温および圧力で3時間水素化した。この反応混合物を濾過助剤で濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣を、酢酸エチル/アセトンの10:1から2:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を酢酸エチル/エーテル(1:5)で摩砕して、表題化合物(2.0mg,18%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.93 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.98 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.39 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.55−2.70 (m, 8H), 1.95−2.50 (m, 5H), 2.64−2.73 (m, 2H), 2.95−3.08 (m, 2H), 3.35−3.42 (m, 2H), 3.53 (s, 3H), 3.61 (d, J=12.1 Hz, 1H), 4.06−4.11 (m, 1H), 4.50−4.57 (m, 1H), 5.25−5.32 (m, 1H), 5.64−5.70 (m, 1H), 6.39 (d, J=8.3 Hz, 1H), 6.47−6.51 (m, 1H), 7.21−7.28 (m, 1H), 7.41 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.92 (d, J=8.8 Hz, 1H), 9.15 (s, 1H). LCMS(m/z)581.3[M+H], Tr=1.38分。
【0204】
実施例7
【0205】
【化67】
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7−ブロモ−2−クロロ−キノキサリン(1.46g,6.00mmol)およびトリブチル(1−エトキシビニル)スズ(2.71g,2.54mL,7.50mmol)のトルエン(21mL)中の混合物を20分間脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(427mg,0.60mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で撹拌し、そして80℃で19時間加熱し、その後、冷却した。揮発性物質をエバポレートし、そしてその残渣を1,4−ジオキサン(15mL)に懸濁させ、2Mの水性塩酸(15mL)を添加し、そしてこの反応混合物を45分間撹拌し、次いでエバポレートして、揮発性物質を除去した。その残渣を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出し(2回)、そして合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その生成物を、10%w/wの炭酸カリウムをドープしたシリカゲルを使用する、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から9:1の勾配を使用して溶出するクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(836mg,56%)を黄色固体として得た。
【0206】
【化68】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(12mg,0.019mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(17mg,0.045mmol)を脱気水(7.5mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で15分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた濁った橙色混合物を室温まで冷却した。固体7a(948mg,3.78mmol)、その後、脱気テトラヒドロフラン(7.5mL)およびギ酸ナトリウム(1.29g,18.9mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気した。この反応混合物を40℃で3時間激しく撹拌し、そして冷却した。次いで、これを酢酸エチルで希釈し、そしてこの混合物を水で洗浄した(2回)。この水性洗浄液を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル2:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(814mg,85%)を紫色固体として得た。
【0207】
【化69】
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7b(490mg,1.94mmol)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(416mg,457μL,2.13mmol)および3−ブタン酸tert−ブチル(648mg,739μL,4.56mmol)のトルエン(19mL)の混合物に、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(41mg,0.080mmol)を窒素下で添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして5時間加熱還流し、次いで冷却した。この混合物をエバポレートし、次いで、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から3:2の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(367mg,60%)を黄色油状物として得た。
【0208】
【化70】
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1e(804mg,1.51mmol)のテトラヒドロフラン(37.7mL)中の溶液を調製し、そして亜鉛粉末(2.18g,33.3mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(1.75g,22.7mmol)の水(9.4mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を室温で72時間撹拌した。この反応物を、酢酸エチルおよび飽和水性硫酸水素カリウムで洗い流すhyflo−supercelで濾過した。この混合物を1Mの塩酸(3mL)で処理し、そしてその層を分離した。その水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、濾過し、そしてエバポレートして、無色ガム状物質を得た。その残渣をトルエン(3×200mL)と共沸して、表題化合物(605mg,定量的収率)を白色固体として得た。
【0209】
【化71】
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7d(456mg,1.14mmol)および(E)−4−[3−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−キノキサリン−6−イル]−ブタ−3−エン酸tert−ブチルエステル(358mg,1.14mmol)の、ジクロロメタン(22mL)中の撹拌溶液に、約20%の水を含む1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(270mg,1.60mmol)を添加し、その後、4−ジメチルアミノピリジン(139mg,1.14mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(306mg,1.60mmol)を添加した。この反応物を18時間撹拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄し(2回)、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの3:1から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(335mg,45%)を白色泡状物として得た。
【0210】
【化72】
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7e(309mg,0.444mmol)のジクロロメタン(4.5mL)中の撹拌溶液に、窒素下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(346mg,359μL,1.56mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を2.5時間かけて室温まで温めた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(164mg,221μL,1.27mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をさらに10分間撹拌し、エバポレートし、次いでアセトニトリル(45mL)に懸濁させた。この撹拌混合物を0℃まで冷却し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(236mg,0.622mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(229mg,309μL,1.77mmol)を添加した。90分後、この反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そしてこの混合物をエバポレートして、有機揮発性物質を除去した。その残渣をジクロロメタンで希釈し、そしてその有機層を分離し、そして飽和重炭酸ナトリウム(2回)およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、酢酸エチル/アセトンの1:0から9:1の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を、アセトニトリル/水3:7を使用する逆相分取HPLCによりさらに精製して、表題化合物(7.6mg,2工程で3%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 1.00 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.62 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1. 66−1.75 (m, 2H), 1.77 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.91−2.05 (m, 3H), 2. 72−2.82 (m, 1H), 2.98−3.08 (m, 1H), 3.38−3.41 (m, 1H), 3.78−3.84 (m, 1H), 4.25 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.41 (br d, J=11.3 Hz, 1H), 5.68 (q, J=7.1 Hz, 1H), 6.09 (q, J=6.9 Hz, 1H), 6.47 (d, J=16.3 Hz, 1H), 6.55−6.63 (m, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.99 (s, 2H), 8.84 (s, 1H). LCMS(m/z)523.2[M+H], Tr=1.75分。
【0211】
実施例8および9
【0212】
【化73】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(3mg,0.005mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(4.4mg,0.012mmol)を脱気水(2mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で15分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた黄色溶液を室温まで冷却した。1−(3−クロロ−イソキノリン−6−イル)−エタノン(206mg,1mmol)、ギ酸ナトリウム(340mg,5mmol)および脱気テトラヒドロフラン(1mL)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気した。この反応混合物を40℃で2.5時間激しく撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から2:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(193mg,92%)を白色固体として得た。
【0213】
【化74】
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1,4−ジオキサン(5mL)を窒素で脱気し、8a(208mg,1mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(951mg,0.9mL,3mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(70mg,0.1mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で1時間加熱した。さらなるトリブチル(ビニル)スズ(0.3mL,1mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(70mg,0.1mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてこの混合物を濾過助剤で濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から2:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、イソ−ヘキサン/酢酸エチル3:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(100mg,50%)を白色固体として得た。
【0214】
【化75】
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1e(10.6g,20mmol)のジクロロメタン(300mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(6.66g,5.4mL,30mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応混合物を0℃で1時間撹拌した。冷飽和炭酸水素ナトリウム溶液(200mL)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で15分間撹拌した。その有機層を分離し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(20mmol)を得、これを粗製のまま次の工程で使用した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(20mmol)のアセトニトリル(240mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。(E)−ペンタ−3−エン酸(2.20g,2.2mL,22mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(3.82g,20mmol,20wt.%以上の水で湿潤)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(5.38g,28mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で15分間、次いで室温で20時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機抽出物を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル3:1からニートな酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(9.0g,88%)を白色固体として得た。
【0215】
【化76】
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8c(9.0g,17.5mmol)のテトラヒドロフラン(300mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。亜鉛粉末(25.0g,385mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(20.2g,263mmol)の水(200mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を窒素下室温で18時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを水(100mL)および酢酸エチル(200mL)で洗浄した。その有機層を分離し、そしてその溶媒を約100mLまでエバポレートし、そしてこの溶液を水(100mL)で抽出した。その水層を合わせ、飽和塩化アンモニウム溶液(150mL)を添加し、そしてこの溶液を2Mの水性塩酸でpH1まで酸性にした。この溶液を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をトルエンと共エバポレートして(3回)、(S)−1−{(S)−2−[(S)−3−メチル−2−((E)−ペンタ−3−エノイルアミノ)−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(5.7g,85%)を白色固体として得、これを次の反応で使用した。(S)−1−{(S)−2−[(S)−3−メチル−2−((E)−ペンタ−3−エノイルアミノ)−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(5.16g,13.5mmol)のジクロロメタン(280mL)およびテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(2.69g,13.5mmol)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(3.63g,18.9mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.64g,13.5mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で6時間撹拌した。ジクロロメタン(200mL)を添加し、そしてこの溶液をクエン酸水溶液(pH2〜3)で洗浄した。その有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル3:1からニートな酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:8を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.91g,51%)を白色固体として得た。
【0216】
【化77】
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8d(1.13g,2mmol)のトルエン(600mL)中の溶液を窒素下室温で15分間撹拌した。Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(125mg,0.2mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で30分間加熱還流した。さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(125mg,0.2mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を30分間加熱還流した。この反応混合物を室温まで冷却した。その溶媒の大部分をエバポレートし、シリカゲルを添加し、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣を、酢酸エチル/アセトンの9:1から3:2の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、酢酸エチル/メタノール40:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を酢酸エチル/エーテル(1:4)で摩砕し、そして得られた固体を集め、酢酸エチル/エーテル(1:4)で洗浄し、そして乾燥させて、化合物9と化合物8との約10:1の混合物を、淡褐色固体として得た(245mg)。この混合物のサンプルを逆相分取HPLCにより精製して、化合物8(4mg)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 1.01 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.02 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.37 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.65 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.70−2.15 (m, 5H), 2.95−3.05 (m, 1H), 3.70−3.76 (m, 1H), 4.03−4.10 (m, 2H), 4.12 (d, J=8.3 Hz, 1H), 5.64 (q, J=7.1 Hz, 1H), 6.10−6.20 (m, 2H), 6.98 (d, J=11.3 Hz, 1H), 7.65 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 8.05−8.10 (m, 2H), 9.21 (s, 1H). LCMS(m/z)522.3[M+H], Tr=1.25分。
【0217】

化合物9、H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.97 (d, J=6.9 Hz, 3H), 0.99 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.53 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.71 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.75−2.70 (m, 6H), 3.20−3.40 (m, 2H), 3.63−3.77 (m, 2H), 4.23−4.29 (m, 1H), 4.53−5.57 (m, 1H), 5.65−5.76 (m, 1H), 6.04 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.38−6.53 (m, 3H), 6.72 (d, J=16.3 Hz, 1H), 7.39 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.92 (d, J=8.3 Hz, 1H), 9.13 (s, 1H). LCMS(m/z)522.0[M+H], Tr=1.40分。
【0218】
実施例10
【0219】
【化78】
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10aを、4dと同じ様式で、3−ブテン酸を4,4−ジメチル−ヘプタ−6−エン酸の代わりに使用して、66%の収率で調製した。
【0220】
【化79】
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10bを、4eと同じ様式で、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルを(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(4,4−ジメチル−ヘプタ−6−エノイルオキシ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの代わりに使用して、84%の収率で調製した。
【0221】
【化80】
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10cを、8dと同じ様式で、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸を(S)−1−{(S)−2−[(S)−3−メチル−2−((E)−ペンタ−3−エノイルアミノ)ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸の代わりに使用して、84%の収率で調製した。
【0222】
【化81】
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化合物9を、化合物5と同じ様式で、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチルエステルを(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((E)−(2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘキサ−4−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸[(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチル]−アミドの代わりに使用して、9%の収率で調製した。
【0223】
【化82】
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化合物9(16mg,0.03mmol)の、10%の炭素担持パラジウム(15mg)を含むテトラヒドロフラン(2mL)および酢酸エチル(5mL)中の溶液を、室温および圧力で3時間水素化した。この反応混合物を濾過助剤で濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣をエーテル(2×2mL)で摩砕し、そして得られた固体を乾燥させて、表題化合物(7.6mg,48%)をオフホワイトの固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.90 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.50 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.68 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.60−2.40 (m, 9H), 2.70−3.10 (m, 3H), 3.68−3.75 (m, 1H), 3.90 (d, J=11.8 Hz, 1H), 4.32−4.37 (m, 1H), 4.44−4.49 (m, 1H), 5.83−5.92 (m, 1H), 6.05−6.11 (m, 2H), 6.33 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 7.36 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.3 Hz, 1H), 9.17 (s, 1H). LCMS(m/z)524.3[M+H], Tr=0.59分。
【0224】
実施例11および12
【0225】
【化83】
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1e(10.6g,20.0mmol)のジクロロメタン(400mL)中の撹拌溶液に、窒素下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(6.67g,5.43mL,30.0mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で2時間撹拌した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(10.3g,13.9mL,80.0mmol)を添加し、そしてこの混合物を周囲温度まで温めた。揮発性物質をエバポレートし、そしてその残渣をアセトニトリル(250mL)に懸濁させた。この撹拌混合物を窒素のブランケット下で0℃まで冷却し、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(10.3g,13.9mL,80mmol)および3−ブテン酸(1.89g,1.86mL,4.40mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(10.6g,28.0mmol)を少しずつを添加した。この反応混合物を周囲温度まで温め、そして18時間撹拌し、その後、エバポレートした。その残渣を酢酸エチルで希釈し、次いで飽和重炭酸ナトリウム溶液、水、2Mの塩酸、水、次いでブラインで順番に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:1から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルと(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((E)−ブタ−2−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルとの約1:1の混合物を橙色泡状物として得た(7.23g,72%)。
【0226】
(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルと(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((E)−ブタ−2−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルとの混合物(約1:1,0.99g,2.00mmol)の、テトラヒドロフラン(40mL)中の撹拌溶液に、亜鉛粉末(2.86g,44.0mmol)、および酢酸アンモニウム(2.31g,30.0mmol)の水(25mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を周囲温度まで温め、そして18時間撹拌し、次いで酢酸エチルで希釈し、そしてこの混合物を濾過した。この濾液から水層を分離し、そして等量の飽和塩化アンモニウム溶液で希釈し、次いで2Mの塩酸でpH1に酸性にした。その水層を酢酸エチルで抽出し(2回)、そして合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をトルエンと共沸して(3回)、表題化合物の混合物(約1:1,466mg,63%)を黄色泡状物として得た。
【0227】
【化84】
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アセトニトリル(20mL)中の11aと12bとの混合物(約1:1,250mg,0.68mmol)を窒素下室温で撹拌した。(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチルアミン二塩酸塩(136mg,0.5mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(323mg,0.44mL,2.5mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(266mg,0.7mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で18時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。その残渣を酢酸エチルで希釈し、そしてこの溶液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄した。その有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、酢酸エチルからメタノール/酢酸エチル1:5の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸[(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチル]−アミドと(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((E)−ブタ−2−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸[(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチル]−アミドとの約1:1の混合物を白色固体として得(153mg,56%)、これをさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0228】
(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸[(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチル]−アミドと(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((E)−ブタ−2−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸[(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチル]−アミドとの混合物(約1:1,150mg,0.27mmol)のトルエン(70mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(17mg,0.027mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で90分間加熱還流した。さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(17mg,0.027mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で90分間加熱還流した。この反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルを添加し、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣を、酢酸エチルから酢酸エチル/アセトン1:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を、メタノール/酢酸エチル1:4を使用する分取薄層クロマトグラフィー、その後、ジクロロメタン/メタノール20:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製して、表題化合物を得た。化合物11(1.3mg,1%)を白色固体として得た:H NMR (300 MHz, CDOD) δ 1.01 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.02 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.61 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.66 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.80−2.05 (m, 5H), 2.71−2.82 (m, 1H), 2.99−3.05 (m, 1H), 3.32−3.43 (m, 1H), 3.64−3.75 (m, 1H), 4.27 (d, J=10.1 Hz, 1H), 4.40−4.53 (m, 2H), 5.12 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.62 (q, J=7.1 Hz, 1H), 6.47−6.56 (m, 1H), 6.62 (d, J=15.8 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.61 (dd, J=8.5, 1.6 Hz 1H), 7.74 (s, 1H), 8.05 (d, J=8.5 Hz, 1H), 9.13 (s, 1H). LCMS(m/z)521.3[M+H], Tr=0.97分。
【0229】
化合物12(1.7mg,1.2%)を白色固体として得た:H NMR (300 MHz, CDOD) δ 0.98 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.03 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.47 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.60 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.65−2.16 (m, 5H), 2.81−2.89 (m, 1H), 3.61−3.69 (m, 1H), 4.04 (d, J=6.9 Hz, 1H), 4.30−4.36 (m, 1H), 4.75 (d, J=11.6 Hz, 1H), 5.23 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.90 (q, J=6.9 Hz, 1H), 6.36 (d, J=13.1 Hz, 1H), 6.92 (d, J=13.1 Hz, 1H), 7.65 (d, J=8.5 Hz 1H), 7.88 (s, 1H), 8.05 (d, J=8.5 Hz 1H), 8.46 (s, 1H), 9.16 (s, 1H). LCMS(m/z)507.2[M+H], Tr=0.95分。
【0230】
実施例13
【0231】
【化85】
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(S)−1−(7−ブロモ−キノリン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロ−エチルアミン塩酸塩(Asiba Pharmatech,Edison,NJ,USA,397mg,1.16mmol)のジクロロメタン(10mL)中の懸濁物を、氷浴を使用して冷却した。トリエチルアミン(985μL,3.48mmol)を添加し、そしてこの反応物を、均質な溶液が観察されるまで撹拌した。次いで、ジクロロメタン(5mL)中の重炭酸ジ−tert−ブチル(380mg,1.74mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。重炭酸ジ−tert−ブチル(127mg,0.58mmol)を添加し、そしてこの反応物をさらに6時間撹拌した。重炭酸ジ−tert−ブチル(253mg,1.16mmol)を4Åのモレキュラーシーブと一緒に添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。この反応物を水およびブラインで洗浄し、そしてその有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、1:0から7:3のイソ−ヘキサン/酢酸エチルの段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(343mg,73%)を橙色固体として得た。
【0232】
【化86】
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撹拌棒および温度計を取り付けた、窒素の雰囲気下の、マグネシウム削り状(3.02g,0.124mol)を含む3つ口フラスコに、無水テトラヒドロフラン(105mL)を添加した。ヨウ素の単結晶1個をこの反応物に添加し、その後、1−クロロ−3−メチル−ブタ−2−エン(2mL,17.75mmol)を添加した。この反応物を、この溶液から全ての色がなくなるまで20分間撹拌した。1−クロロ−3−メチル−ブタ−2−エン(5.57mL,49.45mmol)を添加した。漸次の温度上昇が観察され、最終的に、この反応物は還流に達した。この反応物を1時間撹拌して、この反応物を室温に戻した。次いで、この反応物を、固体の二酸化炭素(50g)を含むフラスコにカニューレを介して移した。次いで、この反応物を2時間撹拌した。冷却用の氷浴を加え、そしてこの反応を2Mの塩酸でクエンチした。次いで、この反応混合物をジエチルエーテルで抽出した。次いで、その有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、1:0から9:1のイソ−ヘキサン/酢酸エチルの段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.69g,35%)を淡黄色油状物として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 1.35 (s, 6H), 5.10−5.21 (m, 2H), 6.07 (dd, J=17.6,10.5 Hz, 1H)。
【0233】
【化87】
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13a(343mg,0.846mmol)および13b(106mg,0.931mmol)をマイクロ波容器に入れ、そしてアセトニトリル(3mL)に溶解させた。酢酸パラジウム(II)(19mg,0.0846mmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(51mg,0.169mmol)およびトリエチルアミン(236μL,1.69mmol)を添加し、そしてこの容器を密封し、その後、マイクロ波中30分間、一定の保圧時間を使用して、100℃での高吸収で照射した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を水と酢酸エチルとの混合物に溶解させた。その相を分離し、そしてその水性物質を酢酸エチルで抽出した。次いで、合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から6:4の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。単離した物質を、同じ条件を使用する2回目の精製に供して、表題化合物(142mg,38%)を淡黄色油状物として得た。
【0234】
【化88】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸エチルエステル(210mg,0.486mmol)および13c(142mg,0.324mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に窒素の雰囲気下で溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。次いで、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(203mg,0.535mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(423μL,2.43mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして一晩撹拌した。この反応物を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、残留溶媒で汚染された生成物を得た。トルエンを添加し、そしてこの溶液を濃縮して、表題化合物(79mg,29%)を橙色固体として得た。
【0235】
【化89】
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13d(79mg,0.0925mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。次いで、メタノール(1mL)および水(1mL)を添加し、その後、水酸化リチウム一水和物(15mg,0.37mmol)を添加した。次いで、この反応物を1時間撹拌した。1Mの塩酸を、この溶液がpH2になるまで添加した。その溶媒を除去し、そして得られた固体をメタノール、次いでアセトニトリル、そして最後にトルエンと順番に共沸して、表題化合物(67mg,100%)を黄色固体として得た。
【0236】
【化90】
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13e(66mg,0.0916mmol)を1,4−ジオキサン中4Mの塩酸(2mL)に溶解させ、そして30分間撹拌した。その溶媒を除去し、そして得られた固体をジエチルエーテルで摩砕し、そして乾燥させて、表題化合物(50mg,83%)を淡黄色固体として得た。
【0237】
【化91】
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13f(50mg,0.0761mmol)をジクロロメタン(76mL)に窒素の雰囲気下で溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。次いで、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(58mg,0.152mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(53μL,0.304mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして一晩撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を、7:3のイソ−ヘキサン/アセトンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を、イソ−ヘキサン/アセトンの1:0から1:1の段階的な勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより再度精製した。次いで、その残渣を、Phenomenex Gemini 10μ 110A,250×21.2mmカラムを取り付けたHPLCシステムに通して、20mL/minで流れるアセトニトリル/水の1:4から1:0の連続的勾配を使用して溶出して、表題化合物(7mg,15%)を固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.86−1.08 (m, 6H), 1.25−1.54 (m, 8H), 1.57−1.81 (m, 5H), 1.88−2.00 (m, 1H), 2.37−2.80 (m, 1H), 3.32−3.65 (m, 1H), 3.69−3.97 (m, 1H), 4.22−4.39 (m, 1H), 4.50−4.68 (m, 1H), 5.74−6.05 (m, 2H), 6.22−6.39 (m, 1H), 6.44−6.54 (m, 1H), 6.63−6.76 (m, 1H), 7.45 (app t, J=8.5 Hz, 1H), 7.56 (app t, J=7.6 Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.3 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.76−9.09 (m, 1H). LCMS(m/z)603.1[M+H], Tr=2.59分。
【0238】
実施例14
【0239】
【化92】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(24mg,0.040mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(35mg,0.096mmol)を脱気水(16mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で15分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた濁った橙色混合物を室温まで冷却した。固体の1−(6−ブロモ−キノリン−3−イル)−エタノン(WO2011/063233においてのように調製,1.92g,7.68mmol)、その後、脱気テトラヒドロフラン(16mL)およびギ酸ナトリウム(2.72g,40mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気し、さらなる脱気テトラヒドロフラン(5mL)を添加し、そしてこの混合物をさらに1分間脱気した。この反応混合物を40℃で21時間激しく撹拌し、そして冷却した。次いで、これを酢酸エチルで希釈し、そしてこの混合物を水、次いでブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの7:3から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.65g,85%)を褐色固体として得た。
【0240】
【化93】
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14a(356mg,1.41mmol)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(275mg,301μL,1.41mmol)および3−ブタン酸tert−ブチル(470mg,537μL,3.31mmol)のトルエン(14mL)中の混合物に、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(30mg,0.058mmol)を窒素下で添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして90分間加熱還流し、次いで冷却した。この混合物をエバポレートし、次いで、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から2:3の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(144mg,33%)。
【0241】
【化94】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(189mg,0.473mmol)および14b(148mg,0.473mmol)のジクロロメタン(10mL)中の撹拌溶液に、約20%の水を含む1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(89mg,0.662mmol)を添加し、その後、4−ジメチルアミノピリジン(58mg,0.473mmol)、次いでN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(127mg,0.662mmol)を添加した。この反応物を62時間撹拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液(2回)およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。イソ−ヘキサン/酢酸エチルの3:1から2:3の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(126mg,38%)を白色泡状物として得た。
【0242】
【化95】
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14c(126mg,0.181mmol)のジクロロメタン(1.8mL)中の撹拌溶液に、窒素下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(141mg,147μL,0.635mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を1.75時間かけて周囲温度まで温めた。さらなるトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(20mg,21μL,0.091mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をさらに15分間撹拌し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(164mg,221μL,1.27mmol)を添加した。さらに10分間の撹拌の後に、この反応混合物をエバポレートし、次いでアセトニトリル(18.1mL)に懸濁させた。この撹拌混合物を0℃まで冷却し、次いで2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(96mg,0.253mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(94mg,126μL,0.724mmol)を添加した。45分後、この反応を飽和塩化アンモニウム溶液(10mL)でクエンチし、そしてこの混合物をエバポレートして、有機揮発性物質を除去した。その残渣をジクロロメタンで希釈し、そしてその水層を分離し、そしてジクロロメタンで抽出した。その有機抽出物を飽和重炭酸ナトリウム、水、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、酢酸エチル/アセトン9:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィー、次いでアセトニトリル/水3:7から1:1の勾配を使用する分取逆相HPLCにより精製して、表題化合物(6.5mg,2工程で7%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 1.00 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.03 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.61 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.75 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.91−2.01 (m, 3H), 2.68−2.79 (m, 1H), 3.00 (dd, J=14.5, 3.6 Hz, 1H), 3.35−3.42 (m, 1H), 3.73−3.82 (m, 1H), 4.29 (d, J=9.6 Hz, 1H), 4.41 (d, J=12.9 Hz, 1H), 4.70 (d, J=12.3 Hz, 1H), 5.47 (q, J=7.3 Hz, 1H), 6.15 (q, J=6.6 Hz, 1H), 6.30−6.40 (m, 1H), 6.63 (d, J=16.1 Hz, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.82 (dd, J=8.7, 1.5 Hz, 1H), 7.95 (d, J=8.7 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.79 (d, J=1.8 Hz, 1H). LCMS(m/z)522.2[M+H], Tr=1.60分。
【0243】
実施例15
【0244】
【化96】
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3−ブロモ−キノリン−6−カルボン酸(WO2011/090935においてのように調製,1.94g,7.70mmol)のテトラヒドロフラン(77mL)中の撹拌混合物に、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(2.03g,11.5mmol)およびN−メチルモルホリン(2.34g,2.54mL,23.1mmol)を添加した。この反応混合物を90分間撹拌し、次いでN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(751mg,7.70mmol)を一度に添加した。この反応混合物をさらに17時間撹拌し、そしてさらなるN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(375mg,3.85mmol)を添加し、次いでさらに5時間で、さらなる部分(175mg,1.80mmol)を添加した。この反応混合物をさらに1時間撹拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、水、次いで飽和塩化アンモニウム溶液で洗浄した。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から7:3の勾配で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.43g,66%)をオフホワイトの固体として得た。
【0245】
【化97】
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メチルマグネシウムクロリド(テトラヒドロフラン中3M,4.85mL,14.5mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の撹拌溶液に、窒素下で、15a(1.43g,4.85mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を1時間撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチした。この混合物をジエチルエーテルおよび水で希釈し、その有機層を分離し、そしてさらなる水で洗浄し、そして合わせた水性洗浄液をジエチルエーテルで逆抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル4:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色固体として得、これを次の工程に直接持ち越した。
【0246】
【化98】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(9mg,0.015mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(14mg,0.037mmol)を脱気水(9mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で15分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた濁った橙色混合物を室温まで冷却した。固体の1−(3−ブロモ−キノリン−6−イル)−エタノン(771mg,3.08mmol)およびギ酸ナトリウム(2.72g,40mmol)、その後、脱気テトラヒドロフラン(4.5mL)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気した。この反応混合物を40℃で3時間激しく撹拌し、そして冷却した。次いで、これを酢酸エチルで希釈し、そしてこの混合物を水、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの3:2から1:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(616mg,79%)を灰色固体として得た。
【0247】
【化99】
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15c(560mg,2.22mmol)のトルエン(20mL)および1,4−ジオキサン(5mL)中の溶液に、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(740μL,3.46mmol)および3−ブタン酸tert−ブチル(741mg,844μL,5.22mmol)を添加し、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.13mmol)を窒素下で添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして6時間加熱還流し、次いで冷却した。この混合物をエバポレートし、次いで、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、黄色ガム状物質を得た。このガム状物質を酢酸エチルに懸濁させ、そして飽和塩化アンモニウム溶液(2回)で洗浄し、その後、水、次いでブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、表題化合物(300mg,43%)を黄色油状物として得た。
【0248】
【化100】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(325mg,0.812mmol)、15d(231mg,0.738mmol)および粉末状4Åモレキュラーシーブのジクロロメタン(16mL)中の撹拌スラリーに、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(198mg,1.03mmol)、約20%の水を含む1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(174mg,1.03mmol)を添加し、その後、4−ジメチルアミノピリジン(90mg,0.738mmol)を添加した。この反応物を窒素下で16時間撹拌し、次いで濾過し、そしてその固体をジクロロメタンで洗浄した。その濾液を飽和塩化アンモニウム溶液(2回)および水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:1から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、を得た。表題化合物(307mg,60%)を黄色泡状物として得た。
【0249】
【化101】
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15e(150mg,0.216mmol)のジクロロメタン(2mL)中の撹拌溶液に、窒素下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(168mg,174μL,0.755mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応混合物を2.25時間かけて周囲温度まで温めた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(195mg,263μL,1.51mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をさらに10分間撹拌し、エバポレートし、次いでアセトニトリル(21.6mL)に懸濁させた。この撹拌混合物を0℃まで冷却し、次いで2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(115mg,0.320mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(111mg,150μL,0.864mmol)を添加した。1時間後、この反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そしてこの混合物をエバポレートして、有機揮発性物質を除去した。その残渣をジクロロメタンで希釈し、そしてその有機層を分離し、そして飽和塩化アンモニウム(2回)およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、アセトニトリル/水の3:7から11:9の勾配を使用する分取逆相HPLCにより精製して、表題化合物(4.6mg,2工程で4%)をオフホワイトの固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 1.01 (app t, J=6.7 Hz, 6H), 1.62 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.70 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.75−1.85 (m, 1H), 1.91−2.05 (m, 3H), 2.70−2.80 (m, 1H), 2.98−3.06 (m, 1H), 3.36−3.45 (m, 1H), 3.74−3.84 (m, 1H), 4.26 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.42 (br d, J=12.3 Hz, 1H), 4.72−4.78 (m, 1H), 5.55 (q, J=7.1 Hz, 1H), 6.09 (q, J=6.5 Hz, 1H), 6.38−6.41 (m, 1H), 6.71 (d, J=16.1 Hz, 1H), 7.68 (dd, J=8.9, 1.9 Hz, 1H), 7.88−8.01 (m, 3H), 8.86 (d, J=2.0 Hz, 1H). LCMS(m/z)522.3[M+H], Tr=1.64分。
【0250】
実施例16
【0251】
【化102】
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7−ブロモ−2−クロロ−キノリン(1.05g,4.32mmol)およびトリブチル(1−エトキシビニル)スズ(1.95g,1.83mL,5.40mmol)のトルエン(21mL)中の混合物を20分間脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(302mg,0.432mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素下で撹拌し、そして80℃で24時間加熱し、その後、冷却した。揮発性物質をエバポレートし、そしてその残渣を1,4−ジオキサン(10mL)に懸濁させ、そして2Mの水性塩酸(5mL)を添加し、そしてこの反応混合物を30分間撹拌し、次いでエバポレートして有機物を除去した。その残渣を酢酸エチルおよび水で希釈し、そしてその有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その生成物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの9:1から4:1の勾配を使用して溶出する、10%w/wの炭酸カリウムをドープしたシリカゲルで精製して、表題化合物(422mg,48%)を黄色固体として得た。
【0252】
【化103】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(8.5mg,0.014mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(12.1mg,0.033mmol)を脱気水(5.5mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で20分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた濁った橙色混合物を室温まで冷却した。固体の16a(571mg,2.78mmol)およびギ酸ナトリウム(945mg,13.9mmol)、その後、脱気テトラヒドロフラン(5.5mL)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気した。この反応混合物を40℃で4時間激しく撹拌し、そして冷却した。次いで、これを酢酸エチルで希釈し、そしてこの混合物を水で洗浄し、そしてその水層を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの4:1から7:3の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(413mg,72%)をベージュ色の固体として得た。
【0253】
【化104】
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16b(360mg,1.73mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(279mg,2.08mmol)およびジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(27mg,0.033mmol)の、乾燥n−プロパノール(27mL)中の混合物に、トリエチルアミン(175mg,241μL,1.73mmol)を添加し、そしてこの系を排気し、そして窒素でパージした(3回)。この反応混合物を撹拌し、そして3時間加熱還流し、その後、冷却した。この混合物を水に注ぎ、そしてジエチルエーテルで抽出し(2回)、そして合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの7:3から3:2の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(270mg,78%)を白色固体として得た。
【0254】
【化105】
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16c(100mg,0.500mmol)および(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(203mg,0.550mmol)のジクロロメタン(10mL)中の撹拌混合物に、窒素下で、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(134mg,0.700mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(61mg,0.500mmol)を添加した。この反応混合物を16時間撹拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、クエン酸溶液、水、次いでブラインで順番に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:1から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(103mg,38%)を褐色固体として得た。
【0255】
【化106】
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16d(60mg,0.109mmol)およびHoveyda−Grubbs第2世代触媒(20.5mg,0.0328mmol)を1,2−ジクロロエタン(6mL)に懸濁させ、そしてこの混合物をマイクロ波反応器中100℃で1時間加熱した。得られた混合物を合わせ、同じ反応を、(10mg,0.0182)の(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(R)−1−(2−ビニル−キノリン−7−イル)−エチルエステルを使用して行った。揮発性物質をエバポレートし、そしてその残渣を、酢酸エチル/アセトンの1:0から4:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、褐色ガム状物質を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:3を使用する分取薄層クロマトグラフィーによりさらに精製して、表題化合物(1.8mg,3%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.84−1.02 (m, 6H), 1.26 (app s, 3H), 1.67−1.72 (m, 3H), 1.83−1.96 (m, 1H), 2.00−2.08 (m, 1H), 2.63−2.74 (m, 1H), 3.24 (d, J=4.5 Hz, 1H), 3.50 (d, J=7.6 Hz, 1H), 4.21 (app t, J=10.3 Hz, 1H), 4.53−4.61 (m, 1H), 5.55 (app t, J=7.3 Hz, 1H), 6.04−6.11 (m, 2H), 6.32 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.62 (d, J=16.3 Hz, 1H), 6.72−6.80 (m, 1H), 7.29−7.33 (m, 1H), 7.45 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.72 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.97−8.02 (m, 1H). LCMS(m/z)552.2[M+H], Tr=1.86分。
【0256】
実施例17
【0257】
【化107】
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アルゴン下で、ジイソプロピルアミン(2.51g,24.8mmol)のテトラヒドロフラン(150mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。n−ブチルリチウムのヘキサン中の溶液(2.5M,9.7mL,24mmol)を2分間かけて滴下により添加し、そして得られた溶液をさらに10分間撹拌した。次いで、この溶液をCO:アセトン浴中で−78℃まで冷却し、そして2,2−ジメチル−3−オキソブタン酸メチル(3.2g,22mmol)を30秒間かけて滴下により添加した。この溶液をさらに15分間撹拌し、そしてN−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(8.4g,23.5mmol)を、テトラヒドロフラン(20mL)中の溶液として、カニューレを介して5分間かけて添加し、さらなるテトラヒドロフラン(10mL)で洗った。得られた溶液を10分間撹拌し、そして冷却浴から出した。さらに1時間撹拌した後に、この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてジエチルエーテル(150mL)で希釈した。その有機相を1Mの水性水酸化ナトリウム(1×100mL,1×30mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、表題化合物(6.2g,100%)を琥珀色液体として得、これをさらに精製せずに使用した。
【0258】
【化108】
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17a(6.2g,22mmol)の無水ピリジン(11mL,140mmol)中の溶液を70℃まで加熱した。18.5時間後、その温度は90℃まで上昇した。合計72時間撹拌した後に、この反応混合物を、ジエチルエーテル(100mL)と3Mの水性塩酸(100mL)との撹拌混合物間で分配した。相を分離し、そしてその有機層を飽和水性重炭酸ナトリウム(75mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、表題化合物(2.7g,97%)をわずかに褐色の液体として得、これをさらに精製せずに使用した。
【0259】
【化109】
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アルゴン下で、ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムクロリド水和物(290mg,1.1mmol)を氷水浴中で冷却した。17b(1.4g,11.1mmol)およびピナコールボラン(2.4mL,16.5mmol)のジクロロメタン(3mL)中の溶液をカニューレによって添加し、さらなるジクロロメタン(2mL)で洗った。得られた混合物を冷却浴から出し、そして室温で72時間撹拌した。次いで、この反応物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(5mL)の滴下によりクエンチし、そして水(50mL)でさらに希釈した。有機相と水相とを分離し、そしてその水相を酢酸エチル(30mL)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中5%から15%の酢酸エチル)により精製して、表題化合物(1.6g,57%)を無色油状物として得、これは、−15℃で静置すると結晶化した。
【0260】
【化110】
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6−ブロモ−3−クロロ−イソキノリン(485mg,2.0mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(560mg,2.2mmol)、酢酸カリウム(392mg,4.0mmol)、およびジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(82mg,0.1mmol)の、1,4−ジオキサン(4mL)中の混合物を、マイクロ波中160℃で1時間加熱した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣を、ジクロロメタンからジクロロメタン/メタノール9:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(545mg,94%)を得た。
【0261】
【化111】
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17d(1.74g,6.0mmol)のテトラヒドロフラン(45mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。水酸化ナトリウム溶液(2M,9mL,18mmol)および過酸化水素(30%,2.5mL,24mmol)を滴下により添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌した。水(30mL)を添加し、そしてこの溶液を2Mの塩酸でpH1に酸性にした。メタ重亜硫酸ナトリウム溶液(1M)を添加し、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合わせ、水およびブラインで洗浄した。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートして、表題化合物(662mg,61%)をオフホワイトの固体として得た。
【0262】
【化112】
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17e(1.25g,7.07mmol)およびトリブチル−(1−エトキシ−ビニル)−スズ(5.09g,4.77mL,14.1mmol)の1,4−ジオキサン(15mL)中の溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(992mg,1.41mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波中160℃で30分間加熱した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの9:1から3:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、3−(1−エトキシ−ビニル)−イソキノリン−6−オール(670mg)をガム状物質として得、これを粗製のまま次の工程で使用した。3−(1−エトキシ−ビニル)−イソキノリン−6−オール(670mg)を1,4−ジオキサン(4mL)に懸濁させ、そして1,4−ジオキサン中4Mの塩酸(8mL)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で30分間撹拌した。その溶媒をエバポレートして、表題化合物(584mg,2工程で44%)を白色固体として得た。
【0263】
【化113】
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17f(384mg,2.05mmol)およびピリジン(0.51mL,6.16mmol)のジクロロメタン(30mL)中の溶液を、塩−氷浴中で5分間撹拌した。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.415mL,2.46mmol)を滴下により添加し、そしてこの混合物を20分間かけて室温まで温めた。さらなるトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.1mL,0.6mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で10分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、そしてこの混合物をジクロロメタンで抽出した。その有機抽出物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル19:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(300mg,44%)を白色固体として得た。
【0264】
【化114】
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水(2mL)中のジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(2mg,0.003mmol)に、室温で(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(3mg,0.008mmol)を添加した。この系を15分間脱気し、次いで70℃で1.5時間加熱した。この反応物を冷却し、そして17g(224mg,0.70mmol)の脱気無水テトラヒドロフラン(1mL)中の溶液を添加し、その後、ギ酸ナトリウム(237mg,3.50mmol)を添加した。この系を2分間脱気し、次いで40℃で1時間加熱した。室温まで冷却した後に、水を添加し、そしてこの水をジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機層を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その生成物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(220mg,97%)を褐色油状物として得た。
【0265】
【化115】
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丸底フラスコに、17h(100mg,0.31mmol)、(E)−2,2−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ブタ−3−エン酸メチルエステル(91mg,0.36mmol)、ビス[(ジシクロヘキシル)(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン]パラジウム(II)クロリド(13mg,0.02mmol)、三塩基リン酸カリウム(198mg,0.93mmol)および塩化リチウム(40mg,0.93mmol)を入れた。この系を窒素でフラッシュし、そしてシクロペンチルメチルエーテル(1mL)および水(0.5mL)を添加した。この反応物を90℃で1時間加熱し、次いで室温まで冷却した。酢酸エチルを添加し、そしてこの溶液を水で洗浄した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:2を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(70mg,75%)を黄色油状物として得た。
【0266】
【化116】
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テトラヒドロフラン(1mL)、メタノール(0.5mL)および水(0.5mL)中の17i(140mg,0.47mmol)に、水酸化リチウム一水和物(39mg,0.93mmol)を室温で添加した。この反応物を3時間撹拌し、そして2Mの水性塩酸(0.5mL)を添加することによりクエンチした。この反応物を減圧中で濃縮し、その後、メタノール、次いでトルエンから共エバポレートした。得られた黄色固体を粗製のまま使用した。
【0267】
【化117】
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無水ジクロロメタン(5mL)中の1e(250mg,0.47mmol)に、窒素の雰囲気下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(128μL,0.70mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で2時間撹拌し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(252μL,1.41mmol)を添加し、次いで減圧中で濃縮し、そしてトルエンと共エバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルを白色固体として得た。無水N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の17j(134mg,0.47mmol)に、窒素の雰囲気下室温で、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(420μL,2.35mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(250mg,0.66mmol)を添加した。この溶液を室温で3分間撹拌し、その後、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの無水N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液を添加した。この反応物を16時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/アセトン1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(220mg,3工程で67%)をオフホワイトの固体として得た。
【0268】
【化118】
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テトラヒドロフラン(3mL)、メタノール(1.5mL)および水(1.5mL)中の17k(220mg,0.31mmol)に、水酸化リチウム一水和物(53mg,1.26mmol)を室温で添加した。この反応物を1.25時間撹拌し、そして2Mの水性塩酸(0.64mL)を添加することによりクエンチした。この反応物を減圧中で濃縮し、その後、メタノール(2回)、次いでアセトニトリル(6回)から共エバポレートした。得られた残渣を無水N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶解させ、そしてシリンジポンプを介して2時間かけて、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(271mg,0.79mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(288mg,2.36mmol)および粉末状の4Åモレキュラーシーブ(3g)の1,2−ジクロロエタン(103mL)中の懸濁物に50℃で添加した。この添加の後に、この反応物を50℃で3時間撹拌し、室温まで冷却し、そしてセライトで濾過した。その濾液をその体積の1/3まで濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、そして水(2回)で洗浄した。その有機層を、疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/アセトン1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、オフホワイトの固体を得た。その固体をジエチルエーテルで2回摩砕し、そして16時間減圧乾燥させて、表題化合物(65mg,2工程で38%)を白色粉末として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.93 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.99 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.41 (s, 3H), 1.51 (s, 3H), 1.61 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.76 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.76 (m, 1H), 1.78−2.03 (m, 3H), 2.07−2.17 (m, 1H), 2.62−2.76 (m, 1H), 3.62−3.79 (m, 2H), 4.21−4.31 (m, 1H), 4.52−4.62 (m, 1H), 5.82−6.01 (m, 1H), 6.13 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.27 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.30−6.41 (m, 2H), 6.64 (d, J=16.1 Hz, 1H), 7.53 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.90 (d, J=8.5 Hz, 1H), 9.16 (s, 1H). LCMS(m/z)549.9[M+H], Tr=5.21分。
【0269】
実施例18
【0270】
【化119】
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酢酸エチル(10mL)中の化合物17(40mg,0.073mmol)に、10%の炭素担持パラジウム(30mg)を室温で添加した。この系を水素でパージし、そして16時間激しく撹拌した。この懸濁物をセライトで濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/アセトン1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、化合物18(8mg,20%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.92 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.27 (s, 3H), 1.31 (s, 3H), 1.48 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.64−1.79 (m, 1H), 1.75 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.80−2.12 (m, 5H), 2.45 (td, J=12.7, 3.6 Hz, 1H), 2.68−2.93 (m, 2H), 3.62−3.78 (m, 2H), 3.86 (d, J=12.0 Hz, 1H), 4.37 (app t, J=8.3 Hz, 1H), 4.50−4.61 (m, 1H), 5.87−6.00 (m, 1H), 6.18 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.38 (d, J=8.7 Hz, 1H), 6.58 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.36 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.42 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.5 Hz, 1H), 9.14 (s, 1H). LCMS(m/z)552.2[M+H], Tr=5.11分。
【0271】
実施例19
【0272】
【化120】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(339mg,0.920mmol)および(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(183mg,0.920mmol)のジクロロメタン(4.6mL)中の溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(211mg,1.10mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(56.2mg,0.46mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。21時間後、この反応混合物をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物(224mg,42%)を明黄褐色固体として得た。
【0273】
【化121】
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無水ジクロロメタン(12mL)中の19a(800mg,1.38mmol)に、窒素の雰囲気下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(374μL,2.07mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で2時間撹拌し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(480μL,2.75mmol)を添加し、次いで減圧中で濃縮して、白色固体を得た。この固体に、(E)−(R)−2−エチル−ペンタ−3−エン酸(188mg,1.65mmol)の無水アセトニトリル(12mL)中の溶液を添加し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(240μL,1.38mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウランヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(733mg,1.93mmol)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:2、次いで1:5を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(250mg,2工程で74%)を粘性黄色油状物として得た。
【0274】
【化122】
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無水トルエン(113mL)中の19b(200mg,0.34mmol)に、窒素の雰囲気下70℃で、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(42mg,0.07mmol)を添加した。この反応物を120℃で2時間加熱し、その後、さらなる量のHoveyda−Grubbs第2世代触媒(30mg,0.05mmol)を添加した。120℃でさらに2時間後、この反応物を室温まで冷却し、そしてメタノール(2mL)中のイソシアノ酢酸カリウム(83mg)を添加した。この反応物を1時間撹拌し、シリカを添加し、次いで減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/アセトン3:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、褐色固体を得た。これを、逆相分取HPLCによってさらに精製して、表題化合物(2.2mg,1%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 0.97 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.02 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.11 (t, J=7.4 Hz, 3H), 1.64 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.70 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.71−2.06 (m, 7H), 2.66−2.82 (m, 1H), 3.13−3.22 (m, 1H), 3.75−3.85 (m, 1H), 4.30−4.48 (m, 2H), 5.51−5.67 (m, 1H), 6.07 (q, J=6.3 Hz, 1H), 6.48−6.57 (m, 1H), 6.61 (d, J=16.5 Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.58 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 8.07 (d, J=8.7 Hz, 1H), 9.15 (s, 1H). LCMS(m/z)550.2[M+H], Tr=1.67分。
【0275】
実施例20
【0276】
【化123】
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無水ジクロロメタン(7mL)中の19a(390mg,0.67mmol)に、窒素の雰囲気下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(182μL,1.01mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、白色固体を得た。この固体を無水アセトニトリル(4mL)に溶解させ、そして2−メチル−ブタ−3−エン酸(81mg,0.81mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(184mg,0.94mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(103mg,0.67mmol)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1、次いで1:3を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(259mg,69%)を透明粘性油状物として得た。
【0277】
【化124】
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脱気無水トルエン(148mL)中の20a(250mg,0.44mmol)に、2,6−ジクロロベンゾキノン(8mg,0.04mmol)を添加した。この混合物を105℃まで加熱し、そしてHoveyda−Grubbs第2世代触媒(83mg,0.13mmol)の無水トルエン(20mL)中の溶液を、シリンジポンプを介して2時間かけて添加した。さらなる量のHoveyda−Grubbs第2世代触媒(28mg)を添加し、そしてこの反応物を1時間加熱還流した。この反応物を室温まで冷却し、シリカゲルを添加し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/アセトン1:0、次いで3:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、油状物を得た。これをジエチルエーテルおよび数滴の酢酸エチルで摩砕して、褐色固体を得、これを、酢酸エチル/アセトン5/1を使用する分取TLCによりさらに精製して、表題化合物(9mg,1%)をオフホワイトの固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.97 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.38 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.62 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.70 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.72−1.82 (m, 2H), 1.91−2.01(m, 2H), 2.03−2.12 (m, 1H), 2.62−2.74 (m, 1H), 3.35 (app t, J=7.4 Hz, 1H), 3.59 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.65−3.77 (m, 1H), 4.26 (app t, J=8.9 Hz, 1H), 4.51−4.60 (m, 1H), 5.68−5.79 (m, 1H), 6.06 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.16 (d, J=9.2 Hz, 1H), 6.27 (d, J=9.2 Hz, 1H), 6.40 (dd, J=16.0, 7.8 Hz, 1H), 6.71 (d, J=16.0 Hz, 1H), 7.39 (dd, J=8.5, 1.3 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.5 Hz, 1H), 9.16 (s, 1H). LCMS(m/z)536.2[M+H], Tr=1.63分。
【0278】
実施例21
【0279】
【化125】
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21aを、20aと同じ様式で、2−メチル−ブタ−3−エン酸を(R)−2−メチル−ペンタ−4−エン酸(Synlett 2002,No12,2039−2040に記載されるように調製,82mg,0.72mmol)で置き換えて調製して、表題化合物(280mg,67%)を白色泡状物として得た。
【0280】
【化126】
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無水トルエン(144mL)中の21a(250mg,0.43mmol)に、窒素の雰囲気下室温で、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(54mg,0.09mmol)を添加した。この反応物を120℃で2時間加熱し、その後、さらなる量のHoveyda−Grubbs第2世代触媒(25mg,0.04mmol)を添加した。120℃でさらに1時間後、この反応物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/アセトン1:0、次いで3:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、褐色固体を得た。これをジエチルエーテル/酢酸エチル3:1で摩砕して、表題化合物(50mg,22%)をオフホワイトの固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.91 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.99 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.29 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.59 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.67 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.70−1.84 (m, 1H), 1.92−2.15 (m, 4H), 2.33−2.48 (m, 1H), 2.63−2.98 (m, 3H), 3.53 (d, J=12.2 Hz, 1H), 3.60−3.72 (m, 1H), 4.42 (dd, J=6.7, 2.2 Hz, 1H), 4.52−4.61 (m, 1H), 5.62−5.74 (m, 1H), 6.11 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.16 (q, J=8.9 Hz, 1H), 6.42 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.53−6.66 (m, 1H), 6.75 (d, J=16.1 Hz, 1H), 7.37 (dd, J=8.7, 1.0 Hz, 1H), 7.80−7.96 (m, 3H), 9.16 (s, 1H). LCMS(m/z)550.3[M+H], Tr=1.50分。
【0281】
実施例22
【0282】
【化127】
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7−ブロモ−2−クロロ−キノリン(8.10g,33.4mmol)およびヨウ化ナトリウム(50.0g,334mmol)のアセトニトリル(27mL)中の撹拌スラリーに、塩化アセチル(3.56mL,50.0mmol)をゆっくりと添加した。このフラスコに栓をして密封し、そして80℃で3時間加熱し、その後、冷却した。この混合物を、10%w/wの炭酸カリウム水溶液(80mL)、5%w/wの亜硫酸ナトリウム水溶液(80mL)およびチオ硫酸ナトリウム飽和水溶液(80mL)で順番に処理し、そしてこの混合物をジクロロメタンで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、粗製7−ブロモ−2−ヨード−キノリンを得た。このキノリンに、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(13.6mL,40.1mmol)、1,4−ジオキサン(67mL)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(2.37g,3.34mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を100℃で5時間加熱し、その後、冷却した。2Mの水性塩酸(67mL)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその固体を酢酸エチルで洗浄し、そしてその濾液をエバポレートして有機物を除去した。その残渣を酢酸エチルで抽出し(3回)、そして合わせた有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その生成物を、イソ−ヘキサン中0%から6%の酢酸エチルの勾配で溶出する、10%w/wの炭酸カリウムをドープしたシリカゲルで精製して、表題化合物(5.5g,66%)を白色固体として得た。
【0283】
【化128】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(61mg,0.100mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(88mg,0.012mmol)を脱気水(40mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で5分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた濁った橙色混合物を室温まで冷却した。脱気テトラヒドロフラン(40mL)中の22a(5.00g,20mmol)を添加し、その後、ギ酸ナトリウム(6.8g,100mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気した。この反応混合物を40℃で4時間激しく撹拌し、そして冷却した。次いで、これを酢酸エチルおよび水で希釈し、そしてその有機層を分離し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン中0%から30%の酢酸エチルの勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(4.96g,98%)をオフホワイトの固体として得た。
【0284】
【化129】
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22b(1.00g,3.97mmol)およびトリエチルアミン(1.65mL,11.9mmol)の無水ジクロロメタン中の溶液に、0℃で、無水酢酸(0.75mL,7.93mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(24mg,0.197mmol)を添加した。この反応混合物を撹拌し、そして室温まで温めた。1.5時間後、水(100mL)を添加し、そして層を分離した。その水相をジクロロメタン(2×100mL)で再度抽出し、そして合わせた有機物をブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン(66mL)、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル95:5(300mL)、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル9:1(1066mL)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.16g,99%)を無色油状物として得た。
【0285】
【化130】
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酢酸22c(1.16g,3.95mmol)の無水アセトニトリル中の溶液に、酢酸パラジウム(II)(89mg,0.395mmol)、2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸(496mg,4.35mmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(241mg,0.790mmol)およびトリエチルアミン(1.09mL,7.90mmol)を添加し、次いでこの混合物をマイクロ波中100℃で20分間加熱した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、次いで水(200mL)を添加し、そしてその有機物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル95:5(300mL)、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル9:1(1066mL)、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル3:1(1066mL)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(792mg,61%)を白色固体として得た。
【0286】
【化131】
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1e(1.29g,2.42mmol)のジクロロメタン(12mL)中の溶液を窒素下で氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.715mL,4.84mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を1時間撹拌した。この反応をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.69mL,9.68mmol)でクエンチし、そしてこの反応混合物を減圧中で濃縮して、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルを白色固体として得、これをさらに精製せずに使用した。22d(792mg,2.42mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液に、窒素下0℃で、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.11mL,12.1mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.01g,2.66mmol)を添加した。得られた混合物を室温で15分間撹拌し、次いで0℃まで再度冷却し、そして先の工程で生成した(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルを、N,N−ジメチルホルムアミド(10.7mL)中の溶液として添加した。次いで、この反応混合物を、撹拌しながら室温まで温めた。1時間後、この混合物を酢酸エチル(100mL)および水(100mL)で希釈した。その相を分離し、そしてその水性物質を酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/アセトン95:5(1000mL)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン9:1(1L)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン85:15(1L)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン3:1(1L)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン7:3(1L)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.11g,62%)を無色油状物として得た。
【0287】
【化132】
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22e(1.11g,1.50mmol)のテトラヒドロフラン(14.7mL)中の溶液を氷水浴中で冷却し、次いでメタノール(7.4mL)、水(7.4mL)、および水酸化リチウム一水和物(252mg,6.0mmol)を添加した。この混合物をこの氷水浴中で1時間撹拌し、次いで1Mの水性塩酸(6mL,6.0mmol)でクエンチした。得られた溶液を減圧中で濃縮し、そしてその粗製生成物を、メタノール(4×250mL)、次いでアセトニトリル(4×250mL)、およびトルエン(5×250mL)から濃縮した。次いで、単離した固体を一晩凍結乾燥機に静置して、表題化合物(853mg,定量的収率)を白色固体として得た。
【0288】
【化133】
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窒素下で、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(2.59g,7.51mmol)および4−(ジメチルアミノ)ピリジン(1.38g,11.3mmol)を1,2−ジクロロエタン(500mL)に溶解させ、そして得られた溶液を50℃まで加熱した。先の工程から得られた粗製セコ酸である22f(853mg,1.50mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(19mL)に溶解させ、そしてこの反応混合物に、シリンジポンプを介して6時間かけて滴下により添加した。この添加が完了した後に、このシリンジポンプをさらなるN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)ですすぎ、そしてこの反応混合物を50℃で40分間撹拌した。この時間の後に、この混合物を濃縮して残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン(66mL)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン4:1(726mL)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン7:3(726mL)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン3:2(726mL)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。この最初のカラムは、N,N−ジメチルホルムアミドを含む不純な生成物(1.10g)を与えた。これにブライン(200mL)を添加し、そしてその有機物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、N,N−ジメチルホルムアミドを含まない不純な生成物(900mg)を得た。この残渣を、イソ−ヘキサン/アセトン95:5(6L)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン93:7(1.5L)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン88:12(3L)、次いでイソ−ヘキサン/アセトン82:16を使用する2回目のシリカゲルクロマトグラフィーにより、全ての生成物がこのカラムから溶出するまで精製した。87%の純度(バッチA)および77%の純度(バッチB)の2バッチの所望の生成物を単離した。バッチAを、100%のジエチルエーテルで2回摩砕して、表題化合物(241mg)を約90%〜95%の純度で得た。バッチBの、分取逆相HPLCによる精製は、表題化合物(181mg)を約95%より高い純度で与えた。バッチAとバッチBとを合わせて、表題化合物(422mg,51%)を白色固体として得た。H NMR (500 MHz, CDOD) 0.94 (app t, J=6.7 Hz, 6H), 1.34 (s, 3H), 1.48 (s, 3H), 1.58 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.62−1.75 (m, 5H), 1.82−1.91 (m, 1H), 1.92−2.03 (m, 2H), 2.66−2.78 (m, 1H), 3.78 (app d, J=8.5 Hz, 1H), 4.25−4.33 (m, 1H), 4.34−4.43 (m, 1H), 5.71 (q, J=7.3 Hz, 1H), 5.89 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.24 (d, J=16.0 Hz, 1H), 6.46 (d, J=16.0 Hz, 1H), 7.27 (br d, J=9.8 Hz, 1H), 7.38 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.75 (ABq, ΔδAB=0.03, JAB=8.54 Hz, 2H), 8.18 (d, J=7.9 Hz, 1H). LCMS(m/z)550.1[M+H], Tr=2.24分。
【0289】
実施例23
【0290】
【化134】
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6−ブロモ−3−クロロ−イソキノリン(2.0g,8.25mmol)のn−プロパノール(90mL)中の溶液を調製し、そしてビニルトリフルオロホウ酸カリウム(1.11g,8.25mmol)を添加した。この溶液を窒素で10分間パージし、その後、ジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(128mg,0.157mmol)およびトリエチルアミン(1.15mL,8.25mmol)を添加した。次いで、この反応混合物を窒素でさらに3分間パージし、その後、1時間加熱還流した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、そして水を添加した。次いで、その有機物をジエチルエーテル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/ジエチルエーテル9:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.26g,80%)を油状物として得た。
【0291】
【化135】
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23a(1.24g,6.54mmol)の、メタノール(125mL)およびジクロロメタン(125mL)中の懸濁物を−78℃まで冷却した。この反応物を、青色が持続するまで(約15分間)オゾン処理し、次いで、この反応混合物に窒素を15分間吹き込んで、オゾンをパージした。次いで、この反応物を固体の重炭酸ナトリウム(549mg,6.54mmol)およびジメチルスルフィド(1.31mL,1.31mmol)で処理した。この混合物を室温まで温め、そして3時間後、この反応混合物を減圧中で濃縮した。水(200mL)をその残渣に添加し、そしてその水層をジクロロメタン(3×200mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、表題化合物(1.02g,81%)を油状物として得た。
【0292】
【化136】
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23b(1.02g,5.32mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液に、0℃でトリメチル(トリフルオロメチル)シラン溶液(3.19mL,テトラヒドロフラン中2M,6.38mmol)を添加し、その後、テトラブチルアンモニウムフルオリド溶液(0.053mL,テトラヒドロフラン中1M,0.053mmol)を添加し、そして得られた溶液を0℃で1.5時間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで温め、そして2Mの塩酸(10mL)を添加し、そしてこの混合物を10分間撹拌し、その後、水(200mL)を添加した。次いで、その水層を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、表題化合物(1.30g,93%)を固体として得た。
【0293】
【化137】
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23c(1.30g,4.97mmol)のジクロロメタン(14.7mL)中の溶液に、0℃でDess−Martinペルヨージナン溶液(14.7mL,ジクロロメタン中15%,6.96mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして室温まで温めた。1Mの水性メタ重亜硫酸ナトリウム(100mL)を添加し、そしてこの反応混合物を15分間撹拌した。この混合物に重炭酸ナトリウム飽和水溶液(100mL)を添加し、そしてその水層をジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。合わせた有機物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(200mL)で洗浄し、その後、ブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、表題化合物(1.0g,78%)を固体として得た。
【0294】
【化138】
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23d(686mg,2.64mmol)、(R)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(400mg,3.30mmol)およびチタン(IV)イソプロポキシド(1.95mL,6.60mmol)のテトラヒドロフラン(27.4mL)中の混合物を16時間加熱還流し、次いで室温まで冷却した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてジエチルエーテル(27.4mL)に再度溶解させ、次いで−78℃まで冷却した。この混合物に、L−selectride(登録商標)溶液(7.93mL,テトラヒドロフラン中1.0M,7.93mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。次いで、ブライン(30mL)を添加し、そしてこの混合物を室温まで温めた。さらなるブライン(200mL)および酢酸エチル(300mL)を添加し、そして層を分離した。その水相をジクロロメタン(500mL)で再度抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、ジクロロメタンからジクロロメタン/メタノール99:1の勾配溶出を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(553mg,収率57%,94% d.e.)を得た。
【0295】
【化139】
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23e(553mg,1.52mmol)のメタノール(10mL)中の溶液に、1,4−ジオキサン中4Mの塩酸溶液(1.52mL,6.06mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で30分間撹拌した。さらなる1,4−ジオキサン中4Mの塩酸溶液(1.52mL,6.06mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、表題化合物(507mg,定量的収率)を得た。
【0296】
【化140】
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23f(507mg,1.52mmol)およびトリエチルアミン(0.84mL,6.08mmol)のジクロロメタン(20mL)中の混合物を0℃で撹拌して、溶液を得た。次いで、重炭酸ジ−tert−ブチル(497mg,2.28mmol)のジクロロメタン(4mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして24時間かけて室温まで温めた。水(200mL)を添加し、そしてその水層をジクロロメタン(3×100mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、残渣(816mg)を得た。この残渣をジクロロメタン(20mL)に溶解させ、そして0℃まで冷却し、次いでトリエチルアミン(0.84mL,6.08mmol)を添加し、その後、重炭酸ジ−tert−ブチル(497mg,2.28mmol)のジクロロメタン(4mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を撹拌し、そして72時間かけて室温まで温めた。さらなる重炭酸ジ−tert−ブチル(162mg,0.74mmol)を添加し、そして撹拌を30分間続け、次いで水(100mL)を添加し、そしてその水層をジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル9:1からイソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1の勾配溶出を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(140mg,25%)を油状物として得た。
【0297】
【化141】
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23g(135mg,0.37mmol)のn−プロパノール(6mL)中の溶液に、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(55mg,0.412mmol)、ジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(5.8mg,0.007mmol)およびトリエチルアミン(0.052mL,0.37mmol)を添加した。この懸濁物を排気し、そして窒素で3回パージし、その後、100℃で2時間加熱した。この時間の後に、さらなるビニルトリフルオロホウ酸カリウム(100mg,0.748mmol)を添加し、そして加熱を100℃で16時間続けた。この時間の後に、さらなるジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(9mg,0.011mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で90分間加熱した。この時間の後に、さらなるジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(9mg,0.011mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で10分間加熱した。水(100mL)をこの反応混合物に添加し、次いで、その水層をジエチルエーテル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、表題化合物(132mg,定量的収率)を得た。
【0298】
【化142】
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23h(132mg,0.37mmol)のメタノール(2mL)中の溶液に、1,4−ジオキサン中4Mの塩酸(0.37mL,0.75mmol)を添加し、そしてこの混合物を室温で30分間撹拌した。さらなる1,4−ジオキサン中4Mの塩酸(3.0mL,6.08mmol)を添加し、そして撹拌を2時間続け、次いでこの反応混合物を減圧中で濃縮して、残渣を得た。次いで、この残渣をジエチルエーテル(2mL)から、その後、アセトニトリル(10mL)から濃縮し、そしてこれを2回繰り返して、(S)−2,2,2−トリフルオロ−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチルアミン塩酸塩(108mg,定量的収率)を得た。(S)−2,2,2−トリフルオロ−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エチルアミン塩酸塩(108mg,0.374mmol)のアセトニトリル(2mL)中の懸濁物に、窒素下0℃で、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(138mg,0.37mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(100mg,0.52mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(63mg,水中20wt%,0.37mmol)を添加した。得られた懸濁物を0℃で15分間撹拌し、その後、氷水浴から出し、そして室温で16時間撹拌した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.5mL,2.87mmol)を添加し、そしてこの溶液を室温で2.5時間撹拌し、この時点でさらなる(S)−1−[(S)−2−((S)−2−ブタ−3−エノイルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(69mg,0.19mmol)を添加し、そして撹拌を続けた。1時間後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(134mg,0.70mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で1時間撹拌した。この時間の後に、この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を酢酸エチル(60mL)で希釈した。水(50mL)を添加し、そして層を分離した。その水相を酢酸エチル(2×10mL)で再度抽出し、次いで、合わせた有機物を塩化アンモニウム(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル9:1からイソ−ヘキサン/酢酸エチル4:1からイソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1、そして最後にイソ−ヘキサン/酢酸エチル0:1の勾配溶出を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。これにより、表題化合物(124mg,55%)を得た。
【0299】
【化143】
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23i(124mg,0.21mmol)のトルエン(69mL)中の溶液に、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(13mg,0.02mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を115℃で1.5時間加熱した。さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(13mg,0.02mmol)を添加し、そして加熱を120℃で50分間続けた。さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(13mg,0.02mmol)を添加し、そして加熱を120℃で30分間続けた。この時間の後に、この混合物を室温まで冷却し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチルから酢酸エチル/アセト9:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。不純な生成物(28.3mg)を集め、これを、酢酸エチル/アセトン95:5で溶出する分取TLCによりさらに精製して、表題化合物(4mg,3%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 0.99 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.7Hz, 3H), 1.29−1.39 (m, 1H), 1.69 (d, J=7.4 Hz, 3H), 1.74−2.01 (m, 5H), 2.73 (td, J=12.9, 2.9 Hz, 1H), 2.99−3.11 (m, 1H), 3.74−3.83 (m, 1H), 4.26 (d, J=10.0 Hz, 1H), 4.41 (br d, J=13.2 Hz, 1H), 5.48 (q, J=7.4 Hz, 1H), 5.84 (q, J=8.3 Hz, 1H), 6.58 (d, J=16.3 Hz, 1H), 6.62−6.71 (m, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.76 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 8.13 (d, J=8.6 Hz, 1H), 9.22 (s, 1H). LCMS(m/z)575.2[M+H], Tr=1.53分。
【0300】
実施例24
【0301】
【化144】
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(R)−1−(7−ブロモ−キノリン−2−イル)−エタノール(295mg,1.17mmol)の無水アセトニトリル(12mL)中の溶液に、ブタ−3−エン酸tert−ブチルエステル(0.44mL,2.75mmol)、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0)(25mg,0.049mmol)およびN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(0.39mL,1.83mmol)を添加し、次いでこの混合物を2時間加熱還流した。この反応混合物を減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル95:5を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(348mg,95%)を白色固体として得た。
【0302】
【化145】
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ジクロロメタン(20mL)中の24a(363mg,1.16mmol)および(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(505mg,1.26mmol)に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(311mg,1.62mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(142mg,1.16mmol)を添加した。次いで、この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物に塩化アンモニウム飽和水溶液(100mL)を添加し、そしてその水層をジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。その水相をジクロロメタン(20mL)でさらに洗浄し、そして合わせた有機物をブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、イソ−ヘキサン/酢酸エチル4:1(120mL)、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル7:3(855mL)、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチル3:2(540mL)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(357mg,44%)を白色固体として得た。
【0303】
【化146】
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24b(342mg,0.492mmol)のジクロロメタン(2.5mL)中の溶液に、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.18mL,0.96mmol)を添加し、そしてこの淡黄色溶液を0℃で2.75時間撹拌した。さらなるトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.073mL,0.45mmol)を添加し、そして撹拌を1.33時間続けた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL,3.44mmol)を添加し、そしてこの混合物を10分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮して、中間体である(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(R)−1−[7−((E)−3−カルボキシ−プロペニル)−キノリン−2−イル]−エチルエステル(266mg,0.45mmol)を得た。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(R)−1−[7−((E)−3−カルボキシ−プロペニル)−キノリン−2−イル]−エチルエステル(266mg,0.45mmol)のアセトニトリル(50mL)中の溶液に、窒素下0℃で、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.343mL,1.971mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(262mg,0.70mmol)を添加した。この混合物を0℃で撹拌し、そして16時間かけて室温まで温めた。この反応混合物に2Mの水性塩酸溶液(20mL)を添加し、そしてこの混合物を減圧中で濃縮した。その水層をジクロロメタン/メタノール9:1(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(2×200mL)、次いでブライン(1×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得た。これを、酢酸エチル/アセトン97:3から酢酸エチル/アセトン94:6の勾配溶出を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。45mgの不純な生成物を集め、これをジエチルエーテルで摩砕して、表題化合物(25.4mg,10%)を淡黄色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 0.99 (d, J=6.48 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.7Hz, 3H), 1.64 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.66−1.72 (m, 1H), 1.74 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.85−2.08 (m, 4H), 2.75 (dd, J=2.9, 12.9 Hz, 1H), 2.97−3.07 (m, 1H), 3.35−3.40 (m, 1H), 3.79−3.88 (m, 1H), 4.23 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.43 (br d, J=11.2 Hz, 1H), 5.72 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.94 (q, J=6.9 Hz, 1H), 6.41 (d, J=16.7 Hz, 1H), 6.55 (dt, J=4.7, 16.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.75 (dd, J=1.3, 8.7 Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.7 Hz, 1H), 8.21 (d, J=8.5 Hz, 1H). LCMS(m/z)522.2[M+H], Tr=1.90分。
【0304】
実施例25
【0305】
【化147】
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(S)−6−ブロモ−インダン−1−オール(1.0462g,4.910mmol,WO 2009/003719に記載されるように調製)の無水テトラヒドロフラン(20mL)中の冷(−20℃)溶液を、トリエチルアミン(2.7mL,19.639mmol)およびメタンスルホニルクロリド(760μL,9.820mmol)で順番に処理した。−30℃で2.5時間撹拌した後に、メチルアミンの溶液(テトラヒドロフラン中2M,25mL,50mmol)を添加した。室温で22.5時間撹拌した後に、この反応混合物を濾過した。その白色固体をジエチルエーテルですすいだ。その濾液をエバポレートにより乾固させて、表題化合物(1.11g,定量的収率)を白色固体として得た。
【0306】
【化148】
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25a(1.11g,4.910mmol)の溶液を、重炭酸ジ−tert−ブチル(1.714g,7.856mmol)およびトリエチルアミン(690μL,4.91mmol)で順番に処理した。25.5時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から9:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.4224g,89%)を白色固体として、回転異性体の混合物として得た。
【0307】
【化149】
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25b(1.4224g,4.363mmol)、[1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムジクロロメタン錯体(71.3mg,0.087mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(701.3mg,5.236mmol)およびトリエチルアミン(610μL,4.363mmol)の無水n−プロパノール(40mL)中の溶液を、窒素を30分間吹き込むことによって脱気した。次いで、この赤色懸濁物を17.5時間還流した。室温まで冷却した後に、この混合物を水でクエンチし、そしてその水層をジエチルエーテルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/ジエチルエーテルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(977.3mg,82%)を白色固体として、回転異性体の混合物として得た。
【0308】
【化150】
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25c(977.3mg,3.575mmol)のジクロロメタン(20mL)中の冷(0℃)溶液をトリフルオロ酢酸(5mL)で処理した。室温で30分間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そして残留するトリフルオロ酢酸をトルエンとの共沸(3回)により除去して、対応するアンモニウム塩を桃色固体として得た。この粗製アンモニウム塩、粗製(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(3.932mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.5mL,14.300mmol)のアセトニトリル(60mL)中の冷(0℃)溶液を2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.903g,5.005mmol)で処理した。室温で20時間撹拌した後に、この反応を塩酸(1M,100mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:2の連続勾配で溶出する100gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を混合物としてを得、これを酢酸エチルに溶解させ、そして水性炭酸カリウムで洗浄した。その有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去して、表題化合物(798.9mg,36%)を白色固体として、回転異性体の混合物として得た。
【0309】
【化151】
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化合物25eを、22eと同じ様式で、25dを1eの代わりに使用して、27%の収率で、回転異性体の複雑な混合物として調製した。
【0310】
【化152】
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25e(238.3mg,0.390mmol)のジクロロエタン(100mL)中の溶液をHoveyda−Grubbs第2世代触媒(48.9mg,0.078mmol)で処理した。還流させながら1.5時間撹拌した後に、この反応物を室温まで冷却し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、酢酸エチル/メタノールの1:0から95:5の連続的勾配を用いて重力により溶出する10gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、酢酸エチル/メタノール97:3で溶出する分取TLC(2回の溶出)により精製して、最終化合物(10.2mg,5%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCN) δ 0.85−0.97 (m, 6H), 1.21−1.35 (m, 8H), 1.42−1.62 (m, 3H), 1.64−1.77 (m, 2H), 1.80−1.89 (m, 2H), 2.27−2.38 (m, 2H), 2.52 (dd, J=7.6, 3.1 Hz, 1H), 2.76 (s, 3H), 2.82−3.06 (m, 2H), 3.27−3.35 (m, 1H), 3.47 (s, 3H), 3.80−3.91 (m, 1H), 4.06 (dd, J=9.1, 8.2 Hz, 1H), 4.23 (d, J=11.8 Hz, 1H), 4.41 (dd, J=12.9, 3.6 Hz, 1H), 5.44 (app 五重線, J=8.0 Hz, 1H), 6.10−6.30 (m, 2H), 6.43 (d, J=16.0 Hz, 1H), 6.88 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.96 (d, J=9.4 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 7.13−7.28 (m, 2H). LCMS(m/z)582.3[M+H], Tr=2.57分。
【0311】
実施例26
【0312】
【化153】
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(S)−4−ベンジル−3−((R)−2−メチル−ペンタ−4−エノイル)−オキサゾリジン−2−オン(1.65g,6.04mmol,Synlett 2002,12,2039−2040においてと同様に調製)のエタノール/水(22mL,10:1)中の溶液を塩化ロジウム(III)水和物(31.6mg,0.15mmol)で処理した。85℃で24時間撹拌した後に、この反応混合物を室温まで冷却し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/ジエチルエーテルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(892.7mg,54%)を無色油状物として得た。
【0313】
【化154】
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26a(893mg,3.27mmol)のテトラヒドロフラン/水(30mL,2:1)中の冷(0℃)溶液を、過酸化水素(1.7mL,16.33mmol,水中30%)および水酸化リチウム水和物(274mg,6.53mmol)で順番に処理した。0℃で1.5時間撹拌した後に、この反応をメタ重亜硫酸ナトリウム(6.2g,32.66mmol)でクエンチした。室温で40分間撹拌した後に、この混合物を塩酸(2M)で酸性にし、そしてその水層をジクロロメタンで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、相分離器で濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(307.1mg,82%)を無色油状物として得た。
【0314】
【化155】
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化合物26cを、メチル−((R)−6−ビニル−インダン−1−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルと同じ様式で、(R)−1−(7−ブロモ−キノリン−2−イル)−エタノールを((R)−6−ブロモ−インダン−1−イル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステルの代わりに使用して、定量的収率で調製した。
【0315】
【化156】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(261.2mg,0.653mmol)、26c(108.4mg,0.544mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(79.7mg,0.653mmol)のジクロロメタン(10mL)中の溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(166.9mg,0.870mmol)で処理した。室温で17時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:4から0:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(139.6mg,44%)を白色固体として得た。
【0316】
【化157】
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26d(139.6mg,0.240mmol)の無水ジクロロメタン(10mL)中の冷(0℃)溶液をメタンスルホン酸トリメチルシリル(90μL,0.480mmol)で処理した。0℃で1.5時間撹拌した後に、この反応を飽和重炭酸ナトリウムでクエンチした。その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機物を合わせ、相分離器で濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去し、中間体であるアミンを得た。このアミン、(E)−(R)−2−メチル−ペンタ−3−エン酸(32.9mg,0.288mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(38.9mg,0.288mmol)のアセトニトリル(10mL)中の溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(64.4mg,0.336mmol)で処理した。室温で17.5時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(69.8mg,50%)を無色油状物として得た。
【0317】
【化158】
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化合物26を、化合物25と同じ様式で、26eを(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘプタ−6−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチル−((R)−6−ビニル−インダン−1−イル)−アミドの代わりに使用して、4%の収率で調製した。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 0.94−1.00 (m, 6H), 1.47 (d, J=7.6 Hz, 3H), 1.63 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.67−1.80 (m, 5H), 1.85−2.07 (m, 3H), 2.76 (td, J=12.1, 3.3 Hz, 1H), 3.79−3.86 (m, 1H), 4.28 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.36−4.46 (m, 1H), 5.73 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.93 (q, J=6.9 Hz, 1H), 6.32−6.51 (m, 2H), 7.41 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.77−7.85 (m, 2H), 8.21 (d, J=8.5 Hz, 1H). LCMS(m/z)536.1[M+H], Tr=1.80分。
【0318】
実施例27
【0319】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−ベンジル−3−プロピオニル−オキサゾリジン−2−オン(3.00g,12.9mmol)の無水テトラヒドロフラン(40mL)中の冷(−78℃)溶液をカリウムビス(トリメチルシリル)アミド(19.3mL,19.3mmol,テトラヒドロフラン中1M)で処理した。−78℃で0.45時間撹拌した後に、この混合物を臭化アリル(5.6mL,64.3mmol)で処理した。−40℃で2時間撹拌した後に、この反応を2Mの塩酸でクエンチした。その水性物質を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:1の連続勾配で溶出する50gのBiotageカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.73g,78%)を無色油状物として得た。
【0320】
【化160】
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27a(2.73g,9.97mmol)のエタノール/水(22mL,10:1)中の溶液を塩化ロジウム(III)水和物(52mg,0.25mmol)で処理した。85℃で3時間撹拌した後に、この反応混合物を室温まで冷却し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する50gのBiotageカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.76g,65%)を無色油状物として得た。
【0321】
【化161】
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27b(1.76g,6.44mmol)のテトラヒドロフラン/水(60mL,2:1)中の冷(0℃)溶液を、過酸化水素(3.3mL,32.2mmol,水中30%)および水酸化リチウム水和物(534mg,12.9mmol)で順番に処理した。0℃で2時間撹拌した後に、この反応をメタ重亜硫酸ナトリウム(12.2g,64.4mmol)でクエンチした。室温で1時間撹拌した後に、この混合物を2Mの塩酸で酸性にし、そしてその水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。その有機物を合わせ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する50gのBiotageカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(463mg,63%)を無色油状物として得た。
【0322】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(R)−1−(7−ビニル−キノリン−2−イル)−エチルエステル(380mg,0.65mmol)の無水ジクロロメタン(10mL)中の冷(0℃)溶液をメタンスルホン酸トリメチルシリル(237μL,1.31mmol)で処理した。0℃で1時間撹拌した後に、この反応を飽和重炭酸ナトリウムでクエンチした。その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機物を分離して合わせ、揮発性物質を減圧中で除去して、中間体のアミン(305mg)を得た。このアミン、27c(90mg,0.76mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(103mg,0.76mmol)のアセトニトリル(20mL)中の溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(170mg,0.89mmol)で処理した。室温で16時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続勾配で溶出する25gのBiotageカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(236mg,65%)を無色油状物として得た。
【0323】
【化163】
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化合物27を、化合物25と同じ様式で、27dを(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘプタ−6−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチル−((R)−6−ビニル−インダン−1−イル)−アミドの代わりに使用して、5%の収率で調製した。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 0.85−1.00 (m, 6H), 1.30 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.58 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.62−1.80 (m, 6H), 1.83−2.07 (m, 3H), 2.70−2.82 (m, 1H), 3.38−3.48 (m, 1H), 3.76−3.84 (m, 1H), 4.20−4.28 (m, 1H), 4.36−4.47 (m, 1H), 5.62−5.74 (m, 1H). 5.93 (q, J=6.9 Hz, 1H), 6.30−6.51 (m, 2H), 7.39 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.70−7.80 (m, 2H), 8.13−8.22 (m, 1H). LCMS(m/z)536.2[M+H], Tr=2.15分。
【0324】
実施例28
【0325】
【化164】
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炭酸カリウム(647mg,4.68mmol)および重炭酸ジ−tert−ブチル(716mg,3.28mmol)をジクロロメタン(10mL)中の2−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン(750mg,3.12mmol)に添加した。室温で一晩撹拌した後に、水(20mL)をこの溶液に添加した。得られた二相溶液を、有機相と水相とに分離した。その水相をジクロロメタン(20mL)で逆抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、表題化合物(1.03g,97%)を淡黄色油状物として得た。
【0326】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
28a(1.03g,3.03mmol)およびビニルトリフルオロホウ酸カリウム(488mg,3.64mmol)のn−プロパノール(30mL)中の溶液に、窒素の雰囲気下で、1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II),ジクロロメタン付加体(49mg,0.06mmol)およびトリエチルアミン(306mg,422μL,3.03mmol)を添加した。この反応物を加熱還流し、そして3時間撹拌し、その後、室温まで冷却した。この反応混合物を水に注ぎ、そして得られた溶液をジエチルエーテル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の段階的な勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(652mg,75%)を淡黄色油状物として得た。
【0327】
【化166】
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(2R,3R)−1−((1R,5S)−10,10−ジメチル−3,3−ジオキソ−3λ−チア−4−アザ−トリシクロ[5.2.1.01,5]デカ−4−イル)−3−ヒドロキシ−2−メチル−ヘプタ−6−エン−1−オン(250mg,0.703mmol)の無水ジクロロメタン(7mL)中の溶液を調製し、そしてトリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(208mg,1.406mmol)を添加した。この反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応混合物を、メタノール(1mL)、次いで2Mの塩酸(20mL)、および飽和ブライン(20mL)で処理した。この混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、そしてこの抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、黄色ガム状物質を得た。このガム状物質を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル4:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(223mg,86%)を無色ガム状物質として得た。
【0328】
【化167】
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水中2Mの水酸化リチウムの溶液(5mL,10mmol)を、28c(223mg,0.60mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)中の撹拌溶液に添加した。この撹拌混合物を60℃で15時間加熱した。この反応混合物を部分的にエバポレートし、その後、2Mの塩酸(20mL)を添加した。この溶液を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。この抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、黄色ガム状物質(209mg)を得た。このガム状物質を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル3:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(68mg,66%)を黄色ガム状物質として得た。
【0329】
【化168】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル(316mg,0.59mmol)の無水ジクロロメタン(10mL)中の溶液を窒素雰囲気下で0℃まで冷却し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(160μL,0.885mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で2時間撹拌し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(413μl,2.36mmol)を添加して、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロエチルエステルを得た。この混合物をエバポレートし、そしてその残渣を(2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘプタ−6−エン酸(162mg,0.94mmol.)と一緒にアセトニトリル(13mL)溶解させ、そしてN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(250mg,1.32mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(220mg,1.32mmol)を添加した。この反応物を室温で15時間撹拌し、次いでエバポレートして、黄色油状物を得た。この油状物を、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(425mg,77%)を白色固体として得た。
【0330】
【化169】
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28e(425mg,0.725mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を調製し、そして亜鉛粉末(0.48g,7.25mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウムの水溶液(1M,5mL,5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応物を、酢酸エチルで洗い流すhyflo−supercelで濾過した。この混合物を塩酸(2M,30mL)で処理し、そしてその層を分離した。その水層を酢酸エチル(25mL)で抽出した。その有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、濾過し、そしてエバポレートして、無色ガム状物質(299mg)を得、これをさらに精製せずに直接使用した。
【0331】
【化170】
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2−(3−ビニル−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(650mg,2.26mmol)のジクロロメタン(15mL)中の溶液を0℃まで冷却し、その後、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(569μL,3.39mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL,5.24mmol)を添加して、2−(3−ビニル−フェニル)−ピペリジンを黄色固体として得た。この固体を、28f(900mg,1.98mmol)と一緒にアセトニトリル(20mL)に再度溶解させた。この溶液を0℃まで冷却し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.05g,2.77mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL,7.92mmol)を添加した。この撹拌反応混合物をゆっくりと室温まで温めた。2時間後、その溶媒をエバポレートし、そして残った残渣を酢酸エチル(30mL)に溶解させ、そして水(3×30mL)で洗浄した。その有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の段階的な勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.25g,100%)を黄色固体として得た。
【0332】
【化171】
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28g(1.05mg,1.68mmol)の1,2−ジクロロエタン(550mL)中の撹拌溶液に、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(105mg,0.168mmol)を添加した。この溶液を84℃まで加熱し、そして2.5時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そして得られた残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル/アセトンの1:0:0から0:9:1の段階的な勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。次いで、この物質を、同じ勾配を使用する2回目のシリカゲルクロマトグラフィーに供して、黄色固体を得た。ニートな酢酸エチルを使用して純粋に重力によって溶出する最後のシリカゲルクロマトグラフィーによって、表題化合物(175mg,18%)を白色固体として、ジアステレオマーの6:4の混合物として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.84 (d, J=6.9 Hz, 3H), 0.91−1.01 (m, 6H), 1.24−1.37 (m, 6H), 1.47−2.03 (m, 14H), 2.06 (s, 2H), 2.14−2.25 (m, 1H), 2.43−2.77 (m, 4H), 3.48 (s, 1H), 3.56 (s, 2H), 3.63−3.86 (m, 1H), 4.00 (app t, J=14.7 Hz, 1H), 4.12−4.17 (m, 1H), 4.53−4.65 (m, 1H), 5.45 (q, J=7.2 Hz, 1H), 6.27−6.50 (m, 2H), 6.99−7.10 (m, 2H), 7.14−7.22 (m, 1H), 7.32−7.38 (m, 1H). LCMS(m/z)596.4[M+H], Tr=2.51分。
【0333】
実施例29および30
【0334】
【化172】
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化合物28(155mg,0.26mmol)を、アセトニトリル/水の1:1の混合物に、7.8mg/mLの濃度に溶解させた。次いで、この溶液を、Phenomenex Gemini 10μ 110A,250×21.2mmカラムを取り付けた逆相HPLCシステムで、20mL/minで流す無勾配の2:3のアセトニトリル/水を使用して溶出した。この混合物を、2つの異なるジアステレオ異性体に分割した。各分離したジアステレオ異性体を濃縮すると、白色固体が得られた。各異性体の立体化学は、決定しなかった。最初に溶出した異性体である化合物29(15mg,10%)。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.89−1.05 (m, 8H), 1.20−1.44 (m, 10H), 1.51−1.79 (m, 3H), 1.83−1.99 (m, 4H), 2.03−2.27 (m, 3H), 2.33−2.67 (m, 3H), 2.76 (app t, J=12.3 Hz, 1H), 3.09 (app t, J=12.3 Hz, 1H), 3.22−3.38 (m, 1H), 3.47 (s, 3H), 3.54−3.62 (m, 1H), 4.17 (d, J=11.7 Hz, 1H), 4.59 (d, J=10.5 Hz, 1H), 5.39−5.53 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 6.09−6.23 (m, 1H), 6.30−6.55 (m, 2H), 6.99−7.23 (m, 4H). LCMS(m/z)596.4[M+H], Tr=2.53分。
【0335】
2番目に溶出した異性体である化合物30(22mg,14%)。H NMR (300 MHz, CDCN) δ 0.98−1.04 (m, 6H), 1.26−1.38 (m, 7H), 1.62−1.80 (m, 5H), 1.83−2.00 (m, 4H), 2.03−2.14 (m, 1H), 2.16−2.25 (m, 2H), 2.36−2.51 (m, 2H), 2.54−2.66 (m, 1H), 2.68−2.82 (m, 1H), 3.03−3.16 (m, 1H), 3.26−3.34 (m, 1H), 3.48 (s, 3H), 3.64−3.73 (m, 1H), 3.76−3.86 (m, 1H), 4.00 (app t, J=9.0 Hz, 1H), 4.16 (d, J=12.0 Hz, 1H), 4.55−4.66 (m, 1H), 5.41−5.53 (m, 1H), 5.97−6.06 (m, 1H), 6.10−6.22 (m, 1H), 6.35 (s, 1H), 6.38−6.49 (m, 1H), 7.00−7.11 (m, 2H), 7.14−7.23 (m, 3H). LCMS(m/z)596.3[M+H], Tr=2.49分。
【0336】
実施例31
【0337】
【化173】
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(R)−4−ベンジル−3−[(R)−2−((S)−1−ヒドロキシ−エチル)−ブタ−3−エノイル]−オキサゾリジン−2−オン(233.6mg,0.807mmol,Org.Lett.2007,9,1635−1638に記載されるように調製)およびイミダゾール(241.7mg,3.551mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の冷(0℃)溶液をtert−ブチルジメチルシリルクロリド(158.2mg,1.049mmol)で処理した。室温で24時間撹拌した後に、この反応を飽和塩化アンモニウムでクエンチした。その水層をジエチルエーテル(2×20mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(294.6mg,90%)を無色油状物として得た。
【0338】
【化174】
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31a(294.6mg,0.730mmol)、(R)−1−(7−ブロモ−キノリン−2−イル)−エタノール(184.0mg,0.730mmol)、酢酸パラジウム(II)(32.8mg,0.146mmol)、トリ−(o−トルイル)ホスフィン(44.4mg,0.146mmol)の無水1,4−ジオキサン(10mL)中の溶液をN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(250μL,1.168mmol)で処理した。100℃で5時間撹拌した後に、この反応物を室温まで冷却し、ジクロロメタンおよび飽和重炭酸ナトリウムで希釈した。その水層をジクロロメタンで抽出した。その有機物を合わせ、相分離器で濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から7:3の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(230.8mg,55%)を無色油状物として得た。
【0339】
【化175】
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31b(230.8mg,0.401mmol)のテトラヒドロフラン/水(15mL,2:1)中の冷(0℃)溶液を、過酸化水素(30%水性,210μL,2.005mmol)および水酸化リチウム水和物(33.7mg,0.803mmol)で順番に処理した。0℃で2時間撹拌した後に、この反応をメタ重亜硫酸ナトリウム(765mg,4.1mmol)でクエンチした。室温で3.5時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧中で除去した。次いで、この混合物を水で希釈し、そしてそのpHを炭酸カリウムで調整した。その水層をジクロロメタン(2×20mL)で洗浄し、そして2Mの塩酸で酸性にし(pH約1)、次いでジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。その全ての有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(69.8mg,42%)を白色固体として得た。
【0340】
【化176】
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化合物31dを、22eと同じ様式で、31cを(E)−4−[2−((R)−1−アセトキシ−エチル)−キノリン−7−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸の代わりに使用して、46%の収率で調製した。
【0341】
【化177】
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化合物31を、化合物22と同じ様式で、31dを(S)−1−[(S)−2−((S)−2−{(E)−4−[2−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−キノリン−7−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エノイルアミノ}−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの代わりに使用して、10%の収率で調製した。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 1.00 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.22−1.44 (m, 4H), 1.64 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.68−1.77 (m, 4H), 1.89−2.08 (m, 3H), 2.71−2.84 (m, 1H), 3.78−3.86 (m, 1H), 4.11 (dd, J=8.2, 6.2 Hz, 1H), 4.17−4.25 (m, 2H), 4.38−4.47 (m, 1H), 5.68 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.94 (q, J=6.9 Hz, 1H), 6.47 (d, J=16.5 Hz, 1H), 6.69 (dd, J=16.5, 5.3 Hz, 1H), 7.40 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.76 (dd, J=8.7, 1.3 Hz, 1H), 7.81 (d, J=8.7 Hz, 1H), 8.21 (d, J=8.5 Hz, 1H). LCMS(m/z)566.1[M+H], Tr=1.65分。
【0342】
実施例32
【0343】
【化178】
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プロピオール酸エチル(2mL,19.735mmol)のジクロロメタン(50mL)中の冷(0℃)溶液に、モルホリン(1.7mL,19.435mmol)を滴下により添加した。室温で1.5時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、ジクロロメタン/メタノール20:1で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.5034g,97%)を無色油状物として得た。
【0344】
【化179】
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4−ブロモアニリン(2.7g,15.7mmol)の水(30mL)中の冷(0℃)溶液を、濃塩酸(3.5mL)および亜硝酸ナトリウム(1.3g,18.840mmol)で順番に処理した。0℃で20分後、濃塩酸(5.3mL)およびテトラフルオロホウ酸ナトリウム(6.9g,62.847mmol)を添加した。0℃で40分後、中間体のジアゾニウムを濾過し、水、メタノールおよびジエチルエーテル(2.1021g)で洗浄し、そしてさらに精製せずに使用した。このジアゾニウム(7.762mmol)のアセトニトリル(50mL)中の溶液を32a(1.6614g,8.970mmol)で処理した。室温で1時間後、シリカゲルを添加した。室温で16時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から9:1の連続勾配で溶出する100gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.9811g,85%)を非常に着色した固体として、互変異性体の混合物として得た。
【0345】
【化180】
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32b(1.9811g,6.623mmol)の濃硫酸(25mL)中の溶液を100℃で3時間加熱した。0℃まで冷却した後に、この混合物を水(150mL)で希釈し、そして褐色固体を濾別した。その濾液を、ジエチルエーテル(2×50mL)、ジクロロメタン(2×50mL)および酢酸エチル(50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去し、表題化合物(1.5094g,90%)を橙色固体として得、これは静置すると暗色になった。
【0346】
【化181】
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32c(1.5094g,5.964mmol)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(755.9mg,7.753mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.2mL,23.856mmol)のアセトニトリル(50mL)中の冷(0℃)溶液を2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(3.175g,8.350mmol)で処理した。室温で6時間撹拌した後に、この混合物を0℃まで冷却し、そして1Mの塩酸(60mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:1の連続勾配で溶出する100gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.4229g,81%)を鮮黄色固体として得た。
【0347】
【化182】
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32d(1.4229g,4.805mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中の冷(−78℃)溶液をメチルマグネシウムクロリド(3.2mL,9.610mmol,ジエチルエーテル中3M)で処理した。−78℃で1時間および0℃で3時間後、この反応を飽和塩化アンモニウム(30mL)でクエンチし、その水層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する100gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(751.5mg,62%)を黄色固体として得た。
【0348】
【化183】
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32e(751.5mg,2.993mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)中の溶液を(S)−(−)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン(3.6mL,3.592mmol,トルエン中1M)で処理した。室温で10分後、この混合物を−60℃まで冷却し、そしてボラン−テトラヒドロフラン錯体(6mL,5.986mmol,テトラヒドロフラン中1M)で処理した。−55℃から−30℃で1.5時間後、この反応をメタノール(20mL)でクエンチした。室温で16時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から3:2の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(345.0mg,45%)を黄色固体として得た。
【0349】
【化184】
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32f(345.0mg,1.363mmol)、酢酸パラジウムII(61.2mg,0.273mmol)、トリ−(o−トルイル)ホスフィン(83.1mg,0.273mmol)、3−ブテン酸tert−ブチルエステル(560μL,3.407mmol)およびN,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(470μL,2.181mmol)の無水1,4−ジオキサン(20mL)中の溶液を100℃で1.7時間加熱した。室温まで冷却した後に、揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から2:3の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(244.1mg,57%)を黄色固体として得た。
【0350】
【化185】
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1e(422.0mg,0.793mmol)のテトラヒドロフラン/水(25mL,4:1)中の冷(0℃)溶液を水酸化リチウム水和物(67.0mg,1.587mmol)で処理した。0℃で1.5時間撹拌した後に、この反応を1Mの塩酸(20mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去し、次いで残留するトリクロロエタノールをトルエンとの共沸(3回)により除去して、中間体である酸を白色固体として得、次いで、これを32g(244.1mg,0.793mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(97.0mg,0.793mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(243.3mg,1.269mmol)およびジクロロメタン(20mL)と合わせた。室温で16時間撹拌した後に、この反応を希塩酸でクエンチした。その水層をジクロロメタン(30mL)で抽出した。その有機物を合わせ、そして相分離器で濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:2の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(164.4mg,2工程で30%)を黄色ガラス状物質として得た。
【0351】
【化186】
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32h(164.4mg,0.236mmol)の無水ジクロロメタン(20mL)中の冷(0℃)溶液をメタンスルホン酸トリメチルシリル(170μL,0.944mmol)で処理した。0℃で1時間撹拌した後に、この反応をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(330μL,1.888mmol)でクエンチし、そして揮発性物質を減圧中で除去した。この粗製アミノ酸のアセトニトリル(80mL)中の冷(0℃)溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(330μL,1.888mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(125.6mg,0.330mmol)で順番に処理した。室温で2.5時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、最終化合物(170.7mg)を混合物として得た。水/アセトニトリルの95:5から0:100の勾配で溶出する逆相分取HPLCにより、表題化合物(30.6mg,25%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) δ 1.00 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.03 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.61 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.66−2.07 (m, 8H), 2.68−2.81 (m, 1H), 2.97−3.07 (m, 1H), 3.35−3.47 (m, 1H), 3.76−3.89 (m, 1H), 4.28 (d, J=9.4 Hz, 1H), 4.37−4.47 (m, 1H), 4.53−4.67 (m, 1H), 5.52 (q, J=7.1 Hz, 1H), 6.36−6.51 (m, 2H), 6.72 (d, J=16.0 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.97 (dd, J=8.9, 1.6 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 8.38 (d, J=8.9 Hz, 1H). LCMS(m/z)523.1[M+H], Tr=1.65分。
【0352】
実施例33および34
【0353】
【化187】
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(S)−テトラヒドロ−ピリダジン−1,2,3−トリカルボン酸1,2−ジ−tert−ブチルエステル3−(2,2,2−トリクロロ−エチル)エステル(5.5297g,11.975mmol)のテトラヒドロフラン/メタノール(50mL,1:1)中の冷(0℃)溶液をテトラブチルアンモニウムフルオリド(23.9mL,23.950mmol,テトラヒドロフラン中1M)で処理した。室温で24時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣をジエチルエーテルおよび飽和重炭酸ナトリウムに溶解させた。その水層をジエチルエーテル(50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から9:1の連続勾配で溶出する100gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、そしてその混合物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製して、表題化合物(3.9765g,96%)を無色油状物として、回転異性体の混合物として得た。
【0354】
【化188】
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33a(1.4112g,4.097mmol)の無水テトラヒドロフラン(10mL)中の冷(−78℃)溶液をリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(6.2mL,6.146mmol,テトラヒドロフラン中1M)で処理した。−78℃で1.25時間撹拌した後に、この混合物をヨードメタン(640μL,10.242mmol)で処理した。−78℃で1時間、0℃で1時間、および室温で1時間撹拌した後に、この反応を0℃のpH7の緩衝液でクエンチした。その水性物質をジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(760.7mg,52%)を無色油状物として、回転異性体の混合物として得た。
【0355】
【化189】
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(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−酪酸(3.020g,13.908mmol)、(S)−2−アミノ−プロピオン酸メチルエステル塩酸塩(1.9413g,13.908mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(17.1mL,55.632mmol)のアセトニトリル(50mL)中の冷(0℃)溶液を2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(7.403g,19.471mmol)で処理した。室温で6時間撹拌した後に、この反応を塩酸(1M,100mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から3:2の連続勾配で溶出する100gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(4.0996g,97%)を白色固体として得た。
【0356】
【化190】
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33c(317.0mg,1.048mmol)のテトラヒドロフラン/水(12mL,5:1)中の冷(0℃)溶液を水酸化リチウム水和物(88.0mg,2.096mmol)で処理した。0℃で2.5時間撹拌した後に、この反応を塩酸(1M,30mL)でクエンチした。その水層をジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。その有機物を合わせ、相分離器で濾過し、そしてその揮発性物質を減圧中で除去して、粗製の酸を白色固体として得た。
【0357】
【化191】
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33b(376.0mg,1.049mmol)の無水ジクロロメタン(15mL)中の冷(0℃)溶液をトリフルオロ酢酸(5mL)で処理した。0℃で30分間、および室温で2時間撹拌した後に、トリフルオロ酢酸(4mL)を添加した。1時間後、その揮発性物質を減圧中で除去し、そして残留するトリフルオロ酢酸をトルエンとの共沸(3回)により除去して、そのビス−トリフルオロ酢酸アンモニウム塩をオフホワイトの固体として得た。このビス−トリフルオロ酢酸アンモニウム塩、および先の工程において調製されたような粗製の(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオン酸の、無水ジクロロメタン(15mL)中の冷(0℃)溶液を、N−メチルモルホリン(580μL,5.240mmol)およびO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(596.2mg,1.572mmol)で順番に処理した。室温で19時間撹拌した後に、この反応を塩酸(1M,30mL)でクエンチした。その水性物質をジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。その有機物を合わせ、飽和水性重炭酸ナトリウムで洗浄し、そして相分離器で濾過した。その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:2の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(373.1mg,2工程で83%)を白色泡状物として、ジアステレオ異性体の混合物として得た。
【0358】
【化192】
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33e(373.1mg,0.871mmol)の無水ジクロロメタン(10mL)中の冷(0℃)溶液をメタンスルホン酸トリメチルシリル(310μL,1.741mmol)で処理した。0℃で1時間撹拌した後に、この反応をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(610μL,3.484mmol)でクエンチし、そして揮発性物質を減圧中で除去した。この粗製アミンおよび(E)−(2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘキサ−4−エン酸(137.8mg,0.871mmol)の無水アセトニトリル(15mL)中の冷(0℃)溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(610μL,3.484mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(463.7mg,1.219mmol)で順番に処理した。室温で18時間撹拌した後に、この反応を塩酸(1M,30mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。その有機物を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:2から1:4の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(332.2mg,81%)を無色固体として、ジアステレオ異性体の混合物として得た。
【0359】
【化193】
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化合物33gを、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(R)−1−[6−((E)−3−tert−ブトキシカルボニル−プロペニル)−シンノリン−3−イル]−エチルエステルと同じ様式で、33fおよび(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノールを1eおよび(E)−4−[3−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−シンノリン−6−イル]−ブタ−3−エン酸tert−ブチルエステルの代わりに使用して、2工程で30%の収率で調製した。
【0360】
【化194】
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33g(136.2mg,0.214mmol)のトルエン(70mL)中の溶液を、Nガスを20分間吹き込むことによって脱気した。Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(27mg,0.043mmol)を添加し、そしてこの混合物を2.5時間還流した。さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(20mg)を添加し、そして還流させながら1時間撹拌した後に、この混合物を室温まで冷却し、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、酢酸エチル/アセトンの1:0から10:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、両方のジアステレオ異性体を別々の混合物として得た。両方の混合物を、酢酸エチル/アセトンの1:0から10:1の連続的勾配を用いて重力により溶出する10gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、極性が高い方のジアステレオ異性体(19.7mg,15%)を白色固体として得た。極性が低い方のジアステレオマーを、酢酸エチルで溶出する分取TLC(4回の溶出)、およびその後、イソ−ヘキサン/アセトン7:3(2回の溶出)で溶出する分取TLCによりさらに精製して、表題化合物(7.6mg,6%)を白色固体として得た。相対立体化学は帰属しなかった。
【0361】
極性が高い方のジアステレオ異性体化合物33:H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.83−1.07 (m, 7H), 1.41 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.47 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.50 (s, 3H), 1.70 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.75−1.90 (m, 2H), 1.96−2.15 (m, 3H), 2.64 (dd, J=7.6, 3.1 Hz, 1H), 2.70−2.84 (m, 1H), 3.42 (s, 3H), 3.90 (dd, J=8.7, 3.1 Hz, 1H), 4.00 (app t, J=8.0 Hz, 1H), 4.10 (s, 1H), 4.58−4.69 (m, 1H), 6.00 (dd, J=9.4, 7.1 Hz, 1H), 6.22 (q, J=6.2 Hz, 1H), 6.51 (d, J=9.8 Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.13−7.23 (m, 1H), 7.34−7.43 (m, 1H), 7.90−7.97 (m, 2H), 8.47 (s, 1H). LCMS(m/z)594.3[M+H], Tr=1.87分。
【0362】
極性が低い方のジアステレオ異性体化合物34:H NMR (300 MHz, CDCN) δ −0.51− −0.39 (m, 5H), −0.30 (d, J=6.9 Hz, 3H), 0.06 (d, J=7.1 Hz, 3H), 0.15 (d, J=6.9 Hz, 3H), 0.19 (s, 3H), 0.25−0.34 (m, 4H), 0.38−0.45 (m, 1H), 0.81−1.02 (m, 2H), 1.14−1.42 (m, 2H), 2.69 (dd, J=8.7, 2.9 Hz, 1H), 3.00−3.10 (m, 2H), 3.45 (s, 3H), 4.32 (app 五重線, J=7.1 Hz, 1H), 4.76 (q, J=6.7 Hz, 1H), 5.53 (d, J=16.3 Hz, 1H), 5.85 (dd, J=16.1, 8.9 Hz, 1H), 6.20 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1H), 6.41 (d, J=8.9 Hz, 1H), 6.65−6.75 (m, 2H), 6.91 (s, 1H), 7.11 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H). LCMS(m/z)594.3[M+H], Tr=1.83分。
【0363】
実施例35
【0364】
【化195】
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2−フルオロ−5−ヒドロキシ−安息香酸(1.0051g,6.438mmol)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(1.2560g,12.856mmol)およびトリエチルアミン(3.6mL,25.752mmol)のジクロロメタン(35mL)中の冷(0℃)溶液をO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N′,N′−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(3.663g,9.658mmol)で処理した。室温で20時間撹拌した後に、この反応を0℃で塩酸(2M,30mL)でクエンチした。このエマルジョンをセライトで濾過し、次いでその水層をジクロロメタン(50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、相分離器で濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、トルエン/ジエチルエーテルの1:0から1:2の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(260.5mg,20%)を無色油状物として得た。
【0365】
【化196】
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35a(260.5mg,1.308mmol)のアセトン(20mL)中の溶液を、炭酸カリウム(903.8mg,6.539mmol)およびアリルブロミド(340μL,3.924mmol)で順番に処理した。室温で24時間撹拌した後に、この反応を水(20mL)でクエンチした。その水層をジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。その有機物を合わせ、相分離器で濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から3:2の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(289.7mg,92%)を無色油状物として得た。
【0366】
【化197】
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35b(289.7mg,1.210mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の冷(−78℃)溶液をメチルマグネシウムクロリド(810μL,2.422mmol,ジエチルエーテル中3M)で処理した。−78℃で1.25時間、0℃で2時間、および室温で16時間後、メチルマグネシウムクロリド(810μL,2.422mmol,ジエチルエーテル中3M)を添加した。−78℃で2.5時間および室温で1.2時間後、この反応をシリカゲルでクエンチし、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から9:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(196.7mg,84%)を無色油状物として得た。
【0367】
【化198】
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35c(196.7mg,1.013mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)中の溶液を(S)−(−)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジン(1.2mL,1.215mmol,トルエン中1M)で処理した。室温で10分後、この混合物を−50℃まで冷却し、そしてボランテトラヒドロフラン錯体(2.1mL,2.026mmol,テトラヒドロフラン中1M)で処理した。−50℃から−40℃で1.5時間後、この反応をメタノール(6mL)でクエンチした。室温で22時間撹拌した後に、揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(179.4mg,90%)を白色固体として得た。
【0368】
【化199】
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1e(1.9973g,3.755mmol)の無水ジクロロメタン(40mL)中の冷(0℃)溶液をトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(1.4mL,7.510mmol)で処理した。0℃で30分後、この反応混合物をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.6mL,15.020mmol)で処理し、そして揮発性物質を減圧中で除去して、対応するアミンを得た。このアミン、(E)−(2R,3R)−2−メチルヘキサ−6−エン酸(428.6mg,3.755mmol,Synlett 2002,12,pp2039−2040に記載されるように調製)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.6mL,15.020mmol)のアセトニトリル(50mL)中の冷(0℃)溶液を2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.999g,5.257mmol)で処理した。室温で20時間撹拌した後に、この反応を塩酸(1M,100mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:4の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.6735g,84%)を褐色泡状物として得た。
【0369】
【化200】
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35e(534.7mg,1.013mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を、亜鉛粉末(1.457g,22.286mmol)および酢酸アンモニウム(1.171g,15.195mmol)の水(5mL)中の溶液で順番に処理した。室温で24時間撹拌した後に、この混合物をセライトで濾過した。その固体を飽和重硫酸カリウムおよび酢酸エチルですすいだ。その濾液のpHを2Mの塩酸で調整し、次いでその水層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。残留する酢酸をトルエンとの共沸(3回)により除去して、対応する酸を白色固体として得た。この粗製の酸、(R)−1−(5−アリルオキシ−2−フルオロ−フェニル)−エタノール(179.4mg,0.914mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(123.7mg,1.013mmol)のジクロロメタン(15mL)中の溶液をN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(310.8mg,1.621mmol)で処理した。室温で20時間撹拌した後に、この反応を0℃で塩酸(2M,15mL)でクエンチした。その水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:3の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(310.5mg,2工程で59%)を白色固体として得た。
【0370】
【化201】
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35f(310.5mg,0.540mmol)のジクロロエタン(180mL)中の溶液をHoveyda−Grubbs第2世代触媒(67.7mg,0.108mmol)で処理した。還流させながら2時間撹拌した後に、この反応物を室温まで冷却し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィー、次いでイソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続的勾配を用いて重力により溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(109.9mg)を混合物として得た。イソ−ヘキサン/アセトン3:1で溶出する分取TLC(3回の溶出)、その後、イソ−ヘキサン/アセトンの1:0から3:2の連続勾配で溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(58.7mg,20%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCN) δ 0.85−0.97 (m, 6H), 1.17−1.22 (m, 3H), 1.28−1.39 (m, 4H), 1.44−1.63 (m, 6H), 1.70−1.82 (m, 1H), 1.83−1.92 (m, 1H), 2.30−2.45 (m, 3H), 3.62−3.73 (m, 2H), 3.89 (app t, J=8.5 Hz, 1H), 4.28 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.40−4.60 (m, 2H), 5.32 (app 五重線, J=6.9 Hz, 1H), 5.62−5.74 (m, 1H), 5.77−5.89 (m, 1H), 6.02 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.40 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.76−6.85 (m, 2H), 7.01 (app t, J=9.4 Hz, 1H), 7.19 (br s, 1H). LCMS(m/z)547.2[M+H], Tr=2.39分。
【0371】
実施例36
【0372】
【化202】
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化合物35(44.0mg,0.080mmol)の酢酸エチル(5mL)中の溶液に、炭素担持パラジウム(10%,5mg)を添加した。その雰囲気から酸素をパージした。水素雰囲気下室温で2.5時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/アセトンの1:0から3:2の連続勾配で溶出する20gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、イソ−ヘキサン/アセトン3:2で溶出する分取TLCにより精製して、最終化合物(19.0mg,43%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.85−0.99 (m, 8H), 1.14−1.22 (m, 4H), 1.26−1.42 (m, 4H), 1.48 (d, J=6.7 Hz, 1H), 1.52−1.84 (m, 8H), 2.28−2.42 (m, 1H), 3.61−3.72 (m, 1H), 3.75−4.10 (m, 4H), 4.25 (d, J=9.4 Hz, 1H), 5.26 (app 五重線, J=7.1 Hz, 1H), 6.02 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.34 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.75−6.86 (m, 2H), 6.95−7.12 (m, 2H). LCMS(m/z)549.3[M+H], Tr=2.54分。
【0373】
実施例37:(E)−(2R,5S,11S,14S,17R,18R)−2,14−ジイソプロピル−18−メトキシ−11,17−ジメチル−22−オキサ−3,9,12,15,28−ペンタアザ−トリシクロ[21.3.1.15,9]オクタコサ−1(27),19,23,25−テトラエン−4,10,13,16−テトラオン
【0374】
【化203】
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37aを、35bと同じ様式で、3−ヒドロキシベンズアルデヒドを2−フルオロ−5−ヒドロキシ−N−メトキシ−N−メチル−ベンズアミドの代わりに使用して、78%の収率で調製した。
【0375】
【化204】
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37a(1.36g,8.434mmol)および硫酸マグネシウム(5g)のジクロロメタン(40mL)中の冷(0℃)懸濁物をD−バリノール(870.0mg,8.434mmol)で処理した。0℃から室温で23時間撹拌した後に、この混合物を濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を無水ジクロロメタン(40mL)に溶解させ、そしてトリエチルアミン(1.3mL,9.277mmol)およびトリメチルシリルクロリドの溶液(9.3mL,9.277mmol,ジクロロメタン中1M)で順番に処理した。室温で24時間撹拌した後に、その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣をジエチルエーテル/イソ−ヘキサン(100mL,1:1)で摩砕した。その白色固体を濾別し、そしてその濾液をエバポレートにより乾固させて、中間体であるイミンを得た。窒素ラインおよび添加漏斗を備え付けた、冷却した(−40℃)3つ口丸底フラスコに、無水ジエチルエーテル(25mL)およびイソ−プロピルリチウムの溶液(29mL,20.242mmol,ペンタン中0.7M)を導入した。この混合物に、このイミンの無水ジエチルエーテル中の溶液(25mL)を15分間かけて滴下により添加した。−40℃で2.5時間撹拌した後に、この反応を塩酸(2M,50mL)でクエンチし、そしてこの混合物を室温まで温めた。この酸性の水層をNaOHペレットで0℃で塩基性にし、次いでジエチルエーテルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(470.1mg,3工程で19%)を無色油状物として得た。
【0376】
【化205】
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37b(470.1mg,1.613mmol)のメタノール(10mL)および水性メチルアミン(3mL,水中40wt%)中の溶液を過ヨウ素酸(1.213g,5.323mmol)で処理した。室温で24時間撹拌した後に、さらなる水性メチルアミン(4mL,水中40wt%)および過ヨウ素酸(1.213g,5.323mmol)を添加した。室温で17時間撹拌した後に、この混合物をセライトで濾過し、そしてその固体をメタノールですすいだ。その揮発性物質を減圧中で除去し、そしてその残渣を水とジエチルエーテルとの間で分配した。その水層をジエチルエーテルで抽出し、その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、酢酸エチルで溶出する25gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(191.8mg,58%)を明黄色油状物として得た。
【0377】
【化206】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(324.4mg,0.810mmol)、37c(166.3mg,0.810mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(560μL,3.240mmol)のアセトニトリル(15mL)中の冷(0℃)溶液を2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(431.2mg,1.134mmol)で処理した。室温で20時間撹拌した後に、この反応を塩酸(2M,25mL)で0℃でクエンチした。その水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機物を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして揮発性物質を減圧中で除去した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から0:1の連続勾配で溶出する50gのIsoluteカートリッジを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(230.5mg,48%)を固体として得た。
【0378】
【化207】
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化合物37eを、1−{(S)−2−[(S)−2−((E)−(2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘキサ−4−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−3−メチル−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチルエステルと同じ様式で、37dを1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−3−メチル−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチルエステルの代わりに使用して、2工程で30%の収率で調製した。
【0379】
【化208】
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化合物37を、25と同じ様式で、37eを(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−((2R,3R)−3−メトキシ−2−メチル−ヘプタ−6−エノイルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチル−((R)−6−ビニル−インダン−1−イル)−アミドの代わりに使用して、43%の収率で調製した。H NMR (300 MHz, d−DMSO) δ 0.74−0.91 (m, 12H), 1.15 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.28 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.40−1.64 (m, 3H), 1.71−1.88 (m, 3H), 1.98 (app 六重線, J=6.7 Hz, 1H), 2.66−2.75 (m, 2H), 3.38−3.53 (m, 1H), 3.89 (dd, J=6.7, 2.9 Hz, 1H), 4.10 (app t, J=8.9 Hz, 1H), 4.14−4.22 (m, 1H), 4.42 (qd, J=10.0, 4.2 Hz, 1H), 4.57 (app t, J=8.2 Hz, 1H), 4.76 (d, J=11.8 Hz, 1H), 5.23 (app t, J=7.3 Hz, 1H), 5.69−5.90 (m, 2H), 6.77−6.90 (m, 3H), 7.05 (d, J=9.4 Hz, 1H), 7.16−7.24 (m, 1H), 8.01 (d, J=8.5 Hz, 1H), 8.14 (d, J=8.5 Hz, 1H). LCMS(m/z)586.3[M+H], Tr=2.34分。
【0380】
実施例38
【0381】
【化209】
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(R)−1−(3−ブロモ−フェニル)−エタノール(201mg,1.00mmol)、4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)ベンゼンボロン酸(Acros Organics,224mg,1.00mmol)の1,2−ジメトキシエタン(4mL)中の混合物に、炭酸カリウム(276mg,2.00mmol)および水(1mL)を添加した。この混合物を室温で撹拌し、そしてテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(58mg,0.05mmol)を添加し、次いでこの反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で30分間加熱した。次いで、この反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。その層を分離し、そしてその有機物を水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの9:1から7:3の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(230mg,76%)を油状物として得た。
【0382】
【化210】
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38a(230mg,0.77mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)中の溶液を窒素下5℃で撹拌し、水酸化リチウム一水和物の溶液(92mg,1.54mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を5℃で2時間、次いで室温で一晩撹拌した。この溶液を2Mの塩酸で酸性にし、そして酢酸エチルで抽出した(2回)。その有機抽出物を合わせ、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートして、表題化合物(175mg,84%)を白色固体として得た。
【0383】
【化211】
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1e(372mg,0.70mmol)のジクロロメタン(15mL)中の溶液を窒素下で氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.18mL,1.05mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を1時間撹拌した。冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)を添加し、そしてこの混合物を0℃で15分間撹拌した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.70mmol)を得、これをさらに精製せずに使用した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.70mmol)のアセトニトリル(15mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。38b(175mg,0.64mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(123mg,0.64mmol,20wt.%以上の水で湿潤)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(173mg,0.90mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてこの溶液を水(3回)、その後ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:2から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その生成物をジエチルエーテルで摩砕し、そして乾燥させて、表題化合物(367mg,83%)を白色固体として得た。
【0384】
【化212】
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38c(343mg,0.50mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。亜鉛粉末(715mg,11mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(578mg,7.50mmol)の水(5mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を窒素下室温で70時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルおよび2Mの水性塩酸で洗浄した。その濾液を2Mの水性塩酸でpH2に酸性にし、固体の塩化ナトリウムを添加してその水層を飽和させ、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチル抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートした。その残渣をトルエンと共エバポレートして(3回)、表題化合物(237mg,86%)を白色粉末として得た。
【0385】
【化213】
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38d(100mg,0.18mmol)のジクロロメタン(180mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。4−ジメチルアミノピリジン(33mg,0.27mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(104mg,0.54mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で18時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:2から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、酢酸エチルから酢酸エチル/アセトンの4:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣をジクロロメタンと共エバポレートし、次いでジエチルエーテルで摩砕して、固体を得た。この固体をエーテルで洗浄し、そして乾燥させて、表題化合物(8mg,9%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.95 (d, J=6.2 Hz, 3H), 0.96 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.39 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.54−1.80 (m, 5H), 1.82−2.10 (m, 3H), 2.52−2.63 (m, 1H), 3.29−3.62 (m, 2H), 4.07 (app t, J=9.6 Hz, 1H), 4.45 (br d, J=13.6 Hz, 1H), 4.67 (ABq, ΔδAB=0.12, JAB=16.0 Hz, 2H), 4.88−5.01 (m, 1H), 5.93−6.00 (m, 2H), 6.57 (d, J=10.3 Hz, 1H), 6.94 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.15−7.53 (m, 6 H). LCMS(m/z)537.2[M+H], Tr=2.34分。
【0386】
実施例39
【0387】
【化214】
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4−ヨードフェノール(2.2g,10.0mmol)、(R)−2−ヒドロキシ−プロピオン酸メチルエステル(0.95mL,10.0mmol)およびトリフェニルホスフィン(2.62g,10.0mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(40mL)中で調製した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(2.0mL.10mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を−5℃で1時間、次いで室温で2時間撹拌した。このテトラヒドロフランをエバポレートし、そしてジエチルエーテル/イソ−ヘキサン(1:10,50mL)を添加した。この混合物を室温で10分間撹拌すると、沈殿物が形成された。その濾液をデカンテーションにより除去し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの20:1から10:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.02g,66%)を油状物として得た。
【0388】
【化215】
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(R)−1−(3−ブロモフェニル)−エタノール(1.0g,4.97mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.39g,5.47mmol)、1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II),ジクロロメタン付加体(203mg,0.249mmol)および酢酸カリウム(976mg,9.94mmol)を1,4−ジオキサン(10mL)に溶解させ、そしてこの反応物を加熱還流し、そして3日間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、その後、Hyfloのパッドで濾過した。次いで、このパッドを酢酸エチルで洗浄し、次いで、合わせた有機物を濃縮し、そしてイソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(936mg,76%)を淡黄色油状物として得た。
【0389】
【化216】
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39b(496mg,2.00mmol)および39a(612mg,2.00mmol)の1,2−ジメトキシエタン(4mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。2Mの炭酸ナトリウム水溶液(4mL)を添加し、その後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(116mg,0.1mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を80℃で1時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、水を添加し、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その酢酸エチル抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの17:3から1:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(253mg,42%)をガム状物質として得た。
【0390】
【化217】
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39c(250mg,0.83mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)中の溶液を窒素下5℃で撹拌した。水酸化リチウム一水和物(42mg,1.00mmol)の水(1mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を5℃で1時間撹拌した。この反応混合物を2Mの水性塩酸でpH3に酸性にし、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を分離し、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートして、表題化合物(224mg,94%)を白色泡状物として得た。
【0391】
【化218】
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1e(478mg,0.9mmol)のジクロロメタン(15mL)中の溶液を窒素下で氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.25mL,1.35mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を1時間撹拌した。冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)を添加し、そしてこの混合物を0℃で15分間撹拌した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.9mmol)を得、これをさらに精製せずに使用した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.9mmol)のアセトニトリル(15mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。39d(224mg,0.78mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(184mg,0.96mmol,20wt.%以上の水で湿潤)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(225mg,1.17mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。その残渣を酢酸エチルに溶解させ、そしてこの溶液を水(3回)、その後ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:2から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(490mg,90%)をガム状物質として得た。
【0392】
【化219】
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39e(490mg,0.70mmol)のテトラヒドロフラン(15mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。亜鉛粉末(1.00g,15.40mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(810mg,10.50mmol)の水(8mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を窒素下室温で24時間撹拌した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチルおよび2Mの水性塩酸で洗浄した。その濾液を2Mの水性塩酸でpH2〜3に酸性にした。固体の塩化ナトリウムを添加してその水層を飽和させ、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル抽出物を合わせ、そしてブラインで洗浄した。その有機抽出物を疎水性フリットに通し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を酢酸エチル(3回)、次いでトルエン(3回)と共エバポレートして、表題化合物(394mg,98%)を白色固体として得た。
【0393】
【化220】
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39f(100mg,0.18mmol)のジクロロメタン(180mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。4−ジメチルアミノピリジン(44mg,0.36mmol)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(138mg,0.72mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。酢酸エチルをその残渣に添加し、そしてこの混合物を水性クエン酸(pH4)およびブラインで洗浄した。その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの3:7から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣をジエチルエーテル/イソ−ヘキサン1:1で摩砕して、表題化合物(10mg,10%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 0.94 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.51 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.61 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.67 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.72−2.00 (m, 5H), 2.60−2.69 (m, 1H), 3.54−3.63 (m, 1H), 4.13 (d, J=10.5 Hz, 1H), 4.32 (br d, J=12.9 Hz, 1H), 4.57−4.66 (m, 2H), 4.78 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.92 (q, J=6.5 Hz, 1H), 6.91 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.22 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.34−7.61 (m, 5H). LCMS(m/z)551.2[M+H], Tr=2.51分。
【0394】
実施例40
【0395】
【化221】
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40aを、(S)−2−(4−ヨード−フェノキシ)−プロピオン酸メチルエステルと同じ様式で、(S)−2−ヒドロキシ−プロピオン酸エチルエステルを(R)−2−ヒドロキシ−プロピオン酸メチルエステルの代わりに使用して、28%の収率で調製した。
【0396】
【化222】
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40bを、(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸メチルエステルと同じ様式で、40aを(S)−2−(4−ヨード−フェノキシ)−プロピオン酸メチルエステルの代わりに使用して、54%の収率で調製した。
【0397】
【化223】
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40cを、(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸と同じ様式で、40bを(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸メチルエステルの代わりに使用して、71%の収率で調製した。
【0398】
【化224】
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40dを、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−{(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオニルアミノ}−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルと同じ様式で、40cを(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸の代わりに使用して、71%の収率で調製した。
【0399】
【化225】
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40eを、((S)−1−[(S)−2−((S)−2−{(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオニルアミノ}−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸と同じ様式で、40dを(S)−1−[(S)−2−((S)−2−{(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオニルアミノ}−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの代わりに使用して、83%の収率で調製した。
【0400】
【化226】
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40e(102mg,0.18mmol)のジクロロメタン(180mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。4−ジメチルアミノピリジン(44mg,0.36mmol)および(7−アザベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(114mg,0.22mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。酢酸エチルをその残渣に添加し、そしてこの混合物を水性クエン酸(pH4)およびブラインで洗浄した。その有機層を分離し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの3:7から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を分取逆相HPLCにより精製して、表題化合物(2.8mg,3%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 1.03 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.05 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.25 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.56 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.57 (d, J=6.3 Hz, 3H), 1.64−2.10 (m, 5H), 2.75−2.83 (m, 1H), 3.60−3.66 (m, 1H), 4.08 (d, J=10.0 Hz, 1H), 4.32 (br d, J=12.9 Hz, 1H), 4.74 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.22 (q, J=7.3 Hz, 1H), 5.98 (q, J=6.5 Hz, 1H), 6.86 (d, J=8.5 Hz, 2H), 7.20−7.25 (m, 1H), 7.39−7.51 (m, 5H). LCMS(m/z)551.2[M+H], Tr=2.27分。
【0401】
実施例41
【0402】
【化227】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(31mg,0.05mmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(44mg,0.12mmol)を脱気水(20mL)に懸濁させ、そしてこの混合物を窒素で10分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた黄色溶液を室温まで冷却した。1−(6−ブロモ−ピリジン−2−イル)−エタノン(2.0mg,10mmol)の脱気テトラヒドロフラン(10mL)中の溶液およびギ酸ナトリウム(3.4g,50mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素で5分間脱気した。この反応混合物を40℃で30分間激しく撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合わせ、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの3:1から0:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.78g,89%)を褐色油状物として得た。
【0403】
【化228】
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41a(101mg,0.50mmol)、4−(2−エトキシ−2−オキソエトキシ)ベンゼンボロン酸(112mg,0.50mmol)の1,2−ジメトキシエタン(4mL)中の混合物に、炭酸カリウム(138mg,1.00mmol)の水(1mL)中の溶液を添加した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(29mg,0.025mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で30分間加熱した。次いで、この反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。2Mの塩酸を添加して、この反応混合物のpHをpH3に調整し、そして揮発性物質をエバポレートした。メタノールをその残渣に添加し、そしてこの混合物を疎水性フリットで濾過した。その濾液をエバポレートし、そしてその残渣を減圧中で乾燥させて、表題化合物(143mg,93%)を白色固体として得た。
【0404】
【化229】
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1e(240mg,0.45mmol)のジクロロメタン(15mL)中の溶液を窒素下で氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.12mL,0.68mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を1時間撹拌した。冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(15mL)を添加し、そしてこの混合物を0℃で15分間撹拌した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.45mmol)を得、これをさらに精製せずに使用した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.45mmol)、41b(143mg,0.45mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL,0.9mmol)のアセトニトリル(15mL)中の混合物を窒素下室温で撹拌した。1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(108mg,0.56mmol,20wt.%以上の水で湿潤)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(130mg,0.675mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で4時間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で22時間撹拌した。さらなるN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(87mg,0.45mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で6時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。その残渣を酢酸エチルとクエン酸水溶液(pH3)との混合物に懸濁させ、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合わせ、水、その後ブラインで洗浄した。その有機層を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(71mg,23%)を白色固体として得た。
【0405】
【化230】
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41c(69mg,0.10mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌し、水酸化リチウム一水和物(5mg,0.12mmol)の水(0.5mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この溶液を2Mの塩酸でpH3に酸性にし、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣をトルエンと共エバポレートして(3回)、(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(2−{4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ピリジン−2−イル]−フェノキシ}−アセチルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(58mg,0.1mmol)を白色固体として得、これを粗製のまま次の工程で使用した。(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(2−{4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ピリジン−2−イル]−フェノキシ}−アセチルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸(56mg,0.1mmol)のジクロロメタン(100mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。4−ジメチルアミノピリジン(49mg,0.4mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を5分間撹拌した。(7−アザベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(78mg,0.15mmol)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣を、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を分取逆相HPLCにより精製して、表題化合物(14mg,26%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 0.94 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.98 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.36 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.68 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.72−2.05 (m, 5H), 2.65−2.74 (m, 1H), 3.53−3.60 (m, 1H), 4.14 (d, J=10.7 Hz, 1H), 4.30−4.38 (m, 1H), 4.66 (ABq, ΔδAB=0.13, JAB=15.8 Hz, 2H), 5.07 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.87 (q, J=6.5 Hz, 1H), 6.89 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.26 (br d, J=7.1 Hz, 1H), 7.71−7.78 (m, 2H), 8.06 (d, J=8.9 Hz, 2H). LCMS(m/z)538.2[M+H], Tr=2.07分。
【0406】
実施例42
【0407】
【化231】
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42aを、(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸メチルエステルと同じ様式で、3−(4−ブロモ−ピラゾール−1−イル)−プロピオン酸メチルエステルを(S)−2−(4−ヨード−フェノキシ)−プロピオン酸メチルエステルの代わりに使用して、28%の収率で調製した。
【0408】
【化232】
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42bを、(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸と同じ様式で、42aを(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸メチルエステルの代わりに使用して、96%の収率で調製した。
【0409】
【化233】
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42cを、化合物(S)−1−[(S)−2−((S)−2−{(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオニルアミノ}−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルと同じ様式で、42bを(S)−2−[3’−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ビフェニル−4−イルオキシ]−プロピオン酸の代わりに使用して、49%の収率で調製した。
【0410】
【化234】
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化合物42を、化合物41と同じ様式で、42cを(S)−1−{(S)−2−[(S)−2−(2−{4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−ピリジン−2−イル]−フェノキシ}−アセチルアミノ)−3−メチル−ブチリルアミノ]−プロピオニル}−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの代わりに使用して、8%の収率で調製した。H NMR (300 MHz, CDOD) 0.94 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.37 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.62 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.65−2.05 (m, 5H), 2.61−2.69 (m, 1H), 2.88−3.10 (m, 2H), 3.58−3.63 (m, 1H), 3.90−4.00 (m, 1H), 4.01 (d, J=8.5 Hz, 1H), 4.38−4.44 (m, 1H), 4.58−4.67 (m, 1H), 5.31 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.91 (q, J=6.5 Hz, 1H), 7.18 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.31 (app t, J=7.6 Hz, 1H), 7.47 (d, J=7.6 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.95 (s, 1H). LCMS(m/z)525.2[M+H], Tr=4.51分。
【0411】
実施例43
【0412】
【化235】
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炭酸カリウム(663mg,4.80mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(139mg,0.12mmol)を、(R)−1−(3−ブロモフェニル)−エタノール(483mg,2.40mmol)および4−(2−メトキシカルボニルエチル)ベンゼンボロン酸(500mg,2.40mmol)の1,2−ジメトキシエタン(5mL)中の溶液に、5mLのマイクロ波容器中で添加した。この容器を密封し、その後、一定の保圧時間を使用して、100℃の高吸収で、このマイクロ波中で20分間加熱した。この反応混合物をHyfloのパッドで濾過し、そしてこのパッドを酢酸エチルで洗浄した。次いで、合わせた有機物を濃縮し、そして得られた褐色油状物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から3:2の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(416mg,61%)を黄色油状物として得た。
【0413】
【化236】
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43a(416mg,1.46mmol)を、テトラヒドロフラン(8mL)と水(2mL)との混合物に溶解させ、そしてこの溶液を、氷浴を使用して冷却した。水酸化リチウム一水和物(175mg,2.92mmol)を添加し、そしてこの溶液を一晩かけてゆっくりと室温まで温めた。この溶液を2Mの塩酸を使用して酸性にし、次いでジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。次いで、合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、表題化合物(250mg,89%)を白色固体として得た。
【0414】
【化237】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(669mg,1.55mmol)および43b(350mg,1.29mmol)を無水アセトニトリル(10mL)に溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。次いで、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(688mg,1.81mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(899μL,5.16mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして一晩撹拌した。次いで、その溶媒を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルに溶解させた。次いで、この溶液を水(3×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そして得られた褐色油状物を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:4から0:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(314mg,36%)を白色固体として得た。
【0415】
【化238】
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43c(314mg,0.459mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解させた。亜鉛粉末(300mg,4.59mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(水中1M,3.21mL,3.21mmol)を添加した。次いで、この反応物を一晩撹拌した。次いで、この反応混合物をHyfloのパッドで濾過した。次いで、このパッドを硫酸水素カリウム溶液および酢酸エチルで洗浄し、この二相混合物を、2Mの塩酸を使用して、この溶液がおよそpH1になるまでさらに酸性にした。その相を分離し、そしてその水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、表題化合物(212mg,84%)を黄色固体として得た。
【0416】
【化239】
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43d(100mg,0.181mmol)を、ジクロロメタン(181mL)に窒素の雰囲気下で溶解させた。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(142mg,0.724mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(44mg,0.362mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を、100%の酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(52mg,54%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.92 (d, J=6.7 Hz, 6H), 1.24−1.29 (m, 3H), 1.60−1.68 (m, 5H), 1.85−1.98 (m, 2H), 2.37−2.49 (m, 1H), 2.58−2.78 (m, 1H), 2.83−2.93 (m, 1H), 3.16−3.28 (m, 1H), 3.45 (m, 3H), 4.03−4.11 (m, 1H), 4.45−4.54 (m, 1H), 5.06−5.16 (m, 1H), 5.92−6.00 (m, 1H), 6.25 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.19 (s, 1H), 7.22 (s, 2H), 7.39 (app t, J=7.6 Hz, 1H), 7.48−7.56 (m, 3H), 7.62 (br s, 1H). LCMS(m/z)535.3[M+H], Tr=2.43分。
【0417】
実施例44
【0418】
【化240】
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ブロモ酢酸ベンジル(2.07mL,13.1mmol)およびトリフェニルホスフィン(3.63g,13.8mmol)をトルエン(60mL)に溶解させ、そして3日間撹拌した。白色固体を濾過により集め、そしてジエチルエーテルで洗浄した。これにより、表題化合物(5.86g,93%)を白色固体として得た。
【0419】
【化241】
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5−ブロモ−2−ピリジンカルボキシアルデヒド(125mg,0.666mmol)および44a(655mg,1.33mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解させた。次いで、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(251μL,2mmol)を添加し、そしてこの反応物を3.5時間撹拌した。この反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして相を分離した。次いで、その有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(186mg,88%)を黄色固体として得た。
【0420】
【化242】
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44b(186mg,0.585mmol)、(R)−1−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−エタノール(145mg,0.585mmol)、炭酸セシウム(476mg,1.46mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(66mg,0.0585mmol)をマイクロ波容器に入れた。1,2−ジメトキシエタン(2mL)および水(0.5mL)を添加し、そしてこの容器を密封した。この反応物を、一定の保圧時間を使用して、150℃の高吸収で、このマイクロ波中30分間加熱した。この反応混合物を水に注ぎ、そして得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。次いで、その有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(150mg,77%)を橙色ガム状物質として得た。
【0421】
【化243】
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44c(150mg,0.417mmol)をエタノール(5mL)に溶解させた。次いで、水酸化パラジウム(II)(20%炭素担持,湿潤,40mg)を添加し、その後、ギ酸アンモニウム(132mg,2.09mmol)を添加した。この反応物を加熱還流し、そして30分間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、次いで、Hyfloのパッドで濾過した。このパッドをエタノールで洗浄し、そして合わせた有機物を濃縮すると、表題化合物(105mg,93%)が橙色ガム状物質として残った。
【0422】
【化244】
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44d(105mg,0.387mmol)および(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(200mg,0.464mmol)をアセトニトリル(5mL)に溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。次いで、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(206mg,0.542mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(270μL,1.55mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして一晩撹拌した。次いで、その溶媒を除去し、そしてその残渣を酢酸エチルに溶解させた。次いで、この溶液を水(3×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル/アセトンの3:1:0から0:7:3の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、褐色固体(110mg)を得た。これを、酢酸エチル/アセトンの1:0から4:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製して、表題化合物(100mg,38%)を黄色固体として得た。
【0423】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
44e(100mg,0.146mmol)をテトラヒドロフラン(3mL)と水(1mL)との混合物に溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。水酸化リチウム一水和物(6mg,0.153mmol)を添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。この溶液を、2Mの塩酸を使用してpH1に酸性にし、そしてエバポレートにより乾固させた。次いで、その残渣を、アセトニトリル/水の0:1から1:4の段階的勾配を使用するC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(25mg,31%)を白色固体として得た。
【0424】
【化246】
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44f(25mg,0.045mmol)をジクロロメタン(45mL)に溶解させた。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(35mg,0.148mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(11mg,0.009mmol)を添加し、そしてこの反応物を4時間撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を、酢酸エチル/アセトンの1:0から3:2の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製すると、白色固体(6mg)が残った。次いで、これを20mL/minで流れる無勾配の2:3のアセトニトリル/水を使用して、Phenomenex Gemini 10μ 110A,250×21.2mmカラムを取り付けた逆相HPLCシステムに通して溶出して表題化合物(1.3mg,7%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.84−1.00 (m, 7H), 1.10 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.62−1.72 (m, 4H), 1.86−2.08 (m, 3H), 2.54−2.71 (m, 2H), 2.90−3.14 (m, 2H), 3.28−3.54 (m, 3H), 3.98 (app t, J=9.2 Hz, 1H), 4.43−4.52 (m, 1H), 5.07 (app t, J=8.0 Hz, 1H), 5.92−6.00 (m, 1H), 6.10 (d, J=8.0 Hz, 1H), 6.37 (d, J=9.1 Hz, 1H), 7.20 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.26−7.31 (m, 1H), 7.41−7.59 (m, 3H), 7.75 (dd, J=8.0, 2.2 Hz, 1H), 8.78 (d, J=2.4 Hz, 1H). LCMS(m/z)536.0[M+H], Tr=1.47分。
【0425】
実施例45
【0426】
【化247】
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6−ブロモ−3−ピリジンカルボキシアルデヒド(500mg,2.69mmol)およびベンゾイルオキシカルボニルメチル−トリフェニル−ホスホニウムブロミド(2.64g,5.38mmol)をジクロロメタン(15mL)に溶解させた。次いで、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(1.01mL,8.03mmol)を添加し、そしてこの反応物を3.5時間撹拌した。この反応を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、そして相を分離した。次いで、その有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から4:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(492mg,57%)を白色固体として得た。
【0427】
【化248】
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45a(382mg,1.54mmol)、(R)−1−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−エタノール(490mg,1.54mmol)、炭酸セシウム(1.06g,3.85mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(178mg,0.154mmol)をマイクロ波容器に入れた。1,2−ジメトキシエタン(4mL)および水(1mL)を添加し、そしてこの容器を密封した。この反応物を、一定の保圧時間を使用して、150℃の高吸収で、このマイクロ波中50分間加熱した。この反応混合物を水に注ぎ、そして得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。次いで、その有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。次いで、その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:0から1:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、不純な生成物を得た。これを、同じ条件を使用する2回目の精製に供して、表題化合物(195mg,35%)を黄色固体として得た。
【0428】
【化249】
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45b(195mg,0.543mmol)をエタノール(5mL)に溶解させた。次いで、水酸化パラジウム(II)(20%炭素担持,湿潤,40mg)を添加し、その後、ギ酸アンモニウム(172mg,2.72mmol)を添加した。この反応物を加熱還流し、そして30分間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、次いで、Hyfloのパッドで濾過した。このパッドをエタノールで洗浄し、そして合わせた有機物を濃縮すると、表題化合物(150mg,100%)が淡黄色固体として残った。
【0429】
【化250】
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45c(150mg,0.553mmol)および(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(287mg,0.664mmol)をアセトニトリル(5mL)に溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。次いで、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(294mg,0.774mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(385μL,2.21mmol)を添加し、そしてこの反応物をゆっくりと室温まで温め、そして一晩撹拌した。次いで、酢酸エチルをこの反応混合物に注ぎ込んだ。次いで、得られた溶液を水(3×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてその残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル/アセトンの3:1:0から0:7:3の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、固体(334mg)を得た。これを、酢酸エチル/アセトンの1:0から4:1の段階的勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製して、表題化合物(167mg,44%)を固体として得た。
【0430】
【化251】
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45d(160mg,0.234mmol)をテトラヒドロフラン(4mL)と水(1mL)との混合物に溶解させ、そして氷浴を使用して冷却した。水酸化リチウム一水和物(6mg,0.153mmol)を添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。この溶液を2Mの塩酸を使用して中和し、そしてエバポレートにより乾固させた。次いで、その残渣を、アセトニトリル/水の0:1から1:4の段階的勾配を使用するC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(21mg,16%)を白色固体として得た。
【0431】
【化252】
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45e(21mg,0.0379mmol)をジクロロメタン(38mL)に溶解させた。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(29mg,0.152mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(9mg,0.0758mmol)を添加し、そしてこの反応物を4時間撹拌した。その溶媒を除去し、そしてその残渣を、100%の酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。次いで、得られた物質を、Phenomenex Gemini 10μ 110A,250×21.2mmカラムを備え付けた逆相HPLCシステムに通して、20mL/minで流れる無勾配の3:7のアセトニトリル/水を使用して溶出して、表題化合物(1mg,5%)を得た。H NMR (300 MHz, CDCl) δ 0.91 (d, J=6.5 Hz, 6H), 1.48 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.63−1.72 (m, 7H), 1.81−1.93 (m, 2H), 2.00−2.10 (m, 1H), 2.25−2.38 (m, 1H), 2.54−2.67 (m, 1H), 3.15−3.28 (m, 1H), 3.39−3.59 (m, 2H), 4.03 (app t, J=9.6 Hz, 1H), 4.43−4.54 (m, 1H), 5.04−5.16 (m, 1H), 5.80 (d, J=9.8 Hz, 1H), 5.94 (q, J=6.7 Hz, 1H), 7.22−7.27 (m, 1H), 7.43 (app t, J=7.8 Hz, 1H), 7.55−7.57 (m, 1H), 7.69 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.3 Hz, 1H), 8.19 (br s, 1H), 8.48 (d, J=2.2 Hz, 1H). LCMS(m/z)536.2[M+H], Tr=1.61分。
【0432】
実施例46
【0433】
【化253】
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酢酸エチル(5mL)中の化合物21(25mg,0.05mmol)に、室温で10%の炭素担持パラジウム(20mg)を添加した。この系を水素でパージし、そして2時間撹拌した。この反応物をセライトで濾過し、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/アセトン5/1を使用する分取TLCにより精製して、表題化合物(2.2mg,9%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDCl) 0.96 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.98 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.24 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.52 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.67 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.55−2.14 (m, 10H), 2.53−2.80 (m, 2H), 2.92−3.01 (m, 2H), 3.45−3.67 (m, 1H), 4.14−4.23 (m, 1H), 4.49−4.60 (m, 1H), 5.39−5.51 (m, 1H), 5.96 (d, J=9.4 Hz, 1H), 6.06 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.43 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.39 (dd, J=8.5, 1.1 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.5 Hz, 1H), 9.16 (s, 1H). LCMS(m/z)=552.3[M+H], Tr=1.25分。
【0434】
実施例47
【0435】
【化254】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(320mg,0.74mmol)のジクロロメタン(8mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。この反応物を室温で105分間撹拌し、次いで減圧中で濃縮した。得られた粗製生成物を酢酸エチル(75mL)に溶解させ、そして飽和水性重炭酸ナトリウムで洗浄した。その水相を酢酸エチル(2×40mL)で抽出し、そしてその有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して粗製残渣にし、これをさらに精製せずに使用した。先の工程から得られた残渣、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(152mg,1.12mmol)および(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−ヒドロキシ−プロピオン酸(154mg,0.75mmol)をジクロロメタン(6mL)に溶解させた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(190mg,1.5mmol)を添加し、そして得られた溶液を氷水浴中で冷却した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド(149mg,0.96mmol)を15秒間かけて滴下により添加した。この反応物を、その氷浴をゆっくりと無効にさせながら18時間撹拌した。次いで、この反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして飽和水性重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄した。その有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して粗製残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中75%から100%の酢酸エチル)により精製して、表題生成物(211mg,55%)を油状物として得た。
【0436】
【化255】
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47a(64mg,0.12mmol)のジクロロメタン(1mL)中の溶液に、2,4,6−コリジン(98mg,1.28mmol)を添加した。トリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(98mg,0.37mmol)を20秒間かけて滴下により添加した。この反応混合物を15時間撹拌し、そして飽和水性重炭酸ナトリウム(1mL)でクエンチした。この混合物を酢酸エチル、水、および0.1Nの水性塩酸でさらに希釈して、酸性の水層を得た。相を分離し、そしてその有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、これをさらに精製せずに使用した。この粗製生成物をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解させ、酢酸(115mg,1.9mmol)を一度に添加し、そして得られた溶液を3.25時間撹拌した。次いで、この反応物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、そして飽和水性重炭酸ナトリウム(25mL)で洗浄した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(25mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(25mL)で洗浄し、そして無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。この混合物を濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、粗製アミンを得、これをさらに精製せずに使用した。この粗製アミンをN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)に溶解させた。2,4,6−コリジン(31mg,0.26mmol)およびトランス−3−ペンテン酸(15.3mg,0.152mmol)を添加し、そして得られた溶液を氷水浴中で冷却した。(1−シアノ−2−エトキシ−2−オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ−モルホリノ−カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(72.4mg,0.169mmol)を一度に添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。次いで、この反応物を冷却浴から出し、そして周囲温度まで温めた。15時間後、この反応物を、酢酸エチル(35mL)、飽和水性重炭酸ナトリウム(20mL)、およびブライン(5mL)で希釈した。相を分離し、そしてその有機層を0.1Nの水性塩酸(25mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。その酸性の水層を酢酸エチル(25mL)で抽出し、次いで、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中50%から80%の酢酸エチル)により精製して、表題化合物(46.9mg,3工程で62%)を白色泡状物として得た。
【0437】
【化256】
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47b(46.9mg,0.0761mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)中の溶液に、水(0.30mL)、酢酸アンモニウム(96mg,1.2mmol)、および亜鉛粉末(109mg,1.7mmol)を添加した。この反応混合物を室温で17.5時間激しく撹拌し、この時点で、その温度は35℃まで上昇した。25.5時間後、さらなる亜鉛粉末(60mg,0.92mmol)を添加すると、この反応温度は45℃まで上昇した。39.5時間後、この反応混合物をセライトのパッドで濾過し、水および酢酸エチルで洗った。その水相を2Mの水性塩酸(15mL)で酸性にし、そして相を分離した。その水相を酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、そして合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、白色固体(34.9mg,95%)を得、これをさらに精製せずに使用した。この粗製の酸(0.072mmol)を、(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(17.4mg,0.087mmol)と一緒にジクロロメタン(1.0mL)に溶解させた。4−ジメチルアミノピリジン(13.3mg,0.109mmol)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(17mg,0.085mmol)を添加した。この反応物を16.5時間撹拌し、この時点で、これをシリカゲルカラムに直接装填した。イソ−ヘキサン中60%から100%の酢酸エチルで溶出して、表題化合物(20mg,43%)を非晶質残渣として得た。
【0438】
【化257】
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47c(19.6mg,0.0294mmol)のトルエン(9.4mL)中の溶液に、アルゴンを10分間、撹拌しながら分散させた。次いで、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(2.8mg,0.0045mmol)を、脱気トルエン(0.45mL)中の溶液として添加し、そして得られた溶液を105℃まで加熱した。25分後、さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(1.4mg,0.0022mmol)を添加した。さらに10分後、この反応物を周囲温度まで冷却し、そして減圧中で約4.5mLまで濃縮した。この溶液をシリカゲルカラムに直接装填し、これをイソ−ヘキサン中80%から100%の酢酸エチルで溶出して、表題化合物(6.9mg,38%)を非晶質固体として得た。
【0439】
【化258】
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ポリプロピレンバイアル中で、47d(4.7mg,0.0075mmol)をテトラヒドロフラン(0.90mL)にアルゴン下で溶解させ、そして得られた溶液を氷水浴中で冷却した。HF・ピリジン(0.10mL)を滴下により添加した。10分後、この反応を、酢酸エチル(15mL)と飽和水性重炭酸ナトリウム(15mL)との撹拌混合物への添加によりクエンチした。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製残渣を得た。ポリプロピレンバイアル中アルゴン下で、上記残渣をテトラヒドロフラン(0.90mL)に溶解させ、そして得られた溶液を氷水浴中で冷却した。HF・ピリジン(0.10mL)を滴下により添加し、そしてこの反応混合物を冷却浴から出した。45分後、この反応を上記のように後処理して、粗製残渣を得た。逆相HPLC(水中5%から100%のアセトニトリル,+0.1%のトリフルオロ酢酸)による精製により、表題化合物(1.6mg,34%)を非晶質白色固体として得た。H NMR (400 MHz, CDOD) 9.54 (s, 1H), 8.38 (d, J=8.7 Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.87 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.90−6.75 (m, 2H), 6.18 (q, J=6.9 Hz, 1H), 5.84−5.74 (m, 1H), 4.71−4.64 (m, 1H), 4.50−4.42 (m, 1H), 3.88−3.81 (m, 2H), 3.78 (dd, J=11.3, 6.4 Hz, 1H), 3.52 (dd, J=12.9, 6.2 Hz, 1H), 3.52 (dd, J=12.9, 6.2 Hz, 1H), 2.81−2.70 (m, 1H), 2.11−2.04 (m, 1H), 1.99−1.91 (m, 1H), 1.85−1.69 (m, 2H), 1.73 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.60 (d, J=7.1 Hz, 3H). LCMS(m/z)510.2[M+H], Tr=2.19分。
【0440】
実施例48
【0441】
【化259】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(320mg,0.74mmol)のジクロロメタン(8.8mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(2.2mL)を添加した。この反応物を室温で45分間撹拌し、そして減圧中で濃縮した。得られた粗製生成物を、無水トルエン(10mL)に溶解させて濃縮することを2回行った。得られた粗製残渣をさらに精製せずに使用した。この粗製残渣(約0.74mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(153.8mg,1.1mmol)、および(2S,3R)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−ヒドロキシ−酪酸(161.2mg,0.735mmol)をジクロロメタン(4mL)に溶解させた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(192mg,1.5mmol)を添加し、そして得られた溶液を氷水浴中で冷却した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド(132mg,0.85mmol)を15秒間かけて滴下により添加した。この反応物を冷却浴から出し、そして21.5時間撹拌した。次いで、この反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして半飽和水性重炭酸ナトリウム(30mL)で洗浄した。その有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製残渣を得、これを、イソ−ヘキサン中65%から90%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。不純な画分をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、そして最初の生成物と合わせて、表題化合物(230mg,58%)を得た。
【0442】
【化260】
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48a(62.3mg,0.12mmol)のジクロロメタン(1mL)中の溶液に、2,4,6−コリジン(146mg,1.21mmol)を添加した。トリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(94mg,0.36mmol)を20秒間かけて滴下により添加した。この反応混合物を15時間撹拌し、そして飽和水性重炭酸ナトリウム(1mL)でクエンチした。この混合物を酢酸エチル(2mL)およびブライン(1mL)でさらに希釈した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(4×1.5mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、粗製残渣を得、これをさらに精製せずに使用した。この粗製生成物をテトラヒドロフラン(3mL)に溶解させた。酢酸(104mg,1.6mmol)を一度に添加し、そして得られた溶液を3.5時間撹拌した。次いで、この反応物を、酢酸エチル(30mL)、飽和水性重炭酸ナトリウム(20mL)およびブライン(10mL)で希釈した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(20mL)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。この混合物を濾過し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、粗製中間体アミンを得、これをさらに精製せずに使用した。この粗製アミンをN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)に溶解させた。2,4,6−コリジン(28mg,0.23mmol)およびトランス−3−ペンテン酸(14.3mg,0.143mmol)を添加し、そして得られた溶液を氷水浴中で冷却した。(1−シアノ−2−エトキシ−2−オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ−モルホリノ−カルベニウムヘキサフルオロホスフェート(69mg,0.16mmol)を一度に添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。次いで、この反応物を冷却浴から出し、そして周囲温度まで温めた。15時間後、この反応物を、酢酸エチル(25mL)、0.1Nの水性塩酸(30mL)、およびブライン(5mL)で希釈した。相を分離し、そしてその酸性の水層を酢酸エチル(25mL)で抽出した。合わせた有機相を、飽和水性重炭酸ナトリウム(25mL)、ブライン(5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中50%から75%の酢酸エチル)により精製して、表題化合物(74mg,3工程で定量的収率)を白色泡状物として得た。
【0443】
【化261】
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48b(74mg,0.117mmol)のテトラヒドロフラン(2.3mL)中の溶液に、水(0.47mL)、酢酸アンモニウム(138mg,1.8mmol)、および亜鉛粉末(164mg,2.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で17.5時間激しく撹拌し、この時点で、その温度は35℃まで上昇した。25.5時間後、さらなる亜鉛粉末(85mg,1.3mmol)を添加すると、この反応温度は45℃まで上昇した。合計39.5時間後、この反応混合物をセライトのパッドで濾過し、水および酢酸エチルで洗った。その水相を2Nの水性塩酸(15mL)で酸性にし、そして相を分離した。その水相を酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、そして合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、非晶質白色固体(50mg,86%)を得、これをさらに精製せずに使用した。この粗製生成物(0.10mmol)を、(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(23.9mg,0.12mmol)と一緒にジクロロメタン(1.0mL)に溶解させた。4−ジメチルアミノピリジン(15mg,0.12mmol)を添加し、その後、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(17mg,0.019mmol)を添加した。この反応物を16時間撹拌し、この時点で、これをシリカゲルカラムに直接装填した。イソ−ヘキサン中50%から85%、次いで100%の酢酸エチルでの溶出により、表題化合物(40mg,58%)を固体として得た。
【0444】
【化262】
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48c(26mg,0.037mmol)のトルエン(12mL)中の溶液に、アルゴンを数分間撹拌しながら分散させた。次いで、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(3.4mg,0.0054mmol)を、脱気トルエン(0.40mL)中の溶液として添加し、そして得られた溶液を105℃まで加熱した。20分後、さらなるHoveyda−Grubbs第2世代触媒(1.7mg,0.0027mmol)を、トルエン(0.20mL)中の溶液として添加した。さらに40分後、この反応物を室温まで冷却し、そして減圧中で約3mLまで濃縮した。この溶液をシリカゲルカラムに直接装填し、これをイソ−ヘキサン中70%から100%の酢酸エチルで溶出して、表題化合物(10mg,42%)を非晶質固体として得た。
【0445】
【化263】
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ポリプロピレンバイアル中アルゴン雰囲気下で、48d(10mg,0.016mmol)をテトラヒドロフラン(900μL)に溶解させた。HF・ピリジン(HFとして約70%,100μL)をシリンジを介して滴下により添加し、そして得られた溶液を130分間撹拌した。次いで、HF・ピリジン(100μL)のさらなるアリコートをシリンジを介して添加し、そして得られた溶液をさらに80分間撹拌した。この反応混合物を、酢酸エチル(50mL)と飽和水性重炭酸ナトリウム(50mL)との撹拌混合物に注意深く添加することによって、クエンチした。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製を得、これを逆相HPLC(C18,15%から100%のアセトニトリル/水,0.1%のトリフルオロ酢酸)により精製した。この実施から得られた不純な画分を同じ方法で再度精製して、表題化合物をトリフルオロ酢酸塩(5.0mg,49%)として、凍結乾燥後に非晶質白色固体として得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.55 (s, 1H), 8.38 (d, J=8.6 Hz, 1H), 8.22 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.87 (dd, J=8.7, 1.4 Hz, 1H), 6.86−6.75 (m, 2H), 6.15 (q, J=6.6 Hz, 1H), 5.80−5.70 (m, 1H), 4.47 (d, J=5.6 Hz, 1H), 4.45 4.38 (m, 1H), 4.09−4.01 (m, 1H), 3.83−3.78 (m, 1H), 3.55 (dd, J=13.5, 5.6 Hz, 1H), 3.11 (dd, J=13.2, 4.7 Hz, 1H), 2.78−2.67 (m, 1H), 2.09−1.99 (m, 1H), 1.96−1.89 (m, 1H), 1.82−1.64 (m, 5H), 1.60−1.54 (m, 3H), 1.25 (d, J=6.3 Hz, 3H). LCMS(m/z)524.6[M+H], Tr=2.15分。
【0446】
実施例49
【0447】
【化264】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(865mg,2mmol)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(667mg,3mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(25mL)に溶解させた。この反応混合物を0℃で撹拌し、(S)−4−アジド−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ブタン酸ジシクロヘキシルアミン塩(936mg,2.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1034mg,8mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1065mg,2.8mmol)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、そしてこの溶液を、クエン酸の20%水溶液(2×100mL)、水(100mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチル+メタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(783mg,70%)を白色固体として得た。R=0.40,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0448】
【化265】
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アルゴン下で、(R)−1−(3−クロロ−イソキノリン−6−イル)−エタノール(880mg,4.23mmol)、(E)−2,2−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ブタ−3−エン酸メチルエステル(1.24g,4.88mmol)、PdCl(PCy(p−NMePh))(ビス[(ジシクロヘキシル)(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン]パラジウム(II)クロリド)173mg,0.21mmol)および三塩基リン酸カリウム(2.64g,12.4mmol)をシクロペンチルメチルエーテル(11.9mL)および水(5.1mL)に溶解させた。得られた二相混合物を90℃で3.5時間激しく撹拌し、この時点で、この反応物を周囲温度まで冷却し、そして酢酸エチル(50mL)および水(40mL)で希釈した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中25%から60%の酢酸エチル)により精製して、表題化合物(1.07g,85%)を黄色油状物として得た。
【0449】
【化266】
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49b(600mg,2mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)中の溶液に、メタノール(4mL)、水(4mL)および水酸化リチウム(96mg,4mmol)を添加した。得られた混合物を室温で10時間撹拌し、そして1Mの塩酸(4.2mL,4.2mmol)でクエンチした。得られた溶液を濃縮して粗製残渣にし、これをテトラヒドロフラン(20mL)と2回、無水アセトニトリル(20mL)と2回、そして無水トルエン(20mL)と2回、一緒に蒸留した。得られた白色固体を高真空下で一晩乾燥させ、そしてこれをさらに精製せずに使用した(735mg,定量的収率)。
【0450】
【化267】
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49a(169mg,0.302mmol)のジクロロメタン(10mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(101mg,0.455mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(20mL)に溶解させた。反応混合物を0℃で撹拌し、(E)−4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸(123mg,0.333mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(151mg,1.220mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(161mg,0.423mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2日間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解させ、そしてこの溶液を、クエン酸の20%水溶液(2×50mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルとメタノールとの混合物(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(198mg,90%)を白色固体として得た。R=0.18,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0451】
【化268】
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49d(170mg,0.23mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中の溶液に、メタノール(1mL)、水(1mL)および水酸化リチウム水和物(7mg,0.28mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、そして水性1Mの塩酸(0.30mL,0.30mmol)でクエンチした。得られた溶液を濃縮して粗製残渣にし、これをテトラヒドロフラン(5mL)と2回、無水アセトニトリル(5mL)と2回、そして無水トルエン(5mL)と2回、一緒にエバポレートした。得られた白色固体を高真空下で一晩乾燥させ、そしてさらに精製せずに使用した(151mg,定量的収率)。オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(317mg,0.92mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(337mg,2.76mmol)および無水1,2−ジクロロエタン(300mL)を入れた。得られた溶液を50℃で加熱し、そしてこの粗製セコ酸を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液としてシリンジによって滴下により、12時間かけて添加した。さらなる乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(2×1ml)を使用して、定量的な移動を完了させた。50℃でさらに2時間撹拌した後に、この反応混合物を分液漏斗に移し、そして水(200mL,10mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。その水相をジクロロメタン(100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(250mL)に溶解させ、そして水(300mL,10mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。その水相を酢酸エチル(150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(200mL,10mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。得られた水相を酢酸エチル(150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(150mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルとメタノールとの混合物(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(76mg,57%)を白色固体として得た。R=0.51,ジクロロメタン中10%のメタノール。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.03 (s, 1H), 7.95 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.46 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.40 (d, J=16.1 Hz, 1H), 5.95 (q, J=6.6 Hz, 1H), 5.51 (q, J=7.2 Hz, 1H), 4.67 (dd, J=8.6, 6.3 Hz, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.68 (dd, J=11.2, 2.7 Hz, 1H), 3.28 (td, J=6.8, 3.7 Hz, 2H), 2.67−2.56 (m, 1H), 1.88 (m, 2H), 1.85−1.60 (m, 4H), 1.57 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.54 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.42 (s, 3H), 1.27 (s, 3H). LCMS(m/z)557.3 ([M + H], Tr=3.15分。
【0452】
実施例50
【0453】
【化269】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、化合物49(20mg,0.034mmol)、ヨウ化銅(I)(1mg,0.005mmol)およびプロピオン酸(5mg,0.070mmol)を添加した。このフラスコをセプタムで密封し、そしてアルゴンで3回パージし直した。無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴンで3回パージし直した。この反応混合物を70℃で2日間加熱した。減圧下での溶媒のエバポレーション後、その粗製残渣を酢酸エチル(10mL)に溶解させ、そしてセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチル(10mL)で洗浄した。減圧下での濃縮後、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルとメタノールとの混合物(4/1)の勾配)により精製して、表題化合物(7mg,34%)を白色固体として得た。R=0.36,ジクロロメタン中5%のメタノール。H NMR (400 MHz, CDOD): δ 9.05 (s, 1H), 8.11 (br s, 1H), 8.00 (br s, 1H), 7.95 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.48 (d, J=10.0 Hz, 1H), 6.50 (d, J=16.2 Hz, 1H), 6.42 (d, J=16.2 Hz, 1H), 5.97 (m, 1H), 5.56 (m, 1H), 4.60 (m, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.66 (m, 1H), 3.21 (m, 2H), 2.69−2.47 (m, 1H), 1.89 (m, 2H), 1.87−1.55 (m, 4H), 1.53 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.50 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.28 (s, 3H). LCMS(m/z)603.1 [M+H] Tr=2.62分。
【0454】
実施例51
【0455】
【化270】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(865mg,2mmol)のジクロロメタン(20mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(667mg,3mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(25mL)に溶解させた。反応混合物を0℃で撹拌し、(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ペンタ−4−イン酸(469mg,2.2mmol,源:Matrix Scientific,カタログ番号041479)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1034mg,8mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1065mg,2.8mmol)を添加した。反応混合物を室温で48時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、この溶液をクエン酸の20%水溶液(2×100mL)、水(100mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(738mg,70%)を白色固体として得た。R=0.30,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0456】
【化271】
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51a(145mg,0.275mmol)のジクロロメタン(10mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(92mg,0.414mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(20mL)に溶解させた。この反応混合物を0℃で撹拌し、(E)−4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸(112mg,0.303mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(137mg,1.101mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(147mg,0.385mmol)を添加した。この反応混合物を室温で2日間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解させ、そしてこの溶液を、クエン酸の20%水溶液(2×50mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(163mg,85%)を白色固体として得た。R=0.29,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0457】
【化272】
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51b(125mg,0.18mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中の溶液に、メタノール(1mL)、水(1mL)および水酸化リチウム水和物(5.2mg,0.22mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、そして水性1Mの塩酸(0.25mL,0.25mmol)でクエンチした。得られた溶液を濃縮して粗製残渣にし、これをテトラヒドロフラン(5mL)と2回、無水アセトニトリル(5mL)と2回、そして無水トルエン(5mL)と2回、一緒にエバポレートした。得られた白色固体を高真空下で一晩乾燥させ、そしてこれをさらに精製せずに使用した(113mg,定量的収率)。オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(248mg,0.72mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(264mg,2.16mmol)および無水1,2−ジクロロエタン(200mL)を入れた。得られた溶液を50℃で加熱し、そしてこの粗製セコ酸を、無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の溶液として、シリンジを介して滴下により、12時間かけて添加した。さらなる無水N,N−ジメチルホルムアミド(2×1ml)を使用して、定量的な移動を完了させた。50℃でさらに2時間撹拌した後に、この反応混合物を分液漏斗に移し、そして水(200mL,10mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。その水相をジクロロメタン(100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(250mL)に溶解させ、そして水(300mL,10mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。その水相を酢酸エチル(150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(200mL,10mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。得られた水相を酢酸エチル(150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(150mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチル+メタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(56mg,57%)を白色固体として得た。R=0.53,ジクロロメタン中10%のメタノール。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.03 (s, 1H), 7.94 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.45 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.52 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.40 (d, J=16.1 Hz, 1H), 5.95 (q, J=6.6 Hz, 1H), 5.52 (q, J=7.2 Hz, 1H), 4.70 (dd, J=7.7, 6.7 Hz, 1H), 4.30 (m, 1H), 4.00 (q, J=7.2 Hz, 1H), 3.72−3.64 (m, 1H), 2.63 (m, 1H), 2.55−2.40 (m, 2H), 1.91 (s, 1H), 1.88 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.64 (m, 1H), 1.57 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.53 (d, J=7.2 Hz, 3H), 1.42 (s, 3H), 1.27 (s, 3H). LCMS(m/z)546.2[M+H] Tr=3.04分。
【0458】
実施例52
【0459】
【化273】
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化合物51(10mg,0.018mmol)の、酢酸エチル(4mL)とテトラヒドロフラン(4mL)との混合物(鉛で無効にされた5%の炭酸カルシウム担持パラジウム、すなわちLindlar触媒(10mg)を含む)中の溶液を、水素の圧力で室温で3時間水素化した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドをテトラヒドロフラン(10mL)で洗浄した。その濾液をエバポレートして、表題化合物(10mg,定量的収率)を白色固体として得た。R=0.19,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。H NMR (400 MHz, CDOD): δ 9.04 (s, 1H), 7.95 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.46 (d, J=8.3 Hz, 1H), 6.50 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.39 (d, J=16.1 Hz, 1H), 5.95 (q, J=6.4 Hz, 1H), 5.76−5.62 (m, 1H), 5.57 (q, J=7.0 Hz, 1H), 5.02 (d, J=17.0 Hz, 1H), 4.96 (d, J=10.1 Hz, 1H), 4.61−4.54 (m, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.68n (m, 1H), 2.61 (m, 1H), 2.42−2.34 (m, 1H), 2.30−2.20 (m, 1H), 1.90 (m, 1H), 1.81 (m, 1H), 1.68−1.60 (m, 2H), 1.57 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.53 (d, J=7.2 Hz, 3H), 1.39 (s, 3H), 1.26 (s, 3H). LCMS(m/z)548.3[M+H] Tr=2.85分。
【0460】
実施例53
【0461】
【化274】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(300mg,0.69mmol)のジクロロメタン(1.84mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(460μL,6.00mmol)をアルゴン雰囲気下0℃でゆっくりと添加した。3時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。その粗製残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(3.45mL)に溶解させ、そして(S)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロヘキシル−酢酸(195mg,0.760mmol)、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(289mg,0.760mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(180μL,1.04mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。18時間後、この反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、そして得られた混合物をブライン(4×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(12g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(380mg,96%)を無色油状物として得た。
【0462】
【化275】
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53a(220mg,0.385mmol)のジクロロメタン(1.92mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(128mg,0.587mmol)をアルゴン雰囲気下0℃で添加した。1.5時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル(1.92mL)で希釈し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(146mg,0.385mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(267μL,1.54mmol)、および(E)−ペンタ−3−エン酸(39.4μL,0.385mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。20時間後、この反応混合物をジクロロメタン(40mL)で希釈し、そして得られた混合物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(40mL)およびブライン(2×40mL)で洗浄した。その有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(12g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(180mg,84%)を無色油状物として得た。R=0.75(酢酸エチル)I/シリカ染色。
【0463】
【化276】
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53b(180mg,0.320mmol)のテトラヒドロフラン(5.3mL)中の溶液に、亜鉛粉末(418mg,6.40mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(370mg,4.80mmol)の水(3.5mL)中の溶液を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。15時間後、この反応混合物を45℃まで温めた。2時間後、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過し、水(10mL)および酢酸エチル(10mL)で洗った。その濾液の層を分離し、そしてその水層をブライン(80mL)で希釈し、そして12Nの塩化水素水溶液でpH1に酸性にした。その水層を酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。残留した酢酸を、トルエン(5mL)の添加により共沸により除去し、その後、減圧下で濃縮して(3回)、表題化合物(74.5mg,55%)を白色固体として得た。
【0464】
【化277】
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53c(74.5mg,0.176mmol)および(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(42.1mg,0.212mmol)のジクロロメタン(3.5mL)中の溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(47.2mg,0.246mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(11mg,88μmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。18時間後、この反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(12g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により直接精製して、表題化合物(67.6mg,64%)を白色固体として得た。
【0465】
【化278】
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53d(25mg,41μmol)のトルエン(8.2mL)中の溶液に、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(2.5mg,4.1μmol)をアルゴン雰囲気下23℃で添加し、そして得られた混合物を110℃まで加熱した。2時間後、この反応混合物をエチルビニルエーテル(300μL)でクエンチし、そして得られた混合物を23℃まで冷却した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(12g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製した。所望の生成物を含む画分を合わせ、そして分取HPLCにより再度精製して、表題化合物(1.7mg,7%)を白色粉末として、トリフルオロ酢酸塩として得た。R=0.40(酢酸エチル)UV。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.13 (s, 1H), 8.53 (br s, 1H), 8.07 (d, J=7.6 Hz, 1H), 8.05 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.55 (d, J=8.3 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 6.62 (d, J=16.3 Hz, 1H), 6.55−6.45 (m, 1H), 6.04 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.50 (q, J=6.9 Hz, 1H), 4.40 (d, J=14.1 Hz, 1H), 4.33 (d, J=9.7 Hz, 1H), 3.78 (d, J=11.0 Hz, 1H), 3.36 (app dd, J=14.7, 6.7 Hz, 1H), 2.99 (dd, J=14.5, 4.9 Hz, 1H), 2.90−2.66 (m, 4H), 2.02−1.83 (m, 4H), 1.82−1.70 (m, 3H), 1.68 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.65 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.33−1.16 (m, 4H), 1.16−0.94 (m, 2H). HPLC Tr=t (min), 3.091 (Synergi 4u hydro−RP, 50 × 4.60 mm 4ミクロンカラム, 7分間, 2ml/分, 5%〜100%のアセトニトリル/水, 0.05%のトリフルオロ酢酸改質剤の勾配). LCMS(m/z)562.3[M+H], Tr=2.17分。
【0466】
実施例54
【0467】
【化279】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(300mg,0.69mmol)のジクロロメタン(1.84mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(460μL,6.00mmol)をアルゴン雰囲気下0℃でゆっくりと添加した。2時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。その粗製残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(3.45mL)に溶解させ、そして(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−フェニル−プロピオン酸(201mg,0.760mmol)、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(289mg,0.760mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(180μL,1.04mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。22時間後、この反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、そして得られた混合物をブライン(3×200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(319mg,96%)を無色油状物として得た。R=0.75(酢酸エチル)I/シリカ染色。
【0468】
【化280】
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54a(414mg,0.716mmol)のジクロロメタン(3.58mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(238.7mg,1.07mmol)をアルゴン雰囲気下0℃で添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル(3.58mL)で希釈し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(272mg,0.716mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(498μL,2.86mmol)、および(E)−ペンタ−3−エン酸(73.3μL,0.716mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。17時間後、この反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、そして得られた混合物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50mL)で洗浄した。その有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(386mg,96%)を白色固体として得た。
【0469】
【化281】
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54b(443mg,0.789mmol)のテトラヒドロフラン(13.2mL)中の溶液に、亜鉛粉末(1.03g,15.8mmol)を添加し、その後、酢酸アンモニウム(912mg,11.8mmol)の水(8.77mL)中の溶液を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。17時間後、この反応混合物を45℃まで温めた。2時間後、この反応混合物を室温まで冷却し、そしてセライトのパッドで濾過し、水(10mL)および酢酸エチル(10mL)で洗った。その濾液の層を分離し、そしてその水層をブライン(20mL)で希釈し、そして12Nの塩化水素水溶液でpH2に酸性にした。その水層をジクロロメタン(3×100mL)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。残留した酢酸を、トルエン(5mL)の添加により共沸により除去し、その後、減圧下で濃縮して(3回)表題化合物(276.2mg,81%)を白色固体として得た。
【0470】
【化282】
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54c(275mg,0.640mmol)および(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(153mg,0.770mmol)のジクロロメタン(3.2mL)中の溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(172mg,0.90mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(39mg,32μmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。23時間後、この反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(24g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により直接精製して、表題化合物(203mg,52%)を白色固体として得た。
【0471】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
54d(170mg,278μmol)のクロロベンゼン(56mL)中の溶液に、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(8.7mg,14.0μmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加し、そして得られた混合物を110℃まで加熱した。3時間後、この反応混合物をエチルビニルエーテル(300μL)でクエンチし、そして得られた混合物を23℃まで冷却した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(12g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(18.9mg,12%)を黄褐色固体として得た。R=0.25(酢酸エチル)UV。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.12 (s, 1H), 8.05 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.56 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.32−7.12 (m, 5H), 6.66 (d, J=16.5 Hz, 1H), 6.48 (dt, J=12.8, 5.6 Hz, 1H), 6.05 (q, J=6.4 Hz, 1H), 5.53 (q, J=6.7 Hz, 1H), 4.73 (d, J=12.2 Hz, 1H), 4.43 (d, J=11.9 Hz, 1H), 3.80 (app t, J=10.2 Hz, 1H), 3.30−3.22 (m, 1H), 3.09 (dd, J=14.5, 4.9 Hz, 1H), 2.96−2.69 (m, 3H), 2.04−1.87 (m, 2H), 1.82−1.56 (m, 2H), 1.68 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.64 (d, J=6.9 Hz, 3H). HPLC Tr=3.060分. LCMS(m/z)570.5[M+H], Tr=2.14分。
【0472】
実施例55
【0473】
【化284】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(500mg,0.1.16mmol)のジクロロメタン(5.8mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(386mg,1.74mmol)を、アルゴン雰囲気下0℃で添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル(5.8mL)で希釈し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(485mg,1.28mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(302μL,1.74mmol)、N−tert−ブトキシカルボニル−3−(3−ピリジル)−L−アラニン(337mg,1.27mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。20時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(570mg,85%)を明黄色油状物として得た。
【0474】
【化285】
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55a(570mg,0.984mmol)のジクロロメタン(5.8mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(386mg,1.74mmol)を、アルゴン雰囲気下0℃で添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮して、表題化合物(478mg)を明黄色油状物として得、これをさらに精製せずに使用した。
【0475】
【化286】
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55b(120mg,0.250mmol)のアセトニトリル(1.25mL)中の溶液に、(E)−4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸(75mg,0.25mmol)、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(95mg,0.25mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(173μL,1.00mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(100μL)を添加して、これらの試薬の溶解度を高めた。23時間後、この反応混合物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(25mL)およびブライン(25mL)で希釈し、そして得られた混合物をジクロロメタン(2×25mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(76mg,41%)を無色油状物として得た。
【0476】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
55c(76mg,0.10mmol)のテトラヒドロフラン(0.3mL)および水(0.2mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(2.4mg,0.10mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。2時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮して、表題化合物(61mg,99%)を白色固体のカルボン酸リチウム塩として得た。
【0477】
【化288】
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55d(61mg,0.10mmol)のジクロロメタン(50mL)中の溶液に、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(208mg,400μmol)および4−ジメチルアミノピリジン(366mg,3.00mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。17時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(4g Combiflash HP Gold Column,0%〜20%のメタノール/ジクロロメタンの勾配)により精製して、表題化合物(1.2mg,2%)を無色油状物として得た。R=0.40(ジクロロメタン中10%のメタノール)UV。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.03 (s, 1H), 8.31 (d, J=1.6 Hz, 1H), 8.27 (dd, J=4.9, 1.5 Hz, 1H), 7.95 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.64 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.46 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 1H), 7.24 (dd, J=7.9, 4.9 Hz, 1H), 6.49 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.37 (d, J=16.1 Hz, 1H), 5.95 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.57 (q, J=7.3 Hz, 1H), 4.65 (d, J=12.0 Hz, 1H), 4.32 (br d, J=12.1 Hz, 1H), 3.83 (d, J=11.8 Hz, 1H), 3.73−3.65 (m, 1H), 3.00 (dd, J=14.2, 5.0 Hz, 1H), 2.83 (dd, J=13.9, 9.7 Hz, 1H), 2.64 (br t, J=11.2 Hz, 1H), 1.95−1.73 (m, 2H), 1.69−1.59 (m, 1H), 1.57 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.54 (d, J=7.2 Hz, 3H), 1.33 (s, 3H), 1.16 (s, 3H). HPLC Tr=4.491分。
【0478】
実施例56
【0479】
【化289】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(791mg,1.82mmol)のジクロロメタン(10.0mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(483μL,2.73mmol)を、アルゴン雰囲気下0℃でゆっくりと添加した。45分後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン(10.0mL)で希釈し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(761mg,2.00mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.26mL,7.28mmol)、および(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フェニルブタン酸(Fluka,560mg,2.00mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。18時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をシリカに予め吸収させ、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(40g Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(799mg,74%)を無色油状物として得た。
【0480】
【化290】
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56a(799mg,1.34mmol)のジクロロメタン(10.0mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(356μL,2.01mmol)を、アルゴン雰囲気下0℃で添加した。30分後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル(6.0mL)で希釈し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(560mg,1.47mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(932μL,5.36mmol)、および(E)−ペンタ−3−エン酸(150μL,1.47mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。19時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。その残渣をシリカに予め吸収させ、そしてシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(598mg,78%)を無色油状物として得た。
【0481】
【化291】
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56b(167mg,0.29mmol)の、テトラヒドロフラン(3mL)、メタノール(1mL)および水(1mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(7.6mg,0.32mmol)を23℃で添加した。15分後、この反応混合物を減圧下で濃縮乾固させた。その残渣を水(25mL)に溶解させ、そして酢酸エチルで洗浄した。その有機層を重炭酸ナトリウム飽和水溶液(25mL)で抽出した。合わせた水層を1Mの水性塩酸溶液でpH約2酸性にし、そして酢酸エチル(3×25mL)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、表題化合物(129mg,100%)を白色固体として得た。
【0482】
【化292】
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56c(129mg,0.29mmol)および(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(64mg,0.31mmol)のジクロロメタン(3.0mL)中の溶液に、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(89mg,0.46mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(18mg,0.14mmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加した。16時間後、この反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物(87mg,48%)を白色固体として得た。
【0483】
【化293】
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56d(84mg,0.13mmol)のクロロベンゼン(27mL)中の溶液に、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(8mg,13μmol)を、アルゴン雰囲気下23℃で添加し、そして得られた混合物を110℃まで加熱した。2時間後、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(7.3mg,11μmol)をアルゴン下110℃で添加した。次いで、Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(5mg,8μmol)を30分の間隔で3回添加し、この時点でこの反応は完了した。この反応混合物をエチルビニルエーテル(1.0μL)でクエンチし、そして得られた混合物を23℃まで冷却した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配を10分間、次いで100%の酢酸エチルを25分間)により精製して、表題化合物(9.1mg,12%)を淡褐色固体として得た。R=0.20(酢酸エチル)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.00 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.45 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.20−7.08 (m, 4H), 7.08−7.00 (m, 1H), 6.55 (d, J=15.9 Hz, 1H), 6.40 (ddd, J=15.9, 7.0, 5.1 Hz, 1H), 5.95 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.40 (q, J=7.2 Hz, 1H), 4.60 (d, J=12.1 Hz, 1H), 4.53 (dd, J=8.2, 6.9 Hz, 1H), 4.30 (d, J=12.5 Hz, 1H), 3.70−3.63 (m, 1H), 3.31−3.23 (m, 1H), 2.93 (ddd, J=14.0, 5.1, 1.6 Hz, 1H), 2.69−2.52 (m, 3H), 2.01−1.73 (m, 4H), 1.71−1.54 (m, 2H), 1.59 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.46 (d, J=7.3 Hz, 3H). HPLC Tr=5.108分. LCMS(m/z)584.3[M+H], Tr=2.12分。
【0484】
実施例57
【0485】
【化294】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル(1.61g,3.03mmol)のジクロロメタン(31mL)中の溶液を、氷水浴中アルゴン下で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(1.23g,5.5mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を2時間撹拌した。この反応をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.2g,9.2mmol)およびメタノール(8.5mL)でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてトルエン(2×25mL)に再度溶解させて濃縮した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(1.05g)を含有する得られた粗製残渣をさらに精製せずに使用した。
【0486】
【化295】
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(E)−4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸メチルエステル(1.05g,3.51mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)中の溶液に、メタノール(4mL)、水(4mL)、および水酸化リチウム水和物(297mg,7.08mmol)を添加した。得られた混合物を6時間撹拌し、そして1Mの水性塩酸(7.2mL,7.2mmol)でクエンチした。得られた溶液を濃縮して粗製残渣にし、これを、無水メタノール(50mL)、その後、トルエン(50mL)に再度溶解させて濃縮した。得られた黄色固体(1.3g,100%)(E)−4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸をさらに精製せずに使用した。粗製(E)−4−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−2,2−ジメチル−ブタ−3−エン酸の一部分(1.05g,2.84mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(12mL)にアルゴン下で溶解させた。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.85g,14.3mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.42g,3.73mmol)を添加した。得られた混合物を3分間撹拌し、この時点で、粗製57aを、N,N−ジメチルホルムアミド(8.5mL)中の溶液として添加し、さらなるN,N−ジメチルホルムアミド(2×5mL)で洗った。この反応物を40分間撹拌し、次いで酢酸エチル(200mL)および水(300mL)で希釈し相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(200mL)で抽出した。合わせた有機相を水(150mL)で洗浄し、そして第二の水層を酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中35%から60%のアセトン,連続的な勾配)により精製して、表題化合物(1.51g,2工程で71%)を無色油状物として得た。R 0.5(イソ−ヘキサン中50%のアセトン)。
【0487】
【化296】
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57b(1.50g,2.15mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液に、メタノール(10mL)、水(10mL)、および水酸化リチウム水和物(365mg,8.7mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で75分間撹拌し、次いで水性1Mの塩酸(8.8mL,8.8mmol)でクエンチした。得られた溶液を減圧中で濃縮し、そしてその粗製生成物を、メタノール(40mL)に溶解させて濃縮することを2回行い、そしてアセトニトリル(6×30mL)に懸濁させて濃縮して、1.71gの無色固体を得、これをさらに精製せずに使用した。アルゴン下で、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(1.85g,5.37mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(1.97g,16.1mmol)を1,2−ジクロロエタン(700mL)に溶解させた。得られた溶液を50℃まで加熱し、そしてこの粗製セコ酸を、N,N−ジメチルホルムアミド(22mL)中の溶液としてシリンジを介して滴下により、6時間かけて添加した。次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)でのさらなる洗浄液を、同じ様式で15分間かけて添加した。さらに1.25時間撹拌した後に、この反応混合物を、減圧中で200mLの最終体積まで濃縮した。この溶液を水(250mL)で洗浄し、そしてその水相をジクロロメタン(150mL)で抽出した。その有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解させ、そして水(150mL)で洗浄した。その水相を酢酸エチル(150mL)で抽出した。合わせた有機物を水(100mL)で洗浄し、そして第二の水相を酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中35%から65%のアセトンの連続的な勾配)により精製して、445mgの純粋な表題化合物を非晶質白色固体として、389mgの不純な生成物と一緒に得た。この不純な画分を、アセトン:イソ−ヘキサンからの再結晶により精製して、さらに173.5mgの純粋な表題化合物を得た(合計:618.5mg,52%)。R 0.5(イソ−ヘキサン中50%のアセトン)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.13 (s, 1H), 8.04 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.55 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1H), 7.53 (s, 1H), 6.73−6.34 (m, 2H), 6.03 (q, J=6.6 Hz, 1H), 5.63 (q, J=7.2 Hz, 1H), 4.67 (d, J=12.2 Hz, 1H), 4.47−4.21 (m, 2H), 3.81−3.73 (m, 1H), 2.76−2.64 (m, 1H), 2.08−1.81 (m, 3H), 1.80−1.58 (m, 8H), 1.51 (s, 3H), 1.35 (s, 3H), 0.98 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.93 (d, J=6.7 Hz, 3H). LCMS(m/z)550.2[M+H], Tr=2.74分。
【0488】
実施例58
【0489】
【化297】
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N,N−ジイソプロピルアミン(2.51g,24.8mmol)のテトラヒドロフラン(150mL)中の溶液を、アルゴン下氷水浴中で冷却した。n−ブチルリチウムのヘキサン中の溶液(2.5M,9.7mL,24mmol)を2分間かけて滴下により添加し、そして得られた溶液をさらに15分間撹拌した。次いで、この溶液をCO2(s):アセトン浴で−78℃まで冷却し、そして1−アセチルシクロプロパンカルボン酸エチル(3.47g,22.2mmol)を2分間かけて滴下により添加した。この溶液をさらに20分間撹拌し、そしてN−フェニル−ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(8.4g,23.5mmol)を、テトラヒドロフラン(24mL)中の溶液として、カニューレを介して5分間かけて添加し、さらなるテトラヒドロフラン(2×5mL)で洗った。得られた溶液を冷却浴から出した。さらに30分後、この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてジエチルエーテル(200mL)で希釈した。その有機相を1Mの水性水酸化ナトリウム(1×100mL,1×30mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、6.6gの粗製油状物を得、これをさらに精製せずに使用した。先の工程から得られた粗製物質の無水ピリジン(11mL)中の溶液を90℃まで加熱した。16.5時間後、この反応混合物をジエチルエーテル(200mL)および3Mの塩酸(100mL)で希釈し、そして相を分離した。その有機相を3Mの塩酸(50mL)および1Mの水酸化ナトリウム(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、2.2gの粗製液体を得、これをさらに精製せずに使用した。ジルコノセンジクロリド(410mg,1.6mmol)を含むアルゴンでフラッシュした容器に、先の工程から得られた粗製生成物(2.2g,約16mmol)およびピナコールボラン(3.1g,24mmol)のジクロロメタン(8mL)中の溶液を添加した。116時間後、この撹拌反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして水を滴下して添加することによりクエンチした。この混合物を水(50mL)でさらに希釈し、そして相を分離した。その水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して粗製残渣にし、これをシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中5%から20%の酢酸エチル,連続的な勾配)により精製して、表題化合物(1.26g,3工程で21%)を油状物として得、これは、−15℃で静置すると結晶化した。
【0490】
【化298】
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丸底フラスコに、(R)−1−(3−クロロイソキノリン−6−イル)エタノール(204mg,0.982mmol)、58a(314mg,1.18mmol)、PdCl(PCy(p−NMePh))(ビス[(ジシクロヘキシル)(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン]パラジウム(II)クロリド)(40mg,0.049mmol)および三塩基リン酸カリウム(680mg,3.2mmol)を添加した。この容器をセプタムキャップで密封し、そしてアルゴンでフラッシュした。シクロペンチルメチルエーテル(2.8mL)および水(1.2mL)を添加し、そして得られた二相混合物を、90℃に予め加熱した油浴中で激しく撹拌した。6.75時間後、この反応物を周囲温度まで冷却し、そして酢酸エチル(50mL)および水(40mL)で希釈した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中35%から60%の酢酸エチル)により精製して、表題化合物(266mg,85%)を得た。
【0491】
【化299】
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58b(266mg,0.854mmol)のテトラヒドロフラン(2mL)中の溶液に、メタノール(1mL)、水(1mL)、および水酸化リチウム水和物(70.8mg,1.69mmol)を添加した。得られた混合物を3時間撹拌し、次いで1Mの水性塩酸(1.8mL,1.8mmol)でクエンチした。揮発性物質を減圧中で除去し、そして得られた固体をトルエンに懸濁させた。揮発性物質を減圧中で除去し、そして得られた黄色固体である1−{(E)−2−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−ビニル}−シクロプロパンカルボン酸をさらに精製せずに使用した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチルブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル(486mg,0.914mmol)のジクロロメタン(9.4mL)中の溶液を、氷水浴中アルゴン下で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(370mg,1.7mmol)を滴下により添加し、そして得られた溶液を4時間撹拌した。この反応をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(360mg,2.7mmol)およびメタノール(2.5mL)でクエンチした。この混合物を減圧中で濃縮し、そして得られた残渣をトルエン(2×15mL)に再度溶解させて濃縮した。得られた粗製アミンをさらに精製せずに使用した。粗製1−{(E)−2−[6−((R)−1−ヒドロキシ−エチル)−イソキノリン−3−イル]−ビニル}−シクロプロパンカルボン酸(約0.854mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.5mL)中の溶液に、アルゴン下でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(560mg,4.3mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(427mg,1.12mmol)を添加した。得られた混合物を2分間撹拌し、この時点で、先の工程から得られた粗製(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルを、N,N−ジメチルホルムアミド(2.5mL)中の溶液として添加し、さらなるN,N−ジメチルホルムアミドで2回(1.5mLずつ)洗った。この反応物を45分間撹拌し、そして酢酸エチル(100mL)および水(150mL)で希釈した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(100mL)で抽出した。合わせた有機相を水(75mL)で洗浄し、そして第二の水層を酢酸エチル(75mL)で抽出した。合わせた有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中35%から60%のアセトン,連続的な勾配)により精製して、表題化合物(467mg,2工程で78%)を無色油状物として得た。
【0492】
【化300】
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58c(467mg,0.67mmol)のテトラヒドロフラン(6mL)中の溶液に、メタノール(3mL)、水(3mL)、および水酸化リチウム水和物(113mg,2.69mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で1.75時間撹拌し、そして水性1Mの塩酸(2.8mL,2.8mmol)でクエンチした。得られた溶液を減圧中で濃縮し、そしてその粗製生成物を、アセトニトリル(5×20mL)に懸濁させて濃縮して、530mgの淡黄色固体を得、これをさらに精製せずに使用した。アルゴン下で、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(283mg,0.82mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(307mg,2.51mmol)を1,2−ジクロロエタン(100mL)に溶解させた。得られた溶液を50℃まで加熱し、そしてこの粗製セコ酸の一部分(260mg,約0.33mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(3.5mL)および1,2−ジクロロエタン(10mL)中の溶液として、6時間かけてシリンジを介して滴下により添加した。次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)のさらなる洗浄液を、同じ様式で添加した。さらに1.25時間撹拌した後に、この反応混合物を減圧中で約35mLまで濃縮した。この溶液を酢酸エチル(100mL)で希釈し、そして水(100mL)で洗浄した。その水相を酢酸エチル(75mL)で抽出し、そして合わせた有機相を水(50mL)で洗浄した。第二の水相を酢酸エチル(50mL)で抽出し、そして合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中35%から60%、次いで100%のアセトン)により精製して、表題化合物を含む101mgの不純な生成物を得た。この物質を、シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル中0%から5%のメタノール)、その後、逆相HPLC(5%から100%のアセトニトリル/水+0.1%のトリフルオロ酢酸)により精製して、表題化合物をそのトリフルオロ酢酸塩として得た(37mg,2工程で17%)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.55 (s, 1H), 8.37 (d, J=8.6 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.85 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.69 (d, J=16.4 Hz, 1H), 6.54 (d, J=16.4 Hz, 1H), 6.11 (q, J=6.7 Hz, 1H), 5.75−5.67 (m, 1H), 4.46−4.36 (m, 1H), 4.36−4.28 (m, 1H), 3.90−3.78 (m, 1H), 2.80−2.68 (m, 1H), 2.05−1.86 (m, 3H), 1.80−1.68 (m, 5H), 1.66−1.57 (m, 5H), 1.40−1.30 (m, 1H), 1.30−1.21 (m, 1H), 1.03−0.93 (m, 4H), 0.90 (d, J=6.7 Hz, 3H). LCMS(m/z)548.4[M+H], Tr=2.79分。
【0493】
実施例59
【0494】
【化301】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、オイルフリーの水素化カリウム(鉱油中約30%の分散物を1740mg,約13mmol)、無水テトラヒドロフラン(10mL)およびヘキサン(1mL)を入れた。このフラスコをアルゴンで再度パージし、そしてトリクロロエチレン(900μL,1.32g,10mmol)を添加し、その後、乾燥メタノール(10μL,7.9mg,0.25mmol)を添加した。この混合物を室温で2時間撹拌した。この時間の後にヘキサン(10mL)を添加し、そして得られた溶液をその後の工程で即座に使用した。
【0495】
【化302】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、テトラヒドロフラン(50mL)を添加し、そしてこの溶液を氷浴で冷却した。テトラヒドロフラン/ヘプタン/エチルベンゼン中1.8Mのリチウムジイソプロピルアミドの溶液(7.2mL,13mmol)を添加した。得られた溶液を−78℃まで冷却し、そしてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸メチル(1.20mL.1.30g,9mmol)の滴下により処理し、その後、ヘキサメチルホスホロアミド(1.56mL,1.61g,9mmol)により処理した。得られた溶液を0℃まで温め、20分間撹拌し、−78℃まで冷却し、そして1,2−ジクロロ−エチンの予め冷却した(0℃)溶液(約10mmol)の滴下により処理した。この反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで室温まで温めた。室温で4時間後、この反応混合物をクラッシュアイスに注ぎ、そしてジエチルエーテル(200mL)で抽出した(5mLのブラインを添加してこの分離を補助した)。その有機相を分離し、そして水(200mL)で洗浄した。この水相をジエチルエーテル(100mL)で抽出した。合わせた有機画分をブライン(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、シリカゲルの2cmの層で濾過し(シリカゲルの層を50mLの酢酸エチルで洗浄した)、次いで減圧下で濃縮した。その粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜15%の酢酸エチルの勾配)に供して、表題化合物(1.22g,67%)を無色油状物として得た。R=0.48,イソ−ヘキサン中30%の酢酸エチル,エタノール中のホスホモリブデン酸。
【0496】
【化303】
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59b(1.01g,5mmol)および銅粉末(1.6g,25mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)に懸濁させた。酢酸(15mL)を添加し、そしてこの反応混合物を60℃で3時間加熱した。この時間の後に、この反応混合物を水(濾紙を使用して銅粉末を濾別した)に注ぎ、そしてジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を、液塩化アンモニウムの飽和溶(3×50mL)、重炭酸ナトリウムの飽和溶液(2×50mL)および水(50mL)で洗浄した。この水相をジエチルエーテル(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、シリカゲルの2cmの層で濾過し(シリカゲルの層を50mLの酢酸エチルで洗浄した)、そして減圧下で濃縮した。高真空下で1日乾燥させた後に、表題化合物(0.84g,定量的収率)を無色油状物として単離した。R=0.37,イソ−ヘキサン中30%の酢酸エチル,エタノール中のホスホモリブデン酸。
【0497】
【化304】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、59c(0.84g,5mmol)およびジクロロメタン(2mL)を入れた。この混合物を0℃まで冷却した。次いで、ピナコールボラン(0.96g,7.5mmol)を、シリンジを介して滴下により添加した。この混合物を1分間撹拌した後に、これをシリンジを介して、オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージし、氷浴に浸漬させて光から保護した、ジルコノセンジクロリド(0.13g,0.5mmol)を含む別のフラスコに移した。さらなるジクロロメタン(2mL)を使用して、定量的な移動を完了させた。この後、この混合物を周囲温度まで温め、これを暗所で72時間撹拌して、完全な転換を達成した。この反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして水(1ml)で注意深くクエンチした。水(50mL)を添加し、そして有機相と水相とを分離した。その水相を酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートして、粗製残渣を得、これをイソ−ヘキサン(50mL)に溶解させ、そして5%〜10%の水性メタノール(3×50mL)およびブライン(50mL)で抽出した。そのヘキサン相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。エバポレーション後に、表題化合物を白色結晶性化合物として単離した(1.42g,93%)。R=0.38,イソ−ヘキサン中30%の酢酸エチル,ヨウ素蒸気。
【0498】
【化305】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、(R)−1−(3−クロロ−イソキノリン−6−イル)−エタノール(0.83g,4mmol)、59d(1.40g,4.7mmol)、PdCl(PCy(p−NMePh))(ビス[(ジシクロヘキシル)(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン]パラジウム(II)クロリド)(173mg,0.21mmol)および三塩基リン酸カリウム(2.64g,12.4mmol)を入れた。このフラスコをセプタムキャップで密封し、そしてアルゴンで再度パージした。N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)を添加し、そして得られた反応混合物を、80℃に予め加熱した油浴中で激しく撹拌した。2時間後、この反応物を周囲温度まで冷却し、そして酢酸エチル(100mL)および水(100mL)で希釈した。相を分離し、そしてその水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製残渣を得、これをシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(1.06g,78%)を無色油状物としてを得た。R=0.48,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0499】
【化306】
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59e(1.02g,3mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)中の溶液に、メタノール(4mL)、水(4mL)および水酸化リチウム水和物(0.15g,6.3mmol)を添加した。得られた混合物を室温で10時間撹拌し、そして1Mの塩酸(6.5mL,6.5mmol)でクエンチした。得られた溶液を濃縮して粗製残渣にし、これをテトラヒドロフラン(20mL)と2回、無水アセトニトリル(20mL)と2回、そして無水トルエン(20mL)と2回、一緒にエバポレートした。得られた白色固体を高真空下で一晩乾燥させ、そしてさらに精製せずに使用した(1.24g,定量的収率)。
【0500】
【化307】
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1e(0.53g,1mmol)のジクロロメタン(10mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(0.69g,1.80mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(12mL)に溶解させた。この反応混合物を0℃で撹拌し、59f(371mg,0.9mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(517mg,4mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(570mg,1.5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解させ、そしてこの溶液をクエン酸の20%水溶液(2×50mL)、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(560mg,84%)を白色固体として得た。R=0.13,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0501】
【化308】
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59g(371mg,0.5mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)中の溶液に、メタノール(4mL)、水(4mL)および水酸化リチウム水和物(36mg,1.5mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、そして水性1Mの塩酸(1.6mL,1.6mmol)でクエンチした。得られた溶液を濃縮して粗製残渣にし、これをテトラヒドロフラン(20mL)と2回、無水アセトニトリル(20mL)と2回、そして無水トルエン(20mL)と2回、一緒にエバポレートした。得られた白色固体を高真空下で一晩乾燥させ、そしてこれをさらに精製せずに使用した(365mg,定量的収率)。オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(258mg,0.75mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(275mg,2.25mmol)および無水1,2−ジクロロエタン(150mL)を入れた。得られた溶液を50℃まで加熱し、そしてこの粗製セコ酸を、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の溶液として、シリンジを介して滴下により12時間かけて添加した。さらなる乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(2×5mL)を使用して、定量的な移動を完了させた。50℃でさらに2時間撹拌した後に、この反応混合物を分液漏斗に移し、そして水(100mL,5mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。その水相をジクロロメタン(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、そして水(100mL,5mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。その水相を酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(100mL,5mLのブラインを添加してこの分離を補助した)で洗浄した。得られた水相を酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(72mg,24%)を白色固体として得た。R=0.42,ジクロロメタン中10%のメタノール。H NMR (400 MHz, CDOD): δ 9.04 (s, 1H), 7.95 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.47 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 1H), 7.31 (s, 1H), 6.43 (m, 2H), 5.93 (q, J=6.6 Hz, 1H), 5.44−5.36 (m, 1H), 4.33−4.23 (m, 2H), 3.84 (dt, J=11.6, 4.1 Hz, 1H), 3.76−3.69 (m, 1H), 3.68−3.61 (m, 2H), 3.48 (m, 1H), 2.65−2.56 (m, 1H), 2.16−2.07 (m, 2H), 2.03−1.93 (m, 1H), 1.91−1.82 (m, 2H), 1.79e (m, 1H), 1.67−1.62 (m, 3H), 1.59 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.51 (d, J=7.2 Hz, 3H), 0.90 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.85 (d, J=6.7 Hz, 3H). LCMS(m/z)592.3[M+H] Tr=3.12分。
【0502】
実施例60
【0503】
【化309】
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化合物59(10mg,0.017mmol)の、酢酸エチル(4mL)とテトラヒドロフラン(4mL)との混合物中の溶液(10%の炭素担持パラジウム(10mg)を含む)を、室温および大気圧の水素で3時間水素化した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドをテトラヒドロフラン(10mL)で洗浄した。その濾液をエバポレートして、表題化合物(10mg,定量的収率)を白色固体として得た。R=0.47,ジクロロメタン中10%のメタノール。H NMR (400 MHz, CDOD): δ 9.02 (s, 1H), 7.94 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.44 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.02 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.78−5.71 (m, 1H), 5.24 (m, 1 H), 4.33−4.23 (m, 2H), 3.83−3.61 (m, 6H), 3.52 (m, 1H), 2.71−2.66 (m, 1H), 2.43−2.36 (m, 2H), 2.14−2.05 (m, 2H), 2.08−1.91 (m, 1H), 1.90−1.82 (m, 2H), 1.76 (m, 1H), 1.67−1.62 (m, 2H), 1.57 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.54 (d, J=7.2 Hz, 3H), 0.96 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.88 (d, J=6.7 Hz, 3H). LCMS(m/z)594.3[M+H] Tr=2.72分。
【0504】
実施例61
【0505】
【化310】
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1e(1064mg,2mmol)のジクロロメタン(30mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(666mg,3mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(25mL)に溶解させた。この反応混合物を0℃で撹拌し、ヘキサ−5−エン酸(251mg,2.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1034mg,8mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1065mg,2.8mmol)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解させ、そしてこの溶液を、クエン酸の20%水溶液(2×150mL)、水(150mL)およびブライン(150mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(864mg,82%)を白色固体として得た。R=0.35,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0506】
【化311】
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61a(830mg,1.57mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)中の溶液に、水(10mL)および水酸化リチウム水和物(57mg,2.38mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いでDOWEX D50 x 8樹脂5cmの層でHサイクルで濾過した(樹脂を最初に水で洗浄した)。樹脂をさらなる水(50mL)で洗浄した。濾液を集め、減圧下で濃縮し、そしてトルエン(10mL)と一緒に2回、共エバポレートした。高真空下で1日乾燥させた後に、表題化合物(590mg,95%)を白色固体として単離した。R=0.4,ジクロロメタン中30%のメタノール。
【0507】
【化312】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、61b(238mg,0.60mmol)および(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(120mg,0.6mmol)を添加した。このフラスコを密封し、そしてこの反応混合物をアルゴンで2回パージし直した。無水ジクロロメタン(10mL)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴンで2回パージし直した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(148mg,0.77mmol)を添加し、その後、4−ジメチルアミノピリジン(67mg,0.55mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで2回、手早くパージし直し、そして室温で12時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、そしてこの溶液を、クエン酸の20%水溶液(2×150mL)、水(150mL)およびブライン(150mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(307mg,89%)を白色固体として得た。R=0.29,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0508】
【化313】
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61c(209mg,0.362mmol)のトルエン(150mL)中の溶液をアルゴン下室温で撹拌した。Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(23mg,0.036mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴン下30分間で加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチル(50mL)を添加した。この溶液を、トリス(ヒドロキシメチル)ホスフィンの水溶液(100mLの水中372mg,3mmol)で2回、水(2×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄した。その有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(125mg,63%)を白色固体として得た。R=0.25,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。H NMR (400 MHz, CDOD): δ 9.00 (s, 1H), 7.91 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.41 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.23 (s, 1H), 6.64 (m, 1H), 6.29 (d, J=15.4 Hz, 1H), 5.97 (q, J=5.9 Hz, 1H), 5.53 (q, J=7.0 Hz, 1H), 4.37−4.18 (m, 2H), 3.65 (d, J=9.8 Hz, 1H), 2.65 (t, J=12.3 Hz, 1H), 2.36−2.18 (m, 4H), 1.98 (m, 1H), 1.94−1.73 (m, 3H), 1.71−1.57 (m, 3H), 1.55 (d, J=5.6 Hz, 6H), 0.83 (d, J=6.6 Hz, 3H), 0.78 (d, J=6.6 Hz, 3H). LCMS(m/z)550.2[M+H] Tr=2.55分。
【0509】
実施例62
【0510】
【化314】
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化合物61(10mg,0.018mmol)の、酢酸エチル(4mL)とテトラヒドロフラン(4mL)との混合物中の溶液(10%の炭素担持パラジウム(10mg)を含む)を、室温および大気圧の水素で3時間水素化した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドをテトラヒドロフラン(10mL)で洗浄した。その濾液をエバポレートして、表題化合物(9mg,89%)を白色固体として得た。R=0.16,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.02 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.44 (d, J=8.7 Hz, 1H), 6.02−5.93 (m, 1H), 5.39 (m, 1H), 4.03 (m, 1H), 3.69 (m, 1H), 2.84 (m, 2H), 2.27 (s, 1H), 2.10 (m, 1H), 1.97 (m, 1H), 1.85 (m, 2H), 1.76 (m, 2H), 1.62 (m, 4H), 1.54 (d, J=5.1 Hz, 3H), 1.39 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.19 (m, 4H), 0.78 (d, J=5.0 Hz, 3H), 0.73 (d, J=5.8 Hz, 3H). LCMS(m/z)552.3[M+H] Tr=2.10分。
【0511】
実施例63
【0512】
【化315】
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1e(1064mg,2mmol)のジクロロメタン(30mL)中の溶液を氷水浴中で冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(666mg,3mmol)をアルゴン下0℃で滴下により添加し、そして得られた溶液を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートにより乾固させ、そして得られた粗製残渣をアルゴン下で無水アセトニトリル(25mL)に溶解させた。この反応混合物を0℃で撹拌し、ヘプタ−6−エン酸(281mg,2.2mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1034mg,8mmol)を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1065mg,2.8mmol)を添加した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、その残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解させ、そしてこの溶液をクエン酸の20%水溶液(2×150mL)で2回、水(150mL)およびブライン(150mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチル+メタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(817mg,75%)を白色固体として得た。R=0.37,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0513】
【化316】
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63a(790mg,1.46mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)中の溶液に、水(10mL)および水酸化リチウム水和物(52mg,2.19mmol)を添加した。この混合物を周囲温度で2時間撹拌し、次いでDOWEX D50 x 8樹脂の5cmの層でHサイクルで濾過した(樹脂を最初に水で洗浄した)。樹脂をさらなる水(50mL)で洗浄した。その濾液を集め、減圧下で濃縮し、そしてトルエン(10mL)と一緒に2回、共エバポレートした。高真空下で1日乾燥させた後に、表題化合物(583mg,97%)を白色固体として単離した。R=0.4,ジクロロメタン中30%のメタノール。
【0514】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、63b(276mg,0.67mmol)および(R)−1−(3−ビニル−イソキノリン−6−イル)−エタノール(134mg,0.67mmol)を添加した。このフラスコを密封し、そしてこの反応混合物をアルゴンで2回パージし直した。無水ジクロロメタン(10mL)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴンで2回パージし直した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩(168mg,0.87mmol)を添加し、その後、4−ジメチルアミノピリジン(75mg,0.62mmol)を添加した。この反応混合物をアルゴンで2回、手早くパージし直し、そして室温で12時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、そしてこの溶液を、クエン酸の20%水溶液(2×150mL)、水(150mL)およびブライン(150mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(316mg,79%)を白色固体として得た。R=0.30,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。
【0515】
【化318】
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63c(255mg,0.431mmol)のトルエン(200mL)中の溶液をアルゴン下室温で撹拌した。Hoveyda−Grubbs第2世代触媒(27mg,0.043mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴン下30分間で加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチル(50mL)を添加した。この溶液を、トリス(ヒドロキシメチル)ホスフィンの水溶液(100mLの水中372mg,3mmol)で2回、水(50mL)で2回、そしてブライン(50mL)で洗浄した。その有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(76mg,31%)を白色固体として得た。R=0.20,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。H NMR (400 MHz, CDOD): δ 9.01 (s, 1H), 7.93 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.43 (d, J=8.5 Hz, 1H), 6.55 (m, 1H), 5.95 (m, 1H), 5.43 (m, 1H), 5.23 (m, 3H), 4.32 (m, 1H), 4.20 (m, 1H), 3.67 (m, 1H), 2.69 (m, 1H), 2.30 (m, 2H), 2.13 (m, 2H), 1.96 (m, 3H), 1.83 (m, 1H), 1.64 (m, 3H), 1.56 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.44 (d, J=7.4 Hz, 3H), 0.92−0.72 (m, 6H). LCMS(m/z)564.4[M+H] Tr=2.60分。
【0516】
実施例64
【0517】
【化319】
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化合物63(15mg,0.027mmol)の、酢酸エチル(4mL)とテトラヒドロフラン(4mL)との混合物中の溶液(10%の炭素担持パラジウム(10mg)を含む)を、室温および大気圧の水素で3時間水素化した。この反応混合物をセライトで濾過し、そしてそのフィルターパッドをテトラヒドロフラン(10mL)で洗浄した。その濾液をエバポレートして、表題化合物(13mg,87%)を白色固体として得た。R=0.11,イソ−ヘキサン/酢酸エチル/メタノール(6/4/1)。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.02 (s, 1H), 7.95 (d, J=8.7 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.45 (d, J=8.7 Hz, 1H), 5.93 (q, J=6.3 Hz, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.21 (m, 1H), 4.07 (d, J=8.0 Hz, 1H), 3.66 (m, 1H), 2.83 (m, 4H), 2.25 (m, 1H), 2.07 (m, 1H), 1.94 (m, 2H), 1.80e (m, 1H), 1.63 (m, 3H), 1.55 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.51−1.42 (m, 2H), 1.37 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.25 (m, 4H), 0.83 (d, J=6.7 Hz, 6H). LCMS(m/z)566.3[M+H], Tr=2.27分。
【0518】
実施例65
【0519】
【化320】
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アルゴン雰囲気下で90℃に予め加熱した、(R)−1−(3−クロロ−イソキノリン−6−イル)−エタノール(250mg,1.21mmol)および三塩基リン酸カリウム(770mg,3.63mmol)の、シクロペンチルメチルエーテル(4.5mL)および水(1.5mL)中の溶液に、3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)フェニルボロン酸,ピナコールエステル(Combi−Blocks,387mg,1.33mmol)および(A−caPhos)PdCl(49mg,60μmol)を添加した。17時間後、この反応物を23℃まで冷却し、そしてジクロロメタン(50mL)と重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50mL)との間で分配した。相を分離し、そしてその水層をジクロロメタン(50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/iイソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(321mg,83%)をわずかに黄色の油状物として得た。
【0520】
【化321】
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65a(320mg,1.00mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)および水(2mL)中の溶液に、水酸化リチウム(26mg,1.1mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で添加した。3時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g Combiflash HP Gold Column,0%〜20%のメタノール/ジクロロメタンの勾配)により精製して、表題化合物(64.2mg,21%)を無色油状物として得た。R=0.5(ジクロロメタン中20%のメタノール)I/シリカ染色。
【0521】
【化322】
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1e(104mg,0.21mmol)のジクロロメタン(1.05mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(70mg,1.07mmol)をアルゴン雰囲気下0℃で添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル(1.05mL)で希釈し、そして2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(79.8mg,0.210mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(140μL,0.840mmol)、および65b(64mg,0.21mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で順番に添加した。18時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(140mg,93%)をわずかに黄色の油状物として得た。
【0522】
【化323】
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65c(140mg,0.195mmol)のテトラヒドロフラン(0.9mL)および水(0.3mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(4.6mg,0.195mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で添加した。3時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮して、表題化合物(131mg,99%)を白色固体のカルボン酸リチウム塩として得た。
【0523】
【化324】
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ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(35.3mg,68μmol)および4−ジメチルアミノピリジン(62.3mg,510μmol)のジクロロメタン(5.7mL)中の溶液に、65d(10mg,17μmol)をアルゴン雰囲気下23℃で添加した。16時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そしてその粗製残渣を分取HPLC(Gemini 5u C18 110Åカラム,5%〜100%のアセトニトリル/水,0.1%のトリフルオロ酢酸改質剤)により精製して、表題化合物(6.0mg,52%)を白色固体のトリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.70 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.48 (d, J=8.6 Hz, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.97−7.87 (m, 2H), 7.79 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.62 (app t, J=7.7 Hz, 1H), 7.53 (d, J=7.8 Hz, 1H), 6.21 (q, J=6.6 Hz, 1H), 5.84−5.71 (m, 1H), 4.45−4.29 (m, 2H), 3.96 (d, J=15.5 Hz, 1H), 3.75 (dd, J=11.1, 2.7 Hz, 1H), 3.64 (d, J=15.5 Hz, 1H), 2.74 (td, J=12.8, 3.1 Hz, 1H), 2.13−1.96 (m, 2H), 1.91 (br d, J=13.0 Hz, 1H), 1.81−1.65 (m, 2H), 1.67 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.62 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.8 Hz, 3H), 0.94 (d, J=6.8 Hz, 3H). HPLC Tr=3.040分間. LCMS(m/z)572.3[M+H], Tr=2.07分。
【0524】
実施例66
【0525】
【化325】
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6−クロロピリジン−3−アミン(5.00g,38.8mmol)のジオキサン(194mL)中の溶液に、重炭酸ジ−tert−ブチル(10.2g,46.7mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で添加し、そして得られた混合物を100℃まで加熱した。17時間後、この反応混合物を23℃まで冷却し、そして水(500mL)で希釈した。得られた混合物を酢酸エチル(2×500mL)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(7.69g,87%)を無色油状物として得た。
【0526】
【化326】
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66a(2.00g,8.80mmol)およびテトラメチルエチレンジアミン(2.70mL,18.0mmol)のジエチルエーテル(44mL)中の溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M,7.2mL,18.0mmol)を、アルゴン雰囲気下−78℃で添加した。10分後、得られた混合物を50分間かけて−15℃まで温めた。この反応混合物を−78℃まで冷却し、そしてN,N−ジメチルホルムアミド(1.9g,26mmol)をシリンジを介して添加した。30分後、この反応混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液(20mL)でクエンチし、そして23℃まで温めた。得られた混合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、そして合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(120g Combiflash HP Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(849mg,38%)を無色油状物として得た。
【0527】
【化327】
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66b(258mg,1.00mmol)および(E)−4−(ジメチルアミノ)ブタ−3−エン−2−オン(452mg,4.00mmol)の1,4−ジオキサン(10mL)中の溶液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(761mg,4mmol)をアルゴン雰囲気下23℃で添加し、そして得られた混合物を80℃まで加熱した。2時間後、この反応混合物を23℃まで冷却し、そして重炭酸ナトリウム飽和水溶液(200mL)と酢酸エチル(200mL)との間で分配した。層を分離し、そしてその水層を酢酸エチル(200mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(107mg,51%)をオフホワイトの固体として得た。
【0528】
【化328】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(5mg,8μmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(7mg,19μmol)を脱気水(6mL)に懸濁させ、そしてこの混合物をアルゴンで15分間脱気した。この混合物をアルゴン下70℃で90分間撹拌した。得られた黄色溶液を室温まで冷却した。66c(329mg,1.56mmol)、ギ酸ナトリウム(543mg,7.98mmol)および脱気テトラヒドロフラン(1mL)を添加し、そしてこの反応混合物を10分間脱気した。この反応混合物を40℃で2.5時間激しく撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチル(20mL)で抽出した。その有機層を分離し、水(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(180mg,54%)を固体として得た。
【0529】
【化329】
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三塩基リン酸カリウム(550mg,2.59mmol)のシクロペンチルメチルエーテル(4.5mL)および水(3mL)中の懸濁物に、66d(180mg,0.89mmol)を添加し、そして90℃まで加熱した。この温度で、(A−caPhos)PdCl(35mg,43μmol)を添加し、そして2分間撹拌した。(E)−2,2−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ブタ−3−エン酸メチルエステル(286mg,1.12mmol)のシクロペンチルメチルエーテル(4.5mL)中の溶液を滴下により添加し、そして90℃で19時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(40mL)および水(20mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその水層を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、そして得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g SiO Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(95mg,37%)を淡褐色固体として得た。
【0530】
【化330】
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66e(95mg,0.32mmol)の、テトラヒドロフラン(1.8mL)、メタノール(0.6mL)および水(0.6mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(15mg,0.63mmol)を23℃で添加した。16時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そして残留した溶媒を、トルエン(5mL)の添加により共沸によって除去し、その後、減圧下で濃縮して(2回)、表題化合物を得た。これをさらに精製せずに、その後のアミドカップリングで使用した。
【0531】
【化331】
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1e(212mg,0.40mmol)のジクロロメタン(3mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(106μL,0.60mmol)をアルゴン雰囲気下0℃でゆっくりと添加した。1時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そしてさらに精製せずに、その後のアミドカップリングで使用した。66f(90.5mg,0.32mmol)のアセトニトリル(3mL)中の溶液に、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(180mg,0.47mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(330μL,1.90mmol)およびアセトニトリル(2mL)中の(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(232mg,0.4mmol)を23℃で順番に添加した。16時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより直接精製して、表題化合物(201mg,91%)を固体として得た。
【0532】
【化332】
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66g(201mg,0.29mmol)の、テトラヒドロフラン(2mL)、メタノール(0.4mL)および水(0.4mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(14mg,0.57mmol)を23℃で添加した。40分後、水酸化リチウム水和物(14mg,0.57mmol)を23℃で添加した。1時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そして残留した溶媒を、トルエン(2mL)の添加により共沸によって除去し、その後、減圧下で濃縮して(3回)、表題化合物を得た。これをさらに精製せずに、その後のマクロラクトン化で使用した。
【0533】
【化333】
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2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(43mg,0.12mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(48mh,0.39mmol)に1,2−ジクロロエタン(20mL)を窒素雰囲気下で添加し、そして50℃まで加熱した。この温度で、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の66h(28mg,0.049mmol)を、シリンジポンプを介して6時間かけて滴下により添加した。次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)のさらなる洗浄液を、同じ様式で15分間かけて添加した。さらに1.25時間撹拌した後に、反応混合物を室温まで冷却した。それを酢酸エチル(20mL)で希釈し、そして水(2×10mL)で洗浄した。その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濾過した。その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を分取HPLC(Gemini 5u C18 110Åカラム,5%〜100%のアセトニトリル/水,0.1%のトリフルオロ酢酸改質剤)により精製して、表題化合物を白色粉末のトリフルオロ酢酸塩として得た。これを重炭酸ナトリウムの飽和溶液で洗浄して、2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物から形成された酸不純物を除去して、表題化合物(1.5mg,5%)を白色固体として得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.19 (s, 1H), 8.86 (d, J=2.1 Hz, 1H), 8.67 (d, J=7.5 Hz, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 6.89 (d, J=9.5 Hz, 1H), 6.58 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.46 (d, J=16.1 Hz, 1H), 6.04 (q, J=6.4 Hz, 1H), 5.52−5.41 (m, 1H), 4.26 (d, J=14.4 Hz, 1H), 4.18 (app t, J=9.1 Hz, 1H), 3.65 (dd, J=11.4, 2.8 Hz, 1H), 2.58 (td, J=12.9, 3.2 Hz, 1H), 1.91−1.75 (m, 3H), 1.68−1.53 (m, 2H), 1.63 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.51 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.43 (s, 3H), 1.26 (s, 3H), 0.87 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.82 (d, J=6.7 Hz, 3H).LCMS(m/z)551.2[M+H], Tr=2.19分。
【0534】
実施例67
【0535】
【化334】
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2−(3−ブロモフェニル)−2−メチルプロパン酸メチル(Pharmabridge,Doylestown,PA,USA(190mg,0.74mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(206mg,0.81mmol)、ジクロロメタンと錯形成した[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(27mg,0.04mmol)および酢酸カリウム(217mg,2.22mmol)を、ねじキャップ式のバイアルに入れ、そして減圧およびアルゴンでのフラッシュのサイクルを3回行った。無水1,4−ジオキサン(4mL)をアルゴン下で添加し、そして得られた混合物を80℃で19時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチル(20mL)で希釈した。セライト(約1g)を添加し、そしてセライトのパッドで濾過した。溶媒を減圧下で除去して表題化合物を得、これをその後の反応で直接使用した。
【0536】
【化335】
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三塩基リン酸カリウム(445mg,2.10mmol)のシクロペンチルメチルエーテル(2.5mL)および水(1.5mL)中の懸濁物に、(R)−1−(3−クロロ−イソキノリン−6−イル)−エタノール(180mg,0.89mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を90℃まで加熱した。この温度で、(A−caPhos)PdCl(28mg,35μmol)を添加し、そしてこの反応混合物を2分間撹拌した。67a(225mg,0.74mmol)のシクロペンチルメチルエーテル(2.5mL)中の溶液を滴下により添加し、そして90℃で19時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)および水(15mL)で希釈した。その層を分離し、そしてその水層を酢酸エチル(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、そして得られた粗製残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(267mg,定量的)を淡褐色固体として得た。
【0537】
【化336】
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67b(244mg,0.7mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)および水(2.5mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(18.5mg,0.77mmol)を23℃で添加した。48時間後、水酸化リチウム水和物(17mg,0.70mmol)をこの反応混合物に添加した。24時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そして残留した溶媒を、トルエン(5mL)の添加により共沸によって除去し、その後、減圧下で濃縮して(2回)、表題化合物を得た。これをさらに精製せずに、その後のアミドカップリングで使用した。
【0538】
【化337】
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1e(397mg,0.75mmol)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(199μL,1.12mmol)をアルゴン雰囲気下0℃でゆっくりと添加した。1時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮して、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルをトリフラート塩として得た。これをさらに精製せずに、その後のアミドカップリングで使用した。67c(234mg,0.7mmol)のアセトニトリル(7mL)中の溶液に、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(532mg,1.4mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(730μL,4.2mmol)およびアセトニトリル(3mL)中の(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(435mg,0.75mmol)を23℃で順番に添加した。16時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g SiO Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により直接精製して、表題化合物(230mg,44%)を固体として得た。
【0539】
【化338】
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67d(94mg,0.13mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)および水(1mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(3.1mg,0.13mmol)を23℃で添加した。48時間後、水酸化リチウム水和物(17mg,0.70mmol)をこの反応混合物に添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そして残留した溶媒を、トルエン(5mL)の添加により共沸によって除去し、その後、減圧下で濃縮して(2回)、表題化合物を得た。これをさらに精製せずに、その後のマクロラクトン化で使用した。
【0540】
【化339】
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67e(78mg,0.13mmol)のジクロロメタン(42mL)中の懸濁物に、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(520mg,0.50mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(462mg,4.0mmol)を23℃で添加した。24時間後、その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を分取HPLC(Gemini 5u C18 110Åカラム,5%〜100%のアセトニトリル/水,0.1%のトリフルオロ酢酸改質剤)により精製して、表題化合物(3.2mg,4%)を白色粉末として、トリフルオロ酢酸塩として得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.65 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.49 (d, J=8.7 Hz, 1H), 8.44 (d, J=8.6 Hz, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.90 (dd, J=8.7, 1.5 Hz, 1H), 7.83 (d, J=7.7 Hz, 1H), 7.78 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.69 (app t, J=7.8 Hz, 1H), 6.82 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.21 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.92−5.84 (m, 1H), 4.41−4.30 (m, 2H), 3.75 (dd, J=14.4, 6.0 Hz, 1H), 2.71 (td, J=13.0, 3.0 Hz, 1H), 2.06−1.99 (m, 1H), 1.96 (dd, J=14.2, 7.1 Hz, 1H), 1.93−1.86 (m, 1H), 1.75 (s, 3H), 1.73−1.59 (m, 2H), 1.68 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.63 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.47 (s, 3H), 0.96 (d, J=6.8 Hz, 3H), 0.84 (d, J=6.7 Hz, 3H). HPLC Tr=5.319分間. LCMS(m/z)600.5[M+H], Tr=2.71分。
【0541】
実施例68および69
【0542】
【化340】
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6−ブロモ−3−クロロイソキノリン(Frontier Scientific,1.594g,6.57mmol)および2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール(684mg,6.57mmol)のシクロペンチルメチルエーテル(20mL)中の溶液に、炭酸セシウム(2.354g,7.23mmol)を23℃で添加した。この反応混合物を120℃で18時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、そして得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(80g Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により精製して、表題化合物(461mg,23%)を白色固体として得た。
【0543】
【化341】
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68a(461mg,1.49mmol)のアセトニトリル(10mL)および水(2.5mL)中の溶液に、過ヨウ素酸(1.698g,7.45mmol)を23℃で添加した。この反応混合物を0℃まで冷却し、そして三酸化クロム(30mg,0.298mmol)を一度に添加した。2.5時間後、この反応混合物を酢酸エチル(30mL)および水(30mL)で希釈し、そしてその層を分離した。その水層を酢酸エチル(30mL)で抽出し、そして合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、表題化合物を得、これを精製せずに使用した(481mg)。
【0544】
【化342】
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68b(481mg,1.49mmol)のアセトニトリル(10mL)中の溶液に、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(1.133g,2.98mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.55mL,8.94mmol)および(S)−2−アミノ−3−メチルブタン酸メチル塩酸塩(749mg,4.47mmol)を23℃で順番に添加した。16時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(24g Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により直接精製して、表題化合物(412mg,2工程で63%)を褐色油状物として得た。
【0545】
【化343】
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68c(412mg,0.95mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドのトルエン(5mL)中の懸濁物に、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(962μL,2.85mmol)をアルゴン下23℃で添加した。この反応混合物を50℃まで加熱した。18時間後、水(1mL)を50℃で添加した。2時間後、この反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(15mL)で希釈し、そしてフッ化カリウムの1M溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を23℃で激しく撹拌した。2時間後、この混合物をセライトのショートパッドで濾過し、そして酢酸エチル(10mL)で洗浄した。その濾液を水(15mL)、ブライン(15mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮した。この残渣を1,4−ジオキサン(8mL)に溶解させ、そして1Mの水性塩酸(1mL)を23℃で添加した。5分後、この反応混合物を重炭酸ナトリウムの飽和溶液(2mL)でクエンチし、そして濃縮乾固させた。その残渣を酢酸エチル(20mL)および水(20mL)に溶解させ、そして層を分離した。その水層を酢酸エチル(2×10mL)で抽出し、そして合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(236mg,62%)を褐色ガム状物質として得た。
【0546】
【化344】
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ジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(2mg,3μmol)および(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(2.6mg,7μmol)を脱気水(2.5mL)に懸濁させ、そしてこの混合物をアルゴンで15分間脱気した。この混合物を窒素下70℃で90分間撹拌した。得られた黄色溶液を室温まで冷却した。68d(236mg,0.59mmol)、ギ酸ナトリウム(200mg,2.95mmol)および脱気テトラヒドロフラン(1.25mL)を添加し、そしてこの反応混合物を10分間脱気した。この反応混合物を40℃で3.5時間激しく撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチル(15mL)で抽出した。その有機層を分離し、水(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(196mg,83%)を淡褐色固体として得た。
【0547】
【化345】
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68e(196mg,0.487mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)、メタノール(1mL)および水(1mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(23mg,0.97mmol)を23℃で添加した。16時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。その残渣を酢酸エチル(10mL)および水(10mL)に溶解させ、そして1Mの水性塩酸溶液でpH約2に酸性にした。得られた層を分離した。その水層を酢酸エチル(2×10mL)で抽出し、そして合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、表題化合物を得、これを精製せずに使用した。
【0548】
【化346】
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(S)−1−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(270mg,0.62mmol)のジクロロメタン(5mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(165μL,0.93mmol)をアルゴン雰囲気下0℃でゆっくりと添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮して、(S/R)−1−((S)−2−アミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルのトリフラート塩を黄色油状物として得、これを精製せずに使用した。68f(189mg,0.49mmol)のアセトニトリル(7mL)中の溶液に、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(278mg,0.73mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(730μL,4.2mmol)およびアセトニトリル(3mL)中の(S/R)−1−((S)−2−アミノ−プロピオニル)−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(435mg,0.62mmol)を23℃で順番に添加した。16時間後、得られた混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(40g SiO Isco Rf Gold Column,0%〜100%の酢酸エチル/イソ−ヘキサンの勾配)により直接精製して、表題化合物の分離不可能なジアステレオマー混合物(43mg,13%)を無色残渣として得た。
【0549】
【化347】
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68gと68hとの混合物(43mg,61μmol)の、テトラヒドロフラン(4mL)および水(2mL)中の溶液に、水酸化リチウム水和物(3.2mg,0.13mmol)を23℃で添加した。1時間後、この反応混合物を減圧下で濃縮し、そして残留した溶媒を、トルエン(5mL)の添加により共沸によって除去し、その後、減圧下で濃縮して(2回)、表題化合物を混合物として得た。これをさらに精製せずに、その後のマクロラクトン化で使用した。LCMS(m/z)572.2[M+H],Tr=2.21分。
【0550】
【化348】
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68iおよび68j(34.8mg,61μmol)のジクロロメタン(20mL)中の懸濁物に、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(127mg,0.24mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(224mg,1.83mmol)を23℃で添加した。24時間後、その溶媒を減圧下で除去し、そしてその残渣を分取HPLC(Gemini 5u C18 110Åカラム,5%〜100%のアセトニトリル/水,0.1%のトリフルオロ酢酸改質剤)により精製して、両方の化合物(12mg,35%)をジアステレオマーの比の混合物として得た。これらのジアステレオマーをキラル分取HPLCを使用して分離して、先に溶出する(Tr=3.73分)化合物68(2.17mg,6%)および2番目に溶出する(Tr=5.713分)化合物69(1.85mg,5%)を得た。化合物68:H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.89 (s, 1H), 7.94 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.37 (dd, J=8.6, 1.5 Hz, 1H), 7.28 (d, J=9.2 Hz, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.09 (q, J=6.5 Hz, 1H), 5.54 (q, J=7.2 Hz, 1H), 4.36−4.26 (m, 3H), 4.21 (d, J=9.7 Hz, 1H), 3.69 (dd, J=11.2, 2.6 Hz, 1H), 2.77 (td, J=12.9, 3.0 Hz, 1H), 2.00−1.84 (m, 2H), 1.83−1.77 (m, 1H), 1.76−1.62 (m, 2H), 1.67 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.47 (d, J=7.3 Hz, 3H), 1.38 (s, 3H), 1.27 (s, 3H), 0.99 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.95 (d, J=6.7 Hz, 3H). HPLC Tr=5.866分. LCMS(m/z)554.2[M+H], Tr=2.44分。
【0551】
化合物69:H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 8.78 (s, 1H), 7.83 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.24 (dd, J=8.6, 1.6 Hz, 1H), 7.03 (s, 1H), 5.93 (q, J=6.7 Hz, 1H), 5.35 (q, J=6.8 Hz, 1H), 4.31 (d, J=9.8 Hz, 1H), 4.18 (d, J=13.3 Hz, 1H), 4.02 − 3.97 (m, 2H), (d, J=10.0 Hz, 1H), 3.65 (dd, J=10.8, 2.8 Hz, 1H), 2.71 (td, J=12.7, 2.8 Hz, 1H), 1.98 − 1.89 (m, 1H), 1.87 − 1.77 (m, 2H), 1.73 − 1.64 (m, 1H), 1.57 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.49 (d, J=7.0 Hz, 3H), 1.40 (s, 3H), 1.13 (s, 3H), 0.89 (d, J=6.7 Hz, 3H), 0.85 (d, J=6.5 Hz, 3H) HPLC Tr=5.951分. LCMS(m/z)555.2[M+H], Tr=2.49分。
【0552】
実施例70
【0553】
【化349】
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無水テトラヒドロフラン(18mL)中の2,7−ジブロモナフタレン(1g,3.50mmol)に、窒素の雰囲気下−78℃で、n−ブチルリチウムの溶液(ヘキサン中2.5M,1.5mL,3.67mmol)を滴下により添加した。この反応物を−78℃で20分間撹拌し、その後、N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(409μL,3.85mmol)を添加した。15分後、この反応物を室温まで温め、そして30分間撹拌した。この反応を2Mの塩酸でクエンチし、そしてジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その生成物をシリカフラッシュクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン/酢酸エチル,7/1)により精製して、表題化合物(650mg,75%)を無色油状物として得た。
【0554】
【化350】
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水(5mL)中のジクロロ(p−シメン)ルテニウム(II)二量体(8mg,0.013mmol)に、室温で(1R,2R)−(−)−N−p−トシル−1,2−ジフェニルエチレンジアミン(11.5mg,0.031mmol)を添加した。この系を15分間脱気し、次いで70℃で1.5時間加熱した。この反応物を冷却し、そして70a(650mg,2.61mmol)の脱気無水テトラヒドロフラン(2mL)中の溶液を添加し、その後、ギ酸ナトリウム(874mg,13.1mmol)を添加した。この反応物を40℃で3時間加熱し、室温まで冷却し、そしてジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機層を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン/酢酸エチル,4/1)により精製して、表題化合物(450mg,69%)を無色油状物として得た。
【0555】
【化351】
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70b(42mg,0.17mmol)をアセトニトリル(2ml)にマイクロ波バイアル中で溶解させ、この混合物に、3−ブテン酸(35mg,0.41mmol)、酢酸パラジウム(II)(4mg,0.017mmol)、トリ−(o−トリル)ホスフィン(10mg,0.034mmol)およびトリエチルアミン(0.12ml)を添加した。このバイアルをマイクロ波反応器中120で15分間加熱した。次いで、この反応混合物を濾過し、その溶媒をエバポレートし、そしてcombi−flashカラムクロマトグラフィー(溶出液メタノール/ジクロロメタン1:3)で精製して、表題化合物(35mg,81%)を黄色固体として得た。
【0556】
【化352】
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70c(40mg,0.08mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解させ、この溶液に2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(36mg,0.1mmol)を添加し、この反応混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(1ml)中の(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチルブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(0.18mmol)を上記反応混合物に添加し、その後、トリエチルアミン(32mg,0.32mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いでそれを酢酸エチル(20mL)で希釈し、そしてブラインで洗浄した。その水層を酢酸エチルで逆抽出し、そして合わせた有機溶媒をエバポレートし、そしてcombi−flashカラムクロマトグラフィー(溶出液メタノール/ジクロロメタン1:10)で精製して、表題化合物(68mg,65%)を黄色固体として得た。
【0557】
【化353】
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70d(55mg,0.08mmol)を、テトラヒドロフラン(2mL)、メタノール(1mL)および水(1mL)の混合物に溶解させた。この溶液に水酸化リチウム水和物(4mg,0.16mmol)を添加した。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。ジクロロメタン(10mL)および水(10mL)をこの反応混合物に添加した。1Nの塩酸を、pHが2に達するまでその水層に添加し、その酸性の水層をジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。次いで、その有機溶媒をエバポレートして、表題化合物(37mg,84%)を白色固体として得た。
【0558】
【化354】
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2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(19mg,0.056mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(23mg,0.185mmol)を1,2−ジクロロエタン(18mL)に溶解させ、そしてこの溶液を50℃まで加熱した。上記溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の70e(20mg,0.037mmol)をシリンジポンプを介して10時間で添加した。この添加の完了後、この反応混合物を50℃で2時間撹拌した。次いで、その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣を逆相分取HPLC(0%〜100%のアセトニトリル/水)により精製して、表題化合物(4mg,22%)を白色固体として得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.79−7.72 (m, 3H), 7.52 (dd, J=1.6, 8.8 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 7.33 (dd, J=8.4, 1.6 Hz, 1H), 6.48 (d, J=16.4 Hz, 1H), 6.31−6.24 (m, 1H), 6.02 (q, J=7.6 Hz, 1H), 4.64 (d, J=12.4 Hz, 1H), 4.40 (d, J=12.8 Hz, 1H), 4.30 (d, J=10.4 Hz, 1H), 3.78−3.72 (m, 1H), 3.36−3.32 (m, 2H), 2.99−2.93 (m, 1H), 2.77−2.71 (m, 1H), 1.99−1.69 (m, 5H), 1.66 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.58 (d, J=7.2 Hz, 3H), 0.99 (d, J=6.8 Hz, 6H). LCMS(m/z)521.1 [M−H], Tr=3.18分。
【0559】
実施例71
【0560】
【化355】
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化合物70(5mg,0.01mmol)をエタノール(5mL)にアルゴン下で溶解させ、この溶液にPd(10%活性炭担持,3mg)を添加した。次いで、この反応フラスコをパージし、次いでバルーンを使用してHで満たした。この反応物をセライトで濾過した。2時間後、その濾液を減圧下でエバポレートし、そして逆相分取HPLC(0%〜100%のアセトニトリル/水)により精製して、表題化合物(3.2mg,64%)を白色粉末として得た。H−NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.47 (d, J=6.0 Hz, 1H), 7.97 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.69−7.62 (m, 3H), 7.31 (s, 1H), 7.24−7.19 (m, 2H), 5.97 (dd, J=12.8, 6.0 Hz, 1H), 5.62 (pent, J=7.2 Hz, 1H), 4.76−4.16 (m, 1H), 4.10 (app t, J=12.8 Hz, 1H), 4.05−3.69 (m, 1H), 2.85 (br s, 1H), 2.73−2.41 (m, 2H), 2.40−2.37 (m, 1H), 2.10−1.93 (m, 1H), 1.92−1.70 (m, 6H), 1.53 (d, J=6.8 Hz, 3H), 1.49 (d, J=7.6 Hz, 3H), 0.99 (d, J=6.8 Hz, 6H). LCMS(m/z)523.140[M+H], Tr=3.16分。
【0561】
実施例72
【0562】
【化356】
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オーブンで乾燥させ、アルゴンでパージしたフラスコに、化合物49(10mg,0.017mmol)、ヨウ化銅(I)(1mg,0.005mmol)およびプロパ−2−イン−1−オール(4mg,0.07mmol)を添加した。このフラスコを密封し、そしてアルゴンで3回パージし直した。無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)を添加し、そしてこの反応混合物をアルゴンで3回パージし直した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。減圧下での溶媒のエバポレーション後、その粗製残渣を酢酸エチル(10mL)に溶解させ、そして濾過助剤で濾過し、そしてそのフィルターパッドを酢酸エチル(10mL)で洗浄した。減圧下での濃縮後、その残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(イソ−ヘキサン中0%〜40%の酢酸エチルおよびメタノール(4/1)の勾配)により精製して、エバポレーション後に表題化合物(10mg,93%)を白色固体として得た。R=0.33,ジクロロメタン中10%のメタノール。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 9.05 (s, 1H), 7.95 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.46 (d, J=8.6 Hz, 1H), 6.49 (d, J=16.0 Hz, 1H), 6.40 (d, J=16.0 Hz, 1H), 5.95 (m, 1H), 5.50 (m, 1H), 4.59−4.53 (m, 3H), 4.36 (m, 2H), 4.30 (m, 1H), 3.68 (m, 1H), 2.80 (m, 1H), 2.60 (m, 1H), 2.23 (m, 1H), 2.14 (m, 1H), 1.90−1.58 (m, 4H), 1.57 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.55 (d, J=7.6 Hz, 3H), 1.41 (s, 3H), 1.27 (s, 3H). LCMS(m/z)633.4[M+H], Tr=2.66分。
【0563】
実施例73
【0564】
【化357】
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無水テトラヒドロフラン(40mL)中の3−ニトロメチレン−オキセタン(Angew.Chem.Int.Ed.2006,45(46),7736,2.5g,21.7mmol)に、窒素の雰囲気下室温で、ヨウ化銅(I)(413mg,2.17mmol)およびクロロトリメチルシラン(3.0mL,23.9mmol)を添加した。得られた黄色溶液を5分間撹拌し、そしてメタノール氷浴で−15℃から−11℃まで冷却した。ビニルマグネシウムブロミド(43.5mL,43.5mmol,テトラヒドロフラン中1.0M)を、シリンジポンプを介して3時間かけてゆっくりと添加した。この添加の後に、この反応を塩化アンモニウムの飽和水溶液でクエンチし、濾過し、そしてジエチルエーテルで抽出した(3回)。合わせた有機物を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、ジエチルエーテルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(2.0g,64%)。
【0565】
【化358】
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無水ジメチルスルホキシド(13mL)中の73a(600mg,4.2mmol)に酢酸(2.4mL,42mmol)および亜硝酸ナトリウム(869mg,12.6mmol)を添加し、そしてこの混合物を35℃で16時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、そして水で希釈した。そのpHを10%の水性塩酸でpH3〜4に調整し、そしてその生成物をジエチルエーテル(3回)およびジエチルエーテル/酢酸エチル(1:1)で抽出した。合わせた有機物を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル(2/1、次いで1/1)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、不純な酸を得た。これをジエチルエーテルに溶解させ、そして炭酸ナトリウムの飽和溶液で抽出した。その水性物質を濃塩酸でpH2まで酸性にし、そして酢酸エチルで抽出した(3回)。その有機物を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、表題化合物を黄色油状物として得た(228mg,43%)。
【0566】
【化359】
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無水ジオキサン(1mL)中の73b(150mg,1.18mmol)に、酢酸(R)−1−(7−ブロモ−キノリン−2−イル)−エチルエステル(347mg,1.18mmol)を添加し、その後、ジシクロヘキシルメチルアミン(0.76mL,3.54mmol)、酢酸パラジウム(II)(53mg,0.24mmol)およびトリ(o−トリル)ホスフィン(72mg,0.24mmol)を添加した。この混合物を100℃で1時間加熱した。さらなる量の酢酸パラジウム(II)(26mg,0.12mmol)およびトリ(o−トリル)ホスフィン(36mg,0.12mmol)を添加し、そして加熱を100℃でさらに45分間続けた。この反応物を室温まで冷却し、そしてpH3〜4に達するまで、2MのHClを添加した。その生成物を酢酸エチル(3回)および酢酸エチル/10%のメタノールで抽出した(2回)。合わせた有機物を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、表題化合物を褐色油状物として得た。
【0567】
【化360】
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1e(3.01g,5.66mmol)のテトラヒドロフラン:メタノール(1:1,60mL)中の溶液を0℃で撹拌した。テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(テトラヒドロフラン中1M,11.3mL,11.3mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で22時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣を、イソ−ヘキサンからイソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.14g,91%)を白色泡状物として得た。
【0568】
【化361】
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無水ジクロロメタン(15mL)中の73d(365mg,0.88mmol)に、窒素の雰囲気下0℃で、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(239μL,1.32mmol)を添加した。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(613μL,3.52mmol)を添加し、次いで減圧中で濃縮し、そしてトルエンと共エバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルを白色固体として得た。無水アセトニトリル(9mL)中の73c(300mg,0.88mmol)に、窒素の雰囲気下0℃で、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(766μL,4.4mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(401mg,1.06mmol)を添加した。この溶液を0℃で3分間撹拌し、その後、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの無水アセトニトリル(2mL)中の溶液を添加した。この反応物を室温まで温め、2時間撹拌した。この反応を1MのHClでクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機層を疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を粘性黄色油状物として得た(160mg,22%,2工程)。
【0569】
【化362】
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テトラヒドロフラン(10mL)および水(2mL)中の73e(160mg,0.25mmol)に、水酸化リチウム一水和物(53mg,1.25mmol)を0℃で添加した。この反応物を0℃で2時間撹拌し、そして2Mの水性塩酸(0.63mL)を添加することによりクエンチした。この反応物を減圧中で濃縮し、その後、トルエン/メタノール(3回)、次いでトルエン(3回)から共エバポレートし、そして高真空で15分間乾燥させた。得られた残渣を無水テトラヒドロフラン(83mL)に溶解させ、そして室温でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(223μL,1.25mmol)、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(114mg,1.3mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(3mg,0.03mmol)を添加した。この反応物を24時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、そして1MのHCl(1回)およびブライン(1回)で洗浄した。その有機層を、疎水性フリットに通して乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その残渣を、酢酸エチル/メタノール1:0、次いで20/1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、粘性黄色油状物(52mg)を得た。これを、分取薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル)によりさらに精製して、表題化合物を白色固体として得、これをジエチルエーテルで摩砕し、濾過し、そして減圧乾燥させた。(22mg,16%,2工程)。H NMR (300MHz, CDCl−) 0.96 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.00 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.50 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.69 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.81 − 2.16 (m, 4H), 2.63 − 2.74 (m, 1H), 3.26 − 3.38 (m 1H), 3.70 − 3.83 (m, 1H), 3.98 (d, J=12.3 Hz, 1H), 4.28 (t, J=9.8 Hz, 1H), 4.33 − 4.43 (m, 1H), 4.57 (d, J=5.8 Hz, 1H), 4.86 (q, J=6.7 Hz, 2H), 5.13 (d, J=5.8 Hz, 1H), 5.73 (t, J=6.9 Hz, 1H), 5.96 (q, J=6.7 Hz, 1H), 6.24 (d, J=16.3 Hz, 1H), 6.61 − 6.73 (m, 1H), 7.00 (d, J=16.3 Hz, 1H), 7.09 − 7.20 (m, 1H), 7.40 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.81 − 7.93 (m, 2H), 8.22 (d, J=8.7 Hz, 1H). LCMS(m/z)=564.2[M+H], Tr=1.96分。
【0570】
実施例74
【0571】
【化363】
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化合物57(20mg,0.036mmol)をメタノール(5mL)に溶解させ、そして触媒量の10%の炭素担持Pdを添加した。この反応混合物を水素雰囲気下で2時間撹拌した。その触媒を濾過により除去し、そしてその溶出物を減圧下で濃縮した。逆相分取HPLCにより精製して、表題化合物(8.4mg,収率42%)を白色粉末として得た。H NMR (300 MHz, CDOD): δ 9.61 (s, 1H), 8.42 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.89 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.83 (br s, 1H), 7.29 (d, J=8.7 Hz, 1H), 6.27−6.21 (m, 1H), 5.92−5.82 (m, 1H), 3.96−3.5 (m, 4H), 3.28−3.19 (m, 1H), 3.08−2.98 (m, 1H), 2.30−2.20 (m, 1H), 2.10−1.90 (m, 4H), 1.78−1.72 (m, 5H), 1.56−1.51 (m, 6H), 1.21 (s, 3H), 0.89 (d, J=7.2 Hz, 6H). LCMS(m/z): 552.3[M+H], Tr=1.74分。
【0572】
実施例75
【0573】
【化364】
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アセト酢酸エチル(20g,19.4mL,0.154mol)の、ジオキサン(120mL)と水性ホルムアルデヒド(37%水溶液,57.7mL,0.77mol)との混合物中の溶液を室温で撹拌した。トリエチルアミン(テトラヒドロフラン中1.0M,7.7mL,7.7mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を60℃で20時間加熱し、次いで100℃で4時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして水(1500mL)に注いだ。この水溶液をトルエンで洗浄した。その水層を最初の体積の約50%まで濃縮し、そして酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合わせ、そしてエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサンからイソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィー、その後、イソ−ヘキサンからイソ−ヘキサン/酢酸エチル3:2の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.33g,8%)を黄色油状物として得た。
【0574】
【化365】
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75a(2.10g,11mmol)、2,2−ジメトキシプロパン(13.5mL,110mmol)および4−トルエンスルホン酸水和物(209mg,1.1mmol)のアセトン(8mL)中の溶液を室温で18時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液を添加し、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合わせ、水およびブラインで洗浄した。その有機層を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチルの1:5から3:7の勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.88g,74%)を無色油状物として得た。
【0575】
【化366】
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N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.55mL,3.9mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)中の溶液を窒素下−78℃で撹拌した。n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M,2.25mL,3.6mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応混合物を0℃まで温めた。この反応混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで−78℃まで冷却した。75b(690mg,3.0mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液を滴下により添加し、そしてこの反応混合物を−78℃で15分間撹拌した。N−フェニル−(ビストリフルオロメタンスルホンアミド)(1.18g,3.3mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中の溶液を5分間かけて滴下により添加し、そしてこの反応混合物を−78℃で15分間撹拌した。その冷却浴を外し、そしてこの反応混合物を室温まで温め、次いで室温で90分間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてジエチルエーテル(30mL)を添加した。この溶液を5℃まで冷却し、そして1Mの水酸化ナトリウムの冷溶液(3×30mL)で洗浄した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、そして溶媒をエバポレートして、表題化合物(960mg,88%)を黄色油状物として得、これを次の工程で直接使用した。
【0576】
【化367】
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75c(470mg,1.3mmol)およびトリ−n−ブチルアミン(721mg,0.93mL,3.9mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(45mg,0.065mmol)およびギ酸(120mg,0.1mL,2.6mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を60℃で90分間加熱した。この反応混合物を室温まで冷却し、そして酢酸エチルおよび水を添加した。その有機抽出物を分離し、水(5回)およびブラインで洗浄した。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:9を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.88g,74%)を無色油状物として得た。
【0577】
【化368】
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75d(150mg,0.7mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)中の溶液を窒素下5℃で撹拌した。水酸化リチウム一水和物(59mg,1.4mmol)の水(1mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を5℃で30分間、次いで室温で5時間撹拌した。メタノール(0.5mL)を添加して透明な溶液を得、そしてこの反応混合物を室温で22時間撹拌した。その溶媒をエバポレートした。水(2mL)をその残渣に添加し、そしてこの溶液を2Mの塩酸でpH2まで酸性にした。ブラインを添加し、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄した。その有機抽出物を分離し、水(5回)およびブラインで洗浄した。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートして、表題化合物(117mg,90%)を無色油状物として得た。
【0578】
【化369】
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75e(96mg,0.5mmol)および酢酸(R)−1−(7−ブロモ−キノリン−2−イル)−エチルエステル(147mg,0.5mmol)のアセトニトリル(4mL)中の混合物を室温で撹拌した。トリ(o−トリル)ホスフィン(46mg,0.15mmol)、酢酸パラジウム(II)(17mg,0.075mmol)およびトリエチルアミン(101mg,0.14mL,1.0mmol)を添加し、そしてこの反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で20分間加熱した。その溶媒をエバポレートした。水および酢酸エチルを添加し、そしてこの混合物を2Mの塩酸でpH3〜4まで酸性にした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そしてその有機抽出物を合わせ、そしてブラインで洗浄した。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:1から酢酸エチルから酢酸エチル/メタノール5:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を酢酸エチル、次いでジクロロメタンと共エバポレートし、そして乾燥させて、表題化合物(134mg,67%)を黄色ガム状物質として得た。
【0579】
【化370】
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(S)−1−[(S)−2−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチルエステル(150mg,0.36mmol)のジクロロメタン(5mL)中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(160mg,0.13mL,0.72mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で1時間撹拌した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(186mg,0.25mL,1.44mmol)を添加し、そしてその溶媒をエバポレートして、(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチルエステル(0.36mmol)を白色固体として得、これをさらに精製せずに使用した。75f(134mg,0.33mmol)のアセトニトリル中の溶液を窒素下0℃で撹拌した。(S)−1−[(S)−2−((S)−2−アミノ−3−メチル−ブチリルアミノ)−プロピオニル]−ヘキサヒドロ−ピリダジン−3−カルボン酸メチルエステル(0.36mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(129mg,0.17mL,1.0mmol)のアセトニトリル(5mL)中の溶液を添加し、その後、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(175mg,0.46mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を0℃で10分間、次いで室温で1時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣を酢酸エチルと水との間で分配した。その有機抽出物を合わせ、そしてブラインで洗浄した。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル1:5から酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(165mg,72%)を黄色固体として得た。
【0580】
【化371】
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75g(35mg,0.05mmol)のテトラヒドロフラン(0.5mL)中の溶液を窒素下5℃で撹拌した。水酸化リチウム一水和物(8.4mg,0.2mmol)の水(0.5mL)中の溶液を添加し、その後、メタノール(0.5mL)を添加し、そしてこの反応混合物を5℃で1時間撹拌した。1Mの塩酸(0.2mL)を添加し、そしてその溶媒をエバポレートした。その残渣をメタノール/トルエン(1:1,2回)、その後、トルエン(2回)と共エバポレートした。その残渣をジエチルエーテルで摩砕し(3回)、そして乾燥させて、表題化合物(0.05mmol)を淡黄色固体として得、これを粗製のまま次の反応で使用した。
【0581】
【化372】
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2−メチル−6−ニトロ安息香酸無水物(86mg,0.25mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(46mg,0.38mmol)の1,2−ジクロロエタン(16mL)中の溶液を窒素下室温で撹拌した。モレキュラーシーブ(400mg)を添加し、そしてこの懸濁物を50℃で加熱した。粗製75h(0.05mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の溶液を4時間かけて滴下により添加し、そしてこの反応混合物を50℃でさらに1時間撹拌した。この反応混合物を室温まで冷却し、そしてこの混合物をセライトで濾過した。そのフィルターパッドを酢酸エチルで洗浄し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を酢酸エチルで希釈し、そしてこの溶液をブラインで洗浄した(3回)。その有機層を分離し、そしてエバポレートした。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を分取HPLCにより精製して、表題化合物(4.2mg,13%)を白色固体として得た。H NMR (300 MHz, CDOD) 1.00 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.6 Hz, 3H), 1.37 (s, 3H), 1.47 (s, 3H), 1.63 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.64−1.70 (m, 2H), 1.73 (d, J=6.9 Hz, 3H), 1.85−2.10 (m, 3H), 2.70−2.80 (m, 1H), 3.78−3.87 (m, 1H), 3.87 (d, J=11.1 Hz, 1H), 4.03−4.07 (m, 1H), 4.26−4.46 (m, 5H), 5.72 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.93 (q, J=6.8 Hz, 1H), 6.38 (s, 2H), 7.42 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.61 (br s, 1H), 7.78−7.86 (m, 2H), 8.22 (d, J=8.5 Hz, 1H). LCMS(m/z)622.2[M+H], Tr=2.24分。
【0582】
実施例76
【0583】
【化373】
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粗製75h(200mg,0.25mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)中の懸濁物を窒素下室温で撹拌した。N,N−ジイソプロピルエチルアミン(161mg,0.22mL,1.25mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(15mg,0.125mmol)を添加し、そしてこの懸濁物を5分間撹拌した。2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(133mg,0.35mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。さらなる2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタンアミニウム(57mg,0.15mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を室温で1時間撹拌した。その溶媒をエバポレートし、そしてその残渣を酢酸エチルおよび2Mの塩酸で希釈した。その有機溶液を分離し、そして水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、およびブラインで洗浄した。その有機溶液を疎水性フリットで濾過し、そしてその濾液をエバポレートした。その残渣を、イソ−ヘキサン/酢酸エチル7:3から酢酸エチルから酢酸エチル/メタノール9:1を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。その残渣を分取HPLCにより精製して、表題化合物(20mg,14%)を白色固体として得た。H NMR (500 MHz, CDOD) 1.00 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.01 (d, J=6.5 Hz, 3H), 1.68 (d, J=7.1 Hz, 3H), 1.73 (d, J=6.7 Hz, 3H), 1.74−2.05 (m, 5H), 2.72−2.80 (m, 1H), 3.70 (d, J=11.1 Hz, 1H), 3.81−4.07 (m, 4H), 4.35−4.47 (m, 3H), 5.77 (q, J=7.1 Hz, 1H), 5.92 (q, J=6.8 Hz, 1H), 6.43 (s, 2H), 7.40 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.82 (s, 2H), 8.21 (d, J=8.5 Hz, 1H). LCMS(m/z)582.2[M+H], Tr=1.66分。
【0584】
生物学的実施例:ペプチジル−プロピルイソメラーゼ(PPIアーゼ)活性の阻害
PPIアーゼアッセイは、Janowskiら、(Anal.Biochem.1997,252,299)によって報告された手順に基づいた。アッセイバッファー(35mM HEPES pH7.8、50M DTTおよび0.01% NP40を含有する1980Lの溶液)をオーバーヘッド式撹拌器を備えた石英セル内で10℃へと予備平衡化を行った。この溶液に、10LのDMSO中化合物(最終濃度:0.5% DMSO)を加え、次いで、シクロフィリンAの2Mストック溶液5L(最終濃度:5nM)を加えた。反応は、トリフルオロエタノール中0.5M LiClの溶液に溶解させた40mMのテトラペプチドSucc−AAPF−pNA 5L(100Mの最終濃度)を添加することにより開始した。反応を開始すると、ペプチド基質の吸光度を、Beckman Coulter DU800分光光度計を用いて5分間にわたり330nmでモニターした。進行曲線を単一指数的減衰モデルに当てはめて、速度を計算した。IC50値は、GraphPad Prismソフトウェアを用い、4パラメータロジスティックフィット(four−parameter logistic fit)を用いて計算した。
【0585】
シクロフィリンA TR−FRET競合結合アッセイ
阻害剤の効力は、時間分解蛍光共鳴エネルギー移動(TR−FRET)の読出しと共に競合結合アッセイを用いて測定した。35mM HEPES pH7.8、100mM NaCl、0.01% NP−40(Pierce)、1mM DTTおよび1% DMSOからなる反応バッファーに、以下を添加した:8×ヒスチジンアフィニティタグ(CypA)でN末端を修飾したシクロフィリンA 5nM;Cy5フルオロフォアに結合したリンカーで修飾したシクロスポリンA(CsA−Cy5) 150nM;Eu標識抗(6×His)抗体(Perkin−Elmer)1nM;および様々な濃度のうちの1つの試験化合物。アッセイ溶液の総容量は100Lであった。2時間のインキュベーションの後、Perkin Elmer Envisionプレートリーダーを用いてTR−FRETを測定した(340nmで励起を、590nmおよび665nmで発光を測定した)。シグナルは、665nmにおける発光の、590nmにおける発光の比として計算した。IC50値は、4パラメータロジスティックフィットを用いて計算した。
【0586】
試験すると、本発明の特定の化合物は、以下の表1に列挙されるとおりにシクロフィリン結合を阻害することが分かった。IC50は、Aが100nM以下、Bが101〜1000nM、そしてCが1001〜10,000nMの範囲として示される。
【0587】
抗ウイルス活性
化合物の抗ウイルス活性を、標準的なスクリーニングプロトコル(例えば、米国特許出願公開第US/20130022573号(これは、その全体が本明細書中に参考として援用される)に記載されるような、細胞ベースのフラビウイルス属免疫検出アッセイおよび細胞ベースのフラビウイルス属細胞変性効果アッセイ)を使用して測定し得る。
【0588】
本発明の1つの局面は、本発明の組成物を使用して、ウイルス感染阻害を必要とすると考えられるサンプルまたは被験者を処置する工程を含む、ウイルス感染阻害の方法に関連する。本発明の化合物の抗ウイルス活性は、公知である標準的スクリーニングプロトコルを使用して測定され得る。
【0589】
本発明の化合物の抗HCV活性を、HCVレプリコンを持つヒト肝細胞癌Huh−7細胞株で試験した。アッセイは以下の工程を含んだ:
工程1(化合物の調製および段階希釈):段階希釈を、384ウェルプレートで100% DMSO中で行なった。開始時の最終段階希釈濃度の225倍の化合物を含む溶液を、100% DMSO中で調製し、15μLを、ポリプロピレン384ウェルプレートのカラム3または13の事前に指定されたウェルに加えた。100% DMSO中の500μMのHCVプロテアーゼ阻害剤(ITMN−191)を10μL加えたカラム23および24を除いて、残りの384ウェルプレートを10μLの100% DMSOで満たした。HCVプロテアーゼ阻害剤を、HCV複製の100%阻害の対照として使用した。次いで、プレートをBiomek FX Workstationに配置して、段階希釈を開始した。段階希釈は、カラム3から12またはカラム13から22の3倍希釈の10サイクルに対して行なわれた。
【0590】
工程2(細胞培養プレートの調製および化合物の添加):黒いポリプロピレン384ウェルプレートの各ウェルに、Biotek uFlow Workstationを使用して、1600個の懸濁したHuh−7 HCVレプリコン細胞を含む90μLの細胞培地を加えた。Biomek FX Workstation上、0.4μLの体積の化合物溶液を、段階希釈プレートから細胞培養プレートに移した。最終アッセイ条件のDMSO濃度は0.44%であった。プレートを37℃、5%CO2、湿度85%で3日間インキュベートした。
【0591】
工程3(細胞毒性およびウイルス複製阻害の検出):a)細胞毒性の評価:384ウェル細胞培養プレートの培地をBiotek EL405プレート洗浄機で吸引した。100% PBS中に400nMのカルセイン(Calcein)AMを含む50μLの溶液を、Biotek uFlow Workstationを使用して、プレートの各ウェルに加えた。プレートを室温で30分間インキュベートした後に、Perkin Elmer Envision Plate Readerで蛍光信号(発光490nm、励起520nm)を測定した。
【0592】
b)ウイルス複製阻害の評価:384ウェル細胞培養プレートのカルセイン−PBS溶液をBiotek EL405プレート洗浄機で吸引した。Biotek uFlow Workstationを使って、プレートの各ウェルに、20μLの体積のDual−Gloルシフェラーゼ緩衝液(Promega,Dual−Glo Luciferase Assay Reagent,カタログ番号E298B)を加えた。プレートを室温で10分間インキュベートした。次いで、Dual−Glo Stop & Glo基質(Promega,Dual−Glo Luciferase Assay Reagent,カタログ番号E313B)およびDual−Glo Stop & Glo緩衝液(Promega,Dual−Glo Luciferase Assay Reagent,カタログ番号E314B)の1:100混合物を含む20μLの溶液を、Biotek uFlow Workstationを使用してプレートの各ウェルに加えた。プレートを室温で10分間インキュベートした後に、Perkin Elmer Envision Plate Readerで発光信号を測定した。
【0593】
工程4(計算):細胞毒性のパーセントを、カルセインAMの蛍光性生成物への変換によって決定した。DMSO対照ウェルからの平均蛍光信号を、100%無毒と定義した。試験化合物処理ウェルからの個々の蛍光信号を、DMSO対照ウェルからの平均信号で割り、次いで100%を乗じて生存率パーセントを得た。抗HCV複製活性パーセントを、DMSO対照ウェルと比較した試験ウェルからの発光信号によって決定した。バックグラウンド信号を、HCVプロテアーゼ阻害剤処理ウェルからの平均発光信号により決定し、試験ウェルおよびDMSO対照ウェルから差し引いた。3倍段階希釈の後、各濃度での阻害%を次の式に当てはめて、EC50およびCC50の値を計算した:
阻害%=100%/[(EC50/[I])+1]
ここで、bはヒル係数である。参考として、Hill,A.V.,The Possible Effects of the Aggregation of the Molecules of Haemoglobin on its Dissociation Curves,J.Physiol.40:iv−vii.(1910)を参照のこと。特定の濃度(例えば2μM)での阻害%値も、上記の式から導出され得る。
【0594】
試験すると、本発明の特定の化合物は、表1に示されるようにウイルスの複製を阻害することがわかった。EC50を、阻害%として表す。
【0595】
【表1】
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観察された特異的薬理学的応答は、選択される特定の活性化合物、または薬学的キャリアが存在するか否か、ならびに処方物の型および使用される投与形態に従って、そしてこれらに依存して変わり得る。このような予測される結果のバリエーションまたは差は、本発明の実施に従って想定される。
【0596】
本発明の具体的な実施形態が本明細書中で図示され、詳細に説明されたが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。上記詳細な説明は、本発明の説明として提供されるのであり、本発明のいかなる限定も構成すると解釈されるべきではない。