特許第6221671号(P6221671)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6221671
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】テープディスペンサー
(51)【国際特許分類】
   B65H 35/07 20060101AFI20171023BHJP
【FI】
   B65H35/07 L
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-238695(P2013-238695)
(22)【出願日】2013年11月19日
(65)【公開番号】特開2015-98378(P2015-98378A)
(43)【公開日】2015年5月28日
【審査請求日】2016年10月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001351
【氏名又は名称】コクヨ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085338
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 一博
(72)【発明者】
【氏名】増山 正明
(72)【発明者】
【氏名】篠原 勝
【審査官】 大山 広人
(56)【参考文献】
【文献】 実開平04−012455(JP,U)
【文献】 特開2005−335831(JP,A)
【文献】 特開2008−081220(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 35/00−35/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テープが環状に巻回されてなるリフィルを保持するためのリールを有してなるテープディスペンサーであって、
前記リールが、前記リフィルの内側に挿入される芯と、この芯の外縁に設けられ前記リフィルの巾寸法以上の幅寸法を有する幅広縁、この幅広縁から前記リフィルの巾寸法と同じか或いは当該巾寸法よりも狭い巾寸法を有する幅狭縁、及び前記幅広縁から前記巾狭縁までを接続する接続部を有する位置決め部とを有しているものであり、
前記接続部が、前記幅広縁と前記幅狭縁との間を凹状に湾曲しながら連続して接続する凹状縁と、前記凹状縁に連続して巾方向外側に凹ませて形成された指受け面とを備えていることを特徴とするテープディスペンサー。
【請求項2】
前記接続部が前記幅広縁及び前記巾狭縁との間を連続して接続するテーパ形状をなす請求項1記載のテープディスペンサー。
【請求項3】
前記位置決め部が、前記芯の両側に対称に設けられることにより前記位置決め部が前記リフィルの巾寸法中央と前記リールの巾寸法中央とを位置決めするものである請求項1又は2記載のテープディスペンサー。
【請求項4】
前記位置決め部が、前記芯の周方向に複数設けられている請求項1、2又は3記載のテープディスペンサー。
【請求項5】
前記接続部を凹状に湾曲させてなる請求項1、2、3又は4記載のテープディスペンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻回された状態から繰り出されたテープを所望の長さに切断するためのテープディスペンサーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ロール状に巻回された状態にある粘着テープ等のテープ(以下、リフィルと称する)から先端を引き出し、所望の長さに切断することができるテープディスペンサーが種々提案されている。そしてこれまでにも、リフィルが本体に安定して保持することで繰り出しが円滑に行うことができるよう、本体に対しリフィルを回転可能に保持しているリールの形状や構造に種々の構成を加えた技術が開示されている。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
そして近年では上記のようなテープは、テープ自体の巾寸法を使用者が用途や趣向に合わせて任意に選択できるよう、同じ素材のものであっても、巾寸法のみを異ならせた複数種類のものが製造されることが多い。そこで、斯かる状況を勘案し、テープディスペンサーにおいても、上記のような多様な巾寸法に設定されたリフィルの何れを用いても違和感なく使用し得るように対応していくことが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−302349号公報
【特許文献2】実用新案登録第3178902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような点に着目したものであり、種々の巾寸法をなしたリフィルに好適に対応すべく、何れの巾寸法を有するリフィルを用いても、当該テープを巾方向に正確に位置決めしつつ安定して保持することができるテープディスペンサーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0007】
すなわち本発明に係るテープディスペンサーは、テープが環状に巻回されてなるリフィルを保持するためのリールを有してなるものであって、前記リールが、前記リフィルの内側に挿入される芯と、この芯の外縁に設けられ前記リフィルの巾寸法以上の幅寸法を有する幅広縁と、この幅広縁から前記リフィルの巾寸法と同じか或いは当該巾寸法よりも狭い巾寸法を有する幅狭縁と、前記幅広縁から前記巾狭縁までを接続する接続部とを有する位置決め部を有しているものであり、前記接続部が、前記幅広縁と前記幅狭縁との間を凹状に湾曲しながら連続して接続する凹状縁と、前記凹状縁に連続して巾方向外側に凹ませて形成された指受け面とを備えていることを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、芯の巾寸法ではなく、位置決め部の巾狭縁から接続部を介して幅広縁に至る何れかの箇所にリフィルの縁を合わせればリフィルを巾方向に位置決めすることができる。その結果、芯自体の巾寸法に拘わらずリフィルを容易且つ確実に巾方向の位置決めを行い得る。すなわち本発明によれば、巻回された状態にあるテープを巾方向に正確に位置決めしつつ安定して保持することができるテープディスペンサーを提供することができる。
【0009】
リフィルの巾寸法に拘わらずより確実な巾寸法の位置決めを行うためには、前記接続部を前記幅広縁及び前記巾狭縁との間を連続して接続するテーパ形状とすることが望ましい。
【0010】
そして前記位置決め部の具体的な態様としては、前記芯の両側に対称に設けられることにより前記位置決め部が前記リフィルの巾寸法中央と前記リールの巾寸法中央とを位置決めする態様を挙げることができる。
【0011】
また巾方向の位置決めの際にリフィルの部分的な「ずれ」を回避してテープの安定した繰り出しに資するようにするためには、前記位置決め部を、前記芯の周方向に複数設けておくことが好ましい。
【0012】
また、リールにリフィルを装着する使用者の動作をよりスムーズに行わせるためには、前記接続部を凹状に湾曲させて、使用者の手指に接続部が沿い易くしておく事が好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、巻回された状態にあるテープを巾方向に正確に位置決めしつつ安定して保持することができるテープディスペンサーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係る斜視図。
図2】同平面図。
図3】同実施形態に係る要部の斜視図。
図4】同平面図。
図5】同実施形態に係る要部の構成説明図。
図6】同他の構成説明図。
図7】同実施形態に係る作用説明図。
図8】同他の作用説明図。
図9】同上。
図10図2に係るA−A線部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
本実施形態に係るテープディスペンサーは、オフィスや店舗のレジや家庭になどで好適に使用されるものである。またテープディスペンサーは、例えば基材としてセロファンや他の樹脂を用いた粘着テープ等のテープを紙製の芯材に巻回したリフィルRT(図7)を保持し、テープを使用する際に所望の長さのみ引き出し、切断するためのものである。
【0017】
このテープディスペンサーは、図1乃至図10に示すように、テープが環状に巻回されてなるリフィルRTを保持するためのリール2と、このリール2を回転可能に保持する本体1と、この本体1に着脱可能に設けられ前記テープを切断する切断刃33を有した刃部3とを具備してなる。
【0018】
本体1は、リール2を保持するリール保持部11と、着脱可能なカートリッジ状をなす刃部3を保持するための刃保持部12とを有している。リール保持部11は、リール2を回転可能に保持するための軸受け14と、この軸受け14へリール2を案内する案内部13とを有している。刃保持部12は、刃部3に対し巾方向両側で係り合うための爪受け15と、巾方向に直交するテープの引き出し方向である前後方向から挟み込むための挟圧部16とを有している。またこの挟圧部16の後ろ側に位置する前向き面は、間接的に切断刃33を押圧するための補助押圧面17としている。
【0019】
ここで、本実施形態に係るテープディスペンサーは、前記リール2が、前記リフィルRTの内側に挿入される芯たる外芯24と、この外芯24の外縁に設けられ前記リフィルRTの巾寸法以上の幅寸法を有する幅広縁27、この幅広縁27から前記リフィルRTの巾寸法と同じか或いは当該巾寸法よりも狭い巾寸法を有する幅狭縁26、及び前記幅広縁27から前記幅狭縁26までを接続する接続部28を有する位置決め部25とを有していることを特徴とするものである。
【0020】
以下、本実施形態に係るテープディスペンサーにおける、リール2及び刃部3に関する構成について説明する。
【0021】
リール2は、概略対照形状をなす例えば樹脂成形品である第一部材2aと第二部材2bとを、これら第一部材2a及び第二部材2b間に形成された係合部2cを介して形成されてなる。すなわちリール2は左右略対照形状をなしているので、本体1に対し何れの向きに取り付けても良い。そしてこの係合部2cは第一部材2a及び第二部材2bを接離可能に凹凸係合させてなるものであるが、当該係合部2cの具体的な形状については通常の構造をなすため詳細な説明を省略する。そしてこれら第一部材2a、第二部材2b及び係合部2cによって形成されてなるリール2は、中心に位置付けられた回転軸21と、この回転軸21近傍に形成された内芯22と、内芯22の巾方向外側から放射状に3方向に立ち上がるアーム23と、アーム23の先端間に形成されリフィルRTを保持する芯たる外芯24と、リフィルRTを巾方向に位置決めするための位置決め部25とを有している。回転軸21は、巾方向両側から円形状に突出する突起であり、本体1に装着される際には案内部13に挿入し、軸受け14まで例えば斜め下方向にスライドさせる。内芯22は、径が小さい規格をなす他のリフィルを保持するためのものである。この内心に他のリフィルを保持させる際には一端第一部材2a及び第二部材2bの係合を解除し、これら第一部材2a及び第二部材2bが他のリフィルを挟み込むように装着する。この内芯22は、他のリフィルに対し相対回動可能に保持するものである。そして他のリフィルから引き出されるテープはアーム23間を通って刃部3に導くようにしている。この場合図示しないが、他のリフィルからテープを弾き出す際はリール2自体が若干他のリフィルと共に回動することによりテープがアーム23に当接するが、テープは常に図示上方、すなわち粘着剤が塗布されていない面で当接してアーム23に対して滑り動作を行う。それ故に円滑に他のリフィルからテープを引き出すことができ、安定してテープが繰り出される。アーム23は、本実施形態では位置決め部25を設ける数に応じて120°間隔で三箇所から立ち上がるようにしているが勿論、全周に亘って立ち上がる構造としたり、四箇所以上の箇所から放射状に立ち上がるようにしたりしても良い。外芯24は、本実施形態では周方向に三箇所、等角度間隔で形成されてなる。この外芯24は、リフィルRTの内側から圧接することにより保持するためのものであり、一の外芯24あたり周方向に2つの押圧リブ24aを設けてなる。この押圧リブ24aは巾方向中央が最も隆起するよう湾曲したアール面24bを有することにより、リフィルRTの装着をスムーズにさせ得る。
【0022】
位置決め部25は、前記各外芯24毎に設けられている。すなわち位置決め部25は、前記芯の周方向に等間隔に3つ設けられている。また位置決め部25は、外芯24の外縁に設けられ前記リフィルRTのうち、もっとも幅広な態様をなす例えば24mm巾となるように設けられた幅広縁27、この幅広縁27から最も巾が狭いリフィルRTの巾寸法である12mm巾の巾寸法を有する幅狭縁26、及び前記幅広縁27から前記幅狭縁26までを接続する接続部28を有している。接続部28は、前記幅広縁27及び前記幅狭縁26との間を凹状に湾曲しながら連続して接続するテーパ形状をなす凹状縁28aと、この凹状縁28aに連続して部分球面状に凹ませて形成された指受け面28bとを有している。
【0023】
刃部3は、上縁をテープを切断するように切断縁34として形成された切断刃33と、この切断刃33を着脱可能に保持するカバーたる外カバー31及び内カバー32とを有している。切断刃33は、本実施形態では切断縁34は例えば厚み方向に非対称な形状をなしたものである。詳述すると、切断縁34はテープの先端側である外カバー31側に0.2mmだけ鋭利に突出させた断面形状を形成することにより、厚み方向に非対称な形状を実現している。これにより図示の通り、指先に刺激を与えるような鋭利な正面視形状を形成することを回避し安全性を確保しつつ確実なテープの切断を実現している。また切断刃33は、図5及び図6に示すように、テープを切断する切断縁34と、巾方向及び上下方向中央に位置付けられた中央部たる中央穴36と、この中央穴36から斜め方向に線対称ではなく点対称に複数すなわち2つ設けられた向き決め部たる向き決め穴37と、切断縁34に対向し巾方向を部分円状切り欠いた形状をなす下縁35とを有している。なお本実施形態では下縁35によってテープを切断し得ない態様としているが、同図に示すように下縁35に代えて切断縁34同様にテープを切断し得る下切断縁34Uを形成した切断刃33Wを適用してもよい。外カバー31は、中央穴36に嵌る中央凸部311と、向き決め穴37に嵌る向き決め凸部312と、前記刃保持部12の爪受け15に係合する係合爪313と、内カバー32に相対回転可能に係り得るピン受け314とを有している。内カバー32は、切断刃33を外カバー31側へ付勢する、換言すれば切断刃33を厚み方向に押圧する刃押圧部321と、刃保持部12に装着した際に補助押圧面17に押圧される被押圧面322と、切断縁34近傍を押圧する上押圧面323と、外カバー31のピン受け314に係合する係合ピン324とを有している。
【0024】
しかして本実施形態では図7に示すように、リール2に位置決め部25を設けることにより、前記外芯24の両側に対称形状となるように設けることによりリフィルRTの巾寸法に拘わらず、前記位置決め部25が前記リフィルRTの巾寸法中央と前記リール2の巾寸法中央とを位置決めする。通常リフィルRTは、同図中段に示すような巾寸法15mmの標準タイプ(S)の他、同図上段に示すような12mm巾の巾狭タイプ(N)、同図下段に図示する24mm巾の幅広タイプ(W)、及び図示しない18mm巾のタイプのリフィルRTが、用途等により使い分け得るようになっている。本実施形態のリール2を用いれば、リフィルRTをリール2に装着する際は接続部28に対し例えば手指により押圧することで、手指が手指が幅狭縁26、幅広縁27及び接続部28の何れかにリフィルRTに触れながら当接することで、何れの巾寸法をなすリフィルRTも巾方向中心がリール2の巾方向中心に合致するようになる。またそのとき、接続部28は湾曲形状に凹んだ形状をなす凹状縁28a球面状に凹んだ指受け面28bを有しているので、指に当接した感触も使用者に違和感を与えることがないので、使用者は快適にリフィルRTの取り付けを行い得る。
【0025】
また本実施形態では、刃部3が、前記切断刃33を前記カバーに対して所定の位置及び方向でのみ装着させ得る向き決め機構を具備するため、前記切断刃33の表裏何れか一の向きでのみ間違うことなく前記外カバー31、内カバー32間に装着される。
【0026】
ここで、切断刃33が向きを間違えることなく且つがたつき無く確実に本体1側へ取り付けられる態様を図8図10に示して説明する。
【0027】
図8は切断刃33を外カバー31側に装着する前の状態を示している。外カバー31及び内カバー32は係合ピン324及びピン受け314を介して互いに回転可能に組み付けられている。ここで切断刃33は、中央穴36及び向き決め穴37の位置が正しく中央凸部311及び向き決め凸部312の位置に合致しない限り外カバー31側に取り付けることができない。つまり本実施形態では切断刃33を表裏逆に間違えて組み付けようとした場合には向き決め凸部312の位置と向き決め穴37の位置とが合致しないため、取り付けることができない。
【0028】
図9は切断刃33が外カバー31側に正しく取り付けられた状態で内カバー32及び外カバー31により切断刃33を挟持した状態を示している。このとき内カバー32の刃押圧部321は押圧面321aにより切断刃33を厚み方向に弾性付勢する。これにて切断刃33が装着された状態の刃部3では、切断刃33が不意にぐらつく事がない。
【0029】
図10は刃部3を刃保持部12に装着した状態を示している。このとき刃部3は爪受け15と係合爪313との係り合いにより、切断刃33の巾方向中心がリール2の巾方向中心に合致するように巾方向の位置決めがなされる。そして挟圧部16によりテープの進行方向の位置決めも同時になされる。特に本実施形態では挟圧部16の補助押圧面17が内カバー32の被押圧面322を押圧することにより上端部分すなわち切断縁34近傍を上押圧面323により強く押圧するため、切断刃33はテープを切断する際にテープの進行方向に一切がたつくことがなく、テープを切断しようとする操作力は無駄なくテープ側へ伝わり、スムーズなテープの切断が担保される。
【0030】
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係るテープディスペンサーは、外芯24の形状よって位置決めを行うものではなく、位置決め部25の幅狭縁26から接続部28を介して幅広縁27に至る何れかの箇所にリフィルRTの縁を合わせればリフィルRTを巾方向に位置決めすることができる。これにより、外芯24自体の巾寸法に拘わらず、且つリフィルRTの巾寸法も選ぶこと無く、リフィルRTを容易且つ確実に巾方向の位置決めを行い得る。すなわち本発明によれば、巻回された状態にあるテープを巾方向に正確に位置決めしつつ安定して保持することが実現されている。
【0031】
リフィルRTの巾寸法に拘わらずより確実な巾寸法の位置決めを行うために本実施形態では、前記接続部28を前記幅広縁27及び前記幅狭縁26との間を連続して接続するテーパ形状としている。
【0032】
また、リール2にリフィルRTを装着する使用者の動作をよりスムーズに行わせるために本実施形態では、前記接続部28が凹状に湾曲させて、使用者の手指に接続部28が沿い易くしている。
【0033】
そして前記芯の両側に対称に設けることで本実施形態では、簡素な構成であっても、前記位置決め部25が前記リフィルRTの巾寸法中央と前記リール2の巾寸法中央とを正確且つ確実に位置決めし得るものとなっている。
【0034】
また巾方向の位置決めの際にリフィルRTの部分的な「ずれ」を回避してテープの安定した繰り出しに資するようにするために本実施形態では、前記位置決め部25を、前記芯の周方向に等間隔に3箇所設けている。
【0035】
加えて、リフィルRTのリール2への容易な装着と正確な位置決めとを両立させるために本実施形態では、前記外芯24に、前記リフィルRTの内側から押圧する押圧リブ24aを設け、この押圧リブ24aの形状を巾方向中央が最も隆起するように湾曲したアール面24bを有した形状としている。
【0036】
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0037】
上記実施形態では接続部を曲線状の縁を有する態様を適用したが勿論、直線によるテーパ形状を形成した態様やリフィルすなわちテープの巾寸法の規格である24mm、18mm、12mm巾に合致した面を有する段差形状をなす態様としてもよい。また例えば、上記実施形態では位置決め部をリールの周方向に間欠的に3箇所設けた態様を開示したが、勿論、リールの周方向全周に亘って位置決め部を設けたものであってもよい。また刃部や本体の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
【0038】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は巻回された状態から繰り出されたテープを所望の長さに切断するためのテープディスペンサーとして利用することができる。
【符号の説明】
【0040】
2…リール
24…芯(外芯)
25…位置決め部
26…巾狭縁
27…幅広縁
28…接続部
RT…リフィル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10