【実施例】
【0020】
(実施例1)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 3g
カルボキシビニルポリマー 0.75g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
1,3−ブチレングリコール 15g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.75gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ、これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸3gと1,3−ブチレングリコール15gの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH7.0の製剤を得た。
【0021】
(実施例2)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 6g
カルボキシビニルポリマー 0.5g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.5gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸6gとジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH5.2の製剤を得た。
【0022】
(実施例3)
ミノキシジル 2g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
1,3−ブチレングリコール 10g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸10g、1,3−ブチレングリコール10g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル
2gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH5.4の製剤を得た。
【0023】
(実施例4)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 5g
(20E.O.)
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸10g、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)5g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH4.9の製剤を得た。
【0024】
(実施例5)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 5g
(40E.O.)
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール
1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸10g、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.)5g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.1の製剤を得た。
【0025】
(実施例6)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 5g
モノステアリン酸ソルビタン 5g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール
1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸10g、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン5g、モノステアリン酸ソルビタン5g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.0の製剤を得た。
【0026】
(実施例7)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 6g
カルボキシビニルポリマー 0.5g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
1,3−ブチレングリコール 10g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.5gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸6g、1,3−ブチレングリコール10g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH5.6の製剤を得た。
【0027】
(実施例8)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 6g
カルボキシビニルポリマー 0.5g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
ジプロピレングリコール 10g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.5gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸6g、ジプロピレングリコール10g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH5.5の製剤を得た。
【0028】
(実施例9)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 6g
カルボキシビニルポリマー 0.5g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
グリセリン 10g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.5gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸6g、グリセリン10g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH5.5の製剤を得た。
【0029】
(実施例10)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 6g
カルボキシビニルポリマー 0.5g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
プロピレングリコール 10g
ジイソプロパノールアミン 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.5gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ水相とした。別にイソステアリン酸6g、プロピレングリコール10g、ジイソプロパノールアミンの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH5.6の製剤を得た。
【0030】
(実施例11)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ、これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.4の製剤を得た。
【0031】
(実施例12)
ミノキシジル 1g
オレイン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にオレイン酸10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.4の製剤を得た。
【0032】
(実施例13)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
部分けん化ポリビニルアルコール 0.1g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
エタノール 5g
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.1gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール0.1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ、これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却した。これにエタノール5gを加え撹拌しpH6.0の製剤を得た。
(実施例14)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 6g
カルボキシビニルポリマー 0.75g
部分けん化ポリビニルアルコール 1g
1,3−ブチレングリコール 10g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.75gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ、これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸6gと1,3−ブチレングリコール10gの混合物を約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH8.7の製剤を得た。
【0033】
(比較例1)
ミノキシジル 1g
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ、これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にトリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.3の製剤を得た。
【0034】
(比較例2)
ミノキシジル 1g
流動パラフィン 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ、これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別に流動パラフィン10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.5の製剤を得た。
【0035】
(比較例3)
ミノキシジル 1g
アジピン酸ジイソプロピル 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にアジピン酸ジイソプロピル10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.5の製剤を得た。
【0036】
(比較例4)
ミノキシジル 1g
ミリスチン酸イソプロピル 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にミリスチン酸イソプロピル10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.4の製剤を得た。
【0037】
(比較例5)
ミノキシジル 1g
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 10g
カルボキシビニルポリマー 0.8g
部分けん化ポリビニルアルコール 1.2g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.8gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール1.2gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にトリ2−エチルヘキサン酸グリセリル10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却しpH6.5の製剤を得た。
【0038】
(比較例6)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
部分けん化ポリビニルアルコール 0.1g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
エタノール 10g
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.1gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール0.1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却した。これにエタノール10gを加え撹拌しpH6.2の製剤を得た。
【0039】
(比較例7)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
部分けん化ポリビニルアルコール 0.1g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
エタノール 15g
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.1gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール0.1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却した。これにエタノール15gを加え撹拌しpH6.3の製剤を得た。
【0040】
(比較例8)
ミノキシジル 1g
イソステアリン酸 10g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
部分けん化ポリビニルアルコール 0.1g
水酸化ナトリウム水溶液 適量
エタノール 20g
精製水 全100g
カルボキシビニルポリマー0.1gを精製水50gに分散し、約50℃まで加温して水溶液を得た。更に部分けん化ポリビニルアルコール0.1gを約50℃に加温した精製水10gに溶解して水溶液を得た。2つの水溶液を合わせ,これに水酸化ナトリウム水溶液(適量)
を加え水相とした。別にイソステアリン酸10gを約70℃に加温し、これにミノキシジル1gを溶解して油相とした。水相に油相を添加し、更に残りの精製水を加え、均一になるまで攪拌した後、攪拌しながら室温まで冷却した。これにエタノール20gを加え撹拌しpH6.5の製剤を得た。
【0041】
試験例1 製剤の使用感
実施例1〜14、比較例1〜5を適量腕に塗布し、ざらつき、しっとり感を評価した。ざらつきのないものを○、あるものを×、しっとり感を強く感じるものを◎、感じるものを○、感じないものを×とした。結果を表1〜3に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
表1〜3の結果から、本発明のイソステアリン酸またはオレイン酸を含有するクリーム剤は使用感が良かった。一方、イソステアリン酸またはオレイン酸以外の油を含有するミノキシジル含有クリーム剤(比較例1〜5)は、皮膚に塗布した際にざらつき等が生じ、使用感が悪かった。これは、製剤中でミノキシジルが十分溶解できず、分散状態となっているためである。
【0046】
試験例2 製剤の安定性
実施例1〜14、比較例6〜8を65℃条件下2週経過後の性状を確認した。分離が生じていないものを○、分離が生じているものを×とした。結果を表4〜6に示す。
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
表4〜6の結果から、エタノールの含有量が少ない実施例1〜13のクリーム剤は製剤が分離せず、安定であった。一方、エタノールを10w/w%以上含有する比較例6〜8のクリーム剤は分離した。