特許第6209940号(P6209940)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6209940
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】ボイラシステム
(51)【国際特許分類】
   F22D 11/06 20060101AFI20171002BHJP
   F22D 11/00 20060101ALI20171002BHJP
【FI】
   F22D11/06 Z
   F22D11/00 K
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-224463(P2013-224463)
(22)【出願日】2013年10月29日
(65)【公開番号】特開2015-87043(P2015-87043A)
(43)【公開日】2015年5月7日
【審査請求日】2016年7月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000175272
【氏名又は名称】三浦工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(72)【発明者】
【氏名】畑中 宏之
(72)【発明者】
【氏名】後藤 雅志
(72)【発明者】
【氏名】上永 和弘
(72)【発明者】
【氏名】大久保 智浩
【審査官】 宮崎 賢司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−148280(JP,A)
【文献】 特開2004−020140(JP,A)
【文献】 特開2009−198038(JP,A)
【文献】 特開2012−072984(JP,A)
【文献】 特開2011−177689(JP,A)
【文献】 実開昭59−055207(JP,U)
【文献】 特開2010−048490(JP,A)
【文献】 特開2015−031434(JP,A)
【文献】 特開2015−087044(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0241814(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F22D 11/06
F22D 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
蒸気を生成する缶体を有し、生成された蒸気を負荷機器に供給するボイラと、
前記負荷機器が蒸気を使用することによって凝縮して生じたドレンを大気に開放することなく回収するドレンタンクと、
前記ドレンタンクと前記ボイラとを接続し前記ドレンタンクに収容されたドレンを前記ボイラに給水する第1ドレン供給ラインと、
前記ボイラに供給される燃焼用空気を加熱する空気加熱器と、
前記ドレンタンクに収容されたドレンから発生したフラッシュ蒸気を前記空気加熱器に供給するフラッシュ蒸気供給ラインと、
大気開放され、前記ボイラに供給する補給水を貯留するオープンタンクと、
前記空気加熱器と前記オープンタンクとを接続し、該空気加熱器で熱交換を行ったフラッシュ蒸気が凝縮して生じたドレンを前記オープンタンクに返送する返送ラインと、
を備えるクローズドタイプのボイラシステム。
【請求項2】
前記返送ラインに配置されるドレン貯留タンクと、
前記返送ラインにおける前記ドレン貯留タンクの下流側に配置されるスチームトラップと、を更に備える請求項1に記載のボイラシステム。
【請求項3】
前記返送ラインに配置されるドレン貯留タンクと、
前記返送ラインにおける前記ドレン貯留タンクの下流側に配置される返送ポンプと、を更に備える請求項1に記載のボイラシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラシステムに関する。より詳細には、負荷機器から排出されるドレンを、大気に開放することなく回収してボイラに給水するクローズドタイプのボイラシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ボイラによって生成された蒸気を負荷機器に供給し、負荷機器において熱源として使用された蒸気が凝縮して発生するドレンを、耐圧性を有する密閉型のドレンタンクに高温・高圧の状態で回収して、再度ボイラに給水するクローズドタイプのボイラシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−105442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドレンタンクの内部では、ドレンの圧力の低下に起因してフラッシュ蒸気が発生する。ドレンタンクの内部において発生したフラッシュ蒸気は、外部に放出される。ここで、このフラッシュ蒸気を、ボイラに供給する補給水を貯留する大気開放されたオープンタンクに導入してフラッシュ蒸気が保有する熱を回収することが行われている。しかしながら、ドレンタンクで発生したフラッシュ蒸気をオープンタンクに導入した場合、オープンタンクに貯留される補給水の温度が100℃を超えてしまい、フラッシュ蒸気が保有する熱を十分に回収できない場合があった。
【0005】
従って、本発明は、熱の利用効率をより向上させられるボイラシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、蒸気を生成する缶体を有し、生成された蒸気を負荷機器に供給するボイラと、前記負荷機器が蒸気を使用することによって凝縮して生じたドレンを大気に開放することなく回収するドレンタンクと、前記ドレンタンクと前記ボイラとを接続し前記ドレンタンクに収容されたドレンを前記ボイラに給水する第1ドレン供給ラインと、前記ボイラに供給される燃焼用空気を加熱する空気加熱器と、前記ドレンタンクに収容されたドレンから発生したフラッシュ蒸気を前記空気加熱器に供給するフラッシュ蒸気供給ラインと、を備えるクローズドタイプのボイラシステムに関する。
【0007】
また、ボイラシステムは、大気開放され、前記ボイラに供給する補給水を貯留するオープンタンクと、前記空気加熱器と前記オープンタンクとを接続し、該空気加熱器で熱交換を行ったフラッシュ蒸気が凝縮して生じたドレンを前記オープンタンクに返送する返送ラインと、前記返送ラインに配置されるドレン貯留タンクと、前記返送ラインにおける前記ドレン貯留タンクの下流側に配置されるスチームトラップと、を更に備えることが好ましい。
【0008】
また、ボイラシステムは、大気開放され、前記ボイラに供給する補給水を貯留するオープンタンクと、前記空気加熱器と前記オープンタンクとを接続し、該空気加熱器で熱交換を行ったフラッシュ蒸気が凝縮して生じたドレンを前記オープンタンクに返送する返送ラインと、前記返送ラインに配置されるドレン貯留タンクと、前記返送ラインにおける前記ドレン貯留タンクの下流側に配置される返送ポンプと、を更に備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明のボイラシステムによれば、熱の利用効率をより向上させられる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の第1実施形態に係るボイラシステムの構成を示す図である。
図2】本発明の第2実施形態に係るボイラシステムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明のボイラシステムの好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明のボイラシステムは、図1に示すように、負荷機器20において発生したドレンを、耐圧性を有する密閉型のタンクに高温高圧の状態で回収して、このドレンをボイラに給水するクローズドタイプのボイラシステムである。
【0012】
まず、第1実施形態のボイラシステム1について説明する。
第1実施形態のボイラシステム1は、図1に示すように、ボイラ10と、ドレンタンク30と、オープンタンク40とを備える。
【0013】
また、ボイラシステム1は、これらの機器を接続し、蒸気又は水が流通する複数のライン、これら複数のラインを開閉させる複数の弁、所定のラインに配置される複数のポンプ、及びこれら複数の弁や複数のポンプ等の動作を制御する制御装置(図示せず)を備える。具体的には、ボイラシステム1は、ラインとして、第1蒸気供給ラインL1と、ドレン回収ラインL2と、第1ドレン供給ラインL3と、第2蒸気供給ラインL4と、補給水ラインL5と、第1ドレン循環ラインL6と、フラッシュ蒸気供給ラインL7と、返送ラインL8と、を備える。
【0014】
ボイラ10は、蒸気を生成する缶体11と、この缶体11に燃焼用空気を送り込む送風機12と、送風機12と缶体11とを接続し燃焼用空気が流通する給気ダクト13と、給気ダクト13に配置され燃焼用空気を加熱する空気加熱器14と、缶体11で生成された蒸気が集合される蒸気ヘッダ16と、缶体11と蒸気ヘッダ16とを連結する連結管17と、連結管17に配置され缶体11で生成された蒸気に含まれる水分を分離する気液分離器18と、を備える。
【0015】
以上のボイラ10によれば、まず、缶体11には、給水としてのドレンが供給される。また、缶体11には、送風機12から送り込まれた燃焼用空気が給気ダクト13を通って供給されると共に、燃料が燃料供給ライン15から供給され、燃料が燃焼される。ここで、燃焼用空気は、空気加熱器14によって加熱されてから缶体11に供給される。空気加熱器14による熱交換の詳細については、後述する。
【0016】
缶体11に供給されたドレンは燃料の燃焼により加熱され、ドレンから蒸気が生成される。缶体11で生成された蒸気中に含まれる水分は、気液分離器18により除去され、水分が除去された蒸気が連結管17を介して蒸気ヘッダ16に集められる。
蒸気ヘッダ16に集められた蒸気は、蒸気使用設備である負荷機器20に供給される。
【0017】
負荷機器20は、ボイラ10で発生した蒸気を熱源として利用し、加熱対象物との間で熱交換を行う。
ドレンタンク30は、負荷機器20において熱交換に用いられた蒸気の一部が凝集して生じるドレンを回収して収容する。このドレンタンク30は、耐圧性を有し密閉可能な圧力容器により構成される。
【0018】
オープンタンク40は、大気に開放されている。このオープンタンク40は、ボイラ10に供給される補給水を貯留する。また、オープンタンク40には、ドレンタンク30においてドレンから発生したフラッシュ蒸気が導入される。
【0019】
第1蒸気供給ラインL1は、蒸気ヘッダ16と負荷機器20とを接続し、ボイラ10で生成された蒸気を負荷機器20に供給する。
ドレン回収ラインL2は、負荷機器20とドレンタンク30とを接続し、負荷機器20で発生したドレンをドレンタンク30に供給する。このドレン回収ラインL2には、負荷機器20において発生したドレンを排出し、かつ、蒸気の排出を防ぐスチームトラップ21、逆止弁22及びモータバルブ23が配置される。
【0020】
第1ドレン供給ラインL3は、ドレンタンク30とボイラ10とを接続し、ドレンタンク30に収容されたドレンをボイラ10に供給する。第1実施形態では、第1ドレン供給ラインL3の上流側の端部は、ドレンタンク30の下部に接続される。また、第1ドレン供給ラインL3の下流側は、缶体11の下部に接続される。
【0021】
以上の第1ドレン供給ラインL3には、ドレンポンプ31及びドレン供給弁32が配置される。
ドレンポンプ31は、ドレンタンク30から供給されたドレンを昇圧してボイラ10に供給する。ドレン供給弁32は、モータバルブにより構成される。
【0022】
第2蒸気供給ラインL4は、蒸気ヘッダ16とドレンタンク30とを接続する。この第2蒸気供給ラインL4は、ボイラ10で生成された蒸気をドレンタンク30に供給し、ドレンタンク30の内部の圧力を調節する。第2蒸気供給ラインL4には、圧力調整弁41及びモータバルブ42が配置される。
【0023】
補給水ラインL5は、オープンタンク40とドレンタンク30とを接続し、オープンタンク40に貯留された水をドレンタンク30に供給する。補給水ラインL5には、ポンプ51が配置されている。
【0024】
第1ドレン循環ラインL6は、第1ドレン供給ラインL3とドレンタンク30とを接続する。より具体的には、第1ドレン循環ラインL6の上流側(基端側)の端部は、第1ドレン供給ラインL3におけるドレンポンプ31とドレン供給弁32との間に接続される。第1ドレン循環ラインL6の下流側の端部は、ドレンタンク30の上部に接続されるラインと、ドレンタンク30の下部に接続されるラインとに分岐している。ドレンタンク30の上部に接続されるラインには、モータバルブ61が配置され、ドレンタンク30の下部に接続されるラインには、オリフィス62が配置される。
【0025】
第1ドレン循環ラインL6は、第1ドレン供給ラインL3を流通するドレンの一部又は全部を、ドレンタンク30に戻す。より詳細には、ドレンタンク30の下部に接続されるラインからは、ドレンタンク30の液相部にドレンが循環され、ドレンタンク30の上部に接続されるラインからは、ドレンタンク30の気相部にドレンが循環される。この第1ドレン循環ラインL6では、液相部に循環されるドレンの流量を、オリフィス62により調整してドレンタンク30に貯留されるドレンの温度を均一化させつつ、気相部に循環させるドレンにより、ドレンタンク30の内部で発生するフラッシュ蒸気を回収している。
【0026】
フラッシュ蒸気供給ラインL7は、ドレンタンク30と空気加熱器14とを接続し、ドレンタンク30で発生したフラッシュ蒸気を空気加熱器14に供給する。このフラッシュ蒸気供給ラインL7には、圧力調整弁71が配置されている。圧力調整弁71は、ドレンタンク30の内部の圧力が所定の圧力を超えた場合に、フラッシュ蒸気を空気加熱器14側に逃がして、ドレンタンク30の内部の圧力を低下させる。フラッシュ蒸気供給ラインL7を通じて空気加熱器14に供給されたフラッシュ蒸気は、給気ダクト13を流通する燃焼用空気との間で熱交換を行い、燃焼用空気を加熱する。
【0027】
返送ラインL8は、空気加熱器14とオープンタンク40とを接続し、空気加熱器14で熱交換を行ったフラッシュ蒸気が凝縮して生じたドレンをオープンタンク40に返送する。この返送ラインL8には、ドレン貯留タンク81と、スチームトラップ82と、が配置される。
【0028】
ドレン貯留タンク81は、空気加熱器14においてフラッシュ蒸気から生じたドレンを貯留する。
スチームトラップ82は、ドレン貯留タンク81の下流側に配置される。このスチームトラップ82は、返送ラインL8を流通するドレン及びフラッシュ蒸気のうちのドレンのみを下流側に流通させ、フラッシュ蒸気の下流側への流通を防ぐ。
【0029】
次に、第1実施形態のボイラシステム1の動作について説明する。
第1実施形態では、まず、ボイラ10において蒸気が生成される。具体的には、まず、燃焼用空気が給気ダクト13から供給されて燃料供給ライン15から供給される燃料と混合され、缶体11の内部で燃焼される。次いで、燃料の燃焼により発生した燃焼ガスにより、缶体11に供給された給水(ドレン)から蒸気が生成される。缶体11で生成された蒸気は、気液分離器18において水分が分離された後、連結管17を介して蒸気ヘッダ16に供給される。
蒸気ヘッダ16に供給された蒸気は、負荷機器20において利用された後ドレンとなり、高温高圧の状態でドレンタンク30に貯留される。そして、ドレンタンク30に貯留されたドレンは、第1ドレン供給ラインL3を通ってボイラ10に給水として供給される。
【0030】
また、第1ドレン供給ラインL3を流通するドレンの一部は、第1ドレン循環ラインL6を通ってドレンタンク30に返送される。
一方、ドレンタンク30において発生したフラッシュ蒸気は、フラッシュ蒸気供給ラインL7を通じて空気加熱器14に供給され、空気加熱器14において燃焼用空気との間で熱交換を行い燃焼用空気を加熱する。
【0031】
空気加熱器14において燃焼用空気との間で熱交換を行ったフラッシュ蒸気が凝縮して生じたドレンは、返送ラインL8を通ってオープンタンク40に返送される。より詳細には、フラッシュ蒸気が凝縮して生じたドレンは、まず、ドレン貯留タンク81に貯留される。次いで、ドレン貯留タンク81に貯留されたドレンは、スチームトラップ82を通じてオープンタンク40側に流通し、オープンタンク40に収容される。ここで、第1実施形態では、ドレン貯留タンク81の下流側にスチームトラップ82を配置している。これにより、スチームトラップ82の上流側と下流側で生じる圧力差を利用してドレンをオープンタンク40に返送できる。よって、別途エネルギを用いることなくドレンをオープンタンク40に返送できる。
【0032】
以上説明した第1実施形態のボイラシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
【0033】
(1)ボイラシステム1を、ドレンタンク30において発生したフラッシュ蒸気を空気加熱器14に供給するフラッシュ蒸気供給ラインL7を含んで構成した。これにより、フラッシュ蒸気が保有する熱を燃焼用空気の加熱に用いることで、フラッシュ蒸気の温度を低下させてドレン化できる。よって、フラッシュ蒸気が保有する熱を外部に放出することを抑制できるので、ボイラシステム1の熱の利用効率を向上させられる。
【0034】
(2)ボイラシステム1を、オープンタンク40と、空気加熱器14で熱交換を行ったフラッシュ蒸気から生じるドレンをオープンタンク40に返送する返送ラインL8と、この返送ラインL8に配置されるドレン貯留タンク81と、ドレン貯留タンク81の下流側に配置されるスチームトラップ82と、を含んで構成した。これにより、スチームトラップ82の上流側と下流側で生じる圧力差を利用してドレンをオープンタンク40に返送できる。よって、別途エネルギを用いることなくドレンをオープンタンク40に返送できる。
【0035】
次に、本発明の第2実施形態に係るボイラシステム1Aについて、図2を参照しながら説明する。尚、第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態のボイラシステム1Aは、返送ラインL8に、スチームトラップ82に代えて返送ポンプ83が配置されている点で第1実施形態と異なる。即ち、第2実施形態においては、返送ラインL8を流通するドレン(ドレン貯留タンク81に貯留されたドレン)は、返送ポンプ83によって、オープンタンク40に返送される。
【0036】
第2実施形態のボイラシステム1Aによれば、上述の(1)の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
【0037】
(3)ボイラシステム1Aを、オープンタンク40と、空気加熱器14で熱交換を行ったフラッシュ蒸気から生じるドレンをオープンタンク40に返送する返送ラインL8と、この返送ラインL8に配置されるドレン貯留タンク81と、ドレン貯留タンク81の下流側に配置される返送ポンプ83と、を含んで構成した。これにより、ドレン貯留タンク81に貯留されるドレンの圧力が低い場合(例えば、ドレンの温度が100℃以下の場合)であっても、返送ポンプ83によりドレンを昇圧してオープンタンク40に好適に返送できる。
【0038】
以上、本発明のボイラシステムの好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、ボイラシステム1,1Aを、一台のボイラ10により構成したが、これに限らない。即ち、ボイラシステムを、複数台のボイラを含んで構成してもよい。
【0039】
また、第1実施形態及び第2実施形態では、補給水ラインL5を、オープンタンク40とドレンタンク30とを接続して構成したが、これに限らない。即ち、補給水ラインを、オープンタンクとドレンタンクとを接続する第1の補給水ラインと、オープンタンクと第1ドレン供給ラインとを接続する第2の補給水ラインと、を含んで構成してもよい。
【符号の説明】
【0040】
1,1A ボイラシステム
10 ボイラ
11 缶体
14 空気加熱器
20 負荷機器
30 ドレンタンク
40 オープンタンク
81 ドレン貯留タンク
82 スチームトラップ
83 返送ポンプ
L3 第1ドレン供給ライン
L7 フラッシュ蒸気供給ライン
L8 返送ライン
図1
図2