(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6215097
(24)【登録日】2017年9月29日
(45)【発行日】2017年10月18日
(54)【発明の名称】粉粒体排出制御装置と粉粒体供給装置
(51)【国際特許分類】
B65G 65/46 20060101AFI20171005BHJP
B65B 37/08 20060101ALI20171005BHJP
B65B 1/10 20060101ALI20171005BHJP
【FI】
B65G65/46 D
B65B37/08
B65B1/10 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-52396(P2014-52396)
(22)【出願日】2014年3月14日
(65)【公開番号】特開2015-174735(P2015-174735A)
(43)【公開日】2015年10月5日
【審査請求日】2017年3月10日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514065184
【氏名又は名称】津田 博之
(73)【特許権者】
【識別番号】514065449
【氏名又は名称】阿部 佳則
(73)【特許権者】
【識別番号】514065195
【氏名又は名称】滝澤 勝彦
(74)【代理人】
【識別番号】100082337
【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
(72)【発明者】
【氏名】津田 博之
【審査官】
中田 誠二郎
(56)【参考文献】
【文献】
特許第3814090(JP,B2)
【文献】
特開2011−219157(JP,A)
【文献】
特開2009−126567(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 65/30−65/48
B65B 1/00− 1/36
B65B 37/00−39/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉粒体を案内する上下方向を向いた案内筒と、
中空回転軸と前記中空回転軸の外周に設けられた螺旋状の羽根とを有して、前記案内筒の内部で回転して粉粒体を供給搬送する、上下方向を向いたオーガと、
前記中空回転軸の下端部に設けられ、前記案内筒の下端部との間に隙間を形成して外周部分が前記案内筒より外側に突出した粉粒体受け部と、を備え、
前記粉粒体受け部は、前記中空回転軸と連通して上部が開放されたケーシングと、前記ケーシングの開放された部分に設けられて、気体の通過を許容し、かつ前記ケーシング内に粉粒体が侵入するのを阻止する気体通過体と、を有しており、
前記中空回転軸を介してケーシング内の気体を吸引して、前記ケーシング内を所定の負圧以上にし、かつ前記オーガと前記粉粒体受け部との回転を停止することにより、粉粒体を前記気体通過体に吸着して、前記案内筒内の粉粒体の排出を止める、
ことを特徴とする粉粒体排出制御装置。
【請求項2】
前記中空回転軸を介して前記ケーシング内に不活性ガスを供給して、前記オーガを回転させることにより、粉粒体に不活性ガスを含ませて、該粉粒体を排出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体排出制御装置。
【請求項3】
前記粉粒体受け部は、前記気体通過体の外周を囲んで、上方に突出した突条部を有している、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体排出制御装置。
【請求項4】
前記気体通過体は、気体の通過を許容し、かつ粉粒体の通過を阻止するフィルタと、前記フィルタを挟む1対の多孔板とを有し、前記多孔板は、気体が通過する気体通過孔が多数形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粉粒体排出制御装置。
【請求項5】
粉粒体を貯留しておく粉粒体貯留手段と、
前記粉粒体貯留手段と粉粒体収納体との間で、前記粉粒体貯留手段に貯留された粉粒体を前記粉粒体収納体に供給する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の粉粒体排出制御装置と、を備えた、
ことを特徴とする、粉粒体供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉粒体の排出を制御する粉粒体排出制御装置と、この粉粒体排出制御装置を備えて、この粉粒体排出制御装置によって粉粒体の排出量を制御して袋や容器に粉粒体を供給する粉粒体供給装置とに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、医薬品、食料品、工業用品等には、粉状、顆粒状等の粉粒体がある。一般に粉粒体は、袋や容器等に詰められて取り扱われることが多い。なお、粉粒体には、例えば、コピー器用の磁性体を含んだトナー、小麦粉、脱脂粉乳等がある。
【0003】
従来、袋や容器等に粉粒体を供給する粉粒体充填装置がある(特許文献1)。この粉粒体充填装置は、粉粒体を吐出口から排出する充填筒と、充填筒内で回転するオーガと、オーガの下端部に設けられて、充填筒の下端部との間に隙間を形成して外周部分が充填筒より外側に突出した飛散ディスクとを備えている。この粉粒体充填装置は、充填筒の吐出口から排出される粉粒体を、オーガと一体に回転する飛散ディスで粉粒体を受け止めて、その粉粒体を飛散ディスクの遠心力によって、袋内に飛散して排出するようになっている。粉粒体の排出を止めるには、オーガと飛散ディスクとの回転を停止して、飛散ディスク上で安息角を形成する粉粒体によって、粉粒体の排出を止めるようになっている。
【0004】
しかし、一般に飛散ディスクを有する粉粒体充填装置は、粉粒体が安息角を形成して、粉粒体の排出が停止する場合、粉粒体が飛散ディスクの縁から零れ落ちることがあり、袋や容器に充填する粉粒体の量にばらつきが生じるという問題がある。
【0005】
そこで、特許文献1に記載の粉粒体充填装置は、飛散ディスクの下側に、さらに径の大きい飛散ディスクを設けて、上側の飛散ディスクから零れ落ちた粉粒体を下側の飛散ディスクで受け止めて、袋や容器に充填する粉粒体の量のばらつきを少なくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2012−121602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来の粉粒体充填装置は、飛散ディスクを上下に2つ有している。また、下側の飛散ディスクは、上側の飛散ディスクよりも大きく形成されている。このため、従来の粉粒体排出制御装置は、粉粒体を吐出する部分の構造が大きくなりがちである。
【0008】
しかも、従来の粉粒体充填装置は、上側の飛散ディスクから零れ落ちてくる粉粒体を下側の飛散ディスクで確実に受け止めるには、下側の飛散ディスクを上側の飛散ディスクより、より一層大きくしなければならない。このため、従来の粉粒体充填装置は、袋や容器に充填する粉粒体の量のばらつきを少なくしようとすればするほど、粉粒体を吐出する部分の構造が大きくなるという問題があった。
【0009】
本発明は、粉粒体受け部で粉粒体を受け止めて、粉粒体の排出と停止を行う構造を大型化することなく、粉粒体受け部から粉粒体が零れ落ちるのを防止した粉粒体排出制御装置と、この粉粒体排出制御装置を備えた粉粒体供給装置とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の粉粒体排出制御装置(60)は、粉粒体を案内する上下方向を向いた案内筒(25)と、中空回転軸(28)と前記中空回転軸(28)の外周に設けられた螺旋状の羽根(29)とを有して、前記案内筒(25)の内部で回転して粉粒体を供給搬送する、上下方向を向いたオーガ(27)と、前記中空回転軸(28)の下端部に設けられ、前記案内筒(25)の下端部との間に隙間(G)を形成して外周部分が前記案内筒(25)より外側に突出した粉粒体受け部(40)と、を備え、前記粉粒体受け部(40)は、前記中空回転軸(28)と連通して上部が開放されたケーシング(42)と、前記ケーシング(42)の開放された部分に設けられて、気体の通過を許容し、かつ前記ケーシング(42)内に粉粒体が侵入するのを阻止する気体通過体(43)と、を有しており、前記中空回転軸を介してケーシング(42)内の気体を吸引して、前記ケーシング(42)内を所定の負圧以上にし、かつ前記オーガ(27)と前記粉粒体受け部(40)との回転を停止することにより、粉粒体を前記気体通過体(43)に吸着して、前記案内筒(25)内の粉粒体の排出を止める、ことを特徴としている。
【0011】
本発明の粉粒体供給装置(20)は、粉粒体を貯留しておく粉粒体貯留手段(24)と、前記粉粒体貯留手段(24)と粉粒体収納体(W)との間で、前記粉粒体貯留手段(24)に貯留された粉粒体を前記粉粒体収納体(W)に供給する、上記の粉粒体排出制御装置(60)と、を備えた、ことを特徴としている。
【0012】
なお、[課題を解決するための手段]における括弧書きの符号は、実施の形態と対応し易くするために付したものであって、本発明を限定するものではない。
【発明の効果】
【0013】
本発明の粉粒体排出制御装置は、ケーシング内を所定の負圧以上にして、オーガと粉粒体受け部との回転を停止することにより、粉粒体を気体通過体に吸着して、案内筒内の粉粒体の排出を止めるようになっている。このため、本発明の粉粒体排出制御装置は、従来よりも、小型の構造で、粉粒体受け部から粉粒体が零れるのを防止することができる。
【0014】
本発明の粉粒体供給装置は、粉粒体が零れるのを防止した上記の粉粒体排出制御装置を備えているので、粉粒体収納体に供給する粉粒体の量のばらつきを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施形態における粉粒体排出制御装置と、この粉粒体排出制御装置を備えた粉粒体供給装置の正面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る粉粒体排出制御装置の図である。(A)は正面図である。(B)は(A)のC−C矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態における粉粒体の排出を制御する粉粒体排出制御装置と、この粉粒体排出制御装置を備えて、この粉粒体排出制御装置によって粉粒体の排出量を制御して袋や容器に粉粒体を供給する粉粒体供給装置とを図に基づいて説明をする。
【0017】
図1は、本発明の実施形態における粉粒体排出制御装置と、この粉粒体排出制御装置を備えた粉粒体供給装置の正面図である。
図2は、
図1の左側面図である。
図3は、
図1の平面図である。
【0018】
粉粒体供給装置20は、次の各構成要素を備えている。基台BAに垂直に設けられた固定支柱21。固定支柱21に高さ位置を調節可能に設けられた昇降支柱22。昇降支柱22と一体の支持フレーム23。支持フレーム23に設けられて粉粒体を貯留する円錐状の粉粒体貯留手段としてのホッパ24。ホッパ24の下部に設けられて、粉粒体の落下を案内する上下方向を向いた案内筒25。昇降支柱22の上部に設けられた駆動モータ26。駆動モータ26に連結された中空回転軸28と中空回転軸28の外周に設けられた螺旋状の羽根29とを有して案内筒25の内部で回転して粉粒体を供給搬送する上下方向を向いた回転可能なオーガ(別名、スクリュ)27。中空回転軸28の下端部28aに設けられて、案内筒25の下端部25aとの間に隙間Gを形成して外周部分が案内筒25より外側に突出した円盤状の粉粒体受け部40。ホッパ24の上部に設けられて粉粒体を投入する投入口32。ホッパ24内の粉粒体の貯蔵オーバを検知する検知センサ33。中空回転軸28の上端部に接続された気体吸引装置34及び窒素供給装置35。
【0019】
以上の構成において、案内筒25、オーガ27、粉粒体受け部40は、粉粒体排出制御装置60を構成している。
【0020】
図4は、粉粒体排出制御装置の図である。(A)は正面図である。(B)は(A)のC−C矢視図である。
図5は、粉粒体受け部40の断面図である。
図6は、
図5の矢印Dの部分の拡大図である。
【0021】
粉粒体受け部40は、中空回転軸28にねじ込まれた連結軸41と、連結軸41にねじ込まれたケーシング42と、ケーシング42の開放された部分に設けられた気体通過体としてのフィルタ部43等を備えている。
【0022】
連結軸41には、中空回転軸28の貫通孔28bの下端部に形成された雌ねじ28cにねじ込まれる雄ねじ41aと、中空回転軸28の貫通孔28bに連通する連通孔41bとが形成されている。また、連結軸41には、連通孔41bと直交して連通する横孔41cが連通孔41bを中心にして放射状に形成されている。連結軸41の下端部には、ケーシング42の中心に形成された雌ねじ42aがねじ込まれる雄ねじ41dが形成されている。横孔41cは、フィルタ部43の中心部分を受け止めるための段部41eに形成されている。
【0023】
ケーシング42は、カップ状に形成されて、上部が開放されている。ケーシング42の開放された部分の周囲上端部には、フィルタ部43が嵌合される段部42bと、段部42bより外周にフィルタ部43の外周を囲んで案内筒25側に(上方に)突出した突条部42cとが形成されている。
【0024】
フィルタ部43は、リング状に形成されて、連結軸41を貫通させて、連結軸41の段部41eと、ケーシング42の段部42bとに受け止められて、ハウジング42の開放部を塞いで、ハウジング42とで、気体室42dを形成している。また、フィルタ部43は、連結軸41の軸方向に移動しないように、連結軸41に着脱自在な止め輪44によって抜け止めされている。
【0025】
フィルタ部43は、リング状の上円板45及び下円板46と、上円板45と下円板46とに挟まれたフィルタ47とで構成されている。上円板45と下円板46とには、気体が通過する多数の貫通孔45a,46aと、連結軸41が貫通する貫通孔45b、46bとが形成されている。フィルタ47もリング状に形成されている。フィルタ47は、非錆金属製の線材を
或いは繊維を互いに絡ませるようにして形成されており、気体の通過を許容するが粉粒体の通過を阻止するようになっている。このフィルタ47によって、気体室42dに粉粒体が侵入しないようになっている。
【0026】
次に、粉粒体排出制御装置60と粉粒体供給装置20との動作を説明する。
【0027】
先ず、駆動モータ26が始動してオーガ27が回転する。オーガ27は、回転しながら羽根29によってホッパ24内の粉粒体を下方に搬送する。このとき、案内筒25が粉粒体の案内をする。粉粒体Pは、案内筒25の下端部25aと粉粒体受け部40との間の隙間Gから排出される。このとき、粉粒体受け部40は、オーガ27と一体に回転しているため、粉粒体Pを遠心力によって分散しながら排出する。このため、粉粒体は、塊となって、粉粒体収納体としての袋Wに落下することが殆どない。
【0028】
ところで、粉粒体によっては、空気によって酸化し易い粉粒体がある。酸化し易い粉粒体としては、コピー器用の磁性体を含んだトナー、小麦粉、脱脂粉乳等がある。これらの粉粒体は、窒素を含ませておくと、長期間、殆ど酸化することなく保存することができる。
【0029】
そこで、酸化し易い粉粒体の場合には、オーガ27を始動させたとき、窒素供給装置35も始動させて、粉粒体に窒素を供給するのが好ましい。窒素供給装置35が始動すると、窒素が、オーガ27の中空回転軸28の貫通孔28b、連結軸41の連通孔41b、及び横孔41cを案内にして、気体室42dに供給される。気体室42dに供給された窒素は、フィルタ部43の
下円板46及び
上円板45の貫通孔
46a,45aとフィルタ47とを通過して、フィルタ部43上を流れている粉粒体に吹き込まれる。粉粒体Pは、窒素を含んで袋W内に排出される。窒素を含んだ粉粒体Pは、長期間、殆ど、酸化することなく保存される。
【0030】
袋Wに所定量の粉粒体が供給されると、駆動モータ26が回転を停止する。すると、オーガ27と粉粒体受け部40も回転を停止する。
なお、窒素供給装置35を作動させている場合には、窒素供給装置35も停止する。このため、粉粒体は、案内筒25内を搬送されるのを停止されるとともに、粉粒体受け部40から遠心力によって飛散するのも停止される。
【0031】
このため、粉粒体受け部40上の粉粒体は、粉粒体受け部40上に安息角αを形成して滞留する。粉粒体受け部40には突条部42cが形成されているので、粉粒体は、容易に、安息角を形成して粉粒体受け部40上に滞留する。滞留した粉粒体は、隙間Gを埋めて、後続の粉粒体が排出されるのを止める弁の役目をする。このため、後続の粉粒体は、案内筒25内から自重によって流れ落ちることがない。よって、粉粒体排出制御装置60は、粉粒体の排出を停止したことになる。
【0032】
なお、粉粒体が安息角αを形成して粉粒体受け部40に滞留し易いように、案内筒25の内径、案内筒25の下端部25aと粉粒体受け部40との間の隙間G、粉粒体受け部40の直径等の各値を設定してある。
【0033】
一方、駆動モータ26が回転を停止したとき、相前後して、気体吸引装置34が始動する。気体吸引装置34が始動すると、中空回転軸28の貫通孔28b、連結軸41の連通孔41b、横孔41c、気体室42d内が所定の負圧以上になり、フィルタ部43を通じて、粉粒体の空気が吸引される。これに伴って、粉粒体Pが、フィルタ部43の上面に吸着される。
【0034】
したがって、粉粒体排出制御装置60は、粉粒体Pをフィルタ部43の上面に吸着するので、粉粒体Pが形成する安息角が崩れるのを防止して、粉粒体を粉粒体受け部40に滞留させ、粉粒体受け部40からの粉粒体の零れ落ちを防止することができる。また、安息角が多少崩れるようなことがあっても、粉粒体Pをフィルタ部43の上面に吸着しているため、粉粒体受け部40からの粉粒体の零れ落ちを防止することができる。
【0035】
さらに、粉粒体排出制御装置は、粉粒体Pをフィルタ部43の上面に吸着するため、従来よりも、小型の構造で、粉粒体が零れ落ちるのを防止することができる。
【0036】
また、粉粒体供給装置20は、粉粒体が零れるのを防止した上記の粉粒体排出制御装置を備えているので、粉粒体収納体に供給する粉粒体の量のばらつきを少なくすることができる。
【0037】
このようにして、所定量の粉粒体が供給された袋Wは、袋閉じ装置75によって密閉される。
【符号の説明】
【0038】
20:粉粒体供給装置、24:ホッパ(粉粒体貯留手段)、25:案内筒、25a:案内筒の下端部、27:オーガ、28:中空回転軸、28a:中空回転軸の下端部、28b:中空回転軸の貫通孔、29:羽根、34:気体吸引装置、35:窒素供給装置、40:粉粒体受け部、42:ケーシング、42c:突条部、43:フィルタ部(気体通過体)、45:上円板(多孔板)、45a:貫通孔(気体通過孔)、46:下円板(多孔板)、46a:貫通孔(気体通過孔)、47:フィルタ、60:粉粒体排出制御装置、P:粉粒体、W:袋(粉粒体収納体)、G:隙間。