(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
撮像素子を有する情報復号装置を用いて、時間的に変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号システムにおいて、
前記目印は、
規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化し、
前記情報復号装置は、
前記撮像素子により連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断が否定の場合、前記判断手段の判断が肯定になるまで、前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号すること無しに、連続的に撮像するよう制御し、前記判断手段の判断が肯定となると前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号するよう制御する撮像制御手段と、
を備えることを特徴とする情報復号システム。
規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号方法において、
前記連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップでの判断が否定の場合、前記判断ステップでの判断が肯定になるまで、前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号すること無しに、連続的に撮像するよう制御し、前記判断ステップでの判断が肯定となると前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号するよう制御する撮像制御ステップと、
を含むことを特徴とする情報復号方法。
撮像素子を有し、規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号装置が有するコンピュータを、連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断手段、
前記判断手段の判断が否定の場合、前記判断手段の判断が肯定になるまで、前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号すること無しに、連続的に撮像するよう前記撮像素子を制御し、前記判断手段の判断が肯定となると前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号するよう制御する撮像制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
撮像素子を有する情報復号装置を用いて、時間的に変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号システムにおいて、
前記目印は、規則性を有しながら所定の形状が回転する態様で変化、又は、巡回的に所定の形状が回転する態様で変化し、
前記情報復号装置は、
前記撮像素子により連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら所定の形状が回転する態様で変化、又は、巡回的に所定の形状が回転する態様で変化しているか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする情報復号システム。
撮像素子を有する情報復号装置を用いて、時間的に変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号システムにおいて、
前記目印は、規則性を有しながら所定の形状について段階的に大きさが変化、又は、巡回的に所定の形状について段階的に大きさが変化し、
前記情報復号装置は、
前記撮像素子により連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら所定の形状について段階的に大きさが変化、又は、巡回的に所定の形状について段階的に大きさが変化しているか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする情報復号システム。
撮像素子を有する情報復号装置を用いて、時間的に変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号システムにおいて、
前記目印は、自身が規則性を有しながら又は巡回的に移動する物体であり、
前記情報復号装置は、
前記撮像素子により連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印自身が規則性を有しながら又は巡回的に移動する物体である否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする情報復号システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の技術は、同期信号の送信中でもお互いの位置が僅かでもずれてしまえば、誤った復号が行われることには変わり無いという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、フレームドロップを精度良く判断することのできる情報復号システム、情報復号方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため本発明は、撮像素子を有する情報復号装置を用いて、時間的に変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号システムにおいて、前記目印は、規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化し、前記情報復号装置は、前記撮像素子により連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断が否定の場合
、前記判断手段の判断が肯定になるまで、前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号すること無しに、連続的に撮像するよう制御
し、前記判断手段の判断が肯定となると前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号するよう制御する撮像制御手段と、を備えることを特徴とする情報復号システムを提供する。
【0007】
また、本発明は、規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号方法において、前記連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップでの判断が否定の場合、
前記判断ステップでの判断が肯定になるまで、前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号すること無しに、連続的に撮像するよう制御
し、前記判断ステップでの判断が肯定となると前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号するよう制御する撮像制御ステップと、を含むことを特徴とする情報復号方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、撮像素子を有し、規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号装置が有するコンピュータを、連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断手段、前記判断手段の判断が否定の場合、
前記判断手段の判断が肯定になるまで、前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号すること無しに、連続的に撮像するよう前記撮像素子を制御
し、前記判断手段の判断が肯定となると前記特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号するよう制御する撮像制御手段、として機能させることを特徴とするプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、例えばオープンな空間上で情報伝送を行う場合、フレームドロップを精度良く判断することができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態における情報伝送システムの利用状態を示す図である。
図1(a)に示すように、ビル等の建築物1の屋上には、広告表示板3が設置されている。この広告表示板3は、(b)にその正面図、(c)にその側面図を示すように、任意の説明文字列(図では“Xデパート特別セール実施中!”、“この看板の光タグ情報で、来店時に使える電子クーポンが取得できます。”)を大きく描き出した看板4と、その看板4を後ろから支える背面固定足5とを有しており、遠くから、その説明文字列を目視で確認できるようになっている。
【0012】
看板4の任意位置(図示の例ではほぼ中央部分)には、表示装置6が取り付けられている。この表示部6は、ドットマトリクス状に配列された複数のLEDや有機EL等のデバイスを備え、時間的な規則性を有しながら変化する幾何模様(正三角形)を模したマーカー(目印)61と、このマーカー61の近傍(表示例では中心)に位置し、時系列的に輝度変化させた光を発光することで可視光による情報を送信する情報光7とを表示する。これにより本実施の形態における情報伝送システムに対応した情報復号装置(ここでは、無線通信機器とする)を通してマーカー61の変化と情報光7の輝度変化とを同一が価格に収めて連続的に撮像することにより、情報光7の輝度変化をデジタル情報(たとえば、Xデパートで使用できる電子クーポンの情報)によって符号化された情報を復号及び再生し、当該情報復号装置上に表示することができるようになっている。
【0013】
なお、表示部6は、必ずしも、看板4のような大きなものに取り付ける必要はなく、商品タグのような非常に小さなものに取り付けることももちろん可能である。表示部6の設置対象は、たとえば、「ある(比較的広い)エリアに来たユーザにインセンティブを与えることで、そのエリアに対する集客を図りたい」、「ある広告を“確実にその場で見た”ユーザにインセンティブを与えたい」、「看板等の情報よりも、さらに詳細な情報(またはそこへのリンク)を自動的にユーザ端末に提供したい」など、ある程度近傍(数mから百m程度の)のエリアに来てくれた人々に対して、物理的実体(図示の例では看板4)に関連させつつ、様々な情報を提供したり、特定のサービス(図示の例では電子クーポン)を提供したりするものであれば、図示の例に限らず、どのような態様であっても構わない。
【0014】
ここでは、看板4に表示部6を配置して、その看板4の広告を見てくれたユーザにインセンティブとして、電子的クーポンを配布するという応用を例にする。なお、この場合の“クーポン”は電子的な画像ファイルであり、別途にリンク先を指定して、そこからダウンロードさせるものとする。
【0015】
図2は、本実施の形態における無線通信機器100の内部ブロック構成図である。まず、この無線通信機器100におけるカメラ機能に関連する構成について説明する。カメラ機能に関連する構成として、レンズ部101、電子撮像部102、ユニット回路部103、画像生成部104、画像処理部107、表示制御部108、表示部109、記録媒体制御部110、操作入力部111、バッファメモリ112、プログラムメモリ113、中央制御部114等を備えている。これらは、バスライン15を介して中央制御部114は、接続されている。
【0016】
レンズ部101は、ズームレンズ、フォーカスレンズ、絞り等を備え、これらレンズを通過した被写体の光学像を結像するものである。
【0017】
電子撮像部102は、レンズ部101の光軸上に配置されている。また、電子撮像部102は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部101の各種レンズを通過した光学像を撮像フレームレートに応じた所定の周期毎に二次元の画像信号(RGB画像データ)に変換して、ユニット回路部103に出力する。
【0018】
ユニット回路部103は、図示は省略するが、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)、AGC(Auto Gain Control:ゲイン調整アンプ)、ADC(Analog to Digital Converter:アナログ/デジタル変換器)等を具備している。このユニット回路部103は、電子撮像部102から出力されて入力される被写体の光学像に応じたアナログの画像信号をフレームレートに応じた所定の周期毎にCDSにより保持し、当該画像信号をAGCにより増幅した後、増幅された画像信号をADCによりデジタルの画像信号に変換する。また、ユニット回路部103は、デジタルの画像信号を画像生成部104に送信する。
【0019】
画像生成部104は、ユニット回路部103から送られてきたデジタルの画像信号からデジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。
具体的には、画像生成部104は、所定の周期毎にユニット回路部103から送られてきた各フレーム画像のデジタルの画像データに対して、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理をそれぞれ行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。画像生成部104は、生成された輝度色差信号の画像データを、及び画像処理部107に出力する。
【0020】
また、中央制御部114は、レンズ部101、電子撮像部102、ユニット回路部103等の動作を制御する。例えば、露光時間等の撮像条件に従ってTG及びドライバを介して電子撮像部102の動作タイミングを制御し、フレームレートに従ってユニット回路部103の動作タイミングを制御する。すなわち、中央制御部114は、電子撮像部102をフレームレートや撮像条件(例えば、露光時間等)に従った所定のタイミングで動作させて被写体の光学像をアナログの画像信号に変換させ、ユニット回路部103を所定のフレームレートに従った所定のタイミングで動作させて、電子撮像部102から出力されて入力される被写体の光学像に応じたアナログの画像信号をデジタルの画像信号(フレーム画像)に変換させる。
【0021】
画像処理部107は、画像生成部104により生成された画像データ(YUVデータ)を所定の符号化方式(例えば、Motion−JPEG方式等)により圧縮・符号化する符号化部(図示略)や、記録媒体制御部110から読み出された符号化された画像データを当該符号化方式に対応する復号化方式で復号化する復号化部等(何れも図示略)を具備している。
【0022】
表示制御部108は、バッファメモリ112に一時的に記憶されている表示用の画像データを読み出して表示部109に表示させる制御を行う。
具体的には、表示制御部108は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、バッファメモリ112から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている動画像を構成する複数のフレーム画像の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定のフレームレートで読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部109に出力する。
【0023】
表示部109は、液晶表示パネルであり、表示制御部108からのビデオ信号に基づいて電子撮像部102により撮像された画像などを表示画面に表示する。具体的には、表示部109は、静止画撮像モードや動画撮像モードにて、電子撮像部102及びによる被写体の撮像により生成された複数のフレーム画像を所定のフレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示する。また、表示部109は、動画として記録中の複数のフレーム画像を表示したり、静止画として記録される画像(レックビュー画像)を表示する。
【0024】
記録媒体制御部110は、記録媒体Mが着脱自在に構成され、装着された記録媒体Mからのデータの読み出しや記録媒体Mに対するデータの書き込みを制御する。
具体的には、記録媒体制御部110は、画像処理部107の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、Motion−JPEG形式等)で符号化された記録用の画像データ、すなわち、レンズ部101、電子撮像部102及びユニット回路部103により逐次撮像される複数のフレーム画像から構成される被写体の動画像を1つの連続した動画像データとして記録媒体Mに記録させる。
なお、記録媒体Mは、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
【0025】
操作入力部111は、例えば表示部109の表示画面上に搭載されたタッチパネル等からなる。
【0026】
バッファメモリ112は、画像データ等を一時保存するバッファであるとともに、中央制御部114のワーキングメモリ等としても使用される。
プログラムメモリ113には、当該無線通信機器100の機能に係る各種プログラムやデータが格納されている。中央制御部114は、前述した制御の他、無線通信機器100の各部を制御する。具体的には、中央制御部114は、無線通信機器100の各部を制御するCPUを具備し、各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0027】
次に、無線通信機能について説明する。無線送受信部120は、アンテナ121を介してCDMA方式の無線信号を受信し、後段の無線信号処理部122に出力する一方、無線信号処理部122から入力された各種データを無線信号に変調してアンテナ121より出力する。無線信号処理部122は、無線送受信部120で受信した各種データを復調して、音声データを、音声信号処理部123に出力する。また、送信の際には、送信するための音声データを変調するなどの無線通信に必要な処理をする。
【0028】
音声信号処理部123は、マイク114から入力された音声信号を符号化処理したり、無線信号処理部122から出力された音声データに基づいて復号化してスピーカ115を駆動させ、対応する音声を出力する。報知デバイス116は、報知スピーカ117、バイブレータ118を駆動させるためのドライバである。
【0029】
以上の構成に係る本実施の形態において、ユーザが操作入力部111での操作により情報復号モードを設定すると、中央制御部114は、プログラムメモリ113に基づき
図3のフローチャートに示すように処理を実行する。すなわち、操作入力部111にて所定の操作が検出されたか否かを判断する(ステップS1)。シャッターキーが操作されたならば、所定時間(少なくとも情報光7が輝度変化する一周期に相当する期間)所定のフレームレートで連続的に撮影を行う(ステップS2)。しかる後に、撮影により得られた連続するフレームにおいて、マーカー61が規則性を有し巡回的に変化しているか否かを判断する(ステップS3)。
【0030】
ステップS3での判断の結果、撮影により得られた連続するフレームにおいて、マーカー61が規則性を有し巡回的に変化していないと判断した場合には、その旨を報知し、マーカー61が規則性を有し巡回的に変化している状態での連続的な撮影が達成されるまで、ステップS2に戻って所定のフレーム数にて撮影を行う。その結果、マーカー61が規則性を有し巡回的に変化している撮影が達成されたならば、撮影された各フレームに含まれる、当該マーカー61が存在するフレームに含まれる情報光7の時系列的な輝度変化をデジタル情報(たとえば、Xデパートで使用できる電子クーポンの情報)に復号し(ステップS4)、表示部109に表示させる(ステップS5)。
【0031】
(1)回転するマーカー
図4(a)は、表示部6に表示されるマーカー61が三角形(幾何模様)のオブジェクトであり、オブジェクトの中心にて情報光7が時系列的に輝度変化し、点灯状態71と消灯状態72とを規則的に繰り返すものとし、この三角形のオブジェクトからなるマーカー61が時計方向に回転する例を示す図である。この場合、マーカー61が1回転するに要する時間をステップS2における所定時間とする。また、このマーカー61がフレームドロップ(フレームの欠落)なく、この無線通信機器100と同一のフレームレートで撮影されたとすると、同図(b)に第1フレーム(A1)、第2フレーム(A2)、第3フレーム(A3)を示したように、頂点Pの位置が等間隔で時計回りに巡回的に移動する画像となるため、フレームドロップは無いものと判断する。
【0032】
一方、ステップS2で撮影した動画のフレームが、同図(c)に示すように、第1フレーム(B1)、第2フレーム(B2)、第3フレーム(B3)であったとすると、頂点Pの位置が等間隔でない画像となるため、フレームドロップが存在すると判断し、ステップS3の判断はNOとなる。
【0033】
そして、再度の撮影により、同図(b)に示すようなフレームが撮影されると、ステップS3の判断がYESとなり、前記ステップS4及びステップS5処理が実行されることとなる。
【0034】
(2)拡大・縮小するマーカー
図5(a)は、表示部6にマーカー62として三角形(幾何模様)が表示され、マーカー62が621→622→623と拡大表示された後、623→622→621と縮小表示されることを巡回的に行う例を示す図である。この場合、拡大表示と縮小表示に要する時間をステップS2における所定時間とする。このマーカー62がフレームドロップなく、この無線通信機器100と同一のフレームレートで撮影されたとすると、同図(b)に第1フレーム(A1)、第2フレーム(A2)、第3フレーム(A3)を示したように、621→622→623と拡大/縮小率に一定の規則性を有した巡回的に拡大変化する画像となるため、フレームドロップは無いものと判断する。
【0035】
一方、ステップS2で撮影した動画のフレームが、同図(c)に示すように、第1フレーム(B1)、第2フレーム(B2)、第3フレーム(B3)であったとすると、拡大/縮小率についての規則性が無い画像となるため、フレームドロップが存在すると判断し、ステップS3の判断はNOとなる。
【0036】
そして、再度の撮影により、同図(b)に示すようなフレームが撮影されると、ステップS3の判断がYESとなり、前記ステップS4及びステップS5処理が実行されることとなる。
【0037】
(3)点滅するマーカー
図6(a)は、表示部6のマーカー63が点滅する例を示す図である。この場合、マーカー63が滅(暗)631の状態から明632の状態に変化し、再度滅631の状態に戻るまでに要する時間をステップS2における所定時間とする。また、このマーカー63がフレームドロップなく、この無線通信機器100と同一のフレームレートで撮影されたとすると、同図(b)に第1フレーム(A1)、第2フレーム(A2)、第3フレーム(A3)を示したように、631→632→631と巡回的に明滅変化する画像となるため、フレームドロップは無いものと判断する。
【0038】
一方、ステップS2で撮影した動画のフレームが、同図(c)に示すように、第1フレーム(B1)、第2フレーム(B2)、第3フレーム(B3)であったとすると、明滅周期において規則性が無い画像となるため、フレームドロップが存在すると判断し、ステップS3の判断はNOとなる。
【0039】
そして、再度の撮影により、同図(b)に示すようなフレームが撮影されると、ステップS3の判断がYESとなり、前記ステップS4及びステップS5処理が実行されることとなる。
【0040】
(4)マーカーが情報光7の周囲を回転するオブジェクトに相当
図7(a)は、表示部6全体が情報光7を発光するものとし、この表示部6を中心にその周囲を上記マーカー61〜63に相当するオブジェクト64が時計方向に等速回転する例を示す図である。この場合、オブジェクト64が1回転(1→2→3→4→1)するに要する時間をステップS2における所定時間とする。また、このオブジェクト64がフレームドロップなく、この無線通信機器100と同一のフレームレートで動画撮影されたとすると、同図(b)に第1フレーム(A1)、第2フレーム(A2)、第3フレーム(A3)を示したように、オブジェクト64が上641→右642→下641と巡回的に変化する画像となるため、フレームドロップは無いものと判断する。
【0041】
一方、ステップS2で撮影した動画のフレームが、同図(c)に示すように、第1フレーム(B1)、第2フレーム(B2)、第3フレーム(B3)であったとすると、オブジェクトの回転位置において規則性が無い画像となるため、フレームドロップが存在すると判断し、ステップS3の判断はNOとなる。
【0042】
そして、再度の撮影により、同図(b)に示すようなフレームが撮影されると、ステップS3の判断がYESとなり、前記ステップS4及びステップS5処理が実行されることとなる。
【0043】
なお、
図4〜
図7に示すマーカー及びオブジェクトは一例であって、無線通信機器100のフレームレートで動画撮影可能な速度で変化するものであれば、その変化形態はどのようなものであってもよい。
【0044】
また本実施形態においては、当該システムの情報送信側で予めマーカーやオブジェクトを設置するようにしたが、規則性を有し、または、巡回的に態様が変化する被写体を画角に収めたフレームを撮像することが可能であれば、情報送信側で予めマーカーやオブジェクトを設置する必要は無い。
【0045】
この場合、マーカーやオブジェクトとして適用される被写体とは、例えば、等速で移動する車両(軽車両)や走行者、歩行者、飛翔体であり、また、商用電源のフリッカを利用しても良い。
【0046】
この場合、無線通信機器100は、所定時間の撮影された複数のフレームから、規則性を有し、または、巡回的に態様が変化する被写体を目印として検出する検出手段を有する。
【0047】
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願時の特許請求の範囲を付記する。
【0048】
<請求項1>
撮像素子を有する情報復号装置を用いて、時間的に変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号システムにおいて、
前記目印は、
規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化し、
前記情報復号装置は、
前記撮像素子により連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする情報復号システム。
【0049】
<請求項2>
前記情報復号装置は、
前記判断手段の判断が否定である場合、前記撮像素子を制御して前記目印を含む画角を再度連続的に撮像させる撮像制御手段と、
この撮像制御手段によって、連続的に撮像した結果得られる各フレームにおける、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する復号手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の情報復号システム。
【0050】
<請求項3>
前記目印は、巡回的に所定の形状が回転する態様で変化することを特徴とする請求項1又は2記載の情報復号システム。
【0051】
<請求項4>
前記目印は、所定の形状について段階的に大きさが変化することを特徴とする請求項1又は2記載の情報復号システム。
【0052】
<請求項5>
前記目印は、規則的に自身の明るさを変化させる態様であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報復号システム。
【0053】
<請求項6>
前記目印は、自身が巡回的に移動する物体であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報復号システム。
【0054】
<請求項7>
規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号方法において、
前記連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断することを特徴とする情報復号方法。
【0055】
<請求項8>
撮像素子を有し、規則性を有しながら又は巡回的に形状や画角における位置が変化する目印を連続的に撮像し、この連続的に撮像した結果得られる各フレームに含まれる、特定の画像領域の時系列的な輝度変化から情報へ復号する情報復号装置が有するコンピュータを、請求項7こうせる撮像制御手段とする判断手段と前記連続的に撮像した結果得られる各フレームにおいて、前記目印が規則性を有しながら又は巡回的に変化しているか否かを判断する判断手段として機能させることを特徴とするプログラム。