特許第6210322号(P6210322)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6210322
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/46 20060101AFI20171002BHJP
   H04N 1/60 20060101ALI20171002BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20171002BHJP
【FI】
   H04N1/46 Z
   H04N1/40 D
   G06T1/00 510
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-89725(P2014-89725)
(22)【出願日】2014年4月24日
(65)【公開番号】特開2015-211244(P2015-211244A)
(43)【公開日】2015年11月24日
【審査請求日】2016年6月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114971
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 修
(72)【発明者】
【氏名】田中 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】竹村 正隆
(72)【発明者】
【氏名】林 信二
(72)【発明者】
【氏名】横田 洋志
(72)【発明者】
【氏名】里見 星輝
(72)【発明者】
【氏名】宮下 政樹
【審査官】 豊田 好一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−065530(JP,A)
【文献】 特開2006−237856(JP,A)
【文献】 特開2012−142869(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/46−62
G06T 1/00
H04N 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿画像の先頭から順番に、所定の判定単位ごとに、前記判定単位がカラー画像であるか否かを判定し、カラー画像であると判定された前記判定単位をカウントしていき、カラー画像であると判定された前記判定単位のカウント数を示すカラー情報を前記判定単位ごとに特定するカラー情報特定部と、
前記判定単位ごとに、前記カラー情報に基づいて黒生成量および下色除去量を設定し、設定した前記黒生成量および前記下色除去量で、前記判定単位に対する黒生成および下色除去を実行する黒生成・UCR処理部と、
を備え、
前記黒生成・UCR処理部は、カラー画像であると判定された前記判定単位のカウント数の増加に応じて前記黒生成量および前記下色除去量を、所定の上限値以下でありかつ所定の下限値以上の範囲において減少させ、
前記上限値は、原稿種別が手動でモノクロ原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量および下色除去量であり、前記下限値は、原稿種別が手動でカラー原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量および下色除去量であり、
前記黒生成・UCR処理部は、前記カウント数の増加に応じて、前記黒生成量および前記下色除去量を、前記上限値から徐々に減少させること、
を特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記原稿画像のRGBデータをCMYデータに変換する画像処理部をさらに備え、
前記カラー情報特定部は、前記RGBデータに基づいて、前記判定単位ごとに前記カラー情報を特定し、
前記黒生成・UCR処理部は、前記CMYデータにおける前記判定単位に対する前記黒生成および前記下色除去を実行し、CMYKデータを生成すること、
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記黒生成・UCR処理部は、前記判定単位に対する前記黒生成および前記下色除去を、この判定単位の後続の判定単位についての前記カラー情報特定部による前記カラー情報の特定に並行して実行することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記判定単位は、1画素、1ライン、および所定サイズの画素ブロックのいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ある画像形成装置は、内蔵の画像読取装置によって得られた原稿画像データに基づいて原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかを自動的に判別する自動カラー原稿判別機能を備えている。
【0003】
例えば、各画素が有彩色であるか無彩色であるかが判定され、有彩色の画素の割合が所定の閾値以上である場合に原稿がカラー原稿であると判定される(例えば特許文献1参照)。
【0004】
また、例えば、1ライン中に有彩色画素が多く存在するラインがカラーラインと判定され、1ページ中のカラーライン数に基づいて原稿がカラー原稿であるか否かが判定される(例えば特許文献2参照)。
【0005】
ある画像形成装置は、このような自動カラー原稿判別機能を利用し、原稿画像をカラー画像またはモノクロ画像として自動的に判別し、判別結果に応じたモードでコピーやスキャンを行うACS(Auto Color Select)機能を備えている。
【0006】
このACS機能により、コピーやスキャンを行う際に、ユーザーは、原稿がカラー原稿であること、または原稿がモノクロ原稿であることを指定する必要がなくなり、利便性が向上する。特に、自動原稿搬送装置を使用して複数枚の原稿を連続的に処理する場合、ユーザーが原稿の1枚ごとにカラー原稿/モノクロ原稿の指定を行うことは困難であるため、ACS機能は有用である。
【0007】
ある画像形成装置は、原稿画像のカラー画像データに基づいて原稿がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかの判定(以下、カラー判定という)を行いつつ、その画像データをメモリー等の記憶装置に保持しておき、カラー判定後、記憶装置から画像データを読み出して、その判別結果に応じた処理を施している(例えば特許文献3参照)。
【0008】
また、ある画像形成装置は、カラーおよびモノクロそれぞれのモードで画像処理を施した画像データを記憶装置に保持しておき、カラー判定結果に応じて、カラーおよびモノクロそれぞれのモードで画像処理を施した画像データの一方を選択し使用している(例えば特許文献4参照)。
【0009】
さらに、ある画像形成装置は、カラーおよびモノクロ画像データを保持するために、カラー画像データの最下位ビットを2値モノクロ画像データに割り当てることにより画像の保持に必要なメモリー量を削減している(例えば特許文献5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2001-128024号公報
【特許文献2】特開2003-319193号公報
【特許文献3】特開2001-119589号公報
【特許文献4】特開2005-348170号公報
【特許文献5】特開2007-028408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上述の技術では、ACS機能のために、カラー判定が完了するまで、元の原稿画像の画像データ全体、または異なる画像処理後のカラー画像データとモノクロ画像データとの両方を保持しておくために大きなサイズの記憶領域が必要となり、装置のコストが高くなってしまう。
【0012】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ACS機能のために必要な記憶領域のサイズが小さくて済む画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る画像形成装置は、原稿画像の先頭から順番に、所定の判定単位ごとに、前記判定単位がカラー画像であるか否かを判定し、カラー画像であると判定された前記判定単位をカウントしていき、カラー画像であると判定された前記判定単位のカウント数を示すカラー情報を前記判定単位ごとに特定するカラー情報特定部と、前記判定単位ごとに、前記カラー情報に基づいて黒生成量および下色除去量を設定し、設定した前記黒生成量および前記下色除去量で、前記判定単位に対する黒生成および下色除去を実行する黒生成・UCR処理部とを備える。そして、前記黒生成・UCR処理部は、カラー画像であると判定された前記判定単位のカウント数の増加に応じて前記黒生成量および前記下色除去量を、所定の上限値以下でありかつ所定の下限値以上の範囲において減少させ、前記上限値は、原稿種別が手動でモノクロ原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量および下色除去量であり、前記下限値は、原稿種別が手動でカラー原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量および下色除去量である。さらに、前記黒生成・UCR処理部は、前記カウント数の増加に応じて、前記黒生成量および前記下色除去量を、前記上限値から徐々に減少させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、画像形成装置において、ACS機能のために必要な記憶領域のサイズが小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図2図2は、カラーライン数と黒生成量係数との対応関係の一例を示す図である。
図3図3は、黒生成・UCR処理の例を示す図である。
図4図4は、カラー画像とモノクロ画像が混在する原稿画像におけるライン位置に沿った黒生成量係数の変化の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置は、例えば複合機であって、画像入力部1、補正処理部2、画像処理部3、カラー情報特定部4、黒生成・UCR処理部5、階調処理部6、および画像出力部7を備える。
【0018】
画像入力部1は、スキャナーユニットなどを使用して光学的に原稿画像を読み取り、原稿画像の画像データ(ここでは、RGBデータ)を生成する。
【0019】
補正処理部2は、画像入力部1により生成された原稿画像の画像データに対してシェーディング補正、入力ガンマ補正などの補正処理を行う。
【0020】
画像処理部3は、補正処理部2により補正処理が実行された原稿画像の画像データに対して、フィルター処理、画像拡大/縮小処理、色変換処理などの画像処理を行う。この実施の形態では、画像処理部3は、補正処理部2により補正処理が実行されたRGBデータに対して画像処理を行い、その画像処理より得られるCMYデータを出力する。
【0021】
カラー情報特定部4は、補正処理部2により補正処理が実行された原稿画像の画像データについて、原稿画像の先頭から順番に、所定の判定単位ごとに、判定単位がカラー画像であるか否かを判定していき、カラー画像であると判定された判定単位の数を示すカラー情報を判定単位ごとに特定する。
【0022】
この実施の形態では、判定単位は、1ラインである。したがって、カラー情報特定部4は、補正処理部2により補正処理が実行された原稿画像の画像データについて、原稿画像の先頭から順番に、1ラインごとに、そのラインがカラー画像(以下、カラーラインという)であるか否かを判定していき、原稿画像の先頭から現時点のラインまでにおいてカラーラインであると判定されたラインをカウントしていき、そのカウント数を示すカラー情報をラインごとに特定する。なお、例えば、各画素について、その画素の彩度に基づいてその画素がカラー画素であるか否かが判定され、所定数以上のカラー画素が存在する場合、そのラインがカラーラインであると判定される。
【0023】
黒生成・UCR処理部5は、上述の判定単位ごとに、カラー情報特定部4により特定されたカラー情報に基づいて黒生成量および下色除去量を設定し、設定した黒生成量および下色除去量で、その判定単位に対する黒生成および下色除去を実行する。
【0024】
この実施の形態では、黒生成・UCR処理部は、カラー画像であると判定された判定単位の数(つまり、ここではカラーライン数)の増加に応じて黒生成量および下色除去量を、所定の上限値以下でありかつ所定の下限値以上の範囲において減少させる。
【0025】
ここでは、この上限値は、原稿種別が手動でモノクロ原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量および下色除去量であり、この下限値は、原稿種別が手動でカラー原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量および下色除去量である。
【0026】
また、黒生成・UCR処理部5は、判定単位に対する黒生成および下色除去を、この判定単位の後続の判定単位についての画像処理部3による画像処理およびカラー情報特定部4によるカラー情報の特定に並行して実行する。
【0027】
階調処理部6は、出力ガンマ補正を行うとともに、黒生成・UCR処理部5によるCMYKデータにおける各色成分について、ディザ法、誤差拡散法などのスクリーン処理を行う。
【0028】
画像出力部7は、階調処理部6でのスクリーン処理により生成されたデータに基づいて印刷を実行する。例えば、画像出力部7は、CMYKの各色のトナーを使用したカラー印刷を実行可能な電子写真方式のプリントエンジンで印刷を実行する。
【0029】
なお、補正処理部2、画像処理部3、カラー情報特定部4、黒生成・UCR処理部5、および階調処理部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピューターでプログラムを実行することにより実現されたり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で実現されたりする。
【0030】
次に、上記画像形成装置の動作について説明する。
【0031】
画像入力部1から1ラインずつ順番に、原稿画像の画像データが補正処理部2へ出力され、補正処理部2は、1ラインずつ、上述の補正処理を実行し、補正処理後の画像データを出力する。
【0032】
画像処理部3およびカラー情報特定部4は、並行に動作可能であって、画像処理部3は、そのラインの画像データに対して上述の画像処理を行い、生成したCMYデータを出力する。
【0033】
一方、カラー情報特定部4は、そのラインの画像データに基づいて、そのラインがカラーラインであるか否かを判定し、そのラインがカラーラインである場合には、カラーライン数(カラー情報)を1だけ増加し、そのラインがカラーラインではない場合には、カラーライン数(カラー情報)を増加せずにそのまま維持する。
【0034】
なお、カラーライン数の初期値(つまり、原稿の各ページの処理を開始する際にセットされる値)は0とされており、カラーラインが検出されるたびにカラーライン数が1だけ増加される。
【0035】
そして、黒生成・UCR処理部5は、画像処理部3により生成された1ラインのCMYデータについてのカラー情報をカラー情報特定部4から取得し、そのラインについての黒生成量係数αを特定し、次式に従って黒生成および下色除去(UCR:Under Color Removal)を行う。
【0036】
Kout=MIN(Cin,Min,Yin)×α,
Cout=Cin−Kout,
Mout=Min−Kout,
Yout=Yin−Kout
【0037】
ここで、(Cin,Min,Yin)は、画像処理部3により生成された1ラインのCMYデータにおける各画素のC(シアン)値、M(マゼンタ)値、およびY(イエロー)値であり、(Cout,Mout,Yout,Kout)は、黒生成・下色除去により生成されるCMYKデータにおける、その画素のC値、M値、Y値、およびK(ブラック)値である。また、MIN()は、複数の変数の最小値を示す関数である。
【0038】
また、黒生成量係数αは、例えば、次式で特定される。
【0039】
α=(Dcol−Dmon)/T×L+Dmon (L≦T),
α=Dcol (L>T)
【0040】
ここで、Dcolは、原稿種別が手動でカラー原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量係数であり、Dmonは、原稿種別が手動でモノクロ原稿に設定された場合に使用される所定の黒生成量係数であり、Lは、現時点のラインについてのカラーライン数であり、Tはカラーライン数の閾値である。
【0041】
図2は、カラーライン数と黒生成量係数との対応関係の一例を示す図である。例えば、Dcol=0.3、Dmon=1.0、およびT=10とした場合のカラーライン数と黒生成量係数との対応関係は図2に示すようになる。
【0042】
図3は、黒生成・UCR処理の例を示す図である。図3(A)は、有彩度のCMYデータを黒生成量係数1.0(100%)で黒生成および下色除去をする場合の例である。図3(B)は、無彩度のCMYデータを黒生成量係数1.0(100%)で黒生成および下色除去をする場合の例である。図3(C)は、有彩度のCMYデータを黒生成量係数0.3(30%)で黒生成および下色除去をする場合の例である。図3(D)は、無彩度のCMYデータを黒生成量係数0.3(30%)で黒生成および下色除去をする場合の例である。
【0043】
したがって、図2に示す例では、カラー情報により示されるカラーライン数が0であるラインについては、図3(A)および図3(B)のように、黒生成および下色除去が実行され、カラー情報により示されるカラーライン数が10以上であるラインについては、図3(C)および図3(D)のように、黒生成および下色除去が実行される。
【0044】
つまり、モノクロ原稿の場合には、カラーラインが検出されないため、原稿画像の全域にわたって黒生成量係数1.0で黒生成および下色除去が実行される。また、原稿画像の全域にわたってカラー画像が存在する場合には、第Tライン以降の領域については黒生成量係数0.3で黒生成および下色除去が実行される。なお、先頭ラインから原稿画像の全域にわたってカラー画像が存在する場合には、先頭ラインから第(T−1)ラインまでは徐々に黒生成量係数が低くなっていく。
【0045】
図4は、カラー画像とモノクロ画像が混在する原稿画像におけるライン位置に沿った黒生成量係数の変化の一例を示す図である。図4に示すように、カラー画像とモノクロ画像が混在する場合、先頭から順番に1ラインずつ上述の処理が進行していき、カラー画像が出現するまではモノクロ原稿用の黒生成量係数Dmonで黒生成および下色除去が実行され、カラー画像が出現すると、Tライン後には、カラー原稿用の黒生成量係数Dcolで黒生成および下色除去が実行されるようになる。
【0046】
以上のように、上記実施の形態によれば、カラー情報特定部4は、原稿画像の先頭から順番に、所定の判定単位ごとに、判定単位がカラー画像であるか否かを判定していき、カラー画像であると判定された判定単位の数を示すカラー情報を判定単位ごとに特定する。黒生成・UCR処理部5は、判定単位ごとに、カラー情報に基づいて黒生成量および下色除去量を設定し、設定した黒生成量および下色除去量で、判定単位に対する黒生成および下色除去を実行する。
【0047】
これにより、判定単位のサイズでのパイプライン処理が可能となり、ACS機能のために必要な記憶領域のサイズが小さくて済む。
【0048】
特に、近年、小規模なオフィスや個人向けの低コストでコンパクトサイズの複合機が普及してきており、そのような低価格の複合機に本実施の形態を適用することで、製造コストを抑えることができる。
【0049】
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
【0050】
例えば、上記実施の形態において、判定単位を1画素または所定サイズ(所定画素数)の画素ブロックとしてもよい。その場合、各画素について、その画素の彩度に基づいてその画素がカラー画素であるか否かを判定し、その判定結果に基づいて判定単位がカラー画像であるか否かを判定すればよい。
【0051】
また、上記実施の形態では、カラー情報判定部4は上述のRGBデータに基づいてカラー情報を特定しているが、上述のCMYデータに基づいてカラー情報を特定するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、例えば、複合機、複写機、スキャナーなどの画像形成装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0053】
3 画像処理部
4 カラー情報特定部
5 黒生成・UCR処理部
図1
図2
図3
図4