特許第6211204号(P6211204)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6211204表示制御装置、プログラム及び画像の表示方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6211204
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】表示制御装置、プログラム及び画像の表示方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20171002BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20171002BHJP
【FI】
   G06F3/0481 170
   G06F3/0488
【請求項の数】9
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-552059(P2016-552059)
(86)(22)【出願日】2015年9月29日
(86)【国際出願番号】JP2015077510
(87)【国際公開番号】WO2016052500
(87)【国際公開日】20160407
【審査請求日】2016年9月21日
(31)【優先権主張番号】特願2014-198905(P2014-198905)
(32)【優先日】2014年9月29日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】栗栖 俊治
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 真紀
【審査官】 ▲高▼橋 徳浩
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−174149(JP,A)
【文献】 特開2005−209174(JP,A)
【文献】 特開2009−020760(JP,A)
【文献】 特開平10−187747(JP,A)
【文献】 特開2010−257053(JP,A)
【文献】 特開2011−248472(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F3/048−G06F3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示対象となる複数の項目を抽出する抽出部と、
前記抽出された複数の項目の各々に対応する複数の画像を所定の配置で循環移動するように画面に表示させる表示制御部とを備え、
前記表示制御部は、
前記抽出された複数の項目の各々が決められた条件を満たすか否かを判断し、
前記複数の画像の循環移動を停止する時に、当該複数の画像のいずれかであって前記条件を満たす項目に対応する画像を特定の位置に表示させ、
前記抽出部は、日時又はユーザの位置に応じた項目を抽出する
表示制御装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、
前記抽出された複数の項目の各々に1又は複数のコンテンツが関連付けられているか否かを判断し、
前記複数の画像の停止時に、当該複数の画像のいずれかであって少なくとも1のコンテンツが関連付けられている項目の画像を前記特定の位置に表示させる
請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、ユーザの操作に応じて前記複数の画像を移動又は停止させる
請求項1又は2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記複数の画像の循環移動を停止させる場合に、前記特定の位置に表示させる画像を予測し、当該予測した画像に対応する項目が前記条件を満たさないとき、当該予測した画像と異なる画像が前記特定の位置に表示されるように前記複数の画像の挙動を変化させる
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記特定の位置に表示する画像に関する情報を前記画面に表示させる
請求項1ないしのいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項6】
イベントを検知する検知部と、
前記検知部により検知されたイベントに応じて、前記複数の画像が循環移動する際の画像間の相対的な配置を変更する変更部と
を有する請求項1ないしのいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項7】
イベントを検知する検知部と、
前記検知部により検知されたイベントに応じて、前記複数の画像のうち当該イベントに対応する画像の外観を他の画像の外観と異ならせる変更をする変更部と
を有する請求項1ないしのいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項8】
コンピュータに、
表示対象となる複数の項目を抽出するステップと、
前記抽出された複数の項目の各々に対応する複数の画像を所定の配置で循環移動するように画面に表示させるステップと、
前記抽出された複数の項目の各々が決められた条件を満たすか否かを判断するステップと、
前記複数の画像の循環移動を停止する時に、当該複数の画像のいずれかであって前記条件を満たす項目に対応する画像を特定の位置に表示させるステップと
を実行させるためのプログラムであって、
前記抽出するステップにおいて、日時又はユーザの位置に応じた項目が抽出される
プログラム
【請求項9】
表示対象となる複数の項目を抽出するステップと、
前記抽出された複数の項目の各々に対応する複数の画像を所定の配置で循環移動するように画面に表示させるステップと、
前記抽出された複数の項目の各々が決められた条件を満たすか否かを判断するステップと、
前記複数の画像の循環移動を停止する時に、当該複数の画像のいずれかであって前記条件を満たす項目に対応する画像を特定の位置に表示させるステップと
を有する画像の表示方法であって、
前記抽出するステップにおいて、日時又はユーザの位置に応じた項目が抽出される
表示方法
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報の表示に関する。
【背景技術】
【0002】
アイコンなどの画像を複数表示する場合、複数の画像が所定の規則に従って配置されることがある。このような場合において、特定の画像が強調表示されたり、他の画像とは異なる態様で表示されたりすることもある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2008−542867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の画像のうちの特定の画像を他の画像と区別して表示する場合、当該特定の画像が無条件に特定されたのでは、ユーザの利便性に寄与しない可能性がある。
そこで、本発明の目的は、特定の位置に表示される画像を制限することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、表示対象となる複数の項目を抽出する抽出部と、前記抽出された複数の項目の各々に対応する複数の画像を所定の配置で循環移動するように画面に表示させる表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記抽出された複数の項目の各々が決められた条件を満たすか否かを判断し、前記複数の画像の循環移動を停止する時に、当該複数の画像のいずれかであって前記条件を満たす項目に対応する画像を特定の位置に表示させる表示制御装置を提供する。
【0006】
前記表示制御部は、前記抽出された複数の項目の各々に1又は複数のコンテンツが関連付けられているか否かを判断し、前記複数の画像の停止時に、当該複数の画像のいずれかであって少なくとも1のコンテンツが関連付けられている項目の画像を前記特定の位置に表示させてもよい。
【0007】
前記表示制御部は、ユーザの操作に応じて前記複数の画像を移動又は停止させてもよい。
【0008】
前記表示制御部は、移動中の前記複数の画像を停止させる場合に、前記特定の位置に表示させる画像を予測し、当該予測した画像に対応する項目が前記条件を満たさないとき、当該予測した画像と異なる画像が前記特定の位置に表示されるように前記複数の画像の挙動を変化させてもよい。
【0009】
前記抽出部は、日時又はユーザの位置に応じた項目を抽出してもよい。
【0010】
前記表示制御部は、前記特定の位置に表示する画像に関する情報を前記画面に表示させてもよい。
【0011】
この表示制御装置は、イベントを検知する検知部と、前記検知部により検知されたイベントに応じて、前記複数の画像が循環移動する際の画像間の相対的な配置を変更する変更部とを有していてもよい。
【0012】
この表示制御装置は、イベントを検知する検知部と、前記検知部により検知されたイベントに応じて、前記複数の画像のうち当該イベントに対応する画像の外観を他の画像の外観と異ならせる変更をする変更部とを有していてもよい。
【0013】
また、本発明は、コンピュータに、表示対象となる複数の項目を抽出するステップと、前記抽出された複数の項目の各々に対応する複数の画像を所定の配置で循環移動するように画面に表示させるステップと、前記抽出された複数の項目の各々が決められた条件を満たすか否かを判断するステップと、前記複数の画像の循環移動を停止する時に、当該複数の画像のいずれかであって前記条件を満たす項目に対応する画像を特定の位置に表示させるステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
【0014】
また、本発明は、表示対象となる複数の項目を抽出するステップと、前記抽出された複数の項目の各々に対応する複数の画像を所定の配置で循環移動するように画面に表示させるステップと、前記抽出された複数の項目の各々が決められた条件を満たすか否かを判断するステップと、前記複数の画像の循環移動を停止する時に、当該複数の画像のいずれかであって前記条件を満たす項目に対応する画像を特定の位置に表示させるステップとを有する画像の表示方法を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、特定の位置に表示される画像を制限することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】情報配信システム10の構成を例示するブロック図
図2】ユーザ端末100のハードウェア構成を例示するブロック図
図3】配信装置200のハードウェア構成を例示するブロック図
図4】メニュー画面の一例を示す図
図5】アイコンの表示態様を説明するための概念図
図6】アイコンの表示態様を説明するための概念図
図7】アイコンの表示態様を説明するための概念図
図8】アイコンの表示制御を例示する図
図9】ユーザ端末100の機能的構成を例示するブロック図
図10】メニュー画面の表示に関する処理を例示するフローチャート
図11】アイコンの表示制御を例示するフローチャート
図12】イベントテーブルを例示する図
【発明を実施するための形態】
【0017】
1.実施例
図1は、本発明の一実施例に係る情報配信システム10の構成を例示するブロック図である。情報配信システム10は、コンテンツを閲覧するためのコンピュータシステムである。情報配信システム10は、複数のユーザ端末100と配信装置200とを備え、これらをネットワーク300によって接続した構成である。ネットワーク300は、例えばインターネットや移動体通信網である。
【0018】
ここにおいて、コンテンツとは、文字、画像、音声などによって表された情報をいい、デジタルコンテンツともいう。本実施例におけるコンテンツは、例えば、気象情報(天気予報、注意報など)、飲食店などの施設に関する情報、コンサート、展覧会などのイベント(催事)に関する情報、といったものである。また、本実施例のコンテンツは、配信装置200から配信されるものに限定されず、ユーザ端末100において生成されるものを含む。なお、コンテンツは、Webページであってもよいが、ユーザ端末100において利用可能なフォーマットのデータであればどのようなものであってもよい。
【0019】
ユーザ端末100は、ユーザが所持及び携帯する電子機器である。ユーザ端末100は、典型的には、いわゆるスマートフォンやタブレット端末である。ユーザ端末100は、コンテンツを出力する機能を少なくとも有する。ユーザ端末100は、本発明に係る表示制御装置の一例に相当する。
【0020】
図2は、ユーザ端末100のハードウェア構成を例示するブロック図である。ユーザ端末100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、センサ部160とを備える。
【0021】
制御部110は、ユーザ端末100の各部の動作を制御する手段である。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、アプリケーションプロセッサなどの演算処理装置とメモリ(主記憶装置)とを備え、プログラムを実行することによりユーザ端末100の各部の動作を制御する。制御部110が実行するプログラムには、後述するメニュー画面の表示を制御するためのプログラム(以下「メニュー制御プログラム」という)が含まれる。
【0022】
記憶部120は、データを記憶する手段である。記憶部120は、フラッシュメモリなどの記憶媒体を備える。この記憶媒体は、ユーザ端末100に対して着脱可能であってもよい。記憶部120は、制御部110の動作に必要なデータや、配信装置から受信したコンテンツなどを記憶することができる。
【0023】
通信部130は、ネットワーク300を介してデータを送受信する手段である。通信部130は、ベースバンドプロセッサやアンテナを備え、ネットワーク300に応じた変調及び復調を行ってデータを送受信する。通信部130は、ネットワーク300を介して、配信装置200からコンテンツを受信する。
【0024】
入力部140は、データの入力を受け付ける手段である。入力部140は、キーパッドやマイクロホンを備える。また、入力部140は、表示部がタッチスクリーンディスプレイによって構成される場合には、タッチスクリーンディスプレイのセンサ部分を含んでもよい。
【0025】
出力部150は、データを出力する手段である。出力部150は、液晶ディスプレイなどにより構成された表示部を少なくとも備える。この表示部は、本実施例においては、タッチスクリーンディスプレイによって構成されている。また、出力部150は、スピーカを含んで構成されてもよい。すなわち、ここでいう出力は、表示のみに限定されない。
【0026】
センサ部160は、ユーザ端末100及びユーザの状態変化を検知する手段であり、複数のセンサを備える。センサ部160は、例えば、ユーザ端末100の位置を検知するGPS(Global Positioning System)モジュールを含む。また、センサ部160は、ユーザ端末100の移動によって生じる加速度を検知する加速度センサ、ユーザ端末100の傾きを検知するジャイロスコープを含んでもよい。さらに、センサ部160は、温度、気圧、湿度、照度(明るさ)といったユーザ端末100の周囲の環境を検知可能であってもよいし、心拍センサによってユーザの心拍数を計測してもよい。
【0027】
次に、配信装置200は、コンテンツを配信するためのサーバ装置である。配信装置200は、複数のコンテンツを記憶し、それぞれのユーザに応じたコンテンツをユーザ端末100に送信する。配信装置200に記憶されるコンテンツは、他の事業者(コンテンツプロバイダ)によって制作され、当該事業者から提供されたものであってもよい。
【0028】
図3は、配信装置200のハードウェア構成を例示するブロック図である。配信装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230とを備える。なお、配信装置200は、単体の装置として構成されるのではなく、複数のサーバ装置の協働によって実現されてもよい。
【0029】
制御部210は、配信装置200の各部の動作を制御する手段である。制御部210は、CPUなどの演算処理装置とメモリとを備える。制御部210は、各ユーザに対するコンテンツの配信を制御するプログラムを実行することにより、それぞれのユーザに応じたコンテンツを所定のタイミングで配信することが可能である。
【0030】
記憶部220は、データを記憶する手段である。記憶部220は、ハードディスクなどの記憶媒体を備え、制御部210の動作に必要なデータや、ユーザ端末100に配信するコンテンツなどを記憶する。
【0031】
通信部230は、ネットワーク300を介してデータを送受信する手段である。通信部230は、ユーザ端末100にコンテンツを送信するほか、必要に応じて、外部のサーバ装置などからコンテンツを受信することが可能である。
【0032】
情報配信システム10の構成は、以上のとおりである。ユーザ端末100は、ユーザの操作に応じてコンテンツを表示する。コンテンツを表示するとき、ユーザ端末100は、メニュー画面を表示する。このメニュー画面において、コンテンツは複数の項目に分類された状態で表示される。なお、コンテンツは、いずれかの項目にあらかじめ関連付けられているものとする。
【0033】
図4は、メニュー画面の一例を示す図である。このメニュー画面M1は、領域A1と領域A2とを含んで構成されている。領域A1は、コンテンツが分類される項目に対応した画像(詳細には画像オブジェクト、例えばアイコン)の表示領域である。一方、領域A2は、領域A1に表示されるアイコンのうちの特定のアイコンに関する情報(以下、「関連情報」という。)の表示領域である。
【0034】
この例において、領域A1には、5個のアイコンI1〜I5が配置されている。ただし、領域A1に表示され得るアイコンは、5個に限定されず、6個以上あってもよい。この例において、領域A1には、表示対象となる全てのアイコンのうちの一部のみが表示されている。それぞれのアイコンには、例えば、当該アイコンに対応する項目(スケジュール、天気、乗り換え案内、近隣のグルメ情報など)を表す文字や画像が表示される。ここでは、アイコンI3は、ユーザ端末100の位置に基づいてグルメ情報(飲食店等の情報)を表示するための項目に対応する。また、アイコンI4は、ユーザ端末100の位置(又はあらかじめ設定された地域)において、警戒すべき気象情報(大雨、雷、竜巻など)が発令されている場合にこれを表示するための項目に対応する。
【0035】
ユーザ端末100は、領域A1に表示されるアイコンをユーザの操作に応じて変化させる。具体的には、ユーザ端末100は、ユーザが領域A1に対して左右のいずれかの方向にドラッグ操作やフリック操作(画面上で指を払う操作)を行うと、その操作方向にアイコンが移動するように領域A1の表示を制御する。ユーザ端末100は、ユーザの指の移動速度に比例するようにアイコンの移動速度を制御する。
【0036】
図5〜7は、アイコンの表示態様を説明するための概念図である。この例において、表示対象となるアイコンの数は「10」であり、メニュー画面M1(の領域A1)に一度に表示されるアイコンの数は「5」である。ユーザ端末100は、アイコンI1〜I10を所定の配置で循環移動するように表示させる。ここにおいて、「循環移動」とは、アイコンが同じ順序で繰り返し表示されるように移動することをいう。例えば、図5はアイコンI1〜I10の初期配置すなわち循環移動する前の状態を示している。ここで、本実施形態においてアイコンは以下の3群に分類される(すなわち複数の項目は以下の3群に分類される)。
(1)第1群:初期配置において領域A1の所定の位置(この例では中央)に表示されるアイコン。
(2)第2群:初期配置において領域A1の所定の位置以外の位置に表示されるアイコン。
(3)第3群:初期配置において領域A1には表示されないアイコン。
図5の例においては、アイコンI3が第1群、アイコンI1、I2、I4、およびI5が第2群、アイコンI6〜I10が第3群である。
【0037】
例えば、アイコンI1は、図5の表示状態においてアイコンを反時計回りに移動させた場合には、図6に示すようにメニュー画面M1(領域A1)からは一旦非表示となるが、同じ方向にアイコンを移動させ続けると、図7に示すように再びメニュー画面M1に表示されるようになる。
【0038】
ユーザ端末100は、アイコンを停止させるとき、所定の位置に停止させる。図4に示す例において、ユーザ端末100は、いずれかのアイコンが領域A1の中央に表示され、領域A1に5個のアイコンが等間隔に配置された状態でアイコンを停止させる。したがって、アイコンの停止時においては、メニュー画面M1には常に5個のアイコンが表示され、かつ、そのいずれかが領域A1の中央に表示される。
【0039】
領域A2は、領域A1の中央に表示されたアイコンの関連情報を表示する領域である。ユーザ端末100は、例えば、当該アイコンに対応する項目の概要や、当該アイコンに関連付けられたコンテンツの一部又は全部を領域A2に表示する。なお、関連情報として表示される情報の種類は、項目毎に異なっていてもよい。
【0040】
ユーザ端末100は、中央に表示されたアイコンに対して所定の操作(例えばタップ操作)を受け付けると、所定の処理を実行する。例えば、ユーザ端末100は、中央に表示されたアイコンに対してタップ操作が行われると、当該アイコンに関連付けられたコンテンツを表示したり、当該アイコンに関連付けられたアプリケーションプログラムを起動したりする。なお、このときユーザ端末100が実行する処理は、アイコン毎(すなわち項目毎)に異なっていてもよい。
【0041】
ユーザ端末100は、このようにメニュー画面を表示させる場合において、所定の条件を満たすアイコンのみが停止時に中央に表示され、当該条件を満たさないアイコンが停止時に中央に表示されないようにアイコンの移動を制御する。ここでいう条件は、例えば、アイコンに関連付けられたコンテンツに関係するものである。本実施例において、ユーザ端末100は、コンテンツが一つも関連付けられていないアイコンについては領域A1の中央に表示させないようにし、それ以外のアイコンについてのみ領域A1の中央に表示されることを許容する。
【0042】
図8は、アイコンの表示制御を例示する図である。このメニュー画面M1は、図4に示したものと同様のメニュー画面である。ただし、この場合において、アイコンI4に対応する項目には、コンテンツが関連付けられていない(すなわち、警戒すべき気象情報が発令されていない状態である)ものとする。この場合において、ユーザ端末100は、アイコンI4の項目名を非表示にしたりすることによって、他のアイコンとは異なる表示態様にし、コンテンツが関連付けられていないことをユーザに認識させる。また、ユーザ端末100は、アイコンI4がメニュー画面M1の中央(すなわち、図8においてアイコンI3が表示されている位置)に表示されないように制御する。具体的には、ユーザ端末100は、ユーザの操作によってアイコンI4がメニュー画面M1の中央に表示されそうになった場合であっても、強制的に他のアイコン(例えばアイコンI3又はI5)を中央に表示する。
【0043】
図9は、ユーザ端末100のアイコンの表示制御に関する機能的構成を例示する機能ブロック図である。ユーザ端末100の制御部110は、所定のプログラム(メニュー制御プログラム)を実行することにより、以下に説明する取得部111、抽出部112、表示制御部113、判断部114、検知部115及び変更部116に相当する機能を実現する。
【0044】
取得部111は、コンテンツを取得する手段である。取得部111は、ネットワーク300を介して配信装置200からコンテンツを取得するほか、ユーザ端末100において生成され、又はユーザ端末100に記憶されているコンテンツを表示対象として取得することも可能である。
【0045】
抽出部112は、メニュー画面への表示対象となる項目を抽出する手段である。具体的には、抽出部112は、n個ある項目の中からm個(n>m≧0)の項目を抽出する。図5〜7に示した例においては、mの値は「10」である。なお、抽出部112による抽出の基準は、特に限定されない。例えば、抽出部112は、メニュー画面を表示する日時やユーザの位置(場所)に基づいて項目を抽出してもよい。このようにした場合、ユーザは、自身が置かれた状況に応じた項目のコンテンツをメニュー画面から閲覧することが可能になる。なお、ユーザの位置に応じた項目を抽出する場合、抽出部112は、センサ部160のGPSモジュールを用いてユーザ端末100の位置を特定する。また、抽出部112によって抽出される項目は、ユーザによって事前に設定されるものを含んでもよい。
【0046】
また、抽出部112は、ユーザの属性情報に応じて項目を抽出してもよい。ここでいう属性情報は、例えば、ユーザの年齢(又は生まれた年代)、性別、関連のある場所(自宅や職場のある地区など)、趣味・嗜好などを表す情報であり、ユーザによってあらかじめ登録されている情報である。属性情報を用いた場合、抽出部112は、ファッションに興味があるユーザに対してはファッションに関連のある項目を抽出する一方、スポーツに興味があるユーザに対してはスポーツに関連のある項目を抽出する、というように、それぞれのユーザに適した項目を抽出することができる。
【0047】
なお、取得部111についても、抽出部112と同様に、ユーザの状況や属性情報に応じたコンテンツを取得するように構成されてもよい。
【0048】
表示制御部113は、メニュー画面の表示を制御する手段である。表示制御部113は、アイコンの表示を制御するほか、関連情報の表示を制御する。表示制御部113は、抽出部112により抽出されたアイコンの配置を決定したり、ユーザの操作に応じてアイコンを移動(例えば循環移動)又は停止させたりする。ここでいう制御には、アイコンの移動速度の制御が含まれる。判断部114は、複数の項目の各々が決められた条件を満たすか判断する。表示制御部113は、複数のアイコンの循環移動を停止する時に、複数の項目のうち決められた条件を満たす項目に対応するアイコンが特定の位置にくるように停止させる。
【0049】
検知部115は、ユーザ端末100において発生したイベントを検知する。変更部116は、検知部115によって検知されたイベントに応じて複数のアイコンの並び順(相対的配置)を変更する。ここでいうイベントには、例えば、ユーザによるアイコンの並び順の入れ替え指示が含まれる。ユーザがアイコンの並び順の入れ替えを指示すると、変更部116は、この指示に従ってアイコンの並び順を変更する。なお、ある機能要素(例えば表示制御部113)が他の機能要素(例えば判断部114)の機能を兼ね備えていてもよい。
【0050】
図10は、メニュー画面の表示に関する基本的な処理を例示するフローチャートである。メニュー画面を表示するとき、ユーザ端末100の制御部110は、まず、表示対象となる項目を所定数抽出する(ステップSa1)。図5〜7に示した例の場合、制御部110は、ここで10個の項目を抽出する。
【0051】
次いで、制御部110は、抽出した項目の配置(並び順)を決定するとともに、メニュー画面に最初に表示する項目を決定する(ステップSa2)。図5〜7に示した例の場合、制御部110は、メニュー画面に最初に表示する項目として5個の項目を選択する。制御部110は、例えば、メニュー画面におけるユーザの操作履歴に基づいて、これまでにコンテンツを閲覧した回数が多い項目を最初に表示するようにしてもよい。あるいは、制御部110は、関連付けられているコンテンツがより多い項目を最初に表示するようにしてもよい。また、制御部110は、コンテンツが関連付けられていない項目をメニュー画面に最初に表示する項目から除外してもよい。
【0052】
最後に、制御部110は、ステップSa2における決定に従ってメニュー画面を表示させる(ステップSa3)。このとき、制御部110は、中央に表示されたアイコンの関連情報をあわせて表示させる。また、制御部110は、コンテンツが関連付けられていない項目のアイコンを他のアイコンと区別可能に表示してもよい。例えば、制御部110は、それぞれの項目に対応する文字(項目名)をアイコンとともに表示する場合、コンテンツが関連付けられていない項目のアイコンには項目名を表示しないようにしてもよい。また、制御部110は、ステップSa1において抽出した項目の全てにコンテンツが1個も関連付けられていない場合には、その旨を表示してもよいし、項目を抽出し直してもよい。
【0053】
なお、制御部110は、図10に示した処理をメニュー画面の表示時に連続的に実行する必要はない。例えば、制御部110は、ステップSa1及びSa2の処理を事前に実行しておき、メニュー画面の表示時、すなわちメニュー画面の表示を指示する操作を受け付けた際には、ステップSa3の処理のみを実行するようにしてもよい。
【0054】
制御部110は、このようにしてメニュー画面を表示した後、ユーザの操作に応じてアイコンを移動させる。ユーザは、アイコンを移動させながら、所望の項目の関連情報を閲覧することができる。制御部110は、アイコンの移動が停止したときに特定のアイコン(メニュー画面の中央に表示されたアイコン)に対応する関連情報を表示させる。
【0055】
図11は、アイコンの表示制御(特に、アイコンの停止時の表示制御)を例示するフローチャートである。この動作において、制御部110は、アイコンを停止させる操作が行われたか否かを判断する(ステップSb1)。ここにおいて、アイコンを停止させる操作には、アイコンの移動を減速させる操作も含まれる。このような操作が行われた場合、制御部110は、アイコンの移動速度を徐々に下げ、やがて停止させるようにする。例えば、制御部110は、アイコンに対してフリック操作が行われた場合に、アイコンを一定の移動速度で移動させ続けてもよいが、アイコンを徐々に減速させてもよい。
【0056】
アイコンを停止させる操作が行われた場合、制御部110は、メニュー画面の中央に表示される予定のアイコンを特定する(ステップSb2)。すなわち、このとき制御部110は、メニュー画面の中央に表示されるアイコンを予測する。ただし、後述するように、このとき予測されたアイコンは、必ずしもメニュー画面の中央に表示されるとは限らない。
【0057】
ここで、制御部110は、ステップSb2において特定(予測)したアイコンについて、当該アイコンに対応する項目が決められた条件を満たすか、具体的には、そのアイコンに対応する項目に関連付けられたコンテンツが有るか判断する(ステップSb3)。制御部110は、ステップSb2において特定したアイコンに対応する項目に少なくとも1のコンテンツが関連付けられていれば、予測どおり、当該アイコンをメニュー画面の中央に表示した状態でアイコンの移動を停止させる(ステップSb4)。
【0058】
一方、ステップSb2において特定したアイコンに対応する項目にコンテンツが関連付けられていなかった場合、制御部110は、ステップSb4の場合とは異なる挙動でアイコンを停止させる。具体的には、制御部110は、ステップSb2において特定したアイコンとは別のアイコンをメニュー画面の中央に表示した状態でアイコンの移動を停止させる(ステップSb5)。ここでいう別のアイコンは、例えば、ステップSb2において特定したアイコン、すなわちメニュー画面の中央に表示される予定であったアイコンの隣のアイコンである。この場合において、当該隣のアイコンに対応する項目にもコンテンツが関連付けられていなければ、制御部110は、そのさらに隣のアイコンをメニュー画面の中央に表示させるようにしてもよい。
【0059】
以上説明したように、本実施例によれば、特定の位置に表示されるアイコンを一定の条件を満たすアイコンに制限することが可能である。例えば、本実施例においては、メニュー画面に表示される項目やコンテンツがユーザの状況(日時、位置など)に応じて異なり得るため、ユーザの状況次第では、表示可能なコンテンツが少なくなってしまう場合がある。本実施例によれば、このような場合に、表示可能なコンテンツがないにもかかわらずアイコンが特定の位置に表示されてしまうことを防ぐことが可能である。また、本実施例によれば、アイコンの配置がコンテンツの有無によって変わらず、画面デザインを統一することができ、ひいては操作性も統一することができるため、コンテンツの有無によってアイコンの表示数などが変わる場合に比べ、ユーザに違和感を生じさせたりユーザを混乱させたりするおそれが少なくなるといえる。
【0060】
2.変形例
本発明の実施の態様は、上述した実施例のみに限定されない。以下に示すのは、本発明の他の実施形態の一例である。なお、本発明は、上述した実施例と1又は複数の変形例とを適宜に組み合わせた態様でも実施可能である。
【0061】
2−1.変形例1
ユーザ端末100は、ユーザの操作によらずにアイコンを移動させてもよい。例えば、ユーザ端末100は、アイコンの移動を所定のアプリケーションプログラムによって制御してもよい。また、ユーザの操作は、必ずしもタッチスクリーンディスプレイ上で行われるフリック操作やタップ操作に限定されず、例えば、アイコンの移動や停止をキーの押下によって行うものであってもよい。
【0062】
2−2.変形例2
メニュー制御プログラムは、ユーザの指示入力があったというイベント以外のイベントが検知されたときに、ユーザの属性、ユーザ端末100の属性、および項目またはコンテンツの属性のうち少なくとも1つに基づいて自動的にアイコンの表示位置(又はアイコンの並び順)を変化させてもよい。例えば、項目毎にあらかじめ決められたイベントが発生した場合、メニュー制御プログラムは、その項目に対応するアイコンを、よりユーザに気付かれやすい形態で表示する。「ユーザに気づかれやすい形態で表示する」とは、アイコンの表示位置(複数のアイコンの相対的な配置)を変化させることをいう。この変化は、アイコンの循環移動が行われていないときに行われる(すなわちアイコンの循環移動前の初期配置が変更される)。あるいは、この変化は、アイコンの循環移動が行われている最中に行われてもよい。項目毎又はコンテンツ毎に設定されているイベントは、記憶部120においてイベントテーブルとして記憶されている。メニュー制御プログラムは、このテーブルを参照してアイコンの表示を制御する。
【0063】
図12は、イベントテーブルを例示する図である。イベントテーブルは、項目、イベント名、時間条件、地理条件、および優先度を含んでいる。イベント名は、イベントの識別子である。時間条件は、イベントが発動する時間的条件を示している。地理条件は、イベントが発動する地理的条件を示している。優先度は、優先度の変化のさせ方を示している。これらのイベントは、項目毎、コンテンツ毎、又はコンテンツの分類(カテゴリ)毎に設定されている。
【0064】
例えば、ニュースの項目(ニュースに分類されるコンテンツ)に対しては、「速報」、「朝」、および「夜」というイベントが設定されている。このうち、例えばイベント「速報」は、ニュース速報が出た場合に、ユーザ端末100の現在位置によらずに発動するイベントである。このイベントが発動すると、その項目の優先度は強制的に「レベル10」になる。表示対象となる項目には優先度(この例ではレベル1〜10。レベル10が最高)が設定されており、この優先度に基づいてその項目に対応するアイコンの並び順、すなわちその項目に対応するアイコンが第1群〜第3群のいずれに属するか決定される。レベル10の項目に対応するアイコンは第1群になる。ニュースの項目がレベル10に設定されると、他の項目の優先度は1つずつ繰り下がる。
【0065】
別の例で、家電操作の項目(例えば家電を操作するためのアプリケーションプログラム)に対しては、「お出かけ」、「家電操作不可ユーザ」、および「自宅内」というイベントが設定されている。このうち、例えばイベント「お出かけ」は、家電の操作が可能なとき(リモートコントロール操作の認証済なとき)、かつ外出中であるときに発動するイベントである。このイベントが発動すると、その項目の優先度は強制的に第3群に属する値に書き替えられる。あるいは、イベント「自宅内」は、ユーザが自宅内にいるときに発動するイベントである。このイベントが発動すると、その項目の優先度は強制的に第3群に属する値に書き替えられる。強制的に第3群にするための優先度の具体的な値は、その時点における他の項目の優先度との関係に応じて変わる。この例においては、優先度を低下させるイベントが検知された項目に対応するアイコンは第3群に変更すなわち初期配置が表示領域外に移動する。
【0066】
なお、優先度に関しては、図12のように直接的に優先度を指定するものに限定されない。例えば、項目毎にベースとなるスコアが設定されており、イベントテーブルにはこのベーススコアを増減させるパラメータが記録されていてもよい。このスコアの相対的な大小によって優先度が決まる。メニュー制御プログラムは、イベントが発動するとそのイベントに対応付けられたパラメータを用いてスコアを計算し、他の項目のスコアとの大小関係により優先度を決定する。メニュー制御プログラムは、決定した優先順位に従って、アイコンの表示位置を決定する。
【0067】
なお図12に示したイベントはあくまで例示であって、イベントはこれに限定されない。例えば、地方自治体からのお知らせの項目に関し新たなお知らせがあったとき、あるいは、スーパーマーケット等の小売店の広告の項目に関し目玉商品が発生したとき等、項目とイベントの種々の組み合わせに対して本実施形態は適用され得る。
【0068】
2−3.変形例3
変形例2において、メニュー制御プログラムは、アイコンの表示位置を変えるのに代えて、または加えて、イベントが検知された項目に対応するアイコンの外観(大きさ、色、装飾等)を、他のアイコンの外観と異ならせる変更をしてもよい。異なる外観とは、色、大きさ、装飾等が異なっていることをいう。装飾等とは、例えば、アイコンの点滅等、表示を時間的に変化させること、およびアイコンに付加的な画像を追加することをいう。例えば、メニュー制御プログラムは、イベントが検知された項目に対応するアイコンを他のアイコンよりも大きく表示する。あるいは、メニュー制御プログラムは、イベントが検知された項目に対応するアイコンを点滅させる(他のアイコンは点滅しない)。なお、項目、イベント名、時間条件、地理条件、および外観の変更方法の対応関係は、変形例2で説明したようにイベントテーブルに記録されている。
【0069】
この外観の変更は、例えば、アイコンが循環移動する前の初期配置の時点で開始される。あるいは、この外観の変更は、アイコンが循環移動を開始した後で開始されてもよい。この外観の変更は、例えば、そのアイコンが領域A1の所定の位置に表示された状態でそのアイコンに対する操作(例えばタップ操作)が行われると終了する(外観が元に戻る)。あるいは、この外観の変更は、そのアイコンが領域A1の所定の位置に表示されたとき(所定の位置で停止したとき、または所定の位置を通り過ぎたとき)に終了してもよい。
【0070】
2−4.変形例4
メニュー制御プログラムは、第1群に属するアイコンを他の群に属するアイコンとは異なる外観で表示してもよい。異なる外観については、変形例3で説明したとおりである。例えば、メニュー制御プログラムは、第1群に属するアイコンを他の群に属するアイコンよりも大きく表示してもよい。あるいは、メニュー制御プログラムは、第1群に属するアイコンを点滅させてもよい。
【0071】
2−5.変形例5
第1群〜第3群に属するアイコンの数は実施形態で例示したものに限定されない。例えば、第1群に3つのアイコンが属していてもよい。この場合、領域A2には、第1群に属するアイコンのうち特定のアイコン(例えば中央のアイコン)に関する情報が表示される。あるいは、領域A2に複数のアイコンに関する情報が表示されてもよい。
【0072】
2−6.変形例6
本発明において、アイコンの表示に適用する条件は、関連付けを有するコンテンツの有無に限定されない。例えば、ユーザ端末100は、関連付けを有するコンテンツの数が所定の閾値を上回るか否かによって判断を行ってもよいし、ユーザの操作履歴に基づいて判断を行ってもよい。
【0073】
2−7.変形例7
上述した実施例においては、メニュー画面に一度に同時に表示されるアイコンの数は、表示対象となるアイコンの数よりも少ない。しかし、ユーザ端末100は、表示対象となるアイコンの全てをメニュー画面に同時に表示させてもよい。換言すれば、メニュー画面は、表示対象となるアイコンの全てが表示され、非表示となるアイコンがないように構成されてもよい。
【0074】
2−8.他の変形例
図9で例示したユーザ端末100の機能の一部は省略されてもよい。例えば、抽出部112、検知部115及び変更部116のうち少なくとも1つは省略されてもよい。
【0075】
本発明に係る表示制御装置は、上述したユーザ端末100、すなわちスマートフォンやタブレット端末に限定されない。本発明に係る表示制御装置は、例えば、携帯用のゲーム機やミュージックプレイヤであってもよいし、いわゆるパーソナルコンピュータであってもよい。
【0076】
また、本発明は、表示制御装置(又はこれを備える電子機器)のほか、表示制御装置と配信装置とを含む情報配信システム、コンピュータ(CPU等)を表示制御装置として機能させるためのプログラム、アイコンの表示方法などを提供することが可能である。また、このプログラムは、光ディスクなどの記録媒体に記録した形態や、インターネットなどのネットワークを介して所定の装置にダウンロードされ、これをインストールすることで利用可能になる形態などでも提供され得る。
【符号の説明】
【0077】
10…情報配信システム、100…ユーザ端末、110…制御部、120…記憶部、130…通信部、140…入力部、150…出力部、160…センサ部、111…取得部、112…抽出部、113…表示制御部、200…配信装置、300…ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12