(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6211256
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G10L 15/28 20130101AFI20171002BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20171002BHJP
【FI】
G10L15/28 400
G10L15/28 230K
G06F3/16 520
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-211806(P2012-211806)
(22)【出願日】2012年9月26日
(65)【公開番号】特開2014-66848(P2014-66848A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2015年9月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】500168811
【氏名又は名称】株式会社ナビタイムジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】赤峰 義明
(72)【発明者】
【氏名】森 雄大
【審査官】
菊池 智紀
(56)【参考文献】
【文献】
特開平01−252053(JP,A)
【文献】
特開2000−059496(JP,A)
【文献】
特開2006−303659(JP,A)
【文献】
特開2000−022564(JP,A)
【文献】
特開2001−157976(JP,A)
【文献】
特開2003−233393(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3021894(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/16
G10L 15/00−15/34
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声の入力を受け付ける音声入力手段と、物体の近接を検知する近接検知手段と、情報処理装置の状態情報を取得する状態情報取得手段と、近接検知手段が検知した物体の近接と、状態情報取得手段が取得した状態情報とに基づいて音声入力手段を有効にするか否かを判定する音声制御判定手段と、音声入力手段を有効にするという判定の場合に、音声入力手段を有効にする音声入力制御手段と、を備え、
状態情報取得手段が取得する状態情報は、近接検知手段が近接を検知した検知時間であって、音声制御判定手段は、近接を検知した検知時間が所定時間以上であるときに、音声入力手段を有効にすると判定する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
情報処理装置は、さらに操作入力手段を備えており、状態情報取得手段は、操作入力手段が操作入力を受け付けている状態かどうかを状態情報として取得し、音声制御判定手段は、近接検知手段が検知した物体の近接と、操作入力を受け付けている状態かどうかを示す状態情報とに基づいて音声入力手段を有効にするか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
情報処理装置は、さらに音声出力手段を備えており、状態情報取得手段は、音声出力手段が音声を出力している状態かどうかを状態情報として取得し、音声制御判定手段は、近接検知手段が検知した物体の近接と、音声を出力している状態かどうかを示す状態情報とに基づいて音声入力手段を有効にするか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
近接検知手段が物体の近接を検知する近接検知ステップと、状態情報取得手段が情報処理装置の状態情報を取得する状態情報取得ステップと、近接検知手段が検知した物体の近接と、状態情報取得手段が取得した状態情報とに基づいて音声入力手段を有効にするか否かを音声制御判定手段が判定する音声制御判定ステップと、音声入力手段を有効にするという判定の場合に、音声入力制御手段が音声入力手段を有効にする音声入力制御ステップと、を備え、
状態情報取得手段が取得する状態情報は、近接検知手段が近接を検知した検知時間であって、音声制御判定手段は、近接を検知した検知時間が所定時間以上であるときに、音声入力手段を有効にすると判定する、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
コンピュータを、
物体の近接を検知する近接検知手段、情報処理装置の状態情報を取得する状態情報取得手段、近接検知手段が検知した物体の近接と、状態情報取得手段が取得した状態情報とに基づいて音声入力手段を有効にするか否かを判定する音声制御判定手段、音声入力手段を有効にするという判定の場合に、音声入力手段を有効にする音声入力制御手段、
として機能させるとともに、
状態情報取得手段が取得する状態情報は、近接検知手段が近接を検知した検知時間であって、音声制御判定手段は、近接を検知した検知時間が所定時間以上であるときに、音声入力手段を有効にすると判定する、
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に物体の近接の検知に基づいて、適切に音声入力を受け付ける情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯情報端末、携帯電話、携帯オーディオ装置、ナビゲーション装置などの情報処理装置において、ユーザの音声入力を認識し、入力された音声に従った処理を実行することが行なわれている。また、特許文献1には、音声コマンドに応じて携帯通信装置の動作を制御する音声認識手段を備えた携帯通信装置であって、携帯通信装置に近接した物体が存在するか示す制御信号に応じて、携帯通信装置の音声制御動作を制御する技術が開示されている。この技術によれば、特定のボタンの場所に手を位置させそのボタンを押下する代わりに、装置の近くに手を動かせば、音声認識を作動させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2003−501959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えばタッチパネルなどの操作部を備える情報処理装置において、ユーザが音声認識の開始を意図しない場合の情報処理装置への近接についても、情報処理装置の音声認識を作動させてしまい、さらには意図しない処理が実行されてしまう恐れもある。
【0005】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、物体の近接の検知に基づいて、適切に音声入力を受け付けることが可能な情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる情報処理装置は、音声の入力を受け付ける音声入力手段と、物体の近接を検知する近接検知手段と、情報処理装置の状態情報を取得する状態情報取得手段と、近接検知手段が検知した物体の近接と、状態情報取得手段が取得した状態情報とに基づいて音声入力手段を有効にするか否かを判定する音声制御判定手段と、音声入力手段を有効にするという判定の場合に、音声入力手段を有効にする音声入力制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上、説明したように本発明によれば、物体の近接の検知に基づいて、適切に音声入力を受け付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
【
図2】同実施例の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
【0011】
図1は、本発明における情報処理装置において、特に音声入力を適切に受け付けるための機能ブロック図を主として示しており、本発明の各種態様を実施することができるようにした機能ブロック図を示している。なお、同図において、各機能を行なう機能部は、それぞれ各機能を行なう手段ということができる。
【0012】
図1に示すように、本実施形態の情報処理装置100は、概略的に、制御部102と入出力部(音声出力部112、音声入力部114、操作入力部118、および、表示部118)とを少なくとも備える。情報処理端末100は、例えば、一般に市販される携帯電話、スマートフォン、PHSおよびPDA等の携帯端末装置、および走行経路案内等を行なうナビゲーション端末(例えば、カーナビゲーション装置)等である。ここで、情報処理装置100は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、情報処理装置100は、リアルタイムに現在位置取得が行えるよう、GPS機能やIMES機能等を有する位置取得部を備えていてもよい。また、情報処理装置100は、音声出力部112、音声入力部114、操作入力部118、および、表示部118を少なくとも含む入出力部を備えていてもよい。
【0013】
ここで、表示部118は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイおよびモニタ等)であってもよい。また、音声出力部112は、音声データを音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)であってもよい。また、情報処理装置100は、音声の入力を行う音声入力部114(例えば、マイク等)を備えていてもよい。また、押下することにより入力等を行なう操作入力部116(例えば、ボタン、スイッチ等)を備えていても良い。ここで、表示部118は、タッチパネル等であり入力部として機能するものであっても良い。また、入出力制御インタフェース部104は、音声出力部112、音声入力部114、操作入力部118、および、表示部118等の制御を行う。
【0014】
また、制御部102は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、近接検知部102a、状態情報取得部102b、音声制御判定部102c、音声入力制御部102d、および、音声処理部102eを備える。
【0015】
近接検知部102aは、物体が近接したことを検出する近接検知手段である。ここで、物体の近接を検知する方式として、赤外線型で検知するものであってもよく、誘導型、静電容量型、超音波型、電磁波型等方式であってもよい。また、状態情報取得部102bは、情報処理端末の状態を取得する状態情報取得手段である。ここで、取得する状態情報は、情報処理端末100の近接検知部102aが検知する物体の近接時間であってもよいし、音声出力部112が音声を出力している状態かどうかの情報でもよい。また、取得する状態情報は、操作入力部116または表示部118において操作を受け付けている状態かどうかの情報でもよい。
【0016】
音声制御判定部102cは、状態情報取得部102bの取得した状態情報に基づいて音声入力部114を有効にするか、または無効にするかを制御する音声制御判定手段である。例えば、音声制御判定部102cは、物体の近接時間が所定時間以上である場合には、音声入力部114を有効にする。また、近接の検知があり、かつ、状態情報として操作入力部116または表示部118が入力操作を受け付けている状態である場合には、音声入力部114を無効にすると判定する。無効にする判定として、音声入力部114が無効の状態である場合には、無効の状態のままにすること、また、すでに音声入力114が有効になっている場合には、無効にするという判定も含んでも良い。さらに、近接の検知があり、かつ、状態情報として音声出力部112から音声が出力されている状態である場合には、音声入力部114を無効にすると判定する。
【0017】
音声入力制御部102dは、音声制御判定部102cが音声入力部114を有効にすると判定した場合に、音声入力部114を有効にする。例えば、マイクをオンにするなどである。一方、音声制御判定部102cが無効にすると判定した場合には、音声入力部114を無効にする。例えば、マイクをオフにするなどである。また、音声入力部114が無効の状態である場合には、無効の状態のままにするものでも良いし、また、すでに音声入力部114が有効になっている場合には、無効にするものでも良い。
【0018】
音声処理部102eは、音声入力部114を介して受け付けた音声を処理する。具体的には、音声処理部102eは、受け付けた音声をテキストへ変換処理するものであってもよいし、入力を受け付けた音声に基づいて処理コマンドを選択するものでも良い。さらに、ネットワークを介して接続されたサーバに入力を受け付けた音声または入力を受け付けた音声に基づいて得られるデータを送信し、サーバから受信するデータに基づいて入力された音声を処理するものであっても良い。
【0019】
以上で、本実施形態における情報処理装置の構成の一例の説明を終える。
【0021】
次に、このように構成された本実施形態における情報処理装置の処理の一例について、以下に
図2から
図5を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施形態における情報処理装置の処理の一例の示すフローチャートである。
【0022】
図2に示すように、まず、情報処理装置100の近接検知部102aは、物体の近接を検知しなかった場合(ステップS1:NO)、処理を終了する。一方、情報処理装置100の近接検知部102aは、物体の近接を検知した場合(ステップS1:YES)、状態情報取得部102bは情報処理装置100の状態情報を取得する(ステップS2)。
【0023】
ここで、
図3〜
図5を参照して、本実施例における取得する状態情報の一例について説明する。
図3〜
図5は、本実施例における取得する状態情報の一例を示す図である。
【0024】
図3は、情報処理装置100の近接検知部102a付近に手がかざされた状態を示す図である。
図3に示すように、状態情報取得部102bは物体の近接を検知し続けている時間である、物体の近接時間を取得する。物体の近接時間は、物体の近接が検知された時刻と、物体の近接が終了した時刻から取得するものであってもよいし、物体の近接が検知されている間にタイマーカウントするものであっても良い。
【0025】
図4は、情報処理端末100の近接検知部102a付近に手がある状態であり、操作入力部116または表示部118が操作を受け付けている状態を示している。
図4に示すように、状態情報取得部102bは、操作入力部116または表示部118が操作を受け付けているかどうかの情報を取得するものであってもよい。さらに、状態情報として、物体の近接時間を取得している際に、加えて状態情報として操作を受け付けているという情報を取得した場合には、近接時間をリセットし、操作を受け付けている状態でないという情報を取得した後、再度近接時間を取得しなおすようにしても良い。または、物体の近接時間と、操作の受け付け情報とについて、それぞれ優先度を設け、優先度に基づいて音声制御判定部102cは音声入力部114を有効にするかの判定をするものでも良い。
【0026】
図5は、情報処理装置100の音声出力部112が音声を出力中であることを示す図である。
図5に示すように、状態情報取得部102bは、状態情報として音声出力部112が音声を出力中であるかどうかの情報であってもよい。さらに、状態情報として、物体の近接時間を取得している際に、加えて状態情報として音声の出力中を示す情報を取得した場合には、近接時間をリセットし、音声の出力中を示す状態でないという情報を取得した後、再度近接時間を取得しなおすようにしても良い。または、物体の近接時間と、音声の出力中を示す情報とについて、それぞれ優先度を設け、優先度に基づいて音声制御判定部102cは音声入力部114を有効にするかの判定をするものでも良い。
【0027】
図2に戻り、情報処理装置100の音声制御判定部102cは、近接の検知と、状態情報とに基づいて音声入力制御の判定を行なう(ステップS3)。すなわち、近接の検知があり、かつ、状態情報として物体の近接の検知している時間が所定時間以上である場合には、音声入力部114を有効にすると判定する。
【0028】
別の例として、例えば
図4に示すように、近接の検知があり、かつ、状態情報として操作入力部116または表示部118が入力操作を受け付けている状態である場合には、音声入力部114を無効にすると判定する。上述のように、さらに、状態情報として、物体の近接時間を取得している際に、加えて状態情報として操作を受け付けているという情報を取得した場合には、近接時間をリセットし、操作を受け付けている状態でないという情報を取得した後、再度近接時間を取得しなおすようにしても良い。または、物体の近接時間と、操作の受け付け情報とについて、それぞれ優先度を設け、優先度に基づいて音声制御判定部102cは音声入力部114を有効にするかの判定をするものでも良い。
【0029】
さらに、他の例として、例えば
図5に示すように、近接の検知があり、かつ、状態情報として音声出力部112から音声が出力されている状態である場合には、音声入力部114を無効にすると判定する。上述のように、さらに、状態情報として、物体の近接時間を取得している際に、加えて状態情報として音声の出力中を示す情報を取得した場合には、近接時間をリセットし、音声の出力中を示す状態でないという情報を取得した後、再度近接時間を取得しなおすようにしても良い。または、物体の近接時間と、音声の出力中を示す情報とについて、それぞれ優先度を設け、優先度に基づいて音声制御判定部102cは音声入力部114を有効にするかの判定をするものでも良い。
【0030】
そして、情報処理装置100の音声入力制御部102dは、音声制御判定部102cが音声入力を無効にすると判定した場合には、音声入力部114を無効にし、処理は終了する(ステップS4:NO)。一方、情報処理装置100の音声入力制御部102dは、音声制御判定部102cが音声入力を有効にすると判定した場合には、音声入力部114を有効にし(ステップS4:YES)、情報処理装置100の音声処理部102eは、音声入力部114を介して入力される音声を処理する(ステップS5)。音声入力部114を有効にするとは、例えば、マイクをオンにするなどである。一方、音声入力部を無効にするとは、例えば、マイクをオフにするなどである。また、音声入力部114が無効の状態である場合には、無効の状態のままにするものでも良いし、また、すでに音声入力114が有効になっている場合には、無効にするものでも良い。
【0031】
以上で、本実施例における情報処理装置100の処理の一例の説明を終える。
【0033】
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0034】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、情報処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0035】
100 情報処理装置
102 制御部
102a 近接検知部
102b 状態情報取得部
102c 音声制御判定部
104 入出力制御インタフェース
106 記憶部
106a 案内経路データファイル
106b 地図データファイル
112 音声出力部
114 音声入力部
116 表示部