(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、移動販売店から購入したいと考えている顧客がいたとしても、顧客の望む時間に、顧客の望む場所に移動販売店がいないと、販売を行うことができない。つまり、購入したい顧客がいるにもかかわらず、移動販売店がいないため、販売機会の損失が生じるという問題があった。
【0006】
これを解決するため、移動販売店側が、所定の日時には必ず所定の場所にいるように決めてしまうことも考えられる。この場合、顧客側が、場所と日時を理解していれば、機会損失を小さくできる。しかし、このような固定的な運営では、各場所において顧客が購入を希望する商品が日によって変動するにもかかわらず、これに柔軟に対応できないという問題がある。たとえば、既存の巡回場所に代わる新たな巡回場所を開拓するためのは、既存の巡回場所での売上を失うというリスクがつきまとうことになる。
【0007】
また、インターネット等を利用して購入者が申込を行い、商品を引き取りに行くという販売方法においては、販売側、購入側のいずれにおいても、そのバリエーションがなく、販売方法が固定的であるという問題があった。このような問題は、固定店舗だけでなく移動店舗にもあてはまるものである。
【0008】
この発明は、上記のいずれかの問題点を解決して、移動販売店における損失機会を小さくし、販売側にも顧客側にもメリットをもたらす移動販売店用の管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
また、注文方法にバリエーションを持たせて、販売側、購入側の双方にとって好ましいシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)この発明の購買決済システムは、
商品を購入する顧客が有する購買者端末と、前記購買者端末から購入予約を受けた商品を所定の販売場所に移動して販売する販売店が有する販売店端末と、前記購買者端末と前記販売店端末との間で行われた商品の移動販売を仲介する購買決済仲介装置とを、ネットワークを介して接続した移動販売のための購買決済システムであって、
前記購買者端末は、購入対象商品の少なくとも販売場所および販売日時を指定して購入予約することにより購入予約処理を実行する購入予約手段を備え、
前記購買決済仲介装置は、前記購入予約処理に基づいて各販売店についての購入予約商品データを集計して、各販売店の販売場所毎の利益指標を算出する利益指標算出手段を備え、
前記販売店端末は、前記利益指標を算出した複数の販売場所のうち、少なくとも1つの販売場所を選択して成約販売場所として決定する販売先決定手段を備え、
前記購買決済仲介装置は、前記成約販売場所に対応する商品を購入予約した購買者端末に対して商品の引換IDを送信すると共に、当該購買者端末を有する顧客に対し決済処理を実行する決済手段を備えること、
を特徴とする。
【0011】
これにより、既存する営業時間の空き時間等を効率的に稼動することができ、商品の販売者は今まで以上の大きな利益を得ることができる。また、今まで移動販売に時間をかけられない販売店であっても使用することが容易である。販売店が増えることで購買者の選択が増える好循環ができ、管理サーバの運営者も手数料で利益を得ることができる。さらに、購買者にとっても所定の販売日時に近くの販売場所まで行くだけで所望の商品を手頃な値段で手に入れることができるというメリットがある。
【0012】
(2)この発明の購買決済システムは、
前記購買決済仲介装置の決済手段は、前記成約販売場所に対応する商品を購入予約した購買者端末に対して注文成約連絡を送信する際に、前記成約販売場所に対応する商品の購入金額の一部または全部について第1の決済処理を行い、その後、前記成約販売場所にて販売数量確定送信を受けた際に、前記成約販売場所に対応する商品の前記販売数量に応じて第2の決済処理を行うこと、
を特徴とする。
【0013】
これにより、購買者が注文した商品を取りに来ないような場合であっても、既に購入金額が全て支払い済み、または既に支払い済みの一部料金は徴収しているので、損害を低減することができる。
【0014】
(3)この発明の購買決済システムは、
前記購買決済仲介装置の決済手段は、前記成約販売場所に対応する商品を購入予約した購買者端末に対して注文成約連絡を送信し、その後、前記成約販売場所にて販売数量確定送信を受けた際に、前記成約販売場所に対応する商品の前記販売数量に応じて決済処理を行うこと、
を特徴とする。
【0015】
これにより、商品の購入予約者に対して、事前に注文の成約連絡を送信しておき、販売場所で実際に引き換えられた数量に応じて決済することができる。
【0016】
(4)この発明の購買決済システムは、
前記購買決済仲介装置の決済手段が、成約販売場所として選択された販売場所の商品を購入予約した購買者端末に対しては成約の連絡を通知し、成約販売場所として選択されなかった販売場所の商品を購入予約した購買者端末に対しては不成約の連絡を通知すること、
を特徴とする。
【0017】
これにより、成約販売場所として選択されなかったことを通知することができるため、購買者が他の購入方法を直ちに検討することができる。
【0018】
(5)この発明の購買決済システムは、
前記販売日時が、販売開始時間および販売終了時間で特定されること、
を特徴とする。
【0019】
これにより、販売開始時間および販売終了時間で特定される販売時間において、移動販売の注文を行うことができる。
【0020】
(6)この発明の購買決済システムは、
前記購買者端末から、商品の販売場所候補が指定されること、
を特徴とする。
【0021】
これにより、購買者が希望する場所(例えば、自宅など)まで、商品を配達させることができる。
【0022】
(7)この発明の購買決済システムは、
前記利益指標が、販売利益の総額または売上総額であること、
を特徴とする。
【0023】
これにより、販売利益の総額または売上総額を考慮して、販売場所の選択を行うことができる。
【0024】
(8)この発明の購買決済システムは、
前記販売店端末は、さらに、販売場所の各商品について販売可能数量を入力するための、販売可能数量入力手段を備え、
前記購買決済仲介装置の決済手段が、販売可能数量が不足する場合に、対応する購買者端末に対して購入予約の不成約の連絡を通知すること、
を特徴とする。
【0025】
これにより、一部でも販売可能数量が不足する購入予約者に対して、不成約の連絡を通知することができる。
【0026】
(9)この発明の購買決済システムは、
前記購買者端末から、希望する販売場所を複数指定することが可能な構成としたこと、
を特徴とする。
【0027】
これにより、注文の成約確率を高めることができる。
【0028】
(10)この発明の購買決済仲介装置は、
購買者端末と販売店端末との間で行われた商品の移動販売を仲介する購買決済仲介装置であって、
購買者端末からの購入対象商品の少なくとも販売場所および販売日時を指定した購入予約処理に基づいて各販売店についての購入予約商品データを集計して、各販売店の販売場所毎の利益指標を算出する利益指標算出手段と、
前記利益指標を算出した複数の販売場所のうち、少なくとも1つの販売場所を選択することにより前記販売店端末により決定された、前記成約販売場所に対応する商品を購入予約した購買者端末に対して商品の引換IDを送信すると共に、当該購買者端末を有する顧客に対し決済処理を実行する決済手段と、
を備えたこと、を特徴とする。
【0029】
これにより、管理サーバの運営者は手数料で利益を得ることができる。
【0030】
(13)(14)(20)この発明に係る購買決済仲介装置は、商品を購入する顧客が有する購買者端末および商品を販売する販売店が有する販売店端末と通信可能な購買決済仲介装置であって、前記販売店端末から、受取場所、受取日時、商品を示した販売案内を受信して記録する販売案内受付手段と、前記購買者端末に対して、各販売店の販売案内を送信する販売案内送信手段と、前記購買者端末から、前記販売案内を指定した購入申出を受信して記録する購入申出受付手段と、前記販売者端末から、前記購入申出に対する受諾を受信し、前記購買者端末に対して成約の旨を送信する成約通知手段と、前記販売者端末から、商品の引渡確認を受信する引渡確認確認受付手段とを備え、前記販売案内は、前記成約があれば代金全額を徴収する通常注文と、前記成約があって商品の引き渡し確認があれば代金全額を徴収し、引渡確認がなければ代金の一部を徴収するIF注文とを少なくとも含む複数の注文方法の内から選択した注文方法を指定したものであることを特徴している。
【0031】
したがって、状況に応じて、適切な注文方法によって注文を成約させることができる。
【0032】
(15)この発明に係る購買決済仲介装置は、成約通知手段が前記受諾を受信した後に、前記購買者端末から他の購入申出を受信すると、当該他の購入申出を受け付けないか、または当該他の購入申出については販売者端末からの受諾なく成約させるとともに、商品の引き渡し確認があった場合のみ代金全額を徴収するスイッチ注文として取り扱うことを特徴としている。
【0033】
したがって、購入申出に対する成約の確定後においても、当該場所での販売機会を得る可能性を選択することができる。
【0034】
(16)この発明に係る購買決済仲介装置は、受諾には、前記販売者の商品の在庫数量が含まれており、当該在庫数量が、当該受取場所、当該受取日時における各購買者からの購入申出に含まれる当該商品の申出数量を下回っている場合には、当該各購入申出を、商品の引き渡し確認があった場合のみ代金全額を徴収するスイッチ注文として取り扱うことを特徴としている。
【0035】
したがって、在庫数量が購入申出の数量を下回っていても、販売機会を得ることができる。
【0036】
(17)この発明に係る購買決済仲介装置は、販売店には、移動店舗にて販売を行う販売店が含まれており、前記移動店舗による販売店は、移動して販売を行う受取場所、受取日時を指定して販売申出を行うことを特徴としている。
【0037】
したがって、移動店舗について適用することができる。
【0038】
(18)この発明に係る購買決済仲介装置は、販売店には、固定店舗にて販売を行う販売店が含まれており、前記固定店舗による販売店は、販売を行う受取場所、受取日時を指定して販売申出を行うことを特徴としている。
【0039】
したがって、移動店舗について適用することができる。
【0040】
(19)この発明に係る購買決済仲介装置は、販売申出送信手段が、注文方法を認識可能に購買者端末にて表示して区別できるように販売申出を購買者端末に送信することを特徴としている。
【0041】
したがって、購買者が容易に注文方法を知ることができる。
【0042】
(20)(21)この発明に係る購買決済仲介装置は、商品を購入する顧客が有する購買者端末および商品を販売する販売店が有する販売店端末と通信可能な購買決済仲介装置であって、前記販売店端末から、少なくとも受取場所、商品を示した販売案内を受信して記録する販売案内受付手段と、前記購買者端末に対して、各販売店の販売案内を送信する販売申出送信手段と、前記購買者端末から、少なくとも受取場所、受取日時、商品を指定した、第1の形態による購入申出を受信して記録する購入申出受付手段とを備え、前記購入申出受付手段は、前記販売者端末から、当該受取場所、受取日時における第1の形態による購入申出の受付を締め切る旨の連絡を受けると、それ以降、当該受取場所、受取日時についての購入申込出を、第2の形態による購入申出として受け付けることを特徴としている。
【0043】
したがって、申出の受付を締め切った後も、販売機会を得ることができる。
【0044】
(22)この発明に係る購買決済仲介装置は、第1の形態による購入申出は、成約があれば代金全額を徴収する通常注文または、前記成約があって商品の引き渡し確認があれば代金全額を徴収し、引渡確認がなければ代金の一部を徴収するIF注文のいずれかであり、第2の形態による購入申出は、商品の引き渡し確認があった場合のみ代金全額を徴収するスイッチ注文であることを特徴としている。
【0045】
したがって、申出の受付を締め切った後も、スイッチ注文として注文を受け付けることができる。
【0046】
なお、この実施形態において、
図11に示すステップS66の処理が「購買者端末106の購入予約手段」に対応する。
図13に示すステップS82〜S86の処理が「購買決済仲介装置104の利益指標算出手段」に対応する。
図13に示すステップS88の処理が「販売店端末102の販売先決定手段」に対応する。
図13に示すステップS94、S96の処理が「購買決済仲介装置104の決済手段」に対応する。
【0047】
この実施形態において、「移動販売店」とは、小売業者、製造業者、生産業者、卸売業者などの移動型販売店をいい、移動販売車両などを用いて、移動販売を行う販売店をいうものである。通常は、固定店舗にて営業を行っており、一時的に移動販売を行うような場合や、固定店舗にて営業を行いつつ、同時に移動販売を行うような場合も含む概念である。
【0048】
「販売案内受付手段」は、実施形態においては、ステップS16、S17がこれに対応する。
【0049】
「販売申出送信手段」は、実施形態においては、ステップS252、S253、S254がこれに対応する。
【0050】
「購入申出受付手段」は、実施形態においては、ステップS255がこれに対応する。
【0051】
「成約通知手段」は、実施形態においては、ステップS269がこれに対応する。
【0052】
「引渡確認受付手段」は、実施形態においては、ステップS273がこれに対応する。
【0053】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
1.第1の実施形態
1.1実施形態の概略
図1を用いて、本発明の購買決済システム100の概略について説明する。本発明の購買決済システム100では、
図1に示す手順(1)〜(6)で商品の購買およびその決済の仲介が行われる。
【0056】
手順(1)で、販売店端末102から、購買決済仲介装置104に移動販売しようとする商品の販売条件データ(販売しようとする商品、その商品の販売場所、定価、単位数量当たりの利益額など)がアップロードされる。
【0057】
手順(2)で、購買者端末106から、購入したい商品、およびその購買条件(販売店、販売場所および販売日時)を選択して購入予約の注文が行われる。なお、購買者端末106から、事前に顧客データを購買決済仲介装置104にアップロードしてユーザ登録し、併せて、商品購入の際に必要なポイントを購入しておく(手順(2’))。
【0058】
手順(3)で、購買決済仲介装置104は、所定の販売時間に含まれる各販売店ごとの購入予約注文を集計し、販売場所毎の利益指標(販売利益の金額など)を算出する。
【0059】
手順(4)で、販売店端末102から、購買決済仲介装置104により手順(3)で算出された、販売場所毎の利益額等の利益指標を参照した上で、販売対象(成約販売場所)とする販売場所と日時が選択され、購入予約が確定する。
【0060】
手順(5)で、購買決済仲介装置104は、販売対象として選択(購入予約が成約)された購買者端末106に対し、決済処理を実行すると共に、当該購買者端末106に注文成約連絡(引換番号を含む)を通知する。一方、販売対象として選択されず、購入予約が成約しなかった購買者端末106に対しては、不成約の連絡を送信する。
【0061】
手順(6)で、販売店端末102の顧客は、手順(4)で決定した販売日時に、手順(4)で決定した販売場所まで行き、販売店のスタッフに引換番号を見せて注文した商品を受け取る。
【0062】
上記の購買決済システムを実現するための具体的なハードウェア構成、処理内容などについて、以下に説明する。
【0063】
1.2ハードウエア構成
図2に、本発明の購買決済システム100(
図1)のネットワーク構成を示す。なお、以下では、弁当を移動販売する場合を例として説明する。
【0064】
図2に示すように、購買決済システム100は、購入決済仲介装置104(
図1)である購買決済仲介サーバ4と、販売店端末102(
図1)である販売店PC2と、購買者端末106(
図1)である購買者PC6とを備えており、これらはインターネットなどのネットワーク8を介して接続されている。また、販売店端末102を構成する携帯端末(携帯電話など)2’も、中継局9およびネットワーク8を介しての無線通信が可能である。
【0065】
購買者PC6は、商品を購入する顧客が有するコンピュータである。販売店PC2は、購買者PC6から購入予約を受けた商品を所定の販売場所に移動して販売する事業を行う販売店が有するコンピュータである。購買決済仲介サーバ4は、購買者PC6と販売店PC2との間で行われる商品の購買および決済を仲介するためのサーバである。移動販売車3は、携帯端末2’を有する販売店スタッフが注文を受けた商品を運搬するための車両である。
【0066】
図3は、販売店PC2のハードウェア構成を示す図である。販売店端末である販売店PC2は、CPU20、メモリ22、ディスプレイ24、記憶装置26、キーボード/マウス28、通信回路30などを備えている。販売店端末102の記憶装置26には、ブラウザ34の他、OS、メールソフト等の汎用的なソフトウェア(図示せず)が記憶されている。
【0067】
図4は、購買決済仲介サーバ4のハードウェア構成を示す図である。
図4に示すように、購買決済仲介サーバ4は、CPU40、メモリ42、ディスプレイ44、記憶装置46、キーボード/マウス48、通信回路40を備えている。
【0068】
購買決済仲介サーバ4の記憶装置46には、ブラウザ、メールソフトといった汎用的なソフトウェア(図示せず)の他、仲介決済プログラム52、販売店DB54a(
図19)、取扱商品DB54b(
図20)、販売場所DB54c(
図21)、購買者DB54d(
図22)、受付注文DB54e(
図23)、成約注文DB54f(
図24)が記憶されている。
【0069】
なお、購買者DB54d(
図22)には、購買者IDに対応付けて、商品購入のためのポイント数が記憶される。また、受付注文DB54e(
図23)および成約注文DB54f(
図24)を構成するデータには、通常注文とif注文を区別するためのフラグが含まれる。ここで、「通常注文」とは、注文を確定したときに購入金額の全額を一度に決済する通常の注文方式であるのに対し、「if注文」とは、注文が成約したときに購入金額の全部を決済しつつ、もし、購買者が商品を受け取りに来ない
場合には、一定額のポイントだけ差し引いて返還する注文方式である。
【0070】
図5は、販売店が有する携帯端末2’(
図2)のハードウェア構成を示す図である。
図5に示すように、携帯端末2’は、CPU60、メモリ62、ディスプレイ64、記憶装置66、入力キー/入出力センサ68、無線通信回路70を備えている。携帯端末2’の記憶装置66には、ブラウザ72の他、OS、メールソフト等の汎用的なソフトウェア(図示せず)が記憶されている。
【0071】
図6は、購買者PC6のハードウェア構成を示す図である。
図6に示すように、販売店PCと同様に、購買者PC6は、CPU20、メモリ22、ディスプレイ24、記憶装置26’、キーボード/マウス28、通信回路30、プリンタ32を備えている。購買者PC6の記憶装置26には、ブラウザ36の他、OS、メールソフト等の汎用的なソフトウェア(図示せず)が記憶されている。
【0072】
1.3本購買決済システム100における処理内容
(i)販売店の登録時における処理
図7および
図8を用いて、販売店の事前登録時の処理について説明する。
図7は、販売店の事前登録フローを示す図である。
図8は、販売店用の登録画面の表示例を示す図である。
【0073】
図7に示すように、販売店のユーザーが、販売店PC2のブラウザ34(
図3)を起動して、購買決済仲介サーバ4のサイトにアクセスすると(ステップS10)、購買決済仲介サーバ4から
図8Aに示す販売店用の登録画面データが販売店PC2に送信される(ステップS12)。
【0074】
さらに、新規登録ボタンB10を押下して表示される、販売店用の登録画面(
図8B)において、販売店PC2から販売店情報(店名、責任者名、販売スタッフ名、移動車両に関する情報、定休日の他、営業時間など)が入力される(ステップS14)。ここで入力されたデータは、販売店DB54a(
図4)に記憶される。
【0075】
販売店DB54aには、例えば、
図19に示すように、各販売店に付与される商品ID「0001」の他、店名「A店」、責任者名「江坂 太郎」、販売スタッフ名「江坂 次郎」、移動車両に関する情報「なにわ500 さ12−34」(ナンバープレートの番号)、定休日「土,日」、営業時間といった販売店に関するデータが記憶される。
【0076】
さらに、販売店PC2から、
図8Cに示す取扱商品の登録画面において、商品情報(商品名、販売価格および販売利益、商品の説明・写真、オプションなど)が入力される(ステップS16)。ここで入力されたデータは、取扱商品DB54b(
図4)に記憶される。取扱商品DB54bには、例えば、
図20に示すように、例えば、商品名「A弁当」、販売価格「500円」、販売利益(粗利)「100円」、商品の説明「1000 kcal」、オプション「ライス大盛り+50円」といった、取扱商品に関するデータが記憶される。
【0077】
その後、販売店PC2から、
図8Dに示す販売場所の登録画面において、複数の販売場所が入力される(ステップS18)。
【0078】
販売場所の入力は、例えば、キーボード/マウス48(
図4)を介して、マップ上に位置指示アイテム(
図8Dに下向き矢印で示すもの)をドラッグ&ドロップ等して行うことができる。さらに、GeocodingまたはGeoLocation API等の技術を利用して各販売場所の緯度・経度情報(例えば、小数点以下5桁または6桁までの数値)が抽出される。この実施例では、緯度・経度情報の抽出は、地図提供サーバ(図示せず)にアクセスして自動的に行うように構成し、緯度・経度情報をもとに販売店と購買者の距離と場所を判別する。また購買者が記憶している販売場所であれば緯度経度情報を登録しなくても注文は可能である。
【0079】
ここで入力および抽出されたデータは、販売場所DB54c(
図4)に記憶される。販売場所DB54cには、例えば、
図21に示すように、販売場所ごとに付与される販売場所IDにひも付けて、緯度・経度、これら緯度・経度から抽出される住所、販売場所名などの販売場所に関するデータが記憶される。
【0080】
最後に、購買決済仲介サーバ4から販売店PC2に、ログインIDおよびパスワードが送信され、販売店の登録処理が完了する(ステップS20)。
【0081】
(ii)購買者のユーザー登録時における処理
つぎに、
図9および
図10を用いて、購買者のユーザ登録時の処理について説明する。
図9は、購買者のユーザー登録フローを示す図である。
図10は、購買者用の登録画面の表示例を示す図である。
【0082】
図9に示すように、購買者が、購買者PC6のブラウザ36を起動して購買決済仲介サーバ4のサイトにアクセスすると(ステップS30)、購買決済仲介サーバ4から
図10Aに示す購買者用の登録画面データが購買者PC6に送信される(ステップS32)。
【0083】
さらに、新規登録ボタンB12を押下することで表示される、購買者のユーザ登録画面(
図10B)において、購買者PC6のキーボード/マウス28(
図6)を介して、ユーザーの個人情報である住所、氏名、連絡先(メールアドレス、携帯電話番号など)、およびユーザーが受け取りを希望する受取希望場所(場所名、緯度経度)が入力される(ステップS34)。購買者DB54dには、
図22に示すように、購買者ID「A001」にひも付けて、氏名、住所、保有ポイント、連絡先といった、購買者に関するデータ、およびユーザーが登録した受取場所が記憶される。
【0084】
上記各データは、購買決済仲介サーバ4に送信され、購買者DB54d(
図22)に記憶される。さらに、購買者PC6にログインIDおよびパスワードが送信され、購買者の登録処理が完了する(ステップS36)。
【0085】
なお、購買者は、予約注文を行うために必要なポイントの購入処理(クレジットカード決済やポイントカードの事前購入などで取得)を、事前に済ませておくか、以下の予約注文の際に購入する必要がある。
【0086】
ポイントの購入は、購買決済仲介サーバ4にアクセスして行えばよく、購入したポイントは、購買者DB54d(
図4、
図22)に記憶される。なお、この実施形態では、ポイントの交換率は、1ポイントにつき1円としている。
【0087】
(iii)購買者の予約注文時における処理
図11および
図12a、b、cを用いて、予約注文時の処理について説明する。
図11は、予約注文処理のフローチャートを示す図である。
図12a、b、cは、注文画面の表示例を示す図である。
【0088】
購買者端末6から購買決済仲介サーバ4のホームページにログインすると(ステップS50)、まず、商品のカテゴリー選択画面が表示される(ステップS52)。ここで、購買者は、カテゴリーリストの中から、1つのカテゴリー(例えば、
図12Aに示す上から二番目のカテゴリーである「弁当」)を選択する(ステップS54)。なお、
図12Aにおいて、各カテゴリーは、過去に商品の注文が多かったカテゴリー順に並べて表示されている。
図12Aの画面上には、広告が画面の右半分に表示されている(
図12Bにおいても同様)。
【0089】
つぎに、販売店の選択画面が表示される(ステップS56)。購買者は、選択したカテゴリーの商品を取り扱う販売店リストの中から(
図12B)、任意の販売店を選択する(ステップS58)。なお、
図12Aにおいて、販売店は、同カテゴリー内で過去に当該ユーザの利用率が高かった順にリスト表示されている。
【0090】
さらに、商品、数量の選択画面が表示される(ステップS60)。購買者は、画面上に表示された商品(販売店が、任意に順番を指定)の中から、購入しようとする商品を選択し(
図12C)、さらに、数量、オプションなどを入力して、「通常注文」ボタンB14または「if注文」ボタンB16の何れかを押下すると注文が行われる(ステップS62)。ただし、購入金額の金額に相当するポイント数を有していない場合には、注文(通常注文およびif注文の何れも)を行うことはできない。この場合、
図12Cに示すポイント購入ページへのログインボタンB13をクリックして、ポイント購入を行う。
【0091】
なお、通常注文とif注文を同時に注文することはできないが、通常注文とif注文とを別々に注文することはできる。ここで、「通常注文」とは、注文を確定したときに購入金額の全額を一度に決済する通常の注文方式であるのに対し、「if注文」とは、注文が成約したときに購入金額の全部を決済しつつ、もし、購買者が商品を受け取りに来ない
場合には、一定額のポイントだけ差し引いて返還する注文方式である。すなわち、「if注文」の場合、成約した注文の商品を受け取りに行かなくても、購入金額の全額は徴収されず、購入金額の
一部だけが徴収される。
【0092】
商品、数量の選択が終わると、受け取りを希望する販売場所および販売日時の選択画面(
図12cのD)が表示される(ステップS64)。ここで、購買者は、購買者端末6を介して、リスト表示された複数の場所の中から受け取りを希望する販売場所を選択し、プルダウンメニューから受け取りを希望する販売時間を選択して確定ボタンB18を押下する(ステップS66)。
【0093】
図12cのDに示す販売場所候補リストには、まず、最初に、
図9のステップS34で購買者が入力した販売場所が表示される。販売場所候補リストの2番目以降の販売場所は、
図7のステップS18で販売店が複数入力した場所の何れかであり、かつ、各販売場所における最大利益(if注文の商品が全て引き換えられた場合の利益総額)が高い順に表示される。また、
図12cのDに示す販売場所候補リストでは、併せて確定利益(if注文が全て商品が全て引き換えられなかった場合の利益総額(すなわち、通常注文の利益総額+if注文の
一部徴収金の総額))の順位が付されている。最大利益は、既に受けた注文を集計して、ステップS64で算出される。
【0094】
なお、
図11のステップS66において、購買者が2つ以上の販売場所を選択できるように構成してもよい。この注文では、1の販売場所が確定すると、その他の選択した販売場所は受付注文DB54eより削除され、確定した日時販売場所のみが成約注文DB54fに記憶される。
【0095】
図12cのDに示す販売場所候補リストにおいて、最大利益(または確定利益)が上位の場所ほど、販売店から選択される(すなわち、予約した注文が成約する)可能性が高いと考えられるが、購買者にとっては、販売場所までの距離を考慮することも必要である。遠くの販売場所まで行くのは不便だからである。よって、購買者としては、(a)注文成約の可能性が高い、最大利益(または確定利益)が上位の場所で、かつ、(b)受け取りに行くことが比較的容易な近隣の場所を選択することが多いと考えられる。
【0096】
近隣であるかどうかといった距離的な判断要素を提供するため、購買者が登録した住所と販売場所の座標情報に基づいて距離が計算される。
図12cのDでは、その結果に基づいて顧客が登録した住所に近い販売場所のハッチングで表示している。
【0097】
確定ボタンB18を押下することで予約注文の受付が完了し、受け付けられたデータは、受付注文DB54e(
図23)に記憶される(ステップS68)。
【0098】
さらに、受付完了のメッセージが購買決済仲介サーバ4から購買者端末6に通知される(ステップS70)。これにより、例えば、
図12cのEに示す「販売店が確定しましたら引換番号の連絡を、または販売店が確定しない場合には不成約の連絡をメールにてご連絡致します。」という連絡メッセージが購買者端末6の画面上に表示される。
【0099】
(iv)日時販売場所の決定時(注文成約時)における処理
図13〜
図15を用いて、販売場所の決定時(注文成約時)の処理について説明する。
図13は、販売店による販売場所の決定時における処理フローを示す図である。
図14および
図15は、注文成約時の表示例を示す図である。
【0100】
移動販売店の携帯端末2’がログインすると(ステップS80)、購買決済仲介サーバ4は、現在時刻を取得し、受付注文DB54f(
図23)から、現在時刻+所定時間(例えば、15分)以降で、もっとも近い販売時間帯(この実施形態では、30分)に含まれる全て注文データを抽出する(ステップS82)。
【0101】
例えば、現在時刻が、12時05分であった場合、12時18分以降で30分毎に区切られた直近の時間帯である12時30分〜13時00分に含まれる注文データが、受付注文DB54f(
図23)から抽出される。
【0102】
つぎに、購買決済仲介サーバ4は、各販売場所について、利益指標である確定利益、最大利益などを算出する(ステップS84)。なお、確定利益は、通常注文の利益総額+if注文における一部の
金額で算出される。
【0103】
さらに、購買決済仲介サーバ4は、その結果に基づいて、利益指標(最大利益など)の大きい場所順に販売場所を並べた、販売場所候補リストを生成する(ステップS86)。
【0104】
図14および
図15は、移動販売店の携帯端末2’からの販売場所の決定時における表示画面の例を示す。
図14Aに示すように、まず日時を選択、複数の販売場所が最大利益順にリスト表示される。各販売場所には、併せて販売総額の順位が並記される。
【0105】
図14Aに示すリスト表示を参照した携帯端末2’から販売場所が選択されると(ステップS88)、選択された場所の注文内容決定画面(
図14B)が携帯端末2’に送信される(ステップS90)。
【0106】
さらに、
図14Bに示す注文内容決定画面において、現在の在庫を参照しつつ、各商品についての販売可能数量を入力して決定される。さらに内容決定ボタンが押下されると表示される
図15Cに示す注文確定画面において確定ボタンが押下されると、携帯端末2’から注文内容データが購買決済仲介サーバ4に送信される(ステップS92)。
【0107】
注文内容データを受けて注文成約処理が行われる(ステップS94)。具体的には、一部の商品が不足するとその人の注文は、その商品または全部がキャンセルされる。例えば、先に予約した者の注文を優先したり、販売される商品の数量が最大になるように購買者を選択することが可能である。
【0108】
確定した注文は、注文番号、引換番号に関連付けて、成約DB54f(
図24)に、販売店DB54aの成約状況に注文番号が記憶される。併せて、購買者DB54d(
図3、
図22)に記憶されている保有ポイントについて、購入金額の全額に相当するポイントの引き落とし処理が行われる(第1の決済処理)。
【0109】
さらに、上記成約処理の後、購買決済仲介サーバ4から、注文成約メール(引換番号付き)または不成約の連絡メールが購買者PC6に送信される(ステップS96)。
【0110】
(v)引き渡し時における処理
注文商品の引き換え時における処理について、
図16〜
図18を用いて説明する。
図16は、引き換え時における処理のフローである。
図17は、引換入力画面の表示例を示す図である。
図18は、売り上げ結果の表示例を示す図である。なお、if注文については、購買者が受け取り時、注文を個別にキャンセルすることができる。
【0111】
販売店の所有する移動販売車3は、所定の販売開始時間(例えば、12時30分)までに販売場所に到達するように移動する。なお、移動販売車3は、少なくとも所定の販売終了時間(例えば、13時00分)までは前記販売場所に滞在することとする。
図15Cにおいて、「現在までの注文で締め切り」にチェックを入れることによって、注文を受けた商品の引き換え完了後は販売終了時間を待たずに移動可能となる。
【0112】
販売店のスタッフは、休養または移動のためログアウトしていれば、携帯端末2’のブラウザ72を起動し、再度購買決済仲介サーバへログインし、成約状況から注文番号を選択する(ステップS100)。
【0113】
これにより、
図17に示す受け取り入力画面に注文内容データが表示される(ステップS102)。販売店のスタッフは、画面上に表示された購買客毎の引換IDに基づいて、注文商品に間違いないか否かを確認し、問題がなければ商品の引き渡しを行う。これにより、商品を受け取りに来た顧客に対して商品の引き渡しをスムーズに行うことができる。
【0114】
ここで、if注文の商品を引き換えたときは、実際の受け取りの数量が別途入力される(ステップS104)。入力されたデータは、購買決済仲介サーバ4に送信される。
【0115】
購買決済仲介サーバ4では、if注文について、実際の受け取り数量に基づいて、ポイントの返還処理が行われる(ステップS106)。例えば、if注文の場合には、既に引き落とした購入金額の全額に相当する
ポイントから、一部(例えば、10%)のポイントが差し引かれた上で、ポイントが返還される。なお、通常注文の場合には、このような処理は不要である。
【0116】
さらに、対応する購買者PC6に対し、ポイントを返還したことを通知する連絡メールが送信される(ステップS108)。商品の引換を完了すると、販売店には、
図18に示す当該販売場所における売り上げ結果が表示される。
【0117】
また、通常注文で販売店から後払い指定されており、かつ購買者が登録した受け取り場所(例えば、自宅など)。この場合、注文が成約したとき(ステップS94)に決済を行わず、成約連絡(ステップS96)が送信される。その後、購買者に商品を受け渡す際(ステップS106)、販売数量確定送信(ステップS104)に応じたポイントの全額を決済、またはその他の決済(クレジットカード、電子マネーなど)が行なわれる。さらに、対応する購買者PC6に対し、決済完了メールが送信され(ステップS108)、
図18に示す当該販売場所における売り上げ結果が表示される。
【0118】
以降の販売時間について、上記と同様の処理を繰り返すことができる。すなわち、移動販売店の携帯端末2’から購買決済仲介サーバ4にアクセスして、表示された販売場所候補の中から新たな販売場所が決定される。
【0119】
1.4その他
なお、上記実施形態では、「if注文」を、注文が成約したときに購入金額の全部について決済しつつ、購買者が商品を受け取りに来ない購買者に対して、一定額のポイントだけ差し引いて返還する注文方式(全額前払いタイプ)とした。しかしながら、注文が成約したとき(
図13のステップS94)に購入金額の
一部に相当する一定額のポイントだけを決済しつつ、購買者が商品を受け取りに来た購買者に対して(
図16のステップS106)、残りのポイントを引き落とす注文方式(残額後払いタイプ)としてもよい。
【0120】
なお、上記実施形態では、「通常注文」で、注文が成約したとき(
図13のステップS94)に決済を行わなわず、購買者に商品を受け渡す際(
図16のステップS106)、販売数量確定送信(
図16のステップS104)に応じたポイントの全額決済処理を行う注文方式(全額後払いタイプ)としたが、この注文方式を設定しなくてもよい。
【0121】
なお、上記実施形態では、注文とif注文は同時に注文できないが、同時に注文できるようにしてもよい。
【0122】
なお、上記実施形態では、購買者からの注文およびif注文のキャンセルはできないが、注文およびif注文のキャンセル方法を設定してもよい。
【0123】
なお、上記実施形態では、if 注文については、購買者が受け取り時、注文を個別にキャンセルすることができるが、個別にキャンセルできないようにしてもよい。
【0124】
なお、上記実施形態では、通常注文、if 注文何れも注文の失効条件を設定していないが注文の失効条件を設定してもよい。
【0125】
なお、上記実施形態では、if注文と通常注文の何れかで注文する構成としたが(
図12C)、if注文と通常注文のうち、何れか一方のみで注文する構成としてもよい。
【0126】
なお、上記実施形態では、
図15Cにおいて、「現在までの注文で締め切り」にチェックを入れることによって、注文を受けた商品の引き換え完了後は販売終了時間を待たずに移動可能となるが、チェック項目「時間内は所定の場所で販売を継続」を設定し、チェックを入れることによって、商品の引き換え完了後も販売を継続できるようにしてもよい。
【0127】
なお、上記実施形態では、販売日時を30分区切りとしているが、その他の時間(例えば、1時間等)に変更してもよい。
【0128】
なお、上記実施形態では、
図18売り上げ結果に売り上げ金額を表示していないが、売り上げ金額等を表示設定してもよい。
【0129】
なお、上記実施形態では、近い場所をハッチングで示したが、近隣の場所を他の方で表示するように構成してもよい。例えば、最も近い場所から最も遠い場所までを虹色のグラデーション(赤−オレンジ−黄−黄緑−青緑−青−紫の7色)で色分けして表示しても良い。
【0130】
なお、上記実施形態では、利益指標の順位表示としたが、粗利率(粗利(販売利益)総額/販売総額)また最大利益、確定利益などの他の利益指標を算出するようにしてもよい。
【0131】
なお、上記実施形態では、注文IDとして数字のみで構成される注文番号を用い、引換IDとして数字のみで構成される注文番号を引換番号を用いたが、数字以外(ローマ字など)を含むものによってこれらを構成してもよく、引き換えバーコード、ユーザIDなど数字以外によってこれらを構成してもよい。
【0132】
なお、上記実施形態では、弁当を販売する場合について説明したが、日用品など他の商品を販売する場合に適用してもよい。
【0133】
なお、上記実施形態では、注文が成約および不成約の場合に、成約および不成約の何れの場合にも購買者に連絡することとしたが、例えば、所定時間内に連絡が無い場合には不成約とする旨の事前連絡を行っておき、注文が不成約の連絡を行わずに、成約した場合のみに成約の通知をするようにしてもよい。
【0134】
なお、上記実施形態では、成約/不成約の連絡を電子メールで送信することとしたが、その他の方法(例えば、SMS、SNS、電話、ボイスメール、携帯端末入出力センサー、ディスプレイ表示、通知音、音声認識技術等)で行ってもよい。
【0135】
なお、販売店と購買者間の連絡手段は設定されていないが前記連絡方法などで連絡できるようにしてもよい。
【0136】
なお、上記実施形態では、購買者端末および販売店端末としてPCを用いたが、
図5に示すような携帯端末、タブレット、ウェアラブルコンピューティングデバイス等で実現してもよい。
【0137】
なお、上記実施形態では、緯度・経度情報の抽出を、地図提供サーバ(図示せず)にアクセスして自動的に行うように構成しているが、携帯端末(ノートパソコン、携帯電話、ウェアラブルコンピューティングデバイス等など)のGPS,Wi-fi などの無線通信技術を利用して抽出してもよい。
【0138】
なお、上記実施形態では、管理サーバへのアクセスなどブラウザを用いたが、専用のプログラムによって実現しても良い。
【0139】
なお、上記実施形態では、管理サーバの運営者は手数料で利益を得るとしているが、その他の利益(例えば、広告料等)で運営してもよい。
【0140】
なお、上記実施形態では、予約注文を行うために必要なポイントの購入処理を事前に済ませておく必要があるが、予約注文に必要な金額の決済をその他の方法(例えば、クレジットカード、電子マネー等)で行ってもよい。
【0141】
なお、上記変形例は、その本質に反しない限り、他の実施形態においても適用することができる。
【0142】
2.第2の実施形態
2.1実施形態の概略
図25に、第2の実施形態による購買決済システムの概要図を示す。販売店端末202は、購買決済仲介装置206に対して、受取場所、受取日時、商品、価格などを示した販売案内を送信する。販売店が移動店舗である場合には、その店舗の移動にあわせた受取場所、受取日時(販売店から見れば販売場所、販売日時となる)を指定することになる。販売店が固定店舗である場合には、その店舗(支店がある場合にはいずれか一つの店舗)を受取場所とする。受取日時は、たとえば、11時〜11時30分のように所定の幅を持たせて指定することが好ましい。
【0143】
販売案内を受信した購買決済仲介装置206は、これを記録部218に記録する。多くの販売店端末202からの販売案内が送信されてくるので、記録部218には、販売案内が多数記録されることになる。
【0144】
購買者端末204からの要求を受けて、販売案内送信手段212は、記録部218に記録されている販売案内を送信する。なお、地域、販売店、商品などによって、販売案内を抽出して送信する。
【0145】
販売案内を受けた購買者端末204は、これを表示する。購買者端末204を操作する購買者は、いずれかの販売案内を選択して購入申出を送信する。購入申出受付手段214は、これを受信して記録部218に記録する。
【0146】
販売店端末202から、この購入申出に対し受諾の旨の通知があると、成約通知手段216はこれを受信し、購買者端末204に対して、成約した旨を通知する。
【0147】
購買者が受取時間に受取場所に出向いて商品を受け取ると、販売店端末202から引渡確認が送信される。引渡確認受付手段210は、これを受信して決済処理手段220に渡す。決済処理手段220は、引渡確認の有無に基づいて商品代金の最終的な決済処理を行う。決済処理手段220は、自ら決済を行ってもよいし、決済を行う装置に指示を出すものであってもよい。
【0148】
なお、販売店端末202から登録される販売案内においては、注文方法が指定されている。この実施形態では、販売店が通常注文とIF注文を選択して指定できるようになっている。
【0149】
通常注文が指定された販売案内について購入申出があり、販売店が受諾した場合、通常注文として成約する。通常注文においては、商品の引き取りがなく商品が引き渡されなくても、購買者は代金全額を支払う。したがって、通常注文が成約すると、決済処理手段220は、代金の全額を徴収する。
【0150】
IF注文が指定された販売案内について購入申出があり、販売店が受諾した場合、IF注文として成約する。IF注文においては、商品の引き取りがなく商品が引き渡されない場合、購買者は代金の一部(たとえば10%)を支払う。商品の引渡があった場合、購買者は代金の全部を支払う。したがって、IF注文が成約し引渡確認があった場合、決済処理手段220は代金の全額を徴収する。引渡確認がない場合、決済処理手段220は代金の一部を徴収する。
【0151】
なお、決済処理手段220による代金の徴収タイミングは、任意に定めることができる。また、2回以上に分けて徴収するようにしてもよい。たとえば、IF注文において、成約時に10%を徴収し、商品引渡確認があった場合には残りの90%を徴収し、引渡確認がなければ残金の徴収を行わないようにしてもよい。
【0152】
2.2購買決済システムのハードウエア構成
この実施形態における購買決済システムのハードウエア構成は、第1の実施形態と同様である。この実施形態においても、購買決済仲介装置として購買決済サーバ4を用いている。また、販売店端末として販売店PC2を用い、購買者端末として購買者PC6を用いている。
【0153】
2.3購買決済システムにおける処理内容
(1)販売店による販売案内の登録
販売店による販売案内の登録フローチャートは、第1の実施形態における
図7に示すものと同様である。ただし、この実施形態では、移動販売を行う店舗だけでなく、固定店舗にて販売を行う店舗も対象としている。したがって、ステップS18における販売場所としては、営業を行っている固定店舗の場所を一つ入力する。また、支店などによって複数箇所に店舗を有する場合には、それぞれが一つの販売店として登録を行う。
【0154】
また、この実施形態では、営業日、営業時間を時間単位で設定できるようにしている。営業時間設定画面を
図26aに示す。販売店は、販売店PC2を操作し、この営業時間設定画面において営業する時間帯を選択する。この実施形態では、全ての店舗について、30分単位で営業時間帯を選択するようにしている。また、営業日については、その日から1週間後までの営業日、休業日を設定できるようにしている。
【0155】
また、販売可能な商品を選択するための設定画面を
図26bに示す。商品名の横に、販売可能ボタン312が設けられている。このボタン312をクリックしてチェックマークを付けることで、当該商品は販売可能商品となり、購買者に対して販売案内画面(
図32)において表示される。チェックマークのついていない商品については、販売不可能商品となり、販売案内画面において表示されない。また、販売店の販売可能数が「0」となると、当該商品については、自動的に販売不可能商品となる。
【0156】
全て選択ボタン310をクリックすると、全ての商品を販売可能商品として選択することができる。いつもの商品ボタン314をクリックすると、欄316に登録されて表示されているパターン(各商品ごとに、販売可能商品と販売不可能商品とを決定したパターン)によって、販売可能ボタン312が選択される。
【0157】
さらに、この実施形態においては、受け付ける注文の形態が複数設けられている。ディフォルトの設定では、購買者が行った購入申込において、当該購入申込が引渡希望時間帯の開始時刻より24時間以上前であれば通常注文として扱い、24時間以内であればIF注文として扱うようになっている。
【0158】
(2)購買者によるユーザ登録
購買者によるユーザ登録のフローチャートは、第1の実施形態による
図9に示すものと同様である。
【0159】
(3)購入申込時の処理
図27、
図28に、ユーザによる購入申込の処理フローチャートを示す。この実施形態にいうところの「購入申込」は、第1の実施形態における「購入予約」と同様の意味である。購買者の操作により、購買者PC6のCPU20(以下、購買者PC6と省略することがある)は、ユーザIDを伴うログイン要求を行う(ステップS201)。購買決済仲介サーバ4のCPU40(以下購買決済仲介サーバ装置4と省略することがある)は、ユーザ認証を行った後、トップ画面を送信する(ステップS251)。購買者PC6は、これを表示する(ステップS202)。
【0160】
図29に、トップ画面の例を示す。最上欄には、ユーザIDを表示する欄230が設けられている。その下に、現在のポイントを表示するポイント表示欄232が設けられている、さらに、その下にスタートボタン234が設けられている。購買者は、このスタートボタン234をクリックすることにより、購入申込の操作を行うことができる。
【0161】
なお、注文状況ボタンは現在の注文の状況(まだ受け取っていない注文、過去の注文など)を表示するためのボタンである。ウオッチリストは、予め指定した店舗からの特別のお知らせを表示するためのボタンである。受取場所は、受け取りを希望する場所を設定するためのボタンである。
【0162】
購買者によってスタートボタン234がクリックされると、購買者PC6は、スタート画面要求を、購買決済仲介サーバ4に送信する(ステップS203)。これを受けた購買決済サーバ装置4は、スタート画面を生成して送信する(ステップS252)。
【0163】
このとき、購買決済サーバ装置4は、販売店によって登録された販売店情報に基づいて、スタート画面を生成する。
図31に、販売店情報DBの例を示す。各販売店の販売場所、取扱商品などが記録されている。取扱商品は、販売店により大カテゴリ、小カテゴリが付されて登録されている。なお、図示していないが、各店舗の営業日時も記録されている。
【0164】
購買決済サーバ装置4は、スタート画面を要求してきた購買者の登録住所(あるいは購買者PC6から受け取ったGPSによる購買書の現在位置でもよい)から各店舗が登録している販売場所までの距離を算出する。そして、近い順に並べ、所定数の販売場所を選択する。このようにして、
図30に示すようなスタート画面を生成して送信する。
【0165】
購買者PC6は、このスタート画面を表示する(ステップS204)。
図30のスタート画面において、日時表示欄252のボタンをクリックすることにより、商品の受け取りを希望する日時を選択することができる。ディフォルトでは、現在時刻より最も近い販売時間帯が選択されている。なお、この実施形態では、各店舗に共通して、30分を単位とした販売時間帯を使用するようにしている。
【0166】
また、ボタン240をクリックすることにより、店舗の選択の仕方を変えることができる。ディフォルトでは、「徒歩」と表示されており、距離の近い順に並べられている。販売している商品の種類(カテゴリ)によって選択することもできる。たとえば、大カテゴリである「食品」で検索を行ったり、小カテゴリである「イタリアン」で検索を行ったりすることができる。
【0167】
表示欄242は店舗名などを表示する欄である。表示欄244は商品の大カテゴリ、表示欄246は商品の小カテゴリを表示する欄である。なお、この欄244、246には、商品1として登録されている商品のカテゴリが表示されるようになっている。なお、大カテゴリ、小カテゴリとして表示したいものを、商品とは別に店舗が登録するようにしてもよい。表示欄248は、店舗のロゴなどを表示するための欄である。
【0168】
表示欄250には、1000mが表示されている。これより、上に表示されている店舗は、1000m以内に販売地点を持っていることを示している。
【0169】
また、各店舗の表示において、当該店舗が上記の受け取り希望日時において営業していない場合には、赤色で表示を行うようにしている。営業を行っている場合には、青色または黄色にて表示を行うようにしている。青色は通常注文にて受け付けを行っている店舗を示しており、黄色はIF注文にて受付を行っている店舗を示している。なお、24時間以内に受けとる注文の場合、ディフォルトはIF注文となっており、販売店は所定時間だけ通常注文での受付を行えるように切り替えを行うことができるようになっている。
【0170】
これらの情報を見て、購買者がいずれかの店舗をクリックすると、購買者PC6は、当該店舗が選択された旨を購買決済仲介サーバ4に送信する(ステップS205)。購買決済仲介サーバ4は、これを受けて、店舗DBを参照して当該店舗の商品選択画面を生成して送信する(ステップS253)。購買者PC6は、これを表示する(ステップS206)。
【0171】
図32に、商品選択画面の例を示す。商品画像を示す欄256、商品の説明やポイント(価格)を示す欄258が商品ごとに並んでいる。また、各商品ごとに注文数を設定するボタン254が設けられている。購買者は、注文数を設定した後、次へのボタンをクリックする。これにより、各商品の注文数が送信される(ステップS207)。
【0172】
購買決済サーバ4は、次に、受取場所選択画面を送信する(ステップS254)。購買者PC6はこれを表示する(ステップS208)。
図33に、受取場所選択画面を示す。当該店舗の販売場所が一覧にて示されており、この中から希望の場所を選択できるようになっている。図では、販売場所Aが選択されている。また、画面の下部には、商品とその数量が確認のために表示されている。
【0173】
購買者は、場所を選択した後、確認ボックス262にチェックを入れ、決定ボタン264をクリックする。なお、確認ボックス266にチェックを入れると、店舗側が、注文した数量より少ない数量しか用意できない場合でも、指定された販売方法(通常注文またはIF注文)にて、注文を成約させる意志を明らかにするためのものである。この確認ボックス266にチェックが入っていなければ、店舗側が、注文した数量より少ない数量しか用意できない場合、後述のようにスイッチ注文として成約させることになる。
【0174】
購買者PC6は、上記入力された選択場所および商品、数量を送信する(ステップS209)。これを受けた購買決済サーバ4は、この購入申込を、その時刻(申込時刻となる)とともにハードディスクに記録する(ステップS255)。
【0175】
以上のようにして、各購買者から、各店舗の各受取希望時間帯に対する購入申込が送信されて記録される。
図34に、登録された購入申込データの例を示す。各購入申込には、注文IDが付されて記録されている。
【0176】
(4)販売店による成約処理
図35〜
図37に、販売店による成約処理のフローチャートを示す。販売者は、販売店PC2を操作して、購買決済仲介サーバ4に販売店IDを伴ってログイン要求を行う。販売店PC2のCPU60(以下、販売店PC2と省略することがある)は、このログイン要求を販売決済仲介サーバ4に送信する(ステップS211)。購買決済仲介サーバ装置4は、販売者のユーザ認証を行った後、販売店のトップ画面を送信する(ステップS256)。販売店PC2は、このトップ画面を表示する(ステップS212)。
【0177】
図38に、販売店のトップ画面の例を示す。表示欄270には販売店IDが
示されている。その下の表示欄272には、当該販売店が保有するポイントが表示されている。販売状況ボタンをクリックすると、当該販売店の過去の販売状況や未処理の注文が表示される。ポイントボタンをクリックすると、ポイントの換金処理などを行うことができる。商品ボタンをクリックすると、商品の登録を行うことができる。営業日時ボタン、販売場所ボタンをクリックすると、営業日時の変更や販売場所の追加・削除などを行うことができる。
【0178】
販売者が販売店PC2を操作してスタートボタン274をクリックすると、販売店PC2は、スタート画面(販売場所選択画面)の要求を送信する(ステップS213)。購買決済仲介サーバ4は、この要求を受けて、当該販売店の該当する時間帯の各販売場所の購入申込を抽出する。この実施形態では、ディフォルトとして、未確定(成約または不成約の確定していないもの)の購入申込のうち、現在時刻から最も近い時間帯の購入申込を抽出する。購買決済仲介サーバ4は、抽出した各販売場所の購入申込に基づいて、販売場所選択画面を生成し送信する(ステップS257)。販売店PC2は、これを表示する(ステップS214)。
【0179】
図39に、販売場所選択画面の例を示す。購入申込のあった販売場所がリストアップされて表示されている。なお、対象とする受取日時を変更する場合には、ボタン280、282をクリックして変更する。
図39の例では、ラジオボタン284によって、販売場所Aが選択されている。なお、
図39の画面において、各販売場所における購入申込の合計金額の多い順に表示がされるようになっている。
【0180】
販売者は、この販売場所選択画面に基づいて販売場所を選択する。販売店PC2は、選択された場所を購買決済仲介サーバ4に送信する(ステップS215)。これを受けて、購買決済仲介サーバ4は、選択された販売場所における購入申込商品・購入申込数を表示するとともに、在庫数を入力するための画面を生成して送信する(ステップS258)。販売店PC2は、これを表示する(ステップS216)。
【0181】
図40に、販売可能数入力画面の例を示す。当該時間帯、当該場所における通常注文とIF注文の内容が示されている。各注文の表示には、チェックボックス290が設けられている。販売店は、チェックボックス290にチェックを入れることにより、当該注文を成約することができる。チェックボックス290にチェックがされなかった注文は不成約となる。このように、注文ごとに成約、不成約を決定することができる。
【0182】
また、下欄には、当該時間帯、当該場所における注文の合計数が示されている。販売店は、ボタン292をクリックすることで、販売可能数(引渡時点で確保可能な数)を入力することができる。
【0183】
販売可能数入力の後、販売者は、確定のチェックボックス294にチェックを入れ、締切のチェックボックス296にチェックを入れるか入れないかを選択して、決定ボタンをクリックする。販売店PC2は、入力された情報を、購買決済仲介サーバ4に送信する(ステップS217)。
【0184】
購買決済仲介サーバ4は、まず、注文ごとのチェックボタン290(
図40)にチェックが入れられているかどうかを判断する(ステップS259)。注文ごとのチェックボタン290に1カ所でもチェックが入っている場合には、チェックの入っている注文について、指定どおりの形態で注文を成約させる(ステップS261)。チェックの入っていない注文については、不成約とする。
【0185】
注文ごとのチェックボタン290のいずれにもチェックが入っておらず、販売可能数量が入力されている場合、CPU30は、ステップS260に進む。ステップS260において、各商品に付き、販売可能数が注文数以上であるかどうかを判断する。全ての商品について、販売可能数が注文数以上であれば、CPU30は、全ての注文を指定どおりの形態で成約させる(ステップS261)。
【0186】
いずれかの商品について、販売可能数が注文数を下回っていれば、次のように処理する。
【0187】
たとえば、注文ID「20094521」(注文1とする)にて、商品Aについて5個、商品Bについて3個、商品Cについて5個の注文(IF注文とする)があり、注文ID「19103105」(注文2とする)にて、商品Aについて5個、商品Bについて4個、商品Cについて3個のIF注文があったとする。さらに、注文ID「34560981」(注文3とする)にて、商品Aについて4個、商品Cについて2個のIF注文があったとする。さらに、注文ID「239865」(注文4とする)にて、商品Bについて4個、商品Cについて3個のIF注文があったとする。また、販売店が販売可能数を入力した時点では、この場所について、以上の4つの注文しか入っていなかったとする。
【0188】
また、申込時刻は、注文1が最も早く、注文2、注文3、注文4の順であったとする。また、注文1、2、4は、確認ボックス266(
図33参照)のチェックはなかったものとする。注文3についは、確認ボックス266(
図33参照)のチェックがされていたものとする。つまり、注文3については、数量が不足していても、成約させることを購買者が希望している。
【0189】
この場合に、販売店が、販売可能数として、商品Aについて8個、商品Bについて10個、商品Cについて9個を入力したとする。この時の状況を、
図41Aに示す。いずれの商品についても、注文数を合計すると、販売可能数を上回っている。
【0190】
この場合、CPU30は、注文の申込順に各商品を割り当てていく。注文1については、商品Aが5個の注文に対して8個の販売可能数であり、商品Bが3個の注文に対して10個の販売可能数であり、商品Cが5個の注文に対して9この販売可能数である。したがって、注文1については、商品A、商品B、商品Cともに割り当てが可能なので、指定どおりの形態にて注文を成約させる(ステップS261)。これにより、販売可能数は、商品Aが3個(8個−5個)、商品Bが7個(10個−3個)、商品Cが4個(9個−5個)となる。
【0191】
次に、CPU30は、注文2に割り当てを行う。注文2については、商品Aが5個の注文に対し3個の販売可能数、商品Bが4個の注文に対し7個の販売可能数、商品Cが3個の注文に対し4個の販売可能数である。商品B、Cについては販売可能数が足りているが、商品Aについては一部しか足りていない。したがって、未確定状態として、次の注文3の引き当てを行う。成約か否かが確定していないので、販売可能数を減算しない。つまり、販売可能数は、商品Aが3個、商品Bが7個、商品Cが4個のままとなる。
【0192】
次に、CPU30は、注文3に割り当てを行う。注文3については、商品Aが4個の注文に対し3個の販売可能数、商品Cが2個の注文に対し4個の販売可能数である。商品Aについては、注文数よりも販売可能数の方が少ない。ただし、前述のように、この注文3についは、確認ボックス266(
図33参照)のチェックがされている。つまり、数量が不足していたとしても注文を成約することを購買者が希望している。したがって、CPU30は、商品Aの3個、商品Cの2個に対して、注文を成約する。なお、商品Aが3個しかないことは、メールなどによって購買者に知らせる。
【0193】
続いて、CPU30は、注文4に割り当てを行う。注文4については、商品Bが4個の注文に対し7個の販売可能数、商品Cが3個の注文に対し2個の販売可能数である。また、注文4については、確認ボックス266(
図33参照)のチェックがされていない。したがって、未確定状態とする。
【0194】
以上で、全ての注文に対する検討が終了したので、CPU30は、次に、未確定状態の注文2、4についての成約、不成約を決定する。
図41Bに、残った販売可能数と、注文2、4の注文数を示す。
【0195】
まず、注文された商品の内、販売可能数が「0」となっている商品が含まれる注文については、不成約とする。したがって、注文2は、販売可能数が「0」となっている商品Aを注文に含むので、不成約となる。
【0196】
次に、上記の不成約注文を除外し、残りの注文をスイッチ注文として成約させる。したがって、注文4は、販売可能数が「0」となっている商品を注文に含まないので、スイッチ注文として成約される。
【0197】
上記の処理において、割り当ての結果、販売可能数が0となった商品は、CPU30が、販売不可能商品にそのステータスを変更する(
図42参照)。
【0198】
なお、この実施形態では、ディフォルトとしてIF注文が指定されるようになっている。IF注文の場合、商品の引き取れば全額を支払い、商品を引き取らなければ所定割合(例えば20%)を支払う注文方法である。購買決済仲介サーバ4は、成約時に当該注文の所定割合(たとえば20%)のポイントを精算し、商品引渡時に残りのポイントを精算するようにしている。なお、商品の引き取りがなかった場合には、残りのポイントの精算は行わない。
【0199】
通常注文は、商品の引き取りの有無にかかわらず、全額を支払う注文方法である。購買決済仲介サーバ4は、成約時に当該注文の全額のポイントを精算する。たとえば、店舗側が当該時間帯の注文を通常注文として受け付けるように指定している場合には、通常注文となる。
【0200】
スイッチ注文は、商品の引渡があれば支払いを行い、なければ支払う必要のない注文方法である。購買仲介サーバ4は、成約時に、一旦全額のポイントを精算する。
【0201】
次に、購買決済仲介サーバ4は、締切の指示(
図40のチェックボックス296にチェックがされたか)があるか否かを判断する(ステップS262)。締切の指示があれば、購買決済仲介サーバ4は、当該店舗の当該場所、時間帯について、これ以降の購入申込の受付を行わない(ステップS263)。締切の指示がなければ、購買決済仲介サーバ4は、当該店舗の当該場所、時間帯について、これ以降の購申込みは、スイッチ注文として成約させる(ステップS265)。
【0202】
購入申込による注文の成約の有無は、販売店PC2に対してメールとして送信される。また、当該時間帯において販売店によりステップS215にて選択されなかった販売場所における購入申込については、不成約となる。購買決済仲介サーバ4は、これらの購入申込を行った購買者に対しても、不成約のメールを送信する。
【0203】
なお、注文方法は、ディフォルトでIF注文となっている。この実施形態では、販売者は、これを所定時間の間、通常注文とすることができる。この場合、販売者は
図38の画面において、販売店IDの表示領域270(ボタンでもある)をクリックする。これにより、販売店PC2から注文方法切換要求が、購買決済仲介サーバ4に送られる。購買決済仲介サーバ4は、この要求を受けてから直近に開始する時間帯およびその次の時間帯について、今後受け付ける注文の受付方法を通常注文に変更する。
【0204】
たとえば、11時40分に注文方法切換要求が送信されてきた場合、これ以降に送信されてくる購入申込であって。12時〜12時30分の時間帯を受取希望とする購入申込および12時30分〜13時の時間帯を受取希望とする購入申込
について、ステップS261において通常注文として成約させる。
【0205】
なお、この実施形態では、販売店は引渡時間帯の開始時刻より所定時間前(たとえば15分前)までに、場所の確定(つまり成約の有無)を行うことになっている。したがって、前記所定時間の少し前になっても場所が確定されていない場合、購買決済仲介サーバ4は、当該販売店PC2に対してその旨を知らせるメールを送信する。
【0206】
それでも、販売店が場所を決定しない場合には、当該時間帯の購入申込の全てが不成約となる。
【0207】
(5)引渡時の処理
図42に、販売店による引渡処理のフローチャートを示す。この処理は、販売地点に行って(あるいは店舗にて)、商品を引き渡す際に行う処理である。
【0208】
販売者は、ログインを行ってトップ画面から、販売状況確認画面のボタンをクリックする(ステップS221、S271、S222、
図38参照)。これにより、販売店PC2は、販売状況確認画面要求を、購買決済仲介サーバ4に送信する(ステップS223)。
【0209】
購買決済仲介サーバ4は、これを受けて、販売状況確認画面を販売店PC2に送信する(ステップS272)。販売店PC2は、これを表示する(ステップS224)。
【0210】
図43に、販売状況確認画面の例を示す。ボタン300をクリックして、時間帯を選択することができるようになっている。その場所における、その時間帯の注文が、注文IDとともに表示されている。IF注文については、引渡数量を入力するためのボタン302が設けられている。IF注文の場合、販売店は、このボタン302をクリックして、引渡数量を入力する。なお、スイッチ注文がある場合も、引渡数量を入力するための画面が表示される。
【0211】
時間帯に購買者が商品の引き取りに現れない場合、その注文IDをクリックすることで、メールを送信できるようになっている。たとえば、時間が経過したので他の場所に移動する旨の連絡である。
【0212】
全ての注文について引渡が確認(引き取りがない場合を含めて)できると、確認チェックボックス304にチェックを入れ、決定ボタン306をクリックする。これにより、販売者PC2は、引渡確認およびIF注文やスイッチ注文における引渡数量が、購買決済仲介サーバ4に送信される(ステップS226)。
【0213】
購買決済仲介サーバ4は、これを受けて、各注文について取引の完了を記録するとともに決済処理を行う(ステップS273)。この実施形態では、通常注文については、成約時にポイントを引き落としているので、この段階ではポイントの引き落としはしない。
【0214】
IF注文については、成約時に所定割合(たとえば、20%)の引き落としを行っている。したがって、引渡を行った商品の数量分について、ポイントの残りの割合(たとえば80%)を引き落とす。
【0215】
スイッチ注文については、成約時にポイントを引き落としている。引渡をしなかった商品の数量分について、ポイントの返却処理を行う。
【0216】
(5)その他
上記実施形態では、移動店舗と固定店舗が混在する場合について説明した。しかし、移動店舗のみ、固定店舗のみであっても適用することができる。
【0217】
上記実施形態では、IF注文をディフォルトとしている。しかし、通常注文やスイッチ注文をディフォルトとしてもよい。
【0218】
上記実施形態では、成約時にポイントの決済を行い、引渡時に最終的な決済を行うようにしている。しかし、引渡時のみにまとめて決済を行うようにしてもよい。
【0219】
上記実施形態では、通常注文、IF注文を販売店側が指定し、スイッチ注文については条件により購買決済仲介サーバ4が決定するようにしている。しかし、スイッチ注文についても、販売店側が指定できるようにしてもよい。また、販売店側ではなく、購買者が上記各注文方法を選択できるようにしてもよい。
【0220】
上記実施形態では、色によって注文方法を認識可能となるように区別して表示している。しかし、文字、絵などによって認識可能に表示するようにしてもよい。
【0221】
上記実施形態では、商品として有体物を対象として説明した。しかし、金融商品など、無体物にも適用できる。また、その場で提供されるサービス(飲食物、教育など)も、この発明にいう商品の概念に入るものである。
【0222】
上記実施形態では、注文単位で、通常注文、IF注文、スイッチ注文としている。しかし、注文した商品ごとに、通常注文、IF注文、スイッチ注文として成約するようにしてもよい。
【0223】
上記実施形態では、注文に含まれる商品のいずれかについて、注文数に対する販売可能数が充足している場合でなければ、スイッチ注文を成立させないようにしている。しかし、注文に含まれる全ての商品について販売可能数が不足している場合であっても、スイッチ注文として成立させるようにしてもよい。
【0224】
上記実施形態では、いずれか一つの注文商品でも、販売可能数が「0」であれば、不成約とするようにしている。しかし、このような場合であっても、スイッチ注文を成立させるようにしてもよい。
【0225】
上記実施形態では、通常注文における決済を成約時に行っている。しかし、商品引渡時に決済を行うようにしてもよい。また、成約時と引渡時との2回に分けて決済を行うようにしてもよい。
【0226】
上記実施形態では、IF注文において、成約時に所定割合の決済を行い、引渡時に最終決済(引渡があれば残額の決済)を行うようにしている。しかし、成約時に全額の決済を行い、引渡時に最終決済(引渡がない場合には一部返金)を行うようにしてもよい。
【0227】
上記実施形態では、スイッチ注文において、成約時に全額の決済を行い、引渡時に最終決済(引渡がない場合には全額返還)を行うようにしている。しかし、引渡時のみに決済(引渡があった場合に徴収)を行うようにしてもよい。
【0228】
上記に示した、通常注文、IF注文、スイッチ注文は、組み合わせて実施可能であるが、それぞれ、単独で実施することもできる。