特許6222730IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

荷箱を傾倒する貨物自動車、特に、荷箱傾倒装置に給排される作動油を連通又は遮断に切り換える作動油切換部

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

こうした荷箱の傾倒規制に関しては、更なる開発として高効率な作動油の切換制御や高精度な荷箱傾倒角度の検知なども進められているが、本発明者は、作動油切換部の取り付け精度の差異に基づいて、作動油切換部の性能に差異が生じる点に着目した。 の作動油切換部は、作動油の流路等が内部に成型された成型体であり、ボルトを介して車体枠に締結されている。荷箱の傾動動作に伴ってロッド部が押圧されると、その押圧をトリガーとして切換弁が切り換えられるが、作動油切換部の締結次第ではロッド部が良好に機能しない恐れがある。 多くの場合、作動油切換部の締結には所望トルクが設定されている。しかしながら、仮に一定以上のトルクでボルト締結されると、その締め付け力によって、ボルト締結部の近傍のロッド部収容部に歪みが生じる恐れがある。ロッド部は当該収容部を摺動する構成とされるが、僅かな歪みが生じるだけでロッド部は摺動し難くなる。特に、作動油切換部は、近傍に油圧シリンダを含む荷箱傾倒装置など多くの部材が配置されており、その大きさは規制されている。そのため、ボルト締結部はロッド部や作動油流路に隣接にした状態で設けられ、所望値以上のトルクの影響を受け易い。一方で、ロッド部は荷箱の傾動動作によって押圧される構成、つまり荷箱の傾動動作が伝達される構成なので、そのボルト締結を緩くすることはできない。 また、設定以上のトルクで締結された場合であっても、そのトルクの大きさが設定値以上であるかは視認し難い。そのため、実際に荷箱傾動装置を稼動させなければ、ロッド部が良好に機能するか確認できず、良好に機能しなければその時点で取替え作業が必要となり、作業効率上好ましくない。 本発明は、これらの点を鑑みてなされており、不意に大きなトルクで締結されても作動効率の低下を防止できる作動油切換部を備えた貨物自動車の提供を目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明では、課題を解決するために以下の手段を用いる。
【発明の効果】
本発明の貨物自動車では、車体枠に固定される作動油切換部に特徴があり、ロッド部の収容部が、螺合部材の螺進退方向において、ボルトなどの螺合部材が取り付けられる螺合座部よりも凸出していることで、ブロック体の作動油切換部は少なくともロッド部の収容部の一部において螺合部材の螺合応力を回避できる構成になっている。つまり、螺合部材に大きなトルクを与えた場合であっても、収容部の歪みを抑制でき、ロッド部のスライド動作が阻害されない。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の貨物自動車の側面図及び後面図である。

【図2】(a)は本発明の貨物自動車が荷箱を側方ダンプした状態を示す斜視図、(b)は同貨物自動車の車体枠を示す斜視図である。

【図3】本発明の貨物自動車の荷箱傾倒装置の油圧回路図である。

【図4】本発明の傾倒規制装置の取り付け状態を示す側面図、後面図である。

【図5】本発明の作動油切換部の斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 車体枠   2 荷箱   3 荷箱傾倒装置   4 傾倒規制装置   5 ボルト(螺合部材)   6 ナット(螺合部材)   11 シャシフレーム(車体枠)   12 サブフレーム(車体枠)   12a 縦フレーム(車体枠)   12b 横フレーム(車体枠)   12c クロスフレーム(車体枠)   33 油圧シリンダ   VB バルブブラケット   V チェックバルブ(作動油切換部)   Vc 湾曲面   Vd 螺合座部   Ve 囲繞部   100 貨物自動車

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