(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記封入材料の前記少なくとも一部を除去することによって、前記接着材料の前記側面表面の少なくとも一部を露出することは、前記封入材料の周辺から開始し、前記接着材料が露出されるまで内側に放射状に進行する前記封入材料の前記少なくとも一部をトリミングすることを含む、
請求項1に記載の方法。
前記封入材料の前記少なくとも一部を除去することによって、前記接着材料の前記側面表面の前記少なくとも一部を露出することは、前記接着材料の総厚のうちの1%から80%の間の深さに前記接着材料を露出することを含む、
請求項1に記載の方法。
前記接着材料の前記総厚のうちの1%から80%の間の前記深さに前記接着材料を露出することは、前記接着材料の前記総厚のうちの25%から65%の深さに前記接着材料を露出することを含む、
請求項3に記載の方法。
前記封入材料の前記少なくとも一部を除去することによって、前記接着材料の前記側面表面の前記少なくとも一部を露出することは、前記ウェーハの側面表面を露出するために、前記ウェーハの周辺から封入材料を除去することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記ウェーハの前記側面表面を露出するために、前記ウェーハの前記周辺から封入材料を除去することは、前記ウェーハの前記活性表面上に配置された前記封入材料の側面表面を、前記ウェーハの前記側面表面と少なくとも実質的に同一平面とさせることを含む、
請求項5に記載の方法。
前記封入材料の前記少なくとも一部を除去することによって、前記接着材料の前記側面表面の前記少なくとも一部を露出することは、前記ウェーハの周辺に近接した前記接着材料の一部を除去することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記封入材料の前記少なくとも一部を除去することによって、前記接着材料の前記側面表面の前記少なくとも一部を露出することは、前記ウェーハの周辺で、前記ウェーハの前記半導体材料の一部を除去することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記ウェーハの前記周辺で前記ウェーハの前記半導体材料の前記一部を除去することは、約0.05%から約5%の間の分だけ、前記ウェーハの直径を減少させることを含む、
請求項8に記載の方法。
前記封入材料の前記少なくとも一部を除去することによって、前記接着材料の前記側面表面の少なくとも一部を露出することは、前記キャリア基板の前記少なくとも側面表面上の前記封入材料の一部を残すことをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
前記ウェーハの前記活性表面および各側面表面、前記複数の半導体デバイス、前記接着材料の前記露出された側面表面および前記キャリア基板の前記側面表面の前記少なくとも一部を前記封入材料内に封入することは、
前記ウェーハ、前記複数の半導体デバイス、前記接着材料の前記露出された表面、前記キャリア基板の前記側面表面の前記少なくとも一部を、前記ウェーハの外径よりも大きい内径を示すモールド凹部内に配置することと、
前記モールド凹部内に封入材料を流し込むことと、
前記封入材料を硬化させることと、
を含む、
請求項1に記載の方法。
前記ウェーハの前記外径よりも大きい前記内径を示す前記モールド凹部内に前記ウェーハを配置することは、前記ウェーハの前記外径よりも約0.001%から約10%の間の分だけ大きい前記内径を示す前記モールド内に前記ウェーハを配置することを含む、
請求項12に記載の方法。
前記ウェーハの前記外径よりも大きい前記内径を示す前記モールド凹部内に前記ウェーハを配置することは、前記ウェーハの前記外径よりも約5mm以下大きい、前記内径を示す前記モールド内に前記ウェーハを配置することを含む、
請求項12に記載の方法。
前記ウェーハの前記活性表面上に配置された前記複数の半導体デバイスを封入することは、前記ウェーハの前記活性表面上に半導体ダイの積層の少なくとも側面表面を包囲することを含む、
請求項1に記載の方法。
前記ウェーハから前記キャリア基板を取り外すことは、前記接着材料を加熱することと、前記ウェーハから前記キャリア基板を取り外すために、前記キャリア基板および前記ウェーハのうちの他方に対して側方向に、前記キャリア基板および前記ウェーハのうちの少なくとも一つを動かすことを含む、
請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本開示の実施形態の示された図示は、任意の特定の半導体デバイス、半導体材料のウェーハ、ウェーハまたはそのコンポーネントを保護する方法における動作の実際の外観であることを意味するものではなく、例示的実施形態を記述するために用いられる単なる理想的表現に過ぎない。したがって、図面は、必ずしも同一の縮尺で描かれているとは限らない。
【0007】
開示された実施形態は、概して、半導体ウェーハの周辺を保護する方法および関連するシステムと装置とに関する。より詳細には、封入材料内のウェーハの活性表面、活性表面上の半導体デバイスのより完全な封入を含み得る、半導体材料のウェーハの周辺を保護する方法の実施形態が開示され、封入材料は、半導体ウェーハの周辺を保護するようにする。
【0008】
上述されたように、封入用に用いられるモールド体は、ウェーハの周辺における活性表面などの主要面と接触するとき、その周辺は、封入材料内に封入されないことがある。なぜなら、周辺は、モールドによって覆われているからである。ウェーハのうちの封入されていない周辺は、その後、損傷に対して脆弱と成り得る。例えば、ウェーハは薄く、約40μmから約60μmのオーダの厚さであり、脆い半導体材料、典型的にはケイ素である。キャリア基板から取り外された後で、ウェーハがさらなる処理、配送および他の取扱を必要とするので、ウェーハの周辺は、ひびが入ったり、砕けたりすることがあり、さもなければ損傷を受けることがある。周辺から内側に放射状にひびが伝搬するため、周辺に対する損傷は、ウェーハの他の領域にも悪影響を与えることがある。その結果として、ウェーハの活性表面上の半導体デバイスは、損傷を受けることがあり、収率を減少させる。
【0009】
さらに、ウェーハの周辺に対してモールドを押し付けることは、ウェーハに不必要な応力を課すことがある。例えば、モールドは、ウェーハの周辺における活性表面に対して、100kN以上(例えば、200kN以上)の力で押し付けることがある。ウェーハ内の応力は、2MPa、4MPa、または9MPaをも超えることがあり、それによって、ウェーハの損傷をその後伝搬させ得るひびを導入することがある。
【0010】
図1を参照すると、半導体材料のウェーハ100の断面図が示される。ウェーハ100は、例えば、半導体材料の薄いシートとすることができ、ウェーハ100の片側上の活性表面102と、ウェーハ100の反対側上の裏側表面104とを含むことができる。一つ以上の側面表面106は、ウェーハ100の周辺において、活性表面102と裏側表面104との間に、交差して延びることができる。より具体的には、ウェーハ100は、例えば、ケイ素材料の少なくとも実質的には円形の薄いディスクとすることができる。ウェーハ100の厚さTwは、例えば、約500ミクロン以下とすることができる。より具体的には、ウェーハ100の厚さTwは、例えば、約100ミクロン以下とすることができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100の厚さTwは、約50ミクロン以下(例えば、約40ミクロン)とすることができる。ウェーハ100が円形である実施形態においては、ウェーハ100の外径ODは、例えば、約100mm以上とすることができる。より具体的には、ウェーハ100の外径ODは、約200mm以上とすることができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100の外径ODは、約300mm以上とすることができる。
【0011】
少なくとも一つの半導体デバイス108が、ウェーハ100の活性表面102上に配置されることができる。例えば、ウェーハ100は、ウェーハ100の活性表面102上に分布した複数の半導体デバイス108を含むことができる。少なくとも一つの半導体デバイス108は、例えば、ウェーハ100の活性表面102内に組み込まれた集積回路110を含むことができる。より具体的には、各半導体デバイス108は、例えば、ウェーハ100の活性表面102上の所定の領域内に限定された集積回路110を含むことができる。ストリート112は、活性表面102上の半導体デバイス108の間に画定されることができる。少なくとも一つの半導体デバイス108は、例えば、活性表面102上に配置された少なくとも一つの半導体ダイ114を含むことができる。より具体的には、各半導体デバイス108は、活性表面102の上に配置された半導体ダイ114の積層を含むことができる。半導体ダイ114は、互いに電気的に接続され、ウェーハ100のシンギュレートされていない半導体ダイ114の集積回路110に電気的に接続されることができ、ウェーハ100に対して物理的に固定されることができる。
【0012】
ウェーハ100は、ウェーハ100を補強するためにキャリア基板116に固定されることができる。キャリア基板116は、例えば、ウェーハ100を支持し、保護するように構成された材料(例えば、半導体材料またはガラス材料)の硬質シートとすることができる。幾つかの実施形態においては、キャリア基板116は、ウェーハ100より大きくすることができる。例えば、キャリア基板116の上部表面118の表面積は、ウェーハ100の活性表面102の表面積よりも大きくすることができる。より具体的には、キャリア基板116とウェーハ100との各々の断面が円形である実施形態においては、キャリア基板116の直径Dは、ウェーハ100の外径ODよりも大きくすることができる。特定の限定しない例として、キャリア基板116の直径Dは、ウェーハ100の外径ODよりも大きい約1mmから約50mmの間(例えば、約5mm)とすることができる。他の実施形態においては、キャリア基板116の直径Dは、ウェーハ100の外径ODに対して実質的に等しくすることができる。
【0013】
接着材料120は、ウェーハ100とキャリア基板116との間に配置されることができる。より具体的には、接着材料120は、キャリア基板116にウェーハ100を固定するために、ウェーハ100の裏側表面104とキャリア基板116の上部表面118とを接触させることができる。特定の限定しない例として、接着材料120は、Rolla,MOのBrewer Science,Inc.によるWaferBOND(登録商標)HT−10.10もしくはBrewerBOND(登録商標)220、Murray,UTの3MによるLC3200、LC5300もしくはLC5320、日本の東京のShin−Etsu Chemical Co.による三層一時的結着材料、またはHillsboro,ORのTOKによるA4004もしくはA4007とすることができる。接着材料120の厚さT
Aは、例えば、約20ミクロンから約200ミクロンの間とすることができる。より具体的には、接着材料120の厚さT
Aは、例えば、約40ミクロンから約100ミクロンの間とすることができる。特定の限定しない例として、接着材料120の厚さT
Aは、約50ミクロンから約80ミクロンの間(例えば、約65ミクロン)とすることができる。
【0014】
図2は、封入モールド122内に配置された
図1のウェーハ100の断面図である。より具体的には、ウェーハ100、ウェーハ100の活性表面102上の半導体デバイス108および接着材料120の少なくとも一部は、モールド122内に配置されることができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100、半導体デバイス108、接着材料120およびキャリア基板116の少なくとも一部(例えば、キャリア基板116全体)は、モールド122内に配置されることができる。
【0015】
モールド122は、例えば、上部モールド部材124と下部モールド部材126とを含むことができる。上部モールド部材124は、ウェーハ100と、ウェーハ100の活性表面102上の半導体デバイス108と、接着材料120の少なくとも一部とを凹部128内に収容するような寸法の、上部モールド部材124内の凹部128(例えば、凹面)を画定することができる。より具体的には、上部モールド部材124は、ウェーハ100を収容するような寸法と形状とされた凹部128を画定することができ、半導体デバイス108、接着材料120およびキャリア基板116の少なくとも一部(例えば、キャリア基板116全体)は、モールド122内に配置されることができる。
【0016】
上部モールド部材124によって画定される凹部128の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも大きくすることができる。例えば、凹部128の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも約0.001%から約10%の間の分、大きくすることができる。より具体的には、凹部128の内径IDは、例えば、ウェーハ100の外径ODよりも約0.002%から約5%の間の分、大きくすることができる。特定の限定しない例として、凹部128の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも約0.003%から約1%の間の分(例えば、約0.05%)大きくすることができる。凹部128の内径IDは、例えば、ウェーハ100の外径ODよりも約30mm以下、大きくすることができる。より具体的には、凹部128の内径IDは、例えば、ウェーハ100の外径ODよりも約10mm以下大きくすることができる。特定の限定しない例として、凹部128の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも約5mm以下(例えば、約1mm)大きくすることができる。
【0017】
上部モールド部材124によって画定される凹部128の内径IDは、キャリア基板116の直径Dよりも大きくすることができる。例えば、凹部128の内径IDは、キャリア基板116の直径Dよりも約0.001%から約9%の間の分、大きくすることができる。より具体的には、凹部128の内径IDは、例えば、キャリア基板116の直径Dよりも約0.002%から約4%の間の分、大きくすることができる。特定の限定しない例として、凹部128の内径IDは、キャリア基板116の直径Dよりも約0.003%から約0.09%の間の分(例えば、約0.09%)大きくすることができる。凹部128の内径IDは、例えば、キャリア基板116の直径Dよりも約10mm以下、大きくすることができる。より具体的には、凹部128の内径IDは、例えば、キャリア基板116の直径Dよりも約5mm以下、大きくすることができる。特定の限定しない例として、凹部128の内径IDは、キャリア基板116の直径Dよりも約2.5mm以下(例えば、約1mm)大きくすることができる。
【0018】
上部モールド部材124は、凹部128内の半導体デバイス108を包囲するとき、ウェーハ100と接触しないことがあり、従来のモールド体の使用と比較すると、ウェーハ100に対する応力の印加を排除することができる。より具体的には、上部モールド部材124は、凹部128内の半導体デバイス108を包囲するとき、ウェーハ100の周辺でウェーハ100の活性表面102と接触しないことがある。幾つかの実施形態においては、上部モールド部材124は、ウェーハ100、接着材料120、またはキャリア基板116と接触しなくてもよい。例えば、上部モールド部材124は、凹部128内のウェーハ100、接着材料120およびキャリア基板116を包囲するために、下部モールド部材126と接触することができる。より具体的には、キャリア基板116は、下部モールド部材126上に支持されることができ、上部モールド部材124は、凹部128内のウェーハ100、接着材料120、キャリア基板116を包囲するために、下部モールド部材126と接触し、下部モールド部材126に対して押し付けられることができる。
【0019】
凹部128に面する上部モールド部材124および下部モールド部材126の表面は、取外し材料130と並べることができる。例えば、取外し材料130は、凹部128を画定する上部モールド部材124の表面と、キャリア基板116が支持され得る下部モールド部材126の表面とを被覆することができる。取外し材料130は、モールド122からのその後の容易な取外しを可能とすることができる。取外し材料130は、例えば、Exton,PAのAGCによるETFEフィルム50MW390NTまたはETFEフィルム50HK390NTとすることができる。幾つかの実施形態においては、上部モールド部材124上の取外し材料130は、下部モールド部材126上の取外し材料130とは異なることがある。他の実施形態においては、上部モールド部材124上の取外し材料130は、下部モールド部材126上の取外し材料130と同一とすることができる。
【0020】
図3は、封入材料132を有する
図2のウェーハ100の断面図である。例えば、封入材料132は、ウェーハ100の露出表面、ウェーハ100の活性表面102上の半導体デバイス108の露出表面および接着材料120の露出表面の上のモールド122内に配置されることができる。より具体的には、流動状態の封入材料132は、ウェーハ100の活性表面102および各側面表面106の周囲で、半導体デバイス108を少なくとも部分的に包囲し、接着材料120の各側面表面134の周囲で、キャリア基板116の各側面表面136に少なくとも部分的に沿って、モールド122内に分布することができる。特定の限定しない例として、流体封入材料132は、ウェーハ100の活性表面102および各側面表面106と接触して包囲し、半導体デバイス108の露出された側面と、任意で上部表面とを包囲し、接着材料120の各側面表面134と接触して包囲し、キャリア基板116の各側面表面136と接触して包囲するために、真空下でモールド122の凹部128内に流れ込むことができる。封入材料132は、少なくとも実質的に固体状態に実質的に硬化されることができる。
【0021】
ウェーハ100の周辺に近接した封入材料132の幅W
1は、例えば、ウェーハ100の外径ODの約0.001%から約10%の間とすることができる。より具体的には、ウェーハ100の周辺に近接した封入材料132の幅W
1は、例えば、ウェーハ100の外径ODの約0.002%から約5%の間とすることができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100の周辺に近接した封入材料132の幅W
1は、ウェーハ100の外径ODの約0.003%から約1%の間(例えば、約0.05%)とすることができる。ウェーハ100の周辺に近接した封入材料132の幅W
1は、例えば、約30mm以下とすることができる。より具体的には、ウェーハ100の周辺に近接した封入材料132の幅W
1は、例えば、約10mm以下とすることができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100の周辺に近接した封入材料132の幅W
1は、約5mm以下(例えば、約1mm)とすることができる。
【0022】
キャリア基板116の周辺に近接した封入材料132の幅W
2は、例えば、キャリア基板116の直径Dの約0.001%から約9%の間とすることができる。より具体的には、キャリア基板116の周辺に近接した封入材料132の幅W
2は、例えば、キャリア基板116の直径Dの約0.002%から約4%の間とすることができる。特定の限定しない例として、キャリア基板116の周辺に近接した封入材料132の幅W
2は、キャリア基板116の直径Dの約0.003%から約0.09%の間(例えば、約0.09%)とすることができる。キャリア基板116の周辺に近接した封入材料132の幅W
2は、例えば、約10mm以下とすることができる。より具体的には、キャリア基板116の周辺に近接した封入材料132の幅W
2は、例えば、約5mm以下とすることができる。特定の限定しない例として、キャリア基板116の周辺に近接した封入材料132の幅W
2は、約2.5mm以下(例えば、約1mm)とすることができる。
【0023】
図4は、封入材料132の一部を除去した後の
図3のウェーハ100の断面図である。例えば、ウェーハ100、半導体デバイス108、接着材料120、キャリア基板116および封入材料132は、封入モールド122内から除去されることができ、接着材料120の周辺を被覆する封入材料132の一部は、周辺において接着材料120の少なくとも一部を露出するために除去されることができる。より具体的には、ウェーハ100の周辺および接着材料120の周辺を被覆する封入材料132の一部は、周辺において、ウェーハ100の各側面表面106と、接着材料120の一部とを露出するために除去されることができる。特定の限定しない例として、ウェーハトリミングデバイス(例えば、鋸刃)は、ウェーハ100の各側面表面106と、接着材料120の側面表面134の一部とを露出するために、封入材料132の周辺から開始して、ウェーハ100および接着材料120に向かって、内側に放射状に進むウェーハ100の周辺と接着材料120の周辺とを被覆する封入材料132の一部を除去するために用いられることができる。接着材料120の少なくとも一部を露出することは、キャリア基板116からのウェーハ100のその後の取り外しを容易にすることができる。
【0024】
封入材料132の少なくとも一つの側面表面138は、ウェーハ100の少なくとも一つの対応する側面表面106と少なくとも実質的に同一平面であってもよい。例えば、封入材料132の各側面表面138は、ウェーハ100の対応する側面表面106と少なくとも実質的に同一平面であることができる。より具体的には、円形の断面形状を示し得る封入材料132によって画定される単一の環状側面表面138は、同様に円形の断面形状を示し得る、ウェーハ100の対応する環状側面表面106と少なくとも実質的に同一平面であってもよい。換言すると、封入材料132によって画定される側面表面138とウェーハ100によって画定される側面表面106とは、連続し、途切れのない側面表面を協働して画定することができる。より具体的には、ウェーハ100の周辺によって画定されるレッジは存在し得ず、封入材料132の側面表面138を超えて側方向に突出し得ない。
【0025】
接着材料120の端部の一部のみが露出されるとき、接着材料120は、例えば、接着材料120の厚さT
Aのうちの約1%から約80%の間の深さDに露出されることができる。より具体的には、接着材料120は、例えば、接着材料120の厚さT
Aの約25%から約65%の間の深さDに露出されることができる。特定の限定しない例として、接着材料120は、接着材料120の厚さT
Aの例えば、約40%から約60%の間(例えば、約50%)の深さDに露出されることができる。接着材料120は、例えば、ウェーハ100の裏側表面104から測定すると、約0.2ミクロンから約160ミクロンの間の深さDに露出されることができる。より具体的には、接着材料120は、例えば、約20ミクロンから約80ミクロンの間の深さDに露出されることができる。特定の限定しない例として、接着材料120は、例えば、約40ミクロンから約60ミクロンの間(例えば、約50ミクロン)の深さDに露出されることができる。
【0026】
幾つかの実施形態においては、接着材料120の一部は、接着材料120の下層部分を露出するために除去されることができる。例えば、除去デバイスが内側に放射状に移動し、接着材料120の側面表面134と遭遇すると、除去デバイスは、周辺において接着材料120の幾らかの除去を開始して、新しい側面表面134を画定することができる。より具体的には、除去デバイスは、接着材料120の周辺において、接着材料120内のレッジ(例えば、ノッチ)を残すことができる。
【0027】
幾つかの実施形態においては、ウェーハ100の半導体材料の一部は、接着材料120を露出するときに除去されることができる。例えば、除去デバイスが内側に放射状に移動してウェーハ100の側面表面106に遭遇すると、除去デバイスは、ウェーハ100の周辺で半導体材料のうちの幾らかの除去を開始して、新しい側面表面106を画定することができる。より具体的には、除去デバイスは、接着材料120を露出させ、封入材料132をウェーハ100の側面表面106と少なくとも実質的に同一平面とさせるとき、ウェーハ100の外径ODを減少させることができる。ウェーハ100の外径ODは、例えば、約0.01%から約10%の間の分だけ減少することができる。より具体的には、ウェーハ100の外径ODは、例えば、約0.05%から約5%の間の分だけ減少することができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100の外径ODは、約0.1%から約2.5%(例えば、約1%)の間の分だけ減少することができる。ウェーハ100の外径ODは、例えば、約20mm以下の分、減少することができる。より具体的には、ウェーハ100の外径ODは、例えば、約10mm以下の分、減少することができる。特定の限定しない例として、ウェーハ100の外径ODは、約5mm以下(例えば、約4mm)の分、減少することができる。
【0028】
幾つかの実施形態においては、封入材料132は、キャリア基板116の側面表面136のうちの少なくとも一部の上に残ることができる。例えば、封入材料132は、接着材料120の厚さT
A内の位置に対してのみ内側の周辺から除去されることができ、所定の位置にあるよりも下の封入材料132を残す。より具体的には、封入材料132、ウェーハ100のあらゆる半導体材料および接着材料120は、接着材料120の厚さT
A内の位置に対して内側に向かって、周辺から除去されることができ、キャリア基板116の上部表面118および側面表面136上に封入材料132を残す。幾つかの実施形態においては、封入材料132は、その後、ウェーハ100の剥離後にキャリア基板116から除去されることができ、キャリア基板116は、別のウェーハで再利用することができる。
【0029】
図5は、ウェーハ100からキャリア基板116を剥離後の
図4のウェーハ100の断面図である。より具体的には、ウェーハ100、ウェーハ100の活性表面102上の半導体デバイス108、ウェーハ100の活性表面102を被覆する封入材料132は、接着材料120およびキャリア基板116から除去されることができる。例えば、接着材料120は、ウェーハ100に対するその取り付けを弱めるために加熱されることができる。ウェーハ100およびキャリア基板116は、その後、相互に対して固定されないようになるまで、互いに対して側方向にウェーハ100およびキャリア基板116のうちの一方またはその双方をスライドさせることによって、互いから取り外されることができる。
【0030】
換言すると、半導体ウェーハを処理する方法は、例えば、半導体材料のウェーハの活性表面および各側面表面と、ウェーハの活性表面上に配置された複数の半導体デバイスと、ウェーハの裏側表面上に配置された接着材料の露出された側面表面と、接着材料によってウェーハに固定されたキャリア基板の側面表面の少なくとも一部とを、封入材料内に封入することとを含むことができる。接着材料の側面表面の少なくとも一部は、封入材料の少なくとも一部を除去することによって露出されることができる。キャリア基板は、ウェーハから取り外されることができる。幾つかの実施形態においては、ウェーハ、複数の半導体デバイス、接着材料、キャリア基板の少なくとも一部は、キャリア基板の直径よりも大きい内径を示すモールド凹部内に配置されることができる。
【0031】
このような方法によって作成される製造過程の半導体ウェーハは、例えば、半導体材料のウェーハと、ウェーハの活性表面上に配置された複数の半導体デバイスと、を含むことができる。封入材料は、ウェーハの活性表面上に配置されることができ、複数の半導体デバイスのうちの各半導体デバイスの少なくとも側面表面を包囲することができる。封入材料の側面表面は、ウェーハの側面表面と少なくとも実質的に同一平面とすることができる。
【0032】
半導体ウェーハを処理するためのシステムは、例えば、半導体材料のウェーハと、ウェーハの活性表面上に配置された複数の半導体デバイスと、を含むことができる。モールド部材は、モールド部材内に延びる凹部を含むことができ、その凹部は、凹部にウェーハを少なくとも部分的に収容するような寸法と形状とされる。凹部を画定するモールド部材の内径は、ウェーハの外径よりも大きくすることができる。幾つかの実施形態においては、キャリア基板は、ウェーハとキャリア基板との間に配置された接着材料によって活性表面に対向するウェーハの側面上のウェーハに固定されることができ、凹部を画定するモールド部材の内径は、キャリア基板の直径よりも大きくすることができる。
【0033】
図6は、封入モールド140の別の実施形態における
図1のウェーハ100の断面図である。上部モールド部材148によって画定される凹部146の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも大きいままで、
図3の上部モールド部材124の内径よりもウェーハ100の外径ODに対してより近くすることができる。さらに、キャリア基板116の直径Dは、ウェーハ100の外径ODに少なくとも実質的に等しくすることができる。例えば、凹部146の内径IDは、キャリア基板116の直径Dよりも大きくすることができ、ウェーハ100の外径ODよりも約0.0001%から約1%の間の分だけ大きくすることができる。より具体的には、凹部146の内径IDは、例えば、ウェーハ100の外径ODよりも約0.0002%から約0.5%の間の分だけ大きくすることができる。特定の限定しない例として、凹部146の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも約0.0003%から約0.1%の間(例えば、約0.005%)の分だけ大きくすることができる。凹部146の内径IDは、例えば、ウェーハ100の外径ODよりも約300ミクロン以下、大きくすることができる。より具体的には、凹部146の内径IDは、例えば、ウェーハ100の外径ODよりも、約100ミクロン以下、大きくすることができる。特定の限定しない例として、凹部146の内径IDは、ウェーハ100の外径ODよりも約50ミクロン以下(例えば、約10ミクロン)大きくすることができる。
【0034】
封入材料132は、ウェーハ100の露出表面と、活性表面102上の半導体デバイス108の露出表面との上のモールド140内に配置されることができる。より具体的には、流動状態の封入材料132は、封入材料132との接触から解放されたままで、半導体デバイス108と、ウェーハ100の各側面表面106と、接着材料120の各側面表面134と、キャリア基板116とを包囲するために、活性表面102上のモールド140に分布することができる。特定の限定しない例として、封入材料132は、ウェーハ100の活性表面102と接触して被覆し、封入材料132から解放されたままで、半導体デバイス108の露出側面および任意で上部表面と、ウェーハ100の各側面表面106と、接着材料120の各側面表面134と、キャリア基板116とを包囲するために、真空下でモールド140の凹部146に流れ込むことができる。封入材料132は、少なくとも実質的に固体状態にその後硬化されることができる。
【0035】
封入材料132は、ウェーハ100の少なくとも一側面表面106と少なくとも実質的に同一平面のままとすることができる。例えば、封入材料132の各側面表面138は、ウェーハ100の対応する側面表面106と少なくとも実質的に同一平面とすることができる。より具体的には、円形の断面形状を示し得る封入材料132によって画定される単一の環状側面138は、同様に円形の断面形状を示し得る、ウェーハ100の対応する環状側面表面106と少なくとも実質的に同一平面とすることができる。換言すると、封入材料132によって画定される側面表面138と、ウェーハ100によって画定される側面表面106とは、連続的で途切れのない側面表面を協働して画定することができる。より具体的には、ウェーハ100の周辺によって画定されるレッジは存在し得ず、封入材料132の側面表面138から突出し得ない。封入材料132を活性表面102上に配置するときにウェーハ100の側面表面106と同一平面のままであるように封入材料132を制限することによって、封入材料132は、キャリア基板116からウェーハ100を取り外す前に除去を必要とし得ない。
【0036】
ウェーハ100、ウェーハ100の活性表面102上の半導体デバイス108、ウェーハ100の活性表面102を被覆する封入材料132は、接着材料120およびキャリア基板116から除去されることができる。例えば、接着材料120は、ウェーハ100に対する取り付けを弱めるために加熱されることができる。ウェーハ100およびキャリア基板116は、それらが相互に対して固定されなくなるまで、相互に対して側方向にウェーハ100およびキャリア基板116のうちの一方またはその双方をスライドさせることによって、相互からその後取り外されることができる。
【0037】
換言すると、半導体ウェーハを処理する方法は、例えば、活性表面と、ウェーハの活性表面上に配置された複数の半導体デバイスとを、封入材料内に封入することを含むことができ、封入材料によって画定される側面表面がウェーハの側面表面と少なくとも実質的に同一平面とさせる。ウェーハは、ウェーハとキャリア基板との間に配置された接着材料によって、活性表面に対向するウェーハの側面上のキャリア基板に固定されることができる。キャリア基板は、その後、ウェーハから取り外されることができる。幾つかの実施形態においては、ウェーハおよび複数の半導体デバイスは、ウェーハの外径よりは大きく、かつキャリア基板の直径よりも小さい内径を示すモールド凹部内に配置されることができる。
【0038】
半導体ウェーハを処理するためのシステムは、例えば、半導体材料のウェーハと、ウェーハの活性表面上に配置された複数の半導体デバイスとを含むことができる。モールド部材は、モールド部材に延びる凹部を含むことができ、凹部は、その凹部にウェーハを少なくとも部分的に収容するような寸法と形状とされる。凹部を画定するモールド部材の内径は、ウェーハの外径よりも大きくすることができる。幾つかの実施形態においては、キャリア基板は、ウェーハとキャリア基板との間に配置された接着材料によって、活性表面に対向するウェーハの側面上のウェーハに固定されることができ、凹部を画定するモールド部材の内径は、キャリア基板の直径よりも小さくすることができる。
【0039】
図面に関連して、ある例示的実施形態が記述されてきたが、本開示の範囲は、本開示に明確に示され記述されたこれらの実施形態に限定されることはないことを当業者は認識し、理解するだろう。むしろ、本開示に記述された実施形態に対する多くの追加、削除および改変は、法的均等物を含み、具体的に請求されるような本開示の範囲内の実施形態を作成するために行われることができる。さらに、開示された一実施形態由来の特徴は、別の開示された実施形態の特徴と組み合わされることができ、発明者によって予期されるように、それも本開示の範囲内にある。
半導体ウェーハを処理する方法は、例えば、半導体材料のウェーハの活性表面および各側面表面と、ウェーハの活性表面上に配置された複数の半導体デバイスと、ウェーハの裏側表面上に配置された接着材料の露出された側面表面と、接着材料によってウェーハに固定されたキャリア基板の側面表面の少なくとも一部とを、封入材料内に封入することを含むことができる。接着材料の側面表面の少なくとも一部は、封入材料の少なくとも一部を除去することによって露出されることができる。キャリア基板は、ウェーハから取り外されることができる。システムの処理および製造過程の半導体ウェーハもまた開示される。