(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施形態に係る照明制御システム1および照明器具5を説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、
図1〜
図9を用いて、実施形態に係る照明制御システムおよび照明器具5について説明する。
【0011】
[照明制御システム1の構成]
図1は、実施形態に係る照明制御システムの構成例を示す図である。
図1に示した照明制御システム1は、舞台やスタジオ等に設置された照明器具の制御や監視を実現するシステムである。
【0012】
図1に示した照明制御システム1は、調光操作卓20と、伝送装置(通信制御装置)30a,30bと、照明器具10a〜10hとを有する。調光操作卓20と伝送装置30aとはイーサネットで接続されている。イーサネット以外にも、伝送装置30aは2本の通信線に接続されている。2本の通信線のうち一方の通信線には、照明器具10a〜10cが直列に接続されている。また、他方の通信線には、照明器具10d,10eが直列に接続されている。
【0013】
また、調光操作卓20と伝送装置30bとはイーサネットで接続されている。イーサネット以外にも、伝送装置30bは、一本の信号線に接続されている。この一本の信号線には、照明器具10f〜10hが接続されている。
【0014】
伝送装置30aと、照明器具10a〜10eとは、Rs−485通信(DMX/RDM通信)で接続されている。同様に、伝送装置30bと、照明器具10f〜10hとは、Rs−485通信で接続されている。このため、一本の通信線には、最大32台の照明器具が接続可能である。また、伝送装置30a,30bは、自身に接続されている通信線を判別できる。以下、伝送装置30a,30bを区別することなく説明する場合には、伝送装置30と表記する場合がある。また、照明器具10a〜10hを区別することなく説明する場合には、照明器具10と表記する場合がある。伝送装置30は、調光操作卓20からのデータを中継して照明器具10に伝送したり、照明器具10からのデータを中継して調光操作卓20に伝送したりする。
【0015】
調光操作卓20は、DMX信号を伝送装置30を介して照明器具10に出力する。これにより、調光操作卓20は、照明器具10の調光を行う。このように、調光操作卓20は、照明器具10の外部から照明器具10を制御する。調光操作卓20は、照明器具10を制御する外部の制御部の一例である。また、調光操作卓20は、RDM信号を伝送装置30を介して照明器具10に出力する。これにより、調光操作卓20は、照明器具10の状態を監視する。
【0016】
さらに、本実施形態に係る調光操作卓20は、通信線に、どのような順番でどのような照明器具が接続されているかを自動的に検出することができる。以下、調光操作卓20が実行する処理について説明する。
図2は、調光操作卓20の機能構成の一例を示す図である。
図2の例に示すように、調光操作卓20は、操作受付部21と、表示部22と、通信部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。
【0017】
操作受付部21は、ユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部21は、後述の接続順検出処理を実行するための指示をユーザから受け付ける。そして、操作受付部21は、受け付けた指示を制御部24へ入力する。操作受付部21のデバイスとしては、マウスやキーボードなどのユーザの操作を受け付ける操作受付装置が挙げられる。
【0018】
表示部22は、各種の画像を表示する。表示部22のデバイスとしては、LCDなどのディスプレイが挙げられる。
【0019】
通信部23は、調光操作卓20と、伝送装置30及び照明器具10との通信を行うためのものである。通信部23は、制御部25によって、あるデータを伝送装置30または照明器具10に送信するように制御された場合には、あるデータを伝送装置30または照明器具10に送信する。また、通信部23は、伝送装置30または照明器具10から送信されたあるデータを受信した場合には、受信したあるデータを制御部25に入力する。例えば、通信部23は、ネットワークインタフェースカードである。
【0020】
記憶部24は、接続順登録用テーブル24aを記憶する。記憶部24のデバイスとしては、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置が挙げられる。
【0021】
接続順登録用テーブル24aは、後述の接続順検出処理において、照明器具10が接続されている通信線のID(通信線ID)と、通信線における照明器具10の接続順と、照明器具10のID情報と、照明器具10に設定されたDMXアドレスとが対応付けられて登録される。なお、ここでいう接続順とは、例えば、通信線に接続された照明器具10の伝送装置30側からの順番を指す。
【0022】
図3は、接続順登録用テーブル24aのデータ構造の一例を示す図である。
図3の例に示す接続順登録用テーブル24aは、「通信線ID」、「接続順」、「ID情報」及び「DMXアドレス」の各項目を有する。これらの項目のうち、「ID情報」には、照明器具10のID情報が登録される。また、「通信線ID」の項目には、「ID情報」の項目に登録されたID情報が示す照明器具10に接続されている通信線のIDが登録される。また、「接続順」の項目には、「ID情報」の項目に登録されたID情報が示す照明器具10の接続順が登録される。
【0023】
図2の説明に戻り、制御部25は、第1の送信制御部25aと、第2の送信制御部25bと、登録部25cと、第3の送信制御部25dとを有する。
【0024】
第1の送信制御部25aは、操作受付部21から接続順検出処理を実行する指示が入力された場合に、複数の通信線の中から未選択の通信線を1つ選択する。そして、第1の送信制御部は、選択した通信線に直列に接続された複数の照明器具10の接続順を検出するモードに移行する移行指示を、選択した通信線に直列に接続された複数の照明器具10に送信するように通信部23を制御する。これにより、通信部23から、移行指示が、複数の照明器具10に送信される。すなわち、第1の送信制御部25aと通信部23との機能を合わせると、移行指示を複数の照明器具10に送信する第1の送信部となるといえる。例えば、
図1の例に示す照明制御システム1では、照明器具10a〜10cが直列に接続された通信線(以下、通信線A)と、照明器具10d,10eが直列に接続された通信線(以下、通信線B)と、照明器具10f〜10hが直列に接続された通信線(以下、通信線C)との3つの通信線がある。この場合に、第1の送信制御部25aは、3つの通信線の中から未選択の通信線を1つずつ選択するたびに、選択した通信線に直列に接続された複数の照明器具10に移行指示を送信するように通信部23を制御する。
【0025】
第2の送信制御部25bは、移行指示が複数の照明器具10に送信された後、選択された通信線に接続された複数の照明器具10のうちのいずれの照明器具10からもID情報の送信が行われなくなるまで、次の処理を行う。すなわち、第2の送信制御部25bは、ID情報を送信する送信指示を選択された通信線に繰り返し流すように通信部23を制御する。これにより、第2の送信制御部25bは、ID情報を送信する送信指示を繰り返し複数の照明器具10のうちのいずれかの照明器具10に送信するように通信部23を制御することができる。この結果、通信部23から、いずれの照明器具10からもID情報の送信が行われなくなるまで、ID情報を送信する送信指示が、繰り返し複数の照明器具10のうちのいずれかの照明器具10に送信される。すなわち、第2の送信制御部25bと通信部23との機能を合わせると、送信指示を照明器具10に送信する第2の送信部となるといえる。
【0026】
第2の送信制御部25bが上述したような処理を行うことにより、接続順が小さい照明器具10から順に調光操作卓20にID情報を送信することとなる。すなわち、選択された通信線にN台の照明器具10が接続されていた場合には、まず、始めに、接続順が「1」の照明器具10がID情報を調光操作卓20に送信し、その次に、接続順が「2」の照明器具10がID情報を調光操作卓20に送信し、その後も、接続順と同一の順番で照明器具10がID情報を送信し、最後に、接続順が「N」の照明器具10がID情報を調光操作卓20に送信することとなる。
【0027】
ここで、第2の送信制御部25bは、照明器具10から送信されたID情報を通信部23が受信するたびに、受信したID情報が示す照明器具10に対して、次のような指示を送信するように、通信部23を制御する。すなわち、かかる指示は、受信したID情報が示す照明器具10に対して、ID情報を送信する送信指示を再び受信しても自身のID情報の調光操作卓20への送信を禁止するとともに、禁止部5bにより禁止された接続順が1つ後ろである照明器具に対する通信を許可する指示である。この指示を受けた照明器具10は、指示に従って、ID情報を送信する送信指示を再び受信しても自身のID情報の調光操作卓20への送信を禁止するとともに、禁止部5bにより禁止された接続順が1つ後ろである照明器具に対する通信を許可する。
【0028】
登録部25cは、照明器具10から送信されたID情報を通信部23が受信するたびに、通信部23が受信したID情報と接続順とを対応付けて記憶部24に記憶された接続順登録用テーブル24aに登録する。なお、接続順は、未選択の通信線が選択されてから、ID情報を受信した回数と同一であるので、登録部25cは、未選択の通信線が選択されてからID情報を受信した回数を計数することで、接続順を求めることができる。そして、登録部25cは、このようにして求めた接続順と、受信したID情報とを対応付けて接続順登録用テーブル24aに登録する。例えば、通信線Aが選択されて、登録部25cにより照明器具10a〜10cの全てのID情報と接続順とが登録された場合には、接続順登録用テーブル24aの登録内容は、
図4の例に示すような登録内容となる。なお、
図4の例において、通信線Aの通信線IDは、「A」である。また、
図4の例において、ID情報「a」が示す照明器具は、照明器具10aであり、ID情報「b」が示す照明器具は、照明器具10bであり、ID情報「c」が示す照明器具は、照明器具10cである。
【0029】
第3の送信制御部25dは、選択された通信線に接続された全ての照明器具10について、登録部25cによりID情報と接続順とが対応付けられて接続順登録用テーブル24aに登録された場合には、次の処理を行う。すなわち、第3の送信制御部25dは、接続順登録用テーブル24aを参照し、接続順に、各照明器具10に対して、DMXアドレスを送信する指示を送信するように通信部23を制御する。これにより、通信部23から、DMXアドレスを送信する指示が、接続順に、各照明器具10に送信される。すると、各照明器具10からDMXアドレスが調光操作卓20に送信される。このとき、上述の登録部25cは、照明器具10ごとに、接続順登録用テーブル24aに既に登録されたID情報及び接続順に対応付けて、照明器具10から送信されたDMXアドレスを接続順登録用テーブル24aに登録する。この結果、例えば、通信線Aが選択された場合には、接続順登録用テーブル24aの登録内容は、
図5の例に示すような登録内容となる。なお、
図5の例において、照明器具10aのDMXアドレスは、「aaa」である。また、
図5の例において、照明器具10bのDMXアドレスは、「bbb」である。
図5の例において、照明器具10cのDMXアドレスは、「ccc」である。
【0030】
そして、上述した第1の送信制御部25aが、未選択の通信線を1つ選択するたびに、第1の送信制御部25a、第2の送信制御部25b、登録部25c及び第3の送信制御部25dが上述した処理を行う。この結果、全ての通信線に接続された照明器具10のそれぞれについて、接続順やDMXアドレス、どの通信線に接続されているのかなどの情報が、接続順登録用テーブル24aに登録されることとなる。したがって、本実施形態によれば、通信線に、どのような順番でどのような照明器具が接続されているかを自動的に検出することができる。
【0031】
また、調光操作卓20は、接続順登録用テーブル24aの登録内容を参照して、既知の通信線のレイアウトなどから、
図6に示すような照明器具10の位置関係を示すレイアウト70を生成することもできる。
【0032】
次に、照明器具10の機能構成の一例について説明する。
図7は、照明器具10の機能構成の一例を示す図である。
図7の例に示すように、照明器具10は、制御部5と、入出力ポート6a,6bと、電源制御部7と、LED8とを有する。LED8は、任意の場所を照明する。電源制御部7は、LED8を制御する。入出力ポート6aは、照明器具10の接続順が「1」である場合には、伝送装置30に接続され、伝送装置30との通信を行うことができる。また、照明器具10の接続順が「2」以上の「P」(Pは整数)である場合には、入出力ポート6aは、接続順が「P−1」の照明器具10の入出力ポート6bと接続される。入出力ポート6bは、照明器具10の接続順が、接続されている通信線の中で一番大きい値(一番後ろ)である場合には、何も接続されない。ここで一番大きい値をKとすると、照明器具10の接続順が「K−1」以下である場合(例えば、「Q」)には、入出力ポート6bは、接続順が「Q+1」の照明器具10の入出力ポート6aと接続される。
【0033】
制御部5は、照明器具10全体の動作を制御する。制御部5の機能構成の一例について説明する。
図8は、制御部5の機能構成の一例を示す図である。
図8の例に示すように、制御部5は、ポート制御部5aと、禁止部5bと、ID情報送信制御部5cと、送信後処理部5dと、DMXアドレス送信制御部5Eとを有する。
【0034】
ポート制御部5aは、照明器具10が接続している通信線において接続順が後である照明器具に対する通信が許可されている場合に、調光操作卓20からの指示を受信すると、受信した指示を接続順が自身よりも後である照明器具に対して送信するように、入出力ポート6bを制御する。例えば、ポート制御部5aは、ID情報を送信する送信指示やDMXアドレスを送信する指示などを調光操作卓20から受信した場合に、入出力ポート6bに対して、接続順が1つ後ろの照明器具に対する通信が許可されているか否かを判定する。そして、ポート制御部5aは、許可されていると判定した場合のみ、調光操作卓20からの指示を接続順が照明器具10よりも1つ後ろの照明器具に対して送信するように、入出力ポート6bを制御する。
【0035】
禁止部5bは、調光操作卓20から送信された通信線に接続された照明器具10の接続順を検出するモードに移行する移行指示を受信すると、接続順が後である照明器具に対する通信を禁止する。例えば、禁止部5bは、かかる移行指示を受信すると、入出力ポート6bに対して、接続順が1つ後ろの照明器具に対する通信を禁止する。なお、禁止部5bは、上述のモードに移行する移行指示を受信後、所定時間(例えば5分)、ID情報を送信する送信指示を受信しない場合には、入出力ポート6bに対して、接続順が1つ後ろの照明器具に対する通信を許可する。これにより、入出力ポート6bに対して、接続順が1つ後ろの照明器具に対する通信を禁止した状態が長時間継続することによる弊害(例えば、通常の制御、調光信号制御が出来なくなること)の発生を抑制することができる。
【0036】
ID情報送信制御部5cは、上述のモードに移行後に調光操作卓20から送信されたID情報を送信する送信指示を受信した場合に、照明器具10のID情報を調光操作卓20に送信するように入出力ポート6aを制御する。これにより、入出力ポート6aから、ID情報が調光操作卓20に送信される。このとき、入出力ポート6bに対して、接続順が1つ後ろの照明器具に対する通信が禁止されているため、入出力ポート6bから送信指示が、接続順が1つ後ろの照明器具に送信されることはない。
【0037】
送信後処理部5dは、自身のID情報が調光操作卓20に送信された後、ID情報を送信する指示を再び受信しても前記自身のID情報の前記調光操作卓への送信を禁止するとともに、前記禁止部により禁止された前記接続順が後である照明器具に対する通信を許可する。
【0038】
例えば、送信後処理部5dは、調光操作卓20からの指示を受けて、ID情報を送信する送信指示を再び受信しても自身のID情報の調光操作卓20への送信を禁止するとともに、禁止部5bにより禁止された接続順が1つ後ろである照明器具に対する通信を許可する。なお、送信後処理部5dは、調光操作卓20からの指示を受けずとも、自身のID情報が調光操作卓20に送信された後、自発的に、ID情報を送信する送信指示を再び受信しても自身のID情報の調光操作卓20への送信を禁止するとともに、禁止部5bにより禁止された接続順が1つ後ろである照明器具に対する通信を許可することもできる。
【0039】
DMXアドレス送信制御部5Eは、調光操作卓20から送信されたDMXアドレスを送信する指示を受信した場合に、照明器具10に設定されたDMXアドレスを調光操作卓20に送信するように入出力ポート6aを制御する。これにより、DMXアドレスが調光操作卓20に送信される。
【0040】
照明器具10は、以上のような構成により、調光操作卓20に対して、接続順に、ID情報を送信することとなる。
【0041】
[照明器具10による処理の手順]
次に、
図9を用いて、実施形態に係る調光操作卓20が実行する接続順検出処理の流れについて説明する。
図9は、実施形態に係る調光操作卓20が実行する接続順検出処理の手順を示すフローチャートである。接続順検出処理は、例えば、操作受付部21から接続順検出処理を実施する指示が入力された場合に、制御部25により実行される。
【0042】
図9に示すように、第1の送信制御部25aは、複数の照明器具10の接続順を検出するモードに移行する移行指示を、複数の照明器具10に送信するように通信部23を制御する(ステップS101)。
【0043】
第2の送信制御部25bは、複数の照明器具10のうちのいずれの照明器具10からもID情報の送信が行われなくなるまで、次の処理を行う。すなわち、第2の送信制御部25bは、ID情報を送信する送信指示を通信線に繰り返し流すように通信部23を制御する(ステップS102)。また、ステップS102では、第2の送信制御部25bは、受信したID情報が示す照明器具10に対して、受信したID情報が示す照明器具10に対して、ID情報を送信する送信指示を再び受信しても自身のID情報の調光操作卓20への送信を禁止するとともに、禁止部5bにより禁止された接続順が1つ後ろである照明器具に対する通信を許可する指示を送信するように、通信部23を制御する。
【0044】
登録部25cは、通信部23が受信したID情報と接続順とを対応付けて記憶部24に記憶された接続順登録用テーブル24aに登録する(ステップS103)。
【0045】
第3の送信制御部25dは、接続順登録用テーブル24aを参照し、接続順に、各照明器具10に対して、DMXアドレスを送信する指示を送信するように通信部23を制御する(ステップS104)。そして、登録部25cは、照明器具10ごとに、接続順登録用テーブル24aに既に登録されたID情報及び接続順に対応付けて、照明器具10から送信されたDMXアドレスを接続順登録用テーブル24aに登録し(ステップS105)、処理を終了する。
【0046】
[実施形態の効果]
上述したように、実施形態の照明器具10は、自身が接続している通信線において接続順が後である照明器具に対する通信が許可されている場合に、調光操作卓20からの指示を受信すると、受信した指示を接続順が自身よりも後である照明器具に対して送信する。照明器具10は、調光操作卓20から送信された通信線に接続された照明器具の接続順を検出するモードに移行する指示を受信すると、接続順が後である照明器具に対する通信を禁止する。照明器具10は、上述の照明器具の接続順を検出するモードに移行後に調光操作卓20からのID情報を送信する指示を受信した場合に、自身のID情報を調光操作卓20に送信する。照明器具10は、自身のID情報が調光操作卓20に送信された後、ID情報を送信する指示を再び受信しても自身のID情報の調光操作卓20への送信を禁止するとともに、禁止された接続順が後である照明器具に対する通信を許可する。これにより、接続順に、ID情報を調光操作卓20に送信するので、通信線に、どのような順番でどのような照明器具が接続されているかを自動的に検出可能となる。
【0047】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。