特許第6209829号(P6209829)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6209829
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】合成樹脂製のボトル型容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/02 20060101AFI20171002BHJP
【FI】
   B65D1/02 250
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-38915(P2013-38915)
(22)【出願日】2013年2月28日
(65)【公開番号】特開2014-166857(P2014-166857A)
(43)【公開日】2014年9月11日
【審査請求日】2016年1月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】313005282
【氏名又は名称】東洋製罐株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100104938
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜澤 英久
(74)【代理人】
【識別番号】100096459
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 剛
(72)【発明者】
【氏名】内山 剛志
(72)【発明者】
【氏名】三浦 正樹
【審査官】 高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−227738(JP,A)
【文献】 特開2011−073752(JP,A)
【文献】 特開2010−173713(JP,A)
【文献】 特開2010−076821(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D1/00−B65D1/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の胴部に断面凹状に形成され、底壁と周壁とを有する減圧吸収パネルと、
減圧吸収パネルの上下の少なくとも一方に形成された環状溝と、
減圧吸収パネルと環状溝との間の凸状部と、を備え、
減圧吸収パネルの上下に配置された少なくとも一方の凸状部に潰れを元の状態に復元させる溝底と溝壁とを有する縦方向の復元溝を設け、
復元溝の溝底は、周壁の上端部から連続して形成され、かつ環状溝の方向に向かって延設されて環状溝に連接し、
溝底から溝壁の上端部までの距離は、周壁の上端部で最低値を示す一方、
周壁側から環状溝の方向に向かって次第に深くなって最大値を示すことを特徴する合成樹脂製のボトル型容器。
【請求項2】
前記復元溝の一端部が、前記減圧吸収パネルの周壁を突き抜けないことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製のボトル型容器。
【請求項3】
前記復元溝の深さを、前記環状溝の深さと同等もしくは前記環状溝の深さよりも小さく設定したことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の合成樹脂製のボトル型容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の胴部に減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製のボトル型容器に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように合成樹脂製のボトル型容器は、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略する。)のPETボトルで総称され、各種飲料用の容器として広く利用されている。また、お茶などの内容液のPETボトルへの充填方法としては、高温充填法(ホットパック充填法)と呼ばれる方法、即ち90℃前後の高温で内容液を殺菌し、そのままの温度で充填して冷水シャワーで冷却する方法が採られている。このときPETボトル内は冷却により減圧状態となるため、ボトル全体が歪に変形するおそれがあった。
【0003】
そこで、特許文献1に示すように、PETボトルに減圧吸収パネルを設けて前記変形への対策が施されている。図7に基づき概略を説明すれば、PETボトル1は胴部2の周方向に沿って断面凹状の減圧吸収パネル3が等間隔に六つ形成されている。
【0004】
この各減圧吸収パネル3の上下にビードと呼ばれる環状溝4を形成し、両者3,4間が凸状部5となっている。具体的には減圧吸収パネル3は、縦長の矩形状に形成された底壁7と、底壁7の縁部から外側に傾斜して立ち上がった周壁6とを有し、周壁6の上端部と凸状部5とが連続している。
【0005】
このような減圧吸収パネル3は、PETボトル1内が減圧状態となった際には、容易に内側に陥没状に変形可能であるので、外観上ボルト全体が歪に変形した印象を与えることなく、減圧状態を吸収(緩和)させている。このとき各減圧吸収パネル3間の柱部8と凸状部5とによりボトルとしての剛性が確保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−132452
【特許文献2】実開平03−87617
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、PETボトル1は、減圧吸収パネルにより減圧時における歪変形の対策は施されているものの、以下の問題が生じていた。
(1)すなわち、成形後の搬送ラインでは、ネック搬送時にPETボトル1が他のPETボトル1に急スピードで衝突する場面があり、凸状部5が衝撃により潰れて凹むことが少なくない。
【0008】
ここで図8は凸状部5の凹んだ状態(陥没状)を示し、図8中のRは凹んだ箇所を示している。このとき凸状部5は内側に反り返っているため、元の形状に復元できず、半永久的な凹みとなってしまう。これではPETボトル1の外観上の見栄えを悪化させ、商品価値を低下させるおそれがある。
(2)また、内容液の充填後にコンベアで搬送する際に搬送ラインの合流箇所ではPETボトル同士が押し合うため、同様に前記凹みが発生するおそれがある。
(3)さらにPETボトル1をダンボールに詰めて車両で輸送する際、車両の振動などによりPETボトル1同士が衝突するため、ここでも前記凹みが発生するおそれがある。
(4)特に、今日では環境対策の一環としてPETボトルのリサイクルが望まれているため、潰し易さなどを考慮してPETボトルの薄肉・軽量化が要求され、前記凹みが発生し易い状況となっている。
【0009】
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、減圧吸収パネルと環状溝との間に位置する凸状部の潰れを元の状態に復元させて商品価値の低下防止を図ることを解決課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のボトル型容器は、容器の胴部に断面凹状に形成された減圧吸収パネルと、減圧吸収パネルの上下の少なくとも一方に形成された環状溝と、減圧吸収パネルと環状溝との間の凸状部と、を備え、減圧吸収パネルの上下に配置された少なくとも一方の凸状部に潰れを元の状態に復元させる縦方向の復元溝を設けたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、凸状部が潰れる際に復元溝に沿って折れ曲がるため、凸状部が内側に反り返ることがなく、その潰れによる凹みを元の状態に復元させることができる。
【0012】
本発明の態様としては、前記復元溝の一端部が前記減圧吸収パネル側に配置されている一方、前記復元溝の他端部が前記環状溝側に配置され、前記復元溝の一端部が、前記減圧吸収パネルの周壁を突き抜けないことが好ましい。これにより減圧吸収パネルの減圧吸収性能に影響を与えることなく、凸状部の凹みを元の状態に復元させることができる。また、前記復元溝の深さは、前記環状溝の深さと同等もしくは前記環状溝の深さよりも小さく設定されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、減圧吸収パネルと環状溝との間に位置する凸状部の潰れが元の状態に復元可能なため、容器外観の見栄えの悪化が抑制され、商品価値の低下防止に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1実施形態に係るPETボトルの斜視図。
図2】(A)は復元溝の横断面図、(B)は復元溝の縦断面図。
図3】(A)は復元溝の通常状態を示す正面図、(B)は復元溝の潰れた状態を示す正面図。
図4】特許文献2のPETボトルの正面図。
図5】本発明の第2実施形態に係るPETボトルの胴部の正面図。
図6】(A)は復元溝の横断面図、(B)は復元溝の縦断面図。
図7】特許文献1のPETボトルの正面図。
図8】環状溝−減圧吸収パネル間の凹んだ状態を示す拡大正面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態に係る合成樹脂製のボトル型容器を説明する。ここでは一例として本発明のPETボトルへの適用例を説明する。
【0016】
≪第1実施形態≫
(1)構成例
図1に基づき第1実施形態に係るPETボトルの構成例を説明する。ここでは図7と同一の構成は同一の符号を付して説明する。図1中の11は内容量350mlのPETボトルを示し、このPETボトル11に本発明が適用されている。
【0017】
PETボトル11は、PET樹脂製の二軸延伸ブロー成形により成形され、外周壁を構成する胴部2と、胴部2の上側に配置された首部12と、両者2,12間の肩部13と、胴部2の下側に配置された底部14とを有している。なお、首部12の上端側にはお茶などの内容液を注入または吐出する図示省略の開口部を有している。
【0018】
胴部2は、周方向に等間隔に形成された六つの断面凹状の減圧吸収パネル3を有している。この減圧吸収パネル3の上下にビードと呼ばれる環状溝4を形成し、両者3,4間が凸状部5となっている。ここでは各減圧吸収パネル3と下側の溝環状4との間の凸状部5には潰れを復元させる縦方向の復元溝(縦溝)15が形成されている。なお、上側の環状溝4および凸状部5は必要に応じて形成すればよく、形成しなくてもよい。
【0019】
減圧吸収パネル3は、縦長の矩形状に形成された底壁7と、底壁7の縁部から外側に傾斜して立ち上がった周壁6とを有している。ここでは高温充填法で充填された高温の内容液の冷却時にボトル内が減圧状態となるため、ボトルの歪変形を減圧吸収パネル3で吸収(緩和)させ、また各柱部8および上下の各凸状部5によりボトルとしての剛性を確保している。この減圧吸収パネル3の深さ、即ち底壁7から周壁6の上端部までの距離は約5mmに設定されている。
【0020】
復元溝15は、図2(A)に示すように、横断面凹状に形成され、溝底16と溝底16の両側端から開脚状に立ち上がった一対の溝壁17とを有している。この溝底16は、図2(B)に示すように、周壁6の上端部からやや上方に折曲され、環状溝4に向かって若干の上り勾配で他端部15b側が延設されており、凸状部5と平行には形成されていない。
【0021】
復元溝15の深さP(溝壁17の上端部から溝底16までの距離)は、溝壁17が略三角形状に形成されているため、周壁6の上端部(あるいは該上端部付近)で最低値(0mmに近似する値)となる一方、周壁6側から環状溝4の方向に向かって次第に深くなって、図2(B)中のQの位置で最大値を示している。この最大値Qの値は環状溝4の深さとの関係で相対的に定められる。
【0022】
すなわち、最大値Qの値が環状溝4の深さと比べて小さすぎると良好な復元性が得られないおそれがある一方、最大値Qの値が環状溝4の深さに比べて大きすぎるとボトルの剛性が悪化するおそれがある。そこで、最大値Qを環状溝4の深さと同等もしくは環状溝4の深さよりも若干小さく設定し、復元溝15の復元性とボトルの剛性との調和を図っている。具体的には環状溝4の深さを約0.7mm〜4.0mmに設定する一方、最大値Qを約0.5mm〜4.0mmに設定することが好ましい。
【0023】
このとき復元溝15の一端部15aは周壁6を突き抜けていないため、溝底16と底壁7とは連続面(面一)ではなく、復元溝15と減圧吸収パネル3とは接続(連通)されていない。また、復元溝15の他端部15b側では、溝底16を下方向に折曲して延設することで環状溝4が形成されている。
【0024】
このようなPETボトル11は、特許文献1のPETボトル1と同様に(1)ネック搬送時や車両輸送時のPETボトル11同士の衝突時、(2)充填後の搬送ラインの合流地点においてPETボトル11同士が押し合った時などに凸状部5に応力が加わるため、その潰れにより凹みが生じることが少なくない。
【0025】
このとき図3(A)の状態の凸状部5は、図3(B)に示すように、復元溝15の溝底16を折目に折れ曲がるため、内側に反り返ることがなく、前記応力が解消すれば元の状態、即ち図3(A)の状態に自動的に復元する。
【0026】
その結果、PETボトル11によれば、凸状部5に半永久的な凹みは生じなく、ボトルの外観上の見栄え悪化を抑制することができる。したがって、凸状部5の凹んだボトルが飲料メーカなどに供給されることがなく、商品価値の低下防止に寄与することができる。これにより凸状部5の凹みを防止する観点からボトルを厚肉にして剛性を向上させる必要もなく、この意味で昨今のPETボトルの薄肉・軽量化にも役立つ。
(2)比較説明
以下、PETボトル11を特許文献2のPETボトルと比較して特徴を説明する。特許文献2のPETボトル21は、図4に示すように、減圧吸収パネル3に接続された上下の凹溝22,23を有している。この凹溝22,23の一端部は、段差状の周壁6a,6bのうち上側の周壁6aを突き抜けている。
【0027】
この両凹溝22,23は、ラベル装着後にPETボトル21を洗浄する洗浄水、内容液の高温充填後の冷却水、あるいは内容液の低温充填後における殺菌時の熱水などを減圧吸収パネル3内に保持させることなく、外部に流下させている。すなわち、上側の凹溝22を通じて前記洗浄水などを減圧吸収パネル3内に導入する一方、下側の凹溝23を通じて減圧吸収パネル3内に導入された前記洗浄水などを排出しており、この意味で凹溝22,23は前記洗浄水などの水抜き溝として機能している。
【0028】
そこで、PETボトル21の凹溝22,23とPETボトル11の復元溝15とを比較すれば、復元溝15の一端部15aは周壁6を突き抜けていないため、復元溝15は前記洗浄水などの水抜き溝としての機能は持たない。したがって、復元溝15は、前記水抜き機能の有無の点で凹溝22,23と相違する。
【0029】
また、凹溝22,23の一端部は周壁6aを突き抜けるため、凸状部5に深溝を形成しなければならず、PETボトル21内の減圧時に凸状部5が減圧吸収パネル3に巻き込まれて変形するおそれがある。これでは減圧吸収パネル3の本来の性能が発揮できず、ボトル全体が歪に変形するおそれがある。これを解消するためにはボトルを肉厚に成形しなければならないが、昨今におけるPETボトルの薄肉・軽量化の要請には応えることができない。
【0030】
これに対して復元溝15の一端部15aは周壁6を突き抜けないため、減圧吸収パネル3の性能に影響を与えることがなく、ボトルの薄肉軽量化を図ることができる。この点で復元溝15は凹溝22,23では得られない効果を有し、両者15・22,23は技術的効果が異なる。
【0031】
さらに凹溝22,23は、深溝に形成しなければならないので、ラベル装着時に溝が浮き出て目立つおそれがある。これに対して復元溝15は、浅溝にできるため、ラベル装着時に目立たなく、商品外観を損なうおそれがなく、商品外観上に与える効果も凹溝22,23と相違する。したがって、復元溝15は、PETボトル21の凹溝22,23と着想が相違するばかり、凹溝22,23では得られない効果を奏し、技術思想として異なる。
【0032】
≪第2実施形態≫
図5に基づき第2実施形態に係るPETボトルの構成例を説明する。図5中の31は内容量500mlのPETボトルの胴部を示し、このPETボトル31の胴部2に本発明が適用されている。なお、図5中では省略されているが、PETボトル31は、PETボトル11と同様な首部12,肩部13,底部14を有しているものとする。
【0033】
PETボトル31の胴部2は、PETボトル11の胴部2よりも高さが長く設定され、各減圧吸収パネル3と上下の環状溝4との間の凸状部32には、それぞれ潰れを復元させる縦方向の復元溝33が形成されている。
【0034】
具体的には復元溝33は、図6(A)に示すように、復元溝15と同様に横断面凹字状に形成され、溝底34と溝底34の両側端から開脚状に立ち上がった一対の溝壁35とを有している。この溝底35は、図6(B)に示すように、周壁6の上端部から下方向に折曲され、環状溝4に向かって下り勾配で延設されており、凸状部32とは平行に形成されていない。
【0035】
復元溝33の深さP´(溝壁35の上端部から溝底34までの距離)は、溝壁35が略三角形状に形成されているため、周壁6の上端部(あるいは該上端部付近)で最低値(0mmに近似する値)となる一方、周壁6側から環状溝4の方向に向かって次第に深くなって、図6(B)中のQ´の位置で最大値を示している。この最大値Q´も復元溝15と同様に定められ、ここでは前記最大値Qと同じく約0.5mm〜4.0mmに設定されている(環状溝4の深さもPETボトル11と同じとする。)。
【0036】
このような復元溝33によれば、復元溝15と同様に上下の凸状部32の潰れによる凹みを自動的に元の状態に復元させ、ボトル外観の見栄えの悪化を一層抑えることができ、商品価値の低下防止にさらに寄与できる。また、各復元溝33は、その一端部33aが周壁6を突き抜けていないため、復元溝15と同じく(1)水抜きの機能を持たず、(2)減圧吸収パネル3の性能に影響を与えることがなく、(3)シュリンクラベル装着時に目立つことがなく、PETボトル21の凹溝22,23と明確に相違する。
【0037】
≪その他≫
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形して実施することができる。例えばPETボトル11の上側の凸状部5に復元溝15を形成してもよく、またPETボトル31の上側の復元溝33を廃止してもよい。
【0038】
また、本発明のボトル型容器に使用する合成樹脂材料としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂なども使用することもできる。すなわち、主にポリエステル樹脂、特にPETが使用されるが、PET樹脂の本質が損なわれない限り、エチレンテレフタレート単位を主体として他のポリエステル単位を含む共重合ポリエステルを使用することができるとともに、例えば耐熱性を向上させるためにナイロン系樹脂、ポリエチレンテレナフタレート樹脂等の樹脂をブレンドして使用することができる。
【0039】
共重合ポリエステル形成用の成分としては、例えばイソフタル酸、ナフタレン2,6ジカルボン酸、アジピン酸等のジカルボン酸成分、プロピレングリコール、1,4ブタンジオール、テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール等のグリコール成分を挙げることができる。
【符号の説明】
【0040】
11,31…PETボトル(合成樹脂製のボトル型容器)
2…胴部
3…減圧吸収パネル
4…環状溝
5,32…凸状部
6…周壁
15,33…復元溝
15a、33a…復元溝の一端部
15b,33b…復元溝の他端部
P,P´…復元溝の深さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8