(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について説明する。ただし、本発明は以下の各実施例に限定されるものではなく、例えばこれら実施例の構成要素同士を適宜組み合わせてもよい。
【0013】
図1は、本発明のデータ授受システムの概略構成を示す説明図である。
本発明のデータ授受システム1では、ユーザU1によって操作される携帯情報端末100と、ユーザU2によって操作される表示装置200とが、クラウドサービス301を利用してデータの授受を行う。携帯情報端末100は、CCDカメラ等の撮像部を備え、表示装置200は、光学式タッチパネル等のタッチパネルを有する表示画面を備えている。この表示装置200は、ノートパソコンの他、タブレット端末であってもよく、また、デスクトップ型のパソコンであってもよい。
【0014】
このデータ授受システム1において、表示装置200のタッチパネル式の表示画面202上に携帯情報端末100を配置するか、或いは、表示装置200の表示画面202に近接して携帯情報端末100を配置することにより、携帯情報端末100と表示装置200とが自動的に連携する。そして、連携する携帯情報端末100と表示装置200とが、クラウドサービス301を介して、データの送受信を行う。
なお、連携する携帯情報端末100と表示装置200との組は、複数の組であってもよい。
また、クラウドサービス301を介して送受信されるデータには、ファイル形式のデータの他、ファイル形式ではないデータ(例えばストリーミング型の動画データ)も含まれる。
【0015】
上記クラウドサービス301は、クラウドコンピューティングによって提供されるサービスの総称であり、複数のクラウドサーバ300a、300b、・・・、300cが連携し合い、クラウド(雲)と呼ばれる一個のコンピュータリソースとして形成されている。
なお、
図1では、クラウドサービス301を、複数のクラウドサーバ300a、300b、・・・、300cが連携して提供する例を示しているが、クラウドサービス301の提供を、1つのクラウドサーバで行うようにしてもよい。また、以下の説明において、複数のクラウドサーバ300a、300b、・・・、300cを総称する場合は、「クラウドサーバ300」と呼ぶ。
【0016】
そして、上記データ授受システム1において、表示装置200は、携帯情報端末100が近接したことを検出した場合に、クラウドサーバ300(他の装置)におけるデータの保存場所を含むURL(Uniform Resource Locator)情報等を、画像情報(保存場所画像)として表示画面202(第1表示画面)に表示する。例えば、表示装置200は、表示画面上に表示した画像を、時間の経過に応じて輝度値を変化させ表示(以下、「点滅表示」とも呼ぶ)することにより、携帯情報端末100に向けてURL情報等を発信する。この画像の点滅表示を行う際に、例えば、予め点灯時間の長さと消灯時間の長さとの組み合わせをコード化しておくことにより、表示装置200は、URL情報等を携帯情報端末100に向けて発信することができる。
【0017】
携帯情報端末100は、表示画面202に表示された画像情報を撮像し、撮像した画像情報から、クラウドサーバ300におけるデータの保存場所を示すURL情報等を取得する。そして、携帯情報端末100は、データの保存場所を示すURL情報に基づいて、クラウドサーバ300に保存されたデータを取得する。或いは、携帯情報端末100は、データの保存場所を示すURL情報に基づいて、クラウドサーバ300にデータを送信して保存させる。
このように、表示装置200は、表示画面202に画像情報を表示することにより、携帯情報端末100に向けて情報を発信することができる。このため、データ授受システム1では、ケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300を介してデータを授受することができる。
【0018】
図2Aは、データ授受システム1における携帯情報端末100の第1の配置例を示す説明図であり、表示装置200において、タッチパネル式の表示画面202上に携帯情報端末100を直に配置する例を示している。
この
図2Aに示すように、例えば、タッチパネル式の表示画面202上に携帯情報端末100を配置することで、表示装置200は、表示画面202上に携帯情報端末100が配置されたことを検出する。そして、表示装置200は、表示画面202上に配置された携帯情報端末100を囲う円形の領域にウィンドウ203を表示する。また、携帯情報端末100が、表示画面202上から撤去された場合、表示装置200は、円形のウィンドウ203の表示を消去する。なお、円形のウィンドウ203は、円形に限定されず、楕円形や、多角形の形状であってもよい。また、円形のウィンドウ203を、単に「ウィンドウ203」と呼ぶことがある。
【0019】
このように、表示装置200では、携帯情報端末100をタッチパネル式の表示画面202上に置く動作と、撤去する動作とを検出することにより、これらの動作を、データ転送用のアプリケーションの起動、終了操作と連動させることができる。このため、データ転送用のアプリケーション起動、終了操作を簡略化することができる。
また、タッチパネル式の表示画面202上に携帯情報端末100を配置する場合、表示画面202上に配置する携帯情報端末100の形状(大きさ)や場所にかかわらず、携帯情報端末100の形状と位置の検知が可能になる。
また、表示装置200は、ウィンドウ203を点滅表示させて、携帯情報端末100に向けて情報を送信する際に、送信する情報量を小さくするために、クラウドサービス301におけるデータの保存場所を示すURL情報として、URLの表示を短くして表示する短縮URLを用いることができる。
【0020】
このように、表示装置200は、ウィンドウ203の点滅表示により、携帯情報端末100に向け情報を発信するため、表示画面202上に携帯情報端末100を置いたままで、撮像部のCCDカメラのピントが合わない状態においても通信が可能になる。
また、例えば、表示画面202上で端末位置に表示するウィンドウ203を円形とすることで、端末位置の検知ずれによる通信不良を防ぎ、また表示画面202上における必要以上の面積的な占有を防いでファイル移動操作を阻害することを回避できる。
【0021】
また、
図2Bは、データ授受システム1における携帯情報端末100の第2の配置例を示す説明図である。この
図2Bは、表示装置200Aにおいて、キーボード等が配置される操作部側の面上の所定の位置Aに携帯情報端末100を配置する例を示している。
この
図2Bに示すように、操作部側の所定の位置Aに携帯情報端末100を配置する場合、ユーザは、撮像部(不図示)が表示画面202の方向を向くようにして、携帯情報端末100を配置する。表示装置200Aは、この所定の位置Aに携帯情報端末100を配置されたことをセンサ(例えば、感圧センサ等)により検出する。これにより、表示装置200Aは、表示画面202に近接して携帯情報端末100が配置されたことを検出して、表示画面202上の所定の領域に、携帯情報端末100を検出したことを示す画像204と、この画像204を囲う円形の領域にウィンドウ203を表示する。また、表示装置200Aは、携帯情報端末100が所定の位置Aから撤去された場合に、表示画面202に表示した画像204と円形のウィンドウ203とを消去する。
【0022】
そして、表示装置200Aでは、携帯情報端末100を表示画面202に近接させて配置する動作と、撤去する動作とを検出することにより、これらの動作を、データ転送用のアプリケーションの起動、終了操作と連動させることができる。このため、データ転送用のアプリケーション起動、終了操作を簡略化することができる。なお、表示装置200Aにおいても、表示画面202はタッチパネル式の表示画面として形成されている。
【0023】
なお、
図2Aに示す表示装置200と、
図2Bに示す表示装置200Aとは、携帯情報端末100の配置方法と当該携帯情報端末100の検出方法とだけが異なるものであり、その他の基本的な動作は同じである。このため、表示装置200と表示装置200Aとを総称する場合は、表示装置200と呼ぶ。そして、表示装置200Aを特に区別して示す必要がある場合は、表示装置200Aと呼ぶ。
【0024】
また、
図3Aは、表示装置200におけるデータのドラグアンドドロップ操作を示す説明図である。
図3Aに示すように、例えば、表示装置200におけるデスクトップ画面もしくはエクスプローラなどのファイル操作を行う操作画面である表示画面202上に、携帯情報端末100に送付する対象となるデータを示す画像205を表示する。そして、ユーザが、この画像205を、マウスなどを用いた操作やタッチ操作により矢印Aで示す方向にドラッグし、円形のウィンドウ203上もしくはその近傍の領域へドロップすることで、表示装置200から携帯情報端末100へのクラウドサーバ300を介したデータの送信が開始される。
このように、表示装置200において、データの転送は、表示画面202上でのドラグアンドドロップ操作によって開始されるため、ユーザにとっては、簡易かつ直感的な操作が可能になる。
【0025】
また、
図3Bは、携帯情報端末100におけるデータのドラグアンドドロップ操作を示す説明図である。この
図3Bに示すように、携帯情報端末100は、自身が保存しているデータであって表示装置200へ送付する対象となるデータを示す画像103を、表示画面102上に表示する。そして、ユーザが、画像103を、タッチ操作により矢印Aで示す枠外方向へドラッグすることで、携帯情報端末100から表示装置200へのクラウドサーバ300を介したデータの送信が開始される。
【0026】
或いは、表示装置200を示す画像104を表示画面102上に表示する。そして、ユーザが、画像103を、タッチ操作により矢印Bで示す方向にドラッグし、表示装置200を示す画像104上もしくはその近傍の領域へドロップすることで、携帯情報端末100から表示装置200へのクラウドサービス301を介したデータの送信が開始される。
このように、携帯情報端末100において、データの転送は、表示画面102上でのドラグアンドドロップ操作によって開始されるため、ユーザにとっては、簡易かつ直感的な操作が可能になる。
【0027】
図4は、データ授受システム1における携帯情報端末100と表示装置200とクラウドサーバ300の構成例を示す構成図である。この
図4では、携帯情報端末100と表示装置200とクラウドサーバ300とのそれぞれについて、本発明に直接関係する部分のみを示している。
【0028】
[携帯情報端末100の構成]
この
図4に示すデータ授受システム1において、携帯情報端末100は、第2表示パネル101と、表示画面102と、通信処理部111と、データ入出力処理部112と、表示処理部113と、操作検出部114と、画像情報取得部115と、撮像部116と、記憶部121と、を備えている。
【0029】
第2表示パネル101は、表示画面102(第2表示画面)を有しており、この表示画面102は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表示面上に配置されるタッチパネルと、で構成されるタッチパネル式の表示画面である。タッチパネルは、例えば、光学式タッチパネルである。このタッチパネルにユーザがタッチ操作を行うことで、表示画面102は、タッチ操作が行われた位置を検出する。
通信処理部111は、通信ネットワーク10を介して、クラウドサーバ300との間でデータの送受信を行う。
【0030】
撮像部116は、CCDカメラ等を備えており、表示装置200の表示画面202に表示されるウィンドウ203を画像情報として撮像する。
画像情報取得部115(情報取得部)は、撮像部116により撮像された画像情報に基づいて、クラウドサーバ300に保存されたデータの保存場所を示すURL情報を取得する。また、表示装置200から指示されるデータ保存指示等の指示情報を取得する。
データ入出力処理部112(第2入出力処理部)は、クラウドサーバ300に保存されたデータの保存場所を示すURL情報に基づいて、クラウドサーバ300からデータを取得する。また、データ入出力処理部112は、自身が保存しているデータをクラウドサーバ300に送信して保存させる。
【0031】
表示処理部113(第2表示処理部)は、
図3Bに示すように、自身が保存しているデータであって表示装置200に送る対象となるデータを示す画像103を、表示画面102上の所定の位置に表示させるとともに、表示装置200を示す所定の画像104を表示画面102上の所定の位置に表示させる。
操作検出部114(第2操作検出部)は、表示画面102に表示されたデータを示す画像103をタッチ操作により移動させる操作を検出する。例えば、
図3Bに示すように、操作検出部114は、タッチ操作により、画像103が枠外方向へドラッグされたことを検出する。或いは、操作検出部114は、タッチ操作により画像103がドラッグされ、表示装置200を示す画像104上もしくはその近傍の領域へドロップされる操作が行われたことを検出する。
【0032】
[表示装置200の構成]
表示装置200は、第1表示パネル201と、通信処理部211と、端末検出部212と、表示処理部213(第1表示処理部)と、指示情報生成部214と、操作検出部215と、データ入出力処理部216(第1入出力処理部)と、記憶部221と、を備えている。
第1表示パネル201は、表示画面202(第1表示画面)を有しており、この表示画面202は、液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表示面上に配置されるタッチパネルと、で構成されるタッチパネル式の表示画面である。タッチパネルは、例えば、光学式タッチパネルである。このタッチパネルにユーザがタッチ操作を行うことで、表示画面102は、タッチ操作が行われた位置を検出する。
【0033】
通信処理部211は、通信ネットワーク10を介して、クラウドサーバ300との間でデータの送受信を行う。
端末検出部212は、携帯情報端末100が表示画面202に近接して配置されたことを検出する。例えば、端末検出部212は、タッチパネル式の表示画面202上に携帯情報端末100が配置されたことを検出する。或いは、表示装置200A(
図2B参照)の場合、端末検出部212は、携帯情報端末100が表示画面202に近接した所定の位置に配置されたことを検出する。
【0034】
表示処理部213(第1表示処理部)は、携帯情報端末100に向けて送信する画像情報を表示画面202(第1表示画面)に表示する。この表示処理部213は、端末検出部212により表示画面202に携帯情報端末100が近接して配置されたことが検出された場合に、携帯情報端末100の位置に応じた表示画面102上の領域に、携帯情報端末100を検出したことを示すウィンドウ203を表示する。或いは、表示装置200Aの場合、
図2Bに示すように、表示処理部213は、携帯情報端末100の位置Aに応じた表示画面102上の所定の領域に、携帯情報端末100を検出したことを示すウィンドウ203を表示する。
【0035】
また、表示処理部213は、指示情報生成部214により、クラウドサーバ300に保存されたデータの保存場所のURL情報を含む「保存指示情報」を生成し、時間の経過に応じて輝度値を変化させて、この「保存指示情報」を表示するウィンドウ203(画像情報)により、携帯情報端末100に向けて発信する。つまり、表示処理部213は、ウィンドウ203を点滅表示させて、携帯情報端末100に向けて情報を発信する。
【0036】
また、表示処理部213(第1表示処理部)は、
図3Aに示すように、携帯情報端末100に送る対象となるデータ(第1データ)を示す画像205(第1データ画像)を、表示画面202(第1表示画面)上の所定の位置(所定の第1領域)に表示させる。そして、操作検出部215(第1操作検出部)は、表示画面202上において、画像205がドラグアンドドロップ操作され、ウィンドウ203が表示された領域(第1領域)に向けて移動させる操作(第1操作)が行われたことを検出する。
このデータを示す画像の移動は、マウスなどの操作入力装置によるドラグアンドドロップ操作により行われてもよく、或いは、表示画面202上のタッチパネルに対するタッチ操作によりドラグアンドドロップ操作が行われてもよい。
そして、操作検出部215が、データを示す画像205をウィンドウ203の領域(第1領域)に移動させる操作(第1操作)を検出した場合に、指示情報生成部214は、クラウドサーバ300に保存されたデータの保存場所のURL情報と、このデータの保存を指示する情報とを含む「保存指示情報」を生成する。表示処理部213(指示画像表示部)は、この指示情報生成部214により生成された「保存指示情報」(指示画像)を、ウィンドウ203を点滅表示させることにより、携帯情報端末100に向けて発信する。
【0037】
データ入出力処理部216(第1入出力処理部)は、表示装置200自身が保存して表示装置いるデータを携帯情報端末100に送る場合に、自身が保存しているデータを、クラウドサーバ300に対して送信して、クラウドサーバ300(保存場所)に保存させる。この場合、表示処理部213は、クラウドサーバ300に送信して、クラウドサーバ300に保存させたデータの保存場所のURL情報を含む「保存指示情報」を、表示画面202のウィンドウ203を点滅表示させることにより、携帯情報端末100に向けて発信する。またデータ入出力処理部216は、携帯情報端末100からクラウドサーバ300に送信されたデータを、このクラウドサーバ300を介して受信する。
【0038】
[クラウドサーバ300の構成]
クラウドサーバ300は、通信処理部311と、データ入出力処理部312と、記憶部321と、を備えている。
通信処理部311は、通信ネットワーク10を介して、携帯情報端末100及び表示装置200との間でデータの送受信を行う。
データ入出力処理部312は、表示装置200からデータを受信して、受信したデータ領域322に保存するとともに、保存したデータの保存場所を示すURL情報を表示装置200に通知する。また、データ入出力処理部312は、携帯情報端末100からデータを受信して、受信したデータ領域322に保存するとともに、保存したデータの保存場所を示すURL情報を表示装置200に通知する。
また、データ入出力処理部312は、携帯情報端末100及び表示装置200からのデータの送信要求を受信して、データ領域322に保存したデータ、或いは、自身が保存しているデータを、データの送信要求を送信した携帯情報端末100又は表示装置200に送信する。
【0039】
[データ授受システム1における処理の流れ]
図5は、データ授受システム1において行われるデータ送受信処理の概要を示すフローチャートである。以下、
図5を参照して、その処理の流れについて説明する。
最初に、携帯情報端末100が表示装置200の表示画面202に近接する位置に配置され、処理が開始されると(ステップS10)、携帯情報端末100と表示装置200とは、相互に連携するためのコネクト処理を行う(ステップS20)。このコネクト処理の詳細については、後述する。
【0040】
そして、表示装置200と携帯情報端末100との間のコネクト処理が完了すると、続いて、表示装置200と携帯情報端末100との間におけるデータの送受信処理が、クラウドサーバ300を介して行われる(ステップS30)。このステップS30におけるデータの送受信処理には、第1のケース(ケース1)として、表示装置200から携帯情報端末100に、クラウドサーバ300を介してデータを送信する場合がある。また、第2のケース(ケース2)として、クラウドサーバ300から携帯情報端末100にデータが送信される場合がある。また、第3のケース(ケース3)として、携帯情報端末100から表示装置200に、クラウドサーバ300を介してデータが送信される場合がある。携帯情報端末100と表示装置200とクラウドサーバ300は、上記のそれぞれの場合に応じて、それぞれのケースに対応する処理を実施する。第1のケース、第2のケース、及び第3のケースのそれぞれのケースにおいて行われる処理の詳細については、後述する。
なお、クラウドサーバ300を介して送信されるデータには、ファイル形式のデータの他、ファイル形式ではないデータ(例えばストリーミング型の動画データ)も含まれる。
【0041】
そして、ステップS30におけるデータの送受信処理が終了すると、携帯情報端末100と表示装置200とは、連携を解消するためのディスコネクト処理を行う(ステップS40)。このディスコネクト処理の詳細については、後述する。
そして、このステップS40のディスコネクト処理を実行した後に、携帯情報端末100と表示装置200とは、このデータの送受信処理を終了する(ステップS50)。
【0042】
図6は、携帯情報端末100と表示装置200との間のコネクト処理の流れを示すシーケンス図である。この
図6に示すシーケンス図は、
図5に示すフローチャートのステップS20のコネクト処理の詳細な流れを示している。なお、この
図6に示すコネクト処理は、タッチパネル式の表示画面202上に携帯情報端末100を配置する場合(
図2Aを参照)のコネクト処理の流れを示しているが、携帯情報端末100が表示画面202に近接した所定の位置に配置されたことを検出する場合(
図2B参照)においても同様の処理が行われる。
以下、
図6を参照して、携帯情報端末100と表示装置200との間のコネクト処理の流れについて説明する。
【0043】
携帯情報端末100における処理を開始できるようになり(ステップS101)、携帯情報端末100が、表示画面202上に配置される(ステップS102)。
続いて、表示装置200において、端末検出部212が、携帯情報端末100が表示画面202上に配置されたことを検出して(ステップS103)、表示処理部213は、携帯情報端末100の位置に応じた表示画面202の領域に、携帯情報端末100を検出したことを示す円形のウィンドウ203を表示する(ステップS104)。
【0044】
なお、
図2Bに示すように、携帯情報端末100が表示画面202に近接した所定の位置Aに配置されたことを検出する場合、上記ステップS102は、携帯情報端末100が表示装置200Aの所定の位置Aに配置される動作となり、上記ステップS103の処理は、端末検出部212が、携帯情報端末100が表示装置200Aの所定の位置Aに配置されたことを検出する処理となる。また、上記ステップS104の処理は、表示画面202上の予め設定された所定の領域に、携帯情報端末100を検出したことを示す円形のウィンドウ203を表示する処理となる。
【0045】
続いて、データ入出力処理部216は、データ領域322を記憶部321に確保することを指示する「データ領域生成指示情報」を、クラウドサーバ300に対して送信する(ステップS105)。このデータ領域322は、携帯情報端末100と表示装置200との間でデータの送受信を行う際に使用される。
【0046】
続いて、クラウドサーバ300は、表示装置200から「データ領域生成指示情報」を受信すると、データ入出力処理部312が、記憶部321内にデータ領域322を生成する(ステップS106)。続いて、データ入出力処理部312は、記憶部321にデータ領域322が生成されたことを示す「データ領域生成完了情報」を表示装置200に送信する(ステップS107)。この「データ領域生成完了情報」には、データ領域322の位置を示す「データ領域のURL情報」が含まれている。
【0047】
続いて、表示装置200は、クラウドサーバ300からデータ領域322が生成されたことを示す「データ領域生成完了情報」を受信すると、指示情報生成部214が、「データ領域のURL情報」を含む「保存指示情報」を生成する。続いて、表示処理部213は、ウィンドウ203を点滅表示させることにより、「保存指示情報」を携帯情報端末100に向けて発信する(ステップS108)。
続いて、携帯情報端末100は、撮像部116のCCDカメラにより、ウィンドウ203の点滅表示、つまり輝度値の時間的な変化を読み取り、表示装置200から発信される「保存指示情報」を受信する(ステップS109)。
このステップS109の処理を実行することにより、携帯情報端末100と表示装置200との間のコネクト処理が完了する(ステップS110)。
【0048】
このように、表示装置200では、携帯情報端末100が表示画面202上に配置されたことを検出することにより、或いは、携帯情報端末100が表示画面202に近接した所定の位置に配置されたことを検出することにより、データ転送用のアプリケーションの起動操作と連動させることができる。このため、データ転送用のアプリケーション起動操作を簡略化することができる。
【0049】
また、
図7は、携帯情報端末100と表示装置200との間のディスコネクト処理の流れを示すシーケンス図である。この
図7に示すフローチャートは、
図5に示すフローチャートのステップS40のディスコネクト処理の詳細な流れを示している。
なお、この
図7に示すコネクト処理は、表示画面202上に配置された携帯情報端末100(
図2Aを参照)を撤去する場合のディスコネクト処理の流れを示しているが、表示画面202に近接した所定の位置に配置された携帯情報端末100(
図2Bを参照)を撤去する場合においても同様の処理が行われる。
以下、
図7を参照して、携帯情報端末100と表示装置200との間のディスコネクト処理の流れについて説明する。
【0050】
ディスコネクト処理を開始できるようになり(ステップS201)、携帯情報端末100が、表示画面202上から撤去される(ステップS202)。
【0051】
続いて、表示装置200において、端末検出部212が、携帯情報端末100が表示画面202上から撤去されたことを検出して(ステップS203)、表示処理部213は、表示画面202上のウィンドウ203の表示を消去する(ステップS204)。
なお、
図2Bに示すように、携帯情報端末100が表示画面202に近接した所定の位置Aに配置されたことを検出する場合、上記ステップS202は、携帯情報端末100が表示装置200Aの所定の位置Aから撤去される動作となり、上記ステップS203の処理は、端末検出部212が、携帯情報端末100が表示装置200Aの所定の位置Aから撤去されたことを検出する処理となる。また、上記ステップS204の処理は、表示画面202上の所定の領域に表示されたウィンドウ203を消去する処理となる。
続いて、データ入出力処理部216は、クラウドサーバ300に対して、携帯情報端末100と表示装置200とでデータの送受信を行う際に使用したデータ領域322を記憶部321から消去することを指示する「データ領域消去指示情報」を送信する(ステップS205)。
【0052】
続いて、クラウドサーバ300は、表示装置200から「データ領域消去指示情報」を受信すると、データ入出力処理部312が、記憶部321内のデータ領域322のデータを消去するとともに(ステップS206)、このデータ領域322も消去する(ステップS207)。
続いて、クラウドサーバ300のデータ入出力処理部312は、データ領域322の消去が完了したことを示す「データ領域消去完了情報」を表示装置200に送信する(ステップS208)。このステップS208の「データ領域消去完了情報」の送信処理を実行した後に、クラウドサーバ300は、ディスコネクト処理を終了する(ステップS209)。
【0053】
続いて、表示装置200は、クラウドサーバ300からデータ領域322が消去されたことを示す「消去完了情報」を受信すると(ステップS210)、表示装置200は、このディスコネクト処理を終了する(ステップS211)。
【0054】
一方、表示装置200において、ウィンドウ203の表示が消去されると、携帯情報端末100では、画像情報取得部115が、撮像部116により読み取ったウィンドウ203の輝度変化が一定時間途絶えていることを検出して(ステップS212)、クラウドサーバ300との間のデータのアップロードとダウンロードとを停止する(ステップS213)。そして、このステップS213の処理を実行した後に、携帯情報端末100は、このディスコネクト処理を終了する(ステップS214)。
【0055】
このように、表示装置200では、携帯情報端末100をタッチパネル式の表示画面202上から撤去されたこと検出することにより、或いは、携帯情報端末100が表示画面202に近接した所定の位置から撤去されたことを検出することにより、データ転送用のアプリケーションの停止操作と連動させることができる。このため、データ転送用のアプリケーション停止操作を簡略化することができる。
さらには、携帯情報端末100の配置時ごとに、クラウドサーバ300上に表示装置200と携帯情報端末100との間で移動させるデータを保存するデータ領域322を生成し、携帯情報端末100の撤去と同時に、このデータ領域322を内部のデータごと一回ごとに消去することで、クラウドサーバ300から情報が漏洩することを回避できる。
【0056】
また、
図8は、表示装置200のデータを携帯情報端末100に送信する処理の流れを示すシーケンス図である。この
図8に示すシーケンス図は、
図5に示すフローチャートのステップS30の処理において、ケース1の処理、つまり、表示装置200に保存されたデータを、クラウドサーバ300を介して携帯情報端末100に送信する処理の詳細な流れを示している。以下、
図8を参照して、その処理の流れについて説明する。
【0057】
最初に、表示装置200においてデータの送信処理を開始できるようになり(ステップS301)、ユーザは、表示画面202上で、移動対象となるデータを示す画像205(
図3A参照)のドラグアンドドロップ操作を行い、このデータの移動指示が行われたことを、操作検出部215が検出する(ステップS302)。この表示画面202上でのデータの移動指示は、マウスなどを用いたドラグアンドドロップ操作か、又は、表示画面202のタッチパネル上でのタッチ操作によるドラグアンドドロップ操作により行われる。
【0058】
続いて、表示装置200のデータ入出力処理部216は、移動対象となるデータをクラウドサーバ300にアップロードする(ステップS303)。
続いて、クラウドサーバ300のデータ入出力処理部312は、表示装置200からアップロードされるデータを受信して(ステップS304)、受信したデータをデータ領域322に保存する。
【0059】
続いて、クラウドサーバ300のデータ入出力処理部312は、表示装置200からアップロードされたデータをデータ領域322に保存したことを示す情報と、データの保存場所を示すURL情報と、を含む「受信完了情報」を表示装置200に送信する(ステップS305)。
続いて、表示装置200は、クラウドサーバ300から「受信完了情報」を受信すると、表示処理部213は、表示画面202のウィンドウ203を点滅表示させて、データの保存場所を示すURL情報を含みダウンロード指示を示す「ダウンロード指示情報」を、携帯情報端末100に向けて発信する(ステップS306)。
【0060】
続いて、携帯情報端末100は、撮像部116により、表示装置200の表示画面202のウィンドウ203の点滅表示、つまり、ウィンドウ203の輝度値の時間的な変化を読み取ることにより、画像情報取得部115が、「ダウンロード指示情報」を受信する(ステップS307)。
続いて、携帯情報端末100のデータ入出力処理部112は、クラウドサーバ300に対して、URL情報に基づいてクラウドサーバ300にリンクして、データ領域322に保存されたデータの送信を要求する「データ要求情報」を送信する(ステップS308)。
続いて、クラウドサーバ300は、携帯情報端末100から「データ要求情報」を受信すると(ステップS309)、データ入出力処理部312は、記憶部321のデータ領域322に保存したデータを携帯情報端末100に送信する(ステップS310)。
【0061】
続いて、携帯情報端末100は、データ入出力処理部112により、クラウドサーバ300から送信されるデータをダウンロードして、記憶部121に保存する(ステップS311)。このステップS312の処理を実行した後に、携帯情報端末100は、携帯情報端末100と表示装置200との間のデータの送受信処理を終了する(ステップS312)。
上記処理の手順により、表示装置200は、自身が保存するデータを、ドラグアンドドロップ操作を用いた簡易な方法により、クラウドサーバ300を介して、携帯情報端末100に保存させることができる。
【0062】
また、
図9は、クラウドサーバ300のデータを携帯情報端末100に送信する処理の流れを示すシーケンス図である。この
図9に示すシーケンス図は、
図5に示すフローチャートのステップS30の処理において、ケース2の処理、つまり、クラウドサーバ300に保存されたデータを携帯情報端末100に送信する処理の詳細な流れを示している。以下、
図9を参照して、その処理の流れについて説明する。
【0063】
最初に、表示装置200においてデータの送信処理を開始できるようになると(ステップS401)、ユーザは、表示画面202上で、移動対象となるデータを示す画像205(
図3A参照)のドラグアンドドロップ操作を行い、このデータの移動指示が行われたことを、操作検出部215が検出する(ステップS402)。この表示画面202上でのデータの移動指示は、マウスなどを用いたドラグアンドドロップ操作か、又は、表示画面202のタッチパネル上でのタッチ操作によるドラグアンドドロップ操作により行われる。
【0064】
続いて、表示装置200のデータ入出力処理部216は、移動対象となるデータへのリンク要求を示す「リンク要求情報」をクラウドサーバ300に送信する(ステップS403)。
続いて、クラウドサーバ300のデータ入出力処理部312は、表示装置200から「リンク要求情報」を受信すると(ステップS404)、データへのリンクを許可とリンク先のURL情報と示す「リンク情報」を表示装置200に送信する(ステップS405)。
【0065】
続いて、表示装置200は、クラウドサーバ300から「リンク情報」を受信すると(ステップS406)、データ入出力処理部216は、クラウドサーバ300から受信した「リンク情報」を携帯情報端末100に向けて発信する(ステップS407)。この「リンク情報」の発信は、表示処理部213が、表示画面202のウィンドウ203を点滅表示させることにより行われる。
【0066】
続いて、携帯情報端末100は、撮像部116により、表示装置200の表示画面202のウィンドウ203の点滅表示、つまり、ウィンドウ203の輝度値の時間的な変化を読み取ることにより、画像情報取得部115が、表示装置200から「リンク情報」を受信する(ステップS408)。
続いて、携帯情報端末100のデータ入出力処理部112は、表示装置200から受信した「リンク情報」に基づいて、移動対象となるデータの送信をクラウドサーバ300に対して要求する「データ要求情報」を、クラウドサーバ300に対して送信する(ステップS409)。
続いて、クラウドサーバ300は、携帯情報端末100から「データ要求情報」を受信すると(ステップS410)、データ入出力処理部312は、要求されたデータを記憶部321から抽出して携帯情報端末100に送信する(ステップS411)。
【0067】
続いて、携帯情報端末100は、データ入出力処理部112により、クラウドサーバ300から送信されるデータをダウンロードして、記憶部121に保存する(ステップS412)。このステップS412の処理を実行した後に、クラウドサーバ300と携帯情報端末100との間のデータの送受信処理が終了する(ステップS413)。
上記処理の手順により、表示装置200は、クラウドサーバ300に保存されたデータを、ドラグアンドドロップ操作を用いた簡易な方法により、携帯情報端末100に保存させることができる。
【0068】
また、
図10は、携帯情報端末100のデータを表示装置200に送信する処理の流れを示すシーケンス図である。この
図10に示すシーケンス図は、
図5に示すフローチャートのステップS30の処理において、ケース3の処理、つまり、携帯情報端末100に保存されたデータを表示装置200に送信する処理の詳細な流れを示している。以下、
図10を参照して、その処理の流れについて説明する。
【0069】
最初に、携帯情報端末100においてデータの送信処理が開始されると(ステップS501)、ユーザは、表示画面102上で、移動対象となるデータを示す画像103(
図3Bを参照)のドラグアンドドロップ操作を行い、このデータの移動指示が行われたことを、操作検出部114が検出する(ステップS502)。この表示画面上でのデータの移動指示は、例えば、表示画面102のタッチパネル上でのタッチ操作によるドラグアンドドロップ操作により行われる。
【0070】
続いて、携帯情報端末100のデータ入出力処理部112は、移動対象となるデータをクラウドサーバ300にアップロードする(ステップS503)。
続いて、クラウドサーバ300のデータ入出力処理部312は、携帯情報端末100からアップロードされたデータを受信すると(ステップS504)、受信したデータをデータ領域322に保存する。
続いて、クラウドサーバ300のデータ入出力処理部312は、携帯情報端末100からアップロードされたデータを受信してデータ領域322に保存したことを示す「データ受信情報」を表示装置200に通知する(ステップS505)。
【0071】
続いて、表示装置200は、クラウドサーバ300から「データ受信情報」を受信すると(ステップS506)、データ入出力処理部216は、データの送信を要求する「データ要求情報」をクラウドサーバ300に送信する(ステップS507)。
続いて、クラウドサーバ300は、表示装置200から「データ要求情報」を受信すると(ステップS508)、データ入出力処理部312は、記憶部321のデータ領域322に保存したデータを表示装置200に送信する(ステップS509)。
【0072】
続いて、表示装置200は、データ入出力処理部216により、クラウドサーバ300から送信されるデータをダウンロードして、記憶部221に保存する(ステップS510)。このステップS510の処理を実行した後に、携帯情報端末100と表示装置200との間のデータの送受信処理が終了する(ステップS511)。
上記処理の手順により、携帯情報端末100に保存されたデータを、ドラグアンドドロップ操作を用いた簡易な方法により、表示装置200に保存させることができる。
【0073】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した携帯情報端末100、表示装置200、表示装置200A、及びクラウドサーバ300を構成する各処理部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0074】
すなわち、携帯情報端末100、表示装置200、表示装置200A、及びクラウドサーバ300は内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した処理に関する一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。また、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0075】
また、ここで、本発明と上述した実施形態との対応関係について補足して説明する。
すなわち、本発明における携帯情報端末は、携帯情報端末100が対応し、本発明における表示装置は、表示装置200又は表示装置200A(
図2Bを参照)何れか又は両方が対応し、表示装置200及び表示装置200Aを総称する場合は、表示装置200と呼ぶ。また、本発明における第1表示パネルは、表示装置200の第1表示パネル201が対応し、本発明における第2表示パネルは、携帯情報端末100の第2表示パネル101が対応する。
【0076】
また、本発明における第1表示処理部は、表示装置200の表示処理部213が対応し、本発明における第2表示処理部は、携帯情報端末100の表示処理部113が対応する。また、本発明における第1入出力処理部は、表示装置200のデータ入出力処理部216が対応し、本発明における第2入出力処理部は、携帯情報端末100のデータ入出力処理部112が対応する。また、本発明における第1操作検出部は、表示装置200の操作検出部215が対応し、本発明における第2操作検出部は、携帯情報端末100の操作検出部114が対応する。また、本発明における撮像部は、携帯情報端末100の撮像部116が対応し、本発明における情報取得部は、携帯情報端末100の画像情報取得部115が対応する。
【0077】
(1)そして、上記実施形態において、上記実施形態において、データ授受システム1は、表示装置200と携帯情報端末100とを備える。データ授受システム1における表示装置200は、画像を表示する表示画面202(第1表示画面)を有する第1表示パネル201と、表示画面202(第1表示画面)に携帯情報端末100が近接したことを検出する端末検出部212と、端末検出部212により携帯情報端末100が近接したことを検出した場合に、クラウドサーバ300(他の装置)におけるデータの保存場所の情報を示す画像であるウィンドウ203(保存場所画像)を表示画面202(第1表示画面)に表示させる表示処理部(第1表示処理部)213と、を備える。
【0078】
このような構成のデータ授受システム1において、表示画面202(第1表示画面)に携帯情報端末100が近接したことを検出した場合に、表示装置200は、クラウドサーバ300(他の装置)におけるデータの保存場所の情報を示すウィンドウ203(保存場所画像)を表示画面202に表示する。
このように、データ授受システム1では、表示装置200は、携帯情報端末100が近接したことを検出し、その検出によって、他の装置におけるデータの保存場所の情報を画像で表示画面202(第1表示画面)に表示することができる。データの保存場所の情報は、ウィンドウ203(保存場所画像)として表示画面202に表示させる。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、他の装置を介してデータを授受することができる。例えば、他の装置にクラウドサーバ300を適用してもよい。
【0079】
(2)また、上記実施形態において、携帯情報端末100は、撮像部116と、撮像部116が撮像した保存場所画像に基づき、保存場所であるクラウドサーバ300の情報を取得する画像情報取得部(情報取得部)115と、を備える。
このような構成の携帯情報端末100であれば、画像情報取得部(情報取得部)115は、撮像部116が撮像した保存場所画像に基づき、保存場所であるクラウドサーバ300の情報を取得する。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0080】
(3)また、上記実施形態において、表示装置200は、保存場所であるクラウドサーバ300に保存されたデータを取得し、または、前記保存場所にデータを保存するデータ入出力処理部216(第1入出力処理部)をさらに備え、携帯情報端末100は、前記保存場所に保存されたデータを取得し、または、前記保存場所にデータを保存するデータ入出力処理部112(第2入出力処理部)を備える。
このような構成の表示装置200であれば、データ入出力処理部216は、保存場所であるクラウドサーバ300に保存されたデータを取得し、または、前記保存場所にデータを保存する。また、このような構成の携帯情報端末100であれば、データ入出力処理部112は、前記保存場所に保存されたデータを取得し、または、前記保存場所にデータを保存する。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0081】
(4)また、上記実施形態において、表示処理部213(第1表示処理部)は、携帯情報端末100に送る第1データを示す画像である第1データ画像を表示画面202(第1表示画面)に表示させるとともに、前記第1データ画像を所定の第1領域に移動させる第1操作を検出する操作検出部215(第1操作検出部)と、操作検出部215が前記第1操作を検出した場合に、前記第1データの取得の指示情報を示す画像である指示画像を表示画面202(第1表示画面)に表示させる指示情報生成部214(指示画像表示部)と、をさらに備える。画像情報取得部115(情報取得部)は、撮像部116が撮像した前記指示画像に基づき、前記指示情報をさらに取得する。
このような構成の表示装置200であれば、表示処理部213(第1表示処理部)は、携帯情報端末100に送る第1データを示す画像である第1データ画像を表示画面202(第1表示画面)に表示させる。操作検出部215(第1操作検出部)は、前記第1データ画像を所定の第1領域に移動させる第1操作を検出する。指示情報生成部214は、操作検出部215が前記第1操作を検出した場合に、前記第1データの取得の指示情報を示す画像である指示画像を表示画面202(第1表示画面)に表示させる。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0082】
(5)また、上記実施形態において、操作検出部215(第1操作検出部)が前記第1操作を検出した場合に、データ入出力処理部216(第1入出力処理部)は、前記保存場所に前記第1データを保存し、画像情報取得部115(情報取得部)が前記指示情報を取得した場合に、データ入出力処理部112(第2入出力処理部)は、前記保存場所に保存された前記第1データを取得する。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介して、上記の第1データを授受することができる。
【0083】
(6)また、上記実施形態において、前記所定の第1領域は、携帯情報端末100の近接した、表示画面202(第1表示画面)の一部の領域である。
このような構成の表示装置200であれば、操作検出部215(第1操作検出部)は、前記第1データ画像を所定の第1領域である、表示画面202(第1表示画面)の一部の領域に移動させる第1操作を検出する。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、表示画面202(第1表示画面)の一部の領域に移動させる第1操作を検出することに起因して、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0084】
(7)また、上記実施形態において、携帯情報端末100は、画像を表示する第2表示画面を有する第2表示パネル101と、表示装置200に送る第2データを示す画像である第2データ画像を前記第2表示画面に表示させる表示処理部113(第2表示処理部)と、前記第2データ画像を所定の第2領域に移動させる第2操作を検出する操作検出部114(第2操作検出部)と、をさらに備える。操作検出部114が前記第2操作を検出した場合に、データ入出力処理部112(第2入出力処理部)は、前記保存場所に前記第2データを保存する。データ入出力処理部216(第1入出力処理部)は、前記保存場所に保存された前記第2データを取得する。
このような構成の携帯情報端末100であれば、第2表示パネル101は、画像を表示する第2表示画面を有する。表示処理部113(第2表示処理部)は、第2表示パネル101と、表示装置200に送る第2データを示す画像である第2データ画像を前記第2表示画面に表示させる。操作検出部114(第2操作検出部)は、前記第2データ画像を所定の第2領域に移動させる第2操作を検出する。操作検出部114が前記第2操作を検出した場合に、データ入出力処理部112(第2入出力処理部)が、前記保存場所に前記第2データを保存して、データ入出力処理部216(第1入出力処理部)は、前記保存場所に保存された前記第2データを取得する。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0085】
(8)また、上記実施形態において、表示処理部113(第2表示処理部)は、表示装置200を示す画像である表示装置画像を表示画面102(第2表示画面)に表示させる。前記所定の第2領域は、前記表示装置画像の表示された、前記第2表示画面の一部の領域である。
このような構成の携帯情報端末100であれば、表示処理部113(第2表示処理部)は、表示装置200を示す画像である表示装置画像を表示画面102(第2表示画面)に表示させる。第2データ画像を移動させる先にある所定の第2領域は、前記表示装置画像の表示された表示画面102(第2表示画面)の一部の領域である。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、表示画面102に表示された情報に基づいて、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0086】
(9)また、上記実施形態において、前記保存場所画像は、時間の経過に応じて輝度値を変化させた画像である。
このような構成の表示装置200は、保存場所画像の輝度値を時間の経過に応じて変化させて、その保存場所画像を表示する。
これにより、データ授受システム1は、携帯情報端末100と表示装置200との間のケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、表示画面202に表示された保存場所画像の輝度値を変化させて携帯情報端末100情報を送ることができ、携帯情報端末100と表示装置200との間で、クラウドサーバ300(他の装置)を介してデータを授受することができる。
【0087】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のデータ授受システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、本発明は、プロジェクタにも好適に用いることができる。
図11は、本発明のデータ授受システムをプロジェクタに適用した例を示す説明図である。この
図11に示すプロジェクタ400は、光源ランプ(不図示)から出る光を液晶パネル(不図示)に透過させて、レンズ401を通してスクリーン402上に表示画像403を投写する。また、プロジェクタ400は、内蔵表示装置410と、画像補正用の撮像部420と備えている。
【0088】
そして、このプロジェクタ400は、撮像部420により携帯情報端末100が近接したことを検出する。そして、プロジェクタ400は、携帯情報端末100が近接したことを検出した場合に、内蔵表示装置410の制御により、表示画像403の所定の領域に、携帯情報端末100を検出したことを示す画像405と、この画像405を囲う円形のウィンドウ404を表示する。また、プロジェクタ400は、撮像部420により、携帯情報端末100が撤去されたことを検出した場合に、表示画像403に表示した画像405と円形のウィンドウ404とを消去する。
【0089】
そして、プロジェクタ400は、例えば、上述した表示装置200の場合と同様に、クラウドサーバ300に保存されたデータの保存場所のURL情報を含む「保存指示情報」を生成し、この「保存指示情報」を、ウィンドウ203を点滅表示させることにより、携帯情報端末100に向けて発信する。
これにより、プロジェクタ400と携帯情報端末100とは、ケーブルの接続や無線によるペアリング操作等を行うことなく、クラウドサーバ300を介して、データを授受することができる。