特許第6212210号(P6212210)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6212210
(24)【登録日】2017年9月22日
(45)【発行日】2017年10月11日
(54)【発明の名称】電話網とデータ網間サービス同期化方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/50 20060101AFI20171002BHJP
【FI】
   H04M3/50 A
【請求項の数】17
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2016-519458(P2016-519458)
(86)(22)【出願日】2014年7月1日
(65)【公表番号】特表2016-521944(P2016-521944A)
(43)【公表日】2016年7月25日
(86)【国際出願番号】KR2014005845
(87)【国際公開番号】WO2015163532
(87)【国際公開日】20151029
【審査請求日】2015年12月15日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0049718
(32)【優先日】2014年4月25日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515348622
【氏名又は名称】ディオティス インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク キュンチュル
(72)【発明者】
【氏名】シン ボンキュン
【審査官】 山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0008755(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0009096(US,A1)
【文献】 特開2009−213056(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0018054(US,A1)
【文献】 特表2013−516105(JP,A)
【文献】 特表2013−541872(JP,A)
【文献】 特開2009−182836(JP,A)
【文献】 特開2003−271195(JP,A)
【文献】 特開2013−066128(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
19/00
G06Q 10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
H04B 7/24− 7/26
H04M 1/00
1/24− 3/00
3/16− 3/20
3/38− 3/58
7/00− 7/16
11/00−11/10
99/00
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ網を通じてスマートフォンと通信し、ARSサーバーと連携された運営サーバーで実行される電話網とデータ網間サービス同期化方法において、
電話網を通じてARSサーバーで提供する一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるN(N≧2)個のサービス画面テンプレートを生成する第1段階;
前記サービス画面テンプレートとマッチングされる一つ以上のARSサービス段階を識別するサービスコードと前記生成されたサービス画面テンプレートとをマッピングして保存媒体に保存する第2段階;
電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結された状態でデータ網を経由して前記スマートフォンに備えられたプログラムと通信する場合、前記ARSサーバーから現在の少なくとも一つ以上のARSサービス段階に対応するサービスコードを受信する第3段階;
前記いずれかのサービス画面のテンプレートが複数のサービスコードとマッピングされている場合、前記複数のサービスコードは、上記ARSサービスの段階の順に判別可能なインデックスを付与する第4段階;
前記保存媒体に保存されたN個のサービス画面テンプレートのうち前記受信されたサービスコードに対応する第n(1≦n≦N)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供する第段階
前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータが受信される場合、前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認して前記ARSサーバーに提供し、前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のサービスコードが受信される場合、前記保存媒体から前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供する第段階;および
前記スマートフォンに含まれている近接センサのセンサ値をもとに前記サービス画面を無効にする段階;を含む、電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項2】
前記サービス画面テンプレートは、
前記スマートフォンのプログラムを通じて表示可能なXML形態からなり、
前記スマートフォンにプログラムを通じて前記ARSサーバーを通じて提供されるARSサービス段階とマッチングされるサービスインターフェース画面を表示することを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項3】
前記電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結される途中または後で、前記スマートフォンで駆動または活性化されたプログラムの要請を根拠に前記データ網を通じて前記スマートフォンと通信チャネルを連結する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項4】
前記電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結される途中または後で、前記スマートフォンで駆動または活性化されたプログラムの要請を根拠に前記データ網上で前記運営サーバーと連携された中継サーバーと前記スマートフォン間通信チャネル連結を確認する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項5】
前記現在のARSサービス段階に対応するサービスコードは、
前記データ網を通じて前記スマートフォンと通信する時点を基準として前記ARSサーバーから前記スマートフォンに提供中の現在のARSサービス段階を識別するサービスコードを含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項6】
前記第3段階は、前記ARSサーバーから前記第nサービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォンのプログラムに提供するサービス画面情報を受信する段階をさらに含み、
前記第段階は、前記サービスコードに対応する第nサービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供することを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項7】
前記サービス画面情報は、
前記ARSサーバーで前記電話網を通じて提供するARSサービス段階とマッチングして第nサービス画面テンプレートに含ませて提供するサービス画面情報を含むか、または
前記ARSサーバーと連係してスマートフォンの使用者と通話中の相談員端末を通じて入力されたサービス画面情報を含めてなることを特徴とする、請求項6に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項8】
前記スマートフォンのプログラムに前記第nサービス画面テンプレートが提供された後、
前記スマートフォンのプログラムから前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信待機する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項9】
前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから伝送されたデータを受信する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項10】
前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから受信されたデータを前記ARSサーバーに提供する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項11】
前記スマートフォンのプログラムに前記第nサービス画面テンプレートが提供された後、
前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信待機する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項12】
前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項13】
前記次のARSサービス段階のためのサービスコードは、
前記スマートフォンから前記電話網を通じて送出されたDTMF信号を根拠に前記ARSサーバーで前記電話網を通じて提供する次のARSサービス段階のためのサービスコードを含むか、または
前記ARSサーバーと連係してスマートフォンの使用者と通話中の相談員端末を通じて入力された情報に対応するサービスコードを含めてなることを特徴とする、請求項1または請求項11または請求項12に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項14】
前記ARSサーバーから前記電話網を通じて受信されたDTMF信号に対応する信号情報を受信する段階をさらに含めてなることを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項15】
前記ARSサーバーから前記第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォンのプログラムに提供するサービス画面情報を受信する段階をさらに含み、
前記第段階は、前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供することを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項16】
前記サービス画面情報は、
前記ARSサーバーで前記電話網を通じて提供する次のARSサービス段階とマッチングして第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて提供するサービス画面情報を含むか、または
前記ARSサーバーと連係してスマートフォンの使用者と通話中の相談員端末を通じて入力されたサービス画面情報を含めてなることを特徴とする、請求項15に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【請求項17】
前記スマートフォンのプログラムを通じて受信されたデータまたは前記ARSサーバーから受信されたサービスコードを根拠に前記第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォンのプログラムに提供するサービス画面情報を決定する段階をさらに含み、
前記第段階は、前記第(n+1)サービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供することを特徴とする、請求項1に記載の電話網とデータ網間サービス同期化方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォンを対象にARSサービスを提供する時、スマートフォンに備えられたプログラムの中で前記ARSサービスと連動するプログラムを駆動または活性化して、電話網を利用したARSサービスとデータ網を利用したアプリケーション基盤のサービスを同期化するものである。
【背景技術】
【0002】
電話網を通じて送受信可能な音声コメントとDTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号を利用してサービス提供に必要な情報を取得し、これを利用するARS(Automatic Response System)サービスが汎用的に提供されている。
【0003】
ところで、すべてのARSサービスは電話網を通じて送出される音声コメントをベースに提供されるため、所望のARSサービス段階まで到達するために長い時間を待機してDTMF信号を入力しなければならず、仮に音声コメントの途中にDTMF信号を誤入力すると修正が難解であり、修正する場合は長時間の待機と複雑な入力手続きを繰り返さなければならない問題点を有している。
【0004】
そこで、一部ARSサービスは電話網を利用するARSサービスの他にウェブページを利用するウェブ基盤サービスと、使用者端末に備えられたプログラム(以下、単に「アプリケーション」ともいう)を利用するアプリケーション基盤のサービスを併行して提供したりもする。
【0005】
しかしながら、ARSサービスは別途のセキュリティー手段を利用したりまたは複雑なセキュリティー手続きを経なくても多様なサービスの提供に利用可能な便宜性のため、ウェブ基盤サービスまたはアプリケーション基盤のサービスが並行されているにもかかわらず、依然として主要サービス提供手段として利用されており、最近ウェブ基盤サービスまたはアプリケーション基盤サービスのセキュリティー問題(例えば、ハッキングなど)がイシュー化されたことによってARSサービス利用はさらに増加しているが、ARSサービスの不便さは解消し難い問題点をかかえている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記のような問題点を解消するための本発明の目的は、データ網を通じてスマートフォンと通信し、ARSサーバーと連携された運営サーバーで前記ARSサーバーからスマートフォンに提供される一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるN(N≧2)個のサービス画面テンプレートを生成して前記各ARSサービス段階を識別するサービスコードとマッピング保存した後、電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結された状態でデータ網を経由して前記スマートフォンに備えられたプログラムと通信する場合に、前記ARSサーバーから現在のARSサービス段階に対応するサービスコードを受信してこれに対応する第n(1≦n≦N)サービス画面テンプレートを前記スマートフォンのプログラムに提供し、前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータが受信される場合、前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認して前記ARSサーバーに提供し、前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のサービスコードが受信される場合、前記保存媒体から前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供する過程を遂行する電話網とデータ網間サービス同期化方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電話網とデータ網間サービス同期化方法は、データ網を通じてスマートフォンと通信し、ARSサーバーと連携された運営サーバーで実行される電話網とデータ網間サービス同期化方法において、電話網を通じてARSサーバーで提供する一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるN(N≧2)個のサービス画面テンプレートを生成する第1段階と、前記サービス画面テンプレートとマッチングされる一つ以上のARSサービス段階を識別するサービスコードと前記生成されたサービス画面テンプレートをマッピングして保存媒体に保存する第2段階と、電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結された状態でデータ網を経由して前記スマートフォンに備えられたプログラムと通信する場合、前記ARSサーバーから現在の少なくとも1つ以上のARSサービス段階に対応するサービスコードを受信する第3段階と、前記いずれかのサービス画面のテンプレートが複数のサービスコードとマッピングされている場合、前記複数のサービスコードは、上記ARSサービスの段階の順に判別可能なインデックスを付与する第4段階と、前記保存媒体に保存されたN個のサービス画面テンプレートのうち前記受信されたサービスコードに対応する第n(1≦n≦N)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供する第段階と、前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータが受信される場合、前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認して前記ARSサーバーに提供し、前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のサービスコードが受信される場合、前記保存媒体から前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供する第段階と、前記スマートフォンに含まれている近接センサのセンサ値をもとに前記サービス画面を無効にする段階を含む。
【0008】
本発明によれば、前記サービス画面テンプレートは、前記スマートフォンのプログラムを通じて表示可能なXML形態からなり、前記スマートフォンにプログラムを通じて前記ARSサーバーを通じて提供されるARSサービス段階とマッチングされるサービスインターフェース画面を表示することができる。
【0009】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結される途中または後で前記スマートフォンで駆動または活性化されたプログラムの要請を根拠に前記データ網を通じて前記スマートフォンと通信チャネルを連結する段階をさらに含むことができる。
【0010】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記電話網を通じて使用者のスマートフォンと前記ARSサーバー間通話チャネルが連結される途中または後で前記スマートフォンで駆動または活性化されたプログラムの要請を根拠に前記データ網上で前記運営サーバーと連携された中継サーバーと前記スマートフォン間通信チャネル連結を確認する段階をさらに含むことができる。
【0011】
本発明によれば、前記現在のARSサービス段階に対応するサービスコードは、前記データ網を通じて前記スマートフォンと通信する時点を基準として前記ARSサーバーから前記スマートフォンに提供中の現在のARSサービス段階を識別するサービスコードを含むことができる。
【0012】
本発明によれば、前記第3段階は前記ARSサーバーから前記第nサービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォンのプログラムに提供するサービス画面情報を受信する段階をさらに含み、前記第段階は前記サービスコードに対応する第nサービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供することができる。ここで前記サービス画面情報は、前記ARSサーバーで前記電話網を通じて提供するARSサービス段階とマッチングして第nサービス画面テンプレートに含ませて提供するサービス画面情報を含むか、または前記ARSサーバーと連係してスマートフォンの使用者と通話中の相談員端末を通じて入力されたサービス画面情報を含むことができる。
【0013】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記スマートフォンのプログラムに前記第nサービス画面テンプレートが提供された後、前記スマートフォンのプログラムから前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信待機する段階をさらに含むことができる。
【0014】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから伝送されたデータを受信する段階をさらに含むことができる。
【0015】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムから受信されたデータを前記ARSサーバーに提供する段階をさらに含むことができる。
【0016】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記スマートフォンのプログラムに前記第nサービス画面テンプレートが提供された後、前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信待機する段階をさらに含むことができる。
【0017】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信する段階をさらに含むことができる。
【0018】
本発明によれば、前記次のARSサービス段階のためのサービスコードは、前記スマートフォンから前記電話網を通じて送出されたDTMF信号を根拠に前記ARSサーバーで前記電話網を通じて提供する次のARSサービス段階のためのサービスコードを含むか、または前記ARSサーバーと連係してスマートフォンの使用者と通話中の相談員端末を通じて入力された情報に対応するサービスコードを含むことができる。
【0019】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記ARSサーバーから前記電話網を通じて受信されたDTMF信号に対応する信号情報を受信する段階をさらに含むことができる。
【0020】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記ARSサーバーから前記第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォンのプログラムに提供するサービス画面情報を受信する段階をさらに含み、前記第段階は前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供することができる。ここで前記サービス画面情報は、前記ARSサーバーで前記電話網を通じて提供する次のARSサービス段階とマッチングして第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて提供するサービス画面情報を含むか、または前記ARSサーバーと連係してスマートフォンの使用者と通話中の相談員端末を通じて入力されたサービス画面情報を含むことができる。
【0021】
本発明によれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化方法は、前記スマートフォンのプログラムを通じて受信されたデータまたは前記ARSサーバーから受信されたサービスコードを根拠に前記第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォンのプログラムに提供するサービス画面情報を決定する段階をさらに含み、前記第段階は前記第(n+1)サービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォンのプログラムに提供することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、電話網とデータ網に多重接続可能なスマートフォンを通じてARSサービスを利用する場合、電話網を利用するARSサービスとデータ網を利用するアプリケーション基盤のサービスを同期化させてサービスを提供することによって、ARSサービスの不便さをアプリケーション基盤のサービスを通じて解消する利点を提供するとともに、アプリケーション基盤のサービスのセキュリティー問題をARSサービスを通じて解消する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施方法に係る電話網とデータ網間サービス同期化システム構成の概略図。
図2】本発明の実施方法に係る運営サーバーの構成を示した図。
図3】本発明の実施方法に係るサービス画面テンプレート登録過程を示した図。
図4】本発明の実施方法に係るARSサービス提供過程を示した図。
図5】本発明の第1実施方法に係る電話網とデータ網間サービス同期化過程を示した図。
図6】本発明の第2実施方法に係る電話網とデータ網間サービス同期化過程を示した図。
図7】本発明の実施方法に係る電話網とデータ網間同期化基盤サービス提供過程を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付された図面と説明を参照して本発明の好ましい実施例に対する動作原理を詳細に説明する。ただし、下記に図示される図面と後述する説明は本発明の特徴を効果的に説明するための様々な方法中の好ましい実施方法に対するものであって、本発明は下記の図面と説明だけで限定されるものではない。例えば、サーバー側に備えられた構成部が端末側に具現されたり、反対に端末側に備えられた構成部がサーバー側に具現される形態で実施されることが可能である。
【0025】
また、本発明を説明する上で関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にする可能性があると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。そして、後述される用語は本発明での機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者、運用者の意図または慣例などによって変わり得る。したがって、その定義は本発明の全般にわたった内容に基づいて定められるべきである。
【0026】
結果として、本発明の技術的思想は請求範囲によって決定され、以下の実施例は進歩的な本発明の技術的思想を本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に効率的に説明するための一手段に過ぎない。
【0027】
図1は、本発明の実施方法に係る電話網とデータ網間サービス同期化システム構成の概略図を示した図面である。
【0028】
より詳細には、図1は、運営サーバー200と連携されたARS(Automatic Response System)サーバー110が電話網を通じて使用者のスマートフォン100と通話チャネルが連結された状態でデータ網を通じて前記運営サーバー200とスマートフォン100が通信する場合に、前記ARSサーバー110を通じて提供されるARSサービス段階とプログラム105のインターフェース画面を同期化させるシステムの概略図を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図1を参照および/または変形して前記電話網とデータ網間サービス同期化システム構成に対する多様な実施方法(例えば、一部構成部が省略、または細分化されたり、または組合わせられた実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図1に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。
【0029】
図1を参照すれば、前記電話網とデータ網間サービス同期化システムは、電話網とデータ網に多重連結可能で、電話網を通じて通話チャネルが連結された状態で駆動/活性化されるプログラム105を具備したスマートフォン100と、電話網を通じて前記スマートフォン100と通話チャネルが連結されるARSサーバー110およびデータ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105と通信する運営サーバー200を含めてなり、実施方法により前記データ網を通じてスマートフォン100のプログラム105と運営サーバー200間通信を中継する中継サーバー115をさらに含むことができる。
【0030】
前記スマートフォン100は、電話網とデータ網に多重連結可能で、電話網を通じて通話チャネルが連結された状態でプログラム105の駆動/活性化が可能な無線通信機器の総称であって、例えばアップル社のアイフォンシリーズスマートフォン100またはサムスン社のギャラクシーシリーズスマートフォン100などを含むことができる。前記電話網は移動通信網の交換機を経由する移動電話網(例えば3G電話網、LTE電話網など)を含むことができる。
【0031】
本発明の実施方法によれば、前記スマートフォン100は電話網を通じてARSサーバー110間通話チャネルが連結される途中または後で駆動されるか、または活性化可能なプログラム105を搭載し、前記プログラム105はデータ網を通じて前記運営サーバー200と通信する。
【0032】
前記ARSサーバー110は電話網を通じてスマートフォン100と通話チャネルを連結して音声コメントとDTMF(Dual Tone Multiple Frequency)信号をベースにARSサービスを提供するサーバーの総称であって、好ましくは、前記ARSサービスはツリー構造のサービス段階を含めてなる。
【0033】
本発明の実施方法によれば、前記ARSサーバー110は前記ツリー構造のサービス段階にしたがって指定されたARSサービス段階までARSサービスを提供した後、前記指定されたARSサービス段階までのARSサービス結果としてサービス情報を生成して指定されたサービスサーバー120で提供することができる。例えば、前記ARSサーバー110がパスワードを登録する場合、前記ARSサーバー110は前記ツリー構造のサービス段階にしたがって指定されたARSサービス段階までARSサービスを提供してDTMF信号をベースにパスワードを取得し、パスワードを管理するサービスサーバー120(例えば、会員管理サーバーなど)に前記獲得されたパスワードを提供することができる。または、前記ARSサーバー110がカード決済を処理する場合、前記ARSサーバー110は前記ツリー構造のサービス段階にしたがって指定されたARSサービス段階までARSサービスを提供してDTMF信号をベースにカード番号を取得し、カード決済を処理/中継するサービスサーバー120(例えば、決済サーバーまたはカード会社サーバーなど)に前記獲得されたカード番号を提供することができる。
【0034】
前記運営サーバー200はデータ網を通じて前記スマートフォン100と通信するサーバーの総称であって、前記データ網は移動通信基盤データ網(例えば、3Gデータ網、LTEデータ網など)、Wi−Fiまたは無線LANを利用する近距離通信基盤データ網中の少なくとも一つのデータ網を含むことができる。
【0035】
本発明の実施方法によれば、前記運営サーバー200は、前記データ網を通じて前記スマートフォン100と通信チャネルを連結して通信したり、または前記運営サーバー200と連携された中継サーバー115と前記スマートフォン100間通信チャネルを経由する中継チャネルを通じて前記スマートフォン100と通信することがすべて可能であり、これによって本発明は限定されない。
【0036】
本発明の実施方法によれば、前記運営サーバー200は、前記ARSサーバー110から現在のARSサービス段階に対応するサービスコードを受信した後、前記サービスコードに対応するサービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供することができ、前記スマートフォン100のプログラム105は前記サービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面をスマートフォン100の画面に表示する。この時、使用者は前記電話網のARSサービスに対応する電話網を通じてDTMF信号を送出するARS基盤サービスを利用したり、および/または前記プログラム105を通じて表示されたサービスインターフェース画面を通じて所定のデータを入力または選択する形態でアプリケーション基盤のサービスを利用することがすべて可能である。
【0037】
本発明の第1同期化方式によれば、電話網を通じてARSサーバー110と通話チャネルを連結してARSサービスが提供され、前記プログラム105を通じて前記ARSサービスと同期化されたサービスインターフェース画面が表示された状態で、使用者は前記ARSサービスをベースに各ARSサービス段階で音声コメントを通じて入力要請されたDTMF信号を入力することができる。この場合、前記スマートフォン100は前記通話チャネルを通じて前記各ARSサービス段階で入力されたDTMF信号を送出し、前記スマートフォン100から送出されたDTMF信号は電話網を通じて前記ARSサーバー110に受信および読み込まれる。
【0038】
前記第1同期化方式と連携された第1−1サービス方式によれば、前記ARSサーバー110は前記電話網を通じて受信されたDTMF信号をベースにサービス情報を生成することができ、実施方法にしたがって前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供することができる。
【0039】
前記第1同期化方式と連携された第1−2サービス方式によれば、前記ARSサーバー110は前記電話網を通じて受信されたDTMF信号に対応する信号情報を前記運営サーバー200に提供することができ、この場合、前記運営サーバー200は前記信号情報をベースにサービス情報を生成することができ、実施方法にしたがって前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供することができる。
【0040】
本発明の第2同期化方式によれば、電話網を通じてARSサーバー110と通話チャネルを連結してARSサービスが提供され、前記プログラム105を通じて前記ARSサービスと同期化されたサービスインターフェース画面が表示された状態で、使用者は前記ARSサービスをベースに各ARSサービス段階のうち一部のARSサービス段階で音声コメントを通じて入力要請されたDTMF信号を入力して残りのARSサービス段階に対応するデータを前記サービスインターフェース画面を通じて入力または選択することができる。この場合、前記スマートフォン100は前記通話チャネルを通じて前記一部のARSサービス段階で入力されたDTMF信号を送出し、前記スマートフォン100のプログラム105は前記データ網を通じて前記残りのARSサービス段階で前記サービスインターフェース画面を通じて入力または選択されたデータを伝送することができる。前記スマートフォン100から送出されたDTMF信号は電話網を通じて前記ARSサーバー110に受信および読み込まれ、前記プログラム105を通じて伝送されたデータはデータ網を通じて前記運営サーバー200に受信される。
【0041】
前記第2同期化方式と連携された第2−1サービス方式によれば、前記運営サーバー200は前記データ網を通じて受信されたデータを前記ARSサーバー110に提供することができ、この場合、前記ARSサーバー110は前記運営サーバー200から前記データ網を通じて受信されたデータの提供を受け、前記電話網を通じて受信されたDTMF信号と前記運営サーバー200から提供されたデータを組み合わせてサービス情報を生成することができ、実施方法にしたがって前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供することができる。
【0042】
前記第2同期化方式と連携された第2−2サービス方式によれば、前記ARSサーバー110は前記電話網を通じて受信されたDTMF信号に対応する信号情報を前記運営サーバー200に提供することができ、この場合、前記運営サーバー200は前記ARSサーバー110から前記信号情報の提供を受け、前記データ網を通じて受信されたデータと前記運営サーバー200から提供された信号情報を組み合わせてサービス情報を生成することができ、実施方法にしたがって前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供することができる。
【0043】
本発明の第3同期化方式によれば、電話網を通じてARSサーバー110と通話チャネルを連結してARSサービスが提供され、前記プログラム105を通じて前記ARSサービスと同期化されたサービスインターフェース画面が表示された状態で、使用者は各ARSサービス段階に対応するデータを前記プログラム105を通じて表示されたサービスインターフェース画面を通じて入力または選択することができる。この場合、前記スマートフォン100のプログラム105は前記データ網を通じて前記入力または選択されたデータを伝送し、前記スマートフォン100のプログラム105から伝送されたデータはデータ網を通じて前記運営サーバー200に受信される。
【0044】
前記第3同期化方式と連携された第3−1サービス方式によれば、前記運営サーバー200は前記データ網を通じてスマートフォン100のプログラム105から受信されたデータをベースにサービス情報を生成することができ、実施方法にしたがって前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供することができる。
【0045】
前記第3同期化方式と連携された第3−2サービス方式によれば、前記運営サーバー200は前記データ網を通じてスマートフォン100のプログラム105から受信されたデータをARSサーバー110に提供することができ、この場合、前記ARSサーバー110は前記データをベースにサービス情報を生成することができ、実施方法にしたがって前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供することができる。
【0046】
本発明の実施方法によれば、前記第1〜第3同期化方式は、前記第1−1〜第3−2サービス方式のうち少なくとも一つを通じてサービス情報が生成されるか、または前記サービス情報生成にかかわらずARSサービスが完了(例えば、相談員連結など)されるかまたは終了(例えば、電話網を利用した通話チャネル終了)される時まで繰り返されるのが好ましい。
【0047】
以下、本発明の好ましい実施例は、前記第2同期化方式と前記第2−1または第2−2サービス方式を組み合わせた実施例を通じて本発明の特徴を説明するが、本発明の特徴は以下の実施例に限定されず、本発明は当業者の意図により前記第1〜第3同期化方式と前記第1−1〜第3−2サービス方式を選択的に組み合わせて提供されるすべての実施例を権利範囲に含むことを明らかにしておく。
【0048】
図2は本発明の実施方法に係る運営サーバー200の構成を示した図面である。
【0049】
より詳細には、図2は、ARSサーバー110と連携されてデータ網を通じてスマートフォン100と通信する運営サーバー200で電話網とデータ網間のサービスを同期化する構成を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図2を参照および/または変形して前記運営サーバー200の構成に対する多様な実施方法(例えば、一部構成部が省略、または細分化されたり、または組み合わせられた実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図2に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。
【0050】
図2を参照すれば、前記運営サーバー200は、電話網を通じてARSサーバー110で提供する一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるN(N≧2)個のサービス画面テンプレートを生成するテンプレート生成部205と、前記サービス画面テンプレートとマッチングされる一つ以上のARSサービス段階を識別するサービスコードと前記生成されたサービス画面テンプレートをマッピングして保存媒体に保存するテンプレート保存部210を具備する。
【0051】
前記テンプレート生成部205は指定された運営端末にサービス画面テンプレートを生成するためのサービス画面製作インターフェースを提供(ただし、運営端末にサービス画面製作インターフェースを表示するアプリケーションが備えられた場合、省略可能)し、前記サービス画面製作インターフェースを通じて定義された規則にしたがって指定されたARSサーバー110が電話網を通じて通話端末(例えば、スマートフォン100を含む)にARSサービスを提供する一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるN個のサービス画面テンプレートを生成する。前記運営端末は前記運営サーバー200の運営者が利用する端末であってもよく、またはARSサーバー110の運営者が利用する端末であってもよい。前記サービス画面製作インターフェースは、指定されたARSサーバー110を通じて提供される一つ以上のARSサービス段階とマッチングして各段階のARSサービスを通じてスマートフォン100から提供されるデータの種類と形式を定義し、前記定義された種類と形式に対応するデータを入力または選択を受けるためのテンプレートを含めてなる。運営者は前記サービス画面製作インターフェースを通じて一つ以上のテンプレートを組み合わせて指定されたARSサーバー110を通じて提供される一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるサービス画面テンプレートを生成するためのサービス画面生成規則を決定することができる。前記運営端末は前記生成されたサービス画面生成規則を伝送し、前記テンプレート生成部205は前記サービス画面生成規則にしたがって一つ以上のテンプレートを組み合わせて指定されたARSサーバー110を通じて提供される一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるサービス画面テンプレートを生成する。実施方法にしたがって前記テンプレート生成部205は前記運営端末に具備され得る。
【0052】
本発明の実施方法によれば、前記サービス画面テンプレートは、スマートフォン100のプログラム105を通じてサービスインターフェース画面を表示可能なXML(eXtensible markup language)形態からなることが好ましく、前記スマートフォン100のプログラム105は前記XML形態のサービス画面テンプレートを根拠にサービスインターフェース画面を表示する機能を具備することが好ましい。
【0053】
本発明の実施方法によれば、前記サービス画面テンプレートは、スマートフォン100にプログラム105を通じて指定されたARSサーバー110を通じて提供されるARSサービス段階とマッチングされるサービスインターフェース画面を表示することが好ましい。ここで、サービス画面テンプレートは一つのARSサービス段階とマッチングされ得るだけでなく、複数のARSサービス段階の組合せとマッチングされ得る。例えば、パスワードを登録するARSサービス段階が「住民登録番号を入力してください」という音声コメントの後で住民登録番号に該当するDTMF信号を受信し、「登録するパスワードを入力してください」という音声コメントの後でパスワードに該当するDTMF信号を受信し、「同じパスワードをもう一度入力してください」という音声コメントの後で同じパスワードに該当するDTMF信号を受信する過程を含む、3段階のARSサービス段階から構成されているとすれば、パスワード登録のためのサービス画面テンプレートは住民登録番号と同じパスワードを二回入力するサービスインターフェース画面とを含めてなることが好ましい。
【0054】
前記テンプレート生成部205を通じて指定されたARSサーバー110で提供する一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるサービス画面テンプレートが生成されると、前記テンプレート保存部210は前記生成されたサービス画面テンプレートとマッチングされる一つ以上のARSサービス段階を識別するサービスコードを決定するかまたは前記運営端末から受信し、前記生成されたサービス画面テンプレートとサービスコードとをマッピングして指定された保存媒体に保存する。好ましくは、前記テンプレート保存部210は前記テンプレート生成部205を通じて生成されたN個のサービス画面テンプレートとM(M≧N)個のサービスコードとをマッピングして保存する。すなわち、N個のサービス画面テンプレートはサービスコードと一対一マッピング(例えば、N個のサービス画面テンプレートとM(M=N)個のサービスコードとをマッピング)されるか、または一つのサービス画面テンプレートが指定されたARSサーバー110で提供する二つ以上のARSサービス段階を識別する二つ以上のサービスコードとマッピングされる形態でN個のサービス画面テンプレートとM(M>N)個のサービスコードとがマッピングされ得る。仮に一つのサービス画面テンプレートが二つ以上のサービスコードとマッピングされる場合、前記二つ以上のサービスコードはARSサービス段階の順序を判別可能なインデックスが付与される形態でなされ得る。したがってM個のサービスコードのうち指定されたARSサーバー110を通じて提供される第m(1≦m≦M)ARSサービス段階を識別する第mサービスコードを通じてN個のサービス画面テンプレートのうち前記第mサービスコードとマッチングされる第nサービス画面テンプレートを判別することができ、反対にN個のサービス画面テンプレートのうち第nサービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面を通じて入力または選択されるデータを根拠に指定されたARSサーバー110を通じて現在または次に提供可能なARSサービス段階を識別する第mサービスコードを判別することができる。
【0055】
図2を参照すれば、前記運営サーバー200は、電話網を通じて使用者のスマートフォン100と前記ARSサーバー110間通話チャネルが連結された状態で、データ網を経由して前記スマートフォン100に備えられたプログラム105と通信可能であるか(または通信中であるか)を確認する通信状態確認部215を具備し、実施方法にしたがってデータ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105と通信チャネルを連結するプログラム連動部235を具備する。
【0056】
スマートフォン100を所持した使用者は、指定されたARSサーバー110に電話をかけてインバウンドコール形態でスマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルを連結するか、または前記ARSサーバー110から発信されたコールを着信してアウトバウンドコール形態でスマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルを連結するが、前記スマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルが連結される前または途中または後のうち、ある一時点で前記スマートフォン100に備えられたプログラム105が駆動(例えば、終了状態でサービスインターフェース画面を表示可能に実行)または活性化(例えば、バックグラウンド実行状態でサービスインターフェース画面を表示可能に活性化)される。
【0057】
本発明の第1プログラム(105)駆動/活性化方式によれば、前記スマートフォン100のプログラム105は電話網を通じてスマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルが連結される前に使用者操作(または運営サーバー200からのプッシュ通知)により駆動/活性化され得る。この場合、前記スマートフォン100のプログラム105は、前記スマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネル連結のためのサービスインターフェース画面を表示することができ、前記プログラム105を通じて前記スマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルが連結される。
【0058】
本発明の第2プログラム(105)駆動/活性化方式によれば、前記スマートフォン100のプログラム105は、バックグラウンド実行状態を維持することができ、この場合、前記スマートフォン100のプログラム105は、運営体制を通じて発生するイベントを参照して使用者操作によってインバウンドコールまたはアウトバウンドコール形態でサービス画面テンプレートを提供できるように指定されたARSサーバー110とスマートフォン100間通話チャネルが連結されるか確認し、前記通話チャネルが連結される途中または後で活性化され得る。
【0059】
前記第1または第2プログラム(105)駆動/活性化方式によりスマートフォン100のプログラム105が駆動/活性化されると、前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じて通信チャネル連結を試みるか、または既連結された通信チャネルの連結を確認する。
【0060】
前記プログラム連動部235は、前記スマートフォン100のプログラム105からの通信チャネル連結要請に反応してデータ網を通じて前記スマートフォン100と通信チャネルを連結する。一方、前記スマートフォン100のプログラム105は、前記運営サーバー200と連携された中継サーバー115(例えば、スマートフォン100に備えられたプログラム105と通信すると定義されたサーバー)と通信チャネルを連結することができ、この場合、前記プログラム連動部235は前記中継サーバー115に分散して具備され得る。
【0061】
前記通信状態確認部215は指定されたARSサーバー110から通話チャネルが連結された通話端末(例えば、スマートフォン100を含む)の電話番号の提供を受け、データ網を通じて通信チャネルが連結されたスマートフォン100の識別番号(例えば、スマートフォン100の電話番号、またはスマートフォン100の電話番号とマッピングされた識別コード)を確認した後、前記ARSサーバー110から提供された電話番号と前記データ網を通じて確認された識別番号とを比較して電話網を通じて使用者のスマートフォン100と前記ARSサーバー110間通話チャネルが連結された状態で、データ網を経由して前記スマートフォン100に備えられたプログラム105と通信可能な状態(または通信中である状態)であるかを確認する。
【0062】
図2を参照すれば、前記運営サーバー200は、前記スマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルが連結された状態で前記スマートフォン100のプログラム105と通信する場合、前記ARSサーバー110から現在のARSサービス段階に対応するサービスコードを受信するARS連動部220と、前記保存媒体に保存されたN個のサービス画面テンプレートのうち前記受信されたサービスコードに対応する第n(1≦n≦N)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供する同期化処理部225を具備する。
【0063】
前記通信状態確認部215を通じて、前記スマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルが連結された状態で前記運営サーバー200が前記スマートフォン100のプログラム105と通信することが確認されれば、前記ARS連動部220は前記スマートフォン100と通話チャネルが連結されたARSサーバー110から前記スマートフォン100に現在提供中のARSサービス段階に対応するサービスコードを受信する。前記現在のARSサービス段階に対応するサービスコードは、前記データ網を通じて前記スマートフォン100と通信する時点を基準として前記ARSサーバー110で前記スマートフォン100に提供中の現在のARSサービス段階を識別するサービスコードを含むことが好ましい。前記現在のARSサービス段階に対応するサービスコードは、前記ARS連動部220の要請によって前記ARSサーバー110から受信されるか、または別途の要請がなくても指定された規則にしたがって前記ARSサーバー110から受信され得る。
【0064】
前記ARSサーバー110から現在のARSサービス段階に対応するサービスコードが受信されれば、前記同期化処理部225は前記保存媒体に保存されたN個のサービス画面テンプレートのうち前記ARSサーバー110から受信された現在のARSサービス段階に対応するサービスコードに対応する第nサービス画面テンプレートを抽出し、前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に前記抽出された第nサービス画面テンプレートを提供する。前記スマートフォン100のプログラム105は前記第nサービス画面テンプレートを受信して、前記第nサービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面を表示する。
【0065】
本発明の実施方法によれば、前記ARS連動部220は前記ARSサーバー110から前記第nサービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォン100のプログラム105に提供するサービス画面情報を受信することができ、前記同期化処理部225は前記サービスコードに対応する第nサービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供することができる。ここで前記サービス画面情報は前記ARSサーバー110で前記電話網を通じて提供するARSサービス段階とマッチングして第nサービス画面テンプレートに含ませて提供するサービス画面情報を含むか、または前記ARSサーバー110と連係してスマートフォン100の使用者と通話中の相談員端末を通じて入力されたサービス画面情報を含むことができる。例えば、第nサービス画面テンプレートが地図を表示するサービス画面テンプレートである場合、前記サービス画面情報は前記第nサービス画面テンプレートに表示する地図データを含むことができる。
【0066】
本発明の他の実施方法によれば、前記ARSサーバー110からサービス画面情報が受信されなくても、前記同期化処理部225は前記ARSサーバー110から受信されたサービスコードを根拠に前記第nサービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォン100のプログラム105に提供するサービス画面情報を決定することができる。この場合、前記同期化処理部225は前記第nサービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供することができる。
【0067】
図2を参照すれば、前記運営サーバー200は、前記スマートフォン100のプログラム105に第nサービス画面テンプレートが提供された後、前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信待機するか、または前記ARSサーバー110から次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信待機する受信待機部230と、前記受信待機状態で前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信するプログラム連動部235と、前記受信待機状態で前記ARSサーバー110から次のARSサービス段階のサービスコードを受信するARS連動部220を具備する。
【0068】
前記スマートフォン100のプログラム105に第nサービス画面テンプレートが提供された後、前記受信待機部230は前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信待機するか、または前記ARSサーバー110から次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信待機する。この場合、前記スマートフォン100(またはプログラム105)の使用者は、前記第nサービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面にカレットを割り当てた後、前記サービスインターフェース画面を通じて所定のデータを入力または選択することができ、前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じて前記入力または選択されたデータを伝送することができる。一方、前記使用者は前記スマートフォン100を通じて前記第nサービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面が表示されても電話網を通じてARS基盤音声コメントによりDTMF信号を入力することができ、前記スマートフォン100は電話網を通じて前記入力されたDTMF信号を送出することができる。ここで使用者がプログラム105に表示されたサービスインターフェース画面を通じてデータを入力または選択するか、または電話網を通じてDTMF信号を送出することは、使用者が画面に表示されたサービスインターフェース画面にカレットを割り当てるかどうか(例えば、スマートフォン100でサービス画面テンプレートが提供されてサービスインターフェース画面が最初表示された場合に、サービスインターフェース画面にはカレットが割り当てられないこともある)、使用者が電話通話画面からプログラム105のサービスインターフェース画面に画面を切り替えるかまたは反対にプログラム105のサービスインターフェース画面から電話通話画面に画面を切り替えるかどうか、スマートフォン100の画面出力部(またはタッチスクリーン)が活性/非活性(例えば、使用者がARSサーバー110の音声コメントを聞くためにスマートフォン100のスピーカーを自身の耳に近接させるとスマートフォン100の近接センサによってスマートフォン100の画面出力部(またはタッチスクリーン)は非活性化され、反対に自身の耳から遠く離したりまたはスマートフォン100のジャイロセンサ(または加速度センサ)により使用者がスマートフォン100を自身の耳から離隔させたことが確認される場合に、スマートフォン100の画面出力部(またはタッチスクリーン)は活性化される)の有無により時々刻々変更され得ることであり、使用者は電話網のDTMF信号とプログラム105のサービスインターフェース画面のうちいずれを利用しても構わない。
【0069】
仮に前記使用者がプログラム105のサービスインターフェース画面を通じて所定のデータを入力または選択した場合、前記スマートフォン100のプログラム105は前記サービスインターフェース画面を通じて入力または選択されたデータを前記データ網を通じて伝送することができ、前記プログラム連動部235は前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信する。
【0070】
本発明の実施方法によれば、前記プログラム連動部235を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータが受信された場合、前記ARS連動部220は前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から受信されたデータを前記ARSサーバー110で提供することができる。
【0071】
一方、前記使用者が電話網のDTMF信号を入力した場合、前記DTMF信号は前記電話網を通じて通話チャネルが連結されたARSサーバー110に受信され、前記ARSサーバー110は前記DTMF信号を受信する。前記ARSサーバー110は前記受信されたDTMF信号を根拠に次に提供されるべき次のARSサービス段階を確認した後、前記確認された次のARSサービス段階に対応する音声コメントを送出するとともに、前記次のARSサービス段階のためのサービスコードを決定して前記運営サーバー200に伝達し、前記ARS連動部220は前記ARSサーバー110から前記次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信する。ここで前記次のARSサービス段階のためのサービスコードは、前記スマートフォン100から前記電話網を通じて送出されたDTMF信号を根拠に前記ARSサーバー110で前記電話網を通じて提供する次のARSサービス段階のためのサービスコードを含むか、または前記ARSサーバー110と連係してスマートフォン100の使用者と通話中の相談員端末を通じて入力された情報に対応するサービスコードを含むことができる。
【0072】
本発明の実施方法によれば、前記ARSサーバー110は前記電話網を通じて前記スマートフォン100から受信されたDTMF信号に対応する信号情報を前記運営サーバー200に提供することができ、前記ARS連動部220は前記ARSサーバー110から前記信号情報の提供を受けることができる。
【0073】
図2を参照すれば、前記運営サーバー200は、前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータが受信される場合、前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認して前記ARSサーバー110に提供し、前記ARSサーバー110から次のARSサービス段階のサービスコードが受信される場合、前記保存媒体から前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートを抽出して前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供する同期化処理部225を具備し、実施方法にしたがって前記データ網を通じて受信されたデータおよび/または前記ARSサーバー110から受信された信号情報をベースに所定のサービス情報を生成して指定されたサービスサーバー120に提供するサービス提供部240を具備する。好ましくは、前記同期化処理部225の同期化過程は前記サービス提供部240を通じて所定のサービス情報が生成されるか、または前記ARSサーバー110を通じてARSサービスが完了または終了する時まで繰り返されることが好ましい。
【0074】
仮に前記受信待機状態で、前記プログラム連動部235を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータが受信されれば、前記同期化処理部225は前記保存媒体を通じて前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認し、前記確認されたサービスコードを前記ARSサーバー110に提供する。前記ARSサーバー110は前記サービスコードを根拠に次のARSサービス段階に対応するARSサービスを提供することができる。仮に前記次のARSサービス段階のためのサービスコードが提供される時点で前記ARSサーバー110が前記スマートフォン100に送出中の音声コメントが完了していない場合は、前記ARSサーバー110は現在の送出中の音声コメントの送出を中止して前記次のARSサービス段階のためのサービスコードに該当する音声コメントを送出することができる。
【0075】
一方、前記受信待機状態で、前記ARS連動部220を通じて前記ARSサーバーから次のARSサービス段階のサービスコードが受信されれば、前記同期化処理部225は前記保存媒体を通じて前記受信されたサービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートを抽出し、前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に前記第(n+1)サービス画面テンプレートを提供する。
【0076】
本発明の実施方法によれば、前記ARS連動部220は前記ARSサーバー110から前記第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォン100のプログラム105に提供するサービス画面情報を受信することができ、この場合、前記同期化処理部225は前記サービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供することができる。ここで、前記サービス画面情報は前記ARSサーバー110で前記電話網を通じて提供する次のARSサービス段階とマッチングして第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて提供するサービス画面情報を含むか、または前記ARSサーバー110と連係してスマートフォン100の使用者と通話中の相談員端末を通じて入力されたサービス画面情報を含むことができる。
【0077】
本発明の他の実施方法によれば、前記ARSサーバー110からサービス画面情報が受信されなくても、前記同期化処理部225は前記スマートフォン100のプログラム105を通じて受信されたデータまたは前記ARSサーバー110から受信されたサービスコードを根拠に前記第(n+1)サービス画面テンプレートに含ませて前記スマートフォン100のプログラム105に提供するサービス画面情報を決定することができる。この場合、前記同期化処理部225は前記第(n+1)サービス画面テンプレートに前記サービス画面情報を含ませるか、または連係させて前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105に提供することができる。
【0078】
前記同期化処理部225が前記ARS連動部220および/またはプログラム連動部235と連係して電話網とデータ網間のサービスを同期化する過程は、所定のサービス情報を生成可能な条件を満足する時まで繰り返されるか、または前記ARSサーバー110を通じてARSサービスが完了または終了する時まで繰り返されることが好ましい。
【0079】
前記サービス提供部240は前記プログラム連動部235を通じてスマートフォン100のプログラム105に受信されるデータを蓄積するとともに、実施方法にしたがって電話網を通じてARSサーバー110に受信されたDTMF信号に対応する信号情報を追跡し、前記スマートフォン100のプログラム105に受信されるデータを利用するか、前記ARSサーバー110に提供された信号情報を利用するか、または前記スマートフォン100のプログラム105に受信されるデータとARSサーバー110に提供された信号情報を組み合わせることによって、指定されたサービスサーバー120を通じて所定のサービスの提供を受けるためのサービス情報を生成し、前記生成されたサービス情報を前記指定されたサービスサーバー120に提供する。
【0080】
図3は本発明の実施方法に係るサービス画面テンプレート登録過程を示した図面である。
【0081】
より詳細には、図3は、運営サーバー200からARSサーバー110を通じてスマートフォン100に提供される一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるN(N≧2)個のサービス画面テンプレートを生成して前記一つ以上のARSサービス段階を識別するサービスコードとマッピングして保存媒体に保存する過程を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図3を参照および/または変形して前記サービス画面テンプレート登録過程に対する多様な実施方法(例えば、一部段階が省略されたり、または順序が変更された実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図3に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。
【0082】
図3を参照すれば、運営サーバー200は指定された運営端末にサービス画面テンプレート製作のためのサービス画面製作インターフェースを提供し(300)、前記運営端末は前記サービス画面製作インターフェースを通じて指定されたARSサーバー110を提供する一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるサービス画面テンプレートを製作する手続きを遂行し(305)、前記サービス画面テンプレート製作手続きの結果として前記運営サーバー200にサービス画面テンプレートを生成するためのサービス画面生成規則を提供する(310)。
【0083】
前記運営サーバー200は前記サービス画面生成規則を利用して一つ以上のARSサービス段階とマッチングされるサービス画面テンプレートを生成し(315)、前記生成されたサービス画面テンプレートとマッチングされる一つ以上のARSサービス段階を識別するサービスコードを決定する(320)。前記過程は指定されたARSサーバー110を通じて提供されるARSサービス段階とマッチングされるN個のサービス画面テンプレートが生成される時まで繰り返され、前記N個のサービス画面テンプレートが生成されれば、前記運営サーバー200は前記生成されたN個のサービス画面テンプレートと前記決定されたM個のサービスコードをマッピングして指定された保存媒体に保存する(325)。
【0084】
図4は本発明の実施方法に係るARSサービス提供過程を示した図面である。
【0085】
より詳細には、図4図5または図6に図示された過程を通じてデータ網と同期化されるARSサービスを提供する過程を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図4を参照および/または変形して前記ARSサービス提供過程に対する多様な実施方法(例えば、一部段階が省略されたり、または順序が変更された実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図4に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。説明の便宜を図るため、図4図6はARSサーバー110と運営サーバー200同期化のために相互連動する部分を所定の識別番号で表示した。
【0086】
図4を参照すれば、スマートフォン100とARSサーバー110はインバウンドコールまたはアウトバウンドコール基盤の通話チャネルを連結し(400)、前記通話チャネル連結に対応して前記ARSサーバー110は運営サーバー200に通話チャネルが連結された電話番号を提供することができる(400a)。一方、前記スマートフォン100は前記通話チャネル連結に対応してARSサービスとマッチングされるサービスインターフェース画面を表示するプログラム105を駆動または活性化することができる(400b)。
【0087】
一方、前記スマートフォン100とARSサーバー110が通話チャネルが連結されれば、前記ARSサーバー110は電話網を通じてARSサービスを提供するためのARSサービス段階を確認し(405)、前記電話網を通じて前記確認されたARSサービス段階に対応する音声コメントを送出し(410)、前記スマートフォン100は前記ARSサービスのための音声コメントを出力する(415)。仮に前記音声コメント出力に対応してDTMF信号が入力されれば、前記スマートフォン100は前記電話網を通じて前記入力されたDTMF信号を送出して(420)、前記ARSサーバー110は電話網を通じて前記DTMF信号を受信し(425)、前記DTMF信号を読み込んで信号情報を確認する(430)。本発明の実施方法にしたがって運営サーバー200がサービスサーバー120と連動する場合、前記ARSサーバー110は前記DTMF信号を読み込んで確認された信号情報を前記運営サーバー200に提供することができる(430a)。
【0088】
仮に前記過程中または後にARSサービスが完了または終了されないのであれば、前記ARSサーバー110は前記DTMF信号を根拠に次のARSサービス段階を決定し(435)、前記ARSサービスが完了または終了されるまで前記ARSサービス段階に対応する音声コメントを送出する過程(410)を繰り返す。前記DTMF信号を根拠に次のARSサービス段階が決定された場合、前記ARSサーバー110は前記決定された次のARSサービス段階に対応するサービスコードを前記運営サーバー200に提供することができる(435a)。
【0089】
図5は、本発明の第1実施方法に係る電話網とデータ網間サービス同期化過程を示した図面である。
【0090】
より詳細には、図5は前記図4に図示されたARSサービス提供過程と連動してスマートフォン100に対する電話網とデータ網間サービス同期化する過程を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図5を参照および/または変形して前記電話網とデータ網間サービス同期化過程に対する多様な実施方法(例えば、一部段階が省略されたり、または順序が変更された実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図5に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。説明の便宜を図るため、図5図6はARSサーバー110と運営サーバー200との同期化のために相互連動する部分を所定の識別番号で表示した。
【0091】
図5を参照すれば、前記図4に図示された過程を通じてスマートフォン100とARSサーバー110間通話チャネルが連結される前または途中または後で前記スマートフォン100のプログラム105が駆動または活性化されれば、前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じて運営サーバー200(または中継サーバー115可能)と通信チャネルを連結して(500)、前記運営サーバー200は前記データ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105と通信チャネルを連結するか(500)、または指定された中継サーバー115と前記スマートフォン100間に連結された通信チャネルを確認する(500)。
【0092】
前記スマートフォン100のプログラム105との通信チャネルが連結される前または途中または後で、前記図4に図示された過程を通じて前記ARSサーバー110から該当ARSサーバー110と通話チャネルが連結された電話番号が受信されるが、前記運営サーバー200は前記電話番号を利用して前記データ網を通じて通信チャネルが連結されたスマートフォン100が電話網を通じて前記ARSサーバー110と通話チャネルが連結された状態であるかを確認する(505)。
【0093】
仮にスマートフォン100が電話網を通じてARSサーバー110と通話チャネルが連結された状態でデータ網を経由して通信チャネルが連結されたのが確認されれば、前記運営サーバー200はARSサーバー110からスマートフォン100に提供されるARSサービス段階に対応するサービスコードを受信し(510)、指定された保存媒体から前記受信されたサービスコードに対応する第nサービス画面テンプレートを抽出し(515)、データ網を通じて前記抽出された第nサービス画面テンプレートを前記スマートフォン100のプログラム105に提供する(520)。
【0094】
前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じてARSサービス段階とマッチングされる第nサービス画面テンプレートを受信し(525)、前記第nサービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面を表示する(530)。以降、使用者の選択乃至スマートフォン100の画面表示状態により前記サービスインターフェース画面を通じて所定のデータを入力または選択することができ、または前記図4に図示されたARSサービスを維持することができる。
【0095】
仮に前記サービスインターフェース画面を通じて所定のデータが入力または選択されれば、前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じて前記サービスインターフェース画面をベースに入力または選択されたデータを伝送する(535)。
【0096】
一方、前記スマートフォン100のプログラム105に前記第nサービス画面テンプレートが提供された後、前記運営サーバー200は前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信待機するか、または前記ARSサーバー110から次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信待機し、仮に前記スマートフォン100のプログラム105から前記データが伝送されれば、前記運営サーバー200はデータ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第nサービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面を通じて入力または選択されたデータを受信する(540)。
【0097】
前記データ網を通じて前記データを受信することによってサービス提供のためのサービス情報を生成しないか、または前記ARSサーバー110を通じてARSサービス完了または終了が確認されない場合、前記運営サーバー200は前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認し(545)、前記ARSサーバー110に前記確認されたサービスコードを提供する(550)。前記サービスコードは図4に図示された過程を通じてARSサービスを提供するのに利用され得る。
【0098】
図6は本発明の第2実施方法に係る電話網とデータ網間サービス同期化過程を示した図面である。
【0099】
より詳細には、図6は前記図4に図示されたARSサービス提供過程乃至前記図5に図示された同期化過程と連動してスマートフォン100に対する電話網とデータ網間サービスを同期化する過程を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図6を参照および/または変形して前記電話網とデータ網間サービス同期化過程に対する多様な実施方法(例えば、一部段階が省略されたり、または順序が変更された実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図6に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。説明の便宜を図るため、図6図6はARSサーバー110と運営サーバー200との同期化のために相互連動する部分を所定の識別番号で表示した。
【0100】
図6を参照すれば、運営サーバー200は図4に図示された過程を通じてARSサーバー110を通じてスマートフォン100に提供される次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信(または確認)し(600)、指定された保存媒体から前記受信されたサービスコードに対応する第(n+1)サービス画面テンプレートを抽出し(605)、データ網を通じて前記抽出された第(n+1)サービス画面テンプレートを前記スマートフォン100のプログラム105に提供する(610)。
【0101】
前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じてARSサービス段階とマッチングされる第(n+1)サービス画面テンプレートを受信し(615)、前記第(n+1)サービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面を表示する(620)。以降、使用者の選択乃至スマートフォン100の画面表示状態により前記サービスインターフェース画面を通じて所定のデータを入力または選択することができ、または前記図4に図示されたARSサービスを維持することができる。
【0102】
仮に前記サービスインターフェース画面を通じて所定のデータが入力または選択されれば、前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じて前記サービスインターフェース画面をベースに入力または選択されたデータを伝送する(625)。
【0103】
一方、前記スマートフォン100のプログラム105に前記第(n+1)サービス画面テンプレートが提供された後、前記運営サーバー200は前記スマートフォン100のプログラム105から前記第(n+1)サービス画面テンプレートを通じて入力または選択されたデータを受信待機するか、または前記ARSサーバー110から次のARSサービス段階のためのサービスコードを受信待機し、仮に前記スマートフォン100のプログラム105から前記データが伝送されれば、前記運営サーバー200はデータ網を通じて前記スマートフォン100のプログラム105から前記第(n+1)サービス画面テンプレートに対応するサービスインターフェース画面を通じて入力または選択されたデータを受信する(630)。
【0104】
前記データ網を通じて前記データを受信することによってサービス提供のためのサービス情報を生成しないか、または前記ARSサーバー110を通じてARSサービス完了または終了が確認されない場合、前記運営サーバー200は前記受信されたデータを根拠に次のARSサービス段階のためのサービスコードを確認し(635)、前記ARSサーバー110に前記確認されたサービスコードを提供する(640)。前記サービスコードは図4に図示された過程を通じてARSサービスを提供するのに利用され得る。
【0105】
図7は本発明の実施方法に係る電話網とデータ網間同期化基盤サービス提供過程を示した図面である。
【0106】
より詳細には、図7は前記図4図6に図示された過程を通じて遂行された電話網とデータ網間同期化をベースに指定されたサービスを提供する過程を示したものであって、本発明が属した技術分野で通常の知識を有した者であれば、図7を参照および/または変形して前記サービス提供過程に対する多様な実施方法(例えば、一部段階が省略されたり、または順序が変更された実施方法)を類推できるものであり、本発明は前記類推されるすべての実施方法を含めてなり、図7に図示された実施方法だけでその技術的特徴が限定されない。説明の便宜を図るため、図7図6はARSサーバー110と運営サーバー200との同期化のために相互連動する部分を所定の識別番号で表示した。
【0107】
図7を参照すれば、運営サーバー200は前記図5または図6に図示された過程を通じてデータ網を通じて受信されたデータを確認するか(700)、および/または前記図4に図示された過程を通じてARSサーバー110から受信された信号情報を確認し(700)、前記データ網を通じて受信されたデータおよび/またはARSサーバー110から受信された信号情報を通じて指定されたサービスサーバー120を通じてサービス提供に利用されるサービス情報を生成する(705)。
【0108】
前記運営サーバー200は前記生成されたサービス情報を指定されたサービスサーバー120に提供し(710)、前記サービスサーバー120は前記サービス情報を受信して指定されたサービス手続きを遂行した後(715)、前記運営サーバー200にサービス結果を提供する(720)。前記運営サーバー200は前記サービスサーバー120から前記サービス情報に対応するサービス結果を確認し(725)、データ網を通じてスマートフォン100のプログラム105に前記サービス結果を提供し(730)、前記スマートフォン100のプログラム105はデータ網を通じて前記サービス結果を受信して出力する(735)。前記のように、サービス提供が完了するか、または前記図4図6に図示された過程を通じてARSサービスが完了または終了する場合、前記運営サーバー200は前記スマートフォン100のプログラム105と連結された通信チャネルを終了するように処理する(740)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7