(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1などに記載の従来のルート沿い検索においては、ナビゲーションルートから外れた施設については抽出することができないという課題があった。また、高速道路を用いたルートでは高速道路沿いの施設を立ち寄りの検索対象することが難しいという課題があった。すなわち、推奨スポットとして抽出できるスポットが必要以上に限定的になってしまうという課題があり、従来のルート沿い検索に関しては改良の余地があった。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決すべく、ユーザの操作負担を増やすことなく検索対象を多様化することで、効果的にユーザにスポットを推奨することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るナビゲーション装置は、移動体の目的地までの推奨移動経路を探索するナビゲーション装置であって、
出発位置を特定する出発位置特定手段と、少なくとも高速道路ICに関するPOIを含むPOI情報であり、かつ経由地となり得るか否かを示す情報が対応付けされた当該POI情報を記憶するPOI情報記憶手段と、地図上の所定範囲を1のエリアとして区切ったエリア情報と、1のエリアに連鎖するエリアを定義する連鎖情報とを含むエリア関連情報を記憶するエリア関連情報記憶手段と、目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、目的地が属するエリアである目的地エリアを特定する目的地エリア特定手段と、前記目的地エリアに連鎖するエリアである連鎖エリアを前記連鎖情報を参照して特定する連鎖エリア特定手段と、
該連鎖エリア特定手段により特定された連鎖エリアと前記POI情報とに基づいて、経由地となり得ることを示す前記連鎖エリア内の
高速道路ICを経由地スポット
として特定する経由地スポット特定手段と、経由地スポットを経由する
経路であり、かつ出発位置から目的地までの経路を探索して特定する第1経路探索手段と、該第1経路探索手段により特定された経路に基づいて、前記連鎖エリア内の
施設であり、かつ経路周辺の施設の検索を行い
、立寄りスポットを抽出する立寄りスポット抽出手段と、抽出された立寄りスポットに対する選択を受け付ける立寄りスポット受付手段と、受け付けた立寄りスポットを経由する
経路であり、かつ出発位置から目的地までの経路を探索して特定する第2経路探索手段と、該第2経路探索手段により特定された経路を推奨移動経路として設定する推奨移動経路設定手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
上記の構成としたことで、ユーザの操作負担を増やすことなく検索対象を多様化することで、効果的にユーザにスポットを推奨することができるようになる。
【0009】
前記連鎖情報は、1のエリアと距離的間隔があけられて設定されるエリアを連鎖するエリアとして定義する構成とされていてもよい。
【0010】
前記連鎖情報は、1のエリアに連鎖するエリアとして、複数の連続したエリアどうしが対応付けされる情報を含む構成とされていてもよい。
【0012】
また、本発明のナビゲーションプログラムは、移動体の目的地までの推奨移動経路を探索するナビゲーション装置の動作を制御するためのナビゲーションプログラムであって、
少なくとも高速道路ICに関するPOIを含むPOI情報であり、かつ経由地となり得るか否かを示す情報が対応付けされた当該POI情報を記憶するPOI情報記憶手段と、地図上の所定範囲を1のエリアとして区切ったエリア情報と、1のエリアに連鎖するエリアを定義する連鎖情報とを含むエリア関連情報を記憶するエリア関連情報記憶手段と、を備える前記ナビゲーション装置に、
出発位置を特定する出発位置特定処理と、目的地の入力を受け付ける目的地受付処理と、目的地が属するエリアである目的地エリアを特定する目的地エリア特定処理と、前記目的地エリアに連鎖するエリアである連鎖エリアを前記連鎖情報を参照して特定する連鎖エリア特定処理と、
該連鎖エリア特定処理にて特定された連鎖エリアと前記POI情報とに基づいて、経由地となり得ることを示す前記連鎖エリア内の
高速道路ICを経由地スポット
として特定する経由地スポット特定処理と、経由地スポットを経由する
経路であり、かつ出発位置から目的地までの経路を探索して特定する第1経路探索処理と、該第1経路探索処理にて特定された経路に基づいて、前記連鎖エリア内の
施設であり、かつ経路周辺の施設の検索を行い
、立寄りスポットを抽出する立寄りスポット抽出処理と、抽出された立寄りスポットに対する選択を受け付ける立寄りスポット受付処理と、受け付けた立寄りスポットを経由する
経路であり、かつ出発位置から目的地までの経路を探索して特定する第2経路探索処理と、該第2経路探索処理により特定された経路を推奨移動経路として設定する推奨移動経路設定処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ユーザの操作負担を増やすことなく検索対象を多様化することで、効果的にユーザにスポットを推奨することができるようになる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態に係るナビゲーション装置100の構成の例を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、例えば、モバイルタイプのパーソナルコンピュータ、PND(Portable Navigation Device)や専用デバイスなどの情報処理装置によって構成されるものである。本例においては、
図1に示すように、ナビゲーション装置100は、制御部10と、記憶部20と、メモリ30と、表示部40と、センサ部50と、通信部60と、入力部70とを含む。以下、ナビゲーション装置100が移動体である車両に搭載されている場合について説明する。
【0017】
なお、図示しないが、ナビゲーション装置100は、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、OS(オペレーティング・システム)等を有する。
【0018】
制御部10は、例えばCPU(中央処理装置)により構成され、記憶部20に記憶されたコンピュータプログラム(ナビゲーション装置100の動作を制御するためのコンピュータプログラムであり、ナビゲーションプログラムを含む。)に従い、ナビゲーション装置100を構成する各要素を統括制御し、経路探索機能、経路誘導機能、サービス情報(インターチェンジやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報)を検索する情報検索機能を含む各種の処理を実行するための各種の機能を有する。なお、これらの各種の機能は、一般のナビゲーション装置が備える公知の技術によって実現される。制御部10の構成については、後で詳しく説明する(
図2参照)。
【0019】
記憶部20は、ROMやRAMなどで構成され、ナビゲーション装置100が使用する各種コンピュータプログラムや、地図情報などナビゲーション装置として必要な各種情報を記憶する記憶媒体である。記憶部20の構成については、後で詳しく説明する(
図2参照)。
【0020】
メモリ30は、制御部10が処理する各種情報を一時的に保持する記憶媒体であり、RAMなどの半導体記憶装置により構成される。
【0021】
出力部40は、経路誘導に関する情報を出力する装置であり、例えば画像情報を表示する画像表示装置(ディスプレイ装置、モニタ)と、音声情報を音声出力する音声出力装置(スピーカ装置)とを含む。画像表示装置は、道路地図情報と車両の現在位置情報とを表示画面上に表示するとともに、目的地までの推奨移動経路を表示画面上に併せて表示することで、視覚によって道順などを報知する。
【0022】
センサ部50は、ナビゲーション装置100の現在位置(すなわち、ユーザの現在位置)を測位する機能を備えており、例えば、GPS衛星から送られてくるGPS信号を受信し、このGPS信号に基づいて位置を測定するGPSセンサや、初期位置から移動量(距離)を計測する速度センサ、進行(移動)方位を計測するジャイロセンサ等からなる。
【0023】
GPSセンサは、いわゆるGPS受信機と称されるものであり、GPS衛星から放射されるGPS信号を受信してGPS衛星とGPS受信機自身との距離(疑似距離)を測定し、複数の衛星からのGPS信号を同時に受信することによりGPS受信機自身の現在位置(GPS測位解)を算出する。
【0024】
また、センサ部50は、GPS信号を受信するGPS受信機(アンテナ)の他、受信したGPS信号のデコード等の処理を行い、制御部10に通知する機能を有する。
【0025】
通信部60は、インターネットなどの通信ネットワークに無線あるいは有線によって接続し、通信ネットワークに接続された管理サーバなどの外部の装置と情報の送受信を行うための機能を有する。
【0026】
入力部70は、制御部10に対する各種指示をユーザから受け付ける機能を備える。本例では、入力部70は、例えば、表示部40の表示画面上に表示される操作ボタンなどによって構成される。
【0027】
次に制御部10と記憶部20の詳細な説明を行う。まず制御部10について説明を行う。
図2は、本例における制御部10と記憶部20の構成の例を説明するための説明図である。
図2に示すように、制御部10は、経路探索部11と、自車位置特定部12と、経路誘導部13とを含む。
【0028】
経路探索部11は、出発位置(例えば、車両の現在位置やユーザにより入力された位置)から目的地(例えば、ユーザにより入力された住所が示す位置)までの推奨移動経路を導出する経路探索処理を行う。経路探索処理では、例えば、入力部70を介して出発地(または、現在位置)と目的地とを示す情報の入力を受け付けて、受け付けた情報に基づいて、道路情報を参照して出発地から目的地までの推奨移動経路を導出するとともに、導出した推奨移動経路を含む道路地図からなる移動経路周辺地図を生成する処理を行う。なお、経路探索処理については公知の技術を用いるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、経路探索処理に必要な情報、例えば現在位置の特定や移動経路周辺地図を生成するためなどに用いられる地図情報は、予め記憶部20に記憶されている構成としてもよいし、通信部60により外部の管理サーバなどから取得する構成としてもよい。
【0029】
また、
図2に示すように、本例における経路探索部11は、第1経路探索部11Aと、第2経路探索部11Bとを含む。
【0030】
ここで、第1経路探索部11Aは、連鎖エリアに属するスポットであり、経由地となる経由地スポットを経由する目的地までの経路を探索する処理を実行する。連鎖エリアや経由地スポットについては後で詳しく説明する。
【0031】
ここで、第2経路探索部11Bは、第1経路探索部11Aにより探索された経路に基づいて実行された経路探索(ルート沿い検索)にて抽出された立寄りスポットを経由する目的地までの経路を探索する処理を実行する。立寄りスポットについては後で詳しく説明する。
【0032】
自車位置特定部12は、車両の現在位置情報を特定する処理を行う。ここで、現在位置は、例えば緯度と経度により示される。自車位置特定部12は、例えば、センサ部50から通知される情報に基づいて現在位置を示す現在位置情報を特定する。
【0033】
経路誘導部13は、経路探索部11により探索された推奨移動経路を用いた一般的な経路誘導(ユーザの現在位置に応じた推奨移動経路を含む地図の表示や、音声案内など)を行うための処理を行う機能を有する。
【0034】
次に記憶部20の構成について説明を行う。
図2に示すように、記憶部20は、POI情報記憶部21と、エリア関連記憶部22と、道路地図情報記憶部23とを含む。
【0035】
POI情報記憶部21は、案内対象物を示すPOI情報を記憶する記憶媒体である。特に本例のPOI情報記憶部21は、立寄りスポットとして利用されるPOI情報を格納する。
【0036】
図3は、POI情報の格納例を示す説明図である。
図3に示すように、POI情報は、POIを一意に特定するためのPOI‐IDと、POIの名称と、住所と、緯度経度と、POIが属するエリアと、経由地属性とを含む。経由地属性は、経由地スポットになり得るのか否かを示す情報である。本例では、「経由地属性」が「1」で定義されるPOI情報は、経由地になることができることを示すように構成されている。
【0037】
エリア関連情報記憶部22は、エリア関連情報を記憶する記憶媒体である。エリア関連情報は、エリア情報と、連鎖情報とを含む。
【0038】
図4は、エリア関連情報の格納例を示す説明図である。
図4に示すように、エリア関連情報は、地図上の所定範囲を1のエリアとして区切ったエリア情報と、1のエリアに連鎖するエリア(連鎖エリア)を定義する連鎖情報とを含む。
【0039】
ここで「エリア情報」は、地図上の所定範囲を1のエリアとして区切った情報である。またエリア情報は、経由地スポットを含むエリアである。経由地スポットとしては、インターチェンジ、および鉄道の駅を含む。なお、エリア情報は、車での移動用のエリア情報、徒歩での移動用のエリア情報に分けて記憶されていてもよい。
【0040】
ここで「連鎖情報」は、1のエリアに連鎖するエリア(連鎖エリア)を定義する情報である。特に、連鎖情報は、対応付けされるエリアと隣接するエリア以外のエリアについても定義する情報である。すなわち、連鎖エリアは、1のエリアと隣接しないで距離的間隔があけられたエリアを含む。さらに、連鎖エリアとして、対応するエリアを目的地として設定したユーザにより立寄りとして利用される頻度の高いエリアが設定される。
【0041】
なお、連鎖エリアは、ユーザプロファイルにより特定される構成とされていてもよい。すなわち、複数のナビゲーション装置と、ナビゲーション装置からユーザプロファイルを含む各種の情報を収集しデータを蓄積して解析するデータ管理サーバとを含むナビゲーションシステムであって、管理サーバが目的地が属するエリアに向かうユーザがどのような場所に立ち寄るのかを通信ネットワークを介してナビゲーション装置から受信して、解析により特定されたエリアをユーザプロファイル群に対応した連鎖エリアとする連鎖情報を各ナビゲーション装置にフィードバックする構成とされていてもよい。
【0042】
道路地図情報記憶部23は、一定の緯度幅と緯度幅で区切られた矩形状の範囲(以下、「メッシュ」という。)に分割して地図情報を記憶する記憶媒体である。この地図情報は、道路地図情報記憶部21に記憶されるほか、例えばSDメモリカードと呼ばれるリムーバルメディアとしての補助記憶装置や、CD−ROMやDVD−ROM等に保存することができる。また、インターネット等の通信ネットワークを介して地図情報をダウンロードするようにしてもよい。また、道路地図情報記憶部21は、交通規制や道路の構成などを示す道路情報として、道路をノードとリンクで表して管理し、各ノードとリンクに関して経路構成ノード情報と経路構成リンク情報とを記憶する記憶媒体である。すなわち、経路探索部11は、経路探索処理において必要な情報を道路地図情報記憶部21から取得することとなる。以下、適宜地図情報と道路情報とを対応付けした情報を「道路地図情報」と呼ぶ。
【0043】
次に、本例におけるナビゲーション装置100の動作について図を参照して説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
【0044】
図5は、ナビゲーション装置100が実行する推奨移動経路設定処理の例を示すフローチャートである。推奨移動経路設定処理では、ユーザXの操作に基づいて目的地が設定され、目的地に対応するPOIが属するエリアに基づいて連鎖するエリア及び経由地を特定して経路探索を行い、立寄りスポットを抽出するための経路周辺検索が行われる。また、本例では、車で移動するユーザXを案内する場合であって、目的地をスポットD、立寄りスポットをスポットMとし、
図3および
図4に示す各種情報を用いて処理が実行される場合を例にして説明を行う。
【0045】
なお、ナビゲーション装置100は、予め、ユーザXの移動態様が車であるか電車であるかについての入力をユーザXから受け付けるように構成されていてもよい。
【0046】
推奨移動経路設定処理において、先ず、ナビゲーション装置100は、ユーザXから目的地の入力を受け付けて目的地を設定する(ステップS101)。本例では、目的地としてスポットDが設定される。
【0047】
目的地が設定されると、ナビゲーション装置100は、目的地が属するエリア(目的地エリア)を特定する(ステップS102)。すなわち、ナビゲーション装置100は、設定された目的地とPOI情報とを参照して、目的地エリアを特定する。本例では目的地エリアとして、
図2に示すように、スポットDが属するエリアE1が特定される。なお、POIを目的地に設定しない時、目的地の座標を参照して目的地エリアを特定する。
【0048】
目的地エリアが特定されると、ナビゲーション装置100は、目的地に連鎖するエリア(連鎖エリア)を特定する(ステップS103)。すなわち、ナビゲーション装置100は、エリア関連情報を参照して、特定された目的地エリアに基づいて連鎖エリアを特定する。本例では、
図4に示すエリア関連情報を参照して、エリアE1に連鎖するエリアとしてエリアE2およびエリアE3が特定される。
【0049】
図6は、目的地エリア(エリアE1)に連鎖する連鎖エリア(エリアE2およびエリアE3)が特定された例を示す説明図である。
図4に示すように、連鎖情報に基づいてエリアE1に対応するエリアE2およびエリアE3が特定される。
図6に示すように、特に本例のエリアE2およびエリアE3は、エリアE1と間隔があけられて設定されるエリアであって、エリアE1を目的地として設定したユーザにより利用される頻度の高いエリアである。
【0050】
連鎖エリアが特定されると、ナビゲーション装置100は、連鎖エリア内の経由地となるスポット(経由地スポット)を特定する経由地スポット特定手段を実行する(ステップS104)。すなわち、ナビゲーション装置100は、連鎖エリアを通過する経路探索を行うための経由地スポットを連鎖エリア内から特定するために、特定された連鎖エリアとPOI情報(特に、経由地属性)とを参照して、連鎖エリア内に属する経由地となるスポットを特定する。
【0051】
図7は、経由地となる経由地スポットが特定された例を示す説明図である。
図7に示すように、経由地スポットとして、エリアE2に対応する経由地スポットK2と、エリアE3に対応するスポットK3とが特定される。本例のスポットK2およびスポットK3は、
図3に示すPOI情報からわかるように、「経由地属性」が「1」となっているインターチェンジである。
【0052】
経由地スポットが特定されると、ナビゲーション装置100は、経路探索(第1経路探索)を行う(ステップS105)。すなわち、ナビゲーション装置100は、現在位置を出発し、経由地スポットを経由し、目的地に到着する経路を探索する。本例では、第1経路探索により探索されたルートは、ルートR1およびルートR2である。
【0053】
第1経路探索により経路が探索されると、ナビゲーション装置100は、ルート沿い検索を行う(ステップS106)。すなわち、ナビゲーション装置100は、第1経路探索により特定された経路の周辺に存在するスポット(立寄りスポット)を抽出する。具体的には、
図3に示すPOI情報を参照して、ルートR1沿いの立寄りスポットM1〜M3および、ルートR2沿いのM4〜M6が抽出される。経由地スポットをインターチェンジとすることで、インターチェンジ周辺の立寄りスポットM1〜M3およびM4〜M6を抽出することが可能となる。
【0054】
図8は、立寄りスポットが抽出された例を示す説明図である。
図8に示すように、ルートR1と、立寄りスポットM1〜M3と、ルートR2と、立寄りスポットM4〜M6とが特定される。ここで、ルートR1は、エリアE2に含まれるスポットK2に基づいて第1経路探索により探索された経路である。またここで、ルートR2は、エリアE3に含まれるスポットK3に基づいて第1経路探索により探索された経路である。このようにして、目的地と現在位置との間で設定できるルートのうちよりユーザの興味に適する施設が存在するルート沿いの施設が、少ない処理負荷により提供される。
【0055】
なお、ルート沿い検索を行う際に、ナビゲーション装置100は、連鎖エリア内のみを検索範囲にする構成とされていてもよい。これらのような構成によれば、より深く関連する立寄りスポットを少ない処理負荷により探索することができるようになる。
【0056】
立寄りスポットが抽出されると、ナビゲーション装置100は、抽出した立寄りスポットをユーザXに提示する(ステップS107)。すなわち、ナビゲーション装置100は、表示装置に抽出した立寄りスポットを選択可能に表示する。
【0057】
図9は、ユーザXに提示される表示画面の例を示す説明図である。
図9に示すように、表示画面1000は、現在位置N、目的地D、ルートR1、立寄りスポットM1〜M3ルートR2、立寄りスポットM4〜M6および立寄りスポットを選択するためのアイコンを含む。本例では、図示しないが、立寄りスポットそれぞれの詳細な説明が表示されるように、表示画面1000が構成されていてもよい。
【0058】
そして、ナビゲーション装置100は、立寄りスポットの選択をユーザXから受け付ける(ステップS108)。ここで、ユーザXから立寄りスポットの選択がなくキャンセル操作が受け付けたれた場合には、ナビゲーション装置100は、現在位置と目的地とに基づいた通常の経路探索により探索された経路を推奨経路として表示される構成とされる。
【0059】
立寄りスポットの選択が受け付けられると、ナビゲーション装置100は、経路探索(第2経路探索)を行う(ステップS109)。すなわち、ナビゲーション装置100は、現在位置を出発し、立寄りスポットを経由し、目的地に到着する経路を探索する。
【0060】
第2経路探索により経路が探索されると、ナビゲーション装置100は、第2経路探索により探索された経路を推奨移動経路として設定する(ステップS110)。
【0061】
図10は、推奨移動経路を表示する表示画面の例を示す説明図である。
図10に示すように、表示画面1000には、ユーザが立寄りスポットM4とM5とを選択したときの推奨移動経路R3が表示される。すなわち、表示画面1000には、現在位置Nを出発し、立寄りスポットM4およびM5を経由し、目的地Dに到着する経路R3が表示される。
【0062】
以上に説明したように、本実施の形態に係るナビゲーション装置100は、移動体の目的地までの推奨移動経路を探索するナビゲーション装置であって、POI情報を記憶するPOI情報記憶部と、地図上の所定範囲を1のエリアとして区切ったエリア情報と、1のエリアに連鎖するエリアを定義する連鎖情報とを含むエリア関連情報を記憶するエリア関連情報記憶部とを備え、目的地の入力を受け付け、目的地が属するエリアである目的地エリアを特定し、目的地エリアに連鎖するエリア(連鎖エリア)を連鎖情報を参照して特定し、連鎖エリアに属するスポットであり、経由地となるスポット(経由地スポット、例えばIC)を特定し、経由地スポットを経由する目的地までの経路を探索して特定し、特定した経路(第1経路探索により探索された経路)に基づいて連鎖エリア内の経路周辺の施設の検索を行い立寄りスポットを抽出し、抽出した立寄りスポットに対する選択を受け付け、受け付けた立寄りスポットを経由する目的地までの経路を探索して特定し、特定した経路(第2経路探索により探索された経路)を推奨移動経路として設定する構成としている。このような構成によれば、ユーザの操作負担を増やすことなく検索対象を多様化することで、効果的にユーザにスポットを推奨することができるようになる。
【0063】
特に、上述した実施の形態で説明したように、ナビゲーション装置100は、第1経路探索で探索した経路周辺の施設の検索を行うための経由地スポットが連鎖エリア内から特定されるように構成される。このような構成によれば、処理負荷を増大させずにスポットの抽出範囲を広げることができるとともに、ユーザの操作負担を増やすことなく検索対象を多様化することで効果的にユーザにスポットを推奨することができるようになる。
【0064】
また、上述した実施の形態で説明したように、連鎖情報が1のエリアと距離的間隔があけられて設定されるエリアを連鎖するエリアとして定義する構成としているため、従来では探索することができない範囲まで検索範囲を広げることができるようになる。
【0065】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、「連鎖情報」は、複数の連続したエリアを定義する構成とされてもいてもよい。すなわち、「連鎖情報」は、連鎖するエリアとして複数の連続したエリアどうしが対応付けされる情報を含む構成とされていてもよい。そして、ナビゲーション装置100は、連鎖エリアとして複数の連続したエリアが抽出された時に、それぞれの連鎖エリアにおける経由地スポットを特定し、特定した各経由地スポットを経由する際の経由順番を決定するように構成されていてもよい。
図11は、連鎖エリアとして複数の連続したエリアが抽出された例を示す説明図である。
図11に示すように、連続したエリアが定義されている場合には、エリアE4に対してエリアE5とエリアE6とエリアE7とが「複数の連続したエリア」として定義される。この場合において、ナビゲーション装置100は、それぞれのエリア(エリアE5,エリアE6,エリアE7)における経由地スポット(それぞれ、経由地スポットK7,経由地スポットK8,経由地スポットK9)を特定し、経路の経由順番を所定の条件に従って決定するように構成される。ここで、「所定の条件」は、例えば、ユーザの入力を受け付ける構成とされていてもよいし、経由地スポットごとに予め設定された重みづけを用いて決定される構成とされていてもよい。
【0066】
また、上述した実施の形態におけるナビゲーション装置100は、自己が備える記憶装置に記憶されている各種制御プログラムに従って、上述した各種の処理を実行する。
【0067】
なお、上述した実施の形態に対応する形態として、ナビゲーション装置100と通信ネットワークを介して接続する管理サーバが上述した処理の一部を実行するナビゲーションシステムとすることができる。すなわち、ナビゲーション装置100が、主に、情報を表示する処理やユーザの入力を受け付ける処理などを実行し、外部サーバが、主に、経路探索や、スポット抽出を行う処理を実行するように構成されていてもよい。