特許第6209750号(P6209750)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 畑林工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6209750-折り畳み衝立 図000002
  • 特許6209750-折り畳み衝立 図000003
  • 特許6209750-折り畳み衝立 図000004
  • 特許6209750-折り畳み衝立 図000005
  • 特許6209750-折り畳み衝立 図000006
  • 特許6209750-折り畳み衝立 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6209750
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】折り畳み衝立
(51)【国際特許分類】
   A47G 5/00 20060101AFI20171002BHJP
   E04B 2/74 20060101ALI20171002BHJP
   A63H 3/52 20060101ALI20171002BHJP
   E05D 1/02 20060101ALI20171002BHJP
【FI】
   A47G5/00 Z
   E04B2/74 561H
   A63H3/52 F
   E05D1/02 C
【請求項の数】5
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2012-207489(P2012-207489)
(22)【出願日】2012年9月3日
(65)【公開番号】特開2014-46193(P2014-46193A)
(43)【公開日】2014年3月17日
【審査請求日】2015年8月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】597140822
【氏名又は名称】畑林工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】畑林 隆宏
(72)【発明者】
【氏名】相原 将邦
(72)【発明者】
【氏名】後藤 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】高田 昇一
(72)【発明者】
【氏名】森田 太
【審査官】 山内 康明
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−033863(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0283529(US,A1)
【文献】 特開昭50−070766(JP,A)
【文献】 特開2007−216659(JP,A)
【文献】 実開昭58−185300(JP,U)
【文献】 特開2007−002598(JP,A)
【文献】 実開平03−016471(JP,U)
【文献】 実開昭63−033860(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3076953(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3081927(JP,U)
【文献】 実開昭59−181024(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3138551(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3094037(JP,U)
【文献】 実開昭63−189050(JP,U)
【文献】 特開平09−098867(JP,A)
【文献】 米国特許第04809875(US,A)
【文献】 特開平11−342527(JP,A)
【文献】 実開昭49−050660(JP,U)
【文献】 特公平02−011127(JP,B2)
【文献】 特許第2608525(JP,B2)
【文献】 特開平09−052480(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3021811(JP,U)
【文献】 米国特許第04194313(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 5/00
A63H 3/52
E04B 2/74
E05D 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
約5mmの厚さの平板状の左側基板と背面基板と右側基板を水平方向に一体に連設し、折り畳み可能な屈折部を設けてなる衝立であって、略台形状に形設した屈折部の底面の厚みを0.4mm〜1.0mmとすると共に屈折部の断面が上辺を約12mm、下辺を約20mmとなるようにし、折り畳み時には扇形状に形成してなることを特徴とする折り畳み衝立。
【請求項2】
左側基板と背面基板と右側基板の下部または/及び上部に折り畳み時に重合する取っ手を設けてなることを特徴とする請求項1記載の折り畳み衝立。
【請求項3】
少なくとも左側基板と右側基板の底面または/及び上面に滑り止め部を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳み衝立。
【請求項4】
左側基板と右側基板の底面または/及び上面を斜状に形成することを特徴とする請求項1、2又は3記載の折り畳み衝立。
【請求項5】
材質を、1.3倍〜3.0倍独立発泡のポリプロピレンとすることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の折り畳み衝立。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に作業所等における障害者の方の食事時や作業時において、周囲からの情報を遮断し、集中するための折り畳み衝立に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、机上での勉強や読書等に用いる机上用衝立において、段ボール製の板状体に、縦目方向に屈折部を設けて複数の遮蔽板部に区画し、使用時には、屈折部から遮蔽板部を所望の角度に設定して自立できるようにし、不使用時には、屈折部から遮蔽板部を折り畳みできるようにしたことを特徴とする机上用衝立がある。(特許文献1参照)
また、机上での勉強や読書等に用いる机上用衝立において、略横長短形の基板に、縦方向に屈折部を設けて複数の遮蔽板部に区画し、基板の一端側に複数の脚部を突設したことを特徴とする机上用衝立がある。(特許文献2参照)
さらに、机上での勉強や読書等に用いる机上用衝立において、略横長短形の基板を、縦方向に屈折部を設けて複数の遮蔽板部に区画して成り、遮蔽板部をそれぞれ略同じ大きさに形成すると共に、遮蔽板部の角部を全て略円弧状に形成したことを特徴とする机上用衝立がある。(特許文献3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 実開昭63−27145号公報
【特許文献2】 実開昭63−33860号公報
【特許文献3】 実開昭63−33863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来例においては、折り畳み可能であること、脚部を設けてなること、角部を円弧状に形成しているものである。
【0005】
なお、上記従来技術は、折り畳み・脚部・角部円弧であり、それ以外の機能及び効果を有していない。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、屈折部の耐久性を向上させ、前方への倒れを防止し、取っ手により持ち運びに便利で、滑り止め効果を有してる折り畳み衝立を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本考案は、平板状の左側基板と背面基板と右側基板を水平方向に一体に連設し、折り畳み可能な屈折部を設けてなる衝立であって、屈折部の底面の厚みを0.4mm〜1.0mmとすること。左側基板と背面基板と右側基板の下部または/及び上部に折り畳み時に重合する取っ手を設けてなること。少なくとも右側基板と左側基板の底面または/及び上面に滑り止め部を設けてなること。左側基板と右側基板の底面または/及び上面を斜状に形成すること。材質を、1.3倍〜3.0倍独立発泡のポリプロピレンとすること。
【発明の効果】
【0008】
1)、略台形状を形設した屈折部の底面の厚みを0.4mm〜1.0mmとすると共に屈折部の断面が上辺を約12mm、下辺を約20mmとなるようにすることで、折り畳みしやすく、かつ、板厚約5mmの左側基板と背面基板と右側基板が重なりあい、可搬しやすい。さらに折り畳み時には屈折部が扇形状に形成してなることにより、耐久性(1万回程度)にすぐれる。
2)、各基板の底面を斜状に形成することにより、前方に倒れることなく使用できる。
3)、各取っ手が折り畳み時において重合するため、持ち運びし易い。
4)、滑り止め部により折り畳み衝立を摩れることなく、定位置で保持できる。
5)、1.3倍〜3.0倍発泡のポリプロピレンの板材を使用することにより、耐衝撃性・耐水性・耐薬品性にすぐれ、長期に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】 本発明の第1実施例を示す折り畳み衝立の立設正面図。
図2】 本発明の第1実施例を示す折り畳み衝立の屈折部の拡大図。
図3】 本発明の第1実施例を示す折り畳み衝立の屈折部を閉じた拡大図。
図4】 本発明の第1実施例を示す折り畳み衝立の折り畳んだ平面図。
図5】 本発明の第1実施例を示す折り畳み衝立の使用状態図。
図6】 本発明の第2実施例を示す折り畳み衝立の立設斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
折り畳み衝立1は、平板状の左側基板2と背面板3と右側基板4を水平方向に一体に連設し、折り畳み可能な屈折部5・5を設けてなるもので、略台形状に形成した屈折部5・5の底面の厚みaを0.4mm〜1.0mmとする。(図1図2参照)
なお、上辺bを約12mm、下辺cを約20mmとするのが望ましい。(図2参照)
また、左側基板2と背面基板3と右側基板4の下部(上部に設けてもよい)に、折り畳み時に重合する取っ手6・6・6を設けてある。(図1図4参照)
さらに、左側基板2と右側基板4の底面(上面に設けてもよい)に円柱状のゴム製等による滑り止め部7を突設してある。(図1参照)
【0011】
なお、折り畳み時においては、屈折部5・5は扇形状になり、負荷が掛かりにくいため、破損しにくいものである。(図3参照)
【0012】
つぎに、折り畳み衝立1の使用例について説明する。
例えば、自閉症等の障がい者の方を対象とした生活支援用具としてのニーズがあり、作業所(図示せず)内の机Tにて障がい者(図示せず)が作業を行なう場合、集中できず、隣の人にちょっかいを出したりします。
そこで、折り畳み衝立1を左側基板2と右側基板4を開いて立設することにより、集中して作業を行うことができる。
この時、滑り止め部7にて形状を保持することができると共に、簡単に折り畳んで取っ手6を重合させ、持ち運び(撤去)することができる。
なお、取っ手6を上方に位置させるように使用してもよい。
【0013】
つぎに、第2実施例の折り畳み衝立について説明する。
折り畳み衝立21は、左側基板22と右側基板24の底面22a・24a(上面でもよい)を斜状に形成することにより角度K分が前方に倒れることにより後方への倒れを防止できる。
【0014】
上記実施例において、材質は1.3倍〜3.0倍独立発泡のポリプロピレンにすることにより、耐衝撃性・耐水性・耐薬品性にすぐれている。
また、剛性と軽量化が計れる。
折り畳み衝立の板厚は5mm程度で、高さ350mm〜600mm程度・全長1000mm程度〜1400mm程度が適当と思われる。
さらに、滑り止め部は、複数個所設けてもよい。
さらにまた、使用例としては、工場内の作業場や勉強部屋のパーテーション・大学や公立の図書館等、色々考えられるものである。
【符号の説明】
【0015】
1―――折り畳み衝立
2―――右側基板
3―――背面板
4―――左側基板
5―――屈折部
図1
図2
図3
図4
図5
図6