特許第6222603号(P6222603)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6222603
(24)【登録日】2017年10月13日
(45)【発行日】2017年11月1日
(54)【発明の名称】減衰機構
(51)【国際特許分類】
   E05F 5/02 20060101AFI20171023BHJP
【FI】
   E05F5/02 E
【請求項の数】7
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-548733(P2013-548733)
(86)(22)【出願日】2012年1月13日
(65)【公表番号】特表2014-502684(P2014-502684A)
(43)【公表日】2014年2月3日
(86)【国際出願番号】CN2012070319
(87)【国際公開番号】WO2012095020
(87)【国際公開日】20120719
【審査請求日】2015年1月8日
(31)【優先権主張番号】201110007867.6
(32)【優先日】2011年1月14日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515106343
【氏名又は名称】李飛勇
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】李才有
(72)【発明者】
【氏名】李飛勇
【審査官】 佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/143854(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05F 5/02
A47K 13/10−13/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転部品と固定部品を回転可能に接続するための減衰機構であって、前記減衰機構は、本体と回転軸部とピストンを備え、
前記本体は前記回転部品と前記固定部品のうちの一方に接続され、中心軸を有するシリンダーであって、前記シリンダーは、内壁に前記中心軸を中心に回転できる雌ネジを有するネジ部、および平滑部を有し、
前記回転軸部は一端が前記シリンダーに挿入され、他端が前記回転部品と前記固定部品のうちの他方に接続され、
前記ピストンは雄ネジが刻まれ前記中心軸の周りで回転するネジ部とヘッド部を備え、
前記シリンダーのネジ部と前記ピストンのネジ部は雌ネジと雄ネジの間のねじ込み式の合わせを構成し、
前記ピストンは前記中心軸に沿って前記回転軸部上でスライドし、
前記ピストンのヘッド部は、前記平滑部に対して、径方向において隙間のある部分と隙間のない部分を有し、
前記ピストンの軸方向穴部は前記回転軸部に対して、径方向において隙間のある部分と隙間のない部分を有し、前記シリンダーは前記中心軸に沿って、前記シリンダーの前記ネジ部を含む第一サブシリンダーと前記第一サブシリンダーと軸方向において対向する第二サブシリンダーから構成され、
前記ピストンが前記回転軸部に沿って回転し軸方向において移動した場合、前記第一と第二のサブシリンダーに充填された液体は、前記ピストンの前記軸方向穴部と前記回転軸部の間の径方向の隙間を通して、及び/又は前記ピストンのヘッド部と前記シリンダーの平滑部の間の径方向の隙間を通して流れるように強制され、その結果、回転軸部と本体の間の相対回転の減衰作用を生じ、
前記回転軸部には、前記ピストンの前記ヘッド部のスライドする経路に沿って、径方向に外向きの開口を有し軸方向に延びる流体通過溝が配設され、かつ、前記流体通過溝の深さ及び/又は幅が徐々に変化し、
前記ピストンのヘッド部に単方向バルブ通路が設けられ、前記ピストンの前記ヘッド部が前記流体通過溝に向かって軸方向にスライドする場合は、前記第一及び第二サブシリンダーは前記単方向バルブ通路を介して互いに液体が流通でき、前記ピストンの前記ヘッド部が前記流体通過溝から離れる方向にスライドする場合は前記単方向バルブ通路は閉鎖される、ことを特徴とする減衰機構。
【請求項2】
前記本体は第一軸方向端部、及び中心軸線方向に沿って前記第一軸方向端部と軸方向で対向する第二軸方向端部を有し、前記シリンダーは前記第一軸方向端部において前記中心軸方向に沿って前記本体の外側に延びる第一軸方向開口と前記第二軸方向端部において前記シリンダーを軸方向において覆う端蓋を有する第二軸方向開口を備え、
前記回転軸部は前記第一軸方向開口から中心軸方向に沿って挿入される軸中間部、及び前記軸中間部から伸延し、前記中心軸方向に沿って前記シリンダーに挿入される軸延伸部を備え、
前記軸延伸部は自由端部分を備え、本体と、前記軸中間部と前記自由端部分のうちの少なくとも一つの間に、軸方向の相対的な位置制限装置が備えられ、前記ピストンは前記軸延伸部に沿ってスライドでき、
前記軸方向穴部が前記ピストンのヘッド部に形成され、前記軸延伸部に対して隙間を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の減衰機構。
【請求項3】
前記軸延伸部は前記流体通過溝を備え、前記流体通過溝の軸方向の長さは前記軸方向穴部の長さより長く、したがって、前記軸方向穴部が前記軸延伸部に沿って前記流体通過溝の上にスライドした場合に、前記第一及び第二サブシリンダーは前記流体通過溝を介して、互いに液体が流通できる、ことを特徴とする請求項2に記載の減衰機構。
【請求項4】
前記単方向バルブ通路は、環状溝、減圧穴経路、及び単方向バルブリングを備え、
前記環状溝は前記ピストンの前記ヘッド部に備えられ、径方向外側に開口し、前記第二サブシリンダーにつながっており、前記減圧穴経路は前記環状溝から前記第一サブシリンダーにつながっており、前記単方向バルブリングは前記環状溝に装入され、前記環状溝の中で軸方向にスライド可能であり、かつ、前記シリンダーの平滑部に対して密封状態で軸方向にスライド可能であり、
前記ピストンの前記ヘッド部が前記流体通過溝に向かう方向に軸方向にスライドする場合には、前記単方向バルブリングは前記ピストンの前記ヘッド部と反対の方向にスライドして、前記第一及び第二サブシリンダーは、前記単方向バルブリングと前記環状溝の相対的な移動によって空いた軸方向の隙間及び前記減圧穴経路を通じて、互いに液体が流通でき、
前記ピストンの前記ヘッド部が前記流体通過溝から離れる方向にスライドする場合には、前記単方向バルブリングは前記流体通過溝に向かう方向に前記環状溝に相対的にスライドし、前記軸方向の隙間が閉じられ、前記減圧穴経路を経由した前記第一及び第二サブシリンダー間の流体経路は同様に前記単方向バルブリングによって閉鎖される、ことを特徴とする請求項3に記載の減衰機構。
【請求項5】
前記減圧穴経路が環状溝の径方向底面から径方向の内面に向けて前記ピストンの前記ヘッド部を通過し、第一サブシリンダーに連接される、ことを特徴とする請求項4に記載の減衰機構。
【請求項6】
前記軸延伸部は前記軸中間部に隣接する第一軸部と前記第一軸部から中心軸線方向に更に延伸する第二軸部を備え、前記ピストンと前記第一軸部との間の円周方向の駆動が、30〜60度のニュートラル範囲を含むことを特徴とする、請求項5に記載の減衰機構。
【請求項7】
前記単方向バルブリングがV字型の密封リングであり、V字の開口が前記軸中間部に向かい合っていることを特徴とする、請求項6に記載の減衰機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、減衰機構に関し、例えば、便蓋類の軸回転部品を軸回転式装置で固定本体への連結等に使用されるような減衰機構の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
便蓋が落下の際に便座に直撃の音又はドアが開閉の際にドアフレームに衝突音の音に対しては、関係業界ではミュート効果の実現の為、小型式の減衰機構が開発し続けられ、現在、市場には関連する減衰機構が既に供給されているが、一定期間の使用後に、その減衰機構の性能も著しく低下し、寿命も比較的に短いものである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、軸回転部品を軸回転方式で固定座に連接するのに使用される、比較的に使用寿命の長い減衰機構を提供し、中には次の物が含まれる:
一固定本体と回転部品との連接に使用される本体、当該本体には中心軸線の存在するシリンダー1個があると限定され、シリンダー内には中心軸線を中心に内部ネジが配設されるネジ部平滑部が含まれ;
一回転軸、その一端が前記のシリンダー内に挿入され、他端が前記の固定本体と回転軸部品の他端に連接され;しかも
一ピストン、そのピストンが前記の中心軸線に外ネジのネジ部とピストンヘッドが配設され、シリンダー内のネジ部とピストンのネジ部の内ネジと外ネジの間にはネジの相互作用が働き、そのピストンには回転軸方向に穴が設けられ、それによって、ピストンが前記の回転軸方向にスライド運動ができ、ピストンヘッドとシリンダーの平滑部の間では径方向に隙間相互作用或は柔軟性密封作用が持たれ、前記のピストンの中心軸線方向の穴段と回転軸の間に径方向に隙間相互作用或は柔軟性密封作用関係にあり、それによって、前記の中心軸線方向にそのシリンダーがシリンダーネジ部を収装される第一サブシリンダー及び第一サブシリンダー軸方向に相対する第二サブシリンダーを分割され、ピストンが回転軸と共に回転し、同時に、回転軸方向に移動の際に、第一サブシリンダーと第二サブシリンダーに充入された流動体が推力を受けることにより、その1つのサブシリンダーから前記のピストンの軸穴と回転軸の間の径方向隙間又はピストンとシリンダーの平滑部の間の径方向隙間を経由し、もう1つのサブシリンダーに流動される事によって、回転軸と外枠本体との間に相対的に回転の際に減衰作用が生じられ、回転軸がピストンヘッドの移動の通路上に径方向対外に開口され、且つ軸方向に延伸の流体通過槽が配設され、前記の通過槽の深さと幅が徐々に変化される;
本発明が軸回転部品を軸回転方式で固定本体に連結するのに使用されるもう1つの減衰機構を提供し、その中には次の物が含まれ:
一固定本体と回転部品との連接に使用される本体、当該本体には中心軸線の存在するシリンダー1個があると限定され、シリンダー内には中心軸線に沿って製作される内ネジのネジ部分が設けられている;
一回転軸,前記のシリンダー中に挿入されている回転軸、固定本体ともう1つの回転用部品上へ連結され、更に;
一ピストン,前記のピストンには中心軸線に沿って配設される外ネジのネジ部があり、前記のシリンダーのネジ部とピストンのネジ部が内外ネジ間の相互作用関係にあり、前記のピストンが中心軸線方向にその回転軸上でスライド運動が可能であり、ピストンにはが軸方向の孔段があり、前記の回転軸との間に径方向に隙間作用或いは柔軟性密封作用関係が持たれ、前記中心軸線方向にシリンダーをネジ部の第一サブシリンダーと第一サブシリンダー軸方向に対応する第二サブシリンダーに分けられる。ピストンが回転軸の回転と同時に回転軸方向に移動され、第一及び第二サブシリンダーに充填される液体が圧迫され、前記どちらかのシリンダーからピストンの回転軸穴部と回転軸間の直径方向隙間配合或いは内ネジと外ネジの隙間を経由し、他方のサブシリンダー室に流動され、この原理に基づいて前記回転軸と前記本体間の相対回転に減衰機能が生じる。前記の回転軸がピストンヘッドのスライド運動区間に径方向の外向けに開口し、回転軸方向に延伸の流動体通過槽が設けられ、その深さと幅が徐々に変化する物である。
【0004】
本発明が、軸回転部品を軸回転方式で固定本体に連結するのに使用されるもう1つの減衰機構を提供し、その中には次の物が含まれる:
一前記の固定本体と回転部品の他端に連結される本体、当該本体には中心軸線を有するような1つのシリンダーと限定され、シリンダー内には前記の中心軸線を中心とする内ネジが配設されるネジ部があり;
一前記のシリンダーに挿進される回転軸、その回転軸が前記の固定座と軸回転部品中の他方への連接に用いられ;しかも
一ピストン、前記のピストンには中心軸線を中心とする外ネジが配設される外ネジ部及びピストンのネジ部が内、外ネジ同士間の回転連接作用関係が構成され、そのピストンが中心軸方向に沿って前記の回転軸上でスライド運動ができ、ピストン上にある回転軸方向の孔段が回転軸との間では系方向に摺動隙間相互作用或は柔軟性密封相互作用との関係が持たれ、それによって、前記の中心軸線方向にそのシリンダーがシリンダーネジ部を収装される第一サブシリンダー及び第一サブシリンダー軸方向に相対する第二サブシリンダーを分割され、ピストンが回転軸と共に回転と同時に軸方向に移動の際に、第一サブシリンダーと第二サブシリンダーに充入された流動体が推力を受けることにより、その1つのサブシリンダーから前記のピストンの軸穴と回転軸の間の径方向隙間又はピストンとシリンダーの円滑部の間の径方向隙間を経由し、もう1つのサブシリンダーに流動される事によって、回転軸と外枠本体との間に回転による相対的に減衰作用が生じられる。回転軸がピストンヘッドの移動の通路上に径方向対外に開口され、且つ軸方向に延伸される流体通過槽が配設され、通過槽の深さと幅が徐々に変化する。
【0005】
本発明は軸回転部品を軸回転方式で固定本体に連結するのに使用されるもう1つの減衰機構を提供し、その中には次の物が含まれる:
一前記の固定本体と回転部品の他端に連結される本体、当該本体には中心軸線を有するような1つのシリンダーと限定され、シリンダー内には前記の中心軸線を中心とする内ネジが配設されるネジ部と1本或いは数本の流体通過槽を有する平滑部が含まれる。
【0006】
一前記のシリンダーに挿進される回転軸、その回転軸が前記の固定座と軸回転部品中の他方への連接に用いられ;しかも
一ピストン、前記のピストンには中心軸線を囲む外ネジが配設される外ネジ部と1つのピストンヘッドが含まれ、前記のシリンダーのネジ部とピストンのネジ部が内、外ネジ同士間の回転連接作用関係が構成され、更に、そのピストンが中心軸方向に前記の回転軸上でスライド運動ができ、流体通過槽以外の区域では、ピストンヘッドとシリンダーの平滑部の間では、ピストン上にある回転軸方向の穴段と回転軸との間では径方向に隙間相互作用或は柔軟性密封相互作用との関係が持たれ、それによって、前記の中心軸線方向にそのシリンダーがシリンダーネジ部を収装される第一サブシリンダー及び第一サブシリンダー軸方向に相対する第二サブシリンダーを分割され、ピストンが回転軸と共に回転と同時に軸方向に移動の際に、第一サブシリンダーと第二サブシリンダーに充入された流動体が推力を受けることにより、その1つのサブシリンダーから前記のピストンの軸穴と回転軸の間の径方向隙間又はピストンとシリンダーの円滑部の間の径方向隙間を経由し、もう1つのサブシリンダーに流動される事によって、回転軸と外枠本体との間に回転による相対的な減衰作用が生じられる。
【0007】
通過槽の深度或は幅が徐々に変化するものである。
【0008】
本発明のもう1つの方案が軸回転式の回転部品を固定本体に連結するのにしようされるもう1つの減衰機構であり、その中には次の物が含まれる:
一固定座と回転式部品の1つの上への連接に使用される本体があり、当該本体には1つのシリンダーと限定され;
一回転軸、その一端が前記のシリンダーに挿入され、他端が固定座或は軸回転式の部品に連接され;
回転軸の軸方向に前記のシリンダーが第1サブシリンダーと第2サブシリンダーを分割され、第1と第2サブシリンダーに充入される流動体が回転軸の回転により圧迫力を受け、1つのサブシリンダーからもう1つのサブシリンダーへ流動されることにより、回転軸と外枠本体との間に回転による相対的な減衰作用が生じられ;
回転軸がピストンヘッドの移動の通路上に径方向対外に開口され、且つ軸方向に延伸される流体通過槽が配設され、通過槽の深さと幅が徐々に変化する。
【0009】
本発明が円柱式ピストンの減衰機構に対して、第一、第二サブシリンダーの分割がピストンとシリンダー内壁との相互作用により、或いは回転軸の軸方向面とシリンダーの相互作用により、その通路断面の量の大小に対する制御が実現される。以下が添付の図面に対する説明である:
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の立体分解図である。
図2】本発明の外枠本体の立体図である。
図3】本発明の回転軸の立体図である。
図4】本発明のピストンの立体図である。
図5】本発明のピストンの立体図である。
図6】本発明の単方向弁板の立体図である。
図7】本発明の端キャップの立体図である。
図8】本発明の作動原理を説明する断面図である。
図9】本発明の作動原理を説明する断面図である。
図10】本発明の作動原理を説明する断面図である。
図11】本発明の作動原理を説明する断面図である。
図12】本発明の作動原理を説明する断面立体図である。
図13】本発明の作動原理を説明する断面立体図である。
図14】本発明のもう1つの実施例の断面図である。
図15】本発明のもう1つの実施例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は減衰機構であり、例えば、回転式部品(例えば便蓋、ここで図示されず)を軸回転式方法で固定本体(例えば、便座本体、ここでは図示されず)に連結され、中には、1つの前記の固定本体と1つの軸回転部品の上に連接に使用される外枠本体1、その連結装置が、例えば、外枠本体の連結孔12と連結孔座11であり、当該外枠本体1には1つの中心軸線を有する円柱型シリンダー10が限定され(図示されていない他の実施例では階段式柱状シリンダーでも良い)、しかも、第一軸方向の端部(図1図2に示される外枠本体1の左端)と中心軸方向に沿って第1軸方向の端部の軸方向に相対する第2軸方向の端部が第二軸方向の端部(図1図2に示される外枠本体1の右端)があり、前記のシリンダー10が第1軸方向の端部に1つの第1軸方向開口16(図8図11に図示のように)があり、シリンダー10がこの第一軸方向開口16を通して前記の外枠本体1の外部に通され、第一軸方向開口の中心軸線に垂直方向の孔径がシリンダーの隣接する第一軸方向の開口の直径より小さく、前記の第一軸方向の端部にはそれによって径方向の内部に延伸する孔肩17が形成される図11;第二軸方向の端部には軸方向に前記シリンダーの蓋をする端壁60(図11)があり、正確に言うと、外枠本体1は孔肩17を含むものであり、即ち、外枠本体1が第一軸方向の開口部16の中に限定される空間を総じてシリンダー10と称される。
【0012】
図示のように端壁60が外枠本体1とは分離型の連結であるが、しかし、端壁と外枠本体が一体式にすることも可能である;図示の孔肩17が外枠本体1とは一体型であるが、孔肩と外枠本体が分離式の連結にすることも可能である。その目的は本発明の加工及び備え付けに便利の為である。
【0013】
図1図3図8から図11まで示すように、本発明の減衰機構には次のようなものも含まれ:一回転軸2、当該回転軸には前記の第一軸方向の開口部16から中心軸線方向にシリンダー10に挿入される軸中間部21が含まれ、それに、前記の軸中間部上から反対方向に沿って外枠本体1の外の方向に延伸する一体式或いは分離型の軸柄25があり、例えば、軸柄上の連接孔26と連接孔本体27を通して、前記の回転軸2を固定本体とにもう1つの回転部品への連結に使用される;前記の軸中間部21と軸柄25の分界線は第一軸方向の開口部16であり、軸中間部21が外枠本体1、そして、特に穴肩17とは相互に径方向に支承作用を及ぼす事により、回転軸2が外枠本体1に対して前記の中心軸線を中心に回転運動が可能である;その回転軸には軸中間部21から中心軸線方向にシリンダー10に挿入される第一軸部22と当該第一軸部から中心軸線方向に更に延伸する第二軸部23が総じて軸延伸部と称され、当該軸延伸部には自由端部分(即ち第二軸部23)があり、前記の外枠本体1の第二軸方向端部(図示の右端部分)の端壁60には第二軸部23或は自由端部分を許容する穴部が設けられ、前記穴肩17と共同で回転軸2が外枠本体1に相対する軸方向左右への変位の量の支承及び制限する事が可能であり、図示のように、図示の構造の他に、単独的に軸中間部と自由端の部分のその1つを利用して外枠本体(端壁60を含む)との間に軸方向の相対的な変位を制限する設置も可能であり、然も、このような機械的な変位制限への実現も難しくないものである。
【0014】
その他に、前記のシリンダー10には1つのネジ部18と平滑部19が含まれ、回転軸2の軸延伸部(即ち、第一軸部22に第二軸部23を加えるもの)がその軸方向にピストン4によって連接され、即ち、そのピストンには中心線軸方向に沿って外ネジ46が刻まれるネジ部47とピストンヘッド48が含まれる。前記ネジ部18と前記ピストンのネジ部47が内外ネジ間の回転連結配合関係が持たれ、ピストンヘッド48とシリンダーの円滑部19の間に軸方向と円周方向に対して、密封性のスライド運動関係が持たれ、例えば、ピストンヘッド48とシリンダーの円滑部19がピストン48上に柔軟性のある密封リング或いはピストンリングを嵌めて備え付けることも可能であり、そのことにより、軸方向と円周方向に対して密封性のあるスライド関係が構成される;そして、ピストンヘッド48が前記の中心軸方向線に沿ってシリンダー10を軸中間部方向に近い第一サブシリンダー13と第一サブシリンダーの軸方向に向かい合っている第二サブシリンダー14に分割、前記のピストン4と第一軸部22(第二軸23或いはここでは図示されていない自由端部分も良い)が相互の間にキー、ピン、キー溝或いは軸方向に相互に配接されるネジの歯の組み合わせも配接され、図1図3及び図4で示されるように、第一軸部上のキー29とピストン上のキー又は歯41が軸方向に自由なスライド運動と円周方向には駆動作用関係を持ち、前記の第二軸部23或いは自由端部分が同時にピストン48との間に径方向の隙間作用関係が構成され、(例えば、ピストンヘッド上の軸方向孔部42と第2軸段23間の直径方向の隙間配合関係となるが、両者の間には同時にキーとキーの溝の作用が存在することが可能であり、或いはその間に変形しやすい弾性リングを嵌めて(図には示されておらず))、このようなことにより、その両者間に相対的な回転運動及び軸方向運動も可能であり、このようにして、ピストン4が回転軸2の回転運動と同時に軸方向に移動の際に、第一と第二サブシリンダー13と14中に充入される液体が推力を受け、その中の1つのサブシリンダーから、前記のピストン上の軸方向穴部42と前記第二軸部23との間の径方向の隙間或いは前記の弾性リングが推力のため、第2軸段23に相対して押し出される径方向の隙間を通して、もう1つのサブシリンダーへ流動される。このようなことにより、前記の回転軸2と外枠本体1との間に相対的な回転運動に対して減衰作用が生じられる。
【0015】
図示のように、前記の軸方向穴段42がピストンヘッド48の上に形成され、しかも、軸延伸部との間では軸方向の自由スライド運動関係及び径方向の隙間作用関係が構成される;しかし、このような軸方向の穴段がピストン4の残りの位置に形成することもでき、しかも、同様に軸延伸部との間には軸方向の自由スライド運動と径方向の隙間作用関係を持つことも可能である(図示されておらず)。
【0016】
図示のように、前記の軸中間部21と外枠本体、特にその穴肩17とは相互して径方向での支承作用により、第2回転軸が外枠本体1に対して、その中心軸線を軸に回転運動が可能となる。実は、回転軸の回転運動がピストン4を通じてその支承方式と合わせて、或いは当該ピストン単独で外枠本体Iまで支承できるのである。
【0017】
図示のように、軸中間部21が1つの軸肩であり、当該軸肩が穴肩17とは相互に径方向及び軸方向の支承作用関係が持たれる。しかし、軸中間部が1つの縮或いは環状溝でもよい。これを用いて外枠本体1、特にその穴肩或いはある形式の凸肩の間に軸方向及び/又は径方向に相互的な支承作用関係が形成される。になる(図示されておらず)。
【0018】
軸延伸部の自由端部分が1つの縮頚、或いは環状溝、或いは軸肩でもよい。これを用いて外枠本体1、特にその端壁60との間に軸方向及び/又は径方向に相互的な支承作用関係になる。(図示されておらず)。
【0019】
更に、前記の第二軸部23或いは自由端部分には径方向の外向けの開口があり、しかも、軸方向に延伸方向に流動体通過溝24がある。その通過溝の軸方向の長さが明らかにピストン上の軸穴段42の軸方向の長さより長い。それによって、当該ピストン上の軸方向穴部42が第二軸部に沿って流動体通過溝の上方部までスライド運動した時に、第1と第2サブシリンダー13と14がこの通過溝24を通して液体的に連接される。それにより、液体が本体及び回転軸間の相対的な回転運動に対する減衰が大幅に軽減され、減衰作用が感じられないほどの程度である。図示のように、通過溝24が第二軸部23或いはその自由端部の自由端面に近い軸段の上に配接される;しかしながら、通過槽24が第2軸段23或いは自由端部分の自由端面から離れる軸段の上、そして、第1軸段22の上に設けられても良いとのことである。
【0020】
流動体通過溝24が螺旋状又はその他の曲線状のものである。
【0021】
流動体通過溝24の一端が横に切断面積が徐々に小さく減少していくバッファ部である。それによって、減衰機構を非減衰段階から徐々に減衰プロセスに移り行き、減衰機構の運動もより平穏である。
【0022】
本実施例の中で回転軸の第二軸部23或いは自由端部に三つの徐々に変化する流動体通過溝24があり。その徐々に変化する様式とは深さが一定であり、自由端方向と反対の方向においては、通過溝の側面壁241が徐々に浅く変化し、よって、ピストンヘッドがここの段にスライド運動の際に流動体通路が徐々に小さく変化してく。
【0023】
更に、ピストン48の上には、単方向バルブ通路が設けられ、ピストンが通過溝24方向へ軸方向移動の際に、第2サブシリンダーと第1サブシリンダーがこのバルブを介して液体的に連結される;そして、ピストン48が第二軸部に沿って、流動体通過溝方向へ軸方向移動の際にピストンとピストンヘッドが全行程上でスライド運動がされ、殆ど流動体の減衰作用を受けることがない。ピストンヘッドが通過溝方向から遠去って行く時に、当該単方向バルブ通路が閉鎖される;そして、当該ピストン48が第二軸部軸方向に流動体通過溝を離れていく際に、ピストンとピストンヘッドの第二軸部に相対するスライド運動が液体の減衰作用を受けるものとする。
【0024】
前記の単方向バルブ通路の具体的な構造には次のようなものが含まれる:一ピストンヘッド48の上に作成される環状溝43、その環状溝は径方向が外向けに開口される、しかも、第2サブシリンダー14へ開通される;1つの環状溝43から第1サブシリンダーへの減圧孔パス44;それに前記の環状溝43へ嵌る単方向バルブリング5、その単方向バルブリングが環状溝の中で軸方向に移動が可能、しかも、前記のシリンダーの円滑部19に柔軟性或いは弾性的に頂に頼りながら軸方向に密封性のスライド運動がされ、中では、そのピストンヘッドが第二軸部23の方向に沿って通過溝方向へ移動の時に、前記の単方向バルブリング5が環状槽43の中でピストンヘッド方向に対して逆方向(図示では左へ移動)変位し、第2サブシリンダー14が単方向バルブ5と環状溝43の間の相対的な変位により開けられる軸方向の間隔(単方向バルブ5と環状溝43の側面45との間の軸方向の間隔)及び減圧孔パス44を経由し、第1サブシリンダー13との間には液体てきに連接関係になる;前記のピストンが通過溝軸方向に離れていく変位運動がされる時に、単方向バルブリングが環状溝の中でピストンヘッド方向に対しては、通過溝軸方向(図示では右方向に)へ変位され、それによって、軸方向の間隔が閉鎖され(単方向バルブリング5と環状溝43との間ではすり合わせ式密封性の関係が形成される)、単方向バルブリングによって第1サブと第2サブシリンダーの減圧孔パスを経由する液体通路が閉鎖される。本段落では優れる一種類単方向バルブの具体的な構造について述べた。その他にも多くの単方向バルブ通路構造が知られている。本領域においては一般的に広く知られている多くの単方向バルブ構造も本発明中に応用することが考えられる。
【0025】
更に、前記の減圧孔パス44が環状溝43の径方向に底面径方向を内に向かい、ピストン48を通過し、直接或いは間接的に第1サブシリンダーに連通され、例えば、方向にピストン48を通過して、直接的或いは間接的に第一サブシリンダーへ連結される。例えば、ピストン4上のピストンヘッドを除いての部分を経由し、第1サブシリンダー13に連結される。
【0026】
更に、前記のピストンネジ部47とシリンダーネジ部18のネジ相互作用により、全体の減衰機構に対しては、その公称直径が大きければ、その引張強度も大きい。その目的が液体の減衰作用をより有効的に回転部品と回転本体の相対回転運動に伝達される処にある。
【0027】
更に、前記ネジ46がマルチヘッドネジであり、減衰機構の回転角度の制限の為、ネジ距離の大きいネジ、マルチネジヘッドのネジの使用により、ネジ全体の強度が図られる。
【0028】
前記の外枠本体1の第一軸方向の端部が(図に外枠本体の左端を示す)シリンダー10に対して、液体的な密封性の状態を形成する具体的な構造については、回転軸の軸中間部21に弾性的な密封リング3が嵌められた、その密封リングが軸中間部21とシリンダー10の径方向の推力を受け、密封リング3の軸方向の両側に対しては相互的な密封作用関係が形成される。
【0029】
本発明においては、加工及び備え付け上の便利のために、外枠本体1の第二軸方向の端部にはシリンダーが外枠本体の外側まで開通される開口15とその開口部を蓋するシリンダー端蓋6が配接され、前記の第2軸方向の端壁60が当該蓋により構成されるものである。
【0030】
更に、端壁60の上に中心軸線を中心にその面がシリンダーに面して開口される盲穴62が配接され、第2軸段23又は自由端部分が当該盲穴に挿入され、両者の間には軸方向では頂接、そして、径方向には支承関係が構成され、その盲穴が第二軸部及び全体の回転軸の回転運動の支点に使用されるような軸回転支座を構成する。
【0031】
更に前記のピストンと第一軸部の間には、30〜60度の駆動ニュートラル空間が形成されるような円周方向の駆動作用関係が構成される。
【0032】
以下が本発明の作動原理を説明する:
図8で示すように、ピストン48が最右端の位置の付近に近づいた時に、弁蓋が便座本体平面に約95〜120度の位置にある。下向け方向に便蓋を回転すると、先ず、外枠本体1と回転軸2が35〜70度(理想的には50度)の角度をなすような駆動ニュートラル空間或いは行程であり、即ち回転軸が外枠本体と相対的に35度〜70度間の角度を回転がスタートする。両者間が相対的に回転するが、中心軸船方向のモーメントの伝送がない。その為に、ピストン4が回転軸2の軸伸部からモーメントが受け取っていないので外枠本体1に対しては回転運動がないし、ピストンも軸方向の転移も生じない。よって、便蓋が垂直方向から、下方向向へ角度a(35−70度)が廻されたときには、回転が非常に自由で力がかからずに、他方、当該角度空間の軸回転運動の際にその回転がまだピストン4推進し、軸方向上の変位をもたらすような事がなく、よって、本発明のピストン軸方向運動の空間を縮小し、減衰機構の軸の長さも短くすることができる。
【0033】
便蓋が前記の角度空間aを回転された後に引き続き回転運動をし続ける際に回転軸の軸伸部を通してピストン4と外枠本体1の間に相対的な回転運動が始まる。この間のネジの歯の間のかみ合わせることにより、ピストンから外枠本体に対して左方向への軸方向移動(図の中では矢印Aによって示される方向)を起こす。その際に、ピストン48の軸方向穴段42が軸伸部のオイル溝24の上方の緩和段をスライド式運動しながら通過される。同時に単方向バルブリング5が本体1とは緊密配合である故に、殆ど軸方向上の変位がなく、単方向バルブリング5がピストンヘッドとは密封関係にある。通過溝24がスムーズに第一サブシリンダー13と第二サブシリンダー14との連接ができるので、液体が通過溝を通過した際に、ピストンと本体の間の相対軸方向に対して移動し、即ち、回転軸の本体に対する相対的な回転運動であり、それによって生じる減衰作用も比較的に軽いものである。
【0034】
そして、便蓋が引き続き下向き方向に回転され、同時にピストンヘッドの軸方向孔段42が引き続き左に軸延伸部をスライドし、便蓋が下方向の回転が一定の角度を超えた時には(例えば45〜100度)、図示された軸方向孔段42が通過溝24から離れ、その径方向に隙作用関係を持つ軸延伸部までスライド運動の際に、液体が第一サブシリンダー13から艱難的又は減衰的に前記の径方向の隙間を通過し、そして、第二サブシリンダー14へ充入される故に、ピストンの軸方向上の継続移動、即ち左方向への移動、つまり、便蓋の引き続き下方向へ廻される際に、強烈的な減衰作用が働かされ、便蓋がその減衰作用によりゆっくりと水平方向位置まで落下され、そして、ピストン4も軸方向に最も左端に移動される。
【0035】
図9図10に示すように、便蓋が水平位置から上方向へ回転された時に、ピストン4が回転運動をすると同時に軸方向に沿って右へ移動され、第二サブシリンダー14からの液体が単方向バルブリング5をピストン環状型溝43の側面の45上から軸方向に押し離れていく(ピストン4が軸方向の反対方向に移動の際に単方向バルブリングが環状溝43の側面45にペッ足りと張り付く)。こうして,液体が第二サブシリンダー14から環状溝43へ流動され、減圧孔パス44を経由して順調に第一サブシリンダー13に充入される。この様な仕組みにより、ピストンの軸方向右方向の移動、即ち、便蓋の上向き方向への回転運動に対しては、殆ど減衰作用が働かない。便蓋が上向き方向に角度aまで回転運動がされる時に前記のニュートラル空間或いは行程の存在により、回転軸が継続的に回転し続け、ピストン4が軸方向上での移動がなく、そして、便蓋が順調に上方向の垂直の位置まで回転される。
【0036】
図示のように、流動体通過溝が軸延伸部の自由端部或いは第二軸部23の上に開口されている。しかし、通過溝が第一軸部22上に開口することも可能であり(図示されておらず)、このようにして、弁蓋の下方向への運動がピストン4を軸中間部から離れる方向へ軸方向にそって移動される。逆に、上への回転動作がピストンを軸中間部へ移動させられ、当然のように、単方向バルブピースの作用過程と方向に関しては図8図11に示される作用過程及び方向も総じて相反である。
【0037】
ここでは特筆すべき点については、第一軸部第二軸部が前記の中心軸線方向上では、相互の入れ替えが可能であり、ピストンも180度の調整が要され、そして、ピストンが180度を調整後に軸延伸部に嵌められる。このような構造上の設計が本発明の同等入れ替え効果と見なされればよい。
【0038】
図14に示すように、本発明のもう1つの減衰機構が軸回転部品を軸回転方式で固定本体に連結するのに使用され、中には次の物が含まれる:
一固定本体と回転部品との連接に使用される本体、当該本体には中心軸線の存在するシリンダー1個があると限定され、シリンダー内には中心軸線に沿って製作される内ネジのネジ部分が設けられている;
一回転軸,前記のシリンダー中に挿入されている回転軸、固定本体ともう1つの回転用部品上へ連結され、更に;
一ピストン,前記のピストンには中心軸線に沿って配設される外ネジのネジ部があり、シリンダーのネジ部とピストンのネジ部が内外ネジ間の相互作用関係にあり、ピストンが中心軸線方向にその回転軸上でスライド運動が可能であり、ピストンにはが軸方向の孔段があり、前記の回転軸との間に径方向に隙間作用或いは柔軟性密封作用関係が持たれ、それによって、中心軸線方向にシリンダーを第一サブシリンダーと第一サブシリンダー軸方向に対応する第二サブシリンダーに分けられる。ピストンが回転軸の回転と同時に回転軸方向に移動され、その発明ポイントが第一及び第二サブシリンダーに充入される液体が圧迫力を受け、前記の1つのシリンダーからピストン4と回転軸2の間にある隙間及び/又は内,外ネジの間の隙間を経由し、他方のサブシリンダーに流動され、この原理に基づいて回転軸と本体の間の相対的な回転運動により減衰作用が生じられる。
【0039】
前記の回転軸がピストンのスライド運動区間上に外向け径方向に開口され、回転軸方向に延伸の流動体通過槽が配設され、その深さと幅が徐々に変化するのである。
【0040】
図15に示されるように、1つの軸回転部品を回転式で1つの固定座に連設され、中には次のようなものが含まれる:
固定座と回転式部品の1つの連接に使用される本体があり、当該本体には中心軸線を有するような1つのシリンダーと限定され;シリンダー内には前記中心軸線を囲む内ネジが配設されるネジ部及び平滑部があり、その平滑部には1本或いは数本の流体通過槽240を有する(前記の通過槽24と類似する)。
【0041】
前記のシリンダーに挿入される回転軸が前記の固定座及び軸回転部品中の他方への連接に用いられ、それに、 一ピストン、そのピストンには中心軸線を中心とする外ネジが配設される外ネジ部と1つのピストンヘッドが含まれ、前記のシリンダーのネジ部とピストンのネジ部が内、外ネジ同士間の回転連接作用関係が構成され、更に、そのピストンが中心軸方向に前記の回転軸上でスライド運動ができ、流体通過槽以外の区域では、ピストンヘッドとシリンダーの平滑部の間では、ピストン上にある回転軸方向の孔段と回転軸との間では径方向に隙間相互作用或は柔軟性密封相互作用との関係が持たれ、それによって、前記の中心軸線方向にそのシリンダーがシリンダーネジ部を収装される第一サブシリンダー及び第一サブシリンダー軸方向に相対する第二サブシリンダーを分割され、ピストンが回転軸と共に回転と同時に軸方向に移動の際に、第一サブシリンダーと第二サブシリンダーに充入された流動体が推力を受けることにより、その1つのサブシリンダーから前記のピストンの軸穴と回転軸の間の径方向隙間又はピストンとシリンダーの光滑部の間の径方向隙間を経由し、もう1つのサブシリンダーに流動される事によって、回転軸と外枠本体との間に回転による相対的な減衰作用が生じられる。前記の通過槽の深さと幅が徐々に変化するものである。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明はシリンダーが回転軸方向上に第一サブシリンダーと第二サブシリンダーに分割され、第一と第二サブシリンダーに充入される液体が回転軸の回転運動により圧迫力を受け、その1つのサブシリンダーから他のサブシリンダーへ流動される。それによって、前記の回転軸と前記の外枠本体との間には相対的な回転運動により減衰作用が働く;前記の回転軸が第一サブシリンダーと第二サブシリンダーの間の軸部には径が外向きの開口、しかも、軸延伸方向に流動体通過溝が設けられている。その通過槽の深さ又は幅は徐々に変化するものである。当該蓋が快速的に降下の際に、突然停止の時に減衰作用がバッファ作動し、蓋及び関係連結機構を保護する役目となり、蓋板の使用寿命を大きく伸ばし、そして、騒音への抑制にも寄与できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15